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がいだ

がいだ [1] 【咳唾】
(1)せきとつば。せきばらいの声。
(2)〔漢書(宣元六王伝)〕
目上の人の言葉を敬っていう語。

がいだ=珠(タマ)を成す

――珠(タマ)を成す
〔趙壱「刺世疾邪賦」〕
ちょっと口をついて出た言葉も,珠玉のような美しさがある。詩文の才がきわめて豊かなことをいう。

がいだん

がいだん [0] 【街談】
〔漢書(芸文志)〕
まちのうわさ。世間の話。

がいだんこうせつ

がいだんこうせつ [0] 【街談巷説】
ちまたのうわさ。

がいち

がいち グワイ― [1] 【外地】
(1)日本固有の領土以外に,第二次大戦までの日本が領有していた地域。朝鮮・台湾・樺太(サハリン)・南洋群島など。
⇔内地
(2)国外の地。

がいち

がいち【外地に】
abroad;→英和
overseas.〜向けの for foreign markets.‖外地勤務 overseas service.

がいちゅう

がいちゅう【害虫】
a harmful insect;vermin (総称).→英和

がいちゅう

がいちゅう [0] 【害虫】
人間の生活に直接・間接に害をもたらす昆虫。人体を刺したり吸血したりする衛生害虫のほか,家畜を襲うアブ,農作物や果樹などを食害するウンカ・アブラムシ・ハムシなど,食物や衣類などを食害するイガ・シミ,木材を食害するシロアリなどの総称。また,昆虫以外でも回虫・ツツガムシ・サナダムシなども含めることが多い。
⇔益虫
→衛生害虫

がいちゅう

がいちゅう グワイ― [0] 【外注】 (名)スル
会社の仕事の一部を外部に発注すること。「部品の製造を―する」「―に出す」

がいちゅうひ

がいちゅうひ グワイチユウ― [3] 【外中比】
⇒黄金分割(オウゴンブンカツ)

がいちょう

がいちょう [0] 【害鳥】
農林水産・交通などの各種産業上,害があるとみなされる鳥類。
⇔益鳥

がいちょう

がいちょう グワイテウ [0] 【外朝】
(1)「外廷」に同じ。
(2)外国の朝廷。

がいちょう

がいちょう【害鳥】
an injurious[a harmful]bird;vermin (総称).→英和

がいちょういき

がいちょういき グワイチヤウヰキ [3] 【外聴域】
⇒異常聴域(イジヨウチヨウイキ)

がいちょうどう

がいちょうどう グワイチヤウダウ [3] 【外聴道】
⇒外耳道(ガイジドウ)

がいてい

がいてい [0] 【概定】 (名)スル
およその見当で定めること。

がいてい

がいてい グワイ― [0] 【外廷】
君主が政治をとる所。外朝。
⇔内廷

がいてい

がいてい [0] 【孩提】
みどりご。おさなご。孩児。

がいてい

がいてい [0] 【豈弟・愷悌】
やわらぎ楽しむこと。

がいてい

がいてい グワイ― [0] 【外弟】
(1)異父弟。
(2)配偶者の弟。

がいてき

がいてき グワイ― [0] 【外的】 (形動)
(1)物事自身にではなく,外部にかかわるさま。外部的。「気候・風土などの―条件」
(2)(心に対して)肉体的なものに関するさま。「不調の原因は―なものだ」
⇔内的

がいてき

がいてき【外敵】
a foreign enemy[invader].

がいてき

がいてき グワイ― [0] 【外敵】
外部から攻めてくる敵。「―を防ぐ」

がいてき

がいてき【外的】
external;→英和
exterior;→英和
outward.→英和

がいてきえいりょく

がいてきえいりょく グワイ― [5] 【外的営力】
⇒外力(ガイリヨク)

がいてきげんごがく

がいてきげんごがく グワイ― [7] 【外的言語学】
〔(フランス) linguistique externe〕〔言語学者ソシュールが用いた用語〕
文化史・政治史・地理的分布なども考慮に入れる言語学。
⇔内的言語学

がいてきせいかつ

がいてきせいかつ グワイ―クワツ [0][5] 【外的生活】
人間の生活のうち,物質面に関する部分。

がいてん

がいてん グワイ― [0] 【外典】
キリスト教で,聖書正典に対して,正典に近く重要ではあるが,それと区別されている文書。新約外典と旧約外典とがある。続編。アポクリファ。
→げてん(外典)

がいてんきん

がいてんきん グワイテン― [0] 【外転筋】
骨格筋の一つ。身体の中心軸から四肢指などを遠ざける働きをする筋肉。

がいてんしんけい

がいてんしんけい グワイテン― [5] 【外転神経】
眼球を外側に向ける筋肉を支配する神経。第六脳神経。外旋神経。
→脳神経

がいてんせつ

がいてんせつ [3] 【蓋天説】
殷周時代に唱えられていたと考えられる中国最古の宇宙構造説。丸く笠を広げたような形状の天が四角い地をおおっている(=天円地方)とするもの。のち,渾天(コンテン)説との是非をめぐる論議のなかで,地の形状も球面状のものとされるに至った。周髀(シユウヒ)説。
→渾天説
→宣夜説(センヤセツ)

がいでん

がいでん グワイ― [0] 【外電】
〔外国電報の略〕
外国の事情を伝える外国通信社からのニュース。

がいでん

がいでん グワイ― [0] 【外伝】
(1)正史からもれた伝記や逸話。「義士 ―」
(2)正統的な注釈とは異なる注釈。「温疫論の一書は,傷寒論の―ともいふべし/北窓瑣談」

がいでん

がいでん【外電】
a foreign telegram;foreign news (報道).

がいとう

がいとう グワイタウ 【外套】
〔原題 (ロシア) Shinel'〕
ゴーゴリの短編小説。1842年刊。苦労して新調した外套を追いはぎに奪われてしまうしがない小役人の姿を,滑稽な語り口で描く。

がいとう

がいとう [0] 【街頭】
まちの路上。まちなか。

がいとう

がいとう【街灯】
a streetlamp[-light].〜の柱 a lamppost.→英和

がいとう

がいとう グワイ― [0] 【外灯】
屋外に取り付けた電灯。

がいとう

がいとう【外套】
an overcoat;→英和
a greatcoat;→英和
a cloak (袖なしマント型の).→英和

がいとう

がいとう グワイタウ [0] 【外套】
オーバー-コート。[季]冬。

がいとう

がいとう【街頭】
<in,on> the street.→英和
‖街頭演説(募金) street oratory (a street collection of subscriptions).街頭録音 a street interview;a ‘Man on the Street' interview.

がいとう

がいとう [0] 【街灯】
道路を明るくするため,道ばたに設ける電灯。街路灯。

がいとう

がいとう [0] 【該当】 (名)スル
一定の条件にあてはまること。適合すること。「刑法第一九七条に―する」「―者」

がいとう

がいとう【該当する】
come[fall]under <Article 5> ;apply <to> (適用しうる);→英和
correspond <to> (相当する).→英和

がいとうえんぜつ

がいとうえんぜつ [5] 【街頭演説】
街頭で行われる演説。選挙運動のためにする街頭演説については,公職選挙法が規定する。

がいとうげき

がいとうげき [3] 【街頭劇】
一般大衆を観客として,街頭で演じられる演劇。1960年代盛行。

がいとうぼきん

がいとうぼきん [5] 【街頭募金】
駅前や繁華街などで道を行く人から募金すること。

がいとうまく

がいとうまく グワイタウ― [3] 【外套膜】
軟体動物の体表が伸びて,体の全部または一部をおおう膜。外面に石灰質を分泌して殻をつくる。

がいとうろくおん

がいとうろくおん [5] 【街頭録音】
ラジオ放送で,その時々の問題に関する大衆の意見を街頭で録音し,放送する番組。街録。

がいど

がいど グワイ― [1] 【外土】
(1)都から遠く離れた土地。「今は離宮,―の西海の波に摧(クダ)かれて/盛衰記 8」
(2)外国の土地。

がいどく

がいどく【害毒】
evil;→英和
harm.→英和
〜を流す do harm <to> ;poison <society> .→英和

がいどく

がいどく [1] 【害毒】
人の心身をそこなうもの。また,社会に悪い影響を与えるもの。「社会に―を流す」

がいどくそ

がいどくそ グワイ― [3] 【外毒素】
細菌が菌体外に分泌するタンパク質。毒性が強く,熱に弱い。ジフテリア毒素・破傷風毒素・ボツリヌス毒素などがある。菌体外毒素。エキソトキシン。
⇔内毒素

がいな

がいな (連体)
〔「がい」は我意の意か〕
程度のはなはだしいさま。大層な。はなはだしい。「とうとい神の―氏子等/奴俳諧」

がいに

がいに (副)
〔「がい」は我意の意か〕
程度のはなはだしいさま。非常に。ひどく。「―冷たい今朝の雪/落葉集」

がいにゅう

がいにゅう グワイ― [0] 【外乳】
胚珠の中心の柔組織が発達し,養分を蓄えたもの。アカザ科・ナデシコ科・コショウ科などの被子植物に見られる。外胚乳。
→胚乳

がいねん

がいねん【概念】
<have> a general idea <of> ;a notion;→英和
《哲》a concept.→英和
〜上の conceptual.→英和

がいねん

がいねん [0] 【艾年】
〔「礼記(曲礼上)」。頭髪が艾(ヨモギ)のように白くなる年の意〕
五〇歳。艾老。

がいねん

がいねん [1] 【概念】
(1)ある事物の概括的な意味内容。
(2)〔哲〕
〔英 concept; (ドイツ) Begriff〕
事物が思考によって捉えられたり表現される時の思考内容や表象,またその言語表現(名辞)の意味内容。
 (ア)形式論理学では,個々の事物の抽象によって把握される一般的性質を指し,内包(意味内容)と外延(事物の集合)から構成される。
 (イ)経験論・心理学では,経験されたさまざまな観念内容を抽象化して概括する表象。
 (ウ)合理論・観念論では,人間の経験から独立した概念(先天的概念・イデアなど)の存在を認め,これによって初めて個別的経験も成り立つとする。
〔(2)の意で,明治初期に作られた語〕

がいねんきかん

がいねんきかん グワイネンキクワン [6][5] 【外燃機関】
燃料を機関本体の外部の燃焼室で燃焼させ,蒸気やガスなどを媒体として動力を得る機関。蒸気機関など。
⇔内燃機関

がいねんじつざいろん

がいねんじつざいろん [7] 【概念実在論】
⇒実在論(ジツザイロン)(2)

がいねんず

がいねんず [3] 【概念図】
事物の構造やあらましをわかりやすく説明するために描かれる簡便な図。

がいねんてき

がいねんてき [0] 【概念的】 (形動)
(1)概念によって捉えられているさま。概括的なさま。「―には理解できる」
(2)具体的・客観的な事実を無視して頭の中だけで考えているさま。抽象的で具体性のないさま。「―で実がない議論」

がいねんほうがく

がいねんほうがく [5] 【概念法学】
制定法を完全なものとし,もっぱらそれを形式論理的に解釈・運用する態度を,自由法学などの立場から批判的に呼称したもの。イエーリングにより用いられた語。

がいねんろん

がいねんろん [3] 【概念論】
〔conceptualism〕
中世スコラ哲学の普遍論争における考え方の一。普遍という性格をもつものは物でも言語でもなく,概念であるとする。普遍実在論と唯名論との中間に位置する。唯名論者アベラールの説とされることがある。

がいはいよう

がいはいよう グワイハイエフ [3] 【外胚葉】
後生動物の発生途中に生ずる三胚葉の一。原腸形成の時期(嚢胚期)に胚の表面に残る部分の細胞層。将来,表皮・神経系・感覚器に発達する。
→内胚葉
→中胚葉

がいはおん

がいはおん グワイハ― [3] 【外破音】
調音器官の閉鎖を開放する時に生じる破裂音。パの [p],タの [t],ガの [ɡ] など。
⇔内破音

がいはく

がいはく【外泊する】
stop[stay,sleep]out.

がいはく

がいはく [0] 【駭魄】
驚くこと。びっくりすること。「聞ゐて驚心見て―/思出の記(蘆花)」

がいはく

がいはく【該博な】
extensive <knowledge> .→英和

がいはく

がいはく [0] 【該博】 (名・形動)[文]ナリ
〔「該」は兼ね備わる意〕
広く物事に通じていること。学識などの広いこと。また,そのさま。「―な知識」
[派生] ――さ(名)

がいはく

がいはく グワイ― [0] 【外泊】 (名)スル
よそに泊まること。「無断で―する」

がいはつ

がいはつ [0] 【艾髪】
〔艾(ヨモギ)のように白く色あせた髪の意〕
老人の髪。老人。[色葉字類抄]

がいはつてき

がいはつてき グワイハツ― [0] 【外発的】 (形動)
外的な刺激・環境によってそうなるさま。
⇔内発的

がいはん

がいはん グワイ― [0] 【外板】
船体の外郭を作る木・鋼・鉄などの板。水密を保ち,船体に強度をもたせる。

がいはん

がいはん グワイ― [0] 【外販】
会社の外部に出ていって販売すること。外交販売。「―員」

がいはん

がいはん グワイ― [0] 【外藩】
諸侯・諸王の封ぜられた国。

がいはんそく

がいはんそく グワイハン― [3] 【外反足】
足首の関節の異常により,立った時に足底の内側部のみが地面につく状態となった足。外翻足(ガイホンソク)。
⇔内反足

がいはんちゅう

がいはんちゅう グワイハンチウ [3] 【外反肘】
腕をまっすぐのばしたときに,肘(ヒジ)から下の前腕部が外側にまがった形となる肘の変形。

がいはんぼし

がいはんぼし グワイハン― [5] 【外反拇趾】
足の親指が第二指の方に屈曲した状態。先の細い靴やハイヒールを長期間履き続けている女性に多い。

がいばい

がいばい グワイ― [0] 【外売】
「外商(ガイシヨウ)」に同じ。

がいばつてき

がいばつてき グワイバツ― [0] 【外罰的】
⇒他責的(タセキテキ)

がいばん

がいばん グワイ― [0] 【外蕃】
(1)外国,また外国人をさげすんでいう語。
(2)辺境の地。

がいひ

がいひ【外皮】
[殻物の]a hull;→英和
a husk;→英和
a crust (外殻);→英和
cuticle (皮膚の).→英和

がいひ

がいひ グワイ― [1] 【外皮】
(1)外側を覆っている皮。
(2)後生動物の体表面を覆う皮膚とその形成物。
(3)原生動物の最外層をなす透明な硬い膜。薄皮。
(4)高等植物の茎または根の表皮系の下の特殊化した細胞層。
→内皮

がいひ

がいひ グワイ― [1] 【外被】
内部の機器などを保護するための外側の構造。

がいひょう

がいひょう【概評】
a general comment <on> .

がいひょう

がいひょう [0] 【概評】 (名)スル
全体を大づかみにとらえた批評。

がいひん

がいひん グワイ― [0] 【外賓】
外国から来た客。

がいびょう

がいびょう 【咳病】
せきのでる病気。しわぶきやみ。

がいふう

がいふう [0] 【凱風】
〔「凱」はやわらぐ意〕
南風。初夏のそよ風。

がいぶ

がいぶ グワイ― [1] 【外部】
(1)物の外側。「建物の―」
(2)ある組織や集団のそと。「―に知れる」
⇔内部

がいぶ

がいぶ グワイ― [1] 【外侮】
外国や外部から受けるあなどり。

がいぶ

がいぶ 【艾蕪】
(1904-1992) 中国の小説家。四川省出身。雲南・ビルマを放浪後,社会の下層に取材した「南行記」を発表。他に「百錬成鋼」など。アイ=ウー。

がいぶ

がいぶ【外部】
the outside[exterior].→英和
〜の outside;external (外面の).→英和
〜の人 an outsider.→英和
〜に洩れる leak out.

がいぶかんさ

がいぶかんさ グワイ― [4] 【外部監査】
公認会計士や監査法人など組織体外部の監査人が公正な第三者の立場で行う企業会計監査。
⇔内部監査

がいぶきせい

がいぶきせい グワイ― [4] 【外部寄生】
ある生物(寄生者)が他の生物(宿主)の体表部につき,主として養分をとって生活すること。
⇔内部寄生

がいぶきんゆう

がいぶきんゆう グワイ― [4] 【外部金融】
企業が企業内部で蓄積した資金によらず外部から資金を調達する方法。株式の発行,社債の発行,金融機関からの借り入れ(他人資本の増加)が主なもの。
⇔内部金融

がいぶけいざい

がいぶけいざい グワイ― [4] 【外部経済】
(1)ある経済主体(企業・消費者)の行動が,その対価を受けとることなく,他の経済主体に便益や利益を与えること。例えば,鉄道開通による地価上昇。
⇔外部不経済
(2)企業の属する産業全体の規模が拡大することによって,個々の企業の生産費用が低下すること。マーシャルの用語。
⇔内部経済

がいぶこうか

がいぶこうか グワイ―カウクワ [4] 【外部効果】
各経済主体の行動が市場を経ずに他に直接影響を及ぼしあうこと。外部経済と外部不経済を合わせていう語。

がいぶつ

がいぶつ グワイ― [0] 【外物】
(1)ほかのもの。そとのもの。
(2)〔哲〕
〔「外的事物」の略〕
自我や意識内容に属さない,客観的世界に存在するもの。

がいぶふけいざい

がいぶふけいざい グワイ― [5] 【外部不経済】
ある経済主体の行動が,その費用の支払いや補償を行うことなく,他の経済主体に対して不利益や損失を及ぼすこと。例えば,公害。
⇔外部経済
→社会的費用

がいぶん

がいぶん【外聞】
reputation.→英和
〜の悪い(こと) scandalous (a scandal).→英和

がいぶん

がいぶん グワイ― [0] 【外聞】
(1)世間への聞こえ。世間の評判。「―をはばかる」
(2)世間体。ていさい。「―が悪い」「恥も―もない」
(3)名誉。面目。「私の―にも成る事でござる/狂言・萩大名(虎寛本)」

がいぶん

がいぶん [0] 【涯分】
■一■ (名)
自分の身のほど。分際。「―をはからざるに似たり/太平記 6」
■二■ (副)
力の及ぶかぎり。「あら嬉しや,―舞を舞ひ候ふべし/謡曲・道成寺」

がいぶん

がいぶん グワイ― [0] 【外分】 (名)スル
〔数〕 ある線分の分点がその線分上になく延長上にあること。
⇔内分

がいぶんぴつ

がいぶんぴつ グワイ― [3] 【外分泌】
分泌物が導管を通じて体表または消化管内に排出される現象。がいぶんぴ。
⇔内分泌

がいぶんぴつせん

がいぶんぴつせん グワイ― [0] 【外分泌腺】
外分泌を行う腺。各消化腺・汗腺・乳腺やクモの出糸腺,カイコの絹糸腺などがある。がいぶんぴせん。
⇔内分泌腺

がいへき

がいへき グワイ― [0] 【外壁】
建造物の壁の外側の面。
⇔内壁

がいへん

がいへん グワイ― [0] 【外辺】
外側。外面。
⇔内辺

がいへん

がいへん グワイ― [0] 【外編・外篇】
漢籍の主要部分に続いて編まれた部分。
⇔内編

がいほう

がいほう【外報】
foreign news.外報部 the foreign news department.

がいほう

がいほう グワイハウ [0] 【外邦】
外国。

がいほう

がいほう グワイハウ [0] 【外方】
外側の方。外部。
⇔内方

がいほう

がいほう グワイ― [0] 【外報】
外国からの通信・報告。外信。

がいほんそく

がいほんそく グワイホン― [3] 【外翻足】
⇒外反足(ガイハンソク)

がいぼう

がいぼう グワイバウ [0] 【外防】
外国からの攻撃に対する防衛。

がいぼう

がいぼう【外貎】
an (external) appearance.

がいぼう

がいぼう グワイバウ [0] 【外貌】
(1)そとから見たありさま。外見。
(2)顔かたち。顔だち。

がいまい

がいまい グワイ― [0] 【外米】
外国から輸入した米。
⇔内地米

がいまい

がいまい【外米】
imported rice.

がいむ

がいむ グワイ― [1] 【外務】
(1)外国との交渉・貿易など,国際関係の行政事務。
(2)セールスなど,会社の外で勤務すること。外勤。
⇔内務

がいむ

がいむ【外務省(大臣)】
the Ministry (Minister) of Foreign Affairs; <英> the Foreign Office (Secretary).

がいむいん

がいむいん グワイ―ヰン [3] 【外務員】
「外交員」に同じ。

がいむきょう

がいむきょう グワイ―キヤウ [3][0] 【外務卿】
1885年(明治18)12月の官制改革以前の外務省長官。外務大臣の旧称。

がいむこうむいん

がいむこうむいん グワイ―ヰン [6] 【外務公務員】
外務公務員法に規定される公務員。特命全権大使・特命全権公使・特派大使・政府代表・全権委員・政府代表または全権委員の代理,特派大使・政府代表または全権委員の顧問・随員,外務職員のこと。

がいむしょう

がいむしょう グワイ―シヤウ [3] 【外務省】
国の行政機関の一。外交政策・通商航海・経済協力・条約締結など対外行政事務を取り扱う。内局のほかに外務人事審議会などが置かれ,国外に在外公館を有する。

がいむだいじん

がいむだいじん グワイ― [4] 【外務大臣】
外務省を管轄する国務大臣。外相。

がいめん

がいめん グワイ― [0][3] 【外面】
(1)物体の外側の面。
(2)外にあらわれた様子。うわべ。「―は平静をよそおう」
⇔内面

がいめん

がいめん【外面】
the outside[exterior].→英和
〜の outward;→英和
outside;exterior.→英和
〜は outwardly.→英和

がいめんてき

がいめんてき グワイ― [0] 【外面的】 (形動)
(1)物の外側に関するさま。「―な特徴」
(2)物事の内容や本質に触れず表面にとどまっているさま。「―な見方」
⇔内面的

がいめんびょうしゃ

がいめんびょうしゃ グワイ―ベウ― [5] 【外面描写】
文学作品で,人物の行為や表面に現れた情態だけを描くことによって性格や心理を暗示・連想させる描き方。日本では田山花袋らが提唱。
⇔内面描写

がいもうこ

がいもうこ グワイ― 【外蒙古】
ゴビ砂漠の北,モンゴル高原に当たる地域。モンゴル国の領域にほぼ相当。そともうこ。

がいや

がいや【外野】
《野》the outfield.→英和
‖外野手 an outfielder.外野席 outfield bleachers.

がいや

がいや グワイ― [0] 【外野】
(1)野球で,内野の後方のグラウンド。アウト-フィールド。
⇔内野
(2)「外野手」の略。
(3)その物事に直接の関係をもたない人。「―がうるさい」

がいやしゅ

がいやしゅ グワイ― [3] 【外野手】
野球で,外野を守る選手。左翼手(レフト)・中堅手(センター)・右翼手(ライト)の総称。外野。アウト-フィールダー。
⇔内野手

がいやせき

がいやせき グワイ― [3] 【外野席】
(1)野球場で,外野の後方にある観客席。
(2)「外野{(3)}」に同じ。

がいゆう

がいゆう グワイイウ [0] 【外憂】
外部から受ける心配事。外国からの脅威に対する心配。外患。
⇔内憂

がいゆう

がいゆう グワイイウ [0] 【外遊】 (名)スル
外国に旅行すること。また,外国に留学すること。「欧米に―した経験がある」

がいゆう

がいゆう【外遊】
<make> a trip abroad; <go on> a foreign travel.

がいよう

がいよう グワイヤウ [0] 【外洋】
陸から遠く離れた広い海。外海。
⇔内洋

がいよう

がいよう [0] 【艾葉】
生薬の一。ヨモギの葉。止血薬,モグサの原料にする。

がいよう

がいよう【概要】
⇒概略.

がいよう

がいよう [0] 【概要】
物事のおおすじ。大体の内容。

がいよう

がいよう グワイ― [0] 【外用】 (名)スル
薬を皮膚など,身体の外部に塗って用いること。
⇔内服
⇔内用

がいようぎょ

がいようぎょ グワイヤウ― [3] 【外洋魚】
水深200メートル以上の沖合にすみ,そこで繁殖する海水魚。カツオ・マグロ・タラなど。

がいようやく

がいようやく グワイ― [3] 【外用薬】
体の外部に適用する薬。消毒・洗浄・浣腸などの目的で,塗布・含嗽(ウガイ)・湿布・点眼・散布・噴霧・注入・挿入などをする薬品を含む。
⇔内用薬
⇔内服薬

がいようやく

がいようやく【外用薬】
a medicine for external application[use].

がいらい

がいらい グワイ― [0] 【外来】
(1)よそから来ること。「―者」
(2)「外来患者」の略。あるいは,外来患者に対する診療(室)のこと。
(3)外国から国内へ入って来ること。「―の文化」「―思想」

がいらい

がいらい【外来の】
foreign <ideas> ;→英和
imported.‖外来患者 an outpatient.外来語 a loan[borrowed]word <from English> .外来種 an introduced species.外来文化 foreign culture.

がいらい

がいらい グワイ― [0] 【外雷】
落雷や雷雲の接近のため,送電線に静電誘導による電荷が生じたりして起こる,送電系統の異常電圧。外部異常電圧。

がいらいかせん

がいらいかせん グワイ― [5] 【外来河川】
流水の大部分を自然条件が異なる上流地域の降水に依存する川。砂漠を貫流する川に多い。ナイル川・コロラド川など。

がいらいかんじゃ

がいらいかんじゃ グワイ―クワン― [5] 【外来患者】
病院へ通って来て診療を受ける患者。

がいらいご

がいらいご グワイ― [0] 【外来語】
(1)他の言語より借り入れられ,日本語と同様に日常的に使われるようになった語。「ガラス」「ノート」「パン」の類。広くは漢語も外来語であるが,普通は漢語以外の主として西欧語からはいってきた語をいう。現在では一般に片仮名で書かれる。伝来語。
(2)「借用語(シヤクヨウゴ)」に同じ。

がいらん

がいらん グワイ― [0] 【外乱】
通信系などに外から加わる不要な信号。雑音あるいは妨害ともいう。

がいりゃく

がいりゃく【概略】
<give> an outline <of> ;→英和
a summary;→英和
a résumé.〜を言えば roughly speaking.

がいりゃく

がいりゃく [0] 【概略】
物事のあらまし。大略。概要。「事件の―を説明する」「―以下のとおり」

がいりょう

がいりょう [0] 【概了】
おおむね終了すること。
⇔完了

がいりょう

がいりょう グワイレウ 【外療・外料】
外科的治療。また,外科医。「―へいさぎよく行く向ふきず/柳多留 18」

がいりょく

がいりょく グワイ― [1] 【外力】
(1)ある物体あるいは材料や構造などに外から加えられる力。
(2)河水・風・地下水・海波・氷河など,地球の外側から作用して地形を変化させる力。一般に地形を平坦化する傾向がある。外的営力。
⇔内力

がいりん

がいりん グワイ― [0] 【外輪】
(1)外側の輪。そとわ。外のまわり。
(2)車輪の外側に付けた鉄製の輪。
(3)「外車(ガイシヤ){(2)}」に同じ。

がいりんざん

がいりんざん グワイ― [3] 【外輪山】
複式火山で,中央火口丘を取り囲む環状の山稜。

がいりんざん

がいりんざん【外輪山】
the somma <of Mt.Aso> .

がいりんせん

がいりんせん グワイ― [0] 【外輪船】
⇒外車船(ガイシヤセン)

がいろ

がいろ [1] 【街路】
町なかにある広いみち。「―灯」

がいろ

がいろ【街路】
a street;→英和
an avenue;→英和
a road.→英和
街路樹 street[roadside]trees.

がいろえん

がいろえん [3] 【街路園】
十字路や駅前など,街路の広場に泉石などを設けてつくった庭園風の植え込み。

がいろじゅ

がいろじゅ [3] 【街路樹】
都市の美観や環境の向上・保全のため,街路に沿って列植された樹木。

がいろん

がいろん [0] 【概論】 (名)スル
全体を通した大体の内容を要約して述べること。また,述べたもの。「文学―」「現下の情勢を―する」

がいろん

がいろん【概論】
an outline <of> ;→英和
an introduction <to philosophy> .→英和

がいわくせい

がいわくせい グワイ― [3] 【外惑星】
太陽系のうち,地球の軌道より外側に軌道をもつ惑星。火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星がこれにあたる。
⇔内惑星

がいん

がいん [0] 【雅音】
みやびた音楽。

がいん

がいん グワ― [0] 【画因】
絵画を制作する動機。モチーフ。

がいん

がいん [0] 【雅印】
個人が,自筆の書画や所持品,書状・封緘(フウカン)などに押すための印章。

がいん

がいん グワヰン 【画院】
中国,宮廷の絵画制作機関。翰林図画院(カンリントガイン)の略称。唐の玄宗の時に創設,元を除いて清に至るまで存続。その画風を院体といい,絵を院画といった。

がいリンパ

がいリンパ グワイ― [3] 【外―】
内耳の膜迷路と骨迷路との間隙を満たす液。

がうん

がうん グワウン 【臥雲】
姓氏の一。

がうんたっち

がうんたっち グワウン― 【臥雲辰致】
(1842-1900)
〔名は「たつむね」とも〕
紡績技術者。長野県生まれ。1876年(明治9)ガラ紡機を発明。

がうんにっけんろく

がうんにっけんろく グワウン― 【臥雲日件録】
相国寺の瑞渓周鳳の日記。七四冊(現存は一冊)。1446年から73年までの記録で,社会情勢だけでなく禅宗・学芸史料にも富む。

がえ

がえ ガヘ (終助)
〔上代東国方言〕
文末にあって,反語の意を表す。「上毛野(カミツケノ)佐野の舟橋取り放し親は離(サ)くれど吾(ワ)は離(サ)かる―/万葉 3420」「厩なる縄絶つ駒の後る―妹が言ひしを置きてかなしも/万葉 4429」
〔(1)格助詞「が」に「上」の意の体言「へ」が付いた語からの転かといわれる。(2)「やは」または中古以後に見られる「かは」に相当する〕
→がえ(連語)

がえ

がえ (連語)
〔格助詞「が」に「上」の意の体言「へ」が付いたもの。上代東国方言〕
…するうえに。…する一方で。「赤見山草根刈りそけ逢はす―あらそふ妹しあやに愛しも/万葉 3479」

がえい

がえい [0] 【牙営】
大将のいる陣営。本陣。本営。

がえろめねんど

がえろめねんど ガヘロメ― [5] 【蛙目粘土】
瀬戸(愛知県)・多治見(岐阜県)地方や島ヶ原(三重県)地方に分布する第三紀鮮新世の粘土層。花崗(カコウ)岩の風化残留粘土で,中に石英粒が点々と残っており,雨水に濡れると蛙の目のように見える。窯業原料。がえろめ。

がえん

がえん グワ― [0] 【臥煙】
(1)江戸時代の火消し人足。とびのもの。
(2)江戸城の見付の警護に当たった中間(チユウゲン)。
(3)〔(1)に乱暴な者が多かったことから〕
無頼漢。ならずもの。

がえん

がえん [1][0] 【賀宴】
祝いの酒盛り。祝宴。「―を開く」

がえん

がえん [1][0] 【賀筵】
祝いの宴席。

がえんじる

がえん・じる ガヘンジル [4] 【肯んじる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「がえんずる」の上一段化〕
「がえんずる」に同じ。

がえんず

がえん・ず ガヘンズ 【肯んず】 (動サ変)
⇒がえんずる

がえんずる

がえん・ずる ガヘンズル [4] 【肯んずる】 (動サ変)[文]サ変 がへん・ず
〔「かえにす」の転。漢文訓読に由来する語〕
(1)聞き入れる。承諾する。肯定する。「医師の忠告を―・ぜず/ふらんす物語(荷風)」
(2)「かえにす(肯)」に同じ。[色葉字類抄]

がえんはだ

がえんはだ グワ― [2] 【臥煙肌】
男っぽく乱暴な気質。

がお

がお ガホ 【顔】 (接尾)
名詞や動詞の連用形などに付いて,そのような表情,またはそのような様子であることを表す。「得意―」「わけ知り―」「泣き―」「笑い―」

がおく

がおく グワヲク [0] 【瓦屋】
かわらぶきの家。

がおん

がおん [1] 【牙音】
中国音韻学で,子音を五種に分類したものの一。軟口蓋の破裂音と鼻音にあたる。「見」「渓」「群」「疑」などの子音をさす。

がか

がか [1] 【賀歌】
⇒がのうた(賀歌)

がか

がか【画家】
a painter;→英和
an artist.→英和

がか

がか グワ― [0][1] 【画架】
⇒イーゼル

がか

がか グワ― [0] 【画家】
絵をかくことを職業とする人。絵かき。

がか

がか [1] 【雅歌】
(1)(俗歌に対して)上品で趣のある歌。みやびやかな歌。
(2)旧約聖書中の一書。男女の愛を歌う。

がか

がか【画架】
an easel.→英和

がかい

がかい グワ― [0] 【瓦解】 (名)スル
組織や秩序あるものがばらばらに崩れてだめになってしまうこと。「幕藩体制が―する」「一国―せんとする/天賦人権論(辰猪)」

がかい

がかい グワクワイ [0] 【画会】
(1)画家が自分の絵を売るための展示会。
(2)集まって絵をかき,互いに批評し合う会。

がかい

がかい [0]
外観。図体。「―悉く広大なり/西国立志編(正直)」

がかい

がかい【瓦解】
collapse;→英和
a (down)fall <of a Cabinet> .→英和
〜する fall;collapse.

がかい

がかい [0] 【雅懐】
〔李白「春夜宴�桃李園�序」〕
みやびやかな心。風雅な思い。

がかく

がかく [0][1] 【雅客】
(1)風流を解する人。
(2)水仙の異名。

がかく

がかく グワ― [0] 【画角】
カメラ-レンズの光学的中心が画面の対角をなす二点と作る角度。レンズで明瞭に撮影できる範囲の角度。写角。

がかざ

がかざ グワカ― [0] 【画架座】
〔(ラテン) pictor〕
二月上旬の宵に南中する星座。日本では南の地平線上にごく一部が見えるのみ。

がかり

がかり 【係・掛】
⇒かかり(係)(1)

がかり

−がかり【二人掛りで】
by two;→英和
between the two.神〜の fanatic.→英和
通り〜に <drop in> on one's way.

がかり

がかり 【掛(か)り】 (接尾)
(1)人数・日数・時間などを表す語に付いて,ある事をするのに,それだけの数量を必要とすることの意を表す。「五人―で押す」「二日―で仕上げる」
(2)名詞に付いて,それと関係をもち,似ていることを表す。…じみている。「芝居―の言いぐさ」「謡(ウタイ)―」
(3)名詞に付いて,…に依存する,…に養われるの意を表す。「親―の身」
(4)動詞の連用形に付いて,
 (ア)…するついでの意を表す。「通り―に寄る」
 (イ)…した勢いの意を表す。「行き―上,そうなってしまった」

がかる

がか・る (接尾)(動詞五[四]段型活用)
名詞に付いて動詞をつくり,そういうようすである,そのようなふうになる,そういう色を帯びるなどの意を表す。「芝居―・った調子」「紫―・る」

がかんきんきゅう

がかんきんきゅう ガクワンキンキフ [4] 【牙関緊急】
咬筋(コウキン)の痙攣(ケイレン)によって口が開けられなくなる状態。破傷風・てんかん・ヒステリーなどで見られる。

がが

がが【峨々たる】
craggy;→英和
rugged.→英和

がが

がが [1] 【峨峨】 (ト|タル)[文]形動タリ
山などの険しくそびえ立つさま。「山脈―として相ひ連なり/浮城物語(竜渓)」

がが

がが [1] 【娥娥】 (ト|タル)[文]形動タリ
女の容貌の美しいさま。

ががいも

ががいも [0] 【蘿藦】
ガガイモ科のつる性多年草。山野に自生。長さ2メートル内外。葉は長心臓形。夏,葉腋に淡紫色の小花を総状につける。花後,袋果を結び,一端に絹毛のある種子を入れる。この毛を綿の代用とし,種子は漢方で強壮剤にする。漢名蘿藦(ラマ)。ゴガミ。クサパンヤ。
蘿藦[図]

ががいもか

ががいもか [0] 【蘿藦科】
双子葉植物合弁花類の一科。世界に約二〇〇属二〇〇〇種がある。多くはつる性で,単葉を対生または輪生。茎葉を切ると白汁が出る。花は放射相称で両性。花冠は五裂し,雌雄蕊(ズイ)は合生して蕊柱を作り,花粉は塊状となる。果実は袋果で,種子の一端に長毛のあることが多い。ガガイモ・イケマ・トウワタなど。

ががく

ががく グワ― [0] 【画額】
絵を入れてある額。

ががく

ががく グワ― [1] 【画学】
絵画に関する学問。また,絵をかく技術。

ががく

ががく【雅楽】
the traditional court music (of Japan).

ががく

ががく [1] 【雅楽】
〔雅正の楽の意〕
奈良時代に朝鮮や中国などから伝来した音楽,およびそれに伴う舞。また,それを模倣して日本で作られたもの。右楽(ウガク)と左楽(サガク)に大別される。舞を伴わないものを管弦,舞のあるものを舞楽という。神楽・東遊(アズマアソ)び・久米舞(クメマイ)・催馬楽(サイバラ)・朗詠などを含めてもいう。宮廷音楽として平安時代に栄え,寺社でも演奏された。正楽(セイガク)。

ががくし

ががくし グワ― [3][2] 【画学紙】
画用紙。

ががくりょう

ががくりょう [3] 【雅楽寮】
律令制で,治部省に属し宮廷音楽をつかさどった役所。楽人の統制や歌舞音楽の演奏・教習などを扱った。うたまいのつかさ。うたのつかさ。うたづかさ。うたりょう。

ががぶた

ががぶた [0] 【金銀蓮花】
リンドウ科の多年生水草。池や沼に生える。アサザに似ているが,花は白色で小さい。

ががり

ががり
〔木を挽(ヒ)く時の音からという〕
大鋸(オガ)の異名。[日葡]

ががんぼ

ががんぼ [0] 【大蚊】
双翅目ガガンボ科の昆虫の総称。蚊を大きくしたような形で,体は細長く,黄褐色・黒褐色など。はねは細長く透明。吸血はしない。脚が著しく細長く,もつとすぐもげる。日本にはイネの害虫キリウジガガンボ,美しいベッコウガガンボなど多くの種がいる。カノウバ。カノオバ。カガンボ。カトンボ。[季]夏。

がき

がき【餓鬼】
a hungry demon;an urchin (小僧).→英和
餓鬼大将 the boss of the kids;a bully.→英和

がき

がき グワ― [1] 【瓦器】
(1)素焼きの土器。主に古代の土製品にいう。かわらけ。
(2)平安から室町にかけて近畿地方で用いられた軟質の土器。表面がいぶされて灰黒色を呈する。主に食器など日常容器に用いられた。

がき

がき [2][1] 【餓鬼】
(1)〔仏〕
 (ア)生前の悪業の報いで,餓鬼道に落ちた亡者(モウジヤ)。体はやせ細り,のどは針のように細く,また,手にとった食物が火に変わってしまうため常に飢えに苦しんでいるとされる。
 (イ)「餓鬼道」の略。
(2)食物に飢えている者。また,貪欲な者。
(3) [2]
〔食物をむさぼることから〕

 (ア)子供を,卑しめて言う語。「うるさい―どもだ」
 (イ)俗に,子供の意。「―の頃から」「―大将」

がき

がき [1] 【牙旗】
〔中国で,天子や大将の軍旗の竿頭を象牙で飾り,獣がきばで身を守るかたちとしたところから〕
天子や大将のいるところに立てる旗。大将旗。

がき=に苧殻(オガラ)

――に苧殻(オガラ)
〔力のない者が,弱く折れやすい苧殻をもつ意〕
何の頼りにも力にもならないことのたとえ。

がき=の断食(ダンジキ)

――の断食(ダンジキ)
当然のことをいかにも善行らしく言い立てること。

がき=の物をびんずる

――の物をびんずる
〔「びんずる」は「ひっとる」の転か。餓鬼の縁語の賓頭盧(ビンズル)にかけていう〕
餓鬼の得た食物を奪い取る。貧乏人から物を奪い取る。

がき=の目に水見えず

――の目に水見えず
餓鬼は飢渇が大変激しく,そのため水が近くにあっても気づかない意。熱望するあまり,かえって求めるものが見つからないことのたとえ。

がき=も人数(ニンジユ)

――も人数(ニンジユ)
つまらぬ者でも大勢集まるといくらかは役に立つこと,また,あなどりがたくなること。

がきぞうし

がきぞうし 【餓鬼草紙・餓鬼草子】
餓鬼道の業苦を描いた絵巻物。鎌倉時代の作。平安末から鎌倉初期に盛んであった六道輪廻(リンネ)の思想を反映したもの。

がきだいしょう

がきだいしょう [3] 【餓鬼大将】
子供の仲間の中で,腕力が強く一同を従えている子。

がきだな

がきだな [0] 【餓鬼棚】
盂蘭盆(ウラボン)に,先祖の霊を祀(マツ)る精霊棚とは別に,無縁仏のために作る棚。水棚。門棚(カドダナ)。

がきどう

がきどう [2] 【餓鬼道】
六道・三悪道の一。飲食が自由にならず,飢えに苦しむ世界。「慳貪(ケントン)と,嫉妬の者,―に堕(オ)つ/往生要集」

がきのめし

がきのめし [5] 【餓鬼の飯】
盆に無縁仏に供える食物。

がきびょう

がきびょう 【餓鬼病】
食べ物がのみ込めず,やせ細る病気。また,飢餓感から,常に食べ物を欲しがる病。がきやみ。「―をやみ候ぞ/著聞 16」

がきへんしゅう

がきへんしゅう 【餓鬼偏執】
自分の考えにかたくなにとらわれ,他人の迷惑を考えないこと。がきへんず。「―は,武篇不案内の故/甲陽軍鑑(品二九)」

がきぼね

がきぼね 【餓鬼骨】
障子・うちわ・屏風(ビヨウブ)などの安物の細い下骨。「―へつかまり立の親知らず/柳多留 84」

がきゃく

がきゃく [0] 【賀客】
新年,訪問して年始のあいさつをする客。年賀の客。礼者。[季]新年。

がきやみ

がきやみ 【餓鬼病み】
(1)「餓鬼病(ガキビヨウ)」に同じ。
(2)癩病(ライビヨウ)。

がきょう

がきょう グワキヤウ [0] 【画境】
(1)絵にかかれた境地・雰囲気。
(2)絵をかくときの心境。

がきょう

がきょう [0] 【雅境】
優雅な境地。風流な境地。

がぎ

がぎ [1] 【賀儀】
祝いの儀式。祝いごと。

がぎょ

がぎょ [1] 【駕御・駕馭】
〔「かぎょ」とも。馬を自由に乗りこなす意から〕
思うように他人を使うこと。「何しろ二千人という囚徒で…如何(ドウ)したら―できるか/復活(魯庵)」

がぎょう

がぎょう グワギヤウ [0] 【丸桁】
日本建築で,垂木(タルキ)を支える軒桁。本来は円形の材を使ったが,のち,角材も使うようになった。がんぎょう。がんこう。
丸桁[図]

がぎょう

がぎょう グワゲフ [1] 【画業】
(1)絵をかく仕事。
(2)画家としての業績。「―を残す」

がぎょう

がぎょう [1] 【が行・ガ行】
五十音図のカ行に対する濁音の行。が・ぎ・ぐ・げ・ご。音声的には [ɡ] のほかに,いわゆるガ行鼻音 [ŋ] をも含む。

がぎょうびおん

がぎょうびおん [1] 【ガ行鼻音】
ガ行音を鼻から息を抜いて発音する時に発声される音。音声記号 [ŋ] で示す。東京語などでは,多く語頭以外に現れる。「カガミ」「タマゴ」など。ガ行鼻濁音。

がく

がく【萼】
《植》a calyx.→英和

がく

がく [0][1] 【学】
学問。学術。知識。「―に志す」「―のある人」

がく

がく [1] 【楽】
(1)音楽。「―の音(ネ)」
(2)雅楽。
(3)舞楽に擬した能の舞。唐団扇(トウウチワ)の類を持った神・仙人・唐人などが舞う異国風の舞。「菊慈童」「邯鄲(カンタン)」「富士太鼓」などにある。
(4)狂言の囃子事(ハヤシゴト)の一。唐人の舞で,能の楽を崩したもの。
(5)下座音楽の一。宮殿の場面や高貴な人物・神仏の出現などに奏する。
(6)民俗芸能で,太鼓を打つ芸を主体とした芸能の称。宮崎の臼太鼓踊りなど。

がく

がく [0][2] 【額】
(1)板・紙・絹布などに書画をかいて,門や室内に掲げておくもの。
(2)額縁。
(3)量。数。特に,金銭の高。「膨大な―に達する」
(4)「額裏{(2)}」の略。
(5)「額銀(ガクギン)」「額判(ガクバン)」の略。「―を二つ紙につつんでくだされたゆゑ/滑稽本・八笑人」

がく

がく【学】
learning;scholarship (学識).→英和
〜がある be learned.

がく

がく【額】
(1)[額ぶち]a frame;→英和
a framed picture[calligraphy](額絵・書);a tablet (掛額).→英和
(2)[金額]an amount;→英和
a sum.→英和

がく

がく [1][2] 【萼】
花の最も外側に生じる器官。数個の萼片から成り,多くは緑色。タンポポの冠毛は萼が変形したもの。
→花被(カヒ)

がく

がく [1] 【顎・鄂・腭】
動物の口の器官の一部。あご。

がくあじさい

がくあじさい [3] 【額紫陽花】
ユキノシタ科の落葉低木。アジサイの原種で暖地の海岸の斜面に自生する。高さ約2メートル。葉は対生し,卵形で厚い。六,七月頃枝先に大形の散房花序をつける。花序の周囲に四,五枚の萼片から成る淡紫色の方形の装飾花があり,額縁(ガクブチ)に見立てる。中央の両性花は目立たず一見蕾(ツボミ)に見える。がくそう。がくのはな。がくばな。
額紫陽花[図]

がくあんどん

がくあんどん [3] 【額行灯】
横に長いあんどん。店先に掛けたり社寺に供える。額灯籠。

がくい

がくい [1] 【学位】
大学を卒業した者,及び大学院の課程を修了した者に対して授与する称号。学士・修士・博士の三種がある。旧学位令では博士のみで,文部大臣の認可を経て大学が授与していた。「―を取る」
→博士
→修士

がくい

がくい【学位】
<take,hold,get,receive,confer> a degree;→英和
a doctorate (博士号).→英和
‖学位授与式 a degree ceremony.学位論文 a <doctoral> thesis;dissertation.名誉学位 an honorary degree.

がくいじゅよきこう

がくいじゅよきこう [1][4][1][3] 【学位授与機構】
短期大学・高等専門学校を卒業した者などのうち,大学で一定の単位を修得するなどして大学を卒業した者と同等以上の学力を有すると認められる者,また学校教育法以外の法律により設けられている気象大学校・防衛医科大学校・防衛大学校などを卒業・修了した者に学位を授与する文部省所轄の大学共同利用機関。1991年(平成3)設置。

がくいた

がくいた [0] 【額板】
(1)掛け額の板。
(2)鎧(ヨロイ)の籠手(コテ)の飾りの板金。

がくいちぶ

がくいちぶ [4] 【額一分】
江戸時代最初の一分金貨で,額縁状の枠のあるものの俗称。

がくいろんぶん

がくいろんぶん [4] 【学位論文】
学位請求のために提出する論文。

がくいん

がくいん [0] 【学院】
学校の別名。

がくいん

がくいん [0] 【楽員】
管弦楽団など,演奏団体の構成員である演奏者。楽団員。

がくいん

がくいん【学院】
an academy[institute].→英和

がくう

がくう [0] 【我空】
人間の肉体や精神は,因縁和合によってできた仮のもので,永久不変の実体的根拠である我を持つものではない,とする仏教の考え。人空。
→法空(ホツクウ)

がくうち

がくうち [0] 【楽打ち】
太鼓踊りの一。胸の太鼓を打ち,災厄退散を目的とした風流(フリユウ)踊り。北九州などに分布。

がくうち

がくうち 【額打ち】
扁額(ヘンガク)を掲げること。「延暦・興福両寺の大衆,―論といふ事しいだして/平家 1」

がくうつぎ

がくうつぎ [3] 【額空木】
ユキノシタ科の落葉低木。関東から九州の山地に分布。五月頃,淡黄色の小花を散房状につけ,その周囲に少数の白い装飾花を開く。コンテリギ。

がくうら

がくうら [0] 【額裏】
(1)額の裏。
(2)羽織の肩裏に絵画風の模様の布物を用いること。また,その羽織。多く男物。

がくえん

がくえん【学園】
an educational institution.〜祭 a college[school]festival.〜都市 a university[college]town.

がくえん

がくえん [0] 【学園】
学校。小・中学から短大・大学までなど,いくつかの学校から成る組織をいうことが多い。

がくえんじ

がくえんじ 【鰐淵寺】
島根県平田市にある天台宗の寺。浮浪山と号す。594年智春の開基と伝える。

がくえんとしせん

がくえんとしせん 【学園都市線】
JR 北海道の函館本線・札沼線を通って,札幌・大学前間を直通する列車線の称。

がくおう

がくおう [2] 【岳翁】
妻の父。岳父。

がくおうぞうきゅう

がくおうぞうきゅう ガクヲウザウキウ 【岳翁蔵丘】
室町時代の画僧。蔵丘は諱(イミナ)。生没年・伝記とも未詳であるが,五山禅僧の了庵らの讃のある「山水図」などを残す。

がくおん

がくおん [2] 【顎音】
⇒硬口蓋音(コウコウガイオン)

がくおん

がくおん【楽音】
a musical sound[tone].

がくおん

がくおん [0] 【楽音】
(1)音楽を構成する素材としての音。
(2)ある時間継続した一定の振動数をもち,その振動数(音の高さ)が認識できる音。管楽器や弦楽器の出す音。
⇔非楽音

がくおん

がくおん [0] 【学恩】
学問の上で教えを受けた恩。

がくか

がくか [1][0] 【顎下】
⇒がっか(顎下)

がくかい

がくかい [0] 【学階】
⇒がっかい(学階)

がくがい

がくがい [2] 【学外】
学校,特に大学のそと。

がくがい

がくがい【学外】
outside the university.→英和

がくがく

がくがく [0] 【諤諤・愕愕】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)遠慮せずに正しいと思うことを述べたてるさま。「侃々(カンカン)―」「―として飾り無く云ひ放たるれば/二宮尊徳(露伴)」
(2)やかましくしゃべりまくるさま。

がくがく

がくがく
■一■ [1] (副)スル
(1)固く締まっていた物がゆるんで動くさま。「いすの脚が―する」
(2)恐怖・疲労・緊張などのために体の一部が小刻みに震えるさま。「膝が―する」
■二■ [0] (形動)
(1){■一■(1)}に同じ。「入れ歯が―になる」
(2){■一■(2)}に同じ。「兎飛びで膝が―になる」

がくき

がくき 【楽毅】
中国,戦国時代の武将。魏の人。燕の昭王に仕え,前284年,斉を破り昌国君に封ぜられた。恵王が即位すると,うとまれていたため趙に逃れ重用された。生没年未詳。がっき。

がくきろん

がくきろん 【楽毅論】
中国,魏の夏侯玄(カコウゲン)が楽毅について著した小論。晋の王羲之(オウギシ)が楷書で書いたものが有名で,楷書の法帖となっている。光明皇后の臨写本も著名。

がくぎょ

がくぎょ [1] 【鰐魚】
ワニ。「長河の―を蔵する所/虞美人草(漱石)」

がくぎょう

がくぎょう [2][0] 【学業】
勉強すること。学問を修めること。「―に励む」

がくぎょう

がくぎょう【学業】
<complete,finish> one's studies;schoolwork;→英和
classwork.〜に励む work hard.

がくぎん

がくぎん [0] 【額銀】
〔意匠が額に似ていることから〕
天保一分銀の俗称。額判。額。

がくけい

がくけい [0] 【学兄】
⇒がっけい(学兄)

がくげい

がくげい【学芸】
arts and sciences;literary attainment (素養).‖学芸会 a students' literary arts exhibition.学芸大学 a university of liberal arts.学芸欄 the fine arts and literature page[columns](新聞の).

がくげい

がくげい [0][2] 【学芸】
学問と芸術。学問や芸術。また,広い意味での学問・文化。

がくげいいん

がくげいいん [3] 【学芸員】
博物館法に基づき,博物館資料の収集・保管・展示などに関する専門的な業務を行う者。

がくげいかい

がくげいかい [3] 【学芸会】
児童・生徒の日頃の学習成果を,主として劇・音楽・舞踊などの形で父兄などに発表する学校行事。

がくげき

がくげき [0] 【楽劇】
〔(ドイツ) Musikdrama〕
ワーグナーが創始したオペラの一形式。旧来のアリア偏重のオペラに対して,音楽と劇の進行を緊密にし,融合を図ったもの。

がくげき

がくげき【楽劇】
a musical drama;an opera.→英和

がくこつ

がくこつ [0] 【顎骨】
⇒がっこつ(顎骨)

がくさい

がくさい【学際的】
interdisciplinary.→英和

がくさい

がくさい [0] 【学際】
〔interdisciplinary〕
研究が複数の学問分野にかかわること。「―的な研究」

がくさい

がくさい [0] 【楽才】
音楽の才能。「生得の―を発揮する」

がくさい

がくさい [0] 【学債】
〔「学校債券」の略〕
学校法人が,入学者やその父母に任意に財政援助を求める方策として発行する債券。一定期間後に無利子で返却することが原則。

がくさい

がくさい [0] 【学才】
学問をする才能。「―にめぐまれる」

がくさん

がくさん [0] 【学参】
「学習参考書(ガクシユウサンコウシヨ)」の略。

がくざら

がくざら [0] 【額皿】
額のように飾る絵皿。

がくし

がくし [0] 【学資】
学問をしてゆくのに必要な費用。特に,学校で勉学するために要する金。学費。

がくし

がくし【学資】
<pay a person's> school expenses.

がくし

がくし【楽士】
a musician;→英和
a bandsman.→英和

がくし

がくし【学士】
a bachelor;→英和
a university[college]graduate.‖学士院 the Japan Academy.学士号 a bachelor's degree.文(理)学士 Bachelor of Arts (Science) <B.A.(B.S.)> (学位).

がくし

がくし [1] 【学士】
(1)大学を卒業した人に与えられる学位。また,その人。
(2)学問を専門とする人。学者。「三宅石庵は王陽明の風な―ぢやが/胆大小心録」
(3)律令制で,経書の講義をした春宮(トウグウ)坊の職員。東宮学士。

がくし

がくし [1] 【楽師・楽士】
(1)音楽を演奏する人。
(2)劇場・ダンスホールなどに雇われて音楽を演奏する人。明治から大正にかけて見られた。楽手。
(3)律令制で,楽生(ガクシヨウ)に音楽を教えた雅楽寮の職員。
(4)宮内庁で奏楽に従事する,式部職楽部の職員。

がくしいん

がくしいん [3] 【学士院】
日本学士院の略称。

がくしいんしょう

がくしいんしょう [4] 【学士院賞】
日本学士院が学術上特に優れた研究・業績に対して毎年授与する賞。
→恩賜(オンシ)賞

がくしき

がくしき【学識】
learning;scholarship;→英和
erudition.→英和
〜のある(ない) learned (unlettered).→英和
‖学識経験者 a man of learning and experience.

がくしき

がくしき [0] 【学識】
学問と知識。また,学問を通じて得た高い見識。「―豊かな人」

がくしき

がくしき [0] 【楽式】
楽曲の構造形式。音楽の形式。反復形式・連続形式・連環形式に大別され,さらに二部形式・三部形式・ロンド形式・ソナタ形式・フーガ形式などに細分される。

がくしきけいけんしゃ

がくしきけいけんしゃ [7] 【学識経験者】
専門領域の学問で評価を受け,豊富な経験と高い見識をもつと社会的に認められる人。

がくしゃ

がくしゃ【学舎】
school[university]buildings.

がくしゃ

がくしゃ [1] 【学舎】
学問を修める施設。学校。まなびや。

がくしゃ

がくしゃ【学者】
a scholar;→英和
a learned man.〜らしい(ぶった) scholarly (pedantic).→英和

がくしゃ

がくしゃ [0] 【学者】
(1)学問に優れた人。学問・研究を専門とする人。
(2)学問のある人。知識の豊富な人。「彼はなかなかの―だ」

がくしゅ

がくしゅ [1] 【楽手】
(1)もと陸軍軍楽隊の下士官。
(2)「楽士(ガクシ){(2)}」に同じ。

がくしゅう

がくしゅう【学習[修]する】
study;→英和
learn.→英和
‖学習参考書 a handbook for students.学習指導要領 a course of study.学習塾 a cram school.

がくしゅう

がくしゅう 【岳州】
岳陽(ガクヨウ)の旧称。

がくしゅう

がくしゅう [0] 【学習】 (名)スル
(1)まなびおさめること。勉強すること。「新しい教科を―する」
(2)〔生〕 生後の反復した経験によって,個々の個体の行動に環境に対して適応した変化が現れる過程。ヒトでは社会的生活に関与するほとんどすべての行動がこれによって習得される。
(3)〔心〕 過去の経験によって行動の仕方がある程度永続的に変容すること。新しい習慣が形成されること。
(4)〔教〕 新しい知識の獲得,感情の深化,よき習慣の形成などの目標に向かって努力を伴って展開される意識的行動。

がくしゅう

がくしゅう [0] 【学修】 (名)スル
〔古くは「がくしゅ」〕
学問をまなびおさめること。学習。修学。

がくしゅういん

がくしゅういん ガクシフヰン 【学習院】
(1)1847年,京都に設立された公家の子弟を対象とした学校。
(2)1877年(明治10)東京に創立された学校。84年宮内省の管轄下に置かれ,皇族・華族の子弟教育に当たった。1947年(昭和22)私立学校となる。幼稚園から大学までもつ総合学園。本部は東京都豊島区。

がくしゅうかつどう

がくしゅうかつどう [5] 【学習活動】
学習目的を達成するための活動。学校の授業における児童・生徒の活動。

がくしゅうかんじ

がくしゅうかんじ [5] 【学習漢字】
常用漢字のうち,児童・生徒が学校教育において学習する漢字。狭義には,学習指導要領の「学年別漢字配当表」に示された漢字。

がくしゅうきのう

がくしゅうきのう [5] 【学習機能】
ユーザーの操作にしたがってデータの優先順位を変更する機能。例えば,日本語ワープロのかな漢字変換プログラムで,変換候補の表示の順番や出現頻度を記憶する機能をいう。

がくしゅうきょくせん

がくしゅうきょくせん [5] 【学習曲線】
〔心〕 学習の進行過程を示す曲線。普通,横軸に試行回数や時間経過を,縦軸に正しい反応を示した数や所要時間などをとる。習得曲線。習熟曲線。

がくしゅうけん

がくしゅうけん [3] 【学習権】
学習する権利。教育を受ける主体の側から積極的に表現した言葉。

がくしゅうこうか

がくしゅうこうか [5] 【学習効果】
企業・家計などが生産や投資また消費の経験を累積するにつれて,それらの行動に習熟していき,より効率的な生産方法,技術進歩,購買行動などが実現されること。

がくしゅうさんこうしょ

がくしゅうさんこうしょ [9][0] 【学習参考書】
児童・生徒の学習を補助し,また促進する目的で作られた書物。学習書。学参。

がくしゅうしどう

がくしゅうしどう [5] 【学習指導】
児童・生徒の各教科の学習が有効に行われるように指導すること。

がくしゅうしどうようりょう

がくしゅうしどうようりょう [8] 【学習指導要領】
文部大臣により公示される教育課程の基準。小・中・高校,盲・聾(ロウ)・養護学校の教育内容や学習事項の学年別配当,授業時間などの編成基準が示されている。1947年(昭和22)に試案として出され,当初は教師が自ら教育課程を編成する際の手引きとしての性格をもっていたが,58年の改訂以来法的拘束力をもつようになった。教科書の編集基準でもある。指導要領。

がくしゅうしょうがい

がくしゅうしょうがい [5] 【学習障害】
〔learning disability〕
全般的な知能の水準や身体機能に障害は見られないが,読み書き・計算や注意の集中といった能力に欠けるために学習が困難な状態。ラーニング-ディスアビリティー。LD 。

がくしゅうじゅく

がくしゅうじゅく [3] 【学習塾】
私的に子供を集めて,学校教育の補足や進学準備教育を行う施設。塾。

がくしょ

がくしょ 【楽書】
音楽書。中国,宋の陳暘(チンヨウ)著。二〇〇巻。経書の訓義や律呂(リツリヨ)の本義,楽器・楽章などを論ずる。

がくしょ

がくしょ [1] 【楽所】
〔「がくそ」とも〕
(1)雅楽を教習したところ。雅楽寮の後身で,948年に創設,1870年(明治3)雅楽局ができるまで続いた。
(2)音楽を奏する場所。「中島にぞ―は,せさせ給ひける/栄花(駒競べの行幸)」

がくしょう

がくしょう【楽章】
《楽》movement.→英和

がくしょう

がくしょう 【学生】
(1)平安時代,大学寮・国学または貴族の大学別曹などに学ぶ者。
(2)寺院で学問し,仏教を研究する者。また仏道を学ぶ僧。修学僧。学僧。学匠。学侶。「南北二京に,これ程の―あらじものを/宇治拾遺 4」
(3)学識。学問。「―も人に勝れ,説経も上手也/今昔 20」

がくしょう

がくしょう [0] 【楽章】
〔movement〕
ソナタ・交響曲などで,楽曲を構成する一定の独立性を備えた章。

がくしょう

がくしょう [0] 【楽生】
律令制で,雅楽寮に属し音楽を学んだ生徒。

がくしょう

がくしょう [0] 【学匠】
(1)学問のある優れた学者。大学者。
(2)「学生(ガクシヨウ){(2)}」に同じ。

がくしょう

がくしょう [0] 【楽匠】
優れた音楽家。

がくしょく

がくしょく [0] 【学殖】
学問上の豊かな知識。深い学識。「―豊かな人」

がくじ

がくじ [1] 【学地】
〔「がくち」とも〕
〔仏〕 仏教の真理を理解しているが,まだ煩悩(ボンノウ)をすべて消滅させてはおらず,修行すべきことの残っている立場。有学地(ウガクジ)。

がくじ

がくじ [1] 【学事】
(1)学問に関することがら。「―に志す」
(2)学校に関することがら。「―報告」

がくじたて

がくじたて [3] 【額仕立て】
裁縫で,角の始末の一法。縦横を同寸法に折り,四五度の角度で突き合わせにして,額縁のようにすること。額縁仕立て。鏡仕立て。

がくじゅつ

がくじゅつ【学術】
learning (学問); <be excellent in> scholarship (学力);→英和
arts and sciences (学芸).日本学術会議 the Science Council of Japan.学術論文 a treatise.→英和

がくじゅつ

がくじゅつ [0][2] 【学術】
(1)学問。専門性の高いものをいうことが多い。「―論文」
(2)学問と芸術。また,学問と技術。学芸。

がくじゅつかいぎ

がくじゅつかいぎ 【学術会議】
⇒日本学術会議(ニホンガクジユツカイギ)

がくじゅつじょうほうセンター

がくじゅつじょうほうセンター 【学術情報―】
学術関係の情報を集約・整理することを目的として,1986年(昭和61)設立された文部省所轄の機関。大学共同利用機関の一。東京都文京区に所在。

がくじゅつだんたい

がくじゅつだんたい [5] 【学術団体】
学術研究の促進発展を目的として組織された,学者・研究者およびその援助者の団体。各種の学会や研究集団,日本学術会議など。

がくじゅつようご

がくじゅつようご [5] 【学術用語】
学術研究上,特に用いることば。術語。専門語。テクニカル-ターム。

がくじん

がくじん [0] 【楽人】
音楽を演奏する人。特に,雅楽を演奏する人。伶人(レイジン)。がくにん。

がくじん

がくじん [0] 【岳人】
登山家。アルピニスト。

がくす

がく・す 【学す】 (動サ変)
学問をする。まなぶ。「もはらに仙術を―・す/今昔 6」

がくせい

がくせい【楽聖】
a great master of music.

がくせい

がくせい【学制】
<reform> the educational system.

がくせい

がくせい [0] 【楽聖】
偉大な音楽家をたたえていう称。「―ベートーベン」

がくせい

がくせい [0] 【学聖】
学問の道で偉大な業績をあげた人。

がくせい

がくせい [0] 【学制】
(1)学校制度に関する規定。普通,1947年(昭和22)発足の現行学制を新制,それ以前を旧制という。
(2)1872年(明治5)に公布された日本の近代学校制度に関する最初の法令。79年教育令公布とともに廃止。

がくせい

がくせい [0] 【学生】
学校で勉強する人。主に,大学で勉強する人をいう。
→がくしょう(学生)

がくせい

がくせい [0] 【学政】
(1)教育行政。
(2)中国,清代の官名。省の教育行政に当たるもの。提督学政。

がくせい

がくせい【学生】
a student.→英和
‖学生運動 a student movement.学生時代(生活) one's school days (student life).学生証 a student's identification[ID]card.学生服 a school uniform.学生割引 a student discount.

がくせいうんどう

がくせいうんどう [5] 【学生運動】
学生によって組織され展開される,政治的・社会的・啓蒙的な性格をもつ運動。

がくせいふく

がくせいふく [3] 【学生服】
学生・生徒・児童の通学服。特に,男子学生生徒の黒地・詰め襟・長ズボンの洋服。

がくせいわりびき

がくせいわりびき [5] 【学生割引】
鉄道運賃・入場料などを,学生に対して値引きすること。学割(ガクワリ)。

がくせき

がくせき [0] 【学績】
(1)学業成績。
(2)学問上の業績。

がくせき

がくせき【学籍(薄)】
the school[college]register.

がくせき

がくせき [0] 【学籍】
学生や生徒としてその学校に所属することを示す籍。

がくせきぼ

がくせきぼ [4] 【学籍簿】
在籍する児童・生徒・学生の学習および身体の状況や身上に関する事項を記録した原簿。1949年(昭和24)から指導要録と改称。

がくせつ

がくせつ [0] 【学説】
学問上の説。「―が分かれる」

がくせつ

がくせつ【学説】
<set up> a theory;→英和
a doctrine.→英和

がくせつ

がくせつ [0] 【楽節】
旋律構造上,あるまとまりをもった単位。大きな単位である大楽節または楽段は,通常二個の小楽節または楽句から成り,完結性をもつ。小楽節は多く二小節から成る動機二つで構成される。

がくぜん

がくぜん【愕然として】
in amazement.

がくぜん

がくぜん [0] 【愕然】 (ト|タル)[文]形動タリ
非常におどろくさま。「意外な結果を聞いて―とする」「―たる思い」

がくそう

がくそう [0] 【額草】
ガクアジサイの別名。

がくそう

がくそう [0] 【楽想】
楽曲の構想。「―がわく」

がくそう

がくそう [0] 【学僧】
(1)学問に優れた僧。
(2)修学中の僧。

がくそう

がくそう [0] 【学窓】
〔学校の窓の意〕
学問を学ぶ所。学校。「―を巣立つ」

がくそう

がくそう [0] 【楽箏】
雅楽で用いる一三弦の箏。
→箏

がくそく

がくそく [0] 【学則】
各学校がその組織編成・教育課程・管理運営などについて定めた規則。校則。「―に従う」

がくそく

がくそく【学則】
<observe,break> school regulations.

がくそつ

がくそつ [0] 【学卒】
「大学卒業(者)」の略。大卒。「―者」

がくたい

がくたい [0] 【楽隊】
(パレードや戸外の集会で)器楽を演奏する一団の人々をいう語。

がくたい

がくたい【楽隊】
a (musical) band.

がくだいこ

がくだいこ [3] 【楽太鼓】
(1)雅楽器の一。大太鼓(ダダイコ)・釣太鼓・荷(ニナイ)太鼓の三種があるが,普通には釣太鼓をさす。
(2)歌舞伎の下座音楽に用いる中形の扁平な太鼓。雅楽の太鼓の音色を模したもの。平丸太鼓。

がくだん

がくだん [0] 【楽団】
音楽を演奏する団体。「交響―」

がくだん

がくだん [0] 【楽壇】
音楽活動をしている人たちの社会。作曲家・演奏家・批評家などの集団。音楽界。

がくだん

がくだん【楽壇】
the musical world.

がくだん

がくだん【楽団】
an orchestra;→英和
a band.→英和
交響楽団 a symphony orchestra.

がくち

がくち [1] 【学知】 (名)スル
(1)学んで理解すること。
(2)学問と知識。また,学問。

がくち

がくち [1] 【愕眙】 (名)スル
驚いて目を見張ること。

がくちょう

がくちょう【学長】
a president.→英和

がくちょう

がくちょう [0] 【楽調】
音楽の調子。

がくちょう

がくちょう [0] 【楽長】
(1)音楽隊・楽団の長。
(2)宮内庁式部職の雅楽・洋楽それぞれをつかさどる楽師の長。

がくちょう

がくちょう [0] 【学長】
大学の長。校務をつかさどり,職員を統率・監督する。
→総長
→校長

がくちょう

がくちょう【楽長】
a conductor;→英和
a bandmaster.→英和

がくづか

がくづか [0] 【額束】
鳥居の上部中央,島木と貫(ヌキ)の間にある束。ここに額を掲げるのでいう。額柱(ガクバシラ)。
→鳥居

がくてき

がくてき [0] 【学的】 (形動)
学問にかかわっているさま。学問的。

がくてん

がくてん [0] 【楽典】
音楽の記譜に関する原理や規則。また,その教科書。

がくでん

がくでん [0] 【楽殿】
⇒神楽殿(カグラデン)

がくでん

がくでん [0] 【学田】
(1)「学料田(ガクリヨウデン)」に同じ。
(2)「勧学田(カンガクデン)」に同じ。

がくでん

がくでん [0] 【額殿】
⇒額堂(ガクドウ)

がくと

がくと [1] 【学都】
大学などの学校を中心として成立・発展した都市。学園都市。

がくと

がくと [1] 【楽都】
音楽の盛んな都市。「―ウィーン」

がくと

がくと [1] 【学徒】
(1)学校で勉強する人。学生と生徒。
(2)学問・研究をする人。学者。研究者。「この分野の一―としての意見」

がくと

がくと【学徒】
a student;→英和
a scholar (学者).→英和

がくとう

がくとう [0] 【学統】
学問の系統・流れ。「先師の―を継ぐ」

がくとう

がくとう [0] 【学頭】
(1)学校長,または首席の教師。「校中より―並に校監を撰挙するの権を許す/西洋聞見録(文夫)」
(2)勧学院の職員。別当の次位。学生(ガクシヨウ)の中で優秀な者が選ばれた。
(3)大寺院で学事を統括する僧。学頭職。「比叡の山の―西堂桜本の僧正/義経記 3」

がくときんろうどういん

がくときんろうどういん [4] 【学徒勤労動員】
1938年(昭和13)頃から,生産力増強の目的で,中学校以上の学生・生徒に強制した勤労動員。44年には学業は事実上停止され,在籍のまま軍需工場などへの動員が強化された。

がくとく

がくとく [0] 【学徳】
学問と徳行。「―兼ね備えた人」

がくとしゅつじん

がくとしゅつじん [1] 【学徒出陣】
第二次大戦中1943年(昭和18)12月から文科系学生の徴兵猶予が停止され,在籍のまま陸海軍に入隊し,戦争に参加したこと。

がくとへい

がくとへい [3] 【学徒兵】
学徒出陣によって戦争に参加した兵。

がくどう

がくどう [0] 【学道】
(1)仏道の修行。
(2)学問の道。「―はただ��人に物を問ひ給へ/仮名草子・竹斎」

がくどう

がくどう【学童】
school children;a schoolboy[schoolgirl].→英和

がくどう

がくどう [0] 【楽堂】
音楽を演奏する建物。音楽堂。

がくどう

がくどう [0] 【学童】
小学校の児童。小学生。

がくどう

がくどう [0] 【学堂】
学問を教授する所。学校。

がくどう

がくどう [0] 【額堂】
絵馬を掛けておく堂。額殿。絵馬堂。

がくどうそかい

がくどうそかい [5] 【学童疎開】
第二次大戦末期の1944年(昭和19)7月から,大都市の国民学校初等科児童を農山村や地方都市へ集団移動させたこと。

がくどうほいく

がくどうほいく [5] 【学童保育】
両親が共働きであるなど保護者が不在である学童を,放課後一定時間保育すること。

がくどうようじんしゅう

がくどうようじんしゅう ガクダウヨウジンシフ 【学道用心集】
道元著。一巻。1234年頃成立。禅の修行を志す人のために説かれた入門の書。

がくない

がくない [2] 【学内】
学校,特に大学の内部。「―の問題」

がくない

がくない【学内】
<on> the campus.→英和
〜に in the university.→英和

がくにん

がくにん [0] 【楽人】
⇒がくじん(楽人)

がくねん

がくねん [0] 【学年】
(1)一年を一つの区切りとした学校教育の期間。日本では,普通,四月に始まり三月で終わる。
(2)修学期間によって区別した学生や生徒の学級。「第三―」「最高―」

がくねん

がくねん【学年】
a school[an academic]year.3〜である be in the third grade[ <英> form].‖学年末試験 the year-end[final]examination.

がくねんしけん

がくねんしけん [6][5] 【学年試験】
学年{(1)}の終わりに,学生・生徒の学業修得の程度を検査するために行う試験。学年末試験。

がくのはな

がくのはな [5] 【額の花】
ガクアジサイの別名。[季]夏。

がくのま

がくのま [0] 【額の間】
宮殿の正面の中央の柱と柱との間の称。大極殿・紫宸殿・清涼殿などにあり,この間の上長押(ウワナゲシ)に,殿名を書いた額が掛けてある。

がくは

がくは [1][0] 【学派】
学問上の流派。「ヘーゲル―」

がくは

がくは【学派】
a school;→英和
a sect.→英和

がくは

がくは [1] 【楽派】
ほぼ同時代に活動し,様式などに共通した特色をもつ作曲家のグループ。派。「古典―」「国民―」

がくばしら

がくばしら [3] 【額柱】
「額束(ガクヅカ)」に同じ。

がくばつ

がくばつ【学閥】
<form> an academic clique.

がくばつ

がくばつ [0] 【学閥】
同じ学校の出身者や同じ学派に属する人によって作られる派閥。

がくばな

がくばな [0] 【額花】
⇒額紫陽花(ガクアジサイ)

がくばん

がくばん [0] 【額判】
「額銀(ガクギン)」に同じ。

がくひ

がくひ【学費】
<earn one's> school expenses.

がくひ

がくひ [0] 【学費】
勉学するのに必要な費用。学資。

がくひ

がくひ 【岳飛】
(1103-1141) 中国,南宋の武将。字(アザナ)は鵬挙。一兵卒より湖北一帯を領する軍閥となる。金への抗戦を主張し和議派の宰相秦檜(シンカイ)の讒言(ザンゲン)により獄死。岳王廟にまつられ,民族的英雄として尊崇される。著「岳忠武王集」

がくびわ

がくびわ [3] 【楽琵琶】
雅楽器の一。琵琶の中では最も大形で,四弦四柱(ジ)。膝の上で水平に構えて弾く。管弦合奏に用いられる。

がくふ

がくふ [1] 【岳父】
妻の父。しゅうと。岳翁。

がくふ

がくふ【楽譜】
a sheet of music;→英和
a <piano> score (総譜);→英和
music (集合的に).〜なしで演奏する play without music[from memory].

がくふ

がくふ [0] 【楽譜】
楽曲を一定の約束のもとに記号などによって書き表したもの。五線譜など。

がくふ

がくふ【学府】
an educational institution.

がくふ

がくふ【岳夫】
one's wife's father[father-in-law].

がくふ

がくふ [1] 【学府】
学問をするところ。学校。「最高―」

がくふう

がくふう【学風】
academic traditions (伝統);a method of study (研究法).

がくふう

がくふう [0] 【学風】
(1)学問の傾向。「実証的な―」
(2)その大学のもつ気風。校風。

がくぶ

がくぶ [1] 【楽部】
宮内庁式部職の一部局。皇室関係行事での雅楽(楽舞)と洋楽(主に室内楽)の演奏に当たる。

がくぶ

がくぶ【学部】
a department;→英和
a faculty.→英和
‖学部生 an undergraduate.学部卒 a university graduate.学部長 a dean.

がくぶ

がくぶ [0][1] 【学部】
(1)大学で,専攻する学問の系統によって分けられた部。
(2)短大・教養部・大学院に対比される大学の本科。「―の学生」
(3)旧制の大学で,予科に対して本科のこと。

がくぶ

がくぶ [1] 【楽舞】
音楽と舞。両者を区別しない総称として用いる。

がくぶち

がくぶち [0] 【額縁】
(1)書画・写真などを入れて掲げるための枠。
(2)窓・出入り口の周囲につける飾りの木。

がくぶち

がくぶち【額縁】
⇒額.

がくぶちぶたい

がくぶちぶたい [5] 【額縁舞台】
円形劇場のような,空間的に開放された舞台と異なり,プロセニアム-アーチという額縁で舞台面が縁どられている舞台。

がくぶとん

がくぶとん [3] 【額布団】
「鏡布団(カガミブトン)」に同じ。

がくへん

がくへん [0] 【萼片】
萼を形成するおのおのの裂片。
→花式図

がくほう

がくほう [0] 【学法】
「学校法人」の略。

がくほう

がくほう [0] 【学報】
(1)学術上の報告。また,大学の研究発表の雑誌。紀要。
(2)大学が発行する雑誌・報告書の類。

がくぼ

がくぼ [1] 【岳母】
妻の母。しゅうとめ。

がくぼう

がくぼう【学帽】
a school cap.

がくぼう

がくぼう [0] 【学帽】
学校の制帽。学生帽。

がくぼく

がくぼく [0] 【学僕】
師の家や学校・塾の下男として働きつつ勉学する人。「例の―の地位のあきがあるや否やを学校に問ひあはして呉(ク)れることに/思出の記(蘆花)」

がくみいし

がくみいし [3] 【額見石】
露地の役石の一。内露地で,茶席の扁額などを見るために据える石。物見石。

がくむ

がくむ【学務(課)】
(the section of) educational affairs.

がくむ

がくむ [1] 【学務】
学校や教育に関する事務。

がくむいいん

がくむいいん [4] 【学務委員】
戦前,主として市町村の公立小学校に置かれ,学事・教育に関する事務をつかさどった委員。

がくめい

がくめい [0] 【額銘】
大摺り上げの刀で,切り取った茎(ナカゴ)に付いていた銘を短冊形に切り取って新しい茎にはめたもの。短冊銘。

がくめい

がくめい [0] 【学名】
学問上,生物を呼ぶために世界共通につけられた名称。通常二名法(ニメイホウ)が用いられる。

がくめい

がくめい【学名】
a scientific name[term].

がくめん

がくめん [0] 【額面】
(1)「額面価格」の略。
(2)書画の額。掛け額。「壁に掛つた,多くもあらぬ―は/小公子(賤子)」

がくめん

がくめん [2] 【楽面】
舞楽で用いる仮面。舞楽面。

がくめん

がくめん【額面】
face[par]value (価格);a denomination (証券などの).→英和
〜以上(以下)で above (below) par.〜どおりに受けとる take <a thing> at its face value.

がくめんかかく

がくめんかかく [5] 【額面価格】
株式や公・社債などの有価証券の券面に記載された価格。フェース-バリュー。

がくめんかぶ

がくめんかぶ [3] 【額面株】
定款に一株の金額についての定めがあり,株券に額面の記載されている株式。額面株式。
⇔無額面株

がくめんぞうし

がくめんぞうし [5] 【額面増資】
券面額を発行価額とする新株発行による株式会社の増資方法の一。

がくめんどおり

がくめんどおり [5] 【額面通り】
(1)有価証券の表示金額のとおり通用すること。
(2)表現されたとおりの意味。言葉そのまま。「相手の言葉を―に受け取る」

がくめんはっこう

がくめんはっこう [5] 【額面発行】
株式や公・社債を額面金額と同じ価格で発行する増資方法。
→時価発行

がくめんぼしゅうほう

がくめんぼしゅうほう [0] 【額面募集法】
額面金額での払い込みを条件とする株式や公・社債の募集方法。

がくめんわれ

がくめんわれ [0] 【額面割れ】
株式や公・社債などの市場価格が,券面に記された金額より低くなること。

がくもん

がくもん【学問】
learning;study;→英和
scholarship (学力).→英和
〜のある(ない) (un)educated.→英和
〜をする study;→英和
learn;→英和
pursue one's studies.

がくもん

がくもん [2] 【学問】 (名)スル
(1)一定の原理によって説明し体系化した知識と,理論的に構成された研究方法などの全体をいう語。「―に志す」
(2)勉強をすること。知識を得るために学ぶこと。また,それによって得た知識。「―のある人」
〔中世・近世には「学文」とも書かれた〕

がくもんじょ

がくもんじょ [0][5] 【学問所】
(1)学問をする場所。書斎。
(2)学問をするための建物。学校。「僕は藩の―の址に出来た学校に通ふことになつた/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
(3)「昌平坂学問所(シヨウヘイザカガクモンジヨ)」のこと。

がくもんじょきんばん

がくもんじょきんばん [6] 【学問所勤番】
江戸幕府の職名。昌平坂学問所の事務をつかさどる。1798年創設。

がくもんじょぶぎょう

がくもんじょぶぎょう [6] 【学問所奉行】
江戸幕府の職名。寺社奉行次席。昌平坂学問所を総括する役。大名中から任ぜられた。1862年創設,64年廃止。

がくもんそう

がくもんそう [3] 【学問僧】
学問に励む僧。特に,外国に留学して学ぶ僧。

がくもんてき

がくもんてき [0] 【学問的】 (形動)
学問に関するさま。学問としての内容・方法を備えているさま。「―関心」「―に立証する」

がくもんのじゆう

がくもんのじゆう [2][2] 【学問の自由】
学問の研究・発表・教授の自由。学問・研究が,政治的・宗教的諸権力によって脅かされてはならないこと。憲法は,明文でこれを保障している。

がくもんのすすめ

がくもんのすすめ 【学問ノススメ】
福沢諭吉の主著の一。1872(明治5)〜76年刊。冒頭で「天は人の上に人を造らず」と天賦人権論の立場を明らかにし,個人主義・実利主義に基づいて学問論・国家論・知識人論など多彩な民主主義的立国論を展開した。明治初期における最大のベストセラーで当時の教育政策にも大きな影響を与えた。

がくもんりょう

がくもんりょう [3] 【学問料】
平安時代,大学寮の学生のうち希望者に支給された学資。学料。給料。

がくもんれんが

がくもんれんが [5] 【学問連歌】
故事・古語を多く詠み込んだ衒学(ゲンガク)的な連歌をからかっていった語。

がくや

がくや [0] 【楽屋】
(1)劇場・寄席などで,出演者が準備・休息をする部屋。
(2)物事の裏面。内幕。
(3)雅楽で,楽人の演奏する所。また,舞人が装束を着用する所。

がくや

がくや【楽屋】
a dressing room;a greenroom;→英和
the backstage;→英和
the inside (内幕).→英和
楽屋話 an inside story.

がくや=から火を出す

――から火を出・す
自分で災いをひきおこす。内部から騒動を起こす。

がくや=で声を嗄(カラ)す

――で声を嗄(カラ)・す
努力しても無益なことのたとえ。

がくやいちょう

がくやいちょう [4] 【楽屋銀杏】
(1)江戸時代,歌舞伎役者の髪形。鬘(カツラ)をつけるために鬢(ビン)を低くとり,髷(マゲ)を小さく結うもの。鬘下。
(2)江戸時代の婦人の結髪の一。いちょうがえしのごく低いもの。

がくやいり

がくやいり [0] 【楽屋入り】 (名)スル
役者・俳優が劇場に出勤して楽屋にはいること。

がくやうら

がくやうら [0] 【楽屋裏】
(1)楽屋の内部。
(2)一般の人には知られていない実情や秘密の事情。内情。内幕。「―をさらけ出す」「社長交代の―」

がくやおち

がくやおち [0] 【楽屋落ち】
(1)演芸などで,楽屋の仲間の者だけに通じて観客にはわからないことを舞台で言うこと。
(2)仲間うちだけにわかって,他の者にはわからないこと。「―の駄洒落」

がくやすずめ

がくやすずめ [4] 【楽屋雀】
(1)楽屋によく出入りして,芝居や役者の消息に通じている人。
(2)世間の裏面・内幕に通じている人。

がくやとうどり

がくやとうどり [4] 【楽屋頭取】
楽屋に関係する一切の事の取り締まりに当たる人。頭取。

がくやとんび

がくやとんび [4] 【楽屋鳶】
素人で,楽屋に出入りしては通ぶっている人。

がくやばなし

がくやばなし [4] 【楽屋話】
楽屋内での話。転じて,内輪のはなし。内緒ばなし。

がくやばん

がくやばん [0] 【楽屋番】
楽屋において諸道具の番や,役者のための使い走りなどをする人。

がくやぶぎょう

がくやぶぎょう [4] 【楽屋奉行】
室町時代,将軍が諸大名の邸宅に行った際,接待の猿楽を催す楽屋を管理させるため臨時に命じた職。

がくやぶろ

がくやぶろ [0][4] 【楽屋風呂】
劇場内にある,化粧を洗い落とすための俳優専用の風呂。

がくゆう

がくゆう [0] 【学友】
(1)同じ学校の友達。
(2)学問上の友人。

がくゆう

がくゆう【学友】
a schoolmate;→英和
a schoolfellow;→英和
a fellow student.学友会 a students' association[society](在学生の);a graduates'[an alumni]association (卒業生の).

がくよう

がくよう ガクヤウ 【岳陽】
中国,湖南省の洞庭湖東岸の河港都市。茶の積み出し地として有名。岳陽楼がある。旧称,巴陵(ハリヨウ)・岳州。ユエヤン。

がくよう

がくよう [0] 【学用】
学習・研究に用いること。

がくようかんじゃ

がくようかんじゃ [5] 【学用患者】
医学研究の対象とした患者。

がくようひん

がくようひん [0] 【学用品】
学校で勉強のために使う品。筆記具などの文房具やかばん。「―売り場」

がくようひん

がくようひん【学用品】
school things.

がくようろう

がくようろう ガクヤウ― 【岳陽楼】
岳陽市の城壁西門の楼。洞庭湖に臨み,絶景の地として知られ,杜甫など多くの詩人が詩に詠んだ。

がくらん

がくらん [0] 【学らん】
詰め襟の男子学生服の俗称。特に,上着の丈が長く,ズボンがだぶだぶのものをいう。

がくり

がくり [1] 【楽理】
音楽の理論,およびその学問的研究。大学や高校において,特に音楽研究を行う学科の名称として使われる。「―科」

がくり

がくり【学理】
a theory.→英和

がくり

がくり [1] 【学理】
学問上の原理・理論。「―的な解明」

がくり

がくり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)急に折れたり,曲がったり,衰えたりするさま。がっくり。がくっ。「―と膝をつく」「体力が―と衰える」

がくりき

がくりき [2][0] 【学力】
「がくりょく(学力)」に同じ。「眠い眼を睡(ネ)ずして得た―を/浮雲(四迷)」

がくりつ

がくりつ [0] 【楽律】
音楽に用いる音の高さの規定。音律。

がくりょ

がくりょ [1] 【学侶】
(1)学問する僧。学生(ガクシヨウ)。
(2)〔「学侶方」の略〕
高野山において一山を学侶方・行人方(ギヨウニンカタ)・聖方(ヒジリカタ)に三分したものの一。真言宗の本来の構成員で,仏教を正式に学んだ者。1130年覚鑁(カクバン)上人が学侶三六人をおいたのに始まる。

がくりょう

がくりょう 【学料】
「学問料」に同じ。

がくりょう

がくりょう [0] 【学寮】
(1)私塾や学校で,生徒が寄宿する所。寄宿舎。寮。
(2)平安時代,大学寮の学生(ガクシヨウ)の寄宿寮。
(3)江戸時代,寺院で僧侶が止宿して修学する所。学林。
(4)湯島聖堂に属した生徒の寮室。

がくりょうでん

がくりょうでん 【学料田】
平安時代,学問料の財源にあてた田。のち勧学田と称した。学田(ガクデン)。

がくりょく

がくりょく [2][0] 【学力】
学校などにおける系統的な教育を通じて獲得した能力。教科内容を正しく理解し,それを知識として身につけ,その知識を応用して新しいものを創造する力。がくりき。「基礎―」「―が低下する」

がくりょく

がくりょく【学力】
scholarship.→英和
〜がある(ない) be a good (poor) scholar.‖学力試験 an achievement test.

がくりん

がくりん [0] 【学林】
(1)寺院などに設けた僧侶の学校。
→檀林
(2)学問をする所。学校・塾などの名称に用いる。

がくれい

がくれい【学齢】
<reach> school age.〜に達した(未満の)児童 children of (under) school age.

がくれい

がくれい [0] 【学齢】
(1)義務教育を受けるべき年齢。義務教育の期間。現在では満六歳から満一五歳まで。
(2)小学校に入学する義務の生ずる年齢。現在は満六歳。

がくれいじんこう

がくれいじんこう [5] 【学齢人口】
学齢{(1)}にある児童・生徒の総数。

がくれいぼ

がくれいぼ [3] 【学齢簿】
学校教育法施行令によって,市町村教育委員会が作成する学齢期間中の者および翌年から就学すべき者についての帳簿。

がくれき

がくれき [0] 【学歴】
学業についての経歴。どういう学校を卒業したかという経歴。「―がものを言う」

がくれき

がくれき【学歴】
a school[an academic]career;one's academic background.〜のない人 a person without school education.‖学歴社会 academic background oriented society.学歴偏重(主義) diplomaism.

がくれきしゃかい

がくれきしゃかい [5] 【学歴社会】
人の社会的地位や評価などが,学歴によって決められたり,判断されたりする学歴偏重の社会。

がくれん

がくれん 【学連】
学生社会科学連合会の略称。東大新人会などを中心として1922年(大正11)全国大学高専七十余校をもって結成された全国学生連合会が24年に改称したもの。25年全日本学生社会科学連合会となり,同年の学連事件以後,弾圧された。

がくれんじけん

がくれんじけん 【学連事件】
1925年(大正14)学連所属の京大生らが「不穏文書」の出版をしたとの口実で,初めて治安維持法を適用されて逮捕された事件。

がくろく

がくろく [0] 【岳麓】
山のふもと。特に,富士山のふもと。

がくわり

がくわり【学割料金】
<at> reduced fees for students.学割定期券 a students' season ticket.

がくわり

がくわり [0] 【学割】
「学生割引」の略。「―がきく」

がくん

がくん [2] (副)
(多く「と」を伴って)突然,動き出したり外れたりして,衝撃をうけるさま。前の状態から突然別の状態に変わるさま。「電車が―と動く」「成績が―と落ちた」

がぐ

がぐ グワ― [1] 【臥具】
(1)寝るときに用いる道具。布団・枕の類。夜具。寝具。
(2)〔仏〕 袈裟(ケサ)の異名。

がぐ

がぐ グワ― [1] 【画具】
絵をかくための用具。絵の具・絵筆など。

がけ

がけ【崖】
a cliff;→英和
<fall over> a precipice.→英和
崖くずれ a landslide.→英和

がけ

−がけ【定価の8掛で】
<sell> at 80 percent of the price;→英和
at a discount of 20 percent.

がけ

がけ 【掛け】 (接尾)
(1)名詞に付いて,それを身につけている意を表す。「ゆかた―」「けさ―」「たすき―」
(2)「心」あるいは「思い」などの語に付いて,心中にいつもいだいている意を表す。「心―」「思い―ない」
(3)「いのち」などの語に付いて,それを賭けることを表す。「命―」
(4)動詞の連用形に付いて,動作のついでである意を表す。「帰り―に寄る」「行き―の駄賃」
(5)人数を表す語に付いて,その人数だけ腰かけられることを表す。「三人―の椅子」
(6)助数詞。
 (ア)漢語の数詞に付いて,その数の割合であることを表す。「定価の八―」
 (イ)和語の数詞に付いて,その数だけの倍数であることを表す。「二つ―」
 (ウ)和語の数詞に付いて,指一本の幅を単位とした長さを表す。矢の長さをはかるのに用いる。ふせ。「三人張に十三束三つ―/義経記 4」

がけ

がけ [0] 【崖・厓】
山・海岸などの,険しく切り立ったようになっている所。

がけ

−がけ【ゆかた掛けで】
informally dressed.命〜で at the risk of one's life.行き(帰り)〜に on one's way to (home).

がけい

がけい [0] 【賀慶】
よろこび祝うこと。めでたいこと。慶賀。

がけい

がけい [1][0] 【雅兄】
■一■ (名)
風雅の道で兄事(ケイジ)する人。風雅の道の先輩。
■二■ (代)
(男性の手紙などで)相手の男性を敬っていう語。大兄。

がけくずれ

がけくずれ [3] 【崖崩れ】
大雨や地震などのために,崖を構成する土・砂・岩石がくずれおちること。

がけじ

がけじ [0] 【崖路】
「崖道(ガケミチ)」に同じ。

がけっぷち

がけっぷち [0] 【崖っ縁】
(1)崖の上の,切り立った縁。
(2)追い詰められた,ぎりぎりの状態。「―に立たされる」

がけみち

がけみち [0] 【崖道・崖路】
崖のふちを通る道。がけじ。

がけん

がけん [0] 【我見】
(1)自分だけの狭くかたよった意見や見方。
(2)〔仏〕「我執(ガシユウ)」に同じ。

がけん

がけん グワ― [0] 【瓦硯】
陶製の硯(スズリ)。石の硯が使われる以前に使用された。

がげん

がげん [1] 【雅言】
(1)洗練された言葉。優雅な言葉。雅語。
⇔俗言
(2)主として平安時代の和歌や仮名文などに使われた大和言葉。江戸時代の国学者や歌人が,正しく風雅なものとして尊んだ言葉。雅語。
→俚言

がげんしゅうらん

がげんしゅうらん 【雅言集覧】
江戸時代の国語辞書。五〇巻。石川雅望著。古語・雅語をイロハ順に配列し,主に平安時代の文献から多数の用例を引く。1826〜49年に半ばまで刊行。87年(明治20)に中島広足が「増補雅言集覧」として加筆刊行。

がこ

がこ [1] 【餓虎】
飢えた虎。危険なもののたとえ。

がこう

がこう グワカウ [0] 【画稿】
絵の下書き。絵の草稿。

がこう

がこう グワ― [0] 【画工】
絵をかくのを仕事とする人。えかき。

がこう

がこう [0] 【牙行】
中国で,商取引の仲介をし,売り手と買い手とを結び付けて商談をまとめる仲買業者。またはそのギルド。五代・宋・明・清に発達。駔儈(ソカイ)。牙人。

がこうし

がこうし グワ― 【画工司】
⇒えだくみのつかさ(画工司)

がこうそう

がこうそう [2] 【鵞口瘡】
口腔粘膜や舌に,カビの一種であるカンジダ菌が寄生して多数の白い斑点ができた状態。したとぎ。

がご

がご [1] 【雅語】
「雅言(ガゲン)」に同じ。

がご

がご【雅語】
elegant words.

がごう

がごう【雅号】
a pen name;a nom de plume.

がごう

がごう [1][0] 【雅号】
著述家・画家・書家などが本名以外に付ける風流・風雅な別名。

がごうじ

がごうじ グワゴウ― 【元興寺】
〔「がんごうじ」の転。元興寺に鬼がいたという伝説から〕
(1)鬼の異名。がごじ。「清水へ参れば,―がいでて人をくふと申すほどに/狂言・清水」
(2)鬼のまねをして,子供を脅すこと。がごじ。がごぜ。

がごおんじょうこう

がごおんじょうこう ガゴオンジヤウカウ 【雅語音声考】
語学書。鈴木朖(アキラ)著。1816年刊。音声をかたどった言語があることを主として説いた言語起源論。

がごじ

がごじ グワゴ― 【元興寺】
⇒がごうじ
⇒がんごうじ(元興寺)

がごぜ

がごぜ グワゴ― 【元興寺】
⇒がごうじ(元興寺)(2)

がさ

がさ [0]
〔てきやなどの隠語。「さがす」の「さが」の倒語〕
家宅捜索。「―を入れる」「―入れ」

がさ

がさ グワ― [1] 【画叉】
「掛け竿(ザオ){(2)}」に同じ。

がさい

がさい【画才】
artistic talent.

がさい

がさい グワ― [0] 【画才】
絵をかく才能。

がさがさ

がさがさ
■一■ [1] (副)スル
(1)(多く「と」を伴って)乾いたものなどが触れ合って発する音を表す語。「かさかさ」よりやや重く騒がしい感じの音。「やぶを―と分けて進む」
(2)潤いがなくて荒れているさま。「―したてのひら」
(3)性質・態度が粗野なさま。「―した人」
■二■ [0] (形動)
{■一■(2)}に同じ。「かかとが―になる」

がさがさ

がさがさ
〜する rustle (音);→英和
feel[be]rough (手ざわり).

がさごそ

がさごそ [1] (副)
枯れ葉・紙などが触れ合ったり,人や動物がそれらに触れた時に出る,やや濁った音を表す語。「―(と)音がしてリスが出て来た」

がさつ

がさつ [0] (形動)[文]ナリ
細かいところに神経が行き届かず,雑で荒っぽいさま。「―な態度」「―者」
[派生] ――さ(名)

がさつ

がさつ
〜な rude;→英和
rough;→英和
unrefined.

がさつく

がさつ・く [0] (動カ五[四])
(1)がさがさ音がする。「紙袋を―・かせて菓子を取り出す」
(2)言動が粗野である。落ち着かない。「―・いた人」

がさん

がさん グワ― [0] 【画賛・画讃】
絵の余白などに書き添えられた文章・詩句。讃。

がさん

がさん グワ― [0] 【臥蚕】
脱皮のため眠期にある蚕(カイコ)。

がさん

がさん 【峨山】
(1275-1365) 鎌倉後期の曹洞宗の僧。総持寺第二世。名は韶碩(ジヨウセキ)。能登の人。比叡山で天台宗を学んだが,のち瑩山紹瑾(ケイザンジヨウキン)の弟子となり,曹洞宗に転じた。多くの門弟を育て,曹洞宗の発展に寄与。

がさんすい

がさんすい グワ― [2] 【画山水】
山水の画。また,画中の山水。

がさんび

がさんび グワ― [2] 【臥蚕眉】
眠期にある蚕のような形をした太い眉。

がざい

がざい グワ― [0] 【画材】
(1)絵にする素材。
(2)筆・絵の具・紙・カンバスなど絵をかく時に必要な品物。

がざみ

がざみ [0] 【蝤蛑】
〔「かざみ」「がさみ」「がざめ」とも〕
海産のカニ。甲は横に長い菱形で,幅15センチメートル内外。体色は暗青色で腹面は白い。肉は美味。青森以南の浅海の砂底にすみ,昼は海底の砂に埋まり,夜泳ぎまわる。ワタリガニ。

がし

がし [1] 【雅旨】
(多く手紙文で)お考え。御意向。相手の考えを敬っていう語。

がし

がし
■一■ (終助)
〔終助詞「かし」から転じたもの〕
命令形に付いて,強い願望を表す。どうか…して欲しい。「梅が咲け―/松の葉」
■二■ (接尾)
〔■一■から転じた用法〕
命令文の末尾に付いて,…と言わんばかりの意を表す。…と。「これ見よ―に広げる」「出て行け―の態度」

がし

がし グワ― [1] 【瓦市・瓦子】
中国宋代の,劇場・飲食店・妓楼(ギロウ)などが集中していた歓楽街。

がし

がし グワ― [1] 【画師】
えかき。画家。

がし

がし [1] 【賀詞】
お祝いの言葉。祝詞。「新年の―」

がし

がし [1] 【餓死】 (名)スル
飢えのために死ぬこと。飢餓死。うえじに。「飢饉で多くの人が―した」

がし

がし【餓死する】
die of hunger;starve[be starved]to death.

がし

がし グワ― [1] 【画紙】
絵をかくのに用いる紙。画用紙。

がしせん

がしせん [0] 【餓死線】
餓死しようとする間際のところ。「―をさまよう」

がしつ

がしつ グワ― [0] 【画室】
絵をかくための部屋。アトリエ。

がしつ

がしつ グワ― [0] 【画質】
写真・テレビなどの画像の質。

がしつ

がしつ【画室】
a studio;→英和
an atelier.→英和

がしゃがしゃ

がしゃがしゃ
■一■ [1] (副)
(「と」を伴うこともある)硬いものがぶつかったり割れたりして立てる,騒々しい音を表す語。また,やかましいさま。「―(と)かきまわす」
■二■ [0] (形動)
乱雑なさま。「引き出しの中が―だ」

がしゅ

がしゅ [1] 【雅趣】
風雅なおもむき。「―に富んだ庭園」

がしゅ

がしゅ グワ― [1] 【画趣】
絵にあるようなすぐれたおもむき。絵になるような風景。

がしゅう

がしゅう [0] 【我執】
(1)〔仏〕 自己の内部に不変の実体,本質が存在するとする,非仏教的な考え。我見。
(2)自分中心の狭い考え。また,それにとらわれること。

がしゅう

がしゅう グワシフ [0] 【画集】
絵を集めた本。

がしゅう

がしゅう 【賀州】
加賀国の別名。

がしゅん

がしゅん [0] 【賀春】
新春を祝うこと。年賀状などで使う。

がしょ

がしょ [1] 【賀書】
喜びを表した手紙。祝いの手紙。

がしょう

がしょう [0] 【賀頌】
祝いたたえる言葉。

がしょう

がしょう [0] 【雅称】
風雅な名称。

がしょう

がしょう [0] 【牙商】
仲買人。才取り。牙行。

がしょう

がしょう グワシヤウ [0] 【画匠】
画家。絵かき。画師。

がしょう

がしょう グワシヤウ [0] 【画商】
絵の売買を業とする人。

がしょう

がしょう【画商】
a picture[an art]dealer.

がしょう

がしょう [0][1] 【賀正】
〔「正」は正月の意〕
新年を祝うこと。年賀状などに用いる語。がせい。

がしょう

がしょう グワシヤウ [0] 【臥床】 (名)スル
(1)床(トコ)につくこと。寝ること。
(2)寝床。[日葡]

がしょう

がしょう [0] 【牙麞・牙獐】
⇒きばのろ(牙麞)

がしょう

がしょう グワシヤウ [0] 【画障】
絵のかいてあるふすま。

がしょうぎ

がしょうぎ (形動)
〔「合食禁(ガツシヨクキン)」の転という。近世後期の東国語〕
強引なさま。また,程度のはなはだしいさま。「―にかつつかんだらおつちぬべえ/滑稽本・浮世風呂(前)」

がしら

がしら 【頭】
〔あたま,また,初めの意の「かしら(頭)」から〕
他の語の下に付いて,複合語をつくる。
(1)名詞またはこれに準ずる語に付いて,
 (ア)その中で第一のものである意を表す。「クラス中の出世―」「稼ぎ―」「座―」
 (イ)物の上部や入り口の意を表す。「目―」「膝―」「波―」
(2)動詞の連用形に付いて,そうした時,そのとたんなどの意を表す。「出会い―」
(3)日時を表す名詞に付いて,その初めである意を表す。「月―/平家 10」

がしん

がしん [0] 【我心】
(1)自分の心。
(2)自我にとらわれた心。

がしんしょうたん

がしんしょうたん グワシンシヤウタン [1][0] 【臥薪嘗胆】 (名)スル
〔「史記(越王勾践世家)」「呉越春秋」などから。中国の春秋時代,越王勾践(コウセン)に父を討たれた呉王夫差(フサ)は常に薪(タキギ)の上に寝て復讐の志を奮い立たせ,ついに仇を報いた。敗れた勾践は室内に胆(キモ)を掛けてこれを嘗(ナ)め,そのにがさで敗戦の恥辱を思い出してついに夫差を滅ぼしたという故事による〕
敵を討とうとして苦労し,努力すること。目的を達するため苦労を重ねること。肝を嘗(ナ)む。嘗胆。

がしんたれ

がしんたれ [0]
能なし。意気地なし。
〔主に上方で用いる。「がしん」は「餓死」の転,「たれ」は人をののしる意の接尾語という〕

がじまる

がじまる [0]
⇒がじゅまる

がじゅ

がじゅ [1] 【賀寿】
長生きを祝うこと。その年齢によりそれぞれ名前が付いている。長寿の祝い。寿賀。
→賀寿[表]

がじゅつ

がじゅつ [0] 【莪蒁・莪荗】
ショウガ科の多年草。ヒマラヤ原産。高さ1メートル内外。全体はウコンに似る。肥厚した根茎を健胃薬とするため熱帯各地で栽培。

がじゅまる

がじゅまる [0]
〔沖縄地方の語から〕
クワ科の常緑高木。東アジアの熱帯に分布。日本では屋久島・沖縄に産する。よく枝を広げて茂り,枝や幹から多数の気根を下ろす。葉は深緑色でゴムノキの葉に似る。果実はイチジクに似,赤熟する。観葉植物とされる。ガジマル。榕樹。

がじゅん

がじゅん [0] 【雅醇】 (名・形動)[文]ナリ
上品で純粋なこと。

がじゅん

がじゅん [1][0] 【雅馴】 (名・形動)[文]ナリ
(1)文章が上品で穏やかなこと。筆づかいが正しく,練れていること。また,そのさま。「高泉の字が一番蒼勁でしかも―である/草枕(漱石)」
(2)態度が上品で教養が感じられる・こと(さま)。

がじょう

がじょう グワデフ [0] 【画帖】
(1)絵をかくための帖面。スケッチ-ブック。画帳。
(2)絵を集めた本。特に,折り本や冊子。

がじょう

がじょう【賀状】
a New Year's card (年賀状).

がじょう

がじょう [0] 【牙城】
〔「唐書(李愬伝)」より。牙旗(=将軍ノ旗)を立てた城。城の中で大将のいる所の意から〕
敵の本陣。敵の本拠地。また,ある勢力の中枢。「敵の―に迫る」「改革派の―」

がじょう

がじょう [0] 【賀状】
祝いの書状。特に,年賀状。[季]新年。

がじょうへんい

がじょうへんい ガデウ― [4] 【芽条変異】
「枝変わり」に同じ。

がじょく

がじょく グワ― [0] 【臥褥】 (名)スル
(病気などで)床(トコ)につくこと。臥床(ガシヨウ)。

がじん

がじん [0] 【雅人】
風流な人。風雅を解する人。みやびお。

がじん

がじん グワ― [0] 【画人】
絵をかく人。画家。絵師。

がじん

がじん [0] 【牙人】
「牙行(ガコウ)」に同じ。

がす

が・す 【賀す】 (動サ変)
⇒がする

がする

が・する グワ― [2] 【臥する】 (動サ変)[文]サ変 ぐわ・す
横になって寝る。「病床に―・する」

がする

が・する [2] 【賀する】 (動サ変)[文]サ変 が・す
祝う。祝福する。「還暦を―・する」

がする

が・する [2] 【駕する】 (動サ変)[文]サ変 が・す
(1)乗り物に乗る。「香港を解纜する郵船に―・せん/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)他をしのいでその上に出る。ぬきんでる。凌駕(リヨウガ)する。「雲を―・する峰」

がせ

がせ
にせもの。まやかしもの。うそ。「―ねた」

がせい

がせい グワ― [0] 【画聖】
画の道に秀でた人。画の名人。

がせい

がせい [1][0] 【賀正】
⇒がしょう(賀正)

がせい

がせい [0] 【我精・我勢】 (形動)
(1)勝気なさま。我が強いさま。「―な老母と並んで/青春(風葉)」
(2)骨身を惜しまず働くさま。「―によく働きますね/滑稽本・浮世風呂 3」

がせいせいしょく

がせいせいしょく [4] 【芽生生殖】
「出芽(シユツガ){(2)}」に同じ。

がせき

がせき グワ― [0] 【瓦石】
(1)かわらと石。価値のないもののたとえ。がしゃく。
(2)煉瓦(レンガ)。

がせき

がせき [0] 【賀席】
祝いの席。

がせつ

がせつ [0][1] 【賀節】
祝い事のある日。祝い日。

がせねた

がせねた [0]
〔「がせ」はにせものの意,「ねた」は「たね(種)」の倒語〕
でたらめな情報。「―をつかまされる」

がせん

がせん グワ― [0] 【画仙】
絵の非常に上手な人。画聖。

がせん

がせん グワ― [0] 【画線】
印刷物にする文字面。また,線画などの絵柄(エガラ)面。「―が欠けている」

がせんし

がせんし【画仙紙】
(Japanese) drawing paper.

がせんし

がせんし グワ― [2] 【画仙紙・画牋紙・雅仙紙・雅宣紙】
中国原産の書画の料紙。玉版箋・二層紙・煮硾箋(シヤツイセン)などの種類がある。日本でも模造され,和画仙と呼ぶ。宣紙。

がぜ

がぜ 【甲蠃】
⇒かせ(甲蠃)

がぜん

がぜん グワ― [0] 【瓦全】
〔北斉書(元景安伝)「大丈夫寧可�玉碎�,不�能�瓦全�」〕
かわらとなって安全に残る意。何もしないで生きながらえていること。甎全(センゼン)。
⇔玉砕(ギヨクサイ)

がぜん

がぜん [0] 【俄然】
■一■ (副)
にわかに。突然。急に。「―攻勢に転じた」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
にわかなさま。だしぬけであるさま。「―として新天地が現前する/門(漱石)」

がぜん

がぜん【俄然】
suddenly.⇒突然(とつぜん).

がそ

がそ グワ― [1] 【画素】
画像を構成する最小の単位要素。ピクセル。

がそう

がそう [0] 【我相】
(1)〔仏〕 自己の本体としての我は実在しないのだが,それが存在すると思う心に現れる偽りの我の姿。また,そのように我を考えること。
(2)自分を恃(タノ)んで他を軽んじ侮ること。我慢の相。

がそう

がそう グワ― [0] 【画僧】
僧籍にある画家,または絵の上手な僧侶。特に中世の禅僧で,山水画などに長じた人たちをさすこともある。

がぞう

がぞう グワザウ [0] 【画像】
(1)絵に描かれた姿・かたち。
(2)テレビジョン・スクリーン・感光紙などにうつし出された映像。「鮮明な―」

がぞう

がぞう【画像】
a portrait;→英和
one's likeness.

がぞう

がぞう グワゾウ [0] 【臥像】
横たわったかたちの像。

がぞうおうとうシステム

がぞうおうとうシステム グワザウオウタフ― [8] 【画像応答―】
利用者からの要求に基づき情報提供者が文字・音声・静止画・動画などの情報を送る対話型のシステム。ビデオ-レスポンス-システム。

がぞうきょう

がぞうきょう グワザウキヤウ [0] 【画像鏡】
中国で後漢代末から六朝時代にかけて作られた鏡。背面に神仙や伝説,狩猟・騎馬などを題材とする絵画的な文様を有する。これを模倣したものが日本の古墳からも出土,和歌山県の隅田八幡宮所蔵のものが有名。

がぞうこうがく

がぞうこうがく グワザウ― [4] 【画像工学】
光学・写真・ファクシミリ・テレビジョン・印刷などで,画像の記録・処理・伝送などを扱う工学の一部門。

がぞうしょり

がぞうしょり グワザウ― [4] 【画像処理】
コンピューターを用いて,画像を目的に応じて加工・処理すること。例えば,画像の変形・変換,ノイズ除去,コントラスト強調など。

がぞうしんだん

がぞうしんだん グワザウ― [4] 【画像診断】
病変に関する情報を画像として視覚的に確認する診断法。X 線撮影,CT ,MRI など。

がぞうせき

がぞうせき グワザウ― [2] 【画像石】
中国,後漢代に,墳墓の前の祠堂(シドウ)や墓室の壁として用いられた絵画を刻んだ石。線刻や浮き彫りで,神仙伝説や日常の風俗などを描き出している。

がぞうつうしん

がぞうつうしん グワザウ― [4] 【画像通信】
画像の伝送を目的とする通信形態。画像情報を走査し電気信号に変換して送信し,可視像として受信再現する。ファクシミリ・テレビジョンなど。

がぞうにんしき

がぞうにんしき グワザウ― [4] 【画像認識】
画像処理の技術を用いて画像を理解・認識すること。例えば,手書き文字を入力し文字の判定を行う文字認識など。

がぞく

がぞく [1] 【雅俗】
(1)風雅と卑俗。
(2)雅語と俗語。また,雅文と俗文。

がぞくせっちゅうぶん

がぞくせっちゅうぶん [0][6] 【雅俗折衷文】
地の文は文語文(雅文)で書き,会話は口語文(俗文)で書く文体。江戸時代に始まり,明治期の前半に発達した。幸田露伴の「五重塔」,樋口一葉の「にごりえ」「たけくらべ」などがその例。

がぞくようがくしんしょ

がぞくようがくしんしょ 【雅俗幼学新書】
辞書。二巻。森源愿編。1827年成立。節用集と漢和辞典を合わせたような体裁で,俗語・擬声語・擬態語を多く採録している。

がた

がた [2] 【形・型】
⇒かた(形・型)(12)

がた

−がた【−型】
<of intellectual> type;→英和
<of the> style <in fashion> ;→英和
the <'63> model <Ford> .→英和

がた

がた 【方】 (接尾)
(1)人を表す名詞に付いて,その複数の人を尊敬していうのに用いる。「あなた―」「先生―」「御婦人―」
(2)「かた(方){■二■(4)(5)}」に同じ。

がた

がた [1]
機械や人間の体が年月がたって調子が悪くなること。がたがたになること。「―がくる」「―がいく」

がた

−がた【−方】
(1)[ごろ]toward <sunset> .→英和
(2)[だけ] <rise> by <20%> .→英和
(3)[ぐらい]about.→英和

がたい

がた・い 【難い】 (接尾)
〔形容詞「かたい(難)」の接尾語化。形容詞型活用([文]ク がた・し)〕
動詞の連用形に付いて,その動作の実現がむずかしいことを表す。容易に…できない。…しにくい。「動かし―・い事実」「筆舌に尽くし―・い」

がたい

−がたい【−難い】
hard[difficult] <to do> .→英和

がたい

がたい [0]
外見の大きさ。図体。「―が大きい」
〔「がかい」と「図体」の混交によってできた語か〕

がたおち

がたおち [0] 【がた落ち】 (名)スル
物の量・価値などが急激に減少すること。「売り上げが―する」「信用が―になる」

がたおち

がたおち【がた落ち】
a sudden fall;a serious slump <in stocks> (株価).

がたがた

がたがた
[音]rattle;→英和
clatter;→英和
chatter (歯が);→英和
[震える]tremble <with fear> ;→英和
shiver <with cold> ;→英和
[揺れる]shake;→英和
jolt (車など).→英和
〜の rickety <chair> ;shaky <stairs> .→英和

がたがた

がたがた
■一■ [1] (副)スル
(1)堅い物が触れ合って出る騒がしい音を表す語。「風で雨戸が―(と)鳴る」
(2)小刻みに震えたり,揺れ動いたりするさま。がくがく。「体が―(と)震える」
(3)物事が混乱して滑らかに進行しないさま。ごたごた。「会社の中が―している」
(4)不平がましく言い立てるさま。「細かい事で―言うな」
■二■ [0] (形動)
(1)組み立てなどがゆるんで,物が壊れかかっているさま。「―の机」
(2)組織や体などが,壊れかかっているさま。「歯が―だ」「組織が―になる」

がたくさ

がたくさ [1] (副)スル
混雑していてあわただしいさま。とり込んでいるさま。「引っ越しで―(と)している」

がたくり

がたくり [1] (副)
「がたがた」に同じ。

がたごと

がたごと [1] (副)
硬くて重い物が触れ合って出る音を表す語。「貨車が―通り過ぎる」「家具が―(と)揺れる」

がたっと

がたっと [2] (副)
(1)堅い物などがぶつかって出る音を表す語。「―窓が外れる」
(2)急激に下がるさま。「客足が―減る」「人気が―落ちる」

がたつく

がたつ・く [0] (動カ五)
(1)がたがたと音を立てる。「風で戸が―・く」
(2)もめごとなどが起こってざわめく。ごたつく。「派閥抗争で党内が―・く」
(3)調子が悪くなって壊れかかる。がたがくる。「車が古くなって―・いてきた」
(4)寒さや恐れのために体が震える。「膝(ヒザ)が―・く」

がたつく

がたつく
be shaky;[椅子(いす)などが]be rickety;shake;→英和
rattle.→英和

がたない

がたな・い (接尾)
〔形容詞型活用([文]ク がたな・し)〕
動詞の連用形に付いて,その動作の実現がむずかしい意を表す。中世から近世に用いられた。「見捨て―・い事もあれど/浄瑠璃・生玉心中(上)」

がたばしゃ

がたばしゃ [0] 【がた馬車】
がたがたと音をたてて動く,粗末な乗り合い馬車。がたくり馬車。「―の喇叭(ラツパ)の音/自然と人生(蘆花)」

がたひし

がたひし 【我他彼此】
〔仏〕 我と他と,彼と此とを対立的に見ること。個物を個物としてのみ把握して,根元的な万物の同一性を見失っていること。我他彼此の見。

がたぴし

がたぴし
〜する rattle;→英和
make a rattling sound.

がたぴし

がたぴし [1] (副)スル
〔「がたびし」とも〕
(1)建て付けの悪い建具や引き出しを開け閉めする時に立てる音。「戸を―(と)開ける」
(2)機械・装置などが,円滑に動かないさま。組織や人間関係の状態にもいう。「会社の経営が―(と)する」
(3)一般に,騒がしい音を表す語。「登り船も下り船も,皆落合ひ,混雑し,―と岸によりて/滑稽本・膝栗毛 6」

がたべり

がたべり [0] 【がた減り】 (名)スル
目立って激しく減ること。「売り上げが―する」

がたり

がたり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)堅く重い物がぶつかったり,動き出したりする時の音を表す語。がたん。

がたろ

がたろ 【河太郎】
河童(カツパ)の異名。がたろう。「河童京坂にて―と云/守貞漫稿」

がたん

がたん [2] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)堅くて重い物がぶつかり合って出す音を表す語。がたり。がたっ。「―と電車が動き出す」
(2)力・性能・数量などが,急激に減少するさま。がたっ。「成績が―と落ちる」

がた減り

がたべり [0] 【がた減り】 (名)スル
目立って激しく減ること。「売り上げが―する」

がた落ち

がたおち [0] 【がた落ち】 (名)スル
物の量・価値などが急激に減少すること。「売り上げが―する」「信用が―になる」

がた落ち

がたおち【がた落ち】
a sudden fall;a serious slump <in stocks> (株価).

がた馬車

がたばしゃ [0] 【がた馬車】
がたがたと音をたてて動く,粗末な乗り合い馬車。がたくり馬車。「―の喇叭(ラツパ)の音/自然と人生(蘆花)」

がだい

がだい グワ― [0] 【画題】
(1)絵につけられた題名。
(2)絵の主題。絵のテーマ。「寒山拾得」など,主に東洋画でいう。

がだい

がだい【画題】
the subject[motif]of a picture.→英和

がだん

がだん グワ― [0][1] 【画壇】
画家たちの社会。

がだん

がだん グワ― [0] 【画談】
絵画についての談話。

がだん

がだん【画壇】
the painting circles.

がだん

がだん [0] 【雅談】
風雅な談話。上品な談話。
⇔俗談

がち

がち 【勝ち】 (接尾)
名詞または動詞の連用形に付く。
(1)ともすれば,そうなりやすい傾向を表す。「この時計は進み―だ」「怠け―」
(2)そうであることの方が多い状態を表す。「黒目―」「病気―の人」「子供にはあり―な行動」「曇り―」
(3)それが他を押しのけるさまを表す。「早いもの―」「我―に逃げる」

がち

がち [1] 【雅致】
風流な趣。雅趣。「―を凝らした庭」「区画方正にして却て―を欠けり/八十日間世界一周(忠之助)」

がち

がち グワチ 【月】
(1)〔謡曲「松風」に「月は一つ,影は二つ,三つ汐」とあることからという〕
江戸時代,上方の遊里で揚げ代一匁の下級女郎をいう。汐・影の次位で分(ワケ)の上位。
(2)〔一説に「頑痴(ガンチ)」の転という。「瓦智」とも当てる〕
やぼなこと。不粋なこと。また,その人。「粋も―も入らばこそ/浄瑠璃・虎が磨」

がちがち

がちがち
■一■ [0] (形動)
(1)物が非常に堅いさま。「コンクリートで―に固める」
(2)ある性質・考えなどが極端に強いさま。凝り固まって,融通がきかないさま。「―の守銭奴」「―の頭」
(3)非常な緊張や恐怖で,体がこわばるさま。「初めてのスピーチで―になる」
■二■ [1] (副)
(1)堅い物が小刻みにぶつかり合って出すにごった音を表す語。「寒さに歯を―(と)鳴らす」
(2)ゆとりがないさま。「―稼ぐ」

がちぎょうじ

がちぎょうじ グワチギヤウジ [3] 【月行事・月行司】
〔「つきぎょうじ」とも〕
(1)中世から近世にかけ,寺社領の自治組織や村の宮座などで,毎月交代で事務をとる役。
(2)江戸時代,遊郭で,毎月交代する楼主の総代。「―から札取らねば大門が出られませぬ/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」

がちしょう

がちしょう 【賀知章】
(659-744) 中国,盛唐の詩人。字(アザナ)は季真。飲中八仙の一人。性放縦で,晩年は四明狂客と号す。清淡風流な詩で世に知られた。李白を見いだした人物としても有名。草書・隷書の名手。詩「郷に回り偶書す」など。

がちっと

がちっと [2] (副)
(1)「かちっと{(1)}」より重く大きな物が打ち当たった音を表す語。「シャベルの先が―岩に当たる」
(2)組み立てや結合が非常に堅固なさま。「―押さえ込む」

がちゃがちゃ

がちゃがちゃ
〜させる[する]rattle;→英和
clatter.→英和

がちゃがちゃ

がちゃがちゃ
■一■ [1] (副)スル
(1)堅い物が続けてぶつかり合って出す騒がしい音を表す語。「食器を―(と)洗う」「鍵束を―させる」
(2)うるさいさま。「―言うな」
■二■ [0] (形動)
整理されず乱雑なさま。「引き出しの中が―だ」
■三■ [0][4] (名)
クツワムシの異名。また,その鳴き声。[季]秋。

がちゃつく

がちゃつ・く [0] (動カ五[四])
がちゃがちゃと音がする。「鍵束が腰で―・く」

がちゃり

がちゃり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)堅い物がぶつかった時に出る大きな音を表す語。「手錠が―とかかる」

がちゃん

がちゃん
<with> a bang[crash,click].→英和
〜と受話器を置く slam down the receiver.

がちゃん

がちゃん [2] (副)
(多く「と」を伴って)堅い物がぶつかった時に出る大きく響く濁った音を表す語。「―と窓ガラスが割れる」「電話を―と切る」

がちゅう

がちゅう [0] 【牙籌】
(1)昔,中国で計算に用いた象牙製の数とり。
(2)そろばん。「―を執る(=収支計算スル)」

がちょう

がちょう [0] 【鵞鳥】
野生の雁(ガン)の飼育変種。欧州ガチョウの原種であるハイイロガンと,東シベリア産でシナガチョウの原種であるサカツラガンの二系統がある。日本へは中国から千五百年以上前に輸入された。肉用,また愛玩用として飼育。

がちょう

がちょう グワテウ [0] 【画調】
絵画・写真などで,画面全体の調子。

がちょう

がちょう【鵞鳥】
a goose.→英和

がちょう

がちょう グワチヤウ [0] 【画帳】
絵をかくための帳面。画帖(ガジヨウ)。

がちり

がちり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)「かちり」より重く濁った音を表す語。「金づちで―とたたく」

がちりん

がちりん グワチ― [0] 【月輪】
(1)完全に円形の月。仏の智徳が欠けることなく円満であること,衆生の菩提心などの象徴とされることが多い。がつりん。げつりん。
(2)「月輪観」の略。

がちりんかん

がちりんかん グワチ―クワン [3] 【月輪観】
〔仏〕 密教の代表的観法の一。月輪の図の前に座し,自己の心と月輪の同一を観ずる瞑想法。

がちん

がちん [2] (副)
(多く「と」を伴って)「かちん」より重く濁った音を表す語。「頭と頭が―とぶつかる」

がちんこ

がちんこ [0]
(相撲界で)真剣勝負。また真剣勝負の稽古をすること。

がっか

がっか【学科】
[科目]a subject (of study);→英和
[課程]a course of study;[大学の]a department.→英和

がっか

がっか ガク― [1] 【顎下】
あごの下。

がっか

がっか ガククワ [0] 【学科】
(1)教授・研究の必要から区別した学問の各専門分野。学問の科目。「国文―」
(2)学校における教科・科目。「得意な―は算数です」

がっか

がっか ガククワ [0] 【学課】
学業として勉強すべき事柄。また,学問の課程。

がっか

がっか【学課】
<review,prepare> one's lessons;schoolwork;→英和
classwork.

がっかい

がっかい ガククワイ [0] 【学会】
同じ学問を専攻する学者が,研究上の協力・連絡・意見交換などのために組織する会。

がっかい

がっかい【学会】
a <literary,scientific> society;→英和
an academy.→英和

がっかい

がっかい ガク― [0] 【楽界】
音楽家の社会。楽壇。

がっかい

がっかい【学界】
academic circles.

がっかい

がっかい ガク― [0] 【学海】
(1)〔揚子法言(学行)「百川学�海而至�于海�」〕
川がついには海に注ぐように,絶えず学問に励めば,ついには研究を大成させられること。
(2)学問の広大無辺であることを海にたとえた語。

がっかい

がっかい ガク― [0] 【学階】
〔「がくかい」とも〕
仏教の諸宗が,学識の程度によって宗内の僧侶に与える位階。

がっかい

がっかい グワツカイ 【月蓋】
古代インド毘舎離城の富豪。悪疫が流行した際,維摩の教えにより弥陀三尊に祈り,悪疫を除いたという。月蓋長者。

がっかい

がっかい ガクカイ 【学海】
⇒依田(ヨダ)学海

がっかい

がっかい ガク― [0] 【学界】
学者の社会。学問の世界。「―の定説」

がっかせん

がっかせん ガク― [0][3] 【顎下腺】
唾液腺の一。下顎(カガク)骨内面下部に左右一対あり,唾液を分泌する。

がっかり

がっかり
〜する be discouraged[disappointed](落胆).

がっかり

がっかり [3] (副)スル
(1)事が思いどおりにいかず,気落ちしたさま。「試験に落ちて―する」
(2)疲れて元気をなくしたさま。がっくり。「―と俄に草臥(クタビ)れた様に覚える/斑鳩物語(虚子)」
(3)「がっくり{(2)}」に同じ。「―首を抜いてクン��睡つて居る/南小泉村(青果)」

がっかろく

がっかろく ガクカ― 【楽家録】
雅楽書。五〇巻。安倍季尚(スエヒサ)著。1690年成る。雅楽に関する文献を引用し,考証したもの。神楽・催馬楽(サイバラ)をはじめ楽器・楽曲・奏法・舞・楽人など全般にわたる。

がっかん

がっかん【学監】
a (school) superintendent;a dean (大学の).→英和

がっかん

がっかん ガククワン [0] 【学館】
学問をするための建物。学校。

がっかん

がっかん ガク― [0] 【学監】
学校長を補佐し,学務をつかさどり学生の監督をする役。また,その人。

がっかん

がっかん ガククワン [0] 【楽官】
朝廷の楽師。伶官(レイカン)。

がっかんいん

がっかんいん ガククワンヰン 【学館院】
平安時代の大学別曹の一。承和年間(834-848)に嵯峨天皇皇后の橘嘉智子と弟の氏公が橘氏一族の学生のために京都右京二条西大宮に設立。別曹公認は964年。橘氏の不振と共に衰退。学官院。学宦院。

がっき

がっき ガク― [0] 【学期】
学校の一学年間を区切った一定の期間。普通,小・中・高は三つに,大学は二つに区切る。「新―」「―末」

がっき

がっき グワツ― [0] 【月忌】
故人の命日にあたる毎月の日。また,その日に行う仏事。
→年忌

がっき

がっき ガク― 【楽毅】
⇒がくき(楽毅)

がっき

がっき【楽器(店)】
a musical instrument (store).

がっき

がっき ガク― [0] 【楽器】
音楽を演奏するために用いる器具。弦楽器・管楽器・打楽器・鍵盤楽器などの総称。

がっき

がっき 【餓っ鬼】
〔「がき」の促音添加〕
相手をののしっていう語。きさま。「―め,御意ぢや,覚悟せい/狂言・武悪」

がっき

がっき【学期】
a (school) term;a semester (1年2期制).→英和
学期末試験 a term[an end-of-term]examination.

がっきゅう

がっきゅう ガク― [0] 【学窮】
(1)学問にのみ励んで世の中の役に立たない学者。
(2)学者が自分をへりくだっていう語。

がっきゅう

がっきゅう ガクキフ [0] 【学級】
学校教育における児童・生徒の単位集団。同一学年の児童・生徒によって編制される単式学級が普通であるが,小規模学校や特別の事情がある場合は二学年以上にまたがる複式学級を編制することもある。また,教科によって平常とは別の編制をとることもある。クラス。組。「―新聞」「―文庫」

がっきゅう

がっきゅう【学究】
a scholar;→英和
a student.→英和
〜的 scholarly <work> ;→英和
academic.

がっきゅう

がっきゅう【学級】
a class;→英和
<米> a grade;→英和
<英> a form.→英和
学級委員 a class representative.

がっきゅう

がっきゅう ガクキウ [0] 【学究】
もっぱら学問上の探究をすること。また,その人。「―肌の人」「老―」「―の徒」

がっきゅうけいえい

がっきゅうけいえい ガクキフ― [5] 【学級経営】
小学校・中学校で,学級担任が教育の効果を高めるために学級でさまざまな活動を工夫し,実践すること。

がっきゅうたんにん

がっきゅうたんにん ガクキフ― [5] 【学級担任】
一人の教師が一つの学級の教科指導・生活指導のほとんどすべてを担当すること。また,その教師。クラス担任。
→教科担任

がっきょうのとき

がっきょうのとき ガクキヨウ― 【楽興の時】
〔原題 (フランス) Moments musicaux〕
シューベルトのピアノ曲集。1823〜27年作曲。親しみやすい自由な形式の小品六曲からなる。第三番ヘ短調が有名。ラフマニノフにも同名のピアノ曲集(1896年作曲)がある。

がっきょく

がっきょく【楽曲】
a musical piece;a tune.→英和

がっきょく

がっきょく ガク― [0] 【楽曲】
音楽の曲のこと。声楽曲・器楽曲・管弦楽曲などの総称。

がっく

がっく【学区(制)】
a school district (system).

がっく

がっく ガク― [0] 【楽句】
⇒フレーズ(2)

がっく

がっく ガク― [0][1] 【学区】
(1)公立の小・中学校に就学する者の通学すべき学校を指定するため,教育委員会が設定した区域。
(2)1872年(明治5)の学制において定められた学校設置および教育行政のための単位区画。

がっくう

がっくう グワツ― 【月宮】
〔「がっく」とも〕
「月宮殿(ガツクウデン)」の略。

がっくうてんし

がっくうてんし グワツ― 【月宮天子】
⇒月天子(ガツテンシ)

がっくうでん

がっくうでん グワツ― 【月宮殿】
⇒げっきゅうでん(月宮殿)

がっくせい

がっくせい ガク― [0] 【学区制】
(1)学区を定めて学校を設置し,その学区内に住む児童・生徒を就学させる制度。
(2)学区を設けてこれを教育行政の単位とする制度。

がっくり

がっくり [3] (副)スル
(1)力が抜けて,急に折れ曲がったりするさま。「―(と)膝をつく」「―(と)肩を落とす」
(2)首が折れたように,いきなり傾くさま。息を引き取るさまにもいう。「薄寒さうに,―と頷くと見ると/婦系図(鏡花)」
(3)張り詰めていた気持ちが一時にゆるむさま。落胆するさま。「大敗に―する」「ショックで―きた」
(4)前後の差が激しいさま。「客足は―(と)減った」

がっくりそっくり

がっくりそっくり (副)
釣り合いが悪いさま。「ええ,―と歪(イガ)んだ荒神様ぢや/歌舞伎・幼稚子敵討」

がっけい

がっけい ガク― [0] 【学兄】
〔学問上の先輩の意〕
同じ学問をしている友人に対し,手紙文などで用いる敬称。

がっけんとしせん

がっけんとしせん ガクケントシ― 【学研都市線】
JR 西日本の片町線(カタマチセン)の別称。

がっこ

がっこ [0] 【合期】 (名)スル
物事がうまくゆくこと。ごうご。「百計―せずば,それまでなり/桐一葉(逍遥)」

がっこう

がっこう【学校】
a school;→英和
an educational institution (教育機関); <attend> school (授業).〜がある(ない) have (no) school.〜がひけてから after school (is over).〜を休む(サボる) stay away (play truant) from school.‖学校給食 a school lunch.学校教育 school education.学校新聞 a school paper.学校放送《ラジオ》the school hour.学校時代に when I was in school.

がっこう

がっこう グワツクワウ 【月光】
「月光菩薩」の略。

がっこう

がっこう ガクカウ [0] 【学校】
一定の場所に設けられた施設に,児童・生徒・学生を集めて,教師が計画的・継続的に教育を行う機関。学校教育法では,小学校・中学校・高等学校・大学・高等専門学校・盲学校・聾学校・養護学校および幼稚園を学校とし,ほかに専修学校・各種学校を規定する。
→大学校

がっこうい

がっこうい ガクカウ― [3] 【学校医】
任命または委嘱により,その学校の保健管理や児童・生徒の身体検査などをする医師。校医。

がっこうか

がっこうか ガクカウクワ [0] 【学校化】
〔schooling〕
イリイチの用語。学校という教育制度によって訓練されること。資格や証書を取得することだけを目指して,自律的思考をなくす現代教育への批判のために用いられる。

がっこうかいほう

がっこうかいほう ガクカウ―ハウ [5][0] 【学校開放】
学校の施設,教育機器・資料,人的組織を広く社会の利用に供すること。

がっこうきゅうしょく

がっこうきゅうしょく ガクカウキフ― [5] 【学校給食】
学校が管理・準備して,児童・生徒に集団的に与える食事。1954年(昭29)制定の学校給食法に基づく。

がっこうきょういくほう

がっこうきょういくほう ガクカウケウイクハフ 【学校教育法】
憲法に基づき戦後の学校教育制度の基本を定めた法律。1947年(昭和22)制定。

がっこうきんし

がっこうきんし ガクカウ― [5] 【学校近視】
⇒仮性近視(カセイキンシ)

がっこうぎょうじ

がっこうぎょうじ ガクカウギヤウ― [5] 【学校行事】
教育課程の一領域として,教科学習とは別に学校で行われる催し物。学芸会・遠足・運動会・作品展など。

がっこうぐんせいど

がっこうぐんせいど ガクカウ― [7] 【学校群制度】
公立高校の入試選抜制度の一。特定校に集中することを改善するため,学区内に設置した数校からなる群を単位として選抜を行い,各校に合格者を割り振った。1967年(昭和42)東京都で導入されたが,のち廃止。

がっこうちゅう

がっこうちゅう ガクコウ― [3] 【顎口虫】
(1)袋形動物線虫綱の寄生虫。第一中間宿主はケンミジンコ,第二中間宿主はライギョ。イヌ・ネコなどの胃にも寄生する。人間にも感染し,幼虫が皮下に寄生して体内を移動するが,成虫にはならない。
(2)扁形動物門渦虫綱に近縁の一目。海浜の砂泥帯にすむ。系統分類学的に興味ある一群。

がっこうでん

がっこうでん グワツクワウ― 【月光殿】
「月宮殿(ゲツキユウデン)」に同じ。

がっこうでんせんびょう

がっこうでんせんびょう ガクカウ―ビヤウ [0] 【学校伝染病】
学校において予防すべき伝染病。コレラ・赤痢・腸チフス・パラチフスなどの法定伝染病を一類,インフルエンザ・百日咳・麻疹(マシン)などを二類,結核・流行性角結膜炎・急性出血性結膜炎・その他の伝染病を三類と区分している。

がっこうとしょかん

がっこうとしょかん ガクカウ―クワン [6] 【学校図書館】
児童・生徒・教員の利用に供するため,図書・視聴覚資料などを収集・整理・保存し,司書教諭を置く学校内の施設。

がっこうほうじん

がっこうほうじん ガクカウハフ― [5] 【学校法人】
私立学校の設立を目的として設置される法人。国または地方公共団体を除いては学校法人だけが学校教育法に定める学校を設立することができる。

がっこうほうそう

がっこうほうそう ガクカウハウ― [5] 【学校放送】
(1)学習に利用されるべく,学校向けに行われるテレビ・ラジオの放送。
(2)学校内で連絡のためや自主活動として,教職員または児童生徒によって行われる放送。校内放送。

がっこうほけんほう

がっこうほけんほう ガクカウ―ハフ 【学校保健法】
学校の児童・生徒・学生および教職員の保健・安全管理の大綱を定めた法律。1958年(昭和33)制定。

がっこうぼさつ

がっこうぼさつ グワツクワウ― 【月光菩薩】
薬師如来の右脇に侍する菩薩。左脇の日光菩薩と薬師三尊をなす。釈尊の前身の一。
月光菩薩[図]

がっこうれい

がっこうれい ガクカウ― [3] 【学校令】
1886年(明治19)発布の帝国大学令・師範学校令・中学校令・小学校令および諸学校通則など,一連の教育に関する法令の総称。

がっこつ

がっこつ ガク― [0] 【顎骨】
顔面の骨の一。上顎骨と下顎骨に分けられ,下顎骨があごを形成する。えら骨。「―炎」

がっさい

がっさい [0][1] 【合切】
何もかもすべて。残らず。「一切―」

がっさいぶくろ

がっさいぶくろ [5] 【合切袋】
身のまわりのこまごました物をあれこれと入れて持ち歩く袋。信玄袋。

がっさく

がっさく【合作】
collaboration;a joint work (合作物).〜する collaborate <with> .→英和
‖合作者 a collaborator.

がっさく

がっさく [0] 【合作】 (名)スル
(1)力を合わせてある作品を作ること。「映画を日米両国で―する」
(2)中国で,共通の目的のために協力すること。「国共―」

がっさくしゃ

がっさくしゃ [4][3] 【合作社】
中国の地域協同組合。信用・運輸・供給・消費・生産などに分かれる。国民政府時代に始まり,中華人民共和国になって発展し,個人経済を社会主義経済へと転化させる過渡的役割を果たした。1958年人民公社に発展解消。

がっさつ

がっさつ [0] 【合冊】 (名)スル
「合本(ガツポン)」に同じ。
⇔分冊

がっさん

がっさん グワツ― [0] 【月参】
毎月一定の日に,社寺に参詣(サンケイ)すること。つきもうで。つきまいり。

がっさん

がっさん【合算する】
sum[add]up.

がっさん

がっさん [0] 【合算】 (名)スル
合わせ加えて計算すること。加算。合計。「夫婦の収入を―する」

がっさん

がっさん グワツ― 【月山】
山形県中央部にある火山。磐梯朝日国立公園に属す。山頂東斜面にある雪田の下部には高山植物が多い。海抜1984メートル。羽黒山・湯殿山とともに出羽三山と呼ばれ,修験場として著名。山頂に月山神社がある。

がっさんかぜい

がっさんかぜい [5] 【合算課税】
⇒ユニタリー-タックス

がっさんじんじゃ

がっさんじんじゃ グワツ― 【月山神社】
山形県月山山頂にある神社。祭神は月読命(ツキヨミノミコト)。出羽三山神社の一。つきやま神社。

がっし

がっし [1] 【合膝】
能で,膝(ヒザ)をついて中腰になり,膝を交互に進めて前へ出る型。

がっしき

がっしき 【合式】 (副)
のこらず。すべて。一切合切。「―お一人でなされうから/滑稽本・古朽木」

がっしゅう

がっしゅう [0] 【合衆】 (名)スル
〔明治中期までは「ごうしゅう」とも〕
いくつもの物や多くの人などが一つに集まること。「初め羅馬(ローマ)の国を建(タツ)るや,幾多の市邑(シユウ),―したる者なり/文明論之概略(諭吉)」

がっしゅうこく

がっしゅうこく【合衆国】
the United States (of America) <U.S.A.> .

がっしゅうこく

がっしゅうこく [3] 【合衆国】
(1)「連邦」に同じ。
(2)「アメリカ合衆国」の略。

がっしゅく

がっしゅく【合宿する】
lodge together.合宿所 a dormitory;→英和
a training camp (スポーツの).

がっしゅく

がっしゅく [0] 【合宿】 (名)スル
多くの人が同じ宿舎で一定期間ともに生活して,共同の練習や研修を行うこと。また,その宿舎。「大会に備えて―する」「―所」

がっしょう

がっしょう【合掌する】
press one's hands together in prayer.

がっしょう

がっしょう【合唱】
<sing in> chorus.→英和
‖合唱団[隊]a chorus;a choir (聖歌の).男声(女声)合唱 a male (female) chorus.二部(混声)合唱 a chorus in two parts (a mixed chorus).

がっしょう

がっしょう [0] 【合掌】 (名)スル
(1)仏を拝む時のしぐさ。両手のひらを顔や胸の前で合わせて拝む。インドの礼法で,仏教によって日本へ伝えられた。
(2) [3]
建築で,二つの材を山形(合掌形)に組み合わせた構造。小屋組などに用いる。合掌組み。
(3)手紙の末尾に書く挨拶の文句。

がっしょう

がっしょう [0] 【合従】 (名)スル
〔「従」は「縦(タテ)」で,縦に連合する意〕
(1)中国,戦国時代に,蘇秦(ソシン)が唱えた,秦(シン)に対抗するための攻守同盟。韓・魏(ギ)・趙(チヨウ)・燕(エン)・楚(ソ)・斉(セイ)の六国を南北に連合して秦に当たらせた政策。
(2)同盟または連合すること。「共に―して事を為んとするの日には/新聞雑誌 21」

がっしょう

がっしょう [0] 【合唱】 (名)スル
(1)声を合わせて同じ旋律を歌ったり,同じ文句を唱えたりすること。「校歌を―する」「万歳の―」
(2)〔音〕 いくつかの部に分かれた異なる声部を,複数の歌い手が受け持つ歌唱形式。同声(児童・女声・男声)合唱・混声合唱などがある。コーラス。「二部―」
→独唱
→斉唱
→重唱
→合唱/歌劇「ナブッコ」より(ベルディ)[音声]

がっしょうおよぎ

がっしょうおよぎ [5] 【合掌泳ぎ】
日本泳法で,立ち泳ぎの一。両手を合掌した形で水上に出し,巻き足で立って泳ぐ泳法。

がっしょうきょく

がっしょうきょく [3] 【合唱曲】
合唱のために作曲,または編曲された歌曲。

がっしょうぐみ

がっしょうぐみ [0] 【合掌組(み)】
「合掌{(2)}」に同じ。

がっしょうづくり

がっしょうづくり [5] 【合掌造り】
屋根が巨大な合掌になっている家の造り。屋根裏を三,四層に分けて蚕室などに用いる。岐阜県白川地方,富山県五箇山(ゴカヤマ)地方などの民家にみられる。
合掌造り[図]

がっしょうどりい

がっしょうどりい [5] 【合掌鳥居】
⇒山王鳥居(サンノウトリイ)

がっしょうひねり

がっしょうひねり [5] 【合掌捻り】
相撲の決まり手の一。両手で相手の首をはさみつけ,ひねって倒す技。

がっしょうれんこう

がっしょうれんこう [0] 【合従連衡】
〔「連衡」は六国にそれぞれ単独に秦と同盟を結ばせる張儀の唱えた政策〕
合従の策と連衡の策。転じて,時々の利害に応じて,団結したり離れたりする政策。
→連衡(レンコウ)

がっしり

がっしり
〜した[体格]strongly built;stout;→英和
sturdy;→英和
massive (建物など).→英和

がっしり

がっしり [3] (副)スル
体格や物の構造・組み合わせなどが力強く安定しているさま。たくましいさま。がっちり。「―した体つき」「―(と)組み合わされた格子」

がっす

がっ・す 【合す】 (動サ変)
⇒がっする

がっすい

がっすい グワツ― 【月水】
〔「げっすい」とも〕
月経のこと。

がっする

がっ・する [0][3] 【合する】 (動サ変)[文]サ変 がつ・す
いくつかのものが一つになる。合う。また,一つにする。合わせる。「渡良瀬川の利根川に―・するあたり/田舎教師(花袋)」

がっする

がっする【合する[合わせる]】
join;→英和
put[add]together (合算する);mix (混ぜる).→英和

がっそう

がっそう [0] 【合奏】 (名)スル
二つ以上の楽器で演奏すること。管弦楽・弦楽合奏・管楽合奏・吹奏楽などがある。
⇔独奏

がっそう

がっそう グワツ― 【月奏】
⇒げっそう(月奏)

がっそう

がっそう [0] 【兀僧】
(1)江戸時代の男の髪形。月代(サカヤキ)を剃らず,のばした髪を頭上で束ねたもの。また,そうした者。医者・坊主などが主にした。総髪。
(2)江戸時代の子供の髪形。のばした髪が,まだ束ねるに至らないもの。
兀僧(2)[図]

がっそう

がっそう【合奏】
ensemble;→英和
a concert.→英和
〜する play in concert.‖二部(三部,四部)合奏 a duet (trio,quartet).

がっそう

がっそう [0] 【合葬】 (名)スル
同一の墓に二人以上の死者を合わせ葬ること。「夫婦―」
→重葬

がっそうきょうそうきょく

がっそうきょうそうきょく [7] 【合奏協奏曲】
バロック時代特有の器楽形式。独奏部と合奏部とからなり,両者が競合的に合奏する。コンチェルト-グロッソ。

がったい

がったい【合体する】
unite <with> ;→英和
combine <with> .→英和

がったい

がったい [0] 【合体】 (名)スル
(1)二つ以上の物が一つになること。「公武―」「クラシシズムと写実主義とはギリシア芸術に於いて―する/文芸上の自然主義(抱月)」
(2)心を一つにすること。共同すること。「君臣―」「今より如何に予と―し玉ふ心なきや/八十日間世界一周(忠之助)」
(3)生物の有性生殖において,接着した雌雄の配偶子が核も細胞質も融合して一個の細胞になる現象。
⇔接合

がったいじ

がったいじ [3] 【合体字】
⇒合字(ゴウジ)

がったり

がったり [3]
■一■ (副)
(多く「と」を伴って)
(1)物が倒れたり落ちたりする音を表す語。「戸が―と閉まった」
(2)急に目に見えて勢いが衰えるさま。がっくり。「売り上げが―(と)落ちる」
(3)豪勢なさま。「―とした遊びこそ心よけれ/浮世草子・色三味線」
■二■ (名)
(1)旗指物(ハタサシモノ)をさす受け筒を取り付けるため,鎧(ヨロイ)の背面上部に付ける枠。鉄・革などで作る。
〔「合当理」「合足」とも書く〕
→受筒
(2)田などで,鳥獣をおどすのに用いる道具。

がっち

がっち [0] 【合致】 (名)スル
ぴったり合うこと。一致。「趣旨に―する」

がっち

がっち【合致】
agreement.⇒一致(いつち).

がっちゃん

がっちゃん [3] (副)
(多く「と」を伴って)堅い物がぶつかって壊れる時に出る音を表す語。がちゃん。

がっちょ

がっちょ [1] 【合著】
二人以上の人の共同の著作。「―句集」

がっちり

がっちり
firmly;securely.→英和
〜した strongly built;tight-(close-)fisted (しまりやの);shrewd (抜目のない).→英和

がっちり

がっちり [3] (副)スル
(1)構造・骨組みなどが丈夫で安定しているさま。「―した身体つき」「守りを―(と)固める」
(2)ゆるみがなく,しっかりと組み合わされたさま。「―(と)腕を組む」
(3)抜け目のないさま。「―かせぐ」「―屋」

がっつく

がっつく
⇒がつがつ 

がっつく

がっつ・く [0] (動カ五[四])
がつがつとむさぼり食う。がむしゃらに行動したり,物をほしがったりする。「あまり―・くな」

がってん

がってん [3] 【合点】 (名)スル
(1)承知すること。承諾すること。「おっと―」「別段追ひとめて―するまで分疏(イイワケ)しやうともせず/いさなとり(露伴)」
(2)事情をよく理解すること。納得。がてん。「―がいく」
(3) [0][3]
文書・表などに,承諾・照合済みの意で自分の名や項目の右肩に鉤(カギ)型に引いた線。
(4) [0][3]
和歌・連歌・俳諧などで,批評・評価の際に優れた作品の頭部もしくは左右の肩に鉤点や丸点などを付けること。また,その印。がてん。点。批点。

がってん

がってん グワツ― 【月天】
(1)〔仏〕 密教で十二天の一。勢至菩薩の化身ともする。月宮(ガツクウ)天子。名月天子。宝吉祥天子。
→月天子
(2)月天子の支配する月の世界。月宮天。

がってんくび

がってんくび 【合点首】
おもちゃの一。竹または木の串(クシ)に土や練り物の首だけを付けた人形。がてんくび。

がってんし

がってんし グワツ― [3] 【月天子】
(1)〔梵 Soma; Candra〕
もとバラモン教で,月を神格化したもの。月輪の月宮殿に住して世界を照らす。のちに仏教にも取り入れられた。
→月天
(2)(転じて)月。

がってんずく

がってんずく 【合点尽く】
納得ずく。「買ふ人も其―なり/浮世草子・一代女 5」

がっぱい

がっぱい グワツ― [0] 【月牌】
毎月故人の忌日に供養をしてもらうために,回向(エコウ)料を添えて寺院に安置する位牌。

がっぴ

がっぴ グワツ― [0] 【月日】
日付の月と日。「生年―」

がっぴつ

がっぴつ [0] 【合筆】 (名)スル
土地登記簿上,隣接する数筆の土地を合併して,一筆の土地とすること。
⇔分筆

がっぴょう

がっぴょう [0] 【合評】 (名)スル
作品や演劇などについて,いく人かの人が集まってそれぞれの立場から批評すること。また,その批評。「―会」

がっぷり

がっぷり [0] (副)
大形で重いものなどがしっかりと組み合うさま。「両者―と四つに組む」

がっぺい

がっぺい【合併】
union;→英和
combination;→英和
merger (会社などの);→英和
annexation (併合).〜する unite;→英和
combine;→英和
merge;→英和
annex.→英和
‖合併号 a combined number.合併症 complications.

がっぺい

がっぺい [0] 【合併】 (名)スル
いくつかの物が合わさって一つになること。また,合わせて一つにすること。「町村―」「 A 社と―する」

がっぺいしゅうごう

がっぺいしゅうごう [5] 【合併集合】
⇒結(ムス)び(6)

がっぺいしょう

がっぺいしょう [0][3] 【合併症】
ある疾患に関連して起こる他の疾患。余病。併発症。

がっぺいじょうかそう

がっぺいじょうかそう [7] 【合併浄化槽】
屎尿(シニヨウ)と生活雑排水をあわせて処理する浄化槽。屎尿のみを処理する単独浄化槽に対していう。

がっぽう

がっぽう ガツパウ 【合邦】
人形浄瑠璃「摂州合邦辻(セツシユウガツポウガツジ)」,歌舞伎「絵本合邦衢(エホンガツポウガツジ)」の通称。また,その登場人物。

がっぽう

がっぽう [0] 【合邦】 (名)スル
二つ以上の国家を合併すること。

がっぽうどり

がっぽうどり ガツパフ― 【合法鳥】
〔「かっぽうどり」とも〕
カッコウの異名。

がっぽがっぽ

がっぽがっぽ [1][1] (副)
金銭などが大量に,かつ,次々にはいってきたり出たりするさま。「―ともうかる」

がっぽり

がっぽり [3] (副)
一時にたくさん入手したり失ったりするさま。「―(と)もうける」「税金に―(と)持って行かれる」

がっぽり

がっぽり
お金が〜入る earn a great deal <of money> .

がっぽん

がっぽん【合本】
a double volume.〜する bind (together) <in one volume> .→英和

がっぽん

がっぽん [0] 【合本】 (名)スル
数冊の本を合わせて,一冊の本として製本すること。また,その本。合冊。

がつ

がつ
男の愛人。情夫。「こつちは―をしこらへるやうな働きはねえはな/滑稽本・浮世風呂 3」

がつがつ

がつがつ
〜食う eat greedily;devour.→英和
〜している be greedy <for,of> .

がつがつ

がつがつ [1] (副)スル
(「と」を伴っても用いる)
(1)空腹のため,食物をひどく欲しがるさま。むさぼり食うさま。「―(と)食う」
(2)貪欲なまでに物事をするさま。むさぼるさま。「あまり金銭に―(と)するな」「―(と)勉強する」

がつじょう

がつじょう グワツジヤウ [0][2] 【月城】
城郭の門外に突き出して造った,半円形の一区画。

がつぞうどう

がつぞうどう グワツザウ― [3] 【月像幢】
⇒げつぞうどう(月像幢)

がつへん

がつへん [0] 【歹偏】
漢字の偏の一。「残」「殊」などの「歹」の部分。死・傷害などの意を表す文字を作る。いちたへん。

がつりん

がつりん グワツ― 【月輪】
⇒がちりん(月輪)

がつん

がつん [2] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)二つの固いものが激しい勢いでぶつかり合うさま。「―と衝突する」
(2)強い衝撃を与えるさま。「―と一発かます」

がづよい

がづよ・い [3] 【我強い】 (形)[文]ク がづよ・し
我が強い。強情だ。「何ぼ―・い御家老でも/桐一葉(逍遥)」

がてに

がてに 【糅に】 (連語)
〔「がて」は動詞「糅てる」の連用形が濁音化したもの〕
主として名詞に付いて「…をまじえて」「…まじりに」の意を表す。「雪―吹く春風は早けれど/京極御息所歌合」

がてに

がてに (連語)
〔「かてに」の語源意識が薄れ「難し」の語幹と解されて生じた語。すでに上代から例がみられる〕
動詞の連用形に付いて,「…することができないで」の意を表す。「桜散る花の所は春ながら雪ぞ降りつつ消え―する/古今(春下)」

がてら

がてら (接助)
動詞の連用形および体言に付き,ある事柄をしながら,同時に他の事柄をもする意を表す。「がてらに」の形でも用いられる。…をかねて。…のついでに。…かたがた。「客を駅まで送り―,買い物をしてきた」「散歩―(に),本屋に立ち寄ってきた」
〔(1)上代末期からの語。現代語では,「がてら」が付いて示されている事柄が主で,その下に述べられている事柄は副次的なものである場合が多いが,古くは,前件が従,後件が主であるのが一般であった。また,「がてらに」の形でも用いられる。「わが宿の花見―にくる人は散りなむ後ぞ恋しかるべき/古今(春下)」(2)この語を副助詞あるいは接尾語とする説もある〕

がてり

がてり (接助)
〔「まぜあわせる」の意の動詞「糅つ」の連用形「かて」に「あり」が付き,音変化してできたもの。「がてら」の古形。上代語〕
動詞の連用形に付いて,ある事柄をしながら,同時に他の事柄をもする意を表す。…のついでに。…かたがた。「山辺の御井を見―神風の伊勢娘子(オトメ)ども相見つるかも/万葉 81」
〔副助詞あるいは接尾語とする説もある〕

がてん

がてん グワ― [0] 【画展】
絵の展覧会。絵画展。

がてん

がてん【合点する】
[理解する]understand;→英和
[承諾する]agree;→英和
consent <to do> .→英和
早〜する jump to a conclusion.→英和

がてん

がてん [0][2] 【合点】 (名)スル
〔「がってん」の転〕
事情を理解すること。承知。納得。了解。「早(ハヤ)―」「旦那といふのは矢張自分の父だといふことを―したが/片恋(四迷)」

がてん=がいく

――がい・く
理解ができる。納得する。

がでんいんすい

がでんいんすい [1][0] 【我田引水】
〔自分の田にだけ水を引く意から〕
自分に都合のよいように説明したり,物事を運んだりすること。我が田へ水を引く。

がでんいんすい

がでんいんすい【我田引水の】
self-seeking;selfish.→英和

がと

がと グワ― [1] 【画図】
絵や図を描くこと。また,絵や図。

がとう

がとう [0] 【牙纛】
竿先に象牙の装飾のある大旗。天子または大将軍の旗。「自由の―を樹て/佳人之奇遇(散士)」

がとう

がとう グワタウ [0] 【瓦当】
軒丸瓦の先端の半円または円形の部分。半円形から円形へと発展した。文様が施される。

がとう

がとう グワタフ [0] 【瓦塔】
瓦質または須恵器の塔。木造の塔の形を模して各層ごとに焼いてから組み立てたもの。奈良時代または平安前期頃に作られた。礼拝の対象あるいは墳墓の標識などとする説がある。

がとう

がとう グワタフ [0] 【臥榻】
〔「榻」は腰掛けの意〕
寝台。ねどこ。

がとう=の側(カタワラ)、他人の鼾睡(カンスイ)を容(イ)れず

――の側(カタワラ)、他人の鼾睡(カンスイ)を容(イ)れず
〔十八史略(宋太祖紀)〕
自国の近隣に独立国を認めない。天下統一の意志があることのたとえ。

がどう

がどう グワダウ [1] 【画道】
絵画を描く方法と精神。絵の道。

がどうりゅう

がどうりゅう ガダウリウ 【鵞堂流】
明治後期の,小野(オノ)鵞堂を祖とする書道の流派。

がな

がな (副助)
〔疑問の係助詞「か」に詠嘆の終助詞「な」が付いてできたもの。中世から近世へかけての語〕
文中の種々の語に付いて,漠然とさし示すのに用いる。
(1)(疑問を表す語句とともに用いて)不定の意を表す。…か。「何―取らせんと思へども,取らすべき物なし/宇治拾遺 9」「何として―是れをかへさうと思うて/蒙求抄 4」
(2)漠然と例示する意を表す。…でも。「又仕事誂ひに―参つたもので御座りましよ/歌舞伎・好色伝授」「いやそれは私寝言―申したか/浄瑠璃・重井筒(中)」
〔この語は,終助詞の「がな」から転用されたものともいわれる〕

がな

がな (終助)
〔願望を表す終助詞「が」に詠嘆を表す終助詞「な」が付いてできたもの。上代の「がも」に代わって,中古以降用いられるようになった語〕
(1)体言または体言に助詞の付いたものに付いて,願望の意を表す。…がほしいなあ。…があってくれたらなあ。「さらむ者―。使はむとこそおぼゆれ/枕草子 300」「あぱれ,よからうかたき―。最後のいくさしてみせ奉らん/平家 9」
(2)命令または禁止を表す文に付いて,第三者の動作の実現を願う意を表す。中世以降の用法。…てほしいなあ。…てくれたらなあ。「橋へまはれば人が知る,湊の川の塩がひけ―/閑吟集」「早ういね―,いね―,ともがけど,いぬる気色なく/浄瑠璃・今宮心中(中)」
〔上代における願望の終助詞「もがも」は,平安時代には「もがな」の形で用いられたが,「もがな」は「も‐がな」と意識されたところから,平安時代の半ば以降,「がな」が切り離されて用いられるようになり,中世以降は「がな」がひろく用いられるに至った〕

がな

がな (連語)
〔終助詞「が」に詠嘆の終助詞「な」の付いたもの。「がなあ」の形でも用いられる〕
(1)事実の反対の事柄や実現性のあまり期待できない事柄を実現させたい気持ちを詠嘆的に言い表す。「おこづかいがもっと多いといいんだ―」「もうそろそろ梅も咲いてくれると思うがなあ」
(2)感動の意を表す。「抜き差しならぬ此二百匁,有る所には有らう―/浄瑠璃・油地獄(下)」
(3)念を押したり詰問したりする気持ちを表す。「やい阿呆,伴右衛門様は吉原であらう―/歌舞伎・富士見る里」

がなあ

がなあ (連語)
〔終助詞「が」に詠嘆の終助詞「なあ」の付いたもの〕
⇒がな(連語)

がなや

がなや (連語)
〔終助詞「がな」に詠嘆の間投助詞「や」の付いたもの〕
⇒もがなや(連語)

がなりたてる

がなりた・てる [5] 【がなり立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 がなりた・つ
さかんに大声で怒鳴る。「マイクで―・てる」

がなり立てる

がなりた・てる [5] 【がなり立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 がなりた・つ
さかんに大声で怒鳴る。「マイクで―・てる」

がなる

がな・る [2] (動ラ五[四])
〔擬声語「が」に「鳴る」が付いてできた語〕
大きな声で言う。どなる。「大声で―・る」

がに

がに [0]
カニの鰓(エラ)。「かには食うても―食うな」

がに

がに (終助)
〔上代の終助詞「がね」から。中古語〕
動詞の連体形に接続する。意志・願望・命令などを表す前段を受けて,そうなることを望む意を表す。…するように。「おもしろき野をばな焼きそ古草に新草(ニイクサ)まじり生ひは生ふる―/万葉 3452」「さくら花散りかひくもれ老いらくの来むといふなる道まがふ―/古今(賀)」「泣く涙雨と降らなむ渡り川水まさりなば帰り来る―/古今(哀傷)」
〔上代では東歌に一例見えるだけ。中古には主として和歌に用いられた〕

がに

がに (副助)
〔上代語〕
活用語の終止形に接続して,下の動作の程度を様態的に述べるのに用いられる。…せんばかりに。…するかのように。…するほどに。「わが屋戸(ヤド)の夕影草の白露の消(ケ)ぬ―もとな思ほゆるかも/万葉 594」「秋田苅る借廬もいまだ壊(コホ)たねば雁が音寒し霜も置きぬ―/万葉 1556」

がにはりもの

がにはりもの 【我に張り者】
我を張る人。また,我慢強い人。「―ももてあつかひ/浄瑠璃・関八州繋馬」

がにまた

がにまた [0] 【蟹股】
両脚が O 字形に曲がっていること。

がにまた

がにまた【蟹股の】
bowlegged.→英和

がね

がね (接尾)
名詞に付いて,…するためのもの,…の料の意を表す。中古には,候補者の意に用いる。「高行くや速総別(ハヤブサワケ)の御襲(ミオスイ)―/古事記(下)」「この婿―によみて/伊勢 10」

がね

がね (終助)
〔上代語〕
文末にあって,動詞の連体形に接続する。意志や命令などを表す前段を受けて,その意志や命令などの理由・目的を明らかにする意を表す。…であるから。…するために。…するように。「梅の花われは散らさじあをによし平城(ナラ)なる人も来つつ見る―/万葉 1906」「大夫は名をし立つべし後の代に聞きつぐ人も語りつぐ―/万葉 4165」
〔本来は名詞だったものともいわれる〕

がの

がの (連語)
〔接続助詞「が」に終助詞「の」の付いたもの。近世語〕
文末にあって助動詞「う・よう」「まい」などに付き,反発する気持ちを表す。「さうではあるまい―/歌舞伎・唐崎八景」

がの

がの (連語)
〔格助詞「が」に準体助詞「の」の付いたもの。主として近世に用いられる〕
(1)「…のもの」の意を表す。「身ども―は,これよりつつとかみでござる/狂言・餅酒」「そりややるのじやあねえ。おれ―だ/滑稽本・膝栗毛 7」
(2)数詞に付いて,「…に相当するもの」の意を表す。「酢を買ひにくる人あり。…むつかしながら壱文―と云ふ/浮世草子・永代蔵 4」

がのいわい

がのいわい [4][0] 【賀の祝(い)】
長寿の祝い。四〇歳を初老として初めて祝い,以後10年ごとに五〇歳・六〇歳・七〇歳(古稀)などを祝う。江戸時代以後,このほかに六一歳(還暦または華甲)・七七歳(喜寿)・八八歳(米寿)・九〇歳(卒寿)・九九歳(白寿)なども祝うようになった。

がのう

がのう グワナウ [0] 【画嚢】
画紙・筆・絵の具などをいれる袋。主に洋画家が使う。

がのうた

がのうた [1][4] 【賀歌】
和歌集の部立ての一。勅撰集では古今和歌集以下に見え,長寿を祝う算賀の歌が多い。がか。

がは

がは グワ― [1] 【画派】
絵画の流派。

がはく

がはく グワ― [1][0] 【画伯】
(1)画業に長じた人。
(2)画家の敬称。

がはく

がはく【画伯】
a (great) painter[artist].伊東〜 Painter Ito.

がはやいか

がはやいか 【が早いか】 (連語)
〔格助詞「が」に形容詞「はやい」と副助詞「か」が結び付いたもの。接続助詞的に用いられる〕
…するとすぐ。…するやいなや。「来る―,取っ組み合いの喧嘩(ケンカ)だ」

がばがば

がばがば
■一■ [1] (副)スル
(1)水などが断続的に激しく動くさま。「水の中を―と歩く」
(2)かたい布などが風に吹かれたりして出す音を表す語。「ぬれた横断幕が風に吹かれて―鳴る」
(3)どんどん金などがはいってくるさま。「金が―もうかる」
■二■ [0] (形動)
衣服や靴が大き過ぎて体に合わないさま。「―の帽子」「コートが―だ」

がばと

がばと [1] (副)
〔古くは「がはと」のち「かばと」とも〕
急に起き上がったり,倒れ伏したりするなど,急激な動作を起こすさまをいう語。ぱっと。かっぱと。「―起き上がる」「馬より舟へがはと飛び乗らうに/平家 9」

がばと

がばと
〜起き上がる spring[jump]to one's feet.

がばん

がばん【画板】
a drawing board.

がばん

がばん グワ― [0] 【画板】
(1)絵をかく時,画用紙の台にする板。
(2)油絵をかくための板。

がひつ

がひつ グワ― [0] 【画筆】
絵をかくのに用いる筆。絵筆。

がひょう

がひょう [0][1] 【賀表】
朝廷・国家に慶事のあるとき,祝意を表して奉る文。

がび

がび グワ― [1] 【画眉】
眉墨(マユズミ)で眉をえがくこと。また,その眉。まよがき。まよびき。

がび

がび [1] 【蛾眉】
(1)(蛾の触角のような形の)細く美しい眉(マユ)。
(2)美人。
(3)三日月。眉月。

がびさん

がびさん 【蛾眉山・峨眉山】
中国,四川省の四川盆地西端にある名山。海抜3099メートル。五台山・天台山とともに中国の仏教の三大霊山といわれる。オーメイ-シャン。

がびょう

がびょう【画鋲】
a thumbtack;→英和
<英> a drawing pin.

がびょう

がびょう グワビヤウ [0] 【画鋲】
板や壁に,紙をとめるための鋲。

がびょう

がびょう グワビヤウ [0] 【臥病】
病気で床につくこと。病臥。

がふ

がふ【画布】
(a piece of) canvas.→英和

がふ

がふ [1] 【楽府】
(1)中国漢代,武帝の時に設置された音楽をつかさどる役所。
(2)漢詩の一体。{(1)}で採集・制作された民謡・歌曲(古楽府),およびそれにならって作られた古体詩の一体。定型をもつ詩と異なり,長短の句を交えてつらね,抑揚・変化など声調を重んじる。題を古楽府に求めた擬古楽府と,新題による新楽府があり,新楽府は白楽天の作がよく知られている。

がふ

がふ グワ― [1][0] 【画布】
油絵をかく布。カンバス。

がふ

がふ [1] 【衙府】
役所。官庁。官衙。

がふ

がふ グワ― [1][0] 【画譜】
絵画を種類別などに分けて集めた本。画集。また,画論などを収めた書。

がふう

がふう グワ― [0] 【画風】
絵の表現の仕方の特徴や傾向。

がふう

がふう【画風】
a style of painting.

がふく

がふく グワ― [0] 【画幅】
掛け軸にしてある絵。

がふだい

がふだい [2] 【楽府題】
漢詩の楽府の題名。歌・行・歌行・引・曲・吟・辞・篇・章・唱・調・詠・弄・怨・嘆・思・愁・暢・操などがある。「郊祁歌」のように題名に含まれて,曲調を表すものが多い。

がぶがぶ

がぶがぶ [1]
■一■ (副)
水や酒などを勢いよく飲むさま。「水を―(と)飲む」
■二■ (形動)
胃に水などがたまっているさま。「腹が―だ」

がぶがぶ

がぶがぶ
〜飲む drink freely;quaff.→英和

がぶのみ

がぶのみ [0] 【がぶ飲み】 (名)スル
水や酒などを勢いよく多量に飲むこと。がぶがぶ飲むこと。「麦茶を―する」

がぶり

がぶり
〜と飲む gulp down;drink at one gulp.〜と食い付く bite;→英和
snap <at> .→英和

がぶり

がぶり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)大きく口を開いて,一気に食いついたり,飲み込んだりするさま。「リンゴを―とかじる」「水を―と飲む」

がぶる

がぶ・る [2] (動ラ五[四])
(1)風波のため,船体が激しく揺れる。
(2)相撲で,四つに組んで相手の体をゆするようにして寄っていく。「―・って寄る」

がぶん

がぶん [0][1] 【雅文】
(1)優雅な文。みやびな文。
(2)江戸時代の国学者が平安時代の仮名文をさした語。また,国学者がそれをまねて作った擬古文。

がぶんたい

がぶんたい [0] 【雅文体】
江戸時代,平安時代の仮名文を模して書かれた文体。

がぶ飲み

がぶのみ [0] 【がぶ飲み】 (名)スル
水や酒などを勢いよく多量に飲むこと。がぶがぶ飲むこと。「麦茶を―する」

がへ

がへ (終助)
⇒がえ(終助)

がへ

がへ (連語)
⇒がえ(連語)

がべい

がべい グワ― [0] 【画餅】
〔絵にかいた餅(モチ)の意〕
何の役にも立たないもののたとえ。

がべい=に帰(キ)す

――に帰(キ)・す
計画などが失敗に終わり,無駄骨折りになる。「壮大な計画も―・した」

がほ

がほ [1] 【牙保】
(1)仲買い。周旋。牙儈(スアイ)。
(2)〔法〕 盗品などの売買など,有償での処分を斡旋(アツセン)すること。「―罪」

がほう

がほう グワ― [0][1] 【画報】
絵や写真を中心とした雑誌・本。

がほう

がほう【画報】
a pictorial (magazine).→英和

がほう

がほう [0] 【芽胞】
⇒胞子(ホウシ)

がほう

がほう グワハフ [0] 【画法】
絵のかき方。絵画の技法。

がほう

がほう【画法】
the art of painting[drawing].

がほうきかがく

がほうきかがく グワハフ― [5] 【画法幾何学】
空間図形を平面上に表す方法を研究する数学の一部門。フランスの数学者モンジュに始まる。

がほざい

がほざい [2] 【牙保罪】
贓物(ゾウブツ)罪の一。事情を知りながら盗品の売買または質入れなどの処分の仲介・周旋をする罪。

がほし

がほ・し (接尾)
〔形容詞シク型活用。格助詞「が」に形容詞「ほし」の付いたものから。上代語〕
動詞の連用形に付いて,願望の意を表す。…したい。「山見れば山も見―・し里見れば里も住み良し/万葉 1047」「百鳥(モモトリ)の声なつかしきあり―・し住みよき里の荒るらく惜しも/万葉 1059」
〔「ありがほし」「見がほし」の形でだけ用いられる〕

がほん

がほん グワ― [0] 【画本】
(1)絵の手本。
(2)絵を集めた本。

がぼう

がぼう グワバウ [0] 【画舫】
美しく飾りたてた遊覧船。

がぼう

がぼう グワバウ [0] 【臥房】
寝室。ねや。ふしど。

がぼがぼ

がぼがぼ [1] (副)スル
(1)液体が揺れ動いてたてる音を表す語。「水を飲み過ぎて腹が―する」
(2)勢いよく,大量に手に入るさま。がばがば。「金が―入ってくる」

がま

がま【蝦蟇(蛙)】
a toad.→英和

がま

がま
「晶洞(シヨウドウ)」をいう鉱山用語。

がま

がま [1][0] 【蒲・香蒲】
〔古くは「かま」〕
ガマ科の多年草。池や沼などに生える。高さ1〜2メートル。葉は厚く線形で根生する。夏,茎頂に花穂をつけ,上半に雄花,下半に雌花がつき,雌花部はのちに赤褐色の円柱形となる。漢方で花粉を蒲黄(ホオウ)といい,傷薬にする。みすくさ。[季]夏。
蒲[図]

がま

がま [1][0] 【蝦蟇・蝦蟆】
ヒキガエルの俗称。[季]夏。

がま

がま 【降魔】
〔「がうま」の転〕
「ごうま(降魔)」に同じ。

がま

がま【蒲】
《植》a bulrush;→英和
a cattail.→英和

がま=の穂綿

――の穂綿
蒲の雌花から成る果穂。蒲団綿(フトンワタ)や火口(ホクチ)に用いた。

がまがえる

がまがえる [3] 【蝦蟇】
ヒキガエルの別名。がま。

がまぐち

がまぐち [0] 【蝦蟇口】
〔開けた口の形がガマの口に似ているところから〕
口金のついた袋状の小銭入れ。

がまぐち

がまぐち【蝦蟇口】
a purse.→英和

がまごおり

がまごおり ガマゴホリ 【蒲郡】
愛知県,渥美(アツミ)湾北岸にある市。繊維工業が盛ん。三河湾国定公園観光の中心地。

がましい

がまし・い (接尾)
〔形容詞型活用([文]シク がま・し)〕
名詞・副詞や動詞の連用形などに付いて,そのようなようすである,その状態に似ている意を表す。いかにも…のようすだ。…らしい。「未練―・い」「押しつけ―・い」「差し出―・い」

がましゅ

がましゅ [2] 【蝦蟇腫】
舌下腺や口腔底部の唾液腺の導管がふさがり,分泌液がたまってできる嚢腫(ノウシユ)。

がまずみ

がまずみ [2][0] 【莢蒾】
スイカズラ科の落葉低木。山野に自生し,庭木にもする。高さ2メートル内外。葉は幅広い倒卵形でしわがある。初夏,枝端に小白花を多数つけ,秋,アズキ大の赤い果実を結ぶ。果実は食べられる。
莢蒾[図]

がませんにん

がませんにん 【蝦蟇仙人】
ガマを使って妖術(ヨウジユツ)を使う仙人。特に,中国,三国時代の呉の葛玄,五代後梁の劉海蟾(リユウカイセン)をいう。歌舞伎・浄瑠璃に登場する。

がまぜん

がまぜん [0][2] 【蝦蟇禅】
ガマがただ跳ぶことだけを知って他の術を知らないように,一知半解の悟りで活用のきかない不自由な死に禅。

がまのあぶら

がまのあぶら [4][0] 【蝦蟇の油】
ヒキガエルの体表からの分泌液を原料とする軟膏と称して,外傷・ひび・あかぎれに効能があると香具師(ヤシ)が大道で口上よろしく売ったもの。
→蟾酥(センソ)

がまのかんじゃ

がまのかんじゃ 【蒲の冠者】
源範頼(ミナモトノノリヨリ)の異名。遠江国蒲御厨(ガマノミクリヤ)で生まれたのでいう。

がまむしろ

がまむしろ [3] 【蒲蓆】
蒲の茎で編んだ蓆。夏の敷物とする。[季]夏。《―一枚敷いてあるばかり/高浜年尾》

がまん

がまん【我慢】
patience;→英和
endurance;→英和
perseverance;self-control (自制).〜する be patient;→英和
persevere;→英和
[…を]bear;→英和
endure;→英和
[…で]put up with <some thing> ;[…したいのを]forbear <to do,doing> .→英和
〜強い tolerant;→英和
patient.〜できる(できない) (un)bearable;→英和
(in)tolerable;→英和
(cannot) stomach.→英和

がまん

がまん [1] 【我慢】 (名)スル
□一□感情や欲望のままに行動するのを抑え堪え忍ぶこと。辛抱すること。「空腹を―する」「―に―を重ねる」「もはや―がならない」
□二□
(1)〔仏〕 七慢の一。実際には存在しない我が自己の中心にあると考え,それを根拠として行動する思い上がった心。おごり高ぶり。「―邪慢の大天狗ども/太平記 18」
(2)我意を通すこと。わがまま。強情。「和御前がやうなる―愚痴(グチ)の猿智恵を/浄瑠璃・出世景清」
(3)〔彫るときに痛みを我慢することから〕
入れ墨。
〔□二□(1)が原義〕

がまん=にも

――にも
やせ我慢をして。無理に。「―…被つたり着たりする気にはなれませんわ/或る女(武郎)」

がまん=の幢(ハタホコ)

――の幢(ハタホコ)
我意を張って他人に対すること。

がまんづよい

がまんづよ・い [5] 【我慢強い】 (形)[文]ク がまんづよ・し
(1)忍耐力がある。「―・い子だ」
(2)我が強い。高慢である。「いかに―・い自分も自分の方が佳(イ)いとは言へなかつた/画の悲み(独歩)」
[派生] ――さ(名)

がまんもの

がまんもの [0] 【我慢者】
我意を押し通す人。強情者。「―の伴之丞/浄瑠璃・鑓の権三(上)」

がみ

がみ [1] 【雅味】
上品で風雅な趣。

がみがみ

がみがみ [1] (副)
口やかましく,しかりつけたり,文句を言うさま。「―(と)言う」「―(と)しかられる」

がみがみ

がみがみ
〜言う snap <at> ;→英和
scold <a person> vehemently.がみがみ女 a shrew.→英和

がむし

がむし [1] 【牙虫】
水生の甲虫。体長33ミリメートル内外。体はほぼ楕円形で後端はとがる。光沢のある黒色で,胸部後方に一本の剣状突起をもつ。草食性で,夏の池沼にみられる。日本各地と朝鮮・中国に分布。

がむしゃ

がむしゃ 【我武者】 (名・形動)[文]ナリ
向こう見ずに行動するさま。血気にはやるさま。また,そのような人。「葉子は我れにもなく―にすり入つて/或る女(武郎)」「―な上に気もはやく/浄瑠璃・虎が磨」

がむしゃもの

がむしゃもの 【我武者者】
向こう見ずに行動する人。「中にも剛韃といふ―/浄瑠璃・国性爺合戦」

がむしゃら

がむしゃら [0] 【我武者ら】 (名・形動)[文]ナリ
一つの目的に向かって,勢い込んで向こう見ずにする・こと(さま)。「―に勉強する」

がむしゃら

がむしゃら
〜な(に) reckless(ly);→英和
frantic (frantically).→英和

がめい

がめい [0] 【雅名】
(1)優雅な呼び名。風雅な名。
(2)雅号。

がめい

がめい グワ― [0] 【画名】
画家としての名声。

がめつい

がめつ・い [3][0] (形)
利を求めるのに抜け目がない。強欲である。「―・く稼ぐ」
〔1959年(昭和34)初演の菊田一夫の戯曲「がめつい奴」から広まった語〕
[派生] ――さ(名)

がめつい

がめつい
greedy;→英和
grasping;→英和
calculating.→英和

がめる

が・める [2] (動マ下一)
(1)麻雀などで,大きく勝とうとして貪欲(ドンヨク)に勝負をする。
(2)ちょろまかす。かすめ取る。

がめん

がめん グワ― [1][0] 【画面】
映画のスクリーンやテレビのブラウン管の上の画像。

がめん

がめん【画面】
a picture (絵);→英和
screen;→英和
a scene (場面).→英和

がも

がも (終助)
〔願望を表す終助詞「が」に詠嘆を表す終助詞「も」が付いてできたもの。上代語〕
願望の終助詞「もがも」が「も-がも」と意識されていたと認められるところから,この語形が取り出されるが,実際には常に「もがも」の形で用いられる。下にさらに詠嘆の間投助詞「な」「や」「よ」が添えられ,「がもな」「がもや」「がもよ」となることも多い。
〔中古以降は「がな」の形が用いられる〕
→もがも(終助)

がもう

がもう ガマフ 【蒲生】
滋賀県南東部の町。日野川流域の丘陵に位置し,米作が中心。百済(クダラ)の様式を模した三重石塔のある石塔寺がある。

がもう

がもう ガマフ 【蒲生】
姓氏の一。

がもう

がもう [0] 【鵝毛】
(1)鵝鳥(ガチヨウ)の羽毛。また,きわめて軽いもののたとえ。「一日の命万金より重し。牛の値―よりも軽し/徒然 93」
(2)菊の品種名の一。

がもううじさと

がもううじさと ガマフウヂサト 【蒲生氏郷】
(1556-1595) 安土桃山時代の武将。初名,賦秀(ヤスヒデ)。蒲生賢秀の子。織田信長・豊臣秀吉に仕え,小田原・奥州出兵に活躍。会津九一万石余を領す。キリスト教に入信。

がもうかたひで

がもうかたひで ガマフ― 【蒲生賢秀】
(1534-1584) 安土桃山時代の武将。六角義賢,織田信長に仕える。本能寺の変に際し,信長の家族を日野城に移して守った。

がもうくんぺい

がもうくんぺい ガマフ― 【蒲生君平】
(1768-1813) 江戸後期の尊王論者。名は秀実。宇都宮の人。藤田幽谷と交わり,水戸学の影響を受けた。著書「山陵志」は幕末尊王論の先駆。林子平・高山彦九郎と並んで寛政の三奇人とされる。

がもな

がもな (連語)
〔終助詞「がも」に詠嘆の間投助詞「な」の付いたもの〕
⇒もがもな(連語)

がもの

がもの (連語)
〔助詞「が」に名詞「もの」が付いたもの〕
…の値打ちに相当するもの。…分。「十五六両―売つてくれ/浄瑠璃・生玉心中(上)」

がもや

がもや (連語)
〔終助詞「がも」に詠嘆の間投助詞「や」の付いたもの〕
⇒もがもや(連語)

がもよ

がもよ (連語)
〔終助詞「がも」に詠嘆の間投助詞「よ」の付いたもの〕
⇒もがもよ(連語)

がもん

がもん [0] 【衙門】
役所。官庁。官衙。

がや

がや (終助)
〔近世語〕
文末に付けて,相手の注意を喚起するのに用いる。…ぞよ。…ではないか。「勤め奉公せいでも今ここに百両の金が有る―/歌舞伎・幼稚子敵討」

がやがや

がやがや [1] (副)スル
多くの人が騒がしく声をたてるさま。「何をそう―(と)騒いでいるのだ」

がやがや

がやがや
〜する make a noise;→英和
be noisy.

がゆう

がゆう グワイウ [0] 【臥遊】
横になりながら風景画などを見て,その地に遊んでいるような楽しみを味わうこと。

がゆう

がゆう [0] 【雅遊】
風雅な遊び。清遊。勝遊。

がよ

がよ [1] 【駕輿】
人が担いで運ぶ乗り物。こし。みこし。

がようし

がようし【画用紙】
<a sheet of> drawing paper.

がようし

がようし グワヨウ― [2] 【画用紙】
絵をかくのに用いる厚手の紙。

がよく

がよく [0][1] 【我欲・我慾】
他人のことを考えず,自分の利益のみを目指す欲望。「―の強い男」

がら

がら [1]
〔がらがらと崩壊する意〕
株式の暴落。がら落ち。

がら

がら (副)
(1)すっかり。全く。「薯蕷(ヨモ)の形が―なくなつて,皆(ミンナ)はあ鰻になつてしまつたあ/滑稽本・浮世風呂(前)」
(2)つい。ひょいと。「この事を―打知(ウツチツ)て/滑稽本・浮世風呂(前)」

がら

がら 【柄】
〔「から(柄)」と同源〕
■一■ [0] (名)
〔■二■から転じて,名詞として用いられるようになったもの〕
(1)体格。体つき。「―の大きな子」
(2)その人や物の基底にあると思われる性質。「社長の―ではない」「―が悪い」
(3)模様。「花―」
■二■ (接尾)
名詞に付いて,そのことに本来備わっている性質・状態を示す。また,そのことから予想されるとおりの状態であることを示す。「土地―」「時節―」「商売―」

がら

がら【柄】
(1)[模様]a pattern;→英和
a design.→英和
(2)[体格] <of a large,small> build.→英和
(3)[性質]one's nature[character].〜にない out of[not in]one's line (性に合わない);[分際でない]be not for one <to do> .
〜が悪い be ill-bred.‖場所[土地]柄 the nature of a place.

がら

がら [1]
〔「から(殻)」の濁音化した語〕
(1)鶏の肉を取ったあとの骨。だしを取るのに用いる。
(2)品質の劣るコークス。がら炭(タン)。

がら=にもない

――にもな・い
身分や能力・性格などにふさわしくない。「―・いことをして恥をかく」

がらあき

がらあき [0] 【がら空き】 (名・形動)
(1)中に,人や物が少なくて,空間が多い・こと(さま)。「―の映画館」
(2)無防備な・こと(さま)。「三塁が―になる」

がらあき

がらあき【がら空きの】
quite empty.

がらあわせ

がらあわせ [3] 【柄合(わ)せ】
和裁・洋裁で,裁断の前に柄の配置を考えること。

がらおち

がらおち [0] 【がら落ち】
相場が暴落すること。がら。

がらがら

がらがら [4][0]
紅藻類ウミゾウメン目の海藻。高さ約12,3センチメートル。房総半島以南の低潮線上の岩石に付着。藻体は平滑,関節を生じつつ規則正しく分岐する。近縁の種が多い。乾いた藻体を振るとがらがらと音がする。

がらがら

がらがら
(1)[音]clattering;rattling.→英和
(2)[玩具]a rattle.→英和
〜通る rattle <along the road> .
〜鳴る clatter;→英和
rattle.‖がらがら蛇 a rattlesnake.

がらがら

がらがら
■一■ [1] (副)
(1)「からから」よりも強い音を表す語。「荷車を―(と)引いて行く」
(2)物が崩れ落ちるさまを表す語。「岩が―(と)崩れ落ちる」
(3)うがいをするときの音を表す語。「―(と)うがいをする」
(4)性格・言動などが,あけっぴろげでがさつなさま。「外面(ウワベ)は―して,鼻先ばかり悪徒(アクトウ)じみて居りますが/真景累ヶ淵(円朝)」
■二■ [0] (形動)
(1)非常にすいているさま。「―の客席」「始発電車は―だ」
(2)がさつで大きな声のさま。また,嗄(カ)れた声のさま。「―声」「風邪で声が―になった」
■三■ [0][4] (名)
振るとがらがらと音のする,幼児のおもちゃ。

がらがらせんべい

がらがらせんべい [5] 【がらがら煎餅】
中に,小さな大黒像やおもちゃを封じ込んだせんべい。江戸時代からある駄菓子。福徳せんべい。

がらがらへび

がらがらへび [5][4] 【がらがら蛇】
有鱗目クサリヘビ科マムシ亜科に属する毒蛇の一群。約六〇種が知られる。体長50〜240センチメートル。頭部は三角形で管状の牙をもつ。毒性が強い。尾端に数個の角質の中空の輪があり,振るとガラガラまたはシューシューという音を立てる。南北アメリカの草原・砂地にすみ,ウサギ・ネズミなど小獣を捕食する。

がらがら煎餅

がらがらせんべい [5] 【がらがら煎餅】
中に,小さな大黒像やおもちゃを封じ込んだせんべい。江戸時代からある駄菓子。福徳せんべい。

がらがら蛇

がらがらへび [5][4] 【がらがら蛇】
有鱗目クサリヘビ科マムシ亜科に属する毒蛇の一群。約六〇種が知られる。体長50〜240センチメートル。頭部は三角形で管状の牙をもつ。毒性が強い。尾端に数個の角質の中空の輪があり,振るとガラガラまたはシューシューという音を立てる。南北アメリカの草原・砂地にすみ,ウサギ・ネズミなど小獣を捕食する。

がらくた

がらくた
rubbish;→英和
trash.→英和

がらくた

がらくた [0]
役に立たない品物。値打ちのない品物。「―道具」「―物(モノ)」
〔「我楽多」「瓦落多」は当て字〕

がらくたぶんこ

がらくたぶんこ 【我楽多文庫】
雑誌。1885(明治18)〜89年。硯友社の機関誌。尾崎紅葉・山田美妙らを中心とし,江戸戯作的作品が多い。近代日本最初の文芸雑誌で,同人雑誌の先駆。

がらすき

がらすき [0] 【がら空き】 (名・形動)
中に人がほとんどいない・こと(さま)。がらあき。「―のバス」

がらすひばあ

がらすひばあ
〔カラスヘビの意〕
ヘビの一種。無毒。全長1メートル内外。背面は黒褐色の地に黄白色の細い横帯があり,老熟すると横帯がうすれ,黒く見える。水辺にすみ,カエル・トカゲなどを食べる。奄美諸島・琉球諸島に分布。

がらぞめ

がらぞめ [0] 【柄染(め)】
模様を染め出した染め物。

がらっと

がらっと [2] (副)
(1)戸などが勢いよく開く音を表す語。「玄関の戸が―あいた」
(2)すっかり変わるさま。「昼と夜では客層が―変わる」「ここらで気分を―変えよう」

がらっぱち

がらっぱち [0][5]
言動が粗野で落ち着きがないこと。また,そのような人。

がらつく

がらつ・く [0] (動カ五[四])
(1)がらがらと音がする。「薩摩下駄を―・かせて/青年(鴎外)」
(2)言動に落ち着きがなく粗野である。「―・いた性格」

がらぼう

がらぼう [2] 【がら紡】
〔機械の回る音から〕
くず綿・落綿などを使って,太い綿糸を作る紡績法。明治初期長野県の臥雲辰致(ガウンタツチ)の発明による。糸は太く柔らかいが弱い。帯芯・綿毛布・足袋底地などに用いる。動力源に水車を用いたので水車紡績ともいう。

がらみ

がらみ 【絡み・搦み】 (接尾)
(1)名詞に付いて,それを含めて,そのものといっしょにの意を表す。ぐるみ。「風袋―の重さ」
(2)年齢・値段などを示す数詞に付いて,大体そのくらい,その前後であることを表す。「四十―の男」「千円―の相場」
(3)名詞に付いて,それと密接な関係があることを表す。「選挙―」「決算―」

がらめきのひ

がらめきのひ [6] 【柄目木の火】
越後七不思議の一。新潟県新津市柄目木付近の地中から出る天然ガス。

がらもの

がらもの [0] 【柄物】
模様・図柄のついているもの。多く布地についていう。

がらゆき

がらゆき [0] 【柄行き】
模様。がら。「―のよい着物」

がらら

がらら (副)
(1)すっかり。残らず。まったく。「熊野うらへ落つこちて,鯨に―呑まれたとのはなし/滑稽本・膝栗毛 2」
(2)ひょいと。「一番勝負の長が―半と出て/洒落本・道中粋語録」

がらり

がらり
■一■ (副)
(1)そっくりそのまま。すべて。「命―に身をうりて/浄瑠璃・淀鯉(下)」
(2)すぐに。直ちに。「それ縛れといふや否や―後手(ウシロデ)三寸縄/浄瑠璃・壇浦兜軍記」
■二■ (名)
給金など全額をそっくり前払いすること。「こなたは乳ふくろもよいによつて―に八十五匁/浮世草子・胸算用 3」

がらり

がらり
〜と (1)[全然]entirely;→英和
completely.→英和
(2)[急に]suddenly <change one's attitude> .(3)[荒々しく]rudely.戸を〜とあける throw open the door.→英和

がらり

がらり [2][3]
■一■ (副)
〔「からり」よりも重い感じを与える〕
(多く「と」を伴って)
(1)乱暴に戸・障子などを引き開けるさま。「戸を―と開ける」
(2)堅い物が触れたり,落ちたりした時の音を表す語。「石垣が―とくずれる」
(3)すっかり変わるさま。「態度が―と変わる」
■二■ (名)
がらり板を取り付けた窓や戸。

がらりいた

がらりいた [4] 【がらり板】
⇒鎧板(ヨロイイタ)

がらりど

がらりど [3] 【がらり戸】
がらり板を取り付けた戸。

がらり戸

がらりど [3] 【がらり戸】
がらり板を取り付けた戸。

がらり板

がらりいた [4] 【がらり板】
⇒鎧板(ヨロイイタ)

がらん

がらん [0][1] 【伽藍】
〔梵 saṃghārāma(僧伽藍摩)の略。僧園・衆園・精舎(シヨウジヤ)と訳す〕
寺の建物。特に,大きな寺院。僧伽藍。

がらん

がらん【伽藍】
a cathedral.→英和

がらん

がらん [2] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)金属性の濁った音が鳴り響くさま。「バケツが―と倒れる」
(2)中に何もなくて広々としているさま。「―とした体育館」

がらん

がらん
〜とした[からの]empty;→英和
bare <of furniture> ;→英和
[人気のない]deserted.→英和

がらんいし

がらんいし [2] 【伽藍石】
社寺の柱の礎石を庭園に転用したもの。踏分石(フミワケイシ)・手水(チヨウズ)鉢などに用いる。がらんせき。

がらんじん

がらんじん [2] 【伽藍神】
伽藍を守護する神。守伽藍神。護伽藍神。多様な神々があるが,日本では興福寺の春日神社,延暦寺の山王七社など諸大寺には特定の守護神がある。寺神(テラガミ)。

がらんちょう

がらんちょう [0] 【伽藍鳥】
ペリカンの別名。

がらんどう

がらんどう [0] 【伽藍堂】
伽藍神をまつった堂。

がらんどう

がらんどう [0] (名・形動)
広い所に何もないこと。中にだれもいないこと。また,そのさま。がらんど。「家の中は―だ」

がらんどう

がらんどう
〜の hollow.→英和

がらんはいち

がらんはいち [4] 【伽藍配置】
寺院における塔・金堂・講堂などの建物の配置。代表的なものに,飛鳥寺式・法隆寺式・四天王寺式・薬師寺式・東大寺式などがある。
伽藍配置=1[図]
伽藍配置=2[図]
伽藍配置=3[図]
伽藍配置=4[図]

がら空き

がらあき [0] 【がら空き】 (名・形動)
(1)中に,人や物が少なくて,空間が多い・こと(さま)。「―の映画館」
(2)無防備な・こと(さま)。「三塁が―になる」

がら空き

がらすき [0] 【がら空き】 (名・形動)
中に人がほとんどいない・こと(さま)。がらあき。「―のバス」

がら空きの

がらあき【がら空きの】
quite empty.

がら紡

がらぼう [2] 【がら紡】
〔機械の回る音から〕
くず綿・落綿などを使って,太い綿糸を作る紡績法。明治初期長野県の臥雲辰致(ガウンタツチ)の発明による。糸は太く柔らかいが弱い。帯芯・綿毛布・足袋底地などに用いる。動力源に水車を用いたので水車紡績ともいう。

がら落ち

がらおち [0] 【がら落ち】
相場が暴落すること。がら。

がり

がり [1]
〔がりがりとかむところから〕
鮨(スシ)に添えて出すショウガの薄片。軽くゆでて甘酢に漬けてある。

がり

がり [1] 【我利】
自分だけの利益。「―をむさぼる」「―我欲」

がり

がり 【許】 (接尾)
〔「かあり(処在)」の転といわれる〕
(1)人を表す名詞または代名詞に付き,「…の所へ」「…の許(モト)に」の意を表す。「妹ら―わがゆく道の細竹(シノ)すすきわれし通はば靡け細竹原(シノハラ)/万葉 1121」
(2)人を表す名詞に助詞「の」を介して付き,「その人の許に」の意を表す。「さしたる事なくて人の―ゆくはよからぬ事なり/徒然 170」
〔(2)は(1)からの転で,形式名詞的用法のもの〕

がり

がり [1]
〔「がり版」の略〕
謄写版(トウシヤバン)の俗称。「―を切る」

がり

がり
(「がりを食う」の形で)しかられること。「親分に―を喰ふのが見えるやうだ/歌舞伎・因幡小僧」

がりがり

がりがり
■一■ [1] (副)
(1)堅い物をかみ砕いたり,ひっかいたり,けずったりする時の音を表す語。「青リンゴを―(と)かじる」「歯医者に虫歯を―(と)やられた」
(2)(「我利我利」とも書く)自己本位で夢中で行動するさま。「―勉強する」
■二■ [0] (形動)
(1)かむと音が出るほど堅いさま。「この芋はまだ半焼けで―だ」
(2)(「我利我利」とも書く)他のことはかまわず,自分の利益や欲求のためにだけ熱心に行動するさま。「名誉欲で―な男」
(3)体が非常にやせ細っているさま。「―にやせる」

がりがり

がりがり
〜ひっかく(かむ) scratch (crunch).→英和

がりがり

がりがり【我利我利亡者】
a greedy[grasping]fellow.

がりがりあたま

がりがりあたま [5] 【がりがり頭】
硬くて融通がきかない人を卑しめていう語。

がりがりぼうず

がりがりぼうず [5] 【我利我利坊主】
⇒我利我利亡者(ガリガリモウジヤ)

がりがりもうじゃ

がりがりもうじゃ [5] 【我利我利亡者】
自分の利益だけを考えて,他を顧みない人を卑しめていう語。我利我利坊主。

がりがり頭

がりがりあたま [5] 【がりがり頭】
硬くて融通がきかない人を卑しめていう語。

がりばん

がりばん [0] 【がり版】
〔「がり」は鉄筆で原紙を切るときの音から〕
(1)謄写版(トウシヤバン)の原紙を切るための鉄板。やすり板。がり。
(2)謄写版の俗称。

がりべん

がりべん【ガリ勉】
<米話> a grind[ <英話> swot](人).→英和
〜する grind[swot] <for a test> .

がりべん

がりべん [0] 【がり勉】 (名)スル
学校の成績をあげるために,他のことには目もくれずがむしゃらに勉強すること。また,その人。

がりゅう

がりゅう【我流でやる】
do <a thing> in one's own way.〜の self-taught <typist> .

がりゅう

がりゅう 【賀竜】
(1896-1969) 中国の軍人・政治家。湖南省桑植県の人。長征に紅軍第二方面軍を指揮。1949年以後,国務院副総理・国防委員会副主席などを歴任。文化大革命で批判されたが,死後名誉回復。

がりゅう

がりゅう グワ― [1][0] 【画竜】
⇒がりょう(画竜)

がりゅう

がりゅう [0] 【我流】
正規の流儀・作法にのっとっていない,自分独特のやり方。自己流。

がりょう

がりょう【雅量】
generosity.→英和
〜のある(乏しい) (un)generous;→英和
large-minded (narrow-minded).

がりょう

がりょう グワリヤウ [0] 【臥梁】
煉瓦造り・ブロック造りなどの組積造(ソセキゾウ)で,壁の頂部をかためる水平のはり。鉄筋コンクリートで作り,階の継ぎ目,屋根の下などに設ける。

がりょう

がりょう グワ― [0] 【臥竜】
〔蜀書(諸葛亮伝)〕
かくれて世に知られないでいる大人物。在野の傑物。
→伏竜(フクリヨウ)

がりょう

がりょう グワ― [1][0] 【画竜】
〔「がりゅう」とも〕
絵にかいた竜。

がりょう

がりょう [0][1] 【雅量】
おおらかで,人をよく受け入れる性質。度量が大きいこと。「―がある」

がりょう

がりょう グワレウ [1] 【画料】
(1)絵画の題材。
(2)絵画の代金。

がりょう=点睛

――点睛((ガリヨウテンセイ))を欠く
最後の仕上げを欠いたために,全体が生きてこないこと。

がりょうくつ

がりょうくつ グワ― [2] 【臥竜窟】
まだ世に知られないでいる大人物が住んでいる所。

がりょうてんせい

がりょうてんせい グワ― [1] 【画竜点睛】
〔「歴代名画記」より。梁の画家張僧繇(チヨウソウヨウ)が,竜を描いて,その睛(ヒトミ)を書き加えたところ,竜が天に昇ったという故事から〕
物事全体を生かす中心。また,物事を完璧(カンペキ)なものにするための最後の仕上げ。
〔「睛」を「晴」とするのは誤り〕

がりょうてんせい

がりょうてんせい【画竜点睛(を施す)】
(give) the finishing touch <to> .

がりょうばい

がりょうばい グワ― [2] 【臥竜梅】
梅の一。幹が低く枝が地上をはった所に根を生じ,竜のふす姿を思わせるもの。

がりょうほうすう

がりょうほうすう グワ― [0] 【臥竜鳳雛】
⇒伏竜(フクリヨウ)鳳雛

がりん

がりん [0] 【芽鱗】
植物の冬芽を包んでいる鱗片(リンペン)状の葉。鱗片葉(リンペンヨウ)。

がり勉

がりべん [0] 【がり勉】 (名)スル
学校の成績をあげるために,他のことには目もくれずがむしゃらに勉強すること。また,その人。

がり版

がりばん [0] 【がり版】
〔「がり」は鉄筆で原紙を切るときの音から〕
(1)謄写版(トウシヤバン)の原紙を切るための鉄板。やすり板。がり。
(2)謄写版の俗称。

がる

が・る (接尾)
〔動詞五[四]段型活用〕
(1)形容詞,形容動詞および助動詞「たい」の語幹に付いて,そのように思う,そのように感じるの意を表す。「うれし―・る」「かわい―・る」「あわれ―・る」「見た―・る」
(2)形容詞,形容動詞の語幹および一部の名詞に付いて,そのように振る舞う,そのようなふりをするの意を表す。ぶる。「強―・る」「痛―・る」「得意―・る」「興(キヨウ)―・る」

がれ

がれ [2][1]
山の斜面がくずれて,岩石がごろごろしている所。がれ場。

がれき

がれき グワ― [0] 【画歴】
絵をかいてきた年月や経歴。

がれき

がれき グワ― [0] 【瓦礫】
〔「がりゃく」とも〕
(1)瓦(カワラ)と小石。特に,建物の崩れた残骸をいう。「―の山」「一夜にして―と化した街」
(2)値打ちのないもの。「風流才子復た―の訳書を待たず/花柳春話(純一郎)」

がれば

がれば [0] 【がれ場】
「がれ」に同じ。

がれ場

がれば [0] 【がれ場】
「がれ」に同じ。

がろう

がろう [0] 【餓狼】
飢えたオオカミ。

がろう

がろう【画廊】
an art[a picture]gallery.

がろう

がろう グワラウ [0] 【画廊】
絵画・彫刻などの美術品の展示場。多くは画商によって経営される。ギャラリー。

がろん

がろん グワ― 【画論】
絵画に関する論評や理論。特に,絵画の本質・構成・色彩などに関する論。絵画論。

がわ

がわ ガハ [0] 【側】
(1)「かわ(側){(1)}」に同じ。
(2)曲面をなすものの周囲,または周囲を包んでいるもの。「―がプラチナの時計」
(3)まわりの人。はた。「本人より―が大騒ぎする」
(4)(名詞に付いて)
 (ア)「かわ(側){(4)}」に同じ。「北―」「下―」
 (イ)対立するものの一方の立場であることを表す。「弁護―の証人」
 (ウ)曲面をなすものの周囲,または周囲を包む意を表す。「金―の腕時計」「桶(オケ)―」

がわいた

がわいた ガハ― [0] 【側板】
側面にとりつける板。

がわしい

がわし・い ガハシイ (接尾)
〔形容詞型活用([文]シク がは・し)〕
名詞,動詞の連用形などに付いて,そのような傾向がある,そういうきらいがあるの意を表す。がましい。「みだり―・い」

がん

がん【雁】
a wild goose.

がん

がん【願をかける】
make a vow <to a god> .→英和

がん

がん [1] 【癌】
(1)悪性腫瘍(シユヨウ)のこと。特に,上皮性の悪性腫瘍のみをさすこともある。
→悪性腫瘍
→腫瘍
(2)組織全体に障害を及ぼしている事柄。「社会の―」

がん

がん [1] 【龕】
(1)断崖(ダンガイ)を掘って,仏像などを安置する場所。
→壁龕
(2)仏像を納める,厨子(ズシ)。
(3)棺おけ。死体を納める箱。[運歩色葉集]

がん

がん【癌】
(1)《医》cancer <of the stomach> .→英和
(2)[禍根]a cancer;a curse.→英和
〜の cancerous.→英和
癌細胞 cancer cells.制癌剤 an anticancer drug.

がん

がん グワン [1] 【丸】
(1)魚肉などをたたいて団子状にしたもの。
(2)丸薬(ガンヤク)の意。「地黄(ジオウ)―」

がん

がん グワン [1] 【願】
神仏に願うこと。また,その願い事。「―がかなう」

がん

がん グワン [1] 【頑】 (ト|タル)[文]形動タリ
自説を主張して譲らないさま。他に従おうとしないさま。多く「頑として」の形で用いる。「―として聞かない」

がん

がん [1] 【眼】
(1)め。
(2)見抜く力。「―が利く」
(3)端渓(タンケイ)などの硯(スズリ)で,石の中に見える紋。
(4)穴。

がん

がん [1][0] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)強く打ったり,堅い物に突き当たったりする時に出る大きな濁った音を表す語。また,音が出るほど強く打つさま。「―と鳴る」「―と殴られた」「こらしめに一度―とやっておこう」
(2)手きびしく打撃を与えるさま。がつん。「―という目にあわせる」

がん

がん [1] 【雁・鴈】
カモ目カモ科の水鳥のうち,ハクチョウ類に次いで体の大きい一群の総称。雌雄とも地味な色で,水辺にすむ。ツバメとともに日本における代表的な渡り鳥で,マガン・ヒシクイ・サカツラガンなどが秋,北方より渡来し,春,北に去る。飛ぶときは V 字形などの編隊を組む。古くから食用にし,美味のたとえとされた。かり。かりがね。[季]秋。

がん=が飛(ト)べば石亀(イシガメ)も地団駄(ジダンダ)

――が飛(ト)べば石亀(イシガメ)も地団駄(ジダンダ)
石亀が,雁が飛ぶのを見て,自分も飛びたいと思って地団駄を踏む意。自分の能力を考えないで他人のまねをしたがるたとえ。

がん=に懸(カ)けて

――に懸(カ)けて
きまって。まちがいなく。「―おらが所の裏口に寝てゐらあ/滑稽本・膝栗毛(発端)」

がん=を付ける

――を付・ける
他人の顔や眼をじっと見る意の俗語。不良仲間などで因縁をつける時の語。眼を飛ばす。

がん=を懸(カ)ける

――を懸(カ)・ける
神仏にあることの成就を祈り願う。願を起こす。願を立てる。

がん=を立(タ)てる

――を立(タ)・てる
⇒願(ガン)を懸(カ)ける

がん=を起こす

――を起こ・す
⇒願(ガン)を懸(カ)ける

がん=果(ハ)たす

――果(ハ)た・す
願ほどきに神仏に参詣する。「住吉にも…色々の―・し申すべきよし御使して/源氏(明石)」

がんあつ

がんあつ [0] 【眼圧】
眼球が球形を維持するための一定の内圧。主に眼球内の水様液の増減によって変化する。眼球壁の緊張度を測定することによって推定する。眼内圧。

がんい

がんい グワン― [1] 【願意】
願いの趣旨。願う心。「―を述べる」

がんい

がんい [1] 【含意】
〔implication〕 (名)スル
(1)表面にはあらわれない意味を文意に持たせること。また,その意味。
(2)〔論〕 命題間の関係の一。任意の命題 �,� について,� が真であれば必ず � が真になる時,� は � を含意するという。条件。包含。内含。

がんいしくどく

がんいしくどく グワン― 【願以此功徳】 (連語)
〔「がんにしくどく」とも〕
(1)この経文の功徳によって一切衆生が極楽に往生できますようにとの意。念仏の終わりに唱える。「念仏高声に…―と廻向して/義経記 6」
(2)転じて,おしまい。最後。「しまった」の意にも用いる。「はや暮れて驚き―空ぶくろかたげて都に帰る/浮世草子・永代蔵 3」

がんいそく

がんいそく [3] 【眼意足】
剣道の基本的な三つの要件で,眼の注ぎ方,意の配り方,足の踏み方の意。

がんいでんし

がんいでんし [4] 【癌遺伝子】
細胞の癌化を引き起こす遺伝子。正常細胞に存在し,発癌因子や老化などによって細胞に癌化の指令を出すと考えられる。腫瘍遺伝子。

がんえん

がんえん 【顔淵】
⇒顔回(ガンカイ)

がんえん

がんえん【岩塩】
rock salt.

がんえん

がんえん [1][0] 【岩塩】
天然に産出する鉱物で,塩化ナトリウムが主成分の結晶。立方晶系に属し,ガラスのようなつやがあり,白色または灰色。ヨーロッパ・アメリカ中部など雨の少ない地方,また火山噴気による昇華物中にも産出。工業原料・食塩原料として重要。やまじお。石塩。

がんえんし

がんえんし 【顔延之】
(384-456) 中国,南北朝時代の宋の詩人。字(アザナ)は延年。華麗な詩風をもって,謝霊運とともに双璧とされた。陶淵明と親交が深かった。

がんか

がんか [0][1] 【眼科】
眼に関する診療・予防・研究を行う,医学の一分科。「―医」「―学」

がんか

がんか [1] 【眼窩・眼窠】
眼球の入っているくぼみ。

がんか

がんか [1] 【頷下】
あごの下。[日葡]

がんか

がんか【眼窩】
《解》the eye socket.

がんか

がんか [0] 【癌化】 (名)スル
生体の細胞が何らかの要因により,癌となること。また,その状態。
→癌
→癌細胞

がんか

がんか【眼科】
ophthalmology.→英和
‖眼科医 an oculist;an eye doctor.眼科医院 an ophthalmic hospital.

がんか

がんか [1] 【眼下】
見おろした所。「―に広がる町並み」

がんか

がんか【眼下の[に]】
under one's eyes.〜に見る[見下ろす]overlook;→英和
[軽蔑]look down <upon a person> .

がんか=に∘見る

――に∘見る
(1)見おろす。「山頂から大雪渓を―∘見る」
(2)他を見くだした態度をとる。眼下に見くだす。

がんか=の珠(タマ)

――の珠(タマ)
〔荘子(列禦寇)〕
⇒驪竜(リリヨウ)頷下の珠

がんかい

がんかい [0] 【眼界】
(1)目に見える範囲。視界。「―から消える」
(2)考えの及ぶ範囲。

がんかい

がんかい 【顔回】
(前514-前483) 中国,春秋時代の魯(ロ)の学者。孔門十哲の第一。字(アザナ)は子淵(シエン)。貧家に生まれたが,学問を好み孔子に重んじられた。早逝し,孔子を嘆かせた。顔淵。

がんかきせき

がんかきせき グワンクワ― [4] 【頑火輝石】
斜方輝石の一。マグネシウムのケイ酸塩鉱物。斜方晶系に属し,柱状・針状結晶。灰・緑・黄色。超塩基性岩の造山鉱物として産する。エンスタタイト。

がんかけ

がんかけ グワン― [0][4] 【願掛(け)】 (名)スル
神仏に願いをかけること。その成就のため,百度参りとか断ち物をするといった一定の行為を自分に課すのが通例。願立て。立願(リユウガン)。

がんがさ

がんがさ [1][0] 【雁瘡】
慢性湿疹(シツシン)あるいは痒疹(ヨウシン)の一種。非常にかゆく,難治。雁の来る頃に起こり,去る頃に治るところからいう。がんそう。こせがさ。[季]秋。

がんがらがん

がんがらがん [5] (副)
(1)ブリキ缶などをたたいたり落としたりした時にでる音を表す語。
(2)建物や部屋の中に何もないさま。「―の部屋の中」

がんがり

がんがり (副)
(1)すき間のあるさま。「―とした藁葺(ワラブキ)も人目洩らさぬが一つの取柄/浄瑠璃・行平磯馴松」
(2)空が白むさま。「夜ははや―と明けにけり/仮名草子・東海道名所記」

がんがん

がんがん
〜鳴る clang;→英和
have a splitting headache; <My ears> ring.→英和

がんがん

がんがん [0] 【巌巌】 (ト|タル)[文]形動タリ
山や岩石などの高く険しいさま。「此大山―として/不如帰(蘆花)」

がんがん

がんがん [1] (副)スル
(1)大きな音が鳴り響くさま。特に,鉄板などを強くたたいた時に出る音を表す。「耳元で―怒鳴られた」「ラジオを―鳴らす」
(2)頭の中で大きな音がしているように,痛みの激しいさま。「頭が―する」
(3)勢いの盛んなさま。「ストーブを―たく」「―稽古する」

がんき

がんき 【顔輝】
中国,元初の画家。浙江省あるいは江西省の人。字(アザナ)は秋月。道釈画に卓越し,代表作「蝦蟇(ガマ)・鉄拐(テツカイ)図」が京都知恩寺に伝存。生没年未詳。

がんきゅう

がんきゅう【眼球】
an eyeball.→英和
眼球銀行 an eye bank.

がんきゅう

がんきゅう [0] 【眼球】
脊椎動物の視覚器。眼窩(ガンカ)の中にあり,外の鞏膜(キヨウマク)・角膜,中の脈絡(ミヤクラク)膜・毛様体・虹彩(コウサイ),内の網膜の三層が形作る球。その内部に水晶体とガラス体がある。水晶体とその前方の角膜の間は水様液で満たされている。光線は角膜とレンズの役をする水晶体の屈折作用をうけて網膜の上に像を結び,これを視神経により脳に伝える。めだま。
眼球[図]

がんきゅうきん

がんきゅうきん [3][0] 【眼球筋】
⇒眼筋(ガンキン)

がんきゅうぎんこう

がんきゅうぎんこう [5] 【眼球銀行】
⇒アイ-バンク

がんきゅうしんとう

がんきゅうしんとう [5] 【眼球振盪】
無意識に起こる律動的な眼球の往復運動。生理的な現象としても現れ,また中枢性障害の症状として現れることも多い。眼振。ニスタグムス。

がんきゅうとっしゅつ

がんきゅうとっしゅつ [5] 【眼球突出】
眼球が前方に突出する状態。眼窩(ガンカ)の腫瘍(シユヨウ)やバセドー病などのときに起きる。

がんきょう

がんきょう グワンキヤウ [0] 【頑強】 (形動)[文]ナリ
頑固で容易に屈しないさま。「―に拒む」「―な抵抗にあう」

がんきょう

がんきょう【頑強な(に)】
stubborn(ly);→英和
dogged(ly);→英和
[頑丈]strong(ly);→英和
stout(-ly).→英和

がんきょう

がんきょう [0] 【眼鏡】
めがね。

がんきん

がんきん [0] 【贋金】
贋造した貨幣。にせがね。

がんきん

がんきん【元金】
the principal.→英和

がんきん

がんきん グワン― [1] 【元金】
(1)利子を含まない,直接貸し借りした金額。元高。もときん。
(2)事業などを始めるのに必要な金。準備金。もときん。もとで。

がんきん

がんきん [0] 【眼筋】
眼球の運動をつかさどる筋肉の総称。眼球筋。

がんきんすえおき

がんきんすえおき グワン―スヱ― [1] 【元金据(え)置き】
利子だけ払って元金は償還・返却しないこと。

がんぎ

がんぎ [0][3] 【雁木】
群れて飛ぶ雁の列のようにジグザグの形をしたもの。
(1)雪国で,通りに面した軒から庇(ヒサシ)を長く出して,その下を通路としたもの。雁木づくり。[季]冬。
(2)「雁歯(ガンシ)」に同じ。
(3)道から川原などにおりるための,棒などを埋めて作った階段。また,船着き場の階段。桟橋(サンバシ)の階段。
(4)樵(キコリ)の用いる大形ののこぎり。ががり。
(5)書棚の高さを調節するために,棚板の受け桟を受ける部材をのこぎりの歯状または段状にしたもの。
(6)野菜やコンニャクなどの断面をぎざぎざにする切り方。
(7)「雁木鑢(ガンギヤスリ)」の略。
(8)「雁木鱝(ガンギエイ)」の略。

がんぎ

がんぎ【雁木】
snow shelter eaves;steps of a pier.→英和
〜形の(に) (in a) zigzag.→英和

がんぎえい

がんぎえい [3] 【雁木鱝】
(1)エイ目ガンギエイ科の海魚の総称。体は扁平で菱形に近く,尾部は棒状。種類が多く,全長30〜200センチメートル。温帯・寒帯の大陸棚から深海まで広く分布。
(2){(1)}の一種。全長65センチメートル内外。背面は褐色で,大小の不規則な円形紋があり,とげが背と尾の中央に並ぶ。食用。本州北部以南から東シナ海に分布。
雁木鱝(2)[図]

がんぎぐるま

がんぎぐるま [4] 【雁木車】
(1)積み荷の揚げ降ろしにつかう滑車の一。角材の横面をくりぬいて,車をはめこんだもの。せみ。
(2)時計の部品で,アンクルとかみ合いアンクルを介して振り子または天府に力を与える歯の長い歯車。

がんぎだな

がんぎだな [3] 【雁木棚】
床の間の脇などに設ける違い棚の一。三枚の棚板を三段に連なる雁木形に配置したもの。
→床脇棚

がんぎだま

がんぎだま [0] 【雁木玉】
表面に縞模様のあるガラスの丸玉。古墳の副葬品にみられる。
→蜻蛉(トンボ)玉

がんぎづくり

がんぎづくり [4] 【雁木造り】
「雁木{(1)}」に同じ。

がんぎばしご

がんぎばしご [4] 【雁木梯子】
一本の太い木材に踏み段を刻み出すか,太い棒に数本の横木をとりつけた梯子。
雁木梯子[図]

がんぎやすり

がんぎやすり [4] 【雁木鑢】
(1)獣角・金属などを磨く,目の粗いやすり。がんぎ。
(2)がさがさした肌の女をののしっていう語。「―鮫肌/浄瑠璃・日本振袖始」

がんぎょう

がんぎょう グワンギヤウ [0] 【願行】
〔仏〕 誓願と修行。

がんぎょう

がんぎょう グワンギヤウ 【元慶】
年号(877.4.16-885.2.21)。貞観の後,仁和の前。陽成・光孝天皇の代。げんけい。

がんぎょう

がんぎょう グワンギヤウ [0] 【丸桁】
⇒がぎょう(丸桁)

がんぎょうじ

がんぎょうじ グワンギヤウ― 【元慶寺】
〔「がんけいじ」とも〕
京都市山科区北花山河原町にある天台宗の寺。山号は華頂山。868年,遍照の創建。877年(元慶1)勅命で元慶寺と命名。花山天皇は退位後,ここで落飾した。花山(カザン)寺。

がんく

がんく 【岸駒】
(1756-1838) 江戸後期の画家。金沢に生まれ京都で活躍。沈南蘋(チンナンピン)派・円山派などを学び,筆法の鋭い装飾的な障屏画を描いた。岸派の祖。

がんくい

がんくい 【雁食い】
美味であるガンの肉を食うようなぜいたく。「雁といふも同名の,かりがねといふも同名の,―になるこそめでたけれ/狂言・雁かりがね(天正本)」

がんくいまめ

がんくいまめ [3] 【雁食豆】
ダイズの一品種。五葉の小葉をもつ。豆粒のくぼみを雁の食べたあとと見てこの名がある。五葉豆(ゴバマメ)。

がんくつ

がんくつ [0] 【岩窟・巌窟】
岩あな。ほら。いわや。

がんくつ

がんくつ【岩窟】
a cave;→英和
a cavern.→英和

がんくつおう

がんくつおう 【巌窟王】
デュマ{(1)}の小説「モンテ=クリスト伯」の訳名。1901〜02年(明治34〜35)黒岩涙香(ルイコウ)による翻案の邦題。

がんくび

がんくび [0][3] 【雁首】
(1)〔雁の首に似ていたことから〕
キセルの頭。
(2)キセルの頭のように先の曲がった土管。
(3)人間の首や頭を乱暴にいう語。「―をそろえる」「―並べて待っていろ」

がんくび

がんくび【雁首】
the bowl (of a pipe);→英和
the head (頭).→英和

がんくびそう

がんくびそう [0] 【雁首草】
キク科の多年草。山野に生える。茎は高さ50センチメートル内外。根葉は楕円形で長い柄がある。秋,枝先に黄色の頭花を一個ずつ下向きにつける。和名はこれをキセルの雁首に見立てたもの。

がんくよう

がんくよう [3] 【雁供養】
「雁風呂(ガンブロ)」に同じ。[季]春。

がんぐ

がんぐ グワン― [1] 【頑愚】 (名・形動)[文]ナリ
頑固で愚かな・こと(さま)。「人類の―なる六千年の歴史/求安録(鑑三)」

がんぐ

がんぐ【玩具】
a toy;→英和
a plaything.→英和

がんぐ

がんぐ グワン― [1] 【玩具・翫具】
もて遊ぶ道具。遊び道具。おもちゃ。「―店(テン)」
〔明治期につくられた語〕

がんけい

がんけい [0] 【岩頸】
〔「火山岩頸」の略〕
火山体が浸食されて,火道を満たしていた溶岩などが塔状に露出して残った岩体。岩栓(ガンセン)。

がんけい

がんけい [0] 【眼形】
囲碁で,目になりそうな石の形。めがたち。

がんけつ

がんけつ [0] 【巌穴・岩穴】
岩のほら穴。

がんけつのし

がんけつのし [6] 【巌穴の士】
世俗を避けて,巌窟・山中などに隠れ住んでいる賢者。隠者。

がんけん

がんけん [0] 【眼瞼】
まぶた。

がんけん

がんけん グワン― [0] 【頑健】 (名・形動)[文]ナリ
体がきわめて丈夫な・こと(さま)。「―な体の持ち主」
[派生] ――さ(名)

がんけん

がんけん [0] 【岩圏】
(1)リソスフェアに同じ。
(2)水圏・気圏に対して地球の固体部分の旧称。

がんけん

がんけん【頑健な】
(very) strong;→英和
robust.→英和

がんけん

がんけん【癌研(究所)】
a cancer research institute.

がんけんえんえん

がんけんえんえん [5] 【眼瞼縁炎】
アレルギー,細菌感染,脂腺の分泌過多などのために,まぶたの縁(フチ)にできる炎症。かゆみを伴う。

がんけんへいさはんしゃ

がんけんへいさはんしゃ [8] 【眼瞼閉鎖反射】
突然の物体の近接,強い光の刺激,結膜・角膜などへの機械的刺激などの際に生じるまばたきの反射運動。瞬目反射。

がんこ

がんこ グワン― [1] 【頑固】 (名・形動)[文]ナリ
(1)他人の意見を聞こうとせず,かたくなに自分の考えや態度などを守る・こと(さま)。「―なおやじ」
(2)病気などが,なかなか治らない・こと(さま)。「―な咳(セキ)」
[派生] ――さ(名)

がんこ

がんこ【頑固な(に)】
stubborn(ly);→英和
obstinate(ly).→英和
〜な病気 an inveterate disease.

がんこ

がんこ グワン― [1] 【紈袴】
(1)昔,中国で貴公子の着用した,白い練絹(ネリギヌ)の袴(ハカマ)。また,ぜいたくな生活のたとえ。
(2)貴族の子弟(シテイ)。また,柔弱な貴族の子弟。紈袴子。紈袴公子。

がんこ

がんこ [1] 【含糊】
はきはきしないこと。煮え切らないこと。「―のそしりを受ける」

がんこいってつ

がんこいってつ グワン― [1] 【頑固一徹】 (名・形動)
非常に頑固なさま。「―な性格」

がんこう

がんこう [0] 【雁行】 (名)スル
(1)ガンが列をなして飛ぶこと。また,その列。
(2)ガンが飛ぶ時の列の形のように,ななめに並んで行くこと。
(3)陣立ての一。ななめの列に陣形を組むもの。

がんこう

がんこう グワンクワウ [0] 【頑獷】
かたくなで粗暴なこと。

がんこう

がんこう [0] 【眼光】
(1)目の光。「―鋭くにらみつける」
(2)物事を見通す力。見抜く力。

がんこう

がんこう【眼光の鋭い】
sharp-eyed.〜紙背に徹する read between the lines.

がんこう

がんこう [0] 【眼孔】
(1)眼球のある穴。
(2)見識の範囲。

がんこう

がんこう【眼孔】
an eyehole;→英和
the eye socket.

がんこう

がんこう グワンカウ [0] 【翫香・玩香】
楽しむための香。薫物(タキモノ)合わせ・香合わせ・一炷聞(イツチユウギキ)・炷継(タキツギ)香・組香など。
→供香(グコウ)
→空香

がんこう=人を射(イ)る

――人を射(イ)る
目つきが鋭くて,人を射るようである。

がんこう=紙背(シハイ)に=徹(テツ)する

――紙背(シハイ)に=徹(テツ)する(=徹(トオ)る)
〔書の裏側まで見通す意〕
書を読んで,文面の奥にある深い意味まで見抜く。

がんこうけい

がんこうけい 【顔杲卿】
(692-756) 中国,唐の政治家。顔真卿の従兄。安禄山に認められ,常山の太守となる。禄山が反すると真卿と呼応して朝廷のための義兵を挙げ,敗れて殺された。諡(オクリナ)は忠節。

がんこうけいたいろん

がんこうけいたいろん [7] 【雁行形態論】
発展途上国の経済発展を示す説の一。輸入が先行し,次いで国内生産が増大し,最後に輸出が増えるという経緯をたどりながら,途上国は先進国を追いかける。その推移が,雁の列をなして飛ぶ様に似ていることからいう。

がんこうしゅてい

がんこうしゅてい ガンカウ― [0] 【眼高手低】
批評はできても,実際に創作する力のないこと。

がんこうらん

がんこうらん ガンカウ― [3] 【岩高蘭】
ガンコウラン科の常緑低木。北海道と本州の高山帯に自生。高さ10〜25センチメートル。多数枝分かれして地をおおう。葉は線形で密に互生する。初夏,茎頂付近の葉腋に淡紅色の小花を開く。雌雄異株。果実は小球形で黒熟し,多汁で甘味があり,生食し,またジャム・果実酒にする。
岩高蘭[図]

がんころし

がんころし [3] 【雁殺し】
〔雁を殺せるほど勢いが強い意〕
石投げの道具。中間を網のようにしたひも。網状の部分に小石をのせ,ひもの両端を同じ手で持ち,数回前後にふってから,目当ての方へ向けて一端を離し,石を勢いよく飛ばす。

がんごうじ

がんごうじ グワンゴウ― 【元興寺】
(1)奈良県明日香村飛鳥にある真言宗の寺。596年,蘇我馬子が建立。初め法興寺と称し,飛鳥寺ともいう。現在,飛鳥大仏を蔵す安居院(アンゴイン)のみを残す。本元興寺。がんごじ。がごじ。
(2)奈良市にある寺。718年に飛鳥より{(1)}を移し745年完成。南都七大寺の一。法相学の中心として栄えた。現在,観音堂の系譜を引く芝新屋町の寺(華厳宗)と極楽坊の系譜を引く中院町の寺(真言律宗)とがある。新元興寺。がごじ。
→極楽院

がんごじ

がんごじ グワンゴ― 【元興寺】
⇒がんごうじ(元興寺)(1)

がんさい

がんさい [0] 【岩滓】
火山砕屑(サイセツ)物の一。暗褐色で多孔質。形の不規則な破片。マグネシウム・鉄に富むマグマから生ずるものが多い。スコリア。溶岩滓。
→軽石

がんさいぼう

がんさいぼう [3] 【癌細胞】
癌化した細胞。正常な細胞に比べ未分化で大小不同。周囲の健康な細胞を破壊しながら,生体の制御を離れて無制限に増殖する。

がんさき

がんさき [0] 【雁先】
料理で,タケノコの先端をいう。

がんさく

がんさく【贋作】
a fake;→英和
a counterfeit.→英和

がんさく

がんさく [0] 【贋作】 (名)スル
にせ物を作ること。また,そのにせ物。「―の仏像」「名画を―する」

がんさつ

がんさつ [0] 【贋札】
偽造紙幣。にせさつ。

がんさつ

がんさつ 【雁札】
「雁書(ガンシヨ)」に同じ。「青鳥を飛ばして―を書きそへて/海道記」

がんざい

がんざい グワン― [0] 【丸剤】
医薬品を飲みやすくするために球状に製したもの。丸薬。

がんざん

がんざん 【雁山】
中国の雁門(ガンモン)の別名。

がんざん

がんざん グワン― 【元三】
〔「がんさん」とも。年・月・日の三つの元(ハジメ)の意〕
(1)正月一日のこと。元日。「―の薬子(クスリコ)/枕草子 156」
(2)元日から三日までのこと。三が日。「元日,―の雲の上もあひなく/とはずがたり 1」

がんざんだいし

がんざんだいし グワンザン― 【元三大師】
(1)天台宗中興の祖と称せられる良源のこと。寛和元年(985)正月三日に入寂したのでいう。
(2)護符の一。正月に門口に貼る「元三大師」と書いた札。良源が災疫を祓うために夜叉(ヤシヤ)の姿に化して自らを鏡に映し,自分の像を置く所には必ず悪鬼・災疫はないと誓ったことに由来するという。角を生やした鬼の姿を描くところから角大師ともいう。

がんし

がんし 【雁使】
「雁(カリ)の使い」に同じ。

がんし

がんし 【雁歯】
橋のきざはし。雁の列や人の歯並びのように,材木が食い違って,並んでいるところからいう。雁木(ガンギ)。「路(ミチ)羊腸を遶(メグ)つて橋―の危きをなせり/太平記 39」

がんしかくん

がんしかくん 【顔氏家訓】
中国の訓書。七巻。北斉の貴族,顔之推(ガンシスイ)著。処世訓として,家族道徳・学問・教養から,広く生活一般・世故人情についての知恵を述べており,中国人の伝統的生活態度の規範として,後世長く尊ばれた。

がんしき

がんしき [0] 【含識】
〔仏〕
〔「衆生(シユジヨウ)」の別訳。心識を有する者の意〕
感情や意識をもつと考えられる生きもの。「人間」を意味することが多い。有情(ウジヨウ)。含霊(ゴンリヨウ)。

がんしき

がんしき【眼識】
discernment.→英和
〜がある have an eye <for> .→英和

がんしき

がんしき [0] 【眼識】
よしあしを見分ける能力。めきき。「高い―をもつ」「彼の―に狂いはない」

がんしこ

がんしこ 【顔師古】
(581-645) 中国,唐代の学者。名は籀(チユウ)。顔之推の孫。経典の解釈に通じ,太宗の時,「五経正義」を完成し,また「漢書」に注を加えた。

がんしすい

がんしすい 【顔之推】
(531-590頃) 中国,南北朝時代の学者。字(アザナ)は介。初め梁(リヨウ)に仕え,のち北斉・北周・隋に仕えた。その経験に基づいて子孫に「顔氏家訓」を書き残した。

がんしつ

がんしつ グワン― [0] 【頑質】
かたくなな気質。

がんしつ

がんしつ [0] 【眼疾】
目の病気。眼病。

がんしゅ

がんしゅ [0][1] 【癌腫】
上皮組織にできる悪性腫瘍。組織を破壊し,各所に転移を起こす。喉頭癌・肺癌・舌癌・食道癌・胃癌・直腸癌・肝臓癌・膵臓癌・子宮癌・乳癌・皮膚癌などがある。
→悪性腫瘍

がんしゅ

がんしゅ グワン― 【願酒】
神仏に願をかけて禁酒すること。「酒はあしたつから―だ/滑稽本・浮世床(初)」

がんしゅ

がんしゅ グワン― [0][1] 【願主】
〔「がんじゅ」とも〕
神仏に願を立てた当人。ねがいぬし。

がんしゅ

がんしゅ [1] 【岩株】
小規模の貫入岩体で,地表露出面積が約100平方メートル以下のもの。ストック。

がんしゅう

がんしゅう [0] 【含羞】
はにかみ。はじらい。

がんしゅうそう

がんしゅうそう [0] 【含羞草】
オジギソウの別名。

がんしょ

がんしょ [1] 【雁書】
手紙。便り。雁札。雁信。
→雁(カリ)の使い

がんしょ

がんしょ【願書】
an application (for admission into a school) (入学願書);→英和
a written petition (請願書).〜を出す send[hand]in an application.

がんしょ

がんしょ グワン― [3][1] 【願所】
(1)祈願をする神仏の霊所。
(2)天皇・皇后などが願を立てて建立された寺。御願寺。

がんしょ

がんしょ グワン― [1] 【願書】
(1)許可を得るために,願いの趣を書いて提出する書類。「入学 ―」
(2)「願文(ガンモン)」に同じ

がんしょう

がんしょう [0] 【岩漿】
⇒マグマ

がんしょう

がんしょう【岩漿】
magma.→英和

がんしょう

がんしょう [0] 【銜傷】
くつわが当たるために,馬の口角や舌などにできるきず。

がんしょう

がんしょう グワンシヤウ [0] 【元正】
一月一日。元日。

がんしょう

がんしょう [0] 【岩礁】
水面下に隠れている岩。また,頂部がわずかに水面上に出ている岩。

がんしょう

がんしょう [0] 【巌松・岩松】
大きな岩の上に根を張っている松。「―高くそびえて/平家 10」

がんしょう

がんしょう【岩礁】
a shore reef.

がんしょう

がんしょう [0] 【岩床】
貫入岩体の一。地層を斜めに貫いた板状の岩体。シート。

がんしょう

がんしょう グワンシヤウ [0] 【翫賞】 (名)スル
風景・美術品などを味わい楽しむこと。鑑賞。「庭園の趣を―する」

がんしょく

がんしょく [1] 【顔色】
(1)顔の色。血色。
(2)感情の表れた顔つき。「―を失う」

がんしょく

がんしょく【顔色】
a complexion.→英和
〜を失う turn pale.〜なからしめる outshine.→英和

がんしょく=を窺(ウカガ)う

――を窺(ウカガ)・う
相手の表情によってその心情を知ろうとする。かおいろを窺う。かおいろを見る。

がんしょく=無し

――無し
〔白居易「長恨歌」〕
(1)恥・驚き・恐れなどのために顔が青くなる。顔色を失う。
(2)圧倒されて手も足も出ないさま。顔色を失う。

がんしん

がんしん [0] 【眼振】
「眼球振盪(ガンキユウシントウ)」の略。

がんしん

がんしん [0] 【雁信】
「雁書(ガンシヨ)」に同じ。

がんしんけい

がんしんけい 【顔真卿】
(709-785) 中国,唐の政治家・書家。字(アザナ)は清臣。魯公とも称された。平原太守となり,安史の乱に義兵を挙げて唐朝のために戦った。のち淮西(ワイセイ)で反乱を起こした李希烈の説得に派遣され,捕らえられて殺された。王羲之(オウギシ)の典雅な書風に対して,正鋒(直筆)をもって書き,革新的な書風をひらいた。

がんじ

がんじ [0] 【眼字】
漢詩で各句中の眼目となる大切な漢字。五言の第三字および七言の第五字をさす。

がんじ

がんじ [0] 【雁字】
(1)雁が整然と一列をなして飛ぶさまを文字に見立てていう語。
(2)手紙。書状。雁書。

がんじおうさ

がんじおうさ [4] 【雁字鶯梭】
〔雁の空中に飛ぶ列を文字にたとえ,鶯の木々の間を飛びかうさまを織機の梭(ヒ)にたとえていう〕
漢詩文で字句を飾ること。

がんじがらみ

がんじがらみ 【雁字搦み】
「がんじがらめ」に同じ。「格子の柱に―,しつかと締めつけ/浄瑠璃・天の網島(上)」

がんじがらめ

がんじがらめ [4] 【雁字搦め】
(1)縄やひもを左右上下から幾重にもまきつけること。「犯人を―にする」
(2)束縛を受けて身動きできないさま。「義理と人情で―になる」

がんじつ

がんじつ【元日】
New Year's Day.

がんじつ

がんじつ グワン― [0] 【元日】
一年の最初の日。一月一日。国民の祝日で,年のはじめを祝う。[季]新年。

がんじつそう

がんじつそう グワン―サウ [0] 【元日草】
フクジュソウの異名。新年の飾りに用いるところからいう。

がんじつのせちえ

がんじつのせちえ グワン―セチヱ 【元日の節会】
正月一日,朝賀の後,天皇が群臣百官に宴を賜う儀式。三節会の一。がんにちのせちえ。

がんじょう

がんじょう グワンジヤウ [0] 【願状】
(1)神仏に祈願する時,その趣旨を記した文書。願文(ガンモン)。「真盛討死の後,木曾義仲―に添へて此の社にこめられ侍るよし/奥の細道」
(2)願書。

がんじょう

がんじょう グワンヂヤウ [0] 【頑丈】 (形動)[文]ナリ
人や物ががっしりとしていて強いさま。非常に丈夫なさま。「―な体」「―にできている」「ガンヂョウナモノ/日葡」
〔(1)強健な馬,の意の「五調(歴史的仮名遣いはガンデウ)」と同語源とする説がある。(2)古くから用字が一定せず,語源意識に従って五調・岩乗(ガンジョウ)・岩畳(ガンデフ)などと書かれた。(3)頑丈は明治以後の用字〕
[派生] ――さ(名)

がんじょう

がんじょう【頑丈な(に)】
strong(ly);→英和
solid(-ly);→英和
stout(ly).→英和

がんじん

がんじん 【鑑真】
(688-763) 奈良時代に渡来した唐の僧。日本の律宗の開祖。中国揚州大明寺で律を講じていたが,日本の学問僧の要請に応じ,五回の渡航失敗と失明にもかかわらず753年来日。東大寺大仏殿前に戒壇を設け,聖武上皇以下に授戒を行う。のち大和上(ダイワジヨウ)の称号を贈られ,また唐招提寺のもとを築いた。

がんす

がん・す (動サ特活)
〔「ござんす」の転〕
ございます。多く補助動詞として用いられる。活用は「ございます」と同じ。「どうかお願ひで―・すから命だけは助けて下さい/塩原多助一代記(円朝)」

がんすい

がんすい [0] 【含水】
水を含むこと。また,水分を含むこと。

がんすい

がんすい【含水】
《化》hydrated;hydrous.→英和
‖含水炭素 carbohydrate.含水量 water content.

がんすいたんそ

がんすいたんそ [5] 【含水炭素】
炭水化物の旧称。その多くは,一般式が C�H��O� で,炭素と水との化合物のように表されるのでこの名があった。

がんすいばくやく

がんすいばくやく [5] 【含水爆薬】
硝酸アンモニウム・水・燃料兼鋭感剤・粘稠(ネンチユウ)剤などを成分とする爆薬。水を含んでいるため,衝撃・摩擦・火炎などに対してダイナマイトよりも安全性が高い。スラリー爆薬。

がんせい

がんせい [0] 【巌棲・巌栖】 (名)スル
岩穴にすむこと。また,世を逃れて隠遁すること。

がんせい

がんせい [0] 【贋製】 (名)スル
模倣して作ること。また,そのもの。

がんせい

がんせい【眼精疲労】
《医》asthenopia.→英和

がんせい

がんせい [0] 【眼睛】
ひとみ。くろめ。また,目。

がんせい

がんせい [0][1] 【眼精】
目の力。視力。また,見分ける力。「一目見たりし頼政が―を見ばや/盛衰記 16」

がんせいひろう

がんせいひろう [5] 【眼精疲労】
目を使う仕事をする時に,普通の人なら疲れないような場合でも,目が疲れて痛くなったり,頭が重くなったり,肩こり・吐き気を催したりする状態。遠視・乱視,目の異常,目の酷使,眼鏡の度が合わない,ストレスなどが原因。

がんせき

がんせき【岩石】
(a) rock;→英和
a crag.→英和
〜の多い rocky;→英和
craggy.→英和

がんせき

がんせき [1] 【岩石】
地殻を構成している物質。一般には,そのうちの硬いものだけをいう。一種または数種の鉱物の集合体から成る。火成岩・堆積岩・変成岩に大別される。

がんせきがく

がんせきがく [4] 【岩石学】
岩石の性質・成因などを調べる学問。

がんせきく

がんせきく [4] 【岩石区】
ある地質時代の特定の火成活動によって特徴づけられ,化学組成・鉱物組成上,共通の特性をもつ岩石から構成される地域。

がんせきけん

がんせきけん [4] 【岩石圏】
⇒リソスフェア

がんせきさばく

がんせきさばく [5] 【岩石砂漠】
岩石が露出し,岩屑(ガンセツ)が散乱している砂漠。砂漠の面積の九割を占める。ハマダ。
→砂砂漠

がんせきせんい

がんせきせんい [5] 【岩石繊維】
玄武岩や安山岩などの岩石を溶かして繊維状にしたもの。断熱材や絶縁体に利用する。岩綿。ロック-ウール。

がんせきたまご

がんせきたまご [5] 【岩石卵】
ゆで卵を粗く刻んで塩・砂糖などで調味し,簀巻きにして蒸したもの。

がんせきどうふ

がんせきどうふ [5] 【岩石豆腐】
焼いて固くした豆腐を昆布で包み,煮た料理。また,豆腐に鶉(ウズラ)の肉を入れてすって丸めてゆでたものや,おおまかにくずして作った炒(イ)り豆腐などもいう。

がんせつ

がんせつ [0] 【岩屑】
風化・分解してできた岩石の破片。岩くず。

がんせん

がんせん グワン― [0] 【紈扇】
白い練絹張りの扇子。

がんせん

がんせん グワン― [0] 【頑癬】
⇒田虫(タムシ)

がんせんじ

がんせんじ 【岩船寺】
京都府加茂町岩船(イワフネ)にある真言律宗の寺。高雄山報因院ともいう。行基による阿弥陀堂建立が始まりと伝える。三重塔,木造阿弥陀如来像などがある。

がんぜ

がんぜ グワン― 【頑是】
分別(フンベツ)。わきまえ。「子供は―がないにもせい/浄瑠璃・油地獄(下)」
→がんぜない

がんぜない

がんぜな・い グワンゼ― [4] 【頑是無い】 (形)[文]ク ぐわんぜな・し
(1)幼くてまだ物事の是非・善悪がわからない。幼くてききわけがない。「未だ―・い三歳の春の御嬢様を/火の柱(尚江)」
(2)あどけなく無邪気だ。「幼児の―・い笑顔」

がんぜない

がんぜない【頑是ない】
innocent;→英和
helpless (頼りのない).→英和

がんぜん

がんぜん [0][3] 【眼前】
■一■ (名)
目の前。まのあたり。目前。「―に海が開ける」「事故を―にする」
■二■ (名・形動ナリ)
明らかなこと。明白。「兄弟なることは―なり/曾我 1」

がんぜん

がんぜん グワン― [0] 【頑然】 (ト|タル)[文]形動タリ
頑固なさま。強情なさま。「冷静に然も―たる意力を以て/思出の記(蘆花)」

がんそ

がんそ【元祖】
the originator[inventor,father].→英和

がんそ

がんそ グワン― [1] 【元祖】
(1)一家系の最初の人。
(2)法統の初代。特に,浄土宗の開祖法然のこと。
(3)ある物事を最初に始めた人。また,物事の始まり。鼻祖。創始者。

がんそう

がんそう [0] 【雁瘡】
⇒がんがさ(雁瘡)

がんそう

がんそう [0] 【含嗽・含漱】 (名)スル
うがいをすること。

がんそうざい

がんそうざい [3] 【含嗽剤】
口内およびのどの消毒・洗浄に用いる薬剤。弱い収斂(シユウレン)性と殺菌力とをもつ。ホウ酸・塩素酸カリウム・過酸化水素の溶液など。うがい薬。含嗽。

がんそく

がんそく [0] 【雁足】
クサソテツの別名。

がんぞう

がんぞう【贋造】
forgery.〜する forge <a note> .→英和
〜の forged.‖贋造貨(紙)幣 a counterfeit[false]coin (note).

がんぞう

がんぞう [0] 【贋造】 (名)スル
ある物にまねてにせ物をつくること。贋作。「紙幣を―する」「―物」

がんぞう

がんぞう [0] 【龕像】
石壁を凹状に掘りその中に彫り出した仏像。インド・中国などに多く見られる。また,それを模して小厨子(ズシ)に納められている仏像をもいう。

がんぞうびらめ

がんぞうびらめ ガンザフ― [5] 【雁雑鮃】
カレイ目の海魚。全長約30センチメートル。ヒラメの一種。体は著しく扁平,両眼とも体の左側にある。体色は緑褐色で,眼状斑がある。食用。水深30メートル以下の砂底にすむ。本州中部以南に分布。

がんたい

がんたい【眼帯】
an eyepatch.

がんたい

がんたい [0] 【眼帯】
眼病の際,患部の保護などのために,目をおおうもの。

がんたん

がんたん【元旦】
New Year's Day.

がんたん

がんたん グワン― [0] 【元旦】
元日の朝。元朝。また,一月一日。元日。[季]新年。《―や赤城榛名の峰明り/村上鬼城》

がんだい

がんだい [0] 【眼代】
鎌倉時代,代官のこと。一説に,国司の目代(モクダイ)に対する武家代官の称ともいう。
→目代

がんだち

がんだち グワン― [0] 【願断ち】 (名)スル
願い事がかなうようにと,自分の好きな飲食物などを断つこと。

がんだて

がんだて グワン― [0][4] 【願立て】 (名)スル
神仏に願をかけること。願かけ。立願(リユウガン)。

がんだれ

がんだれ [0] 【雁垂】
漢字の垂(タレ)の一。「原」「厘」「厚」などの「厂」の部分。がけ・石などの状態を表す文字を作る。

がんちく

がんちく【含蓄のある】
significant;→英和
suggestive.→英和

がんちく

がんちく [0] 【含蓄】 (名)スル
(1)中に含みもつこと。「少量(スコシ)の炭素を―する/月世界旅行(勤)」
(2)うちに深い意味がこめられていること。「―のある言葉」

がんちゅう

がんちゅう【眼中にない】
think nothing of;ignore.→英和

がんちゅう

がんちゅう [1][0] 【眼中】
(1)目の中。
(2)目に映る範囲内。意識や注意の及ぶ範囲。目中。「―に留める」

がんちゅう=に無い

――に無・い
「眼中に置かない」に同じ。

がんちゅう=に=置かない

――に=置かない(=入れない)
気にかけない。心にとめない。問題にしない。眼中に無い。

がんちゅう=人(ヒト)無(ナ)し

――人(ヒト)無(ナ)し
人を人とも思わぬ振る舞いをする。

がんちょう

がんちょう グワンテウ [0] 【元朝】
元日の朝。元旦。[季]新年。

がんづく

がんづ・く 【眼付く】 (動カ四)
見て気付く。気が付く。「藤七さてはと―・き/浮世草子・風流曲三味線」

がんづめ

がんづめ [1][0] 【雁爪】
〔形が雁の爪に似ることから〕
(1)農具の一。歯が三,四本に分かれ,内側に曲がっている鍬(クワ)。短い柄をつけて田の株間の打ち返しや,除草に用いる。蟹爪(カニヅメ)。
(2)鉱石・石炭などをかき寄せるのに用いる具。{(1)}に似るが歯は曲がっていない。

がんづめうち

がんづめうち [4] 【雁爪打ち】
雁爪を用いた農作業。

がんてい

がんてい [0] 【眼底】
眼球内部の後面。網膜・視神経・血管などが見える部分。目の奥底。

がんてい

がんてい【眼底】
the eyeground.眼底出血 cerebral hemorrhage in the eye.→英和

がんていけんさ

がんていけんさ [5] 【眼底検査】
検眼鏡を使って眼底を検査すること。目の病気のほか,高血圧・動脈硬化・糖尿病などの病状の検査にも用いられる。

がんていしゅっけつ

がんていしゅっけつ [5] 【眼底出血】
眼底の網膜および脈絡膜に分布する血管からの出血。視力障害・視野欠損・飛蚊(ヒブン)症などが現れる。

がんてん

がんてん [0] 【眼点】
原生動物や下等無脊椎動物の簡単な光感覚器官。鞭毛虫類・クラゲ・プラナリヤや吸虫類にみられる。光の強弱のみを感じるものが多いが,アンドンクラゲなどのものは光の方向を認知できる。ミドリムシのものは感光性をもたないが,その近くに感光点があり,方向視眼としての機能をもつ。

がんとう

がんとう [0] 【岩頭・巌頭】
高く突き出た大きな岩の上。

がんとう

がんとう [0] 【雁塔】
(1)古代インドのマガダ国にあった塔。
〔ある僧が空を飛ぶ雁を見て食べたいと思ったところ,一羽が地に落ちてきた。人々はこれを見て雁が戒をたれたのだとし,雁を葬って塔を建てたという「大唐西域記」の故事による〕
(2)中国,西安の大慈恩(ダイジオン)寺と大薦福(ダイセンプク)寺の塔。前者を大雁塔,後者を小雁塔という。
(3)寺院の塔。「三国無双の―也/太平記 21」

がんとう

がんとう 【龕灯】
〔「がんどう」とも〕
(1)仏壇の灯。
(2)「強盗提灯(ガンドウチヨウチン)」に同じ。
(3)「強盗返(ガンドウガエ)し」に同じ。

がんとう

がんとう [0] 【岸頭】
岸のほとり。岸の上。

がんとうペプシン

がんとうペプシン ガンタウ― [5] 【含糖―】
乳幼児用の消化薬。牛や豚の胃粘膜から製したペプシンに乳糖を加えたもので,タンパク消化力がある酵素剤。

がんとくせん

がんとくせん 【岩徳線】
JR 西日本の鉄道線。山口県岩国・玖珂・櫛ヶ浜間,43.7キロメートル。かつて山陽本線の一部。

がんとして

がんとして グワン― 【頑として】 (連語)
⇒がん(頑)

がんとして

がんとして【頑として】
stubbornly;→英和
resolutely.→英和

がんとじょう

がんとじょう グワントジヤウ 【丸都城】
三世紀から五世紀前半まで高句麗(コウクリ)の都の置かれた王城。今の中国吉林省集安(旧称,輯安(シユウアン))県にあったといわれる。国内城。

がんど

がんど グワン― [1] 【願土】
〔仏〕
〔阿弥陀仏の本願によって生じた国土の意〕
極楽浄土のこと。

がんどう

がんどう グワン― [0] 【頑童】
(1)かたくなで,おろかな子供。
(2)男色の相手となる少年。

がんどう

がんどう 【強盗】
〔唐音〕
(1)「ごうとう(強盗)」に同じ。「や―め,や獄門めとては蹴飛ばかし/浄瑠璃・天の網島(上)」
(2)「強盗提灯(チヨウチン)」の略。

がんどうがえし

がんどうがえし [5] 【強盗返し】
芝居で,大道具を後ろへ倒し,底になっていた面を垂直に立てて新しい場面に転換する方法。また,その装置。箱天神(ハコテンジン)。龕灯(ガントウ)。どんでんがえし。
強盗返し[図]

がんどうずきん

がんどうずきん [5][6] 【強盗頭巾】
目だけ出して顔と頭をすっかり包み隠す頭巾。目ばかり頭巾。苧(カラムシ)頭巾。「鎧の上に蓑打かけ顔を隠せし―/浄瑠璃・神霊矢口渡」

がんどうちょうちん

がんどうちょうちん [5] 【強盗提灯】
鉄板などで釣り鐘形の枠をつくり,その中に,自由に回転する蝋燭(ロウソク)立てと反射鏡を取り付けた携帯用灯火具。前方だけを照らし,相手からは自分の姿は見えない。遮眼灯(シヤガントウ)。龕灯(ガンドウ)。
強盗提灯[図]

がんどく

がんどく グワン― [0] 【玩読】 (名)スル
文章の意味を,よく考え味わって読むこと。「倩(ツラツ)ら―して其隠微をしも味ふときには/小説神髄(逍遥)」

がんどん

がんどん グワン― [0] 【頑鈍】 (名・形動)[文]ナリ
頑固で愚鈍なこと。「―にして推魯なり/三酔人経綸問答(兆民)」

がんにく

がんにく [0] 【眼肉】
鯛などの目の周りのやわらかい身。

がんにち

がんにち グワン― 【元日】
〔呉音〕
がんじつ。正月一日。「―,なほおなじとまりなり/土左」

がんにん

がんにん グワン― [0] 【願人】
(1)願書を出して願う人。願主。
(2)仏や神に祈願する人。
(3)「願人坊主(ボウズ){(1)}」の略。

がんにんぼう

がんにんぼう グワン―バウ [3] 【願人坊】
「願人坊主(ボウズ){(1)}」の略。

がんにんぼうず

がんにんぼうず グワン―バウ― [5] 【願人坊主】
(1)江戸時代,市中を徘徊(ハイカイ)して門付(カドヅケ)をしたり,人に代わって祈願や水垢離(ミズゴリ)などをした乞食僧。願人坊。願人。
(2)歌舞伎舞踊。常磐津。二世桜田治助作詞。1811年,江戸市村座初演。七変化舞踊,本名題「七枚続花の姿絵」の一曲。願人坊主の風俗を写したもの。六世尾上菊五郎が清元「浮かれ坊主」として復演。

がんねん

がんねん グワン― [1] 【元年】
(1)帝王が即位した第一年。「仁徳天皇―」
(2)年号が改まった最初の年。「平成―」
(3)特筆すべき物事が始まった年。「福祉―」

がんねん

がんねん【元年】
the first year <of Heisei> .

がんばり

がんばり グワン― [0][4] 【頑張り】
頑張ること。「―がきく」

がんばり

がんばり【頑張りがきく(きかない)】
be tenacious (give in easily).頑張り屋 a hardworking fellow;a stubborn fellow (意地っ張り).

がんばりや

がんばりや グワン― [0] 【頑張り屋】
苦しさに負けずに頑張る人をいう。

がんばりズム

がんばりズム グワン― [4] 【頑張りズム】
〔「がんばり」に英語の接尾語イズム(-ism)を付けた語〕
何がなんでも頑張ること。頑張り主義。努力主義。

がんばる

がんば・る グワン― [3] 【頑張る】 (動ラ五[四])
〔「我(ガ)に張る」または「眼(ガン)張る」の転という。「頑張る」は当て字〕
(1)あることをなしとげようと,困難に耐えて努力する。「―・って店を持とう」「負けるな,―・れ」
(2)自分の意見を強く押し通す。我を張る。「ただ一人反対意見を述べて―・る」
(3)ある場所を占めて,動こうとしない。「入口には守衛が―・っている」
[可能] がんばれる

がんばる

がんばる【頑張る】
hold out (持ちこたえる);insist <on> (主張する);→英和
stick[hold firm] <to> (固守する).→英和
頑張れ! Hold out!

がんばる

がんば・る 【眼張る】 (動ラ四)
(1)目をつける。「さつきに跡の松原で―・つておいた金の蔓/浄瑠璃・神霊矢口渡」
(2)見張る。よく見る。「大道を―・つて,かな釘一本でも落ちて居る物を拾ふ/洒落本・根柄異軒之伝」

がんばん

がんばん [0] 【岩盤】
地中の岩体。軟弱な堆積物の下にあって基盤となっている岩体。
→地盤

がんばん

がんばん [0] 【岩版】
縄文後期・晩期に作られた,楕円形または長方形の扁平(ヘンペイ)な石製品。表裏両面に彫文があり,土版と同様護符と考えられる。
→土版

がんぱい

がんぱい [0] 【眼杯】
脊椎動物の目の発生過程で,眼胞の先端が内側に落ち込んでできた杯状の構造。眼杯の内壁は網膜,外壁は色素層に分化する。

がんぱく

がんぱく [0] 【雁帛】
手紙。音信。雁書。
→雁(カリ)の使い

がんびょう

がんびょう【眼病】
an eye disease[trouble]; <have> sore eyes.

がんびょう

がんびょう [0] 【眼病】
目の病気。めやみ。眼気。眼疾。

がんぴ

がんぴ [1] 【雁皮】
ジンチョウゲ科の落葉低木。暖地の山に自生し,高さ約2メートル。葉は絹毛があり,卵形。夏,枝頂にジンチョウゲに似た円筒状の黄花を開く。樹皮の繊維を製紙の原料とする。

がんぴ

がんぴ [1] 【岩菲】
ナデシコ科の多年草。中国原産。観賞用に栽培。茎は数本叢生し,高さ40〜90センチメートル。卵状楕円形の葉を対生する。初夏,上部の葉腋に黄赤色・白色などの五弁花を開く。[季]夏。

がんぴし

がんぴし [3] 【雁皮紙】
ガンピまたはミツマタの繊維で漉(ス)いた和紙。紙の王といわれ,湿度や虫害に強く,光沢があり美しい。斐紙(ヒシ)。

がんぶつ

がんぶつ [0] 【贋物】
にせもの。如何物(イカモノ)。贋造物。

がんぶつ

がんぶつ グワン― [0] 【頑物】
頑固な人。「―で有名な人」

がんぶつ

がんぶつ グワン― [0] 【玩物】
(1)物をもてあそぶこと。
(2)もてあそびもの。玩弄物。玩具。

がんぶつそうし

がんぶつそうし グワン―サウ― [5] 【玩物喪志】
〔書経(旅獒)「玩�人喪�徳,玩�物喪�志」〕
珍奇なものを愛玩し,それにおぼれて大切な志を失うこと。

がんぶり

がんぶり [0] 【雁振り】
「雁振り瓦」の略。

がんぶりがわら

がんぶりがわら [5] 【雁振り瓦】
棟の最上部にのせる丸形の瓦。衾(フスマ)瓦。

がんぶろ

がんぶろ [0] 【雁風呂】
浜辺の流木を薪にして風呂をわかす風習。青森県外ヶ浜に伝わる。雁供養(ガンクヨウ)。[季]春。
〔雁が渡って来る途中で羽を休めた木片を浜に置き,春に再びくわえて北に去ると言われているが,浜辺に木が残っているのは雁が死んだためだろうとしてその木をたいて風呂をわかし,人々にふるまって供養したという〕

がんぷく

がんぷく [0] 【眼福】
美しいもの,貴重なものが見られた幸運。「思わぬ―にあずかる」

がんぺい

がんぺい [0] 【眼柄】
(1)イセエビなどの甲殻類の頭部から突き出し先端に複眼をつける棒状の部分。その動きによって広範囲の光を知覚できる。
(2)脊椎動物の眼の発生過程で生じる眼杯の柄の部分。発生が進むにつれて細くなり,視神経を形成する。

がんぺいホルモン

がんぺいホルモン [5] 【眼柄―】
甲殻類の眼柄中または脳の近くに存在するサイナス腺から分泌されるホルモンの総称。体色変化・脱皮抑制あるいは促進,卵巣成熟抑制など種々のホルモンを含む。

がんぺき

がんぺき【岩壁】
a rook.→英和

がんぺき

がんぺき [0] 【岩壁・巌壁】
壁のように切り立った岩。

がんぺき

がんぺき [0] 【岸壁】
(1)船舶を接岸させるために港や運河に築いた石やコンクリートの堤。
(2)壁のようにけわしく切り立った岸。

がんぺき

がんぺき【岸壁】
a quay;→英和
a wharf (波止場).→英和

がんほどき

がんほどき グワン― [3] 【願解き】
神仏にかけた願がかなってお礼参りをすること。かえりもうし。還願。

がんぼう

がんぼう [0] 【顔貌】
かおかたち。容貌。

がんぼう

がんぼう【願望】
a wish[desire].→英和

がんぼう

がんぼう グワンバウ [0] 【願望】 (名)スル
(1)ねがいのぞむこと。がんもう。「強い―を抱く」「栄達を―する男」
(2)〔心〕 精神分析で,主に意識されていない欲望のこと。

がんぽう

がんぽう [0] 【眼胞】
脊椎動物の胚において,前脳の両側が膨出して生じる一対の嚢(ノウ)状体で,将来,目を形成する部分。
→眼杯(ガンパイ)

がんぽん

がんぽん グワン― [1] 【元本】
(1)もとで。元金。げんぽん。
(2)収益を生み出すもととなる財産。貸家・株券・預金・特許権など。特に,利息を生む貸付金をいう。
(3)根源。大本。「思無邪の三字は神拝の―/浄瑠璃・天智天皇」

がんぽんさいけん

がんぽんさいけん グワン― [5] 【元本債権】
利息債権を生み出す債権。

がんまい

がんまい グワン― [0] 【頑昧】 (名・形動)[文]ナリ
「頑迷(ガンメイ)」に同じ。
[派生] ――さ(名)

がんみ

がんみ グワン― [1] 【玩味・翫味】 (名)スル
(1)食物をかみわけて十分に味わうこと。「―して食べる」
(2)物事の意義をよく考え味わうこと。含味。「熟読―する」

がんみ

がんみ [1] 【含味】 (名)スル
(1)口中に含んでよく味わうこと。
(2)「玩味(ガンミ){(2)}」に同じ。

がんみつとう

がんみつとう [0] 【含蜜糖】
原料の糖汁から不純物をのぞいた程度で煮つめて結晶させた,糖蜜成分を含んだままの砂糖。白下(シロシタ)糖・赤砂糖・黒砂糖など。
⇔分蜜糖

がんみゃく

がんみゃく [0] 【岩脈】
貫入岩体の一。既存岩石や地層の割れ目にほぼ垂直に貫入して固結した板状の岩体。多くはマグマが入り込んだもの。砕屑岩の岩脈もある。

がんめい

がんめい グワン― [0] 【頑迷】 (名・形動)[文]ナリ
頑固でものの道理がわからない・こと(さま)。「―な人」
[派生] ――さ(名)

がんめい

がんめい グワン― [0] 【頑冥】 (名・形動)[文]ナリ
頑固でものの道理にくらい・こと(さま)。「性―にして/滝口入道(樗牛)」
[派生] ――さ(名)

がんめい

がんめい【頑迷】
obstinacy;→英和
stubbornness;→英和
bigotry.→英和
〜な obstinate;→英和
stubborn;→英和
bigoted.→英和

がんめいころう

がんめいころう グワン― [0] 【頑迷固陋】 (名・形動)[文]ナリ
考え方に柔軟さがなく,適切な判断ができない・こと(さま)。

がんめいふれい

がんめいふれい グワン― [0] 【頑冥不霊】 (名・形動)[文]ナリ
頑冥で無知な・こと(さま)。「復古主義とか,―だとか言はれてゐる人達は/うづまき(敏)」

がんめん

がんめん [0] 【岩綿】
玄武岩・安山岩や鉱滓を高温で溶融し,遠心力あるいは圧縮空気で吹き飛ばして急冷し,繊維状にしたもの。断熱材・吸音材などに利用。ロック-ウール。

がんめん

がんめん [0][3] 【顔面】
顔の表面。かお。「―蒼白(ソウハク)になる」

がんめん

がんめん【顔面】
the face.→英和
顔面神経痛 facial neuralgia.

がんめん

がんめん グワン― [0] 【願免】
「依願免職(イガンメンシヨク)」の略。

がんめんかく

がんめんかく [3] 【顔面角】
横顔を対象とした顎の突出角度。眉間点と口裂点を結ぶ直線と,外耳孔と鼻下点を結ぶ直線とのつくる角度をいう。

がんめんきん

がんめんきん [0][3] 【顔面筋】
⇒表情筋(ヒヨウジヨウキン)

がんめんしんけい

がんめんしんけい [5] 【顔面神経】
第七脳神経。顔面筋に分布して,顔の表情運動をつかさどる。また,味覚に分布する知覚性繊維と,唾液腺および涙腺に分布する副交感性繊維を含む。

がんめんしんけいつう

がんめんしんけいつう [0][7] 【顔面神経痛】
顔面に現れた神経痛の俗称。三叉(サンサ)神経痛。

がんめんしんけいまひ

がんめんしんけいまひ [9] 【顔面神経麻痺】
顔面の末梢(マツシヨウ)神経の麻痺。外傷・中耳炎・リューマチなどが原因で,多くは顔の片側がひきつり表情が動かなくなる。

がんめんそうはく

がんめんそうはく [0] 【顔面蒼白】
精神的な動揺や困惑などによって顔がまっさおになること。

がんも

がんも [1]
「がんもどき」の略。

がんもう

がんもう グワン― [0] 【頑蒙】 (名・形動)[文]ナリ
頑固で,ものの道理がわからない・こと(さま)。頑迷。

がんもう

がんもう グワンマウ [0] 【願望】 (名)スル
〔「もう」は呉音〕
「がんぼう(願望)」に同じ。「…と云ふ―を持つてゐたが/雁(鴎外)」

がんもく

がんもく【眼目】
the (main) point;the main object.

がんもく

がんもく [0] 【眼目】
(1)物事のたいせつな点。要点。主眼。「教育の―は人間形成にある」
(2)目。まなこ。

がんもどき

がんもどき [3] 【雁擬き】
〔ガンの肉の味に似て美味,の意〕
崩した豆腐に,刻んだゴボウ・ニンジン・アサの実・昆布などを加えて丸め,油で揚げたもの。古くは麩(フ)・こんにゃくなどを揚げたものを称した。飛竜頭(ヒリヨウズ)。

がんもん

がんもん 【雁門】
中国,山西省北部の山。また,山上の関。遊牧民族の侵入を防ぐ重要地点。雁山。句注山。

がんもん

がんもん グワン― [0][1] 【願文】
神仏に願を立てる時,あるいは仏事を修する時,その願意・趣意を書いた文。願書。

がんもん

がんもん 【雁門】
〔仏を雁王ということから〕
仏門。

がんやく

がんやく グワン― [0] 【丸薬】
練り合わせて,小さくまるめた薬。粉薬・水薬などに対していう。丸剤。

がんやく

がんやく【丸薬】
a pill;→英和
a pellet (小さな).→英和

がんゆ

がんゆ [1] 【含油】
油を含んでいること。

がんゆう

がんゆう【含有する】
contain;→英和
hold.→英和
アルコール含有量 alcohol content.

がんゆう

がんゆう [0] 【含有】 (名)スル
ある物の中に成分・内容物として含んでいること。「ビタミン C を―する」

がんゆうりょう

がんゆうりょう [3] 【含有量】
ある物質がある物の中に成分・内容物として含まれている量。含量。

がんゆけつがん

がんゆけつがん [4] 【含油頁岩】
⇒オイル-シェール

がんゆじくうけ

がんゆじくうけ [4] 【含油軸受(け)】
軸受けの一。潤滑油を含ませた多孔質の焼結合金や樹脂による平軸受け。給油なしに長期間使用できる。オイルレス-ベアリング。

がんゆそう

がんゆそう [3] 【含油層】
石油を含む地層。砂岩・石灰岩などの孔隙性のある地層が多い。油層。

がんよう

がんよう [0] 【顔容】
顔かたち。容姿。容貌(ヨウボウ)。

がんようもん

がんようもん ガンエウ― 【含耀門】
平安京大内裏の朝堂院二十五門の一。東面の南端にあり,章義門に相対する。朝賀などの儀式の際は,外弁(ゲベン)・大臣以下はこの門より入るのを例とした。
→大内裏

がんよくせいいでんし

がんよくせいいでんし [7][1][5] 【癌抑制遺伝子】
細胞が正常であるために必要であるが,結果として癌の発生を抑えているような遺伝子。その欠失が癌発生の一因となる。

がんらい

がんらい【元来】
originally;→英和
essentially;by nature;really.

がんらい

がんらい グワン― [1] 【元来】 (副)
(1)はじめから,そのような状態であることを表す。もともと。本来。「―器用なたち」「人間,―無一物」
(2)物事を説き起こすときにいう語。そもそも。「―人間は迷いの多いものであります」

がんらいこう

がんらいこう [3] 【雁来紅】
〔雁の来る頃紅(アカ)くなることから〕
ハゲイトウの別名。[季]秋。

がんり

がんり【元利】
principal and interest.元利合計額 the amount with interest added.

がんり

がんり グワン― [1] 【元利】
元金と利息。「―合計」

がんりき

がんりき [0][1] 【眼力】
〔「がんりょく」とも〕
(1)事物の理非・善悪を見分ける能力。がんりょく。「真贋(シンガン)を見分ける―」
(2)視力。がんりょく。

がんりき

がんりき グワン― [1][4] 【願力】
(1)神仏に誓願して,その加護によって得る力。また,その願いの趣旨を貫こうとする意気込み。「長者の―も棄て難し/太平記 24」
(2)浄土宗で,人々を救済しようとする阿弥陀仏の誓いの力。本願力。

がんりき

がんりき【眼力】
the power of observation;insight.→英和

がんりきえこう

がんりきえこう グワン―ヱカウ [5] 【願力回向】
〔仏〕 阿弥陀仏がその願力{(2)}によって,衆生(シユジヨウ)に極楽に生まれる力を与えること。主に浄土真宗で用いる語。他力回向。

がんりきのふね

がんりきのふね グワン― 【願力の船】
人々を極楽浄土に運ぶ阿弥陀仏の願力を生死の海を渡る船にたとえた語。

がんりゅうじま

がんりゅうじま ガンリウ― 【巌流島】
関門海峡にある小島。宮本武蔵と佐々木小次郎(巌流)の決闘で知られる。船島。

がんりょう

がんりょう [3] 【含量】
「含有量(ガンユウリヨウ)」に同じ。

がんりょう

がんりょう [0] 【岩稜・巌稜】
岩の露出した山稜。岩尾根。

がんりょう

がんりょう【顔料】
cosmetics (化粧品);paints (絵の具);colors;a pigment.→英和

がんりょう

がんりょう [3] 【顔料】
(1)色彩をもち,水その他の溶剤に溶けない微粉末。塗料・化粧料・着色料に用いる。チタン白・ベンガラ・クロムイエローなどの無機顔料とレーキ顔料などの有機顔料がある。
→染料
(2)特に,絵の具のこと。

がんりょく

がんりょく [1] 【眼力】
「がんりき(眼力)」に同じ。

がんれつ

がんれつ [0] 【雁列】
雁が飛ぶときの列。また,その列の形。「三機あるいは七機各(オノオノ)―をなし/日乗(荷風)」

がんれん

がんれん [0] 【頷聯】
漢詩で,律詩第三・四句のこと。対句をなす。前聯。
→起聯
→頸聯
→尾聯

がんろう

がんろう グワン― [0] 【玩弄・翫弄】 (名)スル
おもちゃにし,もてあそぶこと。慰みものにすること。愚弄。「那様(アナイ)な女は関係者(カマイテ)が無いから―してやる方が功徳になる/社会百面相(魯庵)」

がんろう

がんろう グワン― [0] 【頑陋】 (名・形動)[文]ナリ
頑固で陋劣なこと。頑固で道理をわきまえないこと。また,そのさま。「老衰―の旧国となりぬ/希臘思潮を論ず(敏)」

がんろうぶつ

がんろうぶつ グワン― [3] 【玩弄物】
(1)おもちゃ。玩具。
(2)慰みものとしてもてあそぶもの,または人間。

がんウイルス

がんウイルス [4] 【癌―】
宿主細胞に感染し増殖する際,正常細胞を癌化させるような遺伝情報を細胞の DNA に組み込んで,宿主細胞を癌化させるウイルス。

がペン

がペン [0] 【鵞―】
鵞鳥(ガチヨウ)の羽の軸で作ったペン。

が早いか

がはやいか 【が早いか】 (連語)
〔格助詞「が」に形容詞「はやい」と副助詞「か」が結び付いたもの。接続助詞的に用いられる〕
…するとすぐ。…するやいなや。「来る―,取っ組み合いの喧嘩(ケンカ)だ」

が行

がぎょう [1] 【が行・ガ行】
五十音図のカ行に対する濁音の行。が・ぎ・ぐ・げ・ご。音声的には [ɡ] のほかに,いわゆるガ行鼻音 [ŋ] をも含む。

き【忌】
(a period of) mourning;→英和
the <third> anniversary of a person's death.


(1)五十音図カ行第二段の仮名。軟口蓋破裂音(実際の調音点は前寄りになり硬口蓋に近い破裂音)の無声子音と前舌の狭母音とから成る音節。
(2)平仮名の「き」は「幾」の草体。片仮名「キ」は「幾」の草体の楷書化から。
〔奈良時代までは上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕

き 【騎】 (接尾)
助数詞。馬に乗っている人を数えるのに用いる。「武者三―」「一―当千」

き 【冀】
(1)中国,周代の国名。今の山西省河津県。
(2)中国,河北省の別名。

き [1] 【己】
十干の第六。つちのと。

き (接尾)
中古,女子の名に付けて呼ぶのに用いられる。童女の呼称に多い。「雀の子をいぬ―が逃がしつる/源氏(若紫)」

き 【基】
■一■ [1] (名)
〔radical〕
化学反応に際し,一つの分子から他の分子に一団となって移動したり,化合物の化学的性質の原因となったりする原子団。このうちイオンになる傾向のあるものを根と呼び区別することもある。
■二■ (接尾)
助数詞。灯籠(トウロウ)・墓石など,すえ置くものを数えるのに用いる。「石塔一―」

き [1] 【危】
(1)あぶないこと。危険。「仮令(タトイ)如何ばかりの―を犯し/日光山の奥(花袋)」
(2)二十八宿の一。北方の星宿。危宿。うみやめぼし。

き【記】
an account <of a journey> .→英和

き [1] 【癸】
十干の第一〇。みずのと。

き 【機】
■一■ [1] (名)
(1)事の起こるきっかけ。機会。機縁。「―を失う」
(2)飛行機。「―から,降り立つ」「一番―」
(3)〔仏〕 仏の教えに出会うと,触発されて発動する衆生(シユジヨウ)のもつ宗教上の潜在的能力。機根。根機。
■二■ (接尾)
助数詞。飛行機を数えるのに用いる。「五―編隊」

き 【貴】 (接尾)
人を表す語に付いて,敬愛の意を表す。「兄―」「伯父―」

き【生の】
pure;→英和
undiluted (水を割らぬ);unmixed.〜で飲む take[drink] <whiskey> straight[neat].

き [1] 【揆】
方法。やり方。

き [1] 【期】
(1)ある一定の時期。期間。名詞や数詞に付いて,接尾語的にも用いられる。「少年―」「第三―」
(2)〔age〕
地質時代区分の最小単位。世(セイ)を細分したもの。

き [0] 【気】
(1)生まれつきもっている心の傾向。性質。性格。「―が小さい」「―のいい人」
(2)物事に積極的に立ち向かう心の動き。意欲。「―がはやる」「―のない返事」
(3)物事に引きつけられる心の動き。関心。「彼女に―がある」「―をそそる」
(4)物事に対してもつ,または物事に影響を受けて変わる感情。情緒。「―が沈む」「―が変わる」「―を楽にする」「―が滅入(メイ)る」
(5)外界を認識し,外界と自分との関係を理解する心のはたらき。意識。「―を失う」「―を確かに持つ」「―が狂う」「―が付く」
(6)物事をうまく運ぶために,状況を的確にとらえる注意力。配慮。「―が回る」「―を付ける」「―を遣う」「―にとめる」「―が散る」
(7)物事をなしとげるために心を支え動かす力。気力。「―を挫(クジ)く」「―がゆるむ」「―は天を衝(ツ)く」
(8)ある物が含みもっていて,その物を生かしている目に見えないもの。特に,味わいや香りをいう。「―の抜けたビール」「樽(タル)に酒の―が残る」
(9)目には見えないが,空間に立ちこめているもの。精気。「山の―を胸いっぱいに吸う」
(10)その場に広がっている感じ。雰囲気。「会場は厳粛の―に満ちている」
(11)(連体修飾語を受けて)
 (ア)これから何かをしようという気持ち。つもり。「彼を助ける―はない」「これからどうする―か」「あそこから飛びおりる―だ」
 (イ)実際はそうでないのに,そうしたような気持ち。つもり。「死んだ―になって努力する」「天下を取った―でいる」
 (ウ)その時々の心の状態。気持ち。「ちょっといやな―がした」「さびしい―がする」
(12)漢方で,血(ケツ)とともに体内の経絡を循行する生命力の根源とされるもの。無形であるが,有形の血と一体となって生理機能全般をつかさどるとされる。
→血
(13)宋学で,「理」が万有を支配する原理であるのに対して,万物を形成する元素を「気」という。
〔「こころ」という語が精神活動を行う本体的なものを指すのに対して,「気」はその「こころ」の状態・反応など現象的な面をいう傾向が強い。「気は心」という言葉も,表面的な「気」のはたらきは本体としての「心」の表れであるという考え方に基づく〕

き 【匹・疋】 (接尾)
〔「ひき(匹)」の転か。「ぎ」とも〕
(1)布帛(フハク)の長さの単位に用いる。「幾―ともえこそ見わかね秋山の紅葉の錦/後撰(秋下)」
(2)助数詞。馬を数えるのに用いる。「幾―の駒といかで知らまし/詞花(秋)」
→ひき(匹)

き [1] 【簋】
中国古代の穀物を盛るのに用いた鉢形の器。殷周時代の青銅製の祭器がよく知られる。
簋[図]

き [1] 【木・樹】
(1)木質の幹を有する植物。低木と高木に分ける。木本(モクホン)。樹木。たちき。「―の枝」
(2)製材した材木。木材。「―の箱」
(3)(普通「柝」と書く)芝居や相撲などで用いる拍子木(ヒヨウシギ)。開幕・閉場などの合図に用いる。

き (助動)((せ)・○・き・し・しか・○)
活用する語の連用形に付く。しかし,カ変・サ変には,特別の接続をする。「き」の終止形はカ変には全く付かず,連体形・已然形がその未然形「こ」・連用形「き」に付く。また,サ変には,終止形「き」がその連用形「し」に付き,連体形「し」・已然形「しか」はその未然形「せ」に付く。動作・事柄が過去にあったことを述べる。
(1)話し手が直接に体験したことを回想して述べる。「去年も見しに花面白かり〈き〉/蜻蛉(上)」「たれこめて春のゆくへも知らぬまに待ち〈し〉桜もうつろひにけり/古今(春下)」「佐保山をおほに見〈しか〉ど今見れば山なつかしも風吹くなゆめ/万葉 1333」
(2)直接に経験したことでなく,ただ,過去にあったことを述べる場合にも用いる。「十月(カミナヅキ)雨間も置かず降りに〈せ〉ばいづれの里の宿か借らまし/万葉 3214」「沖つ風いたく吹き〈せ〉ば我妹子(ワギモコ)が嘆きの霧に飽かましものを/万葉 3616」
(3)上代には,未然形に「け」があり,「けば」「けく」などの形で用いられる。「根白の白腕(タダムキ)枕(マ)かず〈け〉ばこそ知らずとも言はめ/古事記(下)」「蓴(ヌナワ)繰り延(ハ)へ〈け〉く知らにわが心しぞいや愚(オコ)にして今ぞ悔しき/古事記(中)」
〔過去の助動詞「けり」が,伝承した過去の事実を回想するのに用いられるのに対し,「き」は話し手の直接体験した過去の事実を回想するのに用いられる〕

き【期】
a period;→英和
an age;→英和
a date (期日);→英和
a term (期間);→英和
a stage (段階).→英和

き [1] 【鬼】
(1)死者のたましい。
(2)おに。
(3)二十八宿の一。南方の星宿。鬼宿。たまおのほし。たまほめぼし。

き [1] 【忌】
(1)喪にこもる一定の日数。いみ。忌中。「―が明ける」
(2)死者の命日。他の語と複合して用いられる。「一周―」「七回―」「桜桃―」

き【木】
(1) a tree.→英和
(2) wood;→英和
<米> lumber[ <英> timber](材木).→英和
〜の wooden.→英和
〜で鼻をくくったような <give a> curt <reply> .→英和

き [1] 【紀】
(1)紀伝体の歴史で帝王の一代を書いたもの。「帝―」
(2)「日本書紀」の略。
(3)「紀伊国(キイノクニ)」の略。
(4)〔period〕
地質時代の区分単位。代と世(セイ)の間にあたる。「石炭―」
(5)姓氏の一(別項参照)。

き 【生】
■一■ [1] (名)
混ぜ物を加えていないこと。「ウイスキーを―で飲む」
■二■ (接頭)
名詞に付く。
(1)人手が加えられていない,もとのままである,精製してないなどの意を表す。「―醤油(ジヨウユ)」「―糸」
(2)(性質や状態が)純粋でまじりけのない,新鮮な,などの意を表す。「―娘」「―真面目」

き 【牙】
きば。「―かみたけびて/万葉 1809」

き 【葱】
ネギの古名。「秋―のいやふたごもり/日本書紀(仁賢訓)」

き 【寸】
(1)古代の長さの単位。のちの寸(スン)(約3.03センチメートル)とほぼ同じ長さ。「御身の長(タケ)九尺二(ココノサカアマリフタツ)―半/古事記(中訓)」
(2)馬の丈(タケ)を測るのに用いた語。長さは「寸(スン)」に同じ。標準となる四尺を略して,四尺一寸を「ひとき」,四尺二寸を「ふたき」,三尺九寸を「返りひとき」などといった。「黒栗毛なる馬の,丈(タケ)八―あまりばかりなる/宇治拾遺 7」

き [1][0] 【黄】 (名・形動)[文]ナリ
色の名。絵の具,印刷インクなどの三原色の一。また,虹の七色の一。菜の花や向日葵(ヒマワリ)の花の色。きいろ。

き 【驥】
一日に千里を走る馬。駿馬(シユンメ)。「―を学ぶは―の類ひ/徒然 85」

き 【棺】
死体をおさめる木箱。ひつぎ。「空蝉(ウツセミ)のからは―ごとにとどむれど/古今(物名)」

き [1] 【軌】
車輪の通った跡。わだち。

き [1] 【杵】
きね。「此粉舂(ツキ)の女共,…―と云ふ物を提(ヒサゲ)て/今昔 26」

き [1] 【記】
(1)書き記したもの。「思い出の―」
(2)「古事記」の略。「―紀万葉」

き【奇をてらう】
make a display of one's originality.

き 【箕】
二十八宿の一。東方の星宿。箕宿。みぼし。

き [1] 【柝】
〔「木」と同源〕
「木{(3)}」に同じ。

き [1] 【季】
(1)一年を四つに分けた春・夏・秋・冬のそれぞれの時節。
(2)連歌・俳諧で句に詠み込む四季および四季の景物。「―のない句」
(3)年月の区分にいう語。一年を一季,半年を半季という。

き 【綺】
細かい綾文様のある薄い絹織物。綸子(リンズ)の一種という。かんはた。「桜の,唐(カラ)の―の御直衣(ノウシ)/源氏(花宴)」

き [1] 【奇】 (名・形動)[文]ナリ
普通と違っていること。不思議なこと。また,そのさま。「事実は小説よりも―なり」「岩の―なる姿を賞し/日光山の奥(花袋)」

き【機】
(1) an opportunity;→英和
a chance;→英和
an occasion.→英和
〜に乗じる avail oneself of an opportunity.〜を失う(逸する) miss (let slip) an opportunity[a chance].(2) ⇒機械.

き 【紀】
姓氏の一。武内宿禰(タケノウチノスクネ)の子紀角宿禰を祖とする古代の名族。臣(オミ)姓のち朝臣(アソン)姓。紀伊を本拠として瀬戸内海に勢力をもち,外征などの面で大和朝廷以来政権内に重要な地位を占めた。平安時代,政治的勢力としては衰退する中で,文学方面で名声をあげる者もあった。

き 【柵・城】
堀や垣をめぐらして内外を限り,敵の攻撃を防ぐ建造物。とりで。「筑紫の国は敵(アタ)守るおさへの―そと/万葉 4331」

き 【酒】
「さけ」の古語。「み―」「相飲まむ―そ/万葉 973」

き【気】
(1)[空気]air;→英和
atmosphere (ふんいき).→英和
(2)[味]flavor.→英和
(3)[気持](a) heart;→英和
(a) mind;→英和
spirit;→英和
feelings;humor.→英和
(4)[意向]an intention;→英和
a mind;will.→英和
〜が合う agree <with a person> .→英和
〜が変わる change one's mind.〜が〜でない be uneasy;be beside oneself.〜が進む(まない) be inclined <to do> (be unwilling[reluctant] <to do> ).
〜がすむ(まで) feel satisfied (to one's heart's content).〜が立つ be excited.〜が散る One's attention is distracted.〜が遠くなる faint away;swoon.→英和
〜がない have no mind <to do> .
〜がなくなる lose one's interest <in> .
〜が抜ける lose (its) flavor (味);become flat (ビールなどが);→英和
be disheartened (精神的に).
〜がふさぐ(はれる) feel depressed (fine).…したい〜がする feel like <doing> .
…に〜がある be interested in…;take a fancy to <a person> .
〜に入る(らない) be (dis)pleased <with> .
〜にかける(かけない) be worried <by> (do not mind).〜にさわる hurt a person's feeling.〜にとめる(とめない) pay (no) attention to.〜になる[かかる]be anxious <about> ;[事が主語]weigh on one's mind.…する〜になる bring oneself to <do> .
〜の大きい (小さい,多い) generous (timid,capricious).→英和
〜のせい a mere fancy.〜のない返事をする give a cold answer.〜の長い(短い) (im)patient.→英和
〜のぬけた flat <beer> ;absent-minded (精神的に).
〜の良い(おけない,合った) good-natured (openhearted,congenial).〜の若い <a person> young at heart.〜を失う(落とす) faint away (be discouraged).〜を利かす use one's head[brains].〜を腐らす be discouraged.〜を確かに持つ keep one's senses.〜を使う care about.〜をつけ <号令> Attention!
〜をつける take care <of> ;be careful <of> ;look out (用心).
〜をのまれる be overawed.〜を吐く achieve a (great) success.〜を張りつめる strain one's mind.〜を回す be suspicious.〜をもたせる give <a person> hope.〜をもむ be anxious[worry oneself] <about> .
〜を許す be off one's guard;be too confident.

き=から落ちた猿(サル)

――から落ちた猿(サル)
頼りにするものを失ってどうしてよいかわからないことのたとえ。木を離れた猿。

き=が∘する

――が∘する
そのように思う。感じられる。「変な―∘した」「負ける―∘しない」

き=がある

――があ・る
(1)関心をもっている。「彼はそのポストに―・る」
(2)恋い慕う気持ちがある。「彼は彼女に―・る」

き=がいい

――がい・い
気立てがいい。人がいい。

き=がそがれる

――がそが・れる
何かをしようという意気込みがくじかれる。

き=がふれる

――がふ・れる
気が狂う。発狂する。

き=が乗る

――が乗・る
する気になる。「―・ったら徹夜もする」

き=が付く

――が付・く
(1)考えが及ぶ。気づく。「間違いに―・く」
(2)細かいところに注意がゆきとどく。「よく―・く人だ」
(3)意識が戻る。正気に返る。「―・いたらベッドの中だった」

き=が入(ハイ)る

――が入(ハイ)・る
芝居・相撲などで,開幕・閉場などの合図に拍子木が打たれる。

き=が利(キ)く

――が利(キ)・く
(1)よく心がゆきとどく。「―・かないやつだ」
(2)いきである。しゃれている。「気の利いた服装」

き=が勝つ

――が勝・つ
勝ち気である。気性が強い。「―・った女」

き=が合う

――が合・う
その人の考え方や好みが自分に似ていて,うまく調子を合わせてつきあえる。

き=が向く

――が向・く
しようとする気になる。乗り気になる。

き=が咎(トガ)める

――が咎(トガ)・める
心の中でやましく思う。

き=が回る

――が回・る
細かいところまでよく注意がゆきとどく。

き=が多い

――が多・い
あれこれと心が移りやすい。浮気である。

き=が大きい

――が大き・い
細かいことを気にしない。度量が広い。

き=が小さい

――が小さ・い
ささいなことを気にする。小心である。

き=が尽きる

――が尽・きる
気力がなくなる。嫌気がさす。「小夜中のおしらべごと,嘸(サゾ)かしお―・きるであろ/桐一葉(逍遥)」

き=が差す

――が差・す
気になる。うしろめたい思いがする。良心がとがめる。「不義理をしたので―・す」

き=が引ける

――が引・ける
気おくれする。ひけめを感ずる。

き=が張る

――が張・る
気がゆるまないように緊張し続ける。

き=が急(セ)く

――が急(セ)・く
心がはやる。気があせる。

き=が抜ける

――が抜・ける
(1)張り合いがなくなる。拍子抜けする。また,魂が抜ける。
(2)飲み物などの風味がなくなる。「ビールの―・ける」

き=が揉(モ)める

――が揉(モ)・める
あれこれと心配で,落ち着かない。

き=が散る

――が散・る
一つの事に注意が集中しない。散漫になる。

き=が早い

――が早・い
せっかちである。性急だ。

き=が晴れる

――が晴・れる
憂うつな気分がふき飛ぶ。

き=が気でない

――が気でな・い
心配で落ち着かない。

き=が済(ス)む

――が済(ス)・む
満足して気分がおさまる。

き=が減(ヘ)る

――が減(ヘ)・る
やきもきする。気疲れする。「気の減るやうな事多し/浮世草子・禁短気」

き=が無い

――が無・い
関心がない。興味を感じない。「―・い返事」

き=が熟す

――が熟・す
物事を始めるのにちょうどよい時期になる。「決起の―・す」

き=が知れ∘ない

――が知れ∘ない
相手の考え・意図が理解できない。

き=が短い

――が短・い
(1)事の実現の遅れを待ちきれず,いらついたり,催促したりする性分である。「―・い彼は,信号の変わる前に横断した」
(2)忍耐強くなく,すぐに怒ってしまう性格である。

き=が立つ

――が立・つ
感情がたかぶる。興奮する。

き=が紛(マギ)れる

――が紛(マギ)・れる
憂うつな気分や退屈な気分が,他のことをすることで忘れられる。

き=が置け∘ない

――が置け∘ない
気遣いする必要がない。遠慮がない。
⇔気が置ける
「―∘ない間柄」

き=が腐(クサ)る

――が腐(クサ)・る
不順を恨み沈み込む。くさる。

き=が若い

――が若・い
年の割に気のもち方が若々しい。

き=が詰(ツ)まる

――が詰(ツ)ま・る
気詰まりになる。

き=が進ま∘ない

――が進ま∘ない
積極的にそれをしようという気持ちになれない。気乗りがしない。

き=が遠くなる

――が遠くな・る
(1)意識が薄れる。ぼうっとなる。
(2)物事の規模やありさまが並外れていて,冷静な判断ができなくなる。「―・るような話」

き=が重い

――が重・い
よくない結果が予想されたり,負担に感じることがあって,気持ちが沈む。
⇔気が軽い

き=が長い

――が長・い
(1)あんまりゆっくり構えすぎていて,周囲の人をいらだたせる。
(2)人の性格が忍耐づよく,寛大である性分だ。

き=で鼻を括(クク)る

――で鼻を括(クク)・る
〔「木で鼻をこくる」の誤用が一般化したもの。「こくる」はこするの意〕
ひどく無愛想にもてなす。木で鼻をかむ。「―・ったような挨拶(アイサツ)」

き=なる涙(ナミダ)

――なる涙(ナミダ)
多く獣類にいう語で,人間の「血の涙」に相当するもの。「心なきしし,…―をぞ流しける/御伽草子・熊野」

き=なる物

――なる物
小判の別称。

き=に∘する

――に∘する
気がかりに思う。心配する。「噂を―∘する」

き=になる

――にな・る
心にひっかかる。気にかかる。

き=にも=草

――にも=草(=萱(カヤ))にも心を置く
ささいな物事にも恐れおののくさまにいう。

き=に乗(ジヨウ)ずる

――に乗(ジヨウ)・ずる
事の推移をうまく見極めて,その状況に応じて行動する。「―・じて逃走する」

き=に入(イ)る

――に入(イ)・る
好みにかなう。心を満足させる。「この服が―・った」「世の中―・らないことが多い」

き=に因(ヨ)りて法(ホウ)を説く

――に因(ヨ)りて法(ホウ)を説く
仏教の真理は一つであるが,相手の素質・能力に応じて適切な説法をする。

き=に掛かる

――に掛か・る
心にかかる。心配に思う。気になる。

き=に掛ける

――に掛・ける
心配りをする。心にかける。気にする。

き=に留(ト)める

――に留(ト)・める
心にかける。意識にのぼせる。

き=に病む

――に病・む
心にかけて気をもむ。心配する。悩む。「失敗をいつまでも―・む」

き=に竹を接(ツ)ぐ

――に竹を接(ツ)ぐ
性質の違うものをつなぎ合わせる。調和がとれぬことのたとえ。木に竹。

き=に縁(ヨ)りて魚(ウオ)を求む

――に縁(ヨ)りて魚(ウオ)を求む
〔孟子(梁恵王上)〕
方法を誤れば成功できないことのたとえ。

き=に臨(ノゾ)み変に応ず

――に臨(ノゾ)み変に応ず
その時機,その場に応じて,適当な処置をする。臨機応変。

き=に障(サワ)る

――に障(サワ)・る
感情を害する。不愉快に思う。「人の―・ることを言う」

き=に食わ∘ない

――に食わ∘ない
気持ちに合わない。いやに思う。

き=に餅(モチ)がなる

――に餅(モチ)がなる
実際にありえないこと,話がうますぎることのたとえ。

き=の所為(セイ)

――の所為(セイ)
⇒気の所為(独立項目)

き=の病(ヤマイ)

――の病(ヤマイ)
⇒気の病(独立項目)

き=は世を蓋(オオ)う

――は世を蓋(オオ)う
〔史記(項羽本紀)〕
気性の雄大なこと。意気が盛んなこと。蓋世(ガイセイ)。

き=は心

――は心
量や額はわずかだが,誠意がこめられていること。贈り物などをするときに用いる語。

き=も櫪(レキ)に伏(フ)す

――も櫪(レキ)に伏(フ)す
〔すぐれた名馬も厩(ウマヤ)につながれていては何もできないことから〕
才能のある者が世に認められないで,力を発揮できずにいる。

き=を一(イツ)にする

――を一(イツ)にする
〔孟子(離婁下)〕
やり方を同じくする。方法が同じである。
→軌(キ)を一にする

き=を付け

――を付け
⇒気を付け(独立項目)

き=を付ける

――を付・ける
(1)注意する。気をくばる。「火の元に―・けること」
(2)元気を回復させる。「此の人々なまじひなる事し出して敵に―・けつる事よ/太平記 30」
(3)気づかせる。「定めて忘れさせられた物で有らう,立戻つて―・けて見う/狂言・抜殻(虎寛本)」

き=を入れる

――を入・れる
物事を熱心にする。「―・れて勉強する」

き=を兼ねる

――を兼・ねる
遠慮する。きがねする。「―・ねて詞をそらした/青年(鴎外)」

き=を利(キ)かせる

――を利(キ)か・せる
相手の気持ちやその場の状況を配慮して行動する。気を利かす。

き=を取ら∘れる

――を取ら∘れる
注意をうばわれる。「話に―∘れて手元がくるう」

き=を取り直す

――を取り直・す
元気を取り戻すため,心のもち方を変える。「―・して仕事に励む」

き=を吐く

――を吐・く
(1)威勢のよいことを盛んに言う。気炎を吐く。
(2)威勢のよいところを示す。「ひとり―・く」

き=を呑(ノ)まれる

――を呑(ノ)ま・れる
相手に圧倒される。

き=を回す

――を回・す
あれこれと必要以上に気を配る。当て推量したり邪推したりする。「万事に―・しすぎる」

き=を失う

――を失・う
(1)意識をなくす。失神する。
(2)気落ちする。「此の城を夜討に落して,敵に―・はせ/太平記 28」

き=を尽くす

――を尽く・す
(1)精根をつかいはたす。うんざりする。「おのづと―・しての手枕/浮世草子・一代男 7」
(2)精魂を傾ける。熱中する。「後生の我等を導かんために,そくばくの―・せる古賢の心ざし/戴恩記」

き=を引く

――を引・く
(1)それとはなしに相手の意中を探る。
(2)相手の関心をこちらへ向けさせる。

き=を張る

――を張・る
気持ちを引き締める。心を緊張させる。

き=を抜く

――を抜・く
(1)張りつめていた気持ちをゆるめる。「―・くんじゃないよ」
(2)びっくりさせる。度肝を抜く。「からくりの太鼓に―・かれて/洒落本・辰巳之園」

き=を持たせる

――を持た・せる
(1)思わせぶりをする。気をもたす。「―・せた言い方」
(2)相手に期待を抱かせる。気をもたす。

き=を揉(モ)む

――を揉(モ)・む
あれこれと心配する。やきもきする。

き=を砕(クダ)く

――を砕(クダ)・く
いろいろと心配りをする。心を砕く。

き=を良く∘する

――を良く∘する
物事がうまく行って,いい気分になる。

き=を落とす

――を落と・す
がっかりする。失望する。気落ちする。

き=を衒(テラ)う

――を衒(テラ)・う
風変わりなことをして,人の関心を引く。

き=を見て森を見ず

――を見て森を見ず
事物の末梢的部分にこだわりすぎて,本質や全体をとらえられないことのたとえ。

き=を見るに敏(ビン)

――を見るに敏(ビン)
好機を見きわめるのがすばやい。

き=を許す

――を許・す
警戒心を解く。「決して―・すな」

き=を遣う

――を遣・う
心配する。あれこれ心遣いをする。

き=を配(クバ)る

――を配(クバ)・る
方々に注意を払う。あれこれ気を遣う。

き=を=一(イツ)にする

――を=一(イツ)にする(=同じくする)
(1)〔北史(崔鴻伝)〕
先の車のわだちの上を行くように,行き方が同じである。
(2)〔中庸〕
天下が統一される。
→揆(キ)を一にする

き=六(キロク)竹八(タケハチ)塀十郎(ヘイジユウロウ)

――六(キロク)竹八(タケハチ)塀十郎(ヘイジユウロウ)
木は陰暦六月に,竹は八月に切るのが最もよく,塀は一〇月に塗ると長持ちする,ということ。

き=静かならんと欲すれども風止(ヤ)まず

――静かならんと欲すれども風止(ヤ)まず
〔韓詩外伝「樹欲�静而風不�止,子欲�養而親不�待矣」〕
親孝行をしようと思うときには,すでに親はこの世にいない。親が生きているうちに親孝行をせよとの戒め。風樹の嘆(タン)。

きあい

きあい [0] 【気合】
(1)あることに精神を集中してかかるときの気持ちの勢い。また,それを表すかけ声。「―をかける」「―が入る」
(2)物事を行うときのこつ。また,互いの間の気分。息。呼吸。「―が合う」
(3)気分。こころもち。「お―はいかが/浮世草子・五人女 2」

きあい

きあい【気合】
a shout;→英和
a yell.→英和
〜を掛ける shout[yell] <at> ;spur[urge] <a person to do> (励ます).→英和

きあい

きあい [0] 【木藍】
(1)インドアイの別名。
(2)リュウキュウアイの別名。

きあい=を入れる

――を入・れる
(1)精神をこめて物事に対する。「―・れて取り組む」
(2)しかりつけたりして発奮させる。また,精神がたるんでいるとして,体罰を加える。

きあいじゅつ

きあいじゅつ [2] 【気合術】
気合を応用して行う一種の精神療法。

きあいまけ

きあいまけ [0] 【気合負け】 (名)スル
相手の気迫に圧倒されて,気分的に負けること。

きあけ

きあけ【忌明けになる】
go out of mourning.

きあけ

きあけ [0] 【忌明け】
服喪の期間が終わること。いみあけ。

きあげは

きあげは [2] 【黄揚羽・黄鳳蝶】
アゲハチョウ科のチョウ。開張約10センチメートル。はねは黄色の地に複雑な黒条があり,後ろばねには青や赤の斑もある。幼虫は青の地に黒い横縞が多数ある芋虫で,ニンジン・ミツバなどを食う。屋久島以北の日本各地とユーラシア・北アメリカに分布する。

きあさ

きあさ [1] 【生麻】
まださらしていない麻布。

きあししぎ

きあししぎ [4] 【黄脚鷸】
チドリ目シギ科の鳥。全長27センチメートル内外。背面は灰褐色,腹面は白色。夏羽は顔やからだの下面に灰褐色の波状斑がある。くちばしは黒く,脚は黄色。春秋の渡りの途中,日本に渡来する。

きあたり

きあたり [0] 【気当たり】
気にさわること。また,気にかかること。「―のする笑い方」

きあつ

きあつ [0] 【汽圧】
蒸気の圧力。蒸気圧。

きあつ

きあつ【気圧】
atmospheric pressure.〜の配置(谷) the distribution (a trough) of atmospheric pressure.‖気圧計 a barometer.高(低)気圧 high (low) atmospheric pressure.

きあつ

きあつ [0] 【気圧】
(1)気体の圧力。
(2)大気の圧力。1平方センチメートルあたり1キログラム重程度の強さ。普通,ヘクトパスカルで表される。大気圧。
(3)大気圧の単位。1013.25ヘクトパスカルを一気圧とする。水銀柱760ミリメートルの高さの圧力に等しい。記号 atm

きあつかい

きあつかい [2] 【気扱い】
心づかい。気苦労。「心配もなく,―も無く浮々(ウカウカ)として/浮雲(四迷)」

きあつけい

きあつけい [0] 【気圧計】
気圧を測定する器械。水銀気圧計・アネロイド気圧計などがある。晴雨計。バロメーター。

きあつけいど

きあつけいど [4] 【気圧傾度】
等圧線に直角の方向の距離に対する,気圧が変化していく割合。天気図においては,等圧線の間隔が密なところほど気圧傾度が大きく,風が強い。気圧の勾配。

きあつのたに

きあつのたに [6] 【気圧の谷】
天気図上で,低気圧の中心から凹状に細長く伸びた低圧部。東側では一般に天気が悪い。

きあつはいち

きあつはいち [4] 【気圧配置】
気圧の分布状態。高気圧,低気圧,気圧の谷,前線などを等圧線の分布で示す。

きあり

きあり [0] 【黄蟻】
キイロヒメアリ・ヒメアリ・イエヒメアリなど黄色いアリの総称。砂糖などの食料品を食う。

きあわせる

きあわせる【来合わせる】
come by chance;happen to be present.

きあわせる

きあわ・せる [4][0] 【来合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 きあは・す
たまたまそこへ来て出会う。都合よく,そこに来る。「ちょうどそこへ兄が―・せた」

きあん

きあん [0] 【几案・机案】
〔「几」「案」とも机(ツクエ)の意〕
机。

きあん

きあん [0] 【起案】 (名)スル
草案を作ること。起草。「条文を―する」

きあんこう

きあんこう [2] 【輝安鉱】
アンチモンの硫化物からなる鉱物。斜方晶系。鉛灰色の金属光沢を呈する。熱水鉱床に産出。アンチモンの原料鉱石。アンチモナイト。スチブナイト。

きあんもん

きあんもん 【徽安門】
平安京内裏内郭十二門の一。北面する三門のうち西にあったもの。西廂門。
→内裏

きい

きい【奇異な】
strange;→英和
odd;→英和
curious.→英和

きい

きい 【紀伊】
平安後期の歌人。一宮紀伊とも。平経方の女(ムスメ)か。後朱雀天皇皇女祐子内親王の女房。「堀河百首」の歌人。祐子内親王家紀伊。「後拾遺和歌集」以下の勅撰集に三一首入集。家集「一宮紀伊集」。生没年未詳。

きい

きい [1] 【貴意】
相手の考えや意見を敬っていう語。お考え。多く,手紙文に用いる。「―に添う」

きい

きい [1] 【奇偉】 (名・形動)[文]ナリ
比類なく立派である・こと(さま)。「性―にして人と異なり/花柳春話(純一郎)」

きい

きい 【紀伊】
旧国名の一。和歌山県全域と三重県南部に相当。紀国(キノクニ)。紀州。

きい

きい [1] 【奇異】 (名・形動)[文]ナリ
普通と変わっていて妙である・こと(さま)。奇妙。「―な感じを与える」

きい

きい [1] 【忌諱】 (名)スル
「きき(忌諱)」の慣用読み。

きい=を∘得(エ)る

――を∘得(エ)る
相手の考えを聞くことを敬っていう語。

きいかり

きいかり [2] 【木碇】
枝の出ている木をかぎ形に切り,石を結びつけた碇。江戸時代に鉄碇が普及するまで主用され,小型漁船では近代まで使われた。

きいきい

きいきい
〜いう creak;→英和
squeak.→英和
きいきい声 a squeaky voice.

きいきい

きいきい [1] (副)
(1)物のきしる鋭い音を表す語。「油がきれて―(と)鳴る」
(2)甲高い声。「―言う」

きいきいごえ

きいきいごえ [5] 【きいきい声】
女性や子供の鋭く甲高い声。黄色い声。

きいきい声

きいきいごえ [5] 【きいきい声】
女性や子供の鋭く甲高い声。黄色い声。

きいけ

きいけ 【紀伊家】
⇒紀州家(キシユウケ)

きいさんち

きいさんち 【紀伊山地】
紀伊半島の大部分を占める山地。最高峰は仏経ヶ岳(海抜1915メートル)。きわめて急峻な壮年地形を呈し,森林・水資源に富む。

きいじょう

きいじょう 【基肄城】
今の佐賀県三養基(ミヤキ)郡基山(キヤマ)町から福岡県筑紫野市にかけてあった朝鮮式山城。665年,大宰府(ダザイフ)の防備のために,北側の大野城とともに造られた。記夷城。椽城(キジヨウ)。

きいすいどう

きいすいどう 【紀伊水道】
紀伊半島と四国の間にあり,太平洋に連なる海峡。紀淡・鳴門の両海峡で瀬戸内海に通ずる。

きいたかぼうず

きいたかぼうず [5] 【聞いたか坊主】
歌舞伎で,幕あきに,「聞いたか聞いたか」「聞いたぞ聞いたぞ」と言い合いながら登場し,狂言の荒筋・経過を観客に知らせる数人の小坊主姿の役。能楽の「間語(アイガタ)り」にならった演出法で,「道成寺」「鳴神」などに用いる。

きいたふう

きいたふう【利いた風な】
knowing;→英和
saucy.→英和

きいたふう

きいたふう [4] 【利いた風】 (名・形動)
(1)いかにも知っているような態度をとって生意気なさま。「―なことを言うな」
(2)気が利いている・こと(さま)。「少し―しやべる手合五六人/滑稽本・膝栗毛 4」

きいちご

きいちご [2] 【木苺・木莓】
(1)バラ科の落葉低木。やや乾いた山野に自生し,全体にとげがある。葉は広卵形で掌状に五裂。花は白色の五弁花。果実は球形の集合果で,初夏,黄色に熟す。モミジイチゴ。アワイチゴ。[季]夏。
〔「木苺の花」は [季]春〕
(2)バラ科キイチゴ属の植物の総称。果実は黄色ないし紅色に熟し,生食のほかジャムなどにする。キイチゴ・ベニバナイチゴ・カジイチゴ・ラズベリーなど。
木苺(1)[図]

きいちご

きいちご【木苺】
a raspberry.→英和

きいちばいいち

きいちばいいち [0][1] 【帰一倍一】
(1)珠算の割り算で,除数が二桁(ケタ)以上の場合に使う九九(クク)。立てた商が大きすぎるとき,商から一を引き,被除数に除数と同じ数を一回加える際の呼び方。
(2)一層。一倍。次第に増すこと。副詞的にも用いる。「―のつらさでありんす/黄表紙・無益委記」

きいちほう

きいちほう [0] 【帰一法】
〔数〕 比例問題を解く方法。まず単位量に対する代価,あるいは単位価格に対する数量などを求めて問題を解く。帰一算。

きいちほうげん

きいちほうげん 【鬼一法眼】
伝説的人物。京都一条堀川に住む陰陽師(オンヨウジ)で文武の達人という。牛若丸はその娘となじんで兵書「六韜三略(リクトウサンリヤク)」を盗み学んだという。能・浄瑠璃に脚色される。

きいちほうげんさんりゃくのまき

きいちほうげんさんりゃくのまき 【鬼一法眼三略巻】
人形浄瑠璃の一。時代物。文耕堂・長谷川千四の合作。1731年初演。「義経記」中の鬼一法眼,古浄瑠璃の「遊屋(ユヤ)物語」「弁慶誕生記」などを題材とする。三段目の「菊畑」と四段目の「一条大蔵譚」が現在上演される。

きいっぽん

きいっぽん【生一本の】
pure;→英和
undiluted (酒の);straightforward (性格).→英和

きいっぽん

きいっぽん [2] 【生一本】 (名・形動)
(1)純粋で混じり気のないこと。また,そのもの。「灘(ナダ)の―」
(2)心がまっすぐで,いちずに物事に打ち込んでいくさま。「―な性質」

きいつ

きいつ 【紀逸】
⇒慶(ケイ)紀逸

きいつ

きいつ [0][1] 【帰一】 (名)スル
異なった事柄が結果的に一つにまとまること。「一つの原因に―する」

きいと

きいと【生糸】
raw silk.

きいと

きいと [1] 【生糸】
蚕(カイコ)の繭から繰りとったままの,精練していない糸。
⇔練糸(ネリイト)

きいはんとう

きいはんとう 【紀伊半島】
近畿地方南部,太平洋に突出する日本最大の半島。通常,櫛田(クシダ)川と紀ノ川を結ぶ線以南をいう。急峻(キユウシユン)な山地が大部分を占め,森林が繁茂し,林業・木材加工業が発達。沿岸には遠洋漁業の根拠地があり水産業が盛ん。国立公園など景勝地に富む。

きいれ

きいれ 【喜入】
鹿児島県揖宿(イブスキ)郡,薩摩半島南東部の町。鹿児島湾に臨み,石油備蓄基地がある。

きいろ

きいろ [0] 【黄色】 (名・形動)
(1)黄(キ)の色。黄。また,そのさま。「―な蝶(チヨウ)」
(2)大判・小判の色。山吹色。

きいろ

きいろ【黄色(の)】
yellow.→英和
〜がかった yellowish.→英和
〜い声 <in> a shrill voice.

きいろい

きいろ・い [0] 【黄色い】 (形)
黄の色である。黄色である。「―・いチューリップ」「嘴(クチバシ)が―・い(=未熟ダ)」

きいろしょうじょうばえ

きいろしょうじょうばえ [6] 【黄色猩猩蠅】
ショウジョウバエ科の小形のハエ。体長約2ミリメートル。遺伝学や分子生物学の重要な実験材料となる。

きいろだから

きいろだから [4] 【黄色宝】
小形の海産の巻貝。殻は厚く,表面は光沢のある黄色。古代中国では貨幣として使用した。本州中部以南から広くインド洋の沿岸にすむ。キイロタカラガイ。メンガタダカラ。

きいん

きいん [0] 【起因・基因】 (名)スル
物事の起こる原因となること。「国境問題に―する紛争」

きいん

きいん [1] 【貴院】
相手の所属する病院・寺院などを敬っていう語。

きいん

きいん [0] 【気韻】
(1)絵画や書に湛(タタ)えられた品格・気品。「―にあふれる絵」
(2)画面に漂う精神的生命のこと。東洋画の神髄とされる玄妙な趣。
→気韻生動

きいん

きいん【起因する】
originate;→英和
be due <to> .

きいんせいどう

きいんせいどう [4] 【気韻生動】
中国絵画の品評基準の一。気韻{(2)}が躍如としているさまをいい,文人画でことに重視された。張彦遠はこれを執筆中の画境の生命性の反映とし,郭若虚は画家の精神性の表現とした。
→六法(2)

きう

きう [1] 【喜雨】
夏の土用の頃,日照りが続いているときに降る雨。雨(アマ)喜び。慈雨(ジウ)。[季]夏。

きう

きう [1] 【気宇】
物事に対する心のもち方。気がまえ。「―壮大」

きう

きう [1] 【祈雨】
神仏に降雨を祈ること。あまごい。

きうけ

きうけ [0] 【気受け】
世間の人がその人に接したときに抱く気持ち。評判。うけ。「世間の―がよい」

きうそうだい

きうそうだい [1] 【気宇壮大】
物事に対する心がまえが大きく立派なこと。

きうち

きうち 【木内】
姓氏の一。

きうちきょう

きうちきょう 【木内キヤウ】
(1884-1964) 教育者。東京生まれ。東京女子師範卒。1931年(昭和6),女性初の公立学校校長となる。46年の第一回参議院選挙で当選。

きうちせきてい

きうちせきてい 【木内石亭】
(1724-1808) 江戸中・後期の鉱物学者。近江の人。名は重暁。諸国の奇石を収集し,鉱物学・化石学・先史考古学に貢献。著「雲根志」「曲玉問答」など。

きうちそうごろう

きうちそうごろう 【木内惣五郎】
⇒佐倉宗五郎(サクラソウゴロウ)

きうつ

きうつ [0] 【気鬱】 (名・形動)[文]ナリ
気分がふさぐこと。気分がはればれしないこと。また,そのさま。「ホップスは兎角(トカク)―になり勝で/小公子(賤子)」

きうつしょう

きうつしょう [0][3] 【気鬱症】
気のふさぐ病気。憂鬱症。

きうつり

きうつり【気移りがする】
be fickle;vacillate.→英和

きうつり

きうつり [2] 【季移り】
連歌・連句で,ある季から他の季に雑(ゾウ)の句をはさまずに付けること。

きうつり

きうつり [2][4] 【気移り】 (名)スル
注意や関心が一つの物事に集中せずに,ほかに次々と移ること。「―する性格」

きうま

きうま [1] 【木馬】
山地で木材運搬に使うそりに似た道具。盤木(バンギ)を並べた搬出路を人力で引く。きんま。「―曳(ヒ)き」「―道」
木馬[図]

きうら

きうら [1] 【木裏】
板目の板材の,木の芯(シン)に近い方の面。
⇔木表

きうり

きうり [1] 【胡瓜・黄瓜】
⇒きゅうり(胡瓜)

きうるし

きうるし [2] 【生漆】
荒味(アラミ)漆から不純物を取り除いた,精製途中の漆。

きうるし

きうるし [2] 【黄漆】
黄色の顔料を加えた漆。毒性が強い。

きうん

きうん【機[気]運】
(1) an opportunity;→英和
the time (機会).→英和
(2) a tendency;→英和
a trend (傾向).→英和
〜が熟した The time is ripe.

きうん

きうん [1][0] 【気運】
物事の情勢がある方向におもむこうとする傾向。時勢のなりゆき。「文芸復興の―が高まる」

きうん

きうん [1][0] 【機運】
時のまわりあわせ。物事をなす時機。おり。「改革の―が熟する」

きえ

きえ [1] 【帰依】 (名)スル
神仏や高僧などのすぐれた者を信じ,それによりすがること。「仏道に―する」
→三帰依

きえ

きえ【帰依する】
become a believer <in Buddhism> .

きえい

きえい [1] 【虧盈】
欠けることと満ちること。

きえい

きえい【気鋭の】
spirited.→英和
新進気鋭の up-and-coming <young writer> .

きえい

きえい [0] 【帰営】 (名)スル
兵士や部隊が兵営に帰ること。

きえい

きえい [0] 【機影】
飛んでいる飛行機の姿。また,そのかげ。

きえい

きえい [0] 【気鋭】
意気込みの鋭いこと。「新進―の作家」

きえいる

きえい・る [3][0] 【消え入る】 (動ラ五[四])
(1)しだいに消えて,なくなる。「―・るような声」
(2)(恥ずかしさ・苦しさなどで)気が遠くなる。人心地がなくなる。「あるかなきかに―・りつつ物し給ふ/源氏(桐壺)」
(3)気を失う。また,死ぬ。「目に見す見す―・り給ひにし事など語る/源氏(浮舟)」

きえいる

きえいる【消え入る】
vanish.→英和

きえうせる

きえう・せる [4] 【消え失せる】 (動サ下一)[文]サ下二 きえう・す
(1)存在していたものが見えなくなる。人がいなくなる。「重要書類が―・せた」「とっとと―・せろ」
(2)死ぬ。「世に―・すと誰れか知るべき/行宗集」

きえうせる

きえうせる【消え失せる】
vanish;→英和
fade away.

きえかえる

きえかえ・る 【消え返る】 (動ラ四)
(1)すっかり消えてしまう。「さだめなく―・りつる露よりも/蜻蛉(上)」
(2)消えては生まれることを繰り返す。「―・り岩間にまよふ水のあわの/新古今(冬)」

きえぎえ

きえぎえ [0] 【消え消え】 (副)
(多く「に」や「と」を伴って)
(1)形や姿などがほとんど消えようとするさま。「雪が―に残っている」
(2)心が絶え入りそうなさま。生きた心地のしないさま。「目もまひ心―となれば/御伽草子・のせ猿」

きえさる

きえさ・る [3] 【消え去る】 (動ラ五[四])
消えてなくなる。姿を消す。「視界から―・る」

きえさんぼう

きえさんぼう [3] 【帰依三宝】
〔仏〕「三帰依(サンキエ)」に同じ。

きえす

きえ・す 【消えす】 (動サ変)
(多く打ち消しの助動詞「ず」を伴う)消える。死ぬ。「身は早くなき者のごとなりにしを―・せぬものは心なりけり/後撰(雑三)」

きえそう

きえそう [2] 【帰依僧】
(1)三帰依の一。僧団に帰依すること。
(2)自分が帰依する僧。

きえつ

きえつ [0][1] 【喜悦】 (名)スル
心から喜ぶこと。心からの強い喜び。「僕大に之を―す/花柳春話(純一郎)」

きえのこる

きえのこ・る [4] 【消え残る】 (動ラ五[四])
(1)全部消えてしまわないで,一部分が残る。「―・った雪」
(2)生き残る。「何とて我が身―・りけむ/源氏(橋姫)」

きえはてる

きえは・てる [4] 【消え果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 きえは・つ
(1)すっかり消える。「望みも夢も―・てた」
(2)死ぬ。
(3)関係が全く絶える。

きえぶつ

きえぶつ [2] 【帰依仏】
三帰依の一。仏に帰依すること。

きえほう

きえほう [0] 【帰依法】
三帰依の一。仏の教えである法に帰依すること。

きえやらぬ

きえやらぬ 【消えやらぬ】 (連語)
(消えようとして)まだ消えないでいる。「―たそがれの光」

きえる

きえる【消える】
(1) go out (火が);be put out[extinguished](火事が).
(2) melt away (溶け消える).
(3) vanish;→英和
disappear;→英和
fade[die]away.

きえる

き・える [0] 【消える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 き・ゆ
(1)目に見えていたものがなくなって,見えなくなる。
 (ア)雪・霜などがとけてなくなる。「山の雪が―・える」
 (イ)火や灯火が熱・炎などを発しなくなる。「火が―・える」「蛍光灯が―・える」「テレビの画像が―・える」
 (ウ)形が薄れて見えなくなる。「虹が―・える」「よく―・える消しゴム」「面影が―・えない」
(2)感覚がとらえていたものが感じられなくなる。「語尾が―・える」「臭みが―・える」
(3)感情・印象など,心に感じていたものがなくなる。「憎しみが―・える」「罪の意識が―・えない」
(4)存在していた物がなくなる。行方がわからなくなる。「一家四人が―・えた」
(5)意識がなくなる。気を失う。「我にもあらぬ気色にて肝―・えゐ給へり/竹取」
(6)死ぬ。「やがて―・え給ひなばかひなくなむ/源氏(若菜上)」

きえん

きえん [1][0] 【機縁】
(1)〔仏〕 本人に備わっている仏道に向かう能力(機根)がもたらす,教化を受ける機会(縁)。
(2)縁。きっかけ。「一冊の本が―となって友となった」

きえん

きえん【気炎をあげる】
talk big.〜があがる(あがらない) be in high (low) spirits.

きえん

きえん [0][1] 【奇縁】
不思議な因縁(インネン)。また,思いがけない不思議な縁。「こんな所で会おうとは全く―だ」「合縁―」

きえん

きえん [0] 【棄捐】 (名)スル
(1)すてて用いないこと。
(2)江戸時代,法令によって貸借関係を破棄すること。

きえん

きえん【奇縁】
a strange chance[fate].

きえん

きえん [1] 【貴園】
相手方の動物園や幼稚園などを敬っていう語。

きえん

きえん キヱン 【淇園】
⇒柳沢(ヤナギサワ)淇園

きえん

きえん [0] 【帰燕】
秋になって,南方に帰る燕(ツバメ)。[季]秋。

きえん

きえん [0] 【気炎・気焔】
(炎のように)盛んな意気。威勢のいい言葉。「怪―」「―を吐く」

きえん

きえん【機縁】
(a) chance (機会);→英和
(a) relation (因縁).→英和
これを〜として taking this opportunity.

きえん=を揚(ア)げる

――を揚(ア)・げる
威勢のよいことを盛んに言う。

きえんさん

きえんさん [0] 【希塩酸】
濃度の低い塩酸。化学薬品とするほか,胃酸欠乏症のための医薬品としても用いる。

きえんばんじょう

きえんばんじょう [0] 【気炎万丈】 (名・形動)
大いに気炎を揚げること。意気盛んなこと。また,そのさま。

きえんれい

きえんれい [2] 【棄捐令】
江戸時代,旗本・御家人救済のため,札差に対する借金を一部または全部破棄させた法令。寛政・天保の改革のものが有名で,諸藩もたびたび発した。

きおい

きおい [0][2] 【気負い】
〔「きおい(競)」と同源〕
自分こそ,あるいは今度こそはと張り切る気持ち。意気込み。「―ばかりで実力が伴わない」「―のない自然体」

きおい

きおい [0] 【木負い】
社寺建築などで軒が二軒(フタノキ)になっている場合,地垂木の先端にのせる横木。地垂木の先にある飛檐垂木(ヒエンダルキ)を支える。

きおい

きおい キホヒ 【競ひ・勢ひ】
(1)先を争うこと。また,その勢い。「荒ましき風の―に/源氏(橋姫)」
(2)威勢がよいこと。勇ましいこと。侠気。「贔屓(ヒイキ)の―手打の連中/滑稽本・根南志具佐」

きおいうま

きおいうま キホヒ― 【競ひ馬】
くらべうま。けいば。「―の鼓(ツヅミ)に我を打ちこめて/夫木 27」

きおいかかる

きおいかか・る キホヒ― 【競ひ掛かる】 (動ラ四)
(1)勢いこむ。「新枕はどうかうと―・つて行く嫁入/浄瑠璃・反魂香」
(2)先を争って押しかける。[日葡]

きおいこむ

きおいこ・む キオヒ― [4] 【気負い込む】 (動マ五[四])
「気負い立つ」に同じ。「―・んで試合に臨む」

きおいざか

きおいざか キヲヰ― 【紀尾井坂】
東京都千代田区紀尾井町にある坂。西南戦争後の1878年(明治11),大久保利通が暗殺された所。清水坂。

きおいじし

きおいじし キホヒ― 【勢獅子】
歌舞伎舞踊の一。常磐津(トキワズ)。本名題「勢獅子劇場花罾(カブキノハナカゴ)」。三世瀬川如皐(ジヨコウ)作詞。1851年初演。曾我祭の趣向に石橋の獅子を取り入れたもの。

きおいたつ

きおいた・つ [4] キオヒ― 【気負い立つ】 ・ キホヒ― 【競い立つ】 (動タ五[四])
あることをしようと意気込む。勇み立つ。きおいこむ。「―・って駆け出していく」

きおいはだ

きおいはだ キホヒ― [3][4] 【競い肌】
侠客(キヨウカク)のような気風。勇み肌。

きおう

きお・う キホフ 【競ふ】 (動ハ四)
負けまいとして先を争う。張り合う。競争する。「あぢむらの騒き―・ひて浜に出でて/万葉 4360」「御先駆に―・はむ声なむ/源氏(横笛)」

きおう

きおう [0] 【既往】
過ぎ去った時。過去。また,すんでしまった事柄。

きおう

きおう【既往】
the past.→英和
〜の past;bygone.→英和
‖既往症 a disease one has had before;medical history <of a patient> (病歴).

きおう

きお・う [2] 【気負う】 (動ワ五[ハ四])
〔「きおう(競)」と同源〕
自分こそ,あるいは今度こそうまくやろうと張り切る。意気込む。「―・った文章」

きおう

きおう【気負う】
be eager.

きおう

きおう [0] 【期央】
その期の中央。営業年度や会計年度の中央。

きおう=は咎(トガ)めず

――は咎(トガ)めず
〔論語(八佾)〕
過去の出来事についてとがめだてするより,将来を慎むことが大切である。

きおうがん

きおうがん [0] 【奇応丸】
熊の胆(イ)を主成分とする丸薬。小児の発熱・癇(カン)の虫の薬として用いる。

きおうしょう

きおうしょう [0][2] 【既往症】
過去においてかかったことのある病気。

きおうれき

きおうれき [2] 【既往歴】
患者の過去の病歴および健康状態に関する記録。

きおく

きおく [0] 【記憶】 (名)スル
(1)経験した物事を心の中にとどめ,忘れずに覚えていること。また,覚えている事柄。「当時の事はよく―しています」「―にない」
(2)〔心〕 経験したことを覚えこんで保持しておき,のちに過去の経験として再生する働き,また,その内容。
→記銘
→保持
→再生
(3)コンピューターの記憶装置に必要な情報を一定期間保存しておくこと。

きおく

きおく【記憶】
memory;→英和
remembrance;→英和
recollection.〜する memorize;→英和
remember (覚えている);→英和
learn[get] <a thing> by heart (暗記する).〜すべき memorable.→英和
‖記憶術 mnemonics.記憶喪失症 amnesia.記憶装置《電算》a memory (bank).記憶容量《電算》storage capacity.記憶力 <have a good,poor> memory.

きおくしょうがい

きおくしょうがい [4] 【記憶障害】
外傷による脳の損傷や心因性の理由により,記銘・保持・再生という記憶の各段階のいずれかに障害が起きて記憶ができなくなる状態。

きおくそうしつ

きおくそうしつ [4] 【記憶喪失】
⇒健忘(2)

きおくそうち

きおくそうち [4] 【記憶装置】
コンピューターの基本装置の一。必要なデータを蓄えておく装置。LSI などを用いた主記憶装置と,磁気ディスク・磁気テープなどを用いた補助記憶装置に大別される。

きおくそし

きおくそし [4] 【記憶素子】
コンピューターの主記憶装置に使われる半導体素子。LSI ・ VLSI の形で提供され,さらに大容量化・高速化が進められている。メモリー-チップ。

きおくばいたい

きおくばいたい [4] 【記憶媒体】
磁気ディスク・磁気テープなど,データを記録するために使用する物体。メディア。

きおくようりょう

きおくようりょう [4] 【記憶容量】
記憶装置に収容可能な情報量。普通,語(ワード)・バイト・ビットなどの単位で表す。

きおくれ

きおくれ【気後れがする】
lose heart[courage];feel timid.

きおくれ

きおくれ [0][2] 【気後れ】 (名)スル
(恐れや恥ずかしさから)心がひるむこと。「大勢の観衆の前で―する」

きおち

きおち【気落ち】
discouragement;→英和
dejection.

きおち

きおち [0] 【気落ち】 (名)スル
がっかりして,力を落とすこと。気の張りがうせること。「エラーで―した投手」

きおも

きおも [0] 【気重】 (名・形動)
(1)気分が引き立たないこと。気が進まないこと。また,そのさま。「何となく―で行きたくない」
(2)相場に活気がなくて,下げ気味になること。

きおもて

きおもて [2] 【木表】
板目の板材の,木の皮に近い方の面。
⇔木裏

きおり

きおり 【気折り・木折り】 (名・形動)
頑固で愛想のない・こと(さま)。「勘兵衛も粋なれば,兎角こんなこと,―には成がたし/浮世草子・風流曲三味線」

きおりもの

きおりもの [2][3] 【生織物】
生糸で織りあげたのちに精練する絹織物の総称。独特の柔らかさがある。羽二重・縮緬(チリメン)など。きおり。
⇔練り織物

きおろし

きおろし 【着下ろし】
目上の者が目下の者に与える着古した着物。「島原の―・あやめ八丈/浮世草子・一代男 1」

きおん

きおん [0] 【基音】
発音体が発する複合音のうちで,振動数の最も少ないもの。普通,楽器の音の高さは基音で決まる。基本音。
→上音

きおん

きおん [0] 【棄恩】
〔仏〕 肉親などの恩愛の情を捨て,世俗の執着を断ち切ること。

きおん

きおん【気温】
(atmospheric) temperature.→英和

きおん

きおん [0] 【気音】
閉鎖音・破擦音が破裂または摩擦を起こし,母音にうつるまでの間に生じる[h]のような音。

きおん

きおん [0] 【気温】
大気の温度。地上の気温は,地表面から高さ一・二五〜二・〇(通常一・五)メートルの所で,直射日光を避けて通風しながら測定する。

きおん

きおん [0] 【黄苑】
キク科の多年草。山地に生える。高さ1メートルほど。葉は広披針形。夏,茎の上方が分枝して多数の黄色の頭花を散房状につける。ヒゴオミナエシ。

きおんげんりつ

きおんげんりつ [4] 【気温減率】
対流圏内では気温は高度とともに低下する,その割合をいう。一般に湿潤状態下では100メートルにつき摂氏約〇・五度下がるが,乾燥状態下では摂氏約一度ずつ下がる。実際の大気の気温減率は,場所と季節で異なるが,平均的には100メートルにつき摂氏〇・六五度である。気温逓減率。
→断熱減率

きか

きか [1][2] 【奇貨】
(1)珍しい財貨。
(2)利用すれば大きな利を得られるかもしれない機会や物事。

きか

きか [1][2] 【気化】 (名)スル
液体が気体に変わること。沸騰と蒸発とがある。また,固体が昇華によって気体に変わることもいう。
→昇華

きか

きか【幾何(学)】
geometry.→英和
〜学的(に) geometrical(ly).‖幾何学者 a geometrician.幾何級数 a geometrical series.幾何級数的に in geometrical progression.平面(立体,解析)幾何 plane (solid,analytical) geometry.

きか

きか [1][2] 【奇禍】
思いがけない災難。「―に遭う」

きか

きか [1][2] 【帰化】 (名)スル
〔「後漢書(童恢伝)」より。君王の徳化に服従する意〕
(1)本人の希望によって他国の国籍を得て,その国の国民となること。「日本に―する」
(2)生物が,本来の自生地から人の媒介などで新たな地域に移され,その地の環境で野生化すること。「―植物」

きか

きか [1][2] 【季夏】
(1)夏の末。晩夏。
(2)陰暦六月の異名。

きか

きか [1][2] 【貴下】 (代)
二人称。手紙文などで,主に男性が同輩や目下の者を敬っていう語。あなた。「―の御健闘を祈る」

きか

きか [1][2] 【旗下】
(1)大将の旗のもと。また,大将の支配下。麾下(キカ)。「―に馳せ参ずる」
(2)特定の考え方などの影響下にあること。「実存主義の―にある」

きか

きか【帰化】
naturalization.日本に〜する be naturalized in Japan[as a Japanese citizen].‖帰化植物 a naturalized plant.

きか

きか [1][2] 【麾下】
〔大将の采配(サイハイ)のもとの意〕
(1)将軍直属の家来。はたもと。「―の精鋭」
(2)ある人の指揮下にあること。また,その者。部下。

きか

きか【気化する】
evaporate;→英和
vaporize;→英和
gasify.→英和
気化器 a vaporizer;→英和
[内燃機関の]a carburetor.

きか

きか [1][2] 【貴家】
相手を敬ってその家をいう語。おたく。尊宅。また,相手を敬ってもいう。「―益々御清栄の段」

きか

きか [1][2] 【幾何】
「幾何学」の略。

きか

きか [1][2] 【机下・几下】
〔相手の机の下に差し出す意〕
書簡文で,相手を敬ってあて名に添える脇付(ワキヅケ)の一。案下。

きか

きか [1] 【帰家】 (名)スル
自分の家に帰ること。帰宅。「阿嬢は速かに去て―す可きなり/世路日記(香水)」

きか

きか [1] 【鬼火】
おにび。きつねび。

きか=居(オ)くべし

――居(オ)くべし
〔史記(呂不韋伝)〕
(1)珍しい品物であるから,今買っておいて後日利益を得るがよい。
(2)得がたい機会だから逃さず利用すべきだ。
〔秦(シン)の相となった呂不韋(リヨフイ)がまだ商人だった頃,趙(チヨウ)の人質になっていた子楚(始皇帝の父)を見てこれをうまく利用しようとして言った語〕

きか∘す

きか∘す 【聞かす】 (連語)
〔動詞「聞く」の未然形に,尊敬の助動詞「す」の付いたもの〕
お聞きになる。きこす。「賢(サカ)し女を有りと―∘して/古事記(上)」

きか∘ない

きか∘ない 【聞かない・利かない】 (連語)
〔「聞き入れない」の意から〕
(子どもが)人に負けたり,人の言いなりになったりするのを嫌う,強情な性格だ。「―∘ない子だな」
→きく(利)
→きく(聞)

きかい

きかい [1] 【貴会】
相手の会を敬っていう語。

きかい

きかい [0] 【毀壊】 (名)スル
こわしやぶること。こわれやぶれること。「民約を―するに至る/民約論(徳)」

きかい

きかい [0] 【気海】
(1)地球を包む空気の広がりを海にたとえていう語。
(2)〔元気の集まる海の意〕
鍼灸医学のつぼ(経穴)の一。へそ下一寸半の所。

きかい

きかい [0][2] 【奇怪】 (名・形動)[文]ナリ
(1)不思議なこと。あやしいこと。また,そのさま。きっかい。「―な事件」
(2)不都合なこと。けしからぬこと。また,そのさま。きっかい。「教育者にあるまじき―な話」
[派生] ――さ(名)

きかい

きかい [0] 【規戒】 (名)スル
いましめること。また,その規範や戒律。「年少の軍官を―せしが/西国立志編(正直)」

きかい

きかい [0] 【気塊】
数十〜数百キロメートルの水平規模で一様な性質をもつ,地表付近の大気の塊。

きかい

きかい 【機械】
小説。横光利一作。1930年(昭和5)「改造」に発表。ネームプレート工場を舞台に,「私」を含む四人の間の,歯車のようにからむ心理的葛藤を描く。

きかい

きかい【奇怪な】
strange;→英和
mysterious.→英和

きかい

きかい [0] 【棋界】
囲碁・将棋に関係している人々の世界。

きかい

きかい【機会】
<seize,miss> an opportunity;→英和
a chance.→英和
〜がある(ない) have an (no) opportunity <for doing,to do> .〜のあり次第に at the first opportunity.‖機会均等主義 the principle of equal opportunity.

きかい

きかい [2][0] 【機会】
ある行動をするのに最もよいとき。おり。チャンス。「絶好の―だ」「―を逸する」

きかい

きかい [2] 【機械・器械】
(1)動力源から動力を受けて一定の運動を繰り返し,一定の仕事をする装置。主に,きっかけを与えると人力を借りずに自動的に作動するものをいう。からくり。
(2)精密な作動をする実験・測定用の装置。「観測―」
〔規模の大きいものを「機械」,小さいものを「器械」と書いて区別することがある〕
(3)(器械)うつわもの。器具。道具。
(4)書名(別項参照)。

きかい

きかい【器械】
an instrument;→英和
an apparatus (理化学);→英和
an appliance (医療).→英和
器械体操 heavy gymnastics.

きかい

きかい【機械】
<operate> a machine;→英和
machinery (総称);→英和
an apparatus.→英和
〜的(に) mechanical(ly).→英和
‖機械編み(縫い)の machine-knitted(-sewed).機械化 mechanization.機械技師 a mechanical engineer.機械工学 mechanical engineering.機械工業(工場) the machine industry (a machine shop).機械文明 machine civilization.機械翻訳 machine translation.

きかいあぶら

きかいあぶら [4] 【機械油】
摩擦熱やさびの発生を防いで,機械の運転を滑らかにするために,車軸その他の摩擦部に塗る油。
→潤滑油

きかいあみ

きかいあみ [0] 【機械編み】
機械で編むこと。また,機械で編んだもの。

きかいいと

きかいいと [4] 【機械糸】
製糸機械によって作られた糸。手引き糸・座繰り糸に対していう。

きかいうんどう

きかいうんどう [4] 【器械運動】
学校体育の教材の一。マット・飛び箱・鉄棒などの器械を用いて行う運動の総称。

きかいおんせいがく

きかいおんせいがく [6] 【器械音声学】
音響ならびに生理器機を用いて実証的に研究する音声学の一分野。サウンド-スペクトログラフ,ビジ-ピッチ,エレクトロ-パラトグラフィー,ファイバー-スコープなどが用いられている。

きかいか

きかいか [0] 【機械化】 (名)スル
(1)機械を用いることによって人手を省き,能率を高めること。「製造の全工程を―する」
(2)戦車や自動車などの機械を導入して軍隊の機動力を高めること。「―部隊」
(3)人が外からの力によって操られ,自主性を失うこと。

きかいかんらん

きかいかんらん 【気海観瀾】
日本最初の物理学書。青地林宗著。1825年成る。蘭書から抄出したもので,物質の定義に始まり,力学・自然現象などを扱う。のち川本幸民が「気海観瀾広義」として詳述(1851〜58年)。

きかいがしま

きかいがしま 【鬼界ヶ島】
(1)九州南方の諸島の古名。流刑地。また,俊寛僧都などが流された硫黄島(鹿児島県鹿児島郡)の異名とも。
(2)謡曲「俊寛」の別名。

きかいきんとう

きかいきんとう [2][0] 【機会均等】
(1)外交政策上,自国と関わる経済活動について諸外国に平等の機会を与えること。
(2)権利や待遇などに関して,平等で差別がないこと。「教育の―」

きかいげんいんろん

きかいげんいんろん [6] 【機会原因論】
〔occasionalism〕
精神と身体は直接の相互関係をもたず,神という唯一の原因の機縁(機会原因)としてのみ感覚し運動しているという考え。デカルトの物心二元論の矛盾に対してゲーリンクス・マールブランシュによって提出された。偶因論。
→心身二元論
→並行論

きかいこうがく

きかいこうがく [4] 【機械工学】
工学の一分野。機械の機構・性能,およびその利用に関して,理論的・実験的に研究する。基礎部門として,機械力学・材料力学・機構学・熱力学・流体力学・制御工学などがある。

きかいこうぎょう

きかいこうぎょう [4] 【機械工業】
(1)機械を使って営む工業。機械制工業。
⇔手工業
(2)機械類や,その部分品を製造する工業。

きかいこうりつ

きかいこうりつ [4] 【機械効率】
供給されたエネルギーと機械が実際に行なった仕事の比率。

きかいご

きかいご [0] 【機械語】
コンピューターが翻訳処理なしに直接理解して処理できる言語。コンピューターの内部では,メモリーに特定のパターンとして表現され,人間が扱う際にはこれを数値表現に直して用いる。マシン語。

きかいし

きかいし [2] 【機会詩】
〔(ドイツ) Gelegenheitsgedicht〕
一七,八世紀,ドイツで発達した詩の一形態。儀式・慶弔などの機会に,眼前の事象に触発されて,その場の感懐を歌った詩。

きかいすいらい

きかいすいらい [4] 【機械水雷】
機雷(キライ)のこと。

きかいせい

きかいせい [3] 【幾何異性】
(1)有機化合物の分子内で原子や原子団の回転が困難であるために生じる異性で,立体異性の一。二重結合または環状構造をつくる炭素(または窒素)原子に結合するそれぞれ二個(一個)の原子または原子団のうちの同じものが,その二重結合または環に対して同じ側にある化合物と反対側にある化合物に現れる異性。シス-トランス(シン-アンチ)異性。
(2)錯体の中心原子に配位する同種または類似の配位子が,互いに隣り合っているもの(シス型)と離れた距離にあるもの(トランス型)とが示す立体異性。

きかいせいず

きかいせいず [4] 【機械製図】
(1)器具による製図。
(2)機械の設計製図。

きかいせんばん

きかいせんばん [4][2] 【奇怪千万】 (形動)[文]ナリ
たいへん奇怪なさま。きっかいせんばん。「いまどき―な話だ」

きかいそしき

きかいそしき [4] 【機械組織】
植物体を強固にし,これを支持する組織。厚膜組織・厚角組織,木部や師部(シブ)にある繊維組織など。

きかいたいそう

きかいたいそう [4] 【器械体操】
体操の一種。鉄棒・鞍馬・飛び箱・平均台などのすえつけ器械によって行うもの。
⇔徒手(トシユ)体操

きかいてき

きかいてき [0] 【機械的】 (形動)
(1)機械によって事を行うさま。
(2)思考や意志を働かさず機械のように,型にはまっているさま。「―に判を押す」
(3)〔哲〕 自然的・物理的な因果法則の下にあり,有機的秩序をなくしていないさま。

きかいてきせいしつ

きかいてきせいしつ [0] 【機械的性質】
金属・木材・プラスチックなど工業材料の諸性質のうち,硬さ・対変形・対熱・対摩擦・対疲労強さなどの性質。

きかいてきゆいぶつろん

きかいてきゆいぶつろん [9] 【機械的唯物論】
有機的生命の世界や人間の意識の世界も,自然科学的機械的法則によって尽くされるとする考え。一八世紀フランス唯物論者が代表的。

きかいてきエネルギー

きかいてきエネルギー [7] 【機械的―】
⇒力学的(リキガクテキ)エネルギー

きかいのこぎり

きかいのこぎり [4] 【機械鋸】
動力で運転する鋸。丸鋸(マルノコ)・帯鋸(オビノコ)の類。きかいのこ。

きかいはん

きかいはん [2] 【機会犯】
犯罪の原因が行為者の性格によらず,主として外部の事情にある犯罪。偶発犯。

きかいばた

きかいばた [2][0] 【機械機】
動力を利用して織物を織る織機。機械織機。手織り機(バタ)に対していう。

きかいひよう

きかいひよう [4] 【機会費用】
財をある目的に用いたために放棄された他の利用方法から得られるであろう利得のうち最大のもの。

きかいぶんめい

きかいぶんめい [4] 【機械文明】
産業革命以後,手工業に代わって,機械による大量生産が行われるようになった近代資本主義の文明。

きかいほんやく

きかいほんやく [4] 【機械翻訳】
コンピューターを使って,異なる言語の間で翻訳すること。人間による事前あるいは事後の編集が必要な場合が多い。自動翻訳。

きかいぼり

きかいぼり [0] 【機械掘り】
坑道の開削や鉱石の掘り出しなどを機械力で行うこと。
⇔手掘り

きかいりょうほう

きかいりょうほう [4] 【器械療法・機械療法】
物理療法の一。拘縮(コウシユク)や麻痺した筋に歩行器や伸展器などを使って,牽引(ケンイン)・伸展・強制運動などの外力を加えて行う治療法。

きかいろん

きかいろん [2] 【機械論】
〔哲〕
〔mechanism〕
あらゆる現象を機械の運動になぞらえ,因果法則によって解明しようとする説。一七世紀の科学革命を通じて広く流布した世界観。目的に向かっての現象の生成・完成を認めない点で目的論に,また,生命特有の現象を認めない点で生気論に対立する。

きかいカルデラ

きかいカルデラ [4] 【鬼界―】
薩摩半島の沖合い約50キロメートルにある海面下のカルデラ。カルデラを囲むように硫黄島(鬼界ヶ島)と竹島が分布。約6300年前に大噴火し,「あかほや」を放出した。

きかいパルプ

きかいパルプ [4] 【機械―】
機械(砕木(サイボク)機など)で木材繊維を引きはがして製造したパルプ。木材の成分をそのまま保ち,パルプの収率が高い。新聞用紙・建築用繊維板などの原料。砕木パルプ。
→化学パルプ

きかえる

きか・える [3] 【着替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 きか・ふ
〔「きがえる」とも〕
着ていた衣服をぬいで,ほかの衣服を着る。「晴れ着に―・える」

きかえる

きかえる【着替える】
change one's clothes.和服に〜 change into Japanese clothes.

きかかる

きかか・る [3] 【来掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)こちらへ向かって来始める。
(2)ちょうどその場所へ来る。さしかかる。

きかがく

きかがく [2] 【幾何学】
〔geometry〕
図形およびそれの占める空間の性質について研究する数学の一部門。古代オリエントに起こり,初等幾何学はギリシャのユークリッドによって集大成された。現在ではこれをさらに発展させ,解析幾何学・微分幾何学・射影幾何学・位相幾何学など多様な内容・方法をもつに至っている。幾何。
→非ユークリッド幾何学

きかがくげんぽん

きかがくげんぽん 【幾何学原本】
⇒ストイケイア

きかがくてき

きかがくてき [0] 【幾何学的】 (形動)
幾何学に関連があるさま。特に形状・図案などが法則的・規則的であるさま。

きかがくてきせいしん

きかがくてきせいしん [7] 【幾何学的精神】
〔(フランス) esprit de géométrie〕
〔哲〕 パスカルの考えた人間精神の類型の一。少数の公理から世界を演繹(エンエキ)する幾何学的方法に示されるような合理的認識能力。
⇔繊細の精神

きかがくもよう

きかがくもよう [5] 【幾何学模様】
三角形・方形・菱形・多角形・円形などを素材とする模様。幾何模様。

きかがほう

きかがほう [3] 【幾何画法】
定規やコンパスなどの製図器具を用いて細密な製図を行う画法。

きかき

きかき キクワ― [2] 【気化器】
ガソリン機関に供給する燃料と空気の混合気をつくる装置。燃料の霧化・気化,空気との混合,および燃料・空気の計量を行い,最適の空気と燃料の比を設定する。キャブレター。

きかきゅうすう

きかきゅうすう [3][5] 【幾何級数】
⇒等比級数(トウヒキユウスウ)

きかきゅうすうてき

きかきゅうすうてき [0] 【幾何級数的】 (形動)
前に数倍する勢いで増大・変化し続けるさま。等比級数的。「―に増大する軍事費」

きかく

きかく [0] 【企画・企劃】 (名)スル
計画を立てること。立案すること。また,その計画や案。「新製品を―する」

きかく

きかく [0] 【掎角】
〔「掎」は鹿を捕らえるのに片足をつかむ意,「角」は角(ツノ)をとる意〕
(1)敵を前後から攻めること。
(2)両雄が相対して勢力を争うこと。「―の勢」

きかく

きかく [0] 【規格】
(1)工業製品などの品質・大きさ・形状などについて定められた標準。
(2)判断の基準となる社会的な標準。「―外れの人物」

きかく

きかく【規格】
a standard.→英和
〜化(する) standardization (standardize).‖規格判 a standardized size.規格品 standardized goods[articles].

きかく

きかく【企画】
<make> a plan.→英和
企画部 the planning department.

きかく

きかく [0] 【気格】
品格。気品。「高い―」

きかく

きかく 【其角】
⇒榎本(エノモト)其角

きかく

きかく [0] 【棋客】
囲碁や将棋をする人。棋士。ききゃく。

きかく

きかく [0] 【寄客】
寄食する人。居候。

きかく

きかく [0] 【規画】 (名)スル
はかり定めること。計画。「一も―する所なく,只だ手を拱して/真善美日本人(雪嶺)」

きかくいん

きかくいん 【企画院】
戦時経済体制における国策の計画・立案・調整にあたった内閣直属の国家機関。1937年(昭和12)設置。43年軍需省に吸収された。

きかくいんじけん

きかくいんじけん 【企画院事件】
1941年(昭和16)4月,企画院調査官和田博雄・稲葉修三・勝間田清一ら一七人が治安維持法違反で検挙された事件。戦時統制経済化に対する財界の反発を示すもので,45年9月,無罪とされた。

きかくか

きかくか [0] 【規格化】 (名)スル
規格(標準)に合わせて統一すること。「製品を―する」

きかくばん

きかくばん [0] 【規格判】
ジス(JIS)による,書籍・雑誌・便箋などの紙の仕上げ寸法。

きかくひん

きかくひん [0] 【規格品】
規格に合わせて作った品物。

きかげき

きかげき [2] 【喜歌劇】
(1)喜劇的内容をもつ歌劇。コミック-オペラ。
(2)オペラ-ブッファ,オペレッタの訳語。

きかげき

きかげき【喜歌劇】
a comic opera;a musical comedy.

きかこうがく

きかこうがく [3] 【幾何光学】
像のでき方や性質を調べるため,光の干渉や回折などの波動的な現象を無視し,光を幾何学的な光線として取り扱う光学の一分野。光線は同じ媒質中では直進し,異なる媒質の境界面では反射・屈折の法則に従うことを原理とする。

きかざる

きかざ・る [3] 【着飾る】 (動ラ五[四])
美しい着物を着る。「―・った女の子」

きかざる

きかざる [3] 【聞か猿】
三猿(サンエン)の一。両耳を手でふさいで,ものを聞くまいとしている猿の像。
→三猿

きかざる

きかざる【着飾る】
dress up;be richly dressed.

きかし

きかし [0] 【利かし】
囲碁で,相手が応ぜざるを得ず,しかも将来のはたらきを含んだ手。「―を打つ」

きかしょくぶつ

きかしょくぶつ キクワ― [4] 【帰化植物】
本来の自生地から人間の媒介などによって他の地域へ運ばれ,野生化した植物。日本へ帰化したものにはマツヨイグサ・ハルジョオン・アレチノギク・ブタクサなどがある。

きかじん

きかじん キクワ― [2] 【帰化人】
帰化することによって,その国の国籍を得た人。特に,日本古代において,朝鮮・中国から渡来して日本に住みついた人。

きかす

きか・す [0] 【利かす】
■一■ (動サ五[四])
「利かせる」に同じ。「唐辛子を―・す」「すごみを―・す」「気を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒きかせる

きかす

きか・す [0] 【聞かす】
■一■ (動サ五[四])
「聞かせる{(1)}」に同じ。「その話は何度も―・された」
■二■ (動サ下二)
⇒きかせる

きかす

きかす【塩を利かす】
season <food> with salt.気を〜 use one's head[brains];take the hint.→英和

きかすうれつ

きかすうれつ [3] 【幾何数列】
⇒等比数列(トウヒスウレツ)

きかずざとう

きかずざとう 【不聞座頭】
狂言の一。留守をあずかった耳の不自由な男と座頭の二人が,互いをなぶり合う。不見不聞(ミズキカズ)。

きかせい

きかせい [0] 【帰家性】
⇒帰巣性(キソウセイ)

きかせる

きかせる【聞かせる】
(1) read to <a person> ;play for <a person> (音楽を);sing for <a person> (歌って).
(2) tell;→英和
let <a person> know.

きかせる

きか・せる [0] 【利かせる】 (動サ下一)[文]サ下二 きか・す
(1)十分効きめがあるようにさせる。「塩を―・せる」「にらみを―・せる」
(2)心をはたらかせる。「気を―・せる」
[慣用] 幅を―・羽振りを―

きかせる

きか・せる [0] 【聞かせる】 (動サ下一)[文]サ下二 きか・す
(1)相手に音が聞こえるようにする。「歌を―・せる」
(2)相手が理解したり,納得したりするように言う。「諄々(ジユンジユン)と説いて―・せる」
(3)話や歌・音楽が上手で,人を聞き入らせる。耳を傾けさせる。「彼の話はなかなか―・せるね」

きかちょう

きかちょう キクワテウ [2] 【帰化鳥】
本来の生育地から人の媒介などによって他の地域に運ばれ,繁殖して定着するようになった鳥。日本では,狩猟の目的で放されたコジュケイ,ペットが逃げ出し野生化したベニスズメなど。

きかつ

きかつ [0] 【飢渇・饑渇】 (名)スル
飢えと渇き。また,飢え渇くこと。「人民は―して/日本開化小史(卯吉)」

きかと

きかと (副)
はっきりと。明白に。「其患の分明に,―明と明にして/毛詩抄 2」

きかどうぶつ

きかどうぶつ キクワ― [3] 【帰化動物】
本来の生育地から人の媒介などによって他の地域に運ばれ,繁殖して定着するようになった動物。日本への帰化動物にはアメリカザリガニ・食用ガエル・アメリカシロヒトリなどがある。

きかぬき

きかぬき [0] 【聞かぬ気・利かぬ気】
⇒きかんき(聞かん気・利かん気)

きかねつ

きかねつ キクワ― [2] 【気化熱】
一モルまたは一グラムの液体を同温の気体に変えるために必要な熱量。1グラムの水の摂氏一〇〇度での気化熱は2.256キロジュール(539.8カロリー)に等しい。潜熱の一種。蒸発熱。
→気化熱[表]

きかへいきん

きかへいきん [3] 【幾何平均】
〔数〕「相乗(ソウジヨウ)平均」に同じ。
⇔算術平均

きかもよう

きかもよう [3] 【幾何模様】
⇒幾何学模様(キカガクモヨウ)

きからすうり

きからすうり [4] 【黄烏瓜】
ウリ科のつる性多年草。山野に自生。果実は広楕円形で大きく,黄熟する。塊根のデンプンを天瓜粉(テンカフン)とし,根の皮層を咳(セキ)止めに利用。

きからちゃ

きからちゃ [3] 【黄枯茶】
染め色の名。黄みを帯びた薄い茶色。黄褐色。淡いものは朽葉(クチバ)色。

きからちゃめし

きからちゃめし [4] 【黄枯茶飯】
醤油と酒を入れて炊いた飯。きがらちゃ。

きかん

きかん【奇観】
<present> a wonderful sight;a wonder.→英和

きかん

きかん [0] 【季刊】
雑誌などを春・夏・秋・冬の各季節ごとに年四回刊行すること。また,その刊行物。クオータリー。

きかん

きかん [0][2][1] 【旗艦】
艦隊の司令官・司令長官が乗っていて,艦隊の指揮をとる軍艦。マストに司令官・司令長官の官階を示す旗を掲げる。

きかん

きかん [0] 【祁寒】
〔「祁」は大いに,盛んにの意〕
きびしい寒さ。酷寒。「―昨日の如し/日乗(荷風)」

きかん

きかん [1][2] 【器官】
いくつかの組織の集まりで,一定の独立した形態および特定の機能を有するもの。動物では,手・足・心臓など,植物では,根・茎・葉・花などをいう。

きかん

きかん [0][2] 【軌間】
鉄道で,左右のレールの頭部内側間の最短距離。1435ミリメートルを標準軌間とし,これより狭いものを狭軌,広いものを広軌という。新幹線は標準軌間。ゲージ。

きかん

きかん [0][2] 【飢寒・饑寒】
飢えと寒さ。飢え凍えること。

きかん

きかん [0] 【機感】
〔仏〕
(1)神仏が衆生(シユジヨウ)の宗教的能力や心を感じとって,それに適した行為をなすこと。
(2)衆生が神仏の働きを感じとること。

きかん

きかん [0] 【既刊】
図書・雑誌がすでに刊行されていること。また,その出版物。
⇔未刊

きかん

きかん [1][2] 【機関】
(1)種々のエネルギーを,機械的力または運動に変換することによって仕事をする機械・装置。蒸気・電気・水圧・油圧・熱・圧縮空気・原子力などの諸機関がある。原動機。発動機。エンジン。
(2)〔organ〕
国家・法人・政党その他の団体において,意思決定やその執行のために設けられた者または組織体。その行為は団体の行為とみなされる。「議決―」「執行―」
(3)特定の目的を達成するために作られた組織や施設。「報道―」「金融―」「交通―」
(4)動くための仕掛けをもっている作り物。からくり。しかけ。
〔(4)が原義〕

きかん

きかん [0] 【帰還】 (名)スル
(1)遠方の地から帰ってくること。戦地から故郷・基地に帰り着くこと。「戦地から―する」
(2)(「饋還」とも書く)
⇒フィードバック

きかん

きかん [2][1] 【貴官】 (代)
二人称。官吏または軍人を敬っていう語。

きかん

きかん【帰還(する)】
return.→英和
‖帰還者 a repatriate.帰還兵 a returned[repatriated]soldier.

きかん

きかん [0] 【帰艦】 (名)スル
乗組員または航空母艦を飛び立った飛行機が自分の艦に帰ること。「全機無事―する」

きかん

きかん [2][0] 【貴翰・貴簡】
相手の手紙を敬っていう語。お手紙。「―拝読」

きかん

きかん [0] 【奇観】
珍しい眺め。すぐれた景色。「天下の―」「―を呈する」

きかん

きかん【季刊の】
quarterly.→英和
季刊誌 a quarterly (magazine).

きかん

きかん【既刊の】
previously published[issued].既刊号 a back number.

きかん

きかん [0] 【基幹】
物事の中心となるもの。おおもと。

きかん

きかん【期間】
a term;→英和
a period.→英和

きかん

きかん [2][1] 【期間】
一定の時から他の一定の時までの間。「有効―」「―を限る」

きかん

きかん [0][1] 【亀鑑】
〔「亀」は昔,その甲を焼いて吉凶を判断したもの,「鑑」は鏡の意〕
人のおこないの手本。模範。「以て世人の―に供す可し/学問ノススメ(諭吉)」

きかん

きかん【気管】
《解》the trachea;→英和
a windpipe.→英和

きかん

きかん【器官】
an organ.→英和

きかん

きかん【機関】
(1) an engine;→英和
a machine (機械).→英和
(2) an organ;→英和
an organization;→英和
facilities.‖機関庫 an engine shed.機関士 an engineer; <英> an engine driver.機関紙[誌]an (a house) organ.機関室 an engine room.機関車 a locomotive; <英> an engine.機関銃 a machine gun.立法(執行)機関 a legislative (an executive) organization.

きかん

きかん [0] 【帰館】 (名)スル
やかたに帰ること。また,「御帰館」の形で,冗談めかして自宅に帰ることにもいう。

きかん

きかん【基幹産業】
key industries.

きかん

きかん [0] 【気乾】
大気中に放置された木材の乾燥が進み,含水率が平衡(ヘイコウ)含水率に達した状態。「―材」

きかん

きかん [0][2] 【気管】
(1)脊椎動物の咽頭(イントウ)から肺に至る円柱状の管。気道の一部。頭端は喉頭(コウトウ)と呼ばれ,尾端は二分して気管支となる。哺乳類では喉頭に声帯がある。
(2)甲殻類以外の節足動物の呼吸器官。体表の表皮が体内におちこみ,細く樹枝状に分かれた管。体表の開口部を気門という。

きかん

きかん [2][0] ―カン 【汽缶】 ・ ―クワン 【汽罐】
⇒ボイラー(2)

きかん

きかん [0] 【幾諫】 (名)スル
穏やかにいさめること。「滑稽の中に諷刺を寓し時弊を―する事/明六雑誌 18」

きかん=銃

――銃((キカンジユウ))のようにまくし立・てる
相手に口をさしはさむ余地を与えないほど,続けざまに早口でしゃべる。

きかんいにんじむ

きかんいにんじむ [7] 【機関委任事務】
法律または政令により,都道府県知事・市町村長などの地方公共団体の機関に委任される国または他の地方公共団体の事務。
→団体委任事務

きかんえら

きかんえら [2] 【気管鰓】
水生昆虫の幼虫または蛹(サナギ)の呼吸器官。まれに成虫でもみられる。

きかんがんすいりつ

きかんがんすいりつ [6] 【気乾含水率】
大気中に放置された木材が大気の温度条件と湿度条件に対応し,含有水分が平衡(ヘイコウ)に達した状態の含水率。日本では平均15パーセント。標準含水率。

きかんき

きかんき [0] 【聞かん気・利かん気】 (名・形動)
〔「きかぬき(聞かぬ気)」の転〕
人に負けたり言いなりになるのを嫌うさま。また,そのような性質。「―な子供」

きかんき

きかんき【利かん気の】
stiff-necked.

きかんく

きかんく [2] 【機関区】
鉄道の現業部門。機関車・電車などの運用・運転・整備や乗務員の運用を行う。

きかんけい

きかんけい [0] 【器官系】
動物体において,共通の機能をもち,協同して働いている器官の集まり。循環系・消化系・呼吸系・生殖系など。

きかんけい

きかんけい [0] 【気管系】
節足動物のうち,昆虫類・クモ類・多足類などの呼吸器官系。気管やその変形物である気管鰓・書肺および気門などから成る。

きかんこ

きかんこ [2] 【機関庫】
機関車を収容する車庫。

きかんこうえん

きかんこうえん [4] 【基幹公園】
〔district park; basic park〕
一地域に居住する住民の利用に供する都市公園。総合公園・運動公園など。

きかんさんぎょう

きかんさんぎょう [4] 【基幹産業】
一国の経済活動を支えている最重要な産業分野。経済の発展段階によって異なるが,工業国では鉄鋼・電力などの産業。キー-インダストリー。

きかんざい

きかんざい [2] 【起寒剤】
⇒寒剤(カンザイ)

きかんし

きかんし [2] 【機関紙・機関誌】
政党や団体がその政策・方針・活動内容などを発表・宣伝するために発行する新聞・雑誌。
〔新聞の場合は「紙」,雑誌の場合は「誌」と書く〕

きかんし

きかんし [2] 【機関士】
(1)鉄道の,機関車や気動車の運転・整備を行う職員。
(2)船舶の,機関の運転・整備を行う職員。海技士(機関)の資格を必要とする。
→航空機関士

きかんし

きかんし [2] 【気管支】
気道の一部。気管が尾端で二分してから肺に至るまでの小管。二分した部分のみをさす場合もある。

きかんし

きかんし【気管支】
《解》the bronchus.‖気管支炎 bronchitis.気管支喘息 bronchial asthma.

きかんしえん

きかんしえん [4][0] 【気管支炎】
気管支粘膜の炎症。痰(タン)・咳・発熱・胸痛などの症状を呈する。気管支カタル。

きかんしかくちょうしょう

きかんしかくちょうしょう [0] 【気管支拡張症】
慢性気管支炎や重い肺炎などにより,末梢気管支の内腔の一部が拡張する病気。痰と咳が慢性的に続く。

きかんしきょう

きかんしきょう [0] 【気管支鏡】
口から挿入して気管や気管支の内面を観察したり,細胞や組織を採取するための器具。気管支ファイバー。

きかんしぜんそく

きかんしぜんそく [5] 【気管支喘息】
アレルギー反応などによって気管支の平滑筋が痙攣(ケイレン)をおこし細くなるため,発作的に呼吸困難をおこす病気。

きかんしつ

きかんしつ [2] 【機関室】
(1)工場などで,主要原動機を据えつけてある部屋。
(2)艦船で,推進機を設置してある部屋。機械室。エンジン-ルーム。
(3)発電・暖房・冷房・換気・給水・給湯・排水などの機関を据えつけてある部屋。

きかんしはいえん

きかんしはいえん [5] 【気管支肺炎】
気管支炎が肺胞にまで及んだ病気。激しい咳や粘液膿性の痰・発熱・胸痛などの症状を呈する。小葉性肺炎。カタル性肺炎。

きかんしゃ

きかんしゃ [2] 【機関車】
客車や貨車を牽引(ケンイン)するための機関を備えた鉄道車両。使用する動力によって,蒸気・電気・ディーゼルなどの機関車に分ける。

きかんしカタル

きかんしカタル [5] 【気管支―】
⇒気管支炎

きかんじゅう

きかんじゅう [0] 【機関銃】
引き金を引き続けると弾丸が自動的・連続的に装填(ソウテン)・発射される銃。

きかんじゅんし

きかんじゅんし [4] 【机間巡視】
授業のなかで教師が子どもの座席を順次巡回し,学習状況の観察,学習指導・助言などを行うこと。

きかんすう

きかんすう [2] 【奇関数】
〔数〕 �(−�)=−�(�)となるような関数。奇関数 �=�(�)のグラフは原点に関して対称である。例えば �=�³ など。
⇔偶関数

きかんせっかい

きかんせっかい [4] 【気管切開】
気道確保のため,頸部(ケイブ)の気管軟骨を切開すること。

きかんそしょう

きかんそしょう [4] 【機関訴訟】
国または公共団体の機関相互間における権限の存否・行使に関する紛争についての訴訟。職務執行命令訴訟など。

きかんとうしか

きかんとうしか [0] 【機関投資家】
収益をあげる目的で,継続的に証券投資を行う法人その他の団体。銀行・保険会社・投資信託・年金基金・共済組合・農業団体など。

きかんないそうかん

きかんないそうかん [6] 【気管内挿管】
気道確保のため,鼻や口から,気管の中に管を挿入すること。

きかんばいよう

きかんばいよう [4] 【器官培養】
生物の器官や組織片を無菌的に分離し,液体または寒天培地を用いて培養すること。園芸植物の繁殖などに応用される。

きかんへい

きかんへい [2] 【帰還兵】
戦地から帰ってきた兵士。

きかんほう

きかんほう [2][0] 【機関砲】
機関銃より大型の自動火器。普通,口径20ミリメートル以上のものをいう。対空兵器または航空機搭載兵器として開発された。

きかんぼう

きかんぼう [0] 【聞かん坊・利かん坊】 (名・形動)
〔「きかん」は「きかぬ」の転。「きかんぼ」とも〕
負けず嫌いで,人の言うことをきかない子供。また,そのような性質であるさま。「この子は―でこまります」

きかんみつど

きかんみつど [4] 【気乾密度】
大気中に放置され,気乾含水率に達したときの木材の密度。たんに木材の密度というときはこれを指す。

きかんろうどうりょく

きかんろうどうりょく [6] 【基幹労働力】
終身雇用であるなど,労働市場の中にあって景気変動によって大きな影響を受けない労働力。
→縁辺労働力

きが

きが [1] 【帰臥】 (名)スル
官職を辞して故郷に帰り,静かに暮らすこと。「とうに御暇を頂戴して無何有郷(ムカウノキヨウ)に―してもいい筈であつた/吾輩は猫である(漱石)」

きが

きが [1] 【飢餓・饑餓】
食物がなくて飢えること。うえ。「―感」「―状態」「―死」

きが

きが【飢餓】
hunger;→英和
starvation.→英和
〜線上にある be starving.

きが

きが [1] 【木香】
(1)木の香り。
(2)酒に移った樽(タル)材の香り。

きが

きが [1] 【起臥】 (名)スル
おきることとふすこと。日々の生活。起居。おきふし。「―を共にする」「山野に―する」

きがい

きがい [0] 【気概】
困難を乗り越えていこうとする強い気性。進取の気性。「―に富む」「―を示す」

きがい

きがい【危害】
<inflict> an injury <on> ;→英和
<do> harm <to a person> .→英和
〜を免れる escape unhurt.

きがい

きがい [1] 【危害】
生命・身体などを損なうような危険なこと。「―を及ぼす」「―を加える」

きがい

きがい【気概】
<a man of> spirit[mettle].→英和
〜のある(ない) spirited (spiritless).→英和

きがいしゅうしゅく

きがいしゅうしゅく キグワイシウシユク [4] 【期外収縮】
不整脈の一種で,心臓が基本となる調律による収縮に先立って収縮が起こるもの。

きがえ

きがえ [0] 【着替え】 (名)スル
衣服を着替えること。また,着替えるための衣服。「―を買う」「家で―してくる」

きがえ

きがえ【着替え】
a change of clothes;spare clothing.〜をする change one's clothes.

きがかり

きがかり [2] 【気掛(か)り】 (名・形動)[文]ナリ
いつも心から離れず,心配な・こと(さま)。「実家のことが―だ」

きがかり

きがかり【気掛り】
anxiety <for a person's safety> ;→英和
concern;→英和
worry.→英和
〜である be[feel]anxious <about> ;worry <about> .

きがきく

きがきく【気が利く(利かない)】
be quick-(dull-)witted.

きがく

きがく【器楽】
instrumental music.

きがく

きがく [1] 【器楽】
楽器のみで演奏する音楽。
⇔声楽

きがく

きがく [1] 【貴学】
相手の学校(大学)を敬っていう語。

きがくきょく

きがくきょく [3] 【器楽曲】
器楽演奏のための曲。
⇔声楽曲

きがけ

きがけ [0] 【生掛(け)】
こよりに灯心をまきつけて芯(シン)とし,それに油でねった蝋を数回塗って乾かした蝋燭(ロウソク)。

きがけ

きがけ [0] 【来掛け】
来る途中。来しな。
⇔行き掛け

きがけ

きがけ【来掛に】
on one's way here.

きがさ

きがさ [0] 【気嵩】 (名・形動)[文]ナリ
負けん気な性質。勝ち気な・こと(さま)。「―なる彼は胸に余して/金色夜叉(紅葉)」

きがさなり

きがさなり [2] 【季重なり】
俳句で,一句のうちに季語が二つ以上詠み込まれること。主題が分裂するので忌む。

きがし

きがし [2] 【木菓子】
果物(クダモノ)のこと。
〔古く,菓子は果物をいったが,次第に穀物などで作られるようになったための言い方〕

きがしら

きがしら [2] 【木頭・柝頭】
歌舞伎や人形浄瑠璃で,幕切れの台詞(セリフ)や動作のきまりに合わせて打つ拍子木の最初の音。きのかしら。

きがた

きがた [0] 【木型】
(1)鋳型(イガタ)を作るときに用いる,木製の型。
(2)木製の型。特に,靴・足袋などを作るときに用いるもの。

きがたじゃく

きがたじゃく [3] 【木型尺】
⇒鋳物尺(イモノジヤク)

きがつく

きがつく【気が付く】
(1) notice;→英和
become aware[conscious] <of,that…> ;be attentive (行き届く).
(2) come to oneself;recover consciousness.

きがね

きがね【気兼ねする】
be afraid of bothering;feel uneasy.

きがね

きがね [0] 【気兼ね】 (名)スル
他人の思惑などを考えて,気をつかうこと。遠慮。「隣人に―する」

きがね

きがね [0] 【木尺・木矩】
表具師が模様のゆがみを検査するために使う木の直角定規。

きがまえ

きがまえ [2][3] 【気構え】
(1)予測しうることに対する心の用意。また,物事をしようとするときの心の持ち方。心がまえ。「反撃の―を示す」「並の人とは―が違う」
(2)漢字の構えの一。「気」などの字の「气」の部分。気体の状態に関する文字を作る。

きがまえ

きがまえ【気構え】
preparedness.〜ができている be prepared[ready] <for a battle,to do> .

きがみ

きがみ [1] 【記紙】
組香で香札を用いないとき,連衆が自分の名前と答えを記す紙。名乗紙。手記録紙。

きがみ

きがみ [1][0] 【生紙】
(1)「生漉(キズ)き紙」に同じ。
(2)漉いたままで手を加えてない紙。素紙(ソシ)。せいし。

きがゆしゅつ

きがゆしゅつ [3] 【飢餓輸出】
外貨獲得のため,国民の生活必要物資までも輸出すること。

きがら

きがら [0] 【木柄】
(1)土蔵の戸前(トマエ)や扉などの漆喰(シツクイ)の塗り下になる木製の骨組。
(2)木の品質。

きがりょうほう

きがりょうほう [3] 【飢餓療法】
食を制限しまたは食を断って疾患を治す療法。絶食療法。断食療法。

きがる

きがる【気軽な(に)】
lighthearted(ly);→英和
ready (readily).→英和

きがる

きがる [0] 【気軽】 (形動)[文]ナリ
態度がもったいぶらず,打ち解けやすいさま。きさく。また,こだわりなくすぐ物事をするさま。「―に引き受ける」「―な人」
[派生] ――さ(名)

きがるい

きがる・い [0] 【気軽い】 (形)[文]ク きがる・し
打ち解けやすい。気がおけない。「小林の挨拶も―・かつた/明暗(漱石)」

きがわり

きがわり [0][2] 【気変(わ)り】 (名)スル
気の変わること。心移り。「―しやすい性格」

きがん

きがん [0] 【基岩】
構築物の基礎地盤を構成する岩石。

きがん

きがん【祈願】
(a) prayer.→英和
〜する pray <to God,for peace> ;→英和
offer prayers.

きがん

きがん [1] 【輝岩】
輝石を主成分とする完晶質の火成岩。

きがん

きがん [1] 【奇巌・奇岩】
珍しい形の大きな岩。「―怪石」

きがん

きがん [1] 【起龕】
〔「龕」は棺の意〕
禅宗の葬儀で,死者が僧の場合は法堂から,在家の場合は家から出棺すること。また,その儀式。
→鎖龕(サガン)

きがん

きがん [1] 【祈願】 (名)スル
ある事が成就するよう神仏に祈り願うこと。「合格を―する」

きがん

きがん [1] 【帰雁】
春になって,北へ帰る雁。[季]春。

きがんじょ

きがんじょ [0][4] 【祈願所】
朝廷や幕府が祈願のために建立した寺社。

きがんぴ

きがんぴ [2] 【黄雁皮】
ジンチョウゲ科の落葉小低木。ガンピの近縁種で,関西以西の山地に自生する。高さ約1メートル。葉は対生し,楕円形。秋,枝先に黄色の円柱状の小花が集まってつく。樹皮は製紙の原料。黄小雁皮。

きき

きき [1] 【既記】
すでに書いたこと。

きき

きき [1][2] 【奇奇】 (名・形動)[文]タリ
非常に不思議なさま。「―怪々」

きき

きき【機器】
machines and tools.

きき

きき [1][2] 【機器・器機】
機械・器械・器具の総称。「教育―」

きき

きき [1] 【騏驥】
(1)足の速いすぐれた馬。駿馬(シユンメ)。
(2)傑出した人。すぐれた人。

きき

きき [1] 【記紀】
古事記と日本書紀。「―神話」「―歌謡」

きき

きき [0] 【利き・効き】
(1)効果が現れること。効能。ききめ。「薬の―が遅い」
(2)他の語と複合して,そのはたらきのすぐれている意を表す。《利》「―腕」「左―」「腕―」

きき

きき [1][2] 【毀棄】 (名)スル
(1)こわしてすてること。
(2)〔法〕 物の効用を害する一切の行為。「―罪」「文書を―する」

きき

きき【喜々として】
merrily;→英和
joyfully.→英和

きき

きき [1][2] 【輝輝】 (ト|タル)[文]形動タリ
照り輝くさま。「新月―として窓に当り/竜動鬼談(勤)」

きき

きき【危機】
<tide over> a crisis;→英和
<be in> a critical situation.〜一髪で助かる have a narrow escape <from> .危機感 a sense of crisis.

きき

きき 【窺基】
(632-682) 中国,唐代の法相宗の大成者。長安の人。姓は尉遅(ウツチ),字(アザナ)は洪道。号は慈恩大師。玄奘(ゲンジヨウ)の弟子。659年玄奘とともに「成唯識論」の漢訳を完成した。

きき

きき [1][2] 【暉暉】 (ト|タル)[文]形動タリ
日光が照り輝くさま。「太陽特に―たるは/月世界旅行(勤)」

きき

きき【鬼気迫るような】
ghastly;→英和
gruesome.→英和

きき

きき 【聞き・聴き】
(1)聞くこと。また,聞こえる音。「百鳥(モモトリ)の来居て鳴く声春されば―のかなしも/万葉 4089」
(2)聞こえ。風聞。評判。「誉れを愛するは,人の―をよろこぶなり/徒然 38」
(3)(「利き」とも書く)酒・茶などの味を試みること。鑑定。「―酒」
(4)香道で,香りを識別すること。また,その結果。

きき

きき [1][2] 【起期】
物事の始まる時期。ある期間の起算点となる時期。

きき

きき [1][2] 【危機】
(1)危険な時期。きわめてあぶない状態。「―を脱する」「―が迫る」
(2)既存の社会体制・価値観などが崩壊しようとする,時代の転換期。「現代は―の時代だ」「―意識」

きき

きき [1][2] 【悸悸】 (ト|タル)[文]形動タリ
驚き恐れて胸さわぎするさま。「思へば胸中―として/八十日間世界一周(忠之助)」

きき

きき [1][2] 【煕煕】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)やわらぎ楽しむさま。「―として語り怡怡(イイ)として笑ひ/佳人之奇遇(散士)」
(2)ひろびろとしたさま。「眼に映るは―たる前程のみ/虞美人草(漱石)」
(3)往来のはげしいさま。

きき

きき [1] 【忌諱】 (名)スル
忌み嫌うこと。おそれはばかること。きい。

きき

きき [1][2] 【鬼気】
身の毛のよだつような恐ろしい気配。「―迫る感じ」

きき

きき [1][2] 【嬉嬉・嘻嘻】 (ト|タル)[文]形動タリ
喜び楽しむさま。うれしそうに物事をするさま。「―として戯れる」

きき

きき [1] 【帰期】
帰る時期。帰る時。

きき=に触れる

――に触・れる
目上の人の忌み嫌うことを言ったりしたりして,その人の機嫌を損なう。

きき=の跼躅(キヨクチヨク)は駑馬(ドバ)の安歩(アンポ)に如(シ)かず

――の跼躅(キヨクチヨク)は駑馬(ドバ)の安歩(アンポ)に如(シ)かず
〔史記(淮陰侯伝)〕
千里を走る名馬もぐずぐずしていては,静かに歩み続けるつまらぬ馬にも及ばない。才能があっても努力しなければ,着実に努力する凡人に劣るということ。

ききあきる

ききあきる【聞き飽きる】
be[get]tired[sick]of hearing.

ききあきる

ききあ・きる [4] 【聞き飽きる】 (動カ上一)
たびたび聞いてもう十分だという気になる。「彼の自慢話は―・きた」

ききあし

ききあし [0] 【利(き)足】
よく働き,力の出せる方の足。「―で踏み切る」「―でボールを蹴る」

ききあやまる

ききあやま・る [5] 【聞き誤る】 (動ラ五[四])
相手の言うことをまちがえて聞く。聞きちがえる。「日時を―・る」

ききあわす

ききあわ・す [4] 【聞き合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「聞き合わせる」に同じ。「先方に―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒ききあわせる

ききあわせる

ききあわ・せる [5] 【聞き合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ききあは・す
(1)何人かの人に問い合わせる。「電話で―・せる」
(2)あれこれ聞いて,考え合わせる。「今宵の御物語に―・すれば/源氏(明石)」

ききあわせる

ききあわせる【聞き合わせる】
make inquiries.⇒照会.

ききいしき

ききいしき [3] 【危機意識】
その時代に支配的である価値観・秩序などの崩壊を不安のうちに感じとる意識。

ききいっぱつ

ききいっぱつ [1][4] 【危機一髪】
髪の毛一本ほどの差で危険が迫っている状態。きわめてきわどい場合。「―のところを救い出された」

ききいみ

ききいみ [0] 【聞(き)忌み】
遠方の親類の死を聞いて,忌みにこもること。聞き喪。

ききいる

ききいる【聞き入る】
listen attentively <to> .

ききいる

ききい・る [3] 【聞(き)入る・聴(き)入る】
■一■ (動ラ五[四])
熱心に聞く。身を入れて聞く。「演奏に―・る」
■二■ (動ラ下二)
⇒ききいれる

ききいれる

ききいれる【聞き入れる】
comply <with a person's request> ;→英和
accept <a proposal> .→英和

ききいれる

ききい・れる [4] 【聞(き)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ききい・る
(1)要求や願いなどを聞いて,承諾する。「要求を―・れる」
(2)心にとめて聞く。「耳にも―・れざりければ/竹取」

ききうで

ききうで [0] 【利(き)腕】
よく働き,力の出る方の腕。ききて。

ききうで

ききうで【利き腕】
<take a person by> the right arm.

ききおう

ききお・う 【聞き負ふ】 (動ハ四)
自分の身の上のことと思って聞く。「女,人の心をうらみて,…と常のことぐさにいひけるを,―・ふ男/伊勢 108」

ききおく

ききおく【聞き置く】
keep[bear]in mind.

ききおく

ききお・く [3][0] 【聞(き)置く】 (動カ五[四])
(1)目上の者が目下の者の言うことを聞くだけにして,返事や意見を言わないでおく。「今日のところは―・くだけにする」
(2)聞いて覚えておく。「思ひあがれる気色に―・き給へる女なれば/源氏(帚木)」

ききおさめ

ききおさめ [0] 【聞(き)納め】
聞くことの最後。二度と聞けなくなること。「あの演奏が―となった」

ききおとす

ききおと・す [4] 【聞き落(と)す】 (動サ五[四])
(1)聞くべきことをうっかり聞かないでしまう。聞きもらす。「肝心なことを―・した」
(2)聞いて心の中でけなす。「あへなくあはつけきやうにや―・し給ひけむ/源氏(若菜下)」

ききおとす

ききおとす【聞き落とす】
⇒聞き漏らす.

ききおぼえ

ききおぼえ [0] 【聞(き)覚え】
(1)前に聞いた覚えのあること。「―のある声」
(2)耳で聞いて学んだこと。耳学問。

ききおぼえ

ききおぼえ【聞き覚え】
〜のある(ない) familiar (strange).→英和

ききおぼえる

ききおぼ・える [5][4] 【聞き覚える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 ききおぼ・ゆ
(1)前に聞いて記憶している。
(2)耳で聞いて覚える。聞いているうちに自然に覚える。「―・えた歌」

ききおぼえる

ききおぼえる【聞き覚える】
learn by hearing;pick up.

ききおよび

ききおよび [0] 【聞(き)及び】
すでに聞いて知っていること。
→お聞き及び

ききおよぶ

ききおよ・ぶ [4] 【聞(き)及ぶ】 (動バ五[四])
人づてに聞いて知る。以前から聞いて知っている。「おうわさはかねがね―・んでおります」

ききかいかい

ききかいかい【奇々怪々な】
strangest;monstrous (怪しからぬ).→英和

ききかいかい

ききかいかい [1] 【奇奇怪怪】 (形動)[文]ナリ
非常に奇怪で不思議なさま。「―な出来事」

ききかえす

ききかえ・す [3] 【聞(き)返す】 (動サ五[四])
(1)一度聞いたことを繰り返して聞く。「録音を―・す」
(2)聞こえなかったり,理解できなかったりして,問い返す。「不明な点を―・す」
(3)相手から聞かれたことについて,逆にこちらから聞く。「君の考えはと,―・す」
[可能] ききかえせる

ききかじり

ききかじり [0] 【聞き齧り】
聞きかじること。聞きかじった事柄。「―の知識」

ききかじり

ききかじり【聞きかじり】
<have> a smattering[superficial knowledge] <of> .→英和

ききかじる

ききかじ・る [4] 【聞き齧る】 (動ラ五[四])
話をちょっと聞いて,部分的・表面的な知識をもつ。「―・っただけの知識」

ききかた

ききかた [0] 【聞(き)方・聴(き)方】
(1)聞く方法。聞く態度。「―が悪い」
(2)国語教育の一分野。話を聞いて正しく理解するための訓練。
(3)聞く側の人。ききて。「―にまわる」
(4)連句などの味わい方。「師,―宜しといへり/三冊子」

ききかん

ききかん [2] 【危機感】
このままでは危ないという感じ。不安な感じ。危機意識。「―をあおりたてる」

ききかんり

ききかんり [3] 【危機管理】
大地震・大停電・ハイジャック・テロなど,天災・人災を問わず不測の事態に対して事前の準備を行い,被害を最小限に食い止めるよう対処するための諸政策。クライシス-マネージメント。

ききがき

ききがき [0] 【聞(き)書き】 (名)スル
(1)聞いた話を書き留めること。また,その記録。古くは間接的な見聞を書き留めたものもいった。
(2)口授・講義などを筆録したもの。
(3)除目の叙位任官の理由を書いた文書。「源以仁・頼政法師父子追討の賞とぞ―にはありける/平家 4」

ききぐるしい

ききぐるしい【聞き苦しい】
disagreeable to hear;offensive to the ear.→英和

ききぐるしい

ききぐるし・い [5] 【聞(き)苦しい】 (形)[文]シク ききぐる・し
(1)聞き取りにくい。聞きづらい。「雑音が入って―・い」
(2)(話の内容や話し方が)聞くに堪えない。「―・い中傷」「お―・い点はお許し下さい」
[派生] ――さ(名)

ききこう

ききこう [0] 【聞(き)香】
香をかぎ味わうこと。また,その香りをかぎ分けること。もんこう。ぶんこう。

ききこみ

ききこみ [0] 【聞(き)込み】
(1)聞いて知ること。
(2)刑事などが犯罪捜査のためにあちこち聞いてまわること。

ききこみ

ききこみ【聞込み】
information <about> ;→英和
a tip.→英和
〜をする interview.→英和
‖聞込み捜査 <話> legwork.

ききこむ

ききこ・む [3] 【聞(き)込む】 (動マ五[四])
聞いて情報を得る。聞いて知る。「耳よりなうわさを―・んだ」

ききこむ

ききこむ【聞き込む】
[人が主語]learn;→英和
be informed <of> ;[事が主語]reach one's ears;come to one's knowledge.

ききごうしゃ

ききごうしゃ [3] 【聞(き)巧者】
「聞き上手(ジヨウズ)」に同じ。

ききごうろ

ききごうろ [3] 【聞(き)香炉】
手に取って香を聞くのに用いる香炉。煙返しのついていないもの。嗅(カ)ぎ香炉。

ききごたえ

ききごたえ [0] 【聞き応え】
聞くに値する値打ち。「―のある講演」

ききごま

ききごま [0] 【利き駒】
将棋で,敵陣を攻めるのに働きのすぐれた駒。また,敵の駒の働きをおさえている駒。

ききざい

ききざい [2] 【毀棄罪】
財物の効用を害する犯罪。文書毀棄・器物損壊・信書隠匿の罪などがある。

ききざけ

ききざけ【利酒】
wine[sake]tasting.

ききざけ

ききざけ [0] 【聞(き)酒・利(き)酒】 (名)スル
酒を味わってよしあしを鑑定すること。また,そのための酒。

ききしょ

ききしょ [0][3] 【聞(き)書】
香道の書。組香の組み方,名目,香の炷(タ)き出し方,記録見本などを記したもの。

ききしる

ききし・る [3] 【聞(き)知る】 (動ラ五[四])
聞いて知る。聞いて理解する。「その件は―・っている」

ききしんがく

ききしんがく [3] 【危機神学】
⇒弁証法神学(ベンシヨウホウシンガク)

ききじょうず

ききじょうず [3] 【聞(き)上手】
話し手が話しやすいように,じょうずに受け答えしながら話を聞くこと。また,その人。聞き巧者(ゴウシヤ)。
⇔聞き下手(ベタ)
「―の話しべた」

ききすごす

ききすご・す [4] 【聞き過(ご)す】 (動サ五[四])
聞いても心にとめないでおく。聞き流す。ききすぐす。「―・すことのできない話」
[可能] ききすごせる

ききすじ

ききすじ [0] 【聞筋】
香道で,香炉の正面を指定するためにつける,灰の箸目の太めの筋。聞口。
聞筋[図]

ききすてる

ききす・てる [4] 【聞(き)捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ききす・つ
聞いても問題にせずほうっておく。聞き流す。「妻の言葉を―・てて,三吉は出て行つた/家(藤村)」

ききすます

ききすま・す [4] 【聞(き)澄ます】 (動サ五[四])
耳を澄まして注意して聞く。静かに聞きいる。「屋根を打つ雨の音をば―・して居る/あめりか物語(荷風)」

ききずて

ききずて【聞捨てにする】
ignore <a person's advice> ;→英和
pay no attention <to> .〜ならぬ unpardonable.

ききずて

ききずて [0] 【聞(き)捨て】
聞いたことを心にとめないこと。

ききずて=なら∘ない

――なら∘ない
黙って聞き流すことができない。「―∘ないことを言う」

ききずみ

ききずみ [0] 【聞(き)済み】
聞きいれること。承諾。「どうぞお―を願ひたい/塩原多助一代記(円朝)」

ききずむ

ききず・む [3] 【聞(き)済む】 (動マ五[四])
聞きいれる。承諾する。「どうぞ家内だけの祝言を―・んで下さい/怪談牡丹灯籠(円朝)」

ききそう

ききそ・う 【聞き添ふ】 (動ハ下二)
(1)聞いた上にさらに聞く。「めづらしき事どもを―・ふるかな/源氏(関屋)」
(2)聞くことによって思いが加わる。「をかしかりける人の御心ばへかなとのみいとど―・へ給ふ/源氏(宿木)」

ききそこない

ききそこない [0] 【聞(き)損ない】
まちがって聞くこと。

ききそこなう

ききそこな・う [5] 【聞(き)損なう】 (動ワ五[ハ四])
(1)聞いてはいても相手の言うことをまちがえて聞く。聞きあやまる。「話の趣旨を―・う」
(2)聞く機会をのがす。「演奏会の実況放送を―・う」

ききそこなう

ききそこなう【聞き損なう】
⇒聞き違える,聞き漏らす.

ききたがえる

ききたが・える [5][4] 【聞(き)違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ききたが・ふ
「ききちがえる」に同じ。

ききたがる

ききたがる【聞きたがる】
be anxious[curious]to hear;be inquisitive.

ききただす

ききただ・す [4] 【聞き糺す・聞き質す】 (動サ五[四])
物事の不明な点などを質問して確かめる。「改めて―・す」

ききただす

ききただす【聞き糺す】
inquire <about> ;→英和
ascertain.→英和

ききだす

ききだす【聞き出す】
hear;→英和
find out;get wind of (うわさなどを).

ききだす

ききだ・す [3] 【聞(き)出す】 (動サ五[四])
(1)隠していることなどをたずねて,知る。「明日の予定を―・す」
(2)聞き始める。「ラジオ講座を―・す」
[可能] ききだせる

ききちがい

ききちがい [0] 【聞(き)違い】
まちがって聞くこと。聞きあやまり。ききちがえ。ききまちがい。

ききちがう

ききちが・う [4][0] 【聞(き)違う】
■一■ (動ワ五[ハ四])
「聞き違える」に同じ。「日を―・う」
■二■ (動ハ下二)
⇒ききちがえる

ききちがえ

ききちがえ [0] 【聞(き)違え】
「ききちがい」に同じ。

ききちがえる

ききちが・える [5] 【聞(き)違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ききちが・ふ
人の言葉を聞いて,他の言葉として受け取る。「話を―・える」

ききちがえる

ききちがえる【聞き違える】
hear[get] <a matter> wrong[amiss].

ききちゃ

ききちゃ [0] 【利(き)茶・聞(き)茶】
(1)「嗅(カ)ぎ茶」に同じ。
(2)茶の味を飲みわけること。

ききぢょく

ききぢょく [2][0] 【利き猪口】
利き酒のときに用いる猪口。純白の磁器で,底に青い蛇(ジヤ)の目模様がある小振りの湯呑み風の杯が多く用いられる。

ききつく

ききつ・く 【聞き付く】
■一■ (動カ四)
耳を傾けて聞く。聞き入る。「物の音に―・いて立てるに/源氏(末摘花)」
■二■ (動カ下二)
⇒ききつける

ききつぐ

ききつ・ぐ [3] 【聞(き)継ぐ】 (動ガ五[四])
次々に伝え聞く。人づてに聞く。「後の代の―・ぐ人も/万葉 4211」

ききつける

ききつ・ける [4] 【聞(き)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ききつ・く
(1)一般には知られていなかったことを聞き出して知る。聞きこむ。「新聞記者が―・ける」
(2)音や声を聞いて気がつく。「騒ぎを―・けて人が集まる」
(3)聞きなれている。「愚痴は―・けている」

ききつける

ききつける【聞き付ける】
(1) hear;→英和
catch <the sound> .→英和
(2) ⇒聞き慣れる.

ききつたえ

ききつたえ【聞伝え】
hearsay.→英和
〜る hear <of something> from others;know by hearsay.→英和

ききつたえ

ききつたえ [0] 【聞(き)伝え】
〔「ききづたえ」とも〕
人づてに聞くこと。伝聞。

ききつたえる

ききつた・える [5][0] 【聞(き)伝える】 (動ア下一)[文]ハ下二 ききつた・ふ
人から伝え聞く。「評判を―・えて入門者が殺到する」

ききづらい

ききづら・い [4][0] 【聞(き)辛い】 (形)[文]ク ききづら・し
(1)聞き取りにくい。「声が小さくて―・い」
(2)聞くにたえない。聞き苦しい。「いやなうわさ話は―・い」

ききて

ききて [0] 【聞(き)手・聴(き)手】
話を聞く方の人。
⇔話し手

ききて

ききて【聞手】
a hearer[listener];→英和
the audience (聴衆).→英和

ききて

ききて [0] 【利(き)手】
「利き腕(ウデ)」に同じ。

ききとおす

ききとお・す [3] 【聞(き)通す】 (動サ五[四])
始めから終わりまで聞く。「ラジオの英語講座を一年間―・した」

ききとがめる

ききとが・める [5] 【聞き咎める】 (動マ下一)[文]マ下二 ききとが・む
(1)人の話の誤りや問題点などに気づく。また,それに注意したり非難したりする。「彼のひとりごとを―・めた刑事は…」
(2)聞いて心にとめる。「なく鳥のねを―・めずぞ行きすぎにける/後撰(雑二)」

ききとがめる

ききとがめる【聞き咎める】
find fault with <a person's words> .

ききとどける

ききとど・ける [5] 【聞(き)届ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ききとど・く
(1)要求や願いなどを聞いて,それを認め許す。聞き入れる。「願いを―・ける」
(2)事実を聞いて確かめる。「北条家の様子を見て見届け,聞きて―・け/甲陽軍鑑(品一三)」

ききとどける

ききとどける【聞き届ける】
⇒聞き入れる.

ききとめる

ききと・める [4] 【聞(き)留める】 (動マ下一)[文]マ下二 ききと・む
聞いて心にとめる。「内容をしっかりと―・める」

ききともない

ききともな・い 【聞きとも無い】 (形)[文]ク ききともな・し
〔「ききたくもない」から転じた語。近世語〕
聞くのも嫌だ。聞き苦しい。「―・くとも小判の響きで聞かせて見せう/浄瑠璃・天の網島(上)」

ききとり

ききとり【聞き取り】
⇒ヒヤリング.

ききとり

ききとり [0] 【聞(き)取り・聴(き)取り】
(1)聞いて理解すること。聞いて知ること。「―調査」
(2)外国語を聞いて理解すること。ヒアリング。「―のテスト」

ききとりがき

ききとりがき [0] 【聴(き)取り書き】
(1)聞き取ったことを書き記すこと,また,書き記したもの。
(2)聴取書(チヨウシユシヨ)。

ききとりがくもん

ききとりがくもん [6] 【聞(き)取り学問】
自分で読んだり考えたりせず,人の話や説の聞いたままを覚えた学問。耳学問。

ききとりほうもん

ききとりほうもん [5] 【聞(き)取り法門】
聞きかじっただけの,いい加減な教義の知識。一般に,いい加減な知識。他人の見解などの受け売り。聞き取り傍問(ボウモン)。「生禅僧の―,何々ぞ。話頭・言句は多けれども/御伽草子・鴉鷺合戦」

ききとる

ききとる【聞き取る】
catch <a person's words> .→英和
聞き取れない inaudible.→英和

ききとる

ききと・る [3] 【聞(き)取る・聴(き)取る】 (動ラ五[四])
(1)音声や話を聞いてはっきり理解する。「雑音がひどくてよく―・れない」
(2)事情がわかるように聞く。「関係者からそのときの様子を―・る」
(3)聞いてよく記憶する。「しばしも弾き給はなむ,―・る事もや/源氏(常夏)」
[可能] ききとれる

ききとれる

ききと・れる [4] 【聞き蕩れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ききと・る
一心に聞き入って,心を奪われる。ききほれる。「芳江は瞬(マタタキ)もせず―・れて居たが/魔風恋風(天外)」

ききどころ

ききどころ [0] 【利(き)所】
(1)効き目のあるところ。「指圧の―」
(2)要点となるところ。肝心な点。「―を押さえる」

ききどころ

ききどころ [0] 【聞(き)所】
聞く価値のあるところ。「この曲の―」

ききどころ

ききどころ【聞所】
the essential point;the most interesting part.

ききなおす

ききなおす【聞き直す】
listen again;ask[inquire]again.

ききなおす

ききなお・す [4] 【聞(き)直す】 (動サ五[四])
(1)一度聞いたことをもう一度聞く。聞き返す。「録音テープを―・す」
(2)聞いて考えなおす。聞いてまちがいを改める。「まことならばこそあらめ,おのづから―・し給ひてむ/枕草子 82」
[可能] ききなおせる

ききながす

ききなが・す [4] 【聞(き)流す】 (動サ五[四])
聞いただけで心にとめない。聞いただけにしておく。「他人事と―・す」
[可能] ききながせる

ききながす

ききながす【聞き流す】
take no notice <of> ;pay no attention <to> .

ききなし

ききなし [0] 【聞(き)做し】
鳥のさえずりを,「てっぺんかけたか((ホトトギス))」などと,人の言葉に置き換えて聞くこと。

ききなす

ききな・す [3] 【聞(き)做す】 (動サ五[四])
聞いて…だと思う。強いてそれとして聞く。「水を切る櫂(カイ)の響が…床(ユカ)しく―・される/ふらんす物語(荷風)」

ききならう

ききなら・う 【聞き習ふ】 (動ハ四)
(1)いつも聞いていて,耳なれる。「間遠に―・ひ給へる御耳に/源氏(夕顔)」
(2)聞いて学ぶ。[日葡]

ききならす

ききなら・す 【聞き馴らす】 (動サ四)
常に聞いて耳にならす。「この―・したる琴をさへや/源氏(明石)」

ききなれる

ききなれる【聞き慣れる】
become familiar <with a person's voice> .→英和
聞き慣れた(慣れない) familiar (strange).

ききなれる

ききな・れる [4] 【聞き馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ききな・る
いつも聞いて耳になれている。「―・れた曲」

ききにくい

ききにくい【聞き難い】
(1) difficult[hard]to hear.(2) <It would be> rude to ask.

ききにくい

ききにく・い [4] 【聞き難い】 (形)[文]ク ききにく・し
(1)聞き取りにくい。「声が小さくて―・い」
(2)聞いて不愉快に感じる。聞き苦しい。「人の悪口は―・い」
(3)質問しにくい。「むずかしい人なので気楽に―・い」
[派生] ――さ(名)

ききのがす

ききのが・す [4] 【聞(き)逃す】 (動サ五[四])
聞こうと思っていたことを聞きそこなう。「大事なことを―・す」

ききはさむ

ききはさ・む 【聞(き)挿む】
■一■ (動マ五[四])
聞くとはなしに聞く。「小耳に―・む」「―・んだる刀の行方/歌舞伎・お染久松色読販」
■二■ (動マ下二)
{■一■}に同じ。「見むと思はばとあるを―・めて/蜻蛉(上)」

ききはずす

ききはず・す [4][0] 【聞(き)外す】 (動サ五[四])
(1)聞きもらす。聞きおとす。「一句でも巫女(クチヨセ)のいふことを―・すまいと/土(節)」
(2)最後まで聞かずに,途中でやめる。「―・して胸ぐら取り/浄瑠璃・大職冠」

ききはてる

ききは・てる [4] 【聞(き)果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 ききは・つ
終わりまで聞く。「私は畏(カシコマ)つて―・てると/高野聖(鏡花)」

ききばん

ききばん [0] 【聞番】
(1)江戸時代の大名家の役職。公儀の用向きを聞いて取り次ぐ。聞番役。留守居役。
(2)「聞き役{(2)}」に同じ。

ききひらく

ききひら・く 【聞き開く】 (動カ四)
聞いてその意味を理解する。「汝が申す所,一一に―・きぬ/曾我 10」

ききふる

ききふ・る 【聞き触る】 (動ラ下二)
聞きなれている。「是にかぎらず毎度―・れし事ぞかし/浮世草子・一代男 6」

ききふるした

ききふるした【聞き古した】
stale;→英和
hackneyed.→英和

ききふるす

ききふる・す [4] 【聞き旧す】 (動サ五[四])
聞きなれて新鮮味をなくす。「―・した話」

ききぶんせき

ききぶんせき [3] 【機器分析】
電子工学技術を応用した精巧な機器を用いて,物質の特定の物理的・化学的な特性を検出・測定することによって行う分析法の総称。赤外線分光分析・紫外線分光分析・ X 線分析・質量分析・ポーラログラフィー,各種のクロマトグラフィーなど。

ききべた

ききべた [0] 【聞(き)下手】
受け答えがへたで,相手に気楽に,また十分に話させることができないこと。また,その人。
⇔聞き上手(ジヨウズ)

ききほじる

ききほじ・る [4] 【聞き穿る】 (動ラ五[四])
あれこれと細かいことまでたずねる。「根掘り葉掘り―・る」

ききほれる

ききほ・れる [4] 【聞き惚れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ききほ・る
心を奪われてうっとりと聞き入る。「美声に―・れる」

ききほれる

ききほれる【聞き惚れる】
be charmed[enraptured] <with the conversation> ;be absorbed <in music> .

ききまちがい

ききまちがい [0] 【聞(き)間違い】
(1)まちがって聞くこと。聞き違い。
(2)相手の意図をとりちがえて聞くこと。

ききみみ

ききみみ【聞耳を立てる】
prick up one's ears <to> ;be all ears;listen <for footsteps> .→英和

ききみみ

ききみみ [0] 【聞(き)耳】
(1)注意を集中させて聞くこと。
(2)人聞き。外聞。「世の―もいかが/源氏(竹河)」

ききみみ=を立(タ)てる

――を立(タ)・てる
よく聞こうとして耳を澄ます。

ききみみ=潰(ツブ)す

――潰(ツブ)・す
わざと聞かぬふりをする。「さつきにから呼掛るのに何んで―・すのぢや/歌舞伎・韓人漢文」

ききみょうみょう

ききみょうみょう [1][2] 【奇奇妙妙】 (名・形動)[文]ナリ
非常に奇妙なさま。「一種―な形状(カツコウ)をした/復活(魯庵)」

ききめ

ききめ [0] 【利(き)目・効(き)目】
ある物の作用によって現れる効果。きいたしるし。効能。「―の早い薬」「忠告しても―がない」

ききめ

ききめ【効目】
(an) effect;→英和
efficacy.〜がある(ない) take effect (have no effect <on> ).

ききも

ききも [2][0] 【聞(き)喪】
「聞き忌み」に同じ。

ききもの

ききもの 【利き者】
「利け者」に同じ。「通俗三国志の―/歌舞伎・助六」

ききもの

ききもの [0] 【聞(き)物】
聞く価値のあるもの。「今回の―」

ききもの

ききもの【聞物】
a feature;→英和
the highlights <of the program> .〜である be worth hearing.

ききもらす

ききもら・す [4] 【聞(き)漏らす】 (動サ五[四])
(1)聞くべきことを聞かないでしまう。聞き落とす。「肝心な点を―・した」
(2)聞いてほかへもらす。「次々に―・しつつ/源氏(真木柱)」

ききもらす

ききもらす【聞き漏らす】
fail to hear[catch];miss <a word> .→英和

ききゃく

ききゃく [0] 【棄却】 (名)スル
(1)捨てて取り上げないこと。「動議を―する」
(2)〔法〕 訴訟法上,裁判所に対する申し立ての内容に理由がないとして排斥する裁判。刑事訴訟法では,手続きが適法になされていないという理由で手続きを打ち切る場合にもいう。
→却下(キヤツカ)

ききゃく

ききゃく【棄却する】
(1) reject;→英和
dismiss <a suit> ;→英和
remand <a case to a lower court> .→英和
(2) abandon.→英和

ききゃく

ききゃく [0] 【棋客】
⇒きかく(棋客)

ききゃくるい

ききゃくるい [3] 【鰭脚類】
食肉目鰭脚亜目に属する哺乳類の総称。アシカ科・セイウチ科・アザラシ科がある。ひれあし類。

ききやく

ききやく [0] 【聞(き)役】
(1)もっぱら人の話を聞く方の人。聞き手。「―にまわる」
(2)江戸時代,外敵の襲来など急を知らせるために長崎に置かれた役。九州・中国の各藩から二名ずつ派遣された。聞番(キキバン)。
(3)江戸幕府の目付(メツケ)の別名。

ききゅう

ききゅう【危急】
an emergency;→英和
a crisis.→英和
〜の場合に in case of emergency.

ききゅう

ききゅう【気球】
<fly> a balloon.→英和
‖観測気球 an observation balloon.熱気球 a hot-air balloon.

ききゅう

ききゅう [0] 【帰休】 (名)スル
家に帰って休息すること。特に,勤労者が会社の都合で一定期間勤務を離れて家にいること。
→一時帰休

ききゅう

ききゅう【帰休】
a <six months'> leave.→英和
帰休兵 a soldier on leave.

ききゅう

ききゅう [0] 【気球】
袋の中に,熱した空気や空気より軽いヘリウム・水素などの気体を入れて浮遊させる飛行装置。軽気球。

ききゅう

ききゅう [0] 【希求・冀求】 (名)スル
願いもとめること。望み欲すること。「自由と平和を―する」

ききゅう

ききゅう [0] 【箕裘】
〔「礼記(学記)」による。弓工の子は父を見習って柳枝をたわめて箕(ミ)を作ることを学び,鍛冶屋(カジヤ)の子は父が溶かした鉄で鍋釜を補修するのを見習って,獣皮をつづって裘(カワゴロモ)を作ることを学ぶ意から〕
父祖の業。家業。「―の業」「―を継ぐ」

ききゅう

ききゅう [0] 【企及・跂及】 (名)スル
努力して追いつくこと。匹敵すること。「パルセノン宮殿に―すべきものを見るを得ず/真善美日本人(雪嶺)」

ききゅう

ききゅう [0] 【危急】
危険な事態が目の前に迫っていること。「―の場合」

ききゅう

ききゅう [0] 【耆旧】
〔「耆」は六〇歳の称〕
年寄り。老人。

ききゅう

ききゅう [0] 【欷泣】 (名)スル
すすり泣くこと。欷歔(キキヨ)。

ききゅうかんそく

ききゅうかんそく [4] 【気球観測】
気球に計器をつけ,上空の風・気温・湿度などを観測すること。

ききゅうそんぼう

ききゅうそんぼう [0] 【危急存亡】
〔諸葛亮「前出師表」より。「ききゅうぞんぼう」とも〕
危機が迫って,生き残るか滅びるかという重大な瀬戸際(セトギワ)。「―の秋(トキ)」

ききょ

ききょ [1][2] 【起居】 (名)スル
立ったり,座ったりすること。転じて,日常の生活。「―をともにする」

ききょ

ききょ [1][2] 【寄居】 (名)スル
他人の家に身を寄せること。寄寓(キグウ)。寄食。「親類の家に―する」

ききょ

ききょ [1][2] 【欷歔】 (名)スル
すすり泣くこと。欷泣(キキユウ)。歔欷。「幾度か出しては見,見ては―す/舞姫(鴎外)」

ききょ

ききょ [1] 【箕踞】 (名)スル
両足を投げ出して座ること。その形が箕(ミ)に似ているのでいう。

ききょ

ききょ [1] 【跪居】 (名)スル
作法の一。両膝をついてつま先を立て,かかとの上に尻を置く姿勢。「御前に―する」

ききょう

ききょう [0] 【帰敬】 (名)スル
心から仏を信じ,敬うこと。きけい。

ききょう

ききょう [0] 【帰郷】 (名)スル
故郷へ帰ること。帰省。

ききょう

ききょう [0] 【棄教】 (名)スル
それまで信じていた信仰を捨てること。
→背教(ハイキヨウ)

ききょう

ききょう [0] 【桔梗】
(1)キキョウ科の多年草。山野に自生する。秋の七草の一。茎は高さ約80センチメートル。葉は卵形。夏から秋,径5センチメートルほどの青紫色で鐘形の花を茎頂に数個つける。栽培品には白色・半八重のものなどがある。漢方で根を去痰(キヨタン)・鎮咳(チンガイ)などの薬用とする。古名,アリノヒフキ・アサガオ・キチコウ。[季]秋。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は二藍(フタアイ),裏は青。きちこう。きこう。
(3)家紋の一。桔梗の花や葉をかたどったもの。
桔梗(1)[図]

ききょう

ききょう [0] 【奇矯】 (名・形動)[文]ナリ
言行などが普通の人とひどく変わっている・こと(さま)。「―な振る舞い」
[派生] ――さ(名)

ききょう

ききょう【奇矯な】
eccentric;→英和
whimsical.

ききょう

ききょう キキヤウ 【帰郷】
小説。大仏次郎作。1948年(昭和23)「毎日新聞」連載。戦中追放されて国外にあった主人公は,戦後の荒廃し伝統を失った日本に絶望して去る。戦後の文明批判の書。

ききょう

ききょう [0] 【気胸】
(1)胸膜腔内に空気またはガスのたまった状態。肺が収縮し,呼吸困難をきたす。外傷性気胸と自然気胸とがある。
(2)「気胸療法」の略。

ききょう

ききょう【帰京する】
return[come back]to the capital[Tokyo].→英和

ききょう

ききょう【桔梗】
《植》a Chinese bellflower.桔梗色 dark violet.

ききょう

ききょう【帰郷】
homecoming.→英和
〜する return home;return to one's home country[town,village].

ききょう

ききょう [0] 【帰京】 (名)スル
都へ帰ること。明治以前は京都へ,明治以後は東京へ帰ること。

ききょう

ききょう 【亀鏡】
「きけい(亀鏡)」に同じ。「善人ノ―ヲ学ブ/日葡」

ききょういろ

ききょういろ [0] 【桔梗色】
桔梗の花の色。藍色を帯びた紫色。

ききょうがさ

ききょうがさ [4] 【桔梗笠】
かぶり笠の一種。青・黄・赤などで彩った,桔梗の花を伏せた形の笠。祭礼などに用いる。
桔梗笠[図]

ききょうざら

ききょうざら [0] 【桔梗皿】
桔梗の花の形にかたどって作った皿。

ききょうしき

ききょうしき [2] 【帰敬式】
⇒髪剃(コウゾ)り(3)

ききょうぶくろ

ききょうぶくろ [4] 【桔梗袋】
底を桔梗の花の形のように五角形に作った小袋。本来は女子のもつもので財布などとした。
桔梗袋[図]

ききょうもん

ききょうもん 【桔梗門】
江戸城内郭大手六門の一。大手門と坂下門の中間にあり,中・小大名の登城口であった。内桜田門。

ききょうりょうほう

ききょうりょうほう [4] 【気胸療法】
肺結核の治療法の一。胸膜腔に空気を入れて肺を収縮させ,病巣の治癒を促進するもの。気胸。人工気胸術。

ききょうりょうほう

ききょうりょうほう【気胸療法】
《医》a pneumothorax treatment.

ききょく

ききょく [1][0] 【枳棘】
からたちといばら。ともにとげのある木。心にとげのある人にたとえてもいう。

ききょく

ききょく [0][1] 【棋局・棊局】
(1)碁盤。将棋盤。
(2)碁・将棋の局面。

ききょく

ききょく [0] 【鰭棘】
魚類の鰭(ヒレ)の支柱となっている鰭条(キジヨウ)のうち,先のとがった硬い骨質のもの。とげ。

ききょく

ききょく [1][0] 【器局】
才能と度量。器量。

ききょく

ききょく [2][1] 【危局】
危険の迫った状態。急迫した場面。

ききょらい

ききょらい [2] 【帰去来】
〔陶淵明(トウエンメイ)「帰去来辞」より。「来」は助辞〕
故郷に帰るために,官職をやめてその地を去ること。「かえりなんいざ」と訓読されてきた。

ききょらいのじ

ききょらいのじ 【帰去来辞】
陶淵明(トウエンメイ)の文章。405年作。彭沢(ホウタク)の令となったにもかかわらず,わずか八十余日で辞職し帰郷するに至った心境を記す。六朝第一の名文と称される。

ききよう

ききよう [0] 【聞(き)様】
聞く方法。聞く態度。

ききわく

ききわ・く 【聞き分く】
■一■ (動カ四)
聞いて判別する。「春やとき花やおそきと―・かむ鶯だにも鳴かずもあるかな/古今(春上)」
■二■ (動カ下二)
⇒ききわける

ききわけ

ききわけ [0] 【聞(き)分け】
話を聞いて納得すること。多く子供が大人にさとされ,納得して従うことにいう。「―のよい子」

ききわける

ききわける【聞き分ける】
(1) listen to reason (道理を).
(2) tell <the difference> by hearing (区別).
聞き分けのよい(ない) (un-)reasonable.→英和

ききわける

ききわ・ける [4] 【聞(き)分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ききわ・く
(1)聞いて相違を区別する。「 r と l の音を―・ける」
(2)聞いてその意を理解する。また,納得して従う。「あるじの君よく―・けて給へ/読本・雨月(蛇性の婬)」

ききわすれる

ききわす・れる [5] 【聞(き)忘れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ききわす・る
(1)聞いておくべきことを,忘れて聞かぬままにする。「名前を―・れる」
(2)聞いたことを忘れる。

ききわずらう

ききわずら・う 【聞き煩ふ】 (動ハ四)
聞いてつらく思う。「母北の方をせめ奉れば―・ひ給ひて/源氏(竹河)」

ききわたす

ききわた・す 【聞き渡す】 (動サ四)
辺り一帯の音を聞く。「砧の音もかすかに,こなたかなた―・され/源氏(夕顔)」

ききん

ききん [2][1] 【基金】
(1)ある事業・計画のために積み立てておく資金。
(2)財団法人・特殊法人などの基礎となる資金。「育英事業の―」
(3)地方公共団体が特定の目的のために維持する不動産・有価証券・預金などの財産。基本財産。

ききん

ききん【飢饉】
(a) famine;→英和
shortage <of water supply> .→英和
飢饉年 a lean year.

ききん

ききん【基金】
<establish> a fund;→英和
a foundation.→英和
国際通貨基金 the International Monetary Fund <IMF> .

ききん

ききん [2][1] 【飢饉・饑饉】
(1)農作物が極度に不作で,食物が不足すること。「天明の―」
(2)必要なものが極度に不足すること。「水―」

ききん

ききん [2][1] 【寄金】
金銭を寄付すること。また,その金銭。寄付金。「政治―」

ききんぞく

ききんぞく [2] 【貴金属】
産出量が少なく,貴重な金属。金・銀・白金族金属などをいい,酸やアルカリに冒されにくく,美しい金属光沢を保つ。「―店」
⇔卑金属

ききんぞく

ききんぞく【貴金属】
precious metals.‖貴金属店(商) a jewelry store (a jeweler).

きぎ

きぎ [1] 【木木】
たくさんの木。「―が色づく」

きぎ

きぎ [1] 【危疑】 (名)スル
あやぶみうたがうこと。「―逡巡(シユンジユン)」「毫も―する趣なし/慨世士伝(逍遥)」

きぎ

きぎ [1] 【気気】
人それぞれの気質。

きぎ

きぎ [1] 【機宜】
ある事をするのに適した機会。「―を得る」

きぎ

きぎ [1] 【嬉戯】 (名)スル
喜び遊ぶこと。うれしそうに遊びたわむれること。「群童の―する/西国立志編(正直)」

きぎく

きぎく [1][0] 【黄菊】
(1)黄色い花の菊。[季]秋。《手燭して色失へる―かな/蕪村》
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は黄,裏は青。また,表は黄,裏は萌黄(モエギ)。秋に用いる。

きぎし

きぎし 【雉子】
キジの古名。きぎす。「―はとよむ/古事記(上)」

きぎし=の頓使(ヒタヅカ)い

――の頓使(ヒタヅカ)い
行ったきり帰ってこない使い。
〔天孫降臨に先立って葦原(アシハラ)の中つ国の平定に派遣された天稚彦(アメワカヒコ)が,八年たっても復命せず,天上から詰問に遣わされたキジを射殺したという記紀の神話による〕

きぎす

きぎす [0] 【雉子】
キジの古名。[季]春。「焼け野の―」

きぎぬ

きぎぬ [1] 【生絹】
生糸で織った絹織物。精練していないので張りがありごわごわしている。せいけん。すずし。
⇔練絹(ネリギヌ)

きぎょ

きぎょ 【綺語】
「きご(綺語)」に同じ。「狂言―の理(コトワリ)/平家 9」

きぎょ

きぎょ 【帰御】
貴人が帰ること。「国母定めて―の志有らんか/盛衰記 32」

きぎょう

きぎょう [0] 【起行】
浄土教で,往生するための仏教的行為,特に念仏をとなえること。
→安心(アンジン)

きぎょう

きぎょう [1] 【企業】
営利の目的で継続的・計画的に同種の経済行為を行う組織体。また,その活動。

きぎょう

きぎょう【機業】
the textile[weaving]industry.

きぎょう

きぎょう [1] 【起業】 (名)スル
新しく事業を始めること。

きぎょう

きぎょう [0] 【鬼形】
鬼のかたち。鬼のすがた。

きぎょう

きぎょう [1][0] 【機業】
織物を作る事業。はた織り。「―家」

きぎょう

きぎょう【企業】
an enterprise;→英和
an undertaking.‖企業イメージ corporate image.企業家 an enterpriser.企業化する industrialize;produce <a thing> on a commercial basis.企業合併 a (an industrial) merger.企業広告 corporate advertisement.企業合同(連合) a trust (cartel).企業内組合 an enterprise union.企業秘密 a trade secret.

きぎょういしき

きぎょういしき [4] 【企業意識】
労働者の企業に対する帰属意識。

きぎょうか

きぎょうか [0] 【起業家】
新しく事業を起こし,経営する者。

きぎょうか

きぎょうか [0] 【企業家】
企業の経営を自分の責任で行う人。企業の経営者。企業者。

きぎょうかいけい

きぎょうかいけい [4] 【企業会計】
内外の利害関係者に財政状態・経営成績に関する資料を提供したり,経営管理のための情報を得るために企業によって行われる会計。

きぎょうかいけいげんそく

きぎょうかいけいげんそく [8] 【企業会計原則】
企業が準拠すべき会計の原則。企業会計制度対策調査会が,1949年(昭和24)に設定。会計実務の中で慣習として発達したもののうち,公正妥当と認められるものを要約したもの。

きぎょうかせいしん

きぎょうかせいしん [5] 【企業家精神】
企業者が備えている(備えるべき)特有の才能。企業者精神。アントルプルヌールシップ。

きぎょうかんしんよう

きぎょうかんしんよう [6] 【企業間信用】
手形・買掛金・未払金などの形態で行われる企業相互間の貸し借り。

きぎょうきょうてい

きぎょうきょうてい [4] 【企業協定】
価格や生産量などについて同業の企業が結ぶ取決め。
→カルテル

きぎょうくみあい

きぎょうくみあい [4] 【企業組合】
中小企業等協同組合法に基づいて設立される企業体。小規模業者が資本と労務を提供し合い,協同して商業・工業・鉱業・運送業・サービス業などの事業を行う生産組合。

きぎょうけいれつ

きぎょうけいれつ [4] 【企業系列】
企業集団における縦の企業関係のこと。一般的には大企業など中核企業と子会社や下請企業などの中小企業との間に,営業上の結びつきや資本関係などによって形成される縦の企業間結合。系列。

きぎょうけつごう

きぎょうけつごう [4] 【企業結合】
複数の企業が相互の利益のために結びつくこと。
→企業集中

きぎょうごうどう

きぎょうごうどう [4] 【企業合同】
⇒企業集中(キギヨウシユウチユウ)

きぎょうしゃ

きぎょうしゃ [2] 【起業者】
(1)新たに事業を行おうとする者。
(2)土地収用法(1951年制定)上,土地などを収用・使用することを必要とする事業を行う者。

きぎょうしゅうだん

きぎょうしゅうだん [4] 【企業集団】
(1)戦略的小会社を多数設立し,それらの会社があたかも一つの企業のように行動する集団。
(2)株式の持ち合いや生産・販売などの営業上のつながり,融資関係などで相互に緊密な関係を有し協調的な行動をとる,多数の企業の集まり。

きぎょうしゅうちゅう

きぎょうしゅうちゅう [4] 【企業集中】
企業が合併したり,カルテル・トラスト・コンツェルンのような形で組織構成すること。企業合同。

きぎょうせいび

きぎょうせいび [4] 【企業整備】
国家が特定目的のために,産業の合理化をはかり,諸企業を整理・統合して再編成すること。

きぎょうせきにん

きぎょうせきにん [4] 【企業責任】
公害・労働災害など,企業が生産活動によって他人に与えた損害について直接に負うべき賠償責任。
→無過失責任主義

きぎょうたんぽ

きぎょうたんぽ [4] 【企業担保】
株式会社が発行する社債のため,その会社の総財産を一体として担保の目的物とすること。企業担保法(1958年制定)により制度化された。

きぎょうだんち

きぎょうだんち [4] 【企業団地】
一地区全体を,企業立地を目的として開発し,さまざまなサービスを供する用地。

きぎょうち

きぎょうち [2] 【起業地】
事業を始めようとする土地。

きぎょうとうせい

きぎょうとうせい [4] 【企業統制】
主に独占的弊害の発生を防ぐために,政府が企業に対して行う統制。

きぎょうないきょういく

きぎょうないきょういく [6] 【企業内教育】
企業がその従業員に対して行う教育訓練。新入社員教育,技能・技術教育,教養教育などを含む。

きぎょうないくみあい

きぎょうないくみあい [6] 【企業内組合】
⇒企業別組合

きぎょうねんきん

きぎょうねんきん [4] 【企業年金】
事業主と従業員とが掛け金を分担し,企業内で運営される私的年金。

きぎょうばいしゅう

きぎょうばいしゅう [4] 【企業買収】
経営の効率化や製品の高付加価値化を目的に,他企業の部門や営業権などを買収したり,高度技術をもつ企業そのものを買収すること。
→エム-アンド-エー( M&A )

きぎょうべつくみあい

きぎょうべつくみあい [6] 【企業別組合】
企業あるいは事業所を基本単位として構成される労働組合。日本の労働組合の基本的形態。
⇔横断組合

きぎょうゆうち

きぎょうゆうち [4] 【企業誘致】
地域が地場の産業振興を目的に企業,とくに工場を誘致すること。そのために,基盤整備や税制面での優遇措置を講じたりする場合が多い。

きぎょうようざいさん

きぎょうようざいさん [6] 【企業用財産】
行政財産の一。国の企業またはその企業に従事する職員の住居用に供される国有財産。

きぎょうりとく

きぎょうりとく [4] 【起業利得】
⇒創業者利得(ソウギヨウシヤリトク)

きぎょうれんごう

きぎょうれんごう [4] 【企業連合】
⇒カルテル

きぎれ

きぎれ【木切れ】
a piece[chip]of wood.

きぎれ

きぎれ [0][3] 【木切れ】
木の切れはし。こっぱ。木片。

きぎん

きぎん 【季吟】
⇒北村(キタムラ)季吟

きぎんこう

きぎんこう [2] 【輝銀鉱】
硫化銀からなる鉱物。立方晶系。鉛灰色で金属光沢があり軟らかい。熱水鉱床に産し,銀の重要な原料鉱石。

きく

きく [1] 【崎嶇】 (形動タリ)
山道のけわしいさま。「更に―羊膓たる山間を穿(ウガ)ち/日光山の奥(花袋)」

きく

きく [1] 【喜懼】
よろこびとおそれ。一方で喜び,他方ではおそれること。

きく

きく [1][2] 【規矩】
〔「規」はコンパス,「矩」はものさし〕
人の行動の規準となる手本。規則。「以前は自分の信念を日常の―としてゐたが/復活(魯庵)」
→規矩準縄(ジユンジヨウ)

きく

きく [1] 【起句】
詩文の最初の一句。また特に,絶句の第一句。すなわち,起承転結の「起」。

きく

きく【菊】
a chrysanthemum.→英和
菊人形 a chrysanthemum doll <show> .

きく

きく [1] 【危懼】 (名)スル
あやぶみおそれること。危惧(キグ)。

きく

き・く [0] 【聞く・聴く】 (動カ五[四])
(1)音・声を耳で感じとる。耳に感じて,知る。「雨の音を―・く」「講義を―・く」「この近くと―・いて来た」
(2)心を落ち着け注意して耳に入れる。傾聴(ケイチヨウ)する。《聴》「音楽を―・く」
(3)人の言うことを理解して,受け入れる。また,従う。ききいれる。「親の言うことなどちっとも―・かない」「願いを―・く」「内に入りてそそのかせど女はさらに―・かず/源氏(明石)」
(4)(「訊く」とも書く)たずねて,答えを求める。問う。「名前を―・く」「自分の胸に―・く」
(5)においをかぐ。鑑賞したり調べたりする。「香を―・く」
(6)(「利く」とも書く)酒を味わって優劣などを判定する。
(7)釣りで,当たりがあったかどうか確かでないときに軽く竿(サオ)をあげて合わせてみる。
[可能] きける

きく

き・く [0] 【利く・効く】 (動カ五[四])
(1)作用・効果が現れる。「薬が―・く」「糊(ノリ)の―・いたシーツ」「ブレーキが―・かない」「双六打つに敵(カタキ)の采(サイ)―・きたる/枕草子(一六二・能因本)」
(2)機能が働く。能力が十分発揮される。「痛くて踏ん張りが―・かない」「スプリングの―・いたベッド」「犬は鼻が―・く」「目が―・く」「手ノ―・イタ細工/日葡」
(3)可能である。有効に働かせることができる。「無理が―・く」「洗濯が―・く」「展望が―・く」「つけの―・く店」
(4)「聞く{(6)}」に同じ。
[慣用] 押しが―・潰(ツブ)しが―

きく

きく【聞[聴]く】
(1)[聞こえる]hear;→英和
be heard;[聞き知る]hear <of> ;learn;→英和
listen (in) <to the radio> .→英和
(2)[従う]obey <one's parents> ;→英和
follow <a person's advice> ;→英和
grant (願いを);→英和
comply <with> (要求を);→英和
hear (訴えを).
(3)[尋ねる]ask;→英和
inquire;→英和
make reference <to> .
言うことを聞かない〔形〕unyielding;→英和
disobedient.→英和
…と言って聞かない insist <on> .→英和

きく

きく【利く】
be efficacious;have effect <on> ;be good <for> ;do <a person> good;tell <on> .→英和
からだが利かない be unable to move one's limbs.

きく

き・く (動カ五[四])
(「口をきく」の形で)ものを言う。「疲れて口を―・くのも面倒だ」「無駄口を―・く」
→口をきく
[可能] きける

きく

きく [2][0] 【菊】
(1)キク科の多年草。葉は卵形で波状に切れ込み,鋸歯がある。頭花は大小様々で小菊・中菊・大菊の別があり,一重また八重。色は白・黄・赤など多様。主に秋に咲く。古く中国から渡来したとされ,観賞に供されてきた。特に近世以降,多くの栽培品種が育成された。花弁を食用とするものもある。[季]秋。《―の香や奈良には古き仏たち/芭蕉》
(2)紋・模様の名。菊の花や葉をかたどったもの。
→菊花(キクカ)紋
(3)襲(カサネ)の色目の名。表は白,裏は蘇芳(スオウ)。裏は青・紫も。秋に着用。菊襲(キクガサネ)。
菊(2)[図]

きくあき

きくあき [0][2] 【菊秋】
菊月(キクヅキ)。

きくあわせ

きくあわせ [3] 【菊合(わ)せ】
(1)物合わせの一。左右に分かれて,両方からそれぞれ菊の花を出し,歌をつけて,優劣を競う遊び。
(2)菊の花をもちより,その花の美などを品評して優劣を争う集まり。菊くらべ。

きくいく

きくいく [0] 【鞠育】 (名)スル
養い育てること。養育。「父の其子を―するの労は/民約論(徳)」

きくいし

きくいし [2] 【菊石】
アンモナイトの化石。

きくいただき

きくいただき [3] 【菊戴】
スズメ目ウグイス科の小鳥。全長10センチメートル内外で,日本最小の鳥の一。背面はオリーブ色で翼に二本の白帯がある。頭頂に雄は赤黄色,雌は黄色の菊花状の羽毛がある。北海道・本州の亜高山帯に分布し,針葉樹林にすむ。冬は南部の平地に移る。[季]秋。
→松毟鳥(マツムシリ)
菊載[図]

きくいちもんじ

きくいちもんじ [5] 【菊一文字】
(1)花を大輪にし,一六弁に作った菊の花。
(2)〔茎(ナカゴ)に一六弁・二四弁の菊花紋を刻してあるところから〕
鎌倉初期,後鳥羽上皇が一文字則宗以下の御番鍛冶を召して鍛えさせ,自らも焼刃をしたと伝える刀剣。太刀姿細く品格が高い。菊の御作(ゴサク)。御所作り。

きくいむし

きくいむし キクヒ― [2] 【木食虫】
(1)キクイムシ科の甲虫の総称。体は一般に黒褐色の円筒形でかたく,体長1〜9ミリメートル。幼虫・成虫とも樹木の皮下や材部を食害する。林業の害虫。世界中に約七千種が知られる。
(2)甲殻綱等脚目の節足動物。体は黄白色の円筒形で,体長3ミリメートル内外。木造船の船底や海中の木材を食害する。全世界に分布。

きくいも

きくいも [0] 【菊芋】
キク科の多年草。北アメリカ原産。茎は高さ2メートル内外。夏から秋にかけ枝頂に径8センチメートルほどの黄色の頭状花を開く。塊茎は食用・飼料用。また,アルコールや果糖製造の原料とする。日本各地で野生化。
菊芋[図]

きくおか

きくおか キクヲカ 【菊岡】
姓氏の一。

きくおかけんぎょう

きくおかけんぎょう キクヲカケンゲウ 【菊岡検校】
(1792-1847) 江戸後期の地歌作曲家・演奏家。京都の人。「茶音頭」「笹の露」「夕顔」「磯千鳥」などを作曲。

きくか

きくか [0] 【菊科】
双子葉植物の一科。最も分化の進んだ大きな一群で,世界各地のあらゆる環境下に一〇〇〇属二〇〇〇〇種余りが生育する。ほとんど草本。いわゆる花は舌状花または管状花が多数集合した頭状花序で,属ごとに一定の組み合わせがみられる。観賞用としてキク・ダリヤ・マリーゴールド・コスモスなどが,食用としてチシャ(レタス)類・シュンギク・フキ・チコリなどがある。また,ブタクサ・ハルジョオン・セイヨウタンポポなど多数の帰化植物がある。

きくか

きくか [0][2] 【菊花】
〔「きっか」とも〕
(1)菊の花。
(2)菊の花の文様。
(3)六種(ムクサ)の薫物(タキモノ)の一。菊の香に模したもので,丁子香(チヨウジコウ)・沈香(ジンコウ)・麝香(ジヤコウ)などを練り合わせる。秋の薫物。

きくかぎり

きくかぎり [0] 【菊花切り】
大根の輪切りやカブなどに,切り込みを入れて菊の花びらのように細工したもの。甘酢漬け・塩漬けなどにする。

きくかしゅ

きくかしゅ [3] 【菊花酒】
中国で,菊を焼酎に浸したり黍(キビ)米と混ぜたりして造る酒。翌年9月9日に飲み,厄払いにする。

きくかしょう

きくかしょう [3] 【菊花賞】
イギリスのセントレジャー競走を範とし,毎年秋にサラブレッド系四歳馬によって行われる競馬のクラシック-レース。距離3000メートル。

きくかしょう

きくかしょう [3] 【菊花章】
大勲位に叙せられた者に賜る勲章。大勲位菊花章頸飾と大勲位菊花大綬章がある。

きくかしょうけいしょく

きくかしょうけいしょく [6] 【菊花章頸飾】
勲章のうち最上位のもの。大勲位に叙せられた者に頸(クビ)飾りと共に授与される。大勲位菊花章頸飾。

きくかせき

きくかせき [3] 【菊花石】
観賞石(水石)の一。菊花状に結晶した角閃石(方解石などに置換されているものもある)を含む輝緑凝灰(ギヨウカイ)岩。岐阜県本巣(モトス)郡根尾村から産出。特別天然記念物。

きくかだいじゅしょう

きくかだいじゅしょう [6] 【菊花大綬章】
大勲位に叙せられた者に与えられる勲章。菊花章頸飾に次ぐもの。大勲位菊花大綬章。

きくかなます

きくかなます [4] 【菊花膾】
「菊膾(キクナマス)」に同じ。

きくかのえん

きくかのえん [5] 【菊花の宴】
「菊(キク)の宴(エン)」に同じ。

きくかのさかずき

きくかのさかずき [0] 【菊花の杯】
「菊(キク)の杯(サカズキ)」に同じ。

きくかのさけ

きくかのさけ [0] 【菊花の酒】
「菊酒(キクザケ)」に同じ。

きくかもん

きくかもん [3] 【菊花紋】
菊花をかたどった紋。主に皇室・皇族の紋章。

きくからくさ

きくからくさ [4] 【菊唐草】
(1)〔「きくがらくさ」とも〕
ゴマノハグサ科の多年草。本州南西部の山地に自生。茎は細長く地をはい,節から根と葉を出す。葉はキクに似,柄が長く直立する。夏,葉腋(ヨウエキ)の短い花柄に白色の花をつける。ホロギク。
(2)唐草に菊の花をあしらった模様。

きくかわは

きくかわは キクカハ― 【菊川派】
浮世絵の一流派。江戸後期の菊川英山を祖とし,歌麿風の美人画をよくした。歌川派に対抗。

きくがさね

きくがさね [3] 【菊襲・菊重】
(1)「菊(キク){(3)}」に同じ。
(2)五つ衣(ギヌ)の配色の名。重ね袿(ウチキ)で,蘇芳(スオウ)を上を濃く,中へ次第に薄くして五枚重ね,その下に白を三枚重ねる。一説に,上衣は白,五つ衣は外から白二枚・薄紫二枚・紫,単(ヒトエ)を朱とする。
(3)「菊座{(1)}」に同じ。

きくがしらこうもり

きくがしらこうもり [6] 【菊頭蝙蝠】
コウモリの一種。体長約6.5センチメートル,翼を広げると30センチメートル以上になる大形種。全身茶褐色で鼻の周りにキクの花に似た複雑な皮膚のひだがある。北アフリカ・ユーラシアに広く分布。日本でもほぼ全土に見られる。

きくがわ

きくがわ キクガハ 【菊川】
(1)静岡県中部小笠(オガサ)郡の町。牧ノ原台地をひかえ,製茶業が発達。
(2)静岡県金谷町の地名。中世以来,東海道の宿駅。
(3)山口県南西部,豊浦郡の町。木屋川流域の米作地帯。スイカ・蜂蜜を特産。

きくがわら

きくがわら [3] 【菊瓦】
菊花文様のついた丸瓦。棟の側面に並べて装飾的に用いる。

きくきく

きくきく 【聞く聞く】 (副)
聞きながら。聞きつつ。「いり給ふをも―ねたるやうにてものし給ふなるべし/源氏(横笛)」

きくきり

きくきり [0] 【菊桐】
菊と桐の紋章。また,一六弁の菊と五七の桐をあしらった皇室の紋章。

きくきん

きくきん [0] 【麹菌】
⇒麹黴(コウジカビ)

きくぎ

きくぎ [1] 【木釘】
木製の釘。主に細工物に用いる。

きくくよう

きくくよう [3] 【菊供養】
東京浅草の浅草寺で,一〇月一八日(もと,陰暦九月九日重陽(チヨウヨウ)の節句)に菊花を手向けて行う供養。[季]秋。《ひざまづく童女の髪や―/水原秋桜子》

きくごぼう

きくごぼう [3] 【菊牛蒡】
(1)キク科の多年草。ヨーロッパ原産。高さ約80センチメートル。夏,黄色の花が咲く。若い葉はサラダに,長さ30センチメートルになる根は煮て食べる。
(2)モリアザミの俗称。

きくごろう

きくごろう キクゴラウ 【菊五郎】
⇒尾上(オノエ)菊五郎

きくごろうごうし

きくごろうごうし キクゴラウガウ― [6] 【菊五郎格子】
四本と五本の縞の格子の目に「キ」と「呂」の字を交互に入れた模様。「キ九五呂」に菊五郎をかけたもの。三代目尾上菊五郎の考案という。浴衣(ユカタ)地などに用いる。菊五郎縞。
菊五郎格子[図]

きくざ

きくざ [0] 【菊座】
(1)菊の花をかたどった座金(ザガネ)。武具・扉などに用いる。菊の座。菊重ね。
(2)ニホンカボチャの一品種。果実は扁球形で,深いたてみぞが多数はいる。キクザトウナス。
(3)肛門(コウモン)の異名。転じて,男色。「余程出来のいい―だと見えるなあ/滑稽本・七偏人」

きくざいく

きくざいく [3] 【菊細工】
菊の枝を曲げ,花や葉を細工して,人や動物などさまざまの形に作ること。また,その作品。

きくざけ

きくざけ [2] 【菊酒】
(1)菊の花を浸した酒。九月九日の重陽(チヨウヨウ)の節句に飲む。菊の酒。菊花の酒。
(2)味醂(ミリン)の一種。濃厚な味で,加賀国・肥後国の名産。

きくざし

きくざし [0] 【菊尺】
江戸時代,菊の花の寸法をはかるのに用いた物差し。曲尺(カネジヤク)六寸(約18センチメートル)を一尺とした。きくじゃく。

きくざら

きくざら [2][0] 【菊皿】
菊の花の形をした皿。また,菊の模様のついた陶器製の皿。

きくし

きくし 【麹氏】
高昌(コウシヨウ)国の王家の姓。
→高昌

きくじどう

きくじどう 【菊慈童】
(1)周の穆王(ボクオウ)に仕えた侍童(ジドウ)。罪あって南陽郡の酈県(レキケン)に流され,その地で菊の露を飲み不老不死の仙童となったという。慈童。
→菊水(キクスイ)
(2)能の一。四番目物。{(1)}の伝説を脚色したもの。観世流以外では「枕(マクラ)慈童」。

きくじゃく

きくじゃく [0] 【菊尺】
⇒きくざし(菊尺)

きくじゅつ

きくじゅつ [2] 【規矩術】
指し矩(ガネ)を用いて垂木や隅木などの建築部材の実形を幾何学的に割り出し,材木に墨付けをする技術。江戸幕府大棟梁の平内(ヘイノウチ)延臣(1791-1856)によって大成された。

きくじゅんじょう

きくじゅんじょう [1] 【規矩準縄】
〔「孟子(離婁上)」より。「規」はコンパス,「矩」はさしがね,「準」はみずもり,「縄」はすみなわ〕
行為や物事の規準。法則。手本。規則。

きくじん

きくじん [0] 【鞠訊・鞫訊】 (名)スル
取り調べ,罪を問いただすこと。鞠問。「頻りに―したれども/鬼啾々(夢柳)」

きくじん

きくじん [0] 【麹塵】
(1)色の名。ほとんど灰色みを帯びた黄緑色。古くは刈安(カリヤス)と紫根による染め色,近世は黄と青の糸による織り色をいう。天皇の略式の袍(ホウ)の色で禁色(キンジキ)の一。青色。山鳩。きじん。
(2)「麹塵の袍」の略。

きくじんのほう

きくじんのほう 【麹塵の袍】
天皇が略儀に着用した麹塵色の袍。桐・竹・鳳凰(ホウオウ)・麒麟(キリン)を組み合わせて一単位とした文様が用いられた。六位の蔵人(クロウド)が拝領して着用することもあった。青色の袍。

きくす

きく・す 【掬す】 (動サ変)
⇒きくする

きくすい

きくすい 【菊水】
中国,河南省内郷県にある河川。白河の支流。谷間に咲く大菊から露がしたたり落ち,川の水を飲んだ者は長寿であったという。また,この水で造った酒。菊の水。
→菊慈童(キクジドウ)

きくすい

きくすい [2][0] 【菊水】
家紋の一。流水に半輪の菊花が浮かび出たもの。楠木(クスノキ)氏の紋章。
菊水[図]

きくすいかみきり

きくすいかみきり キクスヒ― [5] 【菊吸天牛】
鞘翅目の甲虫。体長9ミリメートル内外。黒色で前胸の中央に赤い紋があり,上ばねは青灰色。長い鞭(ムチ)状の触角がある。キクの茎に輪状のかみ傷をつけて産卵し,幼虫は茎の中を下方に食い進み,根で蛹(サナギ)となって越冬する。キクの害虫。菊吸。

きくする

きく・する [3] 【掬する】 (動サ変)[文]サ変 きく・す
(1)水などを両手ですくう。「雪あり,…―・して之を食はんとし/不二の高根(麗水)」
(2)事情などをくみとって察する。「―・すべき意見」
(3)手にとって味わう。「秀明幽邃―・すべき森/緑簑談(南翠)」

きくする

きく・する [3] 【鞠する】 (動サ変)[文]サ変 きく・す
罪を問いただす。「罪の有無を―・する/西国立志編(正直)」

きくず

きくず [0][2] 【木屑】
木材を切ったり削ったりしたときに出る屑。

きくずみ

きくずみ [2] 【菊炭】
輪切りにした切り口に菊花状の割れ目のある炭。上質の櫟(クヌギ)炭。

きくずれ

きくずれ [2][0][4] 【気崩れ】 (名)スル
取引で,上昇相場のときに何かのきっかけで一時的に相場が下がること。

きくずれ

きくずれ [0][2] 【着崩れ】 (名)スル
着物の着付けがゆるみ,乱れること。「着物の前が―する」

きくずれる

きくず・れる [4] 【着崩れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 きくづ・る
着物の着付けがゆるみ乱れる。「衣(キヌ)の乱次(シドナ)く―・れたる/金色夜叉(紅葉)」

きくた

きくた 【菊田】
姓氏の一。

きくた

きくた 【菊多・菊田】
磐城(イワキ)国の郡名。今の福島県南部,太平洋岸の地域。

きくたかずお

きくたかずお 【菊田一夫】
(1908-1973) 劇作家・演出家。横浜生まれ。本名,数男。第二次大戦後「君の名は」「鐘の鳴る丘」などのラジオ-ドラマで人気を博し,また,「がめつい奴」「がしんたれ」などを上演,現在の商業演劇の方向を決定づけた。

きくたずり

きくたずり [0] 【菊多摺】
磐城国菊多郡から産した摺(ス)り模様。江戸中期に流行した。

きくたのせき

きくたのせき 【菊多の関】
勿来関(ナコソノセキ)の古名。

きくたびれ

きくたびれ [0][5] 【気草臥】
精神的な疲労。心のつかれ。

きくち

きくち 【菊池】
姓氏の一。肥後国菊池郡の豪族菊池氏が知られる。

きくち

きくち 【菊池】
熊本県北部の市。産業は製糸・製材・醸造など。豪族菊池氏発祥の地で,中世はその城下町として繁栄。

きくちおんせん

きくちおんせん 【菊池温泉】
熊本県菊池市,菊池神社付近にある単純泉。第二次世界大戦後に湧出。春のサクラで知られる。隈府(ワイフ)温泉。

きくちかん

きくちかん 【菊池寛】
(1888-1948) 小説家・劇作家。香川県生まれ。本名,寛(ヒロシ)。京大卒。第三,四次「新思潮」同人。主題を明確にした知的作風で知られ新理知派と称された。雑誌「文芸春秋」を創刊,芥川賞・直木賞を設定した。戯曲「父帰る」,小説「恩讐の彼方に」「真珠夫人」など。

きくちかんしょう

きくちかんしょう 【菊池寛賞】
菊池寛を記念して,文学・演劇・映画・新聞・放送・雑誌・出版および広く文化活動において創造的な業績をあげた個人・団体に年一回贈られる賞。

きくちけいげつ

きくちけいげつ 【菊池契月】
(1879-1955) 日本画家。長野県生まれ。旧姓,細野。本名,完爾。菊池芳文に師事しその嗣子となる。四条派の様式を基礎とした大和絵の古典的画法による典雅な画風を築く。代表作「立女」「供灯」など。

きくちござん

きくちござん 【菊池五山】
(1769?-1849?) 江戸後期の漢詩人。高松藩出身。市川寛斎に学ぶ。唐詩を排し宋詩を範とすべきことを説き,幕末江戸詩壇を指導。詩評に「五山堂詩話」がある。

きくちじんじゃ

きくちじんじゃ 【菊池神社】
菊池市にある神社。祭神は菊池武時・武重・武光。1870年(明治3)菊池城跡に創建。

きくちせいし

きくちせいし 【菊池正士】
(1902-1974) 実験物理学者。東京生まれ。大麓の四男。東大卒。雲母の薄膜による電子線の回折像(菊池像と呼ばれる)を得,量子力学の発展に寄与。戦後は原子力研究機関の要職を歴任。

きくちたけしげ

きくちたけしげ 【菊池武重】
(?-1341) 南北朝時代の武将。武時の長子。父の敗死後,九州南朝勢力の中心として活躍。

きくちたけとき

きくちたけとき 【菊池武時】
(?-1333) 鎌倉後期の肥後の有力御家人。法名,寂阿。元弘の乱後,後醍醐天皇の隠岐脱出に応じ,鎮西探題北条英時を博多に攻めたが,敗死した。

きくちたけとし

きくちたけとし 【菊池武敏】
南北朝時代の武将。武時の子。足利尊氏の九州下向に際し,太宰府の少弐氏と戦ってこれを下したが,足利・少弐軍に多々良浜で敗れた。生没年未詳。

きくちたけとも

きくちたけとも 【菊池武朝】
(1363-1407) 南北朝時代の武将。武光の孫。九州南朝方首将として征西将軍良成親王を推して,今川了俊と各地で交戦。

きくちたけみつ

きくちたけみつ 【菊池武光】
(?-1373) 南北朝時代の武将。武時の子。征西将軍懐良(カネナガ)親王を奉じて,大友・少弐氏らを退けて大宰府を占領したが,今川了俊が九州探題として下向後,筑後高良山に退いた。

きくちだいろく

きくちだいろく 【菊池大麓】
(1855-1917) 数学者。江戸生まれ。箕作秋坪(ミツクリシユウヘイ)の次男。東大総長・文相。理化学研究所初代所長。ヨーロッパの数学を日本に紹介,数学教育の振興に貢献。

きくちゆうほう

きくちゆうほう 【菊池幽芳】
(1870-1947) 小説家。水戸市生まれ。本名,清。大阪毎日新聞記者。同紙に発表した「己が罪」「乳姉妹」は家庭小説の先駆となった。ほかに「筆子」「毒草」など。

きくちようさい

きくちようさい 【菊池容斎】
(1788-1878) 幕末・明治初期の日本画家。江戸の人。名は武保。有職故実を学ぶ。古来の忠臣・義士五百人余の肖像と小伝を収める「前賢故実」で歴史画に新生面をひらいた。

きくぢしゃ

きくぢしゃ [2][0] 【菊萵苣】
エンダイブの別名。

きくつ

きくつ [0] 【奇崛】 (名・形動)[文]ナリ
(1)山が険しく変化があるさま。
(2)(転じて)物事が一風変わっていて優れているさま。

きくつ

きくつ [0] 【鬼窟】
(1)鬼の住んでいる洞窟。
(2)物事をよく知らないでものの道理にくらいこと。また,そういう仲間や,それらの人々の集まっている所。「英霊の俊児,亦遂に―裏に堕在して/野分(漱石)」

きくづき

きくづき [2] 【菊月】
陰暦九月の異名。[季]秋。

きくづくり

きくづくり [3] 【菊作り】
(1)菊を栽培すること。また,その人。[季]秋。
(2)「菊作りの太刀」の略。
(3)刺身の盛り方の一。イカ・フグなどの刺身を菊の花のように盛り中央にワサビを置いたもの。

きくづくりのたち

きくづくりのたち 【菊作りの太刀】
「菊一文字」の太刀。

きくとうだい

きくとうだい [3] 【菊灯台】
台座を菊花にかたどった灯明台。菊灯。

きくとかたな

きくとかたな 【菊と刀】
〔原題 The Chrysanthemum and the Sword〕
R =ベネディクト著。1946年刊。日本文化を文化類型論の視角から恥の文化としてとらえ,日本人の恩や義理・人情の問題,恥の意識などを分析。

きくとじ

きくとじ [0] 【菊綴じ】
直垂(ヒタタレ)・水干・素襖(スオウ)などの縫い目に補強と装飾を兼ねてとじつけた組紐。先端を総状にほぐして,菊の花の形にした。後世,くけ紐・革紐も用い,先端をほぐさないものは結び菊綴じといった。
菊綴じ[図]

きくな

きくな [0] 【菊菜】
シュンギクの異名。主に関西での言い方。[季]春。

きくなます

きくなます [3] 【菊膾】
菊の花弁をゆでて甘酢につけた酢の物。菊花膾。[季]秋。

きくならく

きくならく 【聞くならく】 (連語)
〔「ならく」は伝聞の助動詞「なり」のク語法。「聞道」「聞説」の訓読から生じた語〕
聞くところによると。「―春色園中に遍(アマネ)しと/文華秀麗(下)」

きくにがな

きくにがな [3] 【菊苦菜】
チコリーの別名。

きくにんぎょう

きくにんぎょう [3] 【菊人形】
菊細工で衣装を飾った人形。物語や歌舞伎の当たり狂言,世相・風俗などに取材したものが多い。[季]秋。

きくのえん

きくのえん [4] 【菊の宴】
陰暦九月九日,重陽(チヨウヨウ)の節句に宮中で行われた観菊の宴。菊酒を賜った。きくのえに。菊花の宴。菊の節会(セチエ)。

きくのきせわた

きくのきせわた 【菊の被綿】
中古,陰暦九月八日の夜,菊の花にかぶせてその露と香りとをうつしとった綿。翌日の重陽(チヨウヨウ)の節句にその綿で身をなでると,長寿を保つといわれた。菊綿。着せ綿。菊の綿。

きくのさかずき

きくのさかずき 【菊の杯】
菊の宴に,菊の花を浮かべた酒杯(シユハイ)。菊花のさかずき。

きくのさけ

きくのさけ [0] 【菊の酒】
「きくざけ(菊酒){(1)}」に同じ。[季]秋。

きくのしずく

きくのしずく 【菊の雫】
菊に置いた露。飲めば長寿を保つという。菊の露。「花より伝ふ―に/新千載(秋下)」

きくのしたみず

きくのしたみず 【菊の下水】
菊の根もとを流れる水。この水を飲むと長生きするといわれた。

きくのせちえ

きくのせちえ 【菊の節会】
⇒菊の宴(エン)

きくのせっく

きくのせっく [0] 【菊の節句】
五節句の一。陰暦九月九日の節句。重陽(チヨウヨウ)の節句。[季]秋。

きくのたかはま

きくのたかはま 【企救の高浜】
北九州市小倉区付近の海浜。現在は埋め立て地。企救の浜。企救の長浜。

きくのつゆ

きくのつゆ 【菊の露】
「菊の雫(シズク)」に同じ。

きくのはな

きくのはな 【菊の花】
狂言の一。太郎冠者がぼうぼう頭に菊の花をさしていたのが機縁で上臈(ジヨウロウ)に誘われて祇園(ギオン)へ遊びに行くが,草履(ゾウリ)を盗んで見つかり恥をかく。茫々頭(ボボウガシラ)。北野参(キタノマイリ)。

きくのひ

きくのひ [4] 【菊の日】
陰暦九月九日。菊の節句。重陽(チヨウヨウ)の節句。

きくのま

きくのま 【菊の間】
〔部屋の襖(フスマ)に菊が描かれていたのでいう〕
江戸城内の大名の詰め所の一。三万石以下の譜代大名・大番頭などが詰めた。

きくのり

きくのり [0] 【菊海苔】
(1)食用菊の花弁をゆで,板状にして乾燥させたもの。使用時にゆでてもどし,浸し・酢の物などに使用。
(2)オキツノリの別名。

きくはんさい

きくはんさい [2][0] 【菊半截】
〔「きくはんせつ(菊半截)」の慣用読み〕
書籍の判型の一。菊判{(2)}の半分の大きさ。A6 判よりやや大きい。

きくはんとう

きくはんとう 【企救半島】
福岡県北九州市北東端の半島。関門海峡と周防灘(スオウナダ)を境する。

きくばり

きくばり【気配り】
care;→英和
consideration.→英和

きくばり

きくばり [2] 【気配り】 (名)スル
あれこれ細かく心を遣うこと。配慮。「―が足りない」

きくばん

きくばん [0] 【菊判】
(1)〔輸入された当初,菊花の商標が付いていたからいう〕
紙の原紙寸法の一。縦939ミリメートル(三尺一寸),横636ミリメートル(二尺一寸)。A 判よりやや大きい。菊全判。
(2)書籍の判型の一。菊全判を長辺・短辺とも四分の一にした大きさで,ほぼ縦218ミリメートル(七寸二分),横152ミリメートル(五寸)。A5 判よりやや大きい。

きくびしお

きくびしお [3] 【菊醤】
黄菊の花に熱湯をそそぎ,塩をふって漬け,麹(コウジ)や唐辛子を加え,重石でおして作った食品。

きくびな

きくびな [3][0] 【菊雛】
重陽(チヨウヨウ)の節句に飾る雛人形。菊の雛。

きくびより

きくびより [3] 【菊日和】
菊の花の咲く頃のよい天候。秋の穏やかな晴天。[季]秋。

きくまくら

きくまくら [3] 【菊枕】
菊の花びらを入れて作った枕。香りがよく,頭痛などに効能があるという。[季]秋。

きくみ

きくみ [3] 【菊見】
菊の花を観賞すること。観菊。

きくむし

きくむし [0] 【菊蒸(し)】
菊の葉の上に,塩で味つけした鯛(タイ)などの淡泊な魚肉をのせて蒸した料理。

きくむすび

きくむすび [3] 【菊結び】
ひもの結び方の一。結んだ形が菊の花に似たもの。装飾に用いる。
→花結び

きくめいし

きくめいし [3] 【菊目石】
腔腸動物花虫綱に属する造礁サンゴの一種。個虫は径1センチメートル内外であるが,群体は塊状で大きなものは径3メートルに達する。駿河湾以南の暖流域に分布。菊銘石(キクメイセキ)。海花石。

きくめいせき

きくめいせき [3] 【菊銘石】
⇒菊目石(キクメイシ)

きくもん

きくもん [0] 【鞠問・鞫問】 (名)スル
罪をしらべて問いただすこと。鞠訊。「直に作太を―せらるるに/新聞雑誌 18」

きくよう

きくよう キクヤウ 【菊陽】
熊本県北部,菊池郡の町。熊本市に接する農業地帯であったが熊本空港の建設などで都市化がすすむ。

きくらげ

きくらげ [2] 【木耳】
担子菌類キクラゲ目のきのこ。ブナなどの枯れ木に群生する。径約5センチメートルの不規則な耳形で,暗褐色。ゼラチン質で,乾燥すると堅い軟骨質になる。近縁のアラゲキクラゲとともに食用とする。[季]夏。

きくらげ

きくらげ【木耳】
《植》a Jew's ear.

きくわた

きくわた [2] 【菊綿】
⇒菊(キク)の被綿(キセワタ)

きくん

きくん [1][2] 【貴君】 (代)
二人称。男性が主に手紙や文書などで同輩程度の者に対して敬意をもって用いる語。「―の御成功を祈る」

きぐ

きぐ【危惧】
fear;→英和
misgivings.

きぐ

きぐ [1] 【機具】
機械・道具の類。「農―」

きぐ

きぐ [1] 【器具】
簡単な構造の機器や道具。「電気―」

きぐ

きぐ [1] 【危惧】 (名)スル
うまくいかないのではないかと,あやぶむこと。危懼(キク)。「―の念を抱く」「遺漏の生ずることを―する」

きぐ

きぐ [1] 【木具】
(1)檜(ヒノキ)の白木などで作った器具。
(2)足付き折敷(オシキ)の別名。木具膳(ゼン)。

きぐ

きぐ【器具】
a utensil;→英和
a tool;→英和
an implement.→英和

きぐう

きぐう [0] 【帰寓】 (名)スル
居所に立ち戻ること。「黄昏―せんとの言あれば/花柳春話(純一郎)」

きぐう

きぐう【寄寓する】
live <with a person's family> .→英和

きぐう

きぐう [0] 【羇寓】
旅ずまい。旅泊。

きぐう

きぐう [1][0] 【奇偶】
(1)奇数と偶数。半(ハン)と丁(チヨウ)。
(2)博打(バクチ)。

きぐう

きぐう [0] 【奇遇】
思いがけず出会うこと。不思議な縁で巡り会うこと。「旅先で会うとは―だ」

きぐう

きぐう [0] 【寄寓】 (名)スル
一時的に他人の家に住むこと。また,仮のすまい。「友人の家に―する」

きぐう

きぐう【奇遇】
an unexpected[a chance]meeting.

きぐすり

きぐすり【生薬】
⇒漢方薬,生薬(しようやく).

きぐすり

きぐすり [2] 【生薬】
⇒しょうやく(生薬)

きぐすりや

きぐすりや [0][4] 【生薬屋】
生薬を売る店。転じて,薬屋。

きぐせ

きぐせ [0] 【着癖】
衣服の着方に見られるその人特有の癖。

きぐぜん

きぐぜん [2] 【木具膳】
足付き折敷(オシキ)の別名。木具。

きぐち

きぐち【木口】
the quality of timber[lumber]used.

きぐち

きぐち [1] 【木口】
(1)材木の種類・品質。
(2)材木の切り口。こぐち。
(3)手提げ袋などの口につけた木製の取っ手。

きぐつ

きぐつ [1] 【木沓・木履】
木をくりぬいて作ったくつ。

きぐみ

きぐみ [3][0] 【木組(み)】
建築に際して,木材に切り込みをつけて組み合わせること。

きぐみ

きぐみ [0] 【気組(み)】
物事をしようとするときの積極的な心構え。意気込み。「―が足りない」「一番首を討取る―で/婦系図(鏡花)」

きぐや

きぐや [2] 【木具屋】
木具の製造を業とする人。また,それを売る店。

きぐらい

きぐらい [2] 【気位】
自分の品位を誇りに思い,それを保とうとする心の持ち方。「―が高い」

きぐらい

きぐらい【気位が高い】
be proud[haughty];hold one's head high.

きぐるし

きぐる・し 【気苦し】 (形シク)
つらく悲しい。「―・しき事たゆべからず/こんてむつすむん地」

きぐるま

きぐるま 【轜車】
「じしゃ(轜車)」に同じ。「其の葬らむ時…―有れ/日本書紀(孝徳訓)」

きぐろう

きぐろう [2] 【気苦労】 (名・形動)[文]ナリ
いろいろと気を遣い,精神的に苦労する・こと(さま)。「―が絶えない」「此間中からの―な顔色が/黴(秋声)」

きぐろう

きぐろう【気苦労】
worry;→英和
anxiety.→英和
〜が絶えない have constant cares.

きけい

きけい [0] 【詭計】
人をだましおとしいれる計略。偽計。「―にかける」「―に陥る」

きけい

きけい [0] 【機警】 (名・形動)[文]ナリ
機知があって賢い・こと(さま)。「精透なる批評も―なる論断も/罪と罰(魯庵)」

きけい

きけい【奇形】
(a) deformity.→英和
奇形児 a deformed[malformed]child.

きけい

きけい [0] 【奇警】 (名・形動)[文]ナリ
すぐれて賢いこと。言動などが並はずれていること。また,そのさま。奇抜。「―なる語を以て形容するならば/吾輩は猫である(漱石)」

きけい

きけい【奇計】
a cunning plan; <resort to> a clever stratagem.

きけい

きけい [0] 【奇景】
変わった素晴らしい景色。「天下の―」

きけい

きけい [0] 【奇計】
普通では考えもつかないような巧みな計略。奇策。「―をもって敵の囲みを破る」

きけい

きけい [0] 【奇形・畸形・畸型】
(1)動植物で,正常の形状と異なったもの。遺伝子の異常や発育の異常の結果生ずる。
(2)普通と違って変わっている形。奇妙な形。

きけい

きけい 【亀鏡】
手本。模範。亀鑑。ききょう。「誠に一世の冥加,末代の―なりと/幸若・本能寺」

きけい

きけい [1][2] 【貴兄】 (代)
二人称。主に手紙文で,男性が親しい先輩や同輩に対して敬意をもって用いる語。「―の御忠告身にしみて感じました」

きけい

きけい【詭計】
an artifice;→英和
<play> a <mean> trick <on> .→英和

きけい

きけい [0] 【忌景】
〔「景」は日の意〕
死者の回向(エコウ)などをする日。忌日。「百日の―既に満てり/曾我 11」

きけいじ

きけいじ [2] 【奇形児】
奇形を有する小児。

きけつ

きけつ [0] 【奇傑】
風がわりな豪傑。

きけつ

きけつ [0] 【起結】
(1)ものごとの始めと終わり。終止。
(2)漢詩・漢文の,起句と結句。

きけつ

きけつ [0] 【剞劂】
〔「剞」は曲がった刀,「劂」は曲がった鑿(ノミ)〕
(1)彫刻用の小刀と鑿。また,それを用いて彫ること。彫刻。
(2)版木を彫ること。上梓(ジヨウシ)。出版。

きけつ

きけつ [0] 【既決】
(1)すでに決まったこと。「―事項」
(2)裁判で確定判決がすでに下っていること。
⇔未決

きけつ

きけつ [0] 【帰結】 (名)スル
(1)最後にたどりつくこと,またその結論や結果。「当然の結論に―する」
(2)〔哲・論〕
〔consequence〕
原因となる事態から結果として生起する何らかの事態。また,論理的関係において前提から導き出される結論。
⇔理由

きけつ

きけつ [1][0] 【気血】
人の生気と血液。また,血液の循環。

きけつ

きけつ【帰結】
a conclusion.→英和
当然の〜として(…になる) as a natural consequence (it follows that….).

きけつ

きけつ【既決の】
decided;→英和
settled;convicted (罪の).‖既決囚 a convict.(書類が)既決 <標示> Out.

きけつし

きけつし [3] 【剞劂氏】
版木を彫る人。版木屋。

きけつしゅう

きけつしゅう [3] 【既決囚】
有罪の判決がすでに確定し,刑の執行を受けている囚人。
⇔未決囚

きけもの

きけもの [0] 【利け者】
腕利きの者。はばをきかせている者。ききもの。「土佐村さんは自由党でも―の方だから/社会百面相(魯庵)」

きける

き・ける (動カ下一)
〔近世江戸語〕
乗せる。上に置く。「とんだおもてえものを,よく頭へ―・けて歩きなさるの/滑稽本・膝栗毛 7」

きける

き・ける 【聞ける】 (動カ下一)
〔中世後期から近世江戸語へかけての語〕
聞かせる。「わしがにやあ読みづれえ。よんで―・けさつしやれ/洒落本・道中粋語録」

きけわだつみのこえ

きけわだつみのこえ
第二次大戦の出陣学徒兵七五名の遺稿集。副題「日本戦没学生の手記」。1949年(昭和24)刊。全国の大学・高等専門学校から募集した日記・手記・書簡などを収めたもの。

きけん

きけん 【喜見】
「喜見城」の略。

きけん

きけん【棄権する】
give up[abandon]one's right;abstain from voting (投票を);[競技]be absent;give up without competing.‖棄権者 an absentee.棄権率 an abstention rate.

きけん

きけん [0] 【窺見】 (名)スル
のぞいて見ること。

きけん

きけん [0] 【棄権】 (名)スル
権利をすてて行使しないこと。

きけん

きけん【危険】
(a) danger;→英和
(a) peril;→英和
(a) risk (冒険).→英和
〜な dangerous;→英和
perilous;→英和
risky.→英和
〜にさらす endanger.→英和
〜を冒す venture;→英和
run a risk.‖危険区域(信号) a danger zone (signal).危険思想 dangerous thoughts.危険物(人物) a dangerous object (character).

きけん

きけん [2] 【貴顕】 (名・形動)[文]ナリ
身分が高く,名声があること。また,その人やさま。「―紳士」「―なる人/西国立志編(正直)」

きけん

きけん [0] 【危険】 (名・形動)[文]ナリ
あぶないこと。身体や生命に危害または損失の生ずる恐れがあること。また,そのさま。
⇔安全
「―な仕事」「―を避ける」
[派生] ――さ(名)

きけん

きけん [0] 【気圏】
⇒大気圏(タイキケン)

きけんあいこうしゃ

きけんあいこうしゃ [6] 【危険愛好者】
不確実性下の意思決定において,あえて危険をおかすことを望む者。厳密には,ある確実な所得と,それと同額の期待値をもつ籤(クジ)とを比べた時,後者の方を好む者として定義される。

きけんかいひしゃ

きけんかいひしゃ [6] 【危険回避者】
不確実性下の意思決定において,危険の少ない方を望む者。厳密には,ある確実な所得と,それと同額の期待値をもつ籤(クジ)とを比べた時,前者の方を好む者として定義される。

きけんしそう

きけんしそう [4] 【危険思想】
国家や社会の存立を危うくするとみなされる思想。

きけんしんごう

きけんしんごう [4] 【危険信号】
(1)交通機関などにおいて,危険を警告するための赤色旗・赤色灯などの信号。
(2)健康状態や社会状況の危険を暗示する物事。

きけんじょう

きけんじょう 【喜見城】
帝釈天(タイシヤクテン)の居城。須弥山(シユミセン)の頂上にあり,その四門には四大園があって,諸天人が遊楽するという。喜見。喜見宮。善見城。

きけんじんぶつ

きけんじんぶつ [4] 【危険人物】
(1)危険思想をもっている者。
(2)何を起こすかわからない油断できない人。注意人物。

きけんせい

きけんせい [0] 【危険性】
危険のおそれ。「失敗する―がある」

きけんせきにん

きけんせきにん [4] 【危険責任】
危険な施設・機械などにより,社会に対して危険を与えている者が,それによって生じる損害について負う賠償責任。

きけんちゅうりつしゃ

きけんちゅうりつしゃ [7] 【危険中立者】
不確実性下の意思決定において,危険の大小を考慮しない者。厳密には,ある確実な所得と,それと同額の期待値をもつ籤(クジ)とを比べた時,両者を同等に好む者として定義される。

きけんなかんけい

きけんなかんけい 【危険な関係】
〔原題 (フランス) Les Liaisons dangereuses〕
ラクロの小説。1782年刊。上流社会を舞台とし,恋愛心理分析と当時の風俗とを描いた書簡体小説。フランス心理小説の代表的作品の一。

きけんはん

きけんはん [2] 【危険犯】
犯罪の構成要件上,実害の発生することを要せず,法益が侵害される危険または脅威が生ずれば成立するとされる犯罪。放火罪など。危殆(キタイ)犯。
⇔侵害犯

きけんふたん

きけんふたん [4] 【危険負担】
売買のような双務契約において,債務の一方が当事者の責任ではなく,不可抗力で消滅したとき,これと対価関係にある他方の債務が消滅するかという問題。

きけんぶつ

きけんぶつ [2] 【危険物】
危害を生ずる恐れのある物品。消防法上,発火性または引火性の強い物品をいい,その製造・貯蔵・取り扱いなどに一定の制限を加える。

きけんぶつとりあつかいしゃ

きけんぶつとりあつかいしゃ [2][5] 【危険物取扱者】
消防法に基づき,危険物の取り扱い作業に従事する者。甲・乙・丙種の資格がある。

きげい

きげい [0][1] 【奇芸】
珍しい芸や演技。

きげき

きげき【喜劇】
<play> a comedy;→英和
a farce.→英和
〜的な comic(al);→英和
farcical.‖喜劇俳優 a comedian.

きげき

きげき [1] 【喜劇】
〔comedy〕
(1)諧謔(カイギヤク)・機知・風刺などに富む演劇。幸福な結末をとるものが多い。コメディー。
⇔悲劇
(2)人が思わず笑い興じてしまう滑稽な出来事。

きげき

きげき [0] 【詭激】 (名・形動)[文]ナリ
言行が度を失って激しい・こと(さま)。「其の言論の―なりと見做(ミナ)す時は/雪中梅(鉄腸)」

きげこ

きげこ [2] 【生下戸】
全く酒の飲めない人。「貫一は―なれば/金色夜叉(紅葉)」

きげつ

きげつ [1] 【期月】
(1)前もって定めた期限の月。
(2)一か月。

きげつ

きげつ [1] 【忌月】
忌日のある月。祥月(シヨウツキ)。命月(メイゲツ)。きづき。

きげつ

きげつ [1] 【虧月】
欠けている月。丸くない月。
⇔盈月(エイゲツ)

きげん

きげん [0] 【帰元】
〔仏〕 涅槃(ネハン)の世界に入ること。悟った人が死ぬこと。死。帰真。帰寂。帰本。

きげん

きげん【起源】
(an) origin;→英和
a beginning.…に〜する originate[have origin]in….

きげん

きげん【期限】
<fix> a term;→英和
a period;→英和
<米> a deadline.→英和
〜の切れた time-expired <tickets> .‖期限満了 the expiration of a term.支払期限 the time of payment.有効期限 the term of validity.

きげん

きげん [1] 【起源・起原】
物事の起こるもと。起こり。根源。始まり。「人類の―を探る」「地名の―」

きげん

きげん【紀元】
an era;→英和
an epoch.→英和
‖紀元(前)67年 A.D.67[ <米> 67 A.D.](67 B.C.).

きげん

きげん [0] 【機嫌】
■一■ (名)
(1)(愉快か不愉快かという)人の気分の状態。気持ち。「―が悪い」「―がよい」「―を直す」
(2)人の安否や近況。「ご―を伺う」
(3)〔もと仏教語で,「譏嫌」とも書く〕
世間の人がそしりきらうこと。「聖人は食(ジキ)を要し給ふことなしといへども,―のために求め給ふか/今昔 7」
(4)ようす。事情。「京の―をぞうかがひける/義経記 2」
(5)時機。都合。「世に従はん人は,先づ―を知るべし/徒然 155」
■二■ (形動)[文]ナリ
(多く「御(ゴ)」の付いた形で)いい気分であるさま。
→ごきげん

きげん

きげん [1] 【期限】
(1)前もって決められた時期。一定の期間。「―が過ぎる」
(2)法律行為の効力の発生・消滅,または債務の履行を将来到来することが確実な事実の発生まで延ばす附款(フカン)。またその事実。
→条件

きげん

きげん [0] 【奇幻】 (名・形動)[文]ナリ
あやしく不思議な・こと(さま)。「洵に霊怪―測識すべからざるの者なり/明六雑誌 20」

きげん

きげん [1] 【紀元】
歴史上の年数を数える出発点となる年。現在国際的には西暦紀元が用いられている。日本では1872年(明治5),神武天皇即位の年(西暦紀元前660)を皇紀元年としたが,普通用いない。

きげん

きげん [0] 【危言】
〔「論語(憲問)」より。「危」は高い意〕
言葉遣いが卑俗になるのを慎むこと。また,高尚な言葉。

きげん

きげん [0] 【奇言】
変わった珍しい言葉。奇抜な言葉。奇語。

きげん

きげん【機嫌】
one's (state of) health;humor;→英和
mood.→英和
〜をとる humor;→英和
soothe;→英和
flatter (へつらう).→英和
〜が良い(悪い) be in good (ill) humor;→英和
be cheerful (moody,cross).

きげん=を取る

――を取・る
人の気持ちを慰め和らげるようにする。人の気に入るように振る舞う。

きげん=気褄(キヅマ)を取る

――気褄(キヅマ)を取・る
〔「機嫌を取る」と「褄を取る」という言い方を重ねて口調を調えた語〕
機嫌を取る。

きげんうかがい

きげんうかがい [4] 【機嫌伺い】
人の安否や近況をたずねること。「ご―に行く」

きげんかい

きげんかい [2] 【機嫌買い】
(1)〔「機嫌変え」の転か〕
その時の気分で,他人に対する好悪の感情が変わりやすいこと。また,その人。「少し御新造は―なれど/大つごもり(一葉)」
(2)相手の機嫌をとろうとすること。また,その人。

きげんがお

きげんがお [0] 【機嫌顔】
機嫌のよい顔つき。

きげんじょうご

きげんじょうご [4] 【機嫌上戸】
酒に酔うと機嫌のよくなる酒飲み。

きげんせつ

きげんせつ [2] 【紀元節】
二月一一日。四大節の一。1872年(明治5),日本書紀伝承による神武天皇即位の日を紀元の始まりとして制定した祝日。1948年(昭和23)廃止。
→建国記念の日

きげんぜん

きげんぜん [4][2] 【紀元前】
キリスト降誕前。西暦紀元前。B.C.(before Christ)の記号を用いる。

きげんそ

きげんそ【希元素】
a rare element.

きげんそ

きげんそ [2] 【希元素・稀元素】
地球上には非常にまれにしか存在しないと考えられていた元素。希ガス・希土類元素・チタン・白金族元素・ウランなど。希有元素。

きげんつき

きげんつき [0] 【期限付き】
ある行為の条件として,あらかじめ一定の期限が定められていること。

きげんとり

きげんとり [2][0] 【機嫌取り】
人の気に入るようにすること。また,その人。

きげんなおし

きげんなおし [4] 【機嫌直し】
不愉快な感情を取り去って愉快な心地にすること。また,そのためのもの。

きげんのりえき

きげんのりえき [1][1] 【期限の利益】
〔法〕 期限がまだ到来しないことによって当事者が受ける利益。

きげんひょうじ

きげんひょうじ [4] 【期限表示】
加工食品につける期日表示。食品の品質を保証する期限を示す。

きこ

きこ [1][2] 【旗鼓】
(1)軍旗と鼓。
(2)軍隊。

きこ

きこ [1][2] 【騎虎】
虎の背に乗ること。

きこ=の勢い

――の勢い
〔隋書(文献独孤皇后伝)〕
虎に乗って走る者が途中で降りることができないように,物事の勢いが盛んになって行きがかり上,途中でやめられないことのたとえ。やめるにやめられない激しい勢い。

きこ=の間(カン)に相見(アイマミ)ゆ

――の間(カン)に相見(アイマミ)ゆ
戦場で敵味方になって相会する。旗鼓相当(アイア)たる。

きこう

きこう 【寄口】
律令制下,自由民の没落した者などで,個人または家族ぐるみ寄住者として他戸の戸籍に編入された者。よせく。よりく。

きこう

きこう【機構】
a mechanism;→英和
(an) organization;→英和
(a) structure;→英和
<reorganize> a system.→英和
‖機構改革 reorganization.社会機構 a social organization.

きこう

きこう【寄稿する】
contribute <an article to> ;→英和
write <for> .→英和
〜者 a contributor.

きこう

きこう【寄港する】
call[stop,touch down] <at> ;→英和
put in <at> .寄港地 a port of call.

きこう

きこう【帰港する】
return to port.

きこう

きこう【帰航】
<make> a homeward voyage.

きこう

きこう【起稿する】
start writing;draft.→英和

きこう

きこう【起工する】
set to work;begin[start]work <on> ;lay down the keel <of> (船);→英和
break ground <for> (土木);lay the cornerstone (建築).→英和
起工式 a ground-breaking ceremony.

きこう

きこう【紀行(文)】
an account of a journey;→英和
a travel book (本).

きこう

きこう【奇行】
eccentric conduct.〜に富む be full of eccentricities.

きこう

きこう【気候】
climate;→英和
weather (天候);→英和
<the change of> season (時候).→英和
変わりやすい(不順な)〜 changeable (unseasonable) weather.

きこう

きこう [0] 【奇巧】
珍しい技巧。たくみな細工。

きこう

きこ・う キコフ 【聞こふ】 (動ハ下二)
〔「きこゆ」の転。中世後期以降の語〕
「きこえる」に同じ。「その身―・ふる大力大剛のつはものなり/御伽草子・秋道」

きこう

きこう [0] 【気閘】
⇒エア-ロック(1)

きこう

きこう [0] 【気候】
一年を周期として毎年繰り返される大気の総合状態,つまり長い期間の大気現象を総合したもの。

きこう

きこう [0] 【気功】
中国古来の健康法の一。深呼吸と体操とによって体内の気と血のめぐりをよくし,病気の予防と治療とをはかる。チーコン。

きこう

きこう [0] 【危行】
〔「論語(憲問)」より。「危」は高い意〕
気高い行い。

きこう

きこう [2][1] 【貴公】 (代)
二人称。男性が同輩程度の男性に対して用いる語。きみ。
〔古くは,多く武士などが目上の者に対して用いた。今日では芝居・時代小説の武士の言葉などに使われる〕

きこう

きこう [0] 【騎行】 (名)スル
馬に乗って行くこと。

きこう

きこう【気孔】
a pore (皮膚や葉の);→英和
stigma (動物の).→英和

きこう

きこう [0] 【奇功】
思いもよらない手柄。すぐれた功績。

きこう

きこう [2][1] 【貴校】
相手の学校を敬って呼ぶ語。

きこう

きこう [0] 【帰航】 (名)スル
船が帰りの航路につくこと。

きこう

きこう [0] 【機構】
(1)機械の内部の構造。しくみ。メカニズム。
(2)会社・団体などの組織を組み立てているしくみ。「流通―」「行政―」

きこう

きこう [0] 【機甲】
兵器を機械化し,車両を装甲すること。

きこう

きこう [0] 【機巧】
(1)巧みな細工。上手な手法。「―に長ずる/西国立志編(正直)」
(2)いろいろ工夫や才知をめぐらすこと。巧智。しかけ。「―は大真に非ず/太平記 38」

きこう

きこう [0] 【亀甲】
⇒きっこう(亀甲)

きこう

きこう [0] 【葵向】
(1)ヒマワリの花が日に向かうこと。
(2)徳の高い人などを仰ぎ慕うこと。

きこう

きこう [0] 【奇行】
普通とは変わった奇抜な行動。

きこう

きこう [0] 【奇効】
珍しい効能。不思議な効果。

きこう

きこう [0] 【季候】
季節や天候。時節。時候。

きこう

きこう [0] 【紀行】
旅行中の行動・見聞・感想などを行程を追って書き記した文。紀行文。旅行記。

きこう

きこう [0] 【紀綱】
〔「紀」は小綱,「綱」は大綱〕
国家を治めていくための政治上の制度・規律。おきて。綱紀。

きこう

きこう [0] 【帰向】 (名)スル
人の心がその方に向かうこと。おもむくこと。「民心の―する所を察して/花間鶯(鉄腸)」

きこう

きこう [0] 【帰校】 (名)スル
外出していた先から学校に戻って来ること。

きこう

きこう [0] 【帰耕】 (名)スル
職をやめて郷里に帰り,農業に従事すること。

きこう

きこう [0] 【帰降】 (名)スル
敵に降参すること。帰順。降服。

きこう

きこう [0] 【気孔】
植物の表皮にあって,周囲の孔辺細胞の膨圧の変化によって開閉する小さなすき間。一般に葉の裏面に多く,ガス交換および水蒸気の通路となる。

きこう

きこう [0] 【帰港】 (名)スル
船が出発した港に帰ること。

きこう

きこう [0] 【起工】 (名)スル
新たに工事を始めること。着工。
⇔完工
⇔竣工
「―式」

きこう

きこう [0] 【起稿】 (名)スル
原稿を書き始めること。
⇔脱稿

きこう

きこう [0] 【寄港・寄航】 (名)スル
目的地へ向かう船舶や航空機が途中で他の港や空港に立ち寄ること。

きこう

きこう [0] 【寄稿】 (名)スル
依頼されて,雑誌や新聞などに原稿を書き送ること。また,その原稿。「雑誌に―する」

きこう

きこう [0] 【稀覯・希覯】
〔「覯」は見るの意〕
めったに見られないこと。「―の古書」

きこういんし

きこういんし [4] 【気候因子】
ある場所の気候を決定する要因。緯度・海抜・地形・海流など。

きこうがく

きこうがく [2] 【気候学】
大気現象の総合状態を時間的・空間的に明らかにする大気科学の一分野。地理学と気象学の境界分野でもあり,気候と生物,人間生活との関係や気候の分布を記述する気候誌も含まれる。

きこうがく

きこうがく [2] 【機構学】
機械全体のメカニズムを理論的に扱う学問。機械全体の出力の能率研究,機械の部分間の連結や伝達機構の研究などを対象とする。

きこうく

きこうく [2] 【気候区】
共通した気候の型をもつ区域。緯度による気候の区分(気候帯)をさらに細分化したもの。

きこうし

きこうし【貴公子】
a young nobleman.〜然たる princely.→英和

きこうし

きこうし [2] 【貴公子】
(1)身分の高い家柄の若い男子。貴族の子。
(2)気品高く,風采にすぐれた男子。「―然」

きこうしょ

きこうしょ【稀覯書】
a rare book.

きこうじゅんのう

きこうじゅんのう [4] 【気候順応】
生物,特に人類が異なった気候環境に適応すること。気候順化。気候適応。

きこうせい

きこうせい キカウ― [0] 【気硬性】
水中では硬化せず,空気中においてのみ完全に硬化する性質。石灰・石膏(セツコウ)などにみられる。
→水硬性
「―セメント」

きこうたい

きこうたい [0] 【気候帯】
地球上の気候分布をおよそ緯度圏に平行して帯状に区分したもの。熱帯・亜熱帯(乾燥帯)・温帯・亜寒帯(冷帯)・寒帯などに分ける類。

きこうちけいがく

きこうちけいがく [5] 【気候地形学】
異なる気候条件下では異なる地形が形成されるという立場で,地形を研究する学問。

きこうでん

きこうでん キカウ― [2] 【乞巧奠】
⇒きっこうでん(乞巧奠)

きこうひ

きこうひ [2] 【紀功碑】
功績を記した碑。

きこうぶたい

きこうぶたい【機甲部隊】
a mechanized unit;an armored corps.

きこうぶたい

きこうぶたい [4] 【機甲部隊】
機械化部隊と装甲部隊との総称。戦車・自走砲・装甲兵員輸送車などを装備した機動力のある陸軍部隊。

きこうぶん

きこうぶん [2][0] 【紀行文】
「紀行」に同じ。

きこうぶんがく

きこうぶんがく [4] 【紀行文学】
文学の形態の一。紀行を中心とした文学作品。日本文学では「土左日記」に始まり,「海道記」「東関紀行」「奥の細道」などが代表的。「更級日記」「十六夜日記」など,日記文学の中に部分的に紀行文を含むものもある。

きこうへんか

きこうへんか [4] 【気候変化】
さまざまな時間と空間のなかで変化している地球の気候について,その変化を総称していう語。気候変動と同義に使われる場合もあるが,気候変化は時間スケールの長いものに使うことが多い。

きこうへんどう

きこうへんどう [4] 【気候変動】
長い年月の間に気候が変動すること。気候変化と同義にも使うが,気候変動は,時間スケールが短いものに使うことが多い。

きこうへんどうわくぐみじょうやく

きこうへんどうわくぐみじょうやく 【気候変動枠組み条約】
二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度を増加させないことを最終的な目的とした条約。1992年の地球サミットで採択。地球温暖化防止条約。

きこうぼん

きこうぼん [0] 【稀覯本】
めったにない珍しい本。古写本・古刊本・限定出版本などのため,数がきわめて少ない本。稀覯書。稀書。珍本。

きこうようそ

きこうようそ [4] 【気候要素】
気候を表現するためのいくつかの要素。気温・降水・風・湿度・雲量・視程・日照・蒸発散など。

きこうりょうほう

きこうりょうほう [4] 【気候療法】
異なる気候がからだに及ぼす影響を利用して,転地により病気の治療や療養をすること。虚弱児童の鍛錬や喘息(ゼンソク)患者の治療に海洋海浜気候を利用する類。転地療法。

きこえ

きこえ【聞え】
reputation;→英和
notoriety (悪評);→英和
sonority (音の).→英和
〜が高い be famous <for one's learning> ;be notorious (悪名).〜が良い(悪い) sound well (bad).

きこえ

きこえ [0] 【聞(こ)え】
(1)音が聞こえること。
(2)うわさ。評判。「名医の―が高い」
(3)世間の思惑。外聞。「世間の―が悪い」
(4)交際。「ふるめかしき心なればにや,―たえむ事のいとあはれにおぼえて/和泉式部日記」

きこえあわす

きこえあわ・す 【聞こえ合はす】 (動サ下二)
「言い合わす」の謙譲語。お話し申し上げる。御相談申し上げる。「はかなき世の有様を―・せてなむ過ぐさまほしき/源氏(総角)」

きこえごつ

きこえご・つ 【聞こえごつ】 (動タ四)
〔「聞こえ言(ゴト)」を活用させた語〕
言葉に出して申し上げる。「あしかめり。…,と―・つ人々もをかし/枕草子 104」

きこえさす

きこえさ・す 【聞こえ止す】 (動サ四)
「言い止す」の謙譲語。「人々まゐれば,―・しつ/源氏(玉鬘)」

きこえさす

きこえさ・す 【聞こえさす】 (動サ下二)
〔「言う」の謙譲語「聞こゆ」に助動詞「さす」が付いて謙譲の意をさらに強めた語から〕
(1)「言う」の謙譲語。申し上げる。「いと切に―・すべきことありて/大和 171」
(2)「たよりをする」の意の謙譲語。(手紙などを)差し上げる。「御消息―・せむときこゆるを/源氏(若菜下)」
(3)「願う」の意の謙譲語。お願い申し上げる。「忍びて渡させ給ひてむやと―・せばや/源氏(宿木)」
(4)(補助動詞)
動詞の連用形に付いて,謙譲の意を添える。お…申し上げる。「世の人,しか思ひ―・するに/源氏(絵合)」

きこえた

きこえた 【聞(こ)えた】 (連語)
広く知られた。有名な。評判の。「音(オト)に―書道の大家」「世に―名作」

きこえよがし

きこえよがし [4][0] 【聞(こ)えよがし】
〔動詞「聞こえる」の命令形に接尾語「がし」が付いたもの〕
悪口や皮肉をわざと当人に聞こえるように言うこと。「―の悪口」

きこえよがし

きこえよがし【聞こえよがしに】
in a person's hearing.

きこえる

きこえる【聞こえる】
(1) (can) hear;→英和
catch;→英和
[音が主語]be heard[audible].(2) sound (響く).→英和
変に〜 sound strange.(3) be (well) known[famed].

きこえる

きこ・える [0] 【聞(こ)える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 きこ・ゆ
〔動詞「聞く」に自発の助動詞「ゆ」の付いた「聞かゆ」の転〕
(1)音や声が耳で感じられる。「雷鳴が―・える」「耳が―・えなくなる」
(2)広く知れわたる。評判になる。「名声世に―・える」「―・え候ふ名馬を見候はばや/平家 4」
→聞こえた
(3)話が,ある人にまで伝わる。「悪いうわさが親にまで―・える」
(4)ある意味に解釈される。理解される。「その言葉は私への皮肉に―・えた」
(5)お手紙を差し上げる。「御前より御消息―・え給へり/源氏(須磨)」
(6)名前あるいは地位などを…とお呼びする。…と申し上げる。「世の人光る君と―・ゆ/源氏(桐壺)」
→聞こゆ

きこく

きこく [0][1] 【旗国】
船舶・航空機が所属するとして,登録している国。

きこく

きこく [0] 【枳殻】
カラタチの別名。

きこく

きこく [0] 【帰国】 (名)スル
(1)外国から自分の国に帰ること。帰朝。「―の途につく」
(2)故郷に帰ること。帰郷。

きこく

きこく [0] 【鬼哭】
〔淮南子(本経訓)〕
浮かばれない霊魂が恨めしさのあまりに泣くこと。また,その泣き声。

きこく

きこく [2][1] 【貴国】
相手の国を敬っていう語。

きこく

きこく【帰国】
homecoming.→英和
〜する go[return,come]home;return to one's country[native province].〜の途につく leave for home.帰国子女 expatriate Japanese children.

きこくがき

きこくがき [3] 【枳殻垣】
カラタチの生け垣。

きこくし

きこくし 【鬼谷子】
中国,戦国時代の縦横家の書。一巻。蘇秦(ソシン)や張儀の師である鬼谷先生の著とされるが,後人の偽作とみられる。戦国の世における外交の秘策を説く。

きこくしじょ

きこくしじょ [4] 【帰国子女】
外国での生活を経て,日本に帰国した学齢期の子供。

きこくしゅうしゅう

きこくしゅうしゅう [0] 【鬼哭啾啾】 (ト|タル)[文]形動タリ
霊魂がしくしくと泣くさま。鬼気迫って恐ろしい気配の漂うさま。「―たる戦場の跡」

きこくしゅぎ

きこくしゅぎ [4] 【旗国主義】
公海・公空にある船舶や航空機は,その旗国が管轄権を有するという原則。

きこくてい

きこくてい 【枳殻邸】
〔枳殻垣が巡らせてあるところから〕
京都市下京区にある東本願寺の別邸。池泉回遊式の代表的な庭園がある。渉成園。

きこしおす

きこしお・す 【聞こし食す】 (動サ四)
〔「聞く」の尊敬語「きこす」と,「食う」の尊敬語「おす」の複合したもの〕
(1)召し上がる。お飲みになる。「日の御子の―・す御食(ミケ)つ国/万葉 3234」
(2)お治めになる。「皇祖(スメロキ)の神の命の―・す国のまほらに/万葉 4089」

きこしめす

きこしめ・す [4] 【聞こし召す】 (動サ五[四])
〔「聞く」の尊敬語「きこす」に「見る」の尊敬語から転じた「めす」の複合したもの〕
(1)酒を飲むことをしゃれていう語。「先生,今晩は一杯―・して御帰館と見える」
(2)
 (ア)「聞く」の尊敬語。お聞きになる。「かぐや姫かたちの世に似ずめでたき事をみかど―・して/竹取」
 (イ)「聞き入れる」の尊敬語。お聞き入れになる。「上達部(カンダチメ)御前に召さむ,と啓し給ふ。―・すとあれば/栄花(初花)」
(3)「飲む」「食う」「治める」「行う」などの尊敬語。
 (ア)お飲みになる。お食べになる。「きたなき所の物―・したれば御心ち悪しからむ物ぞ/竹取」
 (イ)お治めになる。政治をなさる。「難波の海おしてる宮に―・すなへ/万葉 4361」
 (ウ)催しなさる。「ことしは節―・すべしとて,いみじうさわぐ/蜻蛉(上)」
(4)〔近世語〕
うまくだます。一杯食う。「うまうまと―・したるをかしさよ/浄瑠璃・百日曾我」

きこす

きこ・す 【聞こす】 (動サ四)
〔「聞く」に尊敬の助動詞「す」の付いた「聞かす」の転〕
(1)「聞く」の尊敬語。お聞きになる。「麗女(クワシメ)を有りと―・して/古事記(上)」
(2)「言う」の尊敬語。おっしゃる。「な寝(イ)ねそと母―・せども/万葉 3289」

きこつ

きこつ [0] 【気骨】
自分の信念を曲げない強い気性。「―のある人」「―に欠ける」

きこつ

きこつ [0] 【肌骨】
はだとほね。

きこつ

きこつ [0] 【奇骨】
風変わりな性格。人と変わった,しっかりした気性。

きこつ

きこつ【気骨】
spirit;→英和
backbone (of character).→英和
〜がある(ない) have (no) guts.

きこつ

きこつ [0] 【鰭骨】
魚類で,ひれを支えている骨。

きこつ=を驚かす

――を驚か・す
恐怖でふるえあがらせる。ぞっとさせる。

きこなし

きこなし [0] 【着こなし】
衣服の着方。「―がうまい」

きこなし

きこなし【着こなしがうまい(へただ)】
wear a dress well (badly).

きこなす

きこな・す [3] 【着こなす】 (動サ五[四])
衣服を自分に似合うように,じょうずに着る。「和服を―・す」
[可能] きこなせる

きこにち

きこにち [2] 【帰忌日・帰己日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,旅行・帰宅・結婚などを忌む日。帰忌。

きこぼす

きこぼ・す 【着零す】 (動サ四)
着衣の一部がすき間から外に見えるようにする。「葡萄染(エビゾメ)の固紋(カタモン)の指貫,白ききぬどもあまた,山吹・くれなゐなど―・して/枕草子 302」

きこむ

きこ・む [2] 【着込む】 (動マ五[四])
(1)改まった気持ちで,着る。「紋付・袴(ハカマ)を―・む」
(2)何枚も重ねて着る。「シャツを何枚も―・む」

きこゆ

きこ・ゆ 【聞こゆ】 (動ヤ下二)
〔動詞「聞く」に自発の助動詞「ゆ」の付いた「聞かゆ」の転〕
□一□「きこえる」に同じ。
□二□
(1)「言う」の謙譲語。申す。申し上げる。「息も絶えつつ,―・えまほしげなる事はありげなれど/源氏(桐壺)」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に付いて,謙譲の意を添える。…申し上げる。「わが女御子たちと,同じ列(ツラ)に思ひ―・えむ/源氏(桐壺)」

きこり

きこり【樵夫】
a woodcutter[lumberjack].→英和

きこり

きこり [0][3] 【樵・樵夫】
〔動詞「樵(キコ)る」の連用形から〕
山の樹木の伐採を業とする人。杣夫(ソマフ)。

きこる

きこ・る 【樵る】 (動ラ四)
山林の木を切る。たきぎをとる。「―・るわらはの,暁,山へ行くとて/宇治拾遺 12」

きころす

きころ・す 【着殺す】 (動サ五[四])
一つの衣服を,破れて着られなくなるまで着る。着つぶす。「気に入つた着物をさつ��と―・すがいいさ/滑稽本・浮世風呂 3」

きこん

きこん【既婚の】
married <woman> .→英和

きこん

きこん [0] 【気魂】
たましい。精神。気魄(キハク)。

きこん

きこん [0] 【気根】
地上部から空気中に出る植物の根。その機能は支柱(トウモロコシ)・吸水(セッコク)・保水(ヘゴ)・呼吸(マングローブ)など多様。

きこん

きこん [0] 【既婚】
すでに結婚していること。
⇔未婚
「―者」

きこん

きこん [0] 【基根】
ねもと。根本。根底。

きこん

きこん【気根】
《植》an aerial root.

きこん

きこん [0] 【気根・機根】
■一■ (名)
(1)物事にたえられる気力。根気。
(2)〔仏〕 仏の教えを聞いて,悟りを開くための基盤となる,衆生(シユジヨウ)の宗教的性質・能力。機。
→正機(シヨウキ)
(3)(「御気根に」の形で)お気のままに。御自由に。座を立つときの挨拶(アイサツ)にいう語。「あいあいそんなら御―に/浄瑠璃・躾方武士鑑」
■二■ (形動)
〔近世語〕
根気のあるさま。「さきから―に弾きやす/洒落本・売花新駅」

きご

きご [1] 【寄語】 (名)スル
ことづけること。また,その言葉。「風懐の高士に―す/日本風景論(重昂)」

きご

きご [1] 【季語】
連歌・俳諧・俳句などで,句の季節を規定する言葉。季の詞。四季の詞。季題。

きご

きご [1] 【基語】
「祖語」に同じ。

きご

きご [1] 【奇語】
変わった面白い言葉。奇言。

きご

きご [1] 【生子】
ユリやコンニャク類の地下の茎に出る玉状の芽。

きご

きご [1] 【綺語】
〔「きぎょ」とも〕
〔仏〕 十悪の一。真実にそむいて,言葉を巧みに偽り飾ること。また,その言葉。「狂言綺語」と熟して用いることが多い。

きごう

きごう【揮毫する】
write;→英和
draw (絵を).→英和

きごう

きごう [0] 【帰仰】
〔仏〕 仏法に帰依(キエ)し,あつく信仰すること。帰依渇仰(カツゴウ)すること。

きごう

きごう [0] 【揮毫】 (名)スル
〔ふでを揮(フル)う意〕
文字や書画を書くこと。「扇に―し,われ之に題す/十和田湖(桂月)」

きごう

きごう [0][1] 【鬼号】
戒名(カイミヨウ)。

きごう

きごう [1][0] 【貴号】
栄誉を表す称号。爵位や学位など。

きごう

きごう [0] 【記号】
(1)一定の事象や内容を代理・代行して指し示すはたらきをもつ知覚可能な対象。狭くは種々の符号・しるし・標識などを指すが,広くは言語や文字,さらには雨を知らせる黒雲や職業を示す制服なども含まれる。事象との結びつきが雨と黒雲のように事実的・因果的なものを自然的記号,職業と制服のように規約的なものを人為的記号と呼ぶ。また,事象との結びつきが一義的・直接的なものをサインまたはシグナル,多義的・間接的であるものをシンボルとする分類もある。交通信号や道路標識は前者の,言語や儀礼は後者の代表である。
(2)特定の学問分野で対象・概念・操作などを表示するために用いられる符号。「論理―」「化学―」
(3)〔言〕 ソシュール言語学において,能記(記号表現)と所記(記号内容)の両面をもった言語研究の単位。両者の結びつきは恣意的とされる。

きごう

きごう [0] 【徽号】
(1)「旗号」に同じ。
(2)天皇から高僧に生前贈られる号。禅師号・大師号など。

きごう

きごう [1][0] 【旗号】
旗じるし。旗章。徽号(キゴウ)。

きごう

きごう【記号】
a sign;→英和
<put> a mark <on> .→英和
‖記号論 semiotics.記号論理学 mathematical[symbolic]logic.

きごうがく

きごうがく [2] 【記号学】
〔(フランス) sémiologie〕
他の事物を代理し表現する記号の機能に着目し,信号・図像・指標・象徴・観念と表象といった,多様な記号が織りなす構造を手がかりとして,文化全体の分析をめざす学問。パース・ソシュール・ヤコブソンなどが有名。記号論。

きごうしょり

きごうしょり [4] 【記号処理】
〔symbolic manipulation〕
コンピューターを用いて行う数式の論理的処理や文字列の処理などの総称。

きごうろん

きごうろん [2] 【記号論】
(1)
⇒記号学
(2)〔semiotic(s)〕
モリス・カルナップらの分析哲学・論理実証主義哲学で,記号・対象・使用者の三者の関係を構文論・意味論・語用論の三部門に分けて研究する{(1)}の一分野。C = W =モリスの提唱による。

きごうろんりがく

きごうろんりがく [6] 【記号論理学】
〔symbolic logic〕
推論の構造および過程を数学的演算になぞらえて形式化・記号化して取り扱う論理学。一九世紀後半ブールらの論理代数に始まり,フレーゲ・ラッセルらにより厳密に体系化され発展した。アリストテレス以来の伝統的論理学を明晰(メイセキ)化するのみならず,数学あるいは他の科学・哲学の基盤を形づくる。数学的論理学。数理論理学。論理代数。
⇔伝統的論理学

きごこち

きごこち【着心地の良い(悪い)】
(un)comfortable to wear.

きごこち

きごこち [0] 【着心地】
着物を着たときの感じ。きごころ。

きごころ

きごころ [0][2] 【着心】
「着心地(キゴコチ)」に同じ。

きごころ

きごころ [2] 【気心】
その人に備わっている気質や考え方。気だて。「―の知れた間柄」「―が知れない」

きごころ

きごころ【気心の知れた(知れない)】
(un)familiar;→英和
(un)reliable.→英和

きござ

きござ [0] 【着茣蓙】
ござで作った合羽(カツパ)のようなもの。雨や日光を防ぐために,夏,旅行者や登山者などが用いる。[季]夏。

きごし

きごし [1] 【木輿】
「板輿(イタゴシ)」に同じ。

きごしょう

きごしょう 【綺語抄】
平安時代の歌学書。歌語辞書。藤原仲実著。三巻。1107〜16年の間に成立か。本文は歌語を天象・時節など一四門に分けて簡単な注を施し,万葉集・古今和歌集などの例歌をあげる。国語辞典の先駆をなすもの。仲実抄。仲実綺語抄。

きごみ

きごみ [0] 【気込み】
一心になること。意気込み。「左(サ)も大事をしあふせたる―になりて/谷間の姫百合(謙澄)」

きごみ

きごみ 【着込み・着籠】
上衣の下に腹巻・鎖帷子(クサリカタビラ)など軽便な防御具をつけること。また,その防御具。きごめ。

きごむ

きご・む [2] 【気込む】 (動マ五[四])
何かをしようと張り切る。意気込む。「『ですもの…』と―・んで,繁は仍(ナホ)言はうと為るのを欽哉は遮つて/青春(風葉)」

きごめ

きごめ [1] 【生米】
まだ精白してない米。玄米。黒米。

きごや

きごや [0][1] 【木小屋】
材木などを入れておく小屋。木屋。

きごろし

きごろし [2] 【木殺し】
木材どうしの矧合(ハギア)わせや木材と金属との接合時に,木部を金槌などでたたいて圧縮して,接合しやすくすること。収縮による隙間の発生を防ぐ。

きさ

きさ 【蚶】
赤貝の古名。[和名抄]

きさ

きさ 【象】
象(ゾウ)の古名。「―出で来てその山を越しつ/宇津保(俊蔭)」

きさ

きさ [1] 【機作】
しくみ。機構。メカニズム。

きさ

きさ [1][2] 【器差】
測定器の示す値と,それが本来示すべき真の値との差。測定器によって生ずる指示の違い。

きさ

きさ 【橒】
木目(モクメ)。「―の木にくろがねの脚つけたる船/宇津保(吹上・上)」

きさ

きさ [1] 【詭詐】
いつわること。うそ。

きさい

きさい [0] 【奇祭】
ふつうと変わった珍しい祭り。

きさい

きさい [0] 【奇才】
世に珍しいすぐれた才能。また,その才能をもつ人。「天下の―」

きさい

きさい【記載】
mention;→英和
entry.→英和
〜する mention;→英和
record;→英和
list.→英和
‖記載事項 (mentioned) items.記載洩れ an omission.

きさい

きさい 【后】
〔「きさき」の転〕
皇后。中宮。「みかど・―のおぼしおきつるままにもおはしまさば/源氏(総角)」

きさい

きさい [0] 【既済】
(1)事がすでにすんでいること。きせい。
(2)すでに返済してしまったこと。きせい。
⇔未済

きさい

きさい [0] 【忌祭】
故人の年忌の祭り。

きさい

きさい【起債する】
float[raise]a loan;→英和
issue bonds.

きさい

きさい [0] 【既裁】
すでに裁決したこと。

きさい

きさい [0] 【機才】
機敏な才気。「―が利く」

きさい

きさい [0] 【起債】 (名)スル
公債または社債を発行・募集すること。

きさい

きさい [0] 【鬼才】
人間とは思われぬほどのすぐれた才能。また,その才能をもつ人。

きさい

きさい [0] 【揮灑】 (名)スル
思いのままに筆をふるうこと。揮洒(キシヤ)。「是れ皆画家が生平―せる所のもの/肖像画(四迷)」

きさい

きさい [0] 【器才】
すぐれた器量と才能。

きさい

きさい 【騎西】
埼玉県北東部,北埼玉郡の町。太田道灌築城の私市(キサイ)城の地。近世には青縞の取り引きが盛んで,現在は鯉幟(コイノボリ)を生産。

きさい

きさい【奇才】
an unusual talent;a genius (人物).→英和

きさい

きさい [0] 【記載】 (名)スル
書類などに必要な事柄を書き記すこと。「住所・氏名を―する」「―もれ」

きさいしじょう

きさいしじょう [4] 【起債市場】
公債や社債の発行市場。発行者・受託会社・引受人・投資者によって構成される取引のしくみ。取引の場があるわけではない。

きさいのみや

きさいのみや 【后の宮】
「きさきのみや」に同じ。

きさいのみやのつかさ

きさいのみやのつかさ 【后宮職】
⇒皇后宮職(コウゴウグウシキ)

きさいばら

きさいばら 【后腹】
「きさきばら」に同じ。

きさいぶんがく

きさいぶんがく [4] 【記載文学】
文字で記された文学。文字文学。
→口承文芸

きさかた

きさかた 【象潟】
(1)秋田県南西部,由利郡の町。
(2){(1)}の日本海海岸にあった潟湖(セキコ)。八十八潟・九十九島の景勝はかつて松島と並び称された。1804年の大地震で隆起して消失。((歌枕))「―や雨に西施がねぶの花/奥の細道」

きさき

きさき [0] 【機先】
前兆。きっさき。「―がよい」

きさき

きさき [2][0] 【后・妃】
(1)天皇の配偶者。皇后。中宮。また,女御などで天皇の母となった人。律令制では特に称号の第一とされた。
→夫人(3)
→嬪(ヒン)
「二条の―のまだ帝にも仕うまつり給はで/伊勢 3」
(2)王侯の妻。「王様とお―様」

きさき

きさき [0] 【気先】
心の向かっていくところ。気勢。「詰らぬ瑣細な事が―を挫(クジ)いて/肖像画(四迷)」

きさき

きさき [0] 【期先】
先物取引で受け渡し期日が比較的先の限月(ゲンゲツ)のこと。
⇔期近(キヂカ)
→限月(ゲンゲツ)

きさきがね

きさきがね 【后がね】
〔「がね」は接尾語〕
将来后となるべき人。后の候補者。「幸ひ人の腹の―こそ/源氏(乙女)」

きさきだち

きさきだち 【后立ち】
皇后や中宮の位につくこと。また,その儀式。立后。「三条太政大臣の大臣の姫君まゐり給ひて―あり/増鏡(藤衣)」

きさきのみや

きさきのみや 【后の宮】
皇后・中宮の敬称。きさいのみや。「―もり聞かせ給ひて/栄花(月の宴)」

きさきばら

きさきばら 【后腹】
后を母として生まれたこと。きさいばら。「―の女三の宮ゐたまひぬ/源氏(葵)」

きさきまち

きさきまち 【后町】
宮中の常寧殿の別名。きさいまち。[和名抄]

きさきまちのい

きさきまちのい 【后町の井】
后町の廊のかたわらにある井戸。

きさきまちのろう

きさきまちのろう 【后町の廊】
常寧殿から承香殿(シヨウキヨウデン)の馬道(メドウ)に通じる廊。渡り廊下ではなく土間。

きさく

きさく【奇策】
⇒奇計.

きさく

きさく [0] 【奇策】
普通の人には思いつきにくいはかりごと。奇抜な策略。奇計。

きさく

きさく [0] 【詭策】
敵をあざむく策略。詭計。

きさく

きさく [0] 【気さく】 (形動)[文]ナリ
人柄・性質がさっぱりしていて,親しみやすく気軽なさま。「―な人」

きさく

きさく【気さくな】
openhearted;frank.→英和

きさぐ

きさ・ぐ 【刮ぐ・削ぐ】 (動ガ下二)
削り取る。削り落とす。こそぐ。「�貝比売(キサガイヒメ)―・げ集めて/古事記(上)」

きさげ

きさげ [0]
〔動詞「きさぐ(刮)」の連用形からか〕
機械仕上げ・やすり仕上げを行なった金属面を削って,さらに精密に仕上げるための刃物。スクレーパー。

きさご

きさご [0] 【細螺・喜佐古・扁螺】
海産の巻貝。貝殻は直径2センチメートル内外のそろばん玉状で,美しい淡褐色や灰青色の波状紋があり,おはじきや装飾に用いる。肉は食用。内湾の干潟に多産する。北海道南部以南に分布。キシャゴ。シタダミ。ゼゼガイ。[季]春。

きさごはじき

きさごはじき [4] 【細螺弾】
キサゴの貝殻を指ではじき当てて勝負を争う遊戯。

きささげ

きささげ 【木豇豆・楸】
ノウゼンカズラ科の落葉高木。中国中南部原産。葉は大形で,キリの葉に似る。夏,枝先に淡黄色の花を密につける。果実は細長く垂れ,ササゲのさやに似る。果実を食用,また利尿薬にする。キササギ。

きさつ

きさつ 【季札】
(前561頃-前515頃) 中国,春秋時代,呉王寿夢の末子。たびたびの譲位を固辞し,諸国の賢人と交わる。また,その剣を徐君が欲しているのを知り与えようとしたが,すでに没していたため墓辺の樹にかけて贈り,生前の約束を果たしたという。

きさつ

きさつ [0][1][2] 【貴札】
相手を敬ってその手紙をいう語。

きさつせいむいいんかい

きさつせいむいいんかい 【冀察政務委員会】
〔冀は河北省,察はチャハル省の別名〕
1935年12月,日本軍の華北分離工作の圧力のもとで,国民政府によってつくられた親日的地方政権。委員長は宋哲元。

きさのおがわ

きさのおがわ 【象の小川】
奈良県吉野町宮滝の対岸で吉野川に合流する喜佐谷川の古名。

きさま

きさま [0] 【貴様】 (代)
二人称。
(1)男性がきわめて親しい同輩か目下の者に対して用いる語。また,相手をののしっていう時にも用いる。おまえ。「―とおれとの仲ではないか」「―それでも人間か」
(2)目上の者に対して,尊敬の意を含めて用いる。「―は留守でも判は親仁の判/浄瑠璃・油地獄(下)」「(髪ナドヲ)―ゆゑに切る/浮世草子・一代男 4」
〔中世末から近世初期へかけて,武家の書簡などで二人称の代名詞として用いられた。その後,一般語として男女ともに用いるようになったが,近世後期には待遇価値が下落し,その用法も現代とほぼ同じようになった〕

きさめ

きさめ [0] 【樹雨】
濃い霧が枝葉に凝集し,水滴となって雨のように落ちてくるもの。

きさやま

きさやま 【象山】
奈良県吉野町宮滝の南西にある山。

きさらぎ

きさらぎ [0] 【如月・衣更着・更衣】
陰暦二月の異名。[季]春。

きさらぎのわかれ

きさらぎのわかれ 【更衣の別れ】
陰暦二月一五日の釈迦の入滅。また,涅槃会(ネハンエ)の異名。

きさらづ

きさらづ 【木更津】
千葉県中西部,東京湾に臨む市。中世は鎌倉,近世は江戸との交通が盛んな港町。現在は商業地。

きさらづじんく

きさらづじんく 【木更津甚句】
千葉県木更津市の民謡で,花柳界のお座敷唄。江戸から伝わった「二上がり甚句」を源流とし,囃子詞は漁師の網曳きの掛け声という。

きさりもち

きさりもち 【きさり持ち】
上代,葬送のとき,死者に供える食物を持つ役。「川鴈(カワガリ)を以て―及び持帚者(ホウキモチ)とし/日本書紀(神代訓)」

きさり持ち

きさりもち 【きさり持ち】
上代,葬送のとき,死者に供える食物を持つ役。「川鴈(カワガリ)を以て―及び持帚者(ホウキモチ)とし/日本書紀(神代訓)」

きさん

きさん【起算する】
reckon[count]from <a date> ;measure from <a point> .

きさん

きさん [0] 【帰山】 (名)スル
僧が自分の寺に帰ること。
⇔出山

きさん

きさん [0] 【帰参】 (名)スル
(1)帰ってくること。
(2)一度主家を離れた者が,再び帰って仕えること。「―がかなう」
(3)勘当された子供が許されて親元へ帰ること。

きさん

きさん [0] 【起算】 (名)スル
ある時点を基準として数え始めること。「此日の午時より―すれば/経国美談(竜渓)」

きさんご

きさんご [2] 【木珊瑚】
(1)(加工したものに対して)枝状になっているサンゴ。えださんご。
(2)花虫綱イシサンゴ目キサンゴ科の腔腸動物の総称。
(3){(2)}の一種。高さ30センチメートルほどの木の枝状の骨格をつくる。共肉は赤く触手は黄色で美しい。骨格はもろく,装飾用にならない。本州中部以南の浅海に分布。
(4)植物,サンゴジュの別名。

きさんじ

きさんじ [0] 【気散じ】 (名・形動)[文]ナリ
(1)心のわだかまりをなくす・こと(さま)。気晴らし。「運動がてら,水撒(ミズマキ)なども―なるべしとて/妾の半生涯(英子)」
(2)気楽な・こと(さま)。「下宿の方が―です/社会百面相(魯庵)」

きさんび

きさんび [2] 【起算日】
期間を計算し始める第一日。

きざ

きざ [1] 【跪坐・跪座】 (名)スル
ひざまずいてすわること。「殿上地下の人々―して敬礼す/誕生(潤一郎)」

きざ

きざ [1] 【騎座】
馬上で安定を保つため,騎手の両膝が馬体をはさみこむ部分。

きざ

きざ [1] 【起坐・起座】 (名)スル
(1)起きあがってすわること。「君何ぞ―するを要せんや/世路日記(香水)」
(2)座を立つこと。「威儀師覚俊―して南の弘庇(ヒロビサシ)に出でて/盛衰記 3」

きざ

きざ【気障な】
affected;→英和
conceited;→英和
showy (けばけばしい);→英和
offensive (不快な).→英和

きざ

きざ [2] 【刻・段】
きざみ目。きざみ。

きざ

きざ [1] 【危坐・危座】 (名)スル
〔「危」は高くする意〕
かしこまって座ること。端座。正座。「―して少しも動かぬ/筆まかせ(子規)」

きざ

きざ [1] 【気障】 (名・形動)[文]ナリ
〔「きざわり」の略〕
(1)服装・態度やものの言い方などが気取っていて,いやみな・こと(さま)。「―な奴」「―なせりふ」
(2)気がかりなこと。また,そのものやそのさま。「あたらしい通ひに―な引残り/柳多留 5」
(3)相手にいやな感じを与えること。また,そのものやそのさま。「おつと―をいつたの。勘忍さつし/人情本・梅児誉美 3」

きざい

きざい [1] 【器材】
器具や材料。また,器具の材料。

きざい

きざい【器材】
tools and materials.

きざい

きざい [1] 【器財】
うつわ。道具。器物。

きざい

きざい [1] 【基剤】
座剤・軟膏剤などの製造に際して使われる,薬の効能はもたない賦形剤(フケイザイ)。

きざい

きざい [1] 【機材】
機械と材料。また,機械の材料。

きざい

きざい【機材】
machine parts.

きざいはにわ

きざいはにわ [4] 【器財埴輪】
埴輪の分類呼称の一。形象埴輪の中で衣蓋(キヌガサ)・盾(タテ)・靫(ユキ)・鎧(ヨロイ)など,器物をかたどったものの総称。

きざかい

きざかい 【気逆ひ】 (名・形動ナリ)
不愉快な・こと(さま)。「―なる事をこらゆる事あるべからず/どちりなきりしたん」

きざがき

きざがき [2] 【きざ柿】
⇒きざわし(木醂)

きざきざ

きざきざ 【刻刻・段段】 (形動ナリ)
ずたずたに切りきざむさま。きだきだ。「悲しみの腸(ハラワタ)―に断(タ)つとは/浄瑠璃・傾城酒呑童子」

きざきむらこさくそうぎ

きざきむらこさくそうぎ 【木崎村小作争議】
1923(大正12)〜26年,新潟県北蒲原郡木崎村で起きた小作争議。小作人らが日本農民組合支部設立,込米撤廃と減免の要求を掲げ,小学児童の同盟休校,行商,無産小学校建設などの闘争を行なったが,結局敗北した。

きざくら

きざくら [2] 【黄桜】
サトザクラの園芸品種。花は淡黄緑色の八重咲きで新緑と同時に開花。

きざけ

きざけ [0] 【生酒】
混ぜ物のない純粋の酒。生一本の酒。

きざこきゅう

きざこきゅう [3] 【起座呼吸】
心不全のとき,臥位より起き上がった方が呼吸が楽なため,起座位でものによりかかった姿勢をとること。

きざし

きざし [0] 【気ざし】
気持ち。こころざし。所存。「吾仏とあふぎ敬ふ―を現はしてゐた/あひびき(四迷)」

きざし

きざし【兆[萌]し】
a symptom;→英和
a sign;→英和
an omen (前兆).→英和

きざし

きざし [0] 【兆し・萌】
物事が起ころうとする気配。兆候。「春の―」「成功の―が見える」

きざす

きざ・す [2][0] 【兆す・萌す】 (動サ五[四])
(1)草木の芽がもえ出ようとする。芽ぐむ。「新芽が―・す」
(2)事が起ころうとする気配がある。「春が―・す」「大乱逆―・してけるにや/愚管 2」
(3)心の中に考えなどが生ずる。「疑心が―・す」
(4)事を起こし始める。「ムホンヲ―・ス/ヘボン(三版)」

きざす

きざす【兆[萌]す】
show signs <of> ;sprout (発芽する).→英和

きざったらしい

きざったらし・い 【気障ったらしい】 (形)
いかにもきざな感じがする。「―・い奴」
[派生] ――さ(名)

きざっぽい

きざっぽい【気障っぽい】
⇒気障(きざ).

きざっぽい

きざっぽ・い [4] 【気障っぽい】 (形)
きざなようすである。きざな感じがする。「―・い身なり」

きざはし

きざはし [2][0] 【階】
階段。だんだん。きだはし。「石の―」

きざみ

きざみ【刻み目(をつける)】
a notch (notch).→英和
刻みタバコ cut[pipe]tobacco.

きざみ

きざみ 【刻み】
■一■ [0] (名)
(1)刻むこと。また刻み目。「材木に―を入れる」
(2)「刻みタバコ」の略。
(3)歌舞伎などで,拍子木を短い間隔で連続して打つこと。
(4)時の流れを区切った一刻。その時。場合。「いまはの―/源氏(夕顔)」「笠置の城攻め落さるる―/太平記 4」
(5)階級。位。「下の―といふ際になれば,殊に耳たたずかし/源氏(帚木)」
■二■ (接尾)
短い時間・長さや少ない量などを表す数詞に付いて,規則的にその間隔をおく意を表す。…ごと。「十分―で計算する」「目盛りは一グラム―」

きざみあし

きざみあし [3][0] 【刻み足】
小さい歩幅で速く歩くこと。「―に歩く」

きざみあらめ

きざみあらめ [4] 【刻み荒布】
アラメを煮て乾かし,強くおしつけて小口からかんなで細長く削ったもの。

きざみこぶ

きざみこぶ [4] 【刻み昆布】
コンブを乾かし,細かく削ったもの。きざみこんぶ。

きざみこむ

きざみこ・む [4] 【刻み込む】 (動マ五[四])
(1)彫りつける。「細い線が―・まれた柱」
(2)心に深くとどめる。「故郷の山河を脳裏に―・む」
[可能] きざみこめる

きざみざや

きざみざや [3] 【刻み鞘】
刀の鞘に横輪をいくつも連ねたような刻み目をつけたもの。

きざみつける

きざみつ・ける [5] 【刻み付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 きざみつ・く
(1)彫って,あとをつける。「石碑に句を―・ける」
(2)しっかりと心にとどめておく。「感動を心に―・ける」

きざみづけ

きざみづけ [0] 【刻み漬け】
大根・蕪(カブ)などを細切りにし,刻んだ葉や茎などと一緒に塩漬けにしたもの。切り漬け。

きざみばし

きざみばし 【刻み階】
〔古くは「きざみはし」〕
段。階段。きざはし。[ヘボン(三版)]

きざみびょうし

きざみびょうし [4] 【刻み拍子】
能楽の足拍子の一。足を細かに数多く踏むもの。

きざみめ

きざみめ [0] 【刻み目】
刻みのついた箇所。刻みをつけたあと。「―をつける」

きざみタバコ

きざみタバコ [4] 【刻み―】
葉タバコを細かく刻んだもの。煙管(キセル)に詰めて吸う。きざみ。

きざむ

きざむ【刻む】
cut (fine);→英和
mince (肉を);→英和
carve (彫刻);→英和
tick (off,away) <the time> (時を).→英和

きざむ

きざ・む [0] 【刻む】 (動マ五[四])
〔「きざ」は段(キダ)と同源〕
(1)刃物で細かく切る。切って細かくする。「ネギを―・む」
(2)浅く狭い切れ目を入れる。刻み目をつける。「文字を―・む」「柱に―・む」
(3)彫刻する。彫って像などを作る。「仏像を―・む」
(4)細かい区切りをつけながら進行する。「目盛りを―・む」「時を―・む」
(5)深く心にとどめる。「教訓を心に―・む」
(6)責めさいなむ。「わが身を只今までいろいろに―・まれ/浮世草子・万の文反古」
(7)入れ墨をする。「天皇瞋(イカ)りて面(オモテ)を―・みて/日本書紀(雄略訓)」
[可能] きざめる

きざら

きざら [1] 【木皿】
木製の皿。

きざらし

きざらし [2] 【木晒】
「きざわし(木醂)」に同じ。

きざわし

きざわし [2] 【木醂・木淡】
木で甘く熟す柿。甘柿。きざらし。きざ柿。木練(コネリ)。

きざわり

きざわり [2] 【気障り】 (名・形動)[文]ナリ
相手の言葉や動作が不快に感じられる・こと(さま)。きざ。「―な言い方」

きざん

きざん 【基山】
佐賀県基山(キヤマ)町と福岡県筑紫野町にまたがる山。西峰は海抜405メートル。基肄(キイ)城があった。

きざん

きざん 【箕山】
中国,河南省登封県南東にある山。尭(ギヨウ)のとき,隠士の巣父(ソウホ)・許由(キヨユウ)が隠れた所という。

きざん

きざん 【祁山】
中国,甘粛(カンシユク)省西礼県にある山。蜀(シヨク)の諸葛亮(シヨカツリヨウ)が六度にわたって魏(ギ)を攻撃した古戦場。

きざん

きざん 【岐山】
中国,陝西(センセイ)省岐山県の北東にある山。周の古公亶父(タンポ)が一族を率いて南麓に移り住み,のちに文王が豊京に遷都するまで周の中心地となった。

きざん=の志(ココロザシ)

――の志(ココロザシ)
〔晋書(向秀伝)〕
隠遁(イントン)の志をいう。
→許由(キヨユウ)

きざん=の節(セツ)

――の節(セツ)
〔漢書(鮑宣伝)〕
許由が尭(ギヨウ)の譲位を断って,箕山に隠れ節操を守ったこと。自らの節操を守り,政治に関与しないことのたとえ。

きざ柿

きざがき [2] 【きざ柿】
⇒きざわし(木醂)

きし

きし [1][2] 【棋士】
職業として碁・将棋をする人。

きし

きし [1] 【季子】
末の子。まっし。ばっし。

きし

きし [1] 【貴使】
相手を敬ってその派遣する使いをいう語。

きし

きし [1] 【基址】
土台。基礎。もとい。

きし

きし [1] 【棄市】
昔の中国の刑罰の一。罪人の首を斬り,その死体を市中にさらすもの。

きし

きし [1][2] 【貴誌】
先方を敬ってその雑誌などをいう語。

きし

きし [1][2] 【貴紙】
先方を敬ってその新聞などをいう語。

きし

きし [1] 【棋子】
碁石。

きし

きし [1][2] 【旗幟】
(1)旗とのぼり。旗じるし。
(2)表立って示す立場・態度。「―を鮮明にする」

きし

きし [1][2] 【起死】
瀕死(ヒンシ)の病人を生き返らせること。
→起死回生

きし

きし [1][2] 【貴姉】
■一■ (名)
相手を敬ってその姉をいう語。
■二■ (代)
二人称。男性が年長の婦人を敬っていう語。手紙などに用いる。

きし

きし [1][2] 【己巳】
干支(エト)の一。つちのとみ。

きし

きし【騎士】
a knight.→英和
騎士道 chivalry.→英和

きし

きし [2] 【岸】
(1)陸地が海・湖・川・池などの,水と接する所。みずぎわ。
(2)土地のきり立った所。がけ。「磐代(イワシロ)の―の松が枝結びけむ/万葉 143」

きし

きし [1] 【譏刺】 (名)スル
非難すること。そしること。「この―の言に答へて曰く/西国立志編(正直)」

きし

きし 【岸】
姓氏の一。

きし

きし [1] 【愧死】 (名)スル
深く恥じて死ぬこと。慚死(ザンシ)。また,死にたくなるほど恥ずかしく思うこと。「卑劣の小人をして―せしめんと欲するなり/経国美談(竜渓)」

きし

きし【棋士】
a go-player (囲碁の);a Japanese chess player (将棋の).

きし

きし【旗幟を鮮明にする】
make clear one's position[attitude].

きし

きし【岸】
the bank (川);→英和
the shore (海・湖・川);→英和
the beach (浜);→英和
the coast.→英和
〜に[へ]ashore.→英和
〜を離れて off shore.

きし

きし [1] 【奇士】
(1)並はずれた器量の人。
(2)風変わりな人。

きし

きし [1][2] 【騎士】
(1)馬に乗っている武士。騎馬の武士。
(2)中世ヨーロッパの武人。ナイト。
→騎士道

きし

きし [1] 【気死】 (名)スル
憤死すること。怒りのあまり気絶すること。「昇を―させる程の事を云つて/浮雲(四迷)」

きし

きし [1] 【吉士・吉師】
〔新羅(シラギ)の官名に基づくといわれる〕
八色(ヤクサ)の姓(カバネ)以前の古代氏族の姓の一。海外に使節として派遣されたり,外国からの使節の応接にあたる職能をもつ氏族に与えられた。

きし

きし 【箕子】
中国,殷(イン)の紂王(チユウオウ)の叔父。名は胥余(シヨヨ)。紂王の暴虐を諫めたが用いられず,囚禁され,周の武王が殷を滅ぼした時,朝鮮に封ぜられたという。
→箕子朝鮮

きしかいせい

きしかいせい【起死回生】
resuscitation.〜のヒット a hit to pull the team out of the fire.→英和

きしかいせい

きしかいせい [1][2] 【起死回生】
今にもだめになりそうな物事を,立て直すこと。「―の策を講じる」「―の一打」

きしかた

きしかた 【来し方】 (連語)
〔「き」は動詞「く(来)」の連用形,「し」は過去の助動詞「き」の連体形〕
(1)過ぎ去った時。過去。こしかた。「―の事なども人知れず思ひ出でけり/源氏(夕顔)」
(2)やってきた方向・経路。「住吉の―慕ふあとの白波/新千載(雑上)」
→こしかた

きしかたゆくすえ

きしかたゆくすえ 【来し方行く末】
(1)過ごしてきた日々とこれから先の日々。「―おもひ続け給ふに/源氏(須磨)」
(2)来た方向とこれから行く方向。「ある時には,―も知らず,海にまぎれむとしき/竹取」

きしかん

きしかん [2] 【既視感】
⇒デジャ-ビュ

きしがわ

きしがわ キシガハ 【貴志川】
和歌山県北部,那賀(ナガ)郡の町。紀ノ川の支流貴志川に沿う。近世大和街道と船戸街道の分岐点。和歌山市の商圏に属し,宅地化が進む。

きしき

きしき [0] 【規式】
定まった作法。きまり。さだめ。

きしきし

きしきし [1][2] (副)
物がきしんで鳴る音を表す語。「踏むと―(と)鳴る床板」

きししゅうどうかい

きししゅうどうかい [5] 【騎士修道会】
修道会として組織された中世ヨーロッパの騎士団。聖俗一致を目指し,十字軍の主戦力となった。ヨハネ騎士団・テンプル騎士団・ドイツ騎士団など。宗教騎士団。

きしせいいち

きしせいいち 【岸清一】
(1867-1933) 体育功労者・弁護士。島根県生まれ。東大卒。スポーツ振興に尽力,大日本体育協会会長,IOC 委員などを歴任。

きしせんめい

きしせんめい [1] 【旗幟鮮明】
旗じるしのあざやかなこと。主義・主張のはっきりしていること。

きしたば

きしたば [2] 【黄下翅】
ヤガ科のガ。開張約7センチメートル。からだと前ばねは黒褐色で,後ろばねは黄色の地に褐色斑がある。幼虫はフジの葉を食う。九州以北の日本各地と中国・シベリアに分布。

きしだ

きしだ 【岸田】
姓氏の一。

きしだぎんこう

きしだぎんこう 【岸田吟香】
(1833-1905) 新聞記者・事業家。岡山県生まれ。ヘボンの「和英語林集成」の編纂を助け,「海外新聞」「もしほ草」を創刊。東京日日新聞記者となり,のち日清貿易研究所・東亜同文会を創設。

きしだくにお

きしだくにお 【岸田国士】
(1890-1954) 劇作家・小説家。東京生まれ。陸士卒。のち,東大仏文科で学ぶ。フランスで演劇を研究し,日本の現代戯曲と演劇理論の基礎を樹立。代表作,戯曲「牛山ホテル」「歳月」,小説「由利旗江」「暖流」など。

きしだとしこ

きしだとしこ 【岸田俊子】
(1863-1901) 女性運動の先駆者。京都生まれ。号は湘烟。自由民権運動に参加し,民権論・男女同権を説いた。中島信行と結婚。主著「同胞姉妹に告ぐ」

きしだひでと

きしだひでと 【岸田日出刀】
(1899-1966) 建築家・建築評論家。福岡県生まれ。東京帝大教授。安田講堂などを設計。著「欧米建築界の趨勢」「欧州近代建築史論」など。

きしだりゅうせい

きしだりゅうせい 【岸田劉生】
(1891-1929) 洋画家。東京生まれ。吟香の子。黒田清輝に師事し白馬会で学ぶ。フューザン会を興し,草土社を創立。北欧古典の影響を受けた写実的作風を樹立,のち宋元画・浮世絵に傾倒。代表作に娘の麗子をモデルにした一連の「麗子像」がある。

きしちょうせん

きしちょうせん 【箕子朝鮮】
古朝鮮の伝説的王朝の一。中国,周の武王が殷(イン)王族の箕子を朝鮮に封じたことに由来するという。紀元前二世紀初め衛満に滅ぼされた。

きしつ

きしつ [0] 【気室】
往復ポンプのピストン行程部と吐き出し口の間にある室。排出する液体の速度を均一にし,また連続的に流出する効果がある。空気室。

きしつ

きしつ [0] 【気質】
(1)言動に表れる,その人の身に備わった性質。気だて。かたぎ。「激しい―」
(2)中国で,万物を構成する物質である気の集散運動によって形成される個体をいう語。特に,宋学では,人間の肉体および肉体に固有の心理的・生理的素質のこと。
→気質の性
(3)〔心〕 人の性格の基礎をなす感情的反応の特徴。遺伝的・生理的規定が強いとされる。多血質・憂鬱質・胆汁質・粘液質の四分類のほか,心理学・生理学などに基づく種々の分類がある。

きしつ

きしつ [0] 【記室】
(1)中国で,文筆,記録をつかさどった官吏。
(2)手紙のあて名の下に添えて敬意を表す語。{(1)}を通して差し上げる意。

きしつ

きしつ【気質】
disposition;→英和
temperament;→英和
nature.→英和

きしつ

きしつ [0] 【器質】
組織細胞によって構成される器官の構造的・形状的な性質。器官の機能的性質に対応する語。

きしつ

きしつ [0] 【基質】
(1)酵素が作用する相手の物質。アミラーゼに対するデンプンなど。酵素基質。
(2)呼吸に使われる物質。糖類や脂肪など。
(3)動物の結合組織の細胞間物質。

きしつか

きしつか [0] 【器質化】
体外から入った異物,また体内に生じた血栓(ケツセン)や壊死(エシ)した組織などの異物が,肉芽組織でおおわれ,融解・吸収される過程。

きしつせい

きしつせい [0] 【器質性】
症状や疾患が臓器・組織の形態的異常にもとづいて生じている状態。
⇔機能性

きしつてきしょうがい

きしつてきしょうがい [6] 【器質的障害】
有機体を組織している諸器官(構造)のうえに,なんらかの損傷を受けたために生じた行動または精神面の障害。狭義には,脳髄の損傷によって生じたものをさす。

きしつのせい

きしつのせい [5] 【気質の性】
儒学で,人間の肉体を構成する気質に内在する本性をいう。朱子は,程頤(テイイ)・張載(チヨウサイ)の説を継承し,人間の気質には清濁があり,清であれば道徳的本性がそのまま顕現するが,濁であればその本性がくらまされるので,修養によって気質を純粋にする必要があるとした。
→本然(ホンゼン)の性

きしづたい

きしづたい [3] 【岸伝い】
岸辺に沿って行くこと。

きしどう

きしどう [2] 【騎士道】
中世ヨーロッパの騎士階級の精神的規範。キリスト教および団結精神の影響下に発達,敬神・忠誠・武勇・礼節・名誉,および婦人への奉仕などの徳を理想とした。「―精神」

きしどうしょうせつ

きしどうしょうせつ [5] 【騎士道小説】
一六世紀前半,スペインで隆盛を極めた文学ジャンル。中世の騎士道のあらゆる美徳を備えた英雄的騎士の活躍する自由奔放な物語。代表作「アマディス=デ=ガウラ」

きしどうものがたり

きしどうものがたり [7] 【騎士道物語】
中世ヨーロッパで盛行した,騎士を主人公とする一連の文学作品の総称。武勲詩や恋愛詩を中心とし,主に吟遊詩人たちにより城中や市中で弾き語りされた。アーサー王伝説に題材を求めたものが多い。

きしな

きしな [0] 【来しな】
〔「しな」は接尾語〕
来るとき。来るついで。きがけ。「―に立ち寄る」

きしのぶすけ

きしのぶすけ 【岸信介】
(1896-1987) 政治家。山口県生まれ。東大卒。佐藤栄作の兄。東条内閣の商工相となり戦時経済体制を推進。戦後 A 級戦犯として逮捕。追放解除後,衆議院議員。1957年(昭和32)首相就任。60年国民的反対運動の中で新日米安保条約批准を強行。直後に総辞職。

きしのやなぎ

きしのやなぎ 【岸の柳】
長唄の一。1873年(明治6)発表。杵屋(キネヤ)梅彦作詞,三世杵屋正次郎作曲。夏の隅田川,柳橋,本所などの情景を粋に唄った曲。

きしは

きしは 【岸派】
日本画の一流派。岸駒(ガンク)を祖とする。諸派を折衷した様式で江戸後期から明治期にかけて勢力があった。

きしぶ

きしぶ [0] 【生渋】
搾り取ったままの,混ぜ物のない柿渋。

きしべ

きしべ [0][3] 【岸辺】
岸のほとり。陸が水に接するあたり。

きしべのがく

きしべのがく 【吉師部の楽】
⇒吉志舞(キシマイ)

きしぼ

きしぼ 【鬼子母】
⇒きしも(鬼子母)

きしぼじん

きしぼじん [3] 【鬼子母神】
⇒きしもじん(鬼子母神)

きしまい

きしまい 【吉志舞】
古代,大嘗会(ダイジヨウエ)の際に行われた儀式舞踊の一。戦闘を表した舞で,舞人は武装し,鉾(ホコ)をとって舞う。代々,安倍氏がこれにあたった。吉師部(キシベ)の楽。楯節(タダフシノ)舞。

きします

きしま・す [3] 【軋ます】
■一■ (動サ五[四])
(1)「きしませる{(1)}」に同じ。「椅子を―・す」
(2)「きしませる{(2)}」に同じ。「それかの様がかの様が,少し―・して見さんせと申せば/浄瑠璃・孕常盤」
■二■ (動サ下二)
⇒きしませる

きしませる

きしま・せる [4] 【軋ませる】 (動サ下一)[文]サ下二 きしま・す
(1)きいきいと音を立てるようにする。「床(ユカ)を―・せる」
(2)気をもませる。じらす。「―・せずと話しや/浄瑠璃・栬狩」

きしみ

きしみ [3][0] 【軋み】
(1)物と物とが強くこすれ合って音を立てること。
(2)対立して互いに張り合うこと。争うこと。不和。「与野党の―」

きしむ

きしむ【軋む】
creak;→英和
squeak;→英和
grate.→英和

きしむ

きし・む [2] 【軋む】 (動マ五[四])
〔「きし」の動詞化〕
(1)固い物がこすれ合ってきいきいと音を立てる。「戸が―・む」
(2)いら立つ。「―・ませずと話しや,早う聞たい/浄瑠璃・栬狩」
〔「きしる」に対する自動詞〕

きしめく

きしめ・く [3] 【軋めく】 (動カ五[四])
物がこすれ合って,きしきし音がする。きしむ。「体の節々が―・くやうな痛み/飇風(潤一郎)」「―・く車に乗りてありく者/枕草子 28」

きしめん

きしめん [0][2] 【棊子麺・碁子麺】
(1)平たく作ったうどん。名古屋の名産。ひもかわ。
(2)小麦粉をこねてめん棒で延ばし竹筒で碁石の形に打ち抜き,ゆでて豆の粉をふりかけた食品。[貞丈雑記]

きしも

きしも 【鬼子母】
「鬼子母神」の略。きしぼ。

きしもじん

きしもじん [3] 【鬼子母神】
〔梵 Hārītī〕
安産や育児の神。また,法華経護持の神ともされる。天女の姿をとり,胸に一子を抱いて左手を添え,右手には吉祥果(キチジヨウカ)を捧げる。ときには鬼神形のものもある。もと幼児を食う悪女であったが,仏に自分の末子を隠されて親の心を知り,仏教に帰依(キエ)したという。きしぼじん。歓喜母。愛子母。訶梨帝母(カリテイモ)。鬼女。
鬼子母神[図]

きしもと

きしもと 【岸本】
姓氏の一。

きしもとちょうわ

きしもとちょうわ 【岸本調和】
(1638-1715) 江戸前期の俳人。奥州岩代国の人。武士階級を中心に門人を拡大し,江戸俳壇で最大勢力を誇ったが,蕉門の擡頭で退潮。著「富士石」

きしもとひでお

きしもとひでお 【岸本英夫】
(1903-1964) 宗教学者。兵庫県生まれ。東大教授。比較宗教学を開拓し,方法論の確立に努めた。著「宗教学」「死を見つめる心」

きしもとゆずる

きしもとゆずる 【岸本由豆流】
(1789-1846) 江戸後期の国学者。本姓,朝田氏。通称,大隅(タイグウ)。号は�園(ヤマブキソノ)。伊勢の人。村田春海に師事。歌人・蔵書家としても著名。著「万葉集考証」「土佐日記考証」など。

きしゃ

きしゃ [1][2] 【帰社】 (名)スル
社員などが,出先から自分の会社へ帰ること。

きしゃ

きしゃ【汽車】
a train.→英和
〜で by train[rail].〜に乗る take a train.→英和
〜に乗り込む(を降りる) get into (off) a train.→英和
東京行きの(発の)〜 a train for (from) Tokyo.‖汽車賃(旅行) a railroad[ <英> railway]fare (trip).

きしゃ

きしゃ [1][2] 【貴社】
相手の会社や神社を敬っていう語。

きしゃ

きしゃ [1][2] 【揮洒・揮灑】 (名)スル
「きさい(揮灑)」に同じ。「人に頼まれて―する書幅/花間鶯(鉄腸)」

きしゃ

きしゃ [1][2] 【喜捨】 (名)スル
進んで金銭や物品を寺社や困っている人に差し出すこと。「浄財を―する」

きしゃ

きしゃ [1][2] 【記者】
(1)新聞・雑誌・放送などの報道機関で,取材したり,記事を書いたり,編集に携わったりする人。「事件―」
(2)文書を作成する人。

きしゃ

きしゃ [2] 【騎射】 (名)スル
馬上から弓を射ること。また,その儀式。朝廷で騎射の節(セチ)に行われた馬弓や,武家で行われた犬追物(イヌオウモノ)・笠懸(カサガケ)・流鏑馬(ヤブサメ)など。
⇔歩射(ブシヤ)

きしゃ

きしゃ【記者】
a journalist;→英和
a newspaperman;→英和
a reporter;a correspondent;→英和
an editor (主筆).→英和
‖記者会見 a press conference;a press interview.記者会見をする meet the press.記者クラブ a press club.記者席 a press gallery (議会の);a press box (競技場の).記者団 a press corps.

きしゃ

きしゃ [2] 【汽車】
蒸気機関車によって客車・貨車を引き,レールの上を走る列車。明治初期には「陸蒸気(オカジヨウキ)」と呼ばれた。SL 。

きしゃ=の後押し

――の後押し
無駄な骨折りをすることのたとえ。

きしゃかいけん

きしゃかいけん [3] 【記者会見】
一定の場所に記者を集め,説明や質疑応答などにより情報を提供すること。

きしゃがさ

きしゃがさ [3] 【騎射笠】
騎射のときに用いる笠。竹などで網代(アジロ)に編んだもので,縁が反っている。のちには普通に乗馬用ともした。
騎射笠[図]

きしゃく

きしゃく【希釈(度)】
dilution.〜する dilute.→英和

きしゃく

きしゃく [0] 【希釈・稀釈】 (名)スル
溶液をその溶媒で薄め,濃度を減少させること。

きしゃくど

きしゃくど [3] 【希釈度】
溶液中に溶質が薄められている割合。溶質の1モルを溶かしている溶液のリットル数で表す。

きしゃくねつ

きしゃくねつ [3] 【希釈熱】
ある濃度の溶液にさらに溶媒を加えて希釈するときに発生または吸収される溶質一モルあたりの熱量。

きしゃご

きしゃご [0] 【細螺・喜佐古】
キサゴの転。[季]春。

きしゃごっこ

きしゃごっこ [3] 【汽車ごっこ】
子供の遊びの一。数人が縦に並んで,輪に結んだ綱の中にはいったり,前の人の肩や腰につかまって走る。

きしゃだん

きしゃだん [2] 【記者団】
その場に集まった報道機関各社の取材記者たち。「―を前に所信を表明する」

きしゃのせち

きしゃのせち 【騎射の節】
節会(セチエ)の一。五月五日に天皇が,武徳殿または弓場殿(ユバドノ)に出て,近衛・兵衛の騎射を観覧した行事。

きしゃはさみもの

きしゃはさみもの 【騎射挟み物】
江戸時代,徳川吉宗が流鏑馬(ヤブサメ)を再興して称した語。的(マト)に挟み物を用いたことからいう。

きしゃぽっぽ

きしゃぽっぽ [2] 【汽車ぽっぽ】
〔「ぽっぽ」は汽笛の音〕
汽車をいう幼児語。

きしゃクラブ

きしゃクラブ [3] 【記者―】
国会・官庁などで取材活動する各社の記者が親睦(シンボク)のため,また共同会見などの取材に便利なように組織した団体。また,その詰め所。プレス-クラブ。

きしゅ

きしゅ【騎手】
a rider;→英和
a jockey (競馬の).→英和

きしゅ

きしゅ [1][2] 【旗手】
(1)団体のしるしとしての旗を持つ役目の人。
(2)ある運動の先頭に立って活躍する人。「新劇運動の―」

きしゅ

きしゅ [1][2] 【機首】
飛行機の前端部。

きしゅ

きしゅ [1] 【記主】
〔仏〕 その宗派の根本的な経や論に注釈を施した人物のこと。

きしゅ

きしゅ [1][2] 【貴種】
貴い家柄の生まれ。また,その人。

きしゅ

きしゅ [1] 【寄主】
(1)「宿主(シユクシユ)」に同じ。
(2)植物を食べる昆虫のえさとなる草。

きしゅ

きしゅ [1] 【起首】
物事の始め。物事のおこり。

きしゅ

きしゅ [1][2] 【騎手】
(1)馬の乗り手。
(2)騎手免許を受け,競走馬に騎乗する者。ジョッキー。

きしゅ

きしゅ【機首】
the nose (of an airplane).→英和
〜を南に向ける head for the south.→英和

きしゅ

きしゅ【旗手】
a standard-bearer.

きしゅ

きしゅ [1] 【亀手】
⇒きんしゅ(亀手)

きしゅ

きしゅ [1][2] 【奇手】
意表をついたやり方・手段。奇抜な手。

きしゅ

きしゅ [1] 【気腫】
疾患部位に空気またはガスがたまった状態。肺気腫をさすことが多い。

きしゅ

きしゅ [1] 【期首】
定められた,ある期間の初め。
⇔期末

きしゅ

きしゅ [1] 【鬼手】
囲碁・将棋で,思いもよらないねらいを秘めた手。

きしゅ

きしゅ [1][2] 【帰趣・帰趨】
「きすう(帰趨)」に同じ。

きしゅ

きしゅ [1][2] 【機種】
(1)飛行機の種類。
(2)機械の種類。

きしゅう

きしゅう [0] 【季秋】
(1)秋の末。晩秋。
(2)陰暦九月の異名。

きしゅう

きしゅう キシウ 【貴州】
中国の南部,雲貴高原の東部を占める省。山がちで,木材・水銀などを産出する。省都,貴陽。別名,黔(ケン)。コイチョウ。

きしゅう

きしゅう 【紀州】
紀伊国の別名。

きしゅう

きしゅう [0] 【羇愁】
旅のうれい。旅愁。客愁(カクシユウ)。

きしゅう

きしゅう [0] 【箕帚】
(1)ちり取りとほうき。また,掃除すること。きそう。
(2)妻妾(サイシヨウ)となって仕えること。

きしゅう

きしゅう [0] 【既習】 (名)スル
すでに学習していること。
⇔未習
「―漢字」

きしゅう

きしゅう [0] 【奇習】
珍しい風習。奇妙な風習。

きしゅう

きしゅう [0] 【貴酬】
先方を敬って,先方に出す返事の手紙をいう語。御返事。

きしゅう

きしゅう【奇襲】
<make> a surprise attack <on> .

きしゅう

きしゅう [0] 【奇襲】 (名)スル
不意をついて敵を攻めること。「背後から―する」「―戦法」

きしゅう

きしゅう [0] 【奇臭】
変なにおい。異臭。

きしゅういぬ

きしゅういぬ [2] 【紀州犬】
イヌの一品種。和歌山県・三重県原産。体高45〜50センチメートル。頭部がやや大きく,頬のあたりがふっくらとしている。猟犬・番犬として用いられる。天然記念物。

きしゅうけ

きしゅうけ 【紀州家】
徳川御三家の一。徳川家康の第一〇子頼宣を祖とする。紀伊・伊勢・大和の一部を領した。五五万五千石。

きしゅうしっき

きしゅうしっき [4] 【紀州漆器】
紀州産の檜(ヒノキ)を木地とした挽物(ヒキモノ)・曲物(マゲモノ)・板物(イタモノ)などの漆器。

きしゅうのしょう

きしゅうのしょう 【箕帚の妾】
〔掃除をするはしための意〕
人妻となることを謙遜していう語。

きしゅうみかん

きしゅうみかん [4] 【紀州蜜柑】
ミカンの一品種。温州蜜柑(ウンシユウミカン)の普及以前の代表的品種。小形で種子が多い。酸味が少なく香気が高い。小蜜柑。

きしゅうりゅう

きしゅうりゅう 【紀州流】
水泳古流の一派。蛙足・巻き足を特徴とする泳法。紀州伝。

きしゅうネル

きしゅうネル [4] 【紀州―】
綿ネルの一種。明治初期,和歌山で織り出された。

きしゅく

きしゅく [0] 【耆宿】
〔「耆」は老,「宿」は旧の意〕
経験・徳望のある老人。経験豊かな老大家。宿老。「演劇界の―」

きしゅく

きしゅく【寄宿する】
lodge <at> ;→英和
board <at,with> (食事付).→英和
‖寄宿学校 a boarding school.寄宿舎 a dormitory.寄宿人 a lodger;a boarder.

きしゅく

きしゅく [0] 【寄宿】 (名)スル
(1)他人の家に身を寄せて生活すること。学校・会社などの宿舎で生活を営むこと。「友人の家に―する」
(2)「寄宿舎」の略。

きしゅく

きしゅく 【鬼宿】
(1)二十八宿の一。鬼星。鬼(キ)。現在の蟹(カニ)座の中心部。
(2)「鬼宿日」の略。

きしゅくしゃ

きしゅくしゃ [3] 【寄宿舎】
学校・会社などが,学生や社員などに低廉な住居を提供するために設けた建物。寮。寄宿。

きしゅくせい

きしゅくせい [3] 【寄宿生】
寄宿舎に宿泊している学生,または生徒。寮生。

きしゅくにち

きしゅくにち [3] 【鬼宿日】
陰暦で鬼宿にあたり,嫁取りのほかは,万事に大吉とされる日。

きしゅつ

きしゅつ [0] 【既出】
以前にすでに提示されていること。「―の単語」

きしゅぶっしん

きしゅぶっしん 【鬼手仏心】
外科医は手術のとき,残酷なほど大胆にメスを入れるが,それは何としても患者を救いたいという温かい純粋な心からである。仏心鬼手。

きしゅりゅうりたん

きしゅりゅうりたん [5] 【貴種流離譚】
〔折口信夫の命名〕
説話の一類型。若い神や英雄が他郷をさまよいさまざまな試練を克服し,その結果,神や尊い存在となったとするもの。在原業平(アリワラノナリヒラ)の東下り伝説,かぐや姫伝説,また,源氏物語の須磨流謫(ルタク)の条などがこれにあたる。

きしゅん

きしゅん [0] 【季春】
(1)春の末。暮春。
(2)陰暦三月の異名。

きしゅんけい

きしゅんけい [2] 【黄春慶】
春慶塗の一。木地に雌黄(シオウ)・クチナシなどを塗った黄色のもの。

きしゅんらく

きしゅんらく 【喜春楽】
雅楽の一。左方に属する黄鐘(オウシキ)調の古楽。蛮絵(バンエ)装束をつけ四人で舞う。

きしょ

きしょ [1][2] 【奇書】
珍しい書物。珍本。

きしょ

きしょ [1] 【期初】
「期首(キシユ)」に同じ。

きしょ

きしょ [1][2] 【寄書】 (名)スル
(1)手紙を送ること。また,その手紙。
(2)新聞・雑誌などに文章を寄せること。また,その文章。投書。寄稿。

きしょ

きしょ [2][1] 【貴所】
■一■ (名)
相手を敬ってその住所をいう語。
■二■ (代)
二人称。相手を敬っていう語。あなたさま。「―ワサブライデゴザッテカヨウノコトヲ仰セラルルカ/ロドリゲス」
〔■二■は中世以降の語で,主に男子に用いられる。中世末期には敬称の代名詞であったが,近世にはいると,敬意が次第にうすれ同輩に対して用いられるようになった〕

きしょ

きしょ [1][2] 【希書・稀書】
容易に手に入らぬ本。稀覯本(キコウボン)。

きしょ

きしょ [1][2] 【貴書】
相手を敬ってその手紙をいう語。

きしょう

きしょう【気象】
weather (conditions).→英和
〜を観測する make meteorological observations.‖気象衛星 a weather satellite.気象学(者) meteorology (a meteorologist).気象台 a weather bureau.気象庁 the Meteorological Agency.気象図 a weather chart.気象通報(予報) a weather report (forecast).気象予報官 a weather forecaster;a weatherman.

きしょう

きしょう [0] 【毀傷】 (名)スル
いため傷つけること。傷つけこわすこと。「師が栄誉の幾分を―せん/世路日記(香水)」

きしょう

きしょう [0] 【記章】
記念として関係者に渡す,目じるしとなるもの。
→徽章(キシヨウ)

きしょう

きしょう【気性】
nature;→英和
temper;→英和
disposition.→英和

きしょう

きしょう [0] 【奇捷】
思いがけない勝利。奇勝。「―を博する」

きしょう

きしょう [0] 【奇峭】 (名・形動)[文]ナリ
山などがけわしくそびえ立っていること。転じて,人の性格などが鋭く厳しいこと。また,そのさま。「彼も一種の―な性格である/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」

きしょう

きしょう [0] 【希少・稀少】 (名・形動)[文]ナリ
きわめてまれで少ない・こと(さま)。

きしょう

きしょう [0] 【起請】 (名)スル
(1)物事を企て,上申してその実行を上級官司に対して請うこと。また,その文書。「藤原朝臣冬緒―四事を進ず/三代実録(貞観一二)」
(2)神仏に誓いを立て,それにそむかぬことを宣言すること。また,その旨を記した文書。「全く不忠なきよし,一日に十枚づつの―を昼はかき/平家 12」
(3)(男女が)互いにとりかわす,固い約束。また,それを記した文書。「花川といへる女に―を書せ/浮世草子・一代男 3」

きしょう

きしょう [0] 【起床】 (名)スル
寝床からおきだすこと。「六時に―する」

きしょう

きしょう [0] 【奇勝】
(1)思いがけない勝利。奇捷(キシヨウ)。
(2)珍しく,素晴らしい景色。「―の地」

きしょう

きしょう【記章】
<wear> a badge.→英和

きしょう

きしょう [0] 【気象】
(1)気温・気圧の変化,大気の状態や雨・風など大気中の諸現象。「―観測」
(2)「気性」に同じ。「是れ日本国民の―を涵養するに足るもの/日本風景論(重昂)」
(3)宇宙の根元である気が形(象)となって現れること。「夫れ,混元既に凝りて,―未だ効(アラ)われず/古事記(序訓)」

きしょう

きしょう [0] 【気性】
生まれつきもっている性格。気だて。「―の激しい人」「進取の―」
〔「気象」とも書く〕

きしょう

きしょう [0] 【旗章】
はたじるし。国旗・軍旗・校旗など。

きしょう

きしょう [0] 【記誦】 (名)スル
(1)記憶してとなえること。そらんじること。「今も尚―せる/山月記(敦)」
(2)そらんじるばかりで,これを理解することに努めず,また実践しないこと。「―詞章の学に非るを以て/童子問」

きしょう

きしょう [0] 【徽章・記章】
〔「徽」は旗じるし,「章」は模様・印などの意〕
身分・資格・所属団体などを表すために,衣服・帽子などにつけるしるし。バッジ。

きしょう

きしょう【起床する】
get up;rise.→英和
‖起床時間 the hour of rising.

きしょう

きしょう [0] 【嬉笑・嘻笑】 (名)スル
喜んで笑うこと。「―にも相感じ怒罵にも相感じ/浮雲(四迷)」

きしょう

きしょう [0] 【譏笑】 (名)スル
あざけり笑うこと。また,その笑い。毀笑(キシヨウ)。「世人(ヨノヒト)に―せらるるを厭(イト)はれてや/近世紀聞(延房)」

きしょう

きしょう [0] 【危檣】
〔「危」は高い意〕
高い帆ばしら。

きしょうえいせい

きしょうえいせい [4] 【気象衛星】
気象観測用の人工衛星。地球規模の雲分布,海面温度分布などを撮影し,大気の流れなどを知り,天気図の作成や台風の進路予測などに重要な役割を果たす。

きしょうかち

きしょうかち【希少価値】
scarcity value.

きしょうかち

きしょうかち [4] 【希少価値】
ごく少ししか存在しないことから生ずるねうち。

きしょうがく

きしょうがく [2] 【気象学】
大気中の諸現象を探究する学問。現今,その対象は太陽系全体に向けられるようになった。

きしょうきねんび

きしょうきねんび [5] 【気象記念日】
六月一日。1875年同日に東京で気象観測が始められた日を記念して名付けた。気象庁の創立記念日としている。

きしょうきんぞく

きしょうきんぞく [4] 【希少金属】
地球上の天然の存在量が少なかったり,存在量は多くても品位の高いものや純粋な金属として得がたい金属。ニッケル・コバルト・クロム・マンガン・チタンなど。レア-メタル。

きしょうぎょうむほう

きしょうぎょうむほう [0][6] 【気象業務法】
1952年(昭47)に制定された,気象業務に関する基本制度で,気象業務の健全な発達と公共の福祉増進に寄与することが目的。

きしょうけいほう

きしょうけいほう [4] 【気象警報】
重大な災害をもたらす気象現象が予想される場合に,気象台あるいは測候所から発表される警報。大雨警報・大雪警報・暴風警報・暴風雪警報がある。

きしょうこうがく

きしょうこうがく [4] 【気象光学】
気象学の一分野。大気および大気中の浮遊物による光学的現象(天空光・薄明・光環・グローリー・ハロー・虹など)を研究する。エーロゾルによる散乱・屈折・回折は,大気の熱の収支に関係が深い。

きしょうさいがい

きしょうさいがい [4] 【気象災害】
気象が主要な原因となって起こる災害。風水害・雪害・凍霜害・雹(ヒヨウ)害・冷害・干害などの総称。

きしょうせい

きしょうせい [0] 【希少性】
〔scarcity〕
経済学で,人々の必要性を十分に満たすだけの財・サービスが不足している状態。

きしょうせいし

きしょうせいし 【起請誓紙】
「起請文(モン)」に同じ。

きしょうだい

きしょうだい [0] 【気象台】
気象に関する観測,情報の収集,予報・警報の作成と発表を主な業務とし,地震・火山・海洋の観測なども行う気象庁の一機関。管区・地方・海洋の諸気象台と,沖縄・航空地方・高層の各気象台がある。

きしょうだいがっこう

きしょうだいがっこう 【気象大学校】
大学校の一。運輸省所管。1922年(大正11)中央気象台付属測候技術官養成所として設立。気象庁の幹部職員養成を目的とする。本部は千葉県柏市。

きしょうちゅういほう

きしょうちゅういほう [6] 【気象注意報】
災害を伴う気象現象が予想される場合に,原則として府県予報区を担当する気象台から発表される注意報。大雨・大雪・強風・霜・雷・濃霧注意報などがある。

きしょうちょう

きしょうちょう [0][2] 【気象潮】
気象現象に影響されて起こる海面の昇降。台風の襲来に伴って起こる高潮はその一例。

きしょうちょう

きしょうちょう [2] 【気象庁】
運輸省の外局の一。気象に関する業務を担当する。1956年(昭和31)中央気象台から昇格。

きしょうつうほう

きしょうつうほう [4] 【気象通報】
気象官署が,一般または特定の機関や団体などに対して気象に関する各種の情報や予報を知らせること。簡単な天気図が作れるようにラジオで定時に放送されている気象放送はこの一種。

きしょうてんけつ

きしょうてんけつ [2] 【起承転結】
(1)漢詩の句の並べ方。起句でうたい起こし,承句でこれを承(ウ)け,転句で趣(オモムキ)を転じ,結句で結ぶという形式。絶句では第一句を起句,第二句を承句,第三句を転句,第四句を結句という。起承転合。
(2)文章の構成や物事の順序。

きしょうてんごう

きしょうてんごう [2] 【起承転合】
「起承転結」に同じ。

きしょうでんき

きしょうでんき [4] 【気象電気】
⇒大気電気(タイキデンキ)

きしょうびょう

きしょうびょう [0] 【気象病】
症状の変化が気象によって影響を受けると考えられている病気。関節リューマチ・神経痛・気管支喘息(ゼンソク)など。

きしょうぶ

きしょうぶ [2] 【黄菖蒲】
アヤメ科の多年草。地中海沿岸地方原産。湿地に観賞用に植える。また,各地の水辺に野生化。葉は剣形で,左右二列に根生する。初夏,アヤメに似た黄色の花を数個つける。

きしょうまえがき

きしょうまえがき 【起請前書】
起請文の初めに,誓う事項を掲げ,誓約をたがえたときは神仏の罰をこうむるべきことを記した部分。

きしょうもん

きしょうもん [2][0] 【起請文】
(1)起請の内容を記した文書。起請誓紙。誓紙。誓詞。
(2)特に起請{(2)}の文書。起請前書と神文(シンモン)とからなる。起請誓紙。
→神文(シンモン)

きしょうようそ

きしょうようそ [4] 【気象要素】
大気の状態を表すのに必要な要素。気温・気圧・風向・風速・湿度・雲量・雲形・降水量・日射・日照など。

きしょうよほうし

きしょうよほうし [5] 【気象予報士】
気象業務法に基づき,気象などの予報業務を行う者。気象庁以外の事業所が予報業務を行う際,事業所ごとに置くことが定められている。

きしょうらっぱ

きしょうらっぱ [4] 【起床喇叭】
兵営などで起床の合図に吹くらっぱ。

きしょうレーダー

きしょうレーダー [4] 【気象―】
電波を発射して,雨や雪などの降水粒子から反射された電波を受信して,降水粒子の方位・距離・量を測定する機器。

きしょく

きしょく【寄食する】
hang[sponge]on <one's relations> .寄食者 a hanger-on.

きしょく

きしょく [1][2] 【貴職】
書簡・文書などで,相手の身分・職名を敬っていう語。「―におかれましては」

きしょく

きしょく [0][1] 【基色】
基本となる色。原色。

きしょく

きしょく【喜色】
a joyful look.〜満面である be all smiles (with joy).

きしょく

きしょく [0] 【寄食】 (名)スル
他人の家に寝泊まりし,食事の世話を受けること。居候(イソウロウ)。「友人の家に―する」

きしょく

きしょく [0] 【気色】
〔「きそく」とも〕
(1)顔などに現れた,心の内面の様子。快・不快の気持ち。「―をうかがう」
(2)物事や人などに対して抱く,気分。「幾干(イクラ)か―を直して/婦系図(鏡花)」
(3)(顔色・表情などに現れた)体の状態。また,病状。「―がすぐれない」
(4)意向。意志。「鎌倉殿の御―も其儀でこそ候へ/平家 12」
(5)あたりの様子。ありさま。「風雲―常に違ふこと有り/続紀(養老五)」
(6)改まった様子をすること。「光頼卿笏取直し,―して/平治(上)」

きしょく

きしょく【気色】
a mood.→英和
〜が悪い feel disgusted <at> .

きしょく

きしょく [2][0] 【喜色】
うれしそうな顔つき。

きしょく

きしょく [0][1] 【旗色】
(1)戦いの形勢。はたいろ。
(2)旗じるしとするもの。立場。主張。「―鮮明」

きしょく

きしょく [0] 【機織】
はたを織ること。はたおり。

きしょく=が悪い

――が悪・い
(気分にさわったり,気味が悪かったりして)不快に感じる。いやな感じである。

きしょくがお

きしょくがお 【気色顔】
気負った顔つき。得意そうな顔つき。「まことに―にて/曾我 1」

きしょくばむ

きしょくば・む 【気色ばむ】 (動マ四)
「けしきばむ」に同じ。「御敵をば,はや追ひ落して候ふとて,―・うてぞ帰洛しける/太平記 38」

きしょくまんめん

きしょくまんめん [0][2] 【喜色満面】
うれしそうな表情が顔に満ちあふれていること。

きしり

きしり [2][3] (副)
(1)(多く「と」を伴って)物のきしる音を表す語。「廊下が歩くたびに―と鳴る」
(2)ぴったり。きっちり。「鬢さきのみ―ととりまはしたるを最上とす/評判記・色道大鏡」

きしり

きしり [3] 【軋り】
(1)きしる音。
(2)争い。軋轢(アツレキ)。

きしりあう

きしりあ・う [0][4] 【軋り合う】 (動ワ五[ハ四])
物と物とがすれ合って音を立てる。「二つの歯車が―・う」

きしる

きし・る [2] 【軋る・轢る】 (動ラ五[四])
〔「きし」の動詞化〕
(1)固い物がこすれ合って強くきいきいと音を立てる。きしませる。「荷車の―・る音」「暁,氷を―・る車のあと/平家 3」
(2)触れ合うばかりに近づける。「社はいらかを並べ,廻廊軒を―・れり/撰集抄 7」
(3)音を立てて,かじる。「夜毎に鼠が―・りけるが/咄本・昨日は今日」
〔「きしむ」に対する他動詞〕

きしる

きしる【軋る】
creak;→英和
squeak;→英和
grate.→英和

きしろう

きしろ・う キシロフ 【軋ふ】 (動ハ四)
激しく争う。競争する。「又―・ふ人なきさまにて/源氏(匂宮)」

きしわだ

きしわだ 【岸和田】
大阪府南部,大阪湾に面する市。商工業・住宅都市。近世,岡部氏の城下町。繊維・金属・木材・機械工業などが発達。

きしん

きしん [0] 【虧心】
道義の念に欠けている心。

きしん

きしん [0] 【規箴】
戒めること。戒め。「少壮官医中に蘭軒の―を受けたものである/伊沢蘭軒(鴎外)」

きしん

きしん [0] 【寄進】 (名)スル
神社・寺院などに,金銭・物品を寄付すること。

きしん

きしん 【紀信】
中国,漢初の忠臣。滎陽(ケイヨウ)で楚の項羽により漢王劉邦が包囲された際,漢王と偽って降伏して劉邦を脱出させ,自分は項羽に焼き殺された。のち忠祐の号を賜り廟にまつられた。

きしん

きしん [0][2] 【帰心】
家や故郷に帰りたいと思う心。

きしん

きしん [0][2] 【機心】
機を見てはたらく心。また,はかりごとをめぐらす心。「―を蔵す」

きしん

きしん [0] 【晷針】
〔「晷」はひかげの意〕
古代の日時計の一種。台の上に一定の高さの棒を垂直に立て,その影の落ちる方角によって時間を計り,影の長短によって季節および一太陽年の長さを知る装置。日晷儀。

きしん

きしん [1][0] 【貴信】
相手からの通信を尊敬していう語。

きしん

きしん【寄進】
a contribution;→英和
a donation.〜する contribute;→英和
donate.→英和
寄進者 a donator.

きしん

きしん [1][2] 【貴臣】
身分の高い臣下。高位高官の臣下。

きしん

きしん [1][2][0] 【貴紳】
貴顕と紳士。

きしん

きしん [0] 【忌辰】
「忌日(キニチ)」に同じ。

きしん=矢の如(ゴト)し

――矢の如(ゴト)し
家や故郷にすぐにでも帰りたいと思う心が非常に強い。

きしんしばい

きしんしばい [4] 【寄進芝居】
江戸時代,寺社の建立や修復の費用を得る目的で行われた歌舞伎興行。

きしんしゃ

きしんしゃ [2] 【起震車】
地震を体験させ,防災に役立てるため,震動装置や室内の簡単な設備を搭載した自動車。

きしんじょう

きしんじょう [0] 【寄進状】
寄進の趣旨および品目などを書いた文書。

きしんじょうるり

きしんじょうるり [4] 【寄進浄瑠璃】
江戸時代,寺社の建立や修復の費用を得る目的で行われた人形浄瑠璃芝居の興行。

きしんせん

きしんせん 【姫新線】
JR 西日本の鉄道線。兵庫県姫路・岡山県津山・新見間,158.1キロメートル。姫路市と岡山県中央部の山間部を結び,中国山地縦貫ルートの一部を形成。

きしんど

きしんど 【気しんど】 (形動)
〔近世語〕
気疲れがするさま。心配ではらはらするさま。「ああ気の毒な足もと,前から見て居るに―でならぬ/浄瑠璃・伊賀越道中双六」
→しんど

きしんろん

きしんろん 【起信論】
「大乗(ダイジヨウ)起信論」の略。

きじ

きじ [1] 【木地】
(1)木材の地質。
(2)漆器を作る過程で,漆を塗る前の地肌のままの器物。
(3)轆轤挽(ロクロビ)きや木彫りなどの材料とする,粗びきした材。
(4)「木地塗り」の略。

きじ

きじ [1] 【奇事】
(1)不思議な事。あやしい事。
(2)珍しい事。

きじ

きじ 【亀茲】
⇒クチャ

きじ

きじ [1] 【機事】
機密の事柄。

きじ

きじ【記事】
news (items);→英和
an article;→英和
<give> an account <of a case> ;→英和
a description (叙述).→英和
〜差し止め a press ban.〜を差し止める put a ban on the publication <of news> .→英和

きじ

きじ [1] 【棄児】
捨てられた子供。捨て子。

きじ

きじ【生[木]地】
(1) cloth;→英和
(a) suit material (男物);(a) dress material (女物).
(2)[木目]the grain;→英和
plain wood (塗物の).
(3)[本質] <show> one's true colors[character].〜のままの plain;→英和
undisguised.→英和
‖生地見本 sample cloth.生地屋 a draper;a clothier.

きじ

きじ [1] 【記事】
(1)新聞・雑誌などに報道されている事柄。また,その文章。
(2)事実をありのままに書き記すこと。また,その文。
(3)「記事文」の略。

きじ

きじ [1] 【喜字】
⇒きのじ(喜字)

きじ

きじ [1] 【素地・生地】
(1)手を加えていないもとのままの性質。生まれつきの性質。「―が出る」
(2)化粧をしていない肌。素肌。「つやのある玉肌の―/少年(潤一郎)」
(3)染色などの加工を施していない布地。また,縫製の材料としての布地。
(4)陶磁器で,まだ釉(ウワグスリ)をかけていないもの。特に,素焼きしていないものをいう。
(5)小麦粉などのデンプンを材料とし,水分を加えて練ったもの。パンや麺などの整形・加熱調理をする前の状態。

きじ

きじ [1] 【棋峙】 (名)スル
碁盤の上に白黒の碁石を置いたように,あちこちに群雄などが割拠して相対すること。「付近に―せる敵の各砲台より/肉弾(忠温)」

きじ

きじ キヂ [1]
〔黄色い体液を出すところから「黄血」とも書く〕
釣りで,餌(エサ)に用いるシマミミズをいう。

きじ

きじ【雉子】
《鳥》a pheasant.→英和

きじ

きじ [0] 【雉・雉子】
キジ目キジ科の鳥。雄は全長80センチメートルほど,尾が長く40センチメートル近くあり,深緑色を主色とした羽色で美しい。雌は雄より小さく,全身黄褐色で尾が短い。地上で餌(エサ)をとり,早春の発情期に雄はケンケーンと鋭い声で鳴く。日本特産種で,1947年(昭和22)国鳥に指定。北海道以外の各地に分布。キギス。キギシ。[季]春。《父母のしきりに恋し―の声/芭蕉》

きじ=の=草隠(クサカク)れ

――の=草隠(クサカク)れ(=隠れ)
キジが草の中に頭だけを隠して尾が出ているのに気がつかないこと。一部を隠して,全体を隠したつもりでいること。頭隠して尻隠さず。

きじ=も鳴かずば撃(ウ)たれまい

――も鳴かずば撃(ウ)たれまい
無用の発言をしたばかりに,自ら災害を招くことのたとえ。

きじかくし

きじかくし [3] 【雉隠】
ユリ科の多年草。山中に自生。茎は細く,長さ1メートルに達し,よく分枝する。葉は鱗片(リンペン)状に退化し,その腋(ワキ)からでた短枝は緑色の線形で葉の代わりをする。雌雄異株。初夏,緑白色の小花が数個葉腋(ヨウエキ)につく。果実は球形の小液果で,秋に赤熟する。

きじく

きじく【機軸】
a <new> device.→英和
⇒新機軸.

きじく

きじく [1] 【機軸】
〔機関・車輪などの軸の意〕
(1)方式。方法。くふう。「新―を打ち出す」
(2)物事の中心。

きじく

きじく [0] 【基軸】
物事の基幹・中心となるもの。

きじくつうか

きじくつうか [4] 【基軸通貨】
国際間の決済や金融取引に広く使用される通貨。米ドル・英ポンドなど。キー-カレンシー。国際通貨。

きじぐるま

きじぐるま [3] 【雉車】
松・杉などの材で雉の形を作り,彩色して下に車をつけた郷土玩具。熊本県や福岡県のものが有名。

きじこうこく

きじこうこく [3] 【記事広告】
新聞・雑誌などに,一見本文の記事と思わせる体裁で載せてある広告。

きじし

きじし キヂ― [2] 【木地師】
⇒木地屋(キジヤ)

きじつ

きじつ [1][0] 【枳実】
生薬の一。ダイダイ・ナツミカン・ミカンなどの未熟果実を乾燥したもので,健胃薬に用いる。

きじつ

きじつ【期日】
a (fixed) date;→英和
an appointed day;a time limit.〜をきめる fix the date <of meeting,for an examination> .

きじつ

きじつ [0] 【記実】
事実を書き記すこと。事実・事物を主として叙述すること。

きじつ

きじつ [1] 【期日】
一定のことを行うこととして,前もって定められた日。約束の日。きにち。「―に遅れる」

きじつ

きじつ [1][0] 【忌日】
⇒きにち(忌日)

きじつぶん

きじつぶん [3][0] 【記実文】
⇒記事文(キジブン)

きじぬり

きじぬり キヂ― [0] 【木地塗(り)】
木地の木目の美しさを生かすように漆を薄く塗ること。また,その漆器。木地。

きじのおしだ

きじのおしだ キジノヲ― [5] 【雉の尾羊歯】
キジノオシダ科の常緑性シダ植物。暖地の山中に生える。根茎は太く,葉は根生し,長さ約50センチメートルで,羽状に全裂する。胞子葉は細長く,密に胞子嚢(ノウ)をつける。キジノオ。

きじはた

きじはた [0] 【雉羽太】
スズキ目の海魚。全長40センチメートル程度。体は褐色で,赤橙色の斑点が密に分布。背びれ基部の中央付近に大きな黒色斑がある。食用で美味。本州以南の各地から中国までの岩礁域に分布。

きじばと

きじばと [0] 【雉鳩】
ハト目ハト科の鳥。背面は褐色で,羽の縁は明るい栗色。デデッポーポーと鳴く。アジアに広く分布。ヤマバト。

きじばと

きじばと【雉鳩】
a turtledove.→英和

きじびき

きじびき キヂ― [0] 【木地挽き】
⇒木地屋(キジヤ)

きじぶえ

きじぶえ [0][3] 【雉笛】
狩人がキジを誘い出すために吹く笛。キジの鳴き声に似た音が出る。[季]春。

きじぶん

きじぶん [2] 【記事文】
文章の種類の一。事実の記述を主とする文章。記実文。

きじほんまつたい

きじほんまつたい [1][0] 【紀事本末体】
中国の歴史記述の一形式。事件の一部始終を年次順にまとめて一貫性をもたせた記述の仕方。宋の袁枢(エンスウ)が「資治通鑑(シジツガン)」を編纂し直して「通鑑紀事本末」を作ったことに始まる。
→編年体
→紀伝体

きじま

きじま 【来島】
姓氏の一。

きじまきえ

きじまきえ キヂマキヱ [3][4] 【木地蒔絵】
漆塗りをしていない木地に直接,蒔絵をすること。また,その蒔絵。

きじままたべえ

きじままたべえ 【来島又兵衛】
(1816-1864) 幕末期の志士。長州藩士。遊撃隊を組織して長州藩の京都での失地回復を図るが禁門の変で戦死。

きじむしろ

きじむしろ [3] 【雉蓆】
バラ科の多年草。日当たりのよい山地に生える。根葉は五〜七個の楕円形の小葉からなる羽状複葉で,長毛がある。春,高さ約15センチメートルの花茎を立て,黄色の五弁花を数個開く。[季]春。
雉蓆[図]

きじむなあ

きじむなあ
沖縄で,古木の精に悪霊がついて化したといわれる妖怪。キジムン。

きじもの

きじもの キヂ― [0] 【木地物】
白木のままの器物。

きじゃく

きじゃく 【気癪】
〔「きしゃく」とも〕
心配のあまり,癪(シヤク)を起こすこと。「わしは―で床につき/浄瑠璃・氷の朔日(上)」

きじゃく

きじゃく [0] 【帰寂】
僧が死ぬこと。入滅。入寂。

きじゃく

きじゃく [0] 【着尺】
和服用の反物で,大人の長着一枚を作るのに必要な幅と長さのもの。着尺物。
→羽尺(ハジヤク)

きじゃくじ

きじゃくじ [3] 【着尺地】
「着尺」に同じ。

きじや

きじや キヂ― [2] 【木地屋】
轆轤(ロクロ)を使って椀や盆など,木地のままの器物を作る職人。かつては良材を求めて山から山へと渡り歩いていた。明治以降,急減。木地師。木地挽(ビ)き。轆轤師。

きじやき

きじやき [0] 【雉焼(き)】
(1)豆腐を切り,塩や塩味を薄くした醤油をつけて焼き,燗酒(カンザケ)をかけた料理。雉焼き豆腐。
(2)マグロ・カツオなどの魚の切り身を,生姜(シヨウガ)の汁を入れた醤油でつけ焼きにしたもの。
(3)「鴫(シギ)焼き」に同じ。

きじゅ

きじゅ [1] 【耆儒】
老年の儒者。年とった学者。

きじゅ

きじゅ【喜寿】
one's seventy-seventh birthday.

きじゅ

きじゅ [1] 【喜寿】
〔「喜」の字の草体「�」が「七十七」と分解できるところから〕
数え年の七七歳。また,その祝い。喜の祝い。喜の字の祝い。

きじゅう

きじゅう【機銃】
a machine gun.機銃掃射をうける be machine-gunned.

きじゅう

きじゅう [0] 【騎銃】
騎兵用の小銃。歩兵銃より銃身が短い。

きじゅう

きじゅう [0] 【機銃】
「機関銃」の略。

きじゅう

きじゅう [0] 【帰従】 (名)スル
つき従うこと。服従。帰服。

きじゅう

きじゅう [0] 【寄住】 (名)スル
他人の家に身を寄せて生活すること。寄寓。

きじゅう

きじゅう [0] 【奇獣】
珍しいけもの。

きじゅう

きじゅう [0] 【器什】
日常用いる道具や家具。什器。

きじゅうき

きじゅうき【起重機】
<lift a thing with> a crane;→英和
a derrick (船の).→英和

きじゅうき

きじゅうき キヂユウ― [2] 【起重機】
⇒クレーン

きじゅうきせん

きじゅうきせん キヂユウ― [0] 【起重機船】
クレーンを載せた船。港湾工事・造船などの重量部材のつり上げ・運搬・据えつけなどに用いる。

きじゅうそうしゃ

きじゅうそうしゃ [4] 【機銃掃射】
機関銃で敵をなぎはらうように射撃すること。

きじゅす

きじゅす [2] 【生繻子】
生糸で織ったしゅす。

きじゅつ

きじゅつ [1] 【詭術】
人をだます手段・方法。

きじゅつ

きじゅつ [0] 【既述】 (名)スル
同じ文章の中で,すでに述べたこと。前述。「―したように…」

きじゅつ

きじゅつ【奇術】
conjuring tricks;magic;→英和
sleight of hand.〜を行なう perform a magic trick.‖奇術師 a conjurer;a magician.

きじゅつ

きじゅつ【記述】
(a) description;→英和
<give> an account <of> .→英和
〜する describe.→英和
〜的 descriptive.‖記述文法 (a) descriptive grammar.

きじゅつ

きじゅつ [0] 【記述】 (名)スル
(1)文を書きしるすこと。また,書きしるしたもの。「事実をありのまま―する」
(2)〔哲〕
〔description〕
物事のありさまを概念的説明を混じえずにありのままに書きしるすこと。また,その言語表現。
→説明

きじゅつ

きじゅつ [1] 【奇術】
(1)仕掛けや手さばきで観客の目をくらまし,不思議なことをして見せる術。手品。
(2)不思議な技術。

きじゅつげんごがく

きじゅつげんごがく [6] 【記述言語学】
〔descriptive linguistics〕
言語学の一分野。ある言語のある一時期における状態を観察・分析し体系的に記述しようとするもの。また,さらに言語構造についての一般的な理論を打ち立てようともする学問。
→歴史言語学

きじゅつし

きじゅつし [3] 【奇術師】
奇術を行う人。手品師。

きじゅつてきかがく

きじゅつてきかがく [6] 【記述的科学】
事物(事象)を観察し,これを組織的に記録・分類することを主な内容とする科学。かつての博物学などをさす。

きじゅつとうけいがく

きじゅつとうけいがく [6] 【記述統計学】
大量観察によって,集団の状態を数量的に記述する統計学。推計学に対して,従来の統計学をさしていう。

きじゅつない

きじゅつな・い 【気術無い】 (形)
〔近世語〕
心苦しい。せつない。「不返事は―・い/松翁道話」

きじゅつぶんぽう

きじゅつぶんぽう [4] 【記述文法】
〔descriptive grammar〕
現実の言語現象の究明を目標に,ある時期における一言語の文法現象をありのままに記述しようとする文法。
→規範文法

きじゅん

きじゅん【基準】
a standard;→英和
a basis.→英和
〜の standard <price> .

きじゅん

きじゅん [0] 【基準】
物事の判断の基礎となる標準。「採点の―」

きじゅん

きじゅん [0] 【帰順】 (名)スル
敵対するのをやめて,服従すること。「城をあけ渡し敵に―する」

きじゅん

きじゅん【帰順する】
submit <to> .→英和

きじゅん

きじゅん [0] 【規準】
判断や行動の手本となる規則。

きじゅんかい

きじゅんかい [2] 【基準階】
高層建築において,繰り返し現れる代表的な平面をもつ階。規範階。

きじゅんかわせそうば

きじゅんかわせそうば [7] 【基準為替相場】
各種の外国為替相場を決定する際,基準となる特定国通貨と自国通貨の交換比率。
→裁定(サイテイ)為替相場

きじゅんかんご

きじゅんかんご [4] 【基準看護】
健康保険法の規定に基づく保険医療機関の看護要員数に関する基準。

きじゅんしんどう

きじゅんしんどう [4] 【基準振動】
両端を固定した弦や円筒中の空気,二つつないだ振り子などの振動で,それらが示す複雑な振動の基本となっている特定の形式の単振動。固有振動。

きじゅんせん

きじゅんせん [0] 【基準線】
建築・工作などの図面をかく場合の基準となる線。

きじゅんちか

きじゅんちか [4] 【基準地価】
国土利用計画法(1974年制定)による土地取引規制における基準とするため,都道府県が毎年一回(通常は七月一日)公表している地価。基準地価格。基準地地価。

きじゅんてん

きじゅんてん [2] 【基準点】
測量や設計で,寸法を測ったり位置を決めたりする基準となる点。

きじゅんないちんぎん

きじゅんないちんぎん [6] 【基準内賃金】
所定の作業時間において行われた労働の対価として支払われる賃金。基本給・能率給・生活補助給などからなる。基準給。基準賃金。

きじゅんひょうほん

きじゅんひょうほん [4] 【基準標本】
分類学上,ある生物群を新種・新変種などとして新しく学名を与えるとき,形態の記載の根拠となる標本。タイプ標本。模式標本。

きじゅんめん

きじゅんめん [2] 【基準面】
山の高さや海の深さを地図・海図上に示す場合の,それぞれの基準となる面。日本では山の高さは平均水面,海の深さはほぼ最低低潮面を基準面としている。水準面。水準基準。

きじゅんやっきょく

きじゅんやっきょく [4] 【基準薬局】
地域の医療に貢献するため,一定の基準を満たしていると日本薬剤師会が認定した薬局。院外処方箋に応需できる薬局の目安となる。

きじょ

きじょ [1] 【季女】
一番すえの娘。すえむすめ。

きじょ

きじょ [1] 【貴女】
■一■ (名)
身分の高い女性。
■二■ (代)
二人称。女性に対して軽い敬意をもって用いる語。あなた。

きじょ

きじょ [1] 【機序】
しくみ。機構。メカニズム。

きじょ

きじょ [1] 【機女】
はたを織る女。はたおりめ。

きじょ

きじょ [1] 【鬼女】
(1)女の姿をした鬼。
(2)鬼のように残酷な女。

きじょ

きじょ [1] 【帰除】
〔和算用語。帰は一桁(ケタ)の数で割ること,除は二桁以上の数で割ること〕
割り算。

きじょう

きじょう【机上の】
academic;theoretical.〜の空論 an armchair[a mere]theory.‖机上計画 a desk[paper]plan.机上作戦 a war game.

きじょう

きじょう [0] 【机上】
机の上。

きじょう

きじょう [0] 【器仗】
武器。兵仗(ヒヨウジヨウ)。

きじょう

きじょう【軌条】
a rail;→英和
<米> a track.→英和

きじょう

きじょう [0] 【軌条】
レール。線路。

きじょう

きじょう【気丈な】
stouthearted;firm;→英和
<feel> secure[reassured].→英和

きじょう

きじょう [0] 【機上】
飛行機に乗っていること。「―の人となる」

きじょう

きじょう [0] 【騎乗】 (名)スル
馬に乗ること。「一斉に―する」

きじょう

きじょう 【気情】
気力。意地。「たつた一飛びと思へども―も足も心ばかり/浄瑠璃・宵庚申(上)」

きじょう

きじょう [0] 【鰭条】
魚のひれを支える角質あるいは骨質の線状構造物。基部は担鰭骨で支えられる。鰭棘(キキヨク)と軟条とがある。ひれすじ。

きじょう

きじょう キジヤウ 【鬼城】
⇒村上(ムラカミ)鬼城

きじょう

きじょう 【貴丈】 (代)
二人称。相手の男性を敬っていう語。尊丈。「―御聞定の旨趣,ひそかに御知らせ下さるべく候/芭蕉書簡」
〔近世,書簡などに用いられることが多い〕

きじょう

きじょう [0] 【帰城】 (名)スル
自分の城に帰ること。

きじょう

きじょう [0] 【気丈】 (名・形動)[文]ナリ
気持ちがしっかりしている・こと(さま)。気丈夫。「―な女性」
[派生] ――さ(名)

きじょう

きじょう [1] 【貴嬢】 (代)
二人称。未婚の女性を敬っていう語。「―の作品拝読いたしました」

きじょうてがた

きじょうてがた [4] 【騎乗手形】
⇒書合手形(カキアイテガタ)

きじょうのくうろん

きじょうのくうろん [0] 【机上の空論】
頭の中で考えただけで,実際には役に立たない理論・計画。

きじょうぶ

きじょうぶ [2] 【気丈夫】 (名・形動)[文]ナリ
(1)頼るものがあって安心に思う・こと(さま)。心丈夫。「案内人がいるから―だ」
(2)気持ちがしっかりしている・こと(さま)。気丈。「―な老人」「―な人でも,大病になると平生(フダン)とは違ふ/雪中梅(鉄腸)」

きじょうぶ

きじょうぶ【気丈夫な】
⇒気丈(な).

きじょうゆ

きじょうゆ [2] 【生醤油】
(1)水で割ったり煮たてたりせず,また他の調味料を加えたりしていない醤油。
(2)もろみから絞り出したままで熱処理などをしてない醤油。

きじょうプラン

きじょうプラン [4] 【机上―】
立案されただけで,まだ実行には移されていない計画。また,現実的でない計画。デスク-プラン。

きじょほう

きじょほう [0] 【帰除法】
珠算で,二一天作などの割り算九九を使って割る方法。

きじらみ

きじらみ [2] 【木虱】
半翅目キジラミ科の昆虫の総称。体長3ミリメートル内外。形はセミに似,後肢が発達してよく跳躍する。幼虫・成虫とも植物に寄生して樹液を吸う害虫。

きじるし

きじるし [2] 【木印】
きこりが自分の切った木に刻みつけて占有を示すしるし。山印。切り判(ハン)。きざ。

きじろうるし

きじろうるし キヂロ― [4] 【木地蝋漆】
最上質の生漆(キウルシ)を精製した透き漆の一種。

きじろぬり

きじろぬり キヂロ― [0] 【木地蝋塗(り)】
透き漆を塗って木地の木目(モクメ)や年輪を生かすように仕上げる塗り方。

きじん

きじん [0][1] 【鬼神】
〔「きしん」とも〕
(1)荒々しく恐ろしい神。「―をも拉(ヒシ)ぐ活躍」「断じて行えば―もこれを避く」
(2)人の目に見えず,超人的な力をもつ存在。「我れ,諸の―ならびに夜叉神などを召して/今昔 4」
(3)鬼。「大江山の―の事/謡曲・大江山」
(4)天地万物の霊魂。死者の霊魂と天地の神霊。「天地を動かし―を感ぜしめ/古今(真名序)」

きじん

きじん [1] 【旗人】
中国,清代の軍事組織八旗に所属した者の総称。満州族を中心にモンゴル族・漢族などを含む。各種の特権を与えられた。

きじん

きじん【奇人】
an eccentric (person);→英和
a queer fish.

きじん

きじん [0] 【帰陣】 (名)スル
戦いを終えて陣営に帰ること。

きじん

きじん [0][1] 【貴人】
身分の尊い人。官位の高い人。きにん。

きじん

きじん【貴人】
a noble(man);→英和
a high personage.

きじん

きじん [0] 【奇人・畸人】
性質や言動が常人と異なっている人。変人。

きじん=に横道(オウドウ)なし

――に横道(オウドウ)なし
鬼神は道にはずれたことをしない。鬼神は邪(ヨコシマ)なし。

きじんのうれい

きじんのうれい 【杞人の憂い】
⇒杞憂(キユウ)

きじんのおまつ

きじんのおまつ 【鬼神のお松】
越後の笠松峠に住んでいたという女賊。また,これを脚色した三世桜田治助作の歌舞伎「新板越白浪(コシノシラナミ)」の通称。

きす

き・す 【騎す】 (動サ変)
馬に乗る。「之を腰間に佩び―・して発す/不二の高根(麗水)」

きす

き・す [1] 【期す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「期する」の五段化〕
「期する」に同じ。「またの日を―・そう」
[可能] きせる
■二■ (動サ変)
⇒きする

きす

き・す 【規す】 (動サ変)
決まる。定まる。「列国の交際始て道理を以て相ひ―・するを得べし/経国美談(竜渓)」

きす

き・す [1] 【記す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「記する」の五段化〕
「記する」に同じ。「上欄には―・さないこと」
■二■ (動サ変)
⇒きする

きす

きす【鱚】
《魚》a Japanese whiting.

きす

きす [1][2] 【鱚】
(1)スズキ目キス科キス属の海魚の総称。日本近海には,シロギス・アオギス・ホシギスがいる。食用とする。
(2)シロギスの別名。[季]夏。

きす

き・す [1] 【帰す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「帰する」の五段化〕
「帰する」に同じ。
■二■ (動サ変)
⇒きする

きすい

きすい [0] 【汽水】
海水と淡水とが混じり合っている塩分濃度の低い水。汽水湖・河口などの水。

きすい

きすい 【帰綏】
中国,内モンゴル自治区の区都フフホトの旧名。帰化城・綏遠の両城市の合併による名称。

きすい

きすい [0] 【既遂】
(1)すでにし終わっていること。
(2)犯罪が完了していること。犯罪の構成要件の内容が完全に実現されること。
⇔未遂

きすいえんこう

きすいえんこう [4] 【輝水鉛鉱】
モリブデンの硫化物から成る鉱物。六方晶系。色は鉛灰色で金属光沢を呈す。ペグマタイト・熱水鉱床などに産し,モリブデンの重要な原鉱。モリブデナイト。

きすいこ

きすいこ [2] 【汽水湖】
汽水の湖沼。サロマ湖・浜名湖など。

きすいはん

きすいはん [2] 【既遂犯】
既遂となった犯行。

きすう

きすう【帰趨】
a tendency;→英和
a trend;→英和
a consequence;→英和
an issue (結果).→英和

きすう

きすう [0] 【帰趨】 (名)スル
帰着すること。ゆきつくところ。帰趣。「勝敗の―は予断を許さない」「混沌として―するところを知らない」

きすう

きすう【奇数】
an odd[uneven]number.奇数日(月) an odd day (month).

きすう

きすう【基数】
a cardinal number.

きすう

きすう [2] 【奇数】
二で割り切れない整数。
⇔偶数

きすう

きすう [2] 【基数】
(1)記数法で基礎として用いる数。十進法では,〇〜九の整数をいう。
(2)集合の要素の個数。カーディナル数。
→濃度

きすうし

きすうし [2] 【基数詞】
数量を表す数詞。「ひとつ」「ふたつ」「三枚」「五本」などの類。
→序数詞

きすうほう

きすうほう [0] 【記数法】
〔数〕 数字を用いて数を書き表す方法。今日では,〇〜九の数字を用い,十進法で表すアラビア記数法が多く用いられる。コンピューターなどでは,二進法・一六進法が用いられる。

きすきせん

きすきせん 【木次線】
JR 西日本の鉄道線。島根県宍道(シンジ)・木次・備後落合間,81.9キロメートル。中国山地横断ルートの一部を形成。出雲坂根にスイッチ-バックがある。

きすぐ

きすぐ 【生直】 (形動ナリ)
〔「きすく」とも〕
素朴で飾りけのないさま。きまじめなさま。「いとまめに―の人にておはす/源氏(初音)」

きすけ

きすけ 【喜助】
江戸の遊里で雑用をする男衆の通称。「お手前が―か時にあの女郎/柳多留 81」

きすげ

きすげ [0] 【黄菅】
ユリ科の多年草。山地の草原に生える。夏,高さ1メートルほどの花茎を立ててユリに似たレモン色の花を数個つける。花は夕方に開いて翌朝しぼむ。夕菅(ユウスゲ)。

きすご

きすご [0] 【鱚子】
キス(鱚)の異名。[季]夏。

きすて

きすて [0] 【着捨て】
〔「きずて」とも〕
衣服を着られるだけ着て捨てること。また,その衣服。

きすてる

きす・てる [3] 【着捨てる・着棄てる】 (動タ下一)[文]タ下二 きす・つ
(1)脱いだ衣服をかたづけないでそのままにしておく。脱ぎ捨てる。「―・てたままの着物」
(2)衣服をいたむまで着て,つくろわずに捨てる。

きすむ

きす・む 【蔵む】 (動マ四)
しまいかくす。「頂(イナダキ)に―・める玉は二つ無し/万葉 412」

きする

き・する [2] 【記する】 (動サ変)[文]サ変 き・す
(1)書きとめる。しるす。「由来を―・する」
(2)覚えている。記憶する。「心に―・して忘れない」

きする

き・する [2] 【期する】 (動サ変)[文]サ変 き・す
(1)時期・期限を定める。「午前一時を―・して攻撃を開始する」
(2)必ず実現しようと決意・約束する。「必勝を―・する」「心中ひそかに―・するところがある」「殿上にていひ―・しつる本意もなくては/枕草子 137」
(3)期待する。予期する。「生還は―・しがたい」
→ご(期)す

きする

き・する [2] 【帰する】 (動サ変)[文]サ変 き・す
(1)最後にはそうなる。結果としてそうなる。「無に―・する」「烏有(ウユウ)に―・する」
(2)従う。帰依(キエ)する。「久しく法相大乗の宗を―・す/平家 7」
(3)罪・責任などをある人に負わせる。「罪を他の人に―・する」

きする

きする【帰する】
(1) come to;result in.(2) attribute[ascribe] <to> (原因を).→英和
(3) fall into one's hands (入手).
〜ところ after all.

きする

きする【記する】
write down;record.→英和

きする

きする【期する】
expect;→英和
look forward <to doing> ;be sure[confident] <of> (確信);be prepared <for,to do> (覚悟).再会(必勝)を期して hoping[expecting]to meet again (resolved to win).期せずして by chance.期せずして…する happen[chance]to do.

きず

きず【傷[疵・瑕]】
(1)[身体] <inflict> a wound <on> ;→英和
an injury;→英和
a cut;→英和
a scratch.→英和
(2)[品物]a flaw;→英和
a crack (ひび);→英和
a bruise (果物の).→英和
(3)[精神]a fault;→英和
a defect;→英和
a stain (汚点).→英和
〜のない flawless;→英和
perfect.→英和
〜のある defective;→英和
imperfect.→英和
〜をつける ⇒傷つける.

きず

きず [0] 【傷・疵・瑕】
(1)打ったり切ったりしてできた,体の表面の損傷。創傷。「―がうずく」「切り―」
(2)物の表面にできた割れ目や欠け目。「柱の―」「―がつく」
(3)欠点。不完全な部分。「玉に―」「早とちりするのが―だ」
(4)不名誉なこと。また,好ましくない評判。「経歴に―がつく」
(5)心などに受けた痛手。「心の―」

きず

きず [1] 【木酢】
ユズ・ダイダイなどから搾り取った酢。

きず

きず [1] 【生酢】
混ぜ物を加えていない酢。

きず=に玉

――に玉
欠点が多い中に,よい点が少しばかりあること。「玉にきず」を反対にいったもの。「『おまへは飲みさうな支体(カツボク)で下戸だの』『―だらうよ』/滑稽本・浮世床 2」

きず=を求む

――を求む
〔韓非子(大体)〕
無理に人の欠点や過失を探し求める。毛を吹いて疵(キズ)を求む。

きず=持つ=足

――持つ=足(=脛(スネ))
犯した罪を隠しているなど,後ろ暗いことがあることをたとえていう語。脛に傷持つ。

きず=無き玉

――無き玉
完全で,欠点のないもののたとえ。また,きわめて大事なもの。「―とおもほしかしづくに/源氏(紅葉賀)」

きずあと

きずあと [0] 【傷痕・疵痕】
きずのついたあと。きずが治ったのち,皮膚に残ったあと。「―が残る」「心の―」

きずあと

きずあと【傷跡】
a scar.→英和

きずい

きずい [0] 【奇瑞】
めでたいことの前ぶれとして起こる不思議な現象。吉兆。

きずい

きずい [0] 【気随】 (名・形動)[文]ナリ
自分の思いのままに振る舞う・こと(さま)。「―者」「―な奴だなあ/片恋(四迷)」

きずいきまま

きずいきまま [0] 【気随気儘】 (名・形動)[文]ナリ
わがまま勝手な・こと(さま)。「―な振る舞い」

きずいしょう

きずいしょう [2] 【黄水晶】
水晶のうち,黄色を帯びたもの。結晶中に不純物の鉄を含む。飾り石・印材とする。主産地はブラジル。シトリン。

きずいせん

きずいせん [2] 【黄水仙】
ヒガンバナ科の多年草。南ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来して観賞植物として栽培される。葉は深緑色で細い。春に花茎を立てて,香りのよい黄色の花を横向きにつける。[季]春。

きずいせん

きずいせん【黄水仙】
a jonquil.→英和

きずき

きずき [0] 【生漉き】
〔「きすき」とも〕
楮(コウゾ)・三椏(ミツマタ)・雁皮(ガンピ)だけを用い,他のものを混ぜずに紙を漉くこと。また,その和紙。

きずきあげる

きずきあ・げる キヅキ― [5] 【築き上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 きづきあ・ぐ
(1)土・石などを積み重ねて構造物などをつくる。「石垣を―・げる」
(2)努力の結果,地位・名誉・財産などを得る。「苦労して―・げた財産」

きずきがみ

きずきがみ [3] 【生漉き紙】
生漉きの紙。生紙(キガミ)。

きずく

きず・く キヅク [2] 【築く】 (動カ五[四])
〔「城(キ)築(ツ)く」の意。古くは「きつく」とも〕
(1)土や石をつき固めてつくる。「堤防を―・く」「松のひまびま墓を―・く/松島賦」
(2)城や砦(トリデ)をつくる。「城を―・く」
(3)基礎を固めて,しっかりしたものにする。努力してつくりあげる。「伝統を―・く」「財産を―・く」
[可能] きずける

きずく

きずく【築く】
build;→英和
construct.→英和
築き上げる build up <one's reputation> .

きずぐすり

きずぐすり [3] 【傷薬】
傷につける薬。

きずぐすり

きずぐすり【傷薬】
[軟膏]salve;→英和
<apply> ointment <on the bruised part> .→英和

きずぐち

きずぐち【傷口】
a wound.→英和

きずぐち

きずぐち [0] 【傷口】
(1)傷ができて,皮膚のやぶれている部分。「―がふさがる」
(2)触れられたくない,過去のあやまちや出来事。「昔の―に触れるようなことを言う」
(3)物事の欠点。物事の不都合な箇所。「―が広がる」

きずぐち=に塩(シオ)

――に塩(シオ)
悪い状態の上に,さらに災難がふりかかること。

きずつく

きずつく【傷つく】
be[get]wounded[injured,hurt].

きずつく

きずつ・く [3] 【傷付く・疵付く】
■一■ (動カ五[四])
(1)体に傷ができる。「―・いた足」「人ニ―・ク/ヘボン(三版)」
(2)物に傷ができる。「家具が―・く」
(3)心に痛手を受ける。また,人の名誉などがそこなわれる。「―・きやすい年頃」「体面が―・く」
■二■ (動カ下二)
⇒きずつける

きずつける

きずつける【傷つける】
wound;→英和
injure;→英和
hurt <another's feelings> ;→英和
disgrace <one's family> .→英和

きずつける

きずつ・ける [4] 【傷付ける・疵付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 きずつ・く
(1)人にけがをさせる。
(2)物に傷をつける。そこなう。
(3)心に痛手を与える。また,人の名誉などをそこなう。「童心を―・ける」「プライドを―・ける」

きずな

きずな【絆】
bonds;ties.〜を断つ sever one's ties <with> .

きずな

きずな [1][0] 【生砂】
川砂や海岸砂のうち,ほとんど石英粒からなる砂。鋳型に用いる。

きずな

きずな キヅナ [0] 【絆・紲】
(1)家族・友人などの結びつきを,離れがたくつなぎとめているもの。ほだし。「―を断ち切る」
(2)動物などをつなぎとめておく綱。[和名抄]

きずもの

きずもの【傷[疵]物】
a defective[flawed]article.〜にする damage;→英和
spoil;→英和
ruin.→英和

きずもの

きずもの [0] 【傷物・疵物】
(商品など)傷のついた品物。

きずり

きずり [0] 【木摺り】
塗り壁の下地として,少しずつ間をあけて取りつけた小幅の貫板(ヌキイタ)。木摺り貫。

きずホルモン

きずホルモン [3] 【傷―】
生物体が傷を受けたときに,その部分から分泌され,付近の細胞の生長や増殖を促すホルモン性物質の総称。癒傷(ユシヨウ)ホルモン。

きせ

きせ [0] 【被】
裁縫で,縫い目よりやや奥で折って縫い代を片返しにしたときの,縫い目から折り山までの部分。「―をかける」

きせい

きせい【奇声】
<raise> a queer voice.

きせい

きせい [0] 【棋勢】
囲碁・将棋の勝負の形勢。

きせい

きせい [0] 【既済】
⇒きさい(既済)

きせい

きせい [0] 【既成】
すでにできあがっていること。「―の事実」

きせい

きせい [0] 【祈請】 (名)スル
神仏に祈って,加護を請うこと。

きせい

きせい【気勢】
spirit;→英和
vigor.→英和
〜があがる(あがらない) be in high (low) spirits.〜をそぐ discourage.→英和

きせい

きせい [0] 【季世】
末の世。末世。

きせい

きせい [0] 【機制】
しくみ。機構。メカニズム。

きせい

きせい [0] 【旗旌】
はたとのぼり。旗幟(キシ)。

きせい

きせい【既成の】
accomplished;→英和
existing.→英和
‖既成概念 an accepted idea.既成事実 an accomplished fact; <F.> a fait accompli.既成政党 an existing (political) party.

きせい

きせい [0] 【奇声】
奇妙な声。頓狂(トンキヨウ)な声。「―を発する」

きせい

きせい【期成会[同盟]】
an association for the attainment <of> .→英和

きせい

きせい [1][0] 【奇正】
奇襲と正攻法。

きせい

きせい [0][2] 【希世・稀世】
世にもまれなこと。世間にめったにないほどすぐれていること。希代。「―の英雄」

きせい

きせい [0] 【気勢】
意気込んだ気持ち。勢い。元気。「―をそがれる」「―があがる」

きせい

きせい [0] 【期成】
物事の成功や完成を強く期すること。「校舎新築―会」

きせい

きせい【既製の】
ready-made <article> .既製服 ready-made[store]clothes.

きせい

きせい【規正】
(re)adjustment <of consumption> .〜する (re)adjust;→英和
regulate.→英和

きせい

きせい【寄生】
parasitism.〜する be parasitic <on> ;live upon.‖寄生虫(動物,植物) a parasitic worm (animal,plant);a parasite.

きせい

きせい【規制する】
regulate;→英和
control.→英和

きせい

きせい【帰省する】
return[go,come]home.

きせい

きせい [0] 【既製】
商品などが,注文によってではなく前もって作ってあること。レディー-メード。「―服」

きせい

きせい [0][1] 【棋聖】
囲碁・将棋の達人。

きせい

きせい [0] 【記性】
記憶力。「―があつて,書を善く読んだ/渋江抽斎(鴎外)」

きせい

きせい [0] 【帰省】 (名)スル
夏期休暇などに,故郷に帰ること。故郷に帰り父母の安否を問うこと。帰郷。[季]夏。「―バス」「親を―する/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」

きせい

きせい [0] 【祈誓】 (名)スル
神仏に祈って,心に誓いを立てること。願立て。「神前に―する」

きせい

きせい [0] 【規正】 (名)スル
規則に従って悪い点を正しく改めること。

きせい

きせい [0] 【規整】 (名)スル
規律を立てて物事を整えること。

きせい

きせい [0] 【寄生】 (名)スル
(1)異種の生物が一緒に生活して,一方が利益を受け,他方が害を受けている生活形態。害を受ける方の生物を宿主という。内部寄生と外部寄生とに大別される。
(2)自分で生活できずに,他の者を頼って生活すること。

きせい

きせい [0] 【規制】 (名)スル
(1)規則によって物事を制限すること。「自由な行動を―する」「交通―」
(2)物事をなす際に従うべききまり。規定。

きせい=を揚(ア)げる

――を揚(ア)・げる
仲間が集まって,意気盛んなところを見せる。

きせいいん

きせいいん [2] 【期成因】
⇒作用因(サヨウイン)

きせいかざん

きせいかざん [4] 【寄生火山】
⇒側火山(ソツカザン)

きせいかんわ

きせいかんわ [4] 【規制緩和】
自由な経済活動を活性化するために,政府や自治体などが民間の経済活動に定めている許可・確認・検査・届け出などの規制を緩和ないし廃止すること。デレギュレーション。

きせいがいねん

きせいがいねん [4] 【既成概念】
広く社会で認められ,通用している概念。「―を破る」

きせいきじゅん

きせいきじゅん [4] 【規制基準】
物事を規制する基準。特に大気汚染・水質汚濁・騒音について遵守が義務づけられる基準。
→排出基準
→排水基準

きせいきょせい

きせいきょせい [4] 【寄生去勢】
寄生により宿主の生殖器が退化したり,性徴が変化すること。フクロムシの寄生を受けた雄のカニの例が有名。

きせいこうぶつ

きせいこうぶつ [4] 【気成鉱物】
マグマ固結の末期に生じた鉱物。マグマから放出された揮発成分が濃縮した高温流体から生ずる。電気石・黄玉・蛍石・スズ石など。

きせいこん

きせいこん [2] 【寄生根】
寄生植物が宿主の組織内に入り込んで養分を吸収するために形成する特殊な根。マメダオシ・ヤドリギの根など。吸根。

きせいさっか

きせいさっか [4] 【既成作家】
地位・名声の確立している作家。新進作家に対していう。

きせいし

きせいし [2] 【帰省子】
他郷へ出ていたが,夏期休暇などに親元へ一時帰省した人。[季]夏。

きせいしょくぶつ

きせいしょくぶつ [5] 【寄生植物】
寄生生活をする高等植物の総称。寄生しながら光合成も行う半寄生植物(ツクバネ・ヤドリギなど)とクロロフィルを欠き全く光合成を行わない全寄生植物(ネナシカズラ・ナンバンギセルなど)がある。

きせいじじつ

きせいじじつ [4] 【既成事実】
すでに起こってしまっていて,広く承認されている事実。承認が当然とされる事実。

きせいじぬしせい

きせいじぬしせい [0] 【寄生地主制】
江戸時代以降,特に明治維新の地租改正以後,地主への土地集積が進行したために生じた地主・小作関係を基礎とする農業経営の形態。地主自らは農業に従事せず,所有地の大部分を小作人に貸し出し,小作料を徴収して生活の基盤とした。戦後の農地改革で解体。

きせいちゅう

きせいちゅう [0] 【寄生虫】
(1)寄生生活をする動物。宿主の体の内部に寄生するもの(カイチュウ・サナダムシなど)と外部に寄生するもの(ナンキンムシ・ダニなど)とに分ける。寄生動物。
(2)他人の財産を食い物にし,また他人の労力などに頼って生活する者。「社会の―」

きせいちゅうしょう

きせいちゅうしょう [4][0] 【寄生虫症】
寄生虫が体内に侵入して起こす病気の総称。回虫症・肝ジストマ症など。

きせいどうとく

きせいどうとく [4] 【既成道徳】
現実社会に通用し,一般通念となっている道徳的判断や習慣。

きせいどうめい

きせいどうめい [4] 【期成同盟】
社会的な問題を成就するため,利害を同じくするものが結成した同盟。

きせいばえ

きせいばえ [2] 【寄生蠅】
ヤドリバエ上科のハエのうち,他の昆虫に寄生する種類の総称。小形または中形で,剛毛が発達する。アメリカシロヒトリなどの害虫に寄生するブランコヤドリバエ,カイコに寄生するカイコノウジバエなど。

きせいばち

きせいばち [2] 【寄生蜂】
ハチ類のうち,他の昆虫やクモあるいはその卵に産卵し,幼虫がそれらを食べて育つ種の総称。ハチ類の過半数を占め,害虫の天敵として利用できるものも多い。きせいほう。やどりばち。

きせいひん

きせいひん [0] 【既製品】
商品として前もって作ってある品。

きせいほんせん

きせいほんせん 【紀勢本線】
三重県亀山と和歌山市間の鉄道線。亀山・新宮(180.2キロメートル)の JR 東海,新宮・和歌山市(204キロメートル)の JR 西日本からなる。紀伊半島の海岸部を一周する。

きせいめいがら

きせいめいがら [4] 【規制銘柄】
信用取引で,一部の銘柄について投機が過度に及んだと判断し,取引所が委託保証金率を上げ,その一部を現金徴収するなどの規制措置をとった銘柄。

きせかい

きせかい [2] 【器世界】
〔仏〕 三種世界の一。生命のあるものが生きる場となる山河・大地など。器世間。器界。

きせかえにんぎょう

きせかえにんぎょう キセカヘニンギヤウ [5] 【着せ替え人形】
女児の玩具。衣装をいろいろと取り替えて楽しむ人形。

きせかえる

きせか・える [4][3] 【着せ替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 きせか・ふ
着ている衣服を別の衣服にかえて着せる。

きせかける

きせか・ける [4] 【着せ掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 きせか・く
相手が着やすいように,後ろから肩に着物を掛けてやる。「浴衣(ユカタ)を―・ける」

きせがわ

きせがわ 【黄瀬川・木瀬川】
富士山東麓の御殿場市付近の湧水に源を発し,南流して狩野川と合流する川。合流点付近の黄瀬川宿(現在,沼津市)は源頼朝・源義経の対面の場として有名。

きせき

きせき【奇跡[蹟]】
<work> a miracle;→英和
a wonder.→英和
〜的(に) miraculous(ly).→英和

きせき

きせき【軌跡】
《数》 <find> a locus.→英和

きせき

きせき [0][2] 【貴戚】
(1)高貴な身分の人の親戚。
(2)貴族。

きせき

きせき [0][2] 【輝石】
鉄・マグネシウム・カルシウムなどのケイ酸塩鉱物。斜方晶系と単斜晶系とがある。火成岩・変成岩を構成する主要鉱物。

きせき

きせき [0][2] 【貴石】
美しく価値の高い石。宝石。

きせき

きせき [0] 【軌跡】
(1)車輪の通ったあと。わだち。
(2)先人の言動のあと。また,その人やある物事のたどってきたあと。「―をたどる」
(3)〔数〕 点が一定の条件に従って動くときに描く図形。一定の条件を満たす点全体の集合。

きせき

きせき [0] 【帰籍】 (名)スル
再びもとの戸籍に戻ること。復籍。

きせき

きせき [0][2] 【鬼籍】
死者の姓名などを記入する帳面。過去帳。点鬼簿。

きせき

きせき [0] 【基石】
土台の石。

きせき

きせき [0] 【帰責】
刑罰や損害賠償などの法的な責任を負わせること。

きせき

きせき [0][2] 【奇跡・奇蹟】
(1)常識では理解できないような出来事。「―の生還」
(2)主にキリスト教で,人々を信仰に導くため神によってなされたと信じられている超自然的現象。聖霊による受胎,復活,病人の治癒など。原始キリスト教では当時の魔術信仰に対抗するため,また使徒(預言者)のしるしとして特にこれを宣伝した。

きせき

きせき [0] 【奇石】
珍しい形の石。「―怪岩」

きせき

きせき [0] 【棋石・碁石】
囲碁に使う石。碁石(ゴイシ)。

きせき=に入(イ)る

――に入(イ)・る
死んで過去帳に記入される。死亡する。

きせきあんざんがん

きせきあんざんがん [6] 【輝石安山岩】
斑晶鉱物として輝石を含む安山岩。日本の安山岩中最も普通。

きせきげき

きせきげき [3] 【奇跡劇】
西欧中世の宗教劇の一形式。聖母マリアあるいは聖者の奇跡伝説を題材とした世俗的色彩の強い詩劇。

きせきじゆう

きせきじゆう [4] 【帰責事由】
法的に責任を負わせる事由。その実質は,故意または過失が認められること。

きせきてき

きせきてき [0] 【奇跡的】 (形動)
事実とは信じられないさま。「―な生還」「―に命をとりとめる」

きせきれい

きせきれい [2] 【黄鶺鴒】
スズメ目セキレイ科の小鳥。全長20センチメートルほどで,尾が長い。背面は灰褐色で,胸と腹は黄色。尾を上下に動かして水辺を忙しく歩き,また,波状に飛ぶ。各地の河川沿いにすむ。石たたき。

きせけん

きせけん [2] 【器世間】
⇒器世界(キセカイ)

きせずして

きせずして 【期せずして】 (連語)
思いがけなく。偶然に。「―意見が一致する」

きせっかい

きせっかい [2] 【生石灰】
⇒せいせっかい(生石灰)

きせつ

きせつ [0][1] 【期節】
時節。時期。

きせつ

きせつ [1][2] 【気節】
(1)気概があって,節操の堅いこと。気骨。
(2)気候。季節。

きせつ

きせつ [2][1] 【季節】
(1)一年を天候の特徴に応じて分けたときの,それぞれの区切り。日本など温帯では春・夏・秋・冬の四季がある。「―の変わり目」
(2)時期。シーズン。「桜の―」「行楽の―」

きせつ

きせつ【季節】
a season.→英和
〜向きの(はずれの,おくれの) in (out of,behind the) season.桜(海水浴)の〜 the cherry (swimming) season.‖季節感 a sense of the season(s).季節風 a seasonal wind;a monsoon.季節料理 dishes of the season.季節労働者 a seasonal laborer.

きせつ

きせつ【既設の】
established;existing.→英和

きせつ

きせつ [0] 【奇説】
ひどく風変わりな説。奇妙な説。

きせつ

きせつ [0] 【既設】
すでに設けてあること。「―の施設」

きせつうた

きせつうた [3] 【季節唄】
春は春唄,夏は夏唄というように,その季節にだけ唄われた民謡。神をまつるときや農作業をするときにその季節の風物を唄うことで神に豊作を祈願したもので,日本民謡の原点と考えられる。

きせつかいゆう

きせつかいゆう [4] 【季節回遊】
水温などの季節による変化に応じて水生動物が移動すること。

きせつかん

きせつかん [3] 【季節感】
その季節らしい感じ。「―のあるメニュー」

きせつかんぜい

きせつかんぜい [4] 【季節関税】
保存のきかない果物や野菜などの輸入品について,国内の農業生産者を保護するため,ある季節に限って高い税率で賦課する関税。

きせつがた

きせつがた [0] 【季節型】
同じ種類の動物が季節の違いによって示す形態・色彩などの変異。ライチョウ・キアゲハなどに顕著。季節的変異。

きせつくぶん

きせつくぶん [4] 【季節区分】
一年を天候の推移などによって,いくつかの期間に区分すること。

きせつちょうせい

きせつちょうせい [4] 【季節調整】
時系列経済データから,季節的な変動部分を取り除く手続き。

きせつはずれ

きせつはずれ [4] 【季節外れ】
その物事にふさわしい季節にはずれていること。「―の台風に見舞われる」

きせつびょう

きせつびょう [0] 【季節病】
特定の季節に多発する病気。夏の腸炎ビブリオ食中毒・日本脳炎,冬のインフルエンザなど。

きせつふう

きせつふう [0] 【季節風】
一般に夏は海洋から大陸に,冬は大陸から海洋へと,季節によってほぼ正反対にかつ広範囲に吹いている風系。日本付近では夏の南東風と,冬の北西風とが季節風である。モンスーン。

きせつふうきこう

きせつふうきこう [6] 【季節風気候】
季節風によって特徴づけられる気候。夏は海洋から吹きこむ季節風によって高温多湿,冬は大陸からの季節風によって低温乾燥がその一般的特徴。

きせつよほう

きせつよほう [4] 【季節予報】
暖候季と寒候季の天候を予報すること。例えば,入梅の時期,梅雨の性格,夏の暑さ,冬の寒さなどの予報。

きせつろうどう

きせつろうどう [4] 【季節労働】
(1)農業や漁業など,季節によって仕事の量に大きな差のある産業における労働。
(2)季節的な余暇を利用して本業以外の他の労働に従事すること。
→出稼(デカセ)ぎ

きせつろうどうしゃ

きせつろうどうしゃ [6] 【季節労働者】
季節労働に従事する人。

きせと

きせと [2] 【黄瀬戸】
桃山時代に美濃で焼かれた陶器。黄釉(オウユウ)を用い,線刻・印花・櫛目(クシメ)などの文様を施したものや,銅緑色・鉄褐色の斑文のあるものが多い。

きせなが

きせなが 【着背長】
鎧(ヨロイ)の別名。特に,大将が着るものについていう。「何によつてか一両の御―を重うはおぼしめし候ふべき/平家 9」

きせはぎ

きせはぎ 【着せ剥ぎ】
興行中にのみ興行主から役者に貸し与える衣装。また,奉公期間中のみ奉公人に貸し与える着物。「―だからすまないとおさう云ひ/柳多留拾遺」

きせる

き・せる [0] 【着せる】 (動サ下一)[文]サ下二 き・す
(1)衣服などを身につけさせる。きさせる。「晴れ着を―・せる」「甲斐の黒駒鞍―・せば命死なまし/日本書紀(雄略)」
(2)負わせる。うけさせる。「罪を―・せる」「恩に―・せる」
(3)かぶせる。包みおおう。「金(キン)を―・せる」
(4)打つ。たたく。「僧は敲く月下の門とてはうと―・せた/咄本・昨日は今日」
〔「着る」に対する他動詞〕
[慣用] 濡れ衣(ギヌ)を―/歯に衣着せぬ

きせる

きせる【着せる】
(1) dress;→英和
cover;→英和
help <a person> on <with his overcoat> .
(2) lay <a blame on a person> ;→英和
charge <a person with a guilt> (罪を).→英和

きせわた

きせわた [0] 【着せ綿・被せ綿】
(1)「菊の被綿(キセワタ)」に同じ。
(2)シソ科の多年草。茎は方形で,高さ80センチメートルほど。葉は卵形。初秋に上部の葉腋に淡紅色の花をつける。
(3)海産の巻貝。殻は体に比べて小さく,殻長2センチメートルほどで外套膜(ガイトウマク)に包まれて白い。各地の沿岸に分布。

きせん

きせん【機先を制する】
forestall;→英和
get the jump on.

きせん

きせん【貴賎】
high and low.〜の別なく irrespective of rank.

きせん

きせん【汽船】
a steamship[steamer];→英和
a liner (定期船).→英和
〜で行く go by steamer[by sea].〜大和丸 the steamship[S.S.]Yamato Maru.

きせん

きせん [0][1] 【貴賤】
身分の高い人と低い人。貴いことと卑しいこと。「職業に―なし」

きせん

きせん [0] 【棋戦】
囲碁や将棋の勝負。

きせん

きせん 【帰泉】
黄泉(ヨミ)に行くこと。死ぬこと。「―の霊魂は九夜の夢に迷ひにき/海道記」

きせん

きせん [0] 【帰線】
給電回路を構成する導線のうち,装置や回路を経てアースに帰る線。

きせん

きせん [0] 【機先】
物事がまさに起ころうとするその直前。また,事を起こそうとする直前。

きせん

きせん [2] 【木銭】
「木賃(キチン)」に同じ。

きせん

きせん 【喜撰】
平安前期の歌人。六歌仙の一人。山城国乙訓(オトクニ)郡の人といわれる。出家して醍醐山に入り,のち宇治山に住み仙人となったと伝えられる。確実な作といえる歌は古今集中の一首のみ。喜撰法師。醍醐法師。生没年未詳。

きせん

きせん [0] 【騎戦】
馬に乗って行う戦い。

きせん

きせん [0] 【基線】
三角測量をする時の基準になる直線。

きせん

きせん [0] 【汽船】
原動力として蒸気機関を備えた船舶の総称。法規上では,蒸気を用いると否とにかかわらず,主として推進機関によって運航する船。普通,モーターボートや軍艦は含まない。

きせん

きせん [0] 【機船】
「発動機船」の略。

きせん

きせん [0] 【麾扇】
「軍配団扇(グンバイウチワ)」に同じ。

きせん=を制(セイ)する

――を制(セイ)・する
先手を打って人より有利な立場に立つ。

きせんいでん

きせんいでん [4] 【帰先遺伝】
⇒先祖返(センゾガエ)り

きせんしき

きせんしき 【喜撰式】
歌学書。一巻。喜撰著と伝えるが未詳。古今集以前の成立か。和歌の起源,歌病・畳句・連句・長歌・混本歌・八階・神世異名などを論じた書。和歌四式の一。

きせんそくりょう

きせんそくりょう [4] 【基線測量】
三角測量で基礎になる基線の長さを測量すること。他の辺は内角により求めて三角形を形成する。これをもとにさらに別の三角形を組み立て,連鎖・結合して拡大していく。

きせんそこびきあみぎょぎょう

きせんそこびきあみぎょぎょう [10] 【機船底引網漁業】
動力を備えた船で,トロール網以外の手繰り網・打た瀬網などの底引き網を引いて行う漁業。

きせんだけ

きせんだけ 【喜撰岳】
京都府宇治市東部にある山。喜撰の詠にある宇治山のこと。海抜416メートル。喜撰山。

きせんやど

きせんやど [4] 【汽船宿】
汽船の乗客や荷物を取り扱う宿。

きせんやど

きせんやど [4] 【木銭宿】
「木賃宿」に同じ。

きせんスペクトル

きせんスペクトル [5] 【輝線―】
⇒線(セン)スペクトル

きせガラス

きせガラス [3] 【被せ―】
ガラス器物の加飾法の一。透明なガラス素地を覆うように色ガラスを重ねて熔着する技法。また,その技法で作られた製作品。内側に色ガラスを重ねたときは内被せガラスと呼ぶ。オーバーレイ-グラス。ケース-ガラス。

きぜい

きぜい [0] 【亀筮】
「亀卜(キボク)」に同じ。

きぜつ

きぜつ【気絶する】
faint (away);→英和
swoon.→英和

きぜつ

きぜつ [0] 【奇絶】 (名・形動)[文]ナリ
非常に珍しい・こと(さま)。絶妙。「景光の―なる/真善美日本人(雪嶺)」

きぜつ

きぜつ [0] 【気絶】 (名)スル
一時的に意識を失うこと。失神。「激痛のあまり―した」

きぜわ

きぜわ [0] 【生世話】
「生世話物」の略。

きぜわしい

きぜわし・い [4] 【気忙しい】 (形)[文]シク きぜは・し
(1)心がせかれて落ち着かない。「―・い年の暮れ」
(2)気が短い。せっかちだ。「―・い性格」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

きぜわしい

きぜわしい【気忙しい】
restless;→英和
bustling.

きぜわしない

きぜわしな・い キゼハシ― [5] 【気忙しない】 (形)
「きぜわしい」に同じ。「―・く扇子を動かす」「―・い人」

きぜわもの

きぜわもの [0] 【生世話物】
歌舞伎の世話物のうち,特に江戸時代の庶民の生活を写実的に描いた脚本,またその演出。怪談物や白浪(シラナミ)物が多い。四世鶴屋(ツルヤ)南北・河竹黙阿弥(モクアミ)らによって完成された。生世話。生世話狂言。真世話物。

きぜん

きぜん【毅然とした(て)】
firm(ly);→英和
resolute(-ly).→英和

きぜん

きぜん [0] 【毅然】 (ト|タル)[文]形動タリ
意志が強く,物事に動じないさま。意志・信念を断固貫くさま。「―たる態度」「―として守る所を失ふなき/真善美日本人(雪嶺)」

きぜん

きぜん [0] 【喟然】 (ト|タル)[文]形動タリ
ため息をついて嘆くさま。嘆息するさま。「―として歎息して/浮雲(四迷)」

きぜん

きぜん [0] 【巋然】 (ト|タル)[文]形動タリ
高くそびえ立つさま。「先生は―として常に二三番を下らなかつた/琴のそら音(漱石)」

きぜん

きぜん 【気前】
〔気前(キマエ)の音読み〕
(1)気だて。性質。気がまえ。「年頃は五十余になれども―若く/洒落本・青楼娭言解」
(2)気分。心持ち。「いい―な/滑稽本・膝栗毛(初)」

きぜんげん

きぜんげん [2] 【既然言】
〔江戸時代の国学者鈴木重胤の用語〕
已然形のこと。

きそ

きそ 【昨夜・昨日】
〔「きぞ」か。「そ」の清濁は確定しがたい〕
(1)きのうの夜。昨夜。「―こそば児ろとさ寝しか/万葉 3522」
(2)きのう。昨日。「―の夜帰りまゐりしに/読本・雨月(浅茅が宿)」

きそ

きそ【基礎】
<lay> the foundation <of,for> ;→英和
the basis;→英和
the base.→英和
〜的 fundamental;→英和
basic.→英和
…に〜をおく be based[founded]on….‖基礎工事[工作]foundation work.基礎控除(額) (the amount of) basic deduction.基礎体温 basal body temperature.

きそ

きそ 【木曾】
長野県南西部,木曾川上流域一帯の地域。
→木曾谷

きそ

きそ【起訴】
prosecution (刑事の);litigation (民事の).〜する prosecute[indict] <a person of a crime> (検事が);→英和
bring an action[a suit] <against> (民事).→英和
‖起訴者(状) an indictor (indictment).起訴猶予 suspension of indictment.

きそ

きそ [2] 【稀疎】 (名・形動ナリ)
まばらで少ない・こと(さま)。「或は頻数なる有り或は―なる有り/三酔人経綸問答(兆民)」

きそ

きそ [2][1] 【起訴】 (名)スル
裁判所に訴えを起こすこと。特に,刑事訴訟法上,検察官が公訴を提起すること。

きそ

きそ [1][2] 【基礎】
(1)物事が成立する際に基本となるもの。「―を固める」
(2)建築物の重量を支え,安定させるために設ける建物の最下部の構造。地形(ジギヨウ)・礎石・土台など。

きそいあう

きそいあ・う キソヒアフ [4] 【競い合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに負けまいと競争する。互いにはげむ。「スピードを―・う」

きそいうま

きそいうま キソヒ― 【競ひ馬】
くらべうま。けいば。「葵祭・―なんどは名にふれて/仮名草子・東海道名所記」

きそいがく

きそいがく [3] 【基礎医学】
人体の構造・機能についての研究や,臨床についての基礎的研究などを行う医学分野の総称。解剖学・病理学・微生物学・薬理学・衛生学などに分かれる。
→臨床医学

きそいがり

きそいがり キソヒ― 【着襲狩り・競ひ狩り】
昔,陰暦五月五日に薬草を採集した行事。薬狩り。
〔「ますらをの着襲(キソ)ひ狩する月は来にけり/万葉 3921」の「着襲ひ(=重ね着して着飾って),狩する」を,仙覚の「万葉集註釈」以来「競ひ狩」を「する」と誤解してできた語〕

きそいたつ

きそいた・つ キソヒ― [4] 【競い立つ】 (動タ五[四])
互いにせり合う。せり合うように立つ。「高層ビルが―・つ街」「此機に乗じて江刺に対(ムカ)ひ回復なさんと―・ち/近世紀聞(延房)」

きそう

きそう [0][2] 【気相】
気体からなる相。気体状態にある相。
→相

きそう

きそう [0] 【寄贈】 (名)スル
⇒きぞう(寄贈)

きそう

きそ・う 【着襲ふ】 (動ハ四)
着物を重ねて着る。「布肩衣(カタギヌ)有りのことごと―・へども寒き夜すらを/万葉 892」

きそう

きそう [0] 【基層】
(層を成して重なっているものの)根底となる層。基礎になる層。

きそう

きそう [1][2] 【貴僧】
■一■ (名)
身分の高い僧。
■二■ (代)
二人称。僧を敬っていう語。御坊。

きそう

きそ・う キソフ [2] 【競う】 (動ワ五[ハ四])
互いに負けまい,勝とうとして張り合う。競争する。「技(ワザ)を―・う」「人々は―・ってその本を買った」「―・うて路を遮り候はば思う程太刀打して/太平記 17」
[可能] きそえる

きそう

きそう 【毅宗】
⇒崇禎帝(スウテイテイ)

きそう

きそう 【徽宗】
(1082-1135) 中国,北宋の第八代皇帝(在位 1100-1125)。神宗の子。新法を採用し,蔡京(サイケイ)らを重用。靖康(セイコウ)の変で金軍の捕虜となり,五国城(黒竜江省)で没した。道教を尊崇し,詩文書画をよくした。
→靖康の変

きそう

きそう [0] 【箕帚】
⇒きしゅう(箕帚)

きそう

きそう【帰巣本能】
homing instinct.

きそう

きそう【起草する】
(make a) draft.→英和
起草者(委員) a drafter (a drafting committee).

きそう

きそう [0][2] 【奇相】
世にまれなすぐれた人相。

きそう

きそう【競う】
compete with <a person for a thing> .

きそう

きそう [0] 【奇想】
普通では思いつかないような奇抜な考え。

きそう

きそう [0] 【帰装】
帰りの身支度。帰り支度。

きそう

きそう [0] 【帰巣】 (名)スル
動物が,自分の巣へ帰ってくること。

きそう

きそう【奇想】
a fantastic idea.〜天外な fantastic.

きそう

きそう [0] 【汽走・機走】
補助機関付き帆船が,無風時や出入港時などに機関の力で航走すること。

きそう

きそう [0] 【帰葬】 (名)スル
異郷の地で死んだ人を故郷へ戻して葬ること。

きそう

きそう [0] 【起草】 (名)スル
草稿を書き始めること。案文を作ること。「草案を―する」「―委員」

きそうえんこう

きそうえんこう 【輝蒼鉛鉱】
ビスマスの硫化物。斜方晶系。多くは針状の結晶を示す。錫(スズ)白色で,金属光沢が強い。ビスマスの原鉱。

きそうかん

きそうかん [0] 【気送管】
エア-シューターに同じ。

きそうきょく

きそうきょく [2] 【奇想曲・綺想曲】
⇒カプリッチオ

きそうご

きそうご [0] 【基層語】
〔substratum language〕
複数の言語が混じりあって新たな言語になるとき,もともとその地域にあった言語で,基本的な部分だけ影響を与えて死滅した言語。一般には,侵略者の言語に対して,死滅した先住民の言語のこと。フランス語形成におけるガリア語など。

きそうせい

きそうせい [0] 【帰巣性】
動物が自分のすみかや巣あるいは生まれた場所へ帰ってくる性質,または能力。ミツバチ・アリ・デンショバト・ツバメ・アホウドリ・サケなどに顕著。ホーミング。帰巣本能。回帰性。帰家性。

きそうちょう

きそうちょう キサウテウ 【貴霜朝】
⇒クシャン朝(チヨウ)

きそうてんがい

きそうてんがい [2][0] 【奇想天外】 (名・形動)
〔「奇想天外より落つ」の略〕
考えが普通では思いもよらぬほど奇抜である・こと(さま)。「―な計画」

きそうほんのう

きそうほんのう [4] 【帰巣本能】
⇒帰巣性

きそおんたけ

きそおんたけ 【木曾御岳】
御岳山(オンタケサン)の別名。

きそかいどう

きそかいどう 【木曾街道】
(1)「木曾路(キソジ)」に同じ。
(2)中山道の別名。

きそがわ

きそがわ 【木曾川】
長野県中部の鉢盛山に発し,木曾谷の峡谷をつくり,濃尾平野を通って伊勢湾に注ぐ川。長さ227キロメートル。灌漑・水力発電など水資源として重要。

きそがわ

きそがわ キソガハ 【木曾川】
愛知県北西部,葉栗郡の町。木曾川下流東岸に位置し,尾西毛織物業地の一翼をになう。

きそきそ

きそきそ (副)
動作を急ぐさま。いそいそ。「何時ぢやと思召す,ちと―となされませ/浄瑠璃・弱法師」

きそく

きそく [0][2] 【気息】
いき。呼吸。いきづかい。

きそく

きそく【気息奄(えん)々として】
gasping for breath;on the verge of death.

きそく

きそく [0] 【亀足】
〔紙の端をひねった形が亀の足に似るのでいう〕
(1)指を汚さないように,鳥肉の脚や串焼きの魚肉の串のもとを紙で巻き,その余りをひねっておくもの。
(2)蓋(フタ)のない箱の類に紙をかぶせて,その紙がとれないように四隅の端をひねっておくもの。
(3)折敷(オシキ)や折櫃(オリビツ)の敷き紙の四隅を上に折り返しておくもの。

きそく

きそく【規則】
a rule;→英和
regulations.〜的(に) regular(ly);→英和
systematic(ally).〜を守る(破る) observe (break) the rule.‖規則違反 a breach of rules.規則書 a prospectus.(不)規則動詞《文》a regular (an irregular) verb.

きそく

きそく [0] 【羈束】 (名)スル
(1)しばりつなぐこと。
(2)強制的に束縛し,自由にさせないこと。羈絆(キハン)。拘束。「他人に強逼―せらるべきの理なし/西国立志編(正直)」

きそく

きそく [0] 【驥足】
〔駿馬の足の意〕
才能のすぐれた人物。

きそく

きそく [2][1] 【規則】
(1)行為や手続きなどを行う際の標準となるように定められた事柄。きまり。「―どおりにやる」「―を守る」
(2)法則。秩序。「―正しい」
(3)国会以外の諸機関によって制定される法の一種。法律・命令などとならぶ実定法の形式の一つ。衆議院規則・参議院規則・最高裁判所規則・会計検査院規則・人事院規則などのほか,地方公共団体の長の定める規則などがある。規則は法律に違反することができない。
→条例

きそく

きそく [1][2] 【貴息】
相手を敬って,その息子をいう語。

きそく

きそく [0] 【窺測】 (名)スル
うかがいはかること。推測。「今日にして明日の変化を―し能はざるは/此一戦(広徳)」

きそく=を展(ノ)ばす

――を展(ノ)ば・す
〔蜀書(龐統伝)〕
すぐれた人物がその才能を十分に発揮する。「文芸美術の方で―・さうとしたり為て/一隅より(晶子)」

きそくえんえん

きそくえんえん [0][2] 【気息奄奄】 (ト|タル)[文]形動タリ
〔李密「陳情表」〕
息が絶え絶えで,今にも死にそうなさま。また,物事が非常に苦しい状態にあるさま。「中小企業は―たる状態だ」

きそくこうい

きそくこうい [4] 【羈束行為】
行政庁の行為のうち,自由裁量の余地のない行為。法の規定が一義的であって,行政庁はそれをそのまま執行しなければならない行為。
⇔裁量行為

きそくせいていけん

きそくせいていけん [6] 【規則制定権】
規則を定めることのできる権限。特に,国会の各議院や最高裁判所がその内部規律などに関して,規則を定めることができる憲法上の権限。

きそくただしい

きそくただし・い 【規則正しい】 (形)[文]シク きそくただ・し
行動様式や配列などが,ある規則にきちんと従っているさま。規則的である。「―・い生活」「―・く並んでいる」

きそくだつ

きそくだ・つ [4] 【規則立つ】 (動タ五[四])
規則正しく整っている。「―・った生活」

きそくてき

きそくてき [0] 【規則的】 (形動)
物事が一定のきまりに従っているさま。「―な生活」「―に変化する」

きそくどうし

きそくどうし [4] 【規則動詞】
活用の仕方が規則的な動詞。英語では,過去形・過去分詞形が原形に -ed を添えた形で終わるもの。日本語では,変格活用に対して正格に活用する動詞をいう。
⇔不規則動詞

きそくりょく

きそくりょく [3] 【羈束力】
裁判がそれを言い渡した裁判所を拘束すること。その裁判所は,原則として自らその裁判を取り消し撤回することができず,その内容を尊重しなければならない。
→既判力

きそけい

きそけい [2] 【黄素馨】
モクセイ科の常緑低木。アフリカのマディラ島原産。暖地で庭木とする。葉は光沢がある。五月頃,枝先にらっぱ形で先が五裂する黄色の花を開く。

きそけしょうひん

きそけしょうひん [4] 【基礎化粧品】
肌を清潔にし,健康な状態に整えるための化粧品。化粧水・乳液・マッサージ-クリームなど。

きそけんきゅう

きそけんきゅう [3] 【基礎研究】
将来の革新的な技術や素材の開発につながる新しい知識や構想の発見を求めて行う研究活動。

きそこうじょ

きそこうじょ [3] 【基礎控除】
税額計算に際し,すべての納税者につき課税標準から一定の金額を差し引くこと。所得税・相続税・贈与税などにある。基礎控除の額を超える部分の課税標準に対して課税される。

きそごい

きそごい [3] 【基礎語彙】
一つの言語において,最低限これだけを知っていれば日常の用を便ずることができるとして選び出された単語の総体。オグデンが選定した Basic English 八五〇語が有名。土居光知は日本語で一一〇〇語を選び「基礎日本語」と名付けている。

きそさんどう

きそさんどう 【木曾桟道】
⇒木曾(キソ)の桟(カケハシ)

きそさんみゃく

きそさんみゃく 【木曾山脈】
長野県南西部から岐阜・愛知の県境にかけて,天竜川と木曾川の間に連なる山脈。最高峰は駒ヶ岳(海抜2956メートル)。中央アルプス。

きそしゅうし

きそしゅうし [3] 【基礎収支】
貿易収支や貿易外収支などの経常収支に長期資本収支を加えたもの。不規則に変動する短期資本収支を含まないために,国際収支の基本的動向を知るのに適している。

きそしょくひん

きそしょくひん [3] 【基礎食品】
栄養素成分の類似している食品をいくつかの群に分類し,バランスのよい栄養摂取の目安とした栄養教育の教材。

きそじ

きそじ 【木曾路】
中山道の一部。木曾川に沿う贄川(ニエカワ)から馬籠(マゴメ)までの一一宿あたりをいう。木曾街道。

きそじょう

きそじょう [2][0] 【起訴状】
検察官が公訴提起の意思および審判の対象を明示するため,裁判所に提出する文書。

きそじょういっぽんしゅぎ

きそじょういっぽんしゅぎ [9] 【起訴状一本主義】
公訴の提起の際に,検察官が裁判所に提出できるものを起訴状だけに限り,その他一切の書類・証拠を添付してはならないという主義。公判以前に裁判官に事件についての予断を抱かせるのを防止することを目的とする。

きそたいおん

きそたいおん [3] 【基礎体温】
体温に影響を与えるような諸条件を避けて測った体温。女性ではその変化が,月経周期に対応するので受胎調節や子宮・卵巣の疾患の診断に応用される。

きそたいしゃ

きそたいしゃ [3] 【基礎代謝】
安静状態で行われる代謝。そのとき,体から放出される熱量は日本人の成人で一日1200〜1400キロカロリー。

きそだに

きそだに 【木曾谷】
木曾山脈と飛騨山脈に挟まれた木曾川上流の谷間の地。寝覚の床などの渓谷美に富む。付近は日本三大美林の一。中山道が通じる。

きそつ

きそつ [0] 【既卒】
(「新卒」に対して)すでに学校を卒業していること。「―者」

きそづける

きそづ・ける [4] 【基礎付ける】 (動カ下一)
ある事柄を成立させるための十分な根拠を与える。「理論を―・ける」

きそてき

きそてき [0] 【基礎的】 (形動)
物事の基礎にかかわるさま。「―な知識」

きそねんきん

きそねんきん [3] 【基礎年金】
国民年金法で定められている基礎的な年金。老齢基礎年金・傷害基礎年金・遺族基礎年金の三種。1985年(昭和60)に導入,厚生年金等の各公的年金は,基礎年金に上乗せ給付される。

きそのかけはし

きそのかけはし 【木曾の桟】
木曾路の難所,木曾川の峡谷に架けられた橋。長野県木曾郡上松(アゲマツ)町に石塁の一部が残る。木曾桟道。((歌枕))「東路の―春くればまづは霞ぞ立ちわたりける/堀河百首」

きそのごぼく

きそのごぼく [4] 【木曾の五木】
木曾谷で産する五種の有用針葉樹。ヒノキ・サワラ・クロベ・ヒバ・コウヤマキの総称。

きそはじめ

きそはじめ [3] 【着衣始め】
江戸時代,正月三が日中の吉日に,新しい衣服を着始めること。また,その儀式。

きそば

きそば [0][2] 【生蕎麦】
純粋なそば粉を用い,ほんの少量のつなぎを加えただけのそば。

きそひのき

きそひのき [3] 【木曾檜】
木曾川上流域森林地帯に産するヒノキ。日本三大美林の一。優良な建材・器具材として有名。

きそふくしま

きそふくしま 【木曾福島】
長野県南西部の町。木曾谷の中心にあって,中山道の宿駅として栄えた。

きそぶし

きそぶし 【木曾節】
長野県木曾福島町近辺の民謡で,盆踊り唄。酒盛り唄「仲乗りさん」に,大正期に町長が「中津川甚句」の振りをつけさせ,曲名を改めたもの。

きそべんぎしゅぎ

きそべんぎしゅぎ [6] 【起訴便宜主義】
公訴提起の条件がみたされているときでも,犯人の性格や犯罪の軽重などを考慮して,検察官の裁量により不起訴にすることを認める原則。
→起訴猶予

きそゆうよ

きそゆうよ [3] 【起訴猶予】
犯人の性格・年齢・境遇,犯罪の軽重や情状および犯罪後の情況により訴追を必要としない時,検察官の裁量により公訴を提起しないこと。

きそよしなか

きそよしなか 【木曾義仲】
源義仲(ミナモトノヨシナカ)の異名。

きそん

きそん [0] 【帰村】 (名)スル
ふるさとの村に帰ること。

きそん

きそん [0] 【毀損】 (名)スル
壊すこと。特に,名誉や信用をそこなうこと。「名誉―」「教育家たる体面を―する/社会百面相(魯庵)」
〔「棄損」とも書く〕

きそん

きそん【毀損する】
damage <a person's property> ;→英和
injure <a person's reputation> .→英和
名誉毀損 (a) libel.→英和

きそん

きそん [0] 【既存】 (名)スル
すでに存在すること。「―の設備」

きそん

きそん [0] 【虧損】 (名)スル
利益などがかけ損ずること。「各個人々の権分を―す/明六雑誌 10」

きそん

きそん
■一■ (名)
(一七,八歳の)若者。「―十七寅の歳/松の落葉」
■二■ (形動)[文]ナリ
はすっぱなさま。うわついたさま。「そんな―なこつちやないわいな/浄瑠璃・近頃河原達引」

きそボルト

きそボルト [3] 【基礎―】
建築の柱や土台,機械などを緊結するため,コンクリートの基礎に埋め込んだボルト。アンカー-ボルト。

きぞう

きぞう [0] 【寄贈】 (名)スル
〔「きそう」とも〕
品物を他人に贈ること。贈呈。「母校に図書を―する」

きぞう

きぞう [0] 【寄蔵】
他人が犯罪によって取得した物であることを知りながらそれを保管すること。

きぞう

きぞう 【帰蔵】
三易(サンエキ)の一。殷(イン)代に行われたという占い法。

きぞう

きぞう [0] 【跪像】
仏像など,ひざまずいた姿の像。

きぞう

きぞう 【木蔵】
きまじめで野暮な人。また,まだ色気づかないうぶな者をいう語。「―と笑ひなんしても,ようありんす/洒落本・孔雀染勤記」

きぞう

きぞう【寄贈する】
present;→英和
donate.→英和
‖寄贈書 a presentation copy.寄贈品(者) a gift (a donator).…氏寄贈 donated by Mr.….

きぞく

きぞく [1] 【貴族】
(1)家柄・身分の高い人。代々,血統・門地により,社会的特権をもつ階級。日本では古くは藤原一族や公卿の家柄などがこれに相当し,明治維新後は華族令による華族をさしたが,第二次大戦後消滅した。
(2)(比喩的に)ある特権をもつ者。「労働―」「独身―」

きぞく

きぞく [0] 【帰属】 (名)スル
(1)属して,つき従うこと。「会社への―意識」
(2)財産・権利・領土などが特定の人や団体・国のものになること。「収益は主催者に―する」

きぞく

きぞく【帰属する】
revert <to> ;→英和
belong <to> .→英和

きぞく

きぞく【貴族】
a noble(man);→英和
a peer;→英和
an aristocrat;→英和
the nobility[peerage,aristocracy](総称).→英和
〜の[的]noble;aristocratic.‖貴族政治 aristocracy.

きぞくいん

きぞくいん [3] 【貴族院】
旧憲法下の帝国議会の一院。二院制の上院に相当する。1890年(明治23)創設。1947年(昭和22)廃止。

きぞくいんぎいん

きぞくいんぎいん [6] 【貴族院議員】
貴族院を構成した議員。皇族議員・華族議員・勅任議員(勅選議員・多額納税者・帝国学士院会員)の三種から構成された。

きぞくしゅぎ

きぞくしゅぎ [4] 【貴族主義】
少数の特権階級や,一般の人々よりすぐれた能力をもつ者が指導的地位に立つことをよしとする思想。選良思想。

きぞくせい

きぞくせい [0] 【貴族制】
〔aristocracy〕
貴族が政治権力を握って人民を支配する統治の形態。貴族政治。
→君主制
→民主制

きぞくてき

きぞくてき [0] 【貴族的】 (形動)
いかにも貴族らしい感じがあるさま。気品があるさま。「―な風貎」

きぞくのす

きぞくのす 【貴族の巣】
〔原題 (ロシア) Dvoryanskoe gnezdo〕
ツルゲーネフの小説。1859年刊。長年の外国暮らしの後,不実な妻を置いて一人でロシアに帰国した地主貴族ラブレツキーの新たな愛とその破局を描いた長編。

きぞくやちん

きぞくやちん [4] 【帰属家賃】
自分の所有する住宅に居住する場合も,借家や借間と同じサービスが生産され消費されたと考えて,このサービスの価格を市場の賃貸料から推定する計算上の家賃。

きぞくりし

きぞくりし [4] 【帰属利子】
金融機関の生産額を定義するための国民経済計算上の特殊な帰属計算項目。金融機関の受取利息と支払利息との差額で定義される。

きぞくりろん

きぞくりろん [4] 【帰属理論】
生産要素や中間財など生産財の価値は,それが生産する消費財の価値によって決まるとするオーストリア学派の理論。

きぞめ

きぞめ [0] 【着初(め)】
新調の衣服を初めて着ること。

きた

きた [0][2] 【北】
(1)方角の一。日の出に向かって左の方角。十二支を配するときは子(ネ)の方位。
⇔南
(2)北の国。北の地方。「―へ帰る雁(ガン)」
(3)北風。[季]冬。「あさ―の出で来ぬさきに綱手はや引け/土左」
(4)(北半球に多いことから)先進国をさす語。

きた

きた【北】
the north.→英和
〜の north;northern.→英和
…の〜に (to the) north of… (北方);on the north of…(隣接);in the north of… (北部).〜向きの <a house> facing (to the) north.

きた

きた 【喜多】
姓氏の一。能楽師の一家喜多は七太夫を祖とし,喜多流をなす。

きた

きた 【喜多】
「喜多流」の略。

きた

きた 【北】
姓氏の一。

きた

きた 【北】
(1)大阪市北区,大阪駅付近一帯の繁華街の通称。
〔普通,キタと書く〕
→ミナミ
(2)東京都北部,二三区の一。工業・商業地。旧滝野川区・王子区が合併。
(3)札幌・名古屋・京都・大阪・神戸の各市の区の一。
(4)江戸の吉原,大坂の堂島あたりの遊里や曾根崎新地の通称。

きた

きた 【喜田】
姓氏の一。

きたい

きたい【気体】
a gaseous body;gas;→英和
vapor.→英和

きたい

きたい キタヒ 【腊】
肉を干したもの。「―はやすも/万葉 3886」

きたい

きたい [2] 【奇態・奇体】 (名・形動)[文]ナリ
風変わりなこと。不思議なこと。また,そのさま。「予言したのがちやんと適中してゐるから―だ/うづまき(敏)」

きたい

きたい【期待】
expectation(s);→英和
anticipation;→英和
hope(s).→英和
〜する expect;→英和
look forward to <seeing> .〜に添う(わない) meet (fall short of) one's expectation.〜に反して contrary to one's expectation.〜外れ <話> a letdown.→英和

きたい

きたい [0][1] 【希代・稀代】 (名・形動)[文]ナリ
〔「きだい」とも〕
(1)世にまれなこと。めったにないこと。また,そのさま。「―の悪人」「―だ。あれは感心な堅い娘だ/真景累ヶ淵(円朝)」
(2)不思議なこと。奇怪なこと。また,そのさま。「―なこともあるものだ」「誠に不思議,これは―だ/怪談牡丹灯籠(円朝)」

きたい

きたい [0] 【気体】
物質の集合状態の一。流動性に富み,密度が低く,定まった形がなく,容器中ではその内部全体に広がる物体。圧力によって体積を容易に変える。ガス。ガス体。
→固体
→液体

きたい

きたい【機体】
the body <of an airplane> .→英和

きたい

きたい [0] 【帰隊】 (名)スル
軍隊で,自分の部隊に帰ってくること。

きたい

きたい [0] 【機体】
飛行機のエンジンおよび装備品以外の部分。また,飛行機それ自体。

きたい

きたい [0] 【危殆】 (名・形動)[文]ナリ
あやういこと。非常に危険なこと。また,そのさま。危険。「―なる小邦を棄てて安穏なる大邦に赴く/三酔人経綸問答(兆民)」

きたい

きたい [0] 【気態】
気体である状態。

きたい

きたい [0] 【基体】
〔(ラテン) subjectum, substratum; (ギリシヤ) hypokeimenon〕
あるものについて性質や状態が語られる際に,そうした性質や状態が帰属するそのもの。

きたい

きたい [0] 【期待】 (名)スル
よい結果や状態を予期して,その実現を待ち望むこと。「完成を―する」「―はずれ」

きたい

きたい [0] 【奇胎】
⇒胞状奇胎(ホウジヨウキタイ)

きたい

きたい [0] 【気滞】
漢方で,気の流れが停滞したために起こる病的状態。自律神経・精神・呼吸などに変調をきたす。

きたい

きたい [0] 【鬼胎】
(1)心中ひそかに抱くおそれ。「―を抱く」
(2)〔医〕「胞状奇胎(ホウジヨウキタイ)」に同じ。

きたい=に瀕(ヒン)する

――に瀕(ヒン)・する
危険な状態に陥る。あぶなくなる。

きたいうんどうろん

きたいうんどうろん [6] 【気体運動論】
⇒気体分子運動論(キタイブンシウンドウロン)

きたいおんどけい

きたいおんどけい [0] 【気体温度計】
温度による気体の圧力変化または体積変化を利用した温度計。精密な温度測定に用いられる。気体物質としてはヘリウムを用いる。

きたいかのうせい

きたいかのうせい [0] 【期待可能性】
〔法〕 行為の当時の状況において,適法な行為を行うことを行為者に期待できること。その有無・程度により,行為者に対する非難,ひいては刑事責任の有無・軽重が定まる。

きたいけん

きたいけん [2] 【期待権】
将来一定の事実が発生すれば一定の法律上の利益を受けることができるという期待を内容とする権利。相続権・条件付権利など。希望権。

きたいこうかん

きたいこうかん [4] 【気体交換】
⇒ガス交換

きたいされるにんげんぞう

きたいされるにんげんぞう [0][3] 【期待される人間像】
1966年(昭和41)中央教育審議会が「後期中等教育の拡充整備についての答申」とあわせて出した答申。青年に愛国心や遵法精神を育成することが強調された。

きたいせきにん

きたいせきにん [4] 【危殆責任】
⇒危険(キケン)責任

きたいち

きたいち [2] 【期待値】
〔数〕
〔expectation〕
確率変数 � が値 ��,��…�� を確率��,��…�� でとる時,����+����+…+���� をいう。例えば,くじが全部で一〇〇本あって,当たりくじは一万円が五本,五万円が二本だけならば,くじを一本ひく時の期待値は一五〇〇円である。

きたいっき

きたいっき 【北一輝】
(1883-1937) 国家主義者。佐渡生まれ。本名,輝次郎。大川周明らの猶存社に参加。著書「日本改造法案大綱」は陸軍青年将校に深い影響を与えた。二・二六事件に連座して死刑。

きたいていすう

きたいていすう [4] 【気体定数】
体積 � ,圧力 � ,絶対温度 � の一モルの理想気体における ��/� の値。気体の種類によらず常に一定である。

きたいでんきょく

きたいでんきょく [4] 【気体電極】
気体物質と,イオンを含む溶液(または融解塩)とに接触していて,その気体物質が化学変化を起こすように構成した電極。ガス電極。

きたいでんち

きたいでんち [4] 【気体電池】
二種類の気体電極を組み合わせてつくった電池。正極に酸素または空気,負極に水素・アルコール・炭化水素などを用いた燃料電池はこの一種。ガス電池。

きたいねんりょう

きたいねんりょう [4] 【気体燃料】
気体の状態で使用される燃料。石炭ガス・水性ガス・水素・天然ガス・アセチレン・プロパン-ガスなど。

きたいはずれ

きたいはずれ [4] 【期待外れ】 (名・形動)
期待した事柄がその通りに実現しない・こと(さま)。

きたいはん

きたいはん [2] 【危殆犯】
⇒危険(キケン)犯

きたいはんのうのほうそく

きたいはんのうのほうそく 【気体反応の法則】
気体が関与する化学反応においては,それら気体の体積は同温・同圧のもとでは簡単な整数比を示すという法則。1805年ゲイ=リュサックが発見し,分子の存在を考える有力な根拠になった。ゲイ=リュサックの第二法則。

きたいばらき

きたいばらき 【北茨城】
茨城県北東端の市。近年まで常磐炭田南部の中心。景勝地,五浦(イヅラ)がある。
→五浦

きたいぶんしうんどうろん

きたいぶんしうんどうろん [9] 【気体分子運動論】
気体をきわめて多数の分子から成るものとし,気体分子の運動に基づいて,圧力・温度・熱容量・粘性・拡散などの気体の性質を説明する理論。一八世紀にベルヌーイによって始められ,一九世紀にクラウジウス・マクスウェル・ボルツマンらによって発展し,統計力学の出発点となった。気体運動論。分子運動論。

きたいみもん

きたいみもん [1] 【希代未聞】 (名・形動)[文]ナリ
いつの世にも聞いたことのないこと。非常に珍しいこと。

きたいん

きたいん 【喜多院】
埼玉県川越市にある天台宗の寺。山号は星野山。通称,川越大師。830年円仁の創建と伝える。関東の天台宗の中心となったが荒廃し,天海が徳川家康の保護によって復興した。

きたう

きた・う キタフ 【鍛ふ】
■一■ (動ハ四)
「きたえる」に同じ。「三年精進潔斎して七重にしめを引き,―・うたる剣なり/太平記 32」
■二■ (動ハ下二)
⇒きたえる

きたうけ

きたうけ [0] 【北受け】
北方に向いていること。北向き。

きたうら

きたうら 【北浦】
茨城県南東部にある,南北に長い淡水湖。面積36平方キロメートル。鹿島臨海工業地域の水源。

きたえ

きたえ キタヘ [3][2] 【鍛え】
鍛えること。特に金属を鍛えること。

きたえあげる

きたえあ・げる キタヘ― [5] 【鍛え上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 きたへあ・ぐ
十分に鍛える。「一人前の選手に―・げる」

きたえぞ

きたえぞ 【北蝦夷】
江戸時代,サハリンの称。

きたえる

きたえる【鍛える】
(1) forge;→英和
temper (刀剣を).→英和
(2) train <oneself> ;→英和
strengthen <one's body> .→英和

きたえる

きた・える キタヘル [3] 【鍛える】 (動ア下一)[文]ハ下二 きた・ふ
〔古くは四段活用〕
(1)高温に熱した金属を打って,強くする。鍛練する。「刀を―・える」
(2)自分で修練を繰り返して心身や技術をしっかりしたものにする。「からだを―・える」「技を―・える」
(3)訓練をほどこして技術を向上させる。「きびしいトレーニングで選手を―・える」

きたお

きたお キタヲ 【北尾】
姓氏の一。

きたおおじ

きたおおじ キタオホヂ 【北大路】
姓氏の一。

きたおおじろさんじん

きたおおじろさんじん キタオホヂ― 【北大路魯山人】
(1883-1959) 陶芸家。京都生まれ。本名,房次郎。料理研究のかたわら食器製作を始め,多彩で斬新な陶器を作成。書・篆刻(テンコク)にも天分を発揮。

きたおしげまさ

きたおしげまさ キタヲ― 【北尾重政】
(1739-1820) 江戸中・後期の浮世絵師。独学で一家をなす。錦絵の美人画をよくし,独自の画風を完成。北尾派の祖。また,能書家でもあった

きたおじろう

きたおじろう キタヲジラウ 【北尾次郎】
(1853-1907) 物理学者・気象学者。松江の人。論文「大気の運動および颶風(グフウ)の理論について」は台風に関する先駆的な理論研究。

きたおは

きたおは キタヲ― 【北尾派】
浮世絵の一流派。北尾重政を祖とする。

きたおまさのぶ

きたおまさのぶ キタヲ― 【北尾政演】
山東京伝(サントウキヨウデン)の画号。

きたおもて

きたおもて 【北面】
(1)北向き。北方。「西の町は―築(ツ)きわけて,御蔵町なり/源氏(乙女)」
(2)北向きの部屋。「この猫を―にもいださず思ひかしづく/更級」
(3)北面(ホクメン)の武士のこと。「西面(ニシオモテ),―の者ども/宇治拾遺 12」

きたおろし

きたおろし [3] 【北下ろし・北颪】
北方の山から吹きおろす冷たい風。[季]冬。《寝られずにかたへ冷ゆく―/去来》

きたかいきせん

きたかいきせん [5] 【北回帰線】
北緯二三度二六分の緯線。
→回帰線

きたかげ

きたかげ [0] 【北陰】
北側の,日陰となった部分。

きたかぜ

きたかぜ 【北風】
摂津国兵庫の豪商の家名。

きたかぜ

きたかぜ [0] 【北風】
北方から吹いてくる冬の季節風。北からの冷たい風。きた。[季]冬。
⇔南風

きたかぜそうえもん

きたかぜそうえもん 【北風荘右衛門】
(1736-1802) 江戸中期の豪商。摂津国兵庫の人。廻船業を営み,蝦夷地との北前交易で財をなし北風家の基礎をなす。

きたかた

きたかた 【喜多方】
福島県北西部の市。会津盆地北部を占める。漆器業・酒造業が盛ん。ラーメンと蔵で知られる。

きたかみ

きたかみ 【北上】
岩手県南西部,北上盆地中央部にある市。近世,北上川舟運の河港,奥州街道の宿駅として繁栄。近年,内陸工業地化が進む。

きたかみがわ

きたかみがわ 【北上川】
岩手・宮城両県を北から貫流して追波湾に注ぐ川。長さ249キロメートル。七時雨(ナナシグレ)山付近に源を発する。中・下流域一帯は穀倉地帯。

きたかみこうち

きたかみこうち 【北上高地】
⇒きたかみさんち(北上山地)

きたかみさんち

きたかみさんち 【北上山地】
北上川東側に広がる山地。1000メートル前後の比較的平坦な山が連なる。最高峰は早池峰(ハヤチネ)山(1914メートル)。大部分が岩手県にあり,リアス式海岸を形成して太平洋に落ち込む。

きたかみせん

きたかみせん 【北上線】
JR 東日本の鉄道線。岩手県北上・秋田県横手間,61.1キロメートル。旧称横黒(オウコク)線。奥羽山脈を横断する。

きたかみぼんち

きたかみぼんち 【北上盆地】
岩手県,北上川の中流域の盆地。穀倉地帯。盛岡・花巻・一関などの市がある。

きたがた

きたがた 【北方】
(1)岐阜県南西部,本巣(モトス)郡の町。岐阜市に接する。円鏡寺楼門は鎌倉時代の建築。
(2)佐賀県南部,杵島(キシマ)郡の町。かつての炭鉱町。杵島山がある。

きたがね

きたがね [2] 【木鏨】
かたい材質の木で作ったたがね。彫金で薄い金属に凹凸をつくるときなどに使う。

きたがわ

きたがわ キタガハ 【北川】
姓氏の一。

きたがわ

きたがわ キタガハ 【喜多川】
姓氏の一。

きたがわうたまろ

きたがわうたまろ キタガハ― 【喜多川歌麿】
(1753?-1806) 江戸後期の浮世絵師。鳥山石燕(セキエン)に学ぶ。美人大首絵に独自の様式を展開,多大な人気を博し,後世の美人画に大きな影響を与えた。代表作「当時全盛美人揃」「娘日時計」など。

きたがわしゃせんせいげん

きたがわしゃせんせいげん キタガハシヤセン― [8] 【北側斜線制限】
北側に隣接する土地の日照を考慮した,建築基準法に定める建築物の高さ制限。
→斜線制限

きたがわは

きたがわは キタガハ― 【喜多川派】
浮世絵の一流派。喜多川歌麿を祖とし,美人画に新機軸を開いた。

きたがわふゆひこ

きたがわふゆひこ キタガハ― 【北川冬彦】
(1900-1990) 詩人・映画評論家。滋賀県生まれ。本名,田畔忠彦。東大卒。新散文詩運動を展開,現実を構成物と捉える詩法を試みる。詩集「戦争」「実験室」など。

きたきつね

きたきつね [3] 【北狐】
キツネの一亜種。日本では北海道に分布し,本州以南のホンドキツネより大形。毛色は明るくて黄色みが強く,四肢の前面が黒い。エキノコッカスの宿主として注目される。[季]冬。

きたきゅうしゅう

きたきゅうしゅう 【北九州】
(1)九州の北部一帯の称。
(2)福岡県北部の市。指定都市。1963年(昭和38)若松・八幡・戸畑・小倉・門司の五市が合併して発足。金属・化学・製鉄・機械などの重化学工業が発達し北九州工業地帯の中心。

きたきゅうしゅうこうぎょうちたい

きたきゅうしゅうこうぎょうちたい [11][12] 【北九州工業地帯】
北九州市を中心とする福岡県北東部の臨海部にある工業地帯。関門海峡から洞海湾奥にかけての東西30キロメートルに及ぶ。重化学工業が中心。現在は,ハイ-テク工場を中心とした新しい工業地域が建設されている。

きたきゅうしゅうこくていこうえん

きたきゅうしゅうこくていこうえん 【北九州国定公園】
福岡県北部の山岳を中心とした国定公園。カルスト地形で知られる平尾台や福智山などが主要部。

きたきゅうしゅうだいがく

きたきゅうしゅうだいがく 【北九州大学】
公立大学の一。1946年(昭和21)創立の小倉外事専門学校を母体とし,50年北九州外国語大学として設立。53年現名に改称。本部は北九州市小倉南区。

きたきり

きたきり [4][0] 【着た切り】
着ている物以外に着替えをもたないこと。

きたきりすずめ

きたきりすずめ [5] 【着た切り雀】
〔「舌切り雀」をもじった語〕
着たきりであること。また,その人。

きたぎいし

きたぎいし [3] 【北木石】
岡山県笠岡市の北木島・白石島に産する花崗岩の石材の名称。土木・建築・墓石に用いる。

きたく

きたく [0] 【寄託】 (名)スル
(1)金銭や物品を他人に預け,その使い道や処理を頼むこと。「寄付金を新聞社に―する」
(2)〔法〕 当事者の一方(受寄者)が,相手方(寄託者)のために物を保管することを内容とする契約。受寄者がその物を受け取ることによって成立する。

きたく

きたく [0] 【亀坼】
〔「坼」は裂ける意〕
(1)「亀卜(キボク)」に同じ。
(2)日照りで地面が亀の甲のようにひびわれること。

きたく

きたく [2][1] 【貴宅】
相手を敬ってその家をいう語。

きたく

きたく【寄託する】
deposit <a thing with a person> ;→英和
entrust <a person with a thing> .→英和
寄託者 a depositor.

きたく

きたく [0] 【帰宅】 (名)スル
自分の家に帰ること。

きたく

きたく【帰宅する】
return[go,come]home;get home.〜の途中で on one's way home.

きたぐに

きたぐに【北国】
the north.→英和

きたぐに

きたぐに [2] 【北国】
北の方にある国。北の地方。寒風が吹き,雪が降り積もるような地方。

きたけ

きたけ [1] 【木竹】
(1)木と竹。
(2)木や竹のように感情のないもの。「まんざら―の身ではなし/人情本・梅児誉美 3」

きたけ

きたけ [0] 【着丈】
(1)和服長着で,着付けたあとの肩山から裾までの寸法。
→身丈
(2)ドレス・コートの後ろ襟ぐり中心から裾までの寸法。

きたげ

きたげ 【北気】
北の風。北風。

きたげんいつ

きたげんいつ 【喜多源逸】
(1883-1952) 工業化学者。奈良県生まれ。京大教授。人造繊維・合成石油・合成ゴムの製造法を研究。日本における工業化学の創始者の一人で,多くの弟子を育成。

きたさだきち

きたさだきち 【喜田貞吉】
(1871-1939) 歴史学者。徳島県生まれ。帝国大学文科大学卒。古代史・民俗学・考古学の研究に従事し,雑誌「歴史地理」を発行。また,法隆寺再建論を主張。

きたさと

きたさと 【北里】
姓氏の一。

きたさとしばさぶろう

きたさとしばさぶろう 【北里柴三郎】
(1852-1931) 細菌学者。肥後の人。東大卒。ドイツに留学,コッホのもとで研究し,破傷風菌の純粋培養に成功,さらに血清療法を発見。帰国後,伝染病研究所長,のち北里研究所を創設。ペスト菌の発見者でもある。

きたさとだいがく

きたさとだいがく 【北里大学】
私立大学の一。北里研究所を源とし,1962年(昭和37)設立。本部は東京都港区。

きたさのさ

きたさのさ (感)
民謡などに用いられる囃子詞(ハヤシコトバ)。

きたし

きたし 【堅塩】
精製しない固まった塩。かたしお。「塩の名称(イ)ふを諱(イ)みて改めて―といふ/日本書紀(孝徳訓)」

きたしちだゆう

きたしちだゆう 【喜多七太夫】
(1586-1653) 江戸初期の能役者。シテ方喜多流の祖。堺の人。名は長能。少年期,豊臣秀吉に仕え,六平太と名づけられる。金春(コンパル)禅曲の相伝をうけ,徳川秀忠の寵を得て四座のほかに喜多流が一流として認められた。

きたしらかわのみや

きたしらかわのみや キタシラカハ― 【北白川宮】
旧宮家。伏見宮邦家親王の第一三王子智成(サトナリ)親王が,1870年(明治3)に創立。

きたじま

きたじま 【北島】
徳島県北東部,板野郡の町。吉野川河口地帯に位置。紡績を主とする工業が盛ん。

きたじま

きたじま 【北島】
姓氏の一。

きたじまけんしん

きたじまけんしん 【北島見信】
江戸中期の幕府天文方。長崎の人。1737年「紅毛天地二図贅説」で日本を中心とした一大洲の設置を提唱。生没年未詳。

きたじませつざん

きたじませつざん 【北島雪山】
(1636-1697) 江戸前期の書家。熊本の人。名は三立。明人から文徴明らの書法を学び,近世唐様の基礎を築いた。細井広沢はその門人。

きたじゅうじせい

きたじゅうじせい [5] 【北十字星】
デネブを頂点として白鳥座の五つの輝星が描く十字形をいう。

きたす

きたす【来たす】
cause <a panic> ;→英和
result[end]in.

きたす

きた・す [2][0] 【来す】 (動サ五[四])
(1)ある結果を招く。ある事態を生じさせる。好ましくないことについていうことが多い。「運営に支障を―・す」
(2)来るようにする。招く。「法門を皆―・して我が所に持し奉らむ/今昔 1」
〔漢文訓読系の語。「きたる」に対する他動詞〕

きたする

きた・する [0] 【北する】 (動サ変)[文]サ変 きた・す
北へ向かう。北進する。

きたせきどうかいりゅう

きたせきどうかいりゅう [7] 【北赤道海流】
赤道の北側を東から西に流れる海流。貿易風によって生じる。太平洋のものが最も大きく,一部が北上し黒潮の源流となる。

きたぞの

きたぞの 【北園】
姓氏の一。

きたぞのかつえ

きたぞのかつえ 【北園克衛】
(1902-1978) 詩人。三重県生まれ。本名,橋本健吉。中央大卒。シュールレアリスム運動を推進し,言語の意味性を排した実験的表現を試みる。詩集「日のアルバム」など。

きたたいせいよう

きたたいせいよう【北大西洋】
the North Atlantic Ocean.北大西洋条約機構 the North Atlantic Treaty Organization <NATO> .

きたたいせいようかいりゅう

きたたいせいようかいりゅう キタタイセイヤウカイリウ [9] 【北大西洋海流】
北半球の大西洋の中緯度以北を,北ヨーロッパに沿って北東流する暖流。湾流の延長に当たり,高緯度に位置する西ヨーロッパの冬の寒さを緩和している。

きたたいせいようじょうやくきこう

きたたいせいようじょうやくきこう キタタイセイヤウデウヤク― [13] 【北大西洋条約機構】
⇒ナトー(NATO)

きたたいへいようこうきあつ

きたたいへいようこうきあつ キタタイヘイヤウカウキアツ [11] 【北太平洋高気圧】
北太平洋の東部に中心をもつ亜熱帯高気圧。夏季に発達し,冬季には南に下がる。

きたたき

きたたき [2] 【木叩・木啄】
キツツキ目キツツキ科の鳥。カラスぐらいの大きさで,胸・腹・腰と翼の一部が白く他は黒色。雄の頭頂と頬は鮮紅色。東南アジアに分布。朝鮮半島南部と対馬にだけすむ一亜種があり,対馬では1920年以降の確認がない。アマノジャク。

きたたんごじしん

きたたんごじしん 【北丹後地震】
1927年(昭和2)3月7日,京都府北部に発生した地震。マグニチュード七・三,死者約三〇〇〇人,家屋倒壊約一万二〇〇〇戸,焼失約九〇〇〇戸。

きただけ

きただけ 【北岳】
山梨県北西端,赤石山脈の主峰。日本第二の高山。海抜3192メートル。間(アイ)ノ岳・農鳥岳とともに白根(シラネ)三山をなす。

きたちょうせん

きたちょうせん 【北朝鮮】
朝鮮民主主義人民共和国の俗称。

きたつ

きたつ [0] 【既達】
公文書などで,すでに通知したこと。

きたて

きたて【来たての】
newly-arrived; <a person> fresh <from the country> .→英和

きたては

きたては [2] 【黄立羽・黄蛺】
タテハチョウ科のチョウ。開張約5.5センチメートル。夏型は黄褐色の地に黒斑が散在し,秋型では地色が赤くなる。本州以南では普通に見られる。

きたない

きたない【汚い】
(1) dirty;→英和
soiled <clothes> ;→英和
filthy.→英和
(2)[卑しい]mean;→英和
[勝負]unfair;→英和
foul;→英和
[金銭]stingy;→英和
[卑わい]indecent;→英和
obscene.→英和

きたない

きたな・い [3] 【汚い・穢い】 (形)[文]ク きたな・し
(1)よごれていて不快な感じを与える。「―・い手」「―・い部屋」
(2)粗暴・ぞんざいで不快な感じを与える。きちんとしていなくて乱雑だ。「字が―・い」「机の上が―・い」
(3)下品である。野卑である。「―・い言葉でののしる」
(4)物に執着する気持ちが強い。欲が深い。けちである。「意地が―・い」「金に―・い」
(5)公明正大でない。あくどくて醜悪だ。「―・いやり方」
(6)いさぎよくない。卑怯(ヒキヨウ)である。「―・しや,返せ返せといふやから多かりけれども/平家 7」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

きたながとかいがんこくていこうえん

きたながとかいがんこくていこうえん 【北長門海岸国定公園】
山口県の日本海沿岸一帯を占める公園。海食地形と玄武岩の島々を特徴とする。

きたなし

きたな・し 【汚し・穢し】 (形ク)
⇒きたない

きたなびる

きたなび・る 【汚びる】 (動ラ下二)
卑怯(ヒキヨウ)な振る舞いをする。「―・れて敵に笑はるな/太平記 5」

きたなむ

きたな・む 【汚む】 (動マ四)
きたながる。けがらわしく思う。「然れば人此を―・んで皆近付かず/今昔 2」

きたならしい

きたならしい【汚らしい】
dirty(-looking);→英和
shabby (みすぼらしい).→英和

きたならしい

きたならし・い [5] 【汚らしい】 (形)[文]シク きたなら・し
よごれていて不潔な感じだ。「泥だらけの―・いズボン」「―・い部屋」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

きたの

きたの 【北野】
(1)〔大内裏北側の野の意〕
京都市上京区,北野天満宮付近の地名。
(2)福岡県南部,三井(ミイ)郡南部の町。筑後川中流北岸にあり,北野天満宮の門前町として発達。

きたのいんてん

きたのいんてん キタノヰン― 【喜多院点・北院点】
ヲコト点の一。平安時代,主に南都法相(ホツソウ)宗の僧侶によって用いられた。きたいんてん。

きたのおおちゃのゆ

きたのおおちゃのゆ 【北野大茶の湯】
1587年10月1日,京都北野天満宮の境内で,豊臣秀吉が前田玄以を奉行として催した大茶会。身分に関係なく参加を呼びかけ,秀吉自身と千利休・津田宗及・今井宗久が亭主をつとめた。

きたのかた

きたのかた [5][4] 【北の方】
(1)北の方角。北方。
(2)〔寝殿造りで北の対屋(タイノヤ)に住んでいたことから〕
貴人の正妻の敬称。北の台。北の御方。

きたのしょう

きたのしょう 【北ノ庄】
福井市の古名。柴田勝家の北ノ庄城があった。

きたのじん

きたのじん 【北の陣】
朔平門(サクヘイモン)の異名。衛門府(エモンフ)の陣があった。「―ざまに歩み行くに/枕草子 248」

きたのたい

きたのたい 【北の対】
寝殿造りで,中央の寝殿の北にある建物。北の対屋(タイノヤ)。
→寝殿造り

きたのだい

きたのだい 【北の台】
「北の方(カタ){(2)}」に同じ。「新田義貞の―の伯父なりしかば/太平記 10」

きたのてんじん

きたのてんじん 【北野天神】
北野天満宮の別名。

きたのてんじんえんぎ

きたのてんじんえんぎ 【北野天神縁起】
絵巻。作者未詳。鎌倉時代の作。菅原道真の一代記,菅公怨霊譚,北野天神の由来・霊験を描く。国宝。

きたのてんまんぐう

きたのてんまんぐう 【北野天満宮】
京都市上京区にある神社。菅原道真(ミチザネ)をまつる。一〇世紀中頃の創建といわれ,権現造りの社殿は,1607年豊臣秀頼の再建で国宝。北野天神。北野神社。天満宮。

きたのべのさだいじん

きたのべのさだいじん 【北辺の左大臣】
源信(ミナモトノマコト)の通称。

きたのまつり

きたのまつり 【北野祭】
八月四日に行う北野天満宮の祭礼。天神祭。

きたのまる

きたのまる [0] 【北の丸】
将軍家の正妻の居所。

きたのまるこうえん

きたのまるこうえん 【北の丸公園】
東京都千代田区,皇居北側の公園。江戸城の北の丸にあたる。1969年(昭和44)国民公園に指定。日本武道館・科学技術館などがある。

きたのまんどころ

きたのまんどころ 【北の政所】
〔「北」は北の対屋(タイノヤ),「政所」は内政を執る所の意〕
(1)摂政・関白の正妻の敬称。のちには,大・中納言の妻にもいった。「―の別当ども/源氏(若菜上)」
(2)豊臣秀吉の正室,高台院(ねね)の敬称。

きたはち

きたはち 【北八・喜多八】
「東海道中膝栗毛」の主人公。弥次郎兵衛(ヤジロベエ)とともに滑稽(コツケイ)な旅をする。

きたはねばしもん

きたはねばしもん 【北桔橋門】
江戸城内曲輪の門の一。竹橋門と乾(イヌイ)門の中間に位置し,桔橋になっていたという。

きたはま

きたはま 【北浜】
大阪市中央区,船場(センバ)北端の街区。江戸時代,米市・金相場会所が置かれ,商業地区として栄えた。現在,大阪証券取引所があり,東京の兜町と並ぶ証券街。浜。

きたはら

きたはら 【北原】
姓氏の一。

きたはらさとこ

きたはらさとこ 【北原怜子】
(1929-1958) 社会福祉活動家。東京生まれ。隅田川畔の廃品回収を生業とする人たちの集落,蟻の街でゼノ修道士らと奉仕活動,「蟻の街のマリア」と慕われる。

きたはらはくしゅう

きたはらはくしゅう 【北原白秋】
(1885-1942) 詩人・歌人。福岡県柳川生まれ。本名,隆吉。早大中退。「明星」の歌人として出発,「パンの会」を結成し,耽美(タンビ)主義運動を展開。滑らかな韻律と異国情緒・官能性豊かな象徴的作法で「邪宗門」「思ひ出」「桐の花」を発表。後年,自然賛美に作風を転換,童謡・民謡にも名作を残す。また,短歌雑誌「多磨」を創刊した。

きたはんきゅう

きたはんきゅう [3] 【北半球】
地球の赤道より北の半分。
⇔南半球

きたばたけ

きたばたけ 【北畠】
姓氏の一。村上源氏中院流。鎌倉・南北朝時代の公家。室町時代には伊勢国司として三国司家の一に数えられた。

きたばたけあきいえ

きたばたけあきいえ 【北畠顕家】
(1318-1338) 南北朝時代の公家・武将。親房の長子。1333年,陸奥(ムツ)守に任ぜられ,義良(ノリナガ)親王(のちの後村上天皇)を奉じて下向,鎮守府将軍を兼ねた。足利尊氏が建武政権に叛すると,親王を奉じて各地に転戦,和泉石津で戦死した。最後の出陣にあたって,六か条からなる諫奏(カンソウ)を後醍醐天皇に呈した。

きたばたけあきのぶ

きたばたけあきのぶ 【北畠顕信】
(?-1380?) 南北朝時代の武将。親房の次男。兄顕家の死後,鎮守府将軍となり,東北地方の南朝勢力の中心として奮戦。

きたばたけあきよし

きたばたけあきよし 【北畠顕能】
(?-1383?) 南北朝時代の武将。親房の三男。伊勢一志郡多気に築城し,幕府軍と連戦した。

きたばたけじゅごう

きたばたけじゅごう 【北畠准后】
北畠親房(チカフサ)の異名。

きたばたけじんじゃ

きたばたけじんじゃ 【北畠神社】
三重県一志郡美杉村にある神社。北畠親房・顕家・顕能をまつる。

きたばたけちかふさ

きたばたけちかふさ 【北畠親房】
(1293-1354) 南北朝時代の公家・武将・学者。後醍醐天皇に仕え,建武政権成立後,東北経営にあたった。南北朝分裂後,天皇を吉野に遷して南朝の重鎮として活躍。常陸小田城に拠ったとき「神皇正統記」を著した。ほかに「職原抄」「元元集」など。

きたばたけとものり

きたばたけとものり 【北畠具教】
(1528-1576) 戦国時代の武将。伊勢国司。織田信長の次男を嫡子具房の養嗣子とし信雄と名のらせて伊勢国司を譲るが,信雄らに謀られ自刃した。

きたばたけみつまさ

きたばたけみつまさ 【北畠満雅】
(?-1428) 室町時代の武将。伊勢国司。多気郡を拠点として南北朝合一後も南朝を支持,小倉宮を迎えたが敗死。

きたま∘す

きたま∘す 【鞫ます】 (連語)
〔「す」は尊敬の助動詞〕
「鞫む」の尊敬語。罰せられる。こらしめなさる。「太秦(ウズマサ)は神とも神と聞えくる常世の神を打ち―∘すも/日本書紀(皇極)」
〔「きたむ」は現存例では下二段活用であるが,古くは四段活用のものがあり,その未然形「きたま」に上代の尊敬の助動詞「す」が付いたものであろう〕

きたまえぶね

きたまえぶね キタマヘ― [5] 【北前船】
日本海海運に就航していた北国地方の廻船のうち,江戸中期以降,西廻り航路に就航していた廻船に対する上方地域での呼称。蝦夷(エゾ)地や東北・北陸など北国の物資を西国に,西国の物資を北国に運送した。北国廻船。北国船。

きたまくら

きたまくら [3] 【北枕】
(1)頭を北方に向けて死人を横たえること。釈迦涅槃(ネハン)の像にならうという。
(2)北方に頭を向けて寝ること。一般にはこれを忌む。

きたまちぶぎょう

きたまちぶぎょう [5] 【北町奉行】
江戸町奉行の一。官邸が南町奉行に対して北に位置したのでいう。数度移転したが,1806年以降は呉服橋門内にあった。

きたまつり

きたまつり [3] 【北祭】
京都の上賀茂神社と下鴨神社両社の例祭(葵(アオイ)祭)の別名。石清水(イワシミズ)八幡宮の祭りを「南祭」というのに対する。[季]夏。

きたまど

きたまど [0] 【北窓】
建物の北側にある窓。

きたまど=塞(フサ)ぐ

――塞(フサ)ぐ
冬の寒風が吹き入らないように,建物の北側の窓を閉めて目張りをしたり,板でふさいだりする。[季]冬。《北窓を塞ぎつゝある旅の宿/虚子》

きたまど=開(ヒラ)く

――開(ヒラ)く
春になって,冬の間閉め切ってあった北側の窓を開く。[季]春。《北窓を開け父の顔母の顔/阿波野青畝》

きたみ

きたみ 【北見】
(1)北海道旧一一か国の一。宗谷支庁・網走支庁のほぼ全域を含む地域。
(2)北海道北東部の市。北見盆地の中心で,農産物の集散地。商工業も発達し,文教・行政機関が集まる。

きたみこうぎょうだいがく

きたみこうぎょうだいがく 【北見工業大学】
国立大学の一。1960年(昭和35)創設の北見工業短期大学を前身とし,66年設立。本部は北見市。

きたみどう

きたみどう 【北御堂】
津村(ツムラ)別院の別名。

きたむ

きた・む 【鞫む】 (動マ下二)
〔「きたふ(鍛)」と同源〕
こらしめる。罰する。「是を法の任(マニマ)に問ひ賜ひ―・め賜ふべく在れども/続紀(延暦八宣命)」

きたむき

きたむき [0] 【北向き】
(1)北の方に向いていること。「―の部屋」
(2)元禄の頃,京都島原中堂寺町の北側にいた下等な遊女。「京の―よりはおとりぬ/浮世草子・一代男 7」

きたむきどうちん

きたむきどうちん 【北向道陳】
(1504-1562) 戦国時代の茶人。堺の人。本姓は荒木。千利休の最初の茶の湯の師匠で,利休を武野紹鴎(ジヨウオウ)に引き合わせたという。通称の由来は北向きの家に住したからとか,門内の北向きに大木があったからとかいわれる。

きたむら

きたむら 【喜多村】
姓氏の一。

きたむら

きたむら 【北村】
姓氏の一。

きたむらきぎん

きたむらきぎん 【北村季吟】
(1624-1705) 江戸前期の俳人・歌人・和学者。近江生まれ。名は静厚。号,湖月亭など。幕府歌学方。松永貞徳に俳諧・和学・和歌を学ぶ。和漢の学に精通,多くの古典の注釈書を著す。門下に松尾芭蕉らがいる。著「徒然草文段抄」「源氏物語湖月抄」「枕草子春曙抄」「八代集抄」「山の井」など。

きたむらさよ

きたむらさよ 【北村サヨ】
(1900-1967) 天照皇大神宮教(踊る宗教)の開祖。山口県生まれ。1945年(昭和20)に開教。戦後の社会を利己主義で堕落していく「うじの世」と呼び,宇宙絶対神が自分の腹に降り,「うじの世」の終わりと神の国の到来とを告知したと説く。

きたむらとうこく

きたむらとうこく 【北村透谷】
(1868-1894) 詩人・評論家。神奈川県生まれ。本名,門太郎。東京専門学校中退。島崎藤村らと「文学界」で交遊,浪漫主義運動の先駆をなしたが,自殺を遂げた。長詩「楚囚之詩」,劇詩「蓬莱曲」,評論「内部生命論」など。

きたむらのぶよ

きたむらのぶよ 【喜多村信節】
(1784-1856) 江戸後期の国学者・考証学者。江戸の人。名は節信(トキノブ)とも。通称,彦兵衛。号は筠庭(インテイ)・静斎など。和漢の書に精通,民間の風俗・雑事を記録・考証した。著「嬉遊笑覧(キユウシヨウラン)」「瓦礫雑考」など。

きたむらろくろう

きたむらろくろう 【喜多村緑郎】
(1871-1961) 新派俳優。東京生まれ。本名,六郎。草創期の新派劇に写実的演技を確立し,女形に名演技を見せた。

きたもと

きたもと 【北本】
埼玉県中部の市。近世,中山道の宿駅。近年,工場・住宅の建設が進む。近郊農業も発達。

きたやま

きたやま [0] 【北山】
(1)北方の山。北の方にある山。
(2)特に京都北方の,船岡山・衣笠山・岩倉山などの諸山の称。
(3)「北」を「来た」にかけた洒落。空腹になること,気があることなどにいう。「時に腹が―だ/滑稽本・膝栗毛(初)」

きたやましぐれ

きたやましぐれ [5] 【北山時雨】
(1)京都の,北山方面から降ってくる時雨。
(2)「北」に「来た」をかけた洒落。
 (ア)空腹になること。「はらが―となつて来た/洒落本・妓娼精子」
 (イ)気があること。「あいつおれには―だよ/滑稽本・浮世床 2」

きたやますぎ

きたやますぎ [4] 【北山杉】
京都市北山地方で産出する杉材。室町時代から北山磨き丸太の名で知られ,茶室・書院の柱や桁,軒先の垂木,天井縁に重用された。現在では高級建築材として床柱などに用いる。

きたやまどの

きたやまどの 【北山殿】
(1)1224年,京都北山の衣笠山山麓に西園寺公経(キンツネ)が建てた別荘。1397年,足利義満が譲り受け,山荘を建てた。義満死後鹿苑寺(ロクオンジ)(金閣寺)と呼ばれた。
(2)足利義満の異名。

きたやまぶんか

きたやまぶんか [5] 【北山文化】
足利義満の頃を中心とした室町初期の文化。義満が山荘を営んだ京都北山にちなんでこの名がある。禅宗を背景とした武家文化と公家文化との融合を特徴とし,五山文学や水墨画が盛行。
→東山(ヒガシヤマ)文化

きたりゅう

きたりゅう 【喜多流】
能楽シテ方五流の一。1619年頃,喜多七太夫長能(ナガヨシ)が始める。七太夫流。

きたる

きた・る [2] 【来る】 (動ラ五[四])
〔「来(キ)到(イタ)る」の転か。「来たる」とも書く〕
(1)くる。やってくる。「我が町へ首相―・る」「韓国を如何に言(フ)ことそ目頬子(メズラコ)―・る/日本書紀(継体)」
(2)古くなって役に立たなくなる。傷む。「少し―・つた小袖をうちかけ/洒落本・青楼昼之世界錦之裏」
(3)異性に心を奪われる。ほれこむ。参る。「年増のお麦めは自己(オイラ)に九分九厘―・つてゐて/滑稽本・七偏人」
〔漢文訓読系の語。「きたす」に対する自動詞〕

きたる

きたる【来たる】
next;→英和
(forth)coming <election> .→英和
〜3日に on the third of this[next (来月の)]month.

きたる

きたる 【来る】 (連体)
〔動詞「きたる」の連体形から〕
月日の上に付いて,「近いうちにくる」「この次にくる」「次の」の意を表す。
⇔去る
「―三月一〇日の投票日には」

きたろっぺいた

きたろっぺいた 【喜多六平太】
(1874-1971) 能楽師。シテ方喜多流一四世宗家。東京生まれ。幼名,千代造。さえた技と工夫の新鮮さによって名人と称せられた。

きたわき

きたわき 【北脇】
姓氏の一。

きたわきのぼる

きたわきのぼる 【北脇昇】
(1901-1951) 洋画家。名古屋生まれ。鹿子木孟郎・津田青楓に学ぶ。シュールレアリスムの影響を受け,哲学的・図解的な画面を構成。関西前衛画壇の発展に貢献。代表作「クォ-バディス」

きたん

きたん [0] 【愧赧】 (名)スル
恥じて顔を赤くすること。赤面すること。「―の念」

きたん

きたん【忌憚のない】
frank;→英和
outspoken.→英和
〜なく without reserve;plainly;→英和
frankly <speaking> .

きたん

きたん [0] 【起端】
はじまり。おこり。発端。

きたん

きたん [0] 【起単】
〔「単」は禅寺で僧名を書いて壁に貼ってある紙〕
禅宗で僧が寺を離れ去ること。

きたん

きたん [0] 【忌憚】 (名)スル
はばかり,遠慮すること。普通,下に否定の語を伴って用いる。「―のない意見を聞きたい」「―なく言う」「投書するあるも宜く注意して顧慮―する/明六雑誌 30」

きたん

きたん [0] 【奇譚】
珍しい伝承。不思議な話。「異聞―」

きたんかいきょう

きたんかいきょう 【紀淡海峡】
紀伊半島と淡路島の間にある海峡。大阪湾と紀伊水道をつなぐ。主航路は淡路島側の由良瀬戸。友ヶ島水道。

きたアイルランド

きたアイルランド 【北―】
アイルランド島北東部の地域。カトリックの多い同島の中で,この地域はプロテスタントが多く,アイルランド共和国成立後もイギリスに属する。中心都市ベルファスト。

きたアイルランドふんそう

きたアイルランドふんそう 【北―紛争】
英国統治下にあるアイルランド島北東部アルスター地方の,カトリック系住民の自治独立要求ないしはアイルランドへの編入要求をめぐる紛争。

きたアメリカ

きたアメリカ 【北―】
六大州の一。西半球の北部を占める大陸。パナマ地峡によって南アメリカ大陸と接する。先住民はエスキモーとインディアン。住民の大部分はヨーロッパからの移住者の子孫。主要国はカナダ・アメリカ合衆国・メキシコ。広義には,グリーンランドと西インド諸島も含める。北米。

きたアルプス

きたアルプス 【北―】
飛騨山脈の通称。

きたドイツれんぽう

きたドイツれんぽう 【北―連邦】
1867年,プロイセンを中心に結成された連邦国家。普墺(フオウ)戦争の勝利後オーストリアと南ドイツ諸邦を除きマイン川以北二二の領邦で構成。71年のドイツ帝国成立の基盤となった。

きたマリアナしょとう

きたマリアナしょとう 【北―諸島】
〔Northern Mariana〕
アメリカ合衆国の自治領である,グアム島を除くマリアナ諸島。中心都市はサイパン島のガラパン。

きだ

きだ 【段・常】
〔「きた」とも〕
■一■ (名)
(1)布の長さを測る単位。一常は一丈三尺。「布一―/日本書紀(天武下訓)」
(2)田畑の面積を測る単位。たん(段)。「おほよそ田は長さ三十歩,広さ十二歩を―とせよ/日本書紀(孝徳訓)」
■二■ (接尾)
助数詞。切れめを数えるのに用いる。「軻遇突智(カグツチ)を斬り三―になす/日本書紀(神代上訓)」

きだい

きだい [1] 【木鯛】
(1)木彫りの鯛。正月その他祝儀に懸け鯛として用いる。
(2)炉につり下げる自在鉤(ジザイカギ)の上げ下げを調節する魚の形の木。

きだい

きだい [1] 【黄鯛】
スズキ目の海魚。全長35センチメートル内外。タイの一種で,体形・体色ともにマダイに似るが,全体に黄色みを帯び頭部・背部に黄色の斑紋がある。食用にして美味。本州中部以南の泥質の海底に分布し,東シナ海に多い。レンコ。レンコダイ。

きだい

きだい [1] 【貴台】
■一■ (名)
相手を敬って,その家や建物をいう語。
■二■ (代)
二人称。相手を敬っていう語。書簡文に用いる。高台。

きだい

きだい [0] 【寄題】
和歌などを作るときに,実際に見聞きした物事や経験によらず,出された題によって作ること。

きだい

きだい [0] 【季題】
(1)「季語(キゴ)」に同じ。元来,発句の中に題として詠まれる季を示す語を季題といい,発句・連句を通じて用いられる季を表す語を季語とよんで区別していた。
(2)(句会などで)俳句を作る詠題として出された季語。

きだおれ

きだおれ [0] 【着倒れ】
衣服にぜいたくをして財産をなくすこと。「京の―大阪の食い倒れ」

きだきだ

きだきだ 【段段】 (形動ナリ)
ずたずたに切りきざむさま。きざきざ。「恋も未練も―に切捨くれんと/風流仏(露伴)」

きだち

きだち [1] 【木質】
(1)本草学で,植物の性質が木本あるいはそれに類似するものをさす分類用語。
(2)木の性質。

きだち

きだち [1] 【木立ち】
こだち。

きだち

きだち [1] 【木太刀】
(1)木製の太刀。木剣。木刀。
(2)表面に塗りのない白木の鞘(サヤ)に入れた太刀。

きだちひゃくりこう

きだちひゃくりこう [6] 【木立ち百里香】
植物タイムの別名。

きだちカミツレ

きだちカミツレ [5] 【木立ち―】
植物マーガレットの和名。

きだて

きだて [0] 【気立て】
その人に備わっている気持ちの傾向。心だて。気質。性質。「―のよい子」

きだて

きだて【気立て】
nature;→英和
(a) disposition.→英和
〜の良い(悪い) good-(ill-)natured.

きだなか

きだなか 【段半】
田地一段(タン)の半分。「田畠に一たん―作りまらする/狂言・筑紫の奥」

きだみのる

きだみのる
(1895-1975) 社会学者・作家。鹿児島県生まれ。本名,山田吉彦。慶大中退。日本社会の特質を鮮やかに描いた「気違い部落周游紀行」を著した。

きだん

きだん [1] 【奇談】
珍しく,変わった話。奇怪な話。奇話。

きだん

きだん【奇談】
a strange story.

きだん

きだん [0] 【基壇】
建造物の下の基礎になる石や土で築いた壇。

きだん

きだん [0][1] 【気団】
水平方向に気温・湿度などの状態がほぼ均質の大気の塊。発現地により,赤道気団・熱帯気団あるいは大陸気団・海洋気団などと分ける。

きだん

きだん [1] 【綺談】
巧みに飾っておもしろくした話。

きち

きち【既知の】
(already) known.→英和
既知数《数》a known quantity.

きち

きち【吉】
good luck[fortune].

きち

きち [1][2] 【基地】
(1)活動の拠点となる場所。
(2)軍隊や探検隊などの拠点となる施設。

きち

きち [1] 【旗地】
中国,清代に旗人の生計維持のために支給した土地。ヌルハチに始まり,瀋陽・北京付近を中心に設置。清代後期には崩壊した。

きち

きち [2][1] 【既知】
すでに知っていること。これまでにわかっていること。
⇔未知
「―の事実」

きち

きち [2][1] 【危地】
危険な場所。また,危険な立場・状態。窮地。「―に陥る」

きち

きち [1][2] 【貴地】
相手を敬ってその人がいる土地をいう語。御地。

きち

きち [1][2] 【奇知・奇智】
人とは異なる知恵。奇抜な才知。

きち

きち【機知】
wit;→英和
resources.〜に富む witty;→英和
resourceful.→英和

きち

きち [1][2] 【機知・機智】
その場その場に応じて活発に働く才知。頓智(トンチ)。ウイット。「―に富む会話」

きち

きち【基地】
a base.→英和
空軍基地 an air base.

きち

きち [2][1] 【吉】
よいこと。めでたいこと。きつ。
⇔凶
「占いは―と出た」

きち

きち [1] 【窺知】 (名)スル
うかがい知ること。「敵の行動を―する/肉弾(忠温)」

きちがい

きちがい [2] 【季違い】
(俳句などで)それにふさわしい季節と違っていること。

きちがい

きちがい [3] 【気違い・気狂い】
(1)精神状態が正常でなくなること。気が狂うこと。また,気が狂った人。狂人。
(2)一つの物事に非常に熱中すること。また,その人。多く他の語と複合して用いられる。「相撲―」「釣り―」

きちがい

きちがい【気違[狂]い】
(1) madness;insanity;→英和
[人]a madman;→英和
a lunatic.→英和
(2) mania (熱狂);→英和
a craze <for> ;→英和
a maniac (熱狂者);→英和
a fanatic;→英和
a fan.→英和
〜の mad;→英和
insane;→英和
crazy.→英和
〜になる go[run]mad;become insane.〜じみた crazy.→英和
〜のように frantically.→英和
‖気違い沙汰 sheer madness.野球気狂い a baseball enthusiast.

きちがい=に刃物(ハモノ)

――に刃物(ハモノ)
非常に危険なことのたとえ。

きちがいあめ

きちがいあめ [5] 【気違い雨】
思いがけないときに突然降ってくる雨。

きちがいざた

きちがいざた [0] 【気違い沙汰】
普通では考えられないような,とんでもないおこない。

きちがいじみる

きちがいじ・みる キチガヒ― [6] 【気違い染みる】 (動マ上一)
言動が正気とは思えないほどである。「―・みた行動」

きちがいなすび

きちがいなすび [5] 【気違い茄子】
チョウセンアサガオの異名。種子などを薬用とするが,量を誤ると発狂状態になるのでいう。

きちがいばな

きちがいばな [3] 【気違い花】
時節はずれに咲く花。狂い咲きの花。

きちがいびより

きちがいびより [5] 【気違い日和】
晴雨が安定しない不順な天気。

きちがいみず

きちがいみず [3] 【気違い水】
〔酔うと正気を失うことがあることから〕
酒の異名。

きちきち

きちきち [0]
〔飛ぶときにキチキチと音をたてることから〕
ショウリョウバッタ{(1)}に同じ。

きちきち

きちきち
■一■ [0] (形動)
(1)物がすきまなくいっぱいに詰まっているさま。ぎっしり。「箱へ―に詰め込む」
(2)時間の余裕のないさま。ぎりぎり。「時間―にやってきた」
■二■ [2] (副)スル
(1){■一■(1)}に同じ。「靴が小さくなって―する」
(2)かたい物がきしんで立てる音を表す語。「歯車が―(と)いう」
(3)規則正しく正確に行うさま。きちんきちん。「―(と)仕事を片付ける」
(4)鳥などの鳴く声を表す語。
(5)のどに物が詰まってむせる音を表す語。「一口食ひける程に…むせて―とす/沙石 7」

きちきちばった

きちきちばった [5] 【きちきち飛蝗】
(1)ショウリョウバッタ{(1)}の俗称。[季]秋。
(2)ショウリョウバッタモドキの旧称。

きちきち飛蝗

きちきちばった [5] 【きちきち飛蝗】
(1)ショウリョウバッタ{(1)}の俗称。[季]秋。
(2)ショウリョウバッタモドキの旧称。

きちきょく

きちきょく [2] 【基地局】
通信の基地となる局。
→移動局
→中継局

きちく

きちく [0] 【鬼畜】
(鬼や畜生のように)人間らしい心をもっていない者。

きちく

きちく [0] 【騎竹】
竹馬に乗ること。

きちくのとし

きちくのとし [6] 【騎竹の年】
竹馬に乗って遊ぶ幼年の頃。

きちくのまじわり

きちくのまじわり [0] 【騎竹の交わり】
子供のときからの交友。竹馬の交わり。

きちくもの

きちくもの [0] 【鬼畜物】
⇒鬼物(オニモノ)(1)

きちこう

きちこう 【桔梗】
キキョウの異名。[季]秋。《―も見ゆる花屋が持仏堂/蕪村》

きちじ

きちじ [2] 【喜知次】
カサゴ目の海魚。全長30センチメートル内外。頭はとげが多く,目が大きい。全体が鮮紅色で,第一背びれの後方に大きい黒斑が一つある。食用,また練り製品の原料。北日本の太平洋岸に多い。キンキ。キンキン。

きちじ

きちじ [2] 【吉事】
めでたい事柄。縁起のよいこと。きつじ。慶事。
⇔凶事

きちじつ

きちじつ [0] 【吉日】
何か事をするのに縁起のよい日。めでたい日。きちにち。きつじつ。
⇔凶日
「大安―」

きちじつ

きちじつ【吉日】
a lucky day.

きちじょう

きちじょう [0] 【吉祥】
〔「きっしょう」とも〕〔梵 śrī〕
(1)よい前兆。めでたいきざし。「いたる所には,―・福徳のみあり/沙石 7」
(2)「吉上(キチジヨウ)」に同じ。

きちじょう

きちじょう 【吉上】
(1)この上なくめでたいこと。上吉。
(2)(「吉祥」とも書く)六衛府の下役で,諸門の警衛にあたった者。「陣の―を召して/今昔 29」

きちじょうか

きちじょうか [3] 【吉祥果】
鬼子母神が持つ果実。魔障を除くという。多く柘榴(ザクロ)で表される。

きちじょうけか

きちじょうけか [5] 【吉祥悔過】
〔仏〕 吉祥天を本尊として,最勝王経を誦し,福徳を祈る悔過の法会。

きちじょうこんごう

きちじょうこんごう [5] 【吉祥金剛】
文殊(モンジユ)菩薩の密教での称。

きちじょうそう

きちじょうそう [0] 【吉祥草】
ユリ科の常緑多年草。林下に生え,茎は地をはい,先端付近に根を出して広線形の葉を密につける。晩秋,帯紅色の短い花茎を立てて一〇個内外の淡紫色の花を穂状につける。[季]秋。
吉祥草[図]

きちじょうてん

きちじょうてん 【吉祥天】
〔梵 Śrī-mahādevī〕
天部の一。もとインド神話の神で,ビシュヌ神の妃とされたが,仏教では徳叉迦(トクサカ)を父に,鬼子母を母に生まれ,毘沙門天の妃とされる。福徳安楽を与え,仏法を護持する天女。通常,天衣宝冠を着け,左手に如意宝珠を捧げ持つ。吉祥天女。きっしょうてん。功徳天。宝蔵天女。
吉祥天[図]

きちじょうにち

きちじょうにち [3] 【吉祥日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,何事をするにも吉とする日。きっしょうにち。

きちすう

きちすう [2][3] 【既知数】
方程式の中ですでに値を与えられている数。または,わかっていると仮定された数。
⇔未知数

きちずい

きちずい [0] 【吉瑞】
めでたいしるし。よいことの前兆。

きちぞう

きちぞう キチザウ 【吉蔵】
江戸時代の下男の通称。「―・三助がなりあがり/浮世草子・永代蔵 1」

きちぞう

きちぞう キチザウ 【吉蔵】
(549-623) 中国,隋代の僧。金陵の人。三論宗の大成者。諡号(シゴウ)は嘉祥大師。著「三論玄義」など。

きちっと

きちっと [2] (副)スル
(1)「きちんと{(1)}」に同じ。「―割り切れる数」「―した挨拶(アイサツ)をする」
(2)「きちんと{(2)}」に同じ。「秒針まで―時報に合わせる」「収支の合計が―合う」

きちにち

きちにち [0] 【吉日】
⇒きちじつ(吉日)

きちむ

きちむ [2][1] 【吉夢】
縁起のよい夢。きつむ。
⇔凶夢

きちゃく

きちゃく【帰着する】
(1) return.→英和
(2) result[end]in (帰結する).
‖帰着点 a conclusion <of an argument> .

きちゃく

きちゃく [0] 【貴着】
品物が相手の所へ届くこと。手紙文での用語。「―の節は」

きちゃく

きちゃく [0] 【帰着】 (名)スル
(1)帰りつくこと。「三日後に故国へ―する」
(2)いろいろな経過をたどって,ある状態や結果に落ち着くこと。「結論は常識の線に―した」

きちや

きちや 【吉弥】
延宝(1673-1681)頃の人気女形上村吉弥のこと。

きちやがさ

きちやがさ [4] 【吉弥笠】
吉弥がかぶった編み笠。婦人が用いた。「―に四つかはりのくけ紐(ヒボ)を付けて/浮世草子・五人女 3」

きちやむすび

きちやむすび [4] 【吉弥結び】
吉弥が始めたという帯の結び方。帯の両端に鉛を入れて長く垂らしたもの。若い婦人の間で行われた。玉章(タマズサ)結び。
吉弥結び[図]

きちゅう

きちゅう [0] 【期中】
定められた期限の間。

きちゅう

きちゅう [0][1] 【機中】
飛行機の中。また,飛行機に乗っている間。

きちゅう

きちゅう [0] 【貴胄】
貴い家柄の人。貴族。華胄。

きちゅう

きちゅう [0] 【基柱】
(1)基本となる柱。
(2)全体の中で,特に重要な事柄や人。「国家の―」

きちゅう

きちゅう【忌中】
<be in> mourning <for one's late father> .→英和

きちゅう

きちゅう [0] 【忌中】
家族が死んだ時,家人が慎んでいる期間。特に,死者が宙をさまよっているといわれる,死後四九日間。

きちゅうしまだ

きちゅうしまだ [4] 【忌中島田】
忌中に結う髪飾りなしの島田。忌島田(イミシマダ)。空島田(カラシマダ)。泣き島田。忌中髷(マゲ)。

きちゅうしょうかん

きちゅうしょうかん [4] 【期中償還】
期限前に債券を償還すること。あらかじめその時期を定めておく定時償還と発行者の判断で随時的に行う随時償還がある。

きちゅうのき

きちゅうのき [5] 【奇中の奇】
不思議な物事がいくつかあるうちでも,特別に不思議な物事。

きちょ

きちょ [1][2] 【貴著】
相手を敬ってその著書をいう語。高著。

きちょう

きちょう [0] 【記帳】 (名)スル
帳簿や帳面に必要事項を記入すること。「収入総額を―する」「受付で―する」

きちょう

きちょう【記帳する】
make an entry;→英和
enter one's name <in a book> (署名).

きちょう

きちょう [0][1][2] 【黄蝶】
(1)シロチョウ科のチョウ。開張約5センチメートル。はねは黄色で,夏型には黒縁が現れるが,秋型では退化する。幼虫はハギ・ネムノキなどの葉を食べる。成虫で越冬する。本州以南の各地に分布。
(2)はねが黄色のチョウ。[季]春。

きちょう

きちょう [0] 【帰朝】 (名)スル
外国から日本に帰ってくること。「―報告」「友好使節一行が―する」

きちょう

きちょう【基調】
<form> the keynote <of> .→英和
基調演説 a keynote speech.

きちょう

きちょう [0] 【几帳】
〔「几(オシマズキ)にかけた帳(トバリ)」の意〕
寝殿造りに用いた室内調度の一。室内に立てて間仕切りとし,また座のわきに立てて隔てとした。台に二本の柱を立て,その上に一本の横木をわたし,帳を垂らしたもの。高さ三尺のものと四尺のものとがあり,三尺には四幅(ヨノ),四尺には五幅(イツノ)の帳を垂らす。基帳。木丁。
几帳[図]

きちょう

きちょう【貴重な】
precious;→英和
valuable.→英和
‖貴重品 a valuable article;valuables.貴重品室 a strong room.

きちょう

きちょう【機長】
a captain.→英和

きちょう

きちょう [0] 【基調】
(1)〔音〕「主調(シユチヨウ)」に同じ。
(2)作品・行動・思想などの根底を一貫して流れる基本的な考え方。「作品の―をなすのは作者のヒューマニズムだ」
(3)絵画・装飾などで,基本として使われている色。
(4)〔経〕 大勢としての相場や経済情勢の基本的動向。

きちょう

きちょう [0] 【貴重】
■一■ (形動)[文]ナリ
非常に価値のあるさま。きわめて大切なさま。「―な本」「―品」
■二■ (名)スル
大切にすること。重んずること。「宝として―する/福翁百話(諭吉)」
[派生] ――さ(名)

きちょう

きちょう【帰朝する】
return[come]home (from abroad).〜の途につく leave for home.

きちょう

きちょう [1][2] 【機長】
航空機の全乗務員の最高責任者として指揮・監督する者。民間機では普通,正操縦士がこの任にあたる。キャプテン。

きちょう

きちょう [0] 【帰庁】 (名)スル
外勤や出張などから役所に戻ること。

きちょうじ

きちょうじ [2] 【黄丁字】
ナス科の低木。グアテマラ原産。日本では観賞用に温室で栽培。茎はややつる性で,卵形の葉を互生。夏から秋,橙黄色の筒状花を総状につけ,芳香を放つ。

きちょうじゃく

きちょうじゃく [2] 【几帳尺】
曲尺(カネジヤク)の古称。平安時代以降,几帳の寸法を測るのに用いたのでいう。

きちょうめん

きちょうめん [4][0] 【几帳面】
■一■ (形動)[文]ナリ
きちんとしているさま。すみずみまで規則正しくするさま。「―な性格」
■二■ (名)
柱などの角に施した面の一。方形の角を落として鋭角に削り,その両側に刻みを入れたもの。もと几帳の柱に用いられたことからいう。
几帳面■二■[図]

きちょうめん

きちょうめん【几帳面な(に)】
exact(ly);→英和
methodical(ly);→英和
punctual(ly).→英和

きちょうりょく

きちょうりょく キテウ― [2] 【起潮力】
潮の干満を起こす力。月や太陽の引力がその大部分であるが,太陽は遠いため,その起潮力は月のほぼ半分弱。潮汐力(チヨウセキリヨク)。

きちよう

きちよう [0] 【吉曜】
吉日。よい日。

きちり

きちり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)物がよくあてはまるさま。きっちり。「箱に―と納まる」
(2)物のよく整っているさま。きちんと。「―と片付いた部屋」

きちれい

きちれい [0] 【吉礼】
めでたい儀式。きつれい。

きちれい

きちれい [0] 【吉例】
めでたいならわし。めでたいしきたり。良い先例。きつれい。

きちれい

きちれい【吉例により】
according to the time-honored custom.

きちん

きちん [0][2] 【木賃】
(1)旅人が持参した米や乾飯(ホシイイ)をたくため,宿屋に払う薪(タキギ)の代金。木銭(キセン)。「やあ辻堂究竟��,―入らずの上宿/浄瑠璃・信州川中島」
(2)「木賃宿」の略。「宿はづれへ行つて―と出よう/滑稽本・膝栗毛 2」

きちんきちん

きちんきちん [2]
(多く「と」を伴って)規則正しく正確に行われるさま。「毎食後―と薬を飲む」

きちんと

きちんと
exactly;accurately;→英和
punctually;→英和
just;→英和
sharp;→英和
regularly;→英和
neatly (服装などが).〜した orderly;→英和
in (good) order.〜払う be punctual[regular]in one's payments.

きちんと

きちんと [2] (副)スル
(1)整っているさま。「机の中を―する」
(2)正確なさま。過不足ないさま。「定刻に―集まる」

きちんどまり

きちんどまり [4] 【木賃泊り】
木賃宿に宿泊すること。また,その宿。

きちんやど

きちんやど【木賃宿】
a cheap lodging house.

きちんやど

きちんやど [4][2] 【木賃宿】
(1)江戸時代,木賃を受け取って客を泊まらせた安宿。木銭宿。
(2)料金の安い粗末な宿屋。安宿。

きぢか

きぢか [0] 【期近】
先物取引で受け渡し期日が近い限月(ゲンゲツ)のこと。
⇔期先
→限月

きぢかさい

きぢかさい [3] 【期近債】
償還時期の迫っている債券。

きぢぬ

きぢぬ [2] 【黄茅渟】
スズキ目の海魚。全長40センチメートルほど。タイの一種で,体形はクロダイに似る。全体に淡い青褐色で,腹びれ・尻びれ・尾びれの下半部が黄色。美味。本州中部以南の浅海・内海に分布。幼魚は汽水域に入る。釣りの対象魚。キチヌ。キビレ。

きっか

きっか キククワ [0][1] 【菊花】
⇒きくか(菊花)

きっかい

きっかい [3][0] 【奇っ怪】 (名・形動)[文]ナリ
「きかい(奇怪)」を強めた語。「―千万」「此室へ這内(ハイツ)たさへ―なるに,其乱暴は気が違つたのか/鉄仮面(涙香)」
[派生] ――さ(名)

きっかい

きっかい [0] 【乞丐】 (名)スル
〔「丐」は乞(コ)う意〕
物乞いをすること。また,その人。こじき。「―することを許されん/西国立志編(正直)」

きっかけ

きっかけ [0] 【切っ掛け】
(1)物事を始めるための手がかりや機会。また,物事が始まる原因や動機。「話の―をさがす」「ひょんな―で友人となる」
(2)(普通「キッカケ」と書く)歌舞伎などで,演技や効果などの開始,次への進行を指示する種々の合図。
(3)体面。意地。「男道の―をはづしても勘忍いたせ/甲陽軍鑑(品一六)」
(4)符号。しるし。「稽古本の所々へ〇(マルイモノ)や△(ウロコ)や,いろ��な―をして覚えたといふ奴だ/滑稽本・浮世床(初)」

きっかけ

きっかけ【切っ掛け】
a chance;→英和
an opportunity (機会);→英和
a start (初め);→英和
a clue (手掛り);→英和
a cue (芝居の).→英和

きっかと

きっかと (副)
はっきりと。確かに。「夢の中には―覚えて有れり/四河入海 12」

きっかり

きっかり
just;→英和
exactly;punctually.→英和
9時〜に at nine (o'clock) sharp.

きっかり

きっかり [3] (副)
(「と」や「に」を伴うこともある)
(1)数量などに端数のないさま。ちょうど。きっちり。「―千円です」「八時―に始める」
(2)際立って,目立つさま。くっきり。「輪郭が―と浮かび上がる」

きっかわ

きっかわ キツカハ 【吉川】
姓氏の一。

きっかわこれたり

きっかわこれたり キツカハ― 【吉川惟足】
⇒よしかわこれたり(吉川惟足)

きっかわつねいえ

きっかわつねいえ キツカハツネイヘ 【吉川経家】
(1547-1581) 戦国時代の武将。山名豊国に代わり鳥取城を守り,羽柴秀吉軍の兵糧攻めに抗戦三か月,城兵の命にかえて自刃した。

きっかわつねもと

きっかわつねもと キツカハ― 【吉川経幹】
(1829-1867) 幕末の岩国藩主。第一次長州征伐に際し,宗家毛利家存続のため恭順を主張。長州藩と幕府を周旋し,長州藩の危機を救った。

きっかわひろいえ

きっかわひろいえ キツカハヒロイヘ 【吉川広家】
(1561-1625) 安土桃山・江戸初期の武将。毛利氏支藩,岩国藩吉川氏の祖。元春の三男。関ヶ原の戦いでは西軍にあって徳川家康に通じ,毛利氏の参戦を阻止,宗家の周防・長門両国の保全に功があった。

きっかわもとはる

きっかわもとはる キツカハ― 【吉川元春】
(1530-1586) 戦国時代の武将。毛利元就(モトナリ)の子。従兄吉川興経(オキツネ)の養子。山陰の尼子氏を平定,山陽を分掌した。弟小早川隆景と協力し,毛利氏の中国地方経略に貢献。

きっかわれいか

きっかわれいか キツカハレイクワ 【吉川霊華】
(1875-1929) 日本画家。東京生まれ。本名,準(ヒトシ)。浮世絵・狩野派などを学ぶ。また,冷泉為恭(タメチカ)に私淑。端麗な描線を以て気品に満ちた大和絵を描いた。代表作「離騒」

きっき

きっき 【吉記】
権大納言藤原(吉田)経房の日記。二二巻。1166年から93年までの記録で,朝廷・鎌倉幕府間の取次役として政局の機微に触れた記事が多い。吉御記。吉戸記。吉大記。

きっきっと

きっきっと (副)
きびきびしているさま。きりきり。「生姜酢を以て―あへ/狂言・鱸庖丁(虎寛本)」

きっきゅう

きっきゅう キク― [0] 【鞠躬】
〔「鞠」はかがむ,「躬」は体〕
身をかがめ慎みかしこまること。

きっきゅうじょ

きっきゅうじょ キク― [3] 【鞠躬如】 (ト|タル)[文]形動タリ
身をかがめて恐れ慎むさま。「―としてヘイコラする用人/復活(魯庵)」

きっきょ

きっきょ [1] 【拮据】 (名)スル
忙しく働くこと。けっきょ。「―して官制を改更し/真善美日本人(雪嶺)」

きっきょう

きっきょう [0] 【喫驚・吃驚】 (名)スル
驚くこと。驚天。「余が言ふ所を聞き敢て―する勿れ/世路日記(香水)」

きっきょう

きっきょう【吉凶】
good and bad luck; <tell> one's fortune.

きっきょう

きっきょう [0][3] 【吉凶】
めでたいことと不吉なこと。縁起のよしあし。「―を占う」

きっきょう=は糾(アザナ)える縄の如(ゴト)し

――は糾(アザナ)える縄の如(ゴト)し
⇒禍福(カフク)は糾える縄の如し

きっきん

きっきん [0] 【喫緊・吃緊】 (名・形動)[文]ナリ
さしせまっていて大切な・こと(さま)。「―の問題」「真を極むるの道に於て―必須/真善美日本人(雪嶺)」

きっくつ

きっくつ [0] 【詰屈・佶屈】
■一■ (名・形動)[文]ナリ
文字・文章が堅苦しく難しい・こと(さま)。「法律学の―なる経済学の縝密なる/三酔人経綸問答(兆民)」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
かがまって,かたまっているさま。「火山中には槎牙(サガ)―たる岩石あり/日本風景論(重昂)」

きっくつごうが

きっくつごうが [5] 【佶屈聱牙】 (名・形動)[文]ナリ
文章が堅苦しく難解で,読みにくい・こと(さま)。「―なる漢語を減じて/獺祭書屋俳話(子規)」

きっけい

きっけい [0] 【吉慶】
めでたいこと。喜ぶべきこと。

きっけしんとう

きっけしんとう [4] 【橘家神道】
江戸時代中期,玉木正英が唱導した神道。橘諸兄(モロエ)から伝わると称する。思想・教学的な面より行法や儀式を重視,蟇目(ヒキメ)・鳴弦など諸神事・秘伝を体系化した。

きっこう

きっこう [0] 【桔槹】
⇒けっこう(桔槹)

きっこう

きっこう【拮抗】
rivalry.⇒対抗.

きっこう

きっこう [0] 【亀甲】
〔「きこう」とも〕
(1)亀の甲羅(コウラ)。
(2)「亀甲形」に同じ。
(3)家紋の一。亀甲形から転用したもの。六角形。また,その変形。
(4)「亀甲括弧」に同じ。
亀甲(3)[図]

きっこう

きっこう [0] 【拮抗・頡頏】 (名)スル
〔「けっこう(拮抗)」の慣用読み〕
力に優劣がなく互いに張り合うこと。「相―する勢力」

きっこう

きっこう [0] 【乞巧】
「乞巧奠(キツコウデン)」の略。

きっこううち

きっこううち [0][3] 【亀甲打ち】
甲冑(カツチユウ)などに用いる平打ちのひもの組み方。二色以上の糸で亀甲模様を出したもので,裏は矢筈(ヤハズ)模様となる。

きっこうかっこ

きっこうかっこ [5] 【亀甲括弧】
記号の一種。〔〕 形の括弧。きっこう。

きっこうがた

きっこうがた [0] 【亀甲形】
六角形。また,六角形の連続模様。

きっこうきん

きっこうきん [0][3] 【拮抗筋】
互いに相反する運動を行う一対の筋肉。屈筋と伸筋,環状筋と縦走筋など。

きっこうさよう

きっこうさよう [5] 【拮抗作用】
生物体のある現象に対し,二つの要因が同時に働いて,互いにその効果を打ち消し合う作用。心臓の拍動に対する交感神経(促進)と副交感神経(抑制)の作用など。また,薬物を併用した場合,互いに薬効を減弱させる作用など。

きっこうだな

きっこうだな [0] 【乞巧棚】
七夕祭に供物(クモツ)を供える棚。

きっこうでん

きっこうでん [3] 【乞巧奠】
〔技巧を乞う奠(=祭り)の意〕
陰暦七月七日の行事。牽牛(ケンギユウ)・織女の二星を祭って,手芸・芸能の上達を祈願する。中国から伝わった行事で,日本では奈良時代から宮中で行われ,のち七夕として民間にも普及した。きこうでん。
乞巧奠[図]

きっこうばか

きっこうばか [3] 【亀甲墓】
沖縄地方にみられる,亀の甲羅を伏せたような形の大型の墓。中国華南地方の風に習ったもの。
亀甲墓[図]

きっこうぶね

きっこうぶね [5] 【亀甲船】
(1)一六世紀末に用いられた朝鮮の軍船。上部を厚い板で亀の甲のようにおおったもの。文禄・慶長の役では日本水軍を悩ました。
(2){(1)}を模倣した,江戸時代の軍船。百石積み前後の小型船。亀の甲船。きっこうせん。

きっさ

きっさ [0] 【譎詐】
〔「けっさ(譎詐)」の慣用読み〕
いつわり。うそ。

きっさ

きっさ [0] 【喫茶】
(1)茶を飲むこと。きっちゃ。
(2)「喫茶店」の略。「音楽―」

きっさき

きっさき [0] 【切っ先】
(1)刀などの刃物の先端部。刃先。「―をかわす」
(2)相手に挑む勢い。「追及の―が鈍る」

きっさき

きっさき【切っ先】
the point of a sword.→英和

きっさきあがり

きっさきあがり [5] 【切っ先上(が)り】
刀の先端を柄(ツカ)の方よりも上にあげた構え。また,その構えできりかかること。「内甲(ウチカブト)へ―に,二つ三つすき間もなく入れたりけるに/太平記 2」

きっさきさがり

きっさきさがり [5] 【切っ先下(が)り】
刀の先端を柄の方より下にさげた構え。また,その構えできりかかること。「肩先より左の小脇まで,―に切りつけられて/太平記 29」

きっさこ

きっさこ [3] 【喫茶去】
〔仏〕
〔「お茶でも飲みに行け」の意〕
もともとは禅宗で相手を叱咤(シツタ)する語であったが,のち「お茶でも召し上がれ」の意と解され,日常即仏法の境地を示す語と誤解された。

きっさてん

きっさてん【喫茶店】
a tearoom;→英和
a coffee shop.

きっさてん

きっさてん [3][0] 【喫茶店】
コーヒー・紅茶などの飲み物,菓子や簡単な食事などを出す飲食店。

きっさようじょうき

きっさようじょうき キツサヤウジヤウキ 【喫茶養生記】
茶に関する日本で最古の書。栄西著。二巻。1211年成立。14年補訂。茶の採取・製法や効能などを記す。

きっさり

きっさり (副)
物事を明確に決定するさま。きっぱり。「追付江戸より此返しを―と申すべしと/浮世草子・椀久一世(下)」

きっしく

きっしく 【蓄縮】 (形動)[文]ナリ
〔「きくしゅく」の転。近世語〕
(1)物惜しみするさま。けちなさま。「呉服屋の―なる気の毒ども/浮世草子・禁短気」
(2)律儀で融通がきかないさま。「―ならぬ挨拶に/浄瑠璃・鬼一法眼」

きっしゅうよう

きっしゅうよう キツシウエウ 【吉州窯】
中国江西省吉安市永和鎮にあった窯(カマ)。唐代末期には白磁や黒釉陶を産し,宋代の玳玻天目(タイヒテンモク)は名高い。鎌倉時代頃から日本にも輸入された。永和窯。

きっしゅん

きっしゅん [0] 【吉春】
めでたい春。よい新春。年賀状などに書く言葉。

きっしょ

きっしょ [0] 【吉書】
(1)年始・政始(マツリゴトハジメ)などの物事の改まった時,奏覧に供する儀礼的な文書。また,その儀式。
(2)江戸時代,役所から農民に賦税を怠らぬように下す令書。
(3)「吉書始め{(2)}」に同じ。[季]新年。

きっしょう

きっしょう [0] 【吉祥】
⇒きちじょう(吉祥)

きっしょうもんよう

きっしょうもんよう [5] 【吉祥文様】
松竹梅・鶴亀・鳳凰(ホウオウ)など,祝意を表す伝統的な文様。

きっしょのそう

きっしょのそう 【吉書の奏】
平安時代,朝廷で吉書を奏聞した儀式。年始は正月二日または三日に弁官・蔵人(クロウド)より奏し,政始は正月九日または代始め・改元後の吉日に大臣より奏した。

きっしょはじめ

きっしょはじめ 【吉書始め】
(1)中世,武家で,公家の吉書の奏にならい,改元・将軍襲職・年頭などに吉書を見る儀式。
(2)正月の書き初めに,吉日として暦に記された日。また,書き初め。吉書。

きっしん

きっしん [0] 【吉信】
めでたい便り。よい知らせ。吉報。

きっしん

きっしん [0] 【吉辰】
よい日。めでたい日。吉日。佳辰。

きっす

きっ・す 【吃す】 (動サ変)
⇒きっする(吃)

きっす

きっ・す 【喫す】 (動サ変)
⇒きっする(喫)

きっすい

きっすい【生粋の】
pure;→英和
genuine.→英和

きっすい

きっすい [0] 【生っ粋】
〔「きすい(生粋)」の転〕
(出身・素姓などに)まじりけのないこと。純粋そのものであること。「―の江戸っ子」「―のスコッチ-ウイスキー」

きっすい

きっすい [0] 【喫水・吃水】
船舶が浮かんでいる時,水面から船体最下部までの距離。船脚(フナアシ)。

きっすい

きっすい【喫水】
draught[draft].→英和
〜が浅い(深い,15フィートある) draw light (deep,15 feet of water).‖喫水線 the waterline.

きっすいいん

きっすいいん 【吉水院】
奈良県吉野にある金峰山寺(キンプセンジ)の僧坊。役小角(エンノオヅノ)が庵を結んだ所という。源義経がここに隠れ,また後醍醐天皇が行宮(アングウ)としたことで有名。1874年(明治7)吉水(ヨシミズ)神社と改める。

きっすいせん

きっすいせん [0] 【吃水線】
船舶が静水上に浮かんでいる時,船腹が水面に接する分界線。

きっする

きっ・する [3] 【吃する】 (動サ変)[文]サ変 きつ・す
(1)どもる。「口―・して卒(ニワカ)に言ふ能はざるなりき/金色夜叉(紅葉)」
(2)「喫する」に同じ。「一驚を―・して回顧(カエリミ)る折/蜃中楼(柳浪)」

きっする

きっ・する [0][3] 【喫する】 (動サ変)[文]サ変 きつ・す
(1)飲む。食べる。「茶を―・する」「一豆の飯を得ても士とともに―・し/太平記 37」
(2)(よくないことを)受ける。こうむる。「惨敗を―・する」「余は一驚を―・したり/筆まかせ(子規)」

きっせき

きっせき [0] 【詰責】 (名)スル
問いつめて責めること。詰問。「―せる間に彼の必ず過(アヤマチ)を悔い/金色夜叉(紅葉)」

きっそう

きっそう [3] 【吉左右】
〔「左右」は便(タヨ)りの意〕
(1)よい便り。うれしい知らせ。吉報。「落ち着いて―を待つて居たらいいでせう/羹(潤一郎)」
(2)よいか悪いか,どちらかの便り。

きっそう

きっそう [0][3] 【吉相】
(1)よい運勢の表れた人相。
⇔凶相
(2)よいことのある前兆。吉兆。「永く御末継がせ給ふは―にこそはありけれ/大鏡(昔物語)」

きっそう

きっそう [0] 【吉草】
カノコソウの異名。

きっそう

きっそう 【気っ相・吃相】
感情が顔に現れること。顔つき。表情。顔色。「―変へて見えければ/浄瑠璃・八百屋お七」

きっそうこん

きっそうこん [3] 【吉草根】
カノコソウの根・根茎を乾燥した生薬。特異臭のある吉草油を含み,鎮静・鎮痙(チンケイ)薬とする。纈草根(ケツソウコン)。

きったつ

きった・つ [3] 【切っ立つ】 (動タ五[四])
〔「切り立つ」の転〕
切りそいだようにまっすぐにそびえる。「―・った岩壁」

きったて

きったて [0] 【切っ立て】
(1)切りそいだようにまっすぐ立っていること。
(2)衣服などの仕立てあがったばかりのもの。「―の褌(フンドシ)/婦系図(鏡花)」

きったはった

きったはった 【切った張った】 (連語)
〔「張る」は平手でたたく意〕
切ったりたたいたりすること。転じて,暴力を伴う争いのこと。「―の大さわぎ」

きったん

きったん [0] 【吉旦】
よい日。吉日。吉辰。

きったん

きったん 【契丹】
五世紀以降内モンゴルのシラ-ムレン河流域に現れた遊牧狩猟民族。モンゴル系でツングースとの混血種といわれる。一〇世紀耶律阿保機(ヤリツアボキ)が諸部族を統一し,のち征服王朝遼(リヨウ)に発展した。キタイ。
→遼

きったんこくし

きったんこくし 【契丹国志】
契丹(遼)の歴史を中国側史料によって記した紀伝体の書。二七巻。南宋の葉隆礼の撰。

きったんもじ

きったんもじ [5] 【契丹文字】
契丹で一〇世紀の初めに作られたモンゴル系の文字。遼代および金朝初期に用いられた。漢字に似た字形をしているが,現在もまだ十分には解読されていない。大字と小字の別がある。

きっちゃ

きっちゃ [0] 【喫茶】
「きっさ(喫茶)」に同じ。

きっちゅうのたのしみ

きっちゅうのたのしみ 【橘中の楽しみ】
〔中国の巴邛(ハキヨウ)の人が橘(タチバナ)の実を裂いて見ると,その中で二人の老人が碁を楽しんでいたという「幽怪録」の故事から〕
将棋や囲碁をする楽しみ。

きっちょう

きっちょう【吉兆】
a good[lucky]omen.

きっちょう

きっちょう [0] 【吉兆】
よいことが起こる前ぶれ。瑞祥(ズイシヨウ)。吉相。
⇔凶兆

きっちょむばなし

きっちょむばなし [5] 【きっちょむ話・吉四六話】
〔「きっちょむ」は吉右衛門の転〕
大分県地方に伝わる「きっちょむ」を主人公とする一連のとんち話。

きっちょむ話

きっちょむばなし [5] 【きっちょむ話・吉四六話】
〔「きっちょむ」は吉右衛門の転〕
大分県地方に伝わる「きっちょむ」を主人公とする一連のとんち話。

きっちり

きっちり
(1) exactly;tightly (堅く).→英和
(2) punctually;→英和
precisely.→英和
〜5時に at five (o'clock) sharp.

きっちり

きっちり [3] (副)スル
(1)数量などに端数のないさま。「―千円しかない」「一二時―に集合」
(2)すき間のないさま。ぴったり。「箱に―(と)詰め込む」「戸を―(と)閉める」「―(と)した服」
(3)確実に物事を行うさま。「バントで―(と)送る」

きっつけ

きっつけ 【切っ付け】
馬具の名。下鞍(シタグラ)(普通,二枚重ね)の上の方のものをいう。
⇔肌付け

きって

きって【切手】
a (postage) stamp.→英和
〜を張る put a stamp <on> .‖切手収集(家) stamp collecting (a stamp collector);philately (a philatelist).

きって

きって [0] 【切手】
(1)「郵便切手」の略。
(2)「商品切手」の略。商品券。
(3)関所や乗船場で示した通行証。手形。「御通しあるべしと―を見せて/浮世草子・一代男 4」

きって

きって 【切って】 (接尾)
地域・場所を表す語に付いて,その範囲の中でもっともすぐれている意を表す。「駿遠三から美濃尾張,江州―子供までその名を知られた義賊の張本/歌舞伎・青砥稿」
〔現代語では,一般に「きっての」の形で用いられる〕

きっと

きっと
surely;certainly;→英和
without fail.〜…する be sure to do.

きっと

きっと 【屹度・急度】 (副)
〔「きと」の促音添加。「屹度」「急度」は当て字〕
(1) [0]
確実にそうなるだろうと予測しているさま。「明日は―晴れる」「君なら―合格するよ」
(2)自身の事柄に関しては決意を,相手に対しては強い要望を表す。必ず。「一〇日には―お返し致します」
(3) [1][0]
厳しいさま。状態にゆるみがないさま。「鉢巻を―結ぶ」「額に青筋を顕し,―詰め寄り/怪談牡丹灯籠(円朝)」
(4)動作・状態が瞬間的であるさま。「かかる怱劇の中にも其の御名残―思ひ出て/平家 7」

きっと

きっと
〜なる look stern;straighten oneself.

きっと=した

――した
(1)態度がいかめしいさま。「―口調で断る」
(2)確かであるさま。「―証人があつては/黄表紙・金生木」

きっと=なる

――な・る
(1)急に厳しい表情になる。色をなす。「その言葉に,彼女は―・った」
(2)歌舞伎で,役者が緊張の様相を示す。

きっとしかり

きっとしかり [4] 【屹度叱】
江戸時代の刑罰の一。「叱(シカリ)」のやや重いもの。

きっとせん

きっとせん 【吉都線】
JR 九州の鉄道線。宮崎県都城・小林・鹿児島県吉松間,61.6キロメートル。都城盆地より霧島山の東・北麓を走る。えびの高原線とも呼ぶ。

きっぱ

きっぱ [0] 【切っ刃】
〔「きりは」の転〕
刀の刃の部分。

きっぱ=を回す

――を回・す
(1)刀の柄に手をかけて鞘(サヤ)を回して刃を上に向け,まさに引き抜こうとする。「切刃まはして怒れども/浄瑠璃・用明天皇」
(2)縦横に反論する。「町衆に向ひて切刃廻せば,年寄も組中も我を折つて/浮世草子・子息気質」

きっぱし

きっぱし [0] 【切っ端】
きれはし。

きっぱり

きっぱり
clearly;distinctly;→英和
definitely (断然).〜断わる refuse flatly.〜した clear;→英和
distinct;→英和
definite <answer> .→英和

きっぱり

きっぱり [3] (副)スル
調子強く明確に行うさま。はっきり。「―(と)断る」「―(と)した態度」

きっぱん

きっぱん [0] 【喫飯】 (名)スル
飯を食べること。[ヘボン]

きっぷ

きっぷ [0] 【切符】
(1)運賃や入場料などを支払った証拠となる紙片。
(2)特定の物品の購入や引き換えに用いる紙片。
(3)(比喩的に,競技会などに出場する)資格や権利。「決勝進出の―を手にする」
(4)違反切符のこと。
(5)割符(サイフ)。

きっぷ

きっぷ [0] 【気っ風】
〔「気風」の転〕
気まえ。気性。心意気。「江戸っ子の―を示す」「―のいい男」

きっぷ

きっぷ【切符】
a ticket <for the 8:30 train> ;→英和
a coupon (切取式の).→英和
‖切符売口 a ticket window.切符売場 a ticket[ <英> a booking]office (乗車券などの);a box office (劇場の).切符切り a ticket puncher.片道(往復)切符 a one-way[ <英> single](round-trip[ <英> return]) ticket.

きっぽう

きっぽう [0] 【吉報】
めでたい知らせ。喜ぶべき便り。
⇔凶報

きっぽう

きっぽう【吉報】
good news.

きっぽう

きっぽう [0] 【吉方】
(1)縁起のよい方角。
(2)恵方(エホウ)。

きつ

きつ
おけ。水槽。「夜も明けば―にはめなでくたかけのまだきに鳴きてせなをやりつる/伊勢 14」

きつい

きつい
(1) strong (強い);→英和
intense.→英和
(2) hard <work> ;→英和
severe;→英和
strict;→英和
harsh <words> .→英和
(3) tight (窮屈な).→英和
靴が〜 My shoes pinch.

きつい

きつ・い [0][2] (形)[文]ク きつ・し
(1)すき間やゆとりがなくて,きゅうくつである。「―・い靴」「スケジュールが―・い」「帯を―・くしめる」
(2)耐えられないほど激しい。苦痛なほど厳しい。「―・い仕事」
(3)性格が強い。勝気だ。「―・い性格」「―・い顔つき」
(4)刺激の度合が強い。「―・い日ざし」「―・い酒」
(5)程度がはなはだしい。並々でない。「風が―・い」「私も―・い鶉(ウズラ)好き/咄本・鹿の子餅」
(6)大したものだ。素晴らしい。「お娘御の三味線は―・いものでござる/咄本・鯛の味噌津」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――さ(名)

きつう

きつう (副)
〔形容詞「きつい」の連用形「きつく」のウ音便から〕
(1)たいへん。ひどく。「はれ―酔うて居る/狂言記・茶壺」
(2)(あとに打ち消しの表現を伴って)絶対に。断じて。「ならぬというては―ならぬ/浄瑠璃・油地獄(下)」

きつえん

きつえん【喫煙】
smoking.→英和
〜する smoke <tobacco,a pipe> .→英和
‖喫煙室(車) a smoking room (car).

きつえん

きつえん [0] 【喫煙・喫烟】 (名)スル
タバコを吸うこと。「―室」

きつおん

きつおん【吃音】
stammering.

きつおん

きつおん [0] 【吃音】
話しことばを発する時,第一音や途中の音が詰まったり,同じ音を何度も繰り返したり,音を引き伸ばしたりして,流暢に話すことができない状態。吃音発生の原因は不明確である。男子に多く見られる。吃音症。「―矯正」

きつき

きつき 【杵築】
大分県国東(クニサキ)半島南部の市。旧城下町。青莚(アオムシロ)(豊後表(ブンゴオモテ))を特産としたが,近年は柑橘(カンキツ)類の栽培が盛ん。

きつきつ

きつきつ [0] 【拮拮】 (ト|タル)[文]形動タリ
一心につとめるさま。「彼は,只一人―として掘り進んだ/恩讐の彼方に(寛)」

きつきつ

きつきつ [0] 【屹屹】 (ト|タル)[文]形動タリ
山の高くそびえ立つさま。また,様子・態度が厳しいさま。屹然。「編輯記者の―として原稿に対する机/社会百面相(魯庵)」

きつきつ

きつきつ [0] 【吃吃】 (ト|タル)[文]形動タリ
笑い声を表す語。「聞訖(キキオワ)りたる貫一は―として窃笑(セツシヨウ)せり/金色夜叉(紅葉)」

きつぎゃく

きつぎゃく [0] 【吃逆】
「しゃっくり」のこと。

きつく

きつ・く 【来着く】 (動カ四)
到着する。「我はいとあさましうのみおぼえて―・きぬ/蜻蛉(中)」

きつけ

きつけ【着付け】
dressing.→英和
〜を手伝う help <a woman> dress herself.

きつけ

きつけ 【気付け】
(1) [0]
気を失った人の意識をはっきりさせること。また,元気をなくした人の気持ちを引き立たせること。「―にブランデーを飲ませる」
(2) [0][3]
「気付け薬」の略。
(3) [0]
「きづけ(気付)」に同じ。

きつけ

きつけ [0] 【着付け】
(1)衣服,特に和服を形よく着ること。また,着せること。「花嫁衣装の―を終わる」
(2)能装束で小袖を下着に着ること。また,その小袖。
(3)歌舞伎の衣裳で,上着をいう。

きつけ

きつけ [0] 【来付け】
来なれていること。なじみ。「―の店」

きつけぐすり

きつけぐすり [4] 【気付け薬】
(1)気付けに用いる興奮剤。アンモニアなどの類。きつけ。
(2)俗に,酒のこと。

きつける

きつ・ける [3] 【着付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 きつ・く
(1)着るのに慣れている。着慣れている。
(2)着付けをする。着物を着せる。

きつけ,きづけ

きつけ,きづけ【気付】
(1) a restorative (薬).→英和
(2) care of <�> .日本大使館〜田中様 Mr.Tanaka,� the Japanese Embassy.

きつご

きつご [0] 【吃語】
言葉がどもること。また,その言葉。

きつし

きつ・し (形ク)
⇒きつい

きつじ

きつじ [1][2] 【吉事】
よいこと。めでたいこと。きちじ。

きつじつ

きつじつ [0] 【吉日】
「きちじつ(吉日)」に同じ。
⇔凶日

きつぜん

きつぜん [0] 【屹然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)山などが高くそびえ立つさま。屹屹。「高台,―として空を凌ぐ/慨世士伝(逍遥)」
(2)他に影響されることなく,ひとり抜きんでているさま。「―動かず,固く自から守る/福翁百話(諭吉)」

きつつき

きつつき【啄木鳥】
《鳥》a woodpecker.→英和

きつつき

きつつき [2] 【啄木鳥】
キツツキ目キツツキ科の鳥のうち,アリスイ類以外のものの総称。指は前向きに二本,後ろ向きに二本で,鋭い爪がある。足と尾羽を用いて木の幹に縦にとまり,強いくちばしで幹に穴をあけ,中の虫を長い舌で引き出して食べる。日本にはアカゲラ・ヤマゲラ・クマゲラなど一〇種がいる。ケラ。ケラツツキ。啄木(タクボク)。[季]秋。《―や落葉をいそぐ牧の木々/水原秋桜子》
啄木鳥[図]

きつなん

きつなん [0] 【詰難】 (名)スル
問いつめること。なじりとがめること。難詰。「露艦隊の暴挙を―し/此一戦(広徳)」

きつね

きつね【狐】
a fox;→英和
a vixen (雌).→英和
〜につままれたような be[look]puzzled.‖狐色 light brown.狐の嫁入り a sunshine shower.狐火 a will-o'-the-wisp.狐狩り fox hunting.

きつね

きつね [0] 【狐】
(1)イヌ科の哺乳類。体長約70センチメートル,尾長40センチメートルほどで,体が細く,口は長くとがり,尾は太く房状。夜行性でネズミ・ウサギなどを捕食し,果実なども食べる。毛色は様々で,普通は赤黄色。毛皮は襟巻などにされ,全身銀色のギンギツネのものは最高級とされる。古くから霊力をもつ動物として説話や俗信が多く,稲荷神の使者ともされる。北半球に広く分布し,日本にも各地の低山帯や草原にすむ。[季]冬。
(2)〔油揚げは狐の好物ということから〕
甘みを強くして煮つけた油揚げをのせた,かけのうどんやそば。けつね。
(3)「狐色(キツネイロ)」の略。
(4)〔狐は人をだましたり,たぶらかしたりすると俗にいうことから〕

 (ア)悪賢い人。他人をだます人。「いづれか―ならむな/源氏(夕顔)」
 (イ)娼婦をののしっていう語。「根性くさりの―め/浄瑠璃・天の網島(上)」
(5)「狐拳(キツネケン)」の略。「本拳か―か/滑稽本・七偏人」

きつね=と狸(タヌキ)

――と狸(タヌキ)
(1)「狐と狸の化かし合い」の略。
(2)くせものどうし。

きつね=と狸(タヌキ)の化(バ)かし合い

――と狸(タヌキ)の化(バ)かし合い
ずるがしこい者どうしがだましあうことのたとえ。

きつね=につまま∘れる

――につまま∘れる
狐にばかされる。また,意外ななりゆきに訳がわからなくなり,茫然とする。

きつね=の子は頬白(ツラジロ)

――の子は頬白(ツラジロ)
子が親に似ることのたとえ。

きつね=死して丘に首(シユ)

――死して丘に首(シユ)((カシラ))す
〔「礼記(檀弓上)」より。狐は死ぬとき,生まれ育った丘の方に頭を向けるという意から〕
故郷を思う心,また故郷を忘れないことのたとえ。

きつねあざみ

きつねあざみ [4] 【狐薊】
キク科の越年草。路傍・田などに生える。高さ約80センチメートル。葉は羽状に深裂,下面に白綿毛を密生する。晩春,枝端にアザミに似た淡紅紫色の小頭花をつける。

きつねいろ

きつねいろ [0] 【狐色】
狐の毛色に似た,黄みの強い茶色。パン・餅などのほどよく焼けた色にいう。きつね。「こんがりと―に焼く」

きつねうどん

きつねうどん [4] 【狐饂飩】
狐{(2)}のうどん。きつね。

きつねおとし

きつねおとし [4] 【狐落(と)し】
(1)狐をとる罠(ワナ)。
(2)民間の俗信で,狐つきの人から狐を追い払って病気を治すこと。

きつねけん

きつねけん [0][3] 【狐拳】
拳の一種。両手を開いて両耳のあたりにあげるのを狐,肩を張って両手を膝の上に置くのを庄屋,握った左手を前に出すのを鉄砲(狩人(カリユウド))という。狐は庄屋に,庄屋は鉄砲に,鉄砲は狐に勝つ。庄屋拳。
狐拳[図]

きつねごうし

きつねごうし [4] 【狐格子】
(1)入母屋造りの妻部分に妻飾りとして設ける,内側に板を張った格子。妻格子。木連れ格子。
(2)縦横に細かく組んだ格子。木連れ格子。

きつねざる

きつねざる [4] 【狐猿】
霊長目キツネザル科の哺乳類の総称。原猿類。原始的なサルで,口先が狐のようにとがる。体長24〜56センチメートル,尾長22〜65センチメートル。雑食性で樹上生活をする。マダガスカル島と付近の島特産。近似種を合わせレムールともいう。

きつねずし

きつねずし [3] 【狐鮨】
稲荷(イナリ)ずしの別名。

きつねせぎょう

きつねせぎょう [4] 【狐施行】
⇒寒施行(カンセギヨウ)

きつねただのぶ

きつねただのぶ 【狐忠信】
人形浄瑠璃「義経千本桜」の四段目の通称。また,その登場人物。自分の親の皮を張った鼓を静御前が持っていると知った子狐が,佐藤忠信の姿となって静とともに旅をするというもの。のちに子狐は義経に,源九郎狐と名づけられる。

きつねだい

きつねだい [3] 【狐鯛】
スズキ目ベラ科の海魚。体長35センチメートル程度。吻は尖り,背びれの棘状部に暗色域がある。夜は岩陰などで眠る。キツネベラは別種。相模湾以南の中部太平洋の岩礁域に分布。イノシシ。

きつねつかい

きつねつかい [4] 【狐使い】
狐を使って行うというまじないの術。また,その術を使う人。

きつねつき

きつねつき [3] 【狐憑き】
狐にとりつかれたとして異常な精神状態になること。また,その人。

きつねつり

きつねつり 【狐釣(り)】
狐を罠(ワナ)にかけて捕らえること。また,その人。「―女房が来てもゆだんせず/柳多留 6」

きつねづか

きつねづか 【狐塚】
狂言の一。狐塚の田へ鳥追いに来た太郎冠者(カジヤ)が,主を狐と思いこんで縛りあげ,青松葉をいぶして苦しめる。

きつねづか

きつねづか [3] 【狐塚】
(1)狐のすむ穴。
(2)狂言曲名(別項参照)。

きつねど

きつねど [3] 【狐戸】
「狐格子{(2)}」を遣り戸にしたもの。

きつねのえふで

きつねのえふで [5] 【狐の絵筆】
担子菌類腹菌目のきのこ。秋,竹やぶなどに生える。高さ10センチメートル内外の先細りする角柱形で,絵筆に似る。下端は白く,上端は濃赤色。悪臭を放つ。

きつねのお

きつねのお [5] 【狐の尾】
(1)フサモの別名。
(2)ノギランの別名。

きつねのかみそり

きつねのかみそり [7] 【狐の剃刀】
ヒガンバナ科の多年草。山野に生える。全草ヒガンバナに似る。葉はやや幅狭く,白緑色で軟らかい。初秋,約40センチメートルの花茎を立て,黄赤色で漏斗形の六弁花を数個つける。有毒植物。
狐の剃刀[図]

きつねのちゃぶくろ

きつねのちゃぶくろ [6] 【狐の茶袋】
(1)ホコリタケの別名。
(2)コミカンソウの別名。

きつねのちょうちん

きつねのちょうちん [7] 【狐の提灯】
「狐火(キツネビ)」に同じ。

きつねのてぶくろ

きつねのてぶくろ [6] 【狐の手袋】
ジギタリスの別名。

きつねのぼたん

きつねのぼたん [5] 【狐の牡丹】
キンポウゲ科の多年草。道端・田の畔(アゼ)などに生える。茎は高さ20〜80センチメートル。根葉は長い柄があり,三個の小葉からなる。春から秋にかけて,枝頂付近に出た柄に黄色五弁の小花をつけ,花後,金平糖のような淡緑色の果実を結ぶ。有毒植物。毛莨(モウコン)。

きつねのまご

きつねのまご [6] 【狐の孫】
キツネノマゴ科の一年草。原野や畑などに自生。茎は基部が地をはいよく分枝して,高さ10〜40センチメートル。葉は狭卵形。夏から秋にかけ,枝頂の花穂に淡紅色の小花を密につける。
狐の孫[図]

きつねのよめいり

きつねのよめいり [0][8] 【狐の嫁入り】
(1)暗やみの中に狐火がいくつも連なっているのを,嫁入り行列の提灯に見たてたもの。
(2)日が照っているのに小雨が降ること。天気雨。

きつねび

きつねび [3] 【狐火】
(狐の口から出るという)冬から春先にかけての夜間,野原・山間などに多く見られる奇怪な青白い火。鬼火。燐火。狐の提灯。[季]冬。《―や髑髏に雨のたまる夜に/蕪村》

きつねびより

きつねびより [4] 【狐日和】
照ったり降ったりして一定しない天気。

きつねふく

きつねふく 【狐福】
思いがけない幸運。信じられないような幸い。「大黒殿の袋を拾ふか,―ならんと沙汰し侍る/浮世草子・二十不孝 3」

きつねべら

きつねべら [3] 【狐遍羅・狐倍良】
スズキ目ベラ科の海魚。体長55センチメートル程度。体はキツネダイに似るが,吻が尖らず,体側の上後部に尾まで広がる黒色域がある。小笠原諸島や和歌山県以南の太平洋・インド洋の岩礁部に分布。

きつねまど

きつねまど [4] 【狐窓】
入母屋造りの妻の部分などに設けた,狐格子をはめた通風・採光用の窓。狭窓(サマド)。

きつねめし

きつねめし [3][0] 【狐飯】
味つけした油揚げを刻んで混ぜた飯。

きつねものがたり

きつねものがたり 【狐物語】
〔原題 (フランス) Roman de Renart〕
一二世紀末から一三世紀にかけて成立したフランスの動物説話集。ルナールという狐と多くの動物たちを通して,人間社会を鋭く風刺する。
→ライネケ狐

きつねやなぎ

きつねやなぎ [4] 【狐柳】
ヤナギ科の落葉低木。日当たりのよい山地に生える。葉は楕円形。春,長さ3センチメートル内外の黄緑色の尾状花穂をつける。雌雄異株。イワヤナギ。

きつねろっぽう

きつねろっぽう [4] 【狐六方】
歌舞伎の六方の一。狐の手振りをまじえて六方をふむもの。「義経千本桜」に見られる。

きつねわな

きつねわな [4][3] 【狐罠】
狐を捕らえるための罠。[季]冬。

きつむ

きつむ [2][1] 【吉夢】
⇒きちむ(吉夢)

きつもん

きつもん【詰問】
(a) cross-examination.〜する cross-examine;question closely.

きつもん

きつもん [0] 【詰問】 (名)スル
とがめて問いただすこと。厳しく問いつめること。「容疑者を―する」

きつりつ

きつりつ [0] 【屹立】 (名)スル
(1)高くそびえ立つこと。堂々とそそり立つこと。「国境に―する山々」
(2)じっと立っていること。「一論士其の上に―せり/経国美談(竜渓)」

きつりふね

きつりふね [2] 【黄釣船】
ツリフネソウ科の一年草。山地の木陰に生える。茎は高さ約50センチメートル。全体がツリフネソウに似,花は黄色。

きつりん

きつりん 【吉林】
(1)中国の東北部,朝鮮半島に接する省。コーリャン・大豆・小麦などの畑作農業と林業が盛ん。省都,長春。別名,吉。チーリン。
(2)吉林省の中央部,松花江上流の河港都市。製材・製紙・製糖・化学などの工業が盛ん。チーリン。

きつるばみ

きつるばみ [2] 【黄橡】
染め色の名。灰色がかった黄赤色。木蘭(モクラン)色。

きつれい

きつれい [0] 【吉礼】
⇒きちれい(吉礼)

きつれい

きつれい [0] 【吉例】
⇒きちれい(吉例)

きつれごうし

きつれごうし [4] 【木連れ格子】
「狐格子(キツネゴウシ)」に同じ。

きづ

きづ 【木津】
京都府南端,相楽(ソウラク)郡の町。木津川の屈曲点にあたり古くは河港があった。京都と奈良を結ぶ交通の要地。タケノコの産地。

きづかい

きづかい [2] 【気遣い】
(1)気をつかうこと。心づかい。配慮。「お―は無用に願います」
(2)好ましくないことが起こるのではないかという心配。おそれ。懸念。「食糧が不足する―はない」

きづかい

きづかい【気遣い】
anxiety;→英和
worry;→英和
<There is no> fear <of…> .→英和

きづかう

きづかう【気遣う】
be[feel]anxious <about> ;worry <about> ;→英和
be afraid <of,that…> .

きづかう

きづか・う 【気遣う】 (動ワ五[ハ四])
(他人の事を)あれこれ心配する。案ずる。「夫の安否を―・う」

きづかれ

きづかれ【気疲れ】
worry;→英和
mental fatigue.〜がする be mentally fatigued.

きづかれ

きづかれ [2][4] 【気疲れ】 (名)スル
気をつかって精神的に疲れること。「彼と話すと―する」

きづかわしい

きづかわしい【気遣わしい】
worrying;insecure.→英和
気遣わしげに with anxious looks.

きづかわしい

きづかわし・い [5] 【気遣わしい】 (形)[文]シク きづかは・し
〔「気遣う」の形容詞形〕
事のなりゆきが気にかかる。あやぶまれる。心配だ。「友の安否が―・い」「病状が―・い」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

きづがわ

きづがわ 【木津川】
京都府南部を流れて淀川に注ぐ川。上流は三重県伊賀盆地を流れる伊賀川・名張川などで,笠置町付近より下流を木津川と呼ぶ。

きづき

きづき [1] 【忌月】
⇒きげつ(忌月)

きづき

きづき 【杵築】
島根県簸川(ヒカワ)郡大社町辺りの古地名。出雲大社(杵築宮)所在の地。

きづく

きづく【気付く】
become aware <of> ;notice;→英和
suspect (感付く).→英和

きづく

きづ・く [2] 【気付く】 (動カ五[四])
(1)それまで意識になかったことに,思いが及ぶ。気がつく。「ミスに―・く」「忘れ物に―・く」
(2)意識を取り戻す。正気(シヨウキ)にかえる。気がつく。「気絶シテ―・キマシテコサル/交隣須知 3」

きづくし

きづくし [2] 【気尽(く)し】 (名・形動)[文]ナリ
気をもむこと。気疲れする・こと(さま)。「―な他人の家/土(節)」

きづくり

きづくり [2] 【木造り】
(1)木で作ってあること。木製。
(2)植木屋。庭師。「―はいぢめてそだて誉て売/柳多留 71」

きづくり

きづくり 【木造】
青森県西端,西津軽郡の町。津軽藩の新田開発によってひらかれ,地名は,低湿地帯のため築城の際に材木を敷きつめた故事に由来。

きづけ

きづけ [0] 【気付】
郵便物を,相手方の住所ではなく,相手の立ち寄り先や関係のある場所あてに送る時,あて先の下に書く語。「 A 社―山本先生」
〔英語の care of; c/o から〕

きづた

きづた [1] 【木蔦】
ウコギ科の常緑つる性木本。山野に自生。枝は樹上・岩上をはい,気根を出して固着する。葉は厚く光沢があり,卵形。秋,黄緑色の小花を多数つける。果実は球形の液果で黒熟する。建物の装飾などにも用いる。フユヅタ。カベヅタ。

きづた

きづた【木蔦】
《植》an ivy.→英和

きづち

きづち [1] 【木槌】
木製の槌。

きづち

きづち【木槌】
a mallet.→英和

きづま

きづま [0] 【気褄】
機嫌。気分。気持ち。「客の機嫌―を取つて/真景累ヶ淵(円朝)」

きづま=を合わす

――を合わ・す
相手が気に入るように調子を合わせる。

きづまり

きづまり [2] 【気詰(ま)り】 (名・形動)[文]ナリ
周囲に気兼ねして気持ちが抑えつけられること。窮屈に感じること。また,そのさま。「知らない人が多くて―だった」

きづまり

きづまり【気詰まりである】
feel embarrassed[awkward,ill at ease].

きづもり

きづもり [2] 【木積もり】
建築用木材の材種や数量などを設計図から見積もること。木拾い。

きづよい

きづよ・い [3] 【気強い】 (形)[文]ク きづよ・し
(1)頼りになる人や物があるので,安心できる。心強い。「一緒に行って下さると―・い」
(2)気が強い。強気だ。気丈だ。「―・い母親」
(3)情にほだされない。つれない。「ほんに男といふものはなぜそんなに―・いもんだねえ/黄表紙・艶気樺焼」
[派生] ――さ(名)

きづよい

きづよい【気強い】
stouthearted <man> ;reassuring (心強い).気強く思う feel reassured[secure].

きて

きて [2] 【来手】
来る人。来てくれる人。「嫁の―がない」

きて

きて [2] 【着手】
着る人。身につける人。

きてい

きてい [0] 【旗亭】
〔中国で,酒旗という旗を掲げてその目印としたことから〕
酒場。酒楼。料理店。また,旅館。

きてい

きてい [0] 【規程】
(1)特定の目的のために定められた一連の条項の全体をひとまとまりとして呼ぶ語。国会の両院協議会に関する規程など。
(2)官公署などにおける,内部組織・事務執行などの準則。「事務―」

きてい

きてい [2][1] 【貴弟】
相手を敬って,その弟をいう語。令弟。

きてい

きてい [0] 【既定】
すでに定まっていること。
⇔未定
「―の方針」

きてい

きてい【既定の】
established;prearranged <plan> .〜の事実 an established fact.

きてい

きてい [0] 【起程】
(1)旅に出発すること。旅立ち。かどで。
(2)物事の起こりはじめ。

きてい

きてい【規定】
regulations;rules (規則);provisions (条項).〜する prescribe;→英和
provide <for> .→英和
〜の prescribed;regular.→英和
〜の料金 the regulation charge.‖規定種目 compulsory exercises (体操の).

きてい

きてい [0] 【基底】
(1)基礎となる底面。「ダムの―部」
(2)基礎となっている事柄。基本。根底。「この運動の―となる思想」
(3)〔数〕 線形空間の任意のベクトルをその線形結合で一意的に表せるベクトルの組。

きてい

きてい [0] 【規定】 (名)スル
(1)物事のありさまややり方をある形に定めること。また,その定め。「―に従う」「概念を―する」
(2)法令の条文として定めること。また,その条文。
→規程(1)
(3)〔化〕 溶液濃度の単位。溶液1リットルの中に溶質1グラム当量を含む濃度。記号 N ノルマル。
(4)「規定種目」の略。

きてい

きてい【基底】
a base.→英和

きてい

きてい [0] 【汽艇】
蒸気機関で動く小船。ランチ。

きていえき

きていえき [2] 【規定液】
濃度が正確に知られた標準液。特に,濃度を規定濃度で表した標準液。
→標準液

きていえんぎ

きていえんぎ [4] 【規定演技】
体操競技で,国際体操連盟が決めた演技内容を必ず取り入れて行う課題演技。
→自由演技

きていしゅもく

きていしゅもく [4] 【規定種目】
フィギュア-スケート・体操などの競技で,出場選手全員に同一に課せられる競技種目。規定。

きていじょうたい

きていじょうたい [4] 【基底状態】
ある量子力学的な系の定常状態のうちで,エネルギーが最も低く,安定な状態。
⇔励起状態

きていだせきすう

きていだせきすう [6] 【規定打席数】
プロ野球で,試合数の三・一倍以上の打席数。

きていのうど

きていのうど [4] 【規定濃度】
溶液の濃度の表し方の一。規定{(3)}を単位にして示される濃度。規定度。

きていまく

きていまく [2] 【基底膜】
(1)内耳の鼓室とうずまき細管との間にある膜。
(2)上皮細胞・筋細胞・神経組織とそれらの外側の結合組織の境界にある膠原繊維や細胞外器質より成る薄い層状構造。

きているい

きているい [2] 【奇蹄類】
奇蹄目に属する哺乳類の総称。後ろ足の指の数が一本か三本で,蹄(ヒヅメ)をもつ。新生代第三紀に栄えたが,第四紀に入ってからは衰え,現在ではサハラ以南のアフリカと中南米・アジアだけに分布。草食性で,長大な盲腸をもつ。ウマ科・バク科・サイ科の三科に分けられる。
→偶蹄類
奇蹄類[図]

きていれきがん

きていれきがん [4][5] 【基底礫岩】
不整合面の直上にある礫岩層。浸食されてのち沈水して海面下になった基盤岩の上に堆積したもの。

きてき

きてき [0] 【汽笛】
蒸気を吹き込んで鳴らす笛。工場・機関車・汽船などの蒸気機関にとりつけ,時報や合図・信号などに使う。

きてき

きてき【汽笛】
<blow> a (steam) whistle;a siren.→英和

きてっこう

きてっこう [2] 【輝鉄鉱】
鏡鉄鉱(キヨウテツコウ)と雲母鉄鉱を併せていった旧称。

きてつ

きてつ [0] 【軌轍】
(1)車の通ったあと。わだち。軌跡。
(2)先人のおこないのあと。前例。また,法則。手本。

きてれつ

きてれつ [0] (形動)
非常に不思議なさま。珍妙なさま。「奇妙―な服装」「よつぽど―な間違いがあつたぜ/当世書生気質(逍遥)」
〔「奇天烈」とも当てる〕

きてん

きてん [0] 【帰天】 (名)スル
カトリック教会で,キリスト教信徒が死去すること。
→召天

きてん

きてん【起点】
the starting point.…を〜として starting from….

きてん

きてん [0] 【輝点】
小さく光る点。「レーダー画面上の―」

きてん

きてん【基点】
《天》cardinal points.

きてん

きてん [2][1] 【貴店】
相手を敬って,その店をいう語。

きてん

きてん [0] 【基点】
物事のもととなる点。特に,計測や作図の際にもととする点。

きてん

きてん [0] 【起点】
物事の始まりとなる所。出発点。
⇔終点

きてん

きてん [2][0] 【黄貂】
テンの一種。冬毛は美しい黄色で,頭は白色。夏毛は体と頭が栗色ないし暗褐色。本州の寒い地方に多い。毛皮は良質。

きてん

きてん【機転】
(ready,quick) wit.→英和
〜が利く(利かない) be quick-(slow-)witted;smart (dull).→英和
〜を利かす use one's head;take the hint.→英和

きてん

きてん [0] 【機転・気転】
〔近世には形容動詞のようにも用いた〕
状況に応じて適切に判断することのできる機敏な心の働き。「―が利く」「中に―な奴ありて/咄本・鯛の味噌津」

きてんさいしょういち

きてんさいしょういち 【帰天斎正一】
奇術師。本名波済菊太郎。明治初年に欧州に渡り,西洋奇術を日本に紹介。生没年未詳。

きでん

きでん [0] 【紀伝】
(1)人物の伝記を記録したもの。
(2)「紀伝道」の略。

きでん

きでん [1] 【貴殿】
■一■ (名)
相手を敬って,その住居などを呼ぶ語。「六波羅の―へも参ずべし/盛衰記 10」
■二■ (代)
二人称。男性が目上や同輩の男性に対して用いる語。手紙・文書などにも用いられる。あなた。「―の御意見を伺いたく存じます」
〔近世前期までは,武家が目上の相手を尊敬して呼ぶ語として用いられた〕

きでん

きでん [0] 【畿甸】
王城付近の地。

きでん

きでん [0] 【起電】 (名)スル
電気を発生させること。

きでん

きでん [0] 【帰田】
官職をやめて田園に帰って農業に従事すること。致仕(チシ)。帰耕。

きでん

きでん [0][1] 【記伝】
(1)記録と伝記。
(2)「古事記伝」の略。

きでんき

きでんき [2] 【起電機】
摩擦あるいは静電誘導を利用して電気を得る機器。ボルタの電気盆,ウィムズハースト起電機など。

きでんせん

きでんせん [2] 【饋電線】
給電線(キユウデンセン)の古い呼び方。

きでんたい

きでんたい [0] 【紀伝体】
歴史記述の一形式。各人物ごとの事績を中心に歴史記述を行うもの。「史記」に始まり,中国の正史編纂の正統な形式とされる。普通,本紀(帝王の伝記)・列伝(臣下などの伝記)・志(地理・礼楽など)・表(各種の年表)からなり,志・表を欠く場合もある。
→編年体
→紀事本末体

きでんてん

きでんてん 【紀伝点】
ヲコト点の一。博士家点の一種で,平安時代の学者の家である大江家・菅原家などに伝えられたもの。

きでんどう

きでんどう [2] 【紀伝道】
律令制の大学における学科の一。俗に文章(モンジヨウ)道ともいう。漢書・後漢書・史記・三国史・晋書・文選などの学習を教科内容とする。奈良末期より歴史・文章が重視されるようになり,平安中期,明経(ミヨウギヨウ)道・明法(ミヨウボウ)道・算道とともに四道の一つとして定着した。教官である文章博士(モンジヨウハカセ),学生の文章生などから構成された。

きでんはかせ

きでんはかせ [4] 【紀伝博士】
大学寮で紀伝道の教授にあたった博士。808年に置かれ,834年文章(モンジヨウ)博士のもとに併合。

きでんりょく

きでんりょく [2] 【起電力】
導体間に一定の電位差を保持し,電流を流す原動力。化学的起電力・熱起電力・光起電力・電磁誘導による起電力などがある。単位はボルト,記号 V 動電力。

きと

きと (副)
(1)決意・意志などがはっきりしているさま。必ず。きっと。「申すべきことあり。―立ち寄り給へ/平家 3」
(2)きびしく申しつけるさま。きっぱりと。きっと。「しかじかせよと―言ひ教へて/おらが春」
(3)態度などがゆるみのないさま。きびしいさま。きっと。「かの物いふ目の瞳を―わが面に注ぎしときは/文づかひ(鴎外)」
(4)何げなしに。ふと。ちょっと。「きよみつさまのこと,―思ひ出られて/御伽草子・しくれ」
(5)唐突なさま。すばやいさま。「此のかぐや姫―影になりぬ/竹取」

きと

きと [1][2] 【帰途】
帰る途中。帰りみち。帰路。「―につく」

きと

きと【帰途】
<on> one's way home[back].〜につく leave[start]for home.

きと

きと【企図】
a plan;→英和
a project;→英和
a scheme.→英和
〜する ⇒企(くわだ)てる.

きと

きと [2][1] 【希図・冀図】 (名)スル
希望して計画すること。もくろみ。「運動をなさんと―したりしが/妾の半生涯(英子)」

きと

きと [1][2] 【企図】 (名)スル
あることを行おうとくわだてること。また,そのくわだて。もくろみ。「心中大いに―するところがある」

きとう

きとう [0] 【飢凍】 (名)スル
飢えこごえること。「道塗に―する/山月記(敦)」

きとう

きとう 【几董】
⇒高井(タカイ)几董

きとう

きとう [0] 【帰島】 (名)スル
(自分の住んでいた)島へ帰ること。

きとう

きとう [0] 【帰投】 (名)スル
航空機・艦船や兵などが基地に帰りつくこと。「母艦に―する」

きとう

きとう【気筒】
a cylinder.→英和

きとう

きとう【祈祷】
<offer> a prayer;→英和
<say> grace (食前・後の).→英和
〜する pray <for> .→英和
‖祈祷者 a prayer.祈祷書 a prayer book;the Book of Common Prayer;the Prayer Book (いずれも the Church of England の).

きとう

きとう [0] 【既倒】
すでに倒れていること。
→狂瀾(キヨウラン)を既倒にめぐらす

きとう

きとう [0] 【祈祷】 (名)スル
神仏にその加護・恵みを求めて祈ること。また,その祈り。「―を捧げる」

きとう

きとう [0] 【季冬】
(1)冬の末。晩冬。
(2)陰暦一二月の異名。

きとう

きとう [0] 【気筒】
⇒シリンダー

きとう

きとう【亀頭】
《解》the glans.

きとう

きとう [0] 【亀頭】
陰茎の先端部。かりくび。

きとうし

きとうし [2] 【祈祷師】
祈祷を行う僧侶や神官など。

きとうしょ

きとうしょ [0][4] 【祈祷書】
(1)キリスト教徒が日常の祈りの際に模範とすべき文章を集めた書物。
(2)聖公会で,定められた礼拝などの式辞,聖書の朗読箇所,祈りの文章などを収めた書物。典礼書。式文。

きとうせいせいしんびょう

きとうせいせいしんびょう [0] 【祈祷性精神病】
加持祈祷などにより人格変換・宗教妄想・憑依(ヒヨウイ)妄想などを発する病態で,感動をもとに起こる自己暗示性の精神異常。森田正馬(マサタケ)が命名。

きとうぶぎょう

きとうぶぎょう [4] 【祈祷奉行】
室町幕府の職名。将軍家の息災,世上平安などの祈祷が行われた際,その執行にあたった。

きとうぼうきょうじちせいふ

きとうぼうきょうじちせいふ キトウバウキヨウ― 【冀東防共自治政府】
〔「冀」は河北省のこと〕
1935〜38年,中国河北省東部にあった日本の傀儡(カイライ)政権。首都は通州,長官は殷汝耕(インジヨコウ)。日本商品の密貿易の窓口となった。

きとうりゅう

きとうりゅう キタウリウ 【起倒流】
柔術の一派。江戸初期に寺田勘右衛門正重が創始。

きとうれんが

きとうれんが [4] 【祈祷連歌】
法楽・奉納の連歌。狭義には,神仏に実利的な効果を祈願する連歌。

きとおす

きとお・す [3][2] 【着通す】 (動サ五[四])
ある期間,同じ衣服を続けて着る。

きときと

きときと (副)
〔「きと」を重ねた語〕
(1)きっぱりと。「―よく申したるぞ/宇治拾遺 3」
(2)必ず。きっと。「只今内裏へきとまゐらせ給へ。猶々―といひけり/著聞 16」

きとく

きとく [0] 【既得】
すでに自分の所有となっていること。

きとく

きとく [0] 【耆徳】
〔「耆」は老人の意〕
徳の高い老人。宿徳。

きとく

きとく 【貴徳】
雅楽の一。右方に属する高麗楽,壱越(イチコツ)調の中曲。一人による武の舞。仮面をつけ勇壮に舞う。童舞(ワラワマイ)でも舞われる。
貴徳[図]

きとく

きとく [0] 【奇特】
〔「きどく」とも〕
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)おこないが感心なさま。けなげなさま。「若いのに似合わず―な人だ」
(2)珍しいさま。不思議なさま。「女此を見て―なりと思て/今昔 1」
■二■ (名)
不思議な効力。霊験。「―をあらわす」

きとく

きとく [0] 【危篤】
病気が重く,今にも死にそうなこと。「―に陥る」「―状態」

きとく

きとく【危篤の】
critical <condition> .→英和
〜である(に陥る) be seriously ill (fall into a critical condition).

きとく

きとく【奇特な】
praiseworthy;→英和
laudable;→英和
benevolent (慈善的な).→英和

きとくけん

きとくけん [3][2] 【既得権】
すでに獲得している権利。なんらかの法的根拠に基づき,すでに取得している権利。

きとくけん

きとくけん【既得権】
vested rights[interests].

きとらこふん

きとらこふん 【亀虎古墳】
奈良県明日香村阿部山にある終末期の古墳。直径11メートルの円墳の横口式石槨(セツカク)に,玄武の彩色壁画が発見された。

きとんぼ

きとんぼ [2] 【黄蜻蛉】
トンボの一種。体長約4センチメートル。アカトンボの類だが,大形で全身が黄色い。はねは橙色。秋に平地を飛ぶ。日本各地と東アジアに分布。

きど

きど 【木戸】
姓氏の一。

きど

きど [1] 【輝度】
(1)発光体の単位面積あたりの明るさ。単位はカンデラ毎平方メートル(cd/m²),スチルブ(記号 Sb, 10�cd/m²)など。
(2)テレビジョンなどで,ブラウン管上の光点の明るさ。

きど

きど【木戸】
a wicket;→英和
a gate.→英和

きど

きど 【城戸】
姓氏の一。

きど

きど [1] 【喜怒】
喜びと怒り。感情。「―哀楽」

きど

きど [1] 【木戸・城戸】
(1)柵(サク)や露地などに設けた簡単な開き戸。《木戸》
(2)劇場・寄席(ヨセ)・相撲などの興行場の入り口。《木戸》
(3)「木戸銭」の略。《木戸》
(4)江戸時代に,町の境や要所に警備のために設けられた門。夜間や非常時には閉鎖された。《木戸》
(5)城の門。柵の門。「御かたきくづれ参りて,―ども焼きはらひ/増鏡(むら時雨)」
(6)関所の門。「関守どもこれを見て,難なく―を開けて通しけり/義経記 7」

きど=を突く

――を突・く
興行場で,入場をこばむ。

きどあいらく

きどあいらく [1] 【喜怒哀楽】
喜びと怒りと悲しみと楽しみ。人間のさまざまな感情。

きどあいらく

きどあいらく【喜怒哀楽】
<do not betray> one's feelings.

きどう

きどう [0] 【奇童】
並みはずれた才能を持つ子供。神童。

きどう

きどう [1][0] 【奇道】
普通とはちがった方法。奇抜な方法。

きどう

きどう [0] 【軌道】
(1)電車などを通すための道。道床・枕木・レールなどからなる。線路。
〔「軌条(レール)」と同義で使われることもある〕
(2)軽便な鉄道。路面電車など。
(3)物体が一定の法則に従って運動するときに描く道筋。特に,天体が一定の曲線を描いて運行する径路。
(4)物事が進んでいく一定の方向。「―を外れる」「―を修正する」

きどう

きどう [0] 【気道】
呼吸するときの空気の通り道。鼻孔・鼻腔・咽頭・喉頭・気管・気管支の各部分からなる。

きどう

きどう [0] 【起動】 (名)スル
(1)動き始めること。
(2)機関が運転を開始すること。始動。

きどう

きどう [1] 【棋道】
将棋または囲碁の道。

きどう

きどう [0] 【詭道】
人をいつわりあざむくような,正道でない方法。

きどう

きどう [0] 【機動】
部隊・兵器などを,状況に応じてすみやかに展開・運用すること。

きどう

きどう【機動部隊】
a mobile unit;a task force.機動性(力) mobility (《軍》maneuverability).(警察)機動隊 the riot police;a riot squad.機動隊員 a riot policeman.

きどう

きどう [1] 【鬼道】
(1)〔仏〕 餓鬼道。鬼趣。
(2)魔術などの不思議な術。妖術。

きどう

きどう【軌道】
an orbit;→英和
a (railroad) line;a rail;→英和
a tramway (電車の).→英和
〜に乗る(乗せる) go into orbit (put <a satellite> into orbit) (人工衛星を);get on the right track (set <a matter> in the right direction) (仕事を).‖軌道修正 a course correction.

きどう

きどう キダウ 【綺堂】
⇒岡本(オカモト)綺堂

きどう=に乗る

――に乗・る
計画どおり,また期待していた方向に向かって,物事が順調に進む。

きどうかくうんどうりょう

きどうかくうんどうりょう [8] 【軌道角運動量】
粒子の軌道運動による角運動量。特に,量子力学でスピン角運動量と区別していう。

きどうかくほ

きどうかくほ [4] 【気道確保】
気道が閉塞(ヘイソク)・狭窄(キヨウサク)されたときに,呼吸気の通り道を得るために行う方法の総称。器具を挿入して気道を開通させる,気管内に管を挿入する,気管切開などの方法がある。

きどうかんすう

きどうかんすう [4] 【軌道関数】
原子・分子・結晶の中の電子や原子核の中の核子などの状態を,量子力学を用いて空間的な広がりとして表したもの。その二乗の絶対値が存在確率を表す。

きどうき

きどうき [2] 【起動機】
⇒始動機(シドウキ)

きどうきじゅうき

きどうきじゅうき [5] 【軌道起重機】
脚柱の下部に車輪を設けて敷設された軌道の上を移動する型式の起重機。脚柱が一本の塔形クレーンや二本で門形をした橋形クレーンなどがある。

きどうこう

きどうこう [2] 【輝銅鉱】
銅の硫化物。斜方晶系に属する。多くは塊状で,黒灰色を示す。銅鉱脈中に産する。重要な銅の原鉱。硫銅鉱。

きどうさくせん

きどうさくせん [4] 【機動作戦】
軍隊の機動性を十分利用して行う戦い。

きどうしゃ

きどうしゃ [2] 【軌道車】
作業員や材料の運搬,線路の視察などの目的で軌道上で使用される四輪車。人力またはガソリン機関で走行する。

きどうしゃ

きどうしゃ [2] 【気動車】
内燃機関などを動力とする鉄道車両。ディーゼル-カー・ガソリン-カーなど。

きどうせい

きどうせい [0] 【機動性】
(1)戦略・戦術にすみやかに適応できる軍隊の運動性。
(2)状況に応じてすばやく活動できる能力。「売り込みに―を発揮する」

きどうたい

きどうたい [0] 【機動隊】
⇒警察機動隊(ケイサツキドウタイ)

きどうでんし

きどうでんし [4] 【軌道電子】
ボーアの原子模型で,定まった軌道上を運行していると考えられた電子。現在では,原子・分子・結晶の中で,一定の軌道関数で表される電子をいう。

きどうぶたい

きどうぶたい [4] 【機動部隊】
機動力の優れた部隊。海戦では空母を中心に,巡洋艦・駆逐艦などで編制された航空戦を主任務とする高速艦隊をいい,陸戦では戦車や車両が十分に配備された部隊をいう。

きどうようそ

きどうようそ [4] 【軌道要素】
天体の軌道を決定する要素。太陽を焦点として楕円軌道を描く惑星の場合は,軌道半長径・離心率・軌道傾斜角・昇交点の黄経・近日点引数・近日点通過日時の六つの量。

きどうらく

きどうらく [2] 【着道楽】
衣服に金を惜しまず,買ったり着飾ったりして楽しむこと。また,その人。

きどうらく

きどうらく [2] 【気道楽】 (名・形動)
〔近世語〕
気ままに遊芸などにふけるさま。また,そのような性質。「六さんも―な生れだから/洒落本・部屋三味線」

きどうらく

きどうらく【着道楽】
love[a lover (人)]of finery.

きどうりょく

きどうりょく【起動力】
motive power.

きどうりょく

きどうりょく [2] 【機動力】
機動性に優れた力。「―を十分活用する」

きどうろん

きどうろん [2] 【軌道論】
天体力学の一分野。彗星(スイセイ)などの天体の観測位置から,その軌道要素を決定する。近代的な方法はガウスにより開発された。軌道決定論。

きどおし

きどおし [0] 【来通し】
絶えず来ること。来続けること。

きどおし

きどおし [0] 【着通し】
一着の衣服を着続けること。いつも同一の衣服を着ていること。

きどおんど

きどおんど [3] 【輝度温度】
高温の固体の温度表示法の一。物体の熱放射と同じ輝度をもつ黒体の温度で示す。その物体の温度よりつねに低い値となる。

きどく

きどく 【奇特】
「きとく(奇特)」に同じ。

きどくずきん

きどくずきん [4][5] 【奇特頭巾】
目だけを出し,頭と顔を包み込む頭巾。江戸中期に流行。気儘(キママ)頭巾。奇特帽子。
奇特頭巾[図]

きどくぼうし

きどくぼうし [4] 【奇特帽子】
「奇特頭巾」に同じ。

きどぐち

きどぐち [2] 【木戸口】
(1)家や露地の木戸の出入り口。
(2)劇場の出入り口。
(3)歌舞伎の大道具の一。家の出入り口などに使用する。
(4)城・柵(サク)・関所などの通行口。

きどげいしゃ

きどげいしゃ [3] 【木戸芸者】
江戸時代,歌舞伎の初日の前に劇場の木戸口で,狂言の演目や配役を読み上げ,役者の声色を使うなどして景気をあおった芸人。

きどこういち

きどこういち 【木戸幸一】
(1889-1977) 宮中政治家。東京生まれ。木戸孝允の孫。京大卒。1940年(昭和15)内大臣。41年東条を近衛の後継主班に推挙。太平洋戦争末期,国体護持のため聖断によるポツダム宣言受諾を実現。A 級戦犯,終身刑。1955年仮釈放。「木戸幸一日記」は戦時期の宮中秘史として貴重。

きどころ

きどころ [2] 【木所】
香道で使われる香木の分類。伽羅(キヤラ)・羅国(ラコク)・真南蛮(マナバン)・真那伽(マナカ)・佐曾羅(サソラ)・寸門多羅(スモタラ)と新伽羅の七種。昔は産地により,現在は香りによって分類されている。
→六国(リツコク)

きどごめん

きどごめん [1] 【木戸御免】
相撲や芝居などの興行場に料金を払わずに入れること。一般に,出入りが自由にできることにもいう。

きどしろう

きどしろう 【城戸四郎】
(1894-1977) 映画製作者。松竹入社後,蒲田撮影所長を経て戦後社長に就任。蒲田調と呼ばれる近代的な小市民映画を確立して日本映画をリードした。

きどせん

きどせん [2][0] 【木戸銭】
芝居小屋などの木戸口で支払う入場料。木戸。札銭。

きどたかよし

きどたかよし 【木戸孝允】
(1833-1877) 政治家。長州藩士。号は松菊。桂小五郎と称し,のち木戸と改姓。尊攘運動に参加,薩長同盟を結んで倒幕運動を指導。維新政府の中心となり「五箇条の御誓文」起草に参画,版籍奉還・廃藩置県を推進した。征韓論・征台論に反対。

きどの

きどの 【綺殿・城殿】
(1)宮中にあった細工所。《城殿》
(2)京都で,服飾品・化粧具・紙・扇などを作り売った店。また,その人。「忘れめや―に染むるたたうがみ/七十一番職人歌合」

きどばん

きどばん [2][0] 【木戸番】
(1)江戸時代,町々の木戸に設けた番屋。また,その番人。江戸では番人を番太郎・番太といった。
(2)芝居・相撲・見世物小屋の木戸口の番人。

きどふだ

きどふだ [2] 【木戸札】
木戸口で,入場料と引き換えに客に渡す木の札。入場券。

きどもん

きどもん [2] 【木戸門】
二本の柱の上に貫(ヌキ)を通し,扉をつけた門。
木戸門[図]

きどり

きどり【気取り】
affectation;→英和
<put on> airs.夫婦〜で暮らす live together like man and wife.‖気取り屋 an affected person.

きどり

きどり [0] 【木取り】
切り倒した木から用材を得るために切る位置などを決めること。また,それによって採伐すること。

きどり

きどり [0] 【気取り】
(1)もったいぶった様子。「―のない人」
(2)そのものになったつもりで,それらしく振る舞うこと。現代語では多く,接尾語的に用いる。「英雄―」「夫婦―」「助六の―でいなせえす/洒落本・伊賀越増補合羽之竜」
(3)気持ち。気性。心構え。心遣い。「立居振舞髪容(カミカタチ),第一―を大切とし/洒落本・里のをだ巻評」
(4)工夫。趣向。「おぬしが染めといふ―と見えた/咄本・聞上手」
(5)様子。感じ。「まだどうか夢のさめぬやうなお―ぢや/黄表紙・見徳一炊夢」

きどりや

きどりや [0] 【気取り屋】
気取る人。体裁ばかり気にする人。

きどる

きど・る [0] 【気取る】 (動ラ五[四])
(1)他人の目を意識して動作や表情を飾る。上品ぶる。「乙(オツ)に―・る」「―・って歩く」
(2)人をまねて,それらしく振る舞う。「スターを―・る」
(3)それと感づく。けどる。「女中―・るこころなり/洒落本・二蒲団」
(4)心を配る。用意しておく。「爰(ココ)に一本あるから,肴も少し―・つておいてくんな/歌舞伎・四谷怪談」

きどる

きどる【気取る】
be affected;→英和
give oneself airs;pose as <a statesman> ;pretend <to be a scholar> .→英和
気取った(気取って) affected(ly);conceited(ly).→英和

きどるいげんそ

きどるいげんそ [5] 【希土類元素・稀土類元素】
〔rare earth elements〕
スカンジウム・イットリウムおよびランタノイド諸元素の計一七の元素の総称。化学的性質が酷似し,天然に相伴って存在する。研磨材・高性能磁石・蛍光体などに必需のもので,各種製品の新素材として利用。日本ではすべて外国からの輸入。
→ランタノイド

きどるいじしゃく

きどるいじしゃく [5] 【希土類磁石】
希土類元素を含む強磁性体材料を用いた磁石。高価だが,高性能で電子機器などに使われる。

きない

きない【機内食】
an in-flight meal.

きない

きない [1] 【畿内】
〔王城の周辺の地の意〕
律令国家が定めた行政区域。山背(山城)・大和・河内・摂津の四か国をいい,四畿内と呼ばれた。のち,河内から和泉が分立し五畿内となる。律令国家を形成した諸氏族の居住地域を行政上特別扱いしたもの。

きない

きない [1] 【機内】
飛行機の内部。

きないしょく

きないしょく [2] 【機内食】
旅客機の乗客に出す食事。

きなか

きなか 【半銭・寸半】
(1)〔直径一寸(イツキ)の一文銭の半分の意〕
一文の半分。半銭。「一文も―もなりませぬ/浄瑠璃・先代萩」
(2)ごくわずかの量・程度。「うそとまことの諸分手管あ―も好かねえ不通さんだあ/洒落本・青楼真廓誌」

きなが

きなが [0] 【気長】 (形動)[文]ナリ
のんびりしていて焦らないさま。また,そういう性質。
⇔気短
「―に待つ」

きなが

きなが【気長な(に)】
patient(ly);→英和
leisurely;without haste.

きながい

きなが・い [0][3] 【気長い】 (形)[文]ク きなが・し
気が長い。「―・く返事を待つ」

きながし

きながし [2] 【木流し】
春になって雪解け水や雨のため谷川が増水してくる頃,伐採しておいた木を流し出すこと。[季]春。《笠一つ荷が一つ木を流しくる/山口青邨》

きながし

きながし [0] 【着流し】
(1)男性の略式の和装。羽織・袴(ハカマ)をつけない着物だけの姿。
(2)能で,袴をつけない装束。庶民や身分の低い者のいでたち。

きながす

きなが・す [3] 【着流す】 (動サ五[四])
(男性が)着流しをする。袴なしで,着物を垂らして着る。「着物をぞろりと―・して/明暗(漱石)」「烏帽子・直垂―・して/浄瑠璃・烏帽子折」

きなきな

きなきな (副)
思い悩むさま。心配するさま。くよくよ。「必ず―思はぬがよい/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」

きなくさい

きなくさ・い [4] 【きな臭い】 (形)[文]ク きなくさ・し
(1)紙・綿・布などのこげるにおいがする。こげくさい。「二階の方が―・い」
(2)〔火薬のにおいがする意から〕
戦争や事件など,何か物騒なことが起こりそうな気配だ。「国境が―・い」
(3)なんとなく怪しい。うさんくさい。「どことなく―・い話」
[派生] ――さ(名)

きなくさい

きなくさい【きな臭い】
(1) There's a smell of something burning.(2)[あやしげな]suspicious.→英和

きなぐさみ

きなぐさみ [0][2] 【気慰み】
心を慰めること。気晴らし。

きなこ

きなこ [1] 【黄な粉】
〔黄なる粉の意〕
大豆をいってひいた粉。砂糖をまぜ,餅・団子などにまぶす。豆の粉(コ)。

きなこ

きなこ【黄粉】
soybean flour.

きなこもち

きなこもち [3] 【黄な粉餅】
黄な粉にまぶした餅。

きなさ

きなさ 【鬼無里】
長野県北部,上水内(ミノチ)郡の村。戸隠村に接する山村で,犀(サイ)川支流の裾花(スソバナ)川は渓谷美で知られる。

きなし

きなし [0] 【気無し】 (名・形動)
(1)気のりしない・こと(さま)。「遣る方も無き憂愁(ウレヒ)から出たこの―/めぐりあひ(四迷)」
(2)思慮のないさま。また,その人。「―にかかつて御覧じませ,私どもはとんだ目に遭ひませう/歌舞伎・吾嬬鑑」

きなす

きな・す 【着做す】 (動サ四)
(上にその状態を表す語を伴い)ある状態に着る。「直衣(ノウシ)ばかりをしどけなく―・したまひて/源氏(帚木)」

きなり

きなり [0] 【生成り・生形】
(1)生地のままで,飾り気のないこと。「敦樸は,…其まま―なを云ぞ/蒙求抄 2」
(2)「未晒(ミサラ)し」に同じ。
(3)「生成り色」に同じ。

きなりいろ

きなりいろ [0] 【生成り色】
染めたり,さらしたりしていない糸や生地の色。黄みの白。

きなん

きなん [1] 【危難】
命にかかわるような災難。「―に遭う」

きなん

きなん【危難】
<escape> danger;→英和
a peril.→英和

きなんこう

きなんこう [2] 【奇楠香】
伽羅(キヤラ)の異称。奇南。棋南。

きな臭い

きなくさ・い [4] 【きな臭い】 (形)[文]ク きなくさ・し
(1)紙・綿・布などのこげるにおいがする。こげくさい。「二階の方が―・い」
(2)〔火薬のにおいがする意から〕
戦争や事件など,何か物騒なことが起こりそうな気配だ。「国境が―・い」
(3)なんとなく怪しい。うさんくさい。「どことなく―・い話」
[派生] ――さ(名)

きな臭い

きなくさい【きな臭い】
(1) There's a smell of something burning.(2)[あやしげな]suspicious.→英和

きにいり

きにいり【気に入り】
a favorite;→英和
a pet.→英和
〜の favorite.

きにいり

きにいり [0] 【気に入り】
心にかなうこと。好みにあうこと。また,その人や物。多く「お気に入り」の形で用いる。「父のお―のパイプ」

きにいる

きにいる【気に入る】
⇒気.

きにかかる

きにかかる【気に掛かる】
⇒気(になる).

きにくわぬ

きにくわぬ【気に食わぬ】
[人が主語]do not like;be displeased <with> ;[対象が主語]displease;→英和
be against one's taste.

きにげ

きにげ [0] 【着逃げ】
他人の着物などを着たまま逃げること。「印半天の―をして/西洋道中膝栗毛(七杉子)」

きにする

きにする【気にする】
worry <about> .→英和

きにち

きにち [1] 【期日】
「きじつ(期日)」に同じ。

きにち

きにち [0] 【帰日】
日本に帰ること。

きにち

きにち [0][1] 【忌日】
(1)毎年または毎月の,その人が死んだ日と同じ日付の日で,回向(エコウ)をする日。命日。きじつ。忌辰。
(2)初七日より四十九日に至る七日目ごとの日。

きになる

きになる【気になる】
⇒気.

きにゅう

きにゅう [0] 【鬼乳・奇乳】
生後二〜三日後の新生児の乳房から出る乳汁。子宮内にあるとき,母親の性ホルモンが胎盤を通じて胎児の乳腺に作用していたためと考えられている。魔乳。

きにゅう

きにゅう【記入】
<make> an entry <in> .→英和
〜する enter;→英和
write <down> ;→英和
fill out[ <英> in](書式に).

きにゅう

きにゅう [0] 【記入】 (名)スル
(所定の箇所に指定された事項を)書き入れること。「姓名を―する」

きにょう

きにょう [0] 【鬼繞】
漢字の繞(ニヨウ)の一。「魁」「魅」などの「鬼」の部分。霊魂,またはそのはたらきなどに関する文字を作る。

きにら

きにら [0] 【黄韮】
遮光して栽培し,軟化させたニラ。黄色く甘みがある。

きにん

きにん [1][0] 【貴人】
「きじん(貴人)」に同じ。

きにん

きにん [0] 【帰任】 (名)スル
一時離れていたもとの任務や任地に戻ること。「出向社員が―する」

きにん

きにん【帰任する】
return to one's post.

きにんぐち

きにんぐち [2] 【貴人口】
(1)茶室の貴人用の出入り口。躙(ニジ)り口とは別に,明かり障子や襖(フスマ)を二枚仕立てて設ける。
(2)能舞台の向かって右手,地謡座の奥にある戸口。貴人が舞うときの出入り口だったというが,今は通常使わない。

きにんだたみ

きにんだたみ [4] 【貴人畳】
四畳半茶席の床前の座(畳)を貴人の座と見立てて呼ぶ語。四畳半以外の場合でも貴人座に見立てた畳をさすことがある。

きぬ

きぬ [1] 【衣】
(1)着る物。衣服。
(2)古代は上衣。中古は表着(ウワギ)と肌着の間に着た衵(アコメ)・袿(ウチキ)など。
(3)鳥の羽毛や里芋の子芋の皮など,身を包んでいるものを比喩的にいう。「にはとりのひなの,…―みじかなるさまして/枕草子 151」

きぬ

きぬ [1] 【絹】
(1)蚕の繭からとった繊維。
(2)絹糸で織った織物。絹織物。

きぬ

きぬ【絹】
silk.→英和
〜の silk;silken;→英和
(made) of silk.→英和
〜を裂くような声 a piercing scream.‖絹糸 silk thread.絹織物(商) silk goods (a silk mercer).絹地 silk (cloth).

きぬ=を裂(サ)くよう

――を裂(サ)くよう
〔絹の布を裂くときに高く鋭い音が出ることから〕
かん高い鋭い声の形容。多く,女性の声についていう。「―な叫び声が聞こえた」

きぬあさ

きぬあさ [2][0] 【絹麻】
麻糸で織った布にシルケット加工して絹のような光沢をもたせたもの。夏用の着物地・襦袢(ジバン)地などに用いる。絹麻上布(ジヨウフ)。

きぬあや

きぬあや [2][0] 【絹綾】
薄い綾織りの絹織物。

きぬあんどん

きぬあんどん [3] 【絹行灯】
木や竹のわくに絹の布を張った行灯。

きぬいた

きぬいた 【衣板】
「砧(キヌタ)」に同じ。[和名抄]

きぬいと

きぬいと [0] 【絹糸】
蚕の繭からとった糸。生糸を含めず,精練した糸のみをいうことが多い。けんし。

きぬいとそう

きぬいとそう [0] 【絹糸草】
チモシー(オオアワガエリ)の種を水盤の脱脂綿にまいて萌(モ)え出た糸のような芽のこと。その鮮緑色の涼味を観賞する。[季]夏。
→稗蒔(ヒエマ)き

きぬうちわ

きぬうちわ [4][3] 【絹団扇】
絹の布を張ったうちわ。[季]夏。

きぬうんも

きぬうんも [3] 【絹雲母】
白雲母の一種。微細な鱗片状の鉱物。単斜晶系。絹糸状光沢がある。絹雲母結晶片岩の構成鉱物。また,熱水変質によって生成した粘土として産する。良質のものは陶土として利用。

きぬえ

きぬえ [2] 【絹絵】
絹の布地に描いた絵。

きぬおり

きぬおり [0] 【絹織(り)】
絹糸で織ること。また,その織った布。

きぬおりもの

きぬおりもの [3][4] 【絹織物】
絹糸で織った織物の総称。しなやかで光沢があり,染色性に富むため衣料として古くから用いられた。羽二重・縮緬(チリメン)・御召・紬(ツムギ)など。

きぬかけやま

きぬかけやま 【衣掛山】
衣笠(キヌガサ)山の異名。宇多法皇が盛夏に雪景色を見ようとして,この山一面に白衣を敷きつめさせたという伝説による名。

きぬかずき

きぬかずき [3] 【衣被】
〔「きぬかつぎ」とも〕
(1)平安時代以降,身分の高い家の婦女子が外出する際,顔を隠すため頭から衣をかぶったこと。また,その衣。多くは小袖を用いた。結髪の発達した近世には襟肩を前に下げた小袖形に仕立てた。かずき。
(2){(1)}をした女。「物見ける―の/徒然 70」
(3)包茎。かわかぶり。「わづかなるこまらの,しかも―したるを/著聞 16」
衣被(1)[図]

きぬかつぎ

きぬかつぎ [3] 【衣被】
(1)〔「きぬかずき」の転。もと女房詞〕
里芋の子芋。また,里芋の子芋を皮のままゆでたり,蒸したりしたもの。温かいうちに皮をむき,塩をつけて食べる。[季]秋。《母君の客よろこびて―/星野立子》
(2)「きぬかずき(衣被)」に同じ。

きぬかわ

きぬかわ [2][0] 【絹皮】
「姫皮(ヒメカワ)」に同じ。

きぬがき

きぬがき [2] 【絹垣】
(1)神祭りなどの際,垣のようにめぐらす絹布のとばり。文垣(アヤガキ)。「亦其の山の上に―を張り帷幕を立てて/古事記(中訓)」
(2)神霊遷宮の際,御神体の上面,側面をおおう絹布。

きぬがさ

きぬがさ 【衣笠】
姓氏の一。

きぬがさ

きぬがさ [3][2] 【衣笠・絹傘・蓋】
(1)絹を張った柄の長い傘。古く,貴人の外出の際,後ろからさしかけるのに用いた。「我が大君は―にせり/万葉 240」
(2)仏像にかざす天蓋(テンガイ)。[和名抄]
衣笠(1)[図]

きぬがさそう

きぬがさそう [0] 【衣笠草】
ユリ科の多年草。深山の林中に生える。高さ約50センチメートル。葉は披針形で茎の上端に八〜一〇個輪生する。夏,茎頂に短い花柄を立てて,径7センチメートルほどの白い花を一個上向きにつける。

きぬがさたけ

きぬがさたけ [4] 【絹傘茸】
担子菌類腹菌目のきのこ。夏から秋にかけ竹林などに生える。初め,径4センチメートルほどの球形の外皮につつまれ,数時間で茎の高さ15センチメートルあまりに生長する。頭に鐘形で悪臭を放つ傘をかぶり,その下部から純白の網状のレースを垂らす。中国料理で珍重する。コムソウタケ。
絹笠茸[図]

きぬがさていのすけ

きぬがさていのすけ 【衣笠貞之助】
(1896-1982) 映画監督。三重県生まれ。初め女形として映画界にはいる。演出に転じ,「日輪」「狂った一頁」「十字路」など異色先駆作のあと,「鯉名の銀平」「雪之丞変化」「蛇姫様」「地獄門」など主として時代劇に独自の情緒を発揮。

きぬがさやま

きぬがさやま 【衣笠山】
京都市北西部の山。笠に似た海抜202メートルの小丘。山麓に金閣寺・竜安寺・仁和(ニンナ)寺などがある。衣掛山。衣笠岡。((歌枕))「もみぢ葉を千しほに染て山姫のきがさねたりし衣笠の山/為忠集」
〔歌枕としては,「衣笠(の)岡」が詠まれることの方が多い〕

きぬがち

きぬがち 【衣勝ち】 (形動ナリ)
何枚も衣服を重ね着しているさま。「あまり―にて/栄花(初花)」

きぬがわ

きぬがわ 【鬼怒川】
栃木県西端,鬼怒沼に源を発し,県中央部を貫流し,茨城県南部で利根川に注ぐ川。長さ177キロメートル。上流に川俣(カワマタ)・川治・鬼怒川などの温泉がある。
→奥鬼怒

きぬがわおんせん

きぬがわおんせん 【鬼怒川温泉】
鬼怒川上流部にある温泉。単純泉。

きぬがわせん

きぬがわせん 【鬼怒川線】
東武鉄道の鉄道線。栃木県下今市・新藤原間,16.2キロメートル。鬼怒川上流に沿い,鬼怒川温泉に観光客を運ぶ。野岩鉄道・会津鉄道との間に直通運転される。

きぬぎぬ

きぬぎぬ 【衣衣・後朝】
(1)男女が互いに衣を重ねて共寝した翌朝,別れるときに身につける,それぞれの衣服。「しののめのほがらほがらとあけゆけばおのが―なるぞかなしき/古今(恋三)」
(2)相会った男女が一夜をともにした翌朝。また,その朝の別れ。ごちょう。こうちょう。「―の濡れて別れし東雲ぞ/宇津保(国譲上)」
(3)夫婦の離別。「この如くに―になるとても,たがひにあきあかれぬ中ぢやほどに/狂言記・箕かづき」

きぬぎぬのつかい

きぬぎぬのつかい 【後朝の使】
一夜をともにして帰った男が女のもとに送る手紙を持っていく使い。ごちょうのつかい。「その―,敦忠中納言/大鏡(時平)」

きぬぎぬのわかれ

きぬぎぬのわかれ 【後朝の別れ】
男女が一夜をともにした翌朝の別れ。

きぬけ

きぬけ [0] 【気抜け】 (名)スル
気の張りをなくしたり,放心したりしてぼんやりすること。「小芳が幾度も恍惚(ウツトリ)―のするやうなのを/婦系図(鏡花)」

きぬけ

きぬけ【気抜けした(する)】
(be) discouraged (気落ち);(be) stupefied (放心);(become) flat (ビール).→英和
〜したように absent-mindedly.

きぬげねずみ

きぬげねずみ [4] 【絹毛鼠】
⇒ハムスター(2)

きぬこくら

きぬこくら [3] 【絹小倉】
経(タテ)糸・緯(ヨコ)糸ともに絹紡糸を用いた小倉織り。夏服地とする。

きぬこまち

きぬこまち [3] 【絹小町】
紡績絹糸を縒(ヨ)り合わせた縫い糸。絹小町糸。

きぬごし

きぬごし [0] 【絹漉し】
(1)絹のふるいや袋などでこすこと。また,こしたもの。
(2)「絹漉し豆腐」の略。

きぬごしどうふ

きぬごしどうふ [5] 【絹漉し豆腐】
濃厚な豆乳に適量の苦汁(ニガリ)を加え,そのまま器の中で静かに固めた豆腐。木綿豆腐のように布でこさないので,布目がなくきめが細かい。きぬごし。あわゆきどうふ。ささのゆき。

きぬさや

きぬさや [0] 【絹莢】
⇒莢豌豆(サヤエンドウ)

きぬざる

きぬざる [3] 【絹猿】
マーモセットの別名。

きぬじ

きぬじ [0] 【絹地】
(1)絹織物の布地。
(2)日本画を描くのに用いる絹布。絵絹。

きぬじょうふ

きぬじょうふ [3] 【絹上布】
上布のようにさらりとした手ざわりの薄地の絹織物。夏の着尺に用いる。透綾(スキヤ)。

きぬずきん

きぬずきん [3] 【絹頭巾】
絹布でやや平たい円筒形に作り,頭が全部はまるようにした,錣(シコロ)のない頭巾。

きぬずれ

きぬずれ【衣擦れ】
the rustling of a dress.→英和

きぬずれ

きぬずれ [0] 【衣擦れ・衣摺れ】
着ている着物の裾などが擦れ合うこと。また,その音。「かすかな―の音」

きぬた

きぬた 【砧】
(1)能の一。四番目物。世阿弥(ゼアミ)作。長年帰国しない夫の無情を恨んで死んだ妻が,帰国した夫の前に亡霊となって現れる。
(2)地歌・箏曲で,ゆるやかな二拍子を繰り返す砧という手を特徴とする一連の曲の総称。地歌に「三段砧」「四段砧」,箏曲に「五段砧」などがある。砧物。

きぬた

きぬた [1] 【砧】
(1)〔「きぬいた(衣板)」の転〕
麻・楮(コウゾ)・葛(クズ)などで織った布や絹を槌(ツチ)で打って柔らかくし,つやを出すのに用いる木または石の台。また,それを打つことや打つ音。[季]秋。《声澄みて北斗に響く―かな/芭蕉》
(2)「砧拍子」の略。
砧(1)[図]

きぬたこつ

きぬたこつ [3] 【砧骨】
耳小骨の一。槌骨(ツチコツ)と鐙骨(アブミコツ)との中間にあり,鼓膜から内耳への音の伝導に関与する。ちんこつ。きぬたぼね。

きぬたせいじ

きぬたせいじ [4] 【砧青磁】
中国,竜泉窯で焼かれた青磁の一種。日本の茶人の命名。青磁の中で最上とされる。花入れ・茶碗などが現存。

きぬたびょうし

きぬたびょうし [4] 【砧拍子】
歌舞伎囃子(ハヤシ)の一。砧の音に擬したもの。田舎の場面などに用いる。きぬた。

きぬたまき

きぬたまき [0] 【砧巻(き)】
かつらむきにした大根やきゅうり,薄焼き卵などで海老や鶏肉などを巻いた料理。砧{(1)}をかたどったことから。

きぬちぢみ

きぬちぢみ [3] 【絹縮】
絹糸で織ったちぢみ。たてしぼのあるのが特徴。

きぬてん

きぬてん [0] 【絹天】
〔「天」はビロードの当て字「天鵞絨」の略〕
絹のビロード。明治から大正にかけて,足袋(タビ)・鼻緒・夜具襟などに用いられた。

きぬぬいべ

きぬぬいべ キヌヌヒ― 【衣縫部】
古代,裁縫を職とした部民。

きぬの

きぬの [1] 【生布】
織ったままの布。まだ練ったりさらしたりしていない織物。

きぬのみち

きぬのみち 【絹の道】
⇒シルク-ロード

きぬばた

きぬばた [2] 【絹機】
絹布を織る手織りの機械。

きぬばり

きぬばり [0] 【絹張(り)】
(1)絹布を物の表面に張ること。また,張ったもの。「―の屏風」
(2)絹布を洗い張りする時,その両端につけて引っ張ってしわをのばすための木の棒。
(3)スズキ目の海魚。ハゼ類の一種。全長11センチメートルほど。地色が黄色,もしくは帯紫色で,体側に六,七本の黒褐色の横帯があり美しい。東北地方以南の沿岸に分布。

きぬばり

きぬばり [3][2] 【絹針】
絹布を縫うのに用いる細い針。

きぬひょうぐ

きぬひょうぐ [3] 【絹表具】
絹布を使った表具。絹表装。

きぬぶるい

きぬぶるい [3] 【絹篩】
底に絹布を張った篩。細かな粉をふるったり,煮出し汁をこすのに用いる。

きぬまきせん

きぬまきせん [0] 【絹巻(き)線】
絶縁体として絹糸を緊密に巻きつけた銅線。

きぬめ

きぬめ [0] 【絹目】
表面が絹織物の布目に似ている印画紙。

きぬもの

きぬもの [2][0] 【絹物】
絹織物。また,絹の衣服。

きぬやつし

きぬやつし [3] 【絹やつし】
歌舞伎で,絹物の衣装のこと。

きぬわた

きぬわた [2] 【絹綿】
(1)屑繭(クズマユ)のけばに木綿わたを混ぜたもの。軽く暖かい。
(2)「真綿(マワタ)」に同じ。

きぬゴロ

きぬゴロ [0][3] 【絹―】
毛織物のゴロフクレンに似せて織った絹織物。多くは,黒色で夏服に用いる。

きぬサラサ

きぬサラサ [3][4] 【絹―】
更紗(サラサ)模様を染め出した絹地。

きぬセル

きぬセル [0] 【絹―】
(1)経(タテ)糸を絹,緯(ヨコ)糸を梳毛(ソモウ)糸で織ったセル風の交織(コウシヨク)織物。
(2)経(タテ)・緯(ヨコ)ともに絹糸を使い,糸の縒(ヨ)り方でセルの風合いをもたせた織物。

きぬモスリン

きぬモスリン [3] 【絹―】
⇒シフォン

きね

きね [1] 【杵】
(1)臼(ウス)に穀物を入れて搗(ツ)く木製の道具。脱穀・精白・餅つきなどに用いる。打ち杵・手杵(中細杵)などがある。
(2)家紋の一。{(1)}をかたどったもの。
杵(1)[図]

きね

きね【杵】
a pestle;→英和
a pounder.

きねい

きねい [0] 【帰寧】 (名)スル
婦女が里帰りして父母の安否を問うこと。「フボニ―スル/ヘボン(三版)」

きねうた

きねうた [2] 【杵唄】
米などを杵で搗(ツ)くときにうたう唄。

きねずみ

きねずみ [2] 【木鼠】
リスの異名。

きねづか

きねづか [0][2] 【杵柄】
杵の柄(エ)。「昔取った―(=カツテノ腕前ガ今デモ衰エテイナイ)」

きねづか

きねづか [2] 【杵束】
〔杵の形に作ることが多いことから〕
真束(シンヅカ)の異名。

きねや

きねや 【杵屋】
長唄三味線方の家名。元禄年間(1688-1704),初世杵屋勘五郎に始まり現代に及ぶ。六左衛門の植木店(ウエキダナ)派を宗家として,佐吉家・六三郎家・正次郎家・弥十郎家・弥三郎家などの分派がある。

きねや

きねや 【稀音家】
長唄三味線方の家名。一一世杵屋六左衛門が稀音家照海と名乗ったのにちなむ。明治時代,六世杵屋三郎助が稀音家浄観(初世)と改名し,その子三世杵屋六四郎が1926年(大正15)二世を継いで独立し,以降その門弟も稀音家と改姓。

きねやえいぞう

きねやえいぞう 【杵屋栄蔵】
(三世)(1890-1967) 長唄三味線方。東京生まれ。芸風は豪快。日本邦楽学校を創設。「お七吉三」「雪女郎」などを作曲。

きねやかんごろう

きねやかんごろう 【杵屋勘五郎】
長唄三味線方。
(1)(三世)(1815頃-1877) 前名,杵屋六左衛門(一一世)。通称,根岸の勘五郎。「紀州道成寺」「四季の山姥(ヤマンバ)」「橋弁慶」「綱館」などを作曲。
(2)(五世)(1875-1917) 一二世杵屋六左衛門の次男。「新曲浦島」「多摩川」「島の千歳(センザイ)」などを作曲。

きねやさきち

きねやさきち 【杵屋佐吉】
(四世)(1884-1945) 長唄三味線方。東京生まれ。立三味線として劇場音楽に活躍し,またお座敷長唄の普及に尽力。豪弦という大型三味線や電気三味線(咸弦)などを作る。

きねやじょうかん

きねやじょうかん 【稀音家浄観】
(二世)(1874-1956) 長唄三味線方。東京生まれ。長唄研精会を創立。「熊野(ユヤ)」「元寇」などを作曲。

きねやろくさぶろう

きねやろくさぶろう 【杵屋六三郎】
(四世)(1779-1855) 長唄三味線方。長唄中興の祖。晩年は六翁と改名。七世団十郎に厚遇され,「勧進帳」「晒女(サラシメ)」「吾妻(アズマ)八景」「老松」「松の緑」などを作曲。

きねやろくざえもん

きねやろくざえもん 【杵屋六左衛門】
長唄三味線方・唄方。杵屋宗家。
(1)(別家九世)(?-1819) 八世六左衛門の養子で別家を興す。「越後獅子」「相模蜑(サガミアマ)」「浜松風」などを作曲。
(2)(別家一〇世)(1800-1859) 本家一〇世の死後名目を預かり本家・別家は解消。長唄中興の祖。「石橋(シヤツキヨウ)」「鶴亀」「供奴」「賤機帯(シズハタオビ)」などを作曲。
(3)(一二世)(1839-1912) 歌舞伎座創立とともに囃子頭となり植木店(ウエキダナ)派全盛を築いた。

きねん

きねん [1] 【期年・朞年】
一年たってまたその月にかえること。満一箇年。一周年。

きねん

きねん [1] 【紀年】
ある紀元から数えた年数。「西暦―」「―法」

きねん

きねん【記念】
<in> commemoration <of> ;a souvenir (品);→英和
a memorial;→英和
a keepsake (形見).→英和
〜の commemorative;→英和
memorial.〜に in memory <of> .〜する commemorate.→英和
‖記念切手(スタンプ) a commemorative stamp (postmark).記念写真 a souvenir picture.記念碑 a monument.記念日(号) a memorial day (number).

きねん

きねん [0] 【記念】 (名)スル
(1)あとの思い出として残しておくこと。また,その物。「卒業を―して植樹する」「―品」
(2)過去の出来事への思いを新たにし,何かをすること。「―の行事」

きねん

きねん [0][1] 【祈念】 (名)スル
神仏に祈り,目的の達成を念じること。「成功を―する」「墓前に―した/思出の記(蘆花)」

きねん

きねん [0][1] 【祈年】
その年の豊作を神に祈ること。

きねんきって

きねんきって [4] 【記念切手】
ある事柄の記念のために特別に発行する郵便切手。

きねんこくほうへい

きねんこくほうへい [6] 【祈年穀奉幣】
二月と七月の吉日に,伊勢神宮など京畿二二社に幣帛(ヘイハク)を捧げ,その年の豊作を祈った儀式。一〇世紀初頭から室町後期まで行われた。

きねんさい

きねんさい [2][0] 【祈年祭】
⇒としごいのまつり(祈年祭)

きねんさい

きねんさい [2][0] 【記念祭】
ある事柄を記念として行う祭り・催し。

きねんじゅ

きねんじゅ [2] 【記念樹】
何かを記念して,個人や団体が植えた木。

きねんひ

きねんひ [2] 【記念碑】
ある出来事や人物を記念して建てられた碑。モニュメント。モニュマン。

きねんび

きねんび [2] 【記念日】
記念すべき出来事のあった日。「創立―」

きねんぶつ

きねんぶつ [2] 【記念物】
(1)記念となる物。
(2)文化財保護法上の文化財の一。学術・歴史・芸術などの上で価値の高い遺跡や名勝地,動物・植物・地質鉱物。

きねんめい

きねんめい [2] 【紀年銘】
製作または使用の年時が記されている器物などの銘文。

きねんスタンプ

きねんスタンプ [5] 【記念―】
(1)ある事柄を記念して使用される郵便の日付印。
(2)名勝史跡の遊覧を記念するために押すスタンプ。

きのいらつめ

きのいらつめ 【紀郎女】
万葉歌人。名は小鹿(オシカ)。鹿人の女(ムスメ)。安貴王の妻。万葉集に大伴家持との贈答歌を含め,一二首の短歌がある。生没年未詳。

きのいわい

きのいわい [1] 【喜の祝(い)】
「きじゅ(喜寿)」に同じ。

きのう

きのう【気嚢】
an air bladder (魚の);an air sac (鳥の).

きのう

きのう【機能】
(a) function.→英和
〜を果たす (fulfill one's) function.‖機能障害 a functional disorder.

きのう

きのう【昨日】
yesterday.→英和
〜の晩 yesterday evening;last night[evening].

きのう

きのう [1] 【機能】 (名)スル
〔function〕
ある物事に備わっている働き。器官・機械などで,相互に関連し合って全体を構成する個々の各部分が,全体の中で担っている固有の役割。「言葉の―」「胃の―が衰える」「十分に―しない」

きのう

きのう [0] 【帰農】 (名)スル
(1)農業をやめていた者が,再び農業に従事すること。
(2)農業に従事すること。また,都会での職をやめて故郷に帰ること。「職を辞して―する」「御一新の時遠州金谷へ―して/社会百面相(魯庵)」

きのう

きのう [0] 【既納】
すでに納めてあること。また,その金品。
⇔未納
「―の申込金は返却いたしません」

きのう

きのう【帰納】
<make an> induction.→英和
〜する induce.→英和
‖帰納法 induction;the inductive method.

きのう

きのう [0] 【帰納】 (名)スル
(1)〔induction〕
個々の特殊な事実や命題の集まりからそこに共通する性質や関係を取り出し,一般的な命題や法則を導き出すこと。
⇔演繹(エンエキ)
(2)反切によって漢字の音を導き出すこと。

きのう

きのう キノフ [2] 【昨日】
(1)今日の一日前の日。さくじつ。「―会った人」「―の新聞」
(2)ごく近い過去。「いつのまに紅葉しぬらむ山桜―か花の散るををしみて/新古今(秋下)」
〔副詞的用法の場合アクセントは [0]〕

きのう

きのう [0] 【気嚢】
(1)鳥類の肺に付属した大形の嚢。内部に空気を満たす。頸部・気管周囲・腹側・背部・腹壁に一対ずつある。
(2)昆虫類の気管の一部が拡大して嚢状になったもの。

きのう=の今日(キヨウ)

――の今日(キヨウ)
そのことが起こった昨日からわずか一日を隔てた今日。そのことがあって間もなく。「改心したといったのは―ではないか」

きのう=の淵(フチ)は今日(キヨウ)の瀬(セ)

――の淵(フチ)は今日(キヨウ)の瀬(セ)
人の世の変わりやすいことのたとえ。「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の淵ぞ今日は瀬になる/古今(雑下)」

きのう=の花は今日(キヨウ)の夢

――の花は今日(キヨウ)の夢
「昨日の錦今日の襤褸(ツヅレ)」に同じ。

きのう=の錦(ニシキ)今日(キヨウ)の襤褸(ツヅレ)

――の錦(ニシキ)今日(キヨウ)の襤褸(ツヅレ)
栄枯盛衰の移り変わりやすいことのたとえ。昨日の花は今日の夢。

きのう=は人の身、今日(キヨウ)は我が身

――は人の身、今日(キヨウ)は我が身
他人のことだと思っていたことが,自分の身の上にも起こること。運命の変化や災難は予測しにくいこと。

きのう=や今日(キヨウ)

――や今日(キヨウ)
「きのうきょう(昨日今日)」に同じ。「そのうわさが流れ始めたのは―の話ではない」

きのういいんかい

きのういいんかい 【機能委員会】
⇒国際連合(コクサイレンゴウ)機能委員会

きのうきょう

きのうきょう キノフケフ [2] 【昨日今日】
この頃。昨今。きのうやきょう。「―に始まったことではない」

きのうきょくざいせつ

きのうきょくざいせつ [6] 【機能局在説】
運動・視覚・言語など,生体の特定の機能が大脳の特定の部位によって支配されているとする大脳生理学の学説。

きのうくんれん

きのうくんれん [4] 【機能訓練】
運動療法のうち,運動機能の回復を主目的として行う訓練。

きのうご

きのうご [0] 【機能語】
〔functional word〕
英語の前置詞など,文法的機能のみを主として果たし,語彙的意味をもたない語。フリーズの用語。

きのうしゅうだん

きのうしゅうだん [4] 【機能集団】
政党・会社・文化団体などのように,なんらかの意図された目標のために合目的的に組織された集団。

きのうしゅぎ

きのうしゅぎ [4] 【機能主義】
〔functionalism〕
社会現象を一つの全体的なシステムととらえ,それを構成する諸要素のはたらきを明らかにしようとする方法論的立場。機能分析。機能論。

きのうしょうがい

きのうしょうがい [4] 【機能障害】
形態的な変化を伴わず,細胞・組織・器官などが正常な働きをしない状態。

きのうせい

きのうせい [0] 【機能性】
(1)機械などの作用・働きの度合。「―がすぐれる」
(2)〔医〕 器質的な病変がなくて症状を起こす状態。
⇔器質性

きのうせいしょくひん

きのうせいしょくひん [6] 【機能性食品】
生体活動を調節する機能をもつとされる食品。動脈硬化の防止,カルシウムの吸収促進,血中コレステロールの低下などに役立つと考えられる有効成分を含む。医薬品ではないので効能を表示することはできない。
→特定保健用食品

きのうせんい

きのうせんい [4] 【機能繊維】
繊維を化学的または物理的に加工して本来はない機能をもたせたもの。防湿・防水,吸湿・吸水,抗菌・防臭,防縮・防しわ,紫外線カットなどの機能がある。

きのうてき

きのうてき [0] 【帰納的】 (形動)
推論の手続きが帰納によっているさま。

きのうてき

きのうてき [0] 【機能的】 (形動)
目的を満足させるのに十分な機能を備えて,無駄がないさま。「―な設計」

きのうてきすいり

きのうてきすいり [6] 【帰納的推理】
特殊な個々の前提から一般的な結論を帰納により導き出す推理。得られた結論は蓋然(ガイゼン)的な確かさしかもたない。

きのうてきアイソメトリックス

きのうてきアイソメトリックス [11] 【機能的―】
〔functional isometrics〕
静的,動的な筋力トレーニングを組み合わせたトレーニング法。

きのうはきょうのものがたり

きのうはきょうのものがたり キノフハケフ― 【昨日は今日の物語】
咄本。二巻。編者未詳。元和・寛永年間(1615-1644)成立。百五十余話よりなる笑話集。種々の武将の逸話や無知譚のほか,艶笑小咄が多い。

きのうび

きのうび [2] 【機能美】
実用品として作られた物が,その機能を十分発揮することで発現する美。

きのうほう

きのうほう [0][2] 【帰納法】
帰納的推理による事象の研究法。F =ベーコンを経て,J = S =ミルにより自然科学の方法として定式化された。結論の蓋然的命題は「自然の斉一性」を仮定することで普遍的法則とみなされ因果関係が確定される。ミルでは,一致法・差異法・一致差異併用法・剰余法・共変法の五方法に類別される。
⇔演繹法

きのうろんりがく

きのうろんりがく [6] 【帰納論理学】
帰納法の妥当性を扱う論理学。帰納的推理によって得られた仮説が観察命題によってどの程度に確証されているかを調べるもの。カルナップによって研究され,確率論理学とも呼ばれる。
⇔演繹論理学

きのえ

きのえ [0] 【甲】
〔「木の兄(エ)」の意〕
十干(ジツカン)の第一。

きのえね

きのえね [0] 【甲子】
干支(エト)の第一番目。かっし。
→干支(エト)

きのえねだいこく

きのえねだいこく [5] 【甲子大黒】
甲子の日,大黒天をまつること。「甲子」の「子(ネ)」は十二支ではネズミにあてられ,また,大黒天は民間信仰では大国主命とされ,ネズミに危難を救ってもらったという伝承から,この神をまつるという。

きのえねまち

きのえねまち [0][6] 【甲子待ち】
甲子の日の前夜,子の刻(午前零時頃)まで起きていて,二股大根・黒豆などを供え,大黒天をまつる風習。江戸時代,商家で行われた。きのえね祭り。

きのえねまつり

きのえねまつり [5] 【甲子祭(り)】
「甲子待ち」に同じ。

きのか

きのか [1] 【木の香】
材木の香り。「―も新しい家」

きのかいおん

きのかいおん 【紀海音】
(1663-1742) 江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。姓は榎並。通称,鯛屋善八。豊竹座の座付作者。義理をもっぱらとする理知的な作風で,竹本座の近松門左衛門に対抗。代表作「椀久末松山(ワンキユウスエノマツヤマ)」「袂(タモト)の白しぼり」「八百屋お七」「傾城無間鐘(ケイセイムケンノカネ)」など。

きのかしら

きのかしら [1] 【木の頭・柝の頭】
⇒きがしら(木頭)

きのかた

きのかた 【気の方】
気のふさぐ病気。近世,これがひどくなると労咳(ロウガイ)になると考えられていた。

きのかわ

きのかわ 【紀ノ川】
和歌山県北部を西流して横切り,紀淡海峡に注ぐ川。上流は奈良県大台ヶ原山に源を発する吉野川。高野山への物資の輸送や吉野材の運搬など水運に利用された。長さ136キロメートル。

きのきいた

きのきいた【気の利いた】
smart;→英和
clever;→英和
tasteful;→英和
well-chosen <gift> .

きのきかない

きのきかない【気の利かない】
dull(-witted);→英和
awkward;→英和
unrefined.

きのくすり

きのくすり 【気の薬】
心の慰みになること。おもしろいこと。「仕合(シアワセ)すれば―/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
→気の毒

きのくに

きのくに 【紀国】
〔木の国の意〕
「紀伊国(キイノクニ)」の古称。

きのくにや

きのくにや 【紀伊国屋】
歌舞伎俳優,沢村宗十郎一門の屋号。

きのくにやぶんざえもん

きのくにやぶんざえもん 【紀国屋文左衛門】
江戸中期の富商。通称,紀文。紀伊の人。材木問屋を営み,江戸大火の際の材木買い占めや,紀州蜜柑(ミカン)の江戸輸送で巨利を得たという。豪遊して紀文大尽ともいわれ,伝説化された話が多い。生没年未詳。

きのこ

きのこ [1] 【茸・蕈・菌】
〔「木の子」の意〕
担子菌類・子嚢(シノウ)菌類の作る大きな子実体の通称。木陰の腐葉土や朽ち木などに生え,多くは傘状で裏に多数の胞子ができる。松茸・初茸・椎茸のように食用になるものもあるが,有毒なものもある。[季]秋。

きのこ

きのこ【茸】
a mushroom;→英和
a toadstool (有毒の).→英和
‖茸狩 <go> mushroom-gathering.茸雲[原爆の]a mushroom cloud.

きのこがり

きのこがり [0][3] 【茸狩(り)】
山へ茸を探しに行くこと。きのことり。たけがり。[季]秋。

きのこぐも

きのこぐも [4] 【茸雲】
核爆発,火山爆発,大量の火薬の爆発などで発生する巨大な茸形の雲。煙・塵埃(ジンアイ)・水蒸気などからなる。黒い驟雨(シユウウ)の降ることがある。爆発雲。

きのこむし

きのこむし [3] 【蕈虫】
茸に集まる甲虫目の昆虫の総称。茸を食べるもの,茸にいる他の昆虫などを捕食するもの,隠れ場所とするものなど,集まる目的はさまざまで種類も多い。

きのこめし

きのこめし [3] 【茸飯】
茸を炊き込んだ飯。独特の香気と風味を賞味する。[季]秋。

きのさきおんせん

きのさきおんせん 【城崎温泉】
兵庫県北東部城崎町の温泉。円山川支流大谿(オオタニ)川沿いにある。食塩泉。

きのさきにて

きのさきにて 【城の崎にて】
小説。志賀直哉作。1917年(大正6)「白樺」に発表。山の手線事故の後の養生に城崎温泉に赴き,そこで出会った小動物の死を通して生死を越えた心境を綴る。

きのした

きのした 【木下】
姓氏の一。

きのしたじゅんあん

きのしたじゅんあん 【木下順庵】
(1621-1698) 江戸前期の儒学者。号は錦里など。京都の人。松永尺五(セキゴ)の弟子。加賀藩に仕え,次いで徳川綱吉の侍講となる。朱子学者で,その門から室鳩巣・新井白石など木門(モクモン)の十哲といわれる俊秀が輩出。著「錦里文集」など。

きのしたたかぶみ

きのしたたかぶみ 【木下幸文】
(1779-1821) 江戸後期の歌人。初名,義質(ヨシナオ)。号は亮亮舎(サヤサヤノヤ)・朝三亭。備中の人。はじめ澄月・慈延に,のち香川景樹に学ぶ。歌風は奔放にして,繊細。桂園十哲の一人。代表歌「貧窮百首」。著「亮亮遺稿」「亮亮草紙」など。

きのしたたけじ

きのしたたけじ 【木下竹次】
(1872-1946) 教育者,教育研究家。福井出身。東京高等師範学校卒。大正期に奈良女高師附小主事として合科学習,生活修身など学習法の理論を指導したことで有名。

きのしたちょうしょうし

きのしたちょうしょうし 【木下長嘯子】
(1569-1649) 江戸初期の歌人。名は勝俊。別号,挙白堂・天哉ほか。豊臣秀吉の室,北の政所(マンドコロ)の兄家定の長子。尾張の人。小浜城主であったが,関ヶ原の戦いで封を失い,出家。歌を細川幽斎に学ぶ。歌風は自由清新で革新的。著「挙白集」「九州の道の記」「若狭少将勝俊朝臣集」など。

きのしたとうきちろう

きのしたとうきちろう 【木下藤吉郎】
豊臣秀吉の前名。

きのしたなおえ

きのしたなおえ 【木下尚江】
(1869-1937) 社会運動家・小説家・新聞記者。松本生まれ。普選運動・足尾鉱毒問題に活躍,また日露非戦論を展開。「火の柱」「良人の自白」は社会主義小説の代表的作品。評論「飢渇」

きのしたもくたろう

きのしたもくたろう 【木下杢太郎】
(1885-1945) 医学者・詩人・劇作家。静岡県生まれ。本名,太田正雄。東大医学部卒。「スバル」同人。「パンの会」を興し耽美主義運動を展開した。江戸趣味・都会情緒の濃厚な享楽的な詩で知られる。詩集「食後の唄」,戯曲「南蛮寺門前」「和泉屋染物店」など。

きのしたりげん

きのしたりげん 【木下利玄】
(1886-1925) 歌人。岡山県生まれ。本名,利玄(トシハル)。東大卒。佐佐木信綱に入門,「心の花」同人。のち「白樺」の歌人として写実的歌風に独自の領域を開いた。歌集「銀」「紅玉」「一路」など。

きのじ

きのじ [2] 【きの字】
体を斜めにして「き」の字のような形に座ること。だらしない座り方にいう。

きのじ

きのじ [2] 【喜の字】
七十七歳。喜字。喜寿。

きのじのいわい

きのじのいわい [2] 【喜の字の祝(い)】
「喜寿(キジユ)」に同じ。

きのじや

きのじや 【喜の字屋】
(1)吉原の遊郭内で,「台の物」と呼ばれる料理の仕出し屋の通称。享保(1716-1736)年中,喜右衛門という者が評判をとったことに由来するという。「―の名も高く/洒落本・遊子方言」
(2)歌舞伎俳優守田(森田)勘弥の屋号。

きのせい

きのせい 【気の所為】 (連語)
明確な根拠がなく,自分だけが感じとること。「足音が聞こえたが―かな」

きのつらゆき

きのつらゆき 【紀貫之】
(866?-945?) 平安前期の歌人・歌学者。三十六歌仙の一人。御書所預・土佐守・木工権頭。官位・官職に関しては不遇であったが,歌は当代の第一人者で,歌風は理知的。古今和歌集の撰者の一人。その「仮名序」は彼の歌論として著名。著「土左日記」「新撰和歌集」「大堰川(オオイガワ)行幸和歌序」,家集「貫之集」

きのてつがく

きのてつがく [1][4] 【気の哲学】
中国,明代中葉から清代中葉にかけて発展した哲学。朱子学的理気二元論を批判して気一元論を唱えた。羅欽順・王廷相らに始まり,戴震に至って理論的完成をみた。
→理気二元論

きのと

きのと [2] 【乙】
〔「木の弟(オト)」の意〕
十干(ジツカン)の第二。

きのときぶみ

きのときぶみ 【紀時文】
平安中期の歌人。貫之の子。梨壺の五人の一人として万葉集の訓釈(古点)並びに後撰和歌集の撰進に参加。生没年未詳。

きのとものり

きのとものり 【紀友則】
平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。土佐掾・大内記。古今和歌集の撰者の一人。撰後間もなく没した。家集に「友則集」がある。生没年未詳。

きのどく

きのどく [3][4] 【気の毒】 (名・形動)[文]ナリ
〔「自分の心や気持ちにとって毒になるもの」が原義〕
(1)相手の苦痛や困難なさまを見て,かわいそうに思う・こと(さま)。「―な身の上だ」
(2)相手に迷惑をかけてすまなく思う・こと(さま)。「―なことをした」
(3)心を痛めること。迷惑すること。困ること。また,そのさま。「『厭でも応でもつがねば通さぬ』『はて,これは―な事かな』/狂言記・伊文字」
(4)恥ずかしいこと。きまりの悪いこと。「親方の手前―の思はくにて顔を真赤にしてゐる/滑稽本・浮世床(初)」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])

きのどく

きのどく【気の毒な】
pitiable;→英和
poor;→英和
miserable;→英和
unfortunate.→英和
〜がる[に思う]be[feel]sorry <for> ;sympathize <with> .→英和

きのどくせん

きのどくせん [0] 【気の毒銭】
〔使っても相手に対して気の毒なほどの低価値な銭の意〕
一文銭の寛永通宝。

きのないし

きのないし 【紀内侍】
平安中期の女流歌人。紀貫之の女(ムスメ)。鶯宿梅(オウシユクバイ)の故事で有名。また「古今和歌六帖」の編者に擬せられる。生没年未詳。
→鶯宿梅

きのは

きのは [1] 【木の葉】
樹木の葉。「青々とした―」
→このは(木の葉)

きのはし

きのはし [1] 【木の端】
(1)木の切れはし。
(2)木の切れはしのように,役に立たないもの。人の捨てて顧みないもの。

きのはせお

きのはせお 【紀長谷雄】
(845-912) 平安前期の学者・漢詩人。通称,紀納言。文章博士・大学頭・中納言。菅原道真に学び,その才を愛された。「延喜格」の撰に参加。

きのばし

きのばし [2] 【気延ばし】
なぐさみ。きばらし。気散じ。「―ニ笛ヲ吹ク/ヘボン(三版)」

きのへ

きのへ 【柵の戸】
古代,東北経営のために城柵(ジヨウサク)を設けてその中に土着させた民家。さくこ。

きのぼり

きのぼり [2] 【木登り】 (名)スル
(1)木によじ登ること。「―して遊ぼう」
(2)獄門にかけること。さらし首にすること。また,その首。「孫兵衛親子三人をば―と定め/浮世草子・沖津白波」

きのぼり

きのぼり【木登りする】
climb (up) a tree.→英和

きのぼりうお

きのぼりうお [4] 【木登魚】
スズキ目キノボリウオ科アナバス属の淡水魚の総称。全長20センチメートルほど。水中だけでは呼吸ができず補助呼吸器官を使って,空気呼吸をする。胸びれや鰓(エラ)を広げて陸上にはい上がることもあるが,木に登ることはない。東南アジアに分布。

きのぼりとかげ

きのぼりとかげ [5] 【木登蜥蜴】
有鱗目の爬虫類。全長25センチメートルほどのトカゲで尾は全長の二分の一以上。背面は環境に応じて鮮明な緑色から褐色にまで変化する。主に樹上で生活する。琉球諸島に分布。

きのぼりカンガルー

きのぼりカンガルー [5] 【木登―】
カンガルー科の一群の哺乳類の総称。体長50〜75センチメートル。尾は太く長く90センチメートルほどにもなる。前後肢はほぼ同じ長さ。主に樹上で生活する。雌は下腹部に育児嚢(ノウ)をもつ。オーストラリアとニューギニアに分布。

きのまろどの

きのまろどの 【木の丸殿】
荒削りの丸木のままで造った粗末な宮殿。特に,筑前国朝倉郡にあった斉明天皇の行宮(アングウ)。黒木の御所。きのまるどの。このまろどの。((歌枕))「朝倉や―にわがをれば名のりをしつつ行くはたが子ぞ/新古今(雑中)」

きのみ

きのみ [1] 【木の実】
木になった果実。このみ。[季]秋。

きのみ

きのみ【木の実】
(a) fruit;→英和
a nut (堅果).→英和

きのみ=は本(モト)へ落つ

――は本(モト)へ落つ
木の実はなった木の根もとに落ちる。物事はすべてその本にかえることのたとえ。

きのみあぶら

きのみあぶら [4] 【木の実油】
木の実からしぼった油。特に,椿(ツバキ)油のこと。

きのみきのまま

きのみきのまま 【着の身着の儘】 (連語)
今,着ているもののほかには何ひとつ着る物をもっていないこと。「―で焼け出される」

きのみきのまま

きのみきのまま【着のみ着の侭で】
with the clothes one happens to wear.

きのみち

きのみち 【木の道】
木材のよしあしを見分け,木を切り出すこと。また,その人。そまびと。このみち。「つくもづかさの工のさまざま―をえりすゑたるやうに/民部卿家歌合」

きのみちのたくみ

きのみちのたくみ 【木の道の工】
大工・指物師などの工匠。こだくみ。このみちのたくみ。

きのみどきょう

きのみどきょう [1] 【季の御読経】
春秋の二季,主に陰暦二月と八月に四日間,宮中の紫宸殿に多くの僧を請じて大般若経などを講読させた儀式。

きのめ

きのめ [1] 【木の芽】
(1)春先に木に萌(モ)え出た芽。このめ。[季]春。
(2)特に,山椒(サンシヨウ)の芽のこと。[季]春。

きのめ

きのめ【木の芽】
a bud.→英和
〜が出る bud.

きのめあえ

きのめあえ [0] 【木の芽和え】
山椒の若芽をすりまぜた白味噌でタケノコ・イカなどをあえた料理。[季]春。

きのめざんしょう

きのめざんしょう [4] 【木の芽山椒】
山椒の新芽。

きのめだち

きのめだち [0] 【木の芽立ち】
春,木の芽の出る頃。

きのめづけ

きのめづけ [0] 【木の芽漬(け)】
木通(アケビ)または山椒などの若芽を塩漬けにしたもの。京都鞍馬の名産であった。このめづけ。

きのめでんがく

きのめでんがく [4] 【木の芽田楽】
豆腐に山椒の若芽をすりまぜた味噌を塗ってあぶった料理。[季]春。

きのめとうげ

きのめとうげ 【木ノ芽峠】
福井県敦賀(ツルガ)市北東,南条郡今庄町との境にある峠。海抜628メートル。古来,畿内から若狭(ワカサ)を経て北陸に通じる街道の難所。

きのめどき

きのめどき [0] 【木の芽時】
⇒このめどき

きのめながし

きのめながし [4] 【木の芽流し】
早春,樹木の芽ぶくころに降る長雨。

きのやまい

きのやまい [3] 【気の病】
精神的な疲労などから起こる病気。気やみ。

きのよしもち

きのよしもち 【紀淑望】
(?-919) 平安前期の文人。長谷雄(ハセオ)の子。大学頭・東宮学士・信濃権守などを歴任。古今和歌集「真名序」の作者と伝えられる。

きのり

きのり【気乗りがする(しない)】
take an (no) interest <in> .気乗り薄 lack of interest.

きのり

きのり [0] 【気乗り】 (名)スル
物事に興味を感じて積極的にやろうという気になること。また,その気持ち。「―(が)しないようす」

きのりうす

きのりうす [0] 【気乗り薄】 (名・形動)
(1)気が進まない・こと(さま)。「―な返事」
(2)取引所で,売買に人気がでない状態。取引の不振なこと。

きの字

きのじ [2] 【きの字】
体を斜めにして「き」の字のような形に座ること。だらしない座り方にいう。

きはい

きはい [0] 【亀背】
脊柱の一部が突出して,後方への湾曲を示すもの。せむし。

きはい

きはい [2][0][1] 【気配】
(1)(「気勢」とも書く)ありさま。様子。けはい。「何か門(カド)に近づく―がする/良人の自白(尚江)」
(2)相場の様子。けはい。
→けはい(気配)

きはい

きはい [0] 【起拝】
神や天皇などに対して行う坐礼の作法。右膝から立ち,左足を進め,両足をそろえて姿勢を正し,笏(シヤク)を正し笏頭を目の前にあげ,左膝を伏せ,次いで右膝を伏せて拝礼する。

きはい

きはい [0] 【跪拝】 (名)スル
ひざまずいておがむこと。拝跪。「助け給へと叫びつつ,…―せり/即興詩人(鴎外)」

きはぎ

きはぎ [1] 【木萩】
マメ科の落葉低木。山野に普通。葉は小葉三個からなる複葉。夏から秋にかけ,葉腋(ヨウエキ)に紅紫色の斑点のある黄白色の花をつける。

きはく

きはく [0] 【気魄・気迫】
はげしい意気込み・気力。強い精神力。「相手の―に押される」「―に欠ける」

きはく

きはく【気迫[魄]】
spirit;→英和
strength of character.

きはく

きはく [0] 【希薄・稀薄】 (名・形動)[文]ナリ
(1)気体の密度や液体の濃度のうすい・こと(さま)。
⇔濃厚
「高度が増すと空気が―になる」
(2)乏しいこと。欠ける・こと(さま)。「熱意が―な人」「内容が―だ」
[派生] ――さ(名)

きはく

きはく【希薄な】
rare;→英和
rarefied[thin] <air> ;diluted (水で割った).人口〜な sparsely populated.

きはずかしい

きはずかし・い [5][0] 【気恥ずかしい】 (形)[文]シク きはづか・し
なんとなく恥ずかしく感ずる。なんとなくきまりが悪い。「こんなことで表彰されるとは―・い」

きはだ

きはだ [0][1] 【木肌・木膚】
木の外皮。樹皮。

きはだ

きはだ [0] 【黄蘗】
(1)ミカン科の落葉高木。山地に自生。葉は狭卵形の小葉からなる羽状複葉。雌雄異株。夏,枝先に黄緑色の小花多数をつける。果実は球形で黒く熟す。樹皮の内皮は鮮黄色で健胃薬や染料とする。キワダ。オウバク。
(2)「きはだいろ(黄蘗色)」の略。
黄蘗(1)[図]

きはだ

きはだ [0] 【黄肌】
キハダマグロに同じ。

きはだいろ

きはだいろ [0] 【黄蘗色】
キハダの樹皮で染めた赤みの少ない黄色。きはだ。きわだ。

きはだまぐろ

きはだまぐろ [4] 【黄肌鮪】
スズキ目の海魚。全長2メートルに達する。マグロの一種で,体は紡錘形。背部は濃青色で,腹部は銀白色。第二背びれと尻びれなどが黄色である。肉は桃色で美味。温帯・熱帯の海に広く分布。キハダ。キワダ。ヒレナガ。

きはちじょう

きはちじょう [3][2] 【黄八丈】
八丈島で織られる,黄を主色にして樺(カバ)・黒を加えた縦縞(タテジマ)・格子縞などの絹織物。

きはちす

きはちす [2] 【木蓮】
ムクゲの別名。[季]秋。

きはつ

きはつ [0] 【既発】
すでに起こったこと。「―の事件」

きはつ

きはつ【揮発する】
volatilize.→英和
〜性の volatile.→英和
‖揮発油 volatile[essential]oil.

きはつ

きはつ [0] 【揮発】 (名)スル
(1)常温で液体が気体になること。
(2)「揮発油」の略。

きはつさい

きはつさい [3] 【既発債】
(新発債に対し)すでに発行され,流通市場で売買されている債券。

きはつゆ

きはつゆ [3][0] 【揮発油】
⇒ガソリン

きはつゆぜい

きはつゆぜい [4] 【揮発油税】
揮発油税法(1957年制定)に基づき揮発油に課される国税。税収は道路整備財源にあてられる。

きはら

きはら 【木原】
姓氏の一。

きはらひとし

きはらひとし 【木原均】
(1893-1986) 遺伝学者。東京生まれ。京大教授。コムギの細胞遺伝学的研究を行い,ゲノム分析により,コムギの祖先の一つがタルホコムギであることを発見。

きはん

きはん [0] 【羈絆】
〔「羈」も「絆」も牛馬をつなぎとめるものの意〕
行動する者の妨げになるものや事柄。きずな。ほだし。束縛。「かかる浮世の浅ましき―を受くるに厭果(アキハテ)たれば/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

きはん

きはん【規範】
a standard;→英和
a norm;→英和
a criterion.→英和
規範文法《文》(a) prescriptive grammar.

きはん

きはん [0] 【規範・軌範】
(1)行動や判断の基準・手本。「社会―」「―に従う」
(2)〔哲〕
〔norm〕
単なる事実ではなく,判断・評価などの基準としてのっとるべきもの。準拠。標準。規格。

きはん

きはん [0] 【帰帆】 (名)スル
帰途につく帆船。港に帰る船。

きはんがく

きはんがく [2] 【規範学】
事実が「如何にあるか」を扱う経験科学に対して,「如何にあるべきか」という規範・当為を取り扱う科学。倫理学・美学・論理学など。規範科学。

きはんけいざいがく

きはんけいざいがく [6] 【規範経済学】
ある価値判断に基づいた場合,いかなる経済目標の達成が望ましいかを明らかにする経済学。厚生経済学はその典型。

きはんし

きはんし [2] 【軌範師・規範師】
〔仏〕
⇒阿闍梨(アジヤリ)

きはんせん

きはんせん【機帆船】
a steam-and-sail(-driven) boat.

きはんせん

きはんせん [0] 【機帆船】
発動機による推進装置を備えた帆船。一般に小型船で,大正後期から昭和前期にかけては沿岸の貨物輸送の主力を果たした。

きはんてきせきにんろん

きはんてきせきにんろん [8] 【規範的責任論】
刑事責任は規範に基づいた評価であって,違法な行為を行なったことについて,その行為者を非難できるということであるとする考え方。期待可能性の理論と結びついて成立した。
→期待可能性

きはんてきりんりがく

きはんてきりんりがく [8] 【規範的倫理学】
〔normative ethics〕
具体的・実質的規範の定立にまで踏み込む倫理学説。たとえば,「人種差別は悪である」という命題を正しいとする立場。
⇔メタ倫理学

きはんぶんぽう

きはんぶんぽう [4] 【規範文法】
言語活動の正しい実践を目的に編まれた文法。一定の基準に立って言語の正しい使い方を説く立場をとるもの。実用文法。教科文法。
→記述文法

きはんほうそく

きはんほうそく [4] 【規範法則】
事実の間に成立する自然法則に対して,「かくあるべし」という形をとる主体的な当為の法則。倫理学・論理学などの諸法則。

きはんりょく

きはんりょく [2] 【既判力】
確定判決のもつ効力の一。一度確定判決をうけた事項については当事者も裁判所もそれと矛盾する訴え・主張や裁判を行うことができなくなるという効力。

きば

きば 【木場】
東京都江東区南部の地名。元禄年間(1688-1704),江戸幕府の払い下げ地に材木問屋や貯木場が形成されたことに由来する。南の埋立地に新木場がある。

きば

きば【牙】
a fang (犬などの);→英和
a tusk (象などの).→英和
〜を鳴らす[むく]snarl <at> .→英和

きば

きば【木場】
a lumberyard;→英和
<英> a timber yard.

きば

きば【騎馬の】
mounted.〜で行く go on horseback.‖騎馬警官 a mounted policeman.騎馬戦(をする) (play) a cavalry-battle.

きば

きば [0][2] 【木場】
材木を蓄えておく所。また,材木商が多く集まり住んでいる所。特に,江戸の深川,大坂の立売堀(イタチボリ)が有名。

きば

きば [1] 【騎馬】
馬に乗ること。また,馬に乗っている人。「―隊」「―武者」

きば

きば [1] 【牙】
哺乳類の歯の中で,特に大きく鋭くとがった歯。ライオン・イノシシ・セイウチなどの牙は犬歯が,ゾウの牙は門歯が発達したもの。

きば=を剥(ム)く

――を剥(ム)・く
敵意を露骨にあらわす。

きば=を噛(カ)む

――を噛(カ)・む
(非常にくやしがったりして)歯をくいしばる。歯がみする。

きば=を研(ト)ぐ

――を研(ト)・ぐ
相手を傷つけようと用意して待ち構える。爪をとぐ。

きば=を鳴らす

――を鳴ら・す
(1)敵意をあからさまに示す。
(2)歯ぎしりしてくやしがる。

きばい

きばい [1] 【木灰】
草や木を焼いてつくった灰。カリ肥料やあく抜きに用いる。

きばえ

きばえ [0] 【着映え】
身に着けたときに,衣服がいっそう立派に見えること。「―のしない着物」

きばく

きばく [0] 【起爆】 (名)スル
火薬や爆弾に爆発を起こさせること。「―装置」

きばく

きばく [0] 【羈縛】 (名)スル
つなぎしばること。束縛。「倫理道徳は人間を―する墨縄に過ぎざるか/文学史骨(透谷)」

きばく

きばく【起爆装置】
a triggering device.起爆剤[薬]initiator;priming powder.

きばくざい

きばくざい [3] 【起爆剤】
(1)起爆薬。
(2)ある事を起こすきっかけとなるもの。「景気回復の―」

きばくやく

きばくやく [3] 【起爆薬】
わずかな衝撃によって爆発し,共存する火薬の点火剤として用いる爆薬。雷酸水銀(II)やアジ化鉛など。

きばこ

きばこ [1] 【木箱】
木製の箱。

きばさみ

きばさみ [2] 【木鋏】
生け垣や庭木の刈り込みに用いる柄の長い鋏。

きばしり

きばしり [2] 【木走り】
スズメ目キバシリ科の小鳥。スズメぐらいの大きさで,頭・背は茶褐色の地に白斑があり,眉・胸・腹は白。くちばしは下方に曲がる。キツツキのように螺旋(ラセン)状に木の幹をよじ登って小昆虫を食う。日本全国の山地に分布。

きばせん

きばせん [0] 【騎馬戦】
騎馬どうしの戦いに模した遊戯。二,三人が馬を作り,一人が騎手となり,敵味方に分かれて相手方の騎手を落馬させるか,騎手の帽子や鉢巻を取るかした方を勝ちとするもの。

きばた

きばた [1] 【生機】
織り上げて織機からはずしたままの織物。

きばたらき

きばたらき [2][0] 【気働き】
気が利くこと。機転。「―が有つて,如才がなくつて/浮雲(四迷)」

きばたん

きばたん [2] 【黄巴旦】
オウム目オウム科の大形の鳥。体は純白で,先が上に曲がった黄色の冠羽をもつ。オーストラリアなどに分布。物まねがうまい。

きばち

きばち [1] 【木鉢】
木をくりぬいて作った鉢。

きばち

きばち [1] 【樹蜂】
キバチ上科に属するハチの総称。体は円筒形で,腰のくびれがない。雌は剣状あるいは鋸(ノコギリ)状の長い産卵管をもち,樹幹に差し込んで産卵する。幼虫はマツ・スギなどの材部を食害。約一六〇種が知られる。

きばつ

きばつ [0] 【奇抜】 (名・形動)[文]ナリ
(1)思いもよらないほど変わっている・こと(さま)。「―なアイディア」
(2)他に抜きんでてすぐれている・こと(さま)。「いかに―なる天才でも/善の研究(幾多郎)」
[派生] ――さ(名)

きばつ

きばつ【奇抜な】
original;→英和
novel.→英和

きばな

きばな [1] 【黄花】
黄色の花。また,黄色の花をつける植物。

きばな

きばな [1] 【木鼻】
社寺建築で,頭貫(カシラヌキ)などの端が柱から突き出た部分。多く,装飾として象や貘(バク)などに似せた彫刻が施され,象鼻・貘鼻・拳鼻(コブシバナ)などと呼ばれる。
木鼻[図]

きばなうつぎ

きばなうつぎ [4] 【黄花空木】
スイカズラ科の落葉低木。ウコンウツギに似る。初夏,葉腋(ヨウエキ)に淡黄色の漏斗状の花を二,三個つける。

きばなしゃくなげ

きばなしゃくなげ [4] 【黄花石南花】
ツツジ科の常緑小低木。高山に生える。葉は質厚く,枝頂付近に輪生状に密生する。初夏,枝頂に淡黄色の漏斗状の花を数個つける。

きばなのあまな

きばなのあまな [0] 【黄花の甘菜】
ユリ科の多年草。春,高さ約20センチメートルの花茎を立て,黄色の花を数個つける。線形の葉が基部に一葉つく。北日本に広く分布。

きばねせせり

きばねせせり [4] 【黄翅挵】
鱗翅目セセリチョウ科のチョウ。開張42ミリメートル内外で,両面とも黄褐色。雄は無紋,雌は灰黄色紋が前ばねの中央部に一つとその外側に七つある。日本と東アジアに広く分布。

きばのろ

きばのろ [3] 【牙麞・牙麅】
シカ科の哺乳類。体高90センチメートルほど。角はなく,雄の上顎の犬歯は牙状に伸びる。毛は淡い栗色ないし黄褐色で,黒の霜降りがある。中国・朝鮮に分布。がしょう。くじか。

きばみんぞく

きばみんぞく [3] 【騎馬民族】
騎馬による活動を生活の中心とした民族。主にユーラシアの草原地帯で遊牧・征服・交易などを行なった。スキタイ・匈奴(キヨウド)など。

きばみんぞくせつ

きばみんぞくせつ [6] 【騎馬民族説】
北方アジアから渡来した騎馬民族が倭を征服して王朝を樹立したという仮説。1948年(昭和23)頃から江上波夫が提唱した。

きばむ

きば・む [2][0] 【黄ばむ】 (動マ五[四])
黄色みを帯びてくる。黄色くなる。「銀杏(イチヨウ)の葉が―・む」「―・んだハンカチ」

きばむ

きばむ【黄ばむ】
be tinged with yellow;grow yellowish.

きばや

きばや [0] 【気早】 (名・形動)[文]ナリ
気の早い・こと(さま)。せっかち。「―に靴を脱いで/婦系図(鏡花)」

きばやい

きばや・い [3][0] 【気早い】 (形)[文]ク きばや・し
気が早い。せっかちである。「―・い性(タチ)ですから/谷間の姫百合(謙澄)」

きばらい

きばらい [2] 【既払い】
すでに支払ってあること。

きばらし

きばらし [0] 【気晴(ら)し】 (名)スル
憂鬱な気持ちを発散させること。気散じ。「―に散歩する」

きばらし

きばらし【気晴らし】
a pastime;→英和
(a) diversion;→英和
(a) recreation.→英和
〜に for recreation.〜をする divert oneself.

きばる

きば・る [0] 【気張る】 (動ラ五[四])
(1)息をつめて腹に力を入れる。いきむ。
(2)張り切る。元気を出す。「そう―・ると,あとがもたないぞ」
(3)みえを張る。特に気前よく,金を出す。「チップを―・る」

きばる

きばる【気張る】
(1) make an effort.→英和
(2) treat oneself to <a good dinner> ;give <a handsome tip> .→英和
(3) make a display (見えをはる).→英和

きばん

きばん [0] 【起番】 (名)スル
番号をつけはじめること。「地番区域ごとに―して定める」

きばん

きばん【基盤】
a base;→英和
a basis.→英和
…を〜とする be based on….

きばん

きばん [0] 【基板】
電気回路が組み込まれている板。表面に銅箔(ドウハク)で配線がされ,IC や抵抗などの電気部品を取り付けて使う合成樹脂板をプリント基板という。また,IC や LSI などの回路が写し込まれているシリコンの単結晶板なども基板という。
→プリント配線

きばん

きばん [0] 【基盤】
一番基礎になっている事柄。土台。基礎。基本。「会社の―を固める」「―整備」

きひ

きひ [1] 【忌避】 (名)スル
(1)きらってさけること。「徴兵を―する」
(2)訴訟において当事者が,不公正な職務執行を行う恐れのある裁判官・裁判所書記官を職務の執行から除外するよう申し立てること。
→除斥(ジヨセキ)

きひ

きひ【忌避する】
evade <conscription> ;→英和
shirk;→英和
avoid;→英和
《法》challenge[take exception to] <a judge> .→英和

きひ

きひ [1] 【基肥】
⇒もとごえ(基肥)

きひかんけい

きひかんけい [3] 【忌避関係】
〔avoidance relationship〕
文化人類学で,夫と妻の母,兄弟と姉妹,父と息子などの間で,直接顔を合わせたり,性的な話題にふれたりすることが禁忌となるような関係をいう語。
→冗談関係

きひざい

きひざい [2] 【忌避剤】
害虫などを近づけさせないために用いる薬剤。昆虫類がそのにおいや味を嫌ってさける性質を利用したもの。
→誘引(ユウイン)剤

きひつ

きひつ [0] 【起筆】 (名)スル
書き始めること。かきおこし。
⇔擱筆(カクヒツ)

きひばり

きひばり [2] 【木雲雀】
ビンズイの別名。

きひょう

きひょう [0] 【起票】 (名)スル
新しく伝票を書くこと。伝票を起こすこと。

きひょう

きひょう [0] 【旗標】
はたじるし。旗章。

きひん

きひん [0] 【気稟】
生まれつきもっている気質。

きひん

きひん【気品】
dignity;→英和
grace.→英和
〜のある noble;→英和
dignified;refined.

きひん

きひん【貴賓】
a noble guest;a guest of honor.貴賓席(室) seats (a room) reserved for distinguished guests.

きひん

きひん [0] 【気品】
気高い趣。どことなく凛(リン)として上品な感じ。「―のある顔立ち」「―の高い作品」

きひん

きひん [0] 【貴賓】
名誉・地位のある客人。「―室」「―席」

きび

きび [1] 【機微】
表面からは知りにくい微妙な心の動きや物事の趣。「人情の―に触れる」「人生の―」

きび

きび 【吉備】
姓氏の一。

きび

きび【黍】
《植》millet.→英和

きび

きび【機微】
<know> the inner workings <of human nature> .〜にふれる reveal the secrets <of> .

きび

きび 【吉備】
備前・備中・備後・美作(ミマサカ)地方の古名。

きび

きび [2] 【気味】
〔「きみ」の転か〕
心持ち。気持ち。「いい―だ」「―の悪い奴/真景累ヶ淵(円朝)」

きび

きび [1] 【羈縻】
〔「羈」は馬のおもがい,「縻」は牛の鼻づな〕
(1)つなぎとめること。また,そのもの。束縛。「圧制―する所の本国/民約論(徳)」
(2)中国の歴代王朝が異民族を支配する際に採用した一方法。武力を用いずに有力者を懐柔し,自治を許し,間接に統治した。羈縻政策。

きび

きび [1] 【驥尾】
〔「驥」は一日に千里を走るという駿馬(シユンメ)〕
駿馬の尾。駿馬の後ろ。また,すぐれた人の後ろ。

きび

きび [1] 【黍・稷】
イネ科の一年草。弥生時代に中国から伝来した穀物。茎は高さ1メートル内外。葉は長く広線形。夏から秋にかけ,茎頂に長さ20センチメートルの花穂を出し,小穂を多数つけて垂れ下がる。穎果(エイカ)はアワより少し大きく,糯(モチ)と粳(ウルチ)の二種がある。[季]秋。
黍[図]

きび=に=付(フ)す

――に=付(フ)・す(=付(ツ)・く)
〔史記(伯夷伝)〕
すぐれた人に従えば立派なことを成しえる。また,先達の業を見習って事をする。多く自分の行為を謙遜していう語。

きび=をうがつ

――をうが・つ
微妙な心理や趣を巧みに言い表す。

きびがく

きびがく 【吉備楽】
雅楽から出た舞楽。明治の初め,岡山の楽人岸本芳秀が創始。歌を主とし,箏・笙(シヨウ)・横笛・篳篥(ヒチリキ)の伴奏で舞う。黒住教・金光教が式楽として採用。

きびがら

きびがら [0] 【黍稈・黍幹】
キビやトウモロコシの茎の,皮をはいだ髄。

きびがらざいく

きびがらざいく [5] 【黍稈細工】
黍稈と,はいだ皮を材料として人形などを作る手細工。

きびき

きびき [0] 【忌引(き)】
近親者が死んだために勤めや学校を休み,喪に服すること。また,そのための休暇。

きびき

きびき【忌引】
absence due to mourning.

きびきび

きびきび [1] (副)スル
動作や話しぶりなどが元気よく,はっきりしているさま。ひきしまっていて,小気味よいさま。「―と仕事する」「―(と)した文章」

きびきび

きびきび
〜した brisk;→英和
quick (動作);→英和
smart (文章など).→英和

きびこうげん

きびこうげん 【吉備高原】
中国山地の南側,岡山県と広島県にまたがって広がる低山帯。海抜200〜600メートル。吉井川・旭川・高梁(タカハシ)川が谷を刻んで流れる。

きびこくさいだいがく

きびこくさいだいがく 【吉備国際大学】
私立大学の一。1989年(平成1)設立。本部は岡山県高梁(タカハシ)市。

きびざけ

きびざけ [2] 【黍酒】
キビから造った酒。きびのさけ。

きびし

きび・し 【厳し】
■一■ (形ク)
(1)すき間なく詰まっている。「歯は白きこと斉(ヒト)しく―・くして珂(カ)(=玉ノ一種)と雪との猶(ゴト)し/金光明最勝王経(平安初期点)」
(2)厳格だ。容赦がない。「弾正をば霜台と云ふぞ。―・くはげしう事をただす官ぢやほどにぞ/百丈清規抄」
■二■ (形シク)
⇒きびしい

きびしい

きびし・い [3] 【厳しい】 (形)[文]シク きび・し
□一□
(1)厳格で,手心を加えない。取り扱いに容赦がない。「戒律が―・い」「―・い先生」「―・くしつける」
(2)耐えがたいほど激しい。激烈だ。「残暑が―・い」「砂漠地帯の―・い環境」
(3)人を寄せつけないような印象を与える。柔和でない。「―・い表情」「―・い山容」
□二□
(1)すき間なく詰まっている。密度が高い。「松―・しく生ひつづき/東関紀行」
(2)大したものだ。素晴らしい。「鯛の浜焼に蛸の桜煮,これは―・しいお持たせぢやな/歌舞伎・五大力」
〔もともとク活用の語で,シク活用が生じたのは平安中期からかと思われる〕
→きびし
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

きびしい

きびしい【厳しい(く)】
severe(ly);→英和
strict(ly).→英和

きびしょ

きびしょ [3][0] 【急焼】
〔「急焼」の唐音の転〕
急須(キユウス)。

きびす

きびす [0] 【踵】
(1)かかと。くびす。
〔主に西日本での言い方〕
(2)履物の,かかとにあたる部分。「沓の―に,あしの皮をとり加へて/宇治拾遺 2」

きびす

きびす【踵】
a heel.→英和
〜を返す turn back.〜を接して <occur> one after another.

きびす=を接する

――を接・する
物事が次々と続いて起こる。

きびす=を=返す

――を=返・す(=廻(メグ)ら・す)
引き返す。あと戻りする。

きびせん

きびせん 【吉備線】
JR 西日本の鉄道線。岡山・総社間,20.4キロメートル。岡山平野北部を走る。

きびそ

きびそ [0] 【生皮苧】
繭から糸を取る際,はがした外側のくずや,繰り糸の際指先につく糸くずなどを集めて乾燥させたもの。紡績の原料とする。

きびたき

きびたき [2] 【黄鶲】
スズメ目ヒタキ科の小鳥。スズメぐらいの大きさで,雄はのど・胸が橙黄色,腹・腰は黄色,翼の一部が白く,他は黒色で美しい。美声で鳴く。雌は地味な緑褐色。日本の山地で繁殖し,冬は東南アジアに渡る夏鳥。
黄鶲[図]

きびだいじん

きびだいじん 【吉備大臣】
右大臣吉備真備(キビノマキビ)の通称。

きびだいじんにっとうえことば

きびだいじんにっとうえことば 【吉備大臣入唐絵詞】
絵巻。二巻(上巻のみ現存)。作者未詳。鎌倉初期の作。ボストン美術館蔵。唐に渡った吉備真備が唐の朝廷から多くの難問を出され才能・技芸を試されるが,阿倍仲麻呂の霊によって助けられるという説話を描く。

きびだんご

きびだんご [3] 【黍団子・吉備団子】
(1)キビの粉で作った団子。
(2)求肥(ギユウヒ)菓子の一。岡山市の名物。安政年間(1854-1860)に創製。

きびつじんじゃ

きびつじんじゃ 【吉備津神社】
岡山市吉備津にある神社。大吉備津彦命(オオキビツヒコノミコト)をまつる。1425年再建の吉備津造りの社殿は国宝。釜鳴(カマナリ)神事で有名。備中国一の宮。

きびつづくり

きびつづくり [4] 【吉備津造り】
吉備津神社社殿の様式。内陣と内々陣の周囲に中陣および外陣をめぐらし,屋根は左右に二つずつの破風(ハフ)をもつ比翼入母屋(イリモヤ)造りとしたもの。比翼造り。

きびなご

きびなご [0] 【黍魚子・吉備奈仔】
ニシン目の海魚。全長10センチメートル。体は円筒状で細長い。体側に銀白色の縦帯があり,背は青緑色。春から夏の産卵期には大群をなして海岸に来る。新鮮なものは美味。本州中部以南に分布。

きびにんぎょう

きびにんぎょう [3] 【吉備人形】
岡山県の吉備津(キビツ)神社門前で売る信仰玩具。犬・鳥などの形の小さな土人形。

きびのなかやま

きびのなかやま 【吉備の中山】
岡山市吉備津神社の後方の山。((歌枕))「まがねふく―帯にせる細谷川の音のさやけさ/古今(神遊びの歌)」

きびのまきび

きびのまきび 【吉備真備】
(695-775) 奈良時代の学者・廷臣。吉備地方の豪族の出身。大宰大弐。正二位右大臣。717年遣唐使に従って留学。735年帰国,「唐礼」などの書籍,兵器・器具を将来。751年遣唐副使として再入唐。帰国後,怡土(イト)城を築き,また藤原仲麻呂の乱の鎮定に貢献。吉備大臣。著「私教類聚」など。

きびもち

きびもち [2] 【黍餅】
キビを蒸してついた餅。また,糯米(モチゴメ)にキビをまぜ合わせてついた餅。

きびゅうほう

きびゅうほう キビウハフ [0][2] 【帰謬法】
〔(ラテン) reductio ad absurdum〕
ある命題が偽であると仮定して推論を続けると,矛盾した結論が生じるとき,もとの命題は真であるとする証明法。間接証明法。間接論証。背理法。間接還元法。

きびょう

きびょう【奇病】
a strange disease.

きびょう

きびょう [0] 【奇病】
原因や治療法がわからない病気。

きびょう

きびょう 【鬼病】
鬼神にとりつかれたとしか思えない不思議な病気。「彼の―を助けがたし/盛衰記 9」

きびょうし

きびょうし [2] 【黄表紙】
草双紙(クサゾウシ)の一。江戸後期,黒本・青本に次いで安永(1772-1781)頃から文化年間(1804-1818)の初期まで江戸で流行した黄色い表紙の絵本の称。1775年刊の恋川春町作「金々先生栄花夢」以降のものをいう。一冊五丁,普通,三冊からなる。書型は半紙半截(ハンセツ)。絵題簽(エダイセン)に出版工夫がみられ,内容も従来の草双紙の幼稚なものから脱し,成人向けの読み物となった。文化初年頃より敵討ち物が全盛となり文化年間に合巻に移行した。代表作は,恋川春町の「鸚鵡返文武二道」,朋誠堂喜三二の「文武二道万石通」,山東京伝の「江戸生艶気樺焼(ウワキノカバヤキ)」など。

きびよい

きびよ・い [3] 【気味好い】 (形)[文]ク きびよ・し
「きみよい(気味好)」に同じ。「さても笑止…―・し/五重塔(露伴)」

きびら

きびら [0] 【生平・黄帷子】
さらさない麻糸で平織りにした布。男子の夏物,特に羽織に用いた。[季]夏。

きびろい

きびろい [2] 【木拾い】
「木積もり」に同じ。

きびわ

きびわ キビハ (形動ナリ)
若く幼いさま。幼く,か弱いさま。「いと―にておはしたるを/源氏(桐壺)」

きびわるい

きびわる・い [4] 【気味悪い】 (形)[文]ク きびわる・し
「きみわるい(気味悪)」に同じ。「―・くって近づけない」

きびん

きびん【機敏な(に)】
smart(ly);→英和
quick(ly);→英和
prompt(ly).→英和

きびん

きびん [0] 【機敏】 (名・形動)[文]ナリ
その時々の状況に応じてすばやく心や体を働かせる・こと(さま)。「―な動作」「―に処置する」
[派生] ――さ(名)

きふ

きふ [1] 【帰府】 (名)スル
(1)役所に帰ること。
(2)都,特に江戸に帰ること。

きふ

きふ【寄付する】
contribute <to> ;→英和
subscribe <to> ;→英和
donate.→英和
〜を募る collect[raise]contributions <from> .‖寄付金(者) a contribution (a contributor);a donation (a donor).

きふ

きふ [1] 【肌膚】
はだ。皮膚。

きふ

きふ [1][0] 【棋譜】
囲碁・将棋の対局の手順を数字や符号で表した記録。

きふ

きふ [1] 【寄付・寄附】 (名)スル
金品を贈ること。特に,公共の団体や社寺などに金品などを贈ること。「母校に―する」「―を募る」

きふ

きふ [1] 【棋布】 (名)スル
碁石を並べたように点々と散らばっていること。「島嶼の―したるは/即興詩人(鴎外)」

きふ

きふ [1] 【帰付】 (名)スル
つき従うこと。「身を宗廟の氏族に―して,名を八幡太郎と号せしより/平家 7」

きふ

きふ [1] 【亀趺】
亀(カメ)の形に刻んだ,碑の台石。碑。

きふ

き・ふ 【来経】 (動ハ下二)
年月が経過してゆく。「あらたまの年が―・ふれば/古事記(中)」

きふう

きふう【気風】
character;→英和
disposition;→英和
spirit;→英和
characteristics.

きふう

きふう [0] 【気風】
気だて。性質。特に,ある集団や地域の人々に共通にみられる気質。「―の荒い土地柄」

きふう

きふう [0][2] 【棋風】
囲碁・将棋のやり方に現れる人それぞれの個性。

きふく

きふく [0] 【帰服・帰伏】 (名)スル
つき従うこと。支配下に入ること。帰順。「政法に―せしむる/福翁百話(諭吉)」

きふく

きふく【帰服する】
surrender[submit] <to> .→英和

きふく

きふく [0] 【起伏】 (名)スル
(1)地形が高くなったり低くなったりしていること。「なだらかに―する高原」
(2)勢いなどが盛んになったり衰えたりすること。波乱。「―のある生涯」「―に富んだ人生」

きふく

きふく【起伏】
ups and downs;undulations.〜する rise and fall;roll.→英和

きふこうい

きふこうい [3] 【寄付行為】
財産を出して財団法人や学校法人を設立する法律行為。また,財団法人・学校法人の根本規則のこと。

きふこうざ

きふこうざ [3] 【寄付講座】
民間からの奨学寄付金を財源に,期限付きの客員教員を招いて主に国立大学に特設する講座や研究部門。冠講座。

きふさぎ

きふさぎ [2][3] 【気塞ぎ】
気分が晴れ晴れしないこと。気持ちがふさぐこと。

きふじん

きふじん [2] 【貴夫人】
身分の高い夫人。

きふじん

きふじん【貴婦人】
a lady;→英和
a noblewoman.→英和

きふじん

きふじん [2] 【貴婦人】
身分の高い女性。上流の婦人。

きふどう

きふどう 【黄不動】
滋賀県園城寺円満院にある円珍が描かせたとされる不動明王画像。全身を金色に塗る。九世紀後半の作。赤不動・青不動とともに三不動の一。

きふほう

きふほう [0] 【記譜法】
音楽を視覚的に書き表すための体系的な方法。文字記譜法,数字記譜法,譜表による記譜法などがある。

きふるし

きふるし【着古しの】
old[worn-out] <clothes> .→英和
着古す wear out.

きふるし

きふるし [0] 【着古し】
着古した衣服。

きふるす

きふる・す [3] 【着古す】 (動サ五[四])
〔「きぶるす」とも〕
着物を長い間着て古くする。「父親の―・した服」

きふワイン

きふワイン [3] 【貴腐―】
完熟期に一種の不完全菌が繁殖して半乾状となり,糖分の増したブドウを原料にした白葡萄(ブドウ)酒。高級ワインとして珍重される。

きぶ

きぶ [1] 【生麩】
⇒なまふ(生麩)

きぶ

きぶ [1] 【基部】
基礎となる部分。土台。また,物の根もと。

きぶい

きぶ・い (形)[文]ク きぶ・し
〔「きびし(厳)」の転〕
(1)厳しい。激しい。強烈である。容赦ない。「秦の―・い法を取りのけてやすくするぞ/蒙求抄 2」
(2)食べ物の味の刺激が強い。「此の酢は―・い酢ぢや/洒落本・聖遊廓」
(3)厳格である。「此二人浄慈灵隠に住して,―・い人でよく清規を行れたぞ/百丈清規抄」
(4)険しい。「坂の―・き事,屏風を立てたるが如し/御伽草子・大仏の縁起」
〔平安中期に現れ,主に中世に使われた語〕

きぶく

きぶく [0] 【忌服】
近親が死んだとき,一定の期間,喪に服すること。服忌。服喪。

きぶくりん

きぶくりん [2] 【黄覆輪】
「金覆輪(キンプクリン)」に同じ。

きぶくれ

きぶくれ [0] 【着脹れ】 (名)スル
重ね着して体がふくれあがっていること。[季]冬。

きぶくれる

きぶくれる【着膨れる】
swell with clothes.

きぶくれる

きぶく・れる [4] 【着脹れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 きぶく・る
重ね着して,体が大きくなる。「―・れた姿」

きぶさい

きぶさい 【気塞い】 (形動)
〔「気ふさぎ」の転。近世語〕
(1)気にかかるさま。気づまりなさま。「跡に―な者もない五十四郡は心の儘/浄瑠璃・先代萩」
(2)疑わしいさま。「役人大勢打ち連立ち,此内か―なと,どか����と込み入る所へ/浄瑠璃・傾城恋飛脚」
〔形容詞として用いられた例もある。「庭の木蔭も気ぶさいと,見廻し見廻す塀の上/浄瑠璃・応神天皇八白幡」〕

きぶし

きぶし [0][1] 【木五倍子・木付子】
キブシ科の落葉小高木。山野に生える。葉は卵形。雌雄異株。早春,葉に先立って淡黄色の小花を密生した花穂を垂らす。花後,卵球形の小果を結ぶ。果実は五倍子(フシ)の代用にする。通条花。
木五倍子[図]

きぶし

きぶ・し (形ク)
⇒きぶい

きぶしねんど

きぶしねんど [4] 【木節粘土】
岐阜県瑞浪(ミズナミ)地方や愛知県瀬戸地方などに分布する第三紀鮮新世の堆積粘土層。層中に炭化した木片を含む。色調によって黒木節・青木節・飴木節などと呼ぶ。耐火材・陶磁器の原料。

きぶしょう

きぶしょう [2] 【気無性・気不精】 (名・形動)[文]ナリ
気のふさぐこと。気分の重いこと。また,そういう性質。「―な養父は,お島の働きぶりを調法がらずにはゐられなかつた/あらくれ(秋声)」

きぶっし

きぶっし [2] 【木仏師】
(絵仏師に対して)仏像彫刻を専門とする人。仏像に木彫が多いのでいう。単に仏師とも。

きぶっせい

きぶっせい [2] 【気ぶっせい】 (形動)
〔「きぶさい」の転〕
「きぶさい(気塞){(1)}」に同じ。「差向に膳に着くときの此―な心持/門(漱石)」

きぶつ

きぶつ [1] 【器物】
うつわ。また,道具や器具類。

きぶつ

きぶつ [1] 【木仏】
(1)木でつくった仏像。きぼとけ。
(2)情愛のうすい人。きぼとけ。

きぶつ

きぶつ【器物】
a vessel;→英和
a utensil.→英和

きぶつ

きぶつ [0][1] 【奇物】
(1)珍しい物。
(2)奇人。変わった人。

きぶつ=金仏(カナブツ)石仏(イシボトケ)

――金仏(カナブツ)石仏(イシボトケ)
情に動かされない人,情を解しない人のたとえ。

きぶつそんかいざい

きぶつそんかいざい [6][1][3] 【器物損壊罪】
文書・建造物・艦船・航空機以外の他人の財物(器物以外に土地・動物等も含まれる)を損壊・傷害する犯罪。

きぶとい

きぶと・い 【気太い】 (形)[文]ク きぶと・し
〔近世語〕
大胆である。
⇔気細い
「―・いお主,根強い下人/浄瑠璃・孕常盤」

きぶとり

きぶとり [2] 【着太り】 (名)スル
着物を着ると実際より体が太って見えること。
⇔着やせ
「―する体つき」

きぶね

きぶね 【貴船】
京都市左京区鞍馬にある町名。

きぶね

きぶね [1] 【木船】
中世・近世,薪炭・材木などを運んだ船。

きぶねいし

きぶねいし [3] 【貴船石】
貴船川に産出する青みがかった花崗岩。庭石として多く用いられる。

きぶねがわ

きぶねがわ 【貴船川】
京都市左京区の貴船神社付近を流れ,鞍馬川に合流し,賀茂川に注ぐ。((歌枕))「いくよわれ浪にしをれて―袖に玉ちる物思ふらむ/新古今(恋二)」

きぶねぎく

きぶねぎく [3] 【貴船菊】
シュウメイギクの別名。

きぶねじんじゃ

きぶねじんじゃ 【貴船神社】
貴船町にある神社。闇龗神(クラオカミノカミ)・高龗神(タカオカミノカミ)をまつる。古来,祈雨・止雨の神として崇拝された。

きぶねまつり

きぶねまつり 【貴船祭】
貴船神社の祭り。陰暦四月と一一月の一日に行われた。四月の祭りは参詣人が虎杖(イタドリ)を手にしたので,虎杖祭とも呼ばれた。現在は六月一日。

きぶねやま

きぶねやま 【貴船山】
京都市左京区にある山。海抜700メートル。東麓(トウロク)に貴船神社がある。

きぶり

きぶり [0] 【木振り】
木の幹や枝の様子。立ち木の姿形。

きぶん

きぶん [1] 【記聞・紀聞】
聞いたことを記録したもの。聞き書き。「西洋―」

きぶん

きぶん [0] 【記文】
書き記した文章。記事文。

きぶん

きぶん [1] 【気分】
(1)その時々の漠然とした心・気持ちの状態。「―をこわされる」「遊びに行く―になれない」
(2)からだの生理的な状態に応じて起こる,快・不快などの心の状態。気持ち。「乗り物酔いで―が悪くなる」
(3)その物事に対してだれもがもつ,特有の心の状態。「お祭り―」「新婚―」
(4)〔孔子家語(執轡)〕
気質。気性。「―のよい男」
(5)〔心〕 からだの生理的な状態と密接な関係をもつ,比較的弱く長時間持続する感情の状態。
→情動

きぶん

きぶん [0] 【奇聞】
珍しい話。変わったうわさ。奇談。

きぶん

きぶん 【機分】
(1)生まれつきの性質。「その子獅子の―あれば/太平記 16」
(2)時勢。機運。「末世の―/太平記 27」

きぶん

きぶん【気分】
a mood;→英和
(a) feeling;→英和
(a) humor;→英和
<in> a <happy> frame of mind.お祭〜で in a festive mood.〜が良い(悪い) feel well (ill).〜を出す create an atmosphere <of> .→英和
〜転換に for a change.→英和
‖気分屋 a man of whims.

きぶん

きぶん 【紀文】
紀国屋(キノクニヤ)文左衛門の通称。

きぶんしょうがい

きぶんしょうがい [4] 【気分障害】
世界保健機関が定めた,躁(ソウ)病・鬱(ウツ)病を合わせた呼称。

きぶんてき

きぶんてき [0] 【気分的】 (形動)
気分に関するさま。「彼の一言で―に楽になった」

きぶんや

きぶんや [0] 【気分屋】
そのときの気分次第で行動する人。

きへい

きへい [0] 【麾兵】
将軍直属の兵。麾下(キカ)の兵。はたもと。

きへい

きへい [0] 【騎兵】
(1)騎馬の兵。
(2)馬に乗りその機動力を利用する兵種,またその兵。戦闘に参加したのは第一次大戦が最後。

きへい

きへい [0] 【奇兵】
敵の不意を討つ軍隊。
⇔正兵

きへい

きへい【騎兵】
a cavalryman;→英和
cavalry (総称).→英和
〜三千 three thousand horse.

きへいたい

きへいたい 【奇兵隊】
1863年,高杉晋作らによって創設された長州藩の軍隊。足軽・郷士のほか百姓・町人など藩の正規兵以外で組織され,第二次長州征伐・戊辰戦争などに活躍。

きへいだいしょうぐん

きへいだいしょうぐん 【騎兵大将軍】
律令時代,行幸や外国使節来朝などの際,騎馬の兵を率いて警備にあたった臨時の職。

きへいぶぎょう

きへいぶぎょう [4] 【騎兵奉行】
江戸幕府の職名。老中の支配下にあって,騎兵を統轄する。1863年新設。

きへき

きへき [0] 【奇癖】
普通の人とは変わった妙なくせ。

きへき

きへき【奇癖】
an eccentric habit;an eccentricity.

きへん

きへん 【貴辺】 (代)
二人称。目上の相手を敬っていう語。ごへん。貴殿。「そもそも―の芳恩にあらずば/盛衰記 38」

きへん

きへん [0] 【木偏】
漢字の偏の一。「机」「村」などの「木」の部分。

きへん

きへん [0] 【机辺】
机の近く。机のあたり。

きへん

きへん [0] 【欺騙】 (名)スル
あざむきだますこと。欺瞞(ギマン)。「人民を―するの邪法/民約論(徳)」

きへん

きへん [0] 【機変】
時機に応じて変化すること。臨機応変。

きべい

きべい [0] 【器皿】
食べ物を盛るうつわ。皿や小鉢の類。

きべつ

きべつ [0] 【記別】
〔仏〕 仏が弟子たちに,将来仏陀となることを示し,それぞれの劫数(ゴウスウ)・国土・仏名・寿命などを明らかにする予言。

きべは

きべは 【木辺派】
浄土真宗十派の一。滋賀県野洲(ヤス)郡中主(チユウズ)町木部にある錦織寺(キンシヨクジ)を本山とする。錦織寺派。

きべん

きべん [0] 【旗弁】
マメ科植物の蝶形(チヨウケイ)花冠の上側に位置するよく目立つ花弁。
→蝶形花

きべん

きべん [0] 【詭弁】
(1)間違っていることを,正しいと思わせるようにしむけた議論。道理にあわない弁論。「―を弄(ロウ)する」
(2)〔論〕
〔sophism; sophistry〕
人をあざむくため故意に行われる,虚偽の推論。
→虚偽

きべん

きべん【詭弁】
(a) sophistry;→英和
a paradox (逆説).→英和
〜を弄(ろう)する quibble;→英和
〔形〕quibbling.‖詭弁家 a sophist.

きべんがくは

きべんがくは [4] 【詭弁学派】
⇒ソフィスト

きほう

きほう【気泡】
a bubble.→英和

きほう

きほう【記法】
(a) notation.→英和

きほう

きほう [0] 【木鋒】
竹の鏃(ヤジリ)。

きほう

きほう【気胞】
an air bladder[cell].

きほう

きほう [0] 【気泡】
液体や固体中の空気のあわ。

きほう

きほう [0] 【危峰】
高くそびえて険しい峰。

きほう

きほう [0] 【機鋒】
(1)ほこさき。きっさき。
(2)攻めてくる勢い。鋭い攻撃。鋭鋒。「―をかわす」

きほう

きほう [0] 【気胞】
魚の鰾(ウキブクロ)。

きほう

きほう [0] 【既報】
すでに知らせてあること。「―のとおり」

きほう

きほう [0][2] 【鬼方】
鬼門にあたる方角。

きほう

きほう [0] 【機法】
〔仏〕
〔「機」は「機根」で衆生の信心,「法」は「教法」で衆生を救おうとする阿弥陀の本願の力〕
浄土真宗などで,信心と救い。

きほう

きほう [2][1] 【貴邦】
相手を敬ってその国をいう語。貴国。

きほう

きほう [0] 【貴報】
相手を敬ってその知らせや手紙をいう語。「―昨日落手」

きほう

きほう [2][1] 【貴方】
〔中世以降の語〕
■一■ (名)
相手を敬って,その住む場所や住居をいう語。「―には三日に参上する予定」
■二■ (代)
二人称。同等の相手を敬っていう語。貴下。貴君。「―の都合により,弊家へ来臨あらん事/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」
〔■二■は現在,公文書などで用いられる〕

きほう

きほう [0] 【奇峰】
珍しい形の峰。

きほういったい

きほういったい [0] 【機法一体】
〔仏〕「機」と「法」が南無阿弥陀仏の名号(ミヨウゴウ)において一体となって成立していること。

きほうきょう

きほうきょう [0] 【虁鳳鏡】
中国で,後漢代から魏代にかけて用いられた鏡。背面は鈕(チユウ)のまわりに相向かう一対の鳳凰(ホウオウ)を四組配する。日本の古墳時代前期の遺跡からも出土する。鳳鏡。

きほうざい

きほうざい キハウ― [2] 【起泡剤・気泡剤】
(1)溶媒に溶けてその泡立ちをよくする物質。石鹸(セツケン)などの表面活性剤や卵白・サポニンなど。
(2)プラスチック・ゴムなどに入れて,加熱により製品中に気泡をつくる物質。炭酸アンモニウム・炭酸水素ナトリウムなど。発泡剤。

きほうすいじゅんき

きほうすいじゅんき [6] 【気泡水準器】
測量器具の一。ガラス管または椀形のガラス容器内に,液体と気泡を密封し,気泡の位置により水平面を求めるもの。

きほうもん

きほうもん [2][0] 【虁鳳文】
古代中国で主に殷周(インシユウ)時代の青銅器に用いられた文様。細長い怪獣の側面形で,角(ツノ),大きな目,くちばしがある。虁文。

きほうガラス

きほうガラス [4] 【気泡―】
ガラス粉末に発泡剤を加え,加熱して多孔質にしたガラス。断熱材・壁材とする。

きほうコンクリート

きほうコンクリート [7] 【気泡―】
内部に小さな気泡を多量に含ませた多孔質のコンクリート。軽量で,耐火・断熱にすぐれる。泡コンクリート。

きほよう

きほよう [2] 【気保養】
〔「きぼうよう」とも〕
気晴らし。気散じ。「一向―には成らないぢや有りませんか/青春(風葉)」

きほん

きほん【基本】
a basis;→英和
a standard (基準).→英和
〜的(に) basic(ally);→英和
fundamental(ly).→英和
‖基本給 the basic wages[pay].基本金 a fund.基本産業 key[basic]industries.基本的人権 fundamental human rights.基本料金 an initial[a basic]charge.

きほん

きほん [0] 【基本】
物事が成り立つためのよりどころとなるおおもと。基礎。「政策の―」「―を学ぶ」

きほんおん

きほんおん [2] 【基本音】
⇒基音(キオン)

きほんきゅう

きほんきゅう [2][0] 【基本給】
賃金を構成するもののうち,諸手当などを除いた基本的な賃金部分。本給。本俸。

きほんごい

きほんごい [4] 【基本語彙】
一つの言語において,日常生活で最も普通に使用され,使用度が高く,正常な社会生活を維持するために必要な単語の総体。

きほんざいさん

きほんざいさん [4] 【基本財産】
(1)「基金{(3)}」に同じ。
(2)固定財産の中で,特に事業活動の経過とともに価値の減少がみられないもの。土地・建物・特許権など。

きほんしんどう

きほんしんどう [4] 【基本振動】
物体に固有の振動のうちで振動数の最も小さい振動。

きほんせっけい

きほんせっけい [4] 【基本設計】
建築や都市などを設計する際の一過程。実施設計にはいる前の,与えられた条件を具体化し基本的な事項を定める段階の設計をいう。

きほんそしきけい

きほんそしきけい [0] 【基本組織系】
高等植物の組織系の一。表皮と維管束を除いた残りのすべての組織が含まれる。同化・貯蔵・分泌などの基本的機能をもつものが多い。

きほんたんい

きほんたんい [4] 【基本単位】
種々の単位の組み立ての基礎となる,それぞれ独立に定義しなくてはならない数個の単位。普通,質量・長さ・時間の三つをとり,このほかに電流・温度を加える。質量の代わりに重さをとる場合もあり,また理論物理学では,速さ・電気量・作用量の三つを採用することがある。MKS 単位系では長さ・質量・時間の単位にメートル・キログラム・秒を用い,SI(国際単位系)はアンペア(電流)・ケルビン(温度)・カンデラ(光度)・モル(物質量)を加えた七つの基本単位からなる。
→補助単位
→組立単位

きほんてがた

きほんてがた [4] 【基本手形】
振出によって作成され,全手形関係の基礎となる手形。振出署名を含む手形要件の記載が必要。基本手形を前提として裏書・保証・引受などの手形行為がなされる。

きほんてき

きほんてき [0] 【基本的】 (形動)
物事の基本にかかわるさま。「―な事柄を身につける」

きほんてきじんけん

きほんてきじんけん [0] 【基本的人権】
人間が人間である以上,人間として当然もっている基本的な権利。日本国憲法は,思想・表現の自由などの自由権,生存権などの社会権,参政権,国・公共団体に対する賠償請求権などの受益権を基本的人権として保障している。基本権。
→人権

きほんは

きほんは [2] 【基本波】
一つの非正弦波(ひずみ波)を構成する種々の周波数の正弦波のうち,最も低い周波数の正弦波。
→高調波

きほんほう

きほんほう [0] 【基本法】
(1)国家統治の基本たる憲法をいう。慣習として確立されている不文憲法をも含む。「ボン―」
(2)ある特定の分野に関する法律の中で,最も基本的な事項を定めた法律。「教育―」

きほんりゅうし

きほんりゅうし [4] 【基本粒子】
クォークやレプトンのような物質を構成する基本的な粒子。
→素粒子

きほんソフト

きほんソフト [4] 【基本―】
⇒オペレーティング-システム

きぼ

きぼ [1] 【記簿】
(1)「簿記」に同じ。
(2)帳面。「二十歳の時,その―に書して曰く/西国立志編(正直)」

きぼ

きぼ【規模】
a scale;→英和
(a) scope (範囲);→英和
a plan (設計);→英和
structure (構造).→英和
大(小)〜の[に]on a large (small) scale.

きぼ

きぼ [1] 【規模】
(1)構え・仕組みの大きさ。組織・機構の広がり。「壮大な―の計画」「世界的な―の戦争」
(2)手本。規範。「累代の公物,古弊をもちて―とす/徒然 99」
(3)名誉。誉れ。「多年の所望,氏族の―とする職なれば/太平記 10」
(4)しるし。効果。甲斐(カイ)。「勘当を赦されねば伝授しても―がない/浄瑠璃・菅原」
(5)代償。返礼。「その代り十分(オモイレ)お骨折りの―はしやす/人情本・梅美婦禰 3」
(6)よりどころ。証拠。「家内へ見せる慥(タシ)かな証拠を下されかし,それを―に立帰り/洒落本・当世気とり草」

きぼ

きぼ [1] 【鬼簿】
「過去帳(カコチヨウ)」に同じ。

きぼう

きぼう [0] 【詭謀】
人をおとしいれようとする計略。詭計。

きぼう

きぼう [0] 【危亡】
国や身が滅びようとする危機。

きぼう

きぼう [0] 【企謀】 (名)スル
くわだてること。計画すること。「此の会社が―せる旅行大事業に/月世界旅行(勤)」

きぼう

きぼう [0] 【希望・冀望】 (名)スル
(1)ある事の実現を願いのぞむこと。また,その願い。のぞみ。「早期の実現を―する」「―を述べる」「―がかなえられる」
(2)将来によせる期待。見通し。「―を失う」
(3)文法で,ある動作・作用を実現することを願い望む意を表す言い方。口語では助動詞「たい」,文語では助動詞「たし」「まほし」を付けて言い表す。

きぼう

きぼう [1] 【幾望】
〔幾(ホトン)ど望(モチ)(満月)に近い意〕
陰暦一四日の夜。また,その夜の月。

きぼう

きぼう [0] 【奇謀】
普通では思いつかないようなはかりごと。相手をあっといわせるような奇抜な計略。

きぼう

きぼう [0] 【祈望】 (名)スル
いのり願うこと。強く願い望むこと。

きぼう

きぼう [1] 【既望】
〔すでに望(モチ)(満月)を過ぎた意〕
陰暦一六日の夜。また,その夜の月。いざよい。特に陰暦八月についていう。[季]秋。《うす衣を被きて愁ふ―かな/富安風生》

きぼう

きぼう [0] 【企望】 (名)スル
くわだてのぞむこと。もくろむこと。「尽力あらんことを―する/新聞雑誌 54」

きぼう

きぼう [0] 【匱乏】 (名)スル
〔「匱」は尽きる意〕
物の乏しいこと。「士卒の衣糧―して/西国立志編(正直)」

きぼう

きぼう [0] 【飢乏】
食物が乏しく,飢えること。

きぼう

きぼう [0] 【毀謗】 (名)スル
そしり非難すること。誹謗。

きぼう

きぼう [0] 【欺罔】
⇒きもう(欺罔)

きぼう

きぼう【希望】
(a) hope;→英和
(a) wish (願望);→英和
(a) desire;→英和
expectation (期待).→英和
〜する hope <to do,for> ;wish;desire <a person to do> ;aspire <to do,to the position> .→英和
‖希望者 a person who wants[wishes,desires] <to do> ;[志願者]an applicant;a candidate.希望退職 voluntary retirement.希望的観測 one's wishful thinking.

きぼう

きぼう 【期望】 (名)スル
期待し望むこと。「諸公の為に特に将来に―する/明六雑誌 12」

きぼう

きぼう [0] 【鬼謀】
人並みはずれたすぐれたはかりごと。「神算―」

きぼうてき

きぼうてき [0] 【希望的】 (形動)
そうなればいいとのぞみをかけるさま。「―な観測」

きぼうほう

きぼうほう キバウ― 【喜望峰】
南アフリカ共和国南西端の岬。ケープタウンの南48キロメートルに位置する。1488年,ポルトガル王の命で航海中の B =ディアスが発見し,「嵐の岬」と命名。王はインド航路発見の希望を抱き,「喜望峰」と改名。97年,バスコ=ダ=ガマはこの岬を回って東航,翌年インドに到達した。

きぼうほうく

きぼうほうく キバウ― 【喜望峰区】
⇒ケープ区

きぼく

きぼく [1][0] 【亀卜】
亀の甲を焼き,その生じた割れ目の模様で吉凶を判断した古代の占い。かめうら。かめのうら。亀の甲のうら。亀坼(キタク)。亀筮(キゼイ)。

きぼく

きぼく [0] 【徽墨】
中国,安徽省産のすみ。名墨として有名。

きぼしまるとびむし

きぼしまるとびむし [7] 【黄星丸跳虫】
トビムシの一種。体長約1.5ミリメートル。腹部は球形。暗色の地に黄紋がある。野菜を食害する。ジノミ。

きぼそい

きぼそ・い 【気細い】 (形)[文]ク きぼそ・し
〔近世語〕
気が弱い。神経質で気が小さい。
⇔気太い
「常から―・いおいらんの生れつき/洒落本・傾城買談客物語」

きぼとけ

きぼとけ [2] 【木仏】
⇒きぶつ(木仏)

きぼね

きぼね【気骨の折れる】
troublesome.→英和
〜が折れる be a great strain on one's nerves.

きぼね

きぼね [0] 【気骨】
心づかい。気苦労。

きぼね=が折れる

――が折・れる
細かく気をつかう必要があるので神経が疲れる。

きぼのけいざいせい

きぼのけいざいせい [1][0] 【規模の経済性】
〔economies of scale〕
生産規模の拡大に伴ってコストが下がり,効率が上昇すること。スケール-メリット。
→範囲の経済性

きぼり

きぼり【木彫りの】
carved in wood;wooden <doll> .→英和

きぼり

きぼり [0] 【木彫(り)】
木を材料にして彫刻すること。また,その彫刻。もくちょう。

きまい

きまい [1] 【貴妹】
相手を敬って,その妹をいう語。令妹。

きまえ

きまえ【気前のよい】
generous;→英和
liberal;→英和
handsome <tip> .→英和

きまえ

きまえ [0] 【気前】
(1)物惜しみしない性質。金銭を惜しまずに使う性質。「―よく金を使う」「―がいい」
(2)気だて。気質。「―がさっぱりしている」

きまかせ

きまかせ [0][2] 【気任せ】 (名・形動)[文]ナリ
自分の思いのまま振る舞う・こと(さま)。気まま。「―な旅」

きまくら

きまくら [2] 【木枕】
木で箱のように作った枕。普通,上に籾殻(モミガラ)などを入れた布製の枕をのせる。箱枕。

きまぐれ

きまぐれ [0] 【気紛れ】 (名・形動)[文]ナリ
(1)気が変わりやすいこと。その時々の気分で物事を行うこと。また,そのようなさまや,そういう人。「―な男」「いちじの―」
(2)(自然現象などが)その時々で変わりやすく,なかなか予測できない・こと(さま)。「―な天気」

きまぐれ

きまぐれ【気紛れ】
a caprice;→英和
a whim.→英和
〜な(に) capricious(ly);whimsical(ly).〜な天気 changeable weather.

きまけ

きまけ [0] 【気負け】 (名)スル
相手の気力に押されて負けること。気力の上で相手に負けること。

きまじない

きまじない [2] 【木呪い】
⇒成木責(ナリキゼ)め

きまじめ

きまじめ【生真面目な】
earnest;→英和
sober.→英和

きまじめ

きまじめ [2] 【生真面目】 (名・形動)[文]ナリ
非常にまじめなこと。まじめすぎて融通のきかない・こと(さま)。「―な顔」
[派生] ――さ(名)

きまずい

きまずい【気まずい】
<feel> embarrassed;awkward <silence> .→英和

きまずい

きまず・い [0][3] 【気まずい】 (形)[文]ク きまづ・し
相手と心が通いあわずに,落ち着かない。打ち解けず,気づまりである。「二人の間に―・い沈黙が続いた」
[派生] ――さ(名)

きまた

きまた 【木俣】
姓氏の一。

きまたおさむ

きまたおさむ 【木俣修】
(1906-1983) 歌人。滋賀県生まれ。本名,修二。東京高師卒。北原白秋に師事,幽玄的な歌風から人間主義的な抒情味を深めた。歌集「高志」「冬暦」など。

きまだらせせり

きまだらせせり [5] 【黄斑挵】
セセリチョウ科のチョウ。開張約25ミリメートル。はねの上面は黒褐色で明瞭な橙黄色の斑がある。幼虫はタケ・ササ類の葉を食べる。日本全土と台湾に分布。

きまだらひかげ

きまだらひかげ [5] 【黄斑日陰】
ジャノメチョウ科のサトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲの総称。前ばねの長さ32ミリメートル内外。茶褐色の羽の外縁に沿って黄色の長楕円形斑紋が並び,その中に黒色円紋がある。幼虫はタケ・ササ類の葉を食べる。日本各地と千島・サハリンに分布。

きまった

きまった【決まった】
regular;→英和
fixed.→英和

きまって

きまって [0] 【決まって】 (副)
(ある条件のもとで)いつでも。必ず。「このところ日曜日には―雨が降る」

きまって

きまって【決まって】
always;→英和
invariably;→英和
without fail.〜…する make a point of doing.

きまつ

きまつ [0] 【期末】
ある一定の期間や期限の終わり。
⇔期首
「―試験」

きまつ

きまつ【期末】
the end of the term.→英和
期末試験(手当) a term-end examination (allowance).期末決算 terminal accounts.

きまつ

きまつ [0] 【季末】
季節の終わり。「―大売り出し」

きまつてあて

きまつてあて [4] 【期末手当】
⇒ボーナス

きまつわりもどし

きまつわりもどし [0] 【期末割(り)戻し】
期末決算で剰余金を契約者へ割り戻すこと。保険契約に典型的にみられる。

きまま

きまま [0] 【気儘】 (名・形動)[文]ナリ
(1)他人に気兼ねなどせず自分の思ったとおりに行動する・こと(さま)。「―な生活」「―に暮らす」
(2)わがままに振る舞う・こと(さま)。勝手。「―な振る舞い」
[派生] ――さ(名)

きまま

きまま【気侭な(に)】
selfish(ly).→英和
⇒我侭.

きままがって

きままがって [4] 【気儘勝手】 (名・形動)[文]ナリ
自分の思いどおり自由に振る舞う・こと(さま)。勝手気儘。「―に行動する」

きままずきん

きままずきん [4][5] 【気儘頭巾】
(1)「奇特(キドク)頭巾」に同じ。
(2)寛保(1741-1744)頃流行した男物の頭巾。黒縮緬(チリメン)紅裏(モミウラ)で,目だけ出すようにしたもの。

きままほうだい

きままほうだい [4] 【気儘放題】 (名・形動)[文]ナリ
わがままの限りを尽くす・こと(さま)。「―に暮らす」

きまめ

きまめ [0] 【気忠実】 (名・形動)[文]ナリ
心のまめなこと。労をいとわず気軽に働くこと。また,そのさま。「―な人」

きまもり

きまもり [0] 【木守り】
翌年の実りを願って,木に一つ二つ取り残しておくカキ・ミカンなどの果実。きまぶり。

きまよい

きまよい【気迷い】
hesitation;《株》an unsettled market.

きまよい

きまよい [0][3] 【気迷い】
(1)あれこれと心が迷うこと。
(2)相場の予測がつけにくく,売るか買うか迷う状態。

きまり

きまり [0] 【決(ま)り・極り】
(1)物事のおさまり。結末。決着。「懸案に―をつける」
(2)きめられた事柄。定め。規定。「―を破る」「―どおり」
(3)いつものこと。おさだまり。また,いつものこととしてきまっていること。定例。「お―の説教」「朝の体操が我が家の―」「―を云つて居るぜ。戯けるな/真景累ヶ淵(円朝)」
(4)江戸時代,明和・安永(1764-1781)頃の流行語。物事が思いどおりに運んだ意を表す語。「おお,―,粋め/洒落本・辰巳之園」
(5)遊里で,客と遊女が恋仲になること。また,その間柄。「おらいさんはきつい―さ/洒落本・登美賀遠佳」

きまり

きまり【決まり】
(1) a rule;→英和
a regulation.(2) a custom;→英和
a habit.→英和
〜がつく be settled.〜が悪い feel shy[awkward].〜悪そうに embarrassedly;bashfully.→英和
〜のない irregular;→英和
disorderly.→英和
お〜の usual;→英和
conventional.→英和
〜をつける settle;→英和
conclude.→英和

きまり=が悪い

――が悪・い
(1)他に対して面目が立たない。恥ずかしい。
(2)きちんと整っていない。しまりがつかない。
⇔きまりが良い

きまり=が良い

――が良・い
(1)他に対して面目が立つさまだ。
(2)きちんと整っている。
⇔きまりが悪い

きまりきった

きまりきった 【決まり切った】 (連語)
(1)あたり前の。当然の。分かり切った。
(2)いつもと同じ。型にはまった。「毎回―挨拶(アイサツ)」
→決まりきる

きまりきった

きまりきった【決まりきった】
fixed;→英和
regular;→英和
plain (明白);→英和
self-evident (自明).

きまりきる

きまりき・る [4] 【決(ま)り切る・極り切る】 (動ラ五[四])
(多く「きまりきった」「きまりきって」の形で用いられる)
(1)議論の余地がない。明白である。「春の次は夏と―・ったことだ」
(2)いつも同じで,変化がない。「―・った料理しか出さない」

きまりじ

きまりじ [0][3] 【決まり字】
百人一首で,上から読んでその字までくればどの一首かが確定する,その字。最初の一字で決まるのは「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」ではじまる七首。

きまりて

きまりて [0] 【決(ま)り手・極り手】
相撲で,その勝負がきまったときの技。

きまりて

きまりて【決まり手】
a winning trick.

きまりばんづけ

きまりばんづけ [4] 【極り番付】
⇒顔見世番付(カオミセバンヅケ)

きまりもんく

きまりもんく【決まり文句】
a set[hackneyed]expression[phrase].

きまりもんく

きまりもんく [4] 【決(ま)り文句】
口癖のように,いつも言う文句。いつも使われる型にはまった文句。「―を並べる」

きまりわるい

きまりわる・い [5] 【極り悪い】 (形)[文]ク きまりわる・し
「きまりが悪い」に同じ。「―・い思いをする」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

きまる

きまる【決まる】
be settled[decided,fixed];be arranged;come to an agreement (話がつく).決まっている be sure[bound]to <do> ;be natural (自然).

きまる

きま・る [0] 【決まる・極る】 (動ラ五[四])
(1)結果・結論が出て,変わらない状態になる。さだまる。決定する。「勝敗が―・る」「配役が―・る」「旅行の日程が―・る」
(2)いつも変わらないでいる。一定している。「―・った時間に家を出る」
(3)「にきまっている」の形で,きっと…する,必ず…になるという,話し手の確信・判断を表す。「彼女は来るに―・っている」
→きまって
(4)歌舞伎などで,演技を一瞬とめて形が整う。
(5)動作・服装などが改まって,形が整った状態になる。かっこうがつく。「今日は―・ってるね」「杯を持つ手が―・る」「(髪が)根揃ひから何から―・ったものだ/滑稽本・浮世風呂 3」
(6)しかけた技がうまくかかる。思いどおりの結果を得て,勝負がつく。「うっちゃりが―・る」「面が―・る」「ストレートが外角に―・る」
(7)男女の仲がうまく成立する。「それでも,―・つた中あ言はれるのは結句嬉しいやうなものさ/洒落本・深川新話」

きまわし

きまわし [0] 【着回し】
組み合わせを替えて,一組みの服をいろいろな装いに使うこと。

きまわり

きまわり [2] 【木廻】
甲虫目ゴミムシダマシ科の昆虫。体長18ミリメートル内外。体は卵形で背面が膨らみ,黒色で弱い金属光沢がある。森林地帯に多く,樹幹の表面をすばやく走る。幼虫は朽ち木を食う。日本全土に分布。

きみ

きみ [0] 【君】
■一■ (名)
(1)
 (ア)国を治めている人。天皇。「万乗の―」
 (イ)自分の仕えている主人。主君。
⇔臣
「―に忠義を尽くす」
(2)人に対する敬意を表す。
 (ア)目上の人や貴人を敬っていう。「人はしも満ちてあれども―はしも多くいませど/万葉 3324」
 (イ)女性が親しい男性をいう。「―待つと我(ア)が恋ひ居れば/万葉 488」
 (ウ)人名・官名などに,多く「の」「が」を介して付き,その人を敬う意を表す。「師の―」「源氏の―」
(3)〔中世・近世語〕
遊女。遊君。「一生連添ふ女房を―傾城の勤めをさするも/浄瑠璃・忠臣蔵」
(4)(「公」とも書く)古代の姓(カバネ)の一。もと,地方豪族の首長の尊称。
■二■ (代)
二人称。相手を親しんで呼ぶ語。現代語で,男性が同輩およびそれ以下の相手に対して用いる。「―僕の間柄」「―も一緒に来ないか」
〔■二■ は,上代では女性が親しい男性を尊んで呼ぶことが多く,中古以降は男女ともに用いた〕

きみ

きみ【君】
(1) you (貴君);→英和
old chap[fellow](呼びかけ).
(2) a ruler;→英和
one's lord (主君).

きみ

きみ 【鬼魅】
おに。ばけもの。妖怪。「生有る物を殺して―に祭を備へて/今昔 18」

きみ

きみ [2] 【気味】
(1)心身に感ずる,快・不快の気持ち。きび。「―の悪い話」「いい―だ」
(2)幾分,そのような傾向があること。「社会不安の―がある」「慢心の―」
→ぎみ(気味)
(3)香りと味と。「喉乾き口損じて,―も皆忘れにけり/盛衰記 11」
(4)けはい。おもむき。「道をたのしぶより―ふかきはなし/徒然 174」
→ぎみ(気味)

きみ

きみ [0] 【黄身】
鳥の卵の中の,卵白(白身)に包まれた丸い黄色の部分。卵黄(ランオウ)。
→卵黄

きみ

きみ [0] 【黄み】
黄色を帯びていること。「―の勝った色調」

きみ

きみ【気味】
(1) a feeling;→英和
a sensation (心持).→英和
(2) a touch <of cold> .→英和
〜の悪い weird;→英和
<話> spooky.→英和
〜が悪い feel uneasy.いい〜だ It serves <him> right!
…の〜がある have a savor[smack]of….

きみ

きみ【黄味】
the yolk[yellow] <of an egg> .→英和

きみ

きみ 【黍・稷】
植物キビの古名。「梨棗(ナツメ)―に粟次ぎ延(ハ)ふ葛の後も逢はむと/万葉 3834」

きみ=がいい

――がい・い
(快く思っていない人の失敗や不幸などを見て)胸がすくさまである。いい気味だ。

きみ=が悪い

――が悪・い
何となく恐ろしく,気持ちがよくない。うすきみ悪い。

きみ=は舟、臣(シン)は水

――は舟、臣(シン)は水
〔荀子(王制)「君者舟也,庶人者水也。水則載�舟,水則覆�舟」〕
常には主君を支え助ける臣が,ときには君主に害をなすこともあるという意。

きみ=君(キミ)たらずとも臣(シン)臣たらざる可(ベ)からず

――君(キミ)たらずとも臣(シン)臣たらざる可(ベ)からず
〔古文孝経(序)〕
君は君たる徳がなくとも,臣は臣たる道を守って忠義を尽くさなければならぬということ。

きみ=君(キミ)たり臣(シン)臣たり

――君(キミ)たり臣(シン)臣たり
〔論語(顔淵)〕
君臣それぞれその本分を尽くすということ。また,君がその道を行わなければ,臣もまたその道を尽くさないの意にも用いる。

きみ=辱(ハズカシ)めらるれば臣(シン)死す

――辱(ハズカシ)めらるれば臣(シン)死す
〔国語(越語下)〕
主君が恥辱を受ければ,臣たる者は死を決してその恥をすすがねばならぬ。臣は君主と生死苦楽をともにすべきである。

きみあい

きみあい [3][0] 【気味合(い)】 (名・形動)[文]ナリ
(1)気持ち。気分。おもむき。また,ある種の気分やおもむきのあるさま。「少々風邪の―で/雪中梅(鉄腸)」「時も時折も折,わがみと俺が立合とは,はて―な事ぢやの/浄瑠璃・関取千両幟」
(2)互いに相手の心中を探り合うこと。多く,歌舞伎の演出にいう。「―の見得(ミエ)」「―の思い入れ」
(3)特別の事情・わけ。特に,情交関係。「―のあつた仲だあな/滑稽本・箱根草」

きみあえ

きみあえ [0] 【黄身和え】
卵黄を用いた和え物。白身魚など淡白な材料に向く。

きみいでら

きみいでら 【紀三井寺】
(1)和歌山市名草山にある金剛宝寺護国院の通称。救世観音宗の総本山。770年唐僧為光の開基。西国三十三所第二番目の札所。境内に三つの霊泉があることによる名称で,大津市の三井寺と区別するため,紀州の紀の字を加えた。
(2)(札所の第二番であることから,智者を一番として)愚者をいう。「心だての二番なる,―の輩(トモガラ)/仮名草子・浮世物語」

きみおろし

きみおろし [3] 【黄身下ろし】
卵黄を混ぜた大根おろし。

きみかげそう

きみかげそう [0] 【君影草】
スズランの異名。

きみがきる

きみがきる 【君が着る】 (枕詞)
君の着る御笠(ミカサ)の意から,「三笠の山」にかかる。「―三笠の山に居る雲の/万葉 2675」

きみがさす

きみがさす 【君が差す】 (枕詞)
君の差す御笠(ミカサ)の意から,「三笠の山」にかかる。「―三笠の山のもみぢばの色/古今(雑体)」

きみがた

きみがた [2][3] 【君方】 (代)
二人称。「きみ(君)」の複数形。あなたたち。あなた方。君たち。「意志丈は決して―に負けはせん/吾輩は猫である(漱石)」

きみがよ

きみがよ [0] 【君が代・君が世】
(1)天皇の治世を祝う歌。「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌(イワオ)となりて苔のむすまで」。古来,祝賀の歌,酒宴の歌とされていた。古今和歌集に初句を「我が君は」として初見。「和漢朗詠集」流布本などに現在の歌詞と同じものが載る。1893年(明治26),小学校の祝祭日の儀式用唱歌として文部省が告示。以後,事実上の国歌として歌われた。現行曲は宮内省楽人林広守の作曲にドイツ人エッケルトが洋風和声を付したもの。
(2)我が君の御代。特に,天皇の治世にいう。「―にあへるは誰も嬉しきに/新古今(賀)」
(3)あなたの御寿命。「花散らふこの向つ峰(オ)の乎那(オナ)の峰のひじに付くまで―もがも/万葉 3448」

きみがよに

きみがよに 【君が代に】 (枕詞)
天皇の御代にあうの意から,「逢坂山」「阿武隈川」などにかかる。「―あぶくま川の埋木も/新古今(雑上)」

きみがよの

きみがよの 【君が代の】 (枕詞)
君が代のめでたく長かれと願い,祝うことから,「なが(長)」「長柄」「なが井」「長月」などにかかる。「―長柄の山のかひありと/拾遺(神楽)」

きみがよらん

きみがよらん [4] 【君が代蘭】
ユリ科の常緑低木。メキシコ原産のユッカの一種で観賞用に栽培。茎は太く,高さ2メートルに達する。葉は革質で広線形,茎の上端付近に多数密生する。初夏または秋,1メートルほどの円錐花序に,径5〜7センチメートルの鐘状で黄白色の花を多数つける。

きみさま

きみさま 【君様】
(1)貴人を敬っていう語。あなたさま。「―は当世流行る藪医師(グスシ)/仮名草子・竹斎」
(2)男女が自分の意中の人をいう語。かのさま。「まだ夜は夜中よ,しげれとんと―さあいよえ��/松の葉」
(3)遊女を親しんでいう語。「今や��と待つほどに―の足音して/浮世草子・一代男 3」

きみさわがた

きみさわがた キミサハ― [0] 【君沢形】
伊豆国君沢郡戸田(ヘタ)港で,ロシア使節プチャーチンが,日本人の船大工や鍛冶屋(カジヤ)の手で1855年に完成したスクーナー型帆船。また,スクーナーの日本での呼称。

きみざね

きみざね 【君ざね】
〔「ざね」は接尾語〕
正室。正妻。本妻。「我が―と頼むいかにぞ/大和 124」

きみしぐれ

きみしぐれ [3] 【黄身時雨】
白餡(シロアン)に卵黄と砂糖とを混ぜて練り,微塵粉(ミジンコ)を加えて蒸した菓子。

きみじか

きみじか【気短な】
short-[quick-]tempered;impatient;→英和
hasty (性急な).→英和

きみじか

きみじか [0] 【気短】 (形動)[文]ナリ
(1)ゆっくりと待てず,先を急ぐさま。せっかちなさま。
⇔気長
「―に事を行う」
(2)怒りっぽいさま。短気。「―ですぐに喧嘩になる」

きみず

きみず [1] 【黄水】
⇒おうずい(黄水)

きみず

きみず [0] 【黄身酢】
煮出し汁に少量の塩と葛粉(クズコ)を入れ,鶏卵の黄身を加えて煮,裏ごしして適量の酢を加えたもの。魚介の肉や野菜のかけ酢とする。

きみずし

きみずし [2] 【黄身鮨】
卵黄をいり,上にエビや魚肉などをのせてにぎり鮨に擬して作ったもの。

きみたち

きみたち [2] 【君達】
■一■ (代)
二人称。「きみ」の複数形。男性が同輩およびそれ以下の相手に用いる語。
■二■ (名)
「きみ」の複数。きんだち。「花を折りたる―のいつのほどのひきひきにか/有明の別」

きみつ

きみつ [0] 【機密】
〔枢機に関する秘密の意〕
重要な秘密。主に政治上・軍事上の事柄についていう。「国家の―」「―文書」

きみつ

きみつ【気密の】
airtight.→英和
‖気密室(服) an airtight chamber (suit).気密性 airtightness.

きみつ

きみつ【機密】
secrecy;→英和
a secret.→英和
〜を守る(漏らす) keep (leak) a secret.→英和
‖機密事項 a confidential matter.機密書類[文書]secret documents[papers].機密費 a secret service fund.

きみつ

きみつ 【君津】
千葉県南西部の市。東京湾に臨み,京葉工業地帯の南端を占める。丘陵地には観光施設が多い。

きみつ

きみつ [0] 【気密】
内と外との気体が流通しないように密閉された状態。

きみつしつ

きみつしつ [3] 【気密室】
ジェット機の機内や高圧・低圧実験のための実験室など,外気との連絡を遮断した部屋。

きみつひ

きみつひ [3] 【機密費】
機密の用途に使用する費用。

きみとねやろか

きみとねやろか 【君と寝やろか】
江戸時代,天明年間(1781-1789)の流行歌。中島棕隠の作という。「君と寝やろか五千石とろか,なんの五千石君と寝よ」という歌詞。

きみどうふ

きみどうふ [3] 【黄身豆腐】
鶏卵に出し汁を加え,塩・味醂(ミリン)などで調味し蒸して豆腐状にしたもの。現在の卵豆腐の類。

きみどり

きみどり [2] 【黄緑】
黄みを帯びた緑色。

きみな

きみな [0] 【公名・君名・卿名】
比叡山などで,父親の官名をとった幼童の呼び名。貴族の子弟を弟子とするときに,大蔵卿の君,兵部卿の君などと呼んだ。

きみに

きみに [0] 【黄身煮】
卵の黄身をつけた材料を,味付けしただしで煮た料理。

きみのなは

きみのなは 【君の名は】
放送劇。菊田一夫作。後宮(アトミヤ)春樹と氏家真知子の悲恋物語。1952年(昭和27)から54年にかけて放送,大人気を博した。

きみゃく

きみゃく【気脈を通じる】
conspire <with> ;→英和
have a secret understanding <with> .

きみゃく

きみゃく [0] 【気脈】
〔血液の通る道筋の意〕
人と人との間での感情や考えなどのつながり。

きみゃく=を通ずる

――を通・ずる
ひそかに連絡をとり,意思の疎通を図る。

きみょう

きみょう【奇妙な】
strange;→英和
curious;→英和
queer.→英和
〜なことに strange to say;strangely enough.

きみょう

きみょう [0][1] 【帰命】
〔仏〕
〔梵 namas「礼拝」「崇拝」の意〕
心から仏や仏の教えに従うこと。南無。

きみょう

きみょう [1] 【奇妙】 (形動)[文]ナリ
(1)普通と変わっていて珍しいさま。「―な風習」「―な形」
(2)合理的な説明のつかないさま。不思議なさま。「―によく効く薬」「―な事には己の記憶は決して空虚ではない/青年(鴎外)」
(3)珍しくてすぐれているさま。素晴らしいさま。「―の御作と其のころ人々扇に書き/戴恩記」
[派生] ――さ(名)

きみょうきてれつ

きみょうきてれつ [1] 【奇妙きてれつ】 (形動)
他のものとひどく変わっているさま。「―な話」

きみょうちょうらい

きみょうちょうらい [4][1] 【帰命頂礼】
(1)仏に信順し,仏の足を自分の頭に戴き,あるいは戴く形をとって礼拝すること。仏教の最敬礼。
(2)仏に祈念するとき,その初めに唱える語。

きみょうちょうらい

きみょうちょうらい 【奇妙頂礼】 (形動)
「帰命頂礼」をもじって,奇妙の意にいう語。奇妙きてれつ。「はて―な/滑稽本・膝栗毛 3」

きみよい

きみよ・い [3] 【気味好い】 (形)[文]ク きみよ・し
気持ちがよい。愉快である。きびよい。「―・い話」

きみわるい

きみわる・い [4] 【気味悪い】 (形)[文]ク きみわる・し
何となく恐ろしい。何となく気持ちが悪い。きびわるい。「―・い声」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

きみん

きみん [1][0] 【飢民】
飢えている人々。

きみん

きみん [0] 【棄民】
国家の保護から切り離された人々。

きむ

きむ [1] 【機務】
非常に重要な事務。機密の政務。

きむ

き・む 【決む・極む】 (動マ下二)
⇒きめる

きむかう

きむか・う 【来向かふ】 (動ハ四)
(時などが)近づく。(人などが)やってくる。「春過ぎて夏―・へば/万葉 4180」

きむすこ

きむすこ [2] 【生息子】
まだ女を知らない若い男。うぶな男。
⇔生娘

きむすめ

きむすめ【生娘】
an innocent girl;a virgin (処女).→英和

きむすめ

きむすめ [2] 【生娘】
まだ男を知らない娘。うぶな娘。
⇔生息子

きむずかしい

きむずかしい【気難しい】
hard to please;particular <about> .→英和

きむずかしい

きむずかし・い [5][0] 【気難しい】 (形)[文]シク きむづか・し
〔「きむつかしい」とも〕
(1)独特の考え方や感受性をもっていて扱いにくい。「―・い頑固な父親」「―・い表情」
(2)気分がすぐれない。また,何かするのがおっくうである。「少し―・しく候ふ間,早々貴報に及び候/芭蕉書簡」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

きむずかしや

きむずかしや キムヅカシ― [0] 【気難し屋】
気難しい人。

きむら

きむら 【木村】
姓氏の一。

きむらいへえ

きむらいへえ 【木村伊兵衛】
(1901-1974) 写真家。東京生まれ。何げない生活の風景,人物の瞬間的表情などをスナップで鋭くとらえた。戦後はリアリズム写真運動を指導。

きむらかいしゅう

きむらかいしゅう 【木村芥舟】
(1830-1901) 江戸末期の軍艦奉行。名は喜毅。芥舟は号。江戸の浜奉行の家に生まれる。1860年,遣米使節の咸臨(カンリン)丸の司令官として太平洋を横断。

きむらき

きむらき 【木村毅】
(1894-1979) 評論家。岡山県生まれ。早大卒。明治文化・文学を研究し多数の著作を残す一方,日本フェビアン協会・労農党に参加し社会運動にも挺身した。著「小説研究十六講」など。

きむらきんじ

きむらきんじ 【木村謹治】
(1889-1948) 独文学者。秋田県生まれ。東大教授。ゲーテ研究の第一人者。著「若きゲーテ研究」「ファウスト研究」のほか独和辞典編纂。

きむらけんかどう

きむらけんかどう 【木村蒹葭堂】
(1736-1802) 江戸中期の本草家・文人。大坂の人。通称,坪井屋吉右衛門。本草を小野蘭山,詩文を片山北海に学ぶ。書画典籍標本類を広く収集し善本を多数復刻し,図譜を編纂した。

きむらこう

きむらこう [3] 【木村項】
⇒Z 項(ゼツトコウ)

きむらしげなり

きむらしげなり 【木村重成】
(?-1615) 安土桃山時代の武将。長門守。豊臣秀頼に仕え,大坂冬の陣で奮戦。講和に際し,大坂方の正使となる。夏の陣で戦死。

きむらしょうのすけ

きむらしょうのすけ 【木村庄之助】
相撲の立行司(タテギヨウジ)の名。行司の最高位。1726年に中立(ナカダチ)庄之助が改名して初代となり,代々立行司を務めたと伝えられる。

きむらしょうはち

きむらしょうはち 【木村荘八】
(1893-1958) 洋画家。東京生まれ。画学生時に岸田劉生と知り合い,ともにフュウザン会の結成に参画。代表作に「パンの会」など。挿絵・装丁にもすぐれたほか,「東京繁昌記」など多くの随筆を残す。

きむらたいけん

きむらたいけん 【木村泰賢】
(1881-1930) 仏教学者。岩手県生まれ。東大教授。著「六派哲学」「阿毘達磨(アビダツマ)論の研究」など。

きむらたけ

きむらたけ [3] 【黄紫茸】
オニクの別名。

きむらひさし

きむらひさし 【木村栄】
(1870-1943) 天文学者。石川県生まれ。東大卒。緯度変化を研究し,第三の変動成分 Z 項(木村項)を発見。

きむらまさこと

きむらまさこと 【木村正辞】
(1827-1913) 国学者。号は欟斎(ツキノヤ)・集古葉堂など。下総国成田の人。東大教授。万葉集研究に貢献。著「万葉集美夫君志(ミブグシ)」「万葉集文字弁証」など。

きむらもとお

きむらもとお 【木村資生】
(1924-1994) 遺伝学者。愛知県生まれ。国立遺伝学研究所教授。集団遺伝学の数理的な研究を行う。分子進化の機構に関して中立説を提唱して生物進化の自然淘汰説の部分修正を提起。

きむらよしお

きむらよしお 【木村義雄】
(1905-1986) 棋士。東京生まれ。1937年(昭和12)第一期名人となり五期10年間保持。52年引退し一四世名人を襲位。

きめ

きめ [2] 【木目・肌理】
(1)もくめ。木理。《木目》「―の通った木材」
(2)皮膚や物の表面の細かいあや。「―の細かな肌」
(3)物事をする際の心くばり。「―の細かい配慮」

きめ

きめ [0] 【決め・極め】
きまり。さだめ。規定や約束。「グループの―に従う」

きめ

きめ【決め】
(an) arrangement[agreement];→英和
a rule (規則);→英和
a condition (条件).→英和
月(時間)決めで <work> by the month (hour).→英和

きめ

きめ【木目】
grain;→英和
[肌理]texture.→英和
〜のあらい rough;→英和
coarse(-grained).→英和
きめの細かい fine-textured;delicate <skin> .→英和
きめの細かい人 a person of delicate sense.

きめ=が細かい

――が細か・い
(1)皮膚や物の表面がなめらかである。
(2)気配りが行き届いて丁寧であるさま。「―・い行政」

きめい

きめい [1][0] 【貴名】
相手を敬ってその名前をいう語。芳名。

きめい

きめい [0] 【忌明】
いみあけ。きあけ。

きめい

きめい【記名】
a signature (署名).→英和
〜する sign;→英和
register.→英和
‖記名調印する sign and seal.記名投票 an open vote.

きめい

きめい [0] 【記名】 (名)スル
(1)名前を記すこと。署名。「奉加帳に―する」
(2)〔法〕 自ら名前を書き記す署名に対し,ゴム印・印刷・タイプなどで,また他人が代わって氏名を記すこと。
→署名

きめい

きめい [0] 【記銘】 (名)スル
〔心〕 記憶の第一段階で,経験内容を覚えこみ,定着させること。銘記。
→保持
→再生

きめいおういん

きめいおういん [0] 【記名押印】
氏名を記名{(2)}し,印章を押すこと。私法では署名に代えて記名して押印することが一般に認められている。記名捺印。

きめいかぶけん

きめいかぶけん [4][5] 【記名株券】
株主の氏名が株券上に記載されている株券。1990年(平成2)商法改正により,無記名株券は廃止され,現在はすべて記名株券である。
⇔無記名株券

きめいがっき

きめいがっき [4] 【気鳴楽器】
楽器の分類用語。空気の流れ(主に息)がリードや鋭いエッジに当たる衝撃により音を発する楽器。いわゆる管楽器のほかにオルガン・ハーモニカ・オカリナ・笙(シヨウ)などが含まれる。

きめいさいけん

きめいさいけん [4] 【記名債券】
債券面および債券原簿に債権者の氏名が記載されている債券。記名式債券。
⇔無記名債券

きめいしきうらがき

きめいしきうらがき [0] 【記名式裏書】
手形・小切手などで,裏書文句,被裏書人の名称の記載と裏書人の署名がなされた裏書。正式裏書。完全裏書。

きめいしょうけん

きめいしょうけん [4] 【記名証券】
証券面に特定人が権利者として記載されている有価証券。裏書交付による譲渡はできない。指名証券。
⇔無記名証券

きめいとうひょう

きめいとうひょう [4] 【記名投票】
投票者が投票用紙に自分の氏名を記入して投票する投票方法。
⇔無記名投票

きめこまか

きめこまか [3] 【木目細か・肌理細か】 (形動)[文]ナリ
〔「きめごまか」とも〕
(1)皮膚や物の表面がなめらかなさま。「―な肌」
(2)気くばりがこまやかなさま。丁寧で緻密なさま。「―な筆致」「―な対応」

きめこみ

きめこみ [0] 【極め込み・木目込み】
(1)奉書や糊(ノリ)入れなどの板目紙に,綿を入れずに布地を平らに貼りつけた押し絵。
(2)演劇の化粧法の一。鼻を高く見せるために,白粉(オシロイ)を鼻筋に濃く塗り,左右を薄くするか,砥粉(トノコ)で陰になるように塗るもの。
(3)「木目込み人形」の略。

きめこみにんぎょう

きめこみにんぎょう [5] 【木目込み人形】
日本人形の一。木彫りの人形に刻み目をつけ,そこに金襴(キンラン)などの裂(キレ)の端をはさみ込んで衣装としたもの。江戸時代,京都の賀茂神社の雑掌が創製したという。賀茂川人形。大八人形。

きめこみびな

きめこみびな [5] 【木目込み雛】
木目込みの手法で作った雛人形。

きめこむ

きめこ・む [3] 【決(め)込む・極め込む】 (動マ五[四])
(1)こうだと信じて疑わないでいる。思い込む。「晴れるものと―・んでいる」
(2)自分がそうであるつもりになって,それらしくふるまう。「色男を―・む」
(3)そうしようと決めたとおりにする。「だんまりを―・む」「ねこばばを―・む」
(4)ぴったり合うようにする。「羊羹の折の中へすつぽりと―・ませ/滑稽本・七偏人」

きめこむ

きめこむ【決め込む】
(1) take <something> for granted.(2) pretend <ignorance> (ふりをする).→英和

きめたおし

きめたおし [0] 【極め倒し】
相撲の決まり手の一。相手の差し手の関節をはさみつけて動きを制し,押し倒したり,投げ倒したりする技。

きめだし

きめだし [0] 【極め出し】
相撲の決まり手の一。相手の差し手の関節をはさみつけて動きを制し,押し出す技。

きめだま

きめだま [0] 【決め球・極め球】
⇒ウイニング-ショット

きめだま

きめだま【決め球】
《野》a winning shot.

きめつける

きめつ・ける [4][0] 【決め付ける・極め付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 きめつ・く
(1)相手の立場を否定して,一方的にこうだと断定する。「頭から犯人だと―・ける」
(2)厳しくとがめる。責める。「有体に白状しなと,出刃打の野郎を―・けてやりまさあ/義血侠血(鏡花)」

きめつける

きめつける【決め付ける】
(1) scold;→英和
call a person to task <for> .
(2) tell with tones that allow no objections.

きめて

きめて [0] 【決め手・極め手】
(1)物事の真偽・勝ち負けを最終的に決定・解決するための手段やよりどころ。「―となる証拠」「―を欠く」
(2)物事を決定する人。

きめて

きめて【決め手】
conclusive evidence (犯罪の);a clincher (議論などの);→英和
a winning trick (勝負の).

きめどころ

きめどころ [0] 【決め所・極め所】
(1)決定するのによい箇所,またその時機。きめどこ。「今がこの問題の―だ」
(2)大事なところ。要所。要点。「めつた磨きにみがけど―をしらぬゆゑ/浮世草子・娘容気」

きめる

きめる【決める】
fix <a date> ;→英和
decide <on> ;→英和
settle;→英和
arrange (とり決める);→英和
choose (選ぶ);→英和
[決心]make up one's mind;resolve[determine] <to do> ;→英和
be resolved[determined].

きめる

き・める [0] 【決める・極める】 (動マ下一)[文]マ下二 き・む
(1)規則・方針などを作りあげる。定める。「ルールを―・める」「運動方針を―・める」
(2)自分の意志や態度をはっきりさせる。決心する。「行くことに―・める」
(3)選んで定める。「日程を―・める」「委員を選挙で―・める」
(4)判断や態度をしっかり保って変えない。きめこむ。「酒は日本酒と―・めている」
(5)結果・結論を出して,変わらない状態にする。「優勝を―・めた一番」
(6)歌舞伎などで,演技を一瞬とめて形を整える。
(7)動作・服装などを改めて,整える。また,かっこうよく整える。「白のスーツで―・める」「短いお太刀を―・めた手やひ/滑稽本・膝栗毛 5」
(8)技を有効に働かせる。「上手投げを―・める」
(9)相撲で,相手の両腕の関節をはさみつけてその働きを封じる。
(10)責める。なじる。「有国・惟仲をば左右の御まなこと仰せられけるを―・められ奉りぬるにや/栄花(様々の悦)」
(11)飲食する。「手酌で―・めて取々に,やつつ返しつ飲み廻し/歌舞伎・名歌徳」

きめん

きめん [0] 【貴面】
対面・面会することの尊敬語。おめにかかること。「―ヲモツテマウシタゴトク/日葡」

きめん

きめん [0][1] 【鬼面】
鬼の顔。また,鬼の仮面。

きめん=人を威(オド)す

――人を威(オド)す
見せかけの威勢で人をおどす。鬼面人を驚かす。

きめんがに

きめんがに [2] 【鬼面蟹】
〔甲が鬼の面のように見えるので〕
ヘイケガニの一種。甲長3センチメートル内外。全身茶褐色。東京湾以南に分布。

きも

きも【肝】
[胆] the liver (肝臓);→英和
courage;→英和
pluck (度胸).→英和
〜の太い bold;→英和
daring.→英和
〜の小さい timid;→英和
cowardly.〜に銘じる be deeply impressed <by,with> .〜をつぶす be frightened (out of one's wits).〜を冷やす be scared[frightened].

きも

きも [2] 【肝】
(1)肝臓。
(2)気力。胆力。度胸。「―が太い」
(3)五臓六腑(ロツプ)。「我(ア)が―もみ膾(ナマス)はやし/万葉 3885」
(4)工夫。思案。「あまりに―過ぎてしてけるにこそ/沙石(七・古活字本)」

きも=が太(フト)い

――が太(フト)・い
勇気があって物に動じない。大胆だ。

きも=が据(ス)わる

――が据(ス)わ・る
度胸があり,めったなことでは動揺しない。

きも=に銘(メイ)ずる

――に銘(メイ)・ずる
心に深く刻みつける。

きも=を冷(ヒ)やす

――を冷(ヒ)や・す
危ない目にあって,ひやりとする。ぞっとする。

きも=を嘗(ナ)む

――を嘗(ナ)・む
〔「嘗胆(シヨウタン)」を訓読みした語〕
「臥薪嘗胆(ガシンシヨウタン)」に同じ。「秋刑の罪に―・めき/太平記 39」

きも=を消(ケ)す

――を消(ケ)・す
「肝を潰(ツブ)す」に同じ。「奥庭の広きに―・して/露小袖(乙羽)」

きも=を潰(ツブ)す

――を潰(ツブ)・す
びっくり仰天する。非常に驚く。

きも=を焼く

――を焼・く
「肝を煎(イ)る{(2)}」に同じ。「所帯はうばはれ,身をおきかねて,―・きける間/曾我 1」

きも=を煎(イ)る

――を煎(イ)・る
(1)世話をする。取りもつ。
(2)心をいらいらさせる。心を悩ます。腹を立てる。「会へば人知る会はねば肝が煎らるる/隆達節」

きも=を砕(クダ)く

――を砕(クダ)・く
あれこれと思い乱れる。「―・きて心(ムネ)を迷(マド)はして/今昔 25」

きもあえ

きもあえ [3][0] 【肝和え】
(1)タラや鳥の肝,アワビの腸(ワタ)などをすりまぜた味噌で,魚や野菜を和えた料理。
(2)アンコウの肝を酒や調味料を加えてすりのばし,アンコウの魚肉や野菜を和えた料理。

きもいり

きもいり [0] 【肝入(り)・肝煎】
(1)あれこれ世話や斡旋をすること。また,その人。取りもち。
(2)江戸時代,名主・庄屋の異名。
(3)江戸幕府の職制で高家(コウケ)や旗本の寄合の上席。高家肝煎・寄合肝煎など。
(4)奉公人・遊女などを周旋すること。また,それを業とする人。

きもいり

きもいり【肝煎り】
<through the> good[kind]offices <of> ; <under the> auspices <of> ;a promotor (人).

きもいりやど

きもいりやど 【肝煎宿】
口入れ屋。「あなたこなたの―を頼みしに/浮世草子・武道伝来記 6」

きもいる

きもい・る 【肝煎る】 (動ラ五[四])
世話をする。取りもちをする。周旋する。「お吉に立派な聟がねを―・つて恩報じを仕ようと/くれの廿八日(魯庵)」

きもう

きもう [0] 【起毛】
布面に,けばをたてること。ふっくらとした肌ざわりをもたせ,保温性を高める。

きもう

きもう [0] 【欺罔】 (名)スル
〔「ぎもう」「きぼう」とも〕
(1)あざむくこと。「世を―する/復活(魯庵)」
(2)〔法〕 詐欺的行為で相手を錯覚に陥らせること。

きもうき

きもうき [2] 【起毛機】
起毛するための道具。針金を植え込んだ布やアザミの実などを用いる。

きもうきん

きもうきん [0][2] 【起毛筋】
⇒立毛筋(リツモウキン)

きもうとかく

きもうとかく [4] 【亀毛兎角】
〔「楞厳(リヨウゴン)経」による。亀の毛や兎(ウサギ)の角のように,本来ないものの意〕
あり得ない物事のたとえ。

きもこころ

きもこころ 【肝心】
〔「きもごころ」とも〕
肝と心。心。「そこばくの人―を砕きておぼすなかに/宇津保(菊の宴)」

きもすい

きもすい [2][0] 【肝吸い】
ウナギの肝を入れた吸い物。

きもず

きもず [2] 【肝酢】
アンコウ・アワビ・鶏の肝(キモ)をゆでて裏ごしし,合わせ酢でのばしたもの。和え物などに用いる。

きもせい

きもせい 【肝精】
骨折り。心尽くし。尽力。「死なれた母の―で物も書き縫針綿もつむ/浄瑠璃・生玉心中(上)」

きもせい=焼(ヤ)く

――焼(ヤ)・く
世話をする。面倒をみる。「いはれぬ―・かうより/浄瑠璃・薩摩歌」

きもだま

きもだま [4] 【肝玉・肝魂】
〔「きもたま」とも〕
肝と魂。転じて,気力。胆力。きもだましい。きもったま。

きもだましい

きもだましい 【肝魂】
〔「きもたましい」とも〕
(1)「きもだま」に同じ。「かかる中にいづくに―ありて案じつづけけるにか/著聞 12」
(2)心。「見る人きくもの―をいたましめずといふ事なし/平家 9」

きもだめし

きもだめし [3] 【肝試し】
墓場のようなこわい場所へ行かせて恐ろしさに耐える力を試すこと。

きもち

きもち【気持ち】
(a) feeling;→英和
a sensation;→英和
a mood (気分).→英和
〜の良い(悪い) (un-)pleasant;→英和
(un)comfortable.→英和
〜よく cheerfully (快く);→英和
willingly (すすんで).→英和

きもち

きもち [0] 【気持(ち)】
(1)物事に接したときに生じる,感じや心の中の思い。「―が変わる」「私の―をくんで下さい」「彼の―が理解できない」
(2)からだのおかれた状態に応じて起こる,快・不快などの感覚。気分。「―のいい朝」「―が悪くなる」
(3)物事に対する心のもち方。「―がたるんでいる」「―を新たにする」
(4)自分の心遣いを謙遜していうときに使う語。「―ばかりのお礼ですが」「ほんの―ですが」
(5)(副詞的に用いて)ほんの少し。ちょっと。心持ち。「―,右に寄って下さい」

きもったま

きもったま【肝っ玉】
⇒肝(きも).

きもったま

きもったま [4][5] 【肝っ玉・肝っ魂】
「きもだま」を強めていう語。「―が太い」

きもつぶし

きもつぶし [3] 【肝潰し】
非常に驚くこと。

きもと

きもと [0] 【生酛】
清酒の醸造に用いる酒母(シユボ)。

きもなます

きもなます 【肝膾】
肝を膾(ナマス)に作ること。内臓を切りきざむこと。「わが心にかなはば,用ひん。かなはずは―につくらん/宇治拾遺 15」

きもなます=を作る

――を作・る
非常に心配する。気をもむ。「此の扇誰れか射よと仰せられんと,―・り/盛衰記 42」

きもの

きもの【着物】
a kimono (和服);clothes (衣服);→英和
clothing (総称).→英和
〜を着る(脱ぐ) put on (take off) one's clothes;(un-)dress oneself.りっぱな(みすぼらしい)〜を着ている be well (poorly) dressed.

きもの

きもの [1][0] 【季物】
季節のもの。その季節に出まわる野菜・果物・魚など。

きもの

きもの [0] 【着物】
(1)身に着るもの。衣服。「―を着る」
(2)(洋服に対して)和服,特に長着をいう。

きもの

きもの [0] 【木物】
生け花で,松・桜など木本花卉(カキ)の総称。

きものじらみ

きものじらみ [4] 【着物虱】
コロモジラミの別名。

きものスリーブ

きものスリーブ [5] 【着物―】
⇒フレンチ-スリーブ

きもむかう

きもむかう 【肝向かふ】 (枕詞)
〔向かい合っている内臓の意からか〕
「心」にかかる。「―心をだにか/古事記(下)」

きもめん

きもめん [2] 【生木綿】
織りあげたままで,まだ晒(サラ)してない木綿。

きもん

きもん [0] 【気門】
昆虫など,気管で呼吸する無脊椎動物の体側にある小さな呼吸孔。気管に続く。

きもん

きもん [0] 【奇問】
奇抜な質問。「珍問―」

きもん

きもん [0] 【記問】
古書をただ暗記しているだけで,その知識を少しも活用しないこと。

きもん

きもん [0] 【旗門】
スキーのアルペン競技で,コースを示すために立ててある一対の旗。

きもん

きもん【鬼門】
the ominous direction;one's defect (弱点).〜に当たる face northeast.

きもん

きもん 【崎門】
山崎闇斎(ヤマザキアンサイ)の門下。「―学派」

きもん

きもん [0] 【鬼門】
(1)陰陽道(オンヨウドウ)で,鬼が出入りするとされる,不吉な方角。艮(ウシトラ)(東北)の方角。「―にあたる」
(2)俗に,行くとろくな目にあわない所。また,苦手とする人物や事柄。

きもんかど

きもんかど 【鬼門角】
鬼門の方角。また,その方角にあたる所。「此家―なる事を気にかけ/浮世草子・織留 4」

きもんのがく

きもんのがく [5] 【記問の学】
実生活に活用できない知識や学問。

きもんよけ

きもんよけ [0][5] 【鬼門除け】
災難をよけるため,鬼門にまつる神仏。うしとらよけ。

きゃあ

きゃあ [1] (感)
(女性や子供が)驚いたり恐れたりして発する語。「―助けて」

きゃあきゃあ

きゃあきゃあ [1] (副)
(1)(女性や子供が)驚いたり恐れたりして発する語。「―(と)悲鳴をあげる」
(2)子供などがはしゃいで出す声を表す語。「―言いながら走っている」

きゃく

きゃく【客】
a caller;→英和
a visitor;→英和
<entertain> a guest;→英和
a customer (商店などの);→英和
a patron (得意);→英和
a client (弁護士の);→英和
a passenger (乗客).→英和

きゃく

きゃく 【格】
奈良・平安時代,律令の不備を補うために臨時に出された詔勅や官符。また,それらを編纂した書。「弘仁格」「貞観(ジヨウガン)格」など。

きゃく

きゃく [1] 【脚】
■一■ (名)
「あし{(2)
 (ウ)}」に同じ。「偏傍冠―」
■二■ (接尾)
助数詞。椅子(イス)などあしのある器具を数えるのに用いる。「椅子一〇―」

きゃく

きゃく 【客】
■一■ [0] (名)
(1)その人の家や居所に,招かれたり用があったりしてたずねてくる人。まろうど。
⇔主(アルジ)
「―を迎える」
(2)金を払って,物品やサービスを求める人。
 (ア)物品を買う方の側。顧客。
 (イ)演劇など興行を見にくる人。観客。
 (ウ)乗り物を利用する人。乗客。
 (エ)遊女・芸妓と遊興する人。遊客。
(3)自分と対立する,自分の外にある存在。「いずれを主と見,―と見るか」
(4)旅人。また,寄寓する人。「東行西行の―は皆知音(チイン)にあらず/海道記」
(5)闘茶・組香などで,試みのない茶・香など。
(6)月経の異名。
■二■ (接尾)
助数詞。客用の道具・器などを数えるのに用いる。「おわん五―」

きゃく=が付く

――が付・く
買ってくれる人が決まる。買い手が付く。

きゃく=を∘する

――を∘する
客を招いてもてなす。

きゃく=を取る

――を取・る
遊女などが売春の相手をつとめる。

きゃく=を引く

――を引・く
旅館や風俗営業などで,通りがかりの客に呼びかけて誘う。

きゃく=発句(ホツク)に亭主脇(テイシユワキ)

――発句(ホツク)に亭主脇(テイシユワキ)
連歌で発句を客に作らせ,亭主は脇句をつけること。客に花をもたせるためにする。

きゃくあし

きゃくあし【客足がつく(へる)】
gain (lose) custom.

きゃくあし

きゃくあし [0] 【客足】
商店や興行などに客が来ること。また,客の来る度合。「―が遠のく」

きゃくあしらい

きゃくあしらい【客あしらいが良い(悪い)】
give good (poor) service (旅館などで);be a good (poor) host[hostess](家庭で).

きゃくあしらい

きゃくあしらい [3] 【客あしらい】
客をもてなすこと。また,もてなし方。客扱い。「―がうまい」

きゃくあつかい

きゃくあつかい [3] 【客扱い】 (名)スル
(1)「客あしらい」に同じ。
(2)客としてもてなすこと。「―しないで下さい」

きゃくい

きゃくい [1] 【客位】
(1)主(アルジ)に対する客としての地位。かくい。
(2)客の座席。通常は床の間に向かって右側。

きゃくい

きゃくい [1] 【客意】
⇒かくい(客意)

きゃくいし

きゃくいし [0] 【客石】
露地の中潜(クグ)りに設ける役石。客はこの上で,迎えに出た亭主に挨拶(アイサツ)をする。客人石。
⇔亭主石(テイシユイシ)

きゃくいり

きゃくいり【客入りが良い(悪い)】
have a large (small) attendance[audience](劇場など).

きゃくいん

きゃくいん [0] 【脚韻】
(1)漢詩で,句末や行末を同じ韻にすること。「―を踏む」
(2)ヨーロッパ諸国語で,類音・同音の反復が詩行の最後の音に行われるもの。厳密な意味での韻。頭韻や中間韻と区別する際に用いる。
→頭韻

きゃくいん

きゃくいん【客員】
an associate[honorary]member.客員教授 a guest[visiting]professor.

きゃくいん

きゃくいん【脚韻】
a rhyme.→英和

きゃくいん

きゃくいん [0] 【客員】
団体または会社などで,正式の構成員ではなく,特に迎えられて客分として待遇される人。かくいん。
⇔正員
「―教授」

きゃくうけ

きゃくうけ [0] 【客受け】 (名)スル
客の評判。また,評判がよいこと。「―する演技」「―がよい」

きゃくえん

きゃくえん [0] 【客演】 (名)スル
俳優・音楽家などが,所属団体以外の団体に招かれて出演すること。

きゃくき

きゃくき [1] 【客気】
⇒かっき(客気)

きゃくぐう

きゃくぐう [0] 【客寓】
⇒かくぐう(客寓)

きゃくこう

きゃくこう [0] 【客香】
組香で,試香のない香。客。ウ香。

きゃくご

きゃくご [0] 【客語】
文法用語で,述語となる動詞の客体となる語をいう。目的語ともいう。かくご。客辞。
〔客語は西欧文法に基づいた概念で,日本語の文法では連用修飾語としてとらえ,それと特に区別しないことが多い〕

きゃくざ

きゃくざ [0] 【客座】
(1)来客のために設けた座席。特に,囲炉裏に座るときの場所の名。正面奥の家長の座る横座から見て,入り口に近い左または右の席。
(2)歌舞伎俳優の順位の一。一座の俳優のうち,座頭(ザガシラ)・書き出し・立女形などの俳優と同等同位の客員待遇を受ける者。

きゃくざしき

きゃくざしき [3] 【客座敷】
客をもてなすための座敷。客間。

きゃくし

きゃくし【客死する】
die abroad.

きゃくし

きゃくし [0] 【客死】 (名)スル
⇒かくし(客死)

きゃくし

きゃくし [1] 【客思】
⇒かくし(客思)

きゃくしき

きゃくしき [0] 【格式】
(1)格と式。基本法典たる律令の補助法。格は律令の追加修正法,式は施行細則をいう。
(2)「かくしき(格式){(1)(2)}」に同じ。

きゃくしつ

きゃくしつ [0] 【脚質】
競走馬が得意とする走り方。逃げ・先行・差し・追い込みなどに分ける。

きゃくしつ

きゃくしつ【客室】
a guest room (旅館などの);a passenger cabin (汽船・飛行機などの).客室係 a room clerk.

きゃくしつ

きゃくしつ [0] 【客室】
(1)客を通す部屋。客間(キヤクマ)。応接間。
(2)客船・ホテルなどで,客が泊まり,滞在する部屋。

きゃくしゃ

きゃくしゃ [0] 【客車】
〔明治中期まで「かくしゃ」とも〕
(1)鉄道で旅客を運ぶ車両。一般に,機関車で牽引(ケンイン)される車両をさす。
(2)賓客の乗った車。

きゃくしゃ

きゃくしゃ [1] 【客舎】
⇒かくしゃ(客舎)

きゃくしゃ

きゃくしゃ【客車】
a passenger car;a coach.→英和

きゃくしょうそくもう

きゃくしょうそくもう キヤクシヤウソクマウ [0] 【隔生即忘】
〔仏〕 人が前世から現世へ生まれ変わるときは,前世のことは皆忘れ去って記憶に留めないということ。

きゃくしょうばい

きゃくしょうばい [3] 【客商売】
客の相手やもてなしが中心となる商売。旅館・飲食店・女給・芸者など。接客業。水商売。

きゃくしょうばい

きゃくしょうばい【客商売】
the hotel[restaurant,entertainment]business.

きゃくしょく

きゃくしょく【脚色(者)】
dramatization (a dramatizer).〜する dramatize <a story> ;adapt <a novel> for a play.→英和

きゃくしょく

きゃくしょく [0] 【脚色】 (名)スル
〔(4)が原義〕
(1)物語・事件などを,芝居・映画などの台本や脚本に作ること。きゃくしき。「伝説を芝居に―する」
(2)事実に色づけして面白くすること。「―が多すぎて信用ならぬ」
(3)中国古典劇で,俳優の役柄また劇の筋書き。
(4)古代中国で,仕官のときに差し出す履歴書。

きゃくしん

きゃくしん 【隔心】
「かくしん(隔心)」に同じ。「傍輩も是に―ある体に見えける間/太平記 22」

きゃくじ

きゃくじ [0] 【客辞】
⇒きゃくご(客語)

きゃくじょう

きゃくじょう 【客情】
⇒かくじょう(客情)

きゃくじん

きゃくじん [0] 【客人】
客として来ている人。

きゃくじん

きゃくじん [0] 【客神】
⇒まろうどがみ(客神)

きゃくじん

きゃくじん [0] 【客塵】
〔仏〕 煩悩(ボンノウ)のこと。本来は清浄な人の心を,外部から汚すものであるからいう。

きゃくじんとう

きゃくじんとう [0] 【客人島】
庭園古書にあらわれ,主人島と向かい合う出島状の島など。

きゃくすじ

きゃくすじ [0][3] 【客筋】
(1)客層。客種(キヤクダネ)。「―がよい」
(2)商売などの取引関係のある人。

きゃくすじ

きゃくすじ【客筋】
⇒客種(だね).

きゃくずき

きゃくずき [0] 【客好き】
(1)客の来るのを好み喜ぶこと。また,その人。
(2)客に好かれること。「―のする店」

きゃくせい

きゃくせい [0] 【客星】
⇒かくせい(客星)

きゃくせき

きゃくせき【客席】
a seat (for a guest).→英和

きゃくせき

きゃくせき [0] 【客席】
客の座るべき席。劇場などの客の席。

きゃくせつ

きゃくせつ [0] 【却説・卻説】 (名)スル
話題を改めるために文頭におく言葉。「さて」「そこで」の意。中国の通俗小説で用いられた。「点灯の事を命ず。―す。然(サ)なきだに秋宵の寥寂たるや/世路日記(香水)」

きゃくせん

きゃくせん [0] 【客船】
「旅客船(リヨカクセン)」に同じ。かくせん。

きゃくせん

きゃくせん [0] 【客戦】
敵の領土で戦うこと。かくせん。

きゃくせん

きゃくせん [0] 【脚線】
脚の輪郭を表す線。

きゃくせん

きゃくせん【客船】
a passenger boat.

きゃくせんび

きゃくせんび【脚線美】
the beauty of leg lines.〜の <a lady> with shapely legs.

きゃくせんび

きゃくせんび [3] 【脚線美】
女性のあしの,すらりとした美しさ。

きゃくぜん

きゃくぜん [0] 【客膳】
客をもてなす食事。また,その膳。

きゃくそう

きゃくそう [0] 【客僧】
(1)修行や勧進のため旅をしている僧。行脚(アンギヤ)の僧。かくそう。
(2)よその寺や在俗の家に客として滞在している僧。かくそう。

きゃくそう

きゃくそう [0] 【客層】
顧客になる人たちの階層。居住地域・生活程度・職業・学歴・趣味・年齢・性別などを勘案して整理区分したもの。客種(キヤクダネ)。客筋(キヤクスジ)。

きゃくそう

きゃくそう [0] 【却掃】 (名)スル
はらいのけること。「虚飾を却け,又之を掃ひ,之を―し尽して/学問ノススメ(諭吉)」

きゃくそう

きゃくそう [0] 【却走・卻走】 (名)スル
逃げ走ること。走り戻ること。「暗黒に向つて―する時に当つて/復活(魯庵)」

きゃくたい

きゃくたい [0] 【却退・卻退】 (名)スル
あともどりすること。退却。「更に数歩―せりと謂ふべきのみ/明六雑誌 42」

きゃくたい

きゃくたい [0] 【客体】
(「客観」が多く認識論的意味で用いられるのに対し,どちらかと言えば存在論的・倫理学的意味で)行為・実践の対象となるもの。
⇔主体

きゃくだたみ

きゃくだたみ [3] 【客畳】
茶室で客の座る畳。

きゃくだね

きゃくだね [0] 【客種】
客の層。客筋(キヤクスジ)。「―が悪い」

きゃくだね

きゃくだね【客種が良い(悪い)】
have refined (low) customers.

きゃくちゅう

きゃくちゅう【脚注】
<give> footnotes.

きゃくちゅう

きゃくちゅう [0] 【脚注・脚註】
書物などの本文の下につけた注釈。フット-ノート。
⇔頭注

きゃくでん

きゃくでん [0] 【客殿】
貴族の邸宅や寺社などで,客を接待するための殿舎。

きゃくとう

きゃくとう [0] 【脚湯】
のぼせを防ぎ,発汗を促すため,両足を湯に浸して温めること。また,その湯。あしゆ。

きゃくとく

きゃくとく [0] 【獲得】
〔真宗での読みくせ〕
「かくとく(獲得)」に同じ。

きゃくとり

きゃくとり [0][4] 【客取り】
(1)芸者などが売春の相手をつとめること。
(2)「客引き」に同じ。

きゃくど

きゃくど [1] 【客土】
土壌を改良するために,性質の違う土を他の場所から大量に運び入れ,在来の土壌に混入すること。また,その土。かくど。

きゃくどめ

きゃくどめ【客止め】
a full house (満員).〜する turn away customers.

きゃくどめ

きゃくどめ [0] 【客止め】 (名)スル
興行場などで,満員のため客の入場を止めること。札(フダ)止め。

きゃくひき

きゃくひき【客引き】
a tout;→英和
a barker (見せ物の).→英和
〜をする tout.

きゃくひき

きゃくひき [0] 【客引き】 (名)スル
旅館・バー・見世物などで,客を誘い入れること。また,その人。客取り。

きゃくふ

きゃくふ [1] 【脚夫】
(1)「運脚(ウンキヤク)」に同じ。
(2)郵便配達をする人の古称。

きゃくぶ

きゃくぶ [1] 【脚部】
あしの部分。下肢。

きゃくぶ

きゃくぶ [1] 【客部】
文法用語で,客語と,それにかかる修飾語とからなる部分。

きゃくぶん

きゃくぶん [0][2] 【客分】
客として待遇すること。また,その待遇を受ける人。

きゃくほん

きゃくほん [0] 【脚本】
演劇・映画などの上演のもととなる,台詞(セリフ)・装置,演出上の注意などを記したもの。映画ではシナリオともいう。台本。台帳。

きゃくほん

きゃくほん【脚本】
a play;→英和
a drama;→英和
a scenario (映画の);→英和
a script.→英和
脚本家 a playwright.→英和

きゃくほんか

きゃくほんか [0] 【脚本家】
脚本を書くことを職業とする人。シナリオ-ライター。

きゃくぼう

きゃくぼう [0] 【客坊】
寺院で,客を泊める建物。

きゃくま

きゃくま【客間】
a drawing room.

きゃくま

きゃくま [0] 【客間】
来客を通す部屋。客用の部屋。客室。

きゃくまち

きゃくまち [0] 【客待ち】 (名)スル
タクシーの運転手などが,客の来るのを待っていること。

きゃくよう

きゃくよう [0] 【客用】
客のために使うもの。「―の布団」

きゃくよせ

きゃくよせ【客寄せに】
to attract customers.

きゃくよせ

きゃくよせ [0] 【客寄せ】
商店などで,客を集めること。また,客が集まるように行う催し物。「―の福引き」

きゃくらい

きゃくらい [0] 【客来】
客が来ること。来客。「お―の所へ参(アガ)りまして/火の柱(尚江)」

きゃくらい

きゃくらい 【却来】 (名)スル
もとの所にもどること。「まことに命期(メイゴ)の路なれども,また蘇名路に―して/謡曲・歌占」

きゃくりき

きゃくりき [2] 【脚力】
(1)「きゃくりょく(脚力){(1)}」に同じ。
(2)飛脚。使者。かくりき。きゃくりょく。「宇佐大宮司公通が―とて六波羅に着く/盛衰記 26」

きゃくりょく

きゃくりょく [2] 【脚力】
(1)歩いたり走ったり跳んだりする,足の力。
(2)「きゃくりき(脚力){(2)}」に同じ。「水戸より江戸にゆく―二人にゆきあうて/折たく柴の記」

きゃくろじ

きゃくろじ [3] 【客路地】
料理屋などで客の通行のために設けた狭い通路。きゃくろうじ。

きゃしゃ

きゃしゃ【華奢な】
delicate;→英和
slim;→英和
slender.→英和

きゃしゃ

きゃしゃ [0] 【華奢・花車】 (名・形動)[文]ナリ
(1)姿や形がほっそりとしていて上品な・こと(さま)。「―な体つき」「程よき背恰好で―なすらりとした姿だが/罪と罰(魯庵)」
(2)頑丈でないこと。弱々しく感じられること。また,そのさま。「―なつくりの椅子」
(3)はなやかで美しいこと。風流なこと。「よろづを―にてくらせし身なれども/浮世草子・胸算用 1」

きゃしゃあきない

きゃしゃあきない 【花車商ひ】
風流・遊芸などに用いる趣味的・装飾的な品物を売る商売。「鮫・書物・香具・絹布,かやうの―はかざりの手広きがよし/浮世草子・永代蔵 6」

きゃしゃずく

きゃしゃずく 【花車尽く】 (名・形動ナリ)
風流に振る舞うこと。上品ぶること。また,そのさま。「をんな―にてなづむものにあらずと/浮世草子・真実伊勢物語」

きゃたつ

きゃたつ【脚立】
a stepladder.→英和

きゃたつ

きゃたつ [0] 【脚立・脚榻】
二つの梯子(ハシゴ)を両側から合わせ,上に板を載せた形の踏み台。

きゃたつづり

きゃたつづり [0] 【脚立釣(り)】
高さ3メートルほどの脚立を浅い海に据えて,その上で魚釣りをすること。また,その釣り方。船影に敏感なアオギスを釣るのに用いられる。

きゃっ

きゃっ [1] (感)
驚いたときに発する語。

きゃっ

きゃっ
〜と叫ぶ shriek;→英和
scream.→英和

きゃっか

きゃっか キヤク― [1] 【脚下】
足もと。「―を見下ろす」

きゃっか

きゃっか キヤク― [1] 【却下】 (名)スル
(1)請願などを採り上げずに退けること。「願書が―された」
(2)官庁・裁判所に対する行政上・訴訟上の申し立てを退けること。民事訴訟法では,手続き上の要件を欠くため,訴えの内容を審理せずに不適法として門前払いをする裁判を棄却と区別していう。
→棄却

きゃっか

きゃっか【却下】
rejection;《法》dismissal.→英和
〜する reject;→英和
dismiss.→英和

きゃっかしょうこ

きゃっかしょうこ キヤク―セウ― [1][1] 【脚下照顧】
〔「脚下を照顧せよ」という禅家の標語から〕
他に対して理屈を言う前に自分の足もとをよく見ろ。自己反省を促す意で用いられる。照顧脚下。

きゃっかん

きゃっかん【客観】
<take> an objective view.〜的(に) objective(ly).→英和
‖客観性 objectivity.客観テスト an objective test.

きゃっかん

きゃっかん キヤククワン [0] 【客観】
〔object〕
(1)主観の認識・行為の対象となるもの。主観に現れるもの。世界。かっかん。
(2)特定の認識作用や関心を超えた一般的ないし普遍的なもの。主観から独立して存在するもの。客体。かっかん。
⇔主観
〔明治初期の造語で,明治期には「かっかん」が一般的〕

きゃっかんかちせつ

きゃっかんかちせつ キヤククワン― [6] 【客観価値説】
商品の価値を,それに含まれる何らかの客観的な実体の量に基づいて説明する学説。労働価値説が代表的。
→労働価値説
→効用価値説

きゃっかんしゅぎ

きゃっかんしゅぎ キヤククワン― [5] 【客観主義】
(1)主観に依存しない,普遍妥当的な真理・価値を認め,それを基礎にして認識や行為を考える立場。
(2)客観的な立場をとって,自己の主観的な働きを克服する態度,あるいは不問にする態度。
(3)刑法理論において,犯罪すなわち刑罰の対象は,行為とその実害という外部から認識しうるものであるとする立場。旧派または古典派刑法論の中心思想をなす。
⇔主観主義

きゃっかんせい

きゃっかんせい キヤククワン― [0] 【客観性】
客観的であること。
⇔主観性

きゃっかんてき

きゃっかんてき キヤククワン― [0] 【客観的】 (形動)
個々の主観の恣意(シイ)を離れて,普遍妥当性をもっているさま。
⇔主観的

きゃっかんてきかんねんろん

きゃっかんてきかんねんろん キヤククワン―クワンネンロン [9] 【客観的観念論】
世界は単なる主観的な観念ではなく,究極的・観念的実在によって成り立っているとみなす考え。その実在を観念的なものとみる点で唯物論に対立し,さらにその観念を客観的なものとみる点で主観的観念論に対立する。プラトン・ヘーゲル・シェリングなどが代表的。

きゃっかんてきせいしん

きゃっかんてきせいしん キヤククワン― [7] 【客観的精神】
ヘーゲル哲学の用語。精神が歴史的・社会的な形で自己外化したもので,主観的精神と絶対的精神との中間に位する。ここでは自由になった意志が,外的には法として,内的には道徳として実現し,統一されて人倫となる。
→絶対精神

きゃっかんてきだとうせい

きゃっかんてきだとうせい キヤククワン―ダタウセイ [0] 【客観的妥当性】
認識が客観的であり,その内容が個々の主観を超えて普遍的にあてはまること。

きゃっかんてきちしき

きゃっかんてきちしき キヤククワン― [7] 【客観的知識】
個々の主観の思い込みを離れ,対象そのものの客観的あり方を反映した普遍性をもつ知識。客観的真理。

きゃっかんてきひひょう

きゃっかんてきひひょう キヤククワン―ヒヒヤウ [0] 【客観的批評】
ある一定の理論や基準に照らして作品の価値を判断する批評。形式的批評。
⇔主観的批評

きゃっかんびょうしゃ

きゃっかんびょうしゃ キヤククワンベウ― [5] 【客観描写】
作家の主観を交えずに,観察したままを細かく,平明に描くこと。自然主義文学が理想とした。

きゃっかんテスト

きゃっかんテスト キヤククワン― [5] 【客観―】
採点が主観的にならないように,出題と解答の方式を工夫したテスト。○×式・単文解答方式・穴埋め法・多肢選択法などの形式がある。

きゃっき

きゃっき キヤク― [0][1] 【客気】
⇒かっき(客気)

きゃっきゃっ

きゃっきゃっ [1] (副)
女性や子供などが喜びまたは戯れ騒ぐときの声を表す語。きゃあきゃあ。

きゃっきゃっ

きゃっきゃっ
〜と笑う shriek with laughter.

きゃっこう

きゃっこう キヤククワウ [0] 【脚光】
舞台前端の床に一列に取り付け,俳優を足もとから照らす照明。フット-ライト。

きゃっこう

きゃっこう キヤクカウ [0] 【却行】
後ろに退くこと。あとずさり。

きゃっこう

きゃっこう【脚光】
the footlights.→英和
〜を浴びる be staged (劇が);be in[get into]the limelight (人が).→英和

きゃっこう=を浴(ア)びる

――を浴(ア)・びる
(1)俳優が舞台に立つ。
(2)世間から注目される。人々の注目の的となる。「一躍,世の―・びる」

きゃつ

きゃつ [1] 【彼奴】 (代)
〔「かやつ」の転という。中世以降の語〕
三人称。人をののしったり,親しみをこめたり,ふざけたりして指し示す語。男性が用いる。あいつ。やつ。「また,―のいたずらだな」

きゃつばら

きゃつばら 【彼奴ばら】 (代)
三人称。「きゃつ」の複数形。あいつら。きゃつら。「御前にて―すなはち罪科に行なふべし/浄瑠璃・国性爺合戦」

きゃつめ

きゃつめ [1] 【彼奴め】 (代)
三人称。「きゃつ」よりさらに相手を卑しめていう語。

きゃつら

きゃつら [1] 【彼奴等】 (代)
三人称。「きゃつ」の複数形。あいつら。やつら。

きゃはん

きゃはん【脚絆】
leggings;→英和
gaiters.

きゃはん

きゃはん [0] 【脚絆・脚半】
(1)旅や作業をするとき,足を保護し,動きやすくするために臑(スネ)にまとう布。ひもで結ぶ大津脚絆,こはぜでとめる江戸脚絆などがある。脛巾(ハバキ)。
(2)「巻き脚絆」に同じ。
脚絆(1)[図]

きゃふ

きゃふ 【脚布】
腰に巻く布。婦人の腰巻。[日葡]

きゃら

きゃら【伽羅(香)】
《植》aloeswood (perfumery).

きゃら

きゃら [1][0] 【伽羅】
(1)〔梵 Tagara の音訳「多伽羅」の略。黒沈香の意〕
沈香の最優品。香道で珍重される。主にベトナム産。
(2)「伽羅木」の略。
(3)よいものをほめる語。極上(ゴクジヨウ)。「お梅と申してずんど―めでござれども/浄瑠璃・万年草(上)」

きゃらいろ

きゃらいろ [0] 【伽羅色】
濃い茶色。赤みがかった茶色。

きゃらだせん

きゃらだせん 【佉羅陀山】
⇒からだせん(佉羅陀山)

きゃらのあぶら

きゃらのあぶら [4][1] 【伽羅の油】
江戸初期に用いた鬢(ビン)付け油。胡麻油に生蝋(キロウ)・丁子(チヨウジ)などを加えて練ったもの。

きゃらのき

きゃらのき 【伽羅の木】
キャラボクの別名。

きゃらぶき

きゃらぶき [0][2] 【伽羅蕗】
細いフキの茎を醤油で伽羅色に煮しめた食品。伽羅煮。

きゃらぼく

きゃらぼく [2] 【伽羅木】
イチイ科の常緑低木。イチイの変種。日本海沿岸地方の山地に自生し,また庭園に栽培される。葉はイチイに似るが螺旋(ラセン)状に並ぶものが多い。キャラ。

きゃらまくら

きゃらまくら [3] 【伽羅枕】
香を焚(タ)く引き出しを仕組んだ木枕。髪に香をたきしめるのに用いる。香枕。

きゃん

きゃん [1] 【侠】 (名・形動)
〔唐音〕
(1)勇み肌なさま。また,侠客(キヨウカク)。「―のおみさん,通のぬし,いづれも貴様は貴様なり/洒落本・道中粋語録」
(2)おてんばな・こと(さま)。おきゃん。「なんぼ―でもはねてゐても/安愚楽鍋(魯文)」

きゃんきゃん

きゃんきゃん
〜啼(な)く yelp;→英和
yap.→英和

きや

きや [1][2] 【木屋】
(1)材木を売る家。材木屋。
(2)薪(マキ)を売る家。薪屋。
(3)材木を入れておく小屋。材木小屋。

きやきや

きやきや (副)スル
(1)胃・胸などが鋭く痛むさま。「蓙(ゴザ)の上で冷えるせゐか―痛んでならぬわいの/歌舞伎・霜夜鐘十字辻筮」
(2)心配などで気をもむさま。「わしや危うて―する/浄瑠璃・丹波与作(中)」

きやく

きやく【規約】
<enter into> an agreement <with> ;a contract;→英和
rules (規則).

きやく

きやく [0] 【既約】
〔数〕
(1)より基本的な物二つに分解できないこと。「―多項式」
(2)約分できないこと。
→可約

きやく

きやく [1][0] 【奇薬】
不思議なぐらいよく効くくすり。

きやく

きやく [0] 【危厄】
身にふりかかる危難。「片岡中将の―を救ひし後/不如帰(蘆花)」

きやく

きやく [0] 【規約】
(1)人々の協議によって決めた規則。「―に違反する」
(2)団体の内部組織に関する規定。

きやく

きやく [0] 【羈軛】
〔牛馬をつなぎとめる「羈(オモガイ)」と「軛(クビキ)」の意から〕
束縛すること。「不正不公の―を脱して別に一世界を開き/文明論之概略(諭吉)」

きやくしゅぎ

きやくしゅぎ [4] 【規約主義】
⇒コンベンショナリズム

きやくぶんすう

きやくぶんすう [4] 【既約分数】
分母と分子の最大公約数が 1 であるような分数または有理式。

きやこん

きやこん [0]
「びやぼん(琵琶笛)」に同じ。

きやす

きや・す 【消す】 (動サ四)
〔「きゆ(消)」の他動詞形〕
けす。「白山の観音これ―・させ給ふな/枕草子(九一・能因本)」

きやす

きやす [0] 【気安】 (形動)[文]ナリ
心やすいさま。気楽なさま。「慣れた宿で―にくつろぐ」

きやすい

きやすい【気安い】
friendly;→英和
relaxed.

きやすい

きやす・い [3][0] 【気安い】 (形)[文]ク きやす・し
気がおけない。心安い。気楽だ。「―・く何でも話せる」「―・い友人」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

きやすめ

きやすめ [0] 【気休め】
その場限りの安心感。一時だけ安心を与えるような言葉・考え・行為。「一時の―」「―を言う」

きやすめ

きやすめ【気休め】
mere consolation.〜に to ease one's mind.

きやせ

きやせ [0] 【着痩せ】 (名)スル
衣服を着ると,やせて見えること。
⇔着太り
「―するたち」

きやま

きやま 【基山】
佐賀県北東部,三養基(ミヤキ)郡の町。古来,交通・軍事上の要地。基山(キザン)に基肄(キイ)城跡があり,荒穂(アラホ)神社は肥前国第一の大社。

きやま

きやま 【木山】
姓氏の一。

きやましょうへい

きやましょうへい 【木山捷平】
(1904-1968) 小説家。岡山県生まれ。平凡な庶民生活の哀歓をユーモラスに描いた。

きやみ

きやみ [0] 【気病み】
心配から起こる病気。気病。

きやり

きやり (副)
(多く「と」を伴って)胸などが鋭く痛むさま。また,神経にさわるさま。「女郎も少し―と来たらう/洒落本・後編香ひ袋」

きやり

きやり [0] 【木遣り】
(1)大木などを,多人数で音頭(オンド)をとりながら運ぶこと。
(2)「木遣り唄(ウタ)」の略。

きやりうた

きやりうた [3] 【木遣り唄】
民謡。木遣りの際に唄う唄。力をそろえるためのもので,音頭取りが唄っている間は休み,他の全員が囃(ハヤ)す時に,それに合わせて引く。また,祭礼の山車(ダシ)・山鉾(ヤマボコ)を引く時に唄うものをもいう。木遣り節。木遣り音頭。木遣り。

きやりおんど

きやりおんど [4] 【木遣り音頭】
⇒木遣り唄(ウタ)

きやりくずし

きやりくずし 【木遣崩し】
俗謡。明治20年代から東京の花柳界を中心に流行したはやり唄。東北地方に広く分布する木遣り唄「七之助節」が東京で酒席の三味線唄となったもの。

きゅう

きゅう キフ 【級】
■一■ [1] (名)
(1)学年をさらに分けた単位。組。学級。クラス。
(2)囲碁・将棋・柔道・剣道などで,段(ダン)に至る前の技量による等級。
(3)写真植字文字の大きさを示す単位。一級は四分の1ミリメートル。級数。
■二■ (接尾)
名詞に付く。
(1)ある規定に基づいて定められた程度・段階などを表すのに用いる。「一―建築士」「珠算三―」
(2)そのものに匹敵するものであることを示す。「大臣―の大物」「プロ―の腕前」
(3)助数詞。
 (ア)階段の一つ一つの段を数えるのに用いる。
 (イ)学校で学級を数えるのに用いる。「最初は学校も上下各々十―に分れて/思出の記(蘆花)」

きゅう

きゅう キウ [1] 【柩】
遺体を入れて葬る箱。ひつぎ。

きゅう

きゅう キフ [0] 【急】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)流れや進み方が速いさま。「流れが―だ」「―ピッチ」
(2)前ぶれもなく物事が起こるさま。また,変化が突然なさま。にわか。「―な話」「―に雨が降り出す」「病状が―に悪化する」
(3)さし迫っているさま。急がなければならないさま。「―な用事」「―にはできかねる」
(4)傾斜の度合の大きいさま。険しいさま。「―な坂」「―カーブ」
(5)(責める勢いなどが)厳しいさま。「催促が―だ」
(6)気短なさま。性急。「いと―に剛(コワ)き人になむ侍る/宇津保(国譲下)」
■二■ (名)
(1)急ぐこと。また,急がなければならないこと。「―を要する」
(2)さし迫った事態。危険な事態。「―を知らせる」「風雲―を告げる」「―に備える」「―を救う」
(3)日本の芸能の理論用語「序破急」の第三区分。
→序破急

きゅう

きゅう [1] 【弓】
(1)ゆみ。
(2)中国古代の単位。
 (ア)的までの距離を測るのに用いた。六尺をいう。
 (イ)田地を測るのに用いた。八尺をいう。

きゅう

きゅう【旧の】
old;→英和
former;→英和
ex-.→英和
〜に復する be restored to the former state.‖旧正月 New Year's Day according to the old calendar.

きゅう

きゅう【灸】
moxa cautery.〜をすえる cauterize with moxa;punish (比喩的に).→英和

きゅう

きゅう【級】
a class;→英和
<米> a grade[ <英> a form](学年).→英和

きゅう

きゅう【球】
a sphere (球体);→英和
a ball (まり);→英和
a bulb (電球など).→英和

きゅう

きゅう キウ 【球】
■一■ [1] (名)
(1)丸いもの。たま。
(2)〔数〕 ある点から一定の距離にある点の全体がつくる空間図形。
→球面
■二■ (接尾)
助数詞。野球などで,投手がボールを投げた回数を数えるのに用いる。

きゅう

きゅう キウ 【丘】
孔子(コウシ)の名。

きゅう

きゅう【急】
(1)[危急](an) emergency;→英和
a crisis;→英和
(a) danger.→英和
(2) urgency (緊急).
〜な urgent;→英和
pressing;→英和
sudden (突然);→英和
steep <slope> ;→英和
sharp <turn> ;→英和
rapid <current> .→英和
〜に hastily;suddenly;quickly;→英和
immediately.→英和

きゅう

きゅう キウ [0] 【灸】
漢方療法の一。体表のつぼ(経穴(ケイケツ))などの上にもぐさを置いて燃やし,温熱刺激を与え,治療効果を得るもの。やいと。

きゅう

きゅう キウ [1] 【旧】
(1)ふるいこと。ふるい物事。
⇔新
「―を捨て新につく」
(2)むかし。以前。元。「―に復する」
(3)「旧暦」の略。
⇔新
「―の正月」
(4)接頭語的に用いて,昔の,もとの,古い,などの意を表す。「―憲法」「―街道」「―制度」

きゅう

きゅう [1] 【宮】
(1)宮殿。
(2)中国・日本の音楽理論でいう五音(ゴイン)のうち,最も低い音。五音の基礎音とされる。
→五音
(3)「宮刑」の略。

きゅう

きゅう キウ [1] 【裘】
けものの皮で作った衣服。けごろも。「一人物巾(キン)を頂き―を衣たり/伊沢蘭軒(鴎外)」

きゅう

きゅう キフ [1] 【笈】
「おい(笈)」に同じ。

きゅう

きゅう キウ [1] 【九】
八より一つ多い数。く。ここのつ。

きゅう=を据(ス)える

――を据(ス)・える
(1)灸の療法を行う。
(2)こらしめのため,きつく注意したり処罰したりする。

きゅう=を負(オ)う

――を負(オ)・う
〔史記(蘇秦伝)〕
勉学のために故郷を離れる。

きゅうあ

きゅうあ キウ― [1] 【旧痾】
(1)久しく治らない病気。持病。宿痾。
(2)以前にかかったことのある病気。

きゅうあい

きゅうあい キウ― [0] 【求愛】 (名)スル
異性に愛情を求めること。「動物の―行動」「意中の人に―する」

きゅうあい

きゅうあい【求愛】
courtship.→英和
〜する court;→英和
woo;→英和
make advances <to> .

きゅうあく

きゅうあく【旧悪】
<expose> a person's past crime[misdeed].

きゅうあく

きゅうあく キウ― [0][1] 【旧悪】
(1)前に犯した悪事。「―を暴く」
(2)江戸時代,逆罪・放火などの一定の重い犯罪を除き,犯行後一二か月以上,犯罪とかかわりなく過ごした者の犯罪。「公事方御定書」ではこれをとがめないとした。現在の公訴時効にあたる。

きゅうあん

きゅうあん キウアン 【久安】
年号(1145.7.22-1151.1.26)。天養の後,仁平の前。近衛天皇の代。

きゅうい

きゅうい キウヰ [1] 【九位】
世阿弥が分けた能の芸の九段階のくらい。また,それを論じた書。上三位(ジヨウサンイ)は妙花風・寵深花(チヨウシンカ)風・閑花風,中三位は正花風・広精(コウシヨウ)風・浅文(センモン)風,下三位は強細(ゴウサイ)風・強麁(ゴウソ)風・麁鉛(ソエン)風。くい。

きゅうい

きゅうい キウ― [1] 【休意】 (名)スル
心を安らかにすること。安心。「無事なり。請ふ―せよ/花柳春話(純一郎)」

きゅうい

きゅうい キウ― [1] 【九夷】
古代,漢民族が東方にあると考えた九種の野蛮国。畎夷(ケンイ)・于夷・方夷・黄夷・白夷・赤夷・玄夷・風夷・陽夷のこと。

きゅうい

きゅうい キウヰ [1] 【球威】
野球で,投手の投げる球の威力。

きゅうい

きゅうい 【宮闈】
宮中で后妃の居所。「位を―にただしくして/保元(下・古活字本)」

きゅういん

きゅういん キフ― [0] 【吸飲】 (名)スル
吸ってのむこと。「阿片を―する」

きゅういん

きゅういん キウヰン [0] 【休院】 (名)スル
病院・医院などがその業務を休むこと。

きゅういん

きゅういん [0] 【窮陰】
(1)冬の末。
(2)陰暦一二月の異名。

きゅういん

きゅういん キウ― [0] 【蚯蚓】
ミミズの異名。

きゅういん

きゅういん【吸引する】
absorb;→英和
suck (in);→英和
attract.→英和

きゅういん

きゅういん キフ― [0] 【吸引】 (名)スル
(1)物を吸い込むこと。吸い付けること。「ポンプで―する」
(2)引き付けること。

きゅういんぶんべん

きゅういんぶんべん キフ― [5] 【吸引分娩】
胎児の頭に吸着させた吸引カップを牽引して,分娩させること。
→鉗子分娩(カンシブンベン)

きゅうう

きゅうう キフ― [1] 【急雨】
急に降り出す雨。にわか雨。驟雨(シユウウ)。

きゅうえい

きゅうえい キウ― 【仇英】
中国,明代中期の画家。字(アザナ)は実父(ジツボ)。号は十洲。漆工から身を起こし,宋・元の名作の臨模を通じて一家をなす。風俗人物画・山水画に名品が多い。生没年未詳。

きゅうえん

きゅうえん【休演する】
suspend performance (劇場が);absent oneself from the stage (人が).→英和

きゅうえん

きゅうえん キフ― [0] 【吸煙】 (名)スル
(1)大麻などの煙を吸うこと。
(2)タバコを吸うこと。喫煙。

きゅうえん

きゅうえん キウヱン [0] 【救援】 (名)スル
(1)災害・危険などにあっている者を助けすくうこと。「遭難者を―する」「―に向かう」
(2)野球で,味方投手がピンチに陥ったとき,別の投手が代わって登板すること。リリーフ。

きゅうえん

きゅうえん キウヱン [0] 【休園】 (名)スル
幼稚園・動物園・遊園地などが,その日の業務を休むこと。

きゅうえん

きゅうえん キウヱン [0] 【旧怨】
昔からのうらみ。古いうらみ。

きゅうえん

きゅうえん キウヱン [0] 【久遠】
「くおん(久遠)」に同じ。

きゅうえん

きゅうえん キウ― [0] 【旧縁】
昔からの知り合い。古い縁故。

きゅうえん

きゅうえん キウ― [0] 【休演】 (名)スル
出演や興行をやすむこと。

きゅうえん

きゅうえん キウヱン [0] 【仇怨】
かたき。また,うらみ。仇敵。

きゅうえん

きゅうえん キウ― [0] 【求縁】 (名)スル
結婚の相手をさがすこと。

きゅうえん

きゅうえん【救援】
relief;→英和
<go to the> rescue <of> .→英和
〜する relieve;→英和
rescue.‖救援隊 a relief[rescue]party.救援投手 a relief pitcher.救援物資 relief goods.

きゅうえん

きゅうえん キウ― [0] 【球宴】
〔野球の饗宴の意〕
プロ野球のオールスター-ゲームの別称。

きゅうおうどうわ

きゅうおうどうわ キウヲウダウワ 【鳩翁道話】
教訓書。三巻。柴田鳩翁の石門心学の道話を,養子の遊翁が筆録したもの。日常生活の諸問題を和歌・譬話(タトエバナシ)・仏説などを引いて平易・軽妙に説く。続編・続々編各三巻があり,1835〜38年刊。

きゅうおん

きゅうおん キフ― [0] 【吸音】 (名)スル
壁や天井での音の反射波を吸収して反響を防ぐこと。「―材」
→遮音
→防音

きゅうおん

きゅうおん キウ― [0] 【球音】
バットやラケットでボールを打つ音。

きゅうおん

きゅうおん キウ― [0] 【旧恩】
以前に受けた恩。昔の恩。

きゅうか

きゅうか キウ― 【九夏】
〔九旬の夏の意〕
夏の九〇日間。夏いっぱい。夏。[季]夏。

きゅうか

きゅうか キフクワ [0] 【急火】
急に燃え上がった火事。近所の火事。

きゅうか

きゅうか【休暇】
a vacation;→英和
a holiday.→英和
〜をとる take a <week's> holiday[vacation].〜になる break up (for the summer) (学校が).‖休暇年度 a sabbatical leave[year].夏期(冬期)休暇 the summer (winter) vacation[holidays].有給休暇 a paid holiday.

きゅうか

きゅうか キウ― [0] 【休暇】
会社などのやすみ。普通,日曜日や休日以外のものをいう。「―を取る」「夏季―」

きゅうか

きゅうか キウクワ [1] 【球花・毬花】
雌しべや雄しべが主軸上に多数密生し円錐形または球形になったもの。マツ・スギなどの花。

きゅうか

きゅうか キウ― [1] 【旧家】
(1)古くから続いている由緒ある家。「土地の―」
(2)もと住んでいた家。

きゅうか

きゅうか キウクワ [1] 【球果・毬果】
裸子植物のスギ科・ヒノキ科・マツ科などの果実。球形または楕円形に集まった鱗片が生長して,木化または肉質化したもの。俗にいうマツカサなど。
→果実

きゅうかい

きゅうかい キウ― [0] 【救解】 (名)スル
人の弁護をしてすくうこと。「―のために五百が屋敷から来たので,沙汰罷(ヤミ)になつた/渋江抽斎(鴎外)」

きゅうかい

きゅうかい キウ― [0] 【球界】
野球関係者の社会。野球界。

きゅうかい

きゅうかい キウクワイ [0] 【旧懐】
昔をなつかしく思うこと。懐旧。「―の情」

きゅうかい

きゅうかい キウ― [0] 【九界】
⇒くかい(九界)

きゅうかい

きゅうかい【休会】
adjournment;→英和
recess.→英和
〜する adjourn;→英和
(take a) recess.→英和
〜明けの post-recess.→英和

きゅうかい

きゅうかい キウクワイ [0] 【九回】 (名)スル
何回も回りねじれること。「腸(ハラワタ)日ごと―すともいふべき惨痛をわれに負はせ/舞姫(鴎外)」

きゅうかい

きゅうかい キウクワイ [0] 【朽壊】 (名)スル
くさってくずれること。

きゅうかい

きゅうかい キウクワイ [0] 【休会】 (名)スル
(1)会の開催をやすむこと。
(2)議会が議決によって会期中に活動を一時休止すること。
(3)取引所で立会(タチアイ)を休むこと。

きゅうかいのちょう

きゅうかいのちょう キウクワイ―チヤウ [6] 【九回の腸】
腸が何回もねじれるほどの苦しみ。深い悲しみ。断腸の思い。

きゅうかく

きゅうかく キフ― [0] 【吸角】
⇒吸(ス)い瓢(フクベ)

きゅうかく

きゅうかく【嗅覚】
the sense of smell.〜が鋭い have a keen nose.

きゅうかく

きゅうかく キウ― [0] 【嗅覚】
においを感じる知覚。揮発性物質が鼻腔上部の粘膜に付着し,嗅覚器を刺激するときに生じる感覚。臭覚。

きゅうかく

きゅうかく キウ― [0] 【旧格】
古くからのしきたり・きまり。「昔日は世の事物―に制せられて/学問ノススメ(諭吉)」

きゅうかくきかん

きゅうかくきかん キウ―クワン [6][5] 【嗅覚器官】
化学的刺激を受容し,嗅覚を起こさせる動物の器官。嗅細胞の集まったもの。脊椎動物の鼻,昆虫の触角など。

きゅうかくしょうがい

きゅうかくしょうがい キウ―シヤウ― [5] 【嗅覚障害】
嗅機能が永続的に低下,または過敏になった状態。

きゅうかくど

きゅうかくど キフ― [3] 【急角度】
角度が急なこと。「―に曲がる」

きゅうかくど

きゅうかくど【急角度に】
at an acute angle;sharply.→英和

きゅうかこくじょうやく

きゅうかこくじょうやく キウカコクデウヤク 【九箇国条約】
1922年(大正11),ワシントン市で調印された中国に関する条約。アメリカ・イギリス・日本・フランス・イタリア・オランダ・ベルギー・ポルトガル・中国が参加。中国の主権尊重・門戸開放・機会均等などを規定し,中国での一国の利益独占の防止を図ったもの。くこくじょうやく。

きゅうかさんぷく

きゅうかさんぷく キウ― 【九夏三伏】
夏の,最も暑い土用の頃をいう。「―のあつき日は/平家(灌頂)」
→三伏

きゅうかざん

きゅうかざん キウクワザン [3] 【休火山】
噴火した記録はあるが,現在噴火活動をしていない火山。富士山など。
→活火山
→死火山

きゅうかざん

きゅうかざん【休火山】
a dormant volcano.

きゅうかぞく

きゅうかぞく キウクワゾク [3] 【旧華族】
1869年(明治2),華族制度の設定と同時に華族に列せられた旧公卿と旧大名。華族令による維新の功臣などの新華族と区別していう。

きゅうかちょう

きゅうかちょう キウクワチヤウ 【九華帳】
寝室にかける,幾重もの花模様のついた,美しいとばり。「―の内にして反魂香を焚き給ふ/謡曲・花筐」

きゅうかつ

きゅうかつ キウ― [0] 【裘葛】
(1)皮ごろもと葛のかたびら。冬の衣と夏の衣。
(2)冬と夏が過ぎること。一年。

きゅうかつ

きゅうかつ キウクワツ [0] 【久闊】
長い間会わぬこと。また,便りをしないこと。無沙汰(ブサタ)。「―をわびる」

きゅうかつ=を叙(ジヨ)する

――を叙(ジヨ)・する
無沙汰の挨拶(アイサツ)をする。

きゅうかつ=を易(カ)う

――を易(カ)う
冬と夏を経過する。一年が過ぎる。

きゅうかな

きゅうかな キウ― [0] 【旧仮名】
⇒旧仮名遣い

きゅうかなづかい

きゅうかなづかい キウカナヅカヒ [5] 【旧仮名遣い】
1946年(昭和21)内閣告示の「現代かなづかい」を新仮名遣いと呼ぶのに対して,それ以前に用いられていた歴史的仮名遣いのこと。旧仮名。
⇔新仮名遣い

きゅうかぶ

きゅうかぶ キウ― [1] 【旧株】
増資により新しい株式(新株)を発行したとき,従来の株をいう。親株。
⇔新株

きゅうかん

きゅうかん キウ― [0] 【休閑】
耕地の地味・地力(チリヨク)を回復させるため,一定期間作物の栽培をやめること。休耕。

きゅうかん

きゅうかん キウクワン [0] 【旧観】
昔のありさま。もとの姿。「―ニフクスル/ヘボン(三版)」

きゅうかん

きゅうかん キフクワン [0] 【急患】
急病の患者。

きゅうかん

きゅうかん キウクワン [0] 【旧館】
新しく建てた建物に対し,以前からある建物。
⇔新館

きゅうかん

きゅうかん キフ― [0] 【急癇】
〔医〕 全身痙攣(ケイレン)の発作を急に起こし,それをしばしば繰り返すうちについには失神する子供の神経病。ひきつけ。

きゅうかん

きゅうかん キウクワン [0] 【旧歓】
過去に楽しんだこと。「―を温める」

きゅうかん

きゅうかん キウクワン [0] 【旧慣】
古くからの習慣。昔からのならわし。旧例。

きゅうかん

きゅうかん キウクワン [0] 【九官】
古代中国の舜(シユン)のときに定めた官制で,国務をつかさどる九人の大臣。司空・后稷(コウシヨク)・司徒・士・共工・虞(グ)・秩宗(チツソウ)・典楽・納言(ノウゲン)。

きゅうかん

きゅうかん キウ― [0] 【休刊】 (名)スル
定期刊行物がある期間刊行を休むこと。

きゅうかん

きゅうかん キウクワン [0] 【休館】 (名)スル
映画館・図書館・博物館などが営業・業務を休むこと。「臨時に―する」「―日」

きゅうかん

きゅうかん【急患】
an emergency case (人);a sudden illness (病).

きゅうかん

きゅうかん【休刊する】
suspend publication; <There will> be no issue <tomorrow> .

きゅうかんち

きゅうかんち【休閑地】
fallow land.

きゅうかんち

きゅうかんち キウ― [3] 【休閑地】
(1)一時耕作をやめている耕地。
(2)利用されないでいる土地。空き地。

きゅうかんちゅう

きゅうかんちゅう キフクワン― [3] 【吸管虫】
繊毛虫類に属する原生動物の一群の総称。水生で,体長0.04〜0.25ミリメートル。群体を作る種もある。細胞体から多数のとげ状の吸管を出す。出芽と接合で増殖する。幼生は繊毛をもつ。

きゅうかんちょう

きゅうかんちょう【九官鳥】
a (hill) myna.

きゅうかんちょう

きゅうかんちょう キウクワンテウ [0] 【九官鳥】
スズメ目ムクドリ科の鳥。全長約30センチメートル。全身黒色で翼に白斑があり,くちばしと足は黄色。顔には肉質の黄色の模様がある。人語や他の鳥の鳴きまねがうまく,江戸時代から飼い鳥として輸入された。東南アジアに分布。サルカ。秦吉了(シンキツリヨウ)。

きゅうかんび

きゅうかんび キウカン― [3] 【休肝日】
〔「休館日」をもじった語〕
俗に,酒好きの人が,肝臓の働きを休ませるため,その日一日酒を飲むのをやめる日をいう。

きゅうがく

きゅうがく キウ― [0] 【丘壑】
(1)おかと谷。
(2)隠者の住む所。また,隠者となること。

きゅうがく

きゅうがく【休学】
temporary absence from school.〜する have <a term's> leave of absence from school.

きゅうがく

きゅうがく キウ― [0] 【休学】 (名)スル
学生・生徒が,病気などの理由で許可を得て長期間学校を休むこと。通常,翌年の進級を見合わせることをさす。

きゅうがくは

きゅうがくは キウ― [3] 【九学派】
中国,戦国時代の九種の学派。「漢書(芸文志)」に見え,儒家・道家・陰陽家・法家・名家・墨家・縦横家・雑家・農家をいう。九家。九流。

きゅうき

きゅうき キフ― [0] 【給気】
内部に空気を送り込むこと。
⇔排気

きゅうき

きゅうき キウ― [1] 【旧記】
古い記録。昔の事柄を書いた文書。

きゅうき

きゅうき キフ― [1] 【吸気】
(1)吸う息。吸い込んだ息。
⇔呼気
(2)気体を吸い込むこと。特に内燃機関で,燃料の混合気を気筒内に吸い込むこと。また,その気体。
⇔排気

きゅうき

きゅうき キフ― [1] 【吸器】
寄生菌の菌糸が宿主の細胞内に侵入してつくる特殊な構造。円筒形・分枝形などで,養分吸収のためといわれる。

きゅうき

きゅうき 【窮鬼】
貧乏神。「是等の外道・―は鍾馗の手をかりても退くる事難し/読本・英草紙」

きゅうき

きゅうき キウ― [1] 【旧規】
古い規則,また規定。

きゅうきおん

きゅうきおん キフ― [3] 【吸気音】
音声学で,吸い込まれる息により発音される音声。日本語で,突然の指名に当惑して発する「スーッ」という音などがこれに当たる。
⇔呼気音

きゅうきかん

きゅうきかん キフ―クワン [0] 【吸気管】
⇒吸(ス)い込(コ)み弁

きゅうきべん

きゅうきべん キフ― [0] 【吸気弁】
内燃機関の制御弁の一。燃料の吸入時のみ開いて,気筒内にガスを導き,他のサイクルのときは閉じてガスや燃焼後のガスが逆行しないようにする。

きゅうきゅう

きゅうきゅう キフキフ [0] 【汲汲】 (ト|タル)[文]形動タリ
一つの事に一心に努めるさま。また,小事にあくせくするさま。「―として働く」「財と位に―たる父/露団々(露伴)」

きゅうきゅう

きゅうきゅう【救急(法)】
first aid.‖救急箱 a first-aid box[kit].救急車 an ambulance.救急病院 an emergency hospital.救急薬 first-aid medicines.

きゅうきゅう

きゅうきゅう キフキフ [0] 【岌岌】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)高いさま。
(2)危ういさま。「国勢の孤立して―たるをも顧みず/経国美談(竜渓)」
(3)動きの速いさま。「―たる其勢,幾(ホトン)ど眺むる眼(マナコ)も留らず/金色夜叉(紅葉)」

きゅうきゅう

きゅうきゅう【汲々として】
diligently.→英和
〜としている be intent[bent] <on> ;be absorbed <in> .

きゅうきゅう

きゅうきゅう
■一■ [1] (副)スル
(1)こすれたり,きしんだりする音を表す語。「革靴が―(と)鳴る」
(2)ゆとりがないほど,押したり詰め込んだりするさま。「小さな箱に―(と)詰め込む」
(3)貧乏で,生活に余裕のないさま。「―(と)しながら暮らす」
(4)精神的・肉体的にひどい目にあい苦しんでいるさま。「締め切りに追われて―言っている」
■二■ [0] (形動)
{■一■(2)}に同じ。「バッグに―に詰める」

きゅうきゅう

きゅうきゅう
〜鳴る creak;→英和
squeak.→英和
金に詰まって〜している be pressed for money.

きゅうきゅう

きゅうきゅう キウキフ [0] 【救急】
急病・けが・事故などの急場の難儀をすくうこと。「―処置」

きゅうきゅう

きゅうきゅう キフキフ 【急急】 (形動ナリ)
急ぎに急ぐさま。「―なる除目(ジモク)かなと/平治(上・古活字本)」

きゅうきゅういりょう

きゅうきゅういりょう キウキフ―レウ [5] 【救急医療】
事故や急病による傷病者に対して適切な医療行為を施行すること。

きゅうきゅうきゅうめいし

きゅうきゅうきゅうめいし キウキフキウメイ― [7] 【救急救命士】
救急救命士法に基づき,救急車に乗車して医師の指示の下に救急救命処置を行う者。

きゅうきゅうしゃ

きゅうきゅうしゃ キウキフ― [3] 【救急車】
応急の医療器具・薬品などを備え,急病人や事故によるけが人などを早急に医療機関に運ぶ自動車。消防署に配置されている。

きゅうきゅうでん

きゅうきゅうでん キウキフ― [3] 【救急田】
平安時代,貧窮の民をすくうための財源として設定された田。賑給(シンゴウ)田。賙急(シユウキユウ)田。惸独(ケイドク)田も同類である。

きゅうきゅうにょりつりょう

きゅうきゅうにょりつりょう キフキフ―リツリヤウ [6] 【急急如律令】
中国漢代に,公文書の末尾に添えて,急々に律令のように行え,の意を示した語。のち道家・陰陽家・祈祷僧(キトウソウ)などが魔を払う呪文(ジユモン)の結びとした。また,誓詞などの末尾にも記した。

きゅうきゅうばこ

きゅうきゅうばこ キウキフ― [3] 【救急箱】
急病人や負傷者などの応急手当てに必要な,薬品やガーゼ・包帯などを入れておく箱。

きゅうきゅうびょういん

きゅうきゅうびょういん キウキフビヤウヰン [5] 【救急病院】
急病人や急な負傷者などの診療を行う病院。厚生省令にもとづき,都道府県知事が告示する。

きゅうきゅうりょうとう

きゅうきゅうりょうとう キウキフレウタウ 【救急料稲】
平安時代,飢饉(キキン)などの対策として,諸国に蓄えられた稲。国ごとに官稲の一定量を毎年出挙(スイコ)し,その利を救急料にあてた。

きゅうきょ

きゅうきょ【急遽】
in haste.

きゅうきょ

きゅうきょ キフ― [1] 【急遽】
■一■ (副)
あわただしく急ぐさま。非常に急いで。「―帰国した」
■二■ (形動)[文]ナリ
にわかなさま。「―にして水蒸気大に湧き/日本風景論(重昂)」

きゅうきょ

きゅうきょ キウ― [1] 【鳩居】
〔「詩経(召南,鵲巣)」の「維鵲有�巣,維鳩居�之」による〕
鳩(ハト)は巣を作ることがへたなので,鵲(カササギ)の作った巣にいること。転じて,婦人が自分の力で家をなすことができないで,夫の家にいること。また,借屋住まいのたとえ。

きゅうきょ

きゅうきょ キウ― [1] 【旧居】
もと住んでいた家。
⇔新居

きゅうきょう

きゅうきょう キウケウ [0] 【九竅】
人間や哺乳動物の体にある九つの穴。口・両眼・両耳・両鼻孔・肛門・尿道をいう。九穴(キユウケツ)。「百骸―の中に物あり/笈の小文」

きゅうきょう

きゅうきょう キウキヤウ [0] 【究竟】 (名)スル
物事をそのきわみまで突き詰めること。また,そのきわみ。究極。くっきょう。「―の目的」「其効を生ぜし所以を―する/民約論(徳)」

きゅうきょう

きゅうきょう キウケウ [1] 【旧教】
宗教改革により成立したプロテスタント諸教派に対して,カトリック教会とその教えのこと。

きゅうきょう

きゅうきょう【旧教】
(Roman) Catholicism;the Catholic Church.旧教徒 a (Roman) Catholic.

きゅうきょう

きゅうきょう [0] 【窮境】
行き詰まった苦しい立場。苦境。「―に陥る」

きゅうきょううんどう

きゅうきょううんどう キウケウ― [5] 【仇教運動】
中国,清代末のキリスト教排撃運動。
→教案(2)

きゅうきょうと

きゅうきょうと キウケウ― [3] 【旧教徒】
カトリック教徒。
⇔新教徒

きゅうきょうふう

きゅうきょうふう キフキヤウフウ [3] 【急驚風】
漢方で,子供の急性脳膜炎をいう。

きゅうきょく

きゅうきょく [0] キウ― 【究極】 ・ キユウ― 【窮極】 (名)スル
(1)ある物事を推し進めて最後に到達するところ。究竟。「―の目的」
(2)物事を最後まできわめること。「秘事を,なほも―せんと欲し/西国立志編(正直)」

きゅうきょく

きゅうきょく キウ― [0] 【九棘】
〔昔,中国で棘(イバラ)を九本植えて九卿(キユウケイ)の座位を表したことから〕
公卿。「里内裏・三台・―の宿所宿所皆門戸を閉て/太平記 33」

きゅうきょく

きゅうきょく【究極の】
final;→英和
ultimate.→英和
〜のところ after all;in the end;→英和
ultimately.→英和

きゅうきょほう

きゅうきょほう キウキヨハフ [0] 【九去法】
整数の四則計算の検算法。ある数を九で割った剰余は,もとの数の各桁(ケタ)の数字の和を九で割った剰余に等しいことを利用したもの。くきょほう。

きゅうきん

きゅうきん キウ― [0] 【球菌】
球形の細菌の総称。化膿(カノウ)の原因となるブドウ球菌や連鎖球菌,肺炎を起こす肺炎双球菌のほか,淋(リン)菌・髄膜炎菌など。

きゅうきん

きゅうきん キフキン 【泣菫】
⇒薄田(ススキダ)泣菫

きゅうきん

きゅうきん キフ― [1] 【給金】
給料として渡される金。

きゅうきん

きゅうきん キウ― [0] 【九禁】
〔九重の禁門の意〕
皇居。禁裏。

きゅうきん

きゅうきん [0] 【宮禁】
皇居。宮廷。禁中。

きゅうきん

きゅうきん【球菌】
a micrococcus.

きゅうきんずもう

きゅうきんずもう キフ―ズマフ [5] 【給金相撲】
〔勝ち越すと給金が上がるので〕
相撲で,その場所の勝ち越しを決める一番。

きゅうきんづけ

きゅうきんづけ キフ― [0] 【給金付け】
江戸時代から明治期にかけて,俳優や狂言作者などの一年間の給料を記した一枚刷りの印刷物。

きゅうきんなおし

きゅうきんなおし キフ―ナホシ [5] 【給金直し】
相撲で,力士が勝ち越して昇給すること。また,勝ち越すこと。

きゅうぎ

きゅうぎ キウ― [1] 【旧誼】
昔のなじみ。古いよしみ。旧交。

きゅうぎ

きゅうぎ キウ― [1] 【球技】
ボールを使って行う競技。野球・ゴルフ・ホッケー・テニス・バレーボール・サッカーなど。

きゅうぎ

きゅうぎ【球技】
a ball game.

きゅうぎ

きゅうぎ キウ― [1] 【球戯】
(1)ボールを使ってする遊戯。
(2)ビリヤード。撞球(ドウキユウ)。

きゅうぎゅうのいちもう

きゅうぎゅうのいちもう キウギウ― 【九牛の一毛】 (連語)
〔漢書(司馬遷伝)〕
たくさんの牛(ウシ)のうちの一本の毛の意から,たくさんの中のごく小部分。とるにたりないこと。

きゅうぎょう

きゅうぎょう キウゲフ [0] 【旧業】
(1)かつて就いていた仕事・業務。「―に復す」
(2)昔の人のなした偉業・業績。

きゅうぎょう

きゅうぎょう キウゲフ [0] 【休業】 (名)スル
仕事・営業・授業などを休むこと。「臨時に―する」

きゅうぎょう

きゅうぎょう【休業する】
suspend business;be closed (店が);take a holiday (人が).→英和
本日休業 <掲示> Closed Today.

きゅうぎょうてあて

きゅうぎょうてあて キウゲフ― [5] 【休業手当】
使用者の責めに帰せられる事由による休業の場合に,使用者が労働者に支払わなければならない手当。平均賃金の一〇〇分の六〇以上。

きゅうぎょうほしょう

きゅうぎょうほしょう キウゲフ―シヤウ [5] 【休業補償】
業務上の負傷または疾病のため労働ができず賃金を受けられない労働者に対して,使用者がその療養期間中支払わなければならない補償。平均賃金の一〇〇分の六〇。
→災害補償

きゅうぎん

きゅうぎん キフ― [1] 【給銀】
給料。給金。

きゅうく

きゅうく [1] 【窮苦】
(1)行き詰まってくるしむこと。困苦。
(2)貧乏のくるしみ。貧困。貧苦。「―の民」

きゅうくつ

きゅうくつ【窮屈な】
(1) narrow (狭苦しい);→英和
tight (固い).→英和
(2) stiff;→英和
strict;→英和
formal;→英和
rigid <rules> .→英和
(3) constrained (気づまりな);→英和
uncomfortable.→英和
〜な思いをする feel ill at ease.胸が〜だ be too tight about the chest (服の).→英和

きゅうくつ

きゅうくつ [1] 【窮屈】 (名・形動)[文]ナリ
(1)場所がせまくるしかったり,物が小さかったりして,自由に身動きができない・こと(さま)。「―な家」「ズボンが―になる」
(2)気持ちがのびのびしない・こと(さま)。自由を束縛されて気詰まりなさま。「規則にしばられて―だ」「―に考える」「意地を通せば―だ/草枕(漱石)」
(3)金や物が不足して思うにまかせぬ・こと(さま)。「衣料品の購入が―になる」「金繰りが―だ」
(4)疲れること。疲労。「長途につかれて十日余り,―しきりに身を責む/海道記」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

きゅうくつぶくろ

きゅうくつぶくろ [5] 【窮屈袋】
明治時代,袴(ハカマ)の戯称。

きゅうくん

きゅうくん キウ― [0] 【旧訓】
(1)漢字・漢文などの古い読み方。
(2)昔のおしえ。古い教訓。

きゅうけい

きゅうけい キウ― [0] 【球形】
まりのように丸い形。球状。

きゅうけい

きゅうけい キウ― [0] 【九卿】
(1)中国の官名。三公に次ぐ九種の中央行政長官の総称。周代では少師・少傅(シヨウフ)・少保・冢宰(チヨウサイ)・司徒・司空・司馬・司寇(シコウ)・宗伯。漢代では太常・光禄・衛尉・太僕・廷尉・鴻臚(コウロ)・宗正(皇族管理)・大司農・少府(帝室財政)。北斉の頃からその官庁を九寺と称した。
(2)日本で,公卿(クギヨウ)の異名。

きゅうけい

きゅうけい【求刑する】
demand <two years' imprisonment> for <the accused> .

きゅうけい

きゅうけい【球形】
⇒球状.

きゅうけい

きゅうけい キウ― [0] 【球茎】
地下茎の一種。主軸をなす茎の基部がデンプンなどの養分を蓄えて球形に肥大したもの。少数の芽があり,サトイモ・クワイ・グラジオラスなどのように多年草の越冬器官となる。

きゅうけい

きゅうけい【休憩】
a rest;→英和
a recess;→英和
an interval[ <米> intermission](幕間).→英和
〜する take a rest;→英和
take a <ten minutes'> recess.‖休憩時間 a recess;an interval[intermission].休憩室 a lounge (ホテルの);a lobby (劇場の);a rest room (手洗いなどを備えた).

きゅうけい

きゅうけい キウ― [0] 【求刑】 (名)スル
検察官が論告の際に,被告人に科す刑の種類・量について意見を陳述すること。

きゅうけい

きゅうけい [0] 【宮刑】
古代中国の五刑の一。男子は去勢,女子は生涯宮中に幽閉された。死刑に次ぐ重刑。腐刑。宮。

きゅうけい

きゅうけい キウ― [0] 【休憩】 (名)スル
行なっていることを一時やめて,休むこと。休息。「―所」「五分間―する」

きゅうけい

きゅうけい [0] 【弓形】
(1)弓のように弧をなして曲がった形。ゆみがた。ゆみなり。
(2)〔数〕 円を,一つの弦で二つに分けたときできる形。

きゅうけい

きゅうけい キウ― [0] 【九経】
儒教の最も基本的な教えを記した九種の経典。諸説あるが,普通,易経・書経・詩経・周礼(シユライ)・儀礼(ギライ)・礼記(ライキ)・春秋左氏伝・春秋公羊伝(クヨウデン)・春秋穀梁伝(コクリヨウデン)をいう。

きゅうけい

きゅうけい キウ― [0] 【九刑】
中国,周代の九つの刑罰。墨(ボク)・劓(ギ)・剕(ヒ)・宮・大辟(タイヘキ)の五刑に,流(ル)・贖(シヨク)・鞭(ベン)・扑(ボク)を加えたもの。

きゅうけいしゃ

きゅうけいしゃ【急傾斜の】
steep <ascent (登り),descent (降り)> .→英和

きゅうけいのう

きゅうけいのう キウ―ナウ [3] 【球形嚢】
耳の器官の一。水平方向の動きを感知する感覚器官。
→卵形嚢

きゅうけいほう

きゅうけいほう キウケイハフ [3] 【旧刑法】
1880年(明治13)公布,82年1月1日から施行され1908年10月1日現行刑法の施行により失効した刑法典。ただし,若干の規定はなお効力を有する。ボアソナードの起草したものでフランス刑法の影響が強い。

きゅうけつ

きゅうけつ キウ― [0] 【灸穴】
灸のつぼ。灸点。

きゅうけつ

きゅうけつ キフ― [0] 【泣血】
目から血を出すほど,ひどく泣き悲しむこと。血の涙。

きゅうけつ

きゅうけつ キフ― [0] 【給血】 (名)スル
輸血に必要な血液を提供すること。供血。「―者」

きゅうけつ

きゅうけつ [0] 【宮闕】
〔闕は宮門の意〕
皇居。宮殿。

きゅうけつ

きゅうけつ キウ― [0] 【九穴】
「九竅(キユウキヨウ)」に同じ。

きゅうけつ

きゅうけつ キウ― [0] 【球欠】
〔数〕 球を一つの平面で切り取った空間図形。

きゅうけつ

きゅうけつ キフ― [0] 【吸血】
生き血を吸うこと。

きゅうけつき

きゅうけつき キフ― [4][3] 【吸血鬼】
(1)人の生き血を吸うという妖怪(ヨウカイ)。バンパイア。
(2)情け容赦なく他人から吸い上げる人。金貸し・搾取者などをたとえていう。

きゅうけつき

きゅうけつき【吸血鬼】
a bloodsucker;→英和
a vampire.→英和

きゅうけつこうもり

きゅうけつこうもり キフ―カウ― [5] 【吸血蝙蝠】
チスイコウモリの別名。

きゅうけつざい

きゅうけつざい キフケツ― [4] 【急結剤】
モルタル・プラスター・コンクリートなどに入れて,それらを急速に固化させる物質。吹き付けなどによく用いられる。

きゅうけつどうぶつ

きゅうけつどうぶつ キフ― [5] 【吸血動物】
人間や動物の皮膚から血を吸って自分の栄養とする動物。昆虫類に多く,ノミ・カ・シラミ・ブユ・ナンキンムシなどの類。また,ダニ・ヒルの類やチスイコウモリ・ヤツメウナギなども含まれる。

きゅうけんぽう

きゅうけんぽう キウケンパフ [3] 【旧憲法】
「日本国憲法」を新憲法というのに対する「大日本帝国憲法」の称。明治憲法。

きゅうげき

きゅうげき キウ― [0] 【旧劇】
(1)新派・新劇に対して,能・狂言・歌舞伎など伝統演劇の称。
(2)映画で,時代劇の旧名。現代劇を新派といったのに対する称。

きゅうげき

きゅうげき【急激な(に)】
sudden(ly);→英和
abrupt(ly);→英和
radical(ly).→英和

きゅうげき

きゅうげき キフ― [0] 【急激・急劇】 (形動)[文]ナリ
変化や行動などが急で,はげしいさま。「事態は―に悪化した」「―な変化」

きゅうげん

きゅうげん キフ― [0] 【給源】
物を供給するみなもと。供給源。

きゅうげん

きゅうげん キフ― [0] 【急減】 (名)スル
急に減ること。
⇔急増
「学童数が―する」

きゅうげん

きゅうげん キウ― 【九原】
(1)〔中国春秋時代に晋の卿大夫の墓があった地名から〕
墓地。墓場。「―の苔に埋れにけり/太平記 7」
(2)あの世。黄泉(ヨミ)。よみじ。

きゅうげんがっき

きゅうげんがっき [5] 【弓弦楽器】
⇒擦弦楽器(サツゲンガツキ)

きゅうこ

きゅうこ キウ― [1] 【舅姑】
舅(シユウト)と姑(シユウトメ)。

きゅうこ

きゅうこ キウ― [1] 【旧故】
古いなじみ。旧友。旧知。故旧。

きゅうこう

きゅうこう [0] 【躬行】 (名)スル
自分から実際に行うこと。「―実践」「信ずる所のものを―して/福翁百話(諭吉)」

きゅうこう

きゅうこう キウカウ [0] 【丘岡】
土地の小高い所。おか。

きゅうこう

きゅうこう【急行(列車)】
an express (train).→英和
〜する hurry[hasten,rush] <to> .→英和
〜させる dispatch <a person to the scene> .→英和
〜で by express.‖急行券(停車駅) an express ticket (station).急行料金 express charges.特別(普通)急行列車 a special (an ordinary) express (train).

きゅうこう

きゅうこう キウカウ [0] 【休耕】 (名)スル
一時,田畑の耕作をやめること。「―田」

きゅうこう

きゅうこう キウカウ [0] 【旧交】
昔からのつきあい。

きゅうこう

きゅうこう【休講する】
give no lecture; <米> cannot meet one's class.

きゅうこう

きゅうこう キウカウ [0] 【旧稿】
以前に書いた原稿。古い原稿。

きゅうこう

きゅうこう キウカウ [0] 【休講】 (名)スル
教師が講義を休むこと。「風邪のため―する」

きゅうこう

きゅうこう キウカウ [0] 【休航】 (名)スル
船や飛行機が運航を休むこと。

きゅうこう

きゅうこう キウカウ 【九江】
中国,江西省北部の河港都市。長江と鄱陽(ハヨウ)湖の連絡点に位置し,茶・陶磁器などの集散地。市の南に名勝廬山(ロザン)がある。チウチアン。

きゅうこう

きゅうこう 【窮寇】
追い詰められ窮した敵。「―は追うことなかれ」

きゅうこう

きゅうこう キウカウ [0] 【休校】 (名)スル
学校が授業を行わず休みとすること。「台風で―になる」

きゅうこう

きゅうこう キウクワウ [0] 【救荒】 (名)スル
飢饉(キキン)の際に救助すること。

きゅうこう

きゅうこう キフカウ [0] 【急行】 (名)スル
(1)急いで行くこと。「現場に―する」
(2)「急行列車」の略。
⇔鈍行

きゅうこう

きゅうこう【休航する】
cancel the sailing;→英和
do not sail (船が).

きゅうこう

きゅうこう キウ― [0] 【旧功】
(1)古い手柄。昔立てた手柄。
(2)長年の功績。

きゅうこう

きゅうこう【休校する】
close <school> ;→英和
<School will> be closed.

きゅうこう

きゅうこう【旧交を温める】
renew one's (old) friendship <with> .

きゅうこう

きゅうこう キウカウ [0] 【旧好】
昔からのよしみ。旧誼(キユウギ)。

きゅうこう

きゅうこう [0] 【穹窖】
弓形をした穴蔵。

きゅうこう=を温める

――を温・める
旧友と久しぶりに会って懇談する。

きゅうこうか

きゅうこうか キフカウカ [3] 【急降下】 (名)スル
飛行機が機首を地面に向けて垂直に近い急角度で降下すること。「―爆撃」

きゅうこうか

きゅうこうか【急降下】
<make> a nosedive.→英和
急降下爆撃(機) dive bombing (a dive bomber).

きゅうこうぐん

きゅうこうぐん キフカウグン [3] 【急行軍】 (名)スル
軍隊で,目的地に早く達するために,休憩を減らし速く歩く行軍。

きゅうこうけん

きゅうこうけん キフカウ― [3] 【急行券】
急行列車の乗客に対して,普通乗車券とは別に発行する切符。

きゅうこうさくもつ

きゅうこうさくもつ キウクワウ― [6] 【救荒作物】
凶作に備えるために栽培する作物。甘藷(カンシヨ)・馬鈴薯(バレイシヨ)・稗(ヒエ)など。備荒作物。

きゅうこうしょくぶつ

きゅうこうしょくぶつ キウクワウ― [6] 【救荒植物】
山野に自生する草木のうち,凶作その他非常の場合に,その果実・種子・地下茎・若葉などを食べることのできる植物。

きゅうこうどうぶつ

きゅうこうどうぶつ キウコウ― [5] 【旧口動物】
⇒先口動物(センコウドウブツ)

きゅうこうばい

きゅうこうばい【急勾配の】
steep <slope> .→英和

きゅうこうばい

きゅうこうばい キフ― [3] 【急勾配】
傾斜が急であること。傾斜が強い斜面。
⇔緩勾配

きゅうこうれっしゃ

きゅうこうれっしゃ キフカウ― [5] 【急行列車】
乗降客の多い主要な駅だけに停車し,高速で運行する列車。急行。

きゅうこかく

きゅうこかく キフコ― 【汲古閣】
中国,明末期・清初期の蔵書家毛晋(モウシン)の書庫の名。収蔵書は「説文」「十三経註疏」「十七史」「津逮(シンタイ)秘書」など八万数千冊。経史子集(ケイシシシユウ)(経部・史部・子部・集部)の善本も翻刻を行なった。

きゅうこく

きゅうこく【救国】
the salvation of one's country.

きゅうこく

きゅうこく キウ― [0] 【旧穀】
旧年にとれた穀物。
⇔新穀

きゅうこく

きゅうこく キウ― [0] 【旧国】
(1)古い歴史をもつ国。
(2)故郷。

きゅうこく

きゅうこく キウ― [1][0] 【九穀】
九種類の穀物。黍(モチキビ)・稷(ウルチキビ)・秫(モチアワ)・稲・麻・大豆・小豆(アズキ)・大麦・小麦。その他,秫の代わりに粱(オオアワ)を入れるなど諸説ある。

きゅうこく

きゅうこく【急告】
an urgent notice.

きゅうこく

きゅうこく キウ― [0] 【救国】
国を危難から救うこと。「―の士」

きゅうこく

きゅうこく キフ― [0] 【急告】 (名)スル
急いで広く知らせること。また,急ぎの知らせ。「危険を―する」

きゅうこく

きゅうこく キフ― [0] 【泣哭】 (名)スル
泣き叫ぶこと。哭泣。

きゅうこく

きゅうこく キウ― 【九国】
(1)「九州{(1)}」に同じ。
(2)中国,戦国時代における九つの国。斉・楚(ソ)・燕・趙(チヨウ)・韓(カン)・魏(ギ)・宋(ソウ)・衛・中山の九国。

きゅうこせいだい

きゅうこせいだい キウ― [4] 【旧古生代】
地質時代の古生代を二分する場合の,古い方をいう語。カンブリア紀・オルドビス紀・シルル紀を含む。
→新古生代

きゅうこどくおん

きゅうこどくおん キフコドクヲン 【給孤独園】
⇒祇園精舎(ギオンシヨウジヤ)

きゅうこん

きゅうこん キウ― [0] 【球根】
園芸上,地下にある植物体の一部(根・茎・葉)が芋(イモ)状に肥大し,養分を蓄えたものをいう。ダリアの塊根(カイコン)・ユリの鱗茎(リンケイ)・グラジオラスの球茎など。芋。

きゅうこん

きゅうこん キウ― [0] 【求婚】 (名)スル
結婚を申し込むこと。プロポーズ。「二人の男から―される」

きゅうこん

きゅうこん [0] 【窮困】 (名)スル
貧乏で苦しむこと。困窮。

きゅうこん

きゅうこん キフ― [0] 【吸根】
⇒寄生根(キセイコン)

きゅうこん

きゅうこん【球根】
a bulb (百合(ゆり)などの);→英和
a tuber (芋(いも)などの).→英和

きゅうこん

きゅうこん【求婚】
a proposal of marriage.〜する propose <to> .→英和
‖求婚者 a suitor.

きゅうこんでんせつ

きゅうこんでんせつ キウ― [5] 【求婚伝説】
伝説の類型の一。流浪(ルロウ)中の英雄が,他郷の美女に求婚するが,親からさまざまな難題を課せられ,女や他の協力により難題を解決して結婚するというもの。大国主命(オオクニヌシノミコト)と須勢理毘売(スセリビメ)の話などはこの例。

きゅうご

きゅうご キウ― [1] 【九五】
〔易で九を陽の数とし,五を君位に配するところから〕
天子の位。九五の位。「―の帝位を践(フ)ませ給はん事/太平記 4」

きゅうご

きゅうご キウ― [1] 【救護】 (名)スル
助け,保護すること。病人・けが人などを看護・治療すること。「病人を―する」

きゅうご

きゅうご【救護】
relief;→英和
aid.→英和
〜する relieve;→英和
aid.→英和
‖救護所 a first-aid station.救護班 a relief squad.

きゅうごう

きゅうごう キウガフ [0] 【糾合・鳩合】 (名)スル
〔「糾」は縄をなう,「鳩」はあつめる意〕
ある目標のもとに,人々を呼び集めること。「同志を―する」

きゅうごう

きゅうごう キウガウ [0] 【叫号】 (名)スル
さけぶこと。「苦痛の為に―する/求安録(鑑三)」

きゅうごう

きゅうごう キウガウ [0] 【旧号】
(1)雑誌などの古い号数のもの。バック-ナンバー。
(2)変える前の古い号。

きゅうごしせつ

きゅうごしせつ キウ― [4] 【救護施設】
生活保護法による保護施設の一。心身に障害があり保護を必要とする者を収容し,生活扶助を行う。

きゅうごしらえ

きゅうごしらえ キフゴシラヘ [3] 【急拵え】
急場しのぎに間に合わせのものをこしらえること。また,そのもの。「―の屋台」

きゅうごだいし

きゅうごだいし キウ― 【旧五代史】
中国の二十四史の一。五代の歴史を記した書。一五〇巻。北宋の薛居正(セツキヨセイ)らの撰。974年に成立。梁書(リヨウジヨ)・唐書・晋書・漢書・周書に分かれる。

きゅうごのくらい

きゅうごのくらい キウ―クラヰ 【九五の位】
「九五」に同じ。

きゅうごはん

きゅうごはん キウ― [3] 【救護班】
緊急時に,傷病者の救護活動を行うために設置される組織。

きゅうごほう

きゅうごほう キウ―ハフ 【救護法】
老衰・疾病・貧困などのために生活できない者を救護する法律。1929年(昭和4)制定。46年,生活保護法の制定により廃止。

きゅうさい

きゅうさい キウ― [0] 【旧債】
古い借金。昔の負債。

きゅうさい

きゅうさい【休載する】
do not appear (記事が).

きゅうさい

きゅうさい キウ― [0] 【救済】 (名)スル
(1)困っている人を助けること。「難民を―する」「―の手をさしのべる」
(2)〔宗〕 人を不幸な状態から解放し,幸福を与えること。救い。済度(サイド)。

きゅうさい

きゅうさい【救済】
relief;→英和
aid.→英和
〜する relieve <a person from> ;→英和
help <a person out of> .→英和

きゅうさい

きゅうさい キウ― [0] 【休載】 (名)スル
新聞や雑誌などで,連載を一時休むこと。「作者病気のため―します」

きゅうさい

きゅうさい [0] 【宮宰】
メロビング朝フランク王国の官職。家政をつかさどる宮廷職が行政職に変化,王権の衰退により政治の実権者となった。
→カール=マルテル

きゅうさいぼう

きゅうさいぼう キウサイバウ [3] 【嗅細胞】
嗅覚を受容する感覚神経細胞。鼻腔上部の粘膜中にあり,神経繊維を伸ばし嗅神経をなす。臭細胞。
→嗅覚

きゅうさいめいれい

きゅうさいめいれい キウ― [5] 【救済命令】
不当労働行為を排除するために労働委員会が使用者に対して発する命令。例えば,使用者が労働者を組合活動を理由に解雇した場合,労働者の原職復帰や解雇の日以後の賃金支払いを命じる。

きゅうさく

きゅうさく キウ― [0] 【休作】 (名)スル
耕作を休むこと。

きゅうさく

きゅうさく [0] 【窮策】
苦しまぎれに考え出した策。

きゅうさく

きゅうさく キウ― [0] 【朽索】
くさった縄や綱。

きゅうさく

きゅうさく キウ― [0] 【旧作】
以前に作った作品。
⇔新作

きゅうさく=の六馬を馭(ギヨ)するが如(ゴト)し

――の六馬を馭(ギヨ)するが如(ゴト)し
〔書経(五子之歌)〕
くさった縄で六頭の馬を馭するように,非常に困難なことのたとえ。

きゅうさつ

きゅうさつ キウ― [0] 【糾察】 (名)スル
罪状などを問いただして明らかにすること。糾明。吟味。「風憲部をして其非違を―せしむべし/明六雑誌 5」

きゅうさつ

きゅうさつ キウ― [0] 【究察】 (名)スル
よく考察し物事の本質を明らかにすること。「秘奥を―せんと/西国立志編(正直)」

きゅうさん

きゅうさん キフ― [0] 【急霰】
にわかに降るはげしいあられ。また,その音。きゅうせん。「―の如き拍手」

きゅうざ

きゅうざ キウザ 【久三】
「久三郎(キユウザブロウ)」の略。「これ―,お足お洗ひなさるお湯はどうぢやい/滑稽本・膝栗毛 8」
→久三郎

きゅうざい

きゅうざい キウ― [0] 【嗅剤】
失神者・昏睡(コンスイ)者などにかがせて呼吸を回復し,血圧を亢進(コウシン)させる刺激性の臭気または香気のある嗅入薬剤。アンモニア水など。嗅入薬。かぎぐすり。

きゅうざひょう

きゅうざひょう キウザヘウ [3] 【球座標】
空間の極(キヨク)座標のこと。

きゅうざぶろう

きゅうざぶろう キウザブラウ 【久三郎】
江戸時代,下男の通称。久五郎。久三。久七。久助。「御意に任せ―諸肌ぬぎて鍬を取り/浮世草子・永代蔵 4」

きゅうざん

きゅうざん キウ― [1][0] 【丘山】
(1)岡と山。
(2)物がたくさんあることのたとえ。「―の如き富/西国立志編(正直)」

きゅうし

きゅうし キウ― [0][1] 【旧詩】
古い詩。以前に作った詩。

きゅうし

きゅうし キウ― [1] 【臼歯】
哺乳動物の上下の歯列の奥にある歯。前臼歯(小臼歯)と後臼歯(大臼歯)の区別があり,人間では上下左右にそれぞれ前臼歯二本,後臼歯三本がある。

きゅうし

きゅうし キウ― [1] 【旧師】
以前に教えを受けた先生。

きゅうし

きゅうし キウ― [1] 【九紫】
陰陽道(オンヨウドウ)の九星の一。五行では火に属し,本位は離(リ)(南)とする。

きゅうし

きゅうし キウ― [0][1] 【灸師】
灸治療を行う者。また,その免許資格。

きゅうし

きゅうし キフ― [0] 【急死】 (名)スル
急に死ぬこと。頓死(トンシ)。「旅先で―する」

きゅうし

きゅうし キフ― [0][1] 【急使】
急ぎの使い。「―をたてる」

きゅうし

きゅうし キフ― [1] 【急駛】 (名)スル
はやく進むこと。「小舟は…海岸に向け―した/肉弾(忠温)」

きゅうし

きゅうし キウ― [1] 【旧址】
歴史上の有名な事件や建築物などがあったあと。旧跡。「安土城―」

きゅうし

きゅうし キウ― [1] 【球史】
野球の歴史。「―に残る名選手」

きゅうし

きゅうし キウ― [1] 【旧史】
古い歴史。また,それを記した書。

きゅうし

きゅうし [1] 【弓矢】
(1)弓と矢。
(2)武家。武門。武芸。「あはれ某―の芸に携はりて/盛衰記 3」

きゅうし

きゅうし [0] 【窮死】 (名)スル
困窮のうちに死ぬこと。「正覚寺に―する者/日本風景論(重昂)」

きゅうし

きゅうし キウ― [0] 【休止】 (名)スル
休むこと。動きがとまること。「運動を―する」

きゅうし

きゅうし【急使】
an express messenger.

きゅうし

きゅうし【急死】
a sudden death.〜する die suddenly.

きゅうし

きゅうし【休止】
pause;→英和
suspension;→英和
stoppage.→英和
〜する pause;→英和
suspend;→英和
stop.→英和
‖休止符《楽》a rest.

きゅうし

きゅうし【臼歯】
[大]a molar (tooth);→英和
[小]a premolar (tooth).→英和

きゅうし

きゅうし【九死に一生を得る】
have a narrow escape from death.

きゅうし

きゅうし【旧師】
one's former teacher.

きゅうし

きゅうし キウ― [1] 【仇視】 (名)スル
仇(カタキ)として憎み見ること。敵視。「儒学を―し力を竭して之を排撃せり/日本開化小史(卯吉)」

きゅうし

きゅうし キウ― [1] 【九死】
ほとんど死を避けがたい危険な場合。

きゅうし=に一生(イツシヨウ)を∘得る

――に一生(イツシヨウ)を∘得る
危ういところで奇跡的に助かる。

きゅうし=符

――符((キユウシフ))を打・つ
物事に一応の決着をつける。一段落をつける。

きゅうしかく

きゅうしかく キウ― [3] 【休止核】
⇒静止核(セイシカク)

きゅうしき

きゅうしき【旧式の】
old-fashioned;antiquated;→英和
out-of-date.

きゅうしき

きゅうしき キウ― [0] 【旧識】
以前からの知り合い。昔からの知人。旧知。「―の間柄」

きゅうしき

きゅうしき キウ― [0] 【旧式】 (名・形動)[文]ナリ
(1)古い形式。古くからのしきたり。
(2)形・デザイン,また考え方などが古くさいこと。時代遅れなさま。「―な考え」「―な車」
⇔新式

きゅうしち

きゅうしち キウシチ 【久七】
江戸時代,下男の通称。

きゅうしつ

きゅうしつ [0] 【宮室】
(1)帝王・天皇の宮殿。
(2)帝王・天皇の一族。

きゅうしつ

きゅうしつ【吸湿性の】
hygroscopic.

きゅうしつ

きゅうしつ キウ― [0] 【髹漆】
〔「髹」は漆(ウルシ)を塗る意〕
器物に漆を塗ること。また,漆を塗った器物。

きゅうしつ

きゅうしつ キフ― [0] 【吸湿】
湿気を吸いとること。「―剤」

きゅうしつせい

きゅうしつせい キフ― [0] 【吸湿性】
物質が空気中の水分を吸収する性質。

きゅうしふ

きゅうしふ キウ― [3] 【休止符】
音符の一。楽曲の途中での音の一時的な休止を示す符号。休符。
休止符[図]

きゅうしゃ

きゅうしゃ キウ― [1] 【柩車】
ひつぎを乗せる車。霊柩車。

きゅうしゃ

きゅうしゃ キウ― [1] 【厩舎】
牛馬を飼う小屋。うまや。

きゅうしゃ

きゅうしゃ【厩舎】
a stable.→英和

きゅうしゃ

きゅうしゃ キウ― [1] 【鳩舎】
鳩を飼っておく小屋。鳩小屋。

きゅうしゃめん

きゅうしゃめん キフ― [3] 【急斜面】
傾斜の急な斜面。

きゅうしゅ

きゅうしゅ キフ― [1] 【給主】
中世,領主から給田を与えられ,年貢課役の納入責任者となった者。

きゅうしゅ

きゅうしゅ キウ― [1] 【旧主】
(1)もと仕えていた主人・君主。
⇔新主
(2)前代の君主。先皇。先帝。

きゅうしゅ

きゅうしゅ キウ― [0] 【球種】
カーブ・スライダーなどピッチャーの投げる球の種類。「―が少ない」

きゅうしゅ

きゅうしゅ キウ― [1] 【鳩首】 (名)スル
〔「鳩」はあつめる意〕
人々が集まって,額を寄せ合って相談すること。「―協議する」

きゅうしゅう

きゅうしゅう キフシウ [0] 【吸収】 (名)スル
(1)吸い取ること。吸い込むこと。外部にあるものを内に取り込むこと。「土地が水を―する」「大企業に―される」「知識を―する」
(2)
 (ア)生体が細胞膜などの膜状物を通して物質を内部に取り入れること。
 (イ)消化管壁から血管またはリンパ管へ栄養素および水を取り込むこと。主に小腸粘膜によって行われる。「―が悪い」
(3)電磁波や粒子線が物質中を通過するとき,エネルギーや粒子が物質に取り込まれ,その強度や粒子数が減少すること。

きゅうしゅう

きゅうしゅう【急襲】
<make> a surprise attack <on> .

きゅうしゅう

きゅうしゅう キウシウ [0] 【仇讐・仇讎】
かたき。仇敵。

きゅうしゅう

きゅうしゅう [0] 【窮愁】
苦しみうれえること。

きゅうしゅう

きゅうしゅう キウシウ [0] 【九秋】
(1)〔九旬の秋の意〕
秋の九〇日間。秋。[季]秋。《―の一�日を泊る湖畔宿/星野立子》
(2)画題で,秋の風物。また,秋の九種の花。

きゅうしゅう

きゅうしゅう キウシフ [0] 【旧習】
昔からの習慣。古くから残っているならわし。

きゅうしゅう

きゅうしゅう キフシフ [0] 【急襲】 (名)スル
急に敵におそいかかること。「敵を―する」

きゅうしゅう

きゅうしゅう キウシウ 【九州】
(1)日本列島の四大島のうち,最南西にある島,およびその属島。五畿七道のうちの西海道で,筑前・筑後・豊前(ブゼン)・豊後(ブンゴ)・肥前・肥後・日向(ヒユウガ)・大隅・薩摩の九か国。現在,福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島の七県よりなる。九国。
(2)中国古代の九つの地域。異説が多いが,「書経(禹貢)」によれば兗(エン)・冀(キ)・青(セイ)・徐(ジヨ)・予(ヨ)・荊(ケイ)・揚(ヨウ)・雍(ヨウ)・梁(リヨウ)の九州。

きゅうしゅう

きゅうしゅう【吸収】
absorption.→英和
〜する absorb;→英和
take into one's mind (比喩的).‖吸収合併 takeover.吸収剤 an absorbent.

きゅうしゅう

きゅうしゅう【旧習】
<stick to> old customs.

きゅうしゅう

きゅうしゅう キフシフ [0] 【吸集】 (名)スル
寄せ集めて,内に取り込むこと。「新しい自我,新しい理想,凡て…周囲の大気中から―する化合元素である/文芸上の自然主義(抱月)」

きゅうしゅうがっぺい

きゅうしゅうがっぺい キフシウ― [0] 【吸収合併】
合併によって当事者の一方の会社は存続し,他方はこれに吸収されて消滅する方式の合併。併呑(ヘイドン)合併。存続合併。
⇔新設合併

きゅうしゅうきょうりつだいがく

きゅうしゅうきょうりつだいがく キウシウ― 【九州共立大学】
私立大学の一。1965年(昭和40)設立。本部は北九州市八幡西区。

きゅうしゅうげいじゅつこうかだいがく

きゅうしゅうげいじゅつこうかだいがく キウシウゲイジユツコウクワ― 【九州芸術工科大学】
国立大学の一。芸術と科学を総合する設計者の養成を目標として,1968年(昭和43)設立。本部は福岡市南区。

きゅうしゅうこうぎょうだいがく

きゅうしゅうこうぎょうだいがく キウシウコウゲフ― 【九州工業大学】
国立大学の一。前身は1907年(明治40)創立の私立明治専門学校。21年(大正10)官立移管。49年(昭和24)新制大学となる。本部は北九州市戸畑区。

きゅうしゅうこくさいだいがく

きゅうしゅうこくさいだいがく キウシウ― 【九州国際大学】
私立大学の一。1947年(昭和22)創立の戸畑専門学校を母体に,50年八幡大学として設立。89年(平成1)現名に改称。本部は北九州市八幡東区。

きゅうしゅうさんぎょうだいがく

きゅうしゅうさんぎょうだいがく キウシウサンゲフ― 【九州産業大学】
私立大学の一。1960年(昭和35)九州商科大学として設立。63年現名に改称。本部は福岡市東区。

きゅうしゅうさんち

きゅうしゅうさんち キウシウ― 【九州山地】
九州中部を北東から南西へ横断する山地。壮年山地で険しく,森林および水力資源に恵まれる。

きゅうしゅうざい

きゅうしゅうざい キフシウ― [3] 【吸収剤】
ある特定の物質を周囲の物質や環境から吸収する薬剤。例えば,大気中の二酸化炭素を吸収するために用いるソーダ石灰など。

きゅうしゅうしかだいがく

きゅうしゅうしかだいがく キウシウシクワ― 【九州歯科大学】
公立大学の一。1914年(大正3)創立の私立九州歯科医学校を源とし,九州歯科医学専門学校を経て49年(昭和24)福岡県立の新制大学として発足。公立としては全国唯一の単科の歯科大学。本部は北九州市小倉北区。

きゅうしゅうじどうしゃどう

きゅうしゅうじどうしゃどう キウシウ―ダウ [1][4] 【九州自動車道】
福岡県北九州市と鹿児島市を結ぶ高速道路。延長345.3キロメートル。北九州で関門橋に接続。

きゅうしゅうじょしだいがく

きゅうしゅうじょしだいがく キウシウヂヨシ― 【九州女子大学】
私立大学の一。1962年(昭和37)設立。本部は北九州市八幡西区。

きゅうしゅうせいばつ

きゅうしゅうせいばつ キウシウ― [5] 【九州征伐】
1587年,豊臣秀吉が薩摩の島津氏を征服して,九州全土を支配下においた戦役。

きゅうしゅうせん

きゅうしゅうせん キフシウ― [0] 【吸収線】
⇒暗線(アンセン)

きゅうしゅうせんりょう

きゅうしゅうせんりょう キフシウ―リヤウ [5] 【吸収線量】
物質の単位質量当たりに吸収される放射線のエネルギー量。SI 単位はグレイ(Gy)だが,ラド(rad)も使われる。
→照射線量

きゅうしゅうたんだい

きゅうしゅうたんだい キウシウ― [5] 【九州探題】
九州地方を統轄する室町幕府の職名。鎌倉幕府の鎮西探題にならったもの。1336年,足利尊氏が南朝勢力制圧のため一色範氏をこれに任じたのに始まる。71年,今川了俊がその職に就いて九州を完全統治。のち,渋川氏が世襲したが応仁の乱後は有名無実となった。筑紫(ツクシ)探題。

きゅうしゅうだいがく

きゅうしゅうだいがく キウシウ― 【九州大学】
国立大学の一。京都帝国大学の分科大学である福岡医大(1903年設置)と新設の工科大学の二大学をもって10年(明治43)九州帝国大学として創設。49年(昭和24),福岡高校・久留米工専などを併合し新制大学となる。本部は福岡市東区。九大。

きゅうしゅうちほう

きゅうしゅうちほう キウシウ―ハウ 【九州地方】
九州{(1)}および南西諸島からなる地方。

きゅうしゅうちゅうおうさんちこくていこうえん

きゅうしゅうちゅうおうさんちこくていこうえん キウシウチユウアウサンチコクテイコウヱン 【九州中央山地国定公園】
宮崎・熊本県境にある九州山地を中心とする国定公園。日向山地と球磨(クマ)山地を含み,原生林地帯がある。

きゅうしゅうとうかいだいがく

きゅうしゅうとうかいだいがく キウシウ― 【九州東海大学】
私立大学の一。1973年(昭和48)設立。本部は熊本市。

きゅうしゅうスペクトル

きゅうしゅうスペクトル キフシウ― [6] 【吸収―】
〔absorption spectrum〕
物質中に連続スペクトルをもつ光や X 線を通過させたとき,その物質に特有な波長領域が吸収されて暗黒になったスペクトル。気体原子では線スペクトルの位置に表れる何本かの暗線となるが,気体分子や液体・固体などでは幅広い帯状の吸収帯が得られる。

きゅうしゅつ

きゅうしゅつ【救出】
rescue.→英和
〜する rescue <a person from drowning> .

きゅうしゅつ

きゅうしゅつ キウ― [0] 【救出】 (名)スル
危険な状態からすくいだすこと。「遭難者を―する」

きゅうしゅん

きゅうしゅん キフ― [0] 【急峻】 (名・形動)[文]ナリ
傾斜が急で険しい・こと(さま)。「―な岩場」「―立てるが如き勾配/日光山の奥(花袋)」

きゅうしゅん

きゅうしゅん キウ― [0] 【九春】
〔九旬の春の意〕
春の九〇日間。春。[季]春。

きゅうしゅん

きゅうしゅん キウ― [0] 【球春】
野球シーズンが開幕する春先のころ。

きゅうしょ

きゅうしょ キウ― [3][0] 【灸所】
(1)灸治のつぼ。また,灸をすえたところ。つぼ。
(2)「急所」に同じ。「―の深痍(フカデ)にしばしもえたへず/読本・八犬伝 4」

きゅうしょ

きゅうしょ キフ― [0][3] 【急所】
(1)体の中で,打たれたり傷つけられたりすると命にかかわるような重要な所。「―をはずれる」
(2)物事の最も重要な部分。要所。要点。

きゅうしょ

きゅうしょ【急所】
a vital[key]point (要点);→英和
a sore spot (痛いところ);one's weak point (弱点).〜を突く hit a person on a sore spot.〜を突いた(はずれた)質問 a question to the point (beside the mark).

きゅうしょ

きゅうしょ キフ― 【給所】
「給地」に同じ。

きゅうしょう

きゅうしょう キウシヤウ [0] 【旧章】
昔からのしきたり。

きゅうしょう

きゅうしょう キウセウ 【九霄】
大空。九天。「悲心遠く―の雲を望んで/太平記 21」

きゅうしょう

きゅうしょう キウシヤウ [0] 【休祥】
〔「休」はめでたい意〕
めでたいしるし。よい前兆。吉兆。

きゅうしょう

きゅうしょう キフシヤウ [0] 【急症】
急激に起こった病気やその症状。急病。

きゅうしょう

きゅうしょう キウ― [0] 【旧称】
もとの呼び名。旧名。

きゅうしょう

きゅうしょう【旧称】
the old[former]name.

きゅうしょう

きゅうしょう キウシヤウ [0] 【求償】 (名)スル
賠償または償還を求めること。

きゅうしょう

きゅうしょう [0] 【宮相】
宮内(クナイ)大臣の略。

きゅうしょうがつ

きゅうしょうがつ キウシヤウグワツ [3] 【旧正月】
陰暦の正月。[季]春。

きゅうしょうけん

きゅうしょうけん キウシヤウ― [3] 【求償権】
債務を弁済した者が,支出した金額の全部または一部を,それを負担すべき者に請求できる権利。連帯債務者の一人や保証人が債務を弁済した場合などに生じる。

きゅうしょうさんじゅつ

きゅうしょうさんじゅつ キウシヤウ― 【九章算術】
現存する中国最古の数学書。著者未詳。九章から成る。263年に魏(ギ)の劉徽(リユウキ)が注をつけて出版。一説に紀元前1000年頃の著という。連立方程式の解法に,加減法が見られる。

きゅうしょうほう

きゅうしょうほう キウシヤウハフ [3] 【旧商法】
1890年(明治23)公布された日本最初の商法典。ドイツ人ロエスレルが起草。日本の実情にあわないと非難され,たびたび施行を延期。93年に一部が施行されたが,99年現行商法施行により,破産編のほかは廃止。1923年(大正12),破産編も現行破産法施行により廃止。

きゅうしょうぼうえき

きゅうしょうぼうえき キウシヤウ― [5] 【求償貿易】
⇒バーター貿易

きゅうしょく

きゅうしょく キフ― [0] 【給食】
学校・会社などで,生徒・社員などに支給する食事。「学校―」

きゅうしょく

きゅうしょく キウ― [0] 【求職】 (名)スル
職を探すこと。「―者」「―活動」

きゅうしょく

きゅうしょく【休職になる】
be suspended from office[duty].

きゅうしょく

きゅうしょく【求職】
job hunting.〜する seek employment;look for a job.→英和
‖求職者 a job hunter.

きゅうしょく

きゅうしょく【給食する】
provide (free) lunch <for school children> .学校給食 (provision of) school lunch.

きゅうしょく

きゅうしょく キウ― [0] 【休職】 (名)スル
会社員や公務員などが,その身分を保障されたまま,一定期間勤めを休むこと。

きゅうしん

きゅうしん キウ― [0] 【休心・休神】 (名)スル
心を休めること。安心すること。「御―下さい」
〔多く手紙で用いる語〕

きゅうしん

きゅうしん キフ― [0] 【急伸】 (名)スル
(1)売り上げ・利益・業績などが急に伸びること。
(2)株価・相場などが急に上がること。「株価が―する」

きゅうしん

きゅうしん キウ― [0] 【求心】
中心に近づこうとすること。
⇔遠心

きゅうしん

きゅうしん キフ― [0] 【急信】
急を要する通信。急報。

きゅうしん

きゅうしん キウ― [0] 【球審】
野球で,捕手の後方にいて,投手の投球や打者の打球,本塁上でのプレーなどの判定をし,またゲームの進行の管理をする審判員。主審。チーフ-アンパイア。
→塁審
→線審

きゅうしん

きゅうしん キウ― [0] 【球心】
〔数〕 球の中心点。

きゅうしん

きゅうしん【休診する】
accept no patients.本日休診 <掲示> Office Closed (for) Today./No Consultation Today.

きゅうしん

きゅうしん【求心的】
centripetal.→英和
求心力 centripetal force.

きゅうしん

きゅうしん キウ― [0] 【丘疹】
皮疹の一。針頭大の限局性に隆起した充実性病変で結節より小さいものをさす。

きゅうしん

きゅうしん キフ― [0] 【急診】
急病人または病状が急に悪化した患者を急いで診察すること。

きゅうしん

きゅうしん【急進的】
radical.→英和
急進主義(派) radicalism (the radicals).→英和

きゅうしん

きゅうしん【球審】
《野》a ball[chief]umpire.

きゅうしん

きゅうしん キフ― [0] 【急進】 (名)スル
(1)目的地へ急いで進むこと。
⇔漸進(ゼンシン)
「精鋭の軍艦のみを率ゐて直に浦塩に―せん/此一戦(広徳)」
(2)急いで目的を実現させようとすること。

きゅうしん

きゅうしん キウ― [0] 【旧臣】
(1)古くから仕えている家臣。
(2)昔の家臣。もと仕えていた家臣。

きゅうしん

きゅうしん キウ― [0] 【休診】 (名)スル
病院や医院が診療を休むこと。「日曜・祭日は―します」

きゅうしんかじょ

きゅうしんかじょ キウ―クワ― [5] 【求心花序】
⇒無限花序(ムゲンカジヨ)

きゅうしんけい

きゅうしんけい キウ― [3] 【嗅神経】
脊椎動物の第一脳神経。鼻腔の嗅粘膜に分布する嗅上皮細胞の突起がのびたもの。途中でシナプスをつくって大脳の前下部にある嗅脳までいく感覚神経。嗅覚をつかさどる。

きゅうしんしゃかいとう

きゅうしんしゃかいとう キフ―シヤクワイタウ 【急進社会党】
1901年に急進的共和派を集めて結成されたフランスの政党。中産階級層を基盤とし,第三共和制における指導的政党としてしばしば政権に参加。

きゅうしんしゅぎ

きゅうしんしゅぎ キフ― [5] 【急進主義】
社会主義運動などで,現体制・秩序を急激に変革しようとする主張および立場。ラディカリズム。
⇔改良主義
⇔漸進主義

きゅうしんせいしんけい

きゅうしんせいしんけい キウ― [7] 【求心性神経】
末梢で受けた刺激による興奮を中枢へ伝える神経の総称。感覚神経など。
⇔遠心性神経

きゅうしんてき

きゅうしんてき キウ― [0] 【求心的】 (形動)
思考などが内面に深く向かっていくさま。

きゅうしんてき

きゅうしんてき キフ― [0] 【急進的】 (形動)
理想の実現や物事の改革を急激に行おうとするさま。「―な思想」

きゅうしんりゅう

きゅうしんりゅう キフシンリウ 【扱心流】
柔術の一派。江戸中期,近江国犬上郡の人,犬上左近将監長勝の創始という。

きゅうしんりょく

きゅうしんりょく キウ― [3] 【求心力】
⇒向心力(コウシンリヨク)

きゅうじ

きゅうじ キウ― [1] 【旧辞】
(1)昔の記録。
(2)帝紀とともに古事記編纂(ヘンサン)にあたってその材料となったとされる書。神話・伝説・歌謡物語などを主内容としたと推定されているが,そのもの自体は伝わっていない。本辞。先代旧辞。くじ。

きゅうじ

きゅうじ キフ― [1] 【給仕】 (名)スル
(1)食事や宴会の席などで,そばにいて世話をすること。また,その人。
(2)もと,事務所・役所などで雑用をした人。

きゅうじ

きゅうじ キウヂ [0] 【灸治】 (名)スル
灸をすえて治療すること。

きゅうじ

きゅうじ キウ― [1] 【旧事】
古い事柄。昔のこと。くじ。

きゅうじ

きゅうじ キフ― [1] 【給餌】 (名)スル
餌(エサ)を与えること。

きゅうじ

きゅうじ【給仕】
an office boy[girl];a waiter[waitress (女)](食堂の);→英和
a page[ <米> bellboy](ホテルの);→英和
a steward (船の);→英和
a stewardess (女) (船・飛行機の).→英和
〜する wait on <a person> at table;serve <a person> at dinner.

きゅうじ

きゅうじ キウ― [1] 【九寺】
九卿(キユウケイ){(1)}が統括した九つの官庁。

きゅうじ

きゅうじ キウ― [1] 【球児】
野球をする青少年。「高校―」

きゅうじ

きゅうじ キフ― [1] 【急事】
急に起こった事件。急を要する事柄。

きゅうじ

きゅうじ キウヂ [1] 【救治】 (名)スル
悪いところを治し,正すこと。「悪弊を―する」

きゅうじ

きゅうじ キウ― [1] 【旧時】
昔。往時。「―をしのぶ」

きゅうじ

きゅうじ キウ― [0] 【旧字】
⇒旧字体(タイ)

きゅうじぐち

きゅうじぐち キフ― [3] 【給仕口】
(1)給仕の人が出入りする口。
(2)茶室で,給仕人が出入りする口。火灯(カトウ)口が多い。通い口。禿(カムロ)口。

きゅうじたい

きゅうじたい キウ― [3][0] 【旧字体】
漢字の字体で,古くから用いられていた字体。特に,1949年(昭和24)内閣告示の「当用漢字字体表」で新たに定められた字体に対していう。旧字。
→新字体

きゅうじちゅう

きゅうじちゅう キフジ― 【給事中】
(1)中国の官名。秦代に始まり唐代には門下省に属し,中書省の起草する詔勅などの審議にあたった。宋以後,清代まで存続したが,職掌は多少異なった。
(2)少納言(シヨウナゴン)の唐名。

きゅうじつ

きゅうじつ【休日】
a holiday;→英和
a day off.

きゅうじつ

きゅうじつ キウ― [0] 【旧日】
過ぎ去った日。先日。往日。

きゅうじつ

きゅうじつ キウ― [0] 【休日】
(1)休みの日。業務・営業・授業などを休む日。
(2)特に,国民の祝日。

きゅうじゅ

きゅうじゅ キウジユ 【久寿】
年号(1154.10.28-1156.4.27)。仁平の後,保元の前。近衛・後白河天皇の代。

きゅうじゅうごかじょうのていだい

きゅうじゅうごかじょうのていだい キウジフゴカデウ― 【九十五箇条の提題】
ルターが免罪符を批判して,1517年ウィッテンベルク教会の扉に掲げた論争提起のための意見書。宗教改革の導火線となった。

きゅうじゅうせき

きゅうじゅうせき キフジウ― [3] 【歙州石】
中国安徽(アンキ)省竜尾山などから産する硯材(ケンザイ)。千枚粘板岩で,青黒色でさまざまな文様がある。
→端渓(タンケイ)石

きゅうじゅうはちねんせだい

きゅうじゅうはちねんせだい キウジフハチネン― [1][5] 【九十八年世代】
〔Generación del 1898〕
1898年,米西戦争の敗北により祖国の後進性を痛感し,苦悩のうちに未来を模索したスペインの知識人の一群を指す呼称。ウナムノ・バロハ・アソリン・バリェ=インクラン・マチャドなど。

きゅうじゅつ

きゅうじゅつ【弓術(家)】
archery (an archer).

きゅうじゅつ

きゅうじゅつ キウ― [0] 【救恤】 (名)スル
困っている人々を救い,めぐむこと。「―品」「貧者を―する/求安録(鑑三)」

きゅうじゅつ

きゅうじゅつ キウ― [0] 【灸術】
灸による病気治療の医術。

きゅうじゅつ

きゅうじゅつ [0][1] 【弓術】
弓で矢を放ち,的(マト)を射る武術。

きゅうじゅつきん

きゅうじゅつきん キウ― [4][0] 【救恤金】
災害にあった人や生活に困っている人などを助けるために出す金。義捐金(ギエンキン)。

きゅうじょ

きゅうじょ キウ― [1] 【救助】 (名)スル
災難や危険にさらされている人をすくいたすけること。「おぼれた子を―する」「―隊」

きゅうじょ

きゅうじょ [1] 【宮女】
宮中に仕える女。女官。

きゅうじょ

きゅうじょ キフ― [1] 【翕如】 (ト|タル)[文]形動タリ
音楽の声調や楽器の音がよく合うさま。「管絃鐘鼓,頗る―の妙を尽せしもの/真善美日本人(雪嶺)」

きゅうじょ

きゅうじょ キフ― [1] 【給助】 (名)スル
金や品物を与えて生活に苦しんでいる人を助けること。ほどこし。

きゅうじょ

きゅうじょ【救助】
rescue;→英和
relief;→英和
aid;→英和
help.→英和
〜する rescue;→英和
relieve;→英和
save.→英和
〜を求める call for help.→英和
‖救助作業 rescue operation.救助信号 an SOS (call).救助船 a lifeboat.救助隊(員) a rescue party (a rescuer).

きゅうじょあみ

きゅうじょあみ キウ― [3] 【救助網】
市街電車の前面下部に取り付けた鉄製の網。人などがひかれるのを防ぐためのもの。

きゅうじょう

きゅうじょう【休場する】
be closed (劇場が);absent oneself from the stage (俳優)[the ring (力士)].→英和

きゅうじょう

きゅうじょう キウヂヤウ [0] 【休場】 (名)スル
(1)興行などを休むこと。
(2)競技や興行などに出場する予定の人が休んで出場しないこと。「力士が―する」

きゅうじょう

きゅうじょう キウヂヤウ [0] 【毬杖】
⇒ぎっちょう(毬杖)

きゅうじょう

きゅうじょう【球状の】
spherical;→英和
globular.→英和

きゅうじょう

きゅうじょう [0] 【宮城】
天皇の住居。皇居。
→皇居

きゅうじょう

きゅうじょう キウジヤウ [0] 【球状】
ボールのようなまるい形。球形。

きゅうじょう

きゅうじょう [0] 【窮状】
(貧乏などのために)困っている状態。大変苦しい立場にいるようす。「―を訴える」

きゅうじょう

きゅうじょう キウヂヤウ [0] 【球場】
野球場。

きゅうじょう

きゅうじょう【球場】
a baseball ground[stadium]; <米> a ball park.

きゅうじょう

きゅうじょう キウジヤウ [0] 【旧情】
昔からいだいている感情。昔の気持ち。「―を温める」

きゅうじょう

きゅうじょう【弓状の】
bow-shaped <stem> ;arched.

きゅうじょう

きゅうじょう [0] 【弓状】
弓のように弧をなして曲がっているさま。ゆみなり。

きゅうじょう

きゅうじょう キウジヤウ [0] 【臼状】
臼(ウス)のような形。

きゅうじょう

きゅうじょう キウヂヤウ [0] 【鳩杖】
頭部に鳩(ハト)の飾りを付けたつえ。鳩は物を食べるときむせないということから,功労のあった老臣の慰労に宮中から賜った。宮中杖。はとづえ。はとのつえ。

きゅうじょう

きゅうじょう【窮状】
a wretched condition;distress.→英和

きゅうじょうかざん

きゅうじょうかざん キウジヤウクワ― [5] 【臼状火山】
⇒火砕丘(カサイキユウ)

きゅうじょうしょう

きゅうじょうしょう キフジヤウシヨウ [3] 【急上昇】 (名)スル
(1)飛行機やヘリコプターなどが,急角度で上昇すること。
⇔急降下
(2)数値などが急激に上昇すること。「株価が―する」

きゅうじょうせいだん

きゅうじょうせいだん キウジヤウ― [5] 【球状星団】
数十万個以上の恒星が球状に集まっている古い天体。その直径は一〇〇光年程度。われわれの銀河系には約一三〇個が発見されている。

きゅうじょうせんしゅ

きゅうじょうせんしゅ キウジヤウ― [5] 【球状船首】
大型タンカーなどの水面下部分の船首に突き出た球状の膨らみ。また,それをもつ船首。船全体の起こす波の抵抗を球状船首の起こす波の干渉によって減少させる効果がある。

きゅうじょうたんぱくしつ

きゅうじょうたんぱくしつ キウジヤウ― [8] 【球状蛋白質】
分子の形が球状または回転楕円体に近い,水に可溶性のタンパク質の総称。繊維状タンパク質に対するもので,酵素タンパク質・アルブミン・グロブリン・グロビンなど。
→繊維状蛋白(タンパク)質

きゅうじょうひ

きゅうじょうひ キウジヤウヒ [3] 【嗅上皮】
鼻腔の上部にある皮膚。においを感知する嗅細胞があり,粘膜に覆われている。

きゅうじょしんごう

きゅうじょしんごう キウ―ガウ [4] 【救助信号】
遭難した時,または遭難しそうな時に救助を求めるために発する信号。

きゅうじょぶくろ

きゅうじょぶくろ キウ― [4] 【救助袋】
高層建築物が火事になった時に使う布製筒状の避難用具。この中をすべって地上に脱出する。

きゅうじょまく

きゅうじょまく キウ― [3] 【救助幕】
火災などの際に,建物から飛び降りて脱出しようとする者を地上で受けとめるための布。

きゅうじん

きゅうじん キフヂン [0] 【吸塵】 (名)スル
細かいごみを吸い込むこと。「―力」

きゅうじん

きゅうじん [0] 【窮尋】 (名)スル
つきつめ尋ねること。「いかにして結ばれしかが,始て―せられた/北条霞亭(鴎外)」

きゅうじん

きゅうじん [0] 【宮人】
宮中に仕える人。多く女官をいう。

きゅうじん

きゅうじん キウ― [0] 【求人】 (名)スル
会社などが働く人を探し求めること。「―広告」「新聞で―する」

きゅうじん

きゅうじん キウ― [0] 【九仞】
非常に高いこと。「石の階―に重なり/奥の細道」

きゅうじん

きゅうじん【求人】
recruitment. <掲示> Help Wanted.〜が多い(少ない) There are many (few) offers of situation.‖求人広告 <米> a want ad.求人(広告)欄 the help-wanted columns.

きゅうじん

きゅうじん キウ― [0] 【旧人】
(1)以前からそこに属している人。新しさのない人。
(2)約三〇万年前から三万五千年前に生息した化石人類。猿人・原人に次ぐ人類進化の第三段階で,新人の前段階。ネアンデルタール人に代表される。

きゅうじん=の功(コウ)を一簣(イツキ)に虧(カ)く

――の功(コウ)を一簣(イツキ)に虧(カ)く
〔書経(旅獒)〕
九仞の高い山を築くのに,最後の一杯の簣(モツコ)の土を欠いても完成しない。転じて,長い間の努力も終わりぎわのわずかな失敗一つで完成しない。

きゅうす

きゅう・す キウ― 【休す】 (動サ変)
⇒きゅうする(休)

きゅうす

きゅう・す 【窮す】 (動サ変)
⇒きゅうする(窮)

きゅうす

きゅうす【急須】
a (small) teapot.

きゅうす

きゅうす キフ― [0] 【急須】
■一■ (名)
煎茶(センチヤ)を淹(イ)れるのに用いる器具。葉茶を入れ,湯を注いで煎じ出す。普通,小形で横に取っ手のあるものをいう。茶出し。きびしょ。
〔もと中国で酒の燗(カン)に用いた器が日本に伝わって煎茶器になったという〕
■二■ (名・形動ナリ)
急場のときに用いるさま。急場に必要なもの。「災に逢へる家こそ―なるべければ,この金を与へ/西国立志編(正直)」

きゅうすい

きゅうすい キフ― [0] 【吸水】 (名)スル
(1)水を吸い取ること。水を吸い上げること。「―性」「―口(グチ)」
(2)植物が体内へ水を取り入れること。主な陸生植物は根から,水生植物やコケ類などは水に接する部分から行う。

きゅうすい

きゅうすい【給水】
water supply[service].〜する supply <a town> with water.‖給水管(車) a water pipe (wagon).給水制限 the restricted supply of water.給水栓 a hydrant.給水塔 a water tower.

きゅうすい

きゅうすい キフ― [0] 【汲水】 (名)スル
水をくみ上げること。

きゅうすい

きゅうすい キフ― [0] 【給水】 (名)スル
水,特に飲料水を供給すること。「断水地区に―する」

きゅうすいかねつき

きゅうすいかねつき キフ― [7] 【給水加熱器】
ボイラーに供給する水を,あらかじめ加熱する付属装置。排気溜(ダ)めの蒸気などを熱源にする。節炭器。

きゅうすいかん

きゅうすいかん キフ―クワン [0] 【給水管】
上水を供給する水道管。

きゅうすいしゃ

きゅうすいしゃ キフ― [3] 【給水車】
断水などで水の不足している地区に飲料水を供給するタンク車。

きゅうすいせん

きゅうすいせん キフ― [0] 【給水船】
他の船舶に飲用水や機関用水を運搬・供給する船。

きゅうすいせん

きゅうすいせん キフ― [0] 【給水栓】
給水管の末端に設けた水の出口を開閉する栓。

きゅうすいそうち

きゅうすいそうち キフ―サウ― [5] 【給水装置】
水を配水管から分岐し,各需要者の給水栓まで供給する設備。

きゅうすいち

きゅうすいち キフ― [3] 【給水池】
供給する水量を調整するために設けられた貯水池。

きゅうすいとう

きゅうすいとう キフ―タフ [0] 【給水塔】
給水に必要な水圧を得るため給水タンクをのせる塔。

きゅうすいろかき

きゅうすいろかき キフ―ロクワ― [6] 【給水濾過器】
蒸気ボイラーで,使用ずみの蒸気を水に戻し,再び給水をする際に,汚れや不純物を濾過する装置。

きゅうすいタンク

きゅうすいタンク キフ― [5] 【給水―】
給水用の水槽。給水車・給水船に積載し,また給水塔の上などに設けられる。

きゅうすう

きゅうすう【級数】
《数》 <arithmetical,geometrical> series.→英和

きゅうすう

きゅうすう キフ― [3] 【級数】
(1)〔数〕
〔series〕
数列の項を和の記号で結んだもの。数列の個数により有限級数と無限級数に分ける。なお,以前は数列の意味にも用いた。
(2)写真植字文字の大きさを級{■一■(3)}を用いて表すときの数字。級。

きゅうすけ

きゅうすけ キウスケ [1] 【久助】
(1)江戸時代,下男の通称。久三(キユウザ)。久三郎。久七。「それ―は湯をわかせ/滑稽本・膝栗毛 5」
(2)〔「久助葛(クズ)」の略〕
吉野葛の異名。
(3)〔(2)の意より葛を屑(クズ)に結び付けて〕
割れた煎餅(センベイ)やあられのこと。

きゅうする

きゅうする【給する】
supply[provide] <a person with a thing> .→英和

きゅうする

きゅう・する キウ― [3] 【休する】 (動サ変)[文]サ変 きう・す
(1)ある事が,そこで終わる。やむ。「万事―・す」
(2)やすむ。休息する。「木陰(コカゲ)に―・する」

きゅうする

きゅう・する キフ― [3] 【給する】 (動サ変)[文]サ変 きふ・す
金や品物を与える。支給する。「一人一口の扶持を―・する/新聞雑誌 54」

きゅうする

きゅう・する [3] 【窮する】 (動サ変)[文]サ変 きゆう・す
(1)金や品物が足りなくて苦しむ。「生活に―・する」
(2)行き詰まって苦しむ。困りきる。「返答に―・する」「詞を措くに―・する/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」

きゅうする

きゅうする【窮する】
be hard up[pressed] <for money> ;be at a loss <what to do,for an answer> (当惑).→英和
窮すれば通ず There is always a way out.

きゅうせい

きゅうせい【旧姓】
one's former name;one's maiden name (女の結婚前の).

きゅうせい

きゅうせい キウ― [0] 【糾正】 (名)スル
正,不正をただすこと。「彼島に遣はし事実を―せし処/近世紀聞(延房)」

きゅうせい

きゅうせい【急逝】
⇒急死.

きゅうせい

きゅうせい キウ― [0] 【旧姓】
結婚や養子縁組で姓の変わった人の,もとの姓。

きゅうせい

きゅうせい キウ― [0] 【救世】
世の中の人々を救うこと。特に,宗教の力でこの世の苦しみから人々を救うこと。

きゅうせい

きゅうせい【急性の】
acute.→英和
急性肺炎 acute pneumonia.

きゅうせい

きゅうせい キウセイ 【救済】
〔「ぐさい」とも〕
(1282?-1376?) 鎌倉末期・南北朝時代の連歌師。歌を冷泉為相に,連歌を善阿に学ぶ。二条良基・周阿とともに連歌三賢の一人。良基と協力して「応安新式」「菟玖波集」を撰著。連歌式目の完成,連歌の地位向上に寄与した。後の心敬などに影響を与えた。

きゅうせい

きゅうせい キフ― [0] 【急性】
発病が急で病状の進行が早いこと。
⇔慢性

きゅうせい

きゅうせい【救世】
salvation (of the world).→英和
‖救世軍 the Salvation Army.救世主 the Saviour;the Messiah.

きゅうせい

きゅうせい キウ― [0] 【九星】
中国から伝わり陰陽道(オンヨウドウ)を通じて広められた,運勢や吉凶を占う基準。一白・二黒(ジコク)・三碧(サンペキ)・四緑(シロク)・五黄(ゴオウ)・六白・七赤・八白・九紫の九つをいう。これに五行(木・火・土・金・水)と方位(中央・乾(ケン)・兌(ダ)・艮(ゴン)・離(リ)・坎(カン)・坤(コン)・震(シン)・巽(ソン))を組み合わせ,人の生まれた年にあてはめ,性格・運勢・家相などの吉凶を占う。

きゅうせい

きゅうせい キウ― 【旧栖・旧棲】
昔住んだ家。もとのすみか。旧宅。「―サリガタシ/日葡」

きゅうせい

きゅうせい キウ― [0] 【旧製】
以前に製造したこと。また,そのもの。

きゅうせい

きゅうせい キフ― [0] 【急逝】 (名)スル
急に死ぬこと。急死。「帰国を前に―する」

きゅうせい

きゅうせい キウ― [0] 【旧制】
以前の制度。古い制度。
⇔新制

きゅうせいかいはくずいえん

きゅうせいかいはくずいえん キフ―クワイハクズイ― [9] 【急性灰白髄炎】
ポリオ-ウイルスの感染による急性伝染病。多くは子供がかかる。経口的に感染。ウイルスは脊髄を侵し,手足の麻痺(マヒ)が起こる。現在ではワクチンの投与によりほとんどみられない。俗に小児麻痺という。ポリオ。ハイネ-メディン病。脊髄性小児麻痺。

きゅうせいかんえん

きゅうせいかんえん キフ― [5] 【急性肝炎】
ウイルス,薬物などによる肝臓の急性炎症。慢性肝炎に対する病名で,通常三〜六か月以内に治癒するものをいう。

きゅうせいぐん

きゅうせいぐん キウ― [3] 【救世軍】
キリスト教プロテスタントの一派。1865年,イギリスの W =ブースによって創始された。軍隊式組織により伝道・社会事業を行う。日本には1895年(明治28)に伝来した。

きゅうせいこうこう

きゅうせいこうこう キウ―カウカウ [5] 【旧制高校】
旧制の高等学校。
→高等学校(2)

きゅうせいしゅ

きゅうせいしゅ キウ― [3] 【救世主】
(1)キリスト教で,イエス-キリストのこと。救い主。
(2)人類の救い主。メシア。
(3)苦しい状態に置かれている会社・団体などを救うはたらきをした人。「チームの―」

きゅうせいじゅつ

きゅうせいじゅつ キウ― [3] 【九星術】
九星によって人間の運命その他の吉凶を判断する術。

きゅうせいちゅうがく

きゅうせいちゅうがく キウ― [5] 【旧制中学】
旧制の中学校。
→中学校(2)

きゅうせいちゅうどく

きゅうせいちゅうどく キフ― [5] 【急性中毒】
化学物質が短期間内に生体に作用したとき,急に疾病状態に陥る現象。
⇔慢性中毒

きゅうせいでんせんびょう

きゅうせいでんせんびょう キフ―ビヤウ [0] 【急性伝染病】
突然発症し,激しい症状を伴い短い経過をとる伝染性疾患の総称。腸チフス・コレラ・ペストなど。
→慢性伝染病

きゅうせいど

きゅうせいど キウ― [3] 【旧制度】
(1)以前行われていた制度。
(2)アンシャン-レジームに同じ。

きゅうせいふくしょう

きゅうせいふくしょう キフ―シヤウ [5] 【急性腹症】
突発する激しい腹痛を主徴とし,緊急に開腹手術を必要とする腹部疾患,およびこれと鑑別を要する疾患群の総括的名称。急性虫垂炎・腸閉塞・消化管穿孔など。

きゅうせいアルコールちゅうどく

きゅうせいアルコールちゅうどく キフ― [10] 【急性―中毒】
短時間で多量の飲酒をした際に起こる中毒。飲酒経験がない場合,少量の飲酒またはアルコール塗布によっても症状が現れる。血中アルコール濃度が100ミリリットル中400ミリグラムを超えると昏睡状態となり,死亡の可能性もあるため,胃洗浄などの早急な処置が必要となる。

きゅうせかい

きゅうせかい【旧世界】
the Old World.

きゅうせかい

きゅうせかい キウ― [3] 【旧世界】
旧大陸。
⇔新世界

きゅうせかいざる

きゅうせかいざる キウ― [6] 【旧世界猿】
狭鼻猿類の別名。

きゅうせき

きゅうせき キウ― [0] 【旧跡・旧蹟】
歴史上の事件や建築物などがあったあと。旧址(キユウシ)。「名所―」

きゅうせき

きゅうせき【旧跡】
a place of historic interest;a historic spot.

きゅうせき

きゅうせき キウ― [0] 【休戚】
〔「休」は喜び,「戚」は悲しみの意〕
喜びと悲しみ。幸福と不幸。

きゅうせきほう

きゅうせきほう キウセキハフ [0] 【求積法】
(1)面積・体積を求める方法。
(2)微分方程式を解くときに,不定積分を有限回行うことによって解を求める方法。

きゅうせっき

きゅうせっき キウセキキ [3] 【旧石器】
旧石器時代に使用された打製石器。

きゅうせっき

きゅうせっき【旧石器時代】
the Old Stone Age.

きゅうせっきじだい

きゅうせっきじだい キウセキキ― [6] 【旧石器時代】
石器時代のうちの最初の時代。打製石器を用い,狩猟・採集による獲得経済の段階であった。中石器・新石器時代に先行。
→石器時代

きゅうせっきぶんか

きゅうせっきぶんか キウセキキ―クワ [6] 【旧石器文化】
⇒旧石器時代

きゅうせつ

きゅうせつ キウ― [0] 【九折】
坂道などでカーブの多いこと。つづらおり。羊腸。「―の道」

きゅうせつ

きゅうせつ キフ― [0] 【急設】 (名)スル
急いで設置すること。「救護所を―する」

きゅうせつ

きゅうせつ キウ― [0] 【旧説】
以前,唱えられた説。
⇔新説

きゅうせつ

きゅうせつ キフ― [0] 【急切】 (名・形動)[文]ナリ
さしせまっている・こと(さま)。切迫。「機関砲を運び来つて―なる射撃を加へた/肉弾(忠温)」

きゅうせつ

きゅうせつ【急設する】
install[lay] <a telephone> speedily.

きゅうせん

きゅうせん キウ― [0] 【求仙・九仙】
スズキ目の海魚。全長約25センチメートル。体はやや細長く側扁する。雌雄で著しく体色が異なり,その色から雄はアオベラ,雌はアカベラと呼ばれる。夜間は砂の中にもぐる。ベラ類中最も味がよい。北海道南部以南の沿岸に分布。ギザミ。

きゅうせん

きゅうせん キウ― [0] 【旧染】
〔「きゅうぜん」とも〕
昔から人々にしみ込んでいるならわし。旧習。多く悪習の意に用いる。「―ノヲゾクヲイッシンスル/ヘボン(三版)」

きゅうせん

きゅうせん キウ― [0] 【休戦】 (名)スル
交戦国双方の合意により,戦闘行為を一時中止すること。「―協定」
→停戦

きゅうせん

きゅうせん [0] 【弓箭】
(1)弓と箭(ヤ)。弓矢。
(2)弓矢を取る身。武士。「我譜代―の家に生れ/太平記 14」
(3)弓矢を取ること。戦い。いくさ。「―に携はらん人々は/平家 6」

きゅうせん

きゅうせん キフ― [0] 【急戦】
急に戦いが激しくなること。また,激しい戦い。

きゅうせん

きゅうせん【休戦】
<conclude> an armistice <with> ;→英和
<make> a truce <with> (一時の).→英和
‖休戦記念日 Armistice Day.休戦協定 a cease-fire agreement.

きゅうせん

きゅうせん キウ― [0] 【九泉】
〔九重にかさなった地の底の意〕
死後に行くという世界。黄泉(コウセン)。あの世。

きゅうせんすじ

きゅうせんすじ 【弓箭筋】
人差し指と中指の間にはいっている筋。手相で,剣難の相とする。「話に聞いた―は,剣難にあふといふ筋だ/歌舞伎・吾嬬鑑」

きゅうせんのみち

きゅうせんのみち 【弓箭の道】
武士としての道。弓馬の道。「―は迷はぬに/謡曲・八島」

きゅうせんはっかい

きゅうせんはっかい キウセン― [0][0] 【九山八海】
⇒くせんはっかい(九山八海)

きゅうせんぽう

きゅうせんぽう【急先鋒】
a forerunner;→英和
a leader.→英和

きゅうせんぽう

きゅうせんぽう キフ― [3] 【急先鋒】
社会運動や論争などの時,先頭に立って勢いよく活動すること。また,その人。「改革派の―」

きゅうぜん

きゅうぜん キフ― [0] 【翕然】 (ト|タル)[文]形動タリ
多くのものが一つに集まり合うさま。「えらい人があれば天下―としてその旗下にあつまる/吾輩は猫である(漱石)」

きゅうそ

きゅうそ キフ― [1] 【泣訴】 (名)スル
泣いて訴えること。苦しみやつらい立場を嘆き訴えること。「惨状を―する」

きゅうそ

きゅうそ [1] 【窮鼠】
追い詰められて逃げ場を失った鼠(ネズミ)。

きゅうそ

きゅうそ【窮鼠猫を噛(か)む】
A cornered rat is dangerous.

きゅうそ=猫(ネコ)を噛(カ)む

――猫(ネコ)を噛(カ)む
追い詰められた鼠が猫に噛みつくように,弱者も逃げられない窮地に追い込まれれば強者に必死の反撃をして苦しめる。窮鼠却(カエ)って猫を噛む。

きゅうそう

きゅうそう キウサウ [0] 【灸瘡】
灸のあとにできるかさぶた。

きゅうそう

きゅうそう [0] 【穹蒼】
〔弓形で青く見えることから〕
大空。蒼穹(ソウキユウ)。

きゅうそう

きゅうそう【急送する】
send <a thing> by express;dispatch.→英和

きゅうそう

きゅうそう キウサウ [0] 【璆鏘】 (ト|タル)[文]形動タリ
玉や金属が触れあって美しく鳴りひびくさま。詩や歌の美しいひびきの形容にもいう。「琳琅(リンロウ)―として鳴るぢやないか/吾輩は猫である(漱石)」

きゅうそう

きゅうそう キフサウ [0] 【給桑】 (名)スル
蚕に桑の葉を与えること。

きゅうそう

きゅうそう [0] 【宮僧】
諸社の神宮寺・別当寺を管理していた僧。宮僧(クソウ)。社僧。

きゅうそう

きゅうそう キフサウ [0] 【急躁】 (名・形動)[文]ナリ
せっかちであわただしい・こと(さま)。「主義目的の―にして過激なるなり/緑簑談(南翠)」

きゅうそう

きゅうそう キフ― [0] 【急送】 (名)スル
急いで送ること。「被災地へ食糧を―する」

きゅうそうがっき

きゅうそうがっき [5] 【弓奏楽器】
弓弦でこすって奏する楽器。大部分が弦楽器であることから擦弦楽器ともいう。

きゅうそうしき

きゅうそうしき キウサウシキ [3] 【旧相識】
昔からの知り合い。昔なじみ。旧知。「この人は想ふにたがはぬ―にて/即興詩人(鴎外)」

きゅうそく

きゅうそく キウ― [0] 【休息】 (名)スル
仕事や運動などをやめて休むこと。ゆったりした気分でくつろぐこと。「しばらく―する」「―日」

きゅうそく

きゅうそく キフ― [0] 【急速】 (名・形動)[文]ナリ
物事の進み方や変わり方が非常にはやい・こと(さま)。「―な進歩」「―に事態は収拾に向かった」「―冷凍」

きゅうそく

きゅうそく【急速な(に)】
fast;→英和
rapid(ly);→英和
quick(ly);→英和
prompt(ly).→英和

きゅうそく

きゅうそく【休息】
a rest.→英和
〜する take a rest;repose.→英和
‖休息時間 a recess.

きゅうそく

きゅうそく キウ― [0] 【球速】
野球で,投手の投げるボールの速さ。「―におされる」

きゅうそだい

きゅうそだい [3] 【窮措大】
〔「措大」は書生・学者の意〕
貧しい書生。貧乏学者。「今迄はわからずやの―の家に養なはれて/吾輩は猫である(漱石)」

きゅうそつ

きゅうそつ キウ― [0] 【旧卒】
(新卒に対して)何年か前に学校を卒業したこと。また,その人。

きゅうぞう

きゅうぞう【急造の】
makeshift;→英和
temporary.→英和
〜する construct in haste.

きゅうぞう

きゅうぞう【急増】
a sudden increase.〜する increase suddenly[rapidly].

きゅうぞう

きゅうぞう キフ― [0] 【急増】 (名)スル
急に増えること。
⇔急減
「―する都市人口」

きゅうぞう

きゅうぞう キウザウ [0] 【旧蔵】 (名)スル
(1)昔から所蔵していること。また,その物。「―品を陳列する」
(2)以前所蔵していたこと。また,その物。「某宮家に―されていた古筆」

きゅうぞう

きゅうぞう キフザウ [0] 【吸蔵】 (名)スル
気体が固体に吸収されて,その内部に取り込まれること。例えば白金やパラジウムは水素を吸蔵する。

きゅうぞう

きゅうぞう キフザウ [0] 【急造】 (名)スル
急いで物を造ること。急ごしらえ。「―の建物」

きゅうぞく

きゅうぞく キウ― [1] 【九族】
自分を中心として先祖・子孫の各四代にわたる親族。高祖父・曾祖父・祖父・父・自分・子・孫・曾孫・玄孫の九代。一説に,父方の親族四,母方の親族三,妻方の親族二を合わせた称という。

きゅうぞく

きゅうぞく キウ― [0] 【旧俗】
昔からの風俗。古いならわし。

きゅうたい

きゅうたい キウ― [0] 【裘代】
〔裘(カワゴロモ)に代える衣の意〕
僧服の一種。法皇・諸門跡,また参議以上で出家した人が参内のときなどに着る。俗人の直衣(ノウシ)に相当する。形は素絹(ソケン)に似るが僧綱(ソウゴウ)襟になっている。
裘代[図]

きゅうたい

きゅうたい【旧態】
the former state of things.〜をとどめている(いない) remain unchanged (be changed beyond recognition).

きゅうたい

きゅうたい キウ― [0] 【球帯】
〔数〕 球を平行な二平面で切ったとき,その二平面に挟まれる球面の部分。内部を含めた部分は球台という。

きゅうたい

きゅうたい キウ― [0] 【球体】
球,あるいは球の形をした物体。

きゅうたい

きゅうたい [0] 【宮体】
中国,六朝(リクチヨウ)時代の梁(リヨウ)から唐初にかけて流行した艶詩のスタイル。梁の簡文帝の皇太子時代に東宮御所から広まったのでこの名がある。宮体詩の選集として「玉台新詠」がある。

きゅうたい

きゅうたい キウ― [0] 【旧態】
古くからの状態。昔からのありさま。「―に復する」

きゅうたい

きゅうたい【球体】
a sphere;→英和
a globe.→英和

きゅうたいいぜん

きゅうたいいぜん キウ― [0] 【旧態依然】 (ト|タル)[文]形動タリ
旧のままで少しも進歩発展のないさま。「―とした方法」「―たる考え方」

きゅうたいせい

きゅうたいせい キウ― [3] 【旧体制】
(1)これまでの古い社会組織・制度。古い体制。
(2)アンシャン-レジームに同じ。

きゅうたいせい

きゅうたいせい【旧体制】
an old order.

きゅうたいひ

きゅうたいひ キウ― [3] 【厩堆肥】
厩肥と堆肥。

きゅうたいようれき

きゅうたいようれき キウタイヤウレキ 【旧太陽暦】
⇒ユリウス暦(レキ)

きゅうたいりく

きゅうたいりく キウ― [3] 【旧大陸】
アメリカ大陸発見以前にヨーロッパ人に知られていた大陸。アジア・ヨーロッパ・アフリカの三大陸の称。旧世界。
⇔新大陸

きゅうたく

きゅうたく キウ― [0] 【旧宅】
以前に住んでいた家。

きゅうたつ

きゅうたつ [0] 【窮達】
困窮と栄達。おちぶれることと栄えること。窮通。「是非も曲直も栄辱も―も…何も角(カ)も忘れて仕舞つて/浮雲(四迷)」

きゅうたん

きゅうたん キフ― [0] 【給炭】 (名)スル
燃焼炉に石炭を供給すること。

きゅうたん

きゅうたん キフ― [0] 【急湍】
流れの急な瀬。早瀬。急灘(キユウダン)。「末は高原川の―になる/日本北アルプス縦断記(烏水)」

きゅうたんき

きゅうたんき キフ― [3] 【給炭機】
炉に自動的に給炭を行う装置。ストーカー。

きゅうだい

きゅうだい【及第する】
pass <an examination> .→英和
及第者(点) a successful examinee[candidate](the passing mark).

きゅうだい

きゅうだい キウ― [0] 【休題】
それまでの話題を中止すること。「閑話―」

きゅうだい

きゅうだい キフ― [0] 【及第】 (名)スル
試験に合格すること。
⇔落第
「試験に―する」「―点」

きゅうだいす

きゅうだいす キフ― 【及台子】
台子の一。二本柱の台子で,科挙合格者のくぐる門に似せたものといわれる。

きゅうだいほんせん

きゅうだいほんせん キウダイ― 【久大本線】
JR 九州の鉄道線。福岡県久留米と大分間,141.5キロメートル。沿線に湯布院・玖珠・日田などがある。

きゅうだん

きゅうだん【球団】
a baseball team.

きゅうだん

きゅうだん【糾弾】
(an) impeachment.→英和
〜する impeach;→英和
censure;→英和
charge.→英和

きゅうだん

きゅうだん キウ― [0] 【糾弾・糺弾】 (名)スル
罪状や責任を問いただして,とがめること。「汚職を―する」

きゅうだん

きゅうだん キフ― [0] 【急灘】
「急湍(キユウタン)」に同じ。

きゅうだん

きゅうだん キフ― [0] 【急談】
急ぎの話。至急の用談。

きゅうだん

きゅうだん キウ― [0] 【球団】
プロ野球のチーム。職業野球団。

きゅうち

きゅうち【窮地】
a difficult situation; <in> a fix;→英和
a tight corner.→英和
〜に陥れる drive <a person> into a corner.

きゅうち

きゅうち キフ― 【給地】
(1)武家時代,領主が家臣に給与し,知行として年貢の取り立てを認めた土地。給知。給領。給所。
(2)「給田」に同じ。
→給人(キユウニン)

きゅうち

きゅうち【旧知】
an old acquaintance.

きゅうち

きゅうち キウ― [1] 【九地】
非常に低い所。地の底。また,敵に発見されにくい場所。
⇔九天
「九天の上から―の底に落ちた気がした/くれの廿八日(魯庵)」

きゅうち

きゅうち [1] 【窮地】
逃れようのない苦しい立場。「―に立つ」「―に追い込まれる」

きゅうち

きゅうち キウ― [1] 【旧知】
古くからの知り合い。むかしなじみ。旧知己。「―の間柄」

きゅうちき

きゅうちき キウ― [3] 【旧知己】
「旧知(キユウチ)」に同じ。

きゅうちしん

きゅうちしん キウチ― [3] 【求知心】
知識を得ようとする心。

きゅうちゃく

きゅうちゃく【吸着】
adsorption.〜性の adsorptive.

きゅうちゃく

きゅうちゃく キフ― [0] 【吸着】 (名)スル
(1)吸い付くこと。
(2)一般に,二つの相が接していて,一方の相の構成成分の界面における濃度が,その相の内部における濃度と異なった状態で平衡に達すること。界面で濃度が大きくなるときを正吸着,小さくなるときを負吸着といい,吸着現象の多くは正吸着である。活性炭による脱色・脱臭はこの例。

きゅうちゃくおん

きゅうちゃくおん キフ― [4][3] 【吸着音】
舌打ちをするようにして作られる言語音。肺とは無関係に,口腔だけで調音される点に特徴がある。アフリカの諸語によく観察される。舌打ち音。クリック。

きゅうちゃくざい

きゅうちゃくざい キフ― [4][0] 【吸着剤】
他の気体または液体物質を吸着する能力が大きく,物質の分離,濃縮に用いられる物質。活性炭・酸性白土・シリカゲルなどの類。吸着媒。

きゅうちゅう

きゅうちゅう [1][0] 【宮中】
(1)宮殿の中。特に皇居の中。禁中。
(2)神社の境内。

きゅうちゅう

きゅうちゅう【宮中】
the (Imperial) Court.〜で at Court.

きゅうちゅううたかいはじめ

きゅうちゅううたかいはじめ [9][1][5] 【宮中歌会始め】
⇒歌会始(ウタカイハジ)め

きゅうちゅうかんそう

きゅうちゅうかんそう キウ― [5] 【旧中間層】
資本主義社会の成立以前から存在した,自営農民・商人・中小企業主などの小所有者層。資本主義社会の発展によって常に分解の危機にさらされている。
→新中間層

きゅうちゅうぎ

きゅうちゅうぎ キウチユウ― [3] 【九柱戯】
ボーリングに似た競技。九本のピンに木製の球を投げ,倒れたピンの数によって得点を競う。ナイン-ピンズ。スキットル。

きゅうちゅうこもんかん

きゅうちゅうこもんかん [6] 【宮中顧問官】
旧憲法下で,宮内大臣の諮問に応じた勅任の官職。国家に勲功のあった者の中から選ばれた。1945年(昭和20)廃止。

きゅうちゅうさんでん

きゅうちゅうさんでん [5] 【宮中三殿】
宮中にある,賢所(カシコドコロ)・皇霊殿・神殿の総称。

きゅうちゅうじょう

きゅうちゅうじょう [3] 【宮中杖】
「鳩杖(キユウジヨウ)」に同じ。

きゅうちゅうぼうじゅうだいじけん

きゅうちゅうぼうじゅうだいじけん 【宮中某重大事件】
大正時代,皇太子妃決定をめぐる紛糾事件。1920年(大正9)皇太子妃として久邇宮良子が内定したことに対し,元老山県有朋らが,母系に色盲遺伝があるとして反対したため紛糾したが,翌年内定不変更の発表で決着した。

きゅうちゅうも

きゅうちゅうも [3] 【宮中喪】
天皇家の服喪。皇室服喪令によって定められていたが,1947年(昭和22)廃止。

きゅうちゅうるい

きゅうちゅうるい キフチユウ― [3] 【吸虫類】
扁形動物門吸虫綱に属する動物の総称。吸盤や鉤(カギ)があり,他の動物の肝臓・肺・膵臓(スイゾウ)などの内臓や体表で寄生生活をする。体は左右相称で扁平。雌雄同体。肝吸虫や日本住血吸虫などヒトに寄生し,疾病の原因となるものもある。

きゅうちょ

きゅうちょ キウ― [1] 【旧著】
以前に出版した著書。古い著作。

きゅうちょう

きゅうちょう キフチヤウ [0][1] 【級長】
以前,児童・生徒の中から選ばれた学級の長。

きゅうちょう

きゅうちょう [0] 【窮鳥】
追い詰められて,逃げ場を失った鳥。

きゅうちょう

きゅうちょう【級長】
the head of a class;→英和
a monitor.→英和

きゅうちょう

きゅうちょう キウ― [0] 【休徴】
〔「休」はめでたい意〕
よいしるし。めでたいしるし。吉兆。

きゅうちょう

きゅうちょう キフテウ [0] 【急潮】
(1)流れの速い潮流。海底に起伏のある所や礁上(シヨウジヨウ)を波紋をつくりながら速く流れる。
(2)太平洋沿岸,特に相模湾や駿河湾などで見られる異常海流現象。外洋水が急に湾内に流入する。その後,沿岸にブリの大漁をもたらす。

きゅうちょう

きゅうちょう キウ― [0] 【九重】
(1)いくえにもかさなっていること。
(2)天子の住む所。宮中。ここのえ。

きゅうちょう

きゅうちょう キウチヤウ [0] 【九腸】
腸の全体。はらわた。

きゅうちょう

きゅうちょう キフテウ [0] 【急調】
調子の早いこと。また,物事の進行の速度のはやいこと。急調子。

きゅうちょう=寸断(スンダン)す

――寸断(スンダン)す
はらわたがずたずたに断ち切れるほど悲しいことをいう。

きゅうちょう=懐(フトコロ)に入(イ)れば猟師(リヨウシ)も殺さず

――懐(フトコロ)に入(イ)れば猟師(リヨウシ)も殺さず
〔顔氏家訓(省事)「窮鳥入�懐,仁人所�憫」による〕
追い詰められて逃げ場を失った人が救いを求めてきたときは,どんな事情があっても助けてやるのが人の道であるということ。

きゅうちょうし

きゅうちょうし キフテウシ [3] 【急調子】
物事の進み方や調子が急速度で進行すること。急ピッチ。急テンポ。

きゅうちょうのてん

きゅうちょうのてん キウ― 【九重の天】
(1)天の最も高い所。九天。
(2)「九重(キユウチヨウ){(2)}」に同じ。

きゅうつい

きゅうつい [0] 【窮追】 (名)スル
追い詰めること。また,問い詰めること。「余を石室のうちに―して/不二の高根(麗水)」

きゅうつい

きゅうつい キフ― [0] 【急追】 (名)スル
逃げる者を激しく追いかけること。「敵を―する」

きゅうつう

きゅうつう [0] 【窮通】
貧窮と栄達。窮達。

きゅうつう

きゅうつう キウ― 【九通】
中国歴代の政書九種の総称。二三八八巻。清代の乾隆年間(1736-1795)に成立。「通典(ツテン)」「通志」「文献通考(ブンケンツコウ)」の三通に,清代に編纂された「続通典」「続通志」「続文献通考」「皇朝通典」「皇朝通志」「皇朝文献通考」を合わせたもの。

きゅうてい

きゅうてい [0] 【宮廷】
天皇・国王のいる所。王宮・皇居など。

きゅうてい

きゅうてい キフ― [0] 【泣涕】 (名)スル
涙を流して泣くこと。涕泣。「―するなかれ/花柳春話(純一郎)」

きゅうてい

きゅうてい キウ― [0] 【休廷】 (名)スル
法廷を閉じて裁判を一時休むこと。「―を宣する」

きゅうてい

きゅうてい【休廷する】
hold no court.

きゅうてい

きゅうてい キウ― [0] 【九鼎】
(1)中国の夏(カ)の禹(ウ)王が,九つの州から貢上させた金で鋳造した鼎。以来天子の宝として伝わった。
(2)〔(1)から〕
この上なく貴重なもの。

きゅうてい

きゅうてい【宮廷】
the Court.〜で at Court.

きゅうていご

きゅうていご [0] 【宮廷語】
宮廷の人々の間で使われる特殊な語。「おもうさま(お父様)」「おたあさま(お母様)」の類。

きゅうていしゃ

きゅうていしゃ【急停車】
<come to,be brought to> a sudden stop.

きゅうていたいりょ

きゅうていたいりょ キウ― [5] 【九鼎大呂】
貴重な物や重要な地位・名声などのたとえ。
〔「大呂」は周の大廟(タイビヨウ)に供えた大鐘。九鼎とともに周の宝器〕

きゅうていひ

きゅうていひ [3] 【宮廷費】
皇室費の一。内廷諸費以外の宮廷の諸費にあてる。宮内庁の経理に属する公金。

きゅうていぶんがく

きゅうていぶんがく [5] 【宮廷文学】
宮廷を中心として発達した文学。宮廷生活を描き,また宮廷生活者がその担い手となった。日本では平安時代の源氏物語を代表とする女流文学,歌集・日記などをさす。

きゅうてき

きゅうてき キウ― [0] 【仇敵】
憎んでいる相手。かたき。あだ。

きゅうてき

きゅうてき【仇敵】
one's sworn enemy[foe].

きゅうてつ

きゅうてつ キウ― [0] 【丘垤】
「蟻垤(ギテツ)」に同じ。

きゅうてん

きゅうてん キウ― [0] 【九天】
(1)古代中国で,天を九つに区分した称。中央を鈞天(キンテン),東方を蒼天(ソウテン),西方を昊天(コウテン),南方を炎天,北方を玄天,北東方を変天,南東方を陽天,南西方を朱天,北西方を幽天という。
(2)天の高い所。九重の天。天界。
⇔九地
(3)宮中。ここのえ。
(4)地球を中心として回転すると考えられた九つの天体。日天・月天・水星天・金星天・火星天・木星天・土星天・恒星天・宗動天。くてん。

きゅうてん

きゅうてん キフ― [0] 【急転】 (名)スル
物事の状態が急に変わること。急変。「局面が―する」

きゅうてん

きゅうてん キウ― [0] 【旧典】
(1)昔の制度。古い法典。
(2)古い書物。

きゅうてん

きゅうてん キウ― [0][3] 【灸点】 (名)スル
(1)灸をすえて効果がある人体の特定の場所。灸のつぼ。灸穴。
(2)灸をすえる部分に,墨でつける印の点。
(3)灸をすえること。

きゅうてん

きゅうてん キウ― [0] 【休店】 (名)スル
店が営業を休むこと。

きゅうてん

きゅうてん【急転】
<take> a sudden turn.〜する change suddenly.‖急転直下 all of a sudden.

きゅうてんちょっか

きゅうてんちょっか キフ―チヨク― [5] 【急転直下】 (名)スル
様子が急に変わって解決・結末に向かうこと。「―事件が解決する」

きゅうでん

きゅうでん キフ― [0] 【給電】 (名)スル
電力を供給すること。

きゅうでん

きゅうでん キフ― 【給田】
荘園領主が荘官・地頭および職人集団などに職務給として与えた土地。免租されるのが普通だった。給地。人給(ニンキユウ)。

きゅうでん

きゅうでん キウ― [0] 【球電】
雷雨の時,まれに現れる光の球。直径20センチメートルほどで雲から抜けでて数十秒間浮遊する。

きゅうでん

きゅうでん キウ― [0] 【旧伝】
古くからの言い伝え。

きゅうでん

きゅうでん キウ― [0] 【休田】
耕作を休んでいる田。休耕田。

きゅうでん

きゅうでん [0] 【宮殿】
(1)天皇・国王の住む御殿。
(2)神をまつる建物。神殿。

きゅうでん

きゅうでん キウ― [0] 【休電】 (名)スル
電気の供給を一時中止すること。

きゅうでん

きゅうでん【宮殿】
a palace.→英和

きゅうでんせん

きゅうでんせん キフ― [0] 【給電線】
(1)発電所または変電所から配電幹線に至る配電線路。饋電線(キデンセン)。フィーダー。
(2)アンテナと送信機・受信機を接続して高周波電力を伝送する線路。饋電線。フィーダー。

きゅうと

きゅうと【旧都】
an old capital.

きゅうと

きゅうと キウ― [1] 【旧都】
もとの首都。昔の都。古都。
⇔新都

きゅうとう

きゅうとう キウ― [0] 【九冬】
〔九旬の冬の意〕
冬の九〇日間。玄冬。冬。[季]冬。

きゅうとう

きゅうとう キウ― [0] 【旧冬】
昨年の冬。昨冬。
〔新年になってから前年末の冬をさしていう〕

きゅうとう

きゅうとう キフタウ [0] 【給湯】 (名)スル
(建物の中に)湯を供給すること。「全館に―する」「―設備」

きゅうとう

きゅうとう キフ― [0] 【急登】 (名)スル
登山で,急な斜面を登ること。また,その道。

きゅうとう

きゅうとう【急騰】
a sudden rise.〜する jump <to> .→英和

きゅうとう

きゅうとう キウタウ [0] 【旧套】
古くからのやりかた。ありきたりの様式。「―を脱する」

きゅうとう

きゅうとう キフ― [0] 【急騰】 (名)スル
物価や相場が急に上がること。
⇔急落
「小豆相場が―する」

きゅうとう

きゅうとう キウ― [0] 【球灯・毬灯】
小形の丸い提灯(チヨウチン)。酸漿(ホオズキ)提灯。

きゅうとう

きゅうとう [0] 【窮冬】
年のおしつまった冬。陰暦一二月。

きゅうとう

きゅうとう【給湯(設備)】
hot water supply (system).

きゅうとうしん

きゅうとうしん キウトウ― [3] 【灸頭鍼・灸頭針】
鍼灸(シンキユウ)術の治療法の一。皮膚に刺した鍼(ハリ)にもぐさを巻き,点火する。鍼と灸の効果を同時にねらったもの。

きゅうとうじょ

きゅうとうじょ キウタウジヨ 【旧唐書】
⇒くとうじょ(旧唐書)

きゅうとく

きゅうとく キウ― [0] 【旧徳】
昔行なった善事。もと施した恵み。

きゅうど

きゅうど [1] 【弓弩】
弓といしゆみ。ゆみ。

きゅうどう

きゅうどう【弓道】
archery.

きゅうどう

きゅうどう キウダウ [0] 【球道】
野球で,投手が投げた球のコース。球筋(タマスジ)。

きゅうどう

きゅうどう キウダウ [0] 【求道】
宗教的悟りや真理の道を求めて修行すること。「―心」「―者」
→ぐどう(求道)

きゅうどう

きゅうどう キウダウ [0] 【旧道】
以前からあった道路。
⇔新道

きゅうどう

きゅうどう [1] 【弓道】
弓で矢を射る武道。古く,狩猟・戦い・儀式の際に行われ,明治以降,修練による人間形成を理念とし,近代競技として一般に普及した。弓術。

きゅうどうしゃ

きゅうどうしゃ【求道者】
a seeker after truth.

きゅうなん

きゅうなん キウ― [0] 【救難】
災難に遭っている人を救うこと。

きゅうなん

きゅうなん キフ― [0] 【急難】
突然の災難。切迫した災難。

きゅうなん

きゅうなん【救難】
rescue;→英和
salvage (難船の).→英和
救難作業 rescue[salvage]work.

きゅうなんふひょう

きゅうなんふひょう キウ―ヘウ [5] 【救難浮標】
⇒救命(キユウメイ)ブイ

きゅうにう

きゅうにう キウ― [0] 【九乳】
(1)鐘の上部にある九つのいぼ状の突起。
(2)鐘の異称。

きゅうにゅう

きゅうにゅう キフニフ [0] 【吸入】 (名)スル
吸い込むこと。特に治療などのため,気体や噴霧状にした薬を吸い込むこと。「酸素―」

きゅうにゅう

きゅうにゅう【吸入】
inhalation.→英和
〜する inhale.→英和
‖(酸素)吸入器 an (oxygen) inhaler.

きゅうにゅうき

きゅうにゅうき キフニフ― [3] 【吸入器】
薬液を噴霧状にして口の中に送り込む器具。咳(セキ)などを鎮めるために使う。[季]冬。《―地獄のごとく激すなり/山口誓子》

きゅうにゅうべん

きゅうにゅうべん キフニフ― [3] 【吸入弁】
⇒吸(ス)い込(コ)み弁(ベン)

きゅうにゅうますい

きゅうにゅうますい キフニフ― [5] 【吸入麻酔】
気体の状態の麻酔薬を吸入させて全身麻酔を行う方法。

きゅうにゅうやく

きゅうにゅうやく キウニフ― [3] 【嗅入薬】
「嗅剤(キユウザイ)」に同じ。

きゅうにゅうやく

きゅうにゅうやく キフニフ― [3] 【吸入薬】
薬液を噴霧状にして吸入させ,狭心症や呼吸器系の炎症などの治療に用いる薬剤。吸入剤。

きゅうにん

きゅうにん キウ― [0] 【旧任】
以前その職・地位に就いていたこと。また,その人。

きゅうにん

きゅうにん キフ― 【給人】
(1)古代,年給{(2)}を与えられた人。
(2)中世,幕府や荘園領主から給田などを与えられた人。
(3)戦国時代,大名被官として所領を保障され在地支配を行なった武士。代官。
(4)江戸時代,蔵米(クラマイ)ではなく知行地を与えられた武士。

きゅうねったいく

きゅうねったいく キウ― [5] 【旧熱帯区】
(1)動物地理区の一。主にアジア・アフリカの熱帯地方に属する地域。東洋区とエチオピア区との動物相に共通性が強いことから,両者を合わせて旧熱帯区とし,これを東洋亜区,エチオピア亜区,マラガシー亜区の三亜区に区分している。
(2)植物の地理的分布上の地域の一。旧大陸の熱帯地方,ニューギニア・ハワイ・南太平洋諸島を含む。フタバガキ科の高木類,タコノキ・ヤシ類・バナナなどに代表される。

きゅうねつはんのう

きゅうねつはんのう キフネツハンオウ [5] 【吸熱反応】
周囲からの熱の吸収を伴う化学反応。

きゅうねん

きゅうねん【旧年】
last year.

きゅうねん

きゅうねん キウ― [0] 【旧年】
(新年からみて)昨年。去年。[季]新年。

きゅうのう

きゅうのう キウナウ [0] 【嗅脳】
大脳半球の底の部分で嗅覚に関係する領域。古皮質に属し,下等な動物ほどよく発達し,ヒトでは著しく退化している。広義の嗅脳は大脳辺縁系の大部分を含み,本能や情動行動に関係している。

きゅうのまい

きゅうのまい キフ―マヒ [0] 【急の舞】
能の舞の一。最も急テンポの舞。伴奏の囃子(ハヤシ)は,笛・小鼓・大鼓。曲により太鼓を加える。「道成寺」「淡路」などの曲にある。

きゅうは

きゅうは キウ― [1] 【旧派】
(1)昔からのやり方。古くからの流派・流儀。
(2)新派劇に対して,歌舞伎をいう。旧劇。旧派劇。
⇔新派

きゅうは

きゅうは キフ― [1][0] 【急派】 (名)スル
急いで派遣すること。「特使を―する」

きゅうは

きゅうは【旧派】
the old school[style,type].

きゅうはい

きゅうはい キウ― [0] 【朽廃・朽敗】 (名)スル
くさって役に立たなくなること。「物が変化し―して行く/一隅より(晶子)」

きゅうはい

きゅうはい キウ― [0] 【九拝】 (名)スル
(1)何度もお辞儀をして,深い敬意や謝意を表すこと。「三拝―する」
(2)中国,周代に定めた九種の礼拝形式。稽首(ケイシユ)・頓首(トンシユ)・空首・振動・吉拝・凶拝・奇拝・褒拝・粛拝をいう。
(3)天皇の拝賀・奏慶などの際,臣下の行う敬礼の仕方。立って左・右・左,座って左・右・左,ひざまずいて二度,立って一度礼拝するもの。
(4)手紙の終わりに記して敬意を表す語。

きゅうはい

きゅうはい キウ― [0] 【休配】 (名)スル
郵便などの,定期的に行われている配達を休むこと。

きゅうはいすい

きゅうはいすい キフ― [3] 【給排水】 (名)スル
給水と排水。

きゅうはく

きゅうはく【窮迫】
financial difficulties.

きゅうはく

きゅうはく【急迫する】
grow tense[acute].〜した pressing;→英和
urgent;→英和
imminent.→英和

きゅうはく

きゅうはく [0] 【窮迫】 (名)スル
非常に困窮した状態になること。「国家財政が―する」

きゅうはく

きゅうはく キウ― [0] 【休泊】
休息,または宿泊すること。

きゅうはく

きゅうはく キフ― [0] 【急迫】 (名)スル
(1)物事がさし迫った状態になること。「事態が―する」
(2)敵などが急速に迫ってくること。「―するに及はば之を射斃(タオ)さん/八十日間世界一周(忠之助)」

きゅうはげき

きゅうはげき キウ― [3] 【旧派劇】
「旧派{(2)}」に同じ。

きゅうはん

きゅうはん キウ― [0] 【旧版】
出版物で,改訂・増補などをする以前のもとの版。
⇔新版

きゅうはん

きゅうはん キフ― [0] 【急坂】
傾斜の急な坂。峻坂(シユンパン)。

きゅうはん

きゅうはん【旧版】
an old[a former]edition.

きゅうば

きゅうば [1] 【弓馬】
(1)弓術と馬術。また,武芸一般をもいう。
(2)戦い。いくさ。「思はざりにし―の騒ぎ/謡曲・朝長」

きゅうば

きゅうば キフ― [0] 【急場】
早急に対処しなければならないさし迫った場面。せっぱつまった場合。「―を切り抜ける」「―をしのぐ」

きゅうば

きゅうば【急場】
(an) emergency;→英和
a crisis.→英和
〜の間に合わせる devise a makeshift.→英和
〜をしのぐ tide over a crisis.→英和

きゅうばく

きゅうばく キウ― [0] 【旧幕】
〔「旧幕府」の略〕
明治維新後,徳川幕府をさして呼んだ語。「―時代」

きゅうばしのぎ

きゅうばしのぎ キフ― [4] 【急場凌ぎ】
さし迫った場面を切り抜けるための間に合わせの処置。「―の対策」

きゅうばつ

きゅうばつ キウ― [0] 【救抜】 (名)スル
苦境から救い出すこと。「彼女を淤泥(オデイ)の中から―する/雁(鴎外)」

きゅうばのいえ

きゅうばのいえ 【弓馬の家】
武士の家柄。武門。「―に生まれたる者は名をこそ惜め/太平記 14」

きゅうばのみち

きゅうばのみち 【弓馬の道】
(1)武芸。武道。
(2)武士の守るべき道。武士道(ブシドウ)。

きゅうばん

きゅうばん キフ― [0] 【吸盤】
動物が他の動物や物体に吸い付くための器官。周壁の筋肉を収縮させ,内部のくぼみ内の圧力を下げて吸着する。ヒル類やサナダムシ,またタコ・イカの触手,ヤモリの指などに見られる。

きゅうばん

きゅうばん【吸盤】
《動》a sucker.→英和

きゅうひ

きゅうひ キフ― [0][1] 【給費】 (名)スル
必要な費用,特に学費を支給すること。

きゅうひ

きゅうひ キウ― [1] 【厩肥】
家畜の糞尿や敷き藁(ワラ)などを腐らせた肥料。遅効性で,有機質に富む。うまやごえ。
→堆肥

きゅうひしつ

きゅうひしつ キウ― [3] 【旧皮質】
大脳皮質の一部。系統発生的に最も古く,魚類からみられる。ヒトでは大脳半球の内側のごく狭い部分に局在する。
→古皮質
→大脳辺縁系

きゅうひせい

きゅうひせい キフ― [3] 【給費生】
公共団体や学校から学費を支給される学生・生徒。

きゅうひせい

きゅうひせい【給費生】
a scholarship student;a scholar.→英和

きゅうひつ

きゅうひつ キウ― [0] 【休筆】 (名)スル
作家などが文筆活動を休止すること。「連載していたコラムを―する」

きゅうひん

きゅうひん【救貧】
relief of the poor.→英和

きゅうひん

きゅうひん [0] 【宮嬪】
宮中の女官。宮女。

きゅうひん

きゅうひん キウ― [0] 【救貧】
貧困者を救うこと。貧困に陥った者に対する事後的救済をいう。「―事業」
→防貧

きゅうひんいん

きゅうひんいん キウ―ヰン [3] 【救貧院】
イギリスの貧民収容施設。一七世紀後半から二〇世紀初頭までみられた。労役場。ワークハウス。

きゅうひんし

きゅうひんし キウ― [3] 【九品詞】
日本語の品詞分類の一方法で九種に分類したものの総称。普通,名詞・代名詞・動詞・形容詞・副詞・接続詞・感動詞・助詞・助動詞をいう。

きゅうひんちゅうせいほう

きゅうひんちゅうせいほう キウヒンチユウセイハフ 【九品中正法】
中国,三国魏(ギ)から隋初期まで行われた官吏登用法。地方に中正という官を置き,志望者を九品(九等)に分けて推挙させ,それに基づき中央で官品(官吏の等級)を与えた。豪族子弟による官職独占の弊をもたらし貴族政治を成立させた。九品官人法。

きゅうひんほう

きゅうひんほう キウ―ハフ [0] 【救貧法】
貧困のため生活することのできない人々を保護する法の総称。一六世紀よりイギリスで発達した。初期の救貧法は,貧民に処罰を与え,労働の強制を行うなどの抑圧的なものであったが,二〇世紀に入り人道的な改善が行われた。日本では,戦前の救護法・母子保護法などがある。

きゅうび

きゅうび キフ― [0] 【急火】
(1)急に燃えあがる火。
(2)強い火力。

きゅうび

きゅうび キウ― [1] 【鳩尾】
(1)胸と腹の間にあるくぼみ。みぞおち。はとお。
(2)「鳩尾の板」の略。

きゅうびのいた

きゅうびのいた キウ― [1][1] 【鳩尾の板】
大鎧(オオヨロイ)の付属具。左の高紐(タカヒモ)にかけ,胸の左脇を守るもの。丈25センチメートル前後の鉄製の板で,表裏に絵革をはる。
→大鎧

きゅうびのきつね

きゅうびのきつね キウビ― [1][0] 【九尾の狐】
尾の九つある狐。
(1)中国の古伝説で,太平の世に出るというめでたい獣。
(2)体毛が金色の老狐。妖狐とされる。金毛九尾の狐。

きゅうびょう

きゅうびょう【急病】
a sudden illness.〜にかかる be suddenly taken ill.‖急病患者 an acute case.

きゅうびょう

きゅうびょう キフビヤウ [0] 【急病】
急に起こる病気。「―人」

きゅうびん

きゅうびん キフ― [0] 【急便】
急ぎの通信。急ぎの使い。

きゅうふ

きゅうふ キウ― [0] 【休符】
⇒休止符(キユウシフ)

きゅうふ

きゅうふ キウ― [1] 【丘阜】
おか。小高い山。

きゅうふ

きゅうふ キフ― [1][0] 【給付】 (名)スル
(1)物品などを支給すること。
(2)債務者が義務としてなすべきこと。

きゅうふ

きゅうふ キウ― [1] 【朽腐】
朽ちて腐ること。腐朽。

きゅうふ

きゅうふ【給付】
benefit;→英和
granting;delivery (交付);payment (保険などの).→英和
〜する grant;→英和
deliver.→英和
‖給付金 a benefit.医療給付 medical benefit.

きゅうふう

きゅうふう キウ― [0] 【旧風】
古くからの風俗・習慣。旧習。

きゅうふぎょうせい

きゅうふぎょうせい キフ―ギヤウ― [4] 【給付行政】
単なる社会公共秩序の保障に止まらず,積極的に国民生活の向上を図るために,水道・医療・教育・公的扶助といった便益を供給する行政のあり方。現代的行政の特徴。

きゅうふく

きゅうふく キウ― [0] 【九服】
〔「服」は従うの意〕
中国,周代王畿の外を王城からの距離をもとにして分けた九つの地域。すなわち侯服(コウフク)・甸服(デンプク)・男服・采服(サイフク)・衛服・蛮服・夷服(イフク)・鎮服・藩服の九つ。

きゅうふく

きゅうふく キウ― [0] 【丘腹】
丘の中ほど。山腹。

きゅうふそしょう

きゅうふそしょう キフ― [4] 【給付訴訟】
被告の給付義務の存在を主張し,被告に対して,金何円支払え,家屋を引き渡せといった特定の行為(給付)を命ずる判決を求める訴え。給付の訴え。

きゅうふはんけつ

きゅうふはんけつ キフ― [4] 【給付判決】
被告である債務者に特定の行為の履行を命ずる判決。給付訴訟での原告勝訴の判決。

きゅうふん

きゅうふん キウ― [0] 【丘墳】
つか。墳墓。

きゅうぶつ

きゅうぶつ キウ― [0] 【旧物】
古くからあるもの。昔風のもの。

きゅうぶん

きゅうぶん キウ― [0] 【旧聞】
古い話。前にあった話。前に聞いた話。「―に属する」

きゅうぶん

きゅうぶん キフ― 【給分】
給金。給料。「親方の手前より―取るにもあらず口ばかり養はれて/浮世草子・一代女 6」

きゅうぶん

きゅうぶん【旧聞】
old news.〜に属する It is an old story.

きゅうへい

きゅうへい【旧弊な】
old-fashioned;conservative (保守の).→英和

きゅうへい

きゅうへい キウ― [0] 【旧弊】
■一■ (名)
古いしきたりから生じる弊害。
■二■ (形動)[文]ナリ
古い考え方やしきたりにとらわれているさま。「―な人は是だから困る/破戒(藤村)」

きゅうへん

きゅうへん【急変する】
change suddenly;take a sudden turn for the worse (容態が).→英和

きゅうへん

きゅうへん キフ― [0] 【急変】 (名)スル
(1)急激に変化すること。「病状が―する」
(2)急に起こった変事。「―を知らせる」

きゅうほ

きゅうほ キフ― [1] 【急歩】
(1)急ぎ足。
(2)競歩競技で,ルールとして定められている歩き方。
→競歩

きゅうほう

きゅうほう キウハフ [0][1] 【旧法】
(1)廃止された,古い法令。
⇔新法
(2)昔のやり方。古い方法。
⇔新法

きゅうほう

きゅうほう キウ― [0] 【旧封】
もとの領地。旧領。

きゅうほう

きゅうほう キウハウ [1] 【臼砲】
砲身が短く射角の大きい近距離用火砲。遮蔽(シヤヘイ)物の陰や反対斜面の射撃に適する。

きゅうほう

きゅうほう【急報】
<send> an urgent message;a dispatch.→英和
〜する report promptly;give the alarm (火事を).→英和

きゅうほう

きゅうほう キフ― [0] 【急報】 (名)スル
急いで知らせること。急ぎの知らせ。「事件を―する」「―に接する」

きゅうほく

きゅうほく [0] 【窮北】
極北の地。北のさいはて。「其家族とをさへ,悉く―の地に遷さうと/渋江抽斎(鴎外)」

きゅうほっく

きゅうほっく キウホクク [3] 【旧北区】
動物地理区の一。ヒマラヤ山脈以北のユーラシア大陸全部,沖縄を除く日本列島,サハラ砂漠以北のアフリカを含む地域。この地域の固有種には,ネズミ・ヒツジ・ヤギ・ラクダ・イノシシ・タヌキ・キジ・ノガンなどがある。
→全北区

きゅうぼ

きゅうぼ キフ― [1][0] 【急募】 (名)スル
大急ぎで募集すること。「店員を―する」

きゅうぼう

きゅうぼう [0] 【窮乏】 (名)スル
金や物品が不足して,生活に困ること。

きゅうぼう

きゅうぼう【窮乏】
<be reduced to> poverty;→英和
<in> straitened circumstances.

きゅうぼうかりろん

きゅうぼうかりろん [6] 【窮乏化理論】
資本主義経済では,資本の蓄積が進むに従って労働者階級の生活は困窮化するというマルクス主義学説。

きゅうぼく

きゅうぼく キウ― [0] 【朽木】
くさった木。くちき。

きゅうぼくふんしょう

きゅうぼくふんしょう キウ―シヤウ [5] 【朽木糞牆】
〔論語(公冶長)「朽木不�可�雕也。糞土之牆不�可�杇也」より。くちた木は彫刻することができず,くさった壁は塗り替えができない意から〕
精神の腐敗した人は,教育しがたいことにいう。朽木糞土。

きゅうぼん

きゅうぼん キウ― [0] 【旧盆】
陰暦で行う盂蘭盆(ウラボン)。

きゅうまい

きゅうまい キウ― [0] 【救米】
災害にあった人々に交付した米。

きゅうみょう

きゅうみょう キフミヤウ 【給名】
荘園領主が荘官や地頭に職務給として給与した名田(ミヨウデン)。下司(ゲシ)名・公文(クモン)名・地頭名など。公事(クジ)は免除されるが,年貢納入の義務は負った。

きゅうみん

きゅうみん キウ― [0] 【救民】
困っている人々を助けること。

きゅうみん

きゅうみん キウ― [0] 【休眠】 (名)スル
(1)動植物が一定の期間,生活機能を不活発にしたり,発育を停止したりすること。植物では種子・胞子・冬芽などにみられ,動物では冬眠・夏眠などがこれにあたる。
(2)物事が活動をやめている状態。

きゅうみん

きゅうみん [0] 【窮民】
生活に困窮している民。貧民。

きゅうみんが

きゅうみんが キウ― [3] 【休眠芽】
ある期間発育しない状態でいる芽。冬や乾期に先だってできた芽や側芽など。休芽。

きゅうみんがいしゃ

きゅうみんがいしゃ キウ―グワイ― [5] 【休眠会社】
登記簿上は存在しているにもかかわらず,営業活動を事実上廃止している会社。

きゅうみんほうじん

きゅうみんほうじん キウ―ハフ― [5] 【休眠法人】
設立され,登記簿上存在しているが,長期にわたって事業活動がなされていない民法上の法人。正当な事由がないまま三年以上事業を行なっていない場合,主務官庁は,その設立許可を取り消すことができる。

きゅうみんぽう

きゅうみんぽう キウミンパフ [3] 【旧民法】
(1)1890年(明治23)公布され,実施されなかった民法典。
(2)現行民法第四編(親族)・第五編(相続)について1945年(昭和20)の全面改正以前の旧規定のこと。

きゅうむ

きゅうむ キフ― [1] 【急務】
急いでしなければならない仕事や任務。「インフレ抑制が―だ」

きゅうむ

きゅうむ【急務】
a pressing need;urgent business.

きゅうむいん

きゅうむいん キウムヰン [3] 【厩務員】
〔「馬丁」の新しい呼び方〕
馬を扱い,その世話を専門とする人。特に競馬界でいう。

きゅうめい

きゅうめい キウ― [0] 【旧名】
昔の名。以前の名。きゅうみょう。

きゅうめい

きゅうめい [0] 【救命】
人の命を救うこと。

きゅうめい

きゅうめい キウ― 【休明】
〔「休」は大きい意〕
君徳大きく英明なこと。「陛下―の徳に依り/太平記 12」

きゅうめい

きゅうめい キウ― [0] 【究明】 (名)スル
真理・真相などを追究し,明らかにすること。「―すべき問題/善の研究(幾多郎)」

きゅうめい

きゅうめい [0] 【窮命】 (名)スル
運命のきわまること。非常につらい目にあうこと。「一夜―せしは御苦労なり/二人むく助(紅葉)」

きゅうめい

きゅうめい キウ― [0] 【糾明・糺明】 (名)スル
罪・不正などを問いただして事実を明らかにすること。「お召捕り,厳しく御―遊ばす/桐一葉(逍遥)」

きゅうめい

きゅうめい【究明する】
study;→英和
inquire <into> .→英和

きゅうめい

きゅうめい キフ― [0] 【急命】
緊急の命令。急を要する命令。

きゅうめい

きゅうめい【糾明する】
examine closely.

きゅうめい

きゅうめい【救命(の)】
lifesaving.救命艇(具) a lifeboat (a life preserver[belt]).→英和
救命ブイ(胴衣) a life buoy (jacket).

きゅうめいいかだ

きゅうめいいかだ [5] 【救命筏】
船舶や航空機に備えつけられている救命用の筏。

きゅうめいえん

きゅうめいえん [3] 【救命炎】
水に触れると炎を発する薬品を詰めてある金属缶。夜間に船舶が遭難した時,救命ブイなどとともにこの缶を投じて,信号とする。

きゅうめいき

きゅうめいき [3] 【救命器】
坑内でのガス爆発や火災の際に生じる有毒ガスまたは酸欠空気の中で,避難や救護活動を行う者が,安全に呼吸するために装着する装置。

きゅうめいぐ

きゅうめいぐ [3] 【救命具】
水上での遭難者を救助するための装置・器具。救命艇・救命筏(イカダ)や救命炎(エン)・救命索などの用具の総称。

きゅうめいさく

きゅうめいさく [3] 【救命索】
荒天の時などに,乗務員が波にさらわれるのを防ぎ,また歩行の助けとなるように船の甲板上に張りめぐらすロープ。また,救命艇や救命筏(イカダ)の周りに張りめぐらす取っ手つきのロープや,潜水夫の体に結びつけるロープをもいう。

きゅうめいじゅう

きゅうめいじゅう [3] 【救命銃】
⇒救命砲(キユウメイホウ)

きゅうめいてい

きゅうめいてい [0] 【救命艇】
船舶に搭載し,遭難した時など,人命救助に使用するボート。転覆しても沈まないように水密空気タンクが設けてある。救命ボート。ライフ-ボート。

きゅうめいていしゅ

きゅうめいていしゅ [5] 【救命艇手】
救命艇手規則に基づき,船舶における救命艇の整備や管理・操作を行う者。搭載する救命艇に応じて必要な人員が定められている。

きゅうめいどうい

きゅうめいどうい [5] 【救命胴衣】
船舶が遭難した時など,おぼれないように身につける救命具。カポックやコルクで作り,意識を失っても頭を出して浮いていられ,泳ぐにも都合のよい形になっている。ライフ-ジャケット。

きゅうめいふき

きゅうめいふき [5] 【救命浮器】
空気箱・コルク・バルサ材など浮力の強い材料で作られた筏(イカダ)式の救命器具。

きゅうめいふひょう

きゅうめいふひょう [5] 【救命浮標】
⇒救命(キユウメイ)ブイ

きゅうめいほう

きゅうめいほう [3][0] 【救命砲】
遭難した船舶と,救助船または岸との間に救命索を張り渡すため,細いロープを発射する小型砲。救命銃。

きゅうめいブイ

きゅうめいブイ [5] 【救命―】
船舶の遭難などの際,水中に落ちた者につかまらせておぼれるのを防ぐ救命具。カポックやコルクなどで作る。救命浮環(フカン)。救難浮標。救命浮標。

きゅうめん

きゅうめん【球面】
a spherical surface.球面幾何学(三角法) spherical geometry (trigonometry).

きゅうめん

きゅうめん キウ― [0][3] 【球面】
(1)球の形をしたものの表面。
(2)〔数〕 与えられた点(中心)から,与えられた一定の距離(半径)にある空間の点の集合。

きゅうめんかく

きゅうめんかく キウ― [3] 【球面角】
〔数〕 球面上で,二つの大円がなす角。その大きさは大円の交点において,それらの大円に引いた二つの接線の角によって測られる。

きゅうめんきかがく

きゅうめんきかがく キウ― [6] 【球面幾何学】
〔数〕 球面上の図形の性質を論ずる幾何学。ユークリッド幾何学とはいろいろ異なる点がある。例えば三角形の内角の和は一八〇度より大きい,など。

きゅうめんきょう

きゅうめんきょう キウ―キヤウ [0] 【球面鏡】
球面の一部を反射面とした鏡。球面の外側で反射する凸面鏡と,内側で反射する凹面鏡とがある。球面収差はあるが色収差はない。

きゅうめんけい

きゅうめんけい キウ― [0] 【球面計】
球面の曲率半径を測る器械。三本の固定脚を球面にのせ,中心のマイクロメーターつき触針で中心部の高さを測り曲率半径を求めるもの。スフェロメーター。球指(タマザシ)。

きゅうめんさんかくけい

きゅうめんさんかくけい キウ― [7] 【球面三角形】
〔数〕 一つの球で,三つの大円の弧で囲まれた球面の部分。その内角の和は,平面三角形と異なり,一八〇度より大きい。

きゅうめんさんかくほう

きゅうめんさんかくほう キウ―ハフ [7][8][0] 【球面三角法】
〔数〕 球面三角形の辺や角の間の関係を研究する三角法。
→三角法

きゅうめんしゅうさ

きゅうめんしゅうさ キウ―シウ― [5] 【球面収差】
軸から離れた平行光線あるいは軸上の一点から出た単色光が光学系を通ったとき,軸上で一点に集まらない光軸上の収差をいう。
→収差

きゅうめんてんもんがく

きゅうめんてんもんがく キウ― [7] 【球面天文学】
天球上の天体の見かけ上の位置や運動を記述・研究する学問。天体までの距離や天体の空間的運動は直接には問題とされず,ただその方向のみが議論される。

きゅうめんは

きゅうめんは キウ― [3] 【球面波】
波面が球面または円である波。

きゅうもん

きゅうもん キフ― [0] 【及門】
先生の門にやってくること。転じて弟子。門人。「―の子弟に示す小冊子/渋江抽斎(鴎外)」

きゅうもん

きゅうもん キウ― [0] 【毬門】
打毬(ダキユウ)で,毬(マリ)を打ち込む門。柱を二本立てるが,古式では板に穴をうがったものを用いる。

きゅうもん

きゅうもん キウ― [0] 【九門】
〔「九」は九重の意〕
宮城の門。

きゅうもん

きゅうもん キウ― [0] 【糾問・糺問】 (名)スル
罪を問いただすこと。尋問。「捕へ屯所へ連れ帰り―せしに/新聞雑誌 47」

きゅうもん

きゅうもん [0] 【宮門】
(1)宮殿・王宮の門。
(2)内裏(ダイリ)の外郭の門。

きゅうもんしゅぎ

きゅうもんしゅぎ キウ― [5] 【糾問主義】
訴追者(検察官など)の訴えを待たず,裁判所が職権によって訴訟を開始し,捜査・事実認定・裁判をする主義。
⇔弾劾(ダンガイ)主義

きゅうやく

きゅうやく キウ― [0] 【旧約】
(1)以前にした約束。前からの約束。
(2)「旧約聖書」の略。
⇔新約

きゅうやく

きゅうやく キウ― [0] 【旧訳】
以前の翻訳。
⇔新訳

きゅうやく

きゅうやく キウ― [0] 【救薬】 (名)スル
病気をなおすこと。転じて,社会の病弊をとりのぞくこと。「国家の勢亦た―すべからず/日本開化小史(卯吉)」

きゅうやく

きゅうやく [0] 【窮厄】 (名)スル
困り苦しむこと。「彼も頼み少き身となりて甚―してありしに/蘭学事始」

きゅうやく

きゅうやく【旧約聖書】
the Old Testament.

きゅうやくせいしょ

きゅうやくせいしょ キウ― 【旧約聖書】
ユダヤ教の正典を自己の正典の一部としたキリスト教における名称。のちに福音書や使徒書簡を神との新しい契約(新約)の書としてまとめたのに対し,当初から保持していたユダヤ教の文書をキリストの出現を預言した古い契約の書とみなしたことからの名。ヘブライ語で書かれ(ただし,キリスト教徒が使用したのはそのギリシャ語訳である七十人訳),律法・預言・諸書の三部三九巻からなる。天地創造物語・十戒や祭儀の規定・詩編・箴言(シンゲン)を含み,イスラエル民族の歴史が神による選びと救済の歴史として描かれる。旧約。旧約全書。
→新約聖書

きゅうゆ

きゅうゆ キフ― [0] 【給油】 (名)スル
(1)自動車や航空機などに燃料を補給すること。「スタンドで車に―する」
(2)機械の摩擦部分に潤滑油を注入すること。

きゅうゆ

きゅうゆ【給油する】
supply oil;refuel;→英和
feed (特に自動車).→英和
‖給油所 a service[ <米> gas]station (自動車の).空中給油 mid-air refueling.

きゅうゆう

きゅうゆう キウイウ [0] 【旧友】
古くからの親しい友達。昔の友達。

きゅうゆう

きゅうゆう キウイウ [0] 【旧遊】
(1)かつて訪れたことのある土地。曾遊(ソウユウ)。「―の地」
(2)かつて一緒に遊んだ友達。

きゅうゆう

きゅうゆう キフイウ [0] 【級友】
同じ学級の友達。クラス-メート。

きゅうゆう

きゅうゆう【級友】
a classmate.→英和

きゅうゆう

きゅうゆう【旧友】
an old friend[acquaintance].

きゅうよ

きゅうよ [1] 【窮余】
困りきったあげく。苦しまぎれ。

きゅうよ

きゅうよ キウ― [1] 【犰狳】
アルマジロの別名。

きゅうよ

きゅうよ【窮余の一策】
the last resort.〜の一策として as a (means of) last resort.

きゅうよ

きゅうよ【給与】
pay;→英和
allowance;→英和
supply.→英和
〜が良い(悪い) be well (poorly) paid.‖給与所得 an earned income.給与所得者 a wage earner.給与水準(体系) a wage level (system).

きゅうよ

きゅうよ キフ― [1] 【給与】 (名)スル
(1)公務員や会社員の給料や賞与など,勤務に対する対価の総称。税法上は,俸給・給料・賃金・歳費・賞与及びこれらの性質を有するものをいう。
(2)金銭・品物などをあてがい与えること。「制服を―する」

きゅうよ=の一策(イツサク)

――の一策(イツサク)
苦しまぎれに思いついたはかりごと。

きゅうよう

きゅうよう キウヤウ [0] 【休養】 (名)スル
(1)仕事などを休んで体力・気力を養うこと。「―をとる」「ゆっくり―する」
(2)〔史記(匈奴伝)〕
民力・兵力を養うこと。「民力―」

きゅうよう

きゅうよう【休養する】
take a rest;→英和
recuperate (病後に).→英和

きゅうよう

きゅうよう キウヤウ 【球陽】
(1)琉球の別名。
(2)歴史書。二二巻,付巻三巻,外巻「遺老説伝」三巻。鄭秉哲(テイヘイテツ)編。琉球国の正史。1745年完成,のち最後の国王尚泰まで書きつがれる。歴代国王の治世を中心に,あらゆる事件・事象を収録。漢文体。

きゅうよう

きゅうよう キフヤウ [0] 【給養】 (名)スル
(1)物を与えて養うこと。「一家を―する/新聞雑誌 54」
(2)軍隊で,人馬に物資を供給すること。

きゅうよう

きゅうよう キフ― [0] 【急用】
急ぎの用件。「―ができる」

きゅうよう

きゅうよう【急用(で)】
(on) urgent business.

きゅうようし

きゅうようし キフヤウシ [3] 【急養子】
⇒末期養子(マツゴヨウシ)

きゅうよしょとく

きゅうよしょとく キフ― [4] 【給与所得】
所得税法上の所得の種類の一。その金額は給与等の収入金額から給与所得控除を行なった残額。

きゅうよじゅうたく

きゅうよじゅうたく キフ―ヂユウ― [4] 【給与住宅】
社宅や官舎のこと。

きゅうらい

きゅうらい キウ― [1] 【旧来】
以前から続いて行われていること。昔から。従来。「―の悪習」

きゅうらい

きゅうらい【旧来の】
old;→英和
conventional.→英和

きゅうらい

きゅうらい キウ― [0] 【救癩】
癩病患者を救うこと。「―事業」

きゅうらい

きゅうらい キフ― [0] 【急雷】
急に鳴り出した雷。

きゅうらく

きゅうらく キフ― [1][0] 【及落】
試験などに合格することと,落ちること。及第と落第。「―を分かつ」

きゅうらく

きゅうらく キフ― [0] 【急落】 (名)スル
物価や相場が急にさがること。
⇔急騰
「株価が―する」

きゅうらく

きゅうらく【及落】
success or failure (in an examination).

きゅうらく

きゅうらく【急落】
a sudden fall <in price> .

きゅうり

きゅうり キウリ [1] 【胡瓜・黄瓜】
ウリ科のつる性一年草。南アジア原産とされる。重要な野菜の一つ。雌雄同株。葉は掌状に浅裂しざらつく。夏,黄色の花をつけ,長さ15〜30センチメートルの緑色の果実を結ぶ。熟すと黄色になる。生食するほか,漬物などとする。キウリ。[季]夏。

きゅうり

きゅうり キウ― [1] 【旧里】
ふるさと。故郷。

きゅうり

きゅうり [1] キユウ― 【窮理】 ・ キウ― 【究理】 (名)スル
(1)物事の道理・法則をきわめること。「工夫はなきかと心頭懸(ココロガ)け―する/西洋道中膝栗毛(魯文)」
(2)程朱(テイシユ)学の学問修養法の一。格物致知と同じく,個々の物に見いだされる理をおしひろめて万物の理,宇宙の本体に至ること。格物窮理。
→居敬(キヨケイ)

きゅうり

きゅうり キウ― [1] 【久離・旧離】
江戸時代,不身持ちのため別居または失踪(シツソウ)した子弟に対し,目上の者が連帯責任を免れるため親族関係を断絶すること。欠け落ち久離。
→勘当

きゅうり

きゅうり【胡瓜】
a cucumber.→英和

きゅうり=を切る

――を切・る
親子・親族などの関係を断つ。縁を切る。「配所の月久離きられずして二人みる物かは/浮世草子・一代男 2」

きゅうりうお

きゅうりうお キウリウヲ [3] 【胡瓜魚】
サケ目の海魚。全長20センチメートルほど。シシャモと近縁種で,体は紡錘(ボウスイ)形。背面は淡い黄緑色。腹部は銀白色。沿岸性だが産卵は川で行う。食用。鮮魚はキュウリに似た香りがする。北海道以北に分布。

きゅうりがく

きゅうりがく キユウ―・キウ― [3] 【窮理学・究理学】
(1)江戸後期から明治初期にかけての物理学の称。
(2)程朱の窮理の学。

きゅうりきのう

きゅうりきのう キウ― 【旧里帰農】
⇒人返(ヒトガエ)し

きゅうりぐさ

きゅうりぐさ キウリ― [3] 【胡瓜草】
ムラサキ科の一,二年草。原野に生える。全草にキュウリに似た香りがある。高さは20センチメートル内外。根葉は卵円形で長い柄(エ)があり,茎葉は狭卵形。春,茎頂に淡青色の小花をつける。

きゅうりずかい

きゅうりずかい 【窮理図解】
物理学の通俗的解説書である,「訓蒙窮理図解」の略。一巻。福沢諭吉著。1868年(明治1)刊。文明開化の波にのり,窮理学ブームをひき起こした。

きゅうりちょう

きゅうりちょう キウ―チヤウ [0] 【久離帳】
江戸時代,久離を許可したことを記した公儀の帳簿。

きゅうりつう

きゅうりつう 【窮理通】
物理学書。八巻。帆足(ホアシ)万里著。1836年成稿。全文出版は1926年(大正15)。近世西洋科学知識をもとに原暦・地球・引力など八編にまとめたもの。

きゅうりづかい

きゅうりづかい キウリヅカヒ 【胡瓜遣】
滑稽本。仮名垣魯文作。1872年(明治5)刊。福沢諭吉「窮理図解」を滑稽化した作。文明開化期の東京風俗が読みとれる。

きゅうりもみ

きゅうりもみ キウリ― [3][0] 【胡瓜揉み】
キュウリを小口から薄く刻んで塩で揉み,三杯酢をかけた食べ物。[季]夏。

きゅうりゅう

きゅうりゅう【急流】
a rapid stream;a torrent;→英和
rapids (場所).

きゅうりゅう

きゅうりゅう キウリユウ 【九竜】
香港,九竜半島の南端にある都市。海峡を隔てて香港島と対する。カオルン。

きゅうりゅう

きゅうりゅう キウリウ [0] 【九流】
中国漢代の九つの学派。儒家・道家・陰陽家・法家・名家・墨家・縦横家・雑家・農家の総称。九家。

きゅうりゅう

きゅうりゅう キウリウ [0] 【旧流】
古い流派。旧派。

きゅうりゅう

きゅうりゅう [0] 【穹窿】
〔弓なりをなす意〕
(1)大空。そら。
(2)半球状の天井。まる天井。ドーム。
(3)弓形をもとにして構成される曲面天井の総称。ボールト。

きゅうりゅう

きゅうりゅう キフリウ [0] 【急流】
水勢の急な流れ。

きゅうりょう

きゅうりょう キウレウ [0] 【救療】 (名)スル
治療して救うこと。

きゅうりょう

きゅうりょう キウレフ [0] 【休漁】 (名)スル
漁を休むこと。

きゅうりょう

きゅうりょう【給料】
pay;→英和
a salary;→英和
wages (工員などの).〜が良い(悪い) be well (poorly) paid.‖給料取り a salaried worker;a wage earner.給料日 a payday.給料袋 <米> a pay envelope[ <英> packet].給料明細表 a pay slip.

きゅうりょう

きゅうりょう キウ― [0] 【丘陵】
(1)あまり高くない山。小山。おか。
(2)〔地〕 なだらかな小山が,次々に続いている所。「―地帯」「多摩―」

きゅうりょう

きゅうりょう キウ― [0] 【虬竜】
想像上の動物。みずち。

きゅうりょう

きゅうりょう キフレウ [1] 【給料】
(1)使用人の労働に対して,雇い主が支払う報酬。俸給。サラリー。
→賃金
(2)「学問(ガクモン)料」に同じ。

きゅうりょう

きゅうりょう キウリヤウ [0] 【旧領】
(1)もと領有していた領地。
(2)新しく得た領地に対して,古くからの領地。

きゅうりょう

きゅうりょう【丘陵】
a hill;→英和
heights.丘陵地帯 hilly regions.

きゅうりょうく

きゅうりょうく キウレフ― [3] 【休猟区】
狩猟鳥獣が減少し,その増加を図る必要のあるとき,三年以内の期間で,都道府県知事の指定により捕獲が禁止される地域。

きゅうれい

きゅうれい キフ― [0] 【急冷】 (名)スル
急速に冷やすこと。急に冷えること。

きゅうれい

きゅうれい キウ― [0] 【旧例】
昔からのしきたり。古い例。先例。

きゅうれき

きゅうれき【旧暦】
<according to> the old[lunar]calendar.

きゅうれき

きゅうれき キウ― [0] 【旧暦】
1872年(明治5)の太陽暦採用以前に使用されていた暦法。
⇔新暦
→太陽暦

きゅうれき

きゅうれき キウレキ 【九暦】
平安中期の公卿藤原師輔の日記。一巻。もとは930年頃から960年までの約30年にわたったと考えられるが,現存するのは948年から960年までの記事。九記。九条殿御記。

きゅうろ

きゅうろ [1] 【穹廬】
蒙古(モウコ)人の用いる弓なりに張ったテント状の住居形式。

きゅうろ

きゅうろ キウ― [1] 【旧廬】
昔住んでいた庵。古びた家。旧宅。

きゅうろう

きゅうろう キウラウ [0] 【旧労】
古くから仕えて功労があること。「前朝―の寵臣/太平記 5」

きゅうろう

きゅうろう キウラフ [0] 【旧臘】
〔臘は,陰暦一二月のこと〕
(「新年」からみて)昨年の一二月。

きゅうろう

きゅうろう [0] 【宮漏】
宮中にある水時計。

きゅうろくぐわ

きゅうろくぐわ キウロクグハ [4] 【久六鍬】
柄(エ)が短く,頑丈なつくりの鍬。かたい土や木の根などを掘り起こすのに用いる。くろくぐわ。黒鍬。

きゅうアジアしょご

きゅうアジアしょご キウ― [6] 【旧―諸語】
⇒古アジア諸語

きゅうカーブ

きゅうカーブ【急カーブ】
<make> a sharp[sudden]turn.

きゅうシベリアしょご

きゅうシベリアしょご キウ― [7] 【旧―諸語】
⇒極北諸語(キヨクホクシヨゴ)

きゅうテンポ

きゅうテンポ【急テンポ】
a quick tempo.〜の[で]double-quick.

きゅうテンポ

きゅうテンポ キフ― [3] 【急―】 (名・形動)
テンポが急なこと。またそのさま。急調子。「―な町の発展」

きゅうピッチ

きゅうピッチ キフ― [3] 【急―】 (名・形動)
調子・進行などが急速な・こと(さま)。「―で工事が進む」「太鼓の―な連打」

きゅっと

きゅっと [1][0] (副)
(1)強くしめつけるさま。しまって細くなっているさま。「帯を―しめる」「―しまった腰」
(2)心に強くせまるさま。「胸を―しめつけられる」
(3)しごいて音を立てるさま。「革ひもを―しごく」
(4)酒を一息に飲むさま。「―一杯あける」

きゅんと

きゅんと [1] (副)
特別な感慨や気持ちの高まりで,胸がしめつけられるような感じがするさま。「胸が―なる」

きゆ

きゆ [1] 【覬覦】 (名)スル
身分不相応なことをうかがいねらうこと。「非望を―するの愚/三酔人経綸問答(兆民)」

きゆ

き・ゆ 【消ゆ】 (動ヤ下二)
⇒きえる

きゆ

きゆ [1] 【窺窬】 (名)スル
隙(スキ)をうかがいねらうこと。

きゆう

きゆう【杞憂】
imaginary[groundless]fears[apprehensions].

きゆう

きゆう [1][0] 【机右】
机のそば。座右。

きゆう

きゆう [1] 【希有・稀有】 (名・形動)[文]ナリ
〔漢音〕
「けう(希有)」に同じ。「―なる振舞したまふ/文づかひ(鴎外)」

きゆう

きゆう [0] 【杞憂】 (名)スル
〔周代,杞の国の人が,天が落ちて来はしまいかと心配したという「列子(天瑞)」の故事による〕
あれこれと無用な心配をすること。取り越し苦労。杞人のうれい。「―にすぎない」「深く政府の為に―する処なり/新聞雑誌 54」

きゆう

きゆう [1][0] 【喜憂】 (名)スル
よろこぶこととうれえること。よろこびと心配。「貧富苦楽を―して/福翁百話(諭吉)」

きゆう

きゆう [0][1] 【喜遊・嬉遊】 (名)スル
楽しみあそぶこと。

きゆうきょく

きゆうきょく [2] 【嬉遊曲】
⇒ディベルティメント

きゆうげんそ

きゆうげんそ [4] 【稀有元素】
⇒希元素(キゲンソ)

きゆうしょうらん

きゆうしょうらん キイウセウラン 【嬉遊笑覧】
随筆。一二巻,付録一巻。喜多村信節(ノブヨ)著。1830年自序。江戸時代の風俗・習慣などに関する事柄を分類し,考証を加えたもの。

きゆうやくじょう

きゆうやくじょう キイウヤクデウ 【己酉約条】
1609年(慶長14)己酉の年に対馬の宗義智が李氏朝鮮と結んだ通交貿易に関する条約。日本からの使は将軍と宗氏に限り,歳遣船は年二〇隻とすることなどが定められた。慶長条約。

きょ

きょ [1] 【虚】
(1)備えのないこと。油断。「相手の―につけこむ」
(2)うそ。いつわり。
⇔実(ジツ)
「実か―かいうて見や/浮世草子・禁短気」
(3)二十八宿の一。北方の星宿。虚宿。とみてぼし。

きょ

きょ【虚を衝(つ)く】
take <the enemy> unawares[by surprise].〜に乗じる catch <a person> napping.

きょ

きょ [1] 【距】
(1)萼(ガク)や花弁の基部にある袋状の突起。中に細長い蜜腺がある。ラン・スミレ・ツリフネソウなどに見られる。
(2)けづめ。
距(1)[図]

きょ

きょ【居を構える】
take up one's quarters[abode].

きょ

きょ [1] 【裾】
束帯の下襲(シタガサネ)の裾(スソ)で,後ろに長く引く部分。のちには天皇の料以外は下襲から切り放し,ひもで腰につけた。身分・官位・季節によって,地紋・色目・長さに決まりがあり,官位の高い者ほど長い。きぬのしり。
裾[図]

きょ

きょ【挙】
an undertaking;an action (行動).→英和

きょ

きょ [1] 【挙】
(1)振る舞い。おこない。くわだて。「予想外の―に出る」
(2)推挙すること。「前頭(サキノカミ)の―によりて/大鏡(伊尹)」

きょ

きょ [1] 【居】
住む所。住みか。住まい。「―を構える」「―を定める」

きょ=に乗(ジヨウ)ずる

――に乗(ジヨウ)・ずる
相手の油断につけこむ。

きょ=は気を移(ウツ)す

――は気を移(ウツ)す
〔孟子(尽心上)〕
住む場所や環境は人の心に大きな感化を与える。

きょ=を衝(ツ)く

――を衝(ツ)・く
相手の備えのすきをついて攻める。

きょあく

きょあく [0][1] 【巨悪】
大きな悪。また,大悪人。「―に立ち向かう」

きょい

きょい [1] 【虚威】
外見だけの威勢。からいばり。虚勢。

きょい

きょい [1] 【虚位】
実権を伴わない名目ばかりの地位。「天子は唯―を擁するのみ/文明論之概略(諭吉)」

きょう

きょう ケフ [1] 【侠】
おとこぎ。侠気。

きょう

きょう ケウ [1] 【轎】
小さい車や駕籠(カゴ)などの乗り物。

きょう

きょう キヤウ 【羌】
青海を中心に中国西北辺境に住んだチベット系遊牧民。漢代には西羌と呼ばれ,五胡十六国時代には姚(ヨウ)氏が後秦を建てた。唐代には党項(タングート)などの名で知られたが,吐蕃(トバン)に圧迫され,一部はその支配下に入り,他は寧夏方面に移って西夏を建てた。

きょう

きょう【卿】
Lord;Sir.

きょう

−きょう【−強】
a little over <ten pounds> .

きょう

きょう キヤウ [1] 【饗】
酒席を設けてもてなすこと。また,その酒食。あるじ。饗応。

きょう

きょう [0] 【興】
(1)心に感じる楽しさやおもしろみ。「―を覚える」「―を添える」「―をそそる」
(2)その場のたわむれ。座興。
(3)「詩経」の六義(リクギ)の一。漢詩の表現・修辞による分類の一。草や鳥など自然界の事物から歌い起こして,それとなく人間世界にたとえる手法。

きょう

きょう【今日】
today;→英和
this day.〜の午後 this afternoon.〜中に sometime today;→英和
before the day is out.〜この頃 nowadays.→英和

きょう

きょう【京】
the capital.→英和

きょう

きょう キヤウ [0] 【経】
□一□〔仏〕
〔梵 sūtra〕
(1)仏の教えを記した文章。仏の説いた言葉をそのまま伝えるという形式をとる。三蔵の一。契経(カイキヨウ)。
(2)十二分経の一。経のうち,散文で記された部分のこと。契経。
(3)仏教に関する文献の総称。{(1)}に論と律を加えたもの。
□二□仏教以外の宗教の聖典。

きょう

きょう キヤウ [1] 【郷】
ふるさと。故郷。

きょう

きょう【興】
(an) interest;→英和
fun.→英和
〜を添える(さます) add to (spoil) the fun.→英和
〜じる amuse oneself <by doing> .〜が乗る become interested <in> .

きょう

きょう キヤウ [1] 【境】
(1)区切られた場所。「無人の―を行く」「斯(カカ)る―にはふさはしい物語り/続風流懺法(虚子)」
(2)心の状態。「無我の―」
(3)〔仏〕 人間の感覚器官と心の認識能力の対象。眼・耳・鼻・舌・身・意の六根それぞれによって認識される色・声(シヨウ)・香・味・触・法の六境。境界(キヨウガイ)。

きょう

きょう ケフ 【狭布】
古代,陸奥(ムツ)国を中心に東北地方から貢上された,幅の狭い布。

きょう

きょう ケフ [1] 【今日】
現在過ごしつつある,この日。本日。「大会は―開催される」

きょう

−きょう【−狂】
a <baseball> fan;→英和
a maniac;→英和
an enthusiast <for politics> .→英和

きょう

きょう キヤウ 【強】
■一■ [1] (名)
強いこと。強いもの。
⇔弱
■二■ (接尾)
数量を表す名詞などに付いて,端数を切り捨てた数字であることを表す。
⇔弱
「4メートル―」

きょう

きょう [1] 【凶・兇】
運が悪いこと。縁起が悪いこと。不運。不吉(フキツ)。
⇔吉

きょう

きょう キヤウ 【卿】
■一■ [1] (名)
(1)律令制で,八省の長官。また,明治の太政官制の各省の長官。
(2)大納言(ダイナゴン)・中納言・参議以上の官,三位(サンミ)以上の位の人。けい。大臣を公というのに対していう。
(3)(代名詞的に用いて)相手の貴人を敬っていう。あなたさま。
■二■ (接尾)
人名に付いて,イギリスなどでの爵位をもつ人に対する敬称として用いられる。「ウインストン―」

きょう

きょう ケウ [1] 【橋】
脳幹部のうち,上方は中脳,下方は延髄に続き,前方に丸く膨らんだ部分。多数の神経繊維が複雑に走り,三叉・外転・顔面・内耳の各脳神経の核がある。脳橋。

きょう

きょう キヤウ [0][1] 【香】
将棋の駒の名。「香車(キヨウシヤ)」の略。「―落ち」

きょう

きょう【経】
<recite,chant> a sutra.→英和

きょう

きょう【凶】
ill[bad]luck;misfortune.→英和
〜の unlucky.→英和

きょう

きょう キヤウ 【狂】
名詞の下に付く。
(1)精神状態の異常なことを表す。「色情―」「偏執―」
(2)一つの事に熱中する意を表す。マニア。「野球―」「収集―」

きょう

きょう キヤウ [1] 【京】
(1)皇居のある土地。みやこ。「藤原―」
(2)京都。「―の三条大橋」
(3)数の単位。兆の一万倍。一〇の一六乗。けい。[塵劫記]
(4)いろは歌の終わりにつける語。

きょう

きょう ケウ 【孝】
〔呉音〕
(1)親によく仕えること。「あはれなるもの,―ある人の子/枕草子 119」
(2)親の喪に服すこと。また,追善供養。「親の―よりけにやつれ給へり/源氏(柏木)」

きょう=あって明日(アス)ない身(ミ)

――あって明日(アス)ない身(ミ)
人生の無常なことのたとえ。

きょう=か明日(アス)か

――か明日(アス)か
(1)日数を数えて心待ちにするさま。「―と待つ」
(2)その日が近くにせまったさま。「―の命」

きょう=が醒(サ)める

――が醒(サ)・める
今まで抱いていた興味や愉快な雰囲気が失われる。興がそがれる。「彼の一言で座の―・めた」

きょう=という今日

――という今日
今日こそは。
〔「今日」を強調していう語〕

きょう=に乗(ノ)る

――に乗(ノ)・る
おもしろさに心が浮かれて何かをする。興に乗ずる。

きょう=に入(イ)る

――に入(イ)・る
おもしろがる。興を感じて夢中になる。

きょう=に田舎(イナカ)あり

――に田舎(イナカ)あり
にぎやかな都にも,まだひらけていない田舎めいた所がある。

きょう=の夢(ユメ)大坂の夢

――の夢(ユメ)大坂の夢
夢物語をする前に唱える言葉。

きょう=の後(ノチ)に今日なし

――の後(ノチ)に今日なし
きょうという日は二度と巡ってこない。一日一日を大切にせよという意。

きょう=の情(ナサケ)は明日(アス)の仇(アダ)

――の情(ナサケ)は明日(アス)の仇(アダ)
人情の変わりやすいことのたとえ。

きょう=の着倒(キダオ)れ

――の着倒(キダオ)れ
京都の人は着道楽をして財産を費やしてしまうということ。「大阪の食い倒れ」に対していう。

きょう=は人の上(ウエ)明日(アス)は我が身(ミ)の上

――は人の上(ウエ)明日(アス)は我が身(ミ)の上
きょうは他人に振りかかった災難でも,あすは自分のこととなるかもしれない。災難というものは,いつ襲ってくるかわからないものである。今日は人の身,明日は我が身。

きょう=へ筑紫(ツクシ)に坂東(バンドウ)さ

――へ筑紫(ツクシ)に坂東(バンドウ)さ
室町時代の諺(コトワザ)。方向を示す助詞として,京都では「へ」,九州では「に」,関東では「さ」を使うことをいったもの。「実隆公記」「四河入海(シカニツカイ)」,ロドリゲスの「日本大文典」などに記されている。

きょうあい

きょうあい【狭隘な】
narrow;→英和
small.→英和

きょうあい

きょうあい ケフ― [0] 【狭隘】 (名・形動)[文]ナリ
(1)土地などの小さくせまい・こと(さま)。「―な谷間」
(2)心がせまいこと。度量がないこと。また,そのさま。「―な心の持ち主」「何ぞ卿が胸田の―なる/世路日記(香水)」

きょうあく

きょうあく キヤウ― [0] 【強悪】
「ごうあく(強悪)」に同じ。「淫行を恣(ホシイママ)にせんとするの―を知りながら/読本・唐錦」

きょうあく

きょうあく【凶悪な】
atrocious;→英和
heinous.→英和
凶悪犯人(犯罪) an atrocious criminal (crime).

きょうあく

きょうあく [0] 【凶悪・兇悪】 (名・形動)[文]ナリ
性質が残忍で,悪いことを平気でやる・こと(さま)。「―な犯罪」「―犯」
[派生] ――さ(名)

きょうあく

きょうあく ケウ― [0] 【梟悪】
極悪なおこないをなすこと。また,そうする人。「これも世,澆季(ギヨウキ)に及んで,人―をさきとする故なり/平家 1」

きょうあす

きょうあす ケフ― [1][4] 【今日明日】
きょうかあす。「―を知らぬ命」

きょうあつ

きょうあつ【強圧】
<bring> pressure <upon> .→英和
〜的 oppressive.→英和
‖強圧手段 a high-handed measure.

きょうあつ

きょうあつ キヤウ― [0] 【強圧】 (名)スル
(1)強い圧力。
(2)強い力・権力で圧迫すること。高圧。「―的態度」

きょうあつつうふう

きょうあつつうふう キヤウ― [5] 【強圧通風】
⇒押(オ)し込(コ)み通風(ツウフウ)

きょうあん

きょうあん【教案】
a teaching plan.

きょうあん

きょうあん ケウ― [0] 【教案】
(1)授業に先立ち,教師が授業の目標・具体的な教授方法・時間の配分などを記した指導案。学習指導案。教授案。
(2)中国で,キリスト教に関係した事件の総称。清代末の,宣教師殺害や教会焼き打ちなどのキリスト教排斥運動(仇教(キユウキヨウ)運動)が著名で,のち排外運動に発展。

きょうい

きょうい ケフヰ [1] 【脅威】 (名)スル
おびやかすこと。また,おびやかされ,おどされることで感じるおそれ。「―を感ずる」「―を与える」「平和と安全の維持を―するもの」

きょうい

きょうい【胸囲】
the girth of the chest.→英和
〜をはかる measure the chest;measure one's bust (婦人).

きょうい

きょうい キヤウ― [1] 【驚異】
不思議で驚くべきこと。びっくりするほど素晴らしいこと。「―の目をみはる」

きょうい

きょうい キヤウ― [1] 【強意】
文章表現で,ある部分の意味を強めること。「―の助詞」

きょうい

きょうい【強意】
emphasis.→英和

きょうい

きょうい【脅威】
a menace[threat] <to> .→英和

きょうい

きょうい ケウヰ [1] 【教委】
「教育委員会」の略。「市―」「県―」

きょうい

きょうい [1] 【胸囲】
乳首の下で測った胸回りの長さ。女子の場合は,乳房隆起の上端で測る。胸回り。

きょうい

きょうい【驚異】
(a) wonder.→英和
〜的 wonderful;→英和
marvelous.〜の目を見張る stare in wonder.

きょういき

きょういき キヤウヰキ [0] 【境域・疆域】
(1)土地の境目。境界。
(2)ある物事の範囲や内容。領域。

きょういく

きょういく【教育】
<receive> education;→英和
instruction (教授);→英和
training (訓練);→英和
culture (教養).→英和
〜する educate;→英和
give <a person> education.〜のある(ない) (un-)educated;→英和
(un)cultured.→英和
〜的(な) educational <film> .→英和
‖教育委員会 the Board of Education.教育学(部) pedagogy (the department of education).教育課程 a curriculum.教育機関(施設) organs of education (educational facilities).教育基本法 the Fundamental Law on Education.教育実習 practice teaching.教育者 an educator.教育長 a superintendent of educational affairs.教育費 educational expenses.教育ママ(パパ) an education-minded mother (father).義務(初等,中等,高等,大学)教育 compulsory (primary,secondary,higher,university) education.

きょういく

きょういく [0] 【矜育】 (名)スル
あわれみ育てること。

きょういく

きょういく ケウ― [0] 【教育】 (名)スル
他人に対して,意図的な働きかけを行うことによって,その人間を望ましい方向へ変化させること。広義には,人間形成に作用するすべての精神的影響をいう。その活動が行われる場により,家庭教育・学校教育・社会教育に大別される。「子供を―する」「義務―」「―のある人」

きょういくいいんかい

きょういくいいんかい ケウ―ヰヰンクワイ [6] 【教育委員会】
地方の教育行政を処理する機関。都道府県および市(特別区を含む)町村などに設置。大学・私立学校を除いた学校その他の教育機関の管理,学校の組織編制,教材の取り扱い,教育課程,社会教育などに関する事務を扱う。

きょういくか

きょういくか ケウ― [0] 【教育家】
教育を専門の仕事とする人。教育者。

きょういくかがく

きょういくかがく ケウ―クワ― [5] 【教育科学】
教育を社会的・歴史的観点からとらえ,その実態・機能を客観的に分析・記述することを目的とする学問。

きょういくかてい

きょういくかてい ケウ―クワ― [5] 【教育課程】
学校教育の目的を達成するための教育内容・教材に関する計画。

きょういくかていしんぎかい

きょういくかていしんぎかい ケウ―クワテイシンギクワイ 【教育課程審議会】
文部省におかれる諮問機関の一。1949年(昭和24)設置。文部大臣の諮問に応じて初等・中等教育の教育課程に関する事項を調査・審議する。

きょういくかんじ

きょういくかんじ ケウ― [5] 【教育漢字】
義務教育の期間に読み書きともにできるように指導することが必要であるとされている漢字の通称。国語審議会が,1948年(昭和23)に「当用漢字別表」として八八一字を選定。その後学習指導要領の改訂に伴って77年に九九六字に,89年に一〇〇六字となった。

きょういくがく

きょういくがく ケウ― [4] 【教育学】
教育の目的・本質・方法および制度・行政などを科学的・実証的に研究する学問。

きょういくがくぶ

きょういくがくぶ ケウ― [5] 【教育学部】
大学の学部の一。教育学の研究・教育を目的とするものと,教員養成を目的とするものとがある。

きょういくきき

きょういくきき ケウ― [5] 【教育機器】
教育の効果をあげるために使用される機械器具。視聴覚器材(ビデオ-レコーダー・映写機・テレビ・テープ-レコーダーなど)やティーチング-マシンなどがある。

きょういくきほんほう

きょういくきほんほう ケウ―ハフ 【教育基本法】
日本国憲法の精神に基づいて,新しい教育の目的とその基本方針を示した法律。1947年(昭和22)制定。教育勅語に代わるものとして,教育憲法とも呼ばれる。教育の目的・方針・機会均等・義務教育,男女共学などについて規定している。

きょういくぎょうせい

きょういくぎょうせい ケウ―ギヤウ― [5] 【教育行政】
国および地方公共団体が,その権限に応じてその教育政策を実施する過程。

きょういくけいろん

きょういくけいろん ケウ― [5] 【教育刑論】
刑罰の目的は,受刑者を教育・改善し社会復帰ができるようにするところにあるとする考え方。目的刑論の一つ。

きょういくけん

きょういくけん ケウ― [4][3] 【教育権】
広義では,教育に関する国民の諸権利の総称。狭義では,教育内容を決定し実施する権能をいうが,その担い手が,親,教師,国のいずれであるか,また相互の関連をどのように解するかについて見解は分かれている。

きょういくげんり

きょういくげんり ケウ― [5] 【教育原理】
教育活動の基本的な原則の検討や教育実践の分析を通して,教育の本質の理解を深める研究,およびそれに基づく講義。

きょういくこうがく

きょういくこうがく ケウ― [5] 【教育工学】
教育学研究の一分野。主に工学的な手法を用いて効果的な教育方法を研究・開発するために行う技術学。

きょういくこうむいん

きょういくこうむいん ケウ―ヰン [7] 【教育公務員】
国公立学校の学長・校長・園長・教員,教育委員会の教育長・指導主事・社会教育主事をいう。職務と責任の特殊性に基づき,その身分取り扱いについて特例が定められている。

きょういくこうむいんとくれいほう

きょういくこうむいんとくれいほう ケウ―コウムヰントクレイハフ 【教育公務員特例法】
教育公務員の職務とその責任の特殊性に基づき,その任免・分限・懲戒・服務などについて国家公務員法および地方公務員法に対する特例を規定する法律。1949年(昭和24)制定。

きょういくしすう

きょういくしすう ケウ― [6][5] 【教育指数】
⇒イー-キュー( EQ )

きょういくしゃ

きょういくしゃ ケウ― [4][3] 【教育者】
教育に携わっている人。教育家。

きょういくしゃかいがく

きょういくしゃかいがく ケウ―シヤクワイ― [6] 【教育社会学】
教育学研究の一分野。教育事象を社会学的な手法を用いて明らかにする研究。

きょういくしょうしゅう

きょういくしょうしゅう ケウ―セウシフ [5] 【教育召集】
旧陸軍で教育のために補充兵を召集すること。

きょういくしょくいんめんきょほう

きょういくしょくいんめんきょほう ケウ―シヨクヰンメンキヨハフ 【教育職員免許法】
教員の免許に関する基準を定め,教員の資質の保持・向上を図ることを目的とする法律。1949年(昭和24)制定。

きょういくしんりがく

きょういくしんりがく ケウ― [7] 【教育心理学】
教育過程の諸現象を心理学的に解明し,教育を効果的に行うための方法を見つけ出すことを目的とする学問。主な研究領域は,成長と発達,学習,人格と適応,測定と評価,教師と児童の関係など。

きょういくじっしゅう

きょういくじっしゅう ケウ―シフ [5] 【教育実習】
教職を志望する学生に課せられる実習。教育の現場において一定期間教育活動に携わる。教員免許状取得に必須の単位となっている。

きょういくそうかん

きょういくそうかん ケウ― [5] 【教育総監】
教育総監部の長官。当初陸軍大臣の管轄下,二年後天皇に直隷。陸軍大臣・参謀総長とともに陸軍三長官の一。

きょういくそうかんぶ

きょういくそうかんぶ ケウ― [7] 【教育総監部】
旧陸軍の教育機関。1898年(明治31)に設置。陸軍全般の教育訓練にあたった。1945年(昭和20)廃止。

きょういくそくてい

きょういくそくてい ケウ― [5] 【教育測定】
教育の効果について客観的に測定する考査法。
→教育評価

きょういくだいがく

きょういくだいがく ケウ― [5] 【教育大学】
教育に関する研究,および教員の養成を目的とする大学。

きょういくちょう

きょういくちょう ケウ―チヤウ [4][3] 【教育長】
教育委員会事務局の長。都道府県および政令指定都市については文部大臣の,市町村については都道府県教育委員会の承認を得て各教育委員会が任命する。

きょういくちょくご

きょういくちょくご ケウ― 【教育勅語】
日本の教育の基本方針を示した明治天皇の勅語。1890年(明治23)10月30日発布。忠君愛国を国民道徳として強調した。第一回帝国議会の開会直前に発布,学校教育を通じて国民に強制され,天皇制の精神的・道徳的支柱となった。1948年(昭和23)廃止。

きょういくてき

きょういくてき ケウ― [0] 【教育的】 (形動)
(1)教育に関係のあるさま。「―見地」「―配慮」
(2)教育に適しているさま。「―な内容」

きょういくにほう

きょういくにほう ケウ―ハフ [5] 【教育二法】
1954年(昭和29)吉田茂内閣によって提出され,国会内外で強力な反対を受ける中で成立した「教育公務員特例法一部改正法」および「義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法」のこと。教員の政治活動を禁止した法律。

きょういくひょうか

きょういくひょうか ケウ―ヒヤウ― [5] 【教育評価】
教育活動の効果について教育の目的にてらして評価をすること。教育活動の結果の量的・客観的測定とともに,児童・生徒の発達をより包括的にとらえようとする概念。

きょういくふじょ

きょういくふじょ ケウ― [5] 【教育扶助】
生活保護法に基づく扶助の一種で,生活困窮者に義務教育を受けるのに必要な学用品代,学校給食費などの費用を援助すること。

きょういくれい

きょういくれい ケウ― 【教育令】
1879年(明治12)に公布された学校教育制度に関する法令。教育に関する地方の権限を大幅に認め,また初めて義務教育を法文化したが,翌年全面的に改正された。

きょういくママ

きょういくママ ケウ― [5] 【教育―】
わが子の教育に熱心な母親。

きょういし

きょういし キヤウ― 【経石】
経文を記した小石。死者の追善,現世利益・未来往生を願うためのもので,多くは地中に埋める。一字一石と多字一石とがある。きょうせき。

きょういつ

きょういつ ケウ― [0] 【驕佚・驕逸】 (名・形動)[文]ナリ
おごりたかぶって勝手な行動をする・こと(さま)。「―に流れる」「―の思ひ気色に顕はれたり/太平記 19」

きょういてき

きょういてき キヤウ― [0] 【驚異的】 (形動)
びっくりするほどの。驚くべき。「―な数」

きょういも

きょういも キヤウ― [0] 【京芋】
海老芋(エビイモ)の別名。

きょういん

きょういん ケウヰン [0] 【教員】
学校職員のうち,直接教育に従事する職員の総称。学校の種類と職務内容によって,教授・助教授・助手・教諭・助教諭・養護教諭・講師などに分かれる。教育職員。教師。先生。

きょういん

きょういん【教員】
a teacher;→英和
the (teaching) staff (一校全体の).‖教員会議(組合) a teachers' conference (union).教員室 the teachers' room.教員免許状(をとる) (obtain) a teacher's license.

きょういんけんてい

きょういんけんてい ケウヰン― [5] 【教員検定】
教員免許状を有しない者または上級の免許状を取得しようとする者に対して,都道府県の教育委員会が行う検定。教育職員検定。「―試験」

きょういんせっかじけん

きょういんせっかじけん ケウヰンセキクワ― 【教員赤化事件】
1930(昭和5)〜33年にかけて行われた一連の教員弾圧事件。多くの教員が,日本共産党の運動に関係した「赤化教員」だとして検挙された。

きょういんめんきょじょう

きょういんめんきょじょう ケウヰンメンキヨジヤウ [7] 【教員免許状】
教育職員免許法に基づき,大学・高等専門学校を除く学校の教員になる資格のある者に与えられる免許状。普通免許状と臨時免許状がある。教育職員免許状。

きょういんようせい

きょういんようせい ケウヰンヤウ― [5] 【教員養成】
教員として必要な資質・能力を備えさせるために教育を施すこと。教育職員免許法に基づいて実施される。

きょうう

きょうう キヤウ― [1] 【強雨】
強い雨。激しく降る雨。

きょうう

きょうう [1] 【胸宇】
心の中。胸のうち。胸中。

きょううた

きょううた キヤウ― [0] 【京歌】
⇒上方歌(カミガタウタ)

きょううち

きょううち キヤウ― [0] 【京打ち】
京都で製造したもの。かんざし・扇子などにいう。京都製。

きょううん

きょううん【強運】
good luck.

きょううん

きょううん キヤウ― [0] 【強運】
運が強いこと。強い運勢。「―の人」

きょううんしゅう

きょううんしゅう キヤウウンシフ 【狂雲集】
漢詩集。一巻。一休宗純作。室町中期成立。孤高の求道性,奔放な風狂の精神によって禅文学上に特異な位置を占める。

きょうえ

きょうえ キヤウ― [1] 【経衣】
「経帷子(キヨウカタビラ)」に同じ。

きょうえい

きょうえい キヤウ― [0] 【鏡映】 (名)スル
〔数〕 空間内の点をある平面に関して面対称な点に移すこと。

きょうえい

きょうえい【共栄】
mutual prosperity.

きょうえい

きょうえい [0] 【共営】 (名)スル
共同経営。

きょうえい

きょうえい [0] 【共栄】
二つ以上のものが,一緒に発展し栄えること。ともに栄えること。「共存―」

きょうえい

きょうえい キヤウ― [0] 【競泳】 (名)スル
一定の距離を,速さを競って泳ぐこと。水泳競技。[季]夏。「―種目」「―大会」

きょうえい

きょうえい【競泳】
a swimming race.〜大会 a swimming meet.

きょうえい

きょうえい [0] 【胸泳】
平泳ぎ。

きょうえいもじ

きょうえいもじ キヤウ― [5] 【鏡映文字】
⇒鏡文字(カガミモジ)

きょうえき

きょうえき [0] 【共益】
共通の利益。

きょうえき

きょうえき キヤウ― [0] 【疆埸】
〔「疆」は大きなさかい,「埸」は小さなさかいの意〕
(1)田畑のさかい。
(2)国境。

きょうえき

きょうえき [1] 【胸液】
胸膜腔内にある少量の液体。壁側と臓側二葉の胸膜の間の摩擦を減少させる働きをする。肋膜(ロクマク)の水。

きょうえき

きょうえき キヤウ― [0] 【享益】
利益を享受すること。

きょうえきけん

きょうえきけん [4][3] 【共益権】
団体の構成員が有する権利のうち,全構成員の共通の利益のために認められる権利。議決権・少数社員権,各種の監督権など。
⇔自益権

きょうえきさいけん

きょうえきさいけん [5] 【共益債権】
会社更生法上,更生手続の費用や財産管理に必要な費用など,関係人の共同の利益のために支出した費用に係る請求権およびその他の特定の請求権。更生手続によらずに,更生債権・更生担保権に優先して弁済を受けられる。

きょうえきたじ

きょうえきたじ キヤウ― [5] 【疆埸多事】
国境で隣国との間に戦争が起こること。

きょうえきひ

きょうえきひ [4] 【共益費】
(1)共同住宅などで,居住者がともに利益を受けている外灯・エレベーターなど共用部分の維持・管理のために支出する費用。
(2)〔法〕 同一の債務者についてすべての債権者に共通する利益のために費やした費用。債務者の財産の保存費,強制執行の費用など。

きょうえつ

きょうえつ [0] 【恐悦・恭悦】 (名)スル
(1)かしこまり喜ぶこと。感謝を述べるときに多く用いる。「―至極に存じます」
(2)ひどく喜ぶこと。「芸者は平手で野だの膝を叩いたら野だは―して笑つてる/坊っちゃん(漱石)」

きょうえん

きょうえん キヤウ― [0] 【竟宴】
〔竟(オワリ)に催す宴会の意〕
(1)宮中で日本書紀や漢籍などの講義,勅撰和歌集の撰述が終わったときなどに,宴を設け諸臣にその書にちなむ詩歌を詠ませ,禄(ロク)を与えるもの。
(2)祭事・神事が終わってそのあとで行われる宴会。

きょうえん

きょうえん ケウ― [0] 【嬌艶】 (名・形動)[文]ナリ
なまめかしくあでやかな・こと(さま)。「―な女性」

きょうえん

きょうえん [0] 【興宴】
興趣の多い宴会。おもしろい遊び。

きょうえん

きょうえん【饗宴】
<hold> a banquet;→英和
a dinner.→英和

きょうえん

きょうえん [0] 【共演】 (名)スル
いっしょに出演すること。「東西の名優が―する」

きょうえん

きょうえん キヤウエン 【饗宴】
〔原題 (ギリシヤ) Symposion〕
プラトン中期対話編の一。悲劇詩人アガトン邸で,各自が恋の神エロスの賛美演説をする趣向。ソクラテスはエロスと哲学を結んで,いわゆるプラトニック-ラブの原型を示す。

きょうえん

きょうえん キヤウ― [0] 【饗筵】
もてなしの席。

きょうえん

きょうえん [0] キヤウ― 【饗宴】 ・ キヨウ― 【供宴】
客をもてなすための酒宴。

きょうえん

きょうえん【競演】
a contest.→英和
〜する compete <on the stage> .→英和

きょうえん

きょうえん【共演する】
play together <in> ;co-star.共演者 a coactor.

きょうえん

きょうえん キヤウ― [0] 【狂宴】
馬鹿騒ぎをする宴会。常識はずれの大騒ぎをするパーティー。

きょうえん

きょうえん キヤウ― [0] 【競演】 (名)スル
(1)演技の優劣を競いつつ演ずること。「二大スターが―する」
(2)二つ以上の劇場が,同じ演目や同じ傾向の作品を上演して競争すること。

きょうえんき

きょうえんき キヤウ― [3] 【強塩基】
塩基のうち,水溶液中でほとんど完全に電離すると考えられるもの。水酸化ナトリウム・水酸化カリウムなど。

きょうおう

きょうおう [0] 【胸奥】
心の奥底。

きょうおう

きょうおう【供応】
an entertainment;→英和
a dinner (宴会).→英和
〜する entertain <a person at dinner> ;→英和
treat <a person to a dinner> .→英和

きょうおう

きょうおう ケフ― [0] 【協応】 (名)スル
複数の器官や機能が互いにかみあってはたらくこと。「目と手の―」「感覚と運動の―」

きょうおう

きょうおう キヤウ― [0] 【響応】 (名)スル
ひびきが声に応ずるように,人の言葉にすぐに従うこと。「諸国の大名靡然として―し皆な合一して/日本開化小史(卯吉)」

きょうおう

きょうおう キヤウワウ [0] 【嚮往】 (名)スル
(1)その方に向かって行くこと。
(2)慕うこと。崇拝すること。「皆な私淑する所あり,務めて士風に―せり/偽悪醜日本人(雪嶺)」

きょうおう

きょうおう ケウワウ [3] 【教皇】
⇒きょうこう(教皇)

きょうおう

きょうおう [0] 【興旺】 (名)スル
勢いが盛んになること。「正直にして,人に倚信せらるるに非れば,商業と雖も―すること能はず/新聞雑誌 60」

きょうおう

きょうおう キヤウワウ [3] 【経王】
経典中最高のもの。多く法華経・大般若経・最勝王経をいう。

きょうおう

きょうおう キヤウワウ [0] 【薑黄】
ショウガ科の多年草。熱帯アジア原産。ウコンに似ているが,葉裏に短毛を密生し,春,長い花茎を出し,紅色をおびた白色の花を開く。根茎は淡黄色の塊状で,健胃剤・染料などにする。ハルウコン。

きょうおう

きょうおう [0] キヤウ― 【饗応】 ・ キヨウ― 【供応】 (名)スル
(1)酒食を供して他人をもてなすこと。「―を受ける」「大勢の客を―したりする/一隅より(晶子)」
(2)すぐに他人の言葉や行動に賛成すること。迎合すること。「憎しとは思はれけれど,その座にては―し申して/大鏡(道隆)」

きょうおうぎ

きょうおうぎ キヤウアフギ [3] 【京扇】
京都で作った扇。京折(キヨウオリ)。

きょうおうごこくじ

きょうおうごこくじ ケウワウゴコク― 【教王護国寺】
京都市南区九条町にある単立宗教法人の寺。もと真言宗東寺派総本山。金光明四天王教王護国寺と号す。796年平安京鎮護のため,西寺とともに創建される。823年空海に勅賜され,真言密教の根本道場となる。金堂・五重塔などの国宝の建造物のほか,平安時代以来の貴重な文書・仏像・仏画などの文化財を有す。古来,東寺と呼ばれてきた。

きょうおく

きょうおく ケフ― [0] 【怯臆】
恐れ,おびえること。臆病なこと。「危窮に遇しが毫も―の色なく/花柳春話(純一郎)」

きょうおく

きょうおく [0] 【胸臆】
(1)胸。
(2)心の中。「余が―を開いて物語りし不幸なる閲歴を聞きて/舞姫(鴎外)」

きょうおしろい

きょうおしろい キヤウ― [3] 【京白粉】
京都で作られたおしろい。上等品とされた。

きょうおち

きょうおち キヤウ― [0] 【香落ち】
将棋で,上手(ウワテ)が左の香車をはずしてさすこと。以前は二段の差とされたが,現在は一段の差を示す。

きょうおとこ

きょうおとこ キヤウヲトコ [3] 【京男】
京都で生まれ育った男。

きょうおとこ=に伊勢女(イセオンナ)

――に伊勢女(イセオンナ)
男は京都の男がよく,女は伊勢国の女がよい,ということ。

きょうおん

きょうおん [0] 【跫音】
あしおと。「空谷(クウコク)の―」

きょうおん

きょうおん キヤウ― [0] 【郷音】
(1)自分の郷里の方言。お国ことば。きょういん。
(2)郷里からの便り。郷信。

きょうおん

きょうおん [0] 【凶音】
悪い知らせ。特に,死去の知らせ。訃報(フホウ)。きょういん。

きょうおん

きょうおん ケウ― [0] 【嬌音】
女性のなまめかしい声。嬌声。

きょうおんな

きょうおんな キヤウヲンナ [3] 【京女】
京都で生まれ育った女。みやびていて美しいとされる。「東男(アズマオトコ)に―」

きょうか

きょうか [1] 【凶禍】
わざわい。

きょうか

きょうか ケフクワ [1] 【莢果】
⇒豆果(トウカ)

きょうか

きょうか キヤウクワ [1] 【強化】 (名)スル
(1)強くすること。さらに強めること。
⇔弱化
「選手の―を図る」「戦力を―する」
(2)〔心〕 行動の生起頻度を高めること。古典的条件づけでは無条件刺激を条件刺激と同時に提示する手続きをいい,道具的条件づけでは反応の直後に報酬を与える手続きをいう。
⇔消去

きょうか

きょうか【強化する】
strengthen;→英和
intensify <the training> ;→英和
reinforce.→英和
‖強化合宿 camp training.強化ガラス tempered glass.

きょうか

きょうか キヤウ― 【京家】
⇒きょうけ(京家)

きょうか

きょうか ケウクワ [1] 【教化】 (名)スル
教え導き,よい方向に向かわせること。「道徳の説で人を―する/百一新論(周)」

きょうか

きょうか【教化する】
educate;→英和
enlighten;→英和
civilize.→英和

きょうか

きょうか【狂歌】
a comic tanka[poem];comic verse[poetry](総称).

きょうか

きょうか ケウクワ [1] 【教科】
学校教育で,教育課程に基づいて組織された学習内容の一区分。国語・社会・理科・算数などをいう。「―主任」

きょうか

きょうか [1] 【供花・供華】
⇒くげ(供花)

きょうか

きょうか キヤウクワ 【鏡花】
⇒泉(イズミ)鏡花

きょうか

きょうか【教科】
a subject;→英和
a course of study;a curriculum (課程).→英和

きょうか

きょうか ケウ― [1] 【嬌歌】
なまめかしい歌。色っぽい歌。「これに加ふるに―妙舞を以てす/横浜新誌(景一)」

きょうか

きょうか キヤウクワ [1] 【狂花】
季節はずれに咲く花。

きょうか

きょうか [1] 【拱架】
アーチを作るときに使う型枠(カタワク)。迫枠(セリワク)。アーチ枠。

きょうか

きょうか キヤウクワ [1] 【杏花】
アンズの花。

きょうか

きょうか ケウ― [1] 【橋架】
橋げた。また,橋。

きょうか

きょうか キヤウ― [1] 【狂歌】
(1)諧謔(カイギヤク)を主とし滑稽な趣を詠み込んだ卑俗な短歌。万葉集の戯咲歌(ギシヨウカ),古今和歌集の誹諧歌(ハイカイカ)などの系統で,各時代にわたって行われたが,江戸中期,天明年間(1781-1789)頃に大流行をみた。作家としては四方赤良(ヨモノアカラ)(蜀山人)・宿屋飯盛(ヤドヤノメシモリ)などが著名。戯歌。
(2)狂ったように歌うこと。「我世夢ぞと―乱舞するのである/空知川の岸辺(独歩)」

きょうか

きょうか キヤウ― [1] 【鏡架】
鏡立て。鏡台。

きょうかあわせ

きょうかあわせ キヤウ―アハセ [4] 【狂歌合】
歌合(ウタアワセ)にならい,左右に分かれて狂歌を合わせ,優劣を競う遊び。

きょうかい

きょうかい キヤウカイ 【景戒】
平安前期の法相宗の僧。薬師寺の僧だが履歴は不詳。「日本国現報善悪霊異記(日本霊異記)」の著者。生没年未詳。

きょうかい

きょうかい [0] 【胸懐】
心の中。胸襟(キヨウキン)。

きょうかい

きょうかい [0] 【興懐】
興趣を感じる心。「船の静かなる日,当時の―を存せん為に録す/航海新説(桜洲)」

きょうかい

きょうかい キヤウ― [0] 【境界】
(1)土地のさかい目。
(2)物事のさかい目。「―領域」
→きょうがい(境界)

きょうかい

きょうかい ケウクワイ [0] 【教誨】 (名)スル
(1)おしえさとすこと。
(2)受刑者に徳性教育をし,正しい道に導くこと。

きょうかい

きょうかい ケフクワイ [0] 【協会】
ある目的のために集まった会員が協力して組織し,維持していく団体。

きょうかい

きょうかい ケウ― [0] 【教戒・教誡】 (名)スル
おしえいましめること。「騒擾無(ナカラ)ん事を,いと懇(ネンゴロ)に―せる/慨世士伝(逍遥)」

きょうかい

きょうかい【教会】
a church;→英和
a chapel (学校などに付属の).→英和
〜へ行く go to church.

きょうかい

きょうかい ケウクワイ [0] 【教会】
共通の信仰によって形成される人々の集まり。また,その礼拝などの宗教儀礼に用いる建物。主にキリスト教や新宗教の一部でいう。

きょうかい

きょうかい【協会】
a society;→英和
an association.→英和

きょうかい

きょうかい【境界】
a boundary;→英和
a border.→英和
境界線 a border line <between> .

きょうかい

きょうかい ケウクワイ 【交会】
〔「きょう」は呉音〕
(1)交際すること。つきあい。「よつて寺僧,憎みいやしみて,―する事なし/宇治拾遺 12」
(2)男女の性的交わり。性交。「或は―淫色等の事を談ず/正法眼蔵随聞記」

きょうかいおんがく

きょうかいおんがく ケウクワイ― [5] 【教会音楽】
キリスト教教会における典礼・行事のための音楽。宗派によって性格が異なるが,賛美歌・聖歌・ミサ曲などがある。

きょうかいこうけつあつ

きょうかいこうけつあつ キヤウ―カウ― [8][7] 【境界高血圧】
血圧が,最高血圧159ミリメートル以下最低血圧90ミリメートル以上の状態。
→高血圧

きょうかいし

きょうかいし ケウクワイ― [3] 【教誨師】
刑務所で受刑者などに対して徳性教育をし,改心するように導く人。

きょうかいじょうけん

きょうかいじょうけん キヤウ―デウ― [5] 【境界条件】
座標を変数として含む関数についての微分方程式で,考えている領域の境界において解となる関数やその導関数が満たすべき条件。

きょうかいじん

きょうかいじん キヤウ― [3] 【境界人】
⇒マージナル-マン

きょうかいせい

きょうかいせい ケウカイ― [3] 【教階制】
⇒ヒエラルヒー

きょうかいせいパーソナリティーしょうがい

きょうかいせいパーソナリティーしょうがい キヤウ―シヤウガイ 【境界性―障害】
〔borderline personality disorder〕
健康な人格と精神病の境界にある心性。自己の同一性が確立しておらず,目標を持つことが困難な傾向があり,社会病理的行為や社会生活不適応などの障害を示すことが多い。

きょうかいせん

きょうかいせん キヤウ― [0] 【境界線】
土地などのさかいを示す線。

きょうかいせんぽう

きょうかいせんぽう ケウクワイ―パフ [5] 【教会旋法】
西洋の中世・ルネサンス期音楽の基礎となった全音階に基づく旋法体系。正格・変格四種ずつの旋法があり,一六世紀にはさらに近代の自然短音階・長音階のもととなるエオリア旋法・イオニア旋法が加わった。

きょうかいそう

きょうかいそう キヤウ― [3] 【境界層】
〔物〕 水や空気のように粘性の小さい流体の流れの中に置かれた物体表面の近くで,粘性の効果がかなり顕著に表れているがまだ乱流にはなっていない層状の部分。
→乱流

きょうかいどう

きょうかいどう ケウクワイダウ [0] 【教会堂】
キリスト教で,礼拝や集会に用いる建物。会堂。教会。

きょうかいどう

きょうかいどう キヤウカイダウ [3] 【京街道】
近世,大坂と京都・伏見間を結ぶ街道。豊臣秀吉が淀川堤防を築造し,その左岸堤防上を道路として伏見・大坂間の近道としたのが起源。また,その他の京都へ向かう街道をさすこともあった。

きょうかいへんこう

きょうかいへんこう キヤウ―カウ [0] 【境界変更】
地方公共団体の新設・廃合を伴わず,その区域だけを変更すること。

きょうかいほう

きょうかいほう ケウクワイハフ [3][0] 【教会法】
(1)キリスト教,特にカトリック教会などで,信仰生活を律し組織を運営するために定められた法律・規則。カノン。
(2)国家が宗教の地位・権限を定めた法律。

きょうかいれき

きょうかいれき ケウクワイ― [3] 【教会暦】
教会で用いる暦。誕生・復活などのキリストの生涯の出来事を記念する日を一年の周期の中に定めたもの。

きょうかいソナタ

きょうかいソナタ ケウクワイ― [5] 【教会―】
〔(イタリア) sonata da chiesa〕
バロック時代の器楽曲の一形態。元来は教会で演奏するための器楽曲をさす。舞曲のリズムによらず緩急緩急の対比からなる四楽章構成という形をコレルリが定型化。ソナタ-ダ-キエザ。
→室内ソナタ

きょうかえん

きょうかえん キヤウクワエン 【鏡花縁】
中国清代の白話体章回小説。一〇〇回。李汝珍作。1818年刊。山中に隠れ住んだ父と,花神の生まれかわりであるその娘とが,奇怪な国々を遍歴して再会する話。社会への批判や風刺,一種の女性崇拝が込められる。

きょうかかてい

きょうかかてい ケウクワクワ― [4] 【教科課程】
教育課程の旧称。

きょうかがっしゅく

きょうかがっしゅく キヤウクワ― [4] 【強化合宿】
運動競技などで,チームや選手の力をさらに強くするために行う合宿練習。「オリンピックのための―」

きょうかきょういく

きょうかきょういく ケウクワケウ― [4] 【教科教育】
小・中・高校で教科を設けて行う教育。およびその教科において行う教育。

きょうかく

きょうかく [0] ケフ― 【脅嚇】 ・ キヨウ― 【恐嚇】 (名)スル
おびやかしおどすこと。「短銃を擬しなどして,其等を―する/鬼啾々(夢柳)」

きょうかく

きょうかく [0][1] 【胸膈】
(1)胸と腹との間。また,胸部。「―を前へ出して/草枕(漱石)」
(2)心の中。「不肖の臣が―を苦しめ砕くは/浄瑠璃・近江源氏」

きょうかく

きょうかく [0] 【胸郭】
胸部の骨格。ヒトでは一二個の胸椎(キヨウツイ)と一二対の肋骨,一個の胸骨からなり,籠状をなす。心臓・肺・食道などを保護し,胸筋により運動して呼吸を助ける。
→胸腔(キヨウコウ)

きょうかく

きょうかく ケフ― [0] 【侠客】
任侠を旨として渡世(トセイ)する人々。町奴(マチヤツコ)・博徒(バクト)などをいう。男伊達(オトコダテ)。渡世人。

きょうかく

きょうかく キヤウ― [0] 【狂客】
風流三昧(ザンマイ)の生活をする人。「―なにがし,しらら,吹上とかたり出ければ/笈日記」

きょうかく

きょうかく キヤウクワク [0] 【匡郭】
木版などの古刊本の各丁の外枠の線。

きょうかく

きょうかく ケフ― [0][1] 【夾角】
〔数〕 三角形などの多角形で隣り合う二辺のつくる角。はさむ角。

きょうかく

きょうかく【夾角】
《数》an included angle.

きょうかくせいけいじゅつ

きょうかくせいけいじゅつ [7] 【胸郭成形術】
肋骨を切り取ることにより,結核性空洞や胸腔内の死腔をおしつぶす外科的治療法。結核の化学療法が有効になるまでは盛んに行われた。胸郭形成術。

きょうかくるい

きょうかくるい ケフカク― [4] 【鋏角類】
節足動物を構成する四亜門中の一。節口類とクモ形類の二綱からなる。前者はカブトガニ類・オオサソリ類などが属するが大部分は化石種。後者はサソリ類・カニムシ類・メクラグモ(ザトウムシ)類・ダニ類・サソリモドキ類・クモ類が属し,現生種が多い。系統的には三葉虫類の触角と付属肢が退化し,鋏角が特化したと考えられている。

きょうかし

きょうかし キヤウ― [3] 【狂歌師】
狂歌を詠むことを業とする人。

きょうかしげき

きょうかしげき キヤウクワ― [4] 【強化刺激】
行動の生起頻度を高める刺激。行動に伴って呈示することで生起頻度を高める正の強化刺激と,取り去ることで生起頻度を高める負の強化刺激がある。強化子。強化因子。
→道具的条件付け

きょうかしょ

きょうかしょ【教科書】
a textbook <on history> ;→英和
a schoolbook.→英和
教科書検定制度 the textbook screening system.検定(済)教科書 an authorized textbook.

きょうかしょ

きょうかしょ ケウクワ― [3] 【教科書】
学校教育などで,教科の主要な教材として編纂され,学習に用いられる図書。教科用図書。

きょうかしょくひん

きょうかしょくひん キヤウクワ― [4] 【強化食品】
食品本来の色や風味を変えることなく特定の栄養成分を特に多く含ませた食品。強化米やカルシウムを強化した強化味噌など。強化食。

きょうかしょけんてい

きょうかしょけんてい ケウクワ― [5] 【教科書検定】
文部大臣が一定の基準に基づいて小学校・中学校・高等学校用の教科書を検定すること。検定に合格したもののみが,学校で教科書として使用される。検定制度は1886年(明治19)に実施され,1903年に国定教科書制度になったが,47年(昭和22)に再び採用された。
→国定教科書

きょうかしょさいばん

きょうかしょさいばん ケウクワ― 【教科書裁判】
1965年(昭和40),当時東京教育大学教授であった家永三郎が,自著の高等学校教科書に対する文部省の検定不合格処分は憲法に違反する検閲であるとして,国を相手どっておこした訴訟。

きょうかしょたい

きょうかしょたい ケウクワ― [0] 【教科書体】
和文書体の一。教科書に用いるための,毛筆の楷書体に近い書体。

きょうかすいげつ

きょうかすいげつ キヤウクワ― [1][1] 【鏡花水月】
鏡に映った花や水に映った月のように,目に見えていながら手に取ることができないもの。言葉で言い表すことができないで,ただ直覚で感知するしかない物事。詩歌などにいう。

きょうかすいげつほう

きょうかすいげつほう キヤウクワ―ハフ [1] 【鏡花水月法】
漢文の文体の一。あからさまに説明しないで,ただ,その姿を読者の心に思い浮かばせるように表現するもの。

きょうかたびら

きょうかたびら【経帷子】
a shroud.→英和

きょうかたびら

きょうかたびら キヤウ― [3][4] 【経帷子】
仏式で死者を葬るとき,死者に着せる着物。薄い白麻などで作り,衽(オクミ)や背に名号・題目・真言などを書く。寿衣(ジユイ)。経衣(キヨウエ)。

きょうかたんにん

きょうかたんにん ケウクワ― [4] 【教科担任】
ある特定の教科を担任する教師。

きょうかつ

きょうかつ [0] 【恐喝】 (名)スル
相手の弱点・秘密などを種におどしつけること。ゆすり。「スキャンダルを種に―する」

きょうかつ

きょうかつ【恐喝】
a threat;→英和
threatening;→英和
blackmail (ゆすり).→英和
〜する threat;intimidate.→英和
〜して金を取る blackmail <a person> of money.‖恐喝状 a threatening[blackmailing]letter.

きょうかつざい

きょうかつざい [4][0] 【恐喝罪】
人を威嚇(イカク)して財物を交付させ,または財産上不法の利益を得たり,他人にこれを得させたりすることによって成立する罪。未遂も処罰される。

きょうかのう

きょうかのう キヤウ― 【京狩野】
日本画の流派の一。狩野三家の一。幕府の招きで,江戸に下った狩野探幽の江戸派に対し,京都にとどまった狩野山楽の系統。
→狩野派

きょうかべ

きょうかべ キヤウ― [0] 【京壁】
京都を中心に発達した壁の上塗り技法。また,その技法で仕上げた壁。聚楽(ジユラク)土・九条土・稲荷土などの色土を用いる。西京壁。

きょうかぼく

きょうかぼく キヤウクワ― [3] 【強化木】
単板にフェノール樹脂を浸透させて積層し,加圧・加熱した材料。重く,強度・耐水性・電気絶縁性に優れる。

きょうかまい

きょうかまい キヤウクワ― [0] 【強化米】
強化食品の一。精米にビタミン B� や B� などを添加した米。

きょうかようとしょ

きょうかようとしょ ケウクワ― [6] 【教科用図書】
⇒教科書(キヨウカシヨ)

きょうかん

きょうかん キヤウクワン [0] 【京官】
京都に在任,勤務する官吏。内官。けいかん。

きょうかん

きょうかん【凶漢】
a ruffian;→英和
an assailant;an assassin (暗殺者).→英和

きょうかん

きょうかん ケウクワン [0] 【教観】
〔仏〕 教相と観心。天台宗における教理の研究と,観行の実践的修行。教観二門。

きょうかん

きょうかん【叫喚】
cries;shrieks.

きょうかん

きょうかん キヤウ― [0] 【経函】
経を入れる箱。きょうばこ。

きょうかん

きょうかん【共感】
<arouse a person's> sympathy.→英和
〜する sympathize <with> .→英和

きょうかん

きょうかん キヤウ― [0] 【強悍】 (形動)[文]ナリ
強くてたけだけしいさま。

きょうかん

きょうかん キヤウクワン [0] 【経巻】
経文を書いた巻物。また,経典。

きょうかん

きょうかん キヤウクワン [0] 【郷関】
故郷と他国との境。また,ふるさと。故郷。「青雲の志を抱いて―を出る」

きょうかん

きょうかん [0] 【胸管】
爬虫類以上の脊椎動物にあって,リンパ液を血管に送る役目を担うリンパ管の主幹。ヒトでは腹部に始まり下半身および左上半身のリンパ液を集め,上胸部で左鎖骨下静脈につながる。

きょうかん

きょうかん キヤウクワン [0] 【郷貫】
〔「貫」は戸籍の意〕
郷里の戸籍。また,故郷。

きょうかん

きょうかん [0] 【凶漢・兇漢】
凶悪な男。悪者。悪漢。

きょうかん

きょうかん [0] 【共感】 (名)スル
(1)他人の考え・行動に,全くそのとおりだと感ずること。同感。「―を覚える」「―がわく」「彼の人生観に―する」
(2)〔心〕
〔sympathy〕
他人の体験する感情を自分のもののように感じとること。
(3)〔心〕
〔empathy〕
⇒感情移入

きょうかん

きょうかん ケウクワン [0] 【教官】
(1)教育に従事する国家公務員。国立学校の教員など。
(2)旧陸海軍の学校の教職者。また,一般の学校で軍事教練を指導していた軍人。

きょうかん

きょうかん キヤウ― [0] 【鏡鑑】
手本。かがみ。

きょうかん

きょうかん [0] 【胸間】
(1)胸のあたり。
(2)胸のうち。心中。胸裡(キヨウリ)。胸中。「―に去来する思い」

きょうかん

きょうかん ケフ― [0] 【峡間】
谷間。谷あい。「―の村落」

きょうかん

きょうかん ケウクワン [0] 【叫喚】 (名)スル
(1)大声をあげて,わめくこと。「阿鼻(アビ)―の巷(チマタ)」「風に向ひて―する/即興詩人(鴎外)」
(2)「叫喚地獄」の略。

きょうかん

きょうかん【教官】
a teacher;→英和
an instructor.

きょうかん

きょうかん キヤウ― [0] 【狂簡】
志が大きく,小事には心を用いないこと。また,志は大きいが,おこないはそれに伴わず疎略なこと。「疎大―採るあらば荷甚/佳人之奇遇(散士)」

きょうかんかく

きょうかんかく [3] 【共感覚】
〔心〕
〔synesthesia〕
ある一つの刺激が,それ本来の感覚だけでなく,別の感覚をも同時に生じさせる現象。音を聴いて色を感じる類。
→色聴(シキチヨウ)

きょうかんかくてきひゆ

きょうかんかくてきひゆ [9] 【共感覚的比喩】
〔synesthetic metaphor〕
ある感覚を表す語で別の感覚を表すこと。「暖かい色」は触覚の表現が視覚に用いられた例。

きょうかんじごく

きょうかんじごく ケウクワンヂ― [5] 【叫喚地獄】
〔仏〕 八大地獄の第四。生前,殺生(セツシヨウ)・偸盗(チユウトウ)・邪淫(ジヤイン)・飲酒(オンジユ)をした亡者が送られて,熱湯や猛火に責められ,号泣・叫喚するという地獄。

きょうかんのじもく

きょうかんのじもく キヤウクワン―ヂモク 【京官の除目】
⇒司召(ツカサメシ)の除目(ジモク)

きょうかんふくいんしょ

きょうかんふくいんしょ キヨウクワン― 【共観福音書】
〔Synoptic Gospels〕
新約聖書の四福音書のうち,ヨハネ福音書を除くマタイ・マルコ・ルカの三福音書をいう。内容や構成が互いに類似するため対照しながら読むことができることからの称。

きょうかガラス

きょうかガラス キヤウクワ― [4] 【強化―】
板ガラスを軟化点近くまで加熱したあと,空気を吹きつけて急冷し,表面に圧縮力を生じさせたガラス。普通ガラスに比べて五倍くらいの強度があり,破損した場合は全体が小さな粒(ツブ)になる。

きょうかプラスチック

きょうかプラスチック キヤウクワ― [7] 【強化―】
ガラス繊維・アスベストなどの補強材に不飽和ポリエステル樹脂などを含浸させ,硬化成形したもの。機械的強度に優れ,貯蔵タンク・ボート・ヨットの船体,自動車の車体などに用いられる。

きょうかマーガリン

きょうかマーガリン キヤウクワ― [4] 【強化―】
ビタミンAを加えて,栄養を強化したマーガリン。強化食品の一。

きょうが

きょうが キヤウグワ [0] 【狂画】
ふざけて描いた画(エ)。ざれ絵。

きょうが

きょうが [1] 【恭賀】
つつしんで祝うこと。

きょうがい

きょうがい キヤウ― [0][3] 【境界】
〔仏〕
(1)「境(キヨウ){(3)}」に同じ。
(2)自分の力が及ぶ範囲。「おのれが―にあらざる物をば争ふべからず/徒然 193」
(3)報いとして得られた境遇。「おのれらは俗塵(ゾクジン)に埋れて世渡る―ながら/おらが春」
(4)その人の置かれた状況。境涯。「心は―によつて転じ変はる/浄瑠璃・宵庚申」

きょうがい

きょうがい キヤウ― [0][1] 【境涯】
生きていく上で,人がおかれている立場。境遇。「不幸な―にあった」

きょうがい

きょうがい キヤウ― [0] 【驚駭】 (名)スル
おそれおどろくこと。驚愕(キヨウガク)。けいがい。「長足の進歩に―せざるものあらんや/学問ノススメ(諭吉)」

きょうがい

きょうがい【境涯】
one's lot;circumstances.

きょうがかり

きょうがかり キヤウ― [3] 【京掛】
「上掛(カミガカリ)」に同じ。

きょうがく

きょうがく キヤウ― [0] 【京学】
(1)江戸初期,京都を中心に興った朱子学派の称。藤原惺窩(セイカ)を祖とし,松永尺五(セキゴ)・木下順庵などが続く。けいがく。
(2)地方から京都に出て学問をすること。京まなび。

きょうがく

きょうがく キヤウ― [0] 【郷学】
⇒ごうがく(郷学)

きょうがく

きょうがく [0] 【共学】 (名)スル
(男女が)同じ学校,同じ教室で学ぶこと。
⇔別学
「男女―」

きょうがく

きょうがく キヤウ― [0] 【驚愕】 (名)スル
非常に驚くこと。喫驚。吃驚(キツキヨウ)。驚駭(キヨウガイ)。「突然の悲報に―する」

きょうがく

きょうがく【共学】
coeducation.→英和
〜の coeducational <school> .→英和
‖共学女子学生 <米> a coed.

きょうがく

きょうがく【驚愕】
astonishment;→英和
amazement.〜する be astonished[amazed] <at,by> .

きょうがく

きょうがく ケウ― [0] 【教学】 (名)スル
(1)おしえることとまなぶこと。教育と学問。「数理化学,及び諸国の言語を―するに至れり/西国立志編(正直)」
(2)宗教の教義についての学問。

きょうがくきょく

きょうがくきょく ケウ― [4] 【教学局】
1937年(昭和12)設置された文部省の局。戦時体制推進の一翼を担って,国家思想の高揚,教学の普及・刷新を目的とした。

きょうがくこうきょうきょく

きょうがくこうきょうきょく キヤウガクカウキヤウキヨク 【驚愕交響曲】
ハイドン作曲の交響曲第九四番ト長調。1791年作曲。92年ロンドン初演。第二楽章のティンパニを伴うフォルティッシモが聴衆を驚かせたという逸話からこの名がある。

きょうがくせいし

きょうがくせいし ケウ― [5] 【教学聖旨】
1879年(明治12)8月,明治天皇が内務・文部両卿に内示した教学の根本意見。儒教的徳育の強化を主張。以後の教育政策の基本が実学主義から徳育主義に改められる転機をつくった。

きょうがくはんのう

きょうがくはんのう キヤウ―オウ [5] 【驚愕反応】
突発的に起きた火事や知人の死などの事故により,顔面蒼白・冷汗・動悸・不眠・うろたえ・脱力感など,身体的・精神的反応を生じること。

きょうがしま

きょうがしま キヤウ― 【経が島】
〔平清盛が一切経を記した石を埋めて工事をしたことから〕
神戸市兵庫区にある,兵庫港築造の際防波堤として造った島。経の島。

きょうがしんねん

きょうがしんねん [4] 【恭賀新年】
うやうやしく新年を祝う意で,年賀状に書く挨拶の言葉。謹賀新年。

きょうがた

きょうがた キヤウ― [0] 【京方】
(1)京都方面。京のあたり。
(2)京の朝廷側の軍。また,その味方。
(3)公家(クゲ)。京家(キヨウケ)。

きょうがのこ

きょうがのこ キヤウ― 【京鹿の子】
(1)京都で染めた鹿の子絞り。
(2)和菓子の一。白隠元(シロインゲン)を用いた鹿の子餅。
(3)バラ科の多年草。古くから庭園に栽培される。茎は高さ約1メートル。数個の掌状葉をつけ,六月頃に上方に枝を分かって紅色五弁の小花を密に多数つける。白花品種を夏雪草(ナツユキソウ)という。
京鹿の子(3)[図]

きょうがのこむすめどうじょうじ

きょうがのこむすめどうじょうじ キヤウガノコムスメダウジヤウジ 【京鹿子娘道成寺】
歌舞伎舞踊の一。長唄。通称,「道成寺」「娘道成寺」。藤本斗文(トブン)作詞。1753年,江戸中村座で初世中村富十郎が初演。能の「道成寺」に取材した道成寺物舞踊の代表作。

きょうがひ

きょうがひ ケフ― [1] 【今日が日】
今日という日。こんにち。「―まで知らなかった」

きょうがま

きょうがま キヤウ― [0] 【京釜】
室町末期から京都三条の釜座で作られた茶釜。名作が多く,釜師としては西村道仁(ドウニン)・名越善正・辻与次郎らがいる。

きょうがみ

きょうがみ キヤウ― [0] 【経紙】
写経のための用紙。きょうし。

きょうがる

きょうが・る [3] 【興がる】 (動ラ五[四])
(1)おもしろがる。また,そのような態度を見せる。「つまらぬ裏話を―・って聞きいる」
(2)不思議に思う。怪しく思う。「そこより水湧き出づ。―・りて,方二三尺深さ一尺余ばかり掘りたれば/古本説話 47」
(3)普通と変わっている。風変わりである。「折節風荒くして,―・る島へぞ着けにける/御伽草子・一寸法師」

きょうがわら

きょうがわら キヤウガハラ [3] 【経瓦】
経文を刻みつけて経塚に埋納する瓦。平安中期・末期のものが多い。瓦経。

きょうがん

きょうがん キヤウ― [0] 【響岩】
火山岩の一。ナトリウム・カリウムに富み,霞石や白榴(ハクリユウ)石などを含む暗緑灰色の緻密な岩石。フォノライト。

きょうがん

きょうがん キヤウグワン [0] 【競願】
複数の会社・団体が,ある事柄に対する許可を受けるため,競って官公署に願い出ること。

きょうき

きょうき キヤウ― [1] 【驚悸】 (名)スル
驚いて胸がどきどきすること。「心中一時,又た��―せしかども/鬼啾々(夢柳)」

きょうき

きょうき キヤウ― [1] 【驚起】 (名)スル
驚いて飛び起きること。「喇叭(ラツパ)を吹き立てしめければ大に人民を―したり/経国美談(竜渓)」

きょうき

きょうき ケフ― [1] 【狭軌】
鉄道のレールの間隔が標準軌間(1435ミリメートル)より狭いもの。日本の鉄道の多くは1067ミリメートルを用いている。ナロー-ゲージ。
⇔広軌

きょうき

きょうき [1] 【共起】 (名)スル
〔言〕
〔co-occur〕
複数の言語現象が同一の発話・文・文脈などの言語的環境において生起すること。「しとしと」は「雨が降る」とは共起するが,「雪が降る」とは共起しないといえる。アメリカの言語学者ハリス(Z. S. Harris (1909- ))の用語。

きょうき

きょうき キヤウ― [1] 【狂気】
気が狂っていること。気違いじみた精神状態。「―の沙汰(サタ)」「―乱心」

きょうき

きょうき キヤウ― [1] 【強起】
音楽で,曲が強拍,すなわち小節内の第一拍から始まること。
⇔弱起

きょうき

きょうき キヤウ― 【慶喜】
〔仏〕 念仏行者が,他力の信心を得て,往生することの定まったことを喜ぶこと。「一念―する人は往生かならずさだまりぬ/浄土和讃」

きょうき

きょうき キヤウ― [1] 【狂喜】 (名)スル
気が狂ったかのように,非常に喜ぶこと。「―乱舞」「―して独り室内を踴躍し/経国美談(竜渓)」

きょうき

きょうき [1] 【凶器・兇器】
(1)人を殺傷するに足る器具。銃砲・刀剣類などのほか,用法によっては殺傷の道具となりうるものも含まれる。
(2)人を殺傷するのに用いられた器具。

きょうき

きょうき キヤウ― [1] 【驚喜】 (名)スル
予想もしなかったよいことに出会い,非常に喜ぶこと。「紳士も,意外な処で,といふ―した顔付/破戒(藤村)」

きょうき

きょうき ケフ― [1] 【侠気】
権勢や強者に屈せず,弱者を助けて正義を行おうとする心。おとこぎ。「―に富む」「―のある男」

きょうき

きょうき ケウ― [0] 【教規】
宗教上の規則。教範。

きょうき

きょうき【狭軌】
a narrow gauge.狭軌鉄道 a narrow-gauge railroad.

きょうき

きょうき キヤウ― [1] 【強記】 (名)スル
記憶力がすぐれていること。「博覧―」

きょうき

きょうき キヤウ― [1] 【競起】 (名)スル
二つ以上の物事が,先を争うように続いて起こること。「外寇内患一時に―し/近世紀聞(延房)」

きょうき

きょうき【凶器】
a lethal weapon.

きょうき

きょうき【狂気】
insanity;→英和
madness.〜の insane;→英和
mad;→英和
crazy.→英和

きょうき

きょうき【狂喜する】
be mad with joy.

きょうき

きょうき ケウ― [1] 【驕気】
おごりたかぶった気持ち。

きょうき

きょうき キヤウ― [1] 【強毅・彊毅】 (名・形動)[文]ナリ
意志が強いこと。精神が不屈であること。また,そのさま。「其民亦倹樸―にして豪爽不屈の気あり/明六雑誌 3」

きょうきじゅんびしゅうごうざい

きょうきじゅんびしゅうごうざい [9] 【凶器準備集合罪】
二人以上の者が他人に害を与える目的で,凶器を準備して集合し,また準備のあることを知って集合した場合に成立する罪。1958年(昭和33)刑法に追加。

きょうきゃく

きょうきゃく ケウ― [0] 【橋脚】
橋を支える柱。脚柱。構脚。

きょうきゃく

きょうきゃく【橋脚】
a pier.→英和

きょうきゅう

きょうきゅう キヤウキウ [0] 【匡救】 (名)スル
悪を正し,危難から救うこと。

きょうきゅう

きょうきゅう [0] 【供給】 (名)スル
〔近世以前は「ぐきゅう」「くきゅう」〕
(1)必要に応じて,物を与えること。「食料を―する」
(2)〔経〕
〔supply〕
販売・交換のために,商品を市場に出すこと。
⇔需要
「需要と―とのバランス」

きょうきゅう

きょうきゅう【供給】
(a) supply;→英和
service (電気・水道・ガスなどの).→英和
〜する supply[provide,furnish] <a person with> .〜を受ける get a supply <of> ;be supplied <with> .‖供給源 a source of supply.供給者 a supplier[provider].供給路 a supply route.

きょうきゅうかんすう

きょうきゅうかんすう [5] 【供給関数】
企業がどの価格のときにどれだけの数量の財を生産するかというスケジュールを表す関数。
→供給曲線

きょうきゅうきょくせん

きょうきゅうきょくせん [5] 【供給曲線】
財の価格と供給量との関係を示す曲線。縦軸に価格,横軸に供給量をとったグラフにおいて,供給曲線は一般に右上がりの線で示される。
⇔需要曲線

きょうきゅうけいやく

きょうきゅうけいやく [5] 【供給契約】
当事者の一方が契約締結後,目的物を取得して将来一定の時期に目的物の所有権を移転すべき義務を負う契約。

きょうきゅうげん

きょうきゅうげん [3] 【供給源】
供給されるものの出所。

きょうきゅうじゅうしがくは

きょうきゅうじゅうしがくは [8] 【供給重視学派】
⇒サプライ-サイド-エコノミックス

きょうきょ

きょうきょ ケウ― [1] 【僑居】 (名)スル
かりずまいをすること。また,そのすまい。仮寓(カグウ)。寓居。「暑を避け…湖辺に―す/花柳春話(純一郎)」

きょうきょ

きょうきょ キヤウ― [1] 【筐筥】
竹で編んで作った籠(カゴ)や箱。かたみ。

きょうきょう

きょうきょう [0] 【洶洶】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)水がわくさま。水の勢いが激しいさま。「波濤―の音漸く高く/即興詩人(鴎外)」
(2)どよめき騒ぐさま。かまびすしいさま。「衆議―たるも略ほ恤ふること無く/三酔人経綸問答(兆民)」
(3)恐れおののくさま。恟恟(キヨウキヨウ)。「―たる三軍の心をも安からしむ可し/不如帰(蘆花)」

きょうきょう

きょうきょう [0] 【拱橋】
アーチ橋のこと。

きょうきょう

きょうきょう ケウ― [0] 【驕矜】 (名・形動)スル[文]ナリ
おごりたかぶる・こと(さま)。「これによりて少も―するの心なし/西国立志編(正直)」「時しも―なる太陽は峭絶なる火山の側面を灸るを以て/日本風景論(重昂)」

きょうきょう

きょうきょう [0] 【恟恟】 (ト|タル)[文]形動タリ
恐れおののくさま。おどおど。びくびく。洶洶(キヨウキヨウ)。「―として仕える」「人心頓(シキ)りに―たり/緑簑談(南翠)」

きょうきょう

きょうきょう [0] 【恐恐】 (副)
恐れかしこまるさま。おそるおそる。

きょうきょう

きょうきょう キヤウキヤウ 【軽軽】 (形動ナリ)
かるがるしいさま。軽率。「さるは,いと,―なりや/源氏(若菜上)」

きょうきょう

きょうきょう [0] 【兢兢】 (ト|タル)[文]形動タリ
恐れて自由に動きまわれぬさま。びくびくするさま。「戦々―」「悪事がいつ露顕するかと―としている」

きょうきょう

きょうきょう ケウケウ [0] 【皎皎】 (ト|タル)[文]形動タリ
明るく光り輝くさま。特に,太陽・月・雪などにいう。こうこう。「―たる望月(モチヅキ),黄金の船の如く/即興詩人(鴎外)」

きょうきょうきんげん

きょうきょうきんげん [0] 【恐恐謹言】
恐れながらつつしんで申し上げるという意の語。手紙文の結びに記して,敬意を表す。

きょうきょうくまん

きょうきょうくまん キヨウケフ― [0][5] 【胸脇苦満】
漢方の腹診で用いられる用語。胸の脇にものがつまったような感じで,肋骨の下のあたりが重苦しく,抵抗や圧痛があること。肝臓や胆嚢(タンノウ)などの病気のときに現れる症状。

きょうきょうと

きょうきょうと ケフケフ― 【今日今日と】 (枕詞)
今日,今日といっているうちに,明日になることから,「飛鳥(アスカ)」にかかる。「―明日香に至り/万葉 3886」

きょうきょく

きょうきょく キヤウ― [0] 【郷曲】
むらざと。かたいなか。郷邑(キヨウユウ)。

きょうきょりせん

きょうきょりせん キヤウキヨ― 【郷挙里選】
中国,前漢の武帝のときに制定され,後漢に継承された官吏採用方法。郷里における人物批評をもとに,才能や徳行のある者を地方長官が官吏に推薦するもの。

きょうきん

きょうきん [0] 【恭謹】 (名・形動)[文]ナリ
礼儀正しくつつしみ深い・こと(さま)。「己(オノレ)を衒はず,他(ヒト)を貶めず,―にして而も気節に乏からざるなど/金色夜叉(紅葉)」

きょうきん

きょうきん [0] 【凶饉】
不作。飢饉(キキン)。

きょうきん

きょうきん [0] 【胸襟】
心の中。胸中。

きょうきん

きょうきん [0] 【胸筋】
胸壁にある筋肉群。浅胸筋・深胸筋・横隔膜をいう。上肢の運動・呼吸運動・腹圧に関与する。

きょうきん

きょうきん【胸襟を開く】
unbosom oneself <to> ;confide <in> .→英和

きょうきん

きょうきん ケフ― [0] 【頬筋】
頬(ホオ)の部分の筋肉。

きょうきん=を開(ヒラ)く

――を開(ヒラ)・く
心中を隠すところなく打ち明ける。

きょうぎ

きょうぎ ケフ― [1] 【狭義】
ある言葉が広い意味範囲と狭い意味範囲をもつとき,その狭い方の意味。
⇔広義

きょうぎ

きょうぎ【狭義(の)】
(in) a narrow sense.

きょうぎ

きょうぎ [1] 【供犠】
⇒くぎ(供犠)

きょうぎ

きょうぎ【協議】
(a) conference;→英和
consultation.→英和
〜する talk <with a person> over <a matter> ;discuss <a matter with a person> ;→英和
confer <with> .→英和
‖協議会 a conference.協議事項 a subject of discussion;the agenda.協議離婚 a divorce by mutual agreement;a divorce by consent.

きょうぎ

きょうぎ キヤウ― [1] 【競技】 (名)スル
(1)わざをきそうこと。
(2)運動競技。スポーツ。「真剣に―する姿に打たれる」

きょうぎ

きょうぎ【競技】
a game;→英和
a match (試合);→英和
an event (種目).→英和
〜に勝つ(負ける) win (lose) a match[game].‖競技会 an athletic meet(ing).競技場 a ground.

きょうぎ

きょうぎ ケウ― [1] 【教義】
ある宗教で公に認められた真理。また,それを命題化したもの。教理。ドグマ。

きょうぎ

きょうぎ【経木(細工)】
chips (chipwork).

きょうぎ

きょうぎ ケフ― [1] 【協議】 (名)スル
話し合って決めること,またその話し合い。「三者―の末,合意に達する」

きょうぎ

きょうぎ キヤウ― [0][3] 【経木】
(1)スギ・ヒノキなどの板を,紙のように薄く削ったもの。物を包んだり手工業の材料にしたりする。鉋掛(カンナカ)け。
(2)経文を書く幅25センチメートルほどの薄い板。鎌倉末期より行われ,寺へ納めて死者の追善とした。

きょうぎ

きょうぎ【教義】
a doctrine;→英和
a dogma;→英和
teachings.

きょうぎあみ

きょうぎあみ キヤウ― [0] 【経木編み】
経木で物を編むこと,また編んだ細工物。

きょうぎがく

きょうぎがく ケウ― [3] 【教義学】
諸教義の解釈・批判を通じて,キリスト教の真理内容を組織的に論述する学問。組織神学の一部をなす。

きょうぎさなだ

きょうぎさなだ キヤウ― [4] 【経木真田】
経木を真田紐(ヒモ)のように編んだもの。夏,帽子などの材料にする。

きょうぎじょう

きょうぎじょう キヤウ―ヂヤウ [0] 【競技場】
各種のスポーツを行うための施設。スタジアム。

きょうぎせっけい

きょうぎせっけい キヤウ― [4] 【競技設計】
建築その他の設計に際し,複数の提案を競技によって求める設計方法。一般から募集する公開競技設計と,提案者を指名する指名競技設計がある。コンペティション。コンペ。

きょうぎながし

きょうぎながし キヤウ― [4] 【経木流し】
(1)供養のために死者の名を書いた経木を川や海に流すこと。また,その行事。
(2)大阪四天王寺で,春秋の彼岸と盂蘭盆会(ウラボンエ)の七月一四〜一六日に,死者の法名を経木に記し,回向(エコウ)して東僧坊前の亀井の水に流す行事。

きょうぎやっかん

きょうぎやっかん ケフ―ヤククワン [4] 【協議約款】
労働協約で,人事などについて労使があらかじめ協議する必要があることを定めた条項。同意約款よりも使用者への規制力が弱い。
→同意約款

きょうぎょ

きょうぎょ キヤウ― [1] 【強禦】
〔強固な防御の意〕
(1)悪強くてなかなか負けない敵。
(2)武勇に優れること。またその者。

きょうぎょう

きょうぎょう ケフゲフ [0] 【協業】 (名)スル
〔経〕
〔co-operation〕
同一の生産過程あるいは相互に関連のある生産過程で,多数の者が計画的に協力して生産に従事する形態。
→分業

きょうぎょう

きょうぎょう [0] 【兢業】
恐れつつしんで勤めること。

きょうぎょう

きょうぎょう キヤウギヤウ [0] 【経行】
〔仏〕 食後や修行の合間,疲れや眠けをとるために一定の場所をゆっくり歩くこと。禅宗では「きんひん」と読む。

きょうぎょう

きょうぎょう キヤウゲウ 【経教】
仏教の経典に示された教え。「仏の御名を唱へ,―の文を習ひ/盛衰記 48」

きょうぎょう

きょうぎょう キヤウゲフ [0] 【競業】 (名)スル
営業上の競争をすること。「自から仲間の―を以て,自から其利潤を薄くし/文明論之概略(諭吉)」

きょうぎょうきんし

きょうぎょうきんし キヤウゲフ― [0] 【競業禁止】
⇒競業避止(キヨウギヨウヒシ)

きょうぎょうしんしょう

きょうぎょうしんしょう ケウギヤウ― 【教行信証】
浄土真宗の教義を記した書。教・行・信・証・真仏土・化身土の六巻。親鸞著。一三世紀前半の成立で,正しくは「顕浄土真実教行証文類」という。浄土真宗の根本聖典。

きょうぎょうひし

きょうぎょうひし キヤウゲフ― [5] 【競業避止】
一定の者に対し,特定の者の営業と競争し利益を得ることを禁止すること。商法上,営業譲渡人,代理商,取締役,合名会社の社員{(2)}などは競業避止義務を負う。競業禁止。

きょうぎりえん

きょうぎりえん ケフ― [4] 【協議離縁】
当事者の合意によって養子縁組を解消すること。戸籍上の届け出によって効力を生じる。

きょうぎりこん

きょうぎりこん ケフ― [4] 【協議離婚】
夫婦の合意によってする離婚。離婚判決を必要とせず,戸籍上の届け出によって効力を生じる。

きょうく

きょうく【教区(民)】
a parish (parishioner).→英和

きょうく

きょうく キヤウ― [1] 【狂句】
(1)連歌・俳諧で,たわむれの句,滑稽な句のこと。連歌では無心連歌をさす。俳諧が盛んになると俳諧そのものをさし,また,蕉門では風狂精神に基づく自由闊達な句をいう。
(2)川柳のこと。

きょうく

きょうく [1] 【恐懼】 (名)スル
(1)おそれ,かしこまること。「―感激」「剛毅にして―することなき行状/西国立志編(正直)」
(2)候文(ソウロウブン)の手紙の末尾に用いる語。「―謹言」「―再拝」
(3)朝廷から勘気を受け,謹慎を命ぜられること。「其の罪軽からず。暫く―すべし/台記」

きょうく

きょうく ケウ― [1] 【教区】
宗門の布教や監督の便宜のために設けた区域。「―牧師」

きょうくだり

きょうくだり キヤウ― [3] 【京下り】
京都から地方へ行くこと。下向(ゲコウ)。
⇔京上(ノボ)り

きょうくよう

きょうくよう キヤウクヤウ [3] 【経供養】
(1)経を書写して仏前に供え,仏事を行うこと。「法花経千部いそぎて―し給ふ/源氏(御法)」
(2)陰暦三月二日,大阪四天王寺の太子夢殿において行われた法会。

きょうくん

きょうくん ケウ― [0] 【教訓】 (名)スル
教えさとすこと。また,その教え。「貴重な―を得る」「様々に―しこしらへられける/保元(上)」

きょうくん

きょうくん【教訓】
a lesson;→英和
one's teachings.〜を与える give a lesson <to> .〜を得る learn a lesson <from> .

きょうくんしょう

きょうくんしょう ケウクンセウ 【教訓抄】
雅楽書。一〇巻。興福寺の楽人,狛近真(コマチカザネ)著。1233年成立。舞楽の古伝・古書を引用して解説した最古の楽書。日本三大楽書の一。

きょうぐ

きょうぐ キヤウ― [1] 【狂愚】
気違いじみていて愚かなこと。「唯その妄漫(ボウマン)―を驚くの外なし/福翁百話(諭吉)」

きょうぐ

きょうぐ ケウ― [1] 【教具】
学習効果を高めるために使用する道具。黒板・掛け図・標本や映画・スライドなど。

きょうぐ

きょうぐ [1] 【供具】
神仏や賓客に飲食物を供すること。また,それに用いる器具。くぐ。

きょうぐう

きょうぐう【境遇】
one's lot;circumstances (事情);environment (環境).→英和

きょうぐう

きょうぐう キヤウ― [0] 【境遇】
その人の置かれた環境や身辺の諸事情。身の上。境涯。「不幸な―に育つ」

きょうぐる

きょうぐる キヤウ― 【京ぐる】
江戸時代の婦人の髪形の一。京風のぐるぐる髷(マゲ)。茶屋の女房など年増が結った。

きょうけ

きょうけ キヤウ― 【京家】
(1)公家(クゲ)。京方。「―の青侍なんどの女性を具足したる体/太平記 2」
(2)藤原四家の一。藤原不比等の第四子,麻呂(左京大夫)を祖とする。

きょうけ

きょうけ ケウ― [1] 【教化】
〔「きょうげ」とも。「教導化益(ケヤク)」の略〕
(1)人々に仏教を説いて,信仰に向かわせること。
(2)法要の際,声明(シヨウミヨウ)の節で唱えられる仏教の歌の一種。

きょうけい

きょうけい [0] 【恭敬】 (名・形動)スル [文]ナリ
〔もと仏語〕
つつしみうやまう・こと(さま)。「―の意を表す」「他人を―するは吾が当然の分にして/西国立志編(正直)」「その人となり,和悦―にして/西国立志編(正直)」

きょうけい

きょうけい キヤウ― [0] 【鏡径】
反射鏡,またはレンズの口径。

きょうけち

きょうけち ケフ― [0] 【夾纈】
奈良時代を中心に行われた板締めの染色法。二枚の薄板の間に布をはさみ,板に彫り抜いた模様の部分から染料をしみこませて染めたという。

きょうけつ

きょうけつ【供血】
donation of blood.〜する donate blood.‖供血者 a blood donor.

きょうけつ

きょうけつ [0] 【供血】 (名)スル
輸血用の血液を提供すること。献血。

きょうけつ

きょうけつ ケウ― [0] 【皎潔】 (名・形動)[文]ナリ
白く清らかなこと。けがれのないこと。また,そのさま。こうけつ。「(富士山ノ雪ハ)秀麗―,神威十倍する/自然と人生(蘆花)」

きょうけつ

きょうけつ ケフ― [0] 【侠血】
おとこ気。義侠心。

きょうけん

きょうけん [0] 【凶歉】
〔「歉」は穀物の実らない意〕
農作物が著しく不作であること。凶荒。「連年―にして大軍糧食を得るに易からず/経国美談(竜渓)」

きょうけん

きょうけん キヤウ― [0] 【強堅】 (名・形動)[文]ナリ
強くてしっかりしている・こと(さま)。強固。「―な意志」「身体―になりて/当世書生気質(逍遥)」

きょうけん

きょうけん [0] 【凶険・兇険】 (名・形動)[文]ナリ
心が悪く,腹黒い・こと(さま)。「―無頼の徒と雖も/近世紀聞(延房)」

きょうけん

きょうけん【強権を発動する】
take forcible measures.

きょうけん

きょうけん【強肩の】
《野》strong-armed.

きょうけん

きょうけん【強健な】
robust;→英和
strong;→英和
healthy.→英和

きょうけん

きょうけん【狂犬】
a mad dog.狂犬病 rabies;→英和
hydrophobia.→英和

きょうけん

きょうけん キヤウ― [0] 【強肩】
ボールを投げる力が強いこと。
⇔弱肩
「―を誇るキャッチャー」

きょうけん

きょうけん キヤウ― [0] 【狂狷】
〔論語(子路)〕
理想にはしってかたくななこと。志が高く意志が堅固なこと。「意は無情・―・聖賢・仏祖の境にも游(アソ)ぶべし/去来抄」

きょうけん

きょうけん [0] 【恭倹】 (名・形動)[文]ナリ
人に対して慎み深く,控え目に振る舞う・こと(さま)。「―己を持す」

きょうけん

きょうけん ケウ― [0] 【教権】
聖職者や教会の有する宗教上の権威と権力。多くローマ-カトリック教会についていう。

きょうけん

きょうけん [0] 【恭謙】 (名・形動)[文]ナリ
うやうやしい態度でへりくだる・こと(さま)。「温順―なるに/民約論(徳)」

きょうけん

きょうけん ケウ― [0] 【教研】
「教育研究」「教育研究所」の略。

きょうけん

きょうけん キヤウ― [0] 【強権】
国家が国民に対してもっている司法・行政上の強力な権力。

きょうけん

きょうけん キヤウ― [0] 【強健】 (名・形動)[文]ナリ
体が丈夫な・こと(さま)。「―な体」「―なる体格を具へ/酒中日記(独歩)」
[派生] ――さ(名)

きょうけん

きょうけん キヤウ― [0] 【狂犬】
狂犬病にかかった犬。

きょうけんしゅうかい

きょうけんしゅうかい ケウ―シフクワイ 【教研集会】
〔「教育研究全国集会」の略〕
教職員の組合を中心に,民主教育の確立をめざし,教育上の諸問題を研究課題として毎年開かれる集会。

きょうけんしゅぎ

きょうけんしゅぎ ケウ― [5] 【教権主義】
〔clericalism〕
(ヨーロッパで)世俗の権力に対するローマ教会の優位を主張する主義。

きょうけんたいせい

きょうけんたいせい キヤウ― [5] 【強権体制】
少数のエリート層による,国家主導型の権威主義的政治体制。
→開発独裁

きょうけんはつどう

きょうけんはつどう キヤウ― [0] 【強権発動】
強権を用いること。特に,1946年(昭和21)の食糧緊急措置令に基づき,政府が農家に対して割り当ての米穀を強制的に供出させたこと。

きょうけんびょう

きょうけんびょう キヤウ―ビヤウ [0] 【狂犬病】
届出伝染病の一。病原はウイルスで,元来は犬の疾患であるが,罹患(リカン)した犬にかまれると唾液を介して,人畜にも感染する。中枢神経がおかされ,興奮狂躁(キヨウソウ)状態となったり,唾液分泌亢進(コウシン)・痙攣(ケイレン)・幻覚・恐水発作などを起こし,全身麻痺(マヒ)でほとんどすべて死亡する。恐水病。

きょうげき

きょうげき キヤウ― [0] 【京劇】
〔北京で発達したところからの名〕
中国,清代に南曲から発展した音楽劇。囃子方(ハヤシカタ)を用い,歌・舞踊・台詞(セリフ)・立ち回りからなる。元来は舞台装置を用いない。京戯。京調。平劇。けいげき。

きょうげき

きょうげき ケフ― [0] 【挟撃・夾撃】 (名)スル
はさみうちにすること。「左右より―せられて/不如帰(蘆花)」

きょうげき

きょうげき ケウ― [0] 【矯激】 (名・形動)[文]ナリ
言動がなみはずれてはげしいこと。極端に過激なこと。また,そのさま。「言葉づかひが―に流れて来た/春(藤村)」

きょうげべつでん

きょうげべつでん ケウゲ― [1] 【教外別伝】
禅宗で,悟りとは言葉や文字で示せるものではなく,直接心から心へと伝えられるものだということ。
→不立文字(フリユウモンジ)

きょうげん

きょうげん [0] 【興言】
興に乗じ勢いに任せて言う言葉。座興の言葉。「後撰・古今ひろげて―しあそびて/大鏡(道兼)」

きょうげん

きょうげん キヤウ― [0] 【郷原・郷愿】
〔「愿」はまじめくさった人の意〕
郷中の評判を得ようと徳人のように振る舞う者。

きょうげん

きょうげん ケウ― [0] 【嬌言】
女性のなまめかしい言葉。嬌語。

きょうげん

きょうげん【狂言】
a No(h) farce (能の);[作りごと]a trick;→英和
a fake.→英和
‖狂言自殺 a sham suicide.

きょうげん

きょうげん キヤウ― [3] 【狂言】
(1)日本の伝統芸能の一。猿楽の滑稽・卑俗な部分を劇化した芸能。室町時代に成立。猿楽能と併せ行われるが,舞踊的・象徴的な能と異なり,物まねの要素や写実的な科白(セリフ)劇の性格をもつ。主役をシテまたはオモ,相手役をアドという。独立して演じられる本狂言と能の曲中に行われる間(アイ)狂言とに大別される。江戸時代には大蔵流・鷺(サギ)流・和泉(イズミ)流の三流があったが,明治時代に鷺流は絶えた。能狂言。
(2)歌舞伎の演目。歌舞伎狂言。
(3)人をあざむくために仕組むたくらみ。お芝居。「―自殺」「―強盗」
(4)道理にはずれた言葉や行為。たわごと。「孔明が臥竜の勢をききをじしてかかる―をば云ふ/太平記 20」
(5)ふざけて面白おかしく言うこと。また,その言葉や動作。「正直にては能き馬はまうくまじかりけりと―して打連れてこそ上りけれ/盛衰記 34」

きょうげん=は徳(トク)の賊(ゾク)

――は徳(トク)の賊(ゾク)
〔論語(陽貨)〕
徳人を装う偽善者は,無益であるのみならず,かえって徳をそこなうものである。

きょうげんうたい

きょうげんうたい キヤウ―ウタヒ [5] 【狂言謡】
狂言小歌など能狂言の中で謡われる謡の総称。能の一節をそのまま謡うもの,能の謡を模した節で謡うもの,狂言独自の節づけをしたものなどがある。

きょうげんおうぎ

きょうげんおうぎ キヤウ―アフギ [5] 【狂言扇】
能狂言で用いる扇。大蔵流は霞(カスミ)に若松,和泉流は雪輪に折松葉と銀杏(イチヨウ)の葉の吹き寄せの図柄。

きょうげんかた

きょうげんかた キヤウ― [0] 【狂言方】
(1)能楽師のうち,狂言を演じる人。本狂言・間狂言・三番叟(サンバソウ)などをつとめる。
(2)歌舞伎で,下級の狂言作者。幕の開閉,プロンプター,科白(セリフ)の書き抜きなどを担当。

きょうげんき

きょうげんき キヤウゲンキ 【狂言記】
狂言の台本集。江戸時代に版本として刊行。狂言記・続狂言記・狂言記外篇・狂言記拾遺の四種があり,各五十番,計二百番を絵入りで収める。いずれの流儀によるものか不明。

きょうげんきご

きょうげんきご キヤウ― [5] 【狂言綺語】
〔「きょうげんきぎょ」とも〕
道理に合わない言と,巧みに飾った語。無いことを装飾して言い表したつくりごと。小説・物語・戯曲などを卑しめていう語。「―の誤ちは,仏を讃むる種として/梁塵秘抄」

きょうげんこうた

きょうげんこうた キヤウ― [5] 【狂言小歌】
狂言謡の一。「住吉」「柴垣」など,室町時代の俗謡に由来したと考えられる特殊な謡物。恋心をうたったものが多い。能の小歌と区別していう。小歌。

きょうげんこうたい

きょうげんこうたい キヤウ―ウタヒ [6] 【狂言小謡】
狂言で,主として酒宴の場で,酌に立つときにうたう,短い謡い物。小謡。

きょうげんさくしゃ

きょうげんさくしゃ キヤウ― [5] 【狂言作者】
歌舞伎で,劇場専属の脚本作者。

きょうげんざ

きょうげんざ キヤウ― [0] 【狂言座】
(1)能舞台で,橋懸かりが後座(アトザ)に接する部分の奥まった場所。間狂言を演じる役者が控える位置。間座(アイザ)。
→能舞台
(2)歌舞伎を演じる劇場。操り芝居のための操り座に対していう。

きょうげんし

きょうげんし キヤウ― [3] 【狂言師】
(1)能狂言を演ずる役者。
→狂言方
(2)「御(オ)狂言師」に同じ。
(3)嘘をついて人をだます常習犯。からくりや。

きょうげんじょうるり

きょうげんじょうるり キヤウ―ジヤウ― [5] 【狂言浄瑠璃】
(1)歌舞伎脚本で,清元・常磐津(トキワズ)などの浄瑠璃を使った場面がある作品。
(2)浄瑠璃を地(ジ)とする歌舞伎舞踊。

きょうげんばかま

きょうげんばかま キヤウ― [5] 【狂言袴】
能狂言の狂言方が用いる袴。紋尽くしの模様がある。

きょうげんばしら

きょうげんばしら キヤウ― [5] 【狂言柱】
〔狂言座に接するところから〕
後見柱(コウケンバシラ)の別名。

きょうげんぼん

きょうげんぼん キヤウ― [0] 【狂言本】
⇒絵入(エイ)り狂言本(キヨウゲンボン)

きょうげんまく

きょうげんまく キヤウ― [3] 【狂言幕】
⇒定式幕(ジヨウシキマク)

きょうげんまわし

きょうげんまわし キヤウ―マハシ [5] 【狂言回し】
(1)芝居などで,筋の進行に終始かかわっている役柄。
(2)(比喩的に)表立たずに,物事の進行係の役を務める人物。

きょうげんめん

きょうげんめん キヤウ― [3] 【狂言面】
狂言で用いる仮面。神・鬼・動物などの扮装に用いる。大黒・恵比寿(エビス)・武悪(ブアク)・祖父(オオジ)・乙(オト)・賢徳・うそふき・狐(キツネ)などがある。

きょうげんやくしゃ

きょうげんやくしゃ キヤウ― [5] 【狂言役者】
(1)能狂言を演ずる役者。狂言師。
(2)歌舞伎狂言を演ずる役者。

きょうげんりこう

きょうげんりこう [5] 【興言利口】
即興の言葉と巧みな言い回し。

きょうこ

きょうこ [1] キヤウ― 【強固】 ・ キヨウ― 【鞏固】 (形動)[文]ナリ
(精神的に)強く固いさま。強堅。「―な意志」「基礎を―にする」
[派生] ――さ(名)

きょうこ

きょうこ ケウ― [1] 【叫呼】 (名)スル
大声でさけぶこと。わめくこと。「多人数に押付けられて―するなど/花間鶯(鉄腸)」

きょうこ

きょうこ【強固な】
firm;→英和
solid <basis> ;→英和
strong.→英和

きょうこう

きょうこう ケウ― [0] 【橋構】
橋に用いる構桁(コウゲタ)。

きょうこう

きょうこう キヤウカフ [0] 【鏡匣】
鏡を入れる箱。くしげ。

きょうこう

きょうこう キヤウ― [0] 【郷貢】
中国,唐代の科挙において,士を選ぶのに学校から選抜するのでなく,州県の長官の選抜によって採った者。「―進士」「―郎」

きょうこう

きょうこう【恐慌】
<cause> a panic;→英和
alarm.→英和
〜を来たす be panic-stricken[alarmed](人が).金融恐慌 a financial panic.

きょうこう

きょうこう【教皇】
the Pope.→英和

きょうこう

きょうこう [0] 【恐慌】 (名)スル
(1)〔経〕
〔panic〕
景気変動の後退局面で,需要の急速な低下,商品の過剰,物価の下落,信用関係麻痺(マヒ),企業倒産,失業が急激かつ大規模に生じ,一時的に経済活動全体が麻痺すること。経済恐慌。パニック。
(2)おそれあわてること。「―をきたす」「―し,狼狽し,悩乱し/金色夜叉(紅葉)」

きょうこう

きょうこう ケウクワウ [3] 【教皇】
ローマ-カトリック教会の最高位の聖職者。使徒ペテロの後継者として全教会を統率する。バチカン市国元首。枢機卿(スウキキヨウ)の互選により選出される。ローマ教皇。法王。きょうおう。
→コンクラーベ

きょうこう

きょうこう キヤウ― [0] 【向後・嚮後】
これからのち。以後。今後。きょうご。こうご。
⇔向来(キヨウライ)
「―万端よろしくお願いします」「―かかるわざすべからず/宇治拾遺 14」

きょうこう

きょうこう【強行する】
force;→英和
enforce <a policy> .→英和
‖強行軍 a forced march.(法案を)強行採決する railroad <a bill> .

きょうこう

きょうこう【凶行】
(an) outrage;→英和
murder (殺人);→英和
<commit> a crime.→英和

きょうこう

きょうこう【強硬な(に)】
strong(ly);→英和
firm(-ly).→英和
〜な態度 <take> a firm attitude <toward,against> .‖強硬手段をとる take a drastic measure <toward> .強硬路線をとる take a hard line.

きょうこう

きょうこう キヤウカウ [0] 【郷校】
(1)村里の学校。
(2)中国,周代の学制で郷に置かれた小学。庠序(シヨウジヨ)。郷学。

きょうこう

きょうこう [0] 【拱構】
アーチ型の構造物。

きょうこう

きょうこう キヤウカウ [0] 【強硬】 (形動)[文]ナリ
意志が強くて容易に妥協や屈服をしないさま。
⇔軟弱
「―な意見」「―に反対する」
[派生] ――さ(名)

きょうこう

きょうこう キヤウカウ 【匡衡】
中国,前漢の人。字(アザナ)は稚圭。家貧しく,隣舎の壁に穴をうがって光を引いて読書し,大儒になったという。官は太子少傅に至る。生没年未詳。

きょうこう

きょうこう ケフ― [0] 【挟攻・夾攻】 (名)スル
はさみ打ちにして攻めること。夾撃。

きょうこう

きょうこう [0] 【凶荒】
農作物の実りが非常に悪いこと。凶作。飢饉(キキン)。凶歉(キヨウケン)。

きょうこう

きょうこう キヤウ― [0] 【強攻】 (名)スル
多少の危険や不利を覚悟して積極的に攻めること。「要塞を―して多数の戦死者を出す」「―策」

きょうこう

きょうこう [0] 【胸腔】
肋骨(ロツコツ)・胸椎(キヨウツイ)・胸骨・横隔膜によって囲まれた空間。内部に心臓・肺・大動脈・食道などがある。きょうくう。

きょうこう

きょうこう キヤウカウ [0] 【強行】 (名)スル
無理・障害の多いことを思い切って行うこと。「悪天候の中で大会を―する」「―採決」

きょうこう

きょうこう キヤウクワウ [0] 【驚惶】 (名)スル
驚きおそれること。驚きあわてること。

きょうこう

きょうこう [0] 【凶行・兇行】
凶悪な犯行。「―に及ぶ」

きょうこう

きょうこう ケフカウ [0] 【峡江】
⇒フィヨルド

きょうこう

きょうこう [0] 【胸甲】
(1)鎧(ヨロイ)の胸当て。
(2)鞅(ムナガイ)。

きょうこう

きょうこう [0] 【恐惶】 (名)スル
(1)おそれかしこまること。「―至極」「良心に逐れて―せる盗人/義血侠血(鏡花)」
(2)候文の手紙の末尾に書く挨拶(アイサツ)の言葉。

きょうこうきてい

きょうこうきてい キヤウカウ― [5] 【強行規定】
⇒強行法規

きょうこうきんげん

きょうこうきんげん [0] 【恐惶謹言】
〔おそれかしこみ,つつしんで申し上げるの意〕
候文の手紙の結びに使う挨拶(アイサツ)の言葉。

きょうこうぐん

きょうこうぐん キヤウカウグン [3] 【強行軍】
(1)目的地に早く着くための,きびしい行軍。
(2)時間的に無理な計画で物事を行うこと。「―でやっと開会前日に工事が終わった」

きょうこうけいはく

きょうこうけいはく [0] 【恐惶敬白】
〔おそれかしこみ,うやまって申し上げるの意〕
「恐惶謹言」に同じ。きょうこうけいびゃく。

きょうこうしょう

きょうこうしょう キヤウカウシヤウ [0] 【強硬症】
⇒カタレプシー

きょうこうせいしょうがい

きょうこうせいしょうがい [7] 【恐慌性障害】
⇒パニック障害

きょうこうちょう

きょうこうちょう ケウクワウチヤウ [3] 【教皇庁】
全世界のローマ-カトリック教会を統率する中央機関。バチカン市国にある。法王庁。ローマ聖庁。

きょうこうちょっけい

きょうこうちょっけい キヨウカウチヨクケイ [5] 【胸高直径】
成人の胸の高さの位置における立木の直径。材積測定に用い,日本では地面から一・二ないし1.3メートルを採用。
→目通り(4)

きょうこうほうき

きょうこうほうき キヤウカウハフ― [5] 【強行法規】
当事者の意思にかかわらず適用される法規。公の秩序に関する法規であるところから公法上の規定に多い。強行法。強行規定。
⇔任意(ニンイ)法規

きょうこうむびゅうせつ

きょうこうむびゅうせつ ケウクワウムビウ― [6] 【教皇無謬説】
教皇の至上権を認める立場から,信仰と道徳に関して語る教皇の言葉は無謬であるとする説。

きょうこうりょう

きょうこうりょう ケウクワウリヤウ [3] 【教皇領】
ローマ教皇の領主支配権の及ぶ領土。

きょうこきゅう

きょうこきゅう [3] 【胸呼吸】
⇒胸式呼吸(キヨウシキコキユウ)

きょうこく

きょうこく ケフ― [0] 【峡谷】
幅が狭く深く険しい谷。「黒部―」

きょうこく

きょうこく キヤウ― 【頃刻・頃剋】
しばらくの間。けいこく。「―変化の智謀なり/太平記 2」

きょうこく

きょうこく キヤウ― [0] 【郷国】
ふるさと。郷里。故郷。

きょうこく

きょうこく【強国】
a (strong) power.

きょうこく

きょうこく【峡谷】
a gorge;→英和
a ravine;→英和
a canyon.→英和

きょうこく

きょうこく キヤウ― [0] 【強国】
強大な軍事力・経済力をもつ国。
⇔弱国

きょうこそで

きょうこそで キヤウ― [3] 【京小袖】
京染めの小袖。

きょうこつ

きょうこつ ケフ― [1] 【頬骨】
頬の上方の突出部を占めている星形の骨。左右一対ある。顴骨(カンコツ)((ケンコツ))。ほおぼね。

きょうこつ

きょうこつ キヤウ― [0] 【軽忽・軽骨】 (名・形動)[文]ナリ
〔「きょう」は「軽」の呉音〕
(1)軽々しい・こと(さま)。軽率。けいこつ。「きやつ��と―な声を発し/浮雲(四迷)」
(2)馬鹿げたこと。笑止なこと。また,そのさま。「―や,これ程忙しくいろ��なるに/咄本・醒睡笑」
(3)軽蔑すること。軽んずること。「公家の成敗を―し/太平記 21」

きょうこつ

きょうこつ [1] 【胸骨】
胸郭の前面中央にある扁平な骨。側縁は七対の肋軟骨と一対の鎖骨と連結。その骨髄は終生造血活動を営むので,骨髄検査に用いられる。むねぼね。

きょうこつ

きょうこつ ケフ― [0] 【侠骨】
おとこぎのある性質。おとこだての気性。「―ある人物」「―芳(カンバ)しき奴/三日月(浪六)」

きょうこつ

きょうこつ【胸骨】
《解》the sternum;→英和
the breastbone.→英和

きょうこつもの

きょうこつもの キヤウ― [0] 【軽骨者】
軽はずみな者。

きょうことば

きょうことば キヤウ― [3] 【京言葉・京詞】
京都の言葉。京都の訛(ナマ)り。京都弁。

きょうこのごろ

きょうこのごろ ケフ― [1] 【今日此頃】
昨今。最近。「暑さきびしい―」

きょうご

きょうご ケウ― [1] 【教護】 (名)スル
非行少年を保護し教育すること。

きょうご

きょうご キヤウ― [1] 【向後・嚮後】
⇒きょうこう(向後)

きょうごいん

きょうごいん ケウ―ヰン [3] 【教護院】
不良行為をし,またはする恐れのある児童を入院させてこれを教護することを目的とする児童福祉施設。

きょうごう

きょうごう ケフガフ [0] 【協合】 (名)スル
異なっていた意見・立場などが一つになること。「人情の道理に―すること此の如し/偽悪醜日本人(雪嶺)」

きょうごう

きょうごう ケウガウ [0] 【叫号】 (名)スル
大声でさけびわめくこと。

きょうごう

きょうごう キヤウガフ [0] 【競合】 (名)スル
(1)せりあうこと。「電車とバスが―する区間」
(2)いくつかの事柄や事由が重なりあっていること。「―脱線」
(3)〔法〕 刑法上,一個の行為が数個の罪名に触れること。私法上,一つの目的物に同じ効力を発揮する権利が併存すること。

きょうごう

きょうごう ケウガフ [0] 【校合・挍合】 (名)スル
〔「きょう」は呉音〕
写本・印刷物の文字や記載事項を,他の本と照らし合わせてその異同を知ること。また,それによって訂正したり相違を書き記したりすること。校書(キヨウシヨ)。こうごう。

きょうごう

きょうごう ケウガウ [0] 【驕傲】 (名・形動)[文]ナリ
おごりたかぶる・こと(さま)。倨傲(キヨゴウ)。「―なる貴族ばらを,罰する/慨世士伝(逍遥)」

きょうごう

きょうごう【強豪】
a veteran.→英和

きょうごう

きょうごう【競合する】
compete[vie] <with> .→英和

きょうごう

きょうごう キヤウガウ [0] 【強豪】
強くて手ごわいこと。また,その人。「―どうしの対戦」「―チーム」

きょうごう

きょうごう キヤウガウ [0] 【強剛】 (名・形動)[文]ナリ
意志などが強くて不屈である・こと(さま)。「其精神不撓(フトウ)―なるを以て其の危険を凌(シノ)ぐ/月世界旅行(勤)」

きょうごうし

きょうごうし キヤウガウシ [3] 【京格子】
細い竪子(タテコ)を細かく並べた櫺子(レンジ)。

きょうごく

きょうごく キヤウ― 【京極】
(1)古代都城制における縁辺部。
(2)特に,平安京の東西の両端。東端に東京極大路,西端に西京極大路が南北に貫いていた。きょうはて。
(3)京都市の新京極の通称。

きょうごく

きょうごく キヤウゴク 【京極】
姓氏の一。
(1)宇多源氏。近江の佐々木氏の一流。室町時代の有力守護大名。四職の一。応仁の乱後は衰退。
(2)藤原北家御子左流の為家の子為教を祖とする歌道の家。

きょうごくたかつぐ

きょうごくたかつぐ キヤウゴク― 【京極高次】
(1563-1609) 安土桃山・江戸初期の武将。近江の人。大津城主。織田信長・豊臣秀吉に仕えた。妻は淀君の妹。関ヶ原の戦いでは徳川方につき,若狭小浜に八万五千石を与えられた。

きょうごくためかね

きょうごくためかね キヤウゴク― 【京極為兼】
(1254-1332) 鎌倉後期の歌人。本姓藤原氏。為教の子。平明な二条派歌風に対立し,万葉集に依拠した清新な歌風で知られる。伏見院の命を受け「玉葉和歌集」を撰進。歌論書「為兼卿和歌抄」,家集「為兼卿家集」「為兼卿遠所詠歌」がある。

きょうごくどの

きょうごくどの キヤウ― 【京極殿】
平安京の東京極大路に面した邸宅。藤原道長・後鳥羽院の邸などが有名。

きょうごくのうえ

きょうごくのうえ キヤウゴク―ウヘ 【京極上】
「宇津保物語」の作中人物。清原俊蔭女。藤原兼雅との一夜の契りに仲忠を宿す。

きょうごくは

きょうごくは キヤウゴク― 【京極派】
鎌倉後期から南北朝中期にかけて京極為兼を中心とした和歌の一流派。藤原為氏・為世らの二条派に対抗し,持明院統の廷臣と後宮を地盤として清新な叙景歌に特色をみせた。「玉葉和歌集」「風雅和歌集」の両集にその作風がみられる。為兼流。

きょうごさん

きょうごさん キヤウ― 【京五山】
⇒京都五山(キヨウトゴサン)

きょうごよみ

きょうごよみ キヤウ― [3] 【京暦】
昔,京都の陰陽寮で作った暦。真名(マナ)暦と仮名暦がある。伊勢暦・会津暦など地方で作った暦に対していう。

きょうさ

きょうさ ケウ― [1] 【教唆】 (名)スル
(1)おしえそそのかすこと。けしかけること。「―扇動」「間接に変乱を―する/福翁百余話(諭吉)」
(2)〔法〕 他人をそそのかして,犯意を生じさせること。

きょうさ

きょうさ【教唆】
instigation.〜する instigate <a person to do> .→英和
‖教唆者 an instigator.

きょうさい

きょうさい【共催で】
under the joint auspices of;jointly sponsored by.

きょうさい

きょうさい【共済組合】
a cooperative society;a mutual benefit[aid]association.

きょうさい

きょうさい キヤウ― [0] 【境栽】
道路・塀などに沿って植え込んだ草木。

きょうさい

きょうさい [0] 【恐妻】
夫が妻を恐れること。夫が妻に頭の上がらないこと。「―家」

きょうさい

きょうさい [0] 【共済】
互いに助け合い,力を合わせて事を行うこと。助け合うこと。

きょうさい

きょうさい キヤウ― [0] 【匡済】 (名)スル
悪や乱れをただして救うこと。「起因性質及び之れを―する方法等/露団々(露伴)」

きょうさい

きょうさい【恐妻(病)】
wifephobia.恐妻家 a henpecked husband.

きょうさい

きょうさい [0] 【凶歳】
穀物が不作の年。飢饉(キキン)の年。凶年。

きょうさい

きょうさい [0] 【共催】 (名)スル
一つの催しを二つ以上の団体が共同で主催すること。

きょうさいくみあい

きょうさいくみあい [5] 【共済組合】
同種または同一の職業・事業に従事する者が組織し,組合員の疾病・負傷・死亡・退職などのときに給付を行う相互扶助団体。国家公務員共済組合・農業共済組合など。

きょうさいねんきん

きょうさいねんきん [5] 【共済年金】
公務員や私立学校教職員などの共済組合の職員に給付される年金。

きょうさかんせつ

きょうさかんせつ [4] 【胸鎖関節】
胸骨と鎖骨との間の球状関節。上肢と体幹の連絡をする唯一の関節。

きょうさく

きょうさく【凶作】
a bad[poor]crop[harvest].

きょうさく

きょうさく [0] 【凶作】
自然災害・天候不順などで農作物の収穫が平年をはるかに下回ること。不作。
⇔豊作

きょうさく

きょうさく ケフ― [0] 【狭窄】 (名・形動)[文]ナリ
狭くすぼまっている・こと(さま)。「幽門―」「―な海峡」

きょうさく

きょうさく【狭窄】
《医》a stricture;→英和
contraction.

きょうさく

きょうさく キヤウ― [0] 【警策】
⇒けいさく(警策)(4)

きょうさく

きょうさく キヤウ― [0] 【競作】 (名)スル
二人以上の人が競争で作品を作ること。

きょうさつ

きょうさつ [0] 【恐察】 (名)スル
推察することをへりくだっていう語。拝察。「皇帝の宸襟こそ,誠に―するに余りがある/此一戦(広徳)」

きょうさつ

きょうさつ [0] 【凶殺・兇殺】
人殺し。殺人。

きょうさつ

きょうさつ ケフ― [0] 【挟殺】 (名)スル
野球で,走者を塁と塁の間ではさみうちにしてアウトにすること。

きょうさはん

きょうさはん ケウ― [3] 【教唆犯】
人を教唆して犯罪実行の決意を生じさせること。また,その者。共犯の一形式で,正犯に準じて処罰される。

きょうさん

きょうさん ケフ― [0] 【協賛】 (名)スル
(1)趣旨に賛成し,その実行を助けること。
(2)旧憲法下において,帝国議会が,予算・法律などの成立に同意すること。

きょうさん

きょうさん [0] 【共産】
財産・生産手段などを共有すること。「原始―制」

きょうさん

きょうさん キヤウ― [0] 【慶讃】
〔「慶賀讃歎」の略〕
(1)仏徳をほめたたえること。
(2)仏像・経巻・堂塔の完成を祝うこと。

きょうさん

きょうさん ケフ― [0] 【夾笇・夾算】
巻き物や書物にはさんで検索や読みさしの箇所の目印に用いるもの。長さ約9センチメートル,幅1.5センチメートルほどの竹製の薄板で,全体の三分の二ほどを裂き,それ以上裂けないように,元を糸などで巻いてある。
夾笇[図]

きょうさん

きょうさん【協賛】
<obtain the> approval <of the Diet> ;→英和
support.→英和
〜する approve;→英和
support.→英和

きょうさん

きょうさん キヤウ― [0] 【強酸】
酸のうちで,水溶液中でほとんど完全に電離すると考えられるもの。塩酸・硝酸・硫酸・過塩素酸など。

きょうさん

きょうさん【共産化する】
communize;turn red[communist](人が).‖共産圏 the Communist bloc.共産主義(者) communism (a communist).共産主義の communist(ic).共産陣営 the Communist camp.(日本)共産党 the (Japan) Communist Party;the Communist Party (of Japan).

きょうさん

きょうさん [0] 【胸算】 (名)スル
心の中で見積もること。胸の中での計算。胸算用(ムナザンヨウ)。「勝を制せんと―する/八十日間世界一周(忠之助)」

きょうさんえ

きょうさんえ キヤウ―ヱ [3] 【慶讃会】
(1)慶讃{(2)}の儀式。
(2)真宗で,毎年7月15日に阿弥陀の仏徳をたたえるために行う法会(ホウエ)。歓喜会(カンギエ)。

きょうさんけん

きょうさんけん ケフ― [3] 【協賛権】
旧憲法下で,帝国議会に与えられていた協賛の権限。法律・予算の制定者である天皇に対して協力するための権限とされた。

きょうさんけん

きょうさんけん [3] 【共産圏】
社会主義諸国のグループを西欧自由主義諸国がいう呼称。社会主義陣営。

きょうさんしゅぎ

きょうさんしゅぎ [5] 【共産主義】
〔communism〕
(1)財産の私有を否定し,すべての財産を共有することによって,平等な理想社会をつくろうという思想。ギリシャ時代のプラトンあるいはトーマス=モアのユートピアなどにもみられるが,現代では主として,マルクス・エンゲルスにより確立されたマルクス主義思想をさす。
(2)階級対立のない共同社会。広義には,プロレタリア革命によって権力を獲得した労働者階級が生産手段の社会化をなしとげて築く,社会主義と呼ばれる低い段階と,狭義には,そのもとで発展する高い生産力によって,「各人は能力に応じて働き,必要に応じて受け取る」という状態が生まれた高い段階の社会をさす。
(3)共産主義社会の実現をめざす思想と運動。
→科学的社会主義

きょうさんしゅぎインターナショナル

きょうさんしゅぎインターナショナル 【共産主義―】
⇒第三(ダイサン)インターナショナル

きょうさんとう

きょうさんとう [0] 【共産党】
共産主義社会を実現することを目標とする政党。マルクス・エンゲルス・レーニンらの学説を理論的基礎とする。
→日本共産党

きょうさんとうせんげん

きょうさんとうせんげん 【共産党宣言】
共産主義者同盟の国際的綱領として,1848年に発表された文書。マルクス・エンゲルスにより起草。科学的社会主義の原理が簡潔かつ理論的に書かれており,「万国のプロレタリアートよ団結せよ」という有名な言葉で結ばれている。

きょうさんとうろうどうしゃとうじょうほうきょく

きょうさんとうろうどうしゃとうじょうほうきょく 【共産党労働者党情報局】
⇒コミンフォルム

きょうざ

きょうざ キヤウ― [0] 【京座】
江戸初期,幕府が京都に置いた金座。

きょうざい

きょうざい【教材】
teaching material.

きょうざい

きょうざい [0] 【共在】 (名)スル
二つ以上の事物,または事物の性質が同時に存在すること。共存。

きょうざい

きょうざい ケウ― [0] 【教材】
教育目的を達成するために,児童・生徒の学習に供する素材。カリキュラムまたは単元を構成する内容そのものをさすこともある。「―研究」

きょうざく

きょうざく キヤウ― 【警策】 (形動ナリ)
〔「きょうさく」とも〕
(1)(人を驚かすほど)詩文のすぐれているさま。「ふみども―に,舞・楽・物の音(ネ)どもととのほりて/源氏(花宴)」
(2)物事のすぐれているさま。「げにいと―なりける人の御容面(ヨウメイ)かな/源氏(手習)」
→けいさく(警策)

きょうざつ

きょうざつ ケフ― [0] 【夾雑】
余計なものがまざっていること。「―物(ブツ)」

きょうざまし

きょうざまし [3][5][0] 【興醒まし】 (名・形動)[文]ナリ
面白みをなくす・こと(さま)。「ここで長演説はとんだ―だ」

きょうざめ

きょうざめ [0][4] 【興醒め】 (名・形動)スル [文]ナリ
面白みがなくなる・こと(さま)。「裏話を聞かされて―した」「なんとも―な話だ」

きょうざめる

きょうざ・める [4] 【興醒める】 (動マ下一)[文]マ下二 きようざ・む
興がさめる。「話の腰を折られて―・める」

きょうざんおり

きょうざんおり キヤウザン― [0] 【京桟織(り)】
たて糸・よこ糸ともに片縒(ヨ)りの綿糸を使って織った木綿縞。京桟。京桟縞。

きょうし

きょうし【教師】
a teacher;→英和
a schoolmaster[schoolmistress (女)](小学校の);→英和
a master (師匠).→英和
教師用書 a teacher's manual.

きょうし

きょうし ケウ― [1] 【嬌姿】
なまめかしい姿。嬌態。

きょうし

きょうし ケウ― [1] 【驕肆・驕恣】 (名・形動)[文]ナリ
おごりたかぶってわがままな・こと(さま)。

きょうし

きょうし キヤウ― [1] 【筐笥】
竹で編んだかご。筐(カタミ)。

きょうし

きょうし キヤウ― [1] 【強仕】
〔礼記(曲礼上)「四十曰�強,而仕」に基づく。身体強壮の意〕
四〇歳の異名。不惑。「年―に満たず,翠(ミドリ)の髪を剃り落し/太平記 4」

きょうし

きょうし キヤウ― [0][1] 【狂詩】
江戸中期以後流行した,漢詩体の滑稽・洒脱を主とした詩。卑近な俗情を,漢詩形式に仕立てたもので,当時知識人の間に広まっていた文人趣味を背景としている。江戸の寝惚(ネボケ)先生(蜀山人),京都の銅脈先生(畠中観斎)が代表的作者。
→狂文

きょうし

きょうし ケウ― [1] 【教士】
剣道・弓道・なぎなたなどの武道団体が与える称号の三階級の中で,中位のもの。一定の審査を経た五段以上の者に与えられる。
→範士
→錬士

きょうし

きょうし ケウ― [1] 【教旨】
(1)教えの趣旨。
(2)宗教の趣旨。

きょうし

きょうし ケウ― [1] 【教師】
(1)学校などで,学問・技能・技術などを教える人。先生。教員。
(2)宗教上の指導をする人。

きょうし

きょうし ケウ― [1] 【驕侈】 (名・形動)[文]ナリ
おごりぜいたくなこと。「安逸―に生長する人は/西国立志編(正直)」

きょうし

きょうし キヤウ― [0][1] 【経紙】
写経用の紙。きょうがみ。

きょうし

きょうし キヤウ― 【姜詩】
中国,後漢の人。二十四孝の一人。妻の龐氏(ホウシ)とともによく母に仕え,江水を苦労して汲み,また膾(ナマス)を求めて供した。ある日,庭に泉が湧き出し,味は江水のようで,その上,毎朝二尾の鯉を出したという。

きょうし

きょうし【狂詩】
a comic poem.狂詩曲《楽》a rhapsody.→英和

きょうし

きょうし キヤウ― [1] 【郷試】
中国の科挙の制における第一段階の試験。三年に一回各省都で行われ,これに及第すると挙人となる。元代以後の呼称。

きょうし

きょうし【狂死する】
die mad.

きょうし

きょうし キヤウ― [0] 【狂死】 (名)スル
気が狂って死ぬこと。

きょうし

きょうし [0] 【供試】
実験や試験に提供すること。

きょうしき

きょうしき キヤウ― [0] 【強識】
記憶力が強くてよく物事を知っていること。「博聞―」

きょうしき

きょうしき キヤウ― [0] 【京職】
律令制で,左京職・右京職に分かれ,京都の司法・警察・民政などをつかさどった役所。みさとづかさ。
〔「きょうしょく」と読めば別語〕

きょうしきこうぞう

きょうしきこうぞう [5] 【拱式構造】
アーチで支える建築物の構造。
⇔楣(マグサ)式構造

きょうしきこきゅう

きょうしきこきゅう [5] 【胸式呼吸】
胸筋の働きに基づく胸郭の運動による呼吸。女子に多く,一般に安静時にみられる。横隔膜の動きが制約された場合にも行われる。胸呼吸。
→腹式呼吸

きょうしきょく

きょうしきょく キヤウ― [3] 【狂詩曲】
⇒ラプソディー

きょうしたい

きょうしたい [0] 【供試体】
強度・耐性など各種の性能試験のために,規格に基づいて作成された試料。

きょうしっき

きょうしっき キヤウ― [3] 【京漆器】
京都で作られた漆器。古くは高台寺蒔絵(マキエ)・光琳(コウリン)蒔絵など。京塗り。

きょうしつ

きょうしつ【教室】
a classroom;→英和
a schoolroom.→英和
料理教室 a cooking class;a cooking show (テレビの).

きょうしつ

きょうしつ キヤウ― [0] 【狂疾】
狂気のやまい。「―を医す/金色夜叉(紅葉)」

きょうしつ

きょうしつ ケウ― [0] 【教室】
(1)学校などで授業を行う部屋。
(2)大学で,専攻科目ごとにおかれる研究室。
(3)人を集めて学芸・技能・技術・知識などを教えこむ会や団体。「料理―」

きょうしゃ

きょうしゃ キヤウ― [1] 【強者】
力や権力の強い者。
⇔弱者

きょうしゃ

きょうしゃ キヤウ― [1] 【狂者】
(1)気の狂った人。
(2)風流に熱中している人。風雅に徹した人。風狂者。「先師の意を以て見れば少し―の感も有るにや/去来抄」
(3)ざれごとをする人。狂言師。「―の言を巧みにする戯れ/太平記 5」

きょうしゃ

きょうしゃ ケフ― [1] 【怯者】
おくびょうな人。「己より弱く,助けなきものを凌虐する人は,―にして/西国立志編(正直)」

きょうしゃ

きょうしゃ ケフ― [1] 【狭斜】
〔中国,長安の街の名で,遊里があったことから〕
色町。遊里。「―の巷(チマタ)を徘徊(ハイカイ)する」

きょうしゃ

きょうしゃ キヤウ― [0] 【香車】
(1)将棋の駒の一。前方へだけ幾目でも進める。成ると金将と同じ働きをする。きょう。きょうす。やり。
(2)遊郭の,遣り手の異名。

きょうしゃ

きょうしゃ ケフ― [1] 【侠者】
侠気のある人。おとこだて。

きょうしゃ

きょうしゃ【強者】
a strong man;the strong[powerful](総称).→英和

きょうしゃ

きょうしゃ ケウ― [1] 【驕奢】 (名・形動)[文]ナリ
大変おごっていてぜいたくな・こと(さま)。「金銀がそのまま捨ててあるやうな―な趣味でなければ/或る女(武郎)」

きょうしゅ

きょうしゅ [1] 【凶手・兇手】
人を殺そうとねらっている人。また,その手段。「暗殺者の―に倒れる」

きょうしゅ

きょうしゅ ケウ― [1] 【梟首】 (名)スル
処刑した人の首を木にかけてさらすこと。また,その首。さらし首。獄門。

きょうしゅ

きょうしゅ [1] 【興趣】
楽しく愉快に感じること。おもしろみ。「―が尽きない」「―がわく」

きょうしゅ

きょうしゅ [1] 【拱手】 (名)スル
(1)事に当たって何もしないでいること。手をこまねいていること。「唯だ―して黙視するのみ/花柳春話(純一郎)」
(2)中国における敬礼の仕方。両手を胸の前で組み合わせること。交手。こうしゅ。

きょうしゅ

きょうしゅ【凶手に倒れる】
be assassinated.

きょうしゅ

きょうしゅ【教主】
the founder of a religious sect.

きょうしゅ

きょうしゅ ケウ― [1] 【教主】
一つの宗教を始めた人。また,宗教の指導者。教祖。

きょうしゅ

きょうしゅ キヤウ― [1] 【強手】
囲碁・将棋で,強い攻め手。

きょうしゅう

きょうしゅう ケウシウ [0] 【嬌羞】
女性のなまめかしい恥じらい。「―を含む」「何事も控目にして,自(オノズ)から―の情あり/福翁百話(諭吉)」

きょうしゅう

きょうしゅう キヤウシフ [0] 【強襲】 (名)スル
強烈に相手を襲うこと。無理押しに襲撃すること。「敵を―する」「三塁―安打」

きょうしゅう

きょうしゅう [0] 【共修】 (名)スル
いっしょに勉強すること。「家庭科の男女―」

きょうしゅう

きょうしゅう【強襲する】
storm;→英和
assault;→英和
take <a fort> by storm.

きょうしゅう

きょうしゅう キヤウ― [0] 【経宗】
(1)経典の要旨。
(2)経典をよりどころとして開いた宗派。華厳宗(華厳経)・天台宗(法華経)・真言宗(大日経)・浄土宗(浄土三部経)など。
⇔論宗
(3)〔法華経を強調することからいう〕
日蓮宗。

きょうしゅう

きょうしゅう【郷愁】
homesickness;→英和
<feel> nostalgia <for> .→英和

きょうしゅう

きょうしゅう キヤウシウ [0] 【郷愁】
(1)故郷を離れている人が故郷をなつかしく感じる気持ち。ノスタルジア。「―を覚える」
(2)古いものをなつかしむ気持ち。

きょうしゅう

きょうしゅう ケウ― [0] 【教宗】
〔不立文字(フリユウモンジ)を主旨とし,教外別伝である禅宗で,他宗をいう語〕
経典の文字・言句によって教義を説く宗派。

きょうしゅう

きょうしゅう ケウシフ [0] 【教習】 (名)スル
技術などを教え習わせること。「又善く士卒を―せるに由りて/西国立志編(正直)」

きょうしゅうざい

きょうしゅうざい ケウシウ― [3][0] 【矯臭剤】
薬物の不快なにおいを消したりやわらげたりするために添加されるもの。

きょうしゅうじょ

きょうしゅうじょ【教習所】
a training school.ダンス(自動車)教習所 a dancing (driving) school.

きょうしゅうじょ

きょうしゅうじょ ケウシフ― [0][5] 【教習所】
技術などを教習する施設。

きょうしゅく

きょうしゅく [0] 【恐縮】 (名)スル
(1)恐ろしくて身が縮むこと。「家畜伝染のやまひとあるからわれ人ともに―はいたしたものの/安愚楽鍋(魯文)」
(2)身も縮むほど恐れ入ること。恐悚(キヨウシヨウ)。「おほめの言葉をいただき―しております」「―ですが,伝言をお願い致します」
〔依頼・礼・わびなどをいうときにも用いる〕
[派生] ――が・る(動ラ五[四])

きょうしゅく

きょうしゅく キヤウ― [0] 【強縮】
筋肉に反復刺激を与えた時,攣縮(レンシユク)の重なりによって生ずる持続性収縮。生体の生理的運動にみられる。心筋はこれを起こさない。強直(キヨウチヨク)。

きょうしゅく

きょうしゅく【恐縮する】
be thankful <to a person for> (感謝);be sorry <for> (気の毒);be ashamed (恥じ入る).〜ですが… Excuse me,but….

きょうしゅつ

きょうしゅつ【供出】
delivery <of rice> .〜する deliver.→英和
‖供出割当 (a) delivery quota.

きょうしゅつ

きょうしゅつ [0] 【供出】 (名)スル
戦時体制下などで,法律により食糧・物資などを政府が民間に一定価格で半強制的に売り渡させること。「米を―する」「―制度」

きょうしゅぼうかん

きょうしゅぼうかん [1] 【拱手傍観】 (名)スル
重大な事態に当面しながら,手をこまねいて何もしないでいること。

きょうしょ

きょうしょ【教書】
a message.→英和

きょうしょ

きょうしょ キヤウ― [1] 【競書】
書道で,定められた課題等による清書作品を集め,その優劣を競って級位などを設けること。「書道雑誌の―欄」「―の大会」

きょうしょ

きょうしょ キヤウ― [1] 【郷書】
「郷信(キヨウシン)」に同じ。「―を認む/日乗(荷風)」

きょうしょ

きょうしょ ケウ― [1] 【教書】
(1)ローマ-カトリック教会で,司教が教区の聖職者や信徒に発する司牧のための公的書簡。教皇が司教に発するものは特に回勅という。
(2)〔message〕
アメリカ合衆国大統領または州知事が,それぞれ連邦議会,州議会に対して発する政策上・立法上の意見書。
(3)教科書。「そこで編輯された―に目を通したり/夜明け前(藤村)」
(4)「御教書(ミギヨウシヨ)」に同じ。

きょうしょ

きょうしょ ケウ― [1] 【校書】
「校合(キヨウゴウ)」に同じ。

きょうしょ

きょうしょ ケフ― [1] 【挟書】
〔「挟」は蔵するの意〕
書物を所蔵すること。

きょうしょう

きょうしょう ケウシヤウ [0] 【梟将】
勇猛な武将。猛将。

きょうしょう

きょうしょう ケフセウ [0] 【狭小】 (名・形動)[文]ナリ
狭くて小さい・こと(さま)。
⇔広大
「―な土地」「侯伯の家に比すれば―なり/花柳春話(純一郎)」
[派生] ――さ(名)

きょうしょう

きょうしょう【協商】
<conclude> an entente <with> ;→英和
negotiations (交渉).

きょうしょう

きょうしょう [0] 【恐悚】
〔「悚」もおそれるの意〕
「恐縮(キヨウシユク)」に同じ。「深く―の至に堪ず/新聞雑誌 9」

きょうしょう

きょうしょう [0] 【胸墻】
敵の射撃をよけ,味方の射撃の便のために土を胸の高さほどに積み上げたもの。胸壁。

きょうしょう

きょうしょう ケウセウ [0] 【嬌笑】 (名)スル
女性がなまめかしく,はなやかに笑うこと。色っぽい笑い。「嫣然―し,眼(マナコ)に潸然愁涕せる一個の佳人/緑簑談(南翠)」

きょうしょう

きょうしょう [0] 【胸章】
着衣の胸につける記章。

きょうしょう

きょうしょう ケウシヤウ [0] 【橋床】
橋の構造で,橋上を通過する荷重を支持する部分。普通,縦桁(タテゲタ)と床板(シヨウバン)とからなる。

きょうしょう

きょうしょう キヤウシヤウ [0] 【強将】
強い大将。強力な統帥者。

きょうしょう

きょうしょう ケフシヤウ [0] 【協商】 (名)スル
(1)相談によってある目的にそった取り決めをすること。「細君はもう一応―を始める/吾輩は猫である(漱石)」
(2)〔法〕
〔(フランス) entente〕
数か国が,特定の事項についての協力を取り決めること。同盟に至らないような親善関係にいう。「三国―」

きょうしょう

きょうしょう ケウ― 【喬松】
中国古代の不老不死の仙人,王子喬と赤松子のこと。

きょうしょう

きょうしょう ケウ― [0] 【喬松】
たけの高い松の木。

きょうしょう

きょうしょう [0] 【共晶】
液体の混合物を冷却するとき,同時に生じる二種以上の結晶の混合物で,純粋な結晶のように,融けるときに一定の温度を保つもの。共融混合物。

きょうしょう

きょうしょう ケフ― [0] 【夾鐘・夾鍾】
(1)中国音楽の音名。十二律の四番目の音。日本の十二律の勝絶(シヨウゼツ)に相当。
(2)陰暦二月の異名。「月―に踵(アタ)り/古事記(序訓)」

きょうしょう

きょうしょう ケフ― [0] 【脅従】 (名)スル
おびやかして服従させること。「先づ是の二邦を―せば/経国美談(竜渓)」

きょうしょう=の下(モト)に弱卒(ジヤクソツ)無し

――の下(モト)に弱卒(ジヤクソツ)無し
〔蘇軾「題�連公壁�)」から〕
強い大将の下には,その影響・感化を受けて奮い立つので,弱い兵隊はいない。

きょうしょう=の寿(ジユ)

――の寿(ジユ)
〔「戦国策(秦策)」〕
長寿。長命。

きょうしょく

きょうしょく キヤウ― [0][1] 【京職】
江戸時代,京都所司代のこと。
〔「きょうしき」と読めば別語〕

きょうしょく

きょうしょく [0] 【矜式】 (名)スル
つつしんで道にのっとること。手本として尊ぶこと。「天下万民漸く―する所を知る/明六雑誌 29」

きょうしょく

きょうしょく ケウ― [0] 【矯飾】 (名)スル
うわべをとりつくろい飾ること。「艱難危厄の際に当ては之を―するに暇あらざるが故に/経国美談(竜渓)」「女の―な弱点/一隅より(晶子)」

きょうしょく

きょうしょく【教職】
<enter> the teaching profession.‖教職員(組合) the teaching staff (a teachers' union).教職課程 a course of study for the teaching profession.

きょうしょく

きょうしょく [0] 【供食】 (名)スル
食事を提供すること。炊き出し。

きょうしょく

きょうしょく [0] 【共食】
神に供えたものを皆で食べあうこと。同じ火で煮炊きした同じ食物を食べあうことにより,神と人々との,また神をまつった者どうしの精神的・肉体的連帯を強めようとするもの。日本では直会(ナオライ)がこれに相当する。

きょうしょく

きょうしょく ケウ― [0] 【教職】
学生・生徒などを教育する職務。「―に就く」

きょうしょくいん

きょうしょくいん ケウ―ヰン [4] 【教職員】
教員と教育関係の職員。「―組合」

きょうしょくかてい

きょうしょくかてい ケウ―クワ― [5] 【教職課程】
教員免許状の取得に必要な科目を設け,教員養成を行うために編成した,大学の教育課程。

きょうしょくついほう

きょうしょくついほう ケウ―ハウ [0] 【教職追放】
1945年(昭和20)の連合軍最高司令官の覚え書きに基づき,教育関係者の中で日本の民主化のために不適当と認められた者をその職から排除した処置。
→公職追放

きょうしょでん

きょうしょでん ケウ― 【校書殿】
平安京内裏の殿舎の一。清涼殿の南にあり,主に書籍の類をおさめ,また書写・校合などをした。文殿(フドノ)。
→内裏

きょうしょのきん

きょうしょのきん ケフ― [1] 【挟書の禁】
秦の始皇帝のとき,医薬・卜筮(ボクゼイ)・種樹の書以外の書物を民間で所蔵することを禁じたこと。挟書の律。
→焚書坑儒(フンシヨコウジユ)

きょうしん

きょうしん ケウ― [0] 【嬌嗔】 (名)スル
美人のなまめかしい怒り。また,そのように怒ること。「女は―してその男を打てり/即興詩人(鴎外)」

きょうしん

きょうしん キヤウ― [0] 【狂信】
正常な判断力を失うほどの,強烈な信仰。また,特定の考え方に強く支配されている状態。「―的な態度」

きょうしん

きょうしん [0] 【共振】 (名)スル
振動体にその固有振動数と等しい振動を外部から加えたとき,非常に大きい振幅で振動する現象。特に電気的・機械的振動の場合にいい,音の場合は共鳴ということが多い。

きょうしん

きょうしん キヤウ― [0] 【郷信】
故郷からの便り。また故郷への便り。郷書。

きょうしん

きょうしん ケフ― [0] 【協心】 (名)スル
心を合わせて助け合うこと。「衆亦此旨趣に基き―努力せよ/五箇条の御誓文」

きょうしん

きょうしん【強震】
a severe[violent]earthquake[shock].

きょうしん

きょうしん【狂信(者)】
fanaticism (a fanatic).〜的(に) fanatic(ally).→英和

きょうしん

きょうしん ケフ― [0] 【侠心】
義侠心。

きょうしん

きょうしん キヤウ― [0] 【強振】 (名)スル
棒などを強く振ること。勢いよく振ること。「バットを―する」

きょうしん

きょうしん キヤウ― [0] 【強震】
(1)強い地震動。
(2)震度 5 にあたる地震。壁に割れ目ができ,墓石が倒れ,煙突が破損する。

きょうしん

きょうしん キヤウ― [0] 【郷紳】
中国,近世における社会階層の一。明・清代では退職官僚や科挙合格者などの郷村にいる者をいい,身分的に一般庶民と区別され,その地方における政治的・社会的影響力は大きかった。

きょうしん

きょうしん キヤウ― [0] 【京進】
中世,荘園などの収穫,年貢などを京都の領家または本家などへ進上すること。

きょうしん

きょうしん [0] 【供進】
(1)天子に献上すること。特に,天子に食事を進めること。
(2)神に幣帛(ヘイハク)を供えること。

きょうしん

きょうしん キヤウ― [0] 【鏡心】
球面鏡の鏡面の中心。

きょうしん

きょうしん ケウ― [0] 【驕心】
おごりたかぶる心。慢心。

きょうしんか

きょうしんか [0] 【共進化】
二つの異種の個体群が相互に関係しあって,ともに進化する現象。虫媒花の花の構造と受粉昆虫の口器の形態の変化の関係など。相互進化。

きょうしんかい

きょうしんかい【共進会】
a competitive exhibition;a prize show.

きょうしんかい

きょうしんかい [3] 【共進会】
農産物や工業製品を集めて陳列し,一般に公開して,その優劣を競う品評会。産業の発展を図るための催し。明治初期から開催。競進会。

きょうしんかい

きょうしんかい キヤウシンクワイ [3] 【競進会】
「共進会」に同じ。

きょうしんき

きょうしんき [3] 【共振器】
共振を得る装置。いろいろな振動数の振動中から,特定の振動数の振動だけを選び出したり,振動数を求めたりする。

きょうしんけい

きょうしんけい キヤウ― [0] 【強震計】
通常の地震計では指針が振り切れてしまうような大地震を記録できるように,特別に設計した地震計。

きょうしんざい

きょうしんざい【強心剤】
a heart stimulant;a cardiac.→英和

きょうしんざい

きょうしんざい キヤウシン― [3][0] 【強心剤】
心臓機能の衰弱を回復させるために用いる薬剤。ジギタリス・ニケタミド・カンフルなど。強心薬。

きょうしんし

きょうしんし [3] 【供進使】
神に弊帛を供進する使い。

きょうしんしょう

きょうしんしょう ケフシンシヤウ [0][3] 【狭心症】
胸骨(後)部に起こる一過性のしめつけられるような疼痛(トウツウ)発作を主徴とする症候群。心臓壁血管(冠状動脈)の硬化や痙攣(ケイレン)・狭窄(キヨウサク)・閉塞(ヘイソク)などによって心筋へ流入する血液が減少するために起こる。アンギーナ。
→心筋梗塞

きょうしんしょう

きょうしんしょう【狭心症】
stricture of the heart;→英和
《医》angina (pectoris).→英和

きょうしんのうえききん

きょうしんのうえききん キヨウシンワウ― 【恭親王奕訢】
(1832-1898) 中国,清朝の皇族。道光帝の第六子。1860年北京条約の締結にあたる。また総理衙門(ソウリガモン)を創設して諸外国との協調を図った。同治中興の中心的人物。清仏戦争後,失脚。

きょうしんめいちりゅう

きょうしんめいちりゅう キヤウシンメイチリウ 【鏡新明智流】
剣術の一派。祖は桃井(モモノイ)八郎左衛門直由(1724-1774)。

きょうじ

きょうじ [1] ―ヂ 【矜持】 ・ ―ジ 【矜恃】
自信と誇り。自信や誇りを持って,堂々と振る舞うこと。きんじ。プライド。「学生としての―を持て」

きょうじ

きょうじ【凶事】
an unlucky affair.

きょうじ

きょうじ キヤウ― [1][0] 【香箸】
香をはさむ箸(ハシ)。紫檀(シタン)などで作る。こうばし。

きょうじ

きょうじ キヤウ― [1] 【香匙】
香木・薫物(タキモノ)などの香料をすくう匙(サジ)。こうさじ。こうすくい。

きょうじ

きょうじ ケウ― [0][1] 【教示】 (名)スル
(1)〔「きょうし」とも〕
おしえしめすこと。示教。「御―を賜りたく」
(2)実験・調査で,研究者の意図する行動を被験者にとらせるための指示。

きょうじ

きょうじ キヤウヂ [1] 【享持】
権利などを受け,保つこと。享有。

きょうじ

きょうじ ケウ― [1] 【驕児】
(1)わがままな子。だだっこ。
(2)だだっこのように,自分の我意を通し,高慢な人。

きょうじ

きょうじ キヤウ― [0] 【経師】
(1)書画や屏風(ビヨウブ)・襖(フスマ)などの表装をすることを業とする人。表具師。
(2)経文の書写を専門の業とする人。「―四人を召して,古麿の為に法花経一部写し奉る/霊異記(下)」
(3)経巻の表装を業とする人。「四巻経書き奉るべき紙,―に打ちつかせ/宇治拾遺 8」

きょうじ

きょうじ ケフ― [1] 【脇侍・脇士・夾侍・挟侍】
本尊の両脇または周囲に侍して教化を助けるもの。釈迦如来の文殊(モンジユ)と普賢(フゲン),もしくは迦葉(カシヨウ)と阿難,阿弥陀如来の観音と勢至,不動明王の制吒迦(セイタカ)と矜羯羅(コンガラ)など。脇侍(ワキジ)。脇立(ワキダチ)。

きょうじ

きょうじ ケフヂ [1] 【挟持】 (名)スル
〔原義ははさみもつこと〕
(1)たずさえ持つこと。「天下に律書を―する者あれば死罪に処するに至れり/開化本論(徳明)」
(2)心にいだくこと。

きょうじ

きょうじ【教示】
instruction.→英和
〜する instruct;→英和
teach;→英和
enlighten <a person on something> .→英和

きょうじ

きょうじ [1] 【凶事】
不吉な事柄。不幸な事柄。わざわい。
⇔吉事

きょうじげんごがく

きょうじげんごがく [6] 【共時言語学】
〔(フランス) linguistique synchronique〕
ある言語のある一時期の状態(共時態)を,歴史的考察を排除し,特に体系性に注目して分析・記述する研究部門。ソシュールの提唱で,通時的研究に先行するとされる。静態言語学。
⇔通時言語学

きょうじこじたて

きょうじこじたて キヤウ― [5] 【香匙火筯建】
香炉の用具の香匙と火筯(または灰押),あるいは香匙・火筯・灰押を立てる金属製の器。仏前・座敷飾りなどに用いる。香道では,火道具を立て,陶製もある。匙筯瓶。火筯瓶。
香匙火筯建[図]

きょうじせい

きょうじせい キヤウ― [0] 【強磁性】
自発磁化を形成する磁気的性質。弱い磁場によって強く磁化し,すぐに磁化が飽和する。磁場を取り去っても磁化が残り,また強磁場で磁化が飽和して,磁気ヒステリシスを示す。

きょうじせい

きょうじせい [0] 【共時性】
〔synchronicity〕
心に思い浮かぶ事象と現実の出来事が一致すること。ユングの用語。

きょうじせいたい

きょうじせいたい キヤウ― [4] 【強磁性体】
強磁性を示す物質。鉄・ニッケル・コバルトなどや,それらを含む合金はこれにあたる。永久磁石の材料となる。

きょうじせいど

きょうじせいど ケウ― [4] 【教示制度】
行政処分に不服をもつ者が,不服申し立ての方法を知らないために不利益を受けないように,その手段の教示を行政庁に義務づけた制度。

きょうじたい

きょうじたい [0] 【共時態】
〔(フランス) synchronie〕
ある言語のある特定時点における状態。ソシュールの用語。共時言語学の対象となる。共時相。
⇔通時態

きょうじちん

きょうじちん 【龔自珍】
(1792-1841) 中国,清末の文人・学者。字(アザナ)は璱人(シツジン),号は定盦(テイアン)。段玉裁の孫。訓詁(クンコ)・音韻・文字学に通じ,公羊学を奉じて,清末革命思想の源流となった。著「定盦文集」

きょうじつ

きょうじつ キヤウ― [0] 【嚮日】
さきごろ。この間(アイダ)。先日。

きょうじつ

きょうじつ キヤウ― [0] 【竟日】
〔「竟」は終わる意〕
一日中。終日。「―柳北の『日誌』を写す/日乗(荷風)」

きょうじつ

きょうじつ [0] 【凶日】
縁起の悪い日。不吉な日。
⇔吉日(キチジツ)

きょうじつ

きょうじつ キヤウ― [0] 【頃日】
このごろ。ちかごろ。「―,当地小説熱盛んにして/俳諧師(虚子)」

きょうじてき

きょうじてき [0] 【共時的】 (形動)
〔(フランス) synchronique〕
現象が継時的変化としてではなく,一定時の静止した構造としてあるさま。また,時間的・歴史的な変化の相を考慮に入れずに,ある対象の一時点における構造を体系的に記述しようとするさま。
⇔通時的
〔言語学者ソシュールの用語の小林英夫による訳語〕

きょうじゃく

きょうじゃく【強弱】
strength (and weakness);→英和
power;→英和
stress (音の).→英和

きょうじゃく

きょうじゃく キヤウ― 【景迹・�迹】
〔「きょうざく」「けいせき」とも〕
(1)人のおこない。行状。行跡。「毎年官人等の功過,行能,并びに―を実録し/続紀(和銅五)」
(2)推量すること。推察。「女の心の中却りて―せさせ給ふ/義経記 2」

きょうじゃく

きょうじゃく キヤウ― [1] 【強弱】
(1)強いことと弱いこと。強い弱い。
(2)強さの程度。

きょうじゃく

きょうじゃく ケフ― [0] 【怯弱】 (名・形動)[文]ナリ
気が小さくて弱い・こと(さま)。おくびょう。怯懦(キヨウダ)。「心志―にして物に接するの勇なく/学問ノススメ(諭吉)」

きょうじゃくきごう

きょうじゃくきごう キヤウ―ガウ [5] 【強弱記号】
楽譜に記される,音量の程度・増減を指示する記号や言葉。フォルテ( � ),ピアノ( � )など。略語や記号化したものだけを強弱記号,言葉のままの場合を強弱標語ともいう。
→強弱記号[表]

きょうじゃくひょうご

きょうじゃくひょうご キヤウ―ヘウ― [5] 【強弱標語】
⇒強弱記号

きょうじゃくアクセント

きょうじゃくアクセント キヤウ― [5] 【強弱―】
〔stress accent〕
アクセントが発音の強弱の組み合わせによるもの。英語・ドイツ語・ロシア語などのアクセントがその例。強さアクセント。
→高低アクセント

きょうじや

きょうじや【経師屋】
a paper hanger.

きょうじや

きょうじや キヤウ― [0] 【経師屋】
(1)経師{(1)}を職業とする家。また,その人。表具屋。大経師。
(2)〔経師の「貼る」と女を「張る」とをかけた隠語〕
女を手に入れようとつけねらう者。

きょうじゅ

きょうじゅ【教授】
teaching;→英和
instruction;→英和
a professor (人).→英和
〜する teach;→英和
instruct <a person in> ;→英和
give lessons <in> .‖教授会 a faculty meeting.教授法 a teaching method.東大教授 a professor at Tokyo University.個人教授 <take> private lessons.

きょうじゅ

きょうじゅ ケウ― 【教授】 (名)スル
(1) [0][1]

 (ア)児童・生徒に知識・技能を与え,そこからさらに知識への興味を呼び起こすこと。
 (イ)専門的な学問・技芸を教えること。「国文学を―する」「書道―」
(2) [0]
大学などの高等教育機関において,専門の学問・技能を教え,また自らは研究に従事する人の職名。助教授・講師の上位。

きょうじゅ

きょうじゅ【享受】
enjoyment.〜する enjoy.→英和

きょうじゅ

きょうじゅ キヤウ― [1] 【享受】 (名)スル
あるものを受け,自分のものとすること。また,自分のものとして楽しむこと。精神的な面でも物質的な面でもいう。「生を―する」「自然の恵みを―する」

きょうじゅあん

きょうじゅあん ケウ― [3] 【教授案】
⇒教案(キヨウアン)(1)

きょうじゅう

きょうじゅう キヤウヂユウ [0] 【軽重】
(1)「けいちょう(軽重)」に同じ。
(2)音声を,高いか低いか,下降調か上昇調かなど対比的にいう時に用いられた語。近世になると [o] と [wo] とを対比的にいうのにも用いられた。けいじゅう。
(3)四声,特に平声(ヒヨウシヨウ)・入声(ニツシヨウ)にそれぞれ二種あることを認めた場合の,その二種の音調の総称。軽は高く始まる音調,重は低く始まる音調をいう。

きょうじゅうごう

きょうじゅうごう [3] 【共重合】
二種以上の単量体が混合しつつ重合していく反応。できた高分子化合物を共重合体(コポリマー)という。

きょうじゅかい

きょうじゅかい ケウ―クワイ [3] 【教授会】
大学で,大学・学部の諸重要事項を審議するために,教授その他の職員によって構成される各学部単位の機関。また,その機関の会議。

きょうじゅがく

きょうじゅがく ケウ― [3] 【教授学】
教育学研究の一分野。学校教育のなかで,知識や技術を教授する際の教育内容や方法の原理・原則を明らかにする研究。

きょうじゅく

きょうじゅく キヤウ― [0] 【郷塾】
村里にある学校。村塾。

きょうじゅさいもく

きょうじゅさいもく ケウ― [4] 【教授細目】
〔旧制度の,主に小学校教育における用語〕
各教科目の教材を児童・生徒の発達段階,地方の状況などに照らして各学期・各週に配当し,実際教授の予定を示した細かな案。学習指導計画。学習指導案。

きょうじゅし

きょうじゅし ケウ― [3] 【教授師】
特に真言宗で,受戒または伝法灌頂の時,受者に作法・行法を指導する僧。教授阿闍梨(アジヤリ)。

きょうじゅつ

きょうじゅつ [0] 【矜恤】 (名)スル
あわれみめぐむこと。「或は他人より―憐憫を受け/自由之理(正直)」

きょうじゅつ

きょうじゅつ【供述】
《法》a deposition;→英和
testimony.→英和
〜する depose;→英和
testify.→英和
‖供述者(書) a deponent (an affidavit).

きょうじゅつ

きょうじゅつ [0] 【供述】 (名)スル
刑事訴訟法で,被告人・被疑者・証人が知覚した事実を述べること。また,その述べた内容。

きょうじゅつきょひけん

きょうじゅつきょひけん [6] 【供述拒否権】
⇒黙秘権(モクヒケン)

きょうじゅつしょ

きょうじゅつしょ [5][0] 【供述書】
刑事訴訟法で,供述者が自分で供述を書いた書面。供述者の署名・押印なしでも,一定の要件が備わっていれば証拠能力が認められる。

きょうじゅつしょうこ

きょうじゅつしょうこ [5] 【供述証拠】
人の供述を内容とする証拠。

きょうじゅつちょうしょ

きょうじゅつちょうしょ [5] 【供述調書】
⇒供述録取書(キヨウジユツロクシユシヨ)

きょうじゅつろくしゅしょ

きょうじゅつろくしゅしょ [0] 【供述録取書】
供述者以外の者が供述を記録した書面。供述者の署名・押印のあるものに限り,一定の要件のもとに証拠能力が認められる。

きょうじゅようしき

きょうじゅようしき ケウ―ヤウ― [4] 【教授様式】
教育における指導法の様式。一斉教授と個人教授,あるいは講義法・問答法・課題法・自発的学習法など種々のものがある。教式。指導様式。

きょうじゅん

きょうじゅん [0] 【恭順】 (名)スル
命令に対してつつしみ従うこと。かしこまって従うこと。「―の意を表する」「君命に―する/明六雑誌 7」

きょうじゅんれい

きょうじゅんれい キヤウ― [3] 【京巡礼】
近世,京都市中の富家の婦人または遊女などが,はでな巡礼姿で洛中三十三か所の観音へ詣でること。また,その女。

きょうじょ

きょうじょ [1] 【共助】 (名)スル
(1)互いに力を合わせて助け合うこと。互助。
(2)〔法〕 裁判所間および行政機関の間において,職務遂行について協力・補助すること。

きょうじょ

きょうじょ キヤウヂヨ [1] 【狂女】
発狂した女。

きょうじょ

きょうじょ キヤウ― [0][1] 【経所】
寺院の一部にあって,寄進納経の事務を取り扱い,また参拝者に念仏・読経をさせる所。

きょうじょう

きょうじょう【教条主義】
doctrinairism.

きょうじょう

きょうじょう [3][0] 【凶状・兇状】
凶悪な犯罪を犯した事実。罪状。

きょうじょう

きょうじょう ケウジヤウ [0] 【橋上】
(1)橋の上。
(2)船のブリッジ(船橋)の上。

きょうじょう

きょうじょう ケウヂヤウ [3][0] 【教場】
学校の教室。

きょうじょう

きょうじょう ケウデウ [0] 【教条】
教会が公認した教義。また,それを箇条として表現したもの。ドグマ。

きょうじょうえき

きょうじょうえき ケウジヤウ― [3] 【橋上駅】
駅舎が線路の上方に建設された駅。

きょうじょうかかくさ

きょうじょうかかくさ ケフジヤウ― [7] 【鋏状価格差】
二つの産業部門における生産物の価格,例えば農産物価格と農業用工業製品価格との間の格差が次第に拡大すること。物価指数のグラフで見ると,鋏(ハサミ)を開いた形状を示す。はさみ状価格差。シェーレ。

きょうじょうしゅぎ

きょうじょうしゅぎ ケウデウ― [5] 【教条主義】
事実を無視して,原理・原則を杓子(シヤクシ)定規に適用する態度。ドグマティズム。

きょうじょうもち

きょうじょうもち [3][5] 【凶状持(ち)】
凶悪犯,また凶悪犯罪の前科者や逃亡犯。

きょうじょうるり

きょうじょうるり キヤウジヤウルリ [3] 【京浄瑠璃】
京都で成長・流行した浄瑠璃の総称。角太夫節・治太夫節・一中節・嘉太夫(カダユウ)節(加賀節)など。柔軟な曲風が特徴。
→上方(カミガタ)浄瑠璃
→江戸浄瑠璃
→難波(ナニワ)浄瑠璃

きょうじょしぎ

きょうじょしぎ キヤウヂヨ― [4] 【京女鷸】
チドリ目シギ科の鳥。全長約22センチメートル。栗色・黒・白の鮮やかな羽色をもち,足は朱色。北極圏で繁殖し,冬はニューギニア付近に移動する。日本には春秋の渡りのとき,多数渡来する。

きょうじょもの

きょうじょもの キヤウヂヨ― [0] 【狂女物】
女物狂(オンナモノグルイ)を主人公とする能。すべて現在能で,四番目物に属する。「班女(ハンジヨ)」「桜川」「隅田川」など。
→物狂

きょうじる

きょう・じる [0][3] 【興じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「興ずる」の上一段化〕
「興ずる」に同じ。「トランプに―・じる」

きょうじん

きょうじん キヤウ― [0] 【郷人】
(1)ふるさとの人。同郷の人。郷党。
(2)村人。土地の人。

きょうじん

きょうじん【狂人】
a madman[madwoman (女)];→英和
a lunatic.→英和

きょうじん

きょうじん [0] 【凶刃・兇刃】
人殺しのための刃物。

きょうじん

きょうじん【強靭な】
tough;→英和
tenacious.→英和

きょうじん

きょうじん【凶刃に倒れる】
be assassinated.

きょうじん

きょうじん キヤウ― [0] 【強靭】 (名・形動)[文]ナリ
強くしなやかで粘りのある・こと(さま)。「―な肉体」「―な神経」
[派生] ――さ(名)

きょうじん

きょうじん [0] 【凶人・兇人】
凶悪な人。凶暴な悪人。

きょうじん

きょうじん キヤウ― [0] 【狂人】
精神が異常な人。

きょうじん=走れば不狂人も走る

――走れば不狂人も走る
人はとかく,他人の尻(シリ)について行動しがちであるというたとえ。

きょうじんにっき

きょうじんにっき キヤウジン― 【狂人日記】
中国,近代の短編小説。魯迅(ロジン)の処女作。1918年作。ゴーゴリの同名小説にヒントを得て,狂人の手記の形式で家族制度と儒教思想を批判したもの。中国近代文学の先駆的作品。

きょうす

きょう・す [1] 【供す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「供する」の五段化〕
「供する」に同じ。「参考に―・そうと思う」
[可能] きょうせる
■二■ (動サ変)
⇒きょうする

きょうす

きょうす キヤウ― [0] 【香子】
将棋で,香車(キヨウシヤ)の別名。

きょうす

きょう・す キヤウ― 【饗す】 (動サ変)
⇒きょうする

きょうすい

きょうすい [0] 【供水】 (名)スル
水を供給すること。給水。

きょうすい

きょうすい キヤウ― [0] 【狂酔】 (名)スル
ひどく酒に酔うこと。また,酔って乱れること。

きょうすい

きょうすい [0] 【胸水】
胸膜腔にたまる液。胸膜炎の場合に多くみられる。
→胸膜

きょうすいびょう

きょうすいびょう [0] 【恐水病】
⇒狂犬病(キヨウケンビヨウ)

きょうすいびょう

きょうすいびょう【恐水病】
⇒狂犬(病).

きょうすずめ

きょうすずめ キヤウ― 【京雀】
市中の事情によく通じていて,口の軽いうわさ好きの京都の人。口さがない京都人。京童。

きょうする

きょう・する [3] 【供する】 (動サ変)[文]サ変 きよう・す
(1)食べてもらえるように差し出す。差し上げる。「茶菓を―・する」
(2)役に立つようにする。「閲覧に―・する」
(3)そなえる。たてまつる。「一分を三宝に―・し/宝物集 6」

きょうする

きょう・する [3] 【拱する】 (動サ変)[文]サ変 きよう・す
両手を体の前に組み合わせ,じっとしている。こまぬく。「立つて―・するが礼なりとて/滑稽本・志道軒伝」

きょうする

きょうする【供する】
offer;→英和
present;→英和
supply[provide] <a person with a thing> ;→英和
serve <a person tea> (飲食物を).→英和

きょうする

きょう・する キヤウ― [3] 【饗する】 (動サ変)[文]サ変 きやう・す
酒食を出して客をもてなす。御馳走する。「会宴を開ひて衆客を―・す/花柳春話(純一郎)」

きょうする

きょう・する キヤウ― [3] 【狂する】 (動サ変)[文]サ変 きやう・す
(1)正気を失う。気が狂う。「其状―・するが如く/花柳春話(純一郎)」
(2)気が狂ったように,一つの物事に夢中になる。「世を挙りて霊界に―・する時は/希臘思潮を論ず(敏)」

きょうする

きょう・する ケウ― [3] 【梟する】 (動サ変)[文]サ変 けう・す
さらし首にする。獄門にかける。「こは山賊を―・せるなりき/即興詩人(鴎外)」

きょうず

きょう・ず ケウ― 【孝ず】 (動サ変)
(1)親孝行をする。親によく仕える。「心正直にして父母に―・ずる心尤も深し/今昔 7」
(2)追善供養をする。「この入道殿二所は如法に―・じたてまつりたまひけり/大鏡(道兼)」

きょうず

きょう・ず 【興ず】 (動サ変)
⇒きょうずる

きょうずかしつば

きょうずかしつば キヤウズカシ― [5] 【京透かし鐔】
室町初・中期より始まる,最も古い鉄の透かし鐔の流派。一名,平安城透かし。足利将軍義教の好みによって作られたと伝え,洗練された構図で,繊細・優美な作品が多い。

きょうずる

きょう・ずる [0][3] 【興ずる】 (動サ変)[文]サ変 きよう・ず
(1)楽しむ。愉快な時を過ごす。「思い出話に―・ずる」
(2)興味をもつ。また,好む。「少将此れを極(イミジ)く―・じける人にて/今昔 30」

きょうせい

きょうせい ケウ― [0] 【教生】
教職課程で課せられている教育実習をする大学生。教育実習生。

きょうせい

きょうせい キヤウ― [0] 【強勢】 (名・形動)[文]ナリ
(1)勢いが強い・こと(さま)。「当時最も―なるは即ち民政党なれども/経国美談(竜渓)」
(2)ストレス{(2)}に同じ。

きょうせい

きょうせい【強勢】
emphasis;→英和
(a) stress.→英和
〜をおく emphasize;→英和
lay stress <on> ;accentuate <a syllable> .→英和

きょうせい

きょうせい [0] 【共生・共棲】 (名)スル
(1)一緒に生活すること。「融然として相容れ,怡然(イゼン)として―す/自然と人生(蘆花)」
(2)〔生物〕 異種の生物の共存様式。普通,二種の生物が互いに利益を交換して生活する相利共生をさす。アリとアリマキ,ヤドカリとイソギンチャク,根粒バクテリアとマメ科植物など。
(3)〔心〕 子と母親の相互依存の状況。

きょうせい

きょうせい ケウ― [0] 【矯正】 (名)スル
欠点などを正しく改めさせること。まっすぐに直すこと。「歯列―」「非行少年を―する」

きょうせい

きょうせい【矯正する】
reform;→英和
correct;→英和
cure <a person of stammering> .→英和

きょうせい

きょうせい ケウ― [0] 【教正】
明治初年に設けられた教導職の最上位。

きょうせい

きょうせい キヤウ― [0] 【匡正】 (名)スル
欠点などを改め,正しい状態にすること。「道徳の衰頽を―せんと/露団々(露伴)」

きょうせい

きょうせい ケウ― [0] 【叫声】
さけび声。「―を上げる」

きょうせい

きょうせい キヤウ― [0] 【強請】 (名)スル
むりに頼むこと。むりにせがんで求めること。ゆすること。「露国は蒙古鉄道の北京延長を―する/社会百面相(魯庵)」

きょうせい

きょうせい キヤウ― [0] 【京済・京成】
南北朝・室町時代以後,主に段銭・段米を守護の手を経ずに直接室町幕府に納入すること。
⇔国済(コクセイ)

きょうせい

きょうせい [0] 【胸声】
人間の声の低・中・高の三声区のうち,胸腔(キヨウコウ)に響かせる低音の声。
→声区

きょうせい

きょうせい キヤウ― [0] 【強制】 (名)スル
力によって他人を従わせること。むりじい。「労働を―する」

きょうせい

きょうせい ケウ― [0] 【嬌声】
女性のなまめかしい声。

きょうせい

きょうせい【強請する】
force <a person to do> ;→英和
blackmail (ゆする).→英和

きょうせい

きょうせい キヤウ― [0] 【強盛】 (名・形動)[文]ナリ
勢いが強く盛んな・こと(さま)。「国力の―なるは/明六雑誌 3」

きょうせい

きょうせい [0] 【凶星】
不吉な星。悪い星。

きょうせい

きょうせい【共生】
《生》symbiosis.→英和

きょうせい

きょうせい【強制】
compulsion;→英和
enforcement.→英和
〜する compel;→英和
force <a person to do> ;→英和
enforce.→英和
〜的な compulsory;→英和
forced.→英和
〜的に compulsorily;→英和
by force.‖強制執行 compulsory execution;distraint (差押え).強制収容所 a concentration camp.強制手段 compulsory measures.強制送還 enforced repatriation.強制捜査 a forcible search.強制労働 forced[compulsory]labor.

きょうせいいみん

きょうせいいみん キヤウ― [5] 【強制移民】
植民地開拓などのために,強制的に移住させられる者。多くは奴隷・囚人などがあてられた。

きょうせいいん

きょうせいいん ケウ―ヰン [3] 【矯正院】
〔法〕 少年院の前身。

きょうせいかくり

きょうせいかくり キヤウ― [5] 【強制隔離】
伝染病予防のため,患者を強制的に伝染病院・隔離病舎などに収容し,また同居人など感染の恐れや疑いのある者を,隔離所などに一定期間隔離すること。隔離処分。

きょうせいかん

きょうせいかん [0] 【共生感】
人間が自分以外の事物にも共通の生命があるとみなす心性。呪術や宗教の発生する基盤にあると考えられる。共生観念。

きょうせいかんり

きょうせいかんり キヤウ―クワン― [5] 【強制管理】
不動産に対する強制執行の一。裁判所の選任する管理人が,債務者の不動産を管理し,その収益を債権者に対する弁済にあてる方式のもの。

きょうせいきょういく

きょうせいきょういく ケウ―ケウ― [5] 【矯正教育】
犯罪や非行のような社会的不適応を示す者を矯正し,社会の一員として復帰させる教育。

きょうせいけいばい

きょうせいけいばい キヤウ― [5] 【強制競売】
不動産に対する強制執行の一。債権者への弁済にあてるため,債権者の申し立てにより裁判所が債務者の不動産を差し押さえ,競売または入札払いの方法で換価する。

きょうせいさいばいせいど

きょうせいさいばいせいど キヤウ― 【強制栽培制度】
オランダがジャワで1830年以来行なった農業経営制度。全耕地の五分の一に対して,政府が一方的に定めた栽培賃金で住民にコーヒー・サトウキビなどの商業用作物を栽培させたもの。

きょうせいざい

きょうせいざい ケウ― [3][0] 【矯正剤】
服用しづらい味・においなどを消し,外観をよくするために,内服薬に添加する薬品。甘味剤・芳香剤・着色剤など。矯正薬。

きょうせいざい

きょうせいざい キヤウ― [3] 【強制罪】
本人または親族の生命・身体・自由・名誉もしくは財産に対し,害を加えるという脅迫をするか,または暴力を用いて人に義務のないことを行わせ,または人の権利を妨害することによって成立する罪。未遂も処罰される。強要罪。

きょうせいざい

きょうせいざい キヤウセイ― [3][0] 【強精剤】
精力を増強する薬。広義には強壮剤と同義に,狭義には男子の性交不能症を治療するために用いる薬剤をいう。

きょうせいしっこう

きょうせいしっこう キヤウ―カウ [5] 【強制執行】
(1)債権者が債務者に対して有すると認められた私法上の請求権を,国家権力によって強制的に実現する手続き。民事執行法に規定。執行。
(2)行政法上の義務を履行させるために,行政機関が強制的な手段を用いること。

きょうせいしゅうようじょ

きょうせいしゅうようじょ キヤウ―シウヨウ― [0][9] 【強制収容所】
政治的理由により,裁判なしに市民を強制的に収容・拘禁する施設。ナチス-ドイツのものが有名。

きょうせいしょうきゃく

きょうせいしょうきゃく キヤウ―セウ― [5] 【強制消却】
定款または株主総会の特別決議により,株主の同意を得ないで会社の一方的行為により,株式を消滅させること。
⇔任意消却

きょうせいしょぶん

きょうせいしょぶん キヤウ― [5] 【強制処分】
(1)刑事訴訟法で,被疑者の逃亡や証拠の隠滅を防ぐために,強制的に被疑者を勾留したり証拠品を押収したりすること。
(2)民事訴訟法で,執行処分のこと。

きょうせいしりょく

きょうせいしりょく ケウ― [5] 【矯正視力】
眼鏡・コンタクトレンズなどで矯正した視力。
⇔裸眼視力

きょうせいしんどう

きょうせいしんどう キヤウ― [5] 【強制振動】
振動体に周期的な外力が連続的に働くと,外力の周期と同一の振動をするようになること。また,その振動。
⇔自由振動

きょうせいじゅつ

きょうせいじゅつ ケウ― [3] 【矯正術】
四肢の奇形または機能不全を機器や手術によって矯正する術。

きょうせいそうかん

きょうせいそうかん キヤウ―クワン [5] 【強制送還】
密入国者・不法在留者,また国内で犯罪行為を行なった外国人を国家権力でその国籍のある国に送り返すこと。強制退去。

きょうせいそうさ

きょうせいそうさ キヤウ―サウ― [5] 【強制捜査】
刑事訴訟法の規定に従い,人・物に対して行う強制的な捜査。捜査機関が自分の意思で,または裁判所の許可を得て行う逮捕・勾留・押収・捜索などのほか,捜査機関の請求により裁判官が行う勾留・証人尋問など。
⇔任意捜査

きょうせいそかい

きょうせいそかい キヤウ― [5] 【強制疎開】
空襲や火災の被害を少なくするため,前もって強制的に住民の全部または一部を比較的安全な他の土地に移らせること。

きょうせいそち

きょうせいそち キヤウ― [5] 【強制措置】
国連が国際社会の平和と安全のために国連憲章第七章の下でとる措置。非軍事的措置と軍事的措置とがある。安全保障理事会の行う強制措置の決定には法的拘束力があり加盟国は従う義務がある。
→経済制裁
→国際連合軍

きょうせいちゅうさい

きょうせいちゅうさい キヤウ― [5] 【強制仲裁】
公共企業体の労働争議について,当事者の一方または双方の同意なしに開始される仲裁。

きょうせいちょうしゅう

きょうせいちょうしゅう キヤウ―シウ [5] 【強制徴収】
租税などの公法上の金銭給付が履行されない時,行政庁が強制的に行う徴収手続き。
→滞納処分

きょうせいちょうてい

きょうせいちょうてい キヤウ―テウ― [5] 【強制調停】
(1)民事上の調停手続きのうち,調停にかけることを当事者に強制したり,調停の結果に強制的に服させるもの。
(2)労働争議に際して,労使の一方または双方の同意なしに開始される調停。公益に影響を及ぼす事件について認められる。
(3)国際法で,国際紛争を国際調停に付託する義務に基づく調停。

きょうせいつうふう

きょうせいつうふう キヤウ― [5] 【強制通風】
⇒押(オ)し込(コ)み通風

きょうせいつうようりょく

きょうせいつうようりょく キヤウ― [7] 【強制通用力】
法律によって貨幣に与えられた支払い手段としての通用力。本位貨幣・日本銀行券には無制限の通用力が備わる。それ以外の臨時通貨・補助貨幣などの貨幣については一定の限度がある。

きょうせいてき

きょうせいてき キヤウ― [0] 【強制的】 (形動)
相手の気持ちにかかわらずむりやりにするさま。強制するさま。「水泳を―に教え込む」

きょうせいにんち

きょうせいにんち キヤウ― [5] 【強制認知】
父または母に対し,裁判によって認知を請求すること。
→認知

きょうせいばつ

きょうせいばつ キヤウ― [3] 【強制罰】
⇒執行(シツコウ)罰

きょうせいひほけんしゃ

きょうせいひほけんしゃ キヤウ― [0][1][2][0][3] 【強制被保険者】
国民健康保険などで法律上当然に被保険者とされる者。

きょうせいべんご

きょうせいべんご キヤウ― [5] 【強制弁護】
刑事事件で,被告人の意思に関係なく裁判所が職権によって弁護人を選任し,その弁護にあたらせること。死刑・無期または三年を超える懲役もしくは禁錮にあたる事件については,弁護人がなければ公判は開けない。

きょうせいほけん

きょうせいほけん キヤウ― [5] 【強制保険】
法律により,対象となる者はその意思にかかわらず全員加入しなければならない保険。自動車損害賠償責任保険など。
⇔任意保険

きょうせいほご

きょうせいほご ケウ― [5] 【矯正保護】
犯罪者の改善更生のために行われる処遇。施設内に収容するものを矯正といい,施設外で行われるものを保護という。

きょうせいりこう

きょうせいりこう キヤウ―カウ [5] 【強制履行】
債務者が債務を履行しない場合に,債権者が裁判所に訴え,国家権力によって債務の現実的な履行を強制すること。

きょうせいりょく

きょうせいりょく キヤウ― [3] 【強制力】
他人にある行為を強制する権力や威力。特に,国家が国民に命令して強制する権力。

きょうせいろうどう

きょうせいろうどう キヤウ―ラウ― [5] 【強制労働】
労働者の意思を無視し,強制してさせる労働。

きょうせいわいせつざい

きょうせいわいせつざい キヤウ― [8] 【強制猥褻罪】
一三歳以上の男女に対して,暴行または脅迫を加えて,猥褻な行為をすることにより成立する罪。一三歳未満の男女に対しては暴行・脅迫の有無を問わず未遂も罰せられる。

きょうせいわぎ

きょうせいわぎ キヤウ― [5] 【強制和議】
破産手続きにおいて,配当に代わる弁済方法を破産者が提示し,債権者の法定多数の可決により手続きを終結させること。不賛成者をも拘束するところからこの名がある。

きょうせき

きょうせき キヤウ― [0] 【経石】
⇒きょういし(経石)

きょうせきしょう

きょうせきしょう [4][0] 【共析晶】
固溶体から同時に析出する二種以上の結晶の混合物。合金に多く見られる。共晶と類似の現象。

きょうせつ

きょうせつ ケウ― [0] 【教説】
教義。学説。「超俗的な―」

きょうせん

きょうせん [0] 【胸腺】
脊椎動物のリンパ組織の一。ヒトでは胸骨上部の後ろ側にあり,リンパ球と網状の上皮細胞からなる葉状の器官。リンパ球の分化増殖に関与。ここで生成されたリンパ球を T 細胞と呼び免疫機能の中枢的役割を担う。思春期まで増大を続けるが,その後退縮して脂肪組織に置換される。

きょうせん

きょうせん [0] 【共選】 (名)スル
(1)二人以上の人が同じ作品を選ぶこと。
(2)共同で選果すること。「―作業」

きょうせん

きょうせん キヤウ― 【京銭】
⇒きんせん(京銭)

きょうせん

きょうせん ケウ― [0] 【教宣】
労働組合や政党などにおける,教育・宣伝。「―活動」「―部」

きょうせん

きょうせん キヤウ― [0] 【饗饌】
もてなしのための膳。ごちそうの膳。

きょうせん

きょうせん ケウ― [0] 【驕僭】 (名・形動)[文]ナリ
おごりたかぶって身分不相応なことをする・こと(さま)。「近来は以前の―に反し/新聞雑誌 56」

きょうせん

きょうせん キヤウ― 【軽賤】 (名・形動ナリ)
〔「きょう」は呉音〕
(1)見くだし,馬鹿にすること。軽蔑。けいせん。「もし三宝の勝縁,三密の行儀をも―せば/雑談 1」
(2)取るに足らないつまらない・こと(さま)。けいせん。「薄紙払底の間,反古(ホゴ)を用ふる所なり。更に―の儀に非ず/庭訓往来」

きょうぜん

きょうぜん キヤウ― [0] 【饗膳】
客をもてなすときの料理の膳。馳走の酒肴(シユコウ)。

きょうぜん

きょうぜん [0] 【恟然】 (ト|タル)[文]形動タリ
恐れさわぐさま。恟恟。「人心何となく―たり/泣かん乎笑はん乎(透谷)」

きょうぜん

きょうぜん [0] 【跫然】 (ト|タル)[文]形動タリ
足音のするさま。「長き廊下の最端に,―たる足音あり/化銀杏(鏡花)」

きょうそ

きょうそ ケウ― [1] 【教祖】
ある宗教・宗派の創始者。開祖。宗祖。

きょうそ

きょうそ【教祖】
the founder of a religion[sect].→英和

きょうそう

きょうそう【競走】
<run> a race <with> .→英和
〜に勝つ(負ける) win (lose) a race.競走馬 a racehorse.→英和

きょうそう

きょうそう ケウサウ [0] 【教相】
〔仏〕
(1)釈迦の説いたさまざまの教法の様相・特色。
(2)密教で,教義の部門のこと。
⇔事相

きょうそう

きょうそう [0] 【凶相】
(1)占いで,悪い運勢と判断されるしるし。
(2)悪い人相。凶悪な人相。

きょうそう

きょうそう【競争】
competition;→英和
rivalry;a contest.→英和
〜する compete[vie] <with another for a thing> .→英和
‖競争者[相手]a rival;a rival candidate (選挙の).競争心 a competitive[fighting]spirit.競争率 the competitive rate.

きょうそう

きょうそう キヤウサウ [0] 【狂草】
草書体をさらに柔らかく崩した書体。中国唐代に発達。

きょうそう

きょうそう【強壮な】
strong;→英和
robust.→英和
強壮剤 a tonic.→英和

きょうそう

きょうそう キヤウサウ [0] 【狂想】
非現実的で,とりとめのない考え。「春日―」

きょうそう

きょうそう キヤウサウ [0] 【競争】 (名)スル
(1)同じ目的に向かって勝ち負けや優劣をきそいあうこと。せりあい。「生存―」「―意識」「無―」「売り上げを―する」
(2)〔生物〕 一定の生育圏に共存する個体間または種間に生ずる生育上の相互作用をいう語。

きょうそう

きょうそう キヤウサウ [0] 【狂騒・狂躁】
狂ったようなさわぎ。「―の坩堝(ルツボ)」

きょうそう

きょうそう キヤウ― [0] 【競走】 (名)スル
同じ距離を走って速さを争うこと。かけくらべ。「一〇〇メートル―」

きょうそう

きょうそう キヤウサウ [0] 【競漕】 (名)スル
船をこぎ,速さをきそいあうこと。船競漕。ボート-レース。[季]春。《―や午後の風波立ちわたり/水原秋桜子》

きょうそう

きょうそう【狂騒の】
tumultuous;→英和
frenzied.

きょうそう

きょうそう キヤウサウ [0] 【強壮】 (名・形動)[文]ナリ
体が丈夫で,元気がある・こと(さま)。「恰も―なりし男子が/経国美談(竜渓)」

きょうそうかかく

きょうそうかかく キヤウサウ― [5] 【競争価格】
多数の供給者が互いに自由に競争しあった結果成立する価格。

きょうそうきょく

きょうそうきょく キヤウサウ― [3] 【狂想曲】
⇒カプリッチオ

きょうそうきょく

きょうそうきょく ケフソウ― [3] 【協奏曲】
独奏楽器と管弦楽とが合奏する形式の器楽曲。コンチェルト。
→協奏曲/ピアノ協奏曲第1番(チャイコフスキー)[音声]

きょうそうきょく

きょうそうきょく【協奏曲】
a <piano> concerto.→英和

きょうそうきょく

きょうそうきょく【狂想曲】
a rhapsody.→英和

きょうそうけいやく

きょうそうけいやく キヤウサウ― [5] 【競争契約】
入札・せり売りなどの方法で多数者を競争させ,最も有利な内容をもつ者を相手方として結ぶ契約。一般競争契約と指名競争契約とがある。
⇔随意契約

きょうそうこうきょうきょく

きょうそうこうきょうきょく ケフソウカウキヤウキヨク [7] 【協奏交響曲】
数個の独奏楽器と管弦楽とが合奏する楽曲。一八世紀中頃に成立,一九世紀初頭にかけて特にフランスで流行。サンフォニー-コンセルタント。
→協奏交響曲/Vn&Vla協奏交響曲(モーツァルト)[音声]

きょうそうざい

きょうそうざい キヤウサウ― [3] 【競争財】
⇒代替財

きょうそうざい

きょうそうざい キヤウサウ― [3][0] 【強壮剤】
栄養不良や虚弱体質の改善のために服用する薬剤。栄養剤・造血剤など。強壮薬。

きょうそうしけん

きょうそうしけん キヤウサウ― [6][5] 【競争試験】
多数の志願者の中から一定の人数を選抜するための試験。

きょうそうしん

きょうそうしん キヤウサウ― [3] 【競争心】
他と競争して勝とうとする心。競争意識。「―をあおる」

きょうそうにゅうさつ

きょうそうにゅうさつ キヤウサウニフ― [5] 【競争入札】
競争契約による場合に,契約の相手方を決めるために競争の方法として用いられる入札。

きょうそうはんじゃく

きょうそうはんじゃく ケウサウ― [5] 【教相判釈】
〔仏〕 各宗派の教学的立場を明らかにするため,さまざまの経典を形式や時期,意味の深浅などによって分類・判定し,自宗の依拠する経典を頂点として体系的に位置づけること。天台宗の五時八教,華厳宗の五教十宗など。教判。判教。

きょうそうば

きょうそうば キヤウ― [3] 【競走馬】
競走用に改良された馬。普通,競馬に出走するサラブレッドとアングロ-アラブなどをいう。

きょうそうばいばい

きょうそうばいばい キヤウサウ― [5] 【競争売買】
広義には,複数の売り手・買い手を相互に競争させ,最も有利な条件を提示する者を選び,その者と行う売買。狭義には,取引所で行われるせり売買・競売買。
→相対(アイタイ)売買

きょうそうりょく

きょうそうりょく キヤウサウ― [3] 【競争力】
他との競争に打ち勝つ力。「―をつける」

きょうそく

きょうそく【脇息】
<lean on> an arm[elbow]rest.

きょうそく

きょうそく ケウ― [0] 【教則】
物事を教える上の手順や規則。

きょうそく

きょうそく【教則本】
a manual.→英和

きょうそく

きょうそく ケフ― [0] 【脇息】
座ったときに肘(ヒジ)をかけ,体をもたせかけて休める道具。ひじかけ。
脇息[図]

きょうそくさんじょう

きょうそくさんじょう ケウ―デウ 【教則三条】
1872年(明治5),教部省が定めた,敬神愛国,天理人道,皇上奉戴・朝旨遵守の三か条よりなる教則。

きょうそくぼん

きょうそくぼん ケウ― [0] 【教則本】
演奏の技術などを基本から学べるように順序正しく書いた教科書。

きょうそつ

きょうそつ キヤウ― [0] 【強卒】
強い兵士。
⇔弱卒

きょうそん

きょうそん [0] 【共存】 (名)スル
〔「きょうぞん」とも〕
二つ以上のものが一緒に生存したり存在したりすること。「異なる人種が―する」

きょうそん

きょうそん【共存】
<peaceful> coexistence.→英和
〜する coexist;→英和
live and let live.‖共存共栄 (coexistence and) co-prosperity.

きょうそんきょうえい

きょうそんきょうえい [0] 【共存共栄】 (名)スル
二つ以上のものが互いに敵対することなく,ともに生存してともに栄えること。

きょうぞう

きょうぞう【胸像】
a bust.→英和

きょうぞう

きょうぞう キヤウザウ [0] 【経蔵】
〔仏〕
(1)三蔵の一。釈迦の説いた教説の総称。
(2)一切経(イツサイキヨウ)などの経典を納める建物。経堂。経楼。

きょうぞう

きょうぞう キヤウザウ [0] 【鏡像】
(1)鏡に映る像。
(2)〔数〕
 (ア)直線または平面に関して,対称な点や物体の像。
 (イ)中心 O ,半径 � の球面があるとき,O と異なる一点 P に対し,半直線 OP 上にあり,OP・OQ=�² となるような点 Q をこの球面に関する P の鏡像という。
(3)「御正体(ミシヨウタイ)」に同じ。

きょうぞう

きょうぞう [0] 【胸像】
人の頭部から胸部ないし肩までの彫像または絵画。

きょうぞうだんかい

きょうぞうだんかい キヤウザウ― [5] 【鏡像段階】
精神分析の用語。六か月から一八か月の幼児が鏡に映る自分の像を自分のものとして確認する段階。人が人になる決定的な成長期をさし,これによって自我の形成と自己愛を語ることができる。ジャック=ラカンによって発見された。

きょうぞうり

きょうぞうり キヤウザウリ [3] 【京草履】
〔京都で作られたところから〕
淡竹(ハチク)の皮製の婦人用草履。鼻緒を色布とし,ビロードなどで縁を取ったもの。元禄期(1688-1704)に流行。
京草履[図]

きょうぞく

きょうぞく [0] 【凶賊・兇賊】
乱暴で凶悪な賊徒。

きょうぞく

きょうぞく [0] 【共属】 (名)スル
ともにある一つの集団に属していること。

きょうぞく

きょうぞく キヤウ― [0] 【強賊】
強い勢力をもつ賊徒。ごうぞく。

きょうぞめ

きょうぞめ キヤウ― [0] 【京染(め)】
京都で染めた染め物。また,京都風の染め物。友禅染など。

きょうぞり

きょうぞり キヤウ― [0] 【京反り】
刀の鳥居(トリイ)反りの別名。京物に多いところからいう。

きょうたい

きょうたい ケウタイ 【暁台】
⇒加藤(カトウ)暁台

きょうたい

きょうたい ケウ― 【交代・交替】
「こうたい(交代)」に同じ。「郎等二人止め置きて,道誉に―して/太平記 37」

きょうたい

きょうたい キヤウ― [0] 【狂態】
正気とは思われない,ばかげた振る舞い。「泥酔して―を演じる」

きょうたい

きょうたい キヤウ― [0] 【筐体】
機器類を入れる箱。

きょうたい

きょうたい キヤウ― [0] 【狂体】
詩歌で,おかしみや風刺をもたせた作品。

きょうたい

きょうたい【狂態を演じる】
make a scene.→英和

きょうたい

きょうたい ケウ― [0] 【嬌態】
男にこびるなまめかしい態度や姿。「ぞくっとするような―を見せる」

きょうたく

きょうたく【供託する】
deposit <money with a person,in a bank> .→英和
‖供託所 a deposit office.供託金[物]a deposit.

きょうたく

きょうたく ケウ― [0] 【教卓】
教室で,教師が使用する机。

きょうたく

きょうたく [0] 【供託】 (名)スル
法令の規定により,金銭・有価証券・商品その他のものを,供託所または一定の者に寄託すること。弁済・担保・保管のための供託のほか,公職選挙立候補者の供託などがある。

きょうたくきん

きょうたくきん [0] 【供託金】
(1)法務局などの供託所に寄託した金。
(2)公職選挙立候補者が寄託する金。法定得票数に達しない場合には没収される。

きょうたくしょ

きょうたくしょ [0][5] 【供託所】
法令の規定により,金銭および有価証券の供託事務を取り扱う機関。法務局・地方法務局,その支局または法務大臣の指定する出張所などをこれにあてる。

きょうたくぶつ

きょうたくぶつ [4] 【供託物】
供託された金銭・有価証券,その他の物件の総称。

きょうたくほう

きょうたくほう [0] 【供託法】
供託について定めた法律。供託所や供託物の管理などを規定。1899年(明治32)施行。

きょうたん

きょうたん【驚嘆する】
wonder[marvel] <at> ;→英和
admire.→英和

きょうたん

きょうたん キヤウ― [0] 【驚嘆・驚歎】 (名)スル
素晴らしさや見事さにおどろき感心すること。非常に感心すること。感嘆。「非凡な技に―する」「―に値する」

きょうたんそう

きょうたんそう ケフタン― [3] 【夾炭層】
炭層を含む一連の地層。

きょうだ

きょうだ ケフ― [1] 【怯懦】 (名・形動)[文]ナリ
おくびょうなこと。おじおそれること。また,そのさま。「―な性格」「―にして狐疑する/西国立志編(正直)」

きょうだ

きょうだ キヤウ― [1] 【強打】 (名)スル
(1)強く打つこと。強い打撃を与えること。「転んで頭を―する」
(2)野球で,打力のあること。「―を誇る打線」

きょうだ

きょうだ【強打する】
deal a heavy blow;receive a hard blow <on one's chest> (受ける);《野》hit hard; <米> slug.→英和
強打者 a slugger.→英和

きょうだい

きょうだい キヤウ― [1] 【兄弟】
(1)あにとおとうと。また,その間柄。けいてい。
⇔姉妹(シマイ)
(2)両親または片親を同じくする間柄。また,その間柄にある人々。あに・おとうと,あね・いもうとなどの関係。「腹違いの―」「―げんか」
(3)結婚や養子縁組などで,新たに生じた,義兄・義弟,義姉・義妹などの間柄。また,その間柄にある人々。義兄弟。「義理の―」
(4)「兄弟分(ブン)」に同じ。
(5)男同士が,相手を親しんで呼ぶ言葉。「おい―,景気はどうだ」
〔(2)(3) は「姉妹」「兄妹」「姉弟」と書いて,「きょうだい」と読ませることもある〕

きょうだい

きょうだい【鏡台】
a mirror stand; <米> a dresser.→英和

きょうだい

きょうだい キヤウ― [0] 【鏡台】
化粧用の鏡を立てる台。箱作りで,引き出しをつけたものが多いが,古くは,台座に鏡をかける柱を立てただけのものであった。
鏡台[図]

きょうだい

きょうだい キヤウ― [0] 【経題】
(1)〔仏〕 経の題目。経典の名称。
→品題(ホンダイ)
(2)巻き物の表紙に示したその書物の題。

きょうだい

きょうだい キヤウ― [0] 【強大】 (名・形動)[文]ナリ
強くて大きい・こと(さま)。
⇔弱小
「―な権力」
[派生] ――さ(名)

きょうだい

きょうだい【強大な】
mighty;→英和
powerful.→英和

きょうだい

きょうだい ケウ― [0] 【橋台】
橋の両端にあって,橋を支える構築物。
→橋脚

きょうだい

きょうだい【兄弟[姉妹]】
a brother;→英和
a sister (女);→英和
brothers and sisters (兄弟姉妹);brethren (同胞).→英和
〜の brotherly;→英和
fraternal.→英和
‖兄弟愛 fraternal affection.兄弟喧嘩 a quarrel between brothers[sisters].兄弟弟子 fellow disciples.兄弟分 a sworn brother.兄弟のよしみ(を結ぶ) fraternity (fraternize <with> ).乳兄弟 a foster brother[sister].腹違いの兄弟 a half brother[sister].

きょうだい=は両(リヨウ)の手

――は両(リヨウ)の手
兄弟は左右の手のように互いに助け合うべきであるというたとえ。兄弟(ケイテイ)は左右の手なり。

きょうだい=は他人の始まり

――は他人の始まり
親子の関係は切っても切れないが,兄弟は利害関係や結婚などによって,互いの情愛も薄れて他人のようになるということ。

きょうだいじけん

きょうだいじけん キヤウダイ― 【京大事件】
⇒滝川事件(タキガワジケン)

きょうだいだん

きょうだいだん キヤウ― [3] 【兄弟団】
中世のヨーロッパ都市で,死者の供養,宴会への参加,相互扶助などを行う団体。のちに職人組合に発展してゆく。

きょうだいでし

きょうだいでし キヤウ― [3] 【兄弟弟子】
「相(アイ)弟子」に同じ。

きょうだいぶん

きょうだいぶん キヤウ― [3] 【兄弟分】
兄弟同様に親しく交わっている人。義兄弟。

きょうだしゃ

きょうだしゃ キヤウ― [3] 【強打者】
野球で,長打力のある選手。スラッガー。

きょうだつ

きょうだつ ケフ― [0] 【劫奪】
⇒こうだつ(劫奪)

きょうだて

きょうだて キヤウ― 【饗立て】
⇒甲立(コウダ)て

きょうだん

きょうだん キヤウ― [0] 【杏壇】
〔「荘子(漁父)」〕
孔子が学問を教えた壇。周囲に杏(アンズ)が植えてあった。転じて,学問をする所。学問所。講堂。

きょうだん

きょうだん [0] 【凶弾・兇弾】
暗殺者など凶悪な者の撃った銃弾。「―に斃(タオ)れる」

きょうだん

きょうだん【教団】
a religious body;an order;→英和
a brotherhood.→英和

きょうだん

きょうだん ケウ― [0] 【教団】
同一の教派・宗派の人々で組織されている団体。「日本キリスト―」

きょうだん

きょうだん【教壇】
the platform;→英和
the pulpit (教会の).→英和
〜に立つ <米> teach school; <英> teach at (a) school.

きょうだん

きょうだん キヤウ― 【京談】
(1)京言葉。
(2)上品な言葉遣い。あやのある言葉。

きょうだん

きょうだん ケウ― [0] 【教壇】
教室にある教師が立って教えるための壇。また,教職のこと。「―に立つ」「―を追われる」

きょうだん

きょうだん【凶弾に倒れる】
be killed by an assassin's bullets.

きょうち

きょうち [1] 【興致】
趣のあるおもしろさ。

きょうち

きょうち キヤウ― [1] 【境地】
〔(4)が原義〕
(1)修養や経験を積んで得られる,心の状態。心境。「無我の―」「悟りの―に達する」
(2)その人独自の心境の反映としての世界。「新―を開く」
(3)その人がおかれている立場や身辺の事情。「せっぱ詰まった―に立たされる」
(4)場所。土地。環境。[日葡]

きょうち

きょうち【境地】
<reach> a stage <of> ;→英和
a state.→英和

きょうちくとう

きょうちくとう【夾竹桃】
《植》an oleander.→英和

きょうちくとう

きょうちくとう ケフチクタウ [0] 【夾竹桃】
キョウチクトウ科の常緑大低木。インド原産。葉は三個ずつ輪生し,濃緑色革質の狭披針形。夏,枝頂に紅色の花をつける。花は八重咲きが多く,淡紅色・黄色・白色などもある。枝・葉・花に有毒な成分を含み,強心・利尿薬に利用する。[季]夏。

きょうちつ

きょうちつ キヤウ― [0] 【経帙】
経巻を納める帙。数巻の経典をまとめて保管・保存するもの。

きょうちゅう

きょうちゅう【胸中の[に]】
in one's mind[heart].〜を察する sympathize <with> .→英和

きょうちゅう

きょうちゅう [1][0] 【胸中】
心の中。また,心のうちに思っていること。「―を吐露する」「―を察する」

きょうちゅう=に成竹(セイチク)あり

――に成竹(セイチク)あり
〔蘇軾の「篔簹谷偃竹記」より。竹を描く際,胸中にまず竹の姿を思い浮かべてから筆をとる意〕
ある事をするにあたって,あらかじめ成功するめどのあること。成算。

きょうちょ

きょうちょ【共著】
<in> collaboration <with> ; <under> joint authorship <of> ;a joint work (作品).共著者 a collaborator;→英和
a joint author.

きょうちょ

きょうちょ [1][0] 【共著】
二人以上の人が,協力して本を書くこと。また,その本。共同著述。

きょうちょ

きょうちょ ケフ― [1] 【夾紵・挟紵・夾貯】
漆工技術で,「乾漆(カンシツ)」に同じ。中国の唐代,日本の奈良時代に用いられた名称。「―像」「―棺」

きょうちょう

きょうちょう【凶兆】
an ill[evil]omen.

きょうちょう

きょうちょう【強調】
<give> emphasis <to> ;→英和
<lay> stress <on> .→英和
〜する emphasize;→英和
stress.

きょうちょう

きょうちょう キヤウテウ [0] 【強調】 (名)スル
(1)ある部分を特に調子を強めていうこと。また,意見・内容を強く主張すること。「軍縮の必要性を―する」
(2)音楽・絵画などで,ある一部分を目立つように表現すること。
(3)相場で,強含みのこと。

きょうちょう

きょうちょう [0] 【恐鳥】
モアの異名。

きょうちょう

きょうちょう [0] 【凶兆】
不吉なしるし。悪いことの前兆。
⇔吉兆(キツチヨウ)

きょうちょう

きょうちょう [0] 【共聴】
テレビを共同で視聴すること。「―アンテナ」

きょうちょう

きょうちょう【協調】
<in> cooperation <with> ;harmony (調和);→英和
conciliation <of capital and labor> (妥協).〜する cooperate <with> ;→英和
act in concert <with> .〜的 cooperative;→英和
conciliatory <attitude> .

きょうちょう

きょうちょう キヤウテウ [1] 【京兆】
⇒けいちょう(京兆)

きょうちょう

きょうちょう ケフチヤウ [0] 【狭長】 (形動)[文]ナリ
地形などが狭くて長いさま。「―な島」

きょうちょう

きょうちょう ケフテウ [0] 【協調】 (名)スル
(1)力を合わせて事をなすこと。「―性」
(2)利害の対立するものが,力を合わせて事にあたること。「労使―」「国際―」

きょうちょうかい

きょうちょうかい ケフテウクワイ 【協調会】
米騒動後の労働運動の発展に対応して1919年(大正8),政府・財界の補助をうけ渋沢栄一らによって設立された財団法人。労使協調を目的として,内外の労働事情の研究・調査のほか,争議の仲裁などを行なった。1946年(昭和21)解散。

きょうちょうかいにゅう

きょうちょうかいにゅう ケフテウ―ニフ [5] 【協調介入】
為替相場の変動が大きくなりそうな場合,主要先進国の中央銀行が互いに協調して為替売買を行い,相場の安定を図ること。

きょうちょうのごびゅう

きょうちょうのごびゅう キヤウテウ―ゴビウ [6] 【強調の誤謬】
〔論〕 文中のある語句を特に強調することによって生ずる論証上の誤り。「象は羽のある動物ではない」という文で「動物ではない」という句を強調すれば,「象は動物ではない」こととなり誤りとなる類。強調の虚偽。

きょうちょうゆうし

きょうちょうゆうし ケフテウ― [5] 【協調融資】
複数の金融機関が,同一の融資先に対して年度資金や事業資金を分担して貸し出しを行うこと。

きょうちょうりあげ

きょうちょうりあげ ケフテウ― [5] 【協調利上げ】
政策協調の一環として先進主要各国が歩調をそろえて公定歩合や市場介入金利を引き上げること。引き下げる場合は,協調利下げという。

きょうちょく

きょうちょく キヤウ― [0] 【強直】
■一■ (名)スル
(1)かたくこわばること。「枯枝は思ひ存分に―してゐた/星座(武郎)」
(2)関節の動きに障害がある状態。狭義には,関節を構成する部位に原因するものをいう。
→拘縮(コウシユク)
(3)「強縮(キヨウシユク)」に同じ。
■二■ (形動)[文]ナリ
心が強く正直なさま。剛直。

きょうちん

きょうちん [0] 【共沈】
溶液中で,そのままの状態であれば沈殿しない物質が,他の物質が沈殿するのに誘発されて,いっしょに沈殿する現象。

きょうつい

きょうつい [1] 【胸椎】
脊椎の一部。頸椎(ケイツイ)に続いて一二個の椎骨からなり,肋骨と連結する。
→椎骨

きょうつう

きょうつう【共通】
community <of interests> .→英和
〜の common <to> .→英和
〜点がある(ない) have something (nothing) in common <with> .…と〜に in common with….‖共通語 a common language.

きょうつう

きょうつう [0] 【共通】 (名・形動)スル[文]ナリ
二つ以上のもののどれにもあてはまり,通用すること。また,そうしたさま。「一人っ子に―した性格」「三種に―な要素」「―の友人」

きょうつう

きょうつう [0] 【胸痛】
病気やけがのための胸の痛み。

きょうつういちじしけん

きょうつういちじしけん [9] 【共通一次試験】
1979年(昭和54)に導入された国公立大学入学者選抜のための共通学力試験。大学入試センター試験の前身。

きょうつういんすう

きょうつういんすう [5] 【共通因数】
〔数〕 二つ以上の数・式において,それらに共通する因数。

きょうつうかんかく

きょうつうかんかく [5] 【共通感覚】
〔哲〕 五感の根底にあってそれらに共通するものの感覚。また,ある社会で一般に通用する判断力,すなわち常識をも意味する。

きょうつうこうり

きょうつうこうり [5] 【共通公理】
⇒普通公理(フツウコウリ)

きょうつうご

きょうつうご [0] 【共通語】
(1)異なる言語を話す国民の間で,相互に思想や感情を伝え合うことのできる言語。ヨーロッパ中世の学界・宗教界におけるラテン語はその例。現在の英語も,国際間の共通の言語として用いられることが多い。
(2)一国のどこででも,互いの思想や感情を伝え合うことのできる言語。わが国では東京語(特にその山の手言葉)がこれにあたる。全国共通語。
〔共通語は標準語という用語を避けて用いるようになった語。標準語は全国に共通して用いられるとともに人為的に整備された規範性の強いものであり,共通語は自然に存在して全国に用いられるものとして区別する考え方による〕
→方言

きょうつうしゅうごう

きょうつうしゅうごう [5] 【共通集合】
⇒交(マジ)わり(3)

きょうつうせっせん

きょうつうせっせん [5] 【共通接線】
〔数〕 二つ以上の曲線または曲面に共通する接線。二円の共通接線についていわれる場合が多い。

きょうつうてん

きょうつうてん [3] 【共通点】
複数の人・物にともにある同じ事柄や性質。通有点。「二つの事件には―がある」

きょうつうのうぎょうせいさく

きょうつうのうぎょうせいさく 【共通農業政策】
〔Common Agricultural Policy〕
ヨーロッパ連合の農業分野に関する共通政策。1968年に確立。農産物の域内自由流通と,農家保護を目的とする価格支持政策などを主な内容とする。CAP 。

きょうづか

きょうづか キヤウ― [0] 【経塚】
〔仏〕 仏教経典を後世に残し,また極楽往生・現世利益を願って経典・経筒・経石・経瓦などを埋めた塚。上に五輪塔を建てたりする。

きょうづくえ

きょうづくえ キヤウ― [3] 【経机】
読経(ドキヨウ)の際,経の本・経の巻き物を載せる机。経卓。経案。
経机[図]

きょうづつ

きょうづつ キヤウ― [0] 【経筒】
経典を納めて経塚に埋めるか,または神社・仏閣に奉納するための筒。多く青銅製,円筒形で蓋(フタ)があり,高さ30センチメートル内外。
経筒[図]

きょうてい

きょうてい【協定】
<make> an agreement <with> ; <conclude> a convention;→英和
a pact.→英和
〜する agree <on> ;→英和
arrange <with> .→英和
‖協定価格 an agreed price.紳士協定 a gentleman's agreement.

きょうてい

きょうてい キヤウ― [0] 【競艇】
公営ギャンブルの一。一人乗りの小型モーターボートのレースを対象とし,勝舟投票券(舟券)が発売され,的中者に配当金が支払われる。

きょうてい

きょうてい【競艇】
a motorboat race.

きょうてい

きょうてい【教程】
a course of study.

きょうてい

きょうてい [0] キヤウ― 【筐底】 ・ ケフ― 【篋底】
箱の底。箱の中。

きょうてい

きょうてい [0] 【胸底】
心の奥底。胸の底。「―に秘めた思い」

きょうてい

きょうてい ケウ― [0] 【教程】
(1)教育上の手順や規則。課程。
(2)教科書。「ドイツ語―」

きょうてい

きょうてい ケフ― [0] 【協定】 (名)スル
(1)協議してきめること。また,その内容。「関係省庁で分担を―する」「―を結ぶ」「労使間の―」
(2)〔agreement〕
条約の一種。国際法上,効力などは条約と同じだが,厳重な形式をとらず,比較的重要でない合意について用いられる。

きょうてい=に秘(ヒ)める

――に秘(ヒ)・める
他人の目に触れないように,箱の底深くしまっておく。「―・めたる未定稿を売つて/復活(魯庵)」

きょうていかかく

きょうていかかく ケフ― [5] 【協定価格】
国際間・同業者間で協定して定めた価格。同業者が,競争による価格の下落を防ぐために協定価格を設けることは,一般に独占禁止法によって禁止されている。

きょうていかんぜいりつせいど

きょうていかんぜいりつせいど ケフ―クワンゼイリツ― [11] 【協定関税率制度】
幕末の安政の五か国条約の不平等条項の一。輸出入品に対する関税率が外国によって勝手に決められ,日本の関税自主権は認められなかった。

きょうていけんぽう

きょうていけんぽう ケフ―パフ [5] 【協定憲法】
君主と国民の合意で制定された憲法。欽定(キンテイ)憲法と民定憲法の中間に位置する。協約憲法,君民協約憲法。

きょうていせかいじ

きょうていせかいじ ケフ― [6] 【協定世界時】
〔universal time coordinated〕
国際協定により人工的に維持されている時刻。セシウム原子時計の刻む原子時を,天文的に観測される世界時との差が常に〇・九秒以内になるように調整・管理した時刻システム。調整は閏秒(ウルウビヨウ)の挿入によって行う。各国・各地方の標準時は,これに一定の時間差を加減して定める。UTC 。

きょうていぜいりつ

きょうていぜいりつ ケフ― [5] 【協定税率】
ガットにより定められた関税率。ガット税率。

きょうていぼうえき

きょうていぼうえき ケフ― [5] 【協定貿易】
国家間で貿易や決済方法などについて協定を結び,その協定に従って行われる貿易。相互に輸出入の均衡をはかり,貿易を維持・拡大することを目的とする。

きょうてき

きょうてき【強敵】
a powerful enemy[rival].

きょうてき

きょうてき キヤウ― [0] 【狂的】 (形動)
気が狂ったようなさま。正常でないさま。「―な思想」

きょうてき

きょうてき キヤウ― [0] 【強敵】
強い敵。手ごわい敵。
⇔弱敵

きょうてっこう

きょうてっこう キヤウテツクワウ [3] 【鏡鉄鉱】
赤鉄鉱の一種。結晶面がよく発達し,銅色の美しい金属光沢を有する。輝鉄鉱。

きょうてつ

きょうてつ キヤウ― [0] 【鏡鉄】
⇒鏡銑(カガミセン)

きょうてん

きょうてん ケウ― [0] 【教典】
(1)ある宗教の基本的な教義などを記した本。経典。
(2)教育上の典範。

きょうてん

きょうてん キヤウ― [0] 【経典】
〔「きょうでん」とも〕
(1)〔仏〕 仏の教え,信仰の規範を記した典籍。仏経。経。内典。
(2)ある宗教の基本的な教義などを記した書物。教典。[日葡]

きょうてん

きょうてん キヤウ― [0] 【狂癲】
気が狂うこと。癲狂。「あのままで行くと―にでもなるんではないかと/星座(武郎)」

きょうてん

きょうてん【教典】
the scripture(s).→英和

きょうてんどうち

きょうてんどうち【驚天動地の】
startling;astounding.→英和

きょうてんどうち

きょうてんどうち キヤウテン― [5] 【驚天動地】
〔白居易「李白墓」より。天を驚かし地を動かすの意から〕
世間を非常に驚かせること。「―の大事件」

きょうでん

きょうでん キヤウ― [0] 【敬田】
〔仏〕 福田(フクデン)の一。尊敬・信仰することによって福徳を得ることのできるものの意で,仏・法・僧のこと。功徳福田。

きょうでん

きょうでん キヤウ― [0] 【強電】
(1)工業などで使う大電流・高電圧・大電力のこと。
(2)電力エネルギーの伝送や,その機械的エネルギー・熱エネルギーへの変換を扱う電気工学の部門。
⇔弱電

きょうでん

きょうでん キヤウデン 【京伝】
⇒山東(サントウ)京伝

きょうでんかいしつ

きょうでんかいしつ キヤウ― [5] 【強電解質】
溶液中で濃度に関係なく,常にほとんど完全に電離する物質。強酸・強塩基,それらの塩など。塩酸・水酸化ナトリウム・塩化ナトリウムなど。

きょうと

きょうと [1] 【凶徒・兇徒】
殺人・強盗・謀反など凶悪な犯罪を行う者。

きょうと

きょうと【教徒】
a believer.仏(キリスト)教徒 a Buddhist (Christian).

きょうと

きょうと【凶徒】
a gang of ruffians.

きょうと

きょうと ケウ― [1] 【教徒】
ある宗教を信仰している人。信徒。

きょうと

きょうと キヤウト 【京都】
(1)近畿地方北部の府。かつての山城国・丹後国の全域と丹波国の一部を占める。中央部は丹波高地で,南部に京都盆地がある。北は日本海に面し,丹後半島が突出。府庁所在地,京都市。
(2)京都府南部の市。府庁所在地。指定都市。794年に桓武天皇が遷都して平安京と称す。以来,1869年(明治2)まで日本の首都。特に,平安・室町時代,文化・政治・経済の中心。天下に覇(ハ)を唱えんとするものは常にこの地を制圧しようとしたため,幾多の戦火に見舞われたが,多くの文化遺産を今に伝える。御所のほか,著名な社寺が多く,また友禅染・西陣織・清水焼(キヨミズヤキ)など伝統的な産業がある。京。京の都。
→平安京

きょうとあまごさん

きょうとあまごさん キヤウト― 【京都尼五山】
京都にある五つの尼寺。景愛寺・檀林寺・護念寺・恵林寺・通玄寺の総称。

きょうとい

きょうと・い ケウトイ [3] 【気疎い】 (形)
⇒けうとい

きょうとう

きょうとう キヤウタウ [0] 【郷党】
その人のふるさと。また,ふるさとに住む人々。「―の鬼才といはれた/山月記(敦)」

きょうとう

きょうとう ケウ― [0] 【橋頭】
橋のたもと。橋のほとり。

きょうとう

きょうとう キヤウ― [0] 【競闘】 (名)スル
きそいたたかうこと。「児女子をして偉丈夫と―せしむるが如く/明六雑誌 5」

きょうとう

きょうとう ケウ― [0] 【教頭】
小学校・中学校・高等学校の職制の一。校長を補佐し,校務を処理する。副校長とよぶ場合もある。

きょうとう

きょうとう キヤウタウ [0] 【驚倒】 (名)スル
非常に驚くこと。「奇想天外な着想に―する」

きょうとう

きょうとう【教頭】
the deputy headteacher;a vice-principal.

きょうとう

きょうとう ケウタフ [0] 【橋塔】
橋の入り口や主要な橋脚上に造った,塔や門の形をした構築物。

きょうとう

きょうとう [0] 【凶党・兇党】
悪者の仲間。悪党。

きょうとう

きょうとう [0] 【共闘】 (名)スル
〔「共同闘争」の略〕
複数の組織が共同して闘争すること。「全野党が―する」

きょうとう

きょうとう キヤウタウ [0] 【狂濤】
荒れくるう大波。さかまく波。狂瀾(キヨウラン)。怒濤。

きょうとう

きょうとう【共闘】
a joint struggle.

きょうとう

きょうとう ケフタウ [0] 【侠盗】
義侠心のある盗賊。義賊。

きょうとう

きょうとう キヤウタフ [0] 【経塔】
(1)経文などを納めた塔。
(2)塔の形に細字で経文を写した写経。経曼荼羅(キヨウマンダラ)。

きょうとうしょう

きょうとうしょう ケフトウシヤウ [0] 【狭頭症】
頭蓋骨の縫合部が早期に癒合するため,頭蓋が狭くなる疾患。脳蓋狭窄(キヨウサク)症。
→小頭症

きょうとうほ

きょうとうほ ケウ― [3] 【橋頭堡】
(1)橋を守るため築く堡塁。
(2)上陸や渡河をする部隊を守り,また攻撃の足場とする,上陸地点や対岸の拠点。「―を築く」
(3)事を起こす足掛かり。拠点。

きょうとうほ

きょうとうほ【橋頭堡】
<establish> a bridgehead <on> .→英和

きょうとうみ

きょうとうみ ケウタフミ 【憍答弥】
憍曇弥(キヨウドンミ)の別名。

きょうとがいこくごだいがく

きょうとがいこくごだいがく キヤウトグワイコクゴ― 【京都外国語大学】
私立大学の一。1947年(昭和22)創立の京都外国語学校を源とし,59年設立。本部は京都市右京区。

きょうとがくえんだいがく

きょうとがくえんだいがく キヤウトガクヱン― 【京都学園大学】
私立大学の一。1925年(大正14)創立の京都商業学校を源とし,69年(昭和44)設立。本部は亀岡市。

きょうときょういくだいがく

きょうときょういくだいがく キヤウトケウイク― 【京都教育大学】
国立大学の一。京都師範・京都青年師範が合併し,1949年(昭和24)京都学芸大学として発足。66年現名に改称。本部は京都市伏見区。

きょうとく

きょうとく キヤウトク 【享徳】
年号(1452.7.25-1455.7.25)。宝徳の後,康正の前。後花園天皇の代。

きょうとく

きょうとく キヤウ― [0] 【享得】 (名)スル
めぐみなどを受けつぎ,自分のものとすること。「人は有らゆる幸福を―せねばならぬ/一隅より(晶子)」

きょうとこうげいせんいだいがく

きょうとこうげいせんいだいがく キヤウトコウゲイセンヰ― 【京都工芸繊維大学】
国立大学の一。1899年(明治32)創立の京都蚕業講習所(のち京都繊維専),1902年創立の京都高等工芸(のち京都工専)の二校が合併して,1949年(昭和24)新制大学となる。本部は京都市左京区。

きょうとこくりつはくぶつかん

きょうとこくりつはくぶつかん キヤウト―ハクブツクワン 【京都国立博物館】
京都市東山区にある国立の博物館。1897年(明治30)帝国京都博物館として開館。1924年(大正13)京都市に下賜,52年(昭和27)国に移管されるまで恩賜京都博物館と称した。京都古社寺の襖(フスマ)絵や屏風(ビヨウブ)絵を初めとする古美術を所蔵。

きょうとごさん

きょうとごさん キヤウト― 【京都五山】
京都にある臨済宗の五大寺。数度の改変を経て,1386年,足利義満によって,別格南禅寺,第一天竜寺,第二相国寺,第三建仁寺,第四東福寺,第五万寿寺の序列が決定された。京五山。
→鎌倉(カマクラ)五山

きょうとごしょ

きょうとごしょ キヤウト― 【京都御所】
東京遷都までの旧皇居。京都市上京区にある。もと里内裏の一つであったが,南北朝時代,北朝が皇居とした。戦乱などでしばしば炎上し,現存のものは1855年の再建。

きょうとさんぎょうだいがく

きょうとさんぎょうだいがく キヤウトサンゲフ― 【京都産業大学】
私立大学の一。1965年(昭和40)設立。本部は京都市北区。

きょうとしゅうしゅうざい

きょうとしゅうしゅうざい 【兇徒聚衆罪】
旧刑法において集団的暴行を称した罪名。自由民権運動弾圧のために設けられた。

きょうとしゅご

きょうとしゅご キヤウト― [4] 【京都守護】
鎌倉幕府の初期,京都警衛および近畿一帯の政務をつかさどった職名。1185年,北条時政が初代としてその任にあたった。洛中(ラクチユウ)守護。京都警固。

きょうとしゅごしょく

きょうとしゅごしょく キヤウト― [5] 【京都守護職】
幕末の江戸幕府の職名。京都所司代・大坂城代などを指揮し,宮廷の警備や京都市中の治安維持にあたった。1862年に創設され,会津藩主松平容保(カタモリ)が就任。67年廃止。

きょうとしゅごしょくしまつ

きょうとしゅごしょくしまつ キヤウト― 【京都守護職始末】
幕末の記録。松平容保(カタモリ)が京都守護職在任中の行動を中心に叙述。旧会津藩士山川浩著。1911年(明治44)刊。

きょうとしょしだい

きょうとしょしだい キヤウト― [5] 【京都所司代】
江戸幕府の職名。京都に駐在し,京都の警備,朝廷・公家(クゲ)の監察,京都・伏見・奈良の町奉行の管理,近畿全域の訴訟の裁決,西国大名の監察などにあたった。1600年創設,1867年廃止。

きょうとしりつげいじゅつだいがく

きょうとしりつげいじゅつだいがく キヤウト― 【京都市立芸術大学】
公立大学の一。1880年(明治13)創立の京都府画学校を源とし,1950年(昭和25)京都市立美術大学として設立。69年音楽学部を増設,現名に改称。本部は京都市西京区。

きょうとじょしだいがく

きょうとじょしだいがく キヤウトヂヨシ― 【京都女子大学】
私立大学の一。1920年(大正9)創立の京都女子高等専門学校を母体とし,49年(昭和24)新制大学となる。本部は京都市東山区。

きょうとせいかだいがく

きょうとせいかだいがく キヤウトセイクワ― 【京都精華大学】
私立大学の一。1905年(明治38)創立の京都精華学園を源とし,78年(昭和53)設立。本部は京都市左京区。

きょうとせん

きょうとせん キヤウト― 【京都線】
(1)近畿日本鉄道の鉄道線。京都・奈良県大和西大寺間,34.6キロメートル。京都市と奈良市を結ぶ。
(2)阪急電鉄の鉄道線。大阪市十三(ジユウソウ)・京都市河原町間,45.3キロメートル。淀川西岸を通って大阪市と京都市を結ぶ。

きょうとぞうけいげいじゅつだいがく

きょうとぞうけいげいじゅつだいがく キヤウトザウケイ― 【京都造形芸術大学】
私立大学の一。1990年(平成2)設立。本部は京都市左京区。

きょうとたちばなじょしだいがく

きょうとたちばなじょしだいがく キヤウト―ヂヨシ― 【京都橘女子大学】
私立大学の一。1902年(明治35)創立の京都女子手芸学校を源とし,67年(昭和42)橘女子大学として設立。88年現名に改称。本部は京都市山科区。

きょうとだいかん

きょうとだいかん キヤウト―クワン [4] 【京都代官】
江戸幕府の職名。山城・丹波・河内・摂津などの直轄領を管轄し,また皇室関係の御用にあたった。

きょうとだいがく

きょうとだいがく キヤウト― 【京都大学】
国立大学の一。1897年(明治30)京都帝国大学理科大学として誕生。のち法科・医科・文科を設置。1949年(昭和24),付属医専・第三高等学校を合併して新制大学となる。本部は京都市左京区。京大。

きょうとなげ

きょうとなげ ケウト― (形動)
〔近世語〕
⇒けうとなげ

きょうとふりついかだいがく

きょうとふりついかだいがく キヤウト―イクワ― 【京都府立医科大学】
公立大学の一。1872年(明治5)治療と医師養成を目的にして京都府が設立した仮療病院を起源とし,1921年(大正10)創立。52年(昭和27)新制大学に移行。本部は京都市上京区。

きょうとふりつだいがく

きょうとふりつだいがく キヤウト― 【京都府立大学】
公立大学の一。京都府立農林専門学校,同女子専門学校を母体として,1949年(昭和24)府立西京大学として発足,59年現名に改称。本部は京都市左京区。

きょうとぼんち

きょうとぼんち キヤウト― 【京都盆地】
京都府南部にある盆地。北部に京都市が位置する。気候は内陸型。

きょうとまちぶぎょう

きょうとまちぶぎょう キヤウト―ブギヤウ [6] 【京都町奉行】
江戸幕府の職名。老中支配に属し京都に駐在して,市内訴訟の裁断,山城・大和・近江・丹波の四か国の直轄領の社寺の管理や訴訟の裁断などの任にあたった。京都所司代の職務の一部の移譲を受けて1668年発足。東西両奉行があった。1867年廃止。

きょうとやっかだいがく

きょうとやっかだいがく キヤウトヤククワ― 【京都薬科大学】
私立大学の一。京都私立独逸学校薬学科を源とし,1919年(大正8)創立の京都薬学専門学校を母体に,1949年(昭和24)設立。本部は京都市山科区。

きょうど

きょうど キヤウ― [1] 【郷土】
(1)自分の生まれ育った土地。郷里。故郷。ふるさと。「わが―の誇り」「―史」「―愛」
(2)ある地方・土地。「―文化」

きょうど

きょうど【強度】
intensity.→英和
〜の intense;→英和
strong <spectacles for near sight> .→英和
〜の近眼鏡 thick(-lensed) glasses.

きょうど

きょうど キヤウ― [1] 【疆土・境土】
その国の統治権の及ぶべき区域。また,国境。

きょうど

きょうど【郷土】
one's native district;one's (old) home.‖郷土愛 love for one's home country.郷土芸能 folk entertainment.郷土史 a local history.郷土色(豊かな) (rich in) local color.

きょうど

きょうど キヤウ― [1] 【強弩・彊弩】
力の強いいしゆみ。

きょうど

きょうど キヤウ― [1] 【強度】
(1)強さの程度。「材料の―を測る」「―試験」
(2)程度のはなはだしいこと。「―の近視」

きょうど

きょうど 【匈奴】
中国,秦・漢代,モンゴル高原に活躍した遊牧騎馬民族。紀元前三世紀の末,冒頓単于(ボクトツゼンウ)が諸部族を統一して北アジア最初の遊牧国家を建設,最盛期を迎えたが,漢の武帝のたびたびの征討で衰え,紀元後一世紀南北に分裂。このうち北匈奴は後漢に討たれ,西走。フン(族)はその子孫という説もある。

きょうど=の末(スエ)魯縞(ロコウ)=に入(イ)る

――の末(スエ)魯縞(ロコウ)=に入(イ)る(=を穿(ウガ)つ)能(アタ)わず
〔漢書(韓安国伝)〕
強い弩(イシユミ)で射た矢も,遠い先では勢いが弱まり,魯国に産する薄絹をつらぬくことさえできない,の意。英雄も衰えては,何事もなし得ないたとえ。強弩の末。

きょうどう

きょうどう [0] 【共同】 (名)スル
(1)一つの目的のために力を合わせること。「―作業」「―して事にあたる」
(2)あるものに対して複数の者が同じ立場に立つこと。「―の敵」「―使用」
(3)「協同(キヨウドウ)」に同じ。

きょうどう

きょうどう【共[協]同】
cooperation;collaboration;partnership.→英和
〜の common <enemy> ;→英和
joint <work> ;→英和
cooperative <spirit> .→英和
〜する cooperate[collaborate] <with> ;→英和
work together.〜して jointly;→英和
in cooperation[collaboration] <with> .‖共同組合 a cooperative (society) <co-op,coop> .共同経営 joint management.共同戦線 <form> a united front <with> .共同生活 community life.共同声明 a joint communiqué[statement].共同体 a community.共同電話 a party-line telephone.共同便所(墓地) a public lavatory (cemetery).共同謀議 joint conspiracy.共同募金 the community chest.

きょうどう

きょうどう ケフ― [0] 【協同】 (名)スル
複数の個人や団体が同じ目的のために事にあたること。共同。「和衷―」「産学―」

きょうどう

きょうどう キヤウ― [0] 【経幢】
八角石柱または金属柱の各面に陀羅尼(ダラニ)を刻んだもの。
→石幢(セキドウ)

きょうどう

きょうどう キヤウダウ [0] 【享堂】
〔仏〕
〔祭祀(サイシ)を享(ウ)ける堂の意〕
禅宗寺院で,祖師の像・位牌(イハイ)を安置する堂。昭堂。

きょうどう

きょうどう [0] 【共働】
⇒相互作用(ソウゴサヨウ)

きょうどう

きょうどう ケフ― [0] 【協働】 (名)スル
(1)同じ目的のために,協力して働くこと。
(2)「相互作用{(1)}」に同じ。

きょうどう

きょうどう ケウダウ [0] 【教導】 (名)スル
人々を教えみちびくこと。「青少年を―する」

きょうどう

きょうどう キヤウ― [0] 【響胴】
弦楽器などで,共鳴箱の機能をもつ胴の部分。

きょうどう

きょうどう キヤウダウ [0] 【経堂】
寺院で,経典をしまっておく建物。経蔵。

きょうどう

きょうどう キヤウ― [0] 【鏡胴】
カメラ・顕微鏡などで,レンズを取り付ける筒。

きょうどう

きょうどう キヤウダウ [0] 【嚮導】 (名)スル
(1)先に立って導くこと。また,その人。「彼の改革は…国民の理想を―したるものにあらず/文学史骨(透谷)」
(2)軍隊などで,整列・行進などの基準とされる者。

きょうどう

きょうどう キヤウ― [0] 【鏡銅】
⇒鏡青銅(カガミセイドウ)

きょうどういごん

きょうどういごん [5] 【共同遺言】
二人以上の者が,同一の遺言書によってなす遺言。民法はこれを無効とする。

きょうどういんさつそうぎ

きょうどういんさつそうぎ 【共同印刷争議】
1926年(大正15)共同印刷会社で起きた大争議。会社側は日本労働組合評議会関東出版労働組合の破壊を期して操業短縮を発表し,組合側はストライキで対抗したが,労使双方に甚大な被害を出して終結した。

きょうどううんゆがいしゃ

きょうどううんゆがいしゃ 【共同運輸会社】
1882年(明治15)に設立された半官半民の海運会社。三菱汽船会社と激しい競争を展開。共倒れを恐れた政府により85年両社は合併し,日本郵船会社が設立された。

きょうどうかいそん

きょうどうかいそん [5] 【共同海損】
船長が海上運送において,船舶・積み荷全体についての共同の危険から免れるためになした一部の犠牲的な処分により生じた損害および費用。その損害や費用は各利害関係人が受けた利益の額に応じて公平に負担する。海上保険より古く,別個の制度である。
⇔単独海損

きょうどうかりょく

きょうどうかりょく [5] 【共同火力】
電力多消費産業の成長による電力需要の急増を賄うために,また資源の有効活用とスケール-メリット追求を目的に,大口電力需要家と電気事業者との共同出資で設立された発電所。

きょうどうかん

きょうどうかん キヤウダウ― [0][3] 【嚮導艦】
(1)艦隊の先頭や翼端などに位置して,艦隊行動の基準となる軍艦。
(2)他の艦船を案内したり,航路を指示する軍艦。

きょうどうきぎょうたい

きょうどうきぎょうたい [0] 【共同企業体】
⇒ジョイント-ベンチャー

きょうどうきけんこうい

きょうどうきけんこうい [8] 【共同危険行為】
道路で,二台以上の自動車等を連ねたり,並行して通行させて,共同して,著しく交通の危険を生じさせたり,他人に迷惑を及ぼす行為。暴走族による無謀な運転行為の取締のため,1978年(昭和53)道路交通法改正により禁止行為とされる。

きょうどうくみあい

きょうどうくみあい ケフ―アヒ [5] 【協同組合】
一般消費者・中小商工業者・小生産者がその経済的立場や活動・事業の改善のため,協同の出資により営む相互扶助を原則とする団体。農業協同組合・消費生活協同組合など。

きょうどうけいえい

きょうどうけいえい [5] 【共同経営】
一つの事業を二人以上の者が,対等の立場で力を合わせて経営すること。また,その経営形態。

きょうどうけっていほう

きょうどうけっていほう 【共同決定法】
労働者の企業経営への参加を定めたドイツの法律。労働者の代表が出資者(資本家)側と同じ条件で,経営についての決定をなす権限を保障する。産業民主化を目的とする。1951年に西ドイツで制定,76年に適用対象を拡大した新法が成立。

きょうどうげんそう

きょうどうげんそう [5] 【共同幻想】
個人を超える集団(家族・社会・国家・民族など)の秩序を支えたり,それへの帰属を理解する観念。また共同で作り上げる精神の成果(宗教・イデオロギーなど)も,こう呼ばれる。

きょうどうこう

きょうどうこう [3] 【共同溝】
上下水道・ガス・電力・通信などの管やケーブルを共同で収容する地下施設。

きょうどうこうにゅう

きょうどうこうにゅう [5] 【共同購入】
消費者が生産者や事業者と直結して共同で生活物資を買い入れること。流通コストの低減,中間マージンの排除などにより,物資を低価格で安定的に入手できる。

きょうどうさぎょうじょ

きょうどうさぎょうじょ [0] 【共同作業所】
⇒福祉(フクシ)作業所

きょうどうさしおさえ

きょうどうさしおさえ [0][7] 【共同差し押(さ)え】
多数の債権者が同一の債務者に対して同時に共同して行う差し押さえ。

きょうどうさんせっくつ

きょうどうさんせっくつ キヤウダウサンセキクツ 【響堂山石窟】
中国,北斉(ホクセイ)時代の仏教石窟。河北省南端,鼓山の山腹に南北二か所ある。南響堂山に七窟,北響堂山に三窟がある。

きょうどうしっこう

きょうどうしっこう [5] 【共同執行】
同一の債務者に対し,複数の債権者のために同時に強制執行がなされること。

きょうどうしはい

きょうどうしはい [5] 【共同支配】
〔法〕 支配人の権限の乱用を防止するために,数人の支配人を置き,その数人が共同しなければ,代理権を行使できないとする方法。
→支配人

きょうどうしゃかい

きょうどうしゃかい [5] 【共同社会】
〔(ドイツ) Gemeinschaft〕
ドイツの社会学者テニエスが唱えた社会類型の一。血縁に基づく家族,地縁に基づく村落,友情に基づく都市などのように,人間に本来備わる本質意思によって結合した有機的統一体としての社会。ゲマインシャフト。共同体。協同体。
⇔利益社会

きょうどうしゅっし

きょうどうしゅっし [5] 【共同出資】
(1)複数の人が企業設立のため出資すること。
(2)複数の企業が高度の業務提携を目的として,共同で資金を出すこと。このようにして設立された企業を共同出資会社といい,国際的な共同出資によるものを特に合弁会社という。

きょうどうしょく

きょうどうしょく ケウダウ― [3] 【教導職】
1872年(明治5),神官または僧侶などで,一般国民を教えみちびくために設けた職名。84年廃止。

きょうどうしょゆう

きょうどうしょゆう [5] 【共同所有】
複数の人または団体が一つの物を共同で所有すること。共有・合有・総有の三形態がある。「共有」の語が「共同所有」の意味で用いられることもある。

きょうどうしんけん

きょうどうしんけん [5] 【共同親権】
父母の婚姻中,共同して行使する未成年の子に対する親権。

きょうどうせいはん

きょうどうせいはん [5] 【共同正犯】
二人以上が共同して犯罪を実行すること。実行者全員が正犯として処罰される。
⇔単独正犯

きょうどうせいめい

きょうどうせいめい [5] 【共同声明】
二人以上または二つ以上の国家や団体などが共同して発表する声明。

きょうどうせん

きょうどうせん [0] 【共同栓】
数戸の家,または一般通行人の共用に供する水道栓。共用栓。

きょうどうせんげん

きょうどうせんげん [5] 【共同宣言】
二人以上または二つ以上の国家や団体などが共同して発表する宣言。

きょうどうせんせん

きょうどうせんせん [5] 【共同戦線】
共通の目的や敵に対して,本来,主義・主張の異なる団体などが一致した行動をとること。「―を張る」

きょうどうぜっこう

きょうどうぜっこう [5] 【共同絶交】
村落・町内などで,秩序や慣習を乱した特定の人を制裁するために,共同生活から締め出し,村や町全体でこれと絶交すること。村八分。村はずし。町省き。

きょうどうそうぞく

きょうどうそうぞく [5] 【共同相続】
二人以上の相続人が共同して財産を相続すること。
⇔単独相続

きょうどうそかい

きょうどうそかい [5] 【共同租界】
中国にあった租界のうち,複数国の外国行政権が行使された地域。上海・廈門(アモイ)などにあった。国際租界。
⇔専管租界
→租界

きょうどうそしょう

きょうどうそしょう [5] 【共同訴訟】
一個の民事訴訟手続きにおいて,原告・被告のいずれか一方または双方が二人以上いる訴訟形態。

きょうどうそしょうさんか

きょうどうそしょうさんか [8] 【共同訴訟参加】
係属中の民事訴訟で,判決の効力が第三者にも及ぶ場合,この第三者が共同訴訟人として訴訟に参加すること。

きょうどうそんざい

きょうどうそんざい [5] 【共同存在】
〔哲〕
〔(ドイツ) Mitsein〕
ハイデッガーの用語。他人とともにあるという現存在(Dasein)のア-プリオリな構造。共存在。

きょうどうたい

きょうどうたい [0] 【共同体】
〔community〕
(1)「共同社会」に同じ。
(2)マルクス主義で,近代の私的所有社会以前に存在するとされる社会。生産手段の私的所有はいまだ発達せず,生産は消費を目的として,商品・貨幣関係を媒介しないで,身分的な編成を伴って,直接,社会的に組織される。アジア的・古典古代的・ゲルマン的の三つの形態をもつ。

きょうどうたい

きょうどうたい ケフ― [0] 【協同体】
⇒共同社会(キヨウドウシヤカイ)

きょうどうたんぽ

きょうどうたんぽ [5] 【共同担保】
同一債権の担保として,数個の物の上に設定されている担保物権。

きょうどうだいひょう

きょうどうだいひょう [5] 【共同代表】
複数の代表者が共同して法人の代表権を行使すること。

きょうどうだいり

きょうどうだいり [5] 【共同代理】
数人の代理人が共同することによってのみ代理権を行使しうる代理。

きょうどうち

きょうどうち [3] 【共同地】
〔common land〕
ヨーロッパの農村において,農民が共同で所有し,使用することのできた狩猟・放牧・伐採などのための土地。共有地。
→入会地(イリアイチ)

きょうどうつうしんしゃ

きょうどうつうしんしゃ 【共同通信社】
日本の代表的通信社。第二次大戦中の国策通信社である同盟通信社が1945年(昭和20)に解散したのを受けて設立された組合組織の社団法人。

きょうどうていとう

きょうどうていとう [5] 【共同抵当】
同一の債権の担保として,数個の不動産の上に設定されている抵当権。総括抵当。

きょうどうひこくにん

きょうどうひこくにん [0] 【共同被告人】
被告人の異なる数個の刑事事件が併合審理された場合の,その数人の被告人。

きょうどうふほうこうい

きょうどうふほうこうい [8] 【共同不法行為】
二人以上の人が共同して行う不法行為。生じた損害については連帯して賠償責任を負う。

きょうどうべんじょ

きょうどうべんじょ [5] 【共同便所】
公衆便所のこと。

きょうどうほいく

きょうどうほいく [5] 【共同保育】
乳幼児をもつ親たちが集まって私設の保育所を作り,共同で保育を行うこと。

きょうどうほけん

きょうどうほけん [5] 【共同保険】
複数の保険者が同一の被保険についての填補(テンポ)を,分担してなす保険。

きょうどうほしょう

きょうどうほしょう [5] 【共同保証】
同一の債務を数人の者が保証すること。通常,等分した一部が保証の対象となるが,不可分債務であるとき,連帯保証人であるときなどは全額が保証の対象となる。

きょうどうぼうぎ

きょうどうぼうぎ [5] 【共同謀議】
二人以上の者が犯罪の実行を合意すること。共謀。英米法では合意自体を犯罪とするが,日本では場合により異なる。
→共謀共同正犯

きょうどうぼきん

きょうどうぼきん [5] 【共同募金】
社会福祉のための寄付金を公募すること。また,その運動。日本では毎年10月1日から一二月三一日までの間,社会福祉法人共同募金会が行う。寄付者には赤い羽根が渡される。

きょうどうぼきんかい

きょうどうぼきんかい 【共同募金会】
社会福祉事業法に基づき,共同募金事業を行うことを目的として設置された社会福祉法人。1951年(昭和26)設立。

きょうどうぼち

きょうどうぼち [5] 【共同墓地】
(1)宗教・宗派を問わずにともに埋葬される墓地。公営の霊園などがある。
(2)無縁仏を合葬する墓地。

きょうどうよくじょう

きょうどうよくじょう [5] 【共同浴場】
公設または私設で無料または低料金の浴場。共同湯。

きょうどがんぐ

きょうどがんぐ キヤウ―グワン― [4] 【郷土玩具】
その土地の風俗や伝説などをもとに作られた玩具。その土地特産の玩具。

きょうどきょういく

きょうどきょういく キヤウ―ケウ― [4] 【郷土教育】
郷土を愛し積極的に奉仕する人間を形成することを目的として,郷土を教材として行う教育。昭和初期に盛行。

きょうどげいじゅつ

きょうどげいじゅつ キヤウ― [4] 【郷土芸術】
(1)ある地方に伝統的に育成された芸術。
(2)その地方の風土・人物などを反映した芸術。二〇世紀初頭ドイツで唱えられた地方色を重視する芸術主張。

きょうどげいのう

きょうどげいのう キヤウ― [4] 【郷土芸能】
中央の舞台芸能に対し,地方の祭礼や行事などで行われる芸能の総称。
→民俗芸能

きょうどし

きょうどし キヤウ― [3] 【郷土誌】
その地方の地理・歴史・社会・生活・民間伝承などの記録や研究をまとめた書物。

きょうどしょく

きょうどしょく キヤウ― [3] 【郷土色】
ある地方にみられる自然・人情・民俗などの特色。地方色。ローカル-カラー。「―豊かな芸能」

きょうどぶんがく

きょうどぶんがく キヤウ― [4] 【郷土文学】
(1)作者がその郷土に取材した地方色豊かな文学。地方文学。
(2)一地方の住民,あるいは民族の間で生まれた,民謡や伝説などの称。

きょうどりょうり

きょうどりょうり キヤウ―レウ― [4] 【郷土料理】
ある地方特有の素材や調理法による料理。

きょうどんみ

きょうどんみ ケウドンミ 【憍曇弥】
〔梵 Gautamī〕
釈迦の叔母。釈迦の誕生後七日目に母の摩耶夫人(マヤブニン)が死んだため,その後,釈迦の養育にあたった。憍答弥(キヨウトウミ)。

きょうな

きょうな キヤウ― [0] 【京菜】
ミズナ{(1)}の別名。[季]春。

きょうない

きょうない ケウ― [0] 【教内】
〔仏が言葉で説いた教えの内部にのみとどまるの意〕
禅宗で,他の宗派をさしていう語。
→教外別伝(キヨウゲベツデン)

きょうながし

きょうながし キヤウ― [3] 【経流し】
死者の追善や魚類の供養のために,写経などを川や海に流すこと。

きょうにく

きょうにく [0] 【共肉】
サンゴなどの刺胞動物の群体において,おのおのの個体をつなげる部分。

きょうにょ

きょうにょ ケウニヨ 【教如】
(1558-1614) 安土桃山時代の浄土真宗の僧。本願寺第一二世。東本願寺初世。顕如(ケンニヨ)の長男。諱(イミナ)は光寿。石山本願寺に生まれ,父とともに織田信長と戦う。顕如没後一二世を継いだが,豊臣秀吉の命で隠退。のち徳川家康から烏丸に寺地を与えられ東本願寺を建立した。以後本願寺は東西二派に分かれる。

きょうにん

きょうにん キヤウ― [0] 【杏仁】
〔呉音〕
アンズ類の種子。アミグダリンを含み漢方薬などにする。あんにん。

きょうにんぎょう

きょうにんぎょう キヤウニンギヤウ [3] 【京人形】
(1)京都で作られた人形。鴨川(カモガワ)人形・嵯峨(サガ)人形・御所人形などがある。狭義には,少女のおかっぱ姿をかたどった人形で,着衣を別に作って着せるもの。
(2)常磐津(トキワズ)・長唄で,人形に魂が入って踊りだすという趣向をもつ舞踊・音曲の名称。

きょうにんぎょう

きょうにんぎょう キヤウ―ギヤウ [0] 【杏仁形】
飛鳥時代の仏像の目の形で,上下のまぶたの弧線が同じで大きく開いたもの。

きょうにんすい

きょうにんすい キヤウ― [3] 【杏仁水】
アンズ類の種子を乾燥させ,水を加えて蒸留してつくった水剤。微量のシアン化水素を含み,特異な芳香・味がある。鎮咳(チンガイ)薬・去痰(キヨタン)薬などに使用。劇薬。

きょうにんどうふ

きょうにんどうふ キヤウ― [5] 【杏仁豆腐】
中国の点心料理。杏仁を粉にしたものを寒天で固め,フルーツとともにシロップに浮かべたもの。杏仁の代わりにアーモンドを用いる場合も多い。あんにんどうふ。

きょうにんゆ

きょうにんゆ キヤウ― [3] 【杏仁油】
杏仁を砕き圧搾して得られる脂肪油。黄色の澄んだ液で無臭。軟膏などの製造原料または食用油などに用いる。

きょうねつ

きょうねつ キヤウ― [0] 【強熱】 (名)スル
強く熱すること。また,強い熱。「―した鉄板」「―にあおられる」

きょうねつ

きょうねつ キヤウ― [0] 【狂熱】
物狂おしいほどの熱情。「―の恋」

きょうねん

きょうねん【享年70であった】
He died at (the age of) seventy.

きょうねん

きょうねん【凶年】
a bad year (不吉の);a lean year (不作の).

きょうねん

きょうねん キヤウ― [0] 【享年】
〔天から享(ウ)けた年の意〕
人の生きていた年数。死んだときの年齢。行年(ギヨウネン)。「― 六五」

きょうねん

きょうねん キヤウ― [0] 【頃年】
ちかごろ。近年。けいねん。「―の際(アイダ),高時法師が一類/太平記 7」

きょうねん

きょうねん [0] 【凶年】
(1)農作物の実りの悪い年。不作の年。
⇔豊年
(2)凶事のあった年。

きょうねんし

きょうねんし キヤウネン― [3] 【強撚糸】
強く撚(ヨ)りをかけた糸。布面に皺(シボ)などの効果を表すのに用いる。

きょうねんぶつ

きょうねんぶつ キヤウ― [3] 【経念仏】
経を読み,念仏すること。

きょうのあき

きょうのあき ケフ― [1][1][1] 【今日の秋】
俳句で,立秋をいう語。今朝(ケサ)の秋。[季]秋。

きょうのしき

きょうのしき キヤウ― 【京の四季】
端唄・歌沢の一。歌舞伎で,京都の場面の下座唄によく奏される。

きょうのぜん

きょうのぜん キヤウ― 【饗の膳】
婚礼などの祝儀に用いる膳部。饗立(キヨウダテ)をし,相生(アイオイ)に立てた松に総角(アゲマキ)結びにした五色の糸を水引で結びつける。台の合わせ目に松・竹・鶴・亀などの絵を描く。

きょうのつき

きょうのつき ケフ― [1] 【今日の月】
陰暦八月十五夜の月。[季]秋。《三井寺の門叩かばや―/芭蕉》

きょうのぼり

きょうのぼり キヤウ― 【京上り】
地方から京都へ行くこと。上洛。
⇔京下り
「さだしげ―しけるに/宇治拾遺 14」

きょうのぼりふ

きょうのぼりふ キヤウ― 【京上り夫】
荘園領主の命令で荘民が上京して従事した夫役(ブヤク)。年貢運搬・清掃などの雑役。

きょうのまき

きょうのまき キヤウ― 【経の巻】
棟飾りの獅子口(シシグチ)の上に三つあるいは五つ並べて置かれる,巻物に似た形の瓦。

きょうは

きょうは キヤウ― [1] 【驚破】 (名)スル
驚かすこと。びっくりさせること。「主人の夢を―する/吾輩は猫である(漱石)」

きょうは

きょうは【教派】
a (religious) sect;a denomination.→英和

きょうは

きょうは ケウ― [1] 【教派】
宗教の分派。宗派。

きょうはい

きょうはい キヤウ― [0] 【狂俳】
江戸後期から名古屋地方に流行した雑俳の称。冠付(カムリヅ)けを中心とする。

きょうはい

きょうはい キヤウ― [0] 【狂悖】
道義にそむいた非常識な言動をすること。「―の性は愈々抑へ難く/山月記(敦)」

きょうはい

きょうはい [0] 【胸背】
胸と背。前と後ろ。「―の敵」

きょうはく

きょうはく キヤウ― [0] 【強迫】 (名)スル
(1)相手を自分の意に従わせるため無理強いすること。「―して仲間に引き込む」
(2)民法上,相手に害悪が生じる旨を知らせて畏怖(イフ)心を起こさせ,自由な意思決定を妨げること。強迫による意思表示は取り消すことができ,強迫によって受けた損害は賠償を求めることができる。
→脅迫(2)
(3)〔心〕 不合理だと自覚しながらある観念や行為にとらわれ,抑制できないこと。

きょうはく

きょうはく キヤウ― [0] 【強拍】
小節または拍子の強い部分で,第一拍にあたる。下拍。ダウン-ビート。
⇔弱拍(ジヤクハク)

きょうはく

きょうはく【強迫する】
coerce <a person> into <doing> .強迫観念 <suffer from> an obsession.

きょうはく

きょうはく ケフ― [0] 【脅迫】 (名)スル
(1)他人にあることを行わせようとおどしつけること。「―して金をまきあげる」「―状」
(2)刑法上,相手に恐怖心を生じさせるために,生命・身体・自由・名誉・財産などに害を加えることを通告すること。
→強迫(2)

きょうはく

きょうはく【脅迫】
a threat;→英和
a menace;→英和
intimidation.〜する threaten;→英和
menace;intimidate <a person> into <doing> .〜されて under threats of violence.〜的な threatening;→英和
menacing.‖脅迫者(罪) an intimidator (intimidation).脅迫状(電話) a threatening letter (call).

きょうはくかんねん

きょうはくかんねん キヤウ―クワン― [5] 【強迫観念】
馬鹿げているとわかっており,考えまいと思っても頭から払いのけることができない考え。

きょうはくこうい

きょうはくこうい キヤウ―カウヰ [5] 【強迫行為】
自分でも無意味・不合理だと思いながら実行せずにはいられない行為。何度も手を洗う,戸締りを確認する,などはその例。

きょうはくざい

きょうはくざい ケフ― [4][0] 【脅迫罪】
本人またはその親族の生命・身体・自由・名誉または財産に対し,害を加えることを告知することによって成立する罪。

きょうはくしんけいしょう

きょうはくしんけいしょう キヤウ―シヤウ [0][7] 【強迫神経症】
神経症の一。自分で不合理だと思う考えや行為につきまとわれ,それを抑制することが困難な症状。

きょうはしんとう

きょうはしんとう ケウ―タウ [4] 【教派神道】
明治政府により国家の祭祀とされた神社神道に対し,宗教として公認された神道系宗教団体の総称。はじめ一四教あったが,のち一教が解散し,神道十三派と称される。宗派神道。
→神道十三派

きょうはぶたえ

きょうはぶたえ キヤウハブタヘ [3] 【京羽二重】
京都の西陣で織った羽二重。良質で美しいことで知られる。

きょうはん

きょうはん [0] 【共犯】
二人以上の者が一個の犯罪に関与すること。刑法上,共同正犯・教唆(キヨウサ)犯・従犯の別があり,狭義には教唆犯・従犯のみをいう。「―者」
→正犯

きょうはん

きょうはん [0] 【共伴】 (名)スル
あいともなうこと。

きょうはん

きょうはん【共犯】
complicity <in> .→英和
共犯者 an accomplice.→英和

きょうはん

きょうはん ケウ― [0] 【教範】
教える規範になる方式。特に,軍事教練の教科書の総称。教典。

きょうはん

きょうはん ケフ― [0] 【狭範】
⇒限界(ゲンカイ)ゲージ

きょうはん

きょうはん ケウ― [0] 【橋畔】
橋のほとり。橋のたもと。

きょうはん

きょうはん ケウ― [0] 【教判】
「教相判釈(キヨウソウハンジヤク)」の略。

きょうはん

きょうはん キヤウ― [0] 【強半】
なかばすぎ。過半(カハン)。

きょうばい

きょうばい キヤウ― [0] 【競買】
⇒けいがい(競買)

きょうばい

きょうばい キヤウ― [0] 【競売】 (名)スル
多くの買い手に値段をつけさせ,最も高い値段をつけた人に売る方法。せりうり。けいばい。

きょうばい

きょうばい【競売】
<sell by[at]> auction.→英和
〜に付される come under[go to]the hammer.→英和
‖競売人(場) an auctioneer (auction room).

きょうばいばい

きょうばいばい キヤウ― [3] 【競売買】
多くの売り手・買い手が互いに競争しながら価格を決めること。けいばいばい。

きょうばこ

きょうばこ キヤウ― [0] 【経箱】
経典を入れておく箱。

きょうばし

きょうばし キヤウバシ 【京橋】
(1)〔江戸時代に京へ上る東海道五十三次の最初の橋があったことに由来〕
東京都中央区東部の地名。もと区名。東京の代表的なビジネス街。
(2)大阪市都島(ミヤコジマ)区と中央区を結ぶ寝屋川に架かる橋。また,橋周辺の盛り場の通称。

きょうばん

きょうばん キヤウ― [0] 【響板】
弦楽器の共鳴箱の胴板。弦の音を大きく豊かにする役割を果たす。

きょうひ

きょうひ [1] 【共匪】
もと国民政府治下の中国で,共産党の指導のもとに活動したゲリラの,国民政府側からの称。

きょうひいろ

きょうひいろ キヤウ― [3] 【京緋色】
京都で染めた緋色。色が美しいので知られる。

きょうひしょう

きょうひしょう キヤウヒシヤウ [0] 【強皮症】
膠原(コウゲン)病の一。皮膚が硬化し,萎縮が末梢より体幹へ移行する全身性疾患。特定疾患の一。

きょうひつ

きょうひつ キヤウ― [0] 【匡弼】
誤りを正し,足りないところを補うこと。また,その人。匡輔(キヨウホ)。

きょうひょう

きょうひょう キヤウヘウ [0] 【狂飆・狂飈】
吹き荒れる大風。暴風。「―波を鞭(ムチウ)ちて/即興詩人(鴎外)」

きょうび

きょうび ケフ― [1] 【今日日】
きょうこのごろ。今どき。「―安い土地などあるものか」

きょうびえんるい

きょうびえんるい ケフビヱンルイ [4] 【狭鼻猿類】
霊長目オナガザル科のサル類の別名。普通,尻だこと頬袋があり,左右の鼻孔が接近して下方に向いている。尾は物に巻きつけることができない。ニホンザル・アカゲザル・マンドリルなどのオナガザル亜科とアビシニアコロブス・テングザルなどのコロブス亜科よりなる。アジア・アフリカなど旧世界に分布。旧世界猿。
〔類人猿を含めていう場合もある〕

きょうびつ

きょうびつ キヤウ― [0] 【経櫃】
経典を入れておく櫃。

きょうふ

きょうふ ケフ― [1] 【怯夫】
臆病(オクビヨウ)な男。懦夫(ダフ)。

きょうふ

きょうふ ケフ― [1] 【侠婦】
侠気のある婦人。侠女。

きょうふ

きょうふ ケウ― [1] 【教父】
(1)〔church fathers〕
古代キリスト教会の代表的神学者。カトリック教会では,その中でも正統信仰をもち,模範的な生涯を送ったとして特に公認された人々をいう。アウグスティヌスなどが有名。教会教父。
(2)男性の代親。代父。
→代親

きょうふ

きょうふ【恐怖】
(a) fear;→英和
(a) fright;→英和
(a) terror.→英和
〜を感じる fear;be afraid <of> ;dread;→英和
be frightened <at,by> .‖恐怖映画 a horror movie.恐怖観念 a fear complex.恐怖症 morbid fear;…(-)phobia.

きょうふ

きょうふ キヤウ― [1][0] 【驚怖】 (名)スル
驚き恐れること。「抑(ソモソモ)米国に於て最も―すべき事件と云ふは/月世界旅行(勤)」

きょうふ

きょうふ【教父】
a father (of the church);→英和
a godfather.→英和

きょうふ

きょうふ [1][0] 【恐怖】 (名)スル
恐れること。恐れ。「―感」「―心」「人心を―せしむる事件/日本開化小史(卯吉)」

きょうふ

きょうふ ケウ― [1] 【轎夫】
かごかき。「―駄児の類浴する故穢濁なり/伊沢蘭軒(鴎外)」

きょうふう

きょうふう キヤウ― [0][3] 【強風】
(1)強い風。
(2)ビューフォート風力階級 7 の風。
→風力階級

きょうふう

きょうふう【強風】
a strong[high]wind.強風注意報 a strong-wind warning.

きょうふう

きょうふう キヤウ― [0] 【京風】
(1)都の風俗。京都の風俗。京様(キヨウヨウ)。
(2)みやびた風情。みやびたようす。

きょうふう

きょうふう キヤウ― [0][3] 【驚風】
漢方医学で,小児病の病名。脳膜炎。「五疳(ゴカン)・―貪惜(トンジヤク)なし/滑稽本・浮世風呂 4」

きょうふう

きょうふう ケウ― [0] 【矯風】
悪い風俗を改め正すこと。「男女交際,婦人―の議論よりは/浮雲(四迷)」

きょうふう

きょうふう キヤウ― [0] 【狂風】
(1)狂ったように強く吹き荒れる風。
(2)常軌を逸した振る舞い・風潮。

きょうふうう

きょうふうう キヤウ― [3] 【強風雨】
強い風を伴った雨。

きょうふうかい

きょうふうかい ケウ―クワイ 【矯風会】
女性による禁酒運動を契機に創設されたキリスト教の女性団体。アメリカに始まり1883年世界的組織が結成。日本では矢島楫子らにより86年(明治19)東京で組織化,93年日本キリスト教婦人矯風会が設立。未成年の禁煙・禁酒法と売春防止法の法制化に貢献。

きょうふがく

きょうふがく ケウ― [3] 【教父学】
〔patristics; patrology〕
教父の著作や思想を扱う神学部門。

きょうふしょう

きょうふしょう [3][0] 【恐怖症】
神経症の一。不合理だとわかりながらも特定の対象・状況についての強い不安に苦しむ症状。対人恐怖症・高所恐怖症・閉所恐怖症など。

きょうふしょうせつ

きょうふしょうせつ [4] 【恐怖小説】
⇒ゴシック小説

きょうふせいじ

きょうふせいじ [4] 【恐怖政治】
(1)権力者が逮捕・投獄・暗殺などの暴力的手段によって反対者を弾圧して強行する政治。暗黒政治。
(2)〔(フランス) La Terreur〕
フランス革命時代のロベスピエールらによるジャコバン派独裁をさす。

きょうふつ

きょうふつ [0] 【共沸】
一定の圧力のもとで,液体の混合物を蒸留するとき,ある温度・組成のところで発生する蒸気と液体混合物の組成が等しくなる現象。このとき,沸点は純物質のように一定の温度を示す。

きょうふてつがく

きょうふてつがく ケウ― [5][4] 【教父哲学】
〔patristic philosophy〕
教父の思想体系。ローマ文化の中でキリスト教を弁護し,異端に反論し,キリスト教教理の形成に貢献した。ギリシャ哲学(特にプラトン哲学)を警戒する立場とそれによって積極的にキリスト教的真理の解釈・体系化を試みる立場とがある。

きょうぶ

きょうぶ [1] 【胸部】
(1)体の胸の部分。
(2)呼吸器。「―疾患」

きょうぶ

きょうぶ【胸部】
the breast;→英和
the chest (胸郭).→英和
胸部疾患 a chest disease[trouble].

きょうぶきょう

きょうぶきょう ケウブキヤウ [3][0] 【教部卿】
教部省の長官。

きょうぶく

きょうぶく キヤウ― 【軽服】
〔「きょう」は呉音〕
遠い親戚の者の死によって着る喪服。
⇔重服(ジユウブク)
「后の宮の御―のほど/源氏(蜻蛉)」

きょうぶしょう

きょうぶしょう ケウブシヤウ [3] 【教部省】
1872年(明治5)国民教化を目的に設置された官庁。神道・仏教の教義・教派,社寺の廃立,神官・僧侶の任命・昇叙などをつかさどった。77年に廃止され,内務省に移管された。

きょうぶだいどうみゃく

きょうぶだいどうみゃく [6] 【胸部大動脈】
心臓から躯幹(クカン)・下肢に血液を送る下行大動脈のうち,胸部を走行する部分の称。
→大動脈

きょうぶん

きょうぶん [0] 【凶聞】
凶事の知らせ。凶報。

きょうぶん

きょうぶん キヤウ― [0] 【狂文】
江戸中期に始まる戯文。漢文体に当時の俗語を交えて,世相・風俗を滑稽に表現したもの。当時,知識人の間に広がった文人趣味と,狂詩の流行に伴って栄え,江戸戯作の展開に影響を与えた。

きょうへい

きょうへい キヤウ― [0] 【郷兵】
その土地の民間人を集めて訓練し,その地を防衛する兵としたもの。

きょうへい

きょうへい キヤウ― [0] 【強兵】
(1)戦争に強い兵または軍隊。
(2)軍事力を増強すること。「富国―」

きょうへい

きょうへい ケウ― [0] 【矯弊】
よくない風俗を改めること。矯風。

きょうへき

きょうへき【胸壁】
a parapet (城の).→英和

きょうへき

きょうへき [0] 【胸壁】
(1)「胸墻(キヨウシヨウ)」に同じ。
(2)パラペットに同じ。
(3)胸部の外壁。

きょうへん

きょうへん [0] 【凶変・兇変】
悪い出来事。不吉な変事。

きょうへん

きょうへん【凶変】
a calamity;→英和
(an) assassination (暗殺).

きょうへん

きょうへん [0] 【共編】 (名)スル
共同で書物などを編集すること。また,編集したもの。

きょうへん

きょうへん【共編】
coeditorship.共編者 a coeditor.

きょうべん

きょうべん キヤウ― [0] 【強弁】 (名)スル
道理の通らないことを無理に言い張ること。「如何に―するも…非難を免れない/此一戦(広徳)」

きょうべん

きょうべん【教鞭をとる】
teach at (a) school; <米> teach school.

きょうべん

きょうべん ケウ― [0] 【教鞭】
講義などの際に教師が持つ鞭(ムチ)。

きょうべん=を執(ト)る

――を執(ト)・る
教師になって生徒を教える。教職につく。

きょうほ

きょうほ【競歩】
a walking race;a <40 kilometer> walk.→英和

きょうほ

きょうほ キヤウ― [1] 【競歩】
陸上競技の一。左右いずれかの足が常に地面に着いていて,かつ,着地足はかかとからつま先まで順に地面に接し,その間に少なくとも一瞬は脚をまっすぐに伸ばして,できるだけ早く歩く競技。

きょうほ

きょうほ キヤウ― [1] 【匡輔】
「匡弼(キヨウヒツ)」に同じ。

きょうほう

きょうほう キヤウ― [0] 【襁褓】
〔「きょうほ」とも〕
(1)赤子を包む布。産着。「―のなかに包まれて衣帯を正しうせざしかども/平家 4」
(2)おしめ。おむつ。
(3)赤子のこと。

きょうほう

きょうほう キヤウホウ 【享保】
江戸時代の年号(1716.6.22-1736.4.28)。正徳の後,元文の前。中御門(ナカミカド)・桜町天皇の代。将軍は徳川吉宗。きょうほ。

きょうほう

きょうほう [0] 【凶報】
(1)悪い知らせ。
⇔吉報
(2)死去の知らせ。

きょうほう

きょうほう【凶報】
bad news.

きょうほう

きょうほう [0] 【教法】
□一□〔歴史的仮名遣い「けうはふ」〕
教え方。
□二□〔歴史的仮名遣い「けうほふ」〕
〔仏〕
〔古くは「きょうぼう」〕
仏の教え。「四明の―を此の所にひろめ給ひしより/平家 2」

きょうほうきん

きょうほうきん キヤウホウ― [0] 【享保金】
江戸幕府が享保年間に鋳造した,良質の大判金・小判金・一分判金の総称。金位は慶長金に同じく,久竹の極印がある。1736年まで発行した。

きょうほうぎん

きょうほうぎん キヤウホウ― [0] 【享保銀】
江戸幕府が正徳・享保年間(1711-1736)に鋳造した良質の丁銀・豆板銀の総称。1736年まで発行した。

きょうほうじゃく

きょうほうじゃく キヤウホウ― [3] 【享保尺】
享保年間,徳川吉宗が紀州熊野神社の古尺を写して天文観測に用いたと伝えられる尺。一尺は30.363センチメートル。
→又四郎尺
→折衷(セツチユウ)尺

きょうほうのかいかく

きょうほうのかいかく キヤウホウ― 【享保の改革】
将軍徳川吉宗が幕藩体制の安定と強化のため,その在任期間(1716-1745)を通じて行なった諸改革。幕政機構の再編,法制の立て直し,都市商業資本の統制,上米(アゲマイ)の制,定免制による年貢徴収の強化,新田開発,甘藷(カンシヨ)など新作物栽培の奨励,米価の安定,通貨の統一,目安箱の設置など。寛政・天保の両改革とともに幕府の三大改革の一。

きょうほうのききん

きょうほうのききん キヤウホウ― 【享保の飢饉】
1732年(享保17),長雨とイナゴの大発生によって稲作が大損害を受け,伊勢・近江以西の西国に起こった大飢饉。米価は四,五倍に騰貴し,飢民は二〇〇万人に達したという。

きょうほん

きょうほん【狂奔する】
busy oneself <about> ;make desperate efforts <to do> .

きょうほん

きょうほん キヤウ― [0] 【狂奔】 (名)スル
(1)狂ったように走りまわること。「髪を乱して路上を―すること恰も疾風の如く/八十日間世界一周(忠之助)」
(2)ある目的のために熱心に奔走すること。「売り上げ増加に―する」

きょうほん

きょうほん【教本】
a textbook.→英和

きょうほん

きょうほん キヤウ― [0] 【経本】
経文を書いた本。経典。

きょうほん

きょうほん ケウ― [0] 【教本】
教科書。教則本。「スキー―」

きょうぼ

きょうぼ ケウ― [1] 【教母】
教護院で指導にあたる職員。

きょうぼいん

きょうぼいん ケフ― [3] 【狭母音】
⇒せまぼいん(狭母音)

きょうぼう

きょうぼう【凶暴な】
brutal;→英和
ferocious.→英和
凶暴性 brutality;ferocity.→英和

きょうぼう

きょうぼう キヤウバウ [0] 【狂妄】 (名・形動)[文]ナリ
気違いじみて道理にはずれた行動をする・こと(さま)。きょうもう。「惑溺―なる者/明六雑誌 8」

きょうぼう

きょうぼう [0] 【共謀】 (名)スル
二人以上の者が相談して,多く悪事などをたくらむこと。「―して詐欺をはたらく」

きょうぼう

きょうぼう ケウバウ [0] 【教坊】
(1)遊芸を見せる所。「伊太利の名妓技を―に演ず/佳人之奇遇(散士)」
(2)中国で,唐代以後宮廷におかれ,音楽や歌舞をつかさどった役所。

きょうぼう

きょうぼう キヤウ― [0] 【狂暴】 (名・形動)[文]ナリ
気が違ったように暴れる・こと(さま)。「酒を飲むと―になる」「―なおこない」
[派生] ――さ(名)

きょうぼう

きょうぼう【共謀(者)】
conspiracy (a conspirator,an accomplice).→英和
〜する conspire <with> .→英和
…と〜して in conspiracy <with> .

きょうぼう

きょうぼう キヤウ― [0] 【強暴】 (名・形動)スル[文]ナリ
(1)強く荒々しいこと。また,その人やそのさま。「―なる斯波多(スパルタ)に争抗し/経国美談(竜渓)」
(2)強迫して乱暴すること。「他の―を防ぐ/文明論之概略(諭吉)」

きょうぼう

きょうぼう [0] 【凶暴・兇暴】 (名・形動)[文]ナリ
性質が悪く行動が荒々しいこと。凶悪で乱暴なこと。また,そのさま。「―な性格」「―性をあらわす」
[派生] ――さ(名)

きょうぼうきょうどうせいはん

きょうぼうきょうどうせいはん [9] 【共謀共同正犯】
犯罪を共謀したが,犯罪の実行を分担しなかったこと。共同正犯の責めを負うか否かで学説が分かれる。
→共同謀議

きょうぼく

きょうぼく ケウ― [0] 【梟木】
さらし首をのせる木。獄門台。

きょうぼく

きょうぼく【喬木】
a (tall) tree.

きょうぼく

きょうぼく ケウ― [0] 【喬木】
「高木(コウボク)」に同じ。
⇔灌木(カンボク)

きょうま

きょうま キヤウ― [0] 【京間】
建築における柱間の基準寸法で,一間を六尺五寸(約1.97メートル)とするもの。畳割りでは,六・三尺(1.90メートル)と三・一五尺(0.95メートル)とするもの。近畿地方以西で行われる。大間(オオマ)。
→田舎間

きょうまい

きょうまい キヤウマヒ [0] 【京舞】
上方(カミガタ)舞の一。京都で発達した座敷舞で,主に地歌を地に用い,繊細優美な手振りが特徴。能の影響が強い。井上・篠塚などの各流派がある。

きょうまく

きょうまく [0][1] キヤウ― 【強膜】 ・ キヨウ― 【鞏膜】
眼球の外壁の後方大部分を形成し,前方で角膜につながる白色の丈夫な膜。膠原(コウゲン)繊維と弾性繊維に富む。

きょうまく

きょうまく [0][1] 【胸膜】
横隔膜によって胸腔と腹腔が分かれている高等脊椎動物において,肺の表面と胸壁の内面をおおう膜。この二重の膜で形成される腔所を胸膜腔という。肋膜。

きょうまく

きょうまく ケフ― [0] 【莢膜】
(1)細菌の外側にある多糖類の厚い層。ゼリー質または粘性で,菌種や型によって異なる抗原性を示す。
(2)卵巣の卵胞をつつむ結合組織の層。外莢膜と内莢膜とからなり,内莢膜は黄体の形成に関与し,発情ホルモンを分泌する。

きょうまく

きょうまく【胸膜】
《解》the pleura.→英和
胸膜炎 pleurisy.→英和

きょうまくえん

きょうまくえん キヤウ―・キヨウ― [4] 【強膜炎・鞏膜炎】
強膜の炎症。強膜前面に充血・疼痛(トウツウ)・膨隆などを起こす。結核・リューマチ・膠原(コウゲン)病などが原因。

きょうまくえん

きょうまくえん [4] 【胸膜炎】
胸膜の炎症。一般に,発熱・咳(セキ),吸気時に強くなる胸痛などの症状をみる。胸膜腔に滲出液(シンシユツエキ)がたまる湿性胸膜炎と滲出液をみない乾性胸膜炎がある。肋膜(ロクマク)炎。

きょうます

きょうます キヤウ― [0] 【京枡】
太閤検地の際,秀吉が石盛の基準に使用し全国に普及した枡。1669年(寛文9)江戸幕府が公定枡として採用。方四寸九分(約15センチメートル),深さ二寸七分(約8センチメートル)とした。明治政府もこれを引き継いだが,1964年(昭和39)メートル法実施で終焉。

きょうまん

きょうまん キヤウ― 【軽慢】 (名)スル
〔「きょう」は「軽」の呉音〕
人をばかにして,おごりたかぶること。人をあなどること。「仰(アオノキ)に倒れ笑ひ―す/太平記 35」

きょうまん

きょうまん ケウ― [0] 【驕慢・憍慢】 (名・形動)[文]ナリ
おごりたかぶって相手をあなどり,勝手気ままにふるまう・こと(さま)。「冷刻な―な光をその眸から射出した/或る女(武郎)」
[派生] ――さ(名)

きょうまん

きょうまん【驕慢な】
proud;→英和
haughty.→英和

きょうみ

きょうみ [1] 【興味】
(1)物事に心がひかれおもしろいと感じること。おもしろみ。おもむき。「―を覚える」「―をもつ」「―をひかれる」
(2)〔教・心〕 ある対象に対して特別の関心・注意を向ける心的傾向。

きょうみ

きょうみ【興味】
(an) interest.→英和
〜のある(ない) (un)interesting.→英和
〜をもつ be interested[take (an) interest] <in> .〜を失う lose interest <in> .興味津々 very interesting.興味本位に for amusement.

きょうみざい

きょうみざい ケウミ― [3] 【矯味剤】
苦い薬物に添加して飲みやすくするもの。糖類がよく用いられる。
→矯正剤

きょうみしんしん

きょうみしんしん [1] 【興味津津】 (ト|タル)[文]形動タリ
興味が尽きないさま。あとからあとから興味がわくさま。「今後の展開には―たるものがある」

きょうみぶかい

きょうみぶか・い [5] 【興味深い】 (形)[文]ク きようみぶか・し
〔「きょうみふかい」とも〕
大変おもしろく心がひかれる。関心がもたれる。興味が深い。「―・い問題」

きょうみほんい

きょうみほんい [4] 【興味本位】
おもしろいと思いさえすればよいという傾向。「―の記事」

きょうみょう

きょうみょう ケウミヤウ 【交名】
上申書などに,人名を書きつらねたもの。連名書。散状。交名注文。「内裏へまゐるべき武士の―を御自筆にしるしをかせ給ふ/保元(上)」

きょうみょう

きょうみょう キヤウミヤウ [0] 【狂名】
狂歌作者として用いる号。きょうめい。狂号。

きょうみん

きょうみん キヤウ― [0] 【郷民】
「ごうみん(郷民)」に同じ。

きょうむ

きょうむ【教務】
school affairs.教務課(主任) (the head of) the department of educational affairs.

きょうむ

きょうむ [1] 【凶夢】
不吉な夢。縁起の悪い夢。
⇔吉夢

きょうむ

きょうむ ケウ― [1] 【教務】
(1)学校で授業に直接関係する事務。教育事務。「―課」
(2)宗教上の事務。「―所」

きょうむしゅにん

きょうむしゅにん ケウ― [4] 【教務主任】
小・中・高の学校で,教育課程や学校行事の企画・運営などを総合的な立場から指導する教員。

きょうむてちょう

きょうむてちょう ケウ―チヤウ [4] 【教務手帳】
「閻魔帳(エンマチヨウ){(2)}」の正式な名称。

きょうむらさき

きょうむらさき キヤウ― [4] 【京紫】
赤みがかった紫色。江戸時代,京都で染め出された。
〔一説に,青みがかった紫色とする〕
→江戸紫

きょうめい

きょうめい【共鳴】
sympathy (共感);→英和
resonance (音響).→英和
〜する sympathize <with> ;→英和
agree <with a person,to a person's opinion> .→英和
‖共鳴者 a sympathizer.

きょうめい

きょうめい ケウ― [0] 【教命】
「令旨(リヨウジ)」に同じ。

きょうめい

きょうめい [0] 【共鳴】 (名)スル
(1)振動体や電気振動回路などに固有振動数と等しい振動を外部から加えたとき,大きい振幅で振動すること。電気振動の場合は共振という場合が多い。ともなり。
(2)ある物質の化学結合が,いくつかの結合構造の混成体として成り立っていること。アメリカのポーリングが,化合物の物理化学的性質を説明する際に用いた概念。
(3)他者の行動や思想などに深く同感すること。「ガンジーの非暴力主義に―する」

きょうめい

きょうめい ケウ― [0] 【嬌名】
色っぽいうわさ。なまめかしい評判が高いこと。「花柳界に―をうたわれる」

きょうめいき

きょうめいき [3] 【共鳴器】
特定の振動数の音にだけ共鳴するようにつくられた器。複合音の中から純音を拾い出す時などに用いられる。

きょうめいこう

きょうめいこう [3] 【共鳴腔】
声帯により発せられた声に共鳴を与える空洞で,咽頭(イントウ)・口腔・鼻腔からなる。

きょうめいせつ

きょうめいせつ [3] 【共鳴説】
ドイツのヘルムホルツが唱えた聴覚の学説。コルティ器官の下にある基底膜の弾力繊維を共鳴器と考え,各繊維が固有の振動数をもつ音の高さに共鳴するというもの。

きょうめいばこ

きょうめいばこ [3] 【共鳴箱】
共鳴器の一。箱形で箱と箱の中の空気が一定の振動数の音に共鳴するもの。

きょうめん

きょうめん キヤウ― [0] 【鏡面】
鏡・レンズなどの表面。

きょうめんやく

きょうめんやく キヤウ― [3] 【強綿薬】
硝酸セルロース(硝化綿)のうち,硝化の度合の強いもの。無煙火薬に用いる。強綿。

きょうもう

きょうもう [0] 【凶猛・兇猛】 (名・形動)[文]ナリ
荒々しく凶悪な・こと(さま)。「―なる敵の/此一戦(広徳)」

きょうもう

きょうもう キヤウマウ [0] 【狂妄】 (名・形動)[文]ナリ
「きょうぼう(狂妄)」に同じ。「斯くの如き―なる試験は/月世界旅行(勤)」

きょうもう

きょうもう キヤウマウ [0] 【強猛】 (名・形動)[文]ナリ
強くたけだけしい・こと(さま)。

きょうもの

きょうもの キヤウ― [0] 【京物】
(1)京都から産出する品物。
(2)慶長(1596-1615)以後,京都に住んだ刀鍛冶が鍛えた新刀の総称。

きょうもん

きょうもん ケウ― [0] 【教門】
(1)仏の教え。仏教。
(2)ある宗派の教え。宗旨。

きょうもん

きょうもん キヤウ― [0] 【経文】
(1)仏教の経典の文章。
(2)仏教の経典。お経。
(3)信者によって信仰されている宗教的な言葉や書物。

きょうもん

きょうもん【経文】
the Buddhist scriptures;a sutra.→英和

きょうもん

きょうもん [0] 【拱門】
アーチ形に造った門。

きょうやき

きょうやき キヤウ― [0] 【京焼】
京都で産出する陶磁器の総称。桃山時代におこり,粟田口焼・御室(オムロ)焼・清水(キヨミズ)焼・音羽焼など種々あるが,江戸初期,野々村仁清・尾形乾山らにより大成された色絵陶器は特に名高い。

きょうやく

きょうやく [0] 【共役・共軛】
(1)〔数〕 ある関係にある二つの点・線・数などにおいて,二つを入れかえても,その性質に変化が起こらないような二つのものどうしの関係。
(2)「カップリング{(3)}」に同じ。

きょうやく

きょうやく ケフ― [0] 【協約】 (名)スル
(1)協議して約束すること。また,その約束。
(2)個人と団体,あるいは団体相互の間の交渉や協議によって結ばれた契約。取り決め。「労働―」
(3)条約の一形式。本質も効力も条約と同じ。文化的内容のものや立法的なものに多い。

きょうやく

きょうやく【共訳の】
jointly translated <by> .

きょうやく

きょうやく【協約】
⇒協定.

きょうやく

きょうやく [0] 【共訳】 (名)スル
二人以上の人が共同して翻訳すること。「聖書を―する」

きょうやく

きょうやく キヤウ― [0] 【狂薬】
酒の異名。きちがいみず。

きょうやく

きょうやく ケウ― 【交易】
〔呉音〕
「こうえき(交易)」に同じ。「唐物の―し給ひて/宇津保(初秋)」

きょうやくうんどう

きょうやくうんどう [5] 【共役運動】
両眼が一つの眼のように連携を保って上下左右に動く運動。左右の動眼筋群が緊密に連合して働くためとされる。

きょうやくかく

きょうやくかく [4][3] 【共役角】
〔数〕 頂点と二辺を共有し,向かいあっている二つの角。
共役角[図]

きょうやくけんぽう

きょうやくけんぽう ケフ―パフ [5] 【協約憲法】
⇒協定憲法(キヨウテイケンポウ)

きょうやくこ

きょうやくこ [4][3] 【共役弧】
〔数〕 円周上の二点で分けられた二つの弧。その和は全円周になる。

きょうやくしょ

きょうやくしょ ケフ― [0][5] 【協約書】
相談して取り決めたことを記した書類。

きょうやくてん

きょうやくてん [4][3] 【共役点】
〔数〕 一つの線分を同じ比に内分する点と外分する点。

きょうやくにじゅうけつごう

きょうやくにじゅうけつごう [8] 【共役二重結合】
〔化〕 二個以上の二重結合が,それらの間に単結合を一個ずつはさんで,つながってできた結合。ブタジエン・シクロペンタジエンなどにみられる。二重結合にはさまれた単結合は,二重結合としての性質を帯びていて,単結合と二重結合との中間の性質を帯びる。

きょうやくふかのうせい

きょうやくふかのうせい [0] 【共約不可能性】
〔incommensurability〕
〔哲〕 アメリカの科学史家クーンが提唱した科学論上の概念。異なるパラダイムに属する科学理論の間には,両者の優劣を比較する共通の尺度は存在しないとする説。科学は連続的に進歩するという通念に打撃を与えた。通約不可能性。
→パラダイム

きょうやくふくそすう

きょうやくふくそすう [7] 【共役複素数】
〔数〕 二つの複素数 �+�� と �−�� との間の関係をいう語。ガウス平面において,共役関係にある複素数を表す点は実軸に関して対称である。

きょうゆ

きょうゆ【教諭】
a teacher.→英和

きょうゆ

きょうゆ ケウ― [0] 【教諭・教喩】 (名)スル
(1)おしえさとすこと。「正道を説き人に―す/花柳春話(純一郎)」
(2)教育職員免許法に基づく普通免許をもち,学校教育に従事する者。小・中・高の学校,盲学校,聾学校,養護学校および幼稚園の正教員。旧制では,中等学校の正教員。

きょうゆう

きょうゆう ケウ― [0] 【梟勇】
残忍で強いこと。また,その人。

きょうゆう

きょうゆう ケフ― [0] 【侠勇】
侠気があって勇ましいこと。また,その人。

きょうゆう

きょうゆう ケウ― [0] 【梟雄】
残忍で強い人。「乱世の―」「僅(ワズ)か一人(イチニン)の―をおぢ畏れて/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」

きょうゆう

きょうゆう キヤウイウ [0] 【強誘】 (名)スル
強引に誘うこと。「折々朋友を―して,貸坐敷なぞへ出掛て/当世書生気質(逍遥)」

きょうゆう

きょうゆう [0] 【洶湧・洶涌】 (ト|タル)[文]形動タリ
水が勢いよくわき出るさま。波の立ち騒ぐさま。きょうよう。「早川の―として風雨の如くなるを聞くのみ/雪中梅(鉄腸)」

きょうゆう

きょうゆう キヤウイウ [0] 【享有】 (名)スル
(権利や能力などを)生まれながらもっていること。「生命の泉源なるものは,果して吾人々類の―する者なりや/内部生命論(透谷)」

きょうゆう

きょうゆう【共有】
joint[common]ownership.〜する own jointly.‖共有地 a common.共有物 common property (財産).

きょうゆう

きょうゆう キヤウ― [0] 【郷勇】
中国,清代末に地方官僚や郷紳が集めた臨時の軍隊。白蓮(ビヤクレン)教徒の乱に活用され,太平天国鎮圧の主力となった。

きょうゆう

きょうゆう キヤウイウ [0] 【郷友】
ふるさとの友。同郷の友。

きょうゆう

きょうゆう [0] 【共有】 (名)スル
(1)複数の人または団体が一つの物を共同で所有すること。
⇔専有
(2)〔法〕 共同所有の一形態。複数の者が同一物の所有権を量的に分有すること。
→共同所有

きょうゆう

きょうゆう【享有する】
enjoy;→英和
possess.→英和

きょうゆう

きょうゆう キヤウ― [0] 【強勇】 (名・形動)[文]ナリ
強く勇ましいこと。また,その人やさま。「尚ほ―なる四千有余の戍兵(ジユヘイ)あり/経国美談(竜渓)」

きょうゆう

きょうゆう キヤウイフ [0] 【郷邑】
村里。むら。

きょうゆうけつごう

きょうゆうけつごう [5] 【共有結合】
〔化〕 二個以上の原子が互いに電子を提供し合ってできた電子対を共有することにより形成される化学結合。二対・三対の電子が共有された場合はそれぞれ二重結合・三重結合となる。有機化合物および無機非金属化合物などにみられる。
→イオン結合
→金属結合

きょうゆうけん

きょうゆうけん [3] 【共有権】
共有物に対して各共有者がもっている権利。持分権。

きょうゆうこんごうぶつ

きょうゆうこんごうぶつ [7] 【共融混合物】
共融点を示すような混合物。
→共晶
→共析晶

きょうゆうざいさん

きょうゆうざいさん [5] 【共有財産】
複数の人または団体が共同で所有する財産。

きょうゆうち

きょうゆうち [3] 【共有地】
複数の人または団体が共同で所有する土地。共同地。

きょうゆうてん

きょうゆうてん [3] 【共融点】
多成分の混合液体を冷却していく際,各成分物質が同時に析出し始め,以後,純物質のように,析出し終わるまで一定の温度に保たれることがある。この温度を共融点という。

きょうゆうでんたい

きょうゆうでんたい キヤウイウデンタイ [0] 【強誘電体】
外から電場をかけなくても,電気分極をあらわす性質(自発分極)をもつ物質。チタン酸バリウム・ロッシェル塩など。圧電効果を示すので,音響機器などの回路素子に用いる。

きょうゆうぶつ

きょうゆうぶつ [3] 【共有物】
複数の人または団体が共同で所有する物件。

きょうゆうりん

きょうゆうりん [3] 【共有林】
所有者が複数名の私有林。多くは集落の旧入会林。

きょうゆじょ

きょうゆじょ ケウ― [0][4] 【教諭所】
江戸中期以降におこった庶民の教育機関。藩や民間で設立した郷学(ゴウガク)が兼ねることが多かった。

きょうよ

きょうよ [1] 【供与】 (名)スル
物や利益を提供し,与えること。「米軍から―された武器」

きょうよ

きょうよ【供与する】
give.→英和
賄賂(わいろ)を〜する bribe <a person> .→英和

きょうよう

きょうよう [0] 【共用】 (名)スル
二人以上の人が共同で使用すること。
⇔専用
「台所を―する」

きょうよう

きょうよう ケウヤウ 【孝養】
(1)親に孝行を尽くすこと。こうよう。「いと―の心深く/源氏(常夏)」
(2)亡くなった人,特に亡くなった親のために後世菩提を弔うこと。供養。「堂塔をもたて―をもすべからず/平家 6」

きょうよう

きょうよう キヤウ― [0] 【享用】 (名)スル
受け入れ用いること。「快楽を―するの才/自由之理(正直)」

きょうよう

きょうよう ケウヤウ [0] 【教養】 (名)スル
(1)おしえそだてること。「父は其子を―するの勤労を免かれ/民約論(徳)」
(2)社会人として必要な広い文化的な知識。また,それによって養われた品位。「―を身につける」
(3)〔英 culture; (ドイツ) Bildung〕
単なる知識ではなく,人間がその素質を精神的・全人的に開化・発展させるために学び養われる学問や芸術など。

きょうよう

きょうよう [0] 【供用】 (名)スル
使用に供すること。多くの人が使えるようにすること。

きょうよう

きょうよう【強要する】
force;→英和
demand forcibly.

きょうよう

きょうよう【共用(の)】
(for) common use.

きょうよう

きょうよう【教養】
culture;→英和
education.→英和
〜のある(ない) (un)cultured;→英和
(un)educated.→英和
‖教養学科(課程) cultural subjects (the general culture course).教養番組 an educational program.一般教養 a liberal education.

きょうよう

きょうよう キヤウエウ [0] 【強要】 (名)スル
強制的に要求すること。無理強いをすること。「寄付を―する」

きょうようざい

きょうようざい キヤウエウ― [3] 【強要罪】
⇒強制罪(キヨウセイザイ)

きょうようしょうせつ

きょうようしょうせつ ケウヤウセウ― [5] 【教養小説】
〔(ドイツ) Bildungsroman〕
主人公のさまざまな体験による自己形成の過程を描いた小説。ドイツ文学の伝統の一。ゲーテの「ウィルヘルム=マイスター」など。発展小説。

きょうようは

きょうようは ケウヤウ― [0] 【教養派】
阿部次郎・安倍能成・小宮豊隆・寺田寅彦ら,漱石門下を中心とした大正期の教養主義的傾向の人々のこと。

きょうようぶ

きょうようぶ ケウヤウ― [3] 【教養部】
四年制大学で,主として一般教育を行うための教育組織。専門の学部から独立しておかれ,初めの二年または一年半,学生が在籍する。

きょうようぶぶん

きょうようぶぶん [5] 【共用部分】
〔法〕 分譲マンションなどの区分所有建物における,各区分所有者の占有部分に属さない建物の部分(廊下・階段等),占有部分に属さない建物の付属物(配管等),規約により共有部分とされた付属の建物(物置・車庫等)。原則として区分所有者全員の共有である。

きょうようりんや

きょうようりんや [5] 【共用林野】
国有林野で,契約により地元住民に林野副産物の採取利用や牛馬の放牧を認めている林野。

きょうようれんが

きょうようれんが [5] 【拱用煉瓦】
アーチの目地(メジ)に使う楔(クサビ)形の煉瓦。

きょうよく

きょうよく キヤウ― [0] 【匡翼】 (名)スル
ただし,たすけること。

きょうよみ

きょうよみ キヤウ― [0][4] 【経読み】
(1)お経を読むこと。
(2)僧侶・法師の異名。
(3)「経読み鳥」の略。

きょうよみどり

きょうよみどり キヤウ― [4] 【経読み鳥】
〔鳴き声を「法華経」と聞き取って〕
ウグイスの異名。経読み。経読む鳥。

きょうよむとり

きょうよむとり キヤウヨム― 【経読む鳥】
「経読み鳥」に同じ。

きょうらい

きょうらい キヤウ― 【向来】
従来。以前から。これまで。こうらい。
⇔向後(キヨウコウ)

きょうらい

きょうらい キヤウ― 【敬礼】
(1)神・僧を敬い拝むこと。
→けいれい(敬礼)
(2)祈願する際に神仏の名に冠して唱える語。「―熊野権現(ユヤゴンゲン)/平治(上)」

きょうらく

きょうらく キヤウ― [0] 【京洛】
みやこ。けいらく。

きょうらく

きょうらく キヤウ― [0] 【競落】 (名)スル
競売になったものをせりおとすこと。
〔「けいらく」は法曹界での読み〕

きょうらく

きょうらく【享楽】
enjoyment.〜する enjoy <life> .→英和
‖享楽主義(者) epicurism (an epicure(an)).

きょうらく

きょうらく キヤウ― [0] 【享楽】 (名)スル
快楽を味わうこと。「―にふける」「人生を―する」

きょうらくしゅぎ

きょうらくしゅぎ キヤウ― [5] 【享楽主義】
快楽を人生の目的として,これを追求する生き方。苦労を避け,安楽に生を楽しもうとする態度。快楽主義。

きょうらくてき

きょうらくてき キヤウ― [0] 【享楽的】 (形動)
快楽の追求を第一に考えるさま。「―な生活を送る」

きょうらん

きょうらん キヤウ― [0] 【狂瀾】
(1)荒れ狂う大波。
(2)ひどく荒れ乱れて手のほどこしようもない情勢。

きょうらん

きょうらん キヤウ― [0] 【狂乱】 (名)スル
(1)気が狂って普通ではない状態になること。
(2)比喩的に,物事が異常な状態であること。「―物価」
(3)演劇で,物狂いの所作。狂乱物。

きょうらん

きょうらん [0] 【凶乱・兇乱】
凶悪な反乱。「―を鎮める」

きょうらん

きょうらん [0] 【供覧】
多くの人に見せるようにすること。

きょうらん

きょうらん【狂乱】
madness;frenzy.→英和
〜する become frantic.半〜で frantically.→英和
狂乱物価 skyrocketing prices.

きょうらん=を既倒(キトウ)に廻(メグ)らす

――を既倒(キトウ)に廻(メグ)らす
〔韓愈「進学解」による。砕けかけた大波をもとへ押し返す意〕
すっかり悪くなった形勢を,再びもとに回復させる。敗勢を挽回(バンカイ)する。回瀾を既倒に反(カエ)す。狂瀾を既倒に反(カエ)す。回瀾。

きょうらんどとう

きょうらんどとう キヤウ―タウ [0] 【狂瀾怒濤】
荒れ狂う大波。はげしい荒波。「―の勢い」

きょうらんもの

きょうらんもの キヤウ― [0] 【狂乱物】
能・狂言や歌舞伎舞踊で狂乱を題材とした演目。能の「隅田川」,狂言の「枕物狂」,歌舞伎舞踊の「保名」など。

きょうり

きょうり【郷里】
one's home[birthplace,native country,native town].〜へ帰る(手紙を出す) go (write) home.

きょうり

きょうり キヤウ― [1] 【郷里】
(1)自分の生まれ育った所。故郷。ふるさと。
(2)むらざと。いなか。

きょうり

きょうり [1] 【胸裏・胸裡】
心の中。胸中。

きょうり

きょうり ケウ― [1] 【教理】
真理とされている宗教上の教え。また,その体系。教義。「カトリック教会の―」

きょうり

きょうり【胸裡に秘める】
keep <a secret> to oneself.

きょうり

きょうり【教理】
a doctrine.→英和

きょうり

きょうり キヤウ― [1] 【鏡裏・鏡裡】
(1)物の映った鏡のうち。鏡の中。
(2)鏡のうら。

きょうりきこ

きょうりきこ キヤウリキ― 【強力粉】
タンパク質・グルテンが多く,粘りけの強い小麦粉。パンやマカロニに用いる。

きょうりつ

きょうりつ【共立の】
joint;→英和
common.→英和

きょうりつ

きょうりつ [0] 【共立】 (名)スル
(1)複数のものが並び立つこと。並立。
(2)複数の人が共同で設立すること。

きょうりつじょしだいがく

きょうりつじょしだいがく 【共立女子大学】
私立大学の一。共立女子職業学校を源とし,1925年(大正14)創立の共立女子専門学校を母体に,49年(昭和24)設立。本部は東京都千代田区。

きょうりつやっかだいがく

きょうりつやっかだいがく 【共立薬科大学】
私立大学の一。1930年(昭和5)創立の共立女子薬学専門学校を前身とし,49年設立。本部は東京都港区。

きょうりつろん

きょうりつろん キヤウ― [0][1][1] 【経律論】
〔仏〕 経典と戒律と論議。三蔵。

きょうりもんどうしょ

きょうりもんどうしょ ケウ―モンダフ― [0][8] 【教理問答書】
⇒カテキズム

きょうりゃく

きょうりゃく ケフ― [0] 【劫掠・劫略】
⇒ごうりゃく(劫掠)

きょうりゅう

きょうりゅう【恐竜】
a dinosaur.→英和

きょうりゅう

きょうりゅう [0] 【恐竜】
中生代に栄え,絶滅した巨大な爬虫類の一種。骨格の化石が発見されている。肉食性と草食性とがあり,白亜紀の草食性のものには体長35メートル,体重75トンに及ぶものもあった。

きょうりょ

きょうりょ キヤウ― [1] 【郷閭】
〔「閭」は門の意〕
郷里。

きょうりょう

きょうりょう [0] 【凶漁】
ひどい不漁。
⇔豊漁

きょうりょう

きょうりょう キヤウレウ [0][1] 【経料】
読経の礼として僧侶に布施する金銭。読経料。お経料。

きょうりょう

きょうりょう【橋梁】
a bridge.→英和

きょうりょう

きょうりょう【狭量な】
narrow-minded.

きょうりょう

きょうりょう ケウリヤウ [0] 【橋梁】
橋。

きょうりょう

きょうりょう ケウリヤウ 【校量・較量】 (名)スル
ある物事をもとにして他の物事をおしはかること。こうりょう。「これを以つて―し給へ/義経記 6」

きょうりょう

きょうりょう ケフリヤウ [0] 【狭量】 (名・形動)[文]ナリ
一つの考えにとらわれ,異なる考えを受け入れられない・こと(さま)。度量の小さいさま。心のせまいさま。
⇔広量
「―な人」「―な考え」
[派生] ――さ(名)

きょうりょうは

きょうりょうは キヤウリヨウ― 【竟陵派】
中国,明末の詩派の一。湖北省竟陵の鍾惺(シヨウセイ)と譚元春(タンゲンシユン)の両者が公安派に対抗して自由な作詩を主張し,難解な詩を作った。その詩体を鍾譚体という。

きょうりょく

きょうりょく【強力な】
powerful;→英和
strong.→英和

きょうりょく

きょうりょく【協力】
cooperation;joint efforts.〜する cooperate <with> ;→英和
join forces <with> .〜して in cooperation[collaboration] <with> .‖協力者 a cooperator;a collaborator.

きょうりょく

きょうりょく キヤウ― [0] 【強力】 (名・形動)[文]ナリ
力や作用が強い・こと(さま)。「―な打撃力」「改革を―に押し進める」
[派生] ――さ(名)

きょうりょく

きょうりょく ケフ― [0] 【協力】 (名)スル
ある目的に向かって力を合わせること。「事業に―する」「―を惜しまない」

きょうりん

きょうりん キヤウ― [0] 【杏林】
(1)アンズの林。
(2)〔廬山(ロザン)の仙人董奉(トウホウ)が,人を治療しても礼金を取らず,治った者に記念としてアンズの木を植えさせたところ,数年にしてアンズの林ができたという「神仙伝」の故事から〕
医者の美称。

きょうりん

きょうりん ケウ― [0] 【喬林】
喬木の林。

きょうりんだいがく

きょうりんだいがく キヤウ― 【杏林大学】
私立大学の一。1970年(昭和45)設立。本部は三鷹市。

きょうれい

きょうれい ケウ― [0] 【教令】 (名)スル
(1)教えいましめて命ずること。
(2)儀式などの規定。

きょうれつ

きょうれつ【強烈な】
intense;→英和
loud <color> .→英和

きょうれつ

きょうれつ キヤウ― [0] 【強烈】 (形動)[文]ナリ
力や作用が強くてはげしいさま。「―な印象」「―なパンチ」
[派生] ――さ(名)

きょうれん

きょうれん【教練】
(military) drill.→英和

きょうれん

きょうれん キヤウ― [0] 【狂恋】
狂ったような激しい恋。

きょうれん

きょうれん ケウ― [1] 【教練】 (名)スル
(1)教えならすこと。「善く―したる才能は/西国立志編(正直)」
(2)旧軍隊で,戦闘訓練のこと。
(3)終戦まで,学校で行われた軍事訓練。

きょうろ

きょうろ キヤウ― [0] 【京呂】
和風小屋組の一。柱の上に軒桁(ノキゲタ)をのせ,その上に小屋梁(バリ)を架ける構造。京呂組。
⇔折置(オリオキ)

きょうろう

きょうろう [0] 【拱廊】
アーケード。

きょうろく

きょうろく キヤウロク 【享禄】
室町時代の年号(1528.8.20-1532.7.29)。大永の後,天文の前。後奈良天皇の代。

きょうろん

きょうろん キヤウ― [0] 【経論】
〔仏〕 仏の教えを記した経と,経の注釈書である論。

きょうわ

きょうわ ケフ― [0] 【協和・恊和】 (名)スル
〔明治初期には「きょうか」とも〕
(1)心を合わせなかよくすること。「互に尊敬し―して男女各自の天分を全くすべき真理/一隅より(晶子)」
(2)〔音〕 同時に発せられた,あるいは継続的な二つ以上の音がよく調和していること。どのような響き(あるいは音程)が協和とされるかは,時代や音楽様式によって変化。
→不協和

きょうわ

きょうわ キヤウワ 【享和】
江戸時代の年号(1801.2.5-1804.2.11)。寛政の後,文化の前。光格天皇の代。将軍は徳川家斉(イエナリ)。

きょうわ

きょうわ ケフワ 【協和】
(1)茨城県中央部,真壁(マカベ)郡の町。古代常陸国新治(ニイハリ)郡の中心地。
(2)秋田県中央部,仙北郡の町。荒川銀山があった。

きょうわ

きょうわ [0] 【共和】
複数の者がなかよく共同して事をなすこと。

きょうわ

きょうわ【共和国】
a republic.→英和
‖共和制 republicanism.共和政体 the republican form of government.共和党(員) the Republican Party (a Republican).

きょうわ

きょうわ【協和】
harmony;→英和
concord.→英和
協和音《楽》a consonance.→英和

きょうわい

きょうわい [0] 【供賄】 (名)スル
供応贈賄すること。「―の事実が確認された」

きょうわえんぜつじけん

きょうわえんぜつじけん 【共和演説事件】
1898年(明治31)に起きた第一次大隈内閣の文相尾崎行雄の舌禍事件。日本に共和政治が実現したら三井・三菱は大統領候補になるだろうと,当時の金権主義政治を批判した尾崎の発言が不敬とされ,尾崎は文相を辞任,内閣も総辞職した。

きょうわおん

きょうわおん ケフ― [3] 【協和音】
同時に鳴らした二つ以上の音が,よく調和して耳に快く聞こえるときの和音。和声理論では,完全協和音と不完全協和音とに区別する。
⇔不協和音

きょうわく

きょうわく キヤウ― 【狂惑】
心が狂い乱れていること。「やがて―になりて流されにき/愚管 6」

きょうわく

きょうわく キヤウ― [0] 【誑惑】 (名)スル
人をだましまどわすこと。「廉直の人を―することを得べけんや/民約論(徳)」

きょうわこく

きょうわこく [3] 【共和国】
共和制を原理とする国家。

きょうわせい

きょうわせい [0] 【共和制】
〔republic〕
世襲による君主制に対し,主権が複数者にある政治形態。国家元首や人民の代表者を間接・直接に選出し,主権が人民にある民主的共和制と,少数特権階級にのみ主権がある貴族的共和制・寡頭的共和制などがある。
→君主制

きょうわとう

きょうわとう [0] 【共和党】
民主党と並ぶアメリカ二大政党の一。1854年に成立。フェデラリストの流れをくみ,産業資本を擁護,北部商工業者や中産階級を基盤とする。

きょうわらべ

きょうわらべ キヤウ― 【京童】
⇒京童部(キヨウワラワベ)

きょうわらわ

きょうわらわ キヤウワラハ 【京童】
⇒京童部(キヨウワラワベ)

きょうわらわべ

きょうわらわべ キヤウワラハベ 【京童部】
(1)京都の子供。
(2)京都の若者たち。何かといえば騒ぎ出すので,口やかましい者の代表として用いる。きょうわらわ。きょうわらべ。きょうわらんべ。「陰陽師・かむなぎ・博打・―・嫗・翁召し集めて/宇津保(藤原君)」

きょうわれき

きょうわれき [3] 【共和暦】
⇒革命暦(カクメイレキ)

きょうわん

きょうわん ケフ― [0] 【峡湾】
⇒フィヨルド

きょえい

きょえい【虚栄】
<gratify one's> vanity.→英和
〜心(の強い) vanity (vain).

きょえい

きょえい [0] 【虚栄】
身分・地位・財産・実力などを実質以上にみせかけてそれを誇ること。みえ。

きょえいしん

きょえいしん [2] 【虚栄心】
みえを張りたがる気持ち。「―を満足させる」

きょえいのいち

きょえいのいち 【虚栄の市】
〔原題 Vanity Fair〕
サッカレーの小説。1847〜48年刊。二人の女性の対照的な生き方を軸に,ビクトリア朝社会の俗物性を風刺する。

きょえき

きょえき [0] 【巨益】
非常に大きな利益。巨利。

きょえん

きょえん 【許遠】
(709-757) 中国,唐代の武将・政治家。安史の乱に睢陽(スイヨウ)の太守として城を守り,反乱軍の江南進出を防いだが,援軍もなく兵糧も尽きて落城。捕らわれて処刑された。

きょえんかんかん

きょえんかんかん [4] 【居延漢簡】
中国甘粛省北部エチナ川下流域にある居延から発掘された木簡類。前漢から後漢にかけて匈奴の南進を防ぐ辺境基地があったところで,大部分は基地経営にかかわる公文書類。

きょおく

きょおく [1] 【巨億】
数量の非常に多いこと。「―の資本を投下する」
〔巨万よりも一段と意味が強い〕

きょおく

きょおく [1] 【居屋】
住まい。住む家。居宅。住宅。

きょか

きょか [1] 【許嫁】
結婚を許可すること。また,いいなずけ。

きょか

きょか [1] 【許可】 (名)スル
(1)(目上や公的な立場から)願いを許すこと。「出席を―する」
(2)〔法〕 法令により一般的に禁止されている行為を,行政機関が特定の場合に解除し,適法に行えるようにすること。免許。「―書」「―証」
(3)〔法〕「特許{(1)}」に同じ。「ガス事業の―」
(4)「認可{(2)}」に同じ。「農地売買の―」

きょか

きょか【許可】
permission;→英和
leave;→英和
approval;→英和
admission;→英和
license.→英和
〜する permit;→英和
allow;→英和
give leave <to> ;admit.→英和
〜を乞う ask permission <of a person,to do> .‖許可証(制) a license (system).

きょか

きょか [1] 【挙家】
家じゅう残らず。全家。

きょか

きょか [1] 【炬火】
たいまつ。かがり火。トーチ。

きょか

きょか [1] 【挙火】
(1)〔「かまど」に火を燃やす意〕
生計をたてること。生活すること。
(2)昔,朝鮮で行われた直訴の方法。首都,漢城の南山で烽火(ホウカ)をあげることによってその意思を示したもの。

きょかい

きょかい【巨魁】
a ringleader;→英和
a boss.→英和

きょかい

きょかい [0] 【巨魁・渠魁】
(盗賊などの悪い仲間の)首領。「盗賊団の―」

きょかいきゅう

きょかいきゅう 【巨蟹宮】
黄道十二宮の第四宮。蟹座(カニザ)に相当していたが,現在は歳差のため西方に移っている。約2000年前には,この星座に夏至点があった。

きょかえいぎょう

きょかえいぎょう [3] 【許可営業】
行政庁の許可によって適法になしうる営業。質屋・古物商・風俗営業・旅館業など。

きょかぎょぎょう

きょかぎょぎょう [3] 【許可漁業】
農林水産大臣または知事の許可を必要とする漁業。遠洋トロール,捕鯨,カツオ・マグロ漁業など。

きょかつ

きょかつ [0] 【虚喝】 (名)スル
虚勢を張っておどかすこと。からおどし。「外人の鼻息を窺ひ他邦の―を恐れ/佳人之奇遇(散士)」

きょかつ

きょかつ [0] 【巨猾】
きわめて悪賢いこと。また,その人。

きょかん

きょかん [0] 【巨艦】
非常に大きな軍艦。

きょかん

きょかん【巨漢】
a giant.→英和

きょかん

きょかん [0] 【居館】
住まいとしているやかた。邸宅。

きょかん

きょかん [0] 【巨漢】
並はずれてからだの大きい男。大男。

きょかんし

きょかんし [2] 【拒捍使】
⇒こかんし(拒捍使)

きょがく

きょがく [0] 【巨額】 (名・形動)[文]ナリ
数量,特に金額が非常に多い・こと(さま)。「―の資金」

きょがく

きょがく【巨額】
a large amount <of> ;an enormous sum <of> (金額).

きょがん

きょがん [0] 【巨岩・巨巌】
大きないわ。「―怪石」

きょき

きょき [1] 【虚器】
(1)実用に適しない名ばかりの器物。
(2)実権の伴わない名目だけの地位。虚位。

きょき

きょき [1] 【歔欷】 (名)スル
すすり泣くこと。「彼は面(カオ)を掩ふて―したり/火の柱(尚江)」

きょき=を擁(ヨウ)す

――を擁(ヨウ)す
実権の伴わない名目だけの地位にあって他の人にあやつられている。

きょきょげつ

きょきょげつ [2] 【去去月】
先月の前の月。先先月(センセンゲツ)。

きょきょじつ

きょきょじつ [2] 【去去日】
昨日の前の日。一昨日。おととい。

きょきょじつじつ

きょきょじつじつ [1][0] 【虚虚実実】
〔実(=固イ守リ)を避け,虚(=守リノ弱イ所)をついて戦うことの意から〕
互いに計略やわざを出し尽くして戦うこと。「―のかけひき」「―秘術を尽くしてわたりあう」

きょきょじつじつ

きょきょじつじつ【虚虚実実の】
full of wiles and tricks.

きょきょねん

きょきょねん [2] 【去去年】
去年の前の年。一昨年。おととし。

きょきん

きょきん [0] 【醵金】 (名)スル
〔「拠金」とも書く〕
ある事をするために複数の者が金を出しあうこと。また,その金。「―を求める」「同志を集め,結局―して…志士の運動を助けん/妾の半生涯(英子)」

きょきん

きょきん【拠金する】
raise money;collect contributions.

きょぎ

きょぎ【虚偽】
a lie;→英和
(a) falsehood.〜の false <statement> ;→英和
untrue.→英和

きょぎ

きょぎ [1] 【虚偽】
(1)真実ではないと知りながら真実であるかのようにみせること。うそ。いつわり。こぎ。「―の申告をする」「―の証言」
(2)〔論〕
〔fallacy〕
⇒誤謬(ゴビユウ)

きょぎひょうじ

きょぎひょうじ [3] 【虚偽表示】
(1)〔法〕 相手方と通謀してなした真意でない意思表示。当事者間では無効であるが,善意の第三者に対してはその無効を主張できない。
(2)工業所有権がないのに,あるかのように虚偽の表示をすること。

きょぎょう

きょぎょう [0] 【虚業】
〔「実業」からもじって作られた語〕
投機的な堅実でない事業。大衆をだますうさんくさい事業。

きょぎょうか

きょぎょうか [0] 【虚業家】
投機のような堅実でないことや,名目だけの会社を作って利益を得ようとするような事業をする人。

きょく

きょく [0][1] 【曲】
(1)音楽や歌謡の調子やふし。また,音楽や歌謡の一作品。「悲しい―が聞こえる」「ピアノ―」
(2)正しくないこと。まちがっていること。
⇔直
「面目ないとは思つても…―彼に在りと云ふ心持があつた/雁(鴎外)」
(3) [0][2]
いろいろと変化する面白みやうまみ。
(4)軽業・手品などの曲芸。「―ヲツクス/日葡」
(5)漢詩の一体。思うことをくわしく述べるもの。

きょく

きょく【極】
(1) a pole.→英和
(2)[極度] <at> the height <of> ;→英和
<reach> the climax.→英和
〜の polar.→英和
‖両極 the poles.

きょく

きょく【巨躯】
a big[massive]figure.

きょく

きょく 【局】
■一■ [1] (名)
(1)官庁・会社などで,業務の内容に応じて機構を分割する場合の単位の一。普通,部・課より大きい。
(2)「郵便局」「放送局」「電報局」などの略。
(3)当面している仕事・職務や事態。「―に当たる」
■二■ (接尾)
助数詞。囲碁・将棋などの勝負を数えるのに用いる。「三―続けて勝つ」

きょく

きょく【局】
a bureau (官庁);→英和
a post office (郵便局);(the) central[ <英> exchange](電話の);→英和
a game (碁・将棋の).→英和
〜に当たる take charge of;deal with the situation.→英和
‖局番 <米> the area code; <英> the dialing code.

きょく

きょく【曲】
a tune (音曲);→英和
a melody.→英和
〜がない be uninteresting.

きょく

きょく [1] 【極】
(1)物事のそれ以上行く先のない最後。きわまり。きわみ。果て。極限。「繁栄の―に達する」「絶望の―に沈む」
(2)最高の位。天子の位。
(3)〔数〕
 (ア)球の直径の両端。
 (イ)極座標の原点。
 (ウ)二次曲線または二次曲面に関して,極線または極平面を考えるときの定点。極点。
(4)〔地〕 地球の自転軸の両端。北極と南極。
(5)〔天〕 地球の自転軸の延長が天球と交わる点。
(6)〔物〕
 (ア)電極。
 (イ)磁極。

きょく

きょく [1] 【巨躯】
大きなからだ。巨体。

きょく=がない

――がな・い
(1)型どおりで面白みがない。きまりきっていてつまらない。
(2)愛想がない。つれない。「あちらへ色よい返事とは―・いぞい/歌舞伎・名歌徳」

きょく=を結ぶ

――を結・ぶ
その事柄・状況を終わらせる。「梅暦より幾十巻か編数を重ねしを,這所(ココ)に全く―・べば/人情本・梅美婦禰 5」

きょくあじさし

きょくあじさし [3] 【極鰺刺】
チドリ目カモメ科の鳥。全長約37センチメートル。全体が淡灰色で,頭部は黒い。尾はツバメのように二またに分かれる。最も長距離の渡りを行う鳥として知られ,北極圏で繁殖したのち,南極圏にまで飛ぶ。
極鰺刺[図]

きょくい

きょくい [1] 【極位】
〔人臣最高の位〕
従一位。ごくい。
〔正一位は原則として生前には与えられなかった〕

きょくいどう

きょくいどう [3] 【極移動】
地球の自転軸の極・磁極の位置が移動してきたこと。極移動の軌跡の研究は,大陸移動説の根拠ともなっている。

きょくいん

きょくいん【局員】
a member[the staff (全体)]of a bureau.→英和

きょくいん

きょくいん [2] 【局員】
局に所属している職員。

きょくう

きょくう [0] 【虚空】
むなしいこと。架空のこと。こくう。「夫れ小説は…作者の想像もて仮作(ツク)りいだせる―のものにて/小説神髄(逍遥)」

きょくう

きょくう【極右】
the extreme right.極右分子 extreme rightists;ultrarightists.

きょくう

きょくう [1][0] 【極右】
極端で過激な右翼思想。また,その思想をもつ人。
⇔極左
「―勢力」

きょくうち

きょくうち [0] 【曲打ち】
曲芸のように変化のある打ち方で太鼓などを打つこと。

きょくうんどう

きょくうんどう [3] 【極運動】
地球の自転軸が,地球に対して,ある中心位置の近傍を移動する現象。地球の北極は上から見ると反時計回りに周期約四三〇日,半径約5メートルのやや不規則な回転を行う。

きょくえん

きょくえん [0] 【曲宴】
(1)くつろいだ宴会。小宴。内宴。
(2)「曲水(キヨクスイ)の宴(エン)」に同じ。

きょくか

きょくか [1] 【極渦】
対流圏中層以上の極を中心に存在する低気圧のこと。周極渦。

きょくかく

きょくかく [0] 【極核】
⇒きょっかく(極核)

きょくがい

きょくがい [2] 【局外】
(1)当面の事柄に直接関係のない立場。「―に立つ」
(2)局と名のつく役所・組織などの管轄外の所。
⇔局内

きょくがい

きょくがい【局外に立つ】
stand outside;keep aloof <from> .局外者 an outsider;→英和
a third party.

きょくがいしゃ

きょくがいしゃ [3] 【局外者】
その物事に関係のない人。

きょくがいちゅうりつ

きょくがいちゅうりつ [5] 【局外中立】
(1)対立・抗争のどちら側にも立たない態度をとること。
(2)「中立{(2)}」に同じ。

きょくがく

きょくがく [0] 【曲学】
真理を曲げた学問。

きょくがくあせい

きょくがくあせい [5] 【曲学阿世】
〔史記(儒林伝)〕
真理にそむいて時代の好みにおもねり,世間の人に気に入られるような説を唱えること。「―の徒」

きょくきだん

きょくきだん [3] 【極気団】
南極気団・北極気団のこと。
〔polar front(寒帯気団)の訳語として使われることがある〕

きょくきょく

きょくきょく [0] 【曲曲】 (ト|タル)[文]形動タリ
まがりくねっているさま。こまごまといりくんでいるさま。「結果は又も想像の力で―の波瀾を起す/虞美人草(漱石)」

きょくきょり

きょくきょり [3] 【極距離】
天球上の一点より北極または南極までの角距離。普通,北極距離・南極距離と区別して用いる。赤緯の余角にあたる。

きょくぎ

きょくぎ [1] 【局戯】
〔局面上で行う遊戯の意〕
碁・将棋・双六(スゴロク)などの遊戯。

きょくぎ

きょくぎ [1] 【曲技】
軽業(カルワザ)。曲芸。「―飛行」

きょくけいどうぶつ

きょくけいどうぶつ [5] 【曲形動物】
動物分類上の一門。体は杯状の本体に細い柄のついた形で,0.2〜10ミリメートル。大部分は海産で,単体または群体をつくり,定着生活をする。杯状の部分には触手冠・口・排泄孔(ハイセツコウ)がある。雌雄異体または同体だが,無性生殖もする。幼生はトロコフォラ型で自由遊泳する。

きょくけん

きょくけん [0] 【極圏】
⇒きょっけん(極圏)

きょくげい

きょくげい [0] 【曲芸】
常人にはできないような離れ業。また,各種の道具や鳥獣などを意のままに動かす芸。軽業(カルワザ)。アクロバット。「―師」

きょくげい

きょくげい【曲芸】
(acrobatic) feats;tricks.曲芸師 an acrobat.→英和

きょくげん

きょくげん [0] 【極言】 (名)スル
極端にいうこと。また,その言葉。「―すれば一円の価値もない」

きょくげん

きょくげん [0][3] 【極限】
(1)物事の一番の果て。かぎり。極。「―にまで迫る」
(2)〔数〕
〔limit〕
数列あるいは変数が,ある値に限りなく近づくとき,その値のこと。極限値。

きょくげん

きょくげん【極言する】
go so far as to say….

きょくげん

きょくげん【極限】
<reach> the limit.→英和
〜を越える go beyond bounds.〜状態 an extreme situation.

きょくげん

きょくげん [0] 【局限】 (名)スル
狭い範囲内に限ること。「立地条件が厳しいので地域は―される」

きょくげん

きょくげん【局限する】
localize;→英和
set limits <to> .

きょくげん

きょくげん [0] 【曲言】 (名)スル
遠回しにいうこと。意味ありげにほのめかすこと。また,その言葉。

きょくげんさぎょうロボット

きょくげんさぎょうロボット [8] 【極限作業―】
原子力発電所・深海底・宇宙など,人間が作業できないような過酷な環境下で種々の作業をする特殊なロボット。

きょくげんじょうきょう

きょくげんじょうきょう [5] 【極限状況】
⇒限界状況(ゲンカイジヨウキヨウ)

きょくこう

きょくこう [0] 【極光】
⇒きょっこう(極光)

きょくこう

きょくこう [0] 【曲肱】
⇒きょっこう(曲肱)

きょくごま

きょくごま [0] 【曲独楽】
見世物の一。独楽まわしの曲芸。散楽系の曲技で,興行としては元禄期(1688-1704)に大坂に起こった。幕末を最盛期とし,浅草奥山の香具師(ヤシ)松井源水が有名。現在も寄席芸として残っている。

きょくさ

きょくさ【極左】
the extreme left.極左分子 extreme leftists;ultraleftists;communistic elements.

きょくさ

きょくさ [1][0] 【極左】
極端で過激な左翼思想。また,その思想をもつ人。
⇔極右
「―団体」

きょくさんじん

きょくさんじん 【曲山人】
(?-1836) 江戸後期の人情本作者。本名,仙吉。別号,三文舎自楽・司馬山人など。江戸の人。書画筆耕を業とし,下層庶民の生活を描く。著「仮名文章娘節用(カナマジリムスメセツヨウ)」「娘太平記操之早引(ミサオノハヤビキ)」など。

きょくざい

きょくざい [0] 【局在】 (名)スル
限られた場所にあること。かたよった所にあること。「―する機能」「機能―説」

きょくざひょう

きょくざひょう [3] 【極座標】
平面上のある一点の位置を,定点(極)からの距離と角度で示した座標。平面上の任意の点 P の極座標は,極 O との距離 OP を �,極を通る定直線と OP とのなす角をθとすると,(�, θ)と表される。空間の点も同様な考え方で表すことができる。
極座標[図]

きょくし

きょくし [1] 【麯子】
中国・朝鮮で用いられる麹(コウジ)の一種。粗く砕いた穀類を蒸して押しかため,適温でねかせて発酵させたもの。酒造などに用いる。

きょくし

きょくし [0][1] 【曲師】
浪花節(ナニワブシ)で,伴奏の三味線を弾く人。浪花節が浪曲といわれるようになったために,1928年(昭和3)にできた語。

きょくし

きょくし [1] 【局紙】
ミツマタを原料とする,丈夫で耐久力に富み,紙面につやのある紙。証券などの印刷に用いる。
〔明治初年に大蔵省印刷局で抄造したのでいう〕

きょくしゃ

きょくしゃ [0][1] 【局舎】
局と名のつく官公庁の建物。

きょくしゃ

きょくしゃ [0] 【曲射】
大きな射角で発射し,弓状の弾道を描く射撃。遮蔽物(シヤヘイブツ)の陰や,水平なものを目標とする際に行う。
⇔直射
⇔平射

きょくしゃく

きょくしゃく [0] 【曲尺】
⇒かねじゃく(曲尺)

きょくしゃほう

きょくしゃほう [0][3] 【曲射砲】
曲射する火砲。榴弾(リユウダン)砲・迫撃砲などはこの類。

きょくしょ

きょくしょ [1] 【極所】
行き着く所。物事の極まった所。

きょくしょ

きょくしょ [1] 【局所】
(1)全体の内のある限られた一部分。局部。
(2)身体の一部分。局部。「―疲労」
(3)陰部。局部。

きょくしょう

きょくしょう [0] 【極少】 (名・形動)[文]ナリ
数量がきわめて少ない・こと(さま)。

きょくしょう

きょくしょう [0] 【極小】 (名・形動)[文]ナリ
(1)極度に小さい・こと(さま)。最小。「―の生物」
(2)〔数〕 変数のある値に対する関数の値が,その付近では最小となること。このときの関数値を極小値という。
⇔極大

きょくしょう

きょくしょう [0] 【局小】 (名・形動)[文]ナリ
心などがせまく小さい・こと(さま)。「―な器量」

きょくしょう

きょくしょう【極小の】
infinitesimal;→英和
minimum.→英和
極小値 the minimum value.極小量 the minimum.→英和

きょくしょうこく

きょくしょうこく [3] 【極小国】
極端に小規模な国家。モナコ・ナウルなど。マイクロ-ステート。

きょくしょさよう

きょくしょさよう [4] 【局所作用】
医薬品の適用部位に局所的に起こる薬理作用。例えば,注射を行なった際その部分に特殊な反応を起こすような現象をさす。

きょくしょますい

きょくしょますい [4] 【局所麻酔】
手術時などに,意識を失わせることなく,知覚神経末梢に作用して刺激伝導を遮断し,身体の一部の知覚を消失または鈍麻させること。コカインなどを用いる。局部麻酔。
⇔全身麻酔

きょくじ

きょくじ 【曲事】
法に違反すること。また,それを処罰すること。「偽りを申すと―ぢやぞ/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」

きょくじつ

きょくじつ【旭日】
the rising sun.〜昇天の勢いである be in the ascendant.→英和

きょくじつ

きょくじつ [0] 【旭日】
朝日。

きょくじつ=昇天(シヨウテン)の勢(イキオ)い

――昇天(シヨウテン)の勢(イキオ)い
のぼる朝日のように盛んな勢い。

きょくじつき

きょくじつき [4][3] 【旭日旗】
朝日を描いた旗。もと日本の軍旗・軍艦旗の類。

きょくじつしょう

きょくじつしょう [4][3] 【旭日章】
勲章の一。国家に対して功績のあった男性に授与される。勲一等から勲八等まである。
→宝冠章

きょくじつしょうてん

きょくじつしょうてん [0] 【旭日昇天】
朝日が天にのぼるように,勢いが盛んなこと。

きょくじん

きょくじん [0] 【曲尽】 (名)スル
ことこまかに述べ尽くすこと。委曲を尽くすこと。「白居易が…古今の人情を―し/魚玄機(鴎外)」

きょくじん

きょくじん [0] 【極尽】 (名)スル
それ以上ないというところまできわめ尽くすこと。「水景の豪放雄快を―するは南の方火山岩の間を流駛する辺に在り/日本風景論(重昂)」

きょくすい

きょくすい [0] 【曲水】
(1)庭園または林,山麓(サンロク)をまがりくねって流れる水。ごくすい。
(2)「曲水の宴」の略。[季]春。《―の草に置きたる小盃/虚子》

きょくすいのえん

きょくすいのえん [6] 【曲水の宴】
平安時代,朝廷で,三月三日の上巳(ジヨウシ)の節句に行われた遊宴。曲水のほとりの所々に参会者が座り,上流から流される杯が自分の前を通過しないうちに詩歌を作り,杯を取って酒を飲み,次へ杯を流す。終わって宴を設け,それぞれの詩歌を披露した。もと中国で行われていたもの。曲水。曲宴。ごくすいのえん。めぐりみずのとよのあかり。[季]春。

きょくする

きょく・する [3] 【局する】 (動サ変)[文]サ変 きよく・す
限る。制限する。「其文化―・して海内に布くを得ず/明六雑誌 1」

きょくせい

きょくせい [0] 【局勢】
(1)時局の情勢。
(2)囲碁・将棋などの盤上の形勢。

きょくせい

きょくせい [0] 【極星】
天球の極の近傍にあって,その目印となる星。北極には現在小熊座アルファ星があって北極星の役を果たしているが,南極にはこれに相当する星はない。

きょくせい

きょくせい [0] 【極性】
(1)〔物・化〕 分子全体として,また,二原子間の結合において,正負の電荷の分布が不均等であること。
(2)〔生物〕 細胞・組織・個体などが,ある方向に沿って形態的・生理的性質の何らかの差異を示すこと。植物に茎と根,動物に頭と尾,卵細胞に動物極と植物極があるなど。軸性。

きょくせいぶんし

きょくせいぶんし [5] 【極性分子】
分子内で正負の電荷が不均等な分布を示すため,電気的極性をもつ分子。電解質物質・水・アンモニアなど。有極性分子。

きょくせき

きょくせき [0] 【跼蹐・局蹐】 (名)スル
〔「跼天蹐地(キヨクテンセキチ)」の略〕
おそれつつしみ,からだを縮めること。「この不自由なる小天地に長く―せる反響として/妾の半生涯(英子)」

きょくせつ

きょくせつ [0] 【曲折】 (名)スル
(1)折れ曲がること。曲がりくねること。「後は飴屋の哨吶(チヤルメラ)のやうに,―して段々下つて行くが/うづまき(敏)」
(2)状態が変化すること。移り変わること。変化。「閑散な時間に―した波瀾を与へるために/明暗(漱石)」
(3)複雑に変化のある経過。込み入った事情。「紆余(ウヨ)―」

きょくせつ

きょくせつ【曲折】
windings;ups and downs;complications.〜する wind;→英和
zigzag.→英和
〜の多い道 a winding[zigzag]road.

きょくせつ

きょくせつ [0] 【曲説】 (名)スル
事実を曲げた説明をすること。また,その説明。「子孫断滅のときは,ことばを巧にしてこれが―をなす/孔雀楼筆記」

きょくせつ

きょくせつ [0] 【曲節】
(1)音楽・歌謡などの節。ふしまわし。
(2)曲がっていたり節があったりすること。性質が素直でないこと。「心に―あり/正法眼蔵随聞記」

きょくせつご

きょくせつご [0] 【曲折語】
⇒屈折語(クツセツゴ)

きょくせつのゆう

きょくせつのゆう 【曲折の揖】
〔「揖」は会釈の意〕
笏(シヤク)を持ってからだを前に傾ける敬礼。きょくせちのゆう。

きょくせん

きょくせん【曲線】
a curve;→英和
a curved line.‖曲線美 the beauty of curved lines.曲線美の女 a curvaceous woman.

きょくせん

きょくせん [0] 【曲線】
まがった線。直線でない線。数学では,直線も曲線の特別な場合とみることがある。カーブ。
⇔直線

きょくせん

きょくせん [0] 【極線】
二次曲線に一定点 A から任意の弦をひいたとき,その弦の両端における,二つの接線の交点の軌跡は,直線となる。この直線を点 A に関する極線,点 A を極という。

きょくせんび

きょくせんび [3] 【曲線美】
(1)曲線によって構成された美。
(2)女性の肉体のふくよかな線の美しさ。

きょくぜんせん

きょくぜんせん [3] 【極前線】
寒冷な北極気団や南極気団とその低緯度側の寒帯気団との間の前線。それぞれ北極前線・南極前線という。北極前線は北緯五〇〜六〇度付近に,南極前線は南極大陸沿岸の流氷縁付近に連なることが多い。

きょくそう

きょくそう [0] 【曲想】
楽曲の構想。また,曲の主要なモチーフ。「―を練る」

きょくそう

きょくそう [0] 【極相】
群落遷移の最終段階。その地域の気候条件に最も適応し,長期にわたって安定した状態に達した段階で,適温・適湿の地では陰樹林となる。極盛相。クライマックス。

きょくそうろ

きょくそうろ [3] 【曲走路】
陸上競技で,曲がっているランニング-コース。
→直走路

きょくそく

きょくそく [0] 【局促】
■一■ (名)スル
かがみちぢまって小さくなること。跼蹐(キヨクセキ)。「鎖閉自から―すること日久しきを以て/真善美日本人(雪嶺)」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
狭量でこせこせしているさま。「我が―たるを嘲るに似たり/春(藤村)」

きょくたい

きょくたい [0] 【極体】
動物の卵形成において,減数分裂によって生じる卵以外の三個の娘(ジヨウ)細胞。核と少量の細胞質しかもたず,やがて退化消滅する。極細胞。

きょくたん

きょくたん [3] 【極端】 (名・形動)[文]ナリ
(1)はなはだしく一方にかたよっていること。常識などから非常にはずれていること。また,そのさま。「―な意見」「―な言い方」「爬虫類を―に嫌う」
(2)ものの一番はし。極限。「―から―へ走る」
[派生] ――さ(名)

きょくたん

きょくたん【極端】
<run to> an extreme;→英和
an extremity.→英和
〜に走る go too far;go to extremes.〜の(に) extreme(ly);excessive(ly).→英和
‖極端家 an extremist.

きょくだい

きょくだい [0] 【極大】 (名・形動)[文]ナリ
(1)非常に大きい・こと(さま)。最大。「学問知見を,―に中央に集むべし/自由之理(正直)」
(2)〔数〕 変数のある値に対する関数の値がその付近では最大となること。このときの関数値を極大値という。
⇔極小

きょくだい

きょくだい【極大の】
maximum.→英和
極大値 the maximum value.極大量 the maximum.→英和

きょくだいかげんり

きょくだいかげんり [6] 【極大化原理】
⇒最大化(サイダイカ)原理

きょくだいこ

きょくだいこ [3] 【曲太鼓】
曲打ちの太鼓。

きょくち

きょくち【極地】
the polar regions.〜の polar.→英和
‖極地探険 a polar exploration.

きょくち

きょくち [1] 【極致】
到達しうる最高の境地やおもむき。「美の―を示す」

きょくち

きょくち【極致】
the perfection;→英和
the ideal.→英和
美の〜 ideal beauty.

きょくち

きょくち【局地的】
local.→英和
‖局地解決 settlement on the spot.局地戦争 a local war.

きょくち

きょくち [1] 【極地】
(1)さいはての地。
(2)南極および北極の地方。極地方。「―探険」

きょくち

きょくち [1] 【局地】
ある一定の限られた土地。

きょくち

きょくち [1] 【極値】
(1)〔数〕 関数の極大値と極小値。
(2)〔気〕 ある観測期間内での気温や降水量などの最大・最小・最高・最低の値。一日を期間としたときの日最高気温・日最低気温など。

きょくちきこう

きょくちきこう [4] 【局地気候】
比較的狭い範囲に特徴的に現れる気候。小気候より広く,中気候より狭い範囲と考えられているが,明確な境界があるわけではない。

きょくちきしょう

きょくちきしょう [4] 【局地気象】
比較的狭い範囲に特徴的に現れる気象現象。例えば,湖や丘,山や谷,海岸や森林,都市などはそれぞれに特徴的な気象状態をもたらす。

きょくちしょくぶつ

きょくちしょくぶつ [5] 【極地植物】
極地に生育する植物の総称。ツンドラにある地衣類・コケ類,小形の多年草など。

きょくちせんそう

きょくちせんそう [4] 【局地戦争】
(1)限られた範囲内での攻防戦。局地戦。
(2)「限定(ゲンテイ)戦争」に同じ。
→全面戦争

きょくちてき

きょくちてき [0] 【局地的】 (形動)
物事がある区域に限られているさま。「―な大雨」「―に冠水する」

きょくちふう

きょくちふう [0] 【局地風】
地形などの影響で,ある限られた地域に特徴的に現れる風。海陸風・山谷風・フェーンなど。地方風。

きょくちほう

きょくちほう [0] 【極地法】
登山や極地探険などで,コースの途中に次々とキャンプを設けながら前進していく方法。ポーラー-メソッド。

きょくちょう

きょくちょう [0] 【局長】
局と名のつく役所・組織などの長。また,その職の人。

きょくちょう

きょくちょう【局長】
the director of a bureau;→英和
a postmaster (郵便局長).→英和

きょくちょう

きょくちょう [0] 【曲調】
楽曲の調子。ふしまわし。「哀切な―」

きょくちょうたんぱ

きょくちょうたんぱ 【極超短波】
⇒ごくちょうたんぱ(極超短波)

きょくちょく

きょくちょく [0] 【曲直】
(1)まがったこととまっすぐなこと。「線の―が此気合の幾分を表現して/草枕(漱石)」
(2)正しいことと不正なこと。「―をただす」「理非―」

きょくづき

きょくづき [0] 【曲搗き】
唄や囃子(ハヤシ)に合わせて身振りおかしく餅(モチ)などを搗くこと。また,それをする人。近世では,粟餅(アワモチ)を搗いたり,ところてんを突いたりした。

きょくていおん

きょくていおん [3] 【極低温】
絶対零度に近い低温。普通,液体水素温度(二〇〜一四 K )以下,液体ヘリウムを用いて実現される最低温度(〇・三 K 程度)までの温度範囲。これより低い温度を超低温という。熱運動の影響が少なく,超伝導・超流動などの現象がみられる。

きょくていばきん

きょくていばきん 【曲亭馬琴】
(1767-1848) 江戸末期の戯作者。本姓,滝沢氏。名は解(トクヲ)。別号,著作堂主人など。江戸の人。山東京伝に師事して黄表紙や合巻などを著すが,特に読本にすぐれた作品が多い。勧善懲悪を中心理念とする雄大な構想と複雑な筋立ての大作を,雅俗折衷の流麗な文体で著した。晩年,眼疾に冒されながら,28年を費やして「南総里見八犬伝」を完結。著「椿説弓張月」「俊寛僧都島物語」「近世説美少年録」など。

きょくてん

きょくてん【極点】
the extreme (point).→英和

きょくてん

きょくてん [3][0] 【極点】
(1)物事の到達できる最後の点。果て。「疲労の―に達する」
(2)緯度九〇度の地点。南極点と北極点とがある。
(3)〔数〕「極{(3)
 (ウ)}」に同じ。

きょくてんせきち

きょくてんせきち [5] 【跼天蹐地】
〔「詩経(小雅,正月)」より。天は高いにもかかわらず背をこごめ,地は厚いのに抜き足をするの意〕
(1)おそれかしこまって,体を前にかがめ抜き足で歩くこと。
(2)身の置き所もない思いで肩身も狭く世の中に暮らすこと。
→跼蹐(キヨクセキ)

きょくとう

きょくとう【極東】
the Far East.〜の Far Eastern.

きょくとう

きょくとう [0] 【極東】
〔Far East〕
ヨーロッパからみた名称で,東洋の最も遠い地域をいう。中国の東半分,朝鮮・東シベリア・日本などをさす。極東地方。東アジア。
→中東
→近東

きょくとういいんかい

きょくとういいんかい 【極東委員会】
第二次大戦後の日本の管理にあたった連合国の最高政策決定機関。1945年(昭和20)12月,アメリカ・ソ連・イギリス三国のモスクワ協定によりワシントンに設置された。52年4月,対日講和条約の発効により消滅。

きょくとうこくさいぐんじさいばん

きょくとうこくさいぐんじさいばん 【極東国際軍事裁判】
第二次大戦における日本の主要戦争犯罪人の審理および処罰を目的として,連合国により東京で行われた国際裁判。オーストラリアのウェッブを裁判長とする一一か国一一名の裁判官と,アメリカのキーナンを首席とする検事団のもとに,東条英機をはじめ二八名が A 級戦犯として起訴された。1946年(昭和21)5月3日に審理開始,48年11月12日に絞首刑七名,無期禁錮一六名,有期禁錮二名の判決が下された(死亡・精神異常による免訴三名)。通常の戦争犯罪のほか,平和に対する罪および人道に対する罪によって裁かれた。東京裁判。

きょくとうみんぞくたいかい

きょくとうみんぞくたいかい 【極東民族大会】
1922年(大正11)コミンテルンが極東における共産主義運動発展を目的に,モスクワで開いた会議。日本から参加した高瀬清・徳田球一を中心に,帰国後日本共産党が結成された。

きょくど

きょくど [1] 【極度】 (名・形動)[文]ナリ
(1)程度のはなはだしい・こと(さま)。「―に困窮する」「―の疲労」
(2)物事の程度がそれ以上にならないところ・程度。極限。「人心の品位にも亦―ある可らず/文明論之概略(諭吉)」

きょくど

きょくど【極度の(に)】
extreme(ly);→英和
(to the) utmost.→英和

きょくどうなんりょう

きょくどうなんりょう キヨクダウ― 【旭堂南陵】
(二代)(1877-1965) 講釈師。本名浅井鶴造。大阪生まれ。初代南陵に師事し,養子となる。「太閤記」を得意とし,大阪講談の孤塁を守った。

きょくどがく

きょくどがく [3] 【極度額】
根抵当権の目的物により担保される上限の額。

きょくどめ

きょくどめ [0] 【局留】
郵便物を受信人まで配達せず,発信人の指定した郵便局に留めておく扱い。

きょくどめ

きょくどめ【局留(で出す)】
<米> (send a letter to) general delivery; <英> (send a letter) poste restante.

きょくない

きょくない [2] 【局内】
局と名のつく役所・組織の内部。また,その管轄内。
⇔局外

きょくのみ

きょくのみ [0] 【曲飲み】
曲芸として,酒などを変わった飲み方で飲んで見せること。

きょくのり

きょくのり [0] 【曲乗り】 (名)スル
自転車・馬・玉などに曲芸のような変わった乗り方で乗ること。また,それらに乗って曲芸をすること。

きょくのり

きょくのり【曲乗り】
circus riding (曲馬の);trick riding (自転車の);stunt flying (飛行機の).

きょくはんけい

きょくはんけい [3] 【極半径】
地球の中心と極点{(2)}を結んだ長さ。地球を回転楕円体と見た場合の短軸。約6357キロメートル。短半径。
→赤道半径
→地球

きょくば

きょくば [0] 【曲馬】
馬の曲乗りや,馬を使った曲芸。

きょくばし

きょくばし [3] 【曲馬師】
曲馬を演ずる人。

きょくばだん

きょくばだん [3] 【曲馬団】
馬術の曲芸・猛獣の曲芸・軽業(カルワザ)・手品などを興行して各地をまわる芸人の一座。サーカス。

きょくばち

きょくばち [0] 【曲撥】
(1)撥で,太鼓の曲打ちまたは三味線の曲弾きをすること。
(2)歌舞伎の下座音楽の一。曲芸の伴奏を取り入れたもの。太鼓・大太鼓の音をおさえて篠笛(シノブエ)を繰り返して吹く。「助六」の引っ込みなどに使う。

きょくばん

きょくばん [0] 【局版】
煎茶席で,風炉の下に敷く陶器・金属・木製の台。風炉台。

きょくばん

きょくばん [0] 【局番】
各電話加入区域および電話交換局につけられた番号。市内局番と市外局番がある。

きょくひ

きょくひ [1] 【曲庇】 (名)スル
事実または法律をまげて人をかばうこと。「―者」「罪を身に負ひて艶子を―したるより/緑簑談(南翠)」

きょくひつ

きょくひつ [0] 【曲筆】 (名)スル
事実をまげて書くこと。また,その文章。
⇔直筆(チヨクヒツ)
「舞文(ブブン)―」

きょくひどうぶつ

きょくひどうぶつ [4] 【棘皮動物】
動物分類上の一門。すべて海産。体は球形・円板形・円筒形・星形などで,五方向の放射相称を示す。体壁にカルシウム性の骨片を含むか,カルシウムの結合による石灰板の堅固な骨格を作る。雌雄異体。呼吸・循環・運動に関係する特有の水管系をもつ。ウニ・ヒトデ・ナマコ・ウミユリなど。

きょくび

きょくび [1] 【極微】
目に見えないほどきわめてこまかいこと。ごくび。「―の世界」

きょくびき

きょくびき [0] 【曲弾き】
三味線や琴などを,特殊な技巧で曲芸のように弾くこと。

きょくふ

きょくふ【曲譜】
musical notes;a score.→英和

きょくふ

きょくふ 【曲阜】
中国,山東省西部の泗水(シスイ)南岸にある都市。春秋時代,魯(ロ)の都(当時は昌平と称したが,隋代に改称)。孔子の生誕地で孔子廟がある。

きょくふ

きょくふ [0] 【局譜】
囲碁で,対局の経過をまとめた図譜。

きょくふ

きょくふ [0] 【曲譜】
音楽の譜。楽譜。

きょくふう

きょくふう [0] 【極風】
南極・北極地方に形成される寒冷な高気圧の周辺を吹く東寄りの風。極偏東風。

きょくぶ

きょくぶ【局部】
a part;→英和
the affected part (患部);the private parts (陰部).〜的 local;→英和
partial.→英和
‖局部麻酔 a local anesthesia.

きょくぶ

きょくぶ [1] 【局部】
(1)全体の内のある限られた部分。特定の場所。一部分。局所。「―照明」
(2)陰部。

きょくぶぎんがぐん

きょくぶぎんがぐん [6] 【局部銀河群】
銀河系の周辺に集まって群をなしている銀河の集団。その広さは半径約三〇〇万光年で,その範囲に含まれる銀河は銀河系・大小マゼラン雲・アンドロメダ銀河,約一〇個の矮小銀河など三〇個以上。

きょくぶこうせいけい

きょくぶこうせいけい [6] 【局部恒星系】
銀河系の中の,太陽とその近くの恒星の集団。天文学上の歴史的な用語で,現在は実在するものと考えられていない。

きょくぶてき

きょくぶてき [0] 【局部的】 (形動)
ある限られた部分にだけ関係のあるさま。「―な痛み」

きょくぶはっしんき

きょくぶはっしんき [6] 【局部発振器】
ヘテロダイン方式の送受信機で,周波数変換のための発振器。

きょくぶますい

きょくぶますい [4] 【局部麻酔】
⇒局所麻酔(キヨクシヨマスイ)

きょくへんとうふう

きょくへんとうふう [5] 【極偏東風】
⇒極風(キヨクフウ)

きょくほう

きょくほう [0] 【局方】
「日本薬局方」の略。

きょくほうしょうやく

きょくほうしょうやく [5] 【局方生薬】
日本薬局方に収載されている生薬。重要な生薬の一つの目安となるが,実際にはそれ以外の生薬も使われている。

きょくほうひん

きょくほうひん [0] 【局方品】
日本薬局方に収載されている医薬品。医療上重要な汎用薬の一つの目安となる。

きょくほうやく

きょくほうやく [3] 【局方薬】
日本薬局方に収載されている薬剤。

きょくほく

きょくほく【極北】
the extreme north.

きょくほく

きょくほく [0] 【極北】
北の果て。また,北極に近い所。

きょくほくしょご

きょくほくしょご [5] 【極北諸語】
⇒古(コ)アジア諸語

きょくまり

きょくまり [0] 【曲鞠】
手まりを使う曲芸。

きょくむ

きょくむ [1] 【局務】
(1)局と名のつく役所や組織の事務。
(2)太政官の外記局の上席の者。平安時代以後,清原氏・中原氏の世襲となる。

きょくめい

きょくめい【局名】
《無電》a call sign.

きょくめん

きょくめん [0][3] 【局面】
(1)碁・将棋などの盤の表面。また,その勝負の情勢・なりゆき。
(2)物事の情勢・なりゆき。「―の打開をはかる」「新しい―に差しかかる」「重大な―を迎える」「困難な―を乗り切る」

きょくめん

きょくめん [3] 【曲面】
平面でない,連続的にまがった面。

きょくめん

きょくめん【局面】
a <new> phase;→英和
the situation (情勢).→英和
〜を打開する break the deadlock.→英和

きょくめん

きょくめん【曲面】
《数》a curved surface.

きょくもく

きょくもく [0] 【曲目】
楽曲の名前。また,演奏会などで演目を列記したもの。「―を一部変更する」「演奏―」

きょくもく

きょくもく [0] 【極目】
目の届く限り。見渡す限り。「―際なき曠原を横ぎり/無窮(独歩)」

きょくもく

きょくもく【曲目】
a program (番組);→英和
a number (一曲);→英和
one's repertoire.

きょくもち

きょくもち [0] 【曲持ち】
曲芸として,手・足・肩・腹などで,樽(タル)・臼(ウス)・米俵・人などを持ち上げて自由にあやつる芸。

きょくや

きょくや [1] 【極夜】
極圏において,冬至をはさんで太陽が地平線上に出てこない期間。

きょくよう

きょくよう [0] 【曲用】
インド-ヨーロッパ語で,名詞・代名詞・数詞および形容詞が語形変化をすること。動詞などの語形変化を活用というのに対していう。

きょくよう

きょくよう [0] 【極洋】
南極・北極に近い海洋。「―漁業」

きょくよう

きょくよう【極洋】
the polar seas.極洋漁業 the polar-sea fishery.

きょくらい

きょくらい 【曲礼】
〔こまごました礼の意〕
「礼記」の巻頭の編名。古い礼の定めをこまかく雑記してある。

きょくりつ

きょくりつ [0] 【曲律】
楽曲の旋律。メロディー。

きょくりつ

きょくりつ [0] 【曲率】
〔数〕
〔curvature〕
曲線または曲面の上の各点において,その曲線または曲面のまがりの程度を示す値。曲線は曲率が大きな点近くで急にまがり,小さな点で緩やかにまがる。

きょくりつ

きょくりつ【曲率】
《数》curvature.→英和

きょくりつえん

きょくりつえん [4] 【曲率円】
〔数〕 曲線上の一点でその曲線に接し,その点における半径がその点での曲率半径に等しい円。接触円。

きょくりつちゅうしん

きょくりつちゅうしん [5] 【曲率中心】
〔数〕 曲率円の中心。

きょくりつはんけい

きょくりつはんけい [5] 【曲率半径】
〔数〕 曲率円の半径。曲率の逆数で表される。曲率半径は曲線の湾曲が緩やかなほど大きくなる。

きょくりゅう

きょくりゅう [0] 【極流】
海流の一。南北両極地方から赤道の方向へ流れる寒流。

きょくりゅう

きょくりゅう [0] 【曲流】 (名)スル
河川がまがりくねって流れること。蛇行(ダコウ)。
⇔直流

きょくりょう

きょくりょう [0][2] 【極量】
普通,劇薬や毒薬について,大人に対する一日または一回の分量でその量を超えては用いない量。

きょくりょう

きょくりょう【極量】
the maximum dose (薬の).

きょくりょう

きょくりょう [0] 【局量】
他人を受け入れる心の広さ。度量。「彼此(カレコレ)言ふと,―が狭いと言はれる/平凡(四迷)」

きょくりょく

きょくりょく [2][0] 【極力】 (副)
力を尽くして。できるだけ。精一杯。「衝突は―回避する」「―援助に努める方針」

きょくりょく

きょくりょく【極力】
to the utmost;→英和
to the best of one's ability.

きょくる

きょく・る 【曲る】 (動ラ四)
〔名詞「曲」の動詞化〕
ひやかす。からかう。「二三遍(ベン)人を―・つて行く蛍/おらが春」

きょくれい

きょくれい [0] 【曲礼】
立ち居振る舞いなどの礼儀作法。

きょくれい

きょくれい 【曲領】
(1)奈良時代,裲襠(ウチカケ)着用時に,袍(ホウ)の上から着けた肩当てのようなもの。
(2)曲がった襟。円い襟。また,その襟の服。

きょくろ

きょくろ [1] 【棘路】
(1)棘(イバラ)の茂った道。
(2)〔昔,中国の朝廷で九株の棘を植えて公卿の座位を表したことから〕
公卿のこと。おどろのみち。「群弟庶子みな―にあゆみ/平家 4」

きょくろう

きょくろう 【極臈】
⇒ごくろう(極臈)

きょくろく

きょくろく [0] 【曲彔】
法会(ホウエ)の際,使用する椅子。背もたれが丸く曲げてあり,四脚は前後を交差させて作り,折り畳めるもの。
曲彔[図]

きょくろん

きょくろん [0] 【曲論】 (名)スル
まちがいを正しいと故意に論ずること。また,そのような論。

きょくろん

きょくろん [0] 【極論】 (名)スル
(1)極端な議論。また,そのような議論をすること。極言。「―すれば…」
(2)つきつめたところまで論ずること。「既に二千三百年前に孟子墨楊の法格を―し/明六雑誌 42」

きょくろん

きょくろん【極論(する)】
(make) an extreme[a radical]argument.⇒極言.

きょぐう

きょぐう [0] 【挙隅】
〔論語(述而)〕
ものを教えるのに,一部を教えて全体を理解させること。孔子の教育法。

きょけい

きょけい [0] 【居敬】
〔論語(雍也)「居�敬而行�簡」〕
程朱学で,窮理とならんで強調される学問修養の方法。うやうやしい態度で心身を正しく保つこと。
→窮理

きょけつ

きょけつ [0] 【虚血】
臓器や組織に流入する血液の量が必要量に比し著しく減少した状態。その部位に変性・萎縮(イシユク)・壊死(エシ)などをきたす。乏血。

きょけつせいしんしっかん

きょけつせいしんしっかん [8] 【虚血性心疾患】
冠不全により心筋が酸素不足に陥ったために起こる心疾患の総称。狭心症と心筋梗塞に大別される。

きょげつ

きょげつ [1] 【去月】
〔「きょがつ」とも〕
先月。「―下旬俄かに帰り来れる時/不如帰(蘆花)」

きょげん

きょげん【虚言】
a lie.→英和
⇒嘘(うそ).

きょげん

きょげん [0] 【虚言】
うそ。いつわり。「―を吐く」「―を並べる」「―者」「―症」「誓て―せざるなりと/世路日記(香水)」

きょげんしょう

きょげんしょう [0] 【虚言症】
精神症状の一。意識的に,あるいは空想的にうそをつくもの。顕示性性格によるものや,躁状態・健忘症などによる病的虚言などがある。

きょこう

きょこう [0] 【挙行】 (名)スル
式や行事などをとり行うこと。「進水式を―する」

きょこう

きょこう [0] 【虚構】
(1)事実でないことを事実らしく作り上げること。また,作り上げられたもの。作りごと。
(2)文芸作品を書くにあたって,作者の想像力により,実際にはないことを現実にあったことのように真実味をもたせて書くこと。また,その作品。仮構。フィクション。

きょこう

きょこう【虚構】
a fiction;→英和
a fabrication.〜の made-up;false;→英和
fictitious.→英和

きょこう

きょこう 【許衡】
(1209-1281) 中国,元代の学者。字(アザナ)は仲平。号は魯斉。諡(オクリナ)は文正。河南の人。世祖に仕え,商議中書省事となる。朱子学の普及に尽力。著「許文正遺書」

きょこう

きょこう【挙行する】
hold <a ceremony> .→英和
〜される be held;take place.

きょこうへい

きょこうへい 【許広平】
(1898-1968) 中国の婦人運動家。広東省出身。魯迅(ロジン)の妻。魯迅の革命運動を助け,その死後,「魯迅全集」の完成に努めた。魯迅との往復書簡集「両地書」がある。シュイ=コワンピン。

きょこく

きょこく [1] 【挙国】
〔国を挙(ア)げての意〕
国全体。国民全体。

きょこくいっち

きょこくいっち [1] 【挙国一致】 (名)スル
国全体が一つの目的に向かって同一の態度をとること。「―内閣」

きょこくいっち

きょこくいっち【挙国一致】
national unity.

きょこつ

きょこつ [0][1] 【距骨】
かかと付近にある七個の足根骨の一。かかとの上方にあり,下腿の脛骨(ケイコツ)・腓骨(ヒコツ)と連結して足首をつくる。

きょこん

きょこん 【許渾】
中国,唐の詩人。字(アザナ)は仲晦,一説に用晦。849年監察御史,のち刺史。慷慨(コウガイ)の情を懐古の詩に託した。詩集「丁卯(テイボウ)集」。生没年未詳。

きょこん

きょこん [0] 【許婚】
いいなずけ。フィアンセ。「―者」

きょこん

きょこん [0] 【巨根】
人並みはずれて大きい男根。

きょこん

きょこん [0] 【虚根】
〔数〕 方程式の根(解)のうち虚数(すなわち実数でない複素数)であるもの。実係数の二次方程式 ��²+��+�=0 が虚根をもつ条件は �²−4��<0 である。
⇔実根

きょご

きょご [1] 【虚語】
うそ。虚言。

きょごう

きょごう [0] 【倨傲】 (名・形動)[文]ナリ
おごりたかぶる・こと(さま)。傲慢(ゴウマン)。傲倨。「―なる大男焉(イカ)でか眠を貪つてゐらるべき/社会百面相(魯庵)」

きょごん

きょごん [0] 【虚言】
「きょげん(虚言)」に同じ。「―ヲ言ウ/天草本伊曾保」

きょさい

きょさい [1][0] 【去歳】
(1)去年。昨年。[日葡]
(2)過ぎ去った年。往年。むかし。

きょさい

きょさい [0] 【巨細】
⇒こさい(巨細)

きょさいとう

きょさいとう 【巨済島】
朝鮮半島の南東端,鎮海湾にある島。韓国領。近海はイワシの好漁場。コジェ-ド。

きょさつ

きょさつ [0] 【巨刹】
大きな寺。大寺。

きょざ

きょざ [1] 【踞座】 (名)スル
うずくまること。「博士は―して彼等を待てり/即興詩人(鴎外)」

きょざい

きょざい [0] 【巨財】
莫大(バクダイ)な財宝・財産。「―を築く」

きょざい

きょざい [0] 【巨材】
(1)大きな材木。
(2)偉大な人材。偉才。

きょし

きょし [1] 【虚士】
虚名の士。

きょし

きょし [1] 【挙試】
奈良・平安時代の文官任用試験。大学の旬試・年終試を経た者で出仕希望者に行なった試験。合格者は太政官に送られ,式部省で省試を受けた。こし。

きょし

きょし [1] 【挙子】
(1)科挙の試験に応ずる人。
(2)子供をもうけること。

きょし

きょし [1] 【拒止】 (名)スル
こばみとめること。阻止。「堅塞を固守して,飽くまで攻撃軍を―せん/肉弾(忠温)」

きょし

きょし [1] 【挙止】
立ち居振る舞い。動作。挙動。「―沈静にして,言語正確なり/浮城物語(竜渓)」

きょし

きょし [1] 【鋸歯】
(1)鋸(ノコギリ)の歯。
(2)植物の葉や花弁の縁にある鋸の歯のようなぎざぎざの切り込み。

きょし

きょし [1] 【巨資】
巨額の資本。大資本。

きょし

きょし 【虚子】
⇒高浜(タカハマ)虚子

きょしき

きょしき [0] 【挙式】 (名)スル
式をとりおこなうこと。式をあげること。特に,結婚式をすること。

きょしき

きょしき【挙式する】
hold a ceremony;→英和
celebrate a wedding (結婚の).→英和

きょしじょう

きょしじょう [0] 【鋸歯状】
鋸の歯のような形であること。

きょしちょうざ

きょしちょうざ キヨシテウ― [0] 【巨嘴鳥座】
〔(ラテン) Tucana〕
一一月中旬の宵に南中する南の星座。小マゼラン雲がある。日本からは見えない。巨嘴鳥は南アメリカの鳥トゥーカン。

きょしつ

きょしつ [0] 【虚室】
(1)何もない部屋。人のいない部屋。あきべや。
(2)〔荘子(人間世)〕
わだかまりのない心。虚心。

きょしつ

きょしつ [0] 【巨室】
(1)〔孟子(梁恵王下)〕
大きな部屋・家。
(2)〔孟子(離婁上)〕
代々主君に仕える権勢のある家。

きょしつ

きょしつ [0] 【居室】
(1)起居する部屋。日常いる部屋。居間。リビング-ルーム。
(2)建築基準法に定められた,人が居住・執務・娯楽などの目的のため継続的に使用する室。

きょしてき

きょしてき【巨視的な】
macroscopic;all-inclusive.巨視的経済学 macroeconomics.

きょしてき

きょしてき [0] 【巨視的】 (形動)
〔macroscopic〕
(1)対象とする系あるいは現象が,われわれの感覚によってとらえられ,また,普通の観測手段によって取り扱われる程度の空間的・時間的な広がりやエネルギーの大きさなどをもつさま。
(2)現象に対する視野が大きいさま。微細な個々の様相にこだわらず全体的な姿において現象をとらえるさま。マクロ的。
(3)物理系をその微細な内部構造(分子・原子)に立ち入らずに扱う立場。
⇔微視的

きょしてきぶんせき

きょしてきぶんせき [5] 【巨視的分析】
⇒マクロ分析

きょしもん

きょしもん [2] 【鋸歯文】
鋸の歯のような形をした文様。銅鐸(ドウタク)の周縁などにみられる。

きょしゅ

きょしゅ【挙手する】
raise one's hand;show one's hand (採決に).挙手の礼をする make a salute.→英和

きょしゅ

きょしゅ [1] 【挙手】 (名)スル
手をあげること。「―による採決」

きょしゅう

きょしゅう [0] 【虚舟】
(1)人の乗っていない舟。からふね。
(2)何の束縛もなくわだかまるところのない心。

きょしゅう

きょしゅう [0] 【去就】
(1)去ることと留(トド)まること。
(2)事に際してとる態度。進退。「首相の―が注目される」「―を決しかねる」

きょしゅう

きょしゅう [0] 【去秋】
去年の秋。昨秋。

きょしゅう

きょしゅう【去就】
<define> one's attitude.〜に迷う be at a loss how to act.

きょしゅつ

きょしゅつ [0] 【醵出】 (名)スル
〔「拠出」とも書く〕
ある目的のために金品を出しあうこと。金品を持ち寄ること。「―年金」「会費を―して同窓会を運営する」

きょしゅつ

きょしゅつ【拠出する】
contribute;→英和
donate.→英和

きょしゅのれい

きょしゅのれい [1] 【挙手の礼】
右手を開いて指をそろえ,帽子のひさしの右端にあげて,相手に注目する敬礼。

きょしゅん

きょしゅん [0] 【去春】
去年の春。昨春。

きょしょ

きょしょ [1] 【去所】
〔「去」は行く意〕
行くところ。「来るに来所なく去るに―を知らず/倫敦塔(漱石)」

きょしょ

きょしょ [1] 【居諸】
〔「きょそ」とも。詩経(邶風,柏舟・日月)「日居月諸」から。「居」「諸」ともに助字〕
日月。光陰。「馬に乗りて―を送ること能はざれば/即興詩人(鴎外)」

きょしょ

きょしょ [1] 【居所】
(1)住んでいる所。
(2)〔法〕 生活の本拠ではないが,人がある期間継続して居住する場所。

きょしょう

きょしょう [0] 【巨商】
大商人。富商。豪商。

きょしょう

きょしょう [0] 【巨匠】
芸能・芸術などで非常にすぐれている人。大家。名匠。「ピアノの―」「現代の―」

きょしょう

きょしょう [0] 【去声】
(1)漢字の四声(シセイ)の一。仄声(ソクセイ)に属する。現代中国の北京音では,高い音調から急に下がるように発音する。第四声。きょせい。
(2)日本漢字音や国語アクセントの声調の一。上昇調に発音するもの。

きょしょう

きょしょう [0] 【虚証】
漢方で,虚弱で体力がない体質をいう。または機能が低下したり,生理的物質が不足した病的状態のこと。
⇔実証

きょしょう

きょしょう [0] 【裾礁】
海洋島の海岸に礁湖を欠いて直接に発達する珊瑚(サンゴ)礁。

きょしょう

きょしょう【巨匠】
a great master <of painting> .

きょしょう

きょしょう [0] 【挙証】
証拠をあげて示すこと。

きょしょう

きょしょう [0] 【巨晶】
鉱物の大きな結晶。

きょしょうかこうがん

きょしょうかこうがん [5] 【巨晶花崗岩】
⇒ペグマタイト

きょしょうじっし

きょしょうじっし キヨシヤウ― [4] 【虚掌実指】
書道で,筆を持つとき,てのひらを広くして力を抜き指先に力を入れること。

きょしょうせきにん

きょしょうせきにん [4] 【挙証責任】
訴訟上,裁判所は,ある事実の存否について証拠から判断できない場合,その事実は存在しないと仮定するが,それによって受ける一方の当事者の不利益。例えば,金を貸したということが証明できない場合,金は貸していないとされて訴訟は進行する。刑事訴訟では検察官が,民事訴訟では原告が原則として挙証責任を負う。立証責任。証明責任。

きょしょうてん

きょしょうてん [2] 【虚焦点】
凸面鏡・凹レンズなどで,軸に平行な平行光線を当てたときの発散光があたかも発するように見える軸上の一点。実際に光が集まる点ではないのでいう。

きょしょうとマルガリータ

きょしょうとマルガリータ キヨシヤウ― 【巨匠と―】
〔原題 (ロシア) Master i Margarita〕
ブルガーコフの長編小説。悪魔の跳梁するモスクワと,イエス-キリストの時代のエルサレムを融合させる,壮大な構想の幻想小説。

きょしょく

きょしょく【虚飾】
display;→英和
show;→英和
ostentation 〜のない unaffected.

きょしょく

きょしょく [0] 【炬燭】
松明(タイマツ)。炬火。

きょしょく

きょしょく [0] 【虚飾】
内容を伴わない上辺だけの飾り。みえ。「―にみちた生活」

きょしょくしょう

きょしょくしょう [0] 【拒食症】
食物をとることを拒否する症状。思春期の女性の神経性食欲不振症(思春期やせ症)に典型的にみられる。
→異常食欲

きょしょくしょう

きょしょくしょう【拒食症】
anorexia (nervosa).→英和

きょしょしていけん

きょしょしていけん [4] 【居所指定権】
他人の居所を指定する権利。民法で監護・教育のために親権者および後見人に子の居所指定権が認められている。

きょしん

きょしん [0] 【虚心】 (名・形動)[文]ナリ
(1)先入観や偏見をもたず,ありのままを素直に受け入れること。心にわだかまりをもたないこと。また,そのさま。「―に耳を傾ける」
(2)いつわりの心。[日葡]

きょしん

きょしん【虚心坦懐の(に)】
frank(ly);→英和
candid(ly).→英和

きょしん

きょしん 【許慎】
中国,後漢の学者。字(アザナ)は叔重。漢字の形・音・意味を体系的に説いた最初の字書「説文(セツモン)解字」を著し,中国文字学の基礎を築いた。生没年未詳。

きょしんたんかい

きょしんたんかい [0][1] 【虚心坦懐】 (名・形動)[文]ナリ
心になんのわだかまりもなく,平静な態度で事にのぞむ・こと(さま)。「―に話し合う」

きょしんへいき

きょしんへいき [0][1] 【虚心平気】 (名・形動)[文]ナリ
「虚心坦懐(タンカイ)」に同じ。「―,以て至善の止まる所を明にし/文明論之概略(諭吉)」

きょじ

きょじ [1][0] 【虚字】
漢字を,その意味・機能により分類した際の名。
(1)実質的な意味をもたず,文の組み立てを助ける字。いわゆる前置詞・後置詞・接続詞・助字・感動詞などに相当し,独立して用いられることが少ない。於・于・乎・者・也・矣・哉・則・焉などの類。
(2)〔江戸時代の漢学者皆川淇園らの説〕
実在の事物を表さない字。走・生・高・低など,主として動詞・形容詞・副詞などに用いる字。
→実字

きょじ

きょじ [1] 【挙示】 (名)スル
あげしめすこと。「自ら失敗せし事実を―し/雪中梅(鉄腸)」

きょじ

きょじ [0][1] 【虚辞】
本当でない言葉。そらごと。虚言。

きょじく

きょじく [0] 【虚軸】
〔数〕 複素数平面で虚数を表す点だけからなる軸。虚数軸。

きょじつ

きょじつ [1][0] 【虚実】
(1)虚と実。うそとまこと。「―とりまぜて話す」
(2)実体のあることとないこと。
(3)〔「虚虚実実」の略〕
いろいろな手段。手管(テクダ)。「―を尽くして争う」

きょじつ

きょじつ【虚実(を確かめる)】
(ascertain) the truth.→英和

きょじつ

きょじつ [0] 【虚日】
用事のない日。ひまな日。閑日。

きょじつひにく

きょじつひにく [1] 【虚実皮膜】
〔穂積以貫が「難波土産(ナニワミヤゲ)」に近松門左衛門の芸術論として紹介している言葉に基づく〕
芸というものは実と虚との境の微妙なところにあるということ。事実と虚構の微妙な接点に芸術の真実があるとする論。きょじつひまく。

きょじつひまく

きょじつひまく [1] 【虚実皮膜】
⇒きょじつひにく(虚実皮膜)

きょじゃく

きょじゃく【虚弱な】
weak;→英和
delicate.→英和
虚弱体質 a weak constitution.

きょじゃく

きょじゃく [0] 【虚弱】 (名・形動)[文]ナリ
体が弱く病気になりやすい・こと(さま)。「―な体質」

きょじゃくじ

きょじゃくじ [3] 【虚弱児】
病気ではないが体が弱い生徒・児童について,学校教育の場で使用する語。虚弱児童。

きょじゅ

きょじゅ [1] 【巨儒】
(1)すぐれた儒学者。大儒。
(2)学問や技術が深くすぐれている学者。大学者。碩学(セキガク)。

きょじゅ

きょじゅ [1] 【巨樹】
大きな樹木。巨大な立ち木。

きょじゅう

きょじゅう【居住する】
live;→英和
dwell;→英和
reside.→英和
居住空間 a living space.居住者(権) a resident (the right of residence).→英和
居住性 habitability.

きょじゅう

きょじゅう [0] 【据銃】
射撃で,銃床を肩に当て,目標にねらいをつけて銃を構えること。

きょじゅう

きょじゅう [0] 【居住】 (名)スル
住むこと。「―者」

きょじゅう

きょじゅう [0] 【巨獣】
大きなけだもの。巨大な動物。

きょじゅういてんのじゆう

きょじゅういてんのじゆう 【居住移転の自由】
憲法の保障する基本的人権の一。公共の福祉に反しない限り,自己の意思により住居を決定し,またそれを変えることができる自由。

きょじゅうけん

きょじゅうけん [2] 【居住権】
居住者が家屋に継続して居住する権利。

きょじゅうしゃ

きょじゅうしゃ [2] 【居住者】
住んでいる者。住所・居所を有する者。

きょじゅうすいじゅん

きょじゅうすいじゅん [4] 【居住水準】
生活水準を平均的居住状態からみたもの。地域・家族構成によって異なり,一人当たり畳数などを指標とする。建設省では,最低居住水準と誘導居住水準の二つの居住水準を設定している。

きょじゅうせい

きょじゅうせい [0] 【居住性】
建物の住み心地。また,自動車など乗り物の居心地。「―にすぐれた車」

きょじゅうち

きょじゅうち [2] 【居住地】
(1)「居所」と「住所」の併称。
(2)人が住みついて生活している場所。

きょじゅうめんせき

きょじゅうめんせき [4] 【居住面積】
居室の床面積の合計。畳敷きの部屋や板の間などの床面積の合計。居住部面積。

きょじゅん

きょじゅん [0] 【許准】 (名)スル
許すこと。許可。「政府に権勢なし,人民の―するに由て,その権勢生ず/新聞雑誌 60」

きょじょう

きょじょう [0] 【挙状】
鎌倉・室町時代,下級者からの申請を上級者に推薦または取り次ぐための添え書き。主に,官職や恩賞の申請,所領安堵(アンド)や訴訟の取り次ぎの際に出された。吹挙状(スイキヨジヨウ)。

きょじょう

きょじょう [0] 【挙場】
(1)中国で,科挙の試験場。
(2)その場にいる者みな。会場全体。満場。

きょじょう

きょじょう [0] 【居城】
領主が日常住んでいる城。

きょじょう

きょじょう [0] 【居常】
常日頃(ツネヒゴロ)。平生。普段。「―法律を学びしことに向て/火の柱(尚江)」

きょじょう

きょじょう [0] 【許状】
(1)罪を許す旨を記した文書。許し文。赦免状。
(2)禁令や願いを許す旨を記した文書。

きょじん

きょじん [1][0] 【挙人】
(1)中国,漢代では官僚に推挙された者を,唐・宋代では進士の受験者を,明・清代では郷試に合格し中央で行う会試に応ずる資格を得た者をいう。
(2)「こじん(挙人)」に同じ。

きょじん

きょじん [0] 【巨人】
(1)神話・伝説などに出てくる,巨大な体をもつ人。大男。
(2)並はずれて大きい体をもつ人。大男。
(3)特別にすぐれた才能をもち,偉大な業績をあげた人。偉人。

きょじん

きょじん【巨人】
a giant;→英和
a Titan.→英和

きょじんしょう

きょじんしょう [2][0] 【巨人症】
身長が正常値を超え,2メートル以上になる病気。発育期における脳下垂体前葉からの成長ホルモンの過剰分泌が原因。巨大症。

きょじんでんせつ

きょじんでんせつ [4] 【巨人伝説】
巨人にまつわる伝説。中国の盤古や,日本の大太法師(ダイダラボウシ)の伝説などはこの類。

きょす

きょ・す 【醵す】 (動サ変)
ある目的のために,多くの人から金を集める。「金円を―・せしむる/明六雑誌 5」

きょす

きょ・す 【虚す】 (動サ変)
中身がなくなる。精力がなくなる。「脾胃(ヒイ)を労し心(シン)を傷(ヤブ)つて―・す/社会百面相(魯庵)」

きょす

きょ・す 【挙す】 (動サ変)
より高い地位に就かせる。地位を挙げる。「覚成僧都,法印に―・せらる/平家 3」

きょす

きょ・す 【居す】 (動サ変)
(1)住む。居る。「川尻肥後守幸俊が館(タチ)に―・し給ふ処に/太平記 28」
(2)地位・官職につく。「大樹の位に―・して/太平記 12」
(3)平伏する。「弓箭帯したる二人出来たりて―・す/今昔 23」

きょす

きょ・す 【踞す】 (動サ変)
腰をおろす。腰かける。「盤石の上に―・し,静座黙想して/日光山の奥(花袋)」

きょすう

きょすう【虚数】
《数》an imaginary number.

きょすう

きょすう [2] 【虚数】
〔数〕 複素数のうち実数でないもの。
⇔実数
→複素数

きょすうたんい

きょすうたんい [4] 【虚数単位】
〔数〕 二乗すると,−1 となる数をいう。� で表す。

きょせい

きょせい【去勢】
castration;emasculation.〜する castrate (獣を);→英和
sterilize (断種);→英和
[比喩的に]enervate;→英和
effeminate.→英和
‖去勢馬(鶏) a gelding (capon).去勢手術 (a) castration operation.

きょせい

きょせい【虚勢を張る】
bluff;→英和
put up a bold front.

きょせい

きょせい [0] 【去声】
⇒きょしょう(去声)

きょせい

きょせい [0] 【虚勢】
実力を伴わない表面だけの勢い。からいばり。から元気。

きょせい

きょせい [0] 【虚声】
事実に基づかないうわさ。

きょせい

きょせい [0] 【距星】
二十八宿の各宿の基準点となる星。

きょせい

きょせい [0] 【去勢】 (名)スル
(1)動物の雄や人間の男子から精巣を取り除くか,その機能をなくすこと。広義には,雌雄を問わず生殖腺を除去すること。その結果,生殖不能や二次性徴の退化が起こる。食肉用の牛・豚や鶏に対して行うと,脂肪の多い柔らかい肉が得られる。使役用の家畜に行うと性質が温順になる。「―された牛」
(2)人から反抗心や気力を奪うこと。「―された思想」「―者」

きょせい

きょせい [1][0] 【挙世】 (副)
世の中をあげて。世間全体で。「―彼ヲオソル/ヘボン(三版)」

きょせい

きょせい【巨星】
a giant star;[比喩的]a great man.〜墜(お)つ The bright light has disappeared.

きょせい

きょせい [0] 【巨星】
(1)半径や絶対光度などが大きい恒星。すなわち,ヘルツシュプルング・ラッセル図上で,主系列星より上の方に位置する星。超巨星・輝巨星・巨星・準巨星などに分けられている。
⇔矮星(ワイセイ)
(2)偉大な人物。

きょせい=を張(ハ)る

――を張(ハ)・る
実力がないのに,上辺だけの威勢を示す。からいばりする。

きょせい=墜(オ)つ

――墜(オ)・つ
偉大な人物が死ぬ。大物が死ぬ。

きょせき

きょせき [0] 【巨石】
大きな石。

きょせき

きょせき【巨石文化】
《考古》a megalithic culture.

きょせききねんぶつ

きょせききねんぶつ [5] 【巨石記念物】
ドルメンやストーン-サークルなど,大きな石を使った遺構。

きょせきぶんか

きょせきぶんか [4] 【巨石文化】
巨石遺構が多く残存する西ヨーロッパの,紀元前四〇〇〇〜前2000年の新石器時代文化。ヨーロッパ以外にも散在する巨石遺構とその文化をさす場合もある。

きょせつ

きょせつ [0] 【虚説】
事実無根のことをいいふらすうわさ。そらごと。
⇔実説

きょせつ

きょせつ [0] 【鋸屑】
のこぎりくず。おがくず。転じて,ことばや文章がよどみなくでるたとえ。

きょせん

きょせん【巨船】
a huge vessel[ship].

きょせん

きょせん [0] 【虚線】
点線。

きょせん

きょせん 【挙銭】
鎌倉時代,銭貨を用いて行われた利息つきの貸し付け金。出挙(スイコ)銭。利銭(リセン)。

きょせん

きょせん [0] 【巨船】
非常に大きな船。

きょぜい

きょぜい [0] 【挙税】
⇒こぜい(挙税)

きょぜつ

きょぜつ [0] 【拒絶】 (名)スル
要求や頼みをことわること。「要求を―する」

きょぜつ

きょぜつ【拒絶】
(a) refusal;→英和
(a) rejection;(a) denial.→英和
〜する refuse;→英和
reject;→英和
decline;→英和
deny.→英和
‖拒絶反応 a (an immunological) rejection.

きょぜつしょう

きょぜつしょう [0][3] 【拒絶症】
精神分裂症の症状の一。他人の命令に対し逆の態度や行動をしたりすること。

きょぜつしょうしょ

きょぜつしょうしょ [4] 【拒絶証書】
手形・小切手の所持人が支払いまたは引き受けを拒絶された場合に,その事実を証明し手形上の権利の行使または保全に必要な行為をしたことを証明するための公正証書。

きょぜつはんのう

きょぜつはんのう [4] 【拒絶反応】
(1)移植された組織や臓器を拒絶しようとする個体の防御反応の一。一種の免疫反応。拒否反応。
(2)内容の理解まで立ち入らずに,物事について拒否の態度を表すこと。「政治的な話題には―を示す」

きょぜん

きょぜん [0] 【居然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)じっとしているさま。座って動かないさま。いながら。ひとりでに。「及ぶものなければ,―として第一等の称を得たりける/西国立志編(正直)」
(2)することがなく退屈なさま。つれづれ。

きょぜん

きょぜん [0] 【遽然】 (副)
急なさま。あわてるさま。突然。「―として室内に足音あり/蜃中楼(柳浪)」

きょそ

きょそ [1] 【挙措】
立ち居振る舞い。おこない。

きょそ=を失う

――を失・う
取り乱した振る舞いをする。

きょそう

きょそう [0] 【距爪】
ニワトリなどのけづめ。

きょそく

きょそく [0] 【虚足】
⇒仮足(カソク)

きょそん

きょそん [0] 【踞蹲】 (名)スル
しゃがむこと。蹲踞。「泰然として―し手に笏(シヤク)を持す/浮城物語(竜渓)」

きょそん

きょそん [0] 【居村】
自分の住んでいる村。

きょぞう

きょぞう【虚像】
《理》a virtual image.

きょぞう

きょぞう [0] 【虚像】
(1)物体から出た光線が凹レンズや鏡などにより発散させられた場合,実際に光線が交わるのではなく,発散した光線を逆向きに延長してできる像。
(2)ある人や物の本当の姿とは異なる,他によってつくられたイメージ。「マスコミがつくり上げた―」
⇔実像

きょた

きょた [1] 【許多・巨多】 (名・形動)[文]ナリ
数の多いこと。たくさんあること。また,そのさま。こた。「爵位を願ふもの甚だ―にして/花柳春話(純一郎)」

きょたい

きょたい【巨体】
a gigantic figure;a huge bulk (船体など).

きょたい

きょたい [0] 【巨体】
非常に大きなからだ。巨躯(キヨク)。

きょたいとし

きょたいとし [4] 【巨帯都市】
⇒メガロポリス

きょたく

きょたく [0] 【居宅】
(1)日常住んでいる家。すまい。
(2)うちにいること。在宅。「―保護」

きょたつ

きょたつ [0] 【挙達】
(1)推挙されて地位や官職があがること。「―道遠くして,忠戦の輩勇を成すべからず/太平記 13」
(2)とりあげて上申すること。「法師の申さんずる事を,伝奏に―せよ/太平記 25」

きょたん

きょたん [0] 【虚誕】
おおげさなうそ。おおうそ。でたらめ。つくりごと。「素(モト)より―を著すを戯作者の本意として/滑稽本・浮世床 2」

きょたん

きょたん [0] 【去痰・袪痰】
喉頭(コウトウ)または気管にたまっている痰を取り除くこと。

きょたんやく

きょたんやく [2] 【去痰薬】
痰の排出を促進し,呼吸をしやすくして二次的に咳(セキ)を鎮める薬。吐根・セネガ・キキョウなど。

きょだい

きょだい [0] 【巨大】 (名・形動)[文]ナリ
非常に大きい・こと(さま)。「―な岩石」
[派生] ――さ(名)

きょだい

きょだい【巨大な】
huge;→英和
gigantic.→英和

きょだいかがく

きょだいかがく [4] 【巨大科学】
科学と工学的技術の緊密な協力関係のもとで,多数の研究者を組織的に動員して進められる大規模な科学研究。核融合・高速増殖炉,あるいはスペース-シャトルなど実利的な成果をめざす場合が多い。
→中間技術

きょだいじしん

きょだいじしん [4] 【巨大地震】
大地震のうち,マグニチュードが 8 に近いか,またはそれより大きなもの。

きょだいせんしょくたい

きょだいせんしょくたい [0] 【巨大染色体】
ショウジョウバエなど双翅目の幼虫の唾液腺細胞・マルピーギ管・神経細胞や,精母細胞などに存在する巨大な染色体。染色体地図の作成や遺伝情報の発現の研究に利用される。

きょだいとし

きょだいとし [4] 【巨大都市】
⇒メトロポリス

きょだいとし

きょだいとし【巨大都市】
a megalopolis.→英和

きょだいぶんし

きょだいぶんし [4] 【巨大分子】
(1)「高分子化合物」に同じ。
(2)ダイヤモンドや石英のように,共有結合によって多数の原子が結合したもの。

きょだく

きょだく [0] 【許諾】 (名)スル
許可・承諾を与えること。「転載を―する」「―料」

きょだく

きょだく【許諾する】
consent;→英和
permit.→英和

きょだつ

きょだつ [0] 【虚脱】 (名)スル
(1)気力がなくなって,何もしたくなくなること。ぼんやりして,何も手につかなくなること。「―状態」
(2)〔医〕 失血・火傷・中毒などによる急激な血液循環障害のため,極度の脱力状態に陥ること。

きょだつ

きょだつ【虚脱】
《医》atrophy;→英和
collapse.→英和
〜する be atrophied;collapse.→英和
‖虚脱状態 a state of stupor (心身の);absent-mindedness (放心).

きょだん

きょだん [0] 【鋸断】 (名)スル
鋸(ノコギリ)で切ること。

きょだん

きょだん [0] 【虚談】
根も葉もない話。つくりばなし。

きょだん

きょだん [0] 【拒断】 (名)スル
申し出や要求などをこばんで断ること。「これを―したり/日乗(荷風)」

きょだん

きょだん [0] 【巨弾】
大きな砲弾・爆弾。

きょちゅう

きょちゅう [0] 【居中】 (名)スル
中に立つこと。両方の中間に立つこと。

きょちゅうちょうてい

きょちゅうちょうてい [4] 【居中調停】
第三国が紛争当事国の間に立って,平和的解決をはかること。仲介。

きょっかい

きょっかい【曲解】
(willful) misinterpretation.〜する misinterpret;→英和
distort (故意に).→英和

きょっかい

きょっかい キヨク― [0] 【曲解】 (名)スル
物事や他人の言動を素直に受けとらず,わざとちがった解釈をすること。また,その解釈。「こちらの意図を―している」

きょっかい

きょっかい キヨク― [0] 【極海】
南極・北極近くの高緯度地方の海。極洋。

きょっかく

きょっかく キヨク― [0] 【極核】
種子植物の胚嚢(ハイノウ)にある八個の半数性の核のうち,中央部にある二核。合体して全数性となり,さらに花粉からもたらされた精核の一つと融合して三倍性の胚乳組織をつくる。

きょっかん

きょっかん キヨククワン [0] 【極官】
〔「ごっかん」とも〕
(1)この上もない高い官位。「―に至る」
(2)官職世襲の時代に,その家柄としてなることができる最高の官位。

きょっかん

きょっかん キヨククワン [0] 【極冠】
火星の極地に見える白い部分。火星の夏には消滅し,冬に増大する。

きょっかん

きょっかん キヨク― [0] 【極諫】 (名)スル
言葉を尽くして強くいさめること。「死を賭して―する」

きょっき

きょっき キヨク― [1] 【旭旗】
日の丸の旗。旭日旗(キヨクジツキ)。

きょっけい

きょっけい キヨク― [0] 【極刑】
最も重い刑罰。死刑。「―に処す」

きょっけい

きょっけい【極刑にする】
condemn <a person> to a capital punishment.

きょっけん

きょっけん キヨク― [0] 【極圏】
地球上の南緯・北緯それぞれ六六度三四分の緯線。また,それよりも高緯度の地域。北極圏と南極圏。

きょっこう

きょっこう キヨククワウ [0] 【極光】
⇒オーロラ

きょっこう

きょっこう キヨククワウ [0] 【旭光】
朝日の光。旭暉(キヨツキ)。「―をあびる」

きょっこう

きょっこう【極光】
the aurora;→英和
the polar lights.

きょっこう

きょっこう キヨク― [0] 【曲肱】
〔「肱」は,ひじ〕
ひじを曲げること。特に,ひじを曲げて枕代わりにし,横になること。

きょっこう=の楽しみ

――の楽しみ
〔論語(述而)「飯�疏食�飲�水,曲�肱而枕�之,楽亦在�其中�矣」から〕
貧しい暮らしの中にある楽しみ。簡素な生活の楽しさ。
→肱(ヒジ)を曲げる

きょてい

きょてい [0] 【居邸】
住んでいるやしき。邸宅。

きょてい

きょてい [0] 【渠底】
ドックの底。

きょてん

きょてん【拠点】
a position;→英和
a foothold;→英和
a base (基地).→英和
軍事拠点 a strategic position.

きょてん

きょてん [0] 【拠点】
いろいろな活動をするための足場となる重要な所。「戦略上の重要―」

きょでん

きょでん [0] 【虚伝】
何の根拠もないうわさ。虚聞。

きょとい

きょと・い (形)
〔「けうとい」から転じた「きょうとい」がさらに変化した語。近世語〕
(1)ひどい。恐ろしい。「是は藤内さま,御案内とは―・いぞ,―・いぞ/洒落本・和唐珍解」
(2)見事だ。素晴らしい。「いや―・いもんぢや,でけたでけた/滑稽本・膝栗毛 5」

きょとう

きょとう [0] 【巨頭】
(1)重要な地位にある人。大立て者。「両陣営の―会談」
(2)非常に大きな頭。

きょとう

きょとう【巨頭】
a leader;→英和
a magnate.→英和
‖巨頭会談 a top-level conference;a summit (conference).三巨頭 The Big Three.

きょとう

きょとう [0] 【挙党】
一つの政党全体。党をあげて事にあたること。「―態勢で臨む」「―一致で推薦する」

きょとう

きょとう [0] 【去冬】
去年の冬。昨冬。

きょときょと

きょときょと [1] (副)スル
不安・恐れ・好奇心などで,態度が落ち着かないようす。そわそわ,きょろきょろ。「―(と)辺りを見回す」「―(と)した目つき」

きょとん

きょとん
〜とする look blank.〜として absent-mindedly.

きょとんと

きょとんと [2] (副)スル
驚いたり気抜けしたりして,ぽかんとしているさま。「いきなり名前を呼ばれて―する」

きょどう

きょどう [0] 【挙動】
人の立ち居振る舞い。動作。「―不審の男を捕らえる」

きょどう

きょどう【挙動】
conduct;→英和
behavior;→英和
doings (行動).〜不審のかどで on account of one's suspicious behavior.

きょどうはん

きょどうはん [2] 【挙動犯】
構成要件上,一定の行為があれば十分で,その他の結果の発生を必要としない犯罪。住居侵入罪・不退去罪など。

きょにんか

きょにんか [2] 【許認可】
行政行為の一。行政機関が国民生活の保全などを目的として,国民の行動を適法なものとするために行う規制行為。許可・認可・検査・認証など。「―権」

きょにんかぎょうせい

きょにんかぎょうせい [5] 【許認可行政】
許認可などの規制権限を行使する行政。

きょねん

きょねん【去年】
last year.〜の今日 this day last year.

きょねん

きょねん [1] 【去年】
今の年の前の年。昨年。「―の正月」

きょねん

きょねん 【巨然】
中国,宋代の画僧。南唐滅亡後,開封の開元寺に住む。山水画を董源に学び,後世董源と並称される南宗画の一大源流となる。生没年未詳。

きょはく

きょはく [0] 【挙白】
〔「白」は酒杯の意〕
杯を手に取って酒を飲むこと。また,酒をすすめること。

きょはく

きょはく [0] 【巨擘】
(1)おやゆび。
(2)多くの人の中にあって,特にすぐれて目立つ人。巨頭。

きょひ

きょひ [1] 【巨費】
巨額の費用。多くの費用。「―を投じる」

きょひ

きょひ [1] 【拒否】 (名)スル
こばみ,ことわること。
⇔承諾(シヨウダク)
「返答を―する」

きょひ

きょひ [1] 【許否】
許すことと許さないこと。

きょひ

きょひ【拒否】
(a) denial;→英和
(a) refusal;→英和
rejection.〜する deny;→英和
refuse;→英和
reject;→英和
veto <a bill> .→英和
‖拒否権 <exercise> a veto.拒否反応 a rejection reaction[symptom];an immune reaction[response](抗原抗体反応).

きょひ

きょひ【巨費を投じて】
at a great cost <of> .

きょひけん

きょひけん [2][3] 【拒否権】
〔veto〕
(1)同意を拒むことによって,決議の成立を阻止しうる権限。
(2)立法機関が可決した法律の成立を,行政機関の長がその承認を拒否することにより阻止しうる権限。アメリカ大統領のもつ法律拒否権など。
(3)国連の安全保障理事会の常任理事国のもつ決議阻止権。手続き事項以外の実質問題については,常任理事国のうち一国でも反対すれば決議が成立しない。

きょひはんのう

きょひはんのう [3] 【拒否反応】
⇒拒絶反応(キヨゼツハンノウ)

きょびょう

きょびょう [0] 【虚病】
病気だといつわること。仮病(ケビヨウ)。「―を搆へて暫らく出て来ぬ始末/思出の記(蘆花)」

きょふ

きょふ [1] 【虚浮】
行動などがうわついていること。「借銀に依頼することの―なるを論じて/西国立志編(正直)」

きょふ

きょふ [1] 【巨富】
非常に大きな財産。「―を築く」

きょぶ

きょぶ 【虚無】
〔「ぶ」は漢音〕
「きょむ」に同じ。「―自然の理を専にする道士共/太平記 24」[日葡]

きょぶん

きょぶん [0] 【虚聞】
(1)根拠のないうわさ。虚妄(キヨモウ)の風聞。
(2)事実と異なるよい評判。虚名。

きょぶん

きょぶん [0] 【虚文】
内容の乏しい文章。

きょぶんとう

きょぶんとう 【巨文島】
朝鮮半島の南,済州海峡にある小島。韓国領。沿岸漁業の根拠地。コムン-ド。

きょぶんとうじけん

きょぶんとうじけん 【巨文島事件】
1885年イギリス東洋艦隊が巨文島を占領した事件。イギリスはロシアと朝鮮政府との接近を嫌い,ロシア極東艦隊の通路を遮断するため占領に及んだ。87年,清国の仲介により撤退。

きょへい

きょへい【挙兵する】
raise[muster]an army.→英和

きょへい

きょへい [0] 【挙兵】 (名)スル
兵を集めて戦いを起こすこと。武力行動を起こすこと。旗揚げ。

きょへん

きょへん [0] 【巨編・巨篇】
文学・映画などの,大規模な作品。超大作。「豪華―」

きょほ

きょほ [1] 【巨歩】
ある事柄について残した偉大な功績。「科学史上に―をしるす」

きょほう

きょほう [0] 【巨峰】
ブドウの品種の一。日本で育成されたアメリカブドウとヨーロッパブドウの交雑種で,紫黒色逆卵形の大粒の実を結ぶ大房の優良種。

きょほう

きょほう [0] 【虚報】
いつわりの知らせ。あやまった情報。

きょほう

きょほう【巨砲】
a big[huge]gun.

きょほう

きょほう【虚報】
a false report.

きょほう

きょほう [0] 【巨砲】
大きな大砲。口径の大きな砲。

きょぼう

きょぼう [0] 【虚妄】
「きょもう(虚妄)」に同じ。「全く―とのみ言ひ消すことが出来ませぬので/火の柱(尚江)」

きょぼう

きょぼう [0] 【虚謀】
よくないくわだて。悪だくみ。「潜(ヒソカ)に―を助くる者は/近世紀聞(延房)」

きょぼく

きょぼく [0] 【巨木】
大きな木。巨樹。

きょぼくいこう

きょぼくいこう [4] 【巨木遺構】
縄文時代後期・晩期の東日本にみられる径1メートルくらいの木柱を環状あるいは方形に並べた遺構。祭祀または葬送儀礼に関する施設。ウッド-サークル。

きょまん

きょまん [0][2] 【巨万】
非常に多くの数や量。莫大(バクダイ)。「―の富を築く」

きょまん

きょまん【巨万の富を積む】
become a millionaire.→英和

きょみん

きょみん [0] 【居民】
その土地に住む人。住民。

きょむ

きょむ【虚無】
nothingness;→英和
nihil.〜的な nihilistic <ideas> .‖虚無主義(者) nihilism (a nihilist).

きょむ

きょむ [1] 【虚無】
(1)何も存在せず空虚なこと。特に,価値のある本質的・本源的なものの存在しないこと。
(2)はてしない大空。虚空。
(3)「虚無の学」に同じ。

きょむしゅぎ

きょむしゅぎ [3] 【虚無主義】
⇒ニヒリズム

きょむてき

きょむてき [0] 【虚無的】 (形動)
人生などをむなしいものであると考えているさま。「―な考え」

きょむとう

きょむとう [0] 【虚無党】
⇒ニヒリスト(2)

きょむのがく

きょむのがく [1] 【虚無の学】
有無相対の世界を超えた無為自然の境地を究極のものとする学。老子が初めて唱え,荘子らが継承し,のちに道家となった。老荘の学。

きょめい

きょめい【虚名】
an empty name; <seek> publicity.→英和

きょめい

きょめい [0] 【虚名】
(1)実質を伴わない表面だけの名声。
(2)事実と異なった悪いうわさ。うそ。「先年色道の―によつて勅勘をかうぶり/浄瑠璃・用明天皇」

きょもう

きょもう [0] 【虚妄】
事実でないこと。うそ。いつわり。

きょゆう

きょゆう 【拠有】 (名)スル
よりどころとしてもつこと。「君主―する所の二三特権/三酔人経綸問答(兆民)」

きょゆう

きょゆう 【許由】
中国,古伝説上の隠者。字(アザナ)は武仲。聖帝尭(ギヨウ)が自分に天下を譲るという話を聞き,耳がけがれたといって潁川(エイセン)の水で耳を洗い,箕山(キザン)に隠れたと伝えられる。

きょゆう=巣父(ソウホ)

――巣父(ソウホ)
潁水で耳を洗っている許由を見て,やはり尭帝から天下を譲ろうと言われた高士の巣父は,そのようなけがれた水を牛に飲ませることはできないとして,牛を引いて帰っていったという故事。栄達や高い位を嫌うたとえ。また,それを描いた画題。

きょよ

きょよ [1] 【許与】 (名)スル
許し与えること。許可を与えること。「此権利を―するを得ず/民約論(徳)」

きょよう

きょよう【挙用する】
appoint <a person to a high office> ;→英和
promote.→英和

きょよう

きょよう [0] 【許容】 (名)スル
許して,受け入れること。「多少の誤差は―する」

きょよう

きょよう [0] 【挙用】 (名)スル
能力を認めて,下位の者をひきあげて使うこと。登用。「其門人も亦―せられたのである/渋江抽斎(鴎外)」

きょよう

きょよう【許容】
permission;→英和
sanction;→英和
pardon;→英和
toleration.〜する permit;→英和
sanction;→英和
pardon.‖許容量 the maximum permissible dosage (薬の);tolerance (有害物質などの).

きょようおうりょく

きょようおうりょく [4] 【許容応力】
構造物などの部材がその目的用途で実際に用いられるときに,破壊を起こさず,安全に使えるために許容できる最大の応力の値。許し内力。許容内力。

きょようかん

きょようかん 【居庸関】
万里の長城の関所の一。北京の北西60キロメートルにあり,華北平野とモンゴル高原をつなぎ,また北方民族の北京侵入を防衛する要衝。

きょようせんりょう

きょようせんりょう [4] 【許容線量】
人体への影響を考慮してきめられた,被曝放射線量の最大値。線量限度。

きょようないりょく

きょようないりょく [4] 【許容内力】
⇒許容応力(キヨヨウオウリヨク)

きょようのうど

きょようのうど [4] 【許容濃度】
労働者の作業環境をはかる指標の一。有害物質に連日暴露される場合,その空気中濃度がそれ以下であれば,大多数に悪影響がみられないと考えられる濃度。一般に環境基準より高い数値である。

きょようほうき

きょようほうき [4] 【許容法規】
命令・禁止を内容とせず,「することができる」という許容を内容とする法規。

きょようりょう

きょようりょう [2] 【許容量】
薬剤や放射性物質などで,人体に明らかな障害を起こさないと考えられる最大限度の量。これ以下ならば場合によっては用いてもよいとされている量。

きょらい

きょらい【去来する】
come and go;recur <to one's mind> .→英和

きょらい

きょらい [0] 【去来】 (名)スル
去ることと来ること。行ったり来たりすること。また,思い浮かんだり消えたりすること。「この間の出来事が脳裏に―する」

きょらい

きょらい 【去来】
⇒向井(ムカイ)去来

きょらいしょう

きょらいしょう 【去来抄】
俳論書。四巻。向井去来著。1702年から1704年の間に成立。1775年刊。芭蕉と門人たちの句評・俳諧本質論・俳諧作法などを「先師評」「同門評」「故実」「修行」の四分に分けて記す。ただし,そのうち「故実」編のみ出版されなかった。土芳の「三冊子」と並び,芭蕉俳論を知る重要な資料。

きょり

きょり【距離】
(a) distance;→英和
an interval (間隔);→英和
a range (着弾).→英和
〜がある be distant.‖距離感 a sense of distance.距離計 a range finder (カメラの).

きょり

きょり【巨利(を占める)】
(make) a big profit.

きょり

きょり [1] 【距離】
(1)二つの物・場所などの空間的な離れ方の大きさ。へだたり。「自宅から駅までの―」
(2)抽象的な事物の間に感じられるへだたり。「理想と現実の―」
(3)人と人との間に感じられる心理的なへだたり。「―を感ずる会話」「―をおいて付き合う」
(4)〔数〕 二点を結ぶ線分の長さ。点集合 A と B の距離は,A の点と B の点の距離の下限とする。

きょり

きょり [1] 【巨利】
非常に大きな利益。莫大(バクダイ)な利益。「相場で―を博する」

きょりきょうぎ

きょりきょうぎ [3] 【距離競技】
スキーのノルディック種目の一。起伏の多い雪の山野をスキーで走って,タイムを競うもの。ディスタンス-レース。

きょりく

きょりく 【許六】
⇒森川(モリカワ)許六

きょりくうかん

きょりくうかん [3] 【距離空間】
〔metric space〕
〔数〕 集合 � の任意の要素 �,� に対して,次の(1)〜(3)をみたす実数 �(�, �)が対応しているとき,� を � 上の距離関数といい,� を距離空間,� の要素をこの距離空間の点という。(1) �(�, �)=0; �≠� ならば �(�, �)>0(2) �(�, �)=�(�, �)(3) �(�, �)+�(�, �)≧�(�, �)

きょりけい

きょりけい [0] 【距離計】
観測者から目標物までの距離を光学的に測る器械。カメラの焦点合わせなどに利用される。

きょりひょう

きょりひょう [0] 【距離標】
鉄道の線路標識の一。線路の起点からの距離を示し,一般に0.5キロメートルごとに設ける。

きょりゅう

きょりゅう【居留する】
reside;→英和
dwell.→英和
居留地(民) a settlement (resident).→英和

きょりゅう

きょりゅう [0] 【居留】 (名)スル
(1)一時,ある場所にとどまり住むこと。
(2)外国の居留地に住むこと。「神戸に―するイギリス人」

きょりゅう

きょりゅう [0] 【去留】
去ることと留まること。「いまだ―を決すること能はざるなり/日乗(荷風)」

きょりゅうち

きょりゅうち [2] 【居留地】
一国の領土のうち,一定地域を限って外国人の居住・営業が認められた区域。かつての中国では租界といわれ,日本では開港場にみられた。日本では1899年(明治32)の条約改正発効に伴って廃止。

きょりゅうみん

きょりゅうみん [2] 【居留民】
(1)居留地に住む外国人。
(2)一時的にとどまり住んでいる外国の人民。居留する外国人。

きょれい

きょれい [0] 【挙例】 (名)スル
実例をあげること。

きょれい

きょれい【虚礼】
empty forms;formalities.

きょれい

きょれい [0] 【虚礼】
まごころからでなく,表面をとりつくろうためのみに行われる形式的な儀礼。「―廃止」

きょれいふまい

きょれいふまい [0] 【虚霊不昧】
〔朱熹「大学章句」の第一章にある「明徳者,人之所�得�乎天�,而虚霊不昧,以具�衆理�而応�万事�者也」から〕
心が空で私心がなく,鏡のように一切を明らかに照らす働きをもつこと。

きょろう

きょろう 【虚労】
病気などによる疲労または体力・気力の衰え。「又心気・腹痛・―等更に発る/庭訓往来」

きょろきょろ

きょろきょろ
〜する stare about;look around restlessly.

きょろきょろ

きょろきょろ [1] (副)スル
何かを探し求めたり,とまどったり,あわてたりして,あたりを落ち着きなく見回すさま。けろけろ。「―(と)あたりを見回す」「―するな」

きょろく

きょろく 【許六】
⇒森川許六(モリカワキヨリク)

きょろく

きょろく 【鉅鹿】
中国,河北省平郷県の古地名。秦末,項羽が秦の章邯の軍を大敗させた地。

きょろつく

きょろつ・く [0] (動カ五[四])
きょろきょろする。「―・き��あたりを見れば/西洋道中膝栗毛(魯文)」

きょろり

きょろり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)目を丸くしてじっとみつめるさま。「―とした目でみつめる」
(2)平然としているさま。けろり。「盗んだ金はかやしますと―としてぞ居たりける/浄瑠璃・丹波与作(中)」

きょん

きょん [1] 【羗】
シカ科の哺乳類。肩高40センチメートルほど。体毛は黄褐色。オスには5センチメートルほどの角があり,上顎犬歯は牙状に伸びる。眼下腺が発達し,目が四つあるように見えることからヨツメジカとも呼ばれる。中国南部・台湾の森林地帯にすむ。

きよ

きよ【毀誉(褒貶(ほうへん))】
praise and[or]censure;(public) criticism.→英和

きよ

きよ【寄与する】
contribute <to> .→英和

きよ

きよ [1] 【寄与】 (名)スル
(1)力を尽くして社会や人のために役に立つこと。貢献。「医学の発展に―する」
(2)おくりあたえること。[節用集(文明本)]

きよ

きよ [1] 【毀誉】
けなすことと,ほめること。悪口とほめ言葉。「―褒貶(ホウヘン)」

きよい

きよい【清い】
clean;→英和
clear <water> ;→英和
pure;→英和
innocent;→英和
chaste;→英和
honest <vote> .→英和

きよい

きよ・い [2] 【清い・浄い】 (形)[文]ク きよ・し
(1)にごりやけがれがない。きれいである。さわやかだ。「―・く澄んだ秋の月」「―・い流れ」
(2)世俗的なよごれにおかされず純粋である。心によごれがない。「少女の―・い瞳」「―・い心」
(3)物欲や肉欲とかかわりがない。「―・い交際」
(4)未練がなくさっぱりしている。いさぎよい。「過去のことは―・く水に流して再出発しよう」「人手にかからんより,―・き自害してみせ申さん/曾我 10」
(5)(連用形の形で副詞的に用いられて)残るところがない。「―・う忘れてやみぬる/枕草子 276」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

きよう

きよう [0] 【餼羊】
古代中国で,告朔(コクサク)のときなどに宗廟(ソウビヨウ)に供えるいけにえの羊。

きよう

きよう [1] 【器用】 (名・形動)[文]ナリ
(1)細かい仕事を巧みにやりとげる・こと(さま)。「手先の―な人」「―者」
(2)何事をも巧みにやりとげる・こと(さま)。「何でも―にこなす」「―貧乏」
(3)要領よく,抜け目なく立ち回る・こと(さま)。「政界を―に泳ぎ回る」
⇔不器用
(4)役に立つ才能のあること。また,その人。「武家の棟梁となりぬべき―の仁出来(イデキ)て/太平記 13」
(5)いさぎよいこと。潔白であること。「逃げはせぬと,尤(モツトモ)―な白状/浄瑠璃・淀鯉(下)」
(6)容貌。人柄。「遠国侍なれども,―・骨柄(コツガラ)尋常なる人かなと感じけり/御伽草子・猿源氏」
[派生] ――さ(名)

きよう

きよう キヤウ 【貴陽】
中国,貴州省の省都。雲貴高原の東部に位置し,機械・製紙などの工業が盛ん。コイヤン。

きよう

きよう【起用する】
appoint;→英和
promote.→英和

きよう

きよう【紀要】
a <university> bulletin;→英和
a memoir.→英和

きよう

きよう【器用な(に)】
skillful(ly);dexterous(ly).→英和

きよう

きよう [0] 【起用】 (名)スル
これまで用いられなかったり認められていなかったりした人を,ひきあげ用いること。とりたてて用いること。「スタッフに若手を―する」「投手の―を誤る」

きよう

きよう [0] 【紀要】
大学・研究機関などで定期的に出す研究論文集。

きようじん

きようじん [2] 【器用人】
技芸などが巧みな人。また,なんでもやりこなせる人。器用な人。

きようびんぼう

きようびんぼう [4] 【器用貧乏】
なまじ器用なために一事に徹することができず,結局,大成しないこと。

きようやく

きようやく [2] 【稀用薬】
⇒オーファン-ドラッグ

きようら

きようら 【清浦】
姓氏の一。

きようらけいご

きようらけいご 【清浦奎吾】
(1850-1942) 政治家。肥後の人。法相・農商務相・枢密顧問官などを歴任。1924年(大正13)貴族院議員を中心に組閣したが,第二次護憲運動のために半年で総辞職した。

きよかた

きよかた 【清方】
⇒鏑木(カブラギ)清方

きよかわ

きよかわ キヨカハ 【清川】
姓氏の一。

きよかわはちろう

きよかわはちろう キヨカハハチラウ 【清川八郎】
(1830-1863) 幕末の志士。出羽国の郷士。江戸で幕府の浪士募集に応じ,浪士隊に入り上洛。佐幕派の近藤勇らと対立し江戸に戻され新徴組に編入,間もなく暗殺された。

きよがき

きよがき 【清書き・浄書き】 (名)スル
草稿などを正しくきれいに写し改めること。せいしょ。「まだ―もせぬ本をつかはして侍りけるを/新古今(雑下詞)」

きよがんな

きよがんな [3] 【清鉋】
建築工事で,加工した木材を使用前に清浄にするために祭壇を設け,仕上げの鉋をかけて清める儀式。清鉋の式。

きよきあかきこころ

きよきあかきこころ 【清き明き心・浄き明き心】
(1)〔上代語〕
反逆の意志をもたない心。忠誠心。
(2)邪心のない,明朗で曇りなき心。きたなき心・くらき心に対するものとして古神道で高く評価された心情。のち中世神道や江戸の心学に受け継がれた。

きよげ

きよげ 【清げ・浄げ】 (形動ナリ)
けがれなく清らかなさま。清楚で美しいさま。「―なる童(ワラワ)などあまた出で来て/源氏(若紫)」

きよさとこうげん

きよさとこうげん 【清里高原】
山梨県北西部,八ヶ岳山麓にある高原。海抜1000〜1400メートル。酪農・高冷地農業地帯であったが,近年観光化が著しい。

きよさわ

きよさわ キヨサハ 【清沢】
姓氏の一。

きよさわきよし

きよさわきよし キヨサハ― 【清沢洌】
(1890-1945) ジャーナリスト。長野県生まれ。朝日新聞・東洋経済新報などを舞台に,軍国主義に同調せず,自由主義者として外交・政治評論に活躍。著「日本外交史」「暗黒日記」など。

きよざわ

きよざわ キヨザハ 【清沢】
姓氏の一。

きよざわまんし

きよざわまんし キヨザハ― 【清沢満之】
(1863-1903) 真宗大谷派の僧。号は臘扇(ロウセン)。名古屋の人。本山の近代化を図る。雑誌「精神界」を発刊し,精神主義を唱えて他力信仰の内面的深化を追求,思想界全体に影響を与えた。

きよし

きよ・し 【清し・浄し】 (形ク)
⇒きよい

きよしこのよる

きよしこのよる 【聖しこの夜】
〔原題 (ドイツ) Stille Nacht, heilige Nacht〕
クリスマスの賛美歌。1818年作。作曲はオーストリアの F = X =グルーバー。民謡風の旋律が親しみやすく,世界中に広まっている。

きよす

きよす 【清洲】
名古屋市の北西郊にある町。織田信長が清洲城に拠(ヨ)って,天下統一の本拠とした地。

きよすみていえん

きよすみていえん 【清澄庭園】
東京都江東区清澄にある庭園。明治初期に所有者となった岩崎弥太郎・弥之助兄弟が全国の名石を集めてつくり上げ,池泉を中心とする。

きよすみでら

きよすみでら 【清澄寺】
千葉県安房郡天津小湊町清澄にある日蓮宗の寺。山号は千光山。771年,不思議法師の開基と伝える。円仁の再興で天台宗となり,江戸時代真言宗に属し,のち日蓮宗に変わった。日蓮がここで僧となり,南無妙法蓮華経七字の題目を唱えて立教開宗した。せいちょうじ。

きよすみやま

きよすみやま 【清澄山】
千葉県安房郡天津小湊町にある山。海抜377メートル。山上に清澄寺がある。きよずみやま。

きよずり

きよずり 【清剃り】
一度剃(ソ)ったところをさらに丁寧に剃ること。「もう―だからそろ��とおさすりばかり/滑稽本・浮世風呂 2」

きよずり

きよずり [0] 【清刷(り)】 (名)スル
印刷で,校正を終えた活版・凸版などを写真製版などの版下にするため,良質の紙にきれいに刷ること。また,そのもの。

きよせ

きよせ [0] 【季寄せ】
〔四季の詞(コトバ)寄せの略〕
俳諧の季語を,季に従って分類整理したもの。俳諧歳時記の類。

きよせ

きよせ [0] 【木寄せ】
林内で,伐採・玉切りされた丸太を,集材の便のため,適量ずつ各所に集めること。藪(ヤブ)出し。

きよせ

きよせ 【清瀬】
東京都北部,埼玉県に接する市。武蔵野台地にあり,結核などの療養施設があった。戦後は住宅都市として発展。

きよせほう

きよせほう [0] 【木寄せ法】
木彫りの技法の一。寄せ木造りの仏像をつくるときに用いる方法。
→寄せ木造り

きよたき

きよたき 【清滝】
京都市右京区の地名。清滝川沿いの景勝地で,紅葉の名所。((歌枕))「―のせぜのしら糸くりためて山わけごろもおりて着ましを/古今(雑上)」

きよたけ

きよたけ 【清武】
宮崎県南部,宮崎郡の町。宮崎市南西に接し,清武川が流れる。安井息軒の生地。

きよつね

きよつね 【清経】
能の一。修羅物。世阿弥(ゼアミ)作。平清経の入水の報を受けた妻が悲嘆に暮れていると,清経の亡霊が現れ,妻を慰め,敗戦のありさまなどを語る。

きよどころ

きよどころ 【清所】
御厨子所(ミズシドコロ)の異名。おきよどころ。

きよの

きよの 【清野】
姓氏の一。

きよのけんじ

きよのけんじ 【清野謙次】
(1885-1955) 病理学者・人類学者。岡山県生まれ。京大教授。病理学における生理学的研究の導入を主唱し,生体染色の研究で成果をあげた。また,石器時代の人骨を計測して原日本人説を唱えた。主著「生体染色の研究」「古代人骨の研究に基づく日本人種論」

きよはら

きよはら 【清原】
姓氏の一。天武天皇の皇子舎人(トネリ)親王の曾孫繁野(夏野)らに清原真人の姓を賜ったのに始まる。後世,外記(ゲキ)の職を世襲し,明経道(ミヨウギヨウドウ)の博士家となった清原氏は,もと海宿禰(アマスクネ)と称し,真人姓清原氏との関係は不明。

きよはらい

きよはらい [3] 【清祓い】
(1)災厄やけがれなどを取り除くために,神事その他の時に応じてはらい清めること。
(2)六月・一二月の晦日(ミソカ)に宮中で行われる大祓。

きよはらえ

きよはらえ [3] 【清祓え】
「きよはらい(清祓)」に同じ。

きよはらのいえひら

きよはらのいえひら 【清原家衡】
(?-1087) 平安後期の武将。出羽の人。兄清衡とともに長兄真衡と争った。真衡の病死後,さらに清衡および彼を後援する源義家と対立,金沢柵(カネザワノサク)で殺された。

きよはらのきよひら

きよはらのきよひら 【清原清衡】
⇒藤原清衡(フジワラノキヨヒラ)

きよはらのたけのり

きよはらのたけのり 【清原武則】
平安後期の武将。出羽の俘囚(フシユウ)の長。前九年の役で源頼義・義家を援助し,安倍貞任を滅ぼし,功により1063年,鎮守府将軍に任ぜられた。生没年未詳。

きよはらのたけひら

きよはらのたけひら 【清原武衡】
(?-1087) 平安後期の武将。武則の子。甥(オイ)である家衡を助け,金沢柵(カネザワノサク)に拠(ヨ)って源義家の軍に抗戦したが,柵は焼け落ちて捕殺された。

きよはらのとしかげ

きよはらのとしかげ 【清原俊蔭】
「宇津保物語」俊蔭の巻の主人公。仲忠の祖父。唐に遣(ツカ)わされる途中難船して波斯国(ハシコク)に漂着,七人の仙人に琴(キン)を習い,なん風・はし風などの名琴を携えて帰国する。

きよはらのなつの

きよはらのなつの 【清原夏野】
(782-837) 平安初期の貴族。右大臣。舎人(トネリ)親王の孫小倉王の子。清原真人の姓を賜り清原氏の祖となる。「令義解」の編纂者。

きよはらのふかやぶ

きよはらのふかやぶ 【清原深養父】
平安前期の歌人。清少納言の曾祖父。元輔の祖父。内蔵大允。藤原兼輔・紀貫之らと親交があった。古今和歌集以下の勅撰集に四〇首入集。家集に「深養父集」がある。生没年未詳。

きよはらのぶかた

きよはらのぶかた 【清原宣賢】
(1475-1550) 戦国時代の儒者。吉田兼倶の三男。清原宗賢の養子。号,環翠軒。公卿・僧・大名に対して新古折衷の立場で四書五経を教授。博学多才で,神道説・国文・漢詩などにも通じた。著「日本書紀神代巻抄」「伊勢物語惟清抄」「貞永式目抄」ほか多数。

きよはらのもとすけ

きよはらのもとすけ 【清原元輔】
(908-990) 平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。深養父の孫。清少納言の父。肥後守。梨壺の五人の一人として万葉集の訓釈(古点)ならびに後撰和歌集の撰に参加。家集に「元輔集」がある。

きよばり

きよばり [0] 【清貼り】
襖(フスマ)や壁紙を貼るとき,下地の袋貼りの上に半紙などを貼ること。この上に上貼りをする。

きよひめ

きよひめ 【清姫】
⇒安珍清姫(アンチンキヨヒメ)

きよび

きよび 【清火】
火打ち石で打ち出した清浄な火。切り火。「三つの―をきりかけきりかけ/浄瑠璃・唐船噺」

きよぶき

きよぶき [0] 【清拭き】 (名)スル
ぬれた布で拭いたあと,さらに乾いた布で拭いて仕上げること。からぶき。

きよぶん

きよぶん [2] 【寄与分】
遺産の共同相続人中,労務提供・財産給付・療養看護など被相続人の財産の維持・増加に特別に寄与した者に付加される相続分。

きよほうへん

きよほうへん [1] 【毀誉褒貶】
〔「毀・貶」はそしる,「誉・褒」はほめる意〕
悪口をいうこととほめること。世間の評判。「―相半ばする」「―定まらず」

きよまさ

きよまさ 【清正】
〔加藤清正の紋所が蛇(ジヤ)の目であったことから〕
蛇の目傘。「雨やどり―を買ふ品のよさ/柳多留 41」

きよまさにんじん

きよまさにんじん [5] 【清正人参】
セロリの別名。

きよまる

きよま・る 【清まる】 (動ラ四)
清らかになる。潔斎して,身が清浄になる。きよまわる。「つれづれもなく,心の濁りも―・る心地すれ/徒然 17」

きよまろ

きよまろ 【清麿】
(1813-1854) 幕末の刀工。信濃の人。本名,山浦内蔵助環。その天才的作刀により四谷正宗と唱えられたが,四二歳で自刃。新々刀期を代表する刀工。

きよまわり

きよまわり 【清まはり】
〔動詞「清まわる」の連用形から〕
物忌みして清浄になること。斎戒。潔斎。「斎宮の御―も,わづらはしくや/源氏(葵)」

きよまわる

きよまわ・る 【清まはる】 (動ラ四)
(1)潔斎して,身を清らかにする。きよまる。「魚をもくひ女にもふれて―・る事もなくて/宇治拾遺 8」
(2)清くなる。潔白になる。「いふかひなき御名の,たちまちに―・らせ給ふべきにもあらず/浜松中納言 2」

きよみがせき

きよみがせき 【清見ヶ関】
平安時代,静岡県清水市興津(オキツ)の清見(セイケン)寺近くにあった関。((歌枕))「夜もすがら富士の高根に雲きえて―にすめる月かげ/詞花(雑上)」

きよみがた

きよみがた 【清見潟】
静岡県清水市興津(オキツ),清見(セイケン)寺の前の海岸。三保ノ松原に接し,古来景勝地として知られた。((歌枕))「見し人の面影とめよ―袖にせきもる浪のかよひぢ/新古今(恋四)」

きよみず

きよみず キヨミヅ 【清水】
京都市東山区清水寺を中心とする地区。

きよみず=の舞台(ブタイ)から飛(ト)び下(オ)りる

――の舞台(ブタイ)から飛(ト)び下(オ)りる
非常な決意で思いきって物事を実行する。

きよみずざとう

きよみずざとう キヨミヅ― 【清水座頭】
狂言の一。和泉(イズミ)流。身の行く末を案じて清水の観音へ詣(モウ)でた瞽女(ゴゼ)が座頭と近づきになり,夢のお告げでめでたく結ばれる。
〔大蔵流・鷺(サギ)流では「瞽女座頭」という〕

きよみずせいげん

きよみずせいげん キヨミヅ― 【清水清玄】
清水寺の僧で,桜姫に恋慕した末に殺されたという巷説の主人公。浄瑠璃・歌舞伎に脚色される。
→清玄桜姫

きよみずでら

きよみずでら キヨミヅ― 【清水寺】
京都市東山区清水にある北法相宗の本山。山号は音羽山。798年,坂上田村麻呂が延鎮を開山として建立,鎮護国家の道場となる。平安時代,延暦寺と興福寺との抗争で,しばしば焼かれた。現在の堂宇は,徳川家光の再建。本堂の前面,懸崖上に張り出して設けられた板敷の部分は「清水の舞台」として知られる。西国三十三所の第一六番札所。せいすいじ。

きよみずやき

きよみずやき キヨミヅ― [0] 【清水焼】
京焼の一。清水五条坂付近で産する陶磁器。色絵磁器が特に名高い。代表的陶工に清水六兵衛・仁阿弥道八・青木木米らがいる。

きよみずろくべえ

きよみずろくべえ キヨミヅロクベヱ 【清水六兵衛】
京都の陶工。
(1)(初代)(1738-1799) 大坂生まれ。旧姓,古藤。号は愚斎。京都五条坂の陶工海老屋清兵衛に陶法を学び,同所で開窯,清水六兵衛を名乗る。主として茶器を焼く。
(2)(五代)(1875-1959) 京都府生まれ。幼名栗太郎。号,六和。京焼の伝統とモダンな感覚とを生かした作風が特徴。

きよむ

きよ・む 【清む・浄む】 (動マ下二)
⇒きよめる

きよめ

きよめ [3][0] 【清め】
〔動詞「清める」の連用形から〕
(1)清浄にすること。罪やけがれをはらいきよめること。「―の水」「お―」
(2)掃除。きれいにすること。「この侍,―すとて/宇治拾遺 12」
(3)不浄のものをとり片付けた者。「―が家のありけるに入りにけり/今物語」

きよめがき

きよめがき [0] 【清め書き】
せいしょ。浄書(ジヨウシヨ)。きよがき。

きよめがみ

きよめがみ [3] 【清め紙】
用便のあとに用いる紙。おとし紙。

きよめじお

きよめじお [3] 【清め塩】
〔「清めの塩」とも〕
「盛(モ)り塩」に同じ。

きよめる

きよ・める [3] 【清める・浄める】 (動マ下一)[文]マ下二 きよ・む
(1)けがれや汚(ヨゴ)れを取り除いて,きれいにする。清浄にする。「身を―・める」「塩をまいて土俵を―・める」
(2)汚名・恥などを取り除く。すすぐ。「終に呉王夫差をほろぼし,会稽の恥を―・む/平治(下)」

きよめる

きよめる【清める】
purify;→英和
cleanse;→英和
make <a thing> clean;absolve <oneself from sin> .→英和
清め purification.

きよもと

きよもと [2] 【清元】
(1)「清元節(ブシ)」の略。
(2)清元節の家の名。

きよもとうめきち

きよもとうめきち 【清元梅吉】
清元三味線方。
(1)(二世)(1854-1911) 初世の門弟。四世・五世清元延寿太夫の立三味線を務めた名人。「雁金(カリガネ)」「隅田川」などを作曲。
(2)(三世)(1889-1966) 二世の子。五世清元延寿太夫の相方を務めたが,不仲となり,清元流(梅吉流)を創立し家元となる。のち二世寿兵衛と改名。「お夏狂乱」「津山の月」などを作曲。

きよもとえんじゅだゆう

きよもとえんじゅだゆう 【清元延寿太夫】
清元節の家元。
(1)(初世)(1777-1825) 富本節から出て,清元節を創始。後年落髪して延寿斎と改名。刺客に殺された。
(2)(二世)(1802-1855) 初世の子。名人太兵衛と称され,清元節の基礎を築く。「三社祭」「神田祭」「明烏(アケガラス)」などを作曲。
(3)(四世)(1832-1904) 河竹黙阿弥(モクアミ)と提携し,劇場音楽としての清元を確立。「十六夜清心(イザヨイセイシン)」「三千歳(ミチトセ)」「青海波(セイガイハ)」などを作曲。

きよもとばおり

きよもとばおり [5] 【清元羽織】
女物の羽織の一。脇(ワキ)に襠(マチ)がなく幅の狭い黒繻子(クロシユス)の襟をつけたもの。

きよもとぶし

きよもとぶし [0] 【清元節】
江戸浄瑠璃の一。清元延寿太夫を祖とし,富本節から分かれた。浄瑠璃中最も派手で粋な語り口をもち,裏声による技巧的な高声に特色がある。清元。

きよもり

きよもり 【清盛】
⇒平(タイラノ)清盛

きよら

きよら 【清ら】 (名・形動ナリ)
気品があって美しいこと。また,華やかで美しいこと。また,そのさま。「光みちて―にてゐたる人あり/竹取」「万づに―を尽くしていみじと思ひ/徒然 2」

きよらか

きよらか [2] 【清らか】 (形動)[文]ナリ
けがれのないさま。よごれやにごりがなく澄んでいるさま。「―な水」「―な愛」
[派生] ――さ(名)

きよらかな

きよらかな【清らかな】
⇒清い.

きよわ

きよわ [0] 【気弱】 (名・形動)[文]ナリ
気の弱い・こと(さま)。そういう人をもいう。「―なことを言う」

きよわい

きよわい【気弱い】
fainthearted;timid.→英和

きよわい

きよわ・い [3] 【気弱い】 (形)[文]ク きよわ・し
気が弱い。弱気な性質である。「―・い男」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

きら

きら [1][0] 【浮垢】
〔「ぎら」とも〕
水や湯などに油などが浮いてきらきらと光って見えるもの。

きら

きら [1] 【棋羅】
碁石を並べたようにずらりと連なり並ぶこと。棋列(キレツ)。

きら

きら 【吉良】
愛知県南部,幡豆(ハズ)郡の町。江戸時代,吉良義央(ヨシナカ)の領地。かつて製塩が盛ん。吉良温泉がある。

きら

きら 【吉良】
姓氏の一。足利氏の支族。足利義氏が三河国幡豆郡吉良荘地頭となったことに始まる。近世の高家吉良は後裔。

きら

きら 【雲母】
「きらら(雲母)」に同じ。

きら

きら [1] 【綺羅】
〔「綺」は綾織りの軽い絹,「羅」は透けるような薄い絹〕
(1)美しい衣服。また,美しい衣服で着飾った人。羅綺。「―をまとう」「―,星のごとく居並ぶ」
→綺羅星(キラボシ)
(2)華やかな美しさ。ぜいたくで派手なこと。「―を尽くす」「―を競う」
(3)盛んな権勢。栄華。「世のおぼえ,時の―めでたかりき/平家 1」

きら=を磨(ミガ)く

――を磨(ミガ)・く
服飾や調度に美をこらす。「播磨米(ハリマヨネ)は木賊(トクサ)か,むくの葉か,人の―・くは/平家 1」

きら=を飾(カザ)る

――を飾(カザ)・る
(1)衣服を美しく着飾る。「―・って夜会に出かける」
(2)みえを張る。体裁をつくる。「侍の―・り厳(イカメ)しく横たへし大小/浄瑠璃・妹背山」

きら∘う

きら∘う キラフ 【霧らふ】 (連語)
〔動詞「霧(キ)る」に継続の助動詞「ふ」が付いたもの〕
霧や霞が一面に立ちこめている。「秋の田の穂の上に―∘ふ朝霞/万葉 88」

きらい

きらい キラヒ [0] 【嫌い】 (名・形動)
〔動詞「嫌う」の連用形から〕
(1)きらうこと。いやがること。また,そのさま。
⇔好き
「好き―がない」「―なもの」
(2)(「…のきらいがある」「…するきらいがある」の形で)気がかりな傾向がある,の意を表す。「独断専行の―がある」「ともすれば逸脱する―がある」
(3)差別。区別。「男女の―なく選抜する」
(4)連歌・俳諧で,句の配列上避けること。
→去り嫌い
(5)(「…ぎらい」の形で)名詞または他の語句に付いて,その物やそうすることがいやであること,また,そうした人を表す。「人間―」「勉強―」「食わず―」

きらい

きらい [0] 【帰来】 (名)スル
帰ってくること。「余は再び此の地球に―するの初志にあらず/月世界旅行(勤)」

きらい

きらい [0] 【機雷】
〔「機械水雷」の略〕
鋼缶に多量の爆薬を詰めて水中に敷設あるいは浮流させ,艦船の接触や接近により爆発させて破壊する兵器。音響機雷・磁気機雷など。

きらい

きらい【嫌い】
a dislike <of,for> ;→英和
a distaste <for> ;→英和
a hatred <for,toward> .→英和
〜である dislike;hate.→英和
〜になる come to dislike.…の〜がある be slightly…;have a touch of…;be apt to do.

きらい

きらい【機雷】
<lay> a mine.→英和
機雷原(げん) a minefield.

きらいげん

きらいげん [2] 【機雷原】
多数の機雷を敷設した水域。

きらいごう

きらいごう 【鬼来迎】
千葉県匝瑳(ソウサ)郡光町虫生の広済寺で盆の七月一六日に行われる芸能。地獄の様子を黙劇に仕組んだ地蔵信仰の狂言。

きらう

きらう【嫌う】
dislike;→英和
hate;→英和
have a distaste <for> ;→英和
be averse <to a thing> .

きらう

きら・う キラフ [0] 【嫌う】 (動ワ五[ハ四])
(1)(人や動物が主語となって)
 (ア)いやだと思う。「人に―・われる」「家業を―・って家を出る」
 (イ)(好ましくないものを)避けようとする。「連休の混雑を―・って旅行を見合わせる」
(2)(無生物を主語として)それがあると具合の悪いことが生ずるから避ける。「海苔(ノリ)は湿気を―・う」「酵素は高温を―・う」
(3)区別する。えり好みする。打ち消しの語を伴って用いる。「所―・わず寝ころがる」
(4)好ましくないとして退ける。「穢き奴等を―・ひ賜ひ/続紀(天平宝字一宣命)」
(5)連歌・俳諧で,句の配列上,同類の言葉を付けることを避ける。また,ある特定の語を特定の場所に使うことを避ける。

きらきら

きらきら
glitteringly;brightly.→英和
〜する glitter.→英和

きらきら

きらきら [1] (副)スル
(1)(光を反射して)美しく光るさま。きらめくさま。「朝露が―(と)光る」「目を―(と)輝かせる」「―する砂」
(2)笑い声を表す語。けらけら。きゃあきゃあ。「―と殊更び笑ひ入りつつ/狭衣 1」

きらきらし

きらきら・し 【煌煌し】 (形シク)
〔古く「きらぎらし」とも〕
(1)光り輝いている。きらめいている。「茎はいと赤く―・しく見えたるこそ/枕草子 40」
(2)輝くばかりに美しい。華やかに美しい。「腰細のすがる娘子(オトメ)のその姿(カオ)の―・しきに花の如(ゴト)笑みて立てれば/万葉 1738」
(3)威容がある。「―・しきもの,大将の御さき追ひたる/枕草子 259」
(4)目立っている。きわだっている。「元来心弱くつたなくして―・しき罪をも之作らず/発心 7」

きらく

きらく [0] 【気楽】 (形動)[文]ナリ
(1)気兼ねや心配がなく,のんびりしているさま。「隠居して―に暮らす」
(2)物事にこだわらず,のんきなさま。「―な人」
[派生] ――さ(名)

きらく

きらく【気楽な】
optimistic;easygoing (のんき);→英和
comfortable <life> .→英和
〜な仕事 an easy job.〜に暮らす live in comfort.どうぞお〜に Make yourself at home.

きらく

きらく [1] 【喜楽】
喜び楽しむこと。また,喜びと楽しみ。「人を―せしむるものの一なり/西国立志編(正直)」

きらく

きらく [0] 【帰洛】 (名)スル
都に帰ること。京都に帰ること。

きらこうずけのすけ

きらこうずけのすけ 【吉良上野介】
⇒吉良義央(ヨシナカ)

きらす

きら・す [2] 【切らす】 (動サ五[四])
(1)切れた状態にする。「鼻緒を―・す」「息を―・す」「しびれを―・す」
(2)物の手持ちがなくなった状態のままにする。たやす。「タバコを―・した」

きらす

きらす【切らす】
be[run]short <of fuel> ;be out of stock (品切れ)[gas (ガソリン)].息を〜 be out[short]of breath;pant.→英和

きらず

きらず [0] 【雪花菜】
〔料理をするのに切らずにそのまま使えるの意〕
おから。うのはな。
〔豆腐屋が「空(カラ)」に通ずる「おから」を嫌っていったという〕

きらずり

きらずり [0] 【雲母刷(り)】
(1)雲母(ウンモ)の微粉を用いて,書の用紙などを装飾する技術。
(2)浮世絵で雲母粉を用いた版画の刷り方。銀粉のような効果を出したもの。

きらっと

きらっと [2] (副)
(光を受けて)美しく輝くさま。きらりと。「目が―輝いた」「平凡な中にも―光るものがある」

きらつく

きらつ・く [0] (動カ五[四])
きらきら光る。きらきらする。「海面が―・く」

きらのにきち

きらのにきち 【吉良仁吉】
(1839-1865) 江戸後期の侠客。三河国吉良の人。本名,太田仁吉。義に殉じるため妻を離別して荒神山の争いで斬られる。のち講談・浪曲などで庶民の人気者となった。

きらびき

きらびき [0] 【雲母引き】
紙面に雲母の粉末溶液を塗布すること。また,その加工を施した料紙。

きらびやか

きらびやか [3] (形動)[文]ナリ
(1)輝くばかりに美しいさま。「―な衣装」「―に飾り立てた舞台」
(2)きっぱりと言うさま。「すみやかに流罪におこなはれ候へかしと―に申してけり/著聞 6」
[派生] ――さ(名)

きらびやか

きらびやか
〜な(に) gorgeous(ly).→英和

きらぼし

きらぼし [2] 【綺羅星】
〔「綺羅(キラ),星(ホシ)の如し」という言い方から,誤ってできた語〕
立派な人が連なり並んでいることをいう語。「有力な財界人が―のごとく並ぶ」

きらめかす

きらめか・す [4] 【煌めかす】 (動サ五[四])
きらきらと光らせる。「宝石を―・す」

きらめき

きらめき
a glitter;→英和
a sparkle;→英和
a flash;→英和
twinkling (星などの).

きらめき

きらめき [0][4] 【煌めき】
きらきらと光り輝くこと。また,その輝き。「星の―」

きらめく

きらめ・く [3] 【煌めく】 (動カ五[四])
(1)光り輝く。きらきらする。「星が―・く」
(2)はでにふるまう。はでに飾り立てる。「公卿も殿上人もけふを晴と―・いてこそありしか/平家 11」

きらめく

きらめく
〔動〕glitter;→英和
sparkle;→英和
twinkle;→英和
〔形〕glittering;→英和
brilliant;→英和
sparkling;twinkling (星など).

きらやか

きらやか [2] 【煌やか】 (形動)[文]ナリ
華やかで美しいさま。きらびやか。「―な衣装」「―なるヨダレ掛をかけたる其様/当世書生気質(逍遥)」

きらよしなか

きらよしなか 【吉良義央】
(1641-1702) 江戸中期の幕臣,高家筆頭。通称,上野介(コウズケノスケ)。1701年,勅使接待役の赤穂藩主浅野長矩(ナガノリ)を辱(ハズカ)しめ,江戸城中で長矩に切られて負傷,御役御免となる。翌年,大石良雄ら赤穂義士に討ち入られ,殺された。

きらら

きらら [0] 【雲母】
〔きらきら光るので〕
雲母(ウンモ)。うんぼ。きら。「―色」

きららえ

きららえ [3] 【雲母絵】
錦絵の一種。役者絵などの地に雲母の粉末を膠(ニカワ)の液に混ぜてすり込んだもの。きら刷り。きらえ。

きららか

きららか (形動)[文]ナリ
きらきらして美しいさま。「―に輝く」

きららむし

きららむし [2] 【雲母虫】
「紙魚(シミ)」に同じ。[季]夏。

きらり

きらり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)瞬間的に光り輝くさま。ぴかり。「砂金が―(と)光る」「涙が―(と)光る」
(2)物事がはっきりするさま。「三日過て(薬ヲ)取りければ,眼は―と明きにけり/仮名草子・竹斎」

きられよさ

きられよさ 【切られ与三】
歌舞伎「与話情浮名横櫛(ヨワナサケウキナノヨコグシ)」の通称。また,主人公与三郎の異名。

きらわし

きらわ・し キラハシ 【嫌はし】 (形シク)
いとわしい。いやらしい。「御心には―・しく思し召しながら/太平記 35」

きらん

きらん [0][2] 【貴覧】
相手が見ることを敬っていう語。御覧。高覧。「―に供する」

きらんそう

きらんそう [0] 【金瘡小草】
シソ科の多年草。山麓・堤防などに生える。茎はよく分枝して地をはう。根葉はロゼット状に広がる。葉は対生し,長楕円形。春,葉腋(ヨウエキ)に数個ずつ紫色の唇形花をつける。ジゴクノカマノフタ。
金瘡小草[図]

きり

きり [2] 【肌理】
(1)皮膚のきめ。きめ。
(2)木材などの,材のもつ質感。きめ。

きり

きり [1] 【棋理】
囲碁・将棋の理論。「―にかなう」

きり

きり (副助)
〔名詞「きり(切・限)」から。主として話し言葉で用いられる語で,「ぎり」「っきり」の形でも用いられる〕
体言またはそれに準ずる語や活用語の連用形・連体形,一部の格助詞などに付く。
(1)ある事柄について,その範囲を限定し,それ以上には及ばない意を表す。
 (ア)かぎり。だけ。「あなたとふたり―でお話ししたいと思います」「あの人には一度会った―で,その後はつきあっていません」
 (イ)ずっと…している。…のままである。「そばにつきっ―で看病する」「立ちっ―で乗っていた」
(2)(多く下に打ち消しの語を伴って)事物の存在・状態などの限度・限界を示すのに用いられる。「…を最後として」「…のままで」などの意。「ドイツへ行った―帰ってこない」「それっ―会っていません」「離婚した―今もひとり暮らしらしい」
(3)(「まるっきり」の形で)そのまま全部の意を表す。「スポーツはまるっ―だめだ」「あの子はまるっ―いくじがない」

きり

きり【錐】
<drive> a gimlet <into> ;→英和
a drill.→英和
〜で穴をあける bore a hole with a gimlet.

きり

きり【桐】
《植》a paulownia.→英和

きり

きり【霧】
(a) fog;→英和
(a) mist;→英和
spray (しぶき).→英和
〜の深い foggy;→英和
misty.→英和
〜がかかる(晴れる) A fog gathers (lifts).〜を吹く blow[scatter]spray <on clothes> .

きり

きり [1] 【錐】
板などに小穴をあけるための道具。先のとがった細い鉄の棒を木の柄につけたもの。「―をもむ」
錐[図]

きり

きり [0] 【霧】
〔動詞「きる」の名詞形〕
(1)地表や水面の近くで水蒸気が凝結して無数の微小な水滴となり,浮遊している現象。発生場所によって海霧・山霧・盆地霧・川霧などに,また生因によって放射霧・移流霧・蒸気霧・前線霧などに分けられる。[季]秋。
〔平安以後,秋のものを「霧」,春のものを「霞(カスミ)」と言い分ける風があった〕
→靄(モヤ)
(2)微小な水滴を空気中に細かく散るように飛ばしたもの。「―を吹いてアイロンをかける」

きり

きり [1] 【睽離】 (名)スル
〔「けいり(睽離)」の慣用読み〕
別れ別れになること。また,背き離れること。「決して乖離し―したいとは願はないやうなものの/浮雲(四迷)」

きり

きり [0] 【桐】
(1)ゴマノハグサ科の落葉高木。古くから各地で植栽される。葉は長い柄がある大きな広卵形で,軟腺毛を密生。初夏,枝頂に淡紫色の花を多数円錐状につける。材は軽く狂いが少ないので箪笥(タンス)・琴・下駄などにする。
〔「桐の花」は [季]夏。《―の花日かげを為すに至らざる/虚子》〕
(2)模様・紋章の一。桐の花や葉を図案化したもの。皇室の紋章。また神紋にも用いられる。五七の桐,五三の桐など。
→桐の薹(ト)
(3)花札で一二月にあたる札。
(4)〔胴に桐材を用いるので〕
琴の異名。
(5)〔桐紋の極印(ゴクイン)を打ってあるので〕
大判・小判,また,金銭の異名。
桐(2)[図]

きり

きり【切り】
limits (際限);an end;→英和
a period (文の).→英和
〜のない endless;→英和
limitless.→英和
〜をつける put an end to.

きり

きり 【切り・限り】
■一■ [2] (名)
(1)物事がそこで終わりになる切れ目。区切り。ひと区切り。「―のいいところでやめる」「―をつける」
(2)かぎり。限界。限度。「ぐちを言い出せば―がない」
(3)芸能で,終わりの部分。
 (ア)能で,一曲の終わりの部分。また,「切能(キリノウ)」の略。
 (イ)浄瑠璃・歌舞伎で,一段・一幕の終わりの部分。また,「大切り」「切狂言(キリキヨウゲン)」の略。
 (ウ)寄席(ヨセ)で,その日の席の最後の出し物。また,その演者。
(4)商品・株式取引で,定期取引の受け渡し期限。限月(ゲンゲツ)。《限》「先―(サキギリ)」「当―(トウギリ)」
■二■ (接尾)
助数詞。やや厚めに切ったものを数えるのに用いる。きれ。「ほし瓜三―ばかり食ひ切りて/宇治拾遺 7」

きり

きり [1] 【奇利】
思いがけない利益。

きり=が無い

――が無・い
際限がない。はてしがない。

きり=を立つべき地(チ)

――を立つべき地(チ)
ごくわずかな場所。立錐(リツスイ)の余地。

きり=不断(フダン)の香(コウ)を焚(タ)く

――不断(フダン)の香(コウ)を焚(タ)・く
〔霧を香の煙に見立てて〕
常に霧がたちこめているさま「甍(イラカ)やぶれては―・き,とぼそ落ちては月常住のともしびをかかぐ/平家(灌頂)」

きり=嚢(フクロ)に留(タマ)らず

――嚢(フクロ)に留(タマ)らず
「錐(キリ)嚢(フクロ)を脱す」に同じ。

きり=嚢(フクロ)を=脱(ダツ)す

――嚢(フクロ)を=脱(ダツ)す(=通(トオ)す)
〔袋の中の錐は,その先が袋からつき出しやすいことから〕
(1)物事の露顕しやすいことのたとえ。
(2)才智のある者は凡俗な人の中に交じっていても必ずその才能が目立つ存在になることのたとえ。

きり=嚢中(ノウチユウ)に処(オ)るが如(ゴト)し

――嚢中(ノウチユウ)に処(オ)るが如(ゴト)し
〔史記(平原君伝)〕
すぐれた才能の人は,隠れていてもいつかは必ず世に認められる。

きりあい

きりあい [0] 【切(り)合い・斬り合い】
(1)互いに刃物で相手を切ろうとして争うこと。
(2)「切り合い勘定」の略。

きりあいかんじょう

きりあいかんじょう [5] 【切(り)合い勘定】
頭割りで勘定を出し合うこと。割り勘。

きりあう

きりあ・う [3][0] 【切(り)合う・斬り合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)刃物を持って互いに相手に切りつける。切り結ぶ。「敵と―・う」
(2)各自が金を出し合う。「十文づつがの―・つて目(モク)で一つ呑でいこ/浄瑠璃・三日太平記」

きりあう

きりあう【斬[切]り合う】
fight with swords.

きりあげ

きりあげ [0] 【切(り)上げ】
(1)適当なところで切りをつけること。「ここらで―にする」
(2)計算で,求める位に満たない端数を取り去り,求める位に一を加えること。
⇔切り捨て
(3)通貨の対外価値を引き上げること。
⇔切り下げ

きりあげ

きりあげ【切り上げ】
[平価の]revaluation.

きりあげる

きりあ・げる [4][0] 【切(り)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 きりあ・ぐ
(1)適当なところで区切りをつけて終わりにする。切りをつける。一段落つける。「この辺で―・げよう」
(2)計算で,求める位に満たない端数を取り去り,求める位に一を加える。
⇔切り捨てる
「端数を―・げる」
(3)通貨の対外価値を引き上げる。
⇔切り下げる

きりあげる

きりあげる【切り上げる】
close;→英和
leave off <work> ;wind up <a talk> ;cut short;raise <to a unit> (端数を);→英和
revaluate (upward) (平価を).

きりあさ

きりあさ [0] 【桐麻】
イチビの別名。

きりあな

きりあな [0] 【切(り)穴】
歌舞伎の舞台にあけてある方形の穴。池などの穴,道具などのせり出し,幽霊・変化など超自然的なキャラクターの出入りなどに用いる。
〔花道七三に設けるものを,特に「すっぽん」という〕

きりあぶら

きりあぶら [3] 【桐油】
⇒とうゆ(桐油)

きりあめ

きりあめ [0] 【霧雨】
⇒きりさめ(霧雨)

きりいし

きりいし [2] 【切(り)石】
(1)用途に応じて,さまざまな形に切った石材。
(2)石畳。

きりいし

きりいし【切石】
a hewn stone.

きりいしづみ

きりいしづみ [0] 【切(り)石積み】
規則正しく切った石を,一定の規則に従って積み上げる石の積み方。また,そのようにして作った石垣などの構造物。

きりうじ

きりうじ [0][2] 【切蛆】
ガガンボの一種キリウジガガンボの幼虫。稲や麦の苗を食害する。

きりうり

きりうり [0] 【切(り)売り】 (名)スル
(1)ひとまとまりのものを小さく切って少しずつ売ること。「スイカの―」
(2)比喩的に,もっている能力などをまとまった成果として世に問うのではなく,小出しにして収入を得ること。「知識の―」
(3)近世,下級の遊女が時間を限って客と接すること。「比丘尼の方よりつきつけの―をいたし侍ることの悲しさよ/仮名草子・東海道名所記」

きりうり

きりうり【切売する】
sell <things> by the piece;→英和
peddle <one's knowledge> .→英和

きりえ

きりえ [0] 【切(り)絵】
「切り紙絵」に同じ。

きりえ

きりえ【切り絵】
a cutout (picture).→英和

きりえず

きりえず [3] 【切(り)絵図】
全図を地域別・地目別などの小区域に分けて拡大・詳述した図。江戸時代から明治にかけて作成された。分限図。切り図。

きりおとし

きりおとし [0] 【切り落(と)し】
(1)江戸時代の劇場で,平土間に設けた大衆席。桝席(マスセキ)とせず,客を何人でも詰めこんだので追い込み場ともいう。大入り場。
〔古くは舞台であった部分を切り落として作ったところからの名という〕
(2)魚・肉などの切り身の半端な部分。

きりおとしぐち

きりおとしぐち [5] 【切り落(と)し口】
土蔵・倉庫などの二階の床に設けた開口部。荷物の上げ下ろしのためのもの。

きりおとす

きりおとす【切り落とす】
chop off;cut off[down].

きりおとす

きりおと・す [4][0] 【切り落(と)す】 (動サ五[四])
(1)ものの一部を切って本体から落とす。「余分な枝を―・す」
(2)堤防を破壊して,中の水を流す。「堤を―・す」
(3)劇場で,吊(ツ)ってある幕の留め具を,綱の操作で一斉に外し,幕を下に落とす。切って落とす。振り落とす。
→浅葱(アサギ)幕
[可能] きりおとせる

きりおろす

きりおろ・す [4][0] 【切(り)下ろす・斬り下ろす】 (動サ五[四])
刃物を上から下の方へ振り下ろして切る。切り下げる。

きりかえ

きりかえ【切替え】
a change(over);→英和
renewal (更新).→英和
〜る change[switch]over <to> ;renew.→英和
頭を〜る change one's way of thinking; <米> switch over.‖切替えスイッチ a changeover switch.

きりかえ

きりかえ [0] 【切(り)替え・切(り)換え】
(1)きりかえること。「ポイントの―」「頭の―が早い」
(2)洋裁で,身頃やポケットなどをひとつづきとせず,別布または共布をはぎ合わせること。
(3)「切り替え畑(バタ)」の略。

きりかえし

きりかえし [0] 【切(り)返し】
(1)切りかかって来た相手に逆に切りつけること。
(2)剣道の基本動作の一。相手の正面および左右の面を交互に打ち,相手はそれを受ける練習法。
(3)相撲の決まり手の一。相手の膝の後ろ側に自分の足を当て,それをてこにして後方に倒す技。
(4)田の土を細かに耕すこと。田ほどき。
(5)樹木の剪定(センテイ)法の一。脇枝(ワキエダ)をすべて切りつめるもの。
(6)映画における演出法の一。対峙する被写体を交互に提示すること。

きりかえし

きりかえし【切返し】
《映》a cutback;→英和
《鉄道》a switchback;→英和
[反撃]a counterattack.→英和

きりかえす

きりかえ・す [3][0] 【切(り)返す】 (動サ五[四])
(1)切りかかって来た相手に逆にこちらから切りつける。
(2)柔道で,相手の投げ技の逆をとって後ろへ倒す。
(3)相撲で,切り返しの技を仕掛ける。
(4)議論などで,相手の追及に対して,すばやくやりかえす。「『そういうあなたこそ没論理じゃないですか』と―・された」
(5)自動車の運転で,一方に回したハンドルをすぐに反対に回す。

きりかえす

きりかえす【切り返す】
[反撃]make a counterattack <on,against> .→英和

きりかえてがた

きりかえてがた [5] 【切替手形】
⇒延期手形(エンキテガタ)

きりかえばた

きりかえばた [4] 【切(り)替え畑】
山林・原野と畑作りとを,ある期間ごとに切り替えて行う方式の畑。三〜五年間耕作し,地力が衰えると植林したりそのまま放置したりして,六,七年たってから樹木を切り倒し,焼いて再び畑として用いる。きりはた。なぎはた。林畑。

きりかえる

きりか・える [4][3][0] 【切(り)替える・切(り)換える】 (動ア下一)[文]ハ下二 きりか・ふ
(1)今までのものをやめて,別のものに替える。「暖房を冷房に―・える」「考えを―・える」
(2)証文を書き替えて更新する。

きりかかる

きりかか・る [4] 【切り掛(か)る・斬り掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)刃物を振り上げて切ろうとする。「太刀を振りかざして―・る」
(2)切りはじめる。また,切る行動を途中までする。「布を―・ったところで,電話に出る」

きりかかる

きりかかる【斬[切]り掛かる】
strike[slash] <at> .→英和

きりかき

きりかき [0] 【切(り)欠き】
(1)接合のために材料の一部を切り取ってできた穴・溝・段付きなどの部分。集中応力が現れやすい。
(2)材料力学の強度試験で,試験片の縁に切り込みを入れた箇所。
(3)流量の測定のため,堰板(セキイタ)に三角形または四角形の切り口をつけたもの。

きりかきかっしゃ

きりかきかっしゃ [5] 【切(り)欠き滑車】
枠の一部分が開閉できるようになっていて,ロープの途中からでもかけられるようにした滑車。

きりかけ

きりかけ [0] 【切(り)掛け・切(り)懸け】
(1)物を切る途中,また途中まで切ったもの。
(2)柱の間に,板を横によろい戸のように張った板塀。目隠し用のもので,中庭の坪などに立てた。
(3){(2)}のように作った,室内用の衝立(ツイタテ)。たてきりかけ。
(4)御幣(ゴヘイ)につける紙四手(カミシデ)。
(5)指物(サシモノ)の一。紙四手に似たもの。
切り掛け(2)[図]

きりかけづくり

きりかけづくり [5] 【切(り)掛け作り・切(り)掛け造り】
刺身の作り方の一。切り身の皮側に切れ目が残るように,一刃おきに切り離すような切り方。

きりかける

きりか・ける [0][4] 【切(り)掛ける・斬り掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 きりか・く
(1)切りはじめる。また,途中まで切る。「―・けて,やめる」
(2)刃物を振るって,切ろうとして立ち向かう。切りつける。「いやといはば―・けんず/浄瑠璃・博多小女郎(上)」
(3)切ったものを他のものにかける。多く首を獄門などにかけさらす際にいう。「戦場にしてうたるる大衆千余人,少々は般若寺の門の前に―・け/平家 5」
(4)鑽(キ)り火を他へ向けてうちかける。「三つの清火を―・け―・け/浄瑠璃・唐船噺」

きりかね

きりかね [2][0] 【切(り)金・截り金】
(1)金銀をのばしひろげた薄い板。箔(ハク)より少し厚く,種々の形に切って蒔絵(マキエ)の面にはめこむ。細金(サイキン)。
(2)金銀をのばしひろげて細かく切った薄い板を,仏画・仏像に貼りつけて彩色効果を高める技法。平安時代から鎌倉時代にかけて盛んに行われた。切り金彩色(ザイシキ)。細金。

きりかぶ

きりかぶ【切株】
a stump (木の);→英和
a stubble (稲などの).→英和

きりかぶ

きりかぶ [2][0] 【切(り)株】
木を切ったあとの根もとの部分。

きりかみ

きりかみ [0][2] 【切(り)紙】
〔「きりがみ」とも〕
(1)切った紙。また,紙を切って種々の形を表す細工。
(2)奉書・鳥の子・杉原などの和紙を二つに折り,折り目どおりに切り離したもの。また,その紙に書いた手紙。半切り。
→立て紙
→折り紙
(3)〔「切紙免許(メンキヨ)」の略〕
芸能・武芸などで,最初のゆるし。初等の免許状。切り紙に書きつけたのでいう。

きりかみ

きりかみ [2] 【切(り)髪】
〔「きりがみ」とも〕
(1)近世から明治にかけての婦人の髪の結い方の一。髪を頭頂で束ね,髷(マゲ)を結わずに先を切りそろえて下げておくもの。未亡人などが出家の意味で結った。切り下げ髪。
(2)切り取った髪の毛。「さし出でたるを見るに―を包みたり/平中 38」
(3)少女の髪形で,肩のあたりで切りそろえたもの。振り分け髪。「―のよち子を過ぎ/万葉 3307」
切り髪(1)[図]

きりかみえ

きりかみえ [4] 【切(り)紙絵】
紙を切り抜いて,台紙に貼り込み,人・動物などを表したもの。切り絵。

きりかみざいく

きりかみざいく [5] 【切(り)紙細工】
紙を切り抜いて種々の形を作る手芸。きりぬきざいく。

きりかみでんじゅ

きりかみでんじゅ [5] 【切紙伝授】
(1)古今伝授のうち,その奥秘とする諸箇条を,各々別個の切り紙に書いて伝授した形式。東常縁が宗祇に伝えたのが初めといわれる。
(2)神道その他で,口伝(クデン)は誤りを生じやすいとして,切り紙に書きつけて伝授したこと。

きりかむろ

きりかむろ 【切り禿】
幼童男女の髪形の一。頭髪を肩のあたりで切りそろえて,結ばないでいるもの。また,その髪形の童。かぶろ。きりかぶろ。

きりかわる

きりかわる【切り替わる】
switch.→英和

きりかわる

きりかわ・る [4][0] 【切り替(わ)る】 (動ラ五[四])
今までとっていた方法・手段・制度などが別のものにかわる。「新方式に―・る」

きりがい

きりがい [2] 【錐貝】
海産の巻貝。殻は著しく細長く,直径八(ミリメ―トル),長さ10センチメートルに達し,先が錐状に鋭くとがる。浅海の砂泥底にすむ。紀伊半島以南の暖海に分布。

きりがくれ

きりがくれ [3] 【霧隠れ】
霧におおわれて姿・形が見えなくなること。

きりがくれさいぞう

きりがくれさいぞう 【霧隠才蔵】
真田(サナダ)十勇士の一人。伊賀流忍術の名人として猿飛佐助とともに活躍。

きりがたり

きりがたり [0][3] 【切(り)語り】
(1)浄瑠璃一段のうち,最も重要な切りの部分を語ること。また,それを語る太夫。口語(クチガタ)りよりも格の高い太夫が受けもつ。
→口語り
(2)講釈師などが演題の一部を語ること。

きりがね

きりがね [2][0] 【切(り)金】
(1)江戸時代,借金などの訴訟に負けた債務者に,分割で返済を行わせた方法。きりきん。
(2)「きりきん(切金){(1)}」に同じ。

きりがみ

きりがみ [0] 【桐紙】
桐の木を紙のように薄く削ったもの。ボール箱などの表面に貼る。

きりがみね

きりがみね 【霧ヶ峰】
長野県中央部,諏訪(スワ)湖東方の車山西側一帯の高原。海抜約1700メートル。一面なだらかな草原で,高層湿原植物群落がある。冬季はスキー場。

きりがやつ

きりがやつ [3] 【桐ヶ谷】
〔もと鎌倉桐ヶ谷から出たのでいう〕
桜の品種の一。一重咲きもあるが多くは八重咲きで,薄紅色。最高の品種とされている。八重一重。

きりきざむ

きりきざ・む [4][0] 【切(り)刻む】 (動マ五[四])
小さく切る。何度も切る。

きりきざむ

きりきざむ【切り刻む】
cut in(to) pieces.

きりきず

きりきず [2] 【切(り)傷】
刃物などで切った傷。創傷(ソウシヨウ)。

きりきず

きりきず【切傷】
a cut <from a knife> ;→英和
a scar.→英和

きりきょうげん

きりきょうげん [3] 【切狂言】
⇒大切(オオギ)り(2)

きりきり

きりきり [1] (副)
(1)ものが勢いよく回転するさま。「―(と)まわりながら墜落する」
(2)ひもなどを強く巻きつけるさま。「革ひもを―(と)巻きつける」
(3)物のきしる音を表す語。「弓を―(と)引きしぼる」
(4)腹や頭などが鋭く痛むさま。「腹が―(と)痛む」
(5)てきぱきと物事をするさま。さっさと。「―白状してしまひたまへ/当世書生気質(逍遥)」

きりきり

きりきり
〜回る spin fast.〜頭が痛む have a splitting headache.〜舞いをする have a hectic time from pressure of work.

きりきりしゃん

きりきりしゃん (副)
身ごしらえ・振る舞いなどにたるみや無駄がなく,見ていて気持ちのよいさま。

きりきりまい

きりきりまい [4] 【きりきり舞い】 (名)スル
(1)十分に対処できないほど忙しく動きまわっていること。てんてこまい。「ひとり二役で朝から晩まで―だ」
(2)予想外の事態や経験のないことに出合って,あわてること。「速球に―する」

きりきり舞い

きりきりまい [4] 【きりきり舞い】 (名)スル
(1)十分に対処できないほど忙しく動きまわっていること。てんてこまい。「ひとり二役で朝から晩まで―だ」
(2)予想外の事態や経験のないことに出合って,あわてること。「速球に―する」

きりきん

きりきん [0] 【切(り)金】
(1)室町時代,鋳造された延(ノ)べ金(ガネ)などを必要に応じて切り取ってはかりにかけて貨幣として用いた金。竿金(サオガネ)・板金(バンキン)・延べ金などを切って使った。きりがね。
(2)「きりがね(切金){(1)}」に同じ。

きりぎし

きりぎし [0] 【切(り)岸】
切り立った崖。絶壁。断崖。きりきし。

きりぎりす

きりぎりす [3] 【螽斯・螽蟖・蟋蟀】
(1)キリギリス科の昆虫。体長40ミリメートル内外。体は緑色か褐色で,前ばねの部分には黒点がある。はねは短く,腹端に達する程度。雌の産卵管は長く細い剣状。雄は夏,草むらでチョンギースと鳴く。本州以南の日本各地に分布。ハネナガキリギリス・ヤブキリなどの近縁種をも含めることがある。[季]秋。《むざんやな甲の下の―/芭蕉》
(2)コオロギの古名。「―いたくな鳴きそ秋の夜の長き思ひは我ぞまされる/古今(秋上)」
(3)〔櫓(ロ)のきしる音がキリギリスの鳴く音に似ているところからという〕
江戸時代,吉原に通う二挺だての屋形船。きりぎりすぶね。きりぎりすまる。
螽斯(1)[図]

きりぎりす

きりぎりす【螽蟖】
《虫》a grasshopper.→英和

きりぎん

きりぎん [0] 【切(り)銀】
切り金(キン){(1)}と同様に用いた銀。

きりくい

きりくい 【切り杭】
(1)木の切り株。
(2)〔切り株から若芽の生え出るのにたとえていう語〕
平安時代,正月の女官叙位のとき,宮中の女官が,自分の年功に母の年功を合算して叙爵を申請したこと。

きりくぎ

きりくぎ [2] 【切り釘】
両端ともとがった釘。木材と木材とを継ぎ合わせるときに使う。

きりくず

きりくず【切屑】
scraps;chips (木の).

きりくず

きりくず [3][2] 【切り屑】
物を切ったときの不用の部分。断ちくず。

きりくずし

きりくずし [0] 【切(り)崩し】
切り崩すこと。「対立候補の地盤の―を図る」

きりくずす

きりくず・す [4][0] 【切(り)崩す】 (動サ五[四])
(1)ものを切ったり,けずり取ったりしてもとの形でなくする。「丘を―・して宅地にする」
(2)相手側のまとまりを崩し,勢力を弱める。「敵の一角を―・す」「反対派を―・す」
[可能] きりくずせる

きりくずす

きりくずす【切り崩す】
cut through;level <a hill> ;→英和
break <a strike> ;→英和
split <the opposing party> .→英和

きりくだしぶみ

きりくだしぶみ 【切下文】
平安時代,大蔵省から諸国に租税の未納を催促する際に発した公文書。

きりくち

きりくち [2] 【切(り)口】
(1)物を切った面。切った所。
(2)切りきずの傷口。
(3)切り方の腕前。「主君の太刀の―見て思ひ出にせん/浄瑠璃・扇八景」
(4)〔数〕 立体と平面とが交わってできる平面図形。切断面。
(5)家紋の一。梨の実をたて割りにした切り口にかたどったもの。
(6)イワナの地方型。側線部に暗紅色を呈すること,瞳孔が大きく周囲が黒ずんでいることで他のイワナと区別される。イワナ類の世界の最南限の一つである十津川周辺の極めて狭い地域で生息。環境破壊・密漁により個体数が激減。

きりくち

きりくち【切口】
an opening (傷);→英和
a cut end (木の).

きりくび

きりくび [2] 【切(り)首・斬り首】
(1)首を斬ること。また,斬り落とした首。首級。
(2)歌舞伎の小道具。斬り落とした首のつくりもの。

きりくみ

きりくみ [0] 【切(り)組み・斬り組み】
(1)木造建築で,柱・梁(ハリ)などを所定の寸法・形に加工し,組むこと。きぎみ。
(2)能で,斬り合いの場面。「烏帽子折(エボシオリ)」「橋弁慶」「夜討曾我(ヨウチソガ)」などにある。

きりくみえ

きりくみえ [4] 【切(り)組み絵】
子供向けの一枚摺りの錦絵(ニシキエ)。教育用でもあり玩具でもあった。絵双六や姉様絵など。切って組み合わせたり,多少の細工を施して用いることもあった。江戸後期から流布し,明治期まで続いた。

きりくみとうろうえ

きりくみとうろうえ [7] 【切(り)組み灯籠絵】
錦絵(ニシキエ)風に印刷した人物・風景絵で,これを切りぬいて,板の上に糊(ノリ)で舞台のように組み立てて,前後または中央に火をともして眺めるもの。

きりくむ

きりく・む [0][3] 【切(り)組む・斬り組む】 (動マ五[四])
材木などを切って組み合わせる。

きりぐそく

きりぐそく [3] 【切(り)具足】
太刀・長刀(ナギナタ)など,敵を切るのに使う武器。打ち物具足。

きりぐも

きりぐも [0] 【霧雲】
霧のように一面に広がった層状の雲。また,層雲の俗称。

きりげつ

きりげつ [2] 【限月】
⇒げんげつ(限月)

きりこ

きりこ【切子】
a facet.→英和
切子ガラス cut glass.

きりこ

きりこ [3][2] 【切(り)子・切り籠】
(1)立方体のそれぞれの角を切り落とした形。
(2)「切り籠灯籠(ドウロウ)」の略。[季]秋。
(3)「切り子ガラス」の略。

きりこうじょう

きりこうじょう [3] 【切(り)口上】
一句または一語ずつ,はっきり区切っていう口上。形式ばったかたくるしい話し方。「―で挨拶(アイサツ)をする」

きりこうじょう

きりこうじょう【切口上で言う】
use formal language;speak in a stiff manner.

きりこうだい

きりこうだい [3] 【切(り)高台】
茶碗の高台の一部を篦(ヘラ)で深く切り込んだもの。

きりこだま

きりこだま [0] 【切(り)子玉】
古墳時代後期に,勾玉(マガタマ)・管玉(クダタマ)などとともに用いられた装身具の一。切り子の形をした玉で,水晶で作られたものが多い。中央にある穴にひもを通してつなぐ。

きりこどうろう

きりこどうろう [4] 【切り籠灯籠】
切り籠の形に組んだ枠の四方に,造花や細かく切った紙・きれなどの飾りを下げた灯籠。盂蘭盆会(ウラボンエ)に用いる。[季]秋。
切り籠灯籠[図]

きりこまざく

きりこまざ・く [5] 【切(り)細裂く】 (動カ五[四])
切って細かに裂く。ずたずたに切り裂く。

きりこみ

きりこみ [0] 【切(り)込み】
(1)敵の中に切り込むこと。「敵陣深く―をかける」「―隊長」
(2)物の一部分だけに深く切り目を入れること。「大きな―を入れる」
(3)ぶつ切りの魚肉を塩漬けにしたもの。
(4)裁縫で,縫い代などがつれるときに,はさみで斜めに切り目を入れること。また,その切り目。
(5)「切り込み砂利(ジヤリ)」の略。

きりこみさんがわら

きりこみさんがわら [7] 【切(り)込み桟瓦】
左上部と右下部に切り込みのある桟瓦。

きりこみじゃり

きりこみじゃり [4] 【切(り)込み砂利】
採取したままふるい分けをしていない,砂の混じった砂利。

きりこみたん

きりこみたん [0] 【切(り)込み炭】
採掘したままで,塊炭(カイタン)と粉炭が混じりあっている石炭。

きりこむ

きりこむ【切り込む】
cut[fight]one's way <into> ;make a raid <on> ;→英和
attack.→英和

きりこむ

きりこ・む [3][0] 【切(り)込む・斬り込む】 (動マ五[四])
(1)物の中まで深く切る。「 V 字形に―・む」
(2)刀を抜いて敵中に攻め入る。「敵陣深く―・む」
(3)議論のすきを鋭くつく。「論証の不備をついて―・む」
(4)材木を切り欠いて接合する。[ヘボン]
(5)切って中に入れる。「大鍋へすぐに―・む/織留 4」
[可能] きりこめる

きりころす

きりころす【斬[切]り殺す】
kill <a person> with a sword.→英和

きりころす

きりころ・す [4][0] 【切(り)殺す・斬り殺す】 (動サ五[四])
刃物で切って殺す。「一刀のもとに―・す」

きりこガラス

きりこガラス [4] 【切(り)子―】
種々の彫刻・切り込みなどをほどこしたガラス器。カット-グラス。

きりごたつ

きりごたつ [3] 【切り炬燵】
床に炉(ロ)を切って,その上にやぐらを据えた炬燵。掘り炬燵。[季]冬。
→置き炬燵

きりごま

きりごま [0] 【切り胡麻】
炒(イ)り胡麻を包丁で細かくみじんにしたもの。

きりさいなむ

きりさいな・む [5] 【切り苛む・斬り苛む】 (動マ五[四])
むごたらしく切る。「身を―・まれる思い」

きりさき

きりさき [0] 【切(り)裂き】
指物(サシモノ)やのぼりの一種。縁(ヘリ)を適当に切り裂いて,なびきやすくしたもの。

きりさく

きりさく【切り裂く】
rip;→英和
cut up.

きりさく

きりさ・く [3][0] 【切(り)裂く】 (動カ五[四])
切れ目を入れて開く。また,切ってばらばらにする。「身を―・く」

きりさげ

きりさげ【切下げ】
(a) cut;→英和
(a) reduction;→英和
devaluation (平価の).

きりさげ

きりさげ [0] 【切(り)下げ】
(1)きりさげること。
(2)「切り下げ髪(ガミ)」の略。
(3)ある国の通貨の価値を対外的に引き下げること。
⇔切り上げ
「ポンドの―」

きりさげがみ

きりさげがみ [4] 【切(り)下げ髪】
(1)髪の毛を首のつけ根のあたりで切りそろえて垂らしたもの。未亡人の髪形。
(2)「切り髪{(1)}」に同じ。

きりさげる

きりさ・げる [4][0] 【切(り)下げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 きりさ・ぐ
(1)(「斬り下げる」とも書く)上から下の方へ向けて刃物を振りおろし,切る。きりおろす。「右の肩より―・げたるが,此にても猶死絶えず/遠野物語(国男)」
(2)通貨の対外価値を引き下げる。
⇔切り上げる
(3)切って下に垂らす。「甲の吹返しを目の上へ―・げられて/太平記 17」

きりさげる

きりさげる【切り下げる】
cut <wages> ;→英和
reduce;→英和
devaluate (平価を).→英和

きりさめ

きりさめ【霧雨】
a drizzle;→英和
a misty rain.〜が降っている It is drizzling.

きりさめ

きりさめ [0] 【霧雨】
多数のきわめて細かな水滴が低く垂れこめた層雲や霧から,かなり一様に降下する現象。ぬか雨のように降る霧。きりあめ。[季]秋。

きりざんしょう

きりざんしょう [3][0] 【切(り)山椒】
菓子の一。糝粉(シンコ)に砂糖とサンショウの汁または粉を混ぜて蒸したあと,ついて細長く切ったもの。[季]新年。

きりしぐれ

きりしぐれ [3] 【霧時雨】
時雨が降るように深くたちこめた霧。「―富士を見ぬ日ぞおもしろき/野ざらし紀行」

きりしま

きりしま 【霧島】
(1)鹿児島県姶良(アイラ)郡の町。温泉町。
(2)「霧島山」の略。
(3) [0]
ツツジ科の常緑低木。ヤマツツジの園芸変種。葉は枝先に集まり互生する。春,各小枝の先に濃赤色の斑点のある径3,4センチメートルの赤い花を二,三個ずつつける。キリシマツツジ。[季]春。

きりしまおんせん

きりしまおんせん 【霧島温泉】
鹿児島県霧島山の南西斜面中腹,海抜600〜900メートルにある温泉群。林田・丸尾・湯之野・湯ノ谷・明礬(ミヨウバン)などの温泉がある。

きりしまかざんたい

きりしまかざんたい 【霧島火山帯】
阿蘇山を北端とし,霧島山・桜島・開聞(カイモン)岳・吐噶喇(トカラ)列島を経て硫黄鳥島に続く火山帯。溶結凝灰岩が噴出したあとに,大カルデラが形成された所が多い。阿蘇・姶良(アイラ)・阿多(指宿(イブスキ))・鬼界の四大カルデラは有名。

きりしまじんぐう

きりしまじんぐう 【霧島神宮】
鹿児島県姶良(アイラ)郡霧島町にある神社。瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)をまつる。

きりしまつつじ

きりしまつつじ [5][6] 【霧島躑躅】
霧島{(3)}の別名。

きりしまやくこくりつこうえん

きりしまやくこくりつこうえん 【霧島屋久国立公園】
霧島・桜島・指宿(イブスキ)・佐多岬・屋久島周辺に展開する公園。火山・温泉・亜熱帯植物・屋久杉・海洋などが主な見所。

きりしまやま

きりしまやま 【霧島山】
宮崎県と鹿児島県にまたがる火山群。海抜1700メートルの韓国岳(カラクニダケ)を最高峰に高千穂峰(タカチホノミネ)など二二の火山から成る。ミヤマキリシマの群落がある。

きりじつけ

きりじつけ [3] 【切り躾】
裁縫で,絹・レース・毛織物など,へらやチャコの使えない布に糸で印をつける方法。また,その印。

きりじに

きりじに [0] 【切(り)死に・斬り死に】 (名)スル
人と切りあって,切られて死ぬこと。「乱戦のうちに―した」

きりすて

きりすて [0] 【切(り)捨て・斬り捨て】
(1)人などを刀で切り,そのまま放っておくこと。
(2)計算などで,求める位に満たない端数を無視すること。
⇔切り上げ

きりすてごめん

きりすてごめん [0] 【切(り)捨て御免】
江戸時代,武士に与えられた特権の一。非礼な働きをした下士・庶民を切り捨てても咎(トガ)められなかったこと。ただし,正当な理由がない場合は処罰の対象となった。

きりすてる

きりす・てる [4][0] 【切(り)捨てる・斬り捨てる】 (動タ下一)[文]タ下二 きりす・つ
(1)必要でない部分を切って捨てる。「大根のしっぽを―・てる」
(2)計算で,求める位に満たない端数を無視する。
⇔切り上げる
「小数点以下は―・てる」
(3)ある基準以下のものを無視する。「弱者を―・てる政策」
(4)人などを刀で切り,そのまま放っておく。切ってしまう。「一刀のもとに―・てる」

きりすてる

きりすてる【切り捨てる】
(1) omit (省略);→英和
discard <fractions> .→英和
(2) ⇒斬り殺す.

きりず

きりず [2] 【切(り)図】
全体の一部を区切って作った地図。

きりずみ

きりずみ [2] 【切(り)炭】
使いやすい大きさに切った炭。

きりずみ

きりずみ [2] 【切(り)墨】
切る所を示すために,材木に引いた墨の線。

きりぜに

きりぜに 【切銭】
鎌倉時代通行の銭の一種。民間で竹流し金のように銅を薄く長く適宜に鋳造しておき,必要に応じて切って銭のように用いたものともいい,また,輪郭が欠損したり文字不明になった銭ともいう。「―を用ふる事,之を停止すべし/東鑑(弘長三)」

きりそけん

きりそけん [3] 【切素絹】
対丈に仕立てた素絹。半素絹。
⇔長素絹

きりそろえる

きりそろ・える [5] 【切り揃える】 (動ア下一)[文]ハ下二 きりそろ・ふ
切って同じ長さや形にする。「髪を―・える」

きりたおす

きりたおす【切り倒す】
cut down;fell <a tree> .→英和

きりたおす

きりたお・す [4][0] 【切(り)倒す・斬り倒す】 (動サ五[四])
立っているものを切って倒す。「大木を―・す」
[可能] きりたおせる

きりたがね

きりたがね [3] 【切り鏨】
彫金工作,ことに刀剣に銘を刻むときに使うたがね。

きりたけ

きりたけ 【桐竹】
文楽の人形遣いの家名。

きりたけもんじゅうろう

きりたけもんじゅうろう 【桐竹紋十郎】
(1847?-1910)(初世)文楽の人形遣い。大阪生まれ。本名,小林福太郎。桐竹門十郎の子。明治期の代表的女方遣い。

きりたった

きりたった【切り立った】
sheer;→英和
steep.→英和

きりたつ

きりた・つ [0][3] 【切(り)立つ】
■一■ (動タ五[四])
岩・山・崖(ガケ)などが,垂直に近い角度でそびえている。「垂直に―・った岩壁」
■二■ (動タ下二)
(1)斜面や崖(ガケ)などを切り崩して,険しくする。「東の岸を高く屏風の如くに―・てたれば/太平記 14」
(2)切りかかって追い立てる。「信連が衛府の太刀に―・てられて/平家 4」

きりたて

きりたて [0] 【切(り)立て】
(1)切ってからまだ間がないこと。「―の食パン」
(2)仕立ててから間がないこと。新調。「―の上田の小袖/洒落本・傾城買四十八手」
(3)蹴鞠(ケマリ)の庭の四隅に植えた木。

きりたんぽ

きりたんぽ [3] 【切りたんぽ】
〔たんぽ槍の形に似ることからいう〕
秋田地方特産の食品。炊きたての飯を擂(ス)り鉢に入れてつきつぶし,杉串にぬりつけて焼いたもの。串を抜いて幅3センチメートルぐらいに切り,肉・きのこ・ゴボウ・ネギ・セリなどといっしょに薄味の醤油汁で煮て食べる。[季]秋。

きりだいばん

きりだいばん [3] 【切(り)台盤】
食器をのせる台の一種。普通の台盤を半分に切った長さのもの。
→台盤

きりだし

きりだし【切出し】
a pointed knife.

きりだし

きりだし [0] 【切(り)出し】
(1)話や相談ごとを言い出すこと。「頼みごとは―がむずかしい」
(2)森林から材木を切って運び出すこと。
(3)先端に斜めに幅広く刃をつけた片刃の小刀。
(4)大道具の一。板・厚紙などを切り抜いて,石灯籠(イシドウロウ)・立ち木などに作ったもの。平物(ヒラモノ)。
切り出し(3)[図]

きりだす

きりだ・す [3][0] 【切(り)出す】 (動サ五[四])
(1)切ることをはじめる。「板を―・す」
(2)木材や石などを切って運び出す。「山から木材を―・す」
(3)話や相談などを始める。「折をみて,見合いの話を―・す」
(4)(「鑽り出す」とも書く)火打ち石を打ったり,木をすり合わせたりして火を出す。
[可能] きりだせる

きりだす

きりだす【切[伐]り出す】
(1) cut down (木を);quarry (石を).→英和
(2) broach <a subject> (話を).→英和

きりだめ

きりだめ [0] 【切り溜め】
(1)たくさん切ってためておくこと。
(2)料理場で,切った野菜やできあがった料理を入れるのに使う木製の箱。長方形で,ふたのある薄漆塗りの箱で,入れ子になっている。
(3)「箱膳(ハコゼン)」に同じ。

きりちん

きりちん [2] 【切(り)賃】
(1)(草・薪(マキ)・樹木などを)切る仕事に支払われる報酬。
(2)江戸時代,両替屋の両替手数料。鎌倉時代には替え賃,室町時代には和利(ワリ)などといった。打ち賃。打ち銭。両替賃。切替賃。

きりっと

きりっと [2] (副)スル
ゆるみなく,ひきしまっているさま。「―した男らしい顔つき」

きりっと

きりっと
〜した smart;→英和
neat;→英和
clear-cut.

きりつ

きりつ [0] 【規律・紀律】
(1)社会生活・集団生活において人の行為の規準となるもの。また,そのようなものとしてのさだめ。おきて。のり。「―を守る」
(2)一定の秩序。きまり。「―正しい生活」

きりつ

きりつ【起立する】
stand[get]up;rise.→英和
起立投票 a standing[rising]vote.

きりつ

きりつ [0] 【起立】 (名)スル
立ち上がること。また,敬意を表する動作として立ち上がることを命ずる語。きりゅう。「―して先生に挨拶(アイサツ)する」「―。礼。着席」

きりつ

きりつ【規律】
(1) order;→英和
discipline.→英和
(2) regulations (規定); <observe,break> the rules.〜のある(ない) (dis)orderly;→英和
(un)disciplined.

きりつぎ

きりつぎ [0] 【切(り)接ぎ・切(り)継ぎ】 (名)スル
(1)切って接ぎあわせること。また,そのもの。「―した紙」
(2)接ぎ木法の一。台木に縦に切り込みを入れ,下部を斜めにそいだ接ぎ穂をさしこみ,上から縛って密着・癒合させる法。
(3)勅撰集などの撰歌後,部分的取捨・訂正のために稿本を切りついだこと。また,そのもの。
(4)仮名料紙の一種。異なる料紙二枚を直線に切り,2ミリメートルくらい重ねて貼る。斜めに継ぐことが多い。《切継》
→破り継ぎ
→重ね継ぎ

きりつけ

きりつけ [0] 【切(り)付け】
(1)布をさまざまの形に切り抜いて衣類にかがり付けたもの。切り付け模様。
(2)仮装本で,表紙を本文と同時に裁断すること。また,その表紙。切り付け表紙。
(3)信用取引などで,保証金等の追加がないときに仲買人が該当物件を売却すること。

きりつけぼん

きりつけぼん [0] 【切(り)付け本】
仮装本の一。表紙を「切り付け{(2)}」にした本。ペーパー-バックスはその例。

きりつけもよう

きりつけもよう [5] 【切(り)付け模様】
「切り付け{(1)}」に同じ。

きりつけもん

きりつけもん [4] 【切(り)付け紋】
無地の衣服・羽織などに,別布に描(カ)いて切り抜いた紋を貼り付けたもの。貼り付け紋。貼り紋。昌平(シヨウヘイ)紋。

きりつける

きりつ・ける [4][0] 【切(り)付ける・斬り付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 きりつ・く
(1)刃物で切ろうと襲いかかる。「不意に横から―・ける」
(2)刃物できざみをつける。彫りつける。「法(ノリ)の道を作れる石橋に名を―・け/浮世草子・織留 5」

きりつける

きりつける【斬[切]り付ける】
strike at <a person> .肩先を〜 stab <a person> in the shoulder.→英和

きりつせいちょうせつしょうがい

きりつせいちょうせつしょうがい [10] 【起立性調節障害】
自立神経失調症の一。たちくらみ・めまいや,脳貧血,動悸,午前中の体調不良などの症状。小・中学生に多い。OD 。

きりつち

きりつち [2] 【切(り)土】
「切り取り{(2)}」に同じ。

きりつぼ

きりつぼ 【桐壺】
(1)〔壺(=中庭)に桐の木が植えられていたことから〕
淑景舎(シゲイシヤ)の別名。
(2)源氏物語の巻名。第一帖。

きりつぼ

きりつぼ [0] 【切り壺】
小さな美濃(ミノ)壺。昔,油を入れるのに用いた。

きりつぼのみかど

きりつぼのみかど 【桐壺の帝】
源氏物語の作中人物。光源氏・朱雀帝・八の宮の父。また,冷泉帝の表面上の父。物語の冒頭よりすでに在位し,花の宴の巻と葵の巻の間で譲位,賢木(サカキ)の巻で崩御。桐壺の更衣を愛し,その死後,藤壺を入内(ジユダイ)させる。

きりつめる

きりつ・める [4][0] 【切(り)詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 きりつ・む
(1)一部分を切って短くする。「袖を―・める」
(2)経費などを節約する。「食費を―・める」

きりつめる

きりつめる【切り詰める】
cut short;reduce[cut down (on)] <expenses> .→英和
切り詰めた生活をする lead a frugal life.

きりづかい

きりづかい 【切(り)遣い】
金や銀を適当な分量に切って貨幣として使用すること。江戸初期に貨幣が鋳造されるまで行われた。
→切り金
→切り銀

きりづけ

きりづけ [0] 【切(り)漬け】
大根・瓜(ウリ)などを適当に切って漬けること。また,その漬物。

きりづま

きりづま [0] 【切妻】
(1)「切妻屋根」の略。
(2)「切妻造り」の略。
(3)切妻屋根の両端の部分。

きりづま

きりづま【切妻】
《建》a gable.→英和

きりづまづくり

きりづまづくり [5] 【切妻造り】
屋根を切妻屋根につくる建築様式。また,そのような建物や屋根の形式。甍(イラカ)造り。

きりづまはふ

きりづまはふ [5] 【切妻破風】
切妻屋根にとりつけた破風。

きりづまやね

きりづまやね [5] 【切妻屋根】
屋根の形式の一。棟の両側に流れる二つの斜面からできている山形の屋根。真屋(マヤ)。
切妻屋根[図]

きりづみおんせん

きりづみおんせん 【霧積温泉】
群馬県西部の碓氷(ウスイ)郡松井田町にある温泉。碓氷峠の北東にある山間の湯。

きりてつ

きりてつ [0] 【切(り)鉄】
鉄製の石割り道具。頭部が四角で先がとがっており,げんのうで打って使う。

きりとり

きりとり [0] 【切(り)取り・斬り取り】
〔「きりどり」とも〕
(1)きりとること。
(2)土地を平らにしたり,道路や鉄道を通すために高い部分の土を削り取ること。切り土。
⇔盛り土
(3)武力を用いて他の領土を奪い取ること。
(4)人を切って所持品を奪うこと。「もし盗賊か―か,道からふつと出来心/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」

きりとりせん

きりとりせん【切取線】
a perforated[dotted]line; <注意書き> Cut Here.

きりとりせん

きりとりせん [0] 【切(り)取り線】
切り離す部分を示した線。多くは点線で示す。

きりとる

きりと・る [3][0] 【切(り)取る】 (動ラ五[四])
(1)一部分を切って分離する。「絵を―・る」
(2)武力で土地の一部分を自分のものにする。「国ヲ―・ル/日葡」
[可能] きりとれる

きりとる

きりとる【切り取る】
cut off[out,away].

きりど

きりど [2] 【切(り)土】
「切り取り{(2)}」に同じ。

きりど

きりど [2] 【切(り)戸】
(1)大きな扉や戸などに設けた,小さな戸。また,門のわきにあるくぐり戸。
(2)「切り戸口」の略。

きりど

きりど【切戸】
a small garden gate.

きりどおし

きりどおし [0] 【切(り)通し】
〔「きりとおし」とも〕
(1)山・丘などを切り開いて通した道。「湯島の―」
(2)滞らず物事を処理すること。「政務―にして/保元(上・古活字本)」

きりどおし

きりどおし【切通し】
a <railway> cutting;→英和
<米> a cut.→英和

きりどぐち

きりどぐち [3] 【切(り)戸口】
(1)くぐり戸をつけた庭の小門。
(2)能舞台の奥,右手にある,楽屋へ通じるくぐり戸。演能時には,主として地謡・後見などが出入りする。切り戸。臆病口(オクビヨウグチ)。忘れ口。
→能舞台

きりなし

きりなし [0][2] 【限り無し】
(1)際限がないこと。
(2)絶え間がないこと。「次から次へと―に来客がある」

きりにほうおう

きりにほうおう [0][3] 【桐に鳳凰】
家紋の一。翼を左右に張った鳳凰を上にし,桐の葉と花とを下に配して円形に形づくったもの。

きりぬき

きりぬき【切抜】
<米> a clipping;→英和
<英> a cutting.→英和
切抜帳 a scrapbook.→英和

きりぬき

きりぬき [0] 【切(り)抜き】
(1)切り抜くこと。また,切り抜いたもの。「新聞の―」
(2)「切り抜き絵」「切り抜き細工(ザイク)」の略。

きりぬきえ

きりぬきえ [4] 【切(り)抜き絵】
物の形を切り抜いてとるように描(カ)いた絵・印刷物。また,その切りとった絵。

きりぬきざいく

きりぬきざいく [5] 【切(り)抜き細工】
色紙などを切り抜いて,いろいろな形を作る細工。また,そうしてできあがったもの。

きりぬきちょう

きりぬきちょう [0] 【切(り)抜き帳】
新聞・雑誌などから必要な記事を切り抜いて,貼っておく帳面。スクラップ-ブック。

きりぬく

きりぬく【切り抜く】
clip[cut out] <from a newspaper> .→英和

きりぬく

きりぬ・く [0][3] 【切(り)抜く】
■一■ (動カ五[四])
あるものの一部分を切って抜き取る。「新聞記事を―・く」
[可能] きりぬける
■二■ (動カ下二)
⇒きりぬける

きりぬける

きりぬ・ける [4][0] 【切(り)抜ける】 (動カ下一)[文]カ下二 きりぬ・く
(1)苦しい立場や困難な状態からやっと逃れ出る。「野党の追及をなんとか―・ける」
(2)敵の囲みを切り破って逃れ出る。「四五千の敵に取まかれて―・けたれ/応仁記」

きりぬける

きりぬける【切り抜ける】
cut[fight]one's way through;tide over <a crisis> ;muddle through.切抜け策 a way out.

きりぬさ

きりぬさ [0] 【切麻・切幣】
祓(ハラエ)の具の一。麻または紙を細かく切って米とまぜ,祓い清めるために神前にまき散らすもの。小幣(コヌサ)。
〔旅行に出る際,麻を細かく切って携帯し,道の神に供えた古習俗に淵源するという〕

きりの

きりの 【桐野】
姓氏の一。

きりのう

きりのう [2] 【切能・尾能】
能の番組で最後に演ずる能。五番立ての演能で五番目に演じられる曲の一類。天狗(テング)物・鬼畜物・鬼神物・早舞(ハヤマイ)物などで,その後場はテンポが速く,太鼓が入り,にぎやかで壮快な趣のものが多い。五番目物。

きりのきずみ

きりのきずみ [4] 【桐の木炭】
桐の木を焼いてつくった炭。粉末にして火薬に混ぜたり,懐炉灰に用いる。

きりのと

きりのと 【桐の薹】
〔「きりのとう」の転〕
(1)模様・紋章の一。「九七桐」「五七桐」「五三桐」の総称。
(2)〔(1)の紋が刻印されていたところから〕
小判・一分金(イチブキン)など判金の異名。「やり手までも光をかざる―をもらひ/浮世草子・一代男 7」

きりのとしあき

きりのとしあき 【桐野利秋】
(1838-1877) 幕末・維新期の志士・軍人。薩摩藩出身。初め中村半次郎と称す。戊辰(ボシン)戦争に従軍。新政府では陸軍少将。征韓論分裂により西郷隆盛とともに下野し,西南の役で戦死。

きりのはな

きりのはな 【桐の花】
歌集。北原白秋作。1913年(大正2)刊。日本の伝統的形式の短歌に,都会的・西洋的な近代的詩情を導入,新鮮な美しさを示す白秋の第一歌集。

きりのれん

きりのれん [3] 【切り暖簾】
商家で用いる丈の短い暖簾。上から半分ほど縫ってあり,下部が開いている。

きりは

きりは【切羽】
《鉱山》a (coal,working) face.

きりは

きりは [2][0] 【切(り)刃】
(1)よく切れる刃。
(2)「切り刃造り」の略。

きりは

きりは [0] 【切(り)羽・切(り)端】
鉱石または石炭を掘り取る現場。採掘場。切り場。

きりはく

きりはく [0] 【切り箔】
(1)方形に細かく切った金銀の箔。
(2)金銀の箔を漆などで和紙に貼りつけ,糸状に細く切ったもの。織物の緯(ヨコ)糸に用いる。

きりはしほ

きりはしほ [3] 【切(り)羽支保】
切り羽の天井を支えるための支柱や梁(ハリ)などの構造物。

きりはずす

きりはず・す [0][4] 【切(り)外す】 (動サ五[四])
(1)付着したものを切って離す。
(2)切りそこなう。「追ひつきて―・し―・しつつ追ひ逃して/宇治拾遺 9」
[可能] きりはずせる

きりはた

きりはた [0] 【切(り)畑】
山腹や林などを切り開いて新しくつくった畑。きりばたけ。

きりはづくり

きりはづくり [4] 【切(り)刃造り】
刀剣の刃の形の一。刃方の肉を表裏とも急な角度で落としたもの。古墳時代の直刀に多い。

きりはなし

きりはなし [0] 【切(り)放し】
(1)切りはなすこと。また,そのもの。
(2)江戸時代,火災など非常の際に獄中の囚人を一時釈放したこと。きりはなち。

きりはなす

きりはなす【切り離す】
cut off;sever.→英和
切り離せない.inseparable.→英和

きりはなす

きりはな・す [4][0] 【切(り)離す・切(り)放す】 (動サ五[四])
一続きのものを分けて別々にする。分離する。「後ろの車両を―・す」「その問題は―・して別途検討する」
[可能] きりはなせる

きりはなれ

きりはなれ [0] 【切(り)離れ】
(1)切れてはなればなれになること。また,切れて離れたもの。
(2)「切れ離れ」に同じ。

きりはふ

きりはふ [3][0] 【切破風】
切妻造りの破風。きりづまはふ。

きりはら

きりはら 【桐原】
長野県松本市東部にあった地名。古代,桐原牧が置かれ,放牧地として知られた。((歌枕))「あふさかのせきの岩かどふみならし山たちいづる―の駒/拾遺(秋)」
〔長野市近辺とする説もある〕

きりはらう

きりはら・う [4] 【切(り)払う・斬り払う】 (動ワ五[ハ四])
(1)草木などを切りとる。また,開墾する。「枝を―・う」「柏原の地を―・つて宮室をつくり給へり/平家 5」
(2)敵を斬って追い散らす。
[可能] きりはらえる

きりはらう

きりはらう【切り払う】
cut away.

きりば

きりば [0] 【切(り)場】
(1)「切り羽(ハ)」に同じ。
(2)連続講談などを次回に譲ることにして,とめておく場所。
(3)浄瑠璃で,一段を口(クチ)・切り,または口・中(ナカ)・切りに分けた場合,一段の中心となる最後の切りの部分。

きりばかま

きりばかま [3] 【切り袴】
足首までの長さの袴。半袴(ハンバカマ)。
⇔長袴(ナガバカマ)

きりばこ

きりばこ [0] 【霧箱】
気体中に霧滴をつくって荷電粒子の飛跡を観測する装置。水蒸気とエタノールなどの混合気体を容器に入れて飽和状態に保ち,荷電粒子の通過と同時に断熱膨張させると,温度が急激に下がり,粒子通過の径路上に残る正負のイオンを核とした霧滴の列ができる。これを瞬間撮影して解析する。宇宙線・原子核の研究に利用された。ウィルソンの霧箱。断熱膨張の代わりに,いつでも飛跡が見えるように温度勾配を利用した拡散霧箱もある。
→泡箱(アワバコ)

きりばたけ

きりばたけ [3] 【桐畑】
桐を栽培している畑。

きりばな

きりばな [2] 【切(り)花】
枝や茎をつけて切り取った草木の花。生け花などに用いる。

きりばな

きりばな【切花】
a cut flower.

きりばめ

きりばめ [0] 【切り嵌め】
布地の一部を切り取り,別の布地を嵌め込んで模様を構成する技法。また,そのように染めた模様。

きりばり

きりばり [0] 【切(り)張り・切り貼り】 (名)スル
(1)障子の破れた部分のみを切りとって張り直すこと。「―した障子」
(2)切り抜いたものを貼りつけること。

きりばり

きりばり【切張する】
patch (up).→英和

きりひおけ

きりひおけ [3] 【桐火桶】
桐の木の幹を輪切りにし,中を刳(ク)り取って作った火鉢。桐火鉢。

きりひとは

きりひとは [4] 【桐一葉】
一枚の桐の葉。他の木より早く落葉する桐の葉一枚から秋の来たのを知ること。一葉(ヒトハ)。[季]秋。《―日当りながら落ちにけり/虚子》
→一葉(イチヨウ)落ちて天下の秋を知る(「一葉」の句項目)

きりひとは

きりひとは 【桐一葉】
戯曲。坪内逍遥作。1894年(明治27)から翌年にかけて「早稲田文学」に発表。1904年初演。豊臣家没落を題材とした史劇。

きりひなわ

きりひなわ [3] 【切(り)火縄】
火縄銃に使うために適当な長さに切った火縄。

きりひなわ=一寸(イツスン)

――一寸(イツスン)
切り火縄が一寸も燃え切らない間の意で,ほんのわずかな間をたとえていう。「―のうちに,五里の所を早船にて/浮世草子・二十不孝 4」

きりひらく

きりひら・く [4][0] 【切(り)開く】 (動カ五[四])
(1)表を覆うものを切って口をあける。「腹を―・く」
(2)木を切り倒したり山を切り崩したりして,田畑・宅地・道などにする。「山を―・いて畑にする」
(3)敵の囲みから逃げ出す出口をつくる。「退路を―・く」
(4)新しい道をつける。「自らの運命を―・く」
[可能] きりひらける

きりひらく

きりひらく【切り開く】
cut (open);→英和
clear <a land> ;→英和
cut one's way <through> .

きりひろげる

きりひろ・げる [0][5] 【切(り)広げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 きりひろ・ぐ
(1)切り開いて広くする。「林道を―・げる」
(2)切開する。「御女(ムスメ)を目の前に,生きながらなますに作り,―・げさせては見給はん/宇治拾遺 10」

きりび

きりび [0][2] 【切(り)火・鑽り火】
(1)ヒノキなどの堅い板にヤマビワなどの堅い棒を錐(キリ)のようにもみこんで起こした火。また,火打ち石と火打ち金とを打ち合わせて起こした火。古代から行われた発火法の一。
(2)旅立ちの人,仕事に出る芸人などに打ちかける清めの火。

きりびしゃく

きりびしゃく [3] 【切柄杓】
茶の湯で,釜の湯を一柄杓汲み出して茶碗に注ぎ,残りを釜に戻したのち,柄杓を釜の上にのせる際の柄杓の扱い方。

きりびと

きりびと 【切り人】
主君のお気に入りで,権勢をふるう人。切り者。切れ者。きりうど。「殿のましまさぬ間に院の―してやうやう讒奏(ザンソウ)せられ候ふなれ/平家 8」

きりふ

きりふ [0] 【切斑・切生】
白羽に幾筋かの黒いまだらがある鷲(ワシ)の尾羽。また,その尾羽で作った矢羽根。大切斑・小切斑・薄切斑などの種類がある。
→矢羽根

きりふ

きりふ 【切符】
(1)年貢・公事(クジ)などの割り当てを記した文書。きっぷ。
(2)「割符(サイフ)」に同じ。

きりふう

きりふう 【切封】
⇒腰文(コシブミ)

きりふうじ

きりふうじ 【切(り)封じ】
(1)封書の裏のとじめに記した「〆」のしるし。
(2)「腰文(コシブミ)」に同じ。

きりふき

きりふき【霧吹】
a spray(er);→英和
an atomizer (香水の).

きりふき

きりふき [2][3] 【霧吹き】
液体を霧のように吹きかけること。また,そのための道具。

きりふきき

きりふきき [4] 【霧吹き器】
消毒液・香水・水などを霧のように細かく吹きかける器具。噴霧器。スプレー。きりふき。

きりふきぞめ

きりふきぞめ [0] 【霧吹き染め】
布の上にさまざまな型を置き,染料を霧状にして吹きかけて模様を染める方法。霧染め。吹き染め。

きりふせる

きりふ・せる [4][0] 【切(り)伏せる・斬り伏せる】 (動サ下一)[文]サ下二 きりふ・す
相手を刀で切って倒す。切り倒す。「一刀のもとに―・せる」

きりふだ

きりふだ【切札】
a trump (card).→英和
〜を出す (play a) trump;play one's trump card (奥の手を出す).‖最後の切札 one's last resort.

きりふだ

きりふだ [2] 【切(り)札】
(1)トランプ遊びで,他の札を全部負かす強い力をもつと決められた札。
(2)とっておきの,他を圧倒し得る人やもの。最後に出す最も強力な手段。「―的存在」「最後の―を出す」

きりふのや

きりふのや [5] 【切斑の矢】
矢羽根を切斑で矧(ハ)いだ矢。

きりふりこうげん

きりふりこうげん 【霧降高原】
栃木県日光市,赤薙(アカナギ)山・女峰(ニヨホウ)山の山麓にある高原。日光三名瀑の一,霧降の滝がある。

きりぶえ

きりぶえ [3][4] 【霧笛】
⇒むてき(霧笛)

きりぶた

きりぶた [2] 【切り蓋】
煮物などのとき,鍋のふたを少しずらしてかぶせること。

きりべやま

きりべやま 【切目山】
和歌山県南西部,日高郡印南(イナミ)町にある山。海に突出した切目崎は熊野街道の難所。切目王子社がある。きりめやま。

きりほどく

きりほど・く [4][0] 【切(り)解く・斬り解く】 (動カ五[四])
(1)結んだひも・縄などを切ってときはなす。「箱の縄を―・く」
(2)切り結んだ両者の刀をひきはなす。「切り結びては―・き/浄瑠璃・用明天皇」

きりぼうかご

きりぼうかご キリバウ― 【切(り)棒駕籠】
短い棒でかつぐ駕籠。きりぼう。
⇔長棒駕籠

きりぼし

きりぼし [0] 【切(り)干し】
(1)野菜を薄切りや千切りにして干した保存食品。
(2)「切り干し大根」の略。[季]冬。《―の煮ゆる香座右に針仕事/虚子》

きりぼしいも

きりぼしいも [4] 【切(り)干し藷】
薄く切って日に干したサツマイモ。

きりぼしだいこん

きりぼしだいこん [5] 【切(り)干し大根】
千切りあるいは薄切りにして干した大根。

きりまい

きりまい [2][0] 【切米】
(1)江戸時代,幕府・諸藩の家臣のうち,知行所を与えられていなかった者に支給された扶持米または金銭。春二月・夏五月・冬一〇月の三季に分割支給された。特に,冬に支給されたものをいう場合もある。
(2)給金。「して―は何程ほしい/浄瑠璃・薩摩歌」

きりまいてがた

きりまいてがた 【切米手形】
江戸時代,切米の代わりに支給された証券。

きりまいとり

きりまいとり 【切米取】
⇒蔵米(クラマイ)取

きりまえ

きりまえ [0][2] 【切(り)前】
(1)浄瑠璃で,切りの前にあたる中・次(ツギ)を語る太夫。
(2)一日の興行の,最後より一つ前の出し物。芝居・寄席などでいう。

きりまく

きりまく [2] 【切(り)幕】
(1)揚げ幕の別名。
(2)歌舞伎で,一日の興行の最後の狂言。切り狂言。切り。

きりまくる

きりまくる【斬[切]りまくる】
slash about <one> ;attack and scatter <the enemy> .

きりまくる

きりまく・る [4][0] 【切り捲る・斬り捲る】 (動ラ五[四])
次から次へと相手を切る。

きりまど

きりまど [0][3] 【切(り)窓】
壁・羽目板などを切り抜いてつくった明かりとりの窓。

きりまわし

きりまわし【切り回し】
management.→英和
〜のうまい人 a good manager.

きりまわし

きりまわし [0] 【切(り)回し】
物事を切り回すこと。切りもり。「仕事の―がうまい」

きりまわす

きりまわす【切り回す】
manage <a household> ;→英和
run <the house> .→英和

きりまわす

きりまわ・す [4][0] 【切(り)回す】 (動サ五[四])
(1)中心となって物事を処理する。中心となって組織などを動かす。「女手一つで大所帯を―・す」
(2)物の周囲をぐるりと切る。「明り障子の破ればかりを禅尼手づから小刀して―・しつつ張られければ/徒然 184」
(3)むやみに切る。「無二無三に―・し/浄瑠璃・用明天皇」
[可能] きりまわせる

きりみ

きりみ【切身】
a slice[cut] <of fish> ;→英和
fillet.→英和

きりみ

きりみ [3] 【切(り)身】
魚の身を一切れがちょうど一人前ほどの大きさに切ったもの。

きりみず

きりみず [2] 【切(り)水】
(1)花を切り取ってすぐに切り口を水に入れること。
(2)玄関や庭石などに水をまくこと。打ち水。まき水。

きりみせ

きりみせ 【切店・切見世】
(1)時間ぎめで客をとった,下級の遊女屋。局見世(ツボネミセ)。
(2)「切店女郎」の略。

きりみせじょろう

きりみせじょろう [5] 【切店女郎】
切店に勤める下級の女郎。長屋女郎。局(ツボネ)女郎。

きりみそ

きりみそ [0] 【切(り)味噌】
三州味噌などを,擂(ス)り鉢で擂る代わりに包丁で切ったもの。出汁(ダシ)で静かに洗って漉(コ)すと,味噌臭くない清汁(スマシ)ができる。

きりむぎ

きりむぎ [0] 【切(り)麦】
小麦粉を練り,うどんよりも細く切ってゆでた麺(メン)。ひやして食べるのが,ひやむぎ。

きりむすぶ

きりむす・ぶ [4][0] 【切(り)結ぶ・斬り結ぶ】 (動バ五[四])
刀を打ち合わせて切り合う。「打打(チヨウチヨウ)発止と―・ぶ」

きりむね

きりむね [2][0] 【切棟】
屋根の棟の両端を切りたてたもの。切妻屋根。

きりめ

きりめ [3] 【切(り)目】
(1)物の表面に切ってつけた傷。また,切り口。「包丁で―を入れる」
(2)物事の区切り。切れ目。「仕事の―」
(3)「切り身」に同じ。

きりめ=に塩(シオ)

――に塩(シオ)
身にしみてこたえること。「只今御意見の事ども,―のしむやうに存じ出し/浮世草子・文反古 1」

きりめいた

きりめいた [4] 【切(り)目板】
切り目縁に張った縁板。

きりめえん

きりめえん [3] 【切(り)目縁】
縁の長手方向に対して直角に縁板を張った縁。木口縁。
⇔榑縁(クレエン)

きりめし

きりめし [0] 【切(り)飯】
型に詰めて押し固めたのち,適当な大きさに切った飯。弁当などにした。

きりめどう

きりめどう [3] 【切り馬道】
「馬道(メドウ)」に同じ。

きりめなげし

きりめなげし [4] 【切(り)目長押】
敷居と縁板の間に設ける長押。

きりめん

きりめん [0] 【切(り)面】
面の一。材木の角を四五度に削りとって面としたもの。

きりもがり

きりもがり [3] 【切り虎落】
(1)竹などを切って結び構えた垣根。
(2)勧進能・田楽・芝居などの興行の際,見物人のまわりに結った竹矢来。

きりもぐさ

きりもぐさ [3] 【切り艾】
紙で巻き,細かく切ったもぐさ。

きりもち

きりもち [2] 【切り餅】
(1)(正月用の)のし餅を四角く切ったもの。[季]冬。
→円餅
(2)〔(1)に形が似ているところから〕
江戸時代,一分銀百枚,すなわち二五両を四角く紙に包んで封をしたもの。

きりもの

きりもの 【着り物】
〔「きりもん」とも。関西地方で用いる〕
きもの。衣服。

きりもの

きりもの [2] 【切(り)物】
(1)刻んで汁に入れる,ユズ・ミカンの皮,タデ・シソの葉などの薬味。
(2)刀身に施した梵字(ボンジ)・竜などの彫刻。

きりもみ

きりもみ【錐揉み】
a (tail)spin (飛行機の).〜状態で <fall> in a screw dive.

きりもみ

きりもみ [0][3] 【錐揉み】 (名)スル
(1)錐をもんで穴をあけること。
(2)飛行機が機首を下に向けて,錐をもみ込むように,回転しながら失速状態で降下すること。スピン。

きりもり

きりもり【切盛り】
management.→英和
〜をする manage;→英和
run <the house> .→英和

きりもり

きりもり [0][2] 【切(り)盛り】 (名)スル
(1)料理で,食べ物を切って盛り分けること。
(2)仕事や家事をさばくこと。切りまわし。「家計を巧みに―する」

きりゃく

きりゃく [0] 【機略】
その場に応じた,うまい考えややり方。「―を弄(ロウ)する」「―に富む人」「―縦横」

きりゃく

きりゃく【機略】
<be full of> resources.〜縦横の resourceful <man> .→英和

きりやぶる

きりやぶ・る [4][0] 【切(り)破る】 (動ラ五[四])
(1)切って裂け目や穴をあける。「袋を―・る」
(2)切り込んで敵の囲みを打ち破る。「敵陣を―・る」

きりゅう

きりゅう キリフ 【桐生】
姓氏の一。

きりゅう

きりゅう キリフ 【桐生】
群馬県東部の市。古くから,絹織物を主とする機業都市。

きりゅう

きりゅう【寄留】
temporary residence.

きりゅう

きりゅう [0] 【起立】
「きりつ(起立)」に同じ。

きりゅう

きりゅう [0] 【気流】
空気の流れ。風。「乱―」「上昇―」

きりゅう

きりゅう [0] 【旗旒】
旗。特に,信号旗。

きりゅう

きりゅう【気流】
an air current;an atmospheric current.‖悪気流《航空》a bump.上昇(下降)気流 an ascending (a descending) air current.乱気流《気象》turbulence.

きりゅう

きりゅう [0] 【寄留】 (名)スル
(1)一時,他の家や他の土地に身を寄せて住むこと。「―地」「―の民」「宿縁ありて此浮境に―すること十有余年/新聞雑誌 31」
(2)〔法〕 旧制で,九〇日以上本籍地以外の一定の場所に居住の目的をもって住所または居所を有すること。これに該当する者は届け出の義務を負ったが,1951年(昭和26)の住民登録法により廃止された。

きりゅうさん

きりゅうさん [0][2] 【希硫酸・稀硫酸】
比較的低濃度の硫酸の水溶液。普通は濃度約一モル(二規定)あるいはそれ以下のもの。

きりゅうさん

きりゅうさん【希硫酸】
《化》dilute sulfuric acid.

きりゅうし

きりゅうし [2] 【鬼竜子】
中国・朝鮮の建築で,下(クダ)り棟(ムネ)に装飾のために並べる,竜に似た瓦製の怪獣像。きりょうし。
〔中国では「走獣」「嘲風」などという〕

きりゅうしんごう

きりゅうしんごう [4] 【旗旒信号】
船舶が一定の方式に従って旗を掲揚して行う信号。

きりゅうもん

きりゅうもん [2] 【虺竜文】
中国,殷周(インシユウ)時代の青銅器に用いられた文様。向き合った一対の蛇を並べるもの。

きりゅうゆうゆう

きりゅうゆうゆう キリフイウイウ 【桐生悠々】
(1873-1941) ジャーナリスト。金沢市生まれ。本名,政次。東大卒。新聞記者となり,信濃毎日新聞主筆として徹底した軍部批判の筆をふるう。また,個人雑誌「他山の石」を発刊。

きりゆ

きりゆ [0] 【桐油】
⇒とうゆ(桐油)

きりょ

きりょ [1] 【羈旅・羇旅】
〔「羈」「羇」ともに旅の意〕
(1)「羇旅歌」の略。また和歌・俳句の部立ての一。
(2)たび。旅行。

きりょ

きりょ [1] 【貴慮】
相手を敬ってその考え・配慮をいう語。お考え。「―を煩わす」

きりょう

きりょう【器量】
(1) personal appearance;looks (容貌).
(2) ability;→英和
talent (才能).→英和
〜のある able;→英和
talented.→英和
〜の良い(悪い) good-(plain-)looking.器量よし a pretty girl[woman].

きりょう

きりょう [1][0] 【着料】
(1)衣服の材料。
(2)衣服を買う費用。「余った金を―に回す」

きりょう

きりょう [1] 【器量】
〔「器」は才能のあること。「量」は心の大きさ,徳のあること〕
(1)物の役に立つ才能・力量。「人の上に立つ―をもった人物」
(2)主に女性について,容貌(ヨウボウ)。顔立ち。みめ。「―がよい」
(3)主に男性について,その人の面目。価値。「―を上げる」

きりょうごのみ

きりょうごのみ [4] 【器量好み】
顔立ちの美しい女性をえりごのみすること。また,そうする人。面食い。

きりょうじまん

きりょうじまん [4] 【器量自慢】
(1)顔立ちの美しいのを誇りに思うこと。
(2)才を自ら誇ること。

きりょうじん

きりょうじん [2] 【器量人】
才能や徳望のある人。

きりょうのぞみ

きりょうのぞみ [4] 【器量望み】
顔立ちの美しい女性を妻にのぞむこと。器量好み。「―の太甚(ハナハダ)しければ,二十余件の縁談皆意に称(カナ)はで/金色夜叉(紅葉)」

きりょうまけ

きりょうまけ [0][5] 【器量負け】
(1)才能があるために,かえって失敗すること。
(2)顔立ちが良すぎて,かえって良縁に恵まれないこと。

きりょうよし

きりょうよし [2] 【器量好し】
顔立ちがよいこと。美人。

きりょか

きりょか [2] 【羇旅歌】
旅に関する感想を詠んだ和歌。

きりょく

きりょく [0][1] 【気力】
困難や障害に負けずに物事をやり通す強い精神力。気持ちの張り。気合。「最後は―だけで走り通した」「―十分」

きりょく

きりょく [1] 【汽力】
蒸気の力。

きりょく

きりょく【気力】
energy;→英和
vigor;→英和
<話> pep.→英和
〜のある(ない) energetic (enervated).→英和

きりょく

きりょく [0][1] 【棋力】
碁・将棋の腕前。

きりょくがん

きりょくがん [2][3] 【輝緑岩】
火成岩の一。玄武岩とほぼ同じ化学組成で,主に斜長石と輝石とからなるが,橄欖(カンラン)石を含むこともある。一般に,やや変質して緑色がかっている。粗粒玄武岩と呼ぶこともある。

きりょくぎょうかいがん

きりょくぎょうかいがん [6] 【輝緑凝灰岩】
第三紀以前の地層に産する塩基性の火山岩類。厳密な意味での凝灰岩ばかりではなく,凝灰角礫(カクレキ)岩・集塊岩・溶岩なども含む。多くは緑色・赤紫色で変質しているものが多い。シャールスタイン。

きりょくはつでん

きりょくはつでん [4] 【汽力発電】
ボイラーで高温・高圧の蒸気を発生させ,蒸気タービンを回転させ,発電機をまわして発電する発電方式。

きりよけ

きりよけ [0] 【霧除け】
「霧除け庇(ビサシ)」の略。

きりよけびさし

きりよけびさし [5] 【霧除け庇】
雨や霧が家の中へ入るのを防ぐため,出入り口や窓の上などに設けた小さな庇。きりよけ。

きりり

きりり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)ひきしまっているさま。「―とした男振り」
(2)物が強く引っ張られて緊張するさま。きりきり。「帯を―としめる」
(3)物のきしむ音を表す語。「しのぶ小切戸が―と鳴る程に/狂言・節分」

きりわける

きりわける【切り分ける】
carve (肉を).→英和

きりわら

きりわら [0] 【切り藁】
(1)切ったり,刻んだりしたわら。
 (ア)荒壁の土に混ぜるわらきれ。苆(スサ)。
 (イ)牛・馬の飼料とする,刻んだわら。
(2)わらを切って束ねた,たわし。
(3)歌舞伎の鬘(カツラ)の一。鬘の形が{(2)}に似ているのでいう。

きりわり

きりわり [0] 【切(り)割り】
(1)物を切り割ること。また,そのもの。
(2)山や丘を切り割って開いた道路。切り通し。

きりわる

きりわ・る [3][0] 【切(り)割る】 (動ラ五[四])
物を切って分ける。きりさく。「城壁を―・つた大通/ふらんす物語(荷風)」

きりん

きりん [0] 【麒麟】
(1)キリン科の哺乳類。脚と首が著しく長く,肩高3.6メートルほど,頭頂まで5.5メートルにも達し,陸生哺乳類中で最も背が高い。頭頂に一対または三〜五本の角をもつ。体は,栗色ないし黄褐色で,白い網目状の斑紋がある。時速50キロメートルに及ぶ速さで走ることができる。サハラ以南のアフリカにのみ産し,アカシアがまばらに生える草原に小さい群れですむ。ジラフ。
(2)中国古代の想像上の獣。体は鹿(シカ),尾は牛,ひづめは馬,額は狼。頭に肉に包まれた一本の角があり,体の毛は黄色,背には五彩の毛がある。翼をもってよく飛び,生草は踏まず,生物は食わないという。聖人が出て王道が行われた時に現れると伝えられる。一角獣。
〔一説に雄を「麒」,雌を「麟」とする〕
(3)俊才。麒麟児。
麒麟(2)[図]

きりん

きりん【麒麟】
a giraffe.→英和
麒麟児 a prodigy;→英和
a genius.→英和

きりん

きりん [0] 【騏驎】
(1)一日に千里を走る馬。駿馬(シユンメ)。名馬。
(2)「麒麟(キリン)」に同じ。

きりんかく

きりんかく 【麒麟閣】
中国,漢の武帝が長安の宮中に築いた高殿。麒麟を捕らえたのにちなんで命名したという。宣帝の時,霍光(カクコウ)ほか功臣一一名の肖像が飾られた。

きりんけつ

きりんけつ [2] 【麒麟竭】
アフリカ原産のユリ科の木本,竜血樹の樹幹からとれる濃紅色の樹脂。止血剤や染料とする。

きりんさい

きりんさい [2] 【麒麟菜】
紅藻類スギノリ目の海藻。九州以南の暖海の岩礁上に生える。体は円柱状で不規則に分枝し,体形の変化が大きい。軟骨質で色は黄紅色・暗緑色など。食用。寒天の原料とする。リュウキュウツノマタ。

きりんざ

きりんざ [0] 【麒麟座】
〔(ラテン) Camelopardalis〕
二月中旬の宵,北天を通過する星座。最輝星でも光度四・四等で,あまり目立たない。

きりんじ

きりんじ [2] 【麒麟児】
将来素晴らしい大物になると期待される少年。特にすぐれた才能をもつ少年。神童。

きりんそう

きりんそう [0] 【麒麟草】
ベンケイソウ科の多年草。山中の岩上に生える。茎は高さ30センチメートルで,叢生する。葉は広倒披針形で多肉質。夏,茎頂に出た散房花序上に黄色五弁花が多数つく。[季]夏。
麒麟草[図]

きる

きる [0] 【着る】 (動カ上一)[文]カ上一
(1)身につける。
 (ア)衣服を身につける。まとう。「晴れ着を〈きる〉」「着物を〈きる〉」「シャツを〈きる〉」
 (イ)袴・足袋などをつける。はく。「下衆の紅の袴〈き〉たる/枕草子 45」
 (ウ)帽子・笠・兜などをつける。かぶる。「帽子を〈きる〉」「笠も〈き〉ず出でつつそ見し雨の降らくに/万葉 2681」
(2)引き受ける。身に負う。「他人の罪を〈きる〉」「恩ヲ〈キル〉/ヘボン」
〔「着せる」に対する自動詞〕
[慣用] 恩に―・笠に―・裃(カミシモ)を―・濡れ衣を―

きる

き・る [1] 【切る・斬る・伐る・截る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)刃物などを使って一続きのものを分離させる。断ち分ける。《切・伐・截》「大根を包丁で―・る」「爪を―・る」「型紙どおりに布地を―・る」「志賀の山いたくな―・りそ/万葉 3862」
〔「伐」は木をきりたおす時,「截」は布・紙などをきる時に用いる〕
(2)刃物などで自分の体の一部を傷つける。意図的な場合と,不注意による場合とがある。「腹を―・って死ぬ」「ナイフで手を―・る」「すすきの葉で指を―・る」
(3)刃物で傷つけ殺す。斬り殺す。《切・斬》「罪人を―・る」「敵兵を―・る」
(4)塞がっているものや閉じているものをあける。《切》「封を―・る」「口を―・る」
(5)空間的に連続しているもの,流れているものを分断する。《切》「船が波を―・って進む」「肩で風を―・って歩く」「道を―・る」
(6)話や文章を続けないで区切りをつける。《切》「この文は長すぎるから,ここで一旦―・った方がいい」
(7)電流を止める。《切》
⇔いれる
「電源を―・る」「電灯のスイッチを―・る」
(8)関係やつながりをなくす。《切》
⇔むすぶ
「あの人とは縁を―・りたい」
(9)時間的に継続しているものを中断させる。打ち切る。《切》「電話を―・る」「彼はそこで言葉を―・った」
(10)本体やグループから外す。取り除く。《切・斬》「六〇点以下の者は―・る」「反対派を―・る」
(11)手術をして取り去る。「胃を―・る」
(12)ぬれた物から振ったりして水分を取り去る。《切》「洗濯物の水気を―・る」「揚げ物の油を―・る」
(13)ものごとを作り出す。出現させる。《切》
 (ア)一部分を掘りとって作る。「溝を―・る」「ねじを―・る」「炉が―・ってある」
 (イ)手を動かして形を作る。「十字を―・る」
 (ウ)断定的な言葉を発する。「たんかを―・る」「しらを―・る」
 (エ)目に立つような所作をする。「見得を―・る」「とんぼを―・る」
(14)日時・数量などに限定をつける。《切》「日を―・って金を貸す」「人数を―・って参加を受け付ける」
(15)ものごとに決着をつける。「未だ勝負も―・らぬに/今昔 28」
(16)数値が,ある目安・限界よりも小さくなる。割る。《切》「一〇〇メートル競走で一〇秒を―・る」「上昇率が一〇パーセントを―・る」
(17)ある動作・行動を起こす。始める。《切》「スタートを―・る」「伝票を―・る」
(18)乗り物の進行方向を変える操作をする。また,それによって進行方向を変える。《切》「右にハンドルを―・る」「カーブを―・る」
(19)(比喩的に)欠点をあばいて攻撃する。糾弾する。《切・斬》「世相を―・る」「官界の腐敗を―・る」
(20)テニスや卓球で,ボールが強く回転するように打つ。カットする。《切》
(21)囲碁で,相手の石のつながりを断つ。《切》
(22)トランプやカルタなどで,札の数がそろったりしないようにまぜあわせる。《切》「札をよく―・ってから配る」
(23)トランプで,切り札を使って勝負をつける。《切》「切り札を―・る」
(24)(動詞の連用形について)《切》
 (ア)量的な限界点までその運動をする。…しおえる。「厚い本を読み―・る」「あり金を使い―・る」「ドーバー海峡を泳ぎ―・る」
 (イ)運動が完全にその終局点に到達する。すっかり…する。「ほとほと困り―・る」「疲れ―・った表情」
(25)(近世,竿金(サオガネ)などを必要なだけ切って使ったことから)
 (ア)両替をする。「和尚が小判が―・つてもらひたいとおつしやる/歌舞伎・男伊達初買曾我」
 (イ)気前よく金を払う。「鉢植の梅に一朱を―・つて買ひ/柳多留 101」
〔「きれる」に対する自動詞〕
[可能] きれる
■二■ (動ラ下二)
⇒きれる
[慣用] 口火を―・札片(サツビラ)を―・自腹を―・堰(セキ)を―・手を―・火蓋(ヒブタ)を―・見得(ミエ)を―・身銭(ミゼニ)を―

きる

き・る 【霧る】 (動ラ四)
(1)霞や霧が立つ。かすむ。「霞立ち春日の―・れるももしきの大宮所見れば悲しも/万葉 29」
(2)目が涙でかすむ。「目も―・りて/源氏(夕霧)」

きる

きる【着る】
(1) put on;[着ている]have on;wear.→英和
(2) take <a crime> on oneself (罪を).

きる

き・る [1] 【鑽る】 (動ラ五[四])
石と金を打ち合わせたり,木と木をこすり合わせたりして,火を取る。「火を―・る」

きる

きる【切る】
(1) cut;→英和
hash (刻む);→英和
slice (薄く);→英和
saw (のこぎりで);→英和
shear (はさみで);→英和
punch (切符を).→英和
(2) fell (切り倒す);→英和
cut[chop]down.(3) turn[switch]off (電灯・ラジオなどを);ring off (電話を).
(4) shuffle (トランプを).→英和
手[縁]を〜 break with.日時を〜 fix the date.→英和
切っても切れぬ inseparable;→英和
closely bound together.ハンドルを〜 turn the wheel.→英和

きるい

きるい [1] 【着類】
着るもの。衣類。きもの。

きるいきそげ

きるいきそげ 【着類着そげ】
〔「きそげ」は着古しの意〕
着物を強めていう語。衣類一切。衣類全部。「―に疵付けられぬ間に取返してくれうと/浄瑠璃・天の網島(中)」

きれ

きれ 【切れ】
■一■ [2] (名)
(1)刃物の切れ具合。切れ味。「ナイフの―がにぶる」
(2)切り離した部分。切れ端。「紙―」
(3)水気などの脱け具合。「油の―がよい」
(4)(「布」「裂」とも書く)布地。生地。「スカートの―が余った」
(5)(「裂」とも書く)織物の断片。また,絵巻や書物などであったものの一小部分。「古今集の高野―」「古筆―」
(6)物事の判断や処理をする能力の鋭さ。「頭の―がいい」
(7)(野球などで)進む球の曲がり具合の鋭さ。「―のいいカーブ」
(8)(人の目が)目じりの方へ切れ込んでいる具合。「―の長い目」
(9)石材・コンクリートの体積の単位。一切れは一立方尺(約0.0278立方メートル)。
(10)(「ぎれ」の形で)名詞の下に付いて,そのものを使い終わっている意を表す。「時間―」「会費―」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)切ったものを数えるのに用いる。「パンひと―」「ひと―のハム」
(2)江戸時代,一分金を数えるのに用いる。「白銀五百匁二包,小判二十五両二歩合て四十―/浄瑠璃・二枚絵草紙(中)」

きれ

きれ【切れ】
(1) a piece;→英和
a slice (薄片);→英和
a scrap (切れ端);→英和
a cut (切片);→英和
a slip[strip](細片);→英和
a chop (肉の);→英和
a tip (木の).→英和
(2)[布]cloth.→英和

きれあがる

きれあが・る [0][4] 【切れ上(が)る】 (動ラ五[四])
上の方まで切れている。上の方へ向かって切れている。「小股(コマタ)の―・った女性」「目元が―・る」

きれあじ

きれあじ [2][0] 【切れ味】
(1)刃物の切れ具合。「ナイフの―」
(2)批評などで,立論・論評の仕方の鋭さ。「―のいい人物評論」
(3)野球・バレーボールなどの球技で,ボールのもつ鋭い力。「―のいいカーブ」

きれあじ

きれあじ【切れ味の良い(悪い)】
sharp (blunt).→英和

きれい

きれい【綺麗な】
(1)[顔など]beautiful;→英和
pretty;→英和
fine;→英和
handsome;→英和
good-looking.(2)[室など]clean;→英和
neat;→英和
tidy.→英和
(3)[態度]fair (公明正大な).→英和
〜に beautifully;→英和
finely;neatly;tidily;completely (すっかり);→英和
clean <forget> (さっぱりと).〜にする (make) clean;put in order (片づける).

きれい

きれい [1] 【綺麗・奇麗】 (形動)[文]ナリ
(1)目に見て美しく心地よいさま。美麗。「―な景色」
(2)耳に聞いて美しく心地よいさま。「―な声」「―な英語を話す。」
(3)よごれがなくさっぱりしているさま。清潔。「―に洗濯する」「―な水」
(4)やましい点のないさま。けがれのないさま。潔白。「身辺を―にする」「―なお金」「―な心」
(5)男女間の肉体的交渉がないさま。清純。純潔。「―な関係」「―な体」
(6)きちんと整っているさま。整然。「頭髪を―に分ける」「足並みが―にそろう」
(7)(「きれいに」の形で)残りなく事が行われるさま。すっかり。「借金を―に返す」「―に忘れてしまう」
〔中世以降一般にも用いられるようになり,「美」を表すさまざまな意を派生し,次第に「うつくし」にとってかわって広く用いられるようになった〕
[派生] ――さ(名)

きれいくび

きれいくび [2] 【綺麗首】
女性の美しい顔。また,その女性。

きれいごと

きれいごと [0][4] 【綺麗事】
(1)表面だけを立派にとりつくろうこと。見かけや口先だけ体裁を整えていること。「もはや―だけではすまない」「―ばかりいう人」
(2)手際よくきれいに仕上げた仕事。
(3)よごれないですむ仕事。

きれいごと

きれいごと【綺麗事】
whitewashing.〜にすませる whitewash.→英和

きれいさっぱり

きれいさっぱり [1][3] 【綺麗さっぱり】
■一■ (副)スル
(1)清潔で汚れていないさま。「―(と)洗い上げる」
(2)残りがなく,すっきりしているさま。いさぎよいさま。「進学は―(と)あきらめた」
■二■ (形動)
{■一■(2)}に同じ。「火事で丸焼けになり,今は―だ」

きれいさび

きれいさび [2] 【綺麗寂】
さびの中に優しさ・華やかさのある,明るく静かな風情。小堀遠州の茶風を示す言葉。

きれいずき

きれいずき [0][5] 【綺麗好き】 (名・形動)
清潔であることを好むこと。また,そのさまや人。「―な人」

きれいずき

きれいずき【綺麗好きの】
fond of cleanness;tidy <person> .→英和

きれいどころ

きれいどころ [4][0] 【綺麗所】
芸者などをいう語。きれいどこ。

きれき

きれき [0] 【棋歴】
囲碁・将棋の経歴。

きれぎれ

きれぎれ [0] 【切れ切れ】 (名・形動)[文]ナリ
いくつにも細かく切れて分かれているさま。断続的につづいているさま。また,そのようなもの。「言葉も―に話す」「職人が二人―な話をして/青年(鴎外)」

きれぎれ

きれぎれ【切れ切れの】
broken;→英和
fragmentary.→英和

きれくち

きれくち [2] 【切れ口】
(1)切れて開いた口。また,切断面。きりくち。
(2)きっぱり言い切ること。見事な言葉。「―をきいてその時死ぬが嫌になつたら/洒落本・妓情返夢解」

きれこみ

きれこみ [0] 【切れ込み】
(1)切れ込むこと。また,切れ込んだ部分。きりこみ。刻み。「―のあるスカート」
(2)葉や花弁などの周りの刻み。欠刻(ケツコク)。
(3)写真で,画像の鮮明度をいう語。ピントの合い方の鋭さ。「―のいいレンズ」

きれこみ

きれこみ【切れ込み】
a cut;→英和
a notch;→英和
a slit.→英和

きれこむ

きれこ・む [0][3] 【切れ込む】 (動マ五[四])
(1)深いところまで切れ目が入り込んでいる。「深く―・んだ尾根」
(2)ある方向へ入り込む。「草原へ―・む,双六岳の崖の下まで来ると/日本北アルプス縦断記(烏水)」

きれじ

きれじ [0][2] 【切れ字】
連歌・俳諧の発句や近代俳句で,句の表現が完結し独立するために,句中または句末で特別に切れるはたらきをする字(語)のこと。「や」「かな」などの終助詞や活用語の終止形・命令形などの類。きりじ。

きれじ

きれじ【切地[布地]】
cloth;→英和
material.→英和

きれじ

きれじ [0] 【切れ地】
(1)織物・反物のきれはし。
(2)織物。生地(キジ)。布地。

きれじ

きれじ [2] 【切れ痔・裂れ痔】
肛門の皮膚と粘膜との境がただれたり,細かく裂けたりする病気。排便時に痛みを感じ出血がある。肛門裂創(レツソウ)。裂肛。さけじ。

きれじじゅうはちじ

きれじじゅうはちじ [7] 【切れ字十八字】
一八の重要な切れ字。二条良基作と仮託される連歌秘伝書「一紙品定」に説かれて以来おおむね継承された。「かな」「けり」「もがな」「らん」「し」「ぞ」「か」「よ」「せ」「や」「つ」「れ」「ぬ」「ず」「に」「へ」「け」「じ」の一八をいい,「せ」「れ」「へ」「け」は動詞の命令形活用語尾,「し」は形容詞語尾,「に」は副詞の「いかに」にあたる。のちには二二字に増えた。

きれっと

きれっと [2][1] 【切れっ処・切れっ戸】
尾根が V 字形に深く険しく切れ込んだ所。鹿島槍ヶ岳と五竜岳の間の「八峰(ハチミネ)きれっと」などが有名。きれと。

きれっぱし

きれっぱし [0] 【切れっ端】
「きれはし(切端)」に同じ。

きれつ

きれつ [0] 【亀裂】
かたい物にできた割れ目。裂け目。ひび割れ。「地震で壁に―が生じる」

きれつ

きれつ【亀裂】
a crack;→英和
a cleft.→英和
〜を生じる crack;open.→英和

きれつ

きれつ [1] 【奇列】
多くの列があるとき,奇数番目の列。
⇔偶列(グウレツ)

きれて

きれて 【切れ手】
(1)気前のよい人。金離れのよい人。「あの旦那は―だから,そこが得意(トリエ)さね/人情本・籬の梅」
(2)やり手。切れ者。「ここの内ぢゆうでの―だといふぜ/洒落本・船頭深話」

きれどり

きれどり [0] 【裂取り】
和服の文様構成の一。地の上に異なった裂をおいたように,種々の文様を継ぎ合わせた形の文様。裂取り模様。

きれなが

きれなが【切れ長の】
long and slim <eyes> .

きれなが

きれなが [0] 【切れ長】 (名・形動)[文]ナリ
目尻が細長く切れ込んでいる・こと(さま)。「―の目」

きれはし

きれはし【切れ端】
odds and ends;scraps.

きれはし

きれはし [0] 【切れ端】
物の,切り離された小部分。きれっぱし。「布の―」

きれはなれ

きれはなれ [0] 【切れ離れ】
〔「きればなれ」とも〕
(1)さっぱりと思い切ること。あきらめ。「―よく向を変へて右の坂をすたすたと/高野聖(鏡花)」
(2)金ばなれ。気前。「―の善かつた先代に反対(ヒキカ)へて/社会百面相(魯庵)」

きれぶみ

きれぶみ 【切れ文】
縁切りの書状。離縁状。「いかの墨で―を書いて/歌舞伎・吾嬬鑑」

きれま

きれま【切れ間】
a break <in> ;→英和
an interval <between> .→英和

きれま

きれま [3] 【切れ間】
物が切れてあいた部分。絶え間。「雲の―から日がさす」「―なく車の列が続く」

きれめ

きれめ [3] 【切れ目】
(1)物の途中で切れている所。
(2)物事のひと区切り。段落。「話の―」
(3)物事のなくなる時。終わり。「金の―が縁の―」

きれめ

きれめ【切れ目】
(1) a gap;→英和
a break (途切れ).→英和
(2) a pause;→英和
an interval.→英和

きれもの

きれもの [0] 【切れ者】
頭の働きが素早く,すぐれた手腕をもつ者。やり手。敏腕家。「財界随一の―と評判の男」

きれもの

きれもの【切れ者】
an able[a shrewd]person.

きれもの

きれもの [2] 【切れ物】
(1)物を切るのに用いる道具。刃物。
(2)よく切れる刃物。「自らの刀の―なる由を言ひしを聞きて/折たく柴の記」
(3)品切れの物。また,めったにない物。

きれる

き・れる [2] 【切れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 き・る
(1)一続きのものが,刃物によって力を加えられたり,引っ張られたりして,離ればなれになる。「ザイルが―・れる」「紙が―・れる」
(2)傷がついたり裂け目ができたりする。また,ひび・あかぎれができる。「唇が―・れて血が出る」「ひびの―・れた手」「常陸房が太刀は四十二所―・れたりけり/平家 12」
(3)物がこわれたり破れたりする。「堤防が―・れて大水が出る」「袖口が―・れる」
(4)人と人とのつながりがなくなる。「縁が―・れる」「切っても―・れぬ仲」
(5)言葉・文章が途切れたり,区切りができたりする。また,通信が継続しなくなる。「この和歌は第三句で―・れる」「電話が―・れる」
(6)続いているものにすき間・切れ目が現れる。また,続いていたものがそこで終わりになる。「雲が―・れて日がさす」「五分も歩くと家並みが―・れる」「車の流れが―・れるのを待つ」
(7)つながっていた電気回路がつながらなくなる。「一定の温度になるとスイッチが自動的に―・れる」
(8)数値がある基準を下回る。不足する。「目方が―・れる」「元値が―・れる」
(9)与えられた時間がなくなる。限りがくる。有効期間が終わる。「定期が―・れた」「来月で保険が―・れる」
(10)使ったり売れたりして,尽きてなくなる。「ご注文のノートは今―・れています」「油が―・れる」
(11)電池などに貯えられていた力がなくなる。「電池が―・れる」
(12)ぬれていたものから,水分がしずくとなって落ちつくす。「てんぷらは余分な油が―・れてから盛りつける」
(13)進む方向が変わる。「ポストの所で右に―・れる」
(14)刃物が鋭利である。「よく―・れるナイフ」
(15)事を処理する能力に富む。特に頭の働きがすぐれている。「頭が―・れる」
(16)トランプや花札の札がうまくまざる。「よく―・れていないのか,ダイヤの札ばかりがくる」
(17)(動詞の連用形について)
 (ア)完全に…できる,最後まで…できるなどの意を表す。「食べ―・れるかどうか」「売り―・れる」
 (イ)(多く心理的な動詞について)強く…する,すっきりと…できるなどの意を表す。多く打ち消しの表現を伴って用いられる。「そうとも言い―・れない」
(18)結末がつく。「よき事もわろき事もその時事は―・るるなり/愚管 5」
→事切れる
(19)金銭を派手に使って気前のいいところを見せる。「是でもはづむ所では随分―・れて見せるよ/滑稽本・浮世床(初)」
(20)顔がきく。勢力がある。「わしやあこではえらう―・れるがな/滑稽本・膝栗毛 5」
〔「切る」に対する自動詞〕

きれる

きれる【切れる】
(1)[物や事]cut well (刃物が);be sharp (鋭利);→英和
break (切断);→英和
snap (ぷっつりと);→英和
be worn out (すれて);be rent (裂けて);be cut off (電話が);run out (尽きる);be out of stock (商品が)[gas (ガソリンが)];expire (期限が);→英和
give way (堤防が).
(2)[頭脳]〔形〕sharp;shrewd;→英和
able.→英和

きれん

きれん [0] 【起聯】
漢詩で,律詩の第一・二句のこと。首聯。
→頷聯(ガンレン)
→頸聯(ケイレン)
→尾聯(ビレン)

きれんが

きれんが [2] 【木煉瓦】
⇒もくれんが(木煉瓦)

きれんざん

きれんざん 【祁連山】
中国,漢代の歴史に名高い,匈奴(キヨウド)・月氏などにゆかりのある山。甘粛省と青海省との境にある。祁連山脈の主峰で,酒泉の南50キロメートルに位置する。海抜5547メートル。チーリエン-シャン。

きれんじゃく

きれんじゃく [2] 【黄連雀】
スズメ目レンジャク科の鳥。全長約20センチメートル。地色は灰褐色を帯びた葡萄(ブドウ)色で,翼と尾は黒く,尾の先は鮮黄色。冠羽がある。北半球北部で繁殖し,日本には冬鳥として渡来する。[季]秋。
→連雀

きろ

きろ [1] 【帰路】
帰り道。戻り道。「―,大阪に立ち寄る」

きろ

きろ【帰路】
<on> the way home <from> .

きろ

きろ [1] 【生絽】
生糸で織って,まだ精練していない絽。

きろ

きろ [1] 【岐路】
運命などの分かれる点。わかれ道。「人生の―に立つ」

きろ

きろ 【季路】
孔門十哲の一人,子路の字(アザナ)。

きろ

きろ【岐路】
(a) crossroads;a branch road.人生の〜に立つ stand at the crossroads[a turning point]of life.

きろう

きろう [1] 【生蝋】
ハゼなどの実からとった蝋。日本蝋燭(ロウソク)の原料とする。木蝋(モクロウ)。

きろう

きろう [1][0] 【貴老】 (代)
二人称。老人を敬っていう語。「―御談合にて連歌仕るよし申候が/咄本・昨日は今日」

きろう

きろう [0] 【棄老】
老人を,山の中などに捨てること。昔,口減らしのためにこのような習俗があったという。

きろう

きろう [0] 【耆老】
〔「礼記(曲礼上)」による。「耆」は六〇歳,「老」は七〇歳をいう〕
老人。年寄り。

きろきろ

きろきろ (副)
目などが落ち着きなく光り動くさま。「目の―としてまたたきゐたり/堤中納言(はいずみ)」

きろく

きろく [0] 【季禄】
律令制で官人に与えられた俸禄。春秋二季に分け,位階に応じて絁(アシギヌ)・布・綿・糸・鍬(クワ)などが支給された。一〇世紀以後次第に衰退し消滅した。

きろく

きろく [1] 【鬼録】
閻魔(エンマ)が死者の姓名を書くという帳面。過去帳。鬼籍。点鬼簿(テンキボ)。

きろく

きろく [0] 【記録】 (名)スル
(1)のちのちまで残すために物事を書きしるすこと。また,その書きしるしたもの。「名前を―する」「―に残す」「―を調べる」
(2)スポーツ競技などで,残された成績や結果。レコード。「世界―」「―を破る」
(3)古文書(コモンジヨ)学で,古文書と区別して,特に公私の日記類をいう称。

きろく

きろく【記録】
(1)[書類]a record;→英和
a document.→英和
(2)[競技]a <new world> record.〜する record;put <something> on record.〜的な record-breaking.‖記録映画 a documentary film[movie].記録係 a scorer;a recorder.記録保持者 a record holder.

きろくえいが

きろくえいが [4] 【記録映画】
自然の現象や,社会・事件などの実況を写し,記録した映画。フィクションを加えない映画。ドキュメンタリー映画。
→劇映画

きろくがき

きろくがき [0] 【記録書き】
記録を書くとき,時間を省くために使う略字。醍醐(ダイゴ)を「酉酉」,菩薩を「�」,給を「幺」と書く類。抄物書(シヨウモツガ)き。

きろくけい

きろくけい [0] 【記録計】
各種の測定値を,テープや記録紙などに記録する計器。記録計器。

きろくじょ

きろくじょ [0][4] 【記録所】
(1)〔「記録荘園券契所」の略〕
1069年,後三条天皇によって荘園整理を進めるために設けられた役所。
(2)1333年,後醍醐天皇が親政のため設けた裁断機関。

きろくたい

きろくたい [0] 【記録体】
変体漢文の一。漢字だけで書かれているが,正規の漢文にはない日本的な用字法・語順などで書かれる文体。「東鑑」がその代表とされ,公私の日記・有職故実書などに用いられる。東鑑体。

きろくだ

きろくだ 【木六駄】
狂言の一。太郎冠者が都へ木六駄と炭六駄を届ける途中,茶屋で進物の酒を飲み,酔ったいきおいで木六駄を茶屋に与える。都で木六駄のことを問われ,それは自分の新しい名だとごまかす。

きろくてき

きろくてき [0] 【記録的】 (形動)
特に書きとどめる価値があるほど珍しいさま。「―な降雪量」

きろくぶ

きろくぶ [3] 【季肋部】
上腹部で左右の肋骨弓下の部分。

きろくぶんがく

きろくぶんがく [4] 【記録文学】
記録的要素の強い文学。作者が事実を客観的に描写した,文学作品。ジョン=リードの「世界をゆるがした一〇日間」など。ルポルタージュ。報告文学。

きろくやぶり

きろくやぶり [4] 【記録破り】
今までの記録を超える,出来事や状態。「―の暑さ」

きろぼうよう

きろぼうよう [1] 【岐路亡羊】
⇒多岐亡羊(タキボウヨウ)

きろん

きろん [0][1] 【奇論】
変わった意見。奇妙な理論。

きわ

きわ【際】
the edge;→英和
<on> the brink <of death> .→英和

きわ

きわ [1] 【奇話】
奇妙な話。珍しい話。奇談。「珍談―」

きわ

きわ キハ [2] 【際】
(他の語と複合して用いられるときには「ぎわ」となる)
(1)他との境界となるところ。物のふち。へり。はし。「崖(ガケ)の―に立つ」「額の生え―」
(2)あるものに非常に近い所。あたり。そば。「敷居の―に座る」「窓―の棚」「水―」
(3)ある状態になろうとしている直前の時。「今わの―」「往生―」「瀬戸―」「死に―」「散り―」
(4)物事のきわまるところ。極限。果て。「君の御母君のかくれ給へりし秋なむ,世に悲しきことの―には覚え侍りしを/源氏(柏木)」
(5)分際。身の程。身分。「ただ人も,舎人など給はる―はゆゆしと見ゆ/徒然 1」
(6)物事の程度。特に,才能・器量などの程度。「世をそしるほどに,心の―のみこそ見えあらはるめれ/紫式部日記」
(7)江戸時代,盆暮れまたは各節句前の支払いの時期。「此の―は与兵衛様のことに付き,いかいお世話でござんしよ/浄瑠璃・油地獄(下)」

きわ=は際(キワ)

――は際(キワ)
各々,身分相応にするのがよいということ。「いとかやうなる―とこそ侍るなれ/源氏(帚木)」

きわぎわ

きわぎわ キハギハ 【際際】
(1)それぞれの身の程。ほどほど。「その―をまだ思ひ知らぬ初事(ウイゴト)ぞや/源氏(帚木)」
(2)その節季節季。支払いをすべき折々。「去年の春から―に/浄瑠璃・氷の朔日(上)」
(3)まぎわ。「正月前の―に旦那殿は外が内/浄瑠璃・重井筒(上)」

きわぎわし

きわぎわ・し キハギハ― 【際際し】 (形シク)
きわだっている。「門いたく固め―・しきは,いとうたてこそおぼゆれ/枕草子 178」

きわぎわと

きわぎわと キハギハ― 【際際と】 (副)
はっきりと。きっぱりと。「かやうの事,―かねてより御さだめ候へかし/曾我 4」

きわこと

きわこと キハ― 【際殊】 (形動ナリ)
格別であるさま。「この今宮をば…―にもてはやし/増鏡(北野の雪)」

きわずみ

きわずみ キハ― 【際墨】
髪の生え際を,墨で濃く染めること。また,その墨。置き墨。「額は只丸く―こく/浮世草子・一代男 3」

きわた

きわた [1] 【木綿】
(1)パンヤノキの異名。
(2)(「まわた」に対して)もめんの綿。綿花。

きわだ

きわだ [0] 【黄蘗】
⇒きはだ(黄蘗)

きわだ

きわだ [0] 【黄肌】
⇒きはだ(黄肌)

きわだか

きわだか キハ― 【際高】
■一■ (形動ナリ)
(1)顕著であるさま。「しるしをも―に施し給ふなるべし/今鏡(すべらぎ中)」
(2)際立って厳格なさま。「御心ばへの―におはしけるにや/今鏡(藤波中)」
■二■ (名)
年末に物価が高くなること。「この―で仕舞はれぬ/浮世草子・子息気質」

きわだかし

きわだか・し キハ― 【際高し】 (形ク)
特に顕著である。きわめてはっきりしている。「世のうき時のかくれがにと,―・く思ひ立ちて侍るを/堤中納言(よしなしごと)」

きわだけし

きわだけ・し キハ― 【際猛し】 (形ク)
物事をはっきりさせずにおかない性格だ。気性が激しい。「善からぬ人の言(コト)につきて,―・くおぼし宣ふもあぢきなく/源氏(乙女)」

きわだつ

きわだつ【際立つ】
be conspicuous <for bravery> ;be prominent 際立った(て) conspicuous(ly);distinct(ly).→英和

きわだつ

きわだ・つ キハ― [3] 【際立つ】 (動タ五[四])
他との違いや区別が明瞭である。目立つ。主によいことの場合にいう。「―・って成績がよい」「対照を―・たせる」「額の至極は,をのれなりに―・たずして/色道大鏡」

きわだまぐろ

きわだまぐろ [4] 【黄肌鮪】
⇒きはだまぐろ(黄肌鮪)

きわどい

きわど・い キハ― [3] 【際疾い】 (形)[文]ク きはど・し
(1)もう少しで,大変な目にあいそうな状態だ。すれすれのところである。あやうい。「―・いところで事故を免れた」「―・く助かる」
(2)猥褻(ワイセツ)になる一歩手前である。「―・い話をする」
(3)極端だ。過酷だ。「この頼長の公,…腹悪しく万づに―・き人なりけるが/愚管 4」
[派生] ――さ(名)

きわどい

きわどい
dangerous (危険な);→英和
close <game> ;→英和
narrow <escape> ;→英和
delicate <problem> ;→英和
verging on the indecent (卑わいな).→英和
〜所で at the critical moment; <win> by a narrow margin.

きわなし

きわな・し キハ― 【際無し】 (形ク)
(1)限りがない。際限がない。「あたりを払ひて,―・くめでたくきこえけるに/増鏡(おりゐる雲)」
(2)限りなくすぐれている。「仮名のみなむ,今の世はいと―・くかしこくなりにたる/源氏(梅枝)」

きわまり

きわまり キハマリ [4][0] 【極まり・窮まり】
〔動詞「極まる」の連用形から〕
きわまること。きわまるところ。果て。きわみ。終わり。「運命の―」

きわまりづき

きわまりづき キハマリ― 【極まり月】
一年の最後の月。一二月。師走(シワス)。ごくげつ。「一年中の―を師走とはいふならん/咄本・醒睡笑」

きわまりて

きわまりて キハマリ― 【極まりて】 (副)
きわめて。この上もなく。「ここまで来たりつらん―由なし/今昔 27」

きわまりない

きわまりな・い キハマリ― [5] 【極まりない】 (形)[文]ク きはまりな・し
この上ない。はなはだしい。「危険―・い」「失礼―・い」

きわまる

きわまる【極[窮]まる】
extremely <dangerous> .感〜 be overcome with emotions 失礼〜 awfully impertinent.〜ところを知らぬ know no bounds.

きわまる

きわま・る キハマル [3] 【極まる・窮まる】 (動ラ五[四])
(1)極限に達する。限度に行きつく。「感―・って泣き出す」「楽しみはここに―・る」「山道の―・った所」「―・りて貴きものは酒にし有るらし/万葉 342」
(2)形容動詞の語幹に付いて,この上なく…である,きわめて…であるなどの意を表す。「滑稽(コツケイ)―・る話だ」「平凡―・る内容」
(3)(「谷まる」とも書く)行き詰まって困りはてる。《窮》「進退ここに―・る」
(4)終わる。尽きる。「兵(ツワモノ)尽き,矢―・りて/徒然 80」
(5)結論が出る。決まる。「きやつは聾に―・つた/狂言・悪太郎(虎寛本)」
〔「きわめる」に対する自動詞〕

きわみ

きわみ【極み】
the extremity;→英和
the height <of folly> .→英和

きわみ

きわみ キハミ [3] 【極み・窮み】
物事のきわまるところ。至り。限り。きわまり。「ぜいたくの―を尽くす」「感激の―」

きわむ

きわ・む キハム 【極む・窮む・究む】 (動マ下二)
⇒きわめる

きわめ

きわめ キハメ [3] 【極め・窮め】
(1)書画・骨董・刀剣などの鑑定。目利き。また,鑑定書。
(2)極まったところ。極限。果て。「天地の―も知らぬ御代なれば/千載(賀)」
(3)決めたこと。決め。「先刻の―ぢやあ私がおかみさんな筈(ハズ)だよ/滑稽本・浮世風呂 2」

きわめいん

きわめいん キハメ― [3][0] 【極め印】
(1)江戸時代,浮世絵に刷られている「極」の字などの印形。検閲済みのしるしとした。
(2)書画などの鑑定のしるしとして押す印。

きわめがき

きわめがき キハメ― [0] 【極め書き】
書画・刀剣・茶道具などの鑑定書。極め札。

きわめつき

きわめつき キハメ― [0] 【極め付き】
(1)書画・刀剣などで,極め書き・極め札がついていること。専門家が鑑定して,その価値を保証していること。
(2)定評があること。折り紙つき。「―の悪党」
(3)歌舞伎で,ある役者の演ずる役柄で,他のどの役者もおよばないほどのはまり役。

きわめつくす

きわめつく・す キハメ― [5] 【極め尽(く)す】 (動サ五[四])
徹底的に研究する。これ以上残ることのないところまで追求する。「その道の奥義を―・す」

きわめつけ

きわめつけ キハメ― [0] 【極め付け】
「きわめつき」に同じ。

きわめて

きわめて キハメ― [2] 【極めて】 (副)
〔動詞「極める」の連用形に接続助詞「て」の付いた語〕
この上なく。非常に。「結果は―良好だ」「―残念に思う」

きわめて

きわめて【極めて】
very;→英和
exceedingly;→英和
extremely.

きわめふだ

きわめふだ キハメ― [3] 【極め札】
古美術品の真偽の別を定めた鑑定書。極め書き。

きわめる

きわ・める キハメル [3] 【極める・窮める・究める】 (動マ下一)[文]マ下二きは・む
〔「きわ」の動詞化〕
(1)限界に至らせる。果てまで行きつかせる。《極・窮》「頂上を―・める」
(2)物事のこの上ないところまで達する。良いことにも悪いことにもいう。《極・窮》「栄華を―・める」「経済は混乱を―・めている」
(3)(学問や技芸で)非常に深いところまで達する。《究・窮》「蘊奥(ウンノウ)を―・める」「真理を―・める」「その道を―・めた人」
(4)(「口をきわめて」の形で)それ以上に言いようのないほどに。良いことにも悪いことにもいう。《極》「口を―・めてほめそやす」「口を―・めて非難する」
(5)終わらせる。尽きさせる。「何ばかりの過ちにてか,この渚に命を―・めむ/源氏(明石)」
(6)定める。決定する。《極》「某(ソレガシ)儀,京都在府に―・められ/浄瑠璃・先代萩」
(7)極限に達する。きわまる。「新田殿の御一家の運ここにて悉く―・め給はば/太平記 18」
〔中古には主に漢文訓読に用いられた。「きわまる」に対する他動詞〕

きわめる

きわめる【極[究]める】
(1)[研究]study[investigate]thoroughly;master.→英和
(2)[到達]reach;→英和
attain <the summit> ;→英和
[極度に…する]run to an extreme.→英和
口を極めてほめる speak in the highest terms <of> .
真相を〜 get at the truth <of> .→英和

きわもの

きわもの【際物】
season goods;seasonal articles.際物小説 a sensational novel (on the topic of the day).

きわもの

きわもの キハ― [0] 【際物】
(1)入用の季節の間際にだけ売り出す品物。正月の門松など。「―売り」
(2)その時の流行や好みをあてこんで売り出す品物。
(3)出版・演劇・映画などで,最近の事件・流行などを扱ったもの。読者・観客の一時的な興味をあてこむもの。「―出版」

きわものし

きわものし キハ― [4] 【際物師】
際物を作ったり売ったりする人。

きわやか

きわやか キハ― [2] 【際やか】 (形動)[文]ナリ
ひどく目立つさま。くっきりと際立っているさま。「―な月影」「花たちばなの,月かげに,いと―に見ゆる/源氏(幻)」

きわり

きわり [0] 【木割(り)】
(1)木を割ること。まき割り。
(2)建築や和船の建造で,各部材の寸法の割合を定めること。また,その割合を定める方式。木砕(キクダキ)。
(3)円筒形の鏃(ヤジリ)。当たる勢いが強い。「船腹に石櫧(イチイ)の―を十四五射立てて/義経記 4」

きわる

きわ・る キハル 【極る】 (動ラ四)
すりへる。尽きる。果てる。「年―・る身のゆくへこそ悲しけれ/明日香井集」

きわる

きわる 【気悪】 (形動ナリ)
不快感を与えるさま。「斗量さん,此間はきつい―な/洒落本・うかれ草紙」

きをきかす

きをきかす【気を利かす】
⇒気.

きをつけ

きをつけ 【気を付け】 (連語)
(1)直立不動の姿勢を要求する号令。「―,礼」
(2)直立不動の姿勢。「―の姿勢をとる」

きをもむ

きをもむ【気をもむ】
⇒気.

きん

きん【禁】
(a) prohibition;→英和
<violate> a ban.→英和

きん

きん [1] 【襟】
(1)衣服のえり。
(2)心の中。

きん

きん 【金】
中国,女真族完顔(ワンヤン)部の酋長阿骨打(アクダ)が建てた国(1115-1234)。遼(リヨウ)・北宋を滅ぼし中国東北部・内モンゴル・華北を領有した。都は初め会寧府,のち燕京,汴京(ベンケイ)。モンゴルと南宋の攻撃により滅亡。

きん

きん [1] 【琴】
中国の弦楽器。琴柱(コトジ)をたてず,七本の弦を張り,一三個の徽(キ)(勘所(カンドコロ))を目印とし左手で弦を押さえ,右手で弾く。日本には奈良時代に伝来したといわれるが,平安末期には絶え,江戸時代,明の帰化僧心越により再興されたが,現在は衰微。きんのこと。七弦琴。
→箏(ソウ)
琴[図]

きん

きん [1] 【釁】
すきま。手ぬかり。「互に一方の―を撃ちて/文明論之概略(諭吉)」

きん

きん【菌】
a bacillus <〔複〕-li> ;→英和
a germ;→英和
a bacterium <〔複〕-ria> ;→英和
a fungus (きのこ) <〔複〕-gi,-es> .→英和

きん

きん [1] 【金】
(1)〔gold; (ラテン) Aurum〕
銅族に属する遷移元素の一。元素記号 Au 原子番号七九。原子量一九七・〇。単体として石英脈中に産する。光沢ある黄色の金属。金属中最も延性・展性が大きく,厚さ0.1マイクロメートルの箔(ハク)とすることができる。化学的にきわめて安定で,空気中で酸化せず,酸におかされないが,王水には溶ける。古来,随一の貴金属とされ,貨幣・装飾品として用いられる。こがね。
(2)
 (ア)金銭。貨幣。「―一封」
 (イ)江戸時代に用いられた大判・小判など金貨の総称。普通一両をさす。
(3)金額を書くときに上に冠する語。「―一万円也」
(4)金の純度を示す単位。二四金を純金とする。
(5)金の色。金色(キンイロ)。こがね色。「―ボタン」
(6)将棋の駒の一。「金将」の略。
(7)五行(ゴギヨウ)の第四。季節では秋,方位では西,色では白,十干では庚(カノエ)・辛(カノト),五星では金星に当てる。
(8)七曜の一。「金曜」の略。
(9)睾丸(コウガン)。きんたま。

きん

きん [1] 【禁】
禁じていること。禁じられていること。禁止。禁令。「―を犯す」

きん

きん [1] 【斤】
(1)目方または重さの単位。普通は,一斤を一六〇匁(モンメ)とし,尺貫法では一斤=一六〇匁=600グラムとした。他に時代・対象品目の違いにより伝統的に行われた標準を異とするものに,大和目(一八〇匁)・大目(二〇〇匁)・白目(二三〇匁)・山目(二五〇匁)があり,また舶来品に対するものは一斤を英国の一ポンド(453.6グラム)にほぼ等しい一二〇匁とした。
(2)食パンの単位。350〜400グラムの一塊を一斤とする。

きん

きん [1] 【均】
中国の音楽理論で,調(音階)の第一音の高さを示す語。例えば,林鐘を第一音とする調を林鐘均という。

きん

きん [1] 【巾】
(1)布。
(2)ふきん。手拭い。
(3)頭巾。「頭(カシラ)に紺染(アオゾメ)の―を帔(カズ)き/読本・雨月(青頭巾)」
(4)箏(ソウ)の,一番手前の弦の名。

きん

きん [1] 【筋】
筋肉。すじ。「胸の―が一本鉤に引つ掛つた様な心/門(漱石)」

きん

きん【金】
gold;→英和
money (金銭).→英和
〜の gold;→英和
golden (金のような・金色の).→英和
‖18金の指輪 a 18-carat gold ring.

きん

きん [1] 【磬】
〔唐音〕
銅製または鉄製の鉢で,読経(ドキヨウ)の際に打ち鳴らす仏具。鈴(リン)の大形のもので,半鐘をあお向けにしたような形。銅鉢。磬子(キンス)。
→けい(磬)

きん

きん [1] 【听】
洋紙一連が五百枚を単位としていたとき,その重さを表す単位。ポンド。現在は用いない。

きん

きん [1] 【鈞】
中国,古代から明代まで用いられた質量単位。一鈞は三〇斤にあたる。

きん

きん [1] 【擒】
捕虜。とりこ。「軍破れ城陥り,従容として―に就き/佳人之奇遇(散士)」

きん

きん [1] 【菌】
(1)菌類。「酵母―」
(2)病原菌など有害な菌。細菌。「コレラ―」

きん=に乗(ジヨウ)ず

――に乗(ジヨウ)・ず
相手のすきにつけこむ。

きん=を披(ヒラ)く

――を披(ヒラ)・く
(1)えもんをくつろげる。胸元をひろげる。
(2)心中をつつみなく打ち明ける。胸襟をひらく。

きん=を正す

――を正・す
衣服のえりをきちんとする。えりを正す。「渠(カレ)は―・して,恭しく白糸の前に頭を下げたり/義血侠血(鏡花)」

きんあか

きんあか [0] 【金赤】
やや黄みがかったあざやかな赤色。

きんあく

きんあく [0] 【緊握】 (名)スル
かたくにぎりしめること。「天国の鍵を―する者は誰ぞや/思出の記(蘆花)」

きんあつ

きんあつ [0] 【禁圧】 (名)スル
権力で圧迫し,禁止すること。「自由な言論を―する」

きんあつ

きんあつ [0] 【禁遏】 (名)スル
禁じてやめさせること。「翻訳せられて行はるるも更に―せざるなり/社会百面相(魯庵)」

きんあらためやく

きんあらためやく [6] 【金改役】
江戸幕府の職名。金座の長官で,鋳造した金貨を検査する職として発足したが,のちに銀座・銭座・金箔(キンパク)などの取締方を兼ねた。後藤氏の世襲職。

きんい

きんい [1] 【金衣】
金糸や金箔(キンパク)を使った,金色の衣服。美しい,ぜいたくな衣服。

きんい

きんい [1] 【錦衣】
にしきの衣。また,美しい衣服。

きんい

きんい [1] 【金位】
(1)金製品に含まれている金の純度。純金二四カラット(二四金)に対して,二〇金,一八金,一四金などと表す。
(2)江戸時代,金座で地金または金貨の品質を調べて作った順位。

きんい

きんい [1] 【筋胃】
⇒砂嚢(サノウ)(2)

きんい=を着て故郷(コキヨウ)に帰る

――を着て故郷(コキヨウ)に帰る
他郷に出ていた者が,名声をあげ,富貴になって故郷に帰る。錦衣行。故郷へ錦(ニシキ)を飾る。

きんいき

きんいき [0] 【禁域】
はいってはいけない区域。

きんいぎょくしょく

きんいぎょくしょく [1] 【錦衣玉食】
〔小学(善行)〕
美しい衣服と立派なごちそう。ぜいたくな生活のたとえ。

きんいこう

きんいこう [3] 【錦衣行】
名声をあげ,富貴になって故郷に帰ること。

きんいこうし

きんいこうし [4] 【金衣公子】
〔開元天宝遺事〕
ウグイスの異名。金衣鳥。

きんいしゅくしょう

きんいしゅくしょう [1][5] 【筋萎縮症】
筋肉が徐々に萎縮する疾患の総称。神経の病変によるものと特定の筋肉の病変によるものとがある。進行性筋萎縮症・進行性筋ジストロフィーなど。

きんいしゅくせいそくさくこうかしょう

きんいしゅくせいそくさくこうかしょう キンヰシユクセイソクサクカウクワシヤウ [1][7] 【筋萎縮性側索硬化症】
〔amyotrophic lateral sclerosis〕
筋肉が次第に萎縮し,不随意な攣縮(レンシユク)が起こる疾患。脊髄中にある運動神経繊維の進行性変性によるが,原因は不明。治療は極めて困難。特定疾患の一。ALS 。

きんいっぷう

きんいっぷう【金一封】
a gift of money.

きんいっぷう

きんいっぷう [1] 【金一封】
賞金・寄付金・礼金などで,金額を明示せずに贈るときの言い方。「功労者には―が出る」

きんいつ

きんいつ【均一】
uniformity;equality.→英和
〜の uniform;→英和
equal.→英和
‖均一価格 a flat price.均一料金 <at> a flat rate.千円均一 1,000 yen a piece.

きんいつ

きんいつ [0] 【均一】 (名・形動)[文]ナリ
どれもすべて一様な・こと(さま)。「品質を―にする」「千円―」

きんいつりょうきん

きんいつりょうきん [5] 【均一料金】
(1)料金が均一なこと。また,その料金。
(2)電話料・電気料などで,一定の限度内では使用量にかかわらず料金が変わらない制度。

きんいろ

きんいろ [0] 【金色】
金のような色。こがね色。こんじき。

きんいん

きんいん [0] 【近因】
物事を引き起こした直接の原因。
⇔遠因

きんいん

きんいん【近因】
the immediate cause.

きんいん

きんいん [0] 【金印】
(1)黄金で作った印章。古代の中国で,帝王が諸王・諸侯に与えたもの。
(2)福岡県志賀島で発見された「漢委奴国王(カンノワノナノコクオウ)」の刻字のある金印。

きんいん

きんいん [0] 【金員】
(1)金額。金高。
(2)金銭。「多額の―」

きんいんちょくしょ

きんいんちょくしょ 【金印勅書】
神聖ローマ帝国皇帝カール四世が1356年発布した帝国法。皇帝(ドイツ国王)選挙の権利を七人の選帝侯に限定し,選帝侯領の地位と権力を公認。文書に金印を用いたところからいう。黄金文書。

きんう

きんう [1] 【金烏】
〔太陽に三本足の烏(カラス)がいるという中国の伝説から〕
太陽の異名。「―西に転じて一天暗く/盛衰記 11」

きんうぎょくと

きんうぎょくと [1][1] 【金烏玉兎】
〔「玉兎」は月にいる兎(ウサギ)〕
太陽と月。日月。烏兎。

きんうちぶ

きんうちぶ [4] 【金打(ち)歩】
金の流出を防止し,金準備高を一定に保つため,銀行券を金と兌換(ダカン)する際に一定の割増金を課すこと。また,その割増金。

きんうん

きんうん [0] 【金運】
お金に関する運勢。「―がよい」

きんうんも

きんうんも [3] 【金雲母】
黒雲母の一。黄褐ないし黒褐色。石英安山岩の空洞中や蛇紋岩中に産する。苦土雲母。

きんえい

きんえい [0] 【近詠】
最近作った詩歌。近作の詩歌。

きんえい

きんえい [0] 【近影】
最近写したその人の写真。

きんえい

きんえい [0] 【欣栄】
よろこびと光栄。よろこばしい光栄。

きんえい

きんえい [0] 【菌癭】
菌類が寄生することによって高等植物の体の一部が異常に発達したもの。マツの枝のこぶ病,サザンカの葉の餅病など。菌瘤(キンコブ)。

きんえい

きんえい [0] 【禁衛】
皇居を守ること。禁中の警衛。

きんえいぐん

きんえいぐん [3] 【禁衛軍】
中国で,天子を護衛する軍隊。唐代から禁軍の名で呼ばれ,宋代には正規の国軍を意味するようになった。禁軍。

きんえいさん

きんえいさん 【金泳三】
⇒キム=ヨンサム

きんえき

きんえき [0] 【禁掖】
〔「掖」は皇居の左右の小門〕
天子の御所。宮廷。禁中。

きんえきほう

きんえきほう 【均役法】
李氏朝鮮において,1750年に実施された軍制・財政改革。軍役の代わりに納付する綿布の量を半減し,減収分を土地税・海税・隠田摘発などにより補うもの。

きんえつ

きんえつ [0] 【欣悦】 (名)スル
よろこぶこと。うれしがること。喜悦。欣喜。「―称嘆を尽くされ/太平記 11」

きんえん

きんえん [0] 【金円】
お金。金銭。金子。

きんえん

きんえん [0] 【近縁】
(1)血のつながりの濃い関係。また,その人。
⇔遠縁(トオエン)
(2)生物種の分類で,両者が近い関係にあること。「―種」
→ごんえん(近縁)

きんえん

きんえん【禁煙】
<掲示> No Smoking.〜する prohibit smoking (禁じる);give up[abstain from]smoking.禁煙車 a nonsmoking car.禁煙席 a nonsmoking section.

きんえん

きんえん [0] 【禁煙・禁烟】 (名)スル
(1)タバコを吸うことを禁ずること。「車内―」
(2)タバコを日常吸っている人がそれをやめること。
(3)「禁火」に同じ。

きんえん

きんえん [0] 【禁苑・禁園】
宮中にある庭。

きんえん

きんえん [0] 【金塩】
テトラクロロ金(III)酸ナトリウムの俗称。塩化金(III)の塩酸溶液に塩化ナトリウムを加えて得られる黄色結晶。写真感光剤の増感などに用いる。

きんえん

きんえん [1] 【筋炎】
骨格筋の炎症。発熱と筋の脱力・疼痛(トウツウ)・萎縮を起こす。

きんおう

きんおう [0] 【金甌】
黄金で作ったかめ。

きんおうむけつ

きんおうむけつ [5][0] 【金甌無欠】
〔南史(朱异伝)「我国家猶若�金甌無�一傷欠�」から〕
物事が完全堅固で,欠点のないこと。特に,国家が強固で外国の侵略や侮りを受けずに尊厳を保っていること。きんのうむけつ。

きんか

きんか [1] 【槿花】
(1)ムクゲの花。朝開いて,夕方にしぼむので,はかない栄華にたとえる。
(2)アサガオの古名。

きんか

きんか [1][0] 【近火】
近くで起こった火事。「―見舞い」「遠水は―を救わず」

きんか

きんか【金貨】
a gold coin.

きんか

きんか [1] 【禁火】
火を焚(タ)くことを禁ずること。特に昔の中国で,寒食(カンシヨク)に火を禁ずること。

きんか

きんか [1] 【琴歌】
(1)琴に合わせて歌う歌。
(2)和琴(ワゴン)に合わせて,神楽のときなどにうたった上代の歌謡。
→琴歌譜

きんか

きんか [1] 【金貨】
金を主成分とした貨幣。金貨幣。

きんか

きんか [1] 【近家】
近所の家。近くの家。「―の火災」

きんか

きんか [1] 【金花・金華】
(1)黄金の花。金色の花。また贅(ゼイ)を尽くした飾り。「垣に―を掛け,戸には水晶を連ねつつ/謡曲・関寺小町」
(2)アキノキリンソウの異名。

きんか

きんか 【金柑】
(1)「きんかん(金柑)」の略。
(2)「きんかあたま(金柑頭)」の略。「月代(サカヤキ)は蠅の滑るばかりに―なる/仮名草子・浮世物語」

きんか=一日(イチジツ)の栄(エイ)

――一日(イチジツ)の栄(エイ)
〔白居易「放言」の「松樹千年終是朽,槿花一日自為�栄」から〕
この世の栄華のはかないことのたとえ。槿花一朝の夢。

きんか=一朝(イツチヨウ)の夢(ユメ)

――一朝(イツチヨウ)の夢(ユメ)
「槿花一日(イチジツ)の栄(エイ)」に同じ。

きんかあたま

きんかあたま 【金柑頭】
〔「きんかんあたま」の転。キンカンに似ているところから〕
はげ頭。「さぐるは―なり/浄瑠璃・博多小女郎(中)」

きんかい

きんかい [0] 【禁戒】 (名)スル
禁じ戒めること。また,おきて。法度(ハツト)。「悪害を―するの道により/明六雑誌 18」

きんかい

きんかい [0] 【近海】
陸地に近い海。
⇔遠洋
⇔遠海

きんかい

きんかい【金塊】
a gold ingot;a gold bar;gold bullion (鋳造・貿易用).

きんかい

きんかい [0] 【襟懐】
心の中。胸のうち。「―を開く」

きんかい

きんかい [0] 【金塊】
金のかたまり。金の地金(ジガネ)。

きんかい

きんかい [0] 【金海】
⇒キンパイ

きんかい

きんかい [0] 【欣懐】 (名)スル
よろこばしく思うこと。うれしい思い。「―を叙す」

きんかい

きんかい [0] 【欣快】
非常にうれしく,気持ちのよいこと。よろこび。「―の至り」「最も―とするところである」

きんかい

きんかい [0] 【謹戒】 (名)スル
気を引き締めて自ら戒めること。「後来を―せしめてゆるすが如何に/露団々(露伴)」

きんかい

きんかい【近海】
the neighboring waters[seas].…の〜で in the sea near….‖近海魚 an inshore fish.近海漁業 inshore fishery.近海航路(船).a coasting line (a coaster).

きんかいきん

きんかいきん [1] 【金解禁】
金の輸出禁止を解き,金本位制に復帰すること。特に日本では,第一次大戦後,各国の金本位制復帰に伴い1930年(昭和5)浜口内閣がデフレ政策の一環として行なったものをいう。金輸出解禁。

きんかいきん

きんかいきん【金解禁(する)】
(lift) the gold embargo.

きんかいぎょ

きんかいぎょ [3] 【近海魚】
近海にすむ魚類。

きんかいぎょぎょう

きんかいぎょぎょう [5] 【近海漁業】
近海において行われる漁業。沖合漁業。

きんかいくいき

きんかいくいき [5] 【近海区域】
船舶の規模・構造・設備や船員の資格の基準にするため,船舶安全法施行規則によって定められた船の航行区域の一。東は東経一七五度,西は東経九四度,北は北緯六三度,南は南緯一一度の線によって囲まれた海域。

きんかいこうろ

きんかいこうろ [5] 【近海航路】
船舶安全法施行規則によって定められた近海区域に限られた海域の航路。
⇔遠洋航路

きんかいしゅう

きんかいしゅう キンクワイシフ 【金槐集】
「金槐和歌集」の略称。

きんかいそうば

きんかいそうば [5] 【金塊相場】
金市場において成り立つ,金塊の自由価格。

きんかいほんいせい

きんかいほんいせい [0] 【金塊本位制】
⇒金地金本位制(キンジキンホンイセイ)

きんかいもの

きんかいもの [0] 【近海物】
近海で漁獲された魚類など。

きんかいわかしゅう

きんかいわかしゅう キンクワイワカシフ 【金槐和歌集】
〔「金」は鎌倉の「鎌」の偏,「槐」は大臣の意〕
歌集。一巻。源実朝の家集。1213年頃成立,のち増補。歌数約七百首。万葉調の歌に佳作が多い。鎌倉右大臣家集。

きんかぎょくじょう

きんかぎょくじょう キンクワギヨクデウ [1] 【金科玉条】
〔文選(揚雄「劇秦美新」)〕
一番大切なきまりや法律。「師の教えを―とする」

きんかぎょくじょう

きんかぎょくじょう【金科玉条】
a golden rule.

きんかく

きんかく [0] 【金革】
(1)〔「金」は刃や矛(ホコ)など金属製の武器,「革」は鎧(ヨロイ)など革製の防具〕
戦いに用いる武具・兵具のこと。「―を衽(シキネ)にして,あへてたゆまざるは士の志也/笈日記」
(2)戦争。いくさ。

きんかく

きんかく [0][1] 【金閣】
(1)黄金で飾った美しい宮殿。美しい高殿(タカドノ)。
(2)鹿苑(ロクオン)寺(通称,金閣寺)の舎利殿の通称。足利義満の建設した宝形造りの楼閣で,下から寝殿造りの法水院,武家造りの潮音閣,唐様の究竟頂の三層からなる。内外に金箔(キンパク)が貼られていた。1950年(昭和25)に焼失したが55年再建。
→金閣寺

きんかく

きんかく [0] 【筋覚】
「筋肉感覚」の略。

きんかく

きんかく [0] 【菌核】
宿主の組織内,土壌中などにある種の菌類の菌糸が密に集まって作る硬いかたまり。耐久性があり,ときに子実体を出す。麦角菌の菌核である麦角など。

きんかくし

きんかくし [3] 【金隠し】
(1)大便所の切り穴の前方に設けてあるおおい。また,そのような形の陶製便器。
(2)鎧(ヨロイ)の胴の前腰にある草摺(クサズリ)。

きんかくじ

きんかくじ 【金閣寺】
(1)京都市北区にある鹿苑寺(ロクオンジ)の通称。臨済宗相国寺派の寺。山号は北山。寺内に金閣のあることからこの名がある。西園寺公経の別邸を足利義満が譲りうけ,1398年頃には豪華な山荘として完成したが,その死後,遺命により夢窓疎石を勧請開山とし,禅宗の寺院とされた。
(2)人形浄瑠璃「祇園祭礼信仰記」四段目の称。
(3)書名(別項参照)。

きんかくじ

きんかくじ 【金閣寺】
小説。三島由紀夫作。1956年(昭和31)「新潮」に連載。金閣寺放火事件に材をとり,吃音(キツオン)に悩む青年が金閣寺の美に魅せられ,美への復讐と独占のために火を放つまでの心象を描く。

きんかくじがき

きんかくじがき [5] 【金閣寺垣】
金閣寺のものを原型とする,竹垣の形式の一。丈の低い四ツ目垣風のつくりで,上部を割竹でおさえる。

きんかくびょう

きんかくびょう [0] 【菌核病】
植物の表面あるいは内部に菌核ができ,枯死するもの。豆類・ウリ類・ナス類やレタス・キャベツなどに被害が多い。

きんかくほんいせい

きんかくほんいせい [0] 【金核本位制】
金貨の流通を伴わない金本位制。兌換(ダカン)に金塊をもってする金地金本位制(金塊本位制)と金為替をもってする金為替本位制の二種がある。
→金本位制

きんかざん

きんかざん キンクワザン 【金華山】
(1)宮城県牡鹿(オジカ)半島の東端近くに浮かぶ島。面積9平方キロメートル。沖合は好漁場で有名。金華山(445メートル)山麓に黄金山(コガネヤマ)神社がある。きんかさん。
(2)岐阜市にある山。海抜329メートル。斎藤道三・織田信長が居城とした地。岐阜市街を一望におさめる。稲葉山。

きんかざんおり

きんかざんおり キンクワザン― [0] 【金華山織(り)】
紋(モン)ビロードの一。緯(ヨコ)糸に金糸銀糸を織り込んで模様を織り出したもの。

きんかざんで

きんかざんで キンクワザン― [0] 【金華山手】
古瀬戸茶入れのうち瀬戸の陶工加藤景国(三代藤四郎)の作をさしていう称。美濃の金華山の土を用いたための称とも,窯変による美しい金色の釉薬に由来する称ともいわれる。中古物。金華山焼。

きんかざんやき

きんかざんやき キンクワザン― [0] 【金華山焼】
(1)美濃国産出の陶器。鎌倉時代の創業といわれ,天明(1781-1789)頃より楽焼きを産した。明治半ばに復興,茶器などを製した。
(2)「金華山手」に同じ。

きんかじゅんび

きんかじゅんび [4] 【金貨準備】
⇒金準備(キンジユンビ)

きんかた

きんかた 【金方】
商売などの資金を出す人。金主。「それぢやあ今日は―だな/歌舞伎・八幡祭」

きんかちょう

きんかちょう キンクワテウ [0] 【錦華鳥・錦花鳥】
スズメ目カエデチョウ科の小鳥。オーストラリア原産。全長10センチメートルほど。くちばしと足は赤色,頬(ホオ)は赤黄色で眼の下に黒い縦線がある。背面は灰褐色で,尾は黒色に白帯があり,雄はのどから胸にかけて白黒の横縞がある。明治末期から飼い鳥として輸入。

きんかふ

きんかふ 【琴歌譜】
和琴(ワゴン)の譜本。一巻。編者・成立年ともに不詳。平安初期の成立か。上代歌謡一九曲二一首(異曲同歌を含めると二二首)の譜と歌詞,声の長短,琴の弾法などを記す。

きんかぶ

きんかぶ [1] 【菌株】
⇒株■一■(9)

きんかほんいせい

きんかほんいせい [0] 【金貨本位制】
金貨を本位貨幣とする貨幣制度。銀行券(=兌換(ダカン)券)は金貨と交換可能であり,金の自由鋳造,自由溶解,自由な輸出入によって,貨幣供給が自動的に調節される制度。第一次大戦前にイギリスを中心として典型的に発達した。
→金本位制

きんかもとゆい

きんかもとゆい 【金柑元結】
〔金柑頭(キンカアタマ)用の元結の意〕
非常に細い元結。

きんからかわ

きんからかわ [4] 【金唐革】
装飾革の一種。型を使って文様を革の表面に浮き上がらせ,金泥その他で彩色を施したもの。また,革に似せた紙製の模造品もある。

きんかん

きんかん [0] 【菌環】
同一種のキノコの子実体が断続的に連なって環状に生えている状態。環は年々広がり,数百年の年齢に達するものもある。仙女の環。菌輪。

きんかん

きんかん【近刊の】
recently published;just out;forthcoming (近日出版の).→英和
‖近刊(の予定) <広告> In Preparation.

きんかん

きんかん【金柑】
《植》a kumquat (木・実).→英和

きんかん

きんかん [0] 【金簪】
金で作ったかんざし。きんしん。

きんかん

きんかん [0] 【金環】
(1)金色の輪。また,金で作った輪。
(2)古代,耳飾りに用いられた金属製の切れ目のある黄色の輪形装飾品。古墳から出土する。

きんかん

きんかん [0] 【金管】
「金管楽器」の略。

きんかん

きんかん [0] 【近刊】
(1)間もなく刊行されること。また,その書物。「―予告」
(2)最近出版されたこと。また,その本。新刊よりも古いものについていう。「―本」

きんかん

きんかん [0] 【金冠】
(1)黄金で作った冠。または黄金で飾った冠。
(2)虫歯などの治療で,歯全体にかぶせる金で作ったおおい。

きんかん

きんかん【金冠】
a gold crown[casing](歯の).〜をかぶせる crown <a tooth> with gold.

きんかん

きんかん【金環】
(1) a gold ring.(2)《天》the corona.→英和
‖金環食 an annular eclipse of the sun.

きんかん

きんかん [3] 【金柑・金橘】
ミカン科の常緑低木。中国原産で,渡来は古い。暖地で栽培される。葉は広披針形。夏に芳香のある白色五弁の花を腋生する。果実は球形または楕円形で径2センチメートルほど。晩秋,橙黄色に熟し,生や砂糖漬けにして食べる。[季]秋。《一本の塀の―数しらず/阿波野青畝》

きんかんあたま

きんかんあたま [5] 【金柑頭】
はげあたま。きんかあたま。

きんかんがっき

きんかんがっき【金管楽器】
a brass instrument.

きんかんがっき

きんかんがっき [5] 【金管楽器】
金属製の管楽器。人間の唇を簧(シタ)(リード)として音を出す吹奏楽器で,俗にいうらっぱの類。トランペット・トロンボーン・ホルンなど。ブラス。

きんかんしょく

きんかんしょく [3] 【金環食・金環蝕】
日食の一種。月が太陽の中央を覆い,黒い月の周りに太陽の光球が輪のように見える現象。

きんかんづか

きんかんづか キンクワン― 【金冠塚】
韓国,慶尚北道慶州市にある新羅(シラギ)時代の墳墓。積み石塚で,木棺から黄金製の冠など,豪華な装身具が発見された。

きんかんばん

きんかんばん [3] 【金看板】
(1)金文字を彫り込んだ看板。
(2)世間に対して誇らしく掲げるしるし。世間に堂々と示す主義・主張・商品など。「減税を政策の―にする」

きんかんふ

きんかんふ [3] 【金柑麩】
きんかんに形や色が似ている麩。寺で用いられる。

きんが

きんが [1] 【謹賀】
つつしんでよろこびを申し述べること。

きんが

きんが [1] 【禁河】
天皇・帝王の遊猟や供御(クゴ)に供するため,一般の人の漁を禁じた川。
→禁野

きんがい

きんがい [0] 【菌蓋】
キノコの傘。菌傘(キンサン)。

きんがいせん

きんがいせん キングワイ― [0] 【菫外線】
「紫外線」に同じ。

きんがき

きんがき 【金書き】
楊弓(ヨウキユウ)の技量を示す語。二〇〇本の矢のうち,一五〇本以上を的中させる腕前。金貝(カナガイ)。かながき。「楊弓は―くらゐ,小唄は本手の名人/浮世草子・永代蔵 6」

きんがく

きんがく [0] 【勤学】 (名)スル
学問につとめはげむこと。勉学。「老師に就て日夜に―し/花柳春話(純一郎)」

きんがく

きんがく [0] 【金額】
金銭の額。かねだか。

きんがく

きんがく【金額】
an amount of money;a sum (of money).→英和

きんがしんねん

きんがしんねん【謹賀新年】
(I wish you a) Happy New Year.

きんがしんねん

きんがしんねん [4] 【謹賀新年】
新年を祝って賀状などに書く挨拶の語。

きんがま

きんがま [0] 【錦窯】
窯の一。上絵(ウワエ)付けに用いる低火度の窯。直接火が器物に触れないように,二重構造になっている。にしきがま。

きんがみ

きんがみ [1] 【金紙】
(1)金色をした紙。紙に金箔(キンパク)を貼ったり,金粉を塗ったりしたもの。
(2)金色をした金属の箔。

きんがみ

きんがみ【金紙】
gilt paper.

きんがわ

きんがわ [0] 【金革】
地色を金色に仕上げた革。

きんがわ

きんがわ [0] 【金側】
外側を金で作ったもの。「―の時計」

きんがわせ

きんがわせ [3] 【金為替】
金本位国あてに振り出される外国為替。

きんがわせほんいせい

きんがわせほんいせい [0] 【金為替本位制】
金本位制の一種。国内では本位貨幣(=金貨)が発行されずに金為替によって兌換(ダカン)が行われ,この金為替を金貨本位制や金地金本位制を採用している国の通貨に結びつけて,国内通貨と金との間に間接的な等価関係を維持する貨幣制度。
→金本位制

きんがん

きんがん [0] 【近眼】
「近視(キンシ)」に同じ。
⇔遠眼

きんがん

きんがん【近眼】
near-[short-]sightedness.〜の near-[short-]sighted.‖近眼鏡 spectacles[glasses]for a near-[short-]sighted person.

きんがんきょう

きんがんきょう [0] 【近眼鏡】
近眼用の凹(オウ)レンズの眼鏡。

きんき

きんき [1] 【欣喜】 (名)スル
非常によろこぶこと。「諸有志者を見て―する中にも/経国美談(竜渓)」

きんき

きんき【禁忌】
taboo;→英和
《医》contraindication.→英和

きんき

きんき [1] 【錦綺】
にしきとあやぎぬ。あやにしき。

きんき

きんき [1] 【金櫃】
(1)金属で作った箱。
(2)金銭・貴重品などを入れる箱。金庫。

きんき

きんき [1] 【錦旗】
天子の旗。官軍であることを証する旗。明治維新の際には,赤地の錦に日月紋,または菊花紋を描いた二種のものが用いられた。にしきのみはた。

きんき

きんき [1] 【近畿】
〔畿(都)に近い国々の意〕
「近畿地方」の略。

きんき

きんき [1] 【琴棋・琴碁】
〔「きんぎ」とも〕
琴(コト)と碁(ゴ)。風雅な遊びの意。「―詩酒に暮して/浮世草子・永代蔵 5」

きんき

きんき [1] 【金気】
〔五行説を四季に配当すると,「金」が秋に当たることから〕
秋の気。秋のけはい。秋気。

きんき

きんき [1][0] 【禁忌】 (名)スル
(1)忌みはばかって,禁止されている事柄。タブー。「―を犯す」
(2)ある薬の使用や治療法が,その疾病に悪影響を及ぼすから用いてはいけないということ。

きんき

きんき [1] 【金器】
(1)黄金製の器物。
(2)金属で作った器物。

きんき

きんき [1]
魚,キチジの異名。

きんきけん

きんきけん [3] 【近畿圏】
近畿圏整備法(1963年)に規定されている,近畿地方二府五県と福井県を含む地域をいう。

きんきしょが

きんきしょが [4][1][1] 【琴棋書画】
琴と碁と書と絵。昔,中国で,四芸と称して,風流な人々の芸術的な遊びとされた。画題としても描かれた。

きんきじどうしゃどう

きんきじどうしゃどう 【近畿自動車道】
大阪府吹田市と松原市を結ぶ高速道路。延長28.4キロメートル。1988年(昭和63),全線開通。吹田で名神高速道路・中国自動車道,松原で西名阪自動車道などと接続。

きんきじゃくやく

きんきじゃくやく [1] 【欣喜雀躍】 (名)スル
おどりあがって大喜びすること。「―の態(テイ)」「合格の報に―する」

きんきせ

きんきせ [0] 【金着せ】
器物の表面に,金を薄くかぶせたり金めっきをしたりすること。また,そうした器物。

きんきだいがく

きんきだいがく 【近畿大学】
私立大学の一。1925年(大正14)創立の大阪専門学校などを母体とし,49年(昭和24)新制大学となる。本部は東大阪市。

きんきちほう

きんきちほう [4] 【近畿地方】
京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・滋賀・三重の二府五県。近畿。

きんきにっぽんてつどう

きんきにっぽんてつどう 【近畿日本鉄道】
大手民営鉄道の一。大阪・京都・名古屋などにターミナル駅をもち,大阪・京都・奈良・三重・愛知・岐阜の六府県に鉄道網をもつ。鉄道営業キロ594.9キロメートル(民鉄第一位)。大阪線・山田線・奈良線・南大阪線・名古屋線などよりなる。近鉄。

きんきゅう

きんきゅう【緊急の】
urgent <necessity> ;→英和
pressing <business> ;→英和
crying <need> .→英和
‖緊急事態 an emergency.緊急措置 an emergency measure.緊急着陸 <make> an emergency landing.緊急動議(逮捕) an urgent motion (arrest).緊急発進[迎撃機の]a scramble.

きんきゅう

きんきゅう 【金九】
(1876-1949) 朝鮮の政治家。東学党の乱に参加。三・一運動後,上海に亡命,韓国臨時政府の要職に就き,解放後,韓国独立党委員長になったが,のち李承晩と対立,暗殺された。キム=グ。

きんきゅう

きんきゅう [0] 【緊急】 (名・形動)[文]ナリ
非常に重大な事態となり,その対応・処置に急を要する・こと(さま)。「―に対策を要する」「―な用事」

きんきゅう

きんきゅう [0] 【窘窮】
非常に苦しみ困ること。「凡そ衆人が非常の―に陥るに当ては/経国美談(竜渓)」

きんきゅうけん

きんきゅうけん [3] 【緊急権】
⇒緊急避難(キンキユウヒナン)(4)

きんきゅうしつもん

きんきゅうしつもん [5][6] 【緊急質問】
国会の本会議で,議事日程にはないが緊急の場合,口頭で行うことを認められた質問。議院の議決を要する。

きんきゅうしゅうかい

きんきゅうしゅうかい [5] 【緊急集会】
〔法〕 衆議院の解散中に,緊急の必要がある際,内閣の求めにより開かれる参議院の集会。議案は内閣が提出するものにかぎられ,ここで採られた措置は次の国会開会後一〇日以内に衆議院の同意がない場合には効力を失う。

きんきゅうじたい

きんきゅうじたい [5] 【緊急事態】
(1)緊急に処置を加えなければならない重大な事態。「―発生」
(2)〔法〕 大規模な災害や騒乱の発生など,治安を維持するうえで急迫した危険が存在する状態。内閣総理大臣は緊急事態の布告を発し,警察を一時的に統制下に置き,また警察力を超える事態と判断した場合,自衛隊の出動を命ずることができる。

きんきゅうじどうしゃ

きんきゅうじどうしゃ [6] 【緊急自動車】
道路交通法により定められた,消防自動車・救急自動車その他公安委員会の指定する警察用・自衛隊用・検察庁用・刑務所用の自動車などで,緊急用務のため運転中のもの。最高速度の制限,通行順位,通行区分,通行方法に関し特例が与えられ,また有料国道などの無料通行が認められる。

きんきゅうそち

きんきゅうそち [5] 【緊急措置】
非常事態に際して,急いでとる処置。

きんきゅうたいほ

きんきゅうたいほ [5] 【緊急逮捕】
〔法〕 死刑・無期もしくは長期三年以上の懲役・禁錮にあたる罪を犯した疑いが十分にあり,その逮捕に急を要し令状を求めることができない時に,令状なしで被疑者を逮捕すること。逮捕後直ちに裁判官に逮捕状を請求し,逮捕状が発せられない時は釈放しなければならない。

きんきゅうちょうせい

きんきゅうちょうせい [5] 【緊急調整】
〔法〕 国民の日常生活,経済を著しく阻害するおそれのある公益事業あるいは主要産業などの労働争議について行われる調整。内閣総理大臣が決定し,中央労働委員会が争議の調整を行う。その間五〇日は争議行為が禁止される。

きんきゅうちょくれい

きんきゅうちょくれい [5] 【緊急勅令】
旧憲法第八条により,緊急事態に天皇が発する法律に代わる勅令。治安維持法など軍国主義化を促進する多くの法律の制定・改正がこれによってなされた。

きんきゅうどうぎ

きんきゅうどうぎ [5] 【緊急動議】
会議において,予定議題以外の議事を緊急の議題にするように求める提案。

きんきゅうはっしん

きんきゅうはっしん [5] 【緊急発進】
基地で待機中の迎撃機が緊急出撃命令を受けて最短時間で離陸する行動。スクランブル。

きんきゅうはんのう

きんきゅうはんのう [5] 【緊急反応】
各種のストレスに対して,交感神経系の緊張と副腎髄質からのアドレナリン分泌がおこる反応。闘争や逃亡など,緊急な事態に対処するのに都合の良い身体的状態をつくる。

きんきゅうひなん

きんきゅうひなん [5] 【緊急避難】
(1)非常事態のもとで,大急ぎで避難すること。
(2)刑法上,自己または他人の生命・身体・自由・財産に対するさしせまった危難を避けるために,他に方法がなくやむをえず行なった行為。それが違法行為であっても,一定の条件のもとに違法性を阻却され処罰されない。
(3)民法上,他人の物から生じたさしせまった危難を避けるため,その物を損壊する行為。損害賠償責任を免れる。
(4)国際法上,危急の状態に自国または自国民がおかれた際,それを避けるために他国の権利または利益を侵害してもさしつかえないという権利。緊急権。

きんきゅうめいれい

きんきゅうめいれい [5] 【緊急命令】
〔法〕 緊急の必要がある場合,法律にかわるものとして議会を通さず行政府のみで発する命令。旧憲法下の天皇による緊急勅令はこれに相当するが,現憲法では認められない。

きんきゅうろしんれいきゃくそうち

きんきゅうろしんれいきゃくそうち [0][8] 【緊急炉心冷却装置】
⇒イー-シー-シー-エス( ECCS )

きんきょう

きんきょう [0] 【近況】
近頃の状況。最近のようす。「手紙で―を知らせる」「―報告」

きんきょう

きんきょう [0] 【禁教】
ある宗教を信仰したり布教したりすることを禁ずること。また,その宗教。「―令」

きんきょう

きんきょう【近況】
the recent state[condition].

きんきょく

きんきょく [1] 【琴曲】
琴(コト)の曲。箏曲(ソウキヨク)。

きんきょり

きんきょり [3] 【近距離】
近い距離。
⇔遠距離
「―輸送」

きんきょり

きんきょり【近距離】
<within,at> a short distance.〜で at close quarters.‖近距離列車 a local train.

きんきら

きんきら [0] (副)
きらきらと光るさま。けばけばしく派手なさま。「―の衣装」

きんきらきん

きんきらきん [5][4] (形動)
「きんきら」を強めた語。「―に飾り立てる」

きんきり

きんきり [4] 【金切り】
〔「金玉(キンタマ)切り」の意〕
去勢の俗語。「―馬」「―牛」

きんきろうじけん

きんきろうじけん キンキラウ― 【金嬉老事件】
1968年(昭和43)2月,在日朝鮮人金嬉老が暴力団員を射殺したのち,寸又峡温泉の旅館に宿泊客を人質にとって立て籠り,民族差別を告発した事件。金は逮捕され,裁判で無期懲役が確定。

きんきん

きんきん【近々】
shortly;→英和
before long;in the near future.

きんきん

きんきん [0] 【近近】 (副)
近い将来。そのうち。ちかぢか。「―(に)出発の予定です」

きんきん

きんきん [0] 【欣欣】 (ト|タル)[文]形動タリ
にこにことよろこぶさま。非常に楽しげなさま。「無事を祝し―たらざる者なし/浮城物語(竜渓)」

きんきん

きんきん 【金金】
〔江戸時代中期の流行語〕
当世風でしゃれていること。また,身なりを立派にこしらえた状態。「あんまり―が過ぎたから/黄表紙・啌多雁取帳」

きんきん

きんきん [1] (副)スル
声や音が高く鋭いさま。「―した声」

きんきん

きんきん [0] 【僅僅】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
わずかなさま。ほんの少しであるさま。「―たる賄賂の為めに忽ち其讒言を容れ/世路日記(香水)」
■二■ (副)
{■一■}に同じ。「創業後―二年の経営としては/思出の記(蘆花)」

きんきんせんせいえいがのゆめ

きんきんせんせいえいがのゆめ 【金金先生栄花夢】
黄表紙。二巻。恋川春町画作。1775年刊。金村屋金兵衛が,金持ちの養子となって栄華をきわめ,放蕩の末に追い出される夢を見るという語。邯鄲(カンタン)の夢を翻案したもので,黄表紙の初めとされる作。
〔「金金先生」は通人ぶっている人をちゃかした語として用いられた〕

きんきんぜん

きんきんぜん [5] 【欣欣然】 (ト|タル)[文]形動タリ
ひどくよろこぶさま。欣然。「―として新橋を立出(タ)つた/非凡なる凡人(独歩)」

きんぎゅうきゅう

きんぎゅうきゅう キンギウ― [0] 【金牛宮】
黄道十二宮の第二宮。牡牛座に相当していたが,現在は歳差のため西方に移っている。太陽は四月二一日頃から五月二二日頃までここにある。

きんぎょ

きんぎょ [1] 【禁漁】
⇒きんりょう(禁漁)

きんぎょ

きんぎょ【金魚】
a goldfish.→英和
‖金魚屋(鉢) a goldfish vendor[seller](basin).金魚草 a snapdragon.

きんぎょ

きんぎょ [1] 【金魚】
フナからつくられた,最もなじみ深い観賞用淡水魚。品種改良が重ねられて,頭部・目・尾などに特徴のある変種が多い。体色は赤のほか黒・紅白など。代表的なものに,和金(ワキン)・琉金(リユウキン)・出目金(デメキン)・蘭鋳(ランチユウ)などがある。一六世紀初め,中国から渡来したという。[季]夏。《もらひ来る茶碗の中の―かな/鳴雪》

きんぎょ=の糞(フン)

――の糞(フン)
〔長く続いて切れないところから〕
長く続いていたり,多くのものが付き従って離れないさまをいう語。金魚のうんこ。「随員が―のようについて歩く」

きんぎょう

きんぎょう [0] 【近業】
最近できた著作・作品・業績など。

きんぎょう

きんぎょう [0] 【欽仰】 (名)スル
とうとびうやまうこと。仰ぎ慕うこと。敬仰。きんごう。「優雅なスタイルは,常に我々の―するところ/羹(潤一郎)」

きんぎょうり

きんぎょうり [3] 【金魚売り】
金魚を売り歩く職業。また,その人。[季]夏。《―買へずに囲む子に優し/吉屋信子》

きんぎょく

きんぎょく [1][0] 【金玉】
(1)金と玉。また,財宝。
(2)珍重し大切にするべきもの。「―の作品」

きんぎょくきん

きんぎょくきん 【金玉均】
(1851-1894) 朝鮮,李朝末期の政治家。朝鮮の改革をめざして,1884年クーデター(甲申事変(コウシンジヘン))を起こしたが失敗して日本に亡命。94年,上海で暗殺された。キム=オクキュン。

きんぎょくとう

きんぎょくとう [0] 【金玉糖】
夏向きの和菓子の一。寒天に多量の砂糖を入れ煮上げてから型に流し込み,静かに冷やし固め,ざらめ砂糖をまぶした半透明の菓子。

きんぎょすくい

きんぎょすくい [4] 【金魚掬い】
祭りや縁日の露店などに出る遊びの一。料金を払って,浅い水槽の中の金魚やメダカを,薄い紙を張った杓子ですくい取る。
→箱釣り

きんぎょそう

きんぎょそう [0] 【金魚草】
ゴマノハグサ科の多年草。ヨーロッパ原産。茎は50センチメートル内外。葉は披針形。夏,茎頂に花穂を出し一〇個内外の花をつける。花は黄色・白色・紅紫色などで,太い花筒があり,金魚に似ているためこの名がある。[季]夏。
金魚草[図]

きんぎょだま

きんぎょだま [0] 【金魚玉】
ガラス製で球形の金魚鉢。[季]夏。《一杯に赤くなりつゝ―/虚子》

きんぎょばち

きんぎょばち [3] 【金魚鉢】
金魚を飼っておくための水槽。[季]夏。

きんぎょぶ

きんぎょぶ [3] 【金魚麩】
金魚のえさにするためのごく軽い麩。

きんぎょほんだ

きんぎょほんだ [4] 【金魚本多】
男の本多髷(マゲ)の一。江戸中期,武家の若者や富商の息子の間に流行。金魚。舟底。
金魚本多[図]

きんぎょも

きんぎょも [3] 【金魚藻】
(1)マツモ科のマツモおよびスイレン科のハゴロモモの通称。[季]夏。
(2)ホザキノフサモの別名。[季]夏。

きんぎれ

きんぎれ [0][4] 【錦切れ】
(1)錦(ニシキ)の切れ端。
(2)明治維新の頃,官軍の兵士が目じるしとして肩につけた錦の切れ。また,官軍の称。

きんぎん

きんぎん [1] 【金銀】
(1)金と銀。また,美しい財宝などをもいう。
(2)金貨と銀貨。
(3)貨幣のこと。金銭。かね。

きんぎん=は回り持ち

――は回り持ち
⇒金(カネ)は天下(テンカ)の回(マワ)り持(モ)ち

きんぎん=は湧(ワ)き物

――は湧(ワ)き物
金銀は,苦労しないでも自然に手にはいることもあるものだというたとえ。

きんぎんか

きんぎんか [3] 【金銀花】
スイカズラの漢名。また,そのつぼみを用いた生薬。解毒・利尿薬に用いる。

きんぎんかんじょう

きんぎんかんじょう [5] 【金銀勘定】
⇒現金勘定(ゲンキンカンジヨウ)

きんぎんじ

きんぎんじ [0] 【金銀地】
蒔絵(マキエ)の一種。金粉・銀粉を蒔(マ)き散らして研ぎ出したもの。

きんぎんずく

きんぎんずく 【金銀尽く】
金銭の力によって事を運ぶこと。金銭ずく。「―では手に入らぬ妙薬/浄瑠璃・伊賀越道中双六」

きんぎんずり

きんぎんずり [0] 【金銀摺り】
浮世絵版画の摺り方の一。金粉・銀粉を摺りつけ,さらに研いで光沢を出す方法。刀や月の光を出すのに用いる。

きんぎんづくり

きんぎんづくり [5] 【金銀作り】
金や銀で作り,または飾ること。また,そうした刀など。

きんぎんどうふ

きんぎんどうふ [5] 【金銀豆腐】
卵豆腐と豆腐を盛り合わせた料理。

きんぎんひか

きんぎんひか [5] 【金銀比価】
金と銀との交換比率。銀の価格を一として,それと同一重量の金の価格が示す倍率。

きんぎんふくほんいせい

きんぎんふくほんいせい [0] 【金銀複本位制】
金と銀の両方を本位貨幣とする制度。両貨幣が相並んで流通し,鋳造・溶解を自由とし,両者間に法定比価が決められ交換される。

きんぎんへいこうほんいせいど

きんぎんへいこうほんいせいど [12] 【金銀併行本位制度】
金・銀二種の金属を本位貨幣とするが,両者の法定比価を定めず,市場比価にゆだねる貨幣制度。

きんぎんぼく

きんぎんぼく [3] 【金銀木】
ヒョウタンボクの別名。花が白色から黄色に変わるのでいう。

きんく

きんく [0] 【禁句】
(1)和歌や俳諧などで,使用を避ける約束になっている語句。とめく。
(2)聞き手の感情を害さないように,その人の前や特定の場で口にしてはいけないとされる言葉。

きんく

きんく [1] 【勤苦】 (名)スル
つとめくるしむこと。非常に骨を折ること。「―せざれば,貴重の物を己れに得ること能はず/西国立志編(正直)」

きんく

きんく【禁句】
(a) taboo;→英和
a taboo word[phrase].

きんく

きんく [0] 【金句】
(1)すぐれた格言。金言。
(2)非常に巧みな句。美しい句。「金章―おなじく一代教文より出たり/平家 4」

きんくろはじろ

きんくろはじろ [5] 【金黒羽白】
カモ目カモ科の水鳥。全長43センチメートル内外。雄は脇腹と翼中央のみが白く,他は黒。くちばしは青灰色で,目は黄色。雌は黒褐色。飛ぶと翼の白帯が目立つ。羽冠をもつ。日本には冬鳥として渡来し,北海道で少数が繁殖する。

きんぐち

きんぐち [0] 【金口】
吸い口に金紙を巻いた紙巻きタバコ。金口タバコ。

きんぐるま

きんぐるま [3] 【金車】
ウサギギクの別名。

きんぐろ

きんぐろ [0] 【金黒】
堆朱(ツイシユ)で,黒い地色のものに沈金を施したもの。きんこく。

きんぐん

きんぐん [0] 【禁軍】
⇒禁衛軍(キンエイグン)

きんけい

きんけい [0] 【錦鶏・錦雞】
キジ目キジ科の鳥。雄は全長約110センチメートル,尾羽が70センチメートルほど。雄は黄金色の冠羽があり,襟は黄と黒の横縞,他は朱と黄と黒の羽毛が混じり,華麗な羽色をもつ。雌は全身褐色で暗褐色の斑点がある。中国西南部高地の原産。江戸時代から飼い鳥として輸入された。錦鶏鳥。アカキジ。

きんけい

きんけい [0] 【近景】
(1)近くに見える景色。
⇔遠景
(2)絵画や写真で手前に配置した樹木やその他の景観。

きんけい

きんけい [0] 【金鶏】
(1)金鶏星の中にすむという想像上の鶏(ニワトリ)。まずこの鶏が鳴いて暁を知らせ,これに応じて天下の鶏が鳴くと考えられた。
(2)暁に鳴く鶏。

きんけい

きんけい [0][1] 【謹啓】
〔「つつしんで申し上げる」の意〕
手紙の最初に用いる挨拶(アイサツ)の言葉。拝啓。

きんけいぎく

きんけいぎく [3] 【錦鶏菊】
キク科の一,二年草。北アメリカ原産。茎は高さ約50センチメートル。卵形の小葉からなる羽状葉を対生する。夏,枝頂に周囲が黄色,中心が紫褐色の頭状花をつける。

きんけいしょう

きんけいしょう 【錦鶏障】
宮中の一室にある,錦鶏を描いたふすま。

きんけいしょく

きんけいしょく 【金奎植】
(1881-1950) 朝鮮の独立運動家。1919年のパリ講和会議で大韓民国臨時政府外務総長として国権の回復を訴えようとしたが拒否された。48年4月,南北分断に反対して平壌の南北連席会議に出席。キン=キュシク。

きんけいちょう

きんけいちょう [0] 【金鶏鳥】
(1)「金鶏」に同じ。
(2)「錦鶏(キンケイ)」に同じ。

きんけいちょう

きんけいちょう [0] 【錦鶏鳥】
「錦鶏」に同じ。

きんけいでんせつ

きんけいでんせつ [5] 【金鶏伝説】
塚などに黄金の鶏が埋められていて,そこから鶏の鳴き声が聞こえてくるという伝説。しばしば長者伝説に結びつけられる。

きんけいのま

きんけいのま 【錦鶏の間】
〔ここに錦鶏障があったことから〕
もとの京都御所の中の,天皇の居間の名。

きんけいのましこう

きんけいのましこう [0][0] 【錦鶏の間祗候】
もと,宮中における資格の一種。華族や官吏で功労があった者を優遇する意味で与えられた資格。勅任官待遇。麝香間(ジヤコウノマ)祗候の次位に位する。

きんけつ

きんけつ [0] 【禁闕】
皇居の門。また,皇居。宮闕。金闕。「願はくは建立成就して―鳳暦御願円満/平家 5」

きんけつ

きんけつ [0] 【金闕】
(1)漢の未央宮(ビオウキユウ)にあった金馬門の異名。
(2)「きんけつ(禁闕)」に同じ。

きんけつ

きんけつ [0] 【金欠】
「金欠病」の略。

きんけつ

きんけつ [0] 【金穴】
〔金坑・金山の意から〕
(1)資金や費用などを供給してくれる人。「―は例の大尽/うもれ木(一葉)」
(2)金持ち。富豪。

きんけつしょう

きんけつしょう [0][4] 【菌血症】
特定の病原菌が血液中から検出される状態。

きんけつびょう

きんけつびょう [0] 【金欠病】
金が足りないで困っていることを病気にたとえた語。金欠。

きんけん

きんけん [0] 【近県】
近くの県。

きんけん

きんけん【金権】
financial influence;the power of money.金権政治 plutocracy;→英和
money politics.

きんけん

きんけん [0] 【勤倹】 (名・形動)[文]ナリ
勤勉で倹約につとめる・こと(さま)。「―貯蓄」「平素―にして奢侈ならざれども/露団々(露伴)」

きんけん

きんけん [0] 【金券】
(1)特定の範囲内で表示金額相当の価値を認められる券。紙幣・郵便切手・収入印紙などの証券は法律により認められる。
(2)金本位制の国で,金貨に換えられる紙幣。
(3)古代中国で,天子が功臣に与えた黄金製の札。

きんけん

きんけん [0] 【金権】
金銭・財産を多くもつことから生ずる権力。金力。

きんけんしょうぶ

きんけんしょうぶ [5] 【勤倹尚武】
仕事につとめ励み,節約を重んじ,武勇をたっとぶこと。「―の気風」

きんけんせいじ

きんけんせいじ [5] 【金権政治】
金銭の力によって支配してゆこうとする政治。強い経済力をもつ者によって支配される政治。

きんけんショップ

きんけんショップ [5] 【金券―】
ビール券・新幹線切符・航空券・高速道路回数券などのチケット類を安売りする店。

きんげき

きんげき [0] 【釁隙】
〔「釁」はすきまの意〕
(1)ひま。すきま。
(2)不和。仲たがい。けんか。「フタリノナカニ―ヲショウズル/ヘボン(三版)」

きんげん

きんげん [0] 【金言】
(1)人生や生活の上で尊重し模範とすべきすぐれた格言。金句。
(2)〔仏〕 仏の口から出た尊い教え。こんげん。

きんげん

きんげん [0] 【謹言】
〔「つつしんで言う」の意〕
文書や手紙の終わりに書いて敬意を表す語。「恐惶―」

きんげん

きんげん [0] 【謹厳】 (名・形動)[文]ナリ
軽はずみなところがなく,まじめでおごそかな・こと(さま)。「―に精神を保つて/良人の自白(尚江)」
[派生] ――さ(名)

きんげん

きんげん【金言】
a wise[golden]saying;a maxim.→英和

きんげん

きんげん【謹厳な】
serious;→英和
grave;→英和
solemn.→英和

きんげん=耳(ミミ)に逆(サカ)らう

――耳(ミミ)に逆(サカ)らう
金言は,ややもすれば人の感情をそこなって聞き入れられない。忠言耳に逆らう。

きんげんじっちょく

きんげんじっちょく [0] 【謹厳実直】 (名・形動)[文]ナリ
きわめてまじめで正直なこと。「―な人」

きんげんせんい

きんげんせんい [5] 【筋原繊維】
骨格筋の筋繊維を構成する多数の,さらに微細な繊維。筋繊維の長軸方向に並び,その収縮の源となる。

きんげんそう

きんげんそう [3] 【金現送】
金本位制下で,対外支払いの決済を,外国為替の代わりに直接金(正貨)で行うこと。為替相場の変動で,為替による送金より有利になった場合に行われる。

きんこ

きんこ [1] 【金海鼠】
ナマコの一種。体は長さ20センチメートルに達する長楕円形で,前端の口の周囲に一〇本の触手がある。体色は灰褐色・濃紫色など。煮て干したものを「光参」といい,中国料理に使う。茨城県以北の海に広く分布。古くから金華山近海のものが賞味された。フジコ。

きんこ

きんこ [1] 【金粉】
(1)金(キン)の粉末。金砂。きんぷん。
(2)いんちき博打(バクチ)に使ういかさまさいころの一種。穴をあけてその中に金粉を入れて重くし,どのように投げてもその重さでいつも決まった目が出るように作ったもの。

きんこ

きんこ [1] 【近古】
(1)年代のあまりへだたっていない昔。
(2)日本史上の特に文学史における時代区分の一。中古と近世の間。鎌倉・室町時代をさすが,最近はあまり用いない。中世。

きんこ

きんこ [1] 【金鼓】
鉦(カネ)と太鼓。陣中で命令伝達の用に供したり,宮殿や寺院などで通知伝達に用いた。

きんこ

きんこ [1] 【金庫】
(1)金銀・宝物などを入れておく庫。かねぐら。
(2)貨幣・財宝・重要書類などを火災・盗難などから防ぐためにしまっておく鉄製の頑丈な箱。「―破り」「手提げ―」
(3)国や公共団体の現金出納機関。国庫金の出納者としての日本銀行など。
(4)特殊法人の一つとしての金融機関の名称。第二次大戦前・戦中に,国策的・社会政策的目的で設立されたもので,現在は農林中央金庫・商工組合中央金庫の二つだけである。労働金庫・信用金庫は一般的な金融機関。

きんこ

きんこ【禁錮】
<be sentenced to 20 years'> imprisonment.→英和

きんこ

きんこ【金庫】
a safe;→英和
a vault (銀行などの);→英和
a treasury (国・団体などの).→英和
‖金庫破り safebreaking[safecracking](行為);a safebreaker[safecracker](人).貸し金庫 a safe(ty)-deposit box.

きんこ

きんこ [1] 【今古】
いまとむかし。古今(ココン)。今昔(コンジヤク)。

きんこ

きんこ [1] 【禁錮・禁固】 (名)スル
(1)一室の中に閉じ込め,外出を許さないこと。幽閉。「園中に―されて寒さは寒し腹はへるし/露団々(露伴)」
(2)自由の剥奪を内容とする刑罰(自由刑)で,労務を科さず監獄に拘置するもの。無期と有期(一か月以上,15年以下)がある。
→懲役

きんこう

きんこう [0] 【近郊】
都市や町に近い場所。町はずれ。郊外。
⇔遠郊
「東京―の住宅地」

きんこう

きんこう [0] 【金口】
(1)素晴らしい言葉。また,他人を敬ってその言葉をいう語。
(2)「金口(コンク)」に同じ。

きんこう

きんこう [0] 【欽仰】
〔「きんごう」とも〕
⇒きんぎょう(欽仰)

きんこう

きんこう [0] 【金鉱】
(1)金の鉱石。
(2)金の鉱石を含んでいる鉱脈。また,その山。

きんこう

きんこう【均衡】
<keep,lose,upset> the balance.→英和
‖均衡予算 a balanced budget.不均衡 imbalance.

きんこう

きんこう [0] 【金工】
金属に細工をする美術工芸。鋳金(チユウキン)・彫金・鍛金・板金(バンキン)などを含む。また,その職人。金匠。

きんこう

きんこう [0] 【謹厚】 (名・形動)[文]ナリ
つつしみぶかく,温厚である・こと(さま)。「大変な―な人もあつたもんだ/社会百面相(魯庵)」

きんこう

きんこう 【錦江】
韓国の中西部を流れる河川。小白山脈に源を発し,ほぼ西流して黄海に注ぐ。長さ402キロメートル。クム-ガン。

きんこう

きんこう [0] 【金坑】
金を掘り出すために掘った穴。

きんこう

きんこう【金工】
metalwork;→英和
a metal worker (人);a goldsmith (人).→英和

きんこう

きんこう【近郊】
<in> the suburbs <of> ; <on> the outskirts <of> .→英和
〜の suburban.

きんこう

きんこう [0] 【欣幸】
よろこんでしあわせに思うこと。しあわせなのをよろこぶこと。「―の至り」

きんこう

きんこう [0] 【均衡】 (名)スル
いくつかの物事の間に力や重さの釣り合いがとれていること。平衡。バランス。「―政策」「―を保つ」「―を破る」

きんこう

きんこう [0] 【金光】
金色の光。黄金の光。「朝日の―に浴するもめでたく/希臘思潮を論ず(敏)」

きんこう

きんこう【金鉱】
a gold mine;gold ore (鉱石).金鉱脈 a gold vein.

きんこうか

きんこうか [3] キンクワウクワ 【金光花】 ・ ―クワ 【金紅花】
ユリ科の多年草。本州中部以北の亜高山の湿原に生える。葉は剣形で根生。夏,黄色の小花を総状につける。

きんこうけい

きんこうけい キンカウ― [0] 【近交系】
近親交配を繰り返し,異なった形質をもつものを分離して作り出した純系。精密な実験の材料として重要。

きんこうざん

きんこうざん キンクワウザン 【錦光山】
京焼の陶家の名。また,その製品名。正保(1644-1648)の頃,初代小林源(徳)右衛門が京都粟田に開窯。1755年以降,将軍家の御用茶碗をはじめ,高級色絵陶器を製作。

きんこうせき

きんこうせき [3] 【金紅石】
二酸化チタンからなる鉱物。正方晶系。樹脂状光沢を有し,赤褐色・灰色・黒色などさまざまの色を呈する柱状ないし粒状結晶。変成岩や火成岩中に普通に産する。ルチル。

きんこうたいしょう

きんこうたいしょう キンカウタイシヤウ [1] 【菌交替症・菌交代症】
化学療法剤の使用により,生体内の常在菌で薬剤に感受性のあるものが死滅し,他の菌が代わって繁殖している状態。交代菌症。

きんこうのうぎょう

きんこうのうぎょう [5] 【近郊農業】
都市の近郊で行われる農業。消費地との近さを生かして野菜・花卉(カキ)などが集約的に栽培される。

きんこうもくぜつ

きんこうもくぜつ [0] 【金口木舌】
(1)昔,中国で,法令を発したり教えを示したりする時に鳴らして注意を喚起した鈴。木鐸(ボクタク)。
(2)人々を教え導く人。

きんこうよさん

きんこうよさん [5] 【均衡予算】
赤字公債に依存せず,財政支出を経常収入によってまかなう予算。健全財政。

きんこうりろん

きんこうりろん [5] 【均衡理論】
需要と供給の不一致は一時的なもので,価格の調節機能によってすみやかに不一致が解消されるとして経済分析を行う立場。
→一般均衡理論
→部分均衡理論

きんこうわん

きんこうわん キンカウ― 【錦江湾】
鹿児島(カゴシマ)湾の別名。

きんこかぶ

きんこかぶ [3] 【金庫株】
株式会社が,資産として保有している自社株式。自己株式。英米法上の用語。

きんこきかん

きんこきかん 【今古奇観】
中国,明代の短編小説集。四〇編。編者は抱甕(ホウオウ)老人とあるが不詳。明代末の成立と推定される。「三言二拍」から抜粋したもので,手頃な小説集としてもてはやされた。

きんこく

きんこく [0] 【金穀】
金銭と穀物。金品。「―ヲタクワウ/ヘボン(三版)」

きんこく

きんこく [0] 【謹告】
つつしんでお知らせする意で,公示や広告の文章の冒頭に用いる語。

きんこく

きんこく [0] 【金黒】
⇒きんぐろ(金黒)

きんこくもく

きんこくもく 【金剋木】
五行説で,金性のものが木性のものに勝つこと。

きんこしだん

きんこしだん 【近古史談】
史談集。四巻。大槻磐渓著。1854年成立。「常山紀談」「武辺雑談」「武将感状記」などから,名君・武将・忠臣・節婦などの行状や逸話を集めて漢文で記し,短評を添えたもの。

きんこじ

きんこじ [3] 【金巾子】
(1)金箔(キンパク)を押した巾子紙(コジガミ)。
(2)「金巾子の冠(カンムリ)」の略。

きんこじのかんむり

きんこじのかんむり [3] 【金巾子の冠】
金巾子纓(エイ)を巾子を越して前へ折り曲げ,金巾子で挟み止めた冠。もと天皇が平常に用いた。きんこじ。
金巾子の冠[図]

きんこじり

きんこじり [3] 【金鐺】
金や金色の金属で飾った鐺。

きんこつ

きんこつ【筋骨】
bones and sinews.〜たくましい muscular;→英和
sturdy;→英和
stalwart.→英和

きんこつ

きんこつ [0] 【金骨】
常人とは違った尊い風骨。仙骨。

きんこつ

きんこつ [1] 【筋骨】
筋肉と骨格。体格。「―たくましい男」「―隆々(リユウリユウ)」

きんこつがた

きんこつがた [0] 【筋骨型】
⇒闘士型(トウシガタ)

きんこぶ

きんこぶ [1] 【菌瘤】
⇒菌癭(キンエイ)

きんこりゅう

きんこりゅう 【琴古流】
尺八の流派の一。明和(1764-1772)頃,黒沢琴古により創始された。明治に二世荒木古童が改良し,都山流とともに二大流派をなす。

きんこん

きんこん [0] 【緊褌】
褌(フンドシ)をしっかり締め直すこと。

きんこん

きんこん [0] 【菌根】
菌類を着けて生育している高等植物の根。植物は菌類から無機物やビタミン類などをとり,菌類は植物から有機物をとる。腐生植物・蘭・アカマツなどに見られる。

きんこん

きんこん [0][1] 【近今】
このごろ。最近。近頃。「―の風潮」

きんこんいちばん

きんこんいちばん [6] 【緊褌一番】
心を引き締め,決意を新たに,覚悟をもって物事に取り組むさま。「―,全力で事にあたる」

きんこんしき

きんこんしき【金婚式】
a golden wedding.

きんこんしき

きんこんしき [3] 【金婚式】
結婚五〇周年を祝って行う式。

きんご

きんご
(1)カルタ賭博の一種。持ち札とめくり札の合計が一五に近い数になった方を勝ちとするもの。
(2)〔料金が一五匁であったことからという〕
囲(カコ)い女郎。「庭には―の長持をはこび/浮世草子・一代男 7」

きんご

きんご 【金吾】
衛門府(エモンフ)の唐名。

きんごう

きんごう【近郷】
the neighboring districts.

きんごう

きんごう [0] 【近郷】
近くの村。「―近在」

きんごく

きんごく [1] 【禁国】
律令制で,封戸(フコ)にあてることを禁じられた国。伊賀・伊勢・三河・近江・美濃・越中・石見・備前・周防・長門・紀伊・阿波の諸国をいう。

きんごく

きんごく [1][0] 【近国】
(1)近くの国。
⇔遠国
(2)律令制で,遠国(オンゴク)・中国に対して,京都に近い国々をいう語。延喜式では伊賀・伊勢・志摩・尾張・三河・近江・美濃・若狭・丹波・丹後・但馬・因幡・播磨・美作・備前・紀伊・淡路の一七国。

きんごく

きんごく [0] 【禁獄】 (名)スル
囚人を牢獄(ロウゴク)に監禁しておくこと。「父母の―せられたる時/百一新論(周)」

きんごしゅう

きんごしゅう 【琴後集】
⇒ことじりしゅう(琴後集)

きんごしらえ

きんごしらえ [3] 【金拵え】
「こがねづくり」に同じ。

きんさ

きんさ【僅差】
<by> a narrow margin.

きんさ

きんさ [1] 【金砂】
⇒きんしゃ(金砂)

きんさ

きんさ [1][0] 【僅差】
わずかの差。僅少差。「―で勝つ」

きんさい

きんさい [0] 【金釵】
金でつくったかんざし。

きんさいきん

きんさいきん [1] 【金再禁】
金解禁ののち,再び金輸出を禁止すること。
→金解禁

きんさいぼう

きんさいぼう [3] 【筋細胞】
動物体内にある収縮性のある細胞の総称。筋組織を構成する場合は一般に紡錘状または繊維状の形をとり,筋繊維とよばれる。筋肉細胞。
→筋繊維

きんさきぼり

きんさきぼり [3] 【斤先掘り】
鉱業権者が鉱業権の賃貸などにより第三者に鉱物を採掘させること。鉱業法上,租鉱権を設定しない限り禁止されている。

きんさく

きんさく [0] 【金策】 (名)スル
必要な金をそろえるための工夫。「知人の間を走りまわって―する」

きんさく

きんさく【近作】
one's recent[latest]work.

きんさく

きんさく【金策する】
raise money.

きんさく

きんさく [0] 【近作】
最近完成した作品。「―の展覧会」

きんさだいじん

きんさだいじん [4] 【欽差大臣】
中国,清代,有事の際に特定の事項の処理のため,臨時に特設された官職の一。阿片戦争後は,主に欧米諸国との外交にあたった。

きんさつ

きんさつ [0] 【禁札】
禁制の条項を記した立て札。制札。

きんさつ

きんさつ [0] 【金札】
(1)金製のふだ。また,金色のふだ。
(2)閻魔(エンマ)の庁で,極楽に送られる人の名や善行を記すふだ。金紙。
⇔鉄札
「鉄札か―か地獄極楽の境/浄瑠璃・菅原」
(3)江戸時代から明治初年に発行された金貨代用の紙幣。諸藩の藩札,明治政府の太政官札・民部省札。

きんさん

きんさん [0] 【菌傘】
きのこの傘(カサ)。

きんざ

きんざ [0] 【金座】
江戸幕府の金貨の鋳造・発行所。初め江戸・駿府・佐渡・京都に設置されたが,中期までに,江戸金座を残して他は廃止または縮小された。勘定奉行の支配に属し,長官である御金改役は後藤家が世襲。小判・一分判金などの金貨の鋳造・鑑定・封印などを管轄した。1868年(明治1)廃止。
→銀座

きんざい

きんざい [0] 【近在】
都市や町に近い村。「近郷―」

きんざい

きんざい【近在】
neighboring villages;the countryside <of Gifu> .→英和

きんざいく

きんざいく【金細工】
goldwork.金細工人 a goldsmith.→英和

きんざん

きんざん [1] 【金山】
金を産出する鉱山。

きんざん

きんざん【金山】
a gold mine.

きんざんじ

きんざんじ 【径山寺】
(1)中国,浙江省北西部,天目山の北東,径山のふもとにある臨済宗の寺。中国五山の一。興聖万寿禅寺。
(2)「径山寺味噌(ミソ)」の略。

きんざんじ

きんざんじ 【金山寺】
(1)韓国,全羅北道金堤郡にある寺。新羅(シラギ)末期,935年甄萱(ケンケン)の創建。壬辰倭乱(文禄の役)によって炎上したが,再建された。創建当時のものとして,石造りの舎利塔と六重石塔とが現存。
(2)中国,江蘇省南部の金山にある寺。宋代以後,文人来遊の地として知られる。八角七層の塔は明清時代の再建。

きんざんじみそ

きんざんじみそ [6] 【径山寺味噌・金山寺味噌】
なめ味噌の一種。大豆を炒(イ)って粗く砕き大麦と混ぜて蒸したのちに麹(コウジ)とし,塩を加え,ナス・ウリなどを入れたもの。甘みを加えることもある。和歌山県湯浅地方の名産。径山寺での製法が伝えられたものという。

きんし

きんし [0] 【錦糸】
にしきの糸。

きんし

きんし 【金史】
中国,二十四史の一。金の歴史を記した書。一三五巻。元の脱脱(托克托(トクト))らの撰。1344年に成立。本紀一九巻・志三九巻・表四巻・列伝七三巻。

きんし

きんし [1][0] 【金鵄】
日本の建国説話に出てくる金色のトビ。神武天皇の東征に際して,長髄彦(ナガスネヒコ)征伐の際に弓の先に止まって天皇の軍を助けたという。

きんし

きんし【近視眼的】
near-[short-]sighted <policy> .⇒近眼.

きんし

きんし【金糸】
gold thread.

きんし

きんし【禁止】
prohibition;→英和
<lift> a ban;→英和
<remove> an embargo (輸出入品の).→英和
〜の prohibited;forbidden.→英和
〜する prohibit;→英和
forbid;→英和
place a ban <on> ;lay an embargo <on> .‖立入禁止 <掲示> No Admittance./Keep Off <the Grass> .

きんし

きんし [0] 【近視】
外から来る平行光線が網膜の前方で結像するため,遠くのものがはっきり見えない状態。また,そのような目。水晶体から網膜までの距離が長すぎる場合や,角膜・水晶体の屈折力が強すぎる場合に起こる。凹レンズで矯正する。近眼。ちかめ。
⇔遠視
→仮性近視(カセイキンシ)

きんし

きんし [1] 【近思】
〔論語(子張)〕
自分の身について反省すること。自分の身のまわりから考えていくこと。

きんし

きんし [1] 【金紫】
(1)黄金の印と紫色の組紐(クミヒモ)。また,それを帯びるような位の高い人。金印紫綬。
(2)高官。貴族。

きんし

きんし [1] 【金枝】
(1)金でできた枝。金色をした枝。
(2)「金枝玉葉(ギヨクヨウ)」の略。

きんし

きんし [1][0] 【金糸】
金箔(キンパク)を貼った和紙を細く切ったもの。また,この糸や金箔を絹糸に巻きつけたもの。

きんし

きんし [1][0] 【菌糸】
カビ・キノコ類の栄養体を構成する,きわめて細い糸状の細胞列。種によって一定の形に枝分かれしたり,集合して子実体をつくる。

きんし

きんし [1][0] 【金紙】
(1)金箔(キンパク)を押したり,金泥(キンデイ)を塗ったりした紙。金色の紙。
(2)「金札(キンサツ){(2)}」に同じ。

きんし

きんし [0] 【禁止】 (名)スル
〔古くは「きんじ」とも〕
してはいけないと命ずること。「自由行動を―する」「立ち入り―」

きんし

きんし [0] 【勤仕】 (名)スル
つとめつかえること。「砲術教授として―せし教頭なりしが/近世紀聞(採菊)」

きんしうり

きんしうり [3] 【金糸瓜】
セイヨウカボチャの変種カザリカボチャの一品種。果をゆでると果肉が素麺(ソウメン)のように細長くほぐれる。これを酢の物や西洋料理のつけ合わせに用いる。ソウメンカボチャ。

きんしかんやく

きんしかんやく キンシクワン― [4] 【筋弛緩薬】
運動神経や中枢神経系に作用し,筋肉の収縮を抑制する薬物。クラーレ(ツボクラリン)・サクシニルコリンなど。

きんしが

きんしが 【金芝河】
⇒キム=ジハ

きんしがいせん

きんしがいせん [0] 【近紫外線】
空気にはほとんど吸収されない,波長が約380〜200ナノメートルの光。単に紫外線ということもある。

きんしがん

きんしがん [0] 【近視眼】
(1)近視の目。近眼。
(2)目先のことにばかりとらわれて,将来を見通す力がないこと。

きんしがんてき

きんしがんてき [0] 【近視眼的】 (形動)
見方・考えが先の見通しあるいは大局にまでおよばず,目の前の手近なことにしかおよばないさま。「―な考え方」

きんしきてい

きんしきてい [4] 【禁止規定】
取締規定の一種で,一定の行為を禁止する規定。禁止法。

きんしぎょくよう

きんしぎょくよう [1] 【金枝玉葉】
(1)美しい雲をたとえる語。
(2)天子の一族。皇族。金枝。

きんしくんしょう

きんしくんしょう [4] 【金鵄勲章】
武功抜群の陸海軍の軍人・軍属に与えられた勲章。功一級から功七級まであった。1890年(明治23)制定。1947年(昭和22)廃止。

きんしこう

きんしこう [3] 【金糸猴】
霊長類の一種,ゴールデンモンキーの俗称,もしくは中国名。頭胴長70センチメートル程度。鮮やかなオレンジ色と黒褐色の体毛をもち,孫悟空のモデルとされる。中国の四川省などに分布するが,個体数が減り,絶滅の危機にある。

きんしこぶ

きんしこぶ [4] 【金糸昆布】
昆布の芯だけを取って,細く刻んだ金糸のような昆布。主に,口取りなどに用いる。切り水晶昆布。きんしこんぶ。

きんしごぼう

きんしごぼう [4] 【金糸牛蒡】
ごぼうを細く刻んで,ごま油でいりつけたもの。汁物の材料,きんぴらごぼうなどにする。

きんしさい

きんしさい [3] 【金糸菜】
鱶(フカ)の鰭(ヒレ)の加工品。上級品である魚翅(ギヨシ)の精製の際に脱け落ちた筋を集め,板で押して整形し,日に干したもの。中国料理で用いる。

きんしじゃく

きんしじゃく [3] 【金糸雀】
カナリア。

きんしじょう

きんしじょう [3] 【金市場】
商品として金の取引が行われる自由市場。ロンドン・ニューヨーク・チューリッヒなどにある。

きんしぜい

きんしぜい [3] 【禁止税】
⇒禁止的関税(キンシテキカンゼイ)

きんしたまご

きんしたまご [4][5] 【錦糸卵】
⇒きんしたまご(金糸卵)

きんしたまご

きんしたまご [4][5] 【金糸卵・錦糸卵】
薄焼き卵を,糸のように細く刻んだもの。

きんしちょう

きんしちょう [0] 【禁止鳥】
捕獲が禁止されている鳥。禁鳥。

きんしつ

きんしつ【均質の】
homogeneous;→英和
homogenized <milk> .

きんしつ

きんしつ [0] 【筋質】
筋繊維内の筋原繊維の間を満たす細胞質。ミトコンドリアやリボソームなどが散在しており,筋収縮に必要な代謝を行う。筋形質。

きんしつ

きんしつ [0][1] 【琴瑟】
(1)琴と瑟(大型の琴)。
(2)夫婦仲がごくむつまじいことのたとえ。「―の和」

きんしつ

きんしつ [0] 【均質】 (名・形動)[文]ナリ
ある物質のどの部分をとってもむらがなく,性質・状態が同じである・こと(さま)。等質。「―な溶液」「―な材料」

きんしつ

きんしつ [0] 【金漆】
コシアブラノキの樹液から精製した一種の漆。奈良・平安時代に,金属・革などに塗った。黄色の液で金色に仕上がる。きんのうるし。

きんしつ

きんしつ【琴瑟相和す】
lead a happy married life.

きんしつ=相和(アイワ)す

――相和(アイワ)す
〔詩経(小雅,常棣)「妻子好合,如�鼓�琴瑟�」〕
琴と瑟を弾じてよく音が合う。転じて,夫婦がきわめて仲むつまじいたとえ。

きんしてきかんぜい

きんしてきかんぜい [6] 【禁止的関税】
特定の輸入品や国を対象として,主に自国産業を保護する目的で課す,関税率が高くて事実上輸入禁止と同様の効果をもつ関税。禁止税。

きんしばい

きんしばい [3] 【金糸梅】
オトギリソウ科の小低木。中国原産。古くから観賞用に栽培される。高さ約1メートル。よく分枝して垂れ下がり,卵状長楕円形の葉を対生。夏,枝先に黄色の五弁花を数個つける。雄蕊(ユウズイ)は多数ある。

きんしへん

きんしへん 【金枝篇】
〔原題 The Golden Bough〕
人類学者 J = G =フレーザーの著書。1890年初版刊。古典や民族誌資料を広く渉猟し,王殺し・農耕儀礼をはじめ多様な宗教現象を集成・研究したもの。

きんしゃ

きんしゃ [1] 【金紗・錦紗】
(1)紗の地に金糸・箔(ハク)・絹の色糸などを織り込んで模様を表した絹織物。夏の袈裟(ケサ)などにする。
(2)「金紗縮緬(チリメン)」「金紗御召(オメシ)」の略。

きんしゃ

きんしゃ [1] 【禽舎】
鳥類の小屋。

きんしゃ

きんしゃ【金紗(ちりめん)】
silk crepe.

きんしゃ

きんしゃ [1] 【金砂】
(1)金(キン)の粉。また,金砂子(キンスナゴ)。
(2)金色の砂。また,砂金。

きんしゃおめし

きんしゃおめし [5] 【金紗御召】
金紗縮緬に似た皺(シボ)の細かい御召。練り染めの絹糸で織る。きんしゃ。

きんしゃちりめん

きんしゃちりめん [4] 【金紗縮緬】
経(タテ)・緯(ヨコ)ともに細い生糸で織った縮緬。皺が細かく滑らかで光沢があり,軽い。きんしゃ。

きんしゅ

きんしゅ [0] 【禁酒】 (名)スル
(1)酒を飲むことを禁ずること。
(2)酒を日常飲んでいた人がそれをやめること。

きんしゅ

きんしゅ [0] 【金主】
(1)興行や事業などに資金を出す人。金方(キンカタ)。銀主。
(2)近世,大名に金を貸した者。

きんしゅ

きんしゅ [0] 【金種】
貨幣の額面金額の違いによる種類。

きんしゅ

きんしゅ [0][1] 【金朱】
堆朱(ツイシユ)で,朱の地色のものに毛彫りのような沈金を施したもの。

きんしゅ

きんしゅ【禁酒】
(total) abstinence;→英和
temperance (節酒).→英和
〜する abstain from wine;give up drinking.‖禁酒運動 a temperance movement.禁酒家 a teetotaler (絶対的);《米語》a dry (禁酒主義者).禁酒法 the prohibition[dry]law.

きんしゅ

きんしゅ [0][1] 【筋腫】
筋肉にできる良性の腫瘍(シユヨウ)。大部分は平滑筋,まれには横紋筋から生ずる。「子宮―」

きんしゅ

きんしゅ【金主】
a financier;→英和
a financial supporter.

きんしゅ

きんしゅ [1] 【亀手】
〔「亀」はひびの意〕
ひびのきれた手。きしゅ。

きんしゅう

きんしゅう キンシウ 【錦州】
中国,遼寧省の都市。東北部と華北とを結ぶ交通・軍事上の要地。石油・化学・機械などの工業が発達。チンチョウ。

きんしゅう

きんしゅう [0] 【金秋】
〔五行(ゴギヨウ)の一つである「金」を季節にあてはめると秋に当たるところから〕
秋。

きんしゅう

きんしゅう [0] 【錦秋】
紅葉が錦(ニシキ)のように色鮮やかな秋。「―の候」

きんしゅう

きんしゅう [0] 【菌褶】
キノコの傘の裏側にあるひだ。

きんしゅう

きんしゅう [0] 【錦繍】
(1)錦(ニシキ)と刺繍(シシユウ)をした織物。「―の帯」「綾羅(リヨウラ)―」
(2)美しい織物。立派な衣服。「身に―をまとう」
(3)美しい紅葉や花をたとえていう。「秋の野山を―で彩る」
(4)うるわしい字句の詩文のたとえ。

きんしゅう=の腸(ハラワタ)

――の腸(ハラワタ)
「錦心繍口(キンシンシユウコウ)」に同じ。

きんしゅく

きんしゅく【緊縮】
economy;→英和
<practice> austerity.〜する economize;→英和
cut down <the expenses> .‖緊縮財政[予算]a reduced budget.緊縮政策 a retrenchment policy.

きんしゅく

きんしゅく [0] 【緊縮】 (名)スル
(1)ひきしまること。また,ひきしめること。「朝の空気の,毛髪の根を―させるやうな渋み/青年(鴎外)」
(2)財政における支出をできるだけ少なくすること。「―予算」

きんしゅくざいせい

きんしゅくざいせい [5] 【緊縮財政】
財政の支出規模を縮小すること。例えば,景気の行き過ぎを抑えるために,あるいは財政赤字を減らすために,増税ではなく歳出を減らす予算を組むなど。

きんしゅほう

きんしゅほう [0] 【禁酒法】
アメリカ合衆国で,酒精飲料の醸造・販売などを禁じた法律。1920〜33年に実施されたが需要は根強く,密造・密売を手がけたギャングが巨利を得た。

きんしょ

きんしょ【禁書】
a banned book.

きんしょ

きんしょ [1][0] 【禁書】
(1)書籍の出版・販売やそれを読んだりすることを国家が禁止すること。また,その書物。
(2)江戸時代,幕府がキリシタン関係の書籍の輸入を禁止したこと,および,その対象となった書籍。

きんしょ

きんしょ [1][0] 【琴書】
琴と書籍。また,音楽と読書。風流人の高尚な趣味のこと。琴棋書画。

きんしょ

きんしょ [1] 【謹書】
つつしんで書くこと。また,その書画。

きんしょう

きんしょう [0] 【近称】
指示代名詞「こ・そ・あ」の三区分のうち,「こ」にあたるさし方。話し手の側の事物・場所・方向などをさすもの。「これ」「ここ」「こちら」などの類。
→中称
→遠称

きんしょう

きんしょう [0] 【擒縦】
とりこにすることと放つこと。転じて,自由自在にあやつること。「―自在なる此掛引には/鉄仮面(涙香)」

きんしょう

きんしょう [3] 【金性】
(1)金(キン)の品位。金の純度。金位。
(2)五行(ゴギヨウ)の一つである金に生年月日が当たっている人の性。かねしょう。かね。

きんしょう

きんしょう [0] 【金将】
将棋の駒の一。前後左右,斜め左右の前方に一間ずつ動ける。成ることはない。金。

きんしょう

きんしょう [0] 【金章】
(1)立派な文章。金句。「―金句おなじく一代教文より出でたり/平家 4」
(2)黄金製の印章。

きんしょう

きんしょう [0] 【菌症】
動物に菌類が寄生することによって起こる病気の総称。白癬(ハクセン)菌症・カンジダ症・放射菌症の類。

きんしょう

きんしょう [0] 【僅少】 (名・形動)[文]ナリ
わずかである・こと(さま)。ほんの少し。「―の差で勝つ」「残部―」「―な前借の金を踏み倒す程の料簡(リヨウケン)が/土(節)」

きんしょう

きんしょう [0] 【焮衝】 (名)スル
身体の一局部が腫(ハ)れて熱をもち痛むこと。炎症。「顔が真赤に―する/思出の記(蘆花)」

きんしょう

きんしょう【僅少の】
a few (数);→英和
a little (量);→英和
small;→英和
trifling.→英和
〜差で勝つ win by a narrow margin.

きんしょう

きんしょう [0] 【謹承】 (名)スル
つつしんでうけたまわること。「欽命を―して/鬼啾々(夢柳)」

きんしょう

きんしょう [0] 【金賞】
展覧会・品評会・コンクールなどで,最上位の入賞。

きんしょう

きんしょう [0] 【筋鞘】
横紋筋繊維の表面を包む細胞膜。

きんしょうじょ

きんしょうじょ キンシヤウヂヨ 【錦祥女】
(1)人形浄瑠璃「国性爺合戦(コクセンヤカツセン)」の登場人物。老一官(鄭芝竜(テイシリユウ))の娘で,和藤内(鄭成功)とは異母姉弟。甘輝(カンキ)将軍の妻。
(2)歌舞伎の鬘(カツラ)の一。錦祥女のような中国の若い女の役に使用。錦祥女髷(ワゲ)。

きんしょうじょわげ

きんしょうじょわげ キンシヤウヂヨ― [5] 【錦祥女髷】
⇒錦祥女(キンシヨウジヨ)(2)

きんしょく

きんしょく [0][1] 【錦色】
錦のような美しい色。

きんしょくじ

きんしょくじ 【錦織寺】
滋賀県野洲郡中主(チユウズ)町にある浄土真宗木辺(キベ)派の本山。山号は遍照山。858年円仁の草創。初め天台宗に属したが,1235年親鸞が阿弥陀像を安置し,以後浄土真宗に転じた。にしごりでら。

きんしょくじは

きんしょくじは 【錦織寺派】
⇒木辺派(キベハ)

きんしりょう

きんしりょう 【金史良】
⇒キム=サリャン

きんしろく

きんしろく 【近思録】
中国,宋代の哲学書。一四巻。朱熹(シユキ)・呂祖謙(リヨソケン)編。1176年刊。北宋の代表的な哲学者,周濂渓(レンケイ)・程明道・程伊川・張横渠(オウキヨ)の言葉の中から,初学者に適当なものを選び,分類して編集したもので,宋学の入門書として必読のものとなった。

きんしん

きんしん [0] 【錦心】
錦(ニシキ)のように美しい心。また,優れた思想。

きんしん

きんしん【謹慎】
penitence <for a sin> ;→英和
home[disciplinary]confinement.〜する be penitent;be confined at home (家で).〜を命じる put <a person> on his good behavior.

きんしん

きんしん [0] 【謹慎】 (名・形動)スル [文]ナリ
(1)言動を反省し,おこないをつつしむ・こと(さま)。「―の意を表す」「しばらく―する」「性頗(スコブ)る―なれども/花柳春話(純一郎)」
(2)学校で,生徒に与える罰則の一。放校・退学・停学に次ぐ処分。
(3)江戸時代,士分以上の者に科した刑罰の一。住む所を定め,入り口を閉鎖し,自由な行動を許さなかった。

きんしん

きんしん【近親】
a near relation;a close relative.近親結婚 intermarriage.→英和
近親相姦 incest.→英和

きんしん

きんしん [0] 【近親】
(1)血筋の近い親族。「―者」
(2)きわめて親しい関係にあること。「『隩太利(オースタリヤ)』は即今『独逸(ドイツ)』と―の形にて/新聞雑誌 21」

きんしん

きんしん [0] 【金針・金鍼】
金製の針。特に,鍼灸(シンキユウ)術に使うものにいう。

きんしん

きんしん [0] 【近臣】
主君のそば近くに仕える臣下。侍臣。

きんしん

きんしん [0] 【近信】
最近の便り。近頃の音信。

きんしんけっこん

きんしんけっこん [5] 【近親結婚】
⇒近親婚(キンシンコン)

きんしんこん

きんしんこん [3] 【近親婚】
近い親族間の婚姻。民法上,直系血族間,三親等内の傍系血族間,直系姻族間の婚姻は禁止される。近親結婚。
→血族結婚

きんしんしゅうこう

きんしんしゅうこう [0] 【錦心繍口】
美しい思想と美しい言葉。優れた詩文の才能。錦心繍腸。錦繍の腸(ハラワタ)。

きんしんそうかん

きんしんそうかん [0][5] 【近親相姦】
親子・兄妹・姉弟など,血縁関係の非常に近い男女が性的な交渉をもつこと。インセストともいい,多くの社会では近親相姦の禁止(インセスト-タブー)が存在する。ただし,何を近親相姦とみなすかは民族や文化によって異なる。

きんじ

きんじ [1] 【近事】
近頃のできごと。最近の事件。

きんじ

きんじ [0] 【金字】
金泥(キンデイ)で書いた文字。また,金色の文字。

きんじ

きんじ【近時】
recently;lately.→英和

きんじ

きんじ【近似する】
closely resemble.近似値 an approximate value.

きんじ

きんじ [1] 【近侍】 (名)スル
主君のそば近くに仕えること。また,その人。近習(キンジユ)。

きんじ

きんじ キンヂ 【君】 (代)
二人称。相手を親しんでいう語。きみ。お前さん。「―は同じ年なれど/源氏(乙女)」

きんじ

きんじ [1] 【近時】
近頃。このごろ。最近。副詞的にも用いる。「―の傾向」「―急激に流行した」

きんじ

きんじ [0][1] 【近似】 (名)スル
(1)非常に似ていること。「同一若しくは―した作風/文芸上の自然主義(抱月)」
(2)ある数量に非常に近いこと。

きんじ

きんじ [1] 【矜持】
「きょうじ(矜持)」の慣用読み。

きんじ

きんじ [0] 【金地】
紙・布・塗り物などの地に,金箔(キンパク)や金泥(キンデイ)を塗ったもの。

きんじえ∘ない

きんじえ∘ない 【禁じ得ない】 (連語)
(ある感情を)抑えることができない。「同情の念を―∘ない」

きんじかへい

きんじかへい [4] 【近似貨幣】
⇒準貨幣(ジユンカヘイ)

きんじき

きんじき [0] 【禁色】
着用を禁じられた服色。
(1)大宝令による位階相当の色より上位の色。
(2)天皇・皇族の袍(ホウ)の色。青(麹塵)・深赤・黄丹(オウニ)・くちなし・深紫・深緋・深蘇芳(フカスオウ)の七色。
(3)有文(ウモン)の綾織物。および女性の装束の青色・赤色の織物の唐衣。のちには窠(カ)に霰地(アラレジ)の文も禁じられた。

きんじきせんげ

きんじきせんげ 【禁色宣下】
禁色を用いることを許す宣旨を下されること。

きんじきんほんいせい

きんじきんほんいせい キンヂキンホンヰ― [0] 【金地金本位制】
第一次大戦後復活された金本位制度の一。国内で金貨を流通させず,通貨当局が金を集中保有し,もっぱら国際的流通手段・支払手段として機能させた。兌換(ダカン)の請求には金地金で応じた。金塊本位制。
→金本位制

きんじけいさん

きんじけいさん [4] 【近似計算】
〔数〕 真の数値とは違うが,それにきわめて近い数値を求める計算。近似値を求める計算。

きんじさ

きんじさ [3] 【均時差】
視太陽時より平均太陽時を減じた差。精密には,視太陽の時角から,暦表平均太陽の時角を減じたもの。毎年2月13日頃最小でマイナス一四分ほどに達し,毎年11月3日頃最大でプラス一六分ほどに達する。

きんじさん

きんじさん【禁治産】
⇒禁治産(きんちさん).

きんじさん

きんじさん [3] 【禁治産】
⇒きんちさん(禁治産)

きんじしき

きんじしき [3] 【近似式】
〔数〕 ある式が複雑であったり計算しにくい場合,計算が楽になり式の値ももとの式の値と十分近いものが得られるような式。

きんじち

きんじち [3] 【近似値】
〔数〕 真の値に近く,実用上代用し得る値。

きんじつ

きんじつ【近日(中に)】
soon;→英和
shortly.→英和
近日点《天》the perihelion.→英和

きんじつ

きんじつ [1][0] 【近日】
(1)将来のごく近い時。今から数日の間。近いうち。近々。「―上映」「―中に発表する」
(2)過去のごく近い時。過去から今日までの数日間。「当今御謀反の企て―事已に急なり/太平記 2」

きんじつてん

きんじつてん [4][3] 【近日点】
太陽を回る惑星や彗星が,楕円軌道上で太陽に最も近づく位置。この付近で公転速度は最大になる。地球の場合,毎年1月初め頃,この位置を通過する。
⇔遠日点

きんじつてんきょり

きんじつてんきょり [7] 【近日点距離】
惑星または彗星が近日点にあるとき,その天体と太陽の中心との距離。

きんじて

きんじて [0] 【禁じ手】
相撲・囲碁・将棋などで,使うことを禁じられている手。きんて。

きんじとう

きんじとう [0] 【金字塔】
(1)「金」の字の形の塔。ピラミッドをいう。
(2)後世に永く残る立派な業績。偉大な作品や事業。「―を打ちたてる」

きんじとう

きんじとう【金字塔】
a pyramid;→英和
a monumental work (著作).

きんじのひと

きんじのひと 【近侍の人】
(1)近侍する人。
(2)少納言・侍従および中務省の判官以上の人。

きんじひょうろん

きんじひょうろん 【近事評論】
自由主義思想の啓蒙を目的として,共同社の林正明によって1876年(明治9)創刊された時事評論雑誌。83年廃刊。

きんじゃく

きんじゃく [0] 【金雀】
(1)かんざしの首に金の雀をつけたもの。
(2)鳥のヒワの異名。[季]秋。

きんじゅ

きんじゅ [1] 【禁呪】
まじない。

きんじゅ

きんじゅ [0] 【近習】
主君のそば近くに仕える者。近侍。近寄衆。きんじゅう。

きんじゅう

きんじゅう [0] 【禽獣】
鳥やけだもの。鳥獣。「―にも劣る行為」

きんじゅう

きんじゅう [0] 【近習】
⇒きんじゅ(近習)

きんじゅう

きんじゅう【禽獣】
birds and beasts.〜に等しい bestial;→英和
beastly.→英和

きんじゅう

きんじゅう [0] 【近什】
〔「什」は詩歌十篇の意〕
近頃作った詩歌や文章。近作の詩文。

きんじゅしゅっとうにん

きんじゅしゅっとうにん [0] 【近習出頭人】
江戸幕府初期の職名。のちの側用人(ソバヨウニン)。

きんじゅばん

きんじゅばん [0] 【近習番】
(1)鎌倉幕府の職名。順番を定めて,将軍のそば近く伺候して所用を勤める役目の者。
(2)江戸幕府の職名。新番・新御番の別名。

きんじゅんび

きんじゅんび [3] 【金準備】
金本位制下での正貨準備のこと。銀行券を兌換(ダカン)するために各国の発券銀行が保有する金地金または金貨。兌換停止下の今日では国際支払いの準備としての意義をもつ。金貨準備。

きんじょ

きんじょ【近所】
<in> the neighborhood[vicinity].〜の neighboring;→英和
nearby.→英和
〜の人々 neighbors.…の〜に near[close to]…;→英和
in <one's> neighborhood.〜迷惑 a nuisance to the neighbors.

きんじょ

きんじょ [1] 【近所】
(1)自分の家の近く。近いところ。「―に病院が建つ」
(2)近くにある家。「―づきあい」

きんじょう

きんじょう [0] 【近状・近情】
最近のようす。近況。

きんじょう

きんじょう [0] 【今上】
〔古くは「きんしょう」とも〕
現在,位についている天皇の呼び名。今上天皇。

きんじょう

きんじょう [0] 【金城】
(1)〔金でつくった城の意〕
守りの固い城。堅固な城。
(2)〔天主閣の屋上に黄金の鯱(シヤチホコ)があることから〕
名古屋城の別名。

きんじょう

きんじょう [0] 【錦上】
錦(ニシキ)など,美しいものの上。

きんじょう

きんじょう [0] 【謹上】
〔つつしんでさしあげる意〕
手紙のあて名の上などに書いて敬意を表す語。

きんじょう

きんじょう [0] 【金条】
(1)金筋(キンスジ)。
(2)金の延べ棒。

きんじょう

きんじょう [0] 【禁城】
天子のいる御殿。皇居。宮城。

きんじょう=に花を敷く

――に花を敷・く
「錦上に花を添える」に同じ。

きんじょう=に花を添える

――に花を添・える
美しいものの上に,さらに美しいものを加える。錦上に花を敷く。

きんじょうがき

きんじょうがき [0] 【謹上書き】
手紙で,先方のあて名として「謹上…殿」のように書いた,その方式のこと。

きんじょうがくいんだいがく

きんじょうがくいんだいがく キンジヤウガクヰン― 【金城学院大学】
私立大学の一。金城女学校を源とし,1949年(昭和24)設立。本部は名古屋市守山区。

きんじょうさいはい

きんじょうさいはい [0] 【謹上再拝】
(1)神を拝するときにいう語。「―,敬つて白(モウ)す神司/謡曲・蟻通」
(2)手紙の終わりに,相手への敬意を示して添える語。

きんじょうすい

きんじょうすい [3] 【金生水】
陰陽五行説による相性(アイシヨウ)の一種。金性と水性とは相性がよいとされること。

きんじょうてっぺき

きんじょうてっぺき [0] 【金城鉄壁】
〔徐積「和�倪復�」から〕
非常に守りの固い城。また,非常に守りの固いこと。「―の構え」

きんじょうてんのう

きんじょうてんのう [7] 【今上天皇】
現在,皇位についている天皇。

きんじょうとうち

きんじょうとうち [5] 【金城湯池】
〔「漢書(蒯通伝)」にある語句。金でできた城と熱湯をたたえた堀の意〕
(1)守りが堅固で容易に落城せぬ城。
(2)ある勢力が強く,他の勢力の容易に入り込めぬ地域。「保守党の―」

きんじょうへいか

きんじょうへいか [5] 【今上陛下】
当代の天皇陛下。

きんじょがっぺき

きんじょがっぺき [1] 【近所合壁】
近くの家々。壁一つを隔てた隣近所。「―に知れ渡る」

きんじょきんぺん

きんじょきんぺん [4] 【近所近辺】
近くの場所。

きんじょく

きんじょく [0][1] 【衾褥】
ふすまとしとね。夜具。

きんじょさわがせ

きんじょさわがせ [4] 【近所騒がせ】 (名・形動)
近所の人々に迷惑をかけるさま。また,その行為。

きんじょめいわく

きんじょめいわく [4] 【近所迷惑】 (名・形動)
近所の人にとって迷惑なさま。また,その行為。はた迷惑。「―な話だ」

きんじる

きんじる【禁じる】
(1) forbid <a person to do> ;→英和
prohibit <a person from doing> .→英和
(2) restrain;→英和
suppress <one's tears> (押える).→英和

きんじる

きん・じる [0][3] 【禁じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「禁ずる」の上一段化〕
「禁ずる」に同じ。「喫煙を―・じる」

きんじん

きんじん [0] 【金人】
(1)金(キン)で鋳造した人の像。
(2)〔金色をしているところから〕
仏身または仏像をいう。金神。

きんす

きん・す 【欽す】 (動サ変)
うやまう。「其天真の照々として見る可き者あるを―・す/泣かん乎笑はん乎(透谷)」

きんす

きんす [0][1] 【金子】
(1)金の貨幣。
(2)金銭・おかね・貨幣などの古めかしい言い方。「―十両」「―を恵む」

きんすじ

きんすじ [0] 【金筋】
(1)金色の筋。洋服の襟・袖・ズボン・帽子などに縫いつけて装飾としたもの。また,軍人・警官などの階級の表示などとする。
(2)刀の刃の鍛目(キタエメ)に添って,特に強い光を発する沸(ニエ)の長い曲線。

きんすなご

きんすなご [3] 【金砂子】
金箔(キンパク)を粉にしたもの。絵画・蒔絵(マキエ)などに用いる。

きんず

きん・ず 【禁ず】 (動サ変)
⇒きんずる

きんずる

きん・ずる [0][3] 【禁ずる】 (動サ変)[文]サ変 きん・ず
(1)人の行動をとどめる。禁止する。禁じる。「無断立ち入りを―・ずる」「山伏ヲ堅ウ―・ゼラルル/日葡」
(2)おしこめる。「重き罪を憎みて速に獄(ヒトヤ)に―・じつ/今昔 12」

きんせい

きんせい【均整[斉]】
balance;→英和
symmetry.→英和
〜のとれた symmetrical;well-balanced[-proportioned].

きんせい

きんせい【金星】
《天》Venus.→英和

きんせい

きんせい【禁制】
prohibition;→英和
a ban.→英和
〜の prohibited <goods> ;forbidden.→英和
‖禁制品 contraband[prohibited]goods.女人禁制 <be> closed to women; <掲示> No Women Admitted.

きんせい

きんせい [0] 【金声】
鐘や鉦(シヨウ)の音。金属製の楽器の音。

きんせい

きんせい [0] 【謹製】
つつしんで製造すること。食品の製造者などが用いる語。

きんせい

きんせい [0] 【禁制】 (名)スル
〔古くは「きんぜい」〕
(1)ある行為を禁止すること。また,その法規。「―をおかす」「女人―」
(2)和歌・俳諧などで,用いてはならない方式や言葉。

きんせい

きんせい [0] 【金製】
金で作ってあること。

きんせい

きんせい [0] 【金精】
(1)混じり気のない金。
(2)〔五行説で「金」を秋および西に配することから〕
秋の気。西の気。
(3)九月最初の寅(トラ)の日に採った甘菊(カンギク)。また,菊の異名。

きんせい

きんせい [0] 【金星】
〔(ラテン) Venus〕
太陽系の二番目の惑星。地球の軌道のすぐ内側にあり,内合のときは惑星の中では地球に最も近づき,そのときの距離はおよそ4千万キロメートル。質量は地球の〇・八一五倍。太陽からの距離は1億820万キロメートル。公転周期二二五日。直径は地球よりやや小さい。表面は白い雲で覆われて輝き,太陽・月に次いで三番目に明るい天体。表面温度は摂氏四〇〇〜五〇〇度,大気は主として二酸化炭素からなる。明け方東天に輝く場合を「明けの明星」「明星(アカボシ)」「かわたれ星」,夕方西空に輝く場合を「宵の明星」「夕星(ユウズツ)」などという。中国名,太白。

きんせい

きんせい [1] 【近世】
(1)現在に近い過去の世。近頃。
(2)歴史の時代区分の一。中世と近代の間の時期。
 (ア)日本史では,後期封建制の時期の安土桃山・江戸時代をいう。
 (イ)西洋史では近代と同義に用いられることもあったが,現在は特に一六世紀から一八世紀までの時期を近代と区別していう。
→近代

 (ウ)中国史では明末・清初以後,辛亥(シンガイ)革命までをいうのが普通。

きんせい

きんせい [0] 【均斉・均整】
つりあいがとれて整っていること。安定したつりあい。「―のとれた体つき」

きんせい

きんせい [0] 【均整】
両方の勢力がつりあっていること。

きんせい

きんせい【近世】
early modern ages.

きんせいきじんでん

きんせいきじんでん 【近世畸人伝】
伝記集。五巻。伴蒿蹊(バンコウケイ)著。1790年刊。江戸時代の特色ある人物百余人の伝記を集めたもの。「続近世畸人伝」(五巻)は三熊思孝編。

きんせいぎょくしん

きんせいぎょくしん [0] 【金声玉振】
〔「孟子(万章下)」より。「金」は鐘,「玉」は磬(ケイ)。昔,中国で合奏のとき,初めに鐘を鳴らし最後に磬を打ったことから〕
知徳の総合大成されたたとえ。特に,孔子の大成をたたえる語。

きんせいげんり

きんせいげんり [5] 【禁制原理】
⇒パウリの原理(ゲンリ)

きんせいご

きんせいご [0] 【近世語】
国語史の上で江戸時代の言語をいう。この時代の言語は,ふつう享保(1716-1736)あるいは宝暦(1751-1764)ごろを境として前期と後期に分けられる。前期は上方語(京坂語)中心,後期は江戸語中心の時期とされる。後期においても,上方語はなお全国に通用する言語であり,江戸語とともに二大言語圏を形づくっていたが,次第に江戸語の影響力が大きくなり,明治維新とともに,江戸語は東京語へと引きつがれていく。
→上方語
→江戸語

きんせいせき

きんせいせき [3] 【菫青石】
アルミニウム・マグネシウム・鉄を含むケイ酸塩鉱物。斜方晶系に属し,無色ないし淡青色でガラス光沢をもつ。変成岩やペグマタイト中に産する。人工的にも作られ,耐火材として用いる。

きんせいせん

きんせいせん [0] 【禁制線】
原子・分子などで,あるエネルギー状態間の遷移が禁止されていて,通常の条件では観測されないが,特殊な条件の下では遷移がおこって観測される弱いスペクトル線。

きんせいせんてつそうだん

きんせいせんてつそうだん 【近世先哲叢談】
伝記集。二冊。松村操著,阪谷朗廬校。1880年(明治13)刊。中井竹山など江戸後期の儒者二二名の伝記を収める。のち続編二巻を刊行。

きんせいたん

きんせいたん 【金聖嘆】
(1610頃-1661) 中国,明末・清初の文芸批評家。名は人瑞(ジンズイ),のちに喟(イ)。字(アザナ)は若采。聖嘆は号。文章は痛快無比,寸鉄人を刺し,意表外に出るのを常とする。「荘子」「楚辞」「史記」「水滸伝(スイコデン)」「西廂記」を五才子書と称して,それぞれに批評を試み,通俗文学を評価。反体制行動の主謀者の一人として,南京で刑死。

きんせいちょう

きんせいちょう [0] 【錦静鳥】
スズメ目カエデチョウ科の小鳥。全長12センチメートル内外。頭部は銀灰色,背面は灰褐色,くちばし・のど・腰・尾が黒い。オーストラリア東部の草原や疎林にすむ。飼い鳥にする。

きんせいにほんこくみんし

きんせいにほんこくみんし 【近世日本国民史】
歴史書。徳富蘇峰著。1918年(大正7)刊行開始。52年(昭和27)全一〇〇巻が完成。

きんせいひん

きんせいひん [0] 【禁制品】
法令によって,輸出・輸入あるいは売買・譲渡・貸借などを禁止されている物品。

きんせいふうぞくけんもんしゅう

きんせいふうぞくけんもんしゅう 【近世風俗見聞集】
叢書。国書刊行会編。1912(大正1)〜13年刊。江戸時代の風俗・逸話などを記した書物を集めたもの。

きんせいぶんがく

きんせいぶんがく [5] 【近世文学】
日本文学史において,安土桃山時代以後,徳川幕府治下の時代に行われた文学の総称。主として江戸時代の文学をいう。

きんせき

きんせき [0][1] 【金石】
(1)金属と石。金属器と石器。
(2)非常にかたいもの,永久に変わらないもののたとえ。
→金石の交(マジ)わり

きんせき=の交(マジ)わり

――の交(マジ)わり
金石のようにかたく,いつまでも変わらない交わり。あつい友情。金石の交(コウ)。

きんせきがいせん

きんせきがいせん [0] 【近赤外線】
(波長の長い赤外線を遠赤外線というのに対し)波長の短い赤外線。ふつう波長0.72〜2.5マイクロメートル。

きんせきがく

きんせきがく [4] 【金石学】
(1)金石文を対象とする学問。文献史学と考古学の境界分野にあたり,また言語学にとっても重要な意義をもつ。
(2)鉱物学の旧称。

きんせきぶん

きんせきぶん [4] 【金石文】
金属器や石碑,また墓碑・岩などに鋳刻または彫刻された文字や文章。

きんせきへいようじだい

きんせきへいようじだい [1][5] 【金石併用時代】
考古学上の時代区分の一。新石器時代の次,純銅によって利器その他の器具が作られた時代をさす。銅器時代。

きんせせつびしょうねんろく

きんせせつびしょうねんろく 【近世説美少年録】
読本。三輯一五冊。曲亭馬琴作。1829年〜32年刊。大内義隆を滅ぼした陶晴賢と毛利元就に擬せられた悪と善の二人の美少年の物語。続編は「新局玉石童子訓」(六輯三〇冊)として1845年から48年に刊行されたが未完。

きんせつ

きんせつ [0] 【緊切】 (名・形動)[文]ナリ
(1)ぴったりつく・こと(さま)。「明了に,―に,斬新に隙間なく論断して/罪と罰(魯庵)」
(2)さし迫って大切な・こと(さま)。

きんせつ

きんせつ【近接の】
neighboring <towns and villages> ,adjacent.〜している be[stand]close <to> .

きんせつ

きんせつ [0] 【近接】 (名)スル
(1)非常に近づくこと。接近。「火星が地球に―する」「―撮影」
(2)近くにあること。「―地」「阿善(アテネ)に―するの地位に在る/経国美談(竜渓)」

きんせつ

きんせつ [0] 【筋節】
(1)脊椎動物の神経胚の後期に,中胚葉から分化し形成される骨格筋の原基。
(2)横紋筋の筋原繊維を構成する繰り返しの単位。筋収縮の単位となる。

きんせつがく

きんせつがく [4] 【近接学】
〔proxemics〕
空間が個々人にとって,あるいは社会や共同体において,コミュニケーションの面でどういう意味をもつか研究する学問。コミュニケーション研究の一部門。

きんせつさよう

きんせつさよう [5] 【近接作用】
物体間にはたらく作用で,その間の媒質の状態の変化を通じて伝わると考えられる作用。マクスウェルの電磁理論によれば,クーロンの電気力なども電磁場を介してはたらく近接作用と考えられ,また万有引力もアインシュタインの一般相対性理論によれば,重力場を介してはたらく近接作用である。
⇔遠隔作用

きんせつしんかん

きんせつしんかん [5] 【近接信管】
砲弾の弾頭に電波装置をつけ,目標の至近距離に達すると炸裂する信管。

きんせん

きんせん [0] 【金仙】
〔仏〕 仏陀の別称。ほとけ。

きんせん

きんせん [0] 【欽羨】 (名)スル
〔「欽」は敬うの意〕
尊敬しつつうらやましく思うこと。「頻に日本人種の独り東洋に雄飛するを―せり/浮城物語(竜渓)」

きんせん

きんせん [0] 【金扇】
地紙に金箔(キンパク)をおいた扇。

きんせん

きんせん [0] 【京銭】
明代に南京付近で鋳造された私鋳銭。また,それを摸して日本で鋳造され,中世末期から近世初期にかけて,通用した劣悪な銅銭。悪銭として嫌われた。南京銭。

きんせん

きんせん [0] 【近浅】 (名・形動)[文]ナリ
卑近で浅い・こと(さま)。「意見―なれば議論も亦―なり/文明論之概略(諭吉)」

きんせん

きんせん【琴線に触れる】
touch a person's heartstrings (心の).

きんせん

きんせん [1] 【金銭】
(1)おかね。貨幣。ぜに。「―に淡白だ」「―上の問題」
(2)金で鋳造した銭。760年(天平宝字4)鋳造の開基勝宝が日本最初のものとされている。

きんせん

きんせん【金銭】
money;→英和
cash (現金).→英和
〜上の monetary;→英和
pecuniary;→英和
financial.→英和
‖金銭出納係 a cashier;a treasurer.金銭登録器 a cash register.金銭欲 money lust.

きんせん

きんせん [0] 【金線】
金色の線。金すじ。

きんせん

きんせん [0] 【琴線】
(1)琴に張ってある糸。
(2)外界の事物に触れてさまざまな思いを引き起こす心の動きを琴の糸にたとえた語。「心の―に触れる」

きんせんい

きんせんい [3] 【筋繊維】
筋肉ないし筋組織を構成する収縮性の繊維状細胞。平滑筋繊維と横紋筋繊維とがある。筋肉繊維。
→筋細胞

きんせんか

きんせんか【金盞花】
《植》a common marigold.

きんせんか

きんせんか [3] 【金盞花】
キク科の越年草。南ヨーロッパ原産。高さ約30センチメートル。葉は軟らかく肉が厚く,長いへら形で根生および茎に互生。春,枝頂に径4〜8センチメートルの黄赤色・黄色などの頭花をつける。切り花にされ,花壇にも植える。[季]春。

きんせんがえる

きんせんがえる [5] 【金線蛙】
トノサマガエルの別名。

きんせんさいけん

きんせんさいけん [5] 【金銭債権】
金銭の給付を目的とする債権。

きんせんさいけんしんたく

きんせんさいけんしんたく [9] 【金銭債権信託】
貸付金債権や生命保険請求権などの金銭債権を信託財産として受け入れる信託。

きんせんしょうけん

きんせんしょうけん [5] 【金銭証券】
金銭の支払いを受ける権利または権限を表した有価証券。手形・小切手・社債・国債証券などの類。

きんせんしんたく

きんせんしんたく [5] 【金銭信託】
信託期間の終了の際に,運用によって生じた利益とともに受益者に金銭を給付する信託形式。

きんせんすいとうちょう

きんせんすいとうちょう [1] 【金銭出納帳】
⇒金銭出納簿(キンセンスイトウボ)

きんせんすいとうぼ

きんせんすいとうぼ [7] 【金銭出納簿】
日々の金銭の収支を記入する帳簿。金銭出納帳。

きんせんずく

きんせんずく [0][6] 【金銭尽く】
精神的な面を無視して,何事も金だけですまそうとすること。かねずく。

きんせんとうろくき

きんせんとうろくき [8] 【金銭登録機・金銭登録器】
現金の取引状況を自動的に表示し,記録・計算および金銭の保管をする機械。レジスター。

きんせんばいしょう

きんせんばいしょう [5] 【金銭賠償】
損害を金銭価額に評価し,その金銭を支払う賠償方法。民法では金銭賠償を原則とする。

きんぜつ

きんぜつ [0] 【禁絶】 (名)スル
禁止してすっかりなくすこと。「一切謂れなき者は之を―し/明六雑誌 5」

きんぜん

きんぜん [0] 【欣然・忻然】 (ト|タル)[文]形動タリ
よろこぶさま。楽しげに事をするさま。「道長―として大笑す/誕生(潤一郎)」

きんそう

きんそう [0] 【巾箱】
(1)布で貼った小箱。
(2)「巾箱本」の略。

きんそう

きんそう [0] 【金瘡・金創】
(1)刃物による切り傷。刀傷。
(2)切り傷の治療法。外科術。[日葡]

きんそうがく

きんそうがく キンサウ― [3] 【金相学】
金属および合金の内部の組織と構造を究明し,金属の材料としての適否を明らかにする学問。金属組織学。

きんそうば

きんそうば [3] 【金相場】
(1)金の自由市場で成り立つ金の価格。
(2)特に,江戸時代の金貨対銀貨の交換比率。

きんそうばかいしょ

きんそうばかいしょ 【金相場会所】
江戸時代,金・銀・銭の相場を建てるために大坂に設けられた立会所。

きんそうぼん

きんそうぼん [0] 【巾箱本】
細字で書いてある小形の唐本(トウホン)。袖珍本(シユウチンボン)。

きんそうん

きんそうん 【金素雲】
⇒キム=ソウン

きんそく

きんそく [0] 【緊束】 (名)スル
(1)きつくたばねること。「圧窄―して/明六雑誌 21」
(2)きびしく制限すること。

きんそく

きんそく [0] 【禁則】
禁止する事柄を定めた規則。

きんそく

きんそく【禁足】
confinement.→英和
〜を命じる confine <a person> to his home.

きんそく

きんそく [0] 【禁足】 (名)スル
(1)一定の場所から自由に外出することを禁ずること。足止めすること。「―令」
(2)罰として外出を禁ずること。また,その罰。

きんそくしょり

きんそくしょり [5] 【禁則処理】
コンピューター組版やワード-プロセッサーの文字表示などで,行頭に句読点や括弧の受けなどを置かない,というような一定の禁則によって,文字を適切な位置に移動し,生じた空きを調整すること。あらかじめプログラムの中に禁則内容が組まれ,自動的に処理が行われる。

きんそしき

きんそしき [3] 【筋組織】
収縮性を有する筋繊維からなる組織。骨格筋組織・平滑筋組織・心筋組織に分類される。筋肉組織。

きんそん

きんそん [0] 【近村】
近くの村。近郷(キンゴウ)。

きんぞう

きんぞう [0] 【金蔵】
「かねぐら(金蔵){(1)}」に同じ。特に江戸時代,幕府の御用金を納める蔵。御金蔵。

きんぞく

きんぞく [1] 【金属】
単体のうち,金属光沢をもち,熱や電気をよく導き,展性や延性に富む物質。比重が約四以下のものを軽金属,四以上のものを重金属という。金・銀・白金族元素,あるいはこれらにイオン化傾向が水素より小さい銅・水銀なども加えて貴金属といい,イオン化傾向が大きい金属を卑金属という。さまざまな異種金属間の固溶体や金属間化合物を合金といい,広義にはこれも金属に含める。金類。
→非金属

きんぞく

きんぞく【勤続】
continuous service.〜する serve <in a firm for thirty continuous years> .→英和
‖勤続者(手当) a long-service man (allowance).勤続年数 the length of one's service.

きんぞく

きんぞく [0] 【勤続】 (名)スル
同じ勤務先に連続してつとめること。「―二〇年」「永年―した人を表彰する」

きんぞく

きんぞく【金属】
a metal.→英和
〜性の metallic <voice> .→英和
‖金属工業 the metalworking industry.金属探知器 a metal detector.金属疲労 metal fatigue.

きんぞくあつりょくけい

きんぞくあつりょくけい [0] 【金属圧力計】
金属の弾性力を使って測る圧力計。金属管の屈曲を利用したブルドン管圧力計や,薄板のたわみを利用したアネロイド気圧計などがある。

きんぞくおん

きんぞくおん [4] 【金属音】
金属を硬いものでたたいたりこすったりしたときに出る甲高い音。「ジェット機が―を残して飛び去る」

きんぞくおんどけい

きんぞくおんどけい [0] 【金属温度計】
熱膨張率の異なる二種の金属板を貼り合わせたもの(バイメタル)の曲がり方の変化で温度変化をみる温度計。バイメタル温度計。

きんぞくかんかごうぶつ

きんぞくかんかごうぶつ [8] 【金属間化合物】
二種類以上の金属元素どうし,または金属元素と非金属元素が結合してできた化合物。合金の一種とみなせるが,一般の合金には見られない特性をもつものがあり,半導体・超電導材料・永久磁石・耐熱合金などに用いる。

きんぞくきあつけい

きんぞくきあつけい [0] 【金属気圧計】
気圧計の感部に金属性の円盤型空盒(クウゴウ)を用いた気圧計。アネロイド気圧計はこの一種。

きんぞくきじだい

きんぞくきじだい [6] 【金属器時代】
人類が主要な利器に金属を用いるようになった時代。青銅器時代と鉄器時代に分けられる。

きんぞくけつごう

きんぞくけつごう [5] 【金属結合】
金属原子を結びつけて金属結晶を形成する化学結合。各原子から出された自由電子の海の中に原子の陽イオンが浮かんでいるような状態で生ずる結合。自由電子の存在と結合の無方向性が特徴で,これにより高い電気伝導性,展性・延性などの金属の諸性質が説明される。
→イオン結合
→共有結合

きんぞくげんそ

きんぞくげんそ [5] 【金属元素】
単体として金属をつくる元素の総称。その性質によりアルカリ金属・アルカリ土金属・鉄族・銅族・白金族などに,また大きく遷移元素金属と典型元素金属などに分類される。

きんぞくこうたく

きんぞくこうたく [5] 【金属光沢】
磨いた金属の表面に表れる特有のつや。

きんぞくこうぶつ

きんぞくこうぶつ [5] 【金属鉱物】
重金属を主成分とする鉱物の総称。多くの場合,それらの元素の鉱石鉱物となる。

きんぞくしゅぎ

きんぞくしゅぎ [5] 【金属主義】
貨幣の実体を金属に求める学説。貨幣の価値は素材である金属そのものの価値だとする。
⇔名目主義

きんぞくせい

きんぞくせい [0] 【金属性】
金属に特有の性質。金属に似た性質。

きんぞくせっけん

きんぞくせっけん [5] 【金属石鹸】
高級脂肪酸やナフテン酸のカルシウム・マグネシウム・アルミニウムなどアルカリ金属以外の金属の塩。石鹸溶液に金属塩を加えて作る。水に不溶で,潤滑剤・乾燥剤・顔料・防水剤,プラスチックの安定剤,殺菌剤など用途は広い。

きんぞくせん

きんぞくせん [0] 【金属線】
金属を線状にしたもの。ピアノ線,針金など。

きんぞくひろう

きんぞくひろう [5] 【金属疲労】
金属の疲れ。金属材料が荷重を繰り返し受けて微小な亀裂を生じ,それが伝播して破壊にいたる現象。

きんぞくイオン

きんぞくイオン [5] 【金属―】
金属の原子から生じるイオン。すべて陽イオンである。典型元素の金属のイオンは水溶液中で無色であるが,遷移元素の場合は呈色するものが多い。

きんぞくバット

きんぞくバット [5] 【金属―】
アルミ合金を主素材として作られた野球バット。

きんたい

きんたい [0] 【勤怠】
「勤惰(キンダ)」に同じ。

きんたい

きんたい [0] 【襟帯・衿帯】
(1)えりとおび。
(2)〔山を襟(エリ),川を帯(オビ)にたとえて〕
山や川が敵を防ぐのに便利なようになっている所。「山河―」

きんたい

きんたい [0] 【近体】
(1)最近の形体。
(2)中国の古典詩で,古体より遅れて唐代初期に完成した詩体。平仄の組み合わせに厳しい制約があって均衡のとれた韻律が特徴的。一首の句数によって,四句を絶句,八句を律詩,一二句以上を排律もしくは長律と称する。また,五言のほか,絶句・律詩には六言・七言もある。近体詩。今体。
⇔古体

きんたい

きんたい [0] 【金胎】
漆器の金属製の素地。中国宋代の堆朱(ツイシユ)など彫漆器の素地に多い。

きんたい

きんたい [0] 【今体】
(1)現在行われている形式や体裁。
(2)「近体(キンタイ){(2)}」に同じ。

きんたいえん

きんたいえん 【錦袋円】
江戸時代,江戸下谷の勧学屋で売った丸薬。毒消しと気付けの薬。

きんたいきょう

きんたいきょう 【錦帯橋】
山口県岩国市,錦川にかかる橋。四基の橋台に五つのアーチを連ねる木造橋。全長193メートル,幅5メートル。最初の架橋は1673年。きんたいばし。そろばん橋。

きんたいしゅつ

きんたいしゅつ [3] 【禁帯出】
備品である書籍・用具類の持ち出しを禁ずること。また,その表示。帯出禁止。

きんたま

きんたま【睾丸】
the testicles; <俗> the balls.

きんたま

きんたま [3][0] 【金玉】
(1)金の玉。
(2)睾丸(コウガン)の俗称。陰嚢(インノウ)。きん。

きんたま=が上がったり下がったりする

――が上がったり下がったりする
ひどく恐れて落ち着かない。びくびくする。

きんたま=が縮(チヂ)み上がる

――が縮(チヂ)み上がる
恐怖でふるえあがる。

きんたまひばち

きんたまひばち [5] 【金玉火鉢】
〔「金玉{(2)}」を火鉢であぶる意〕
火鉢にまたがるようにして暖まること。また,その恰好をするのに適当な小型の火鉢。股(マタ)火鉢。

きんたろう

きんたろう キンタラウ 【金太郎】
(1)伝説上の怪童。相模(サガミ)の足柄(アシガラ)山の山中で山姥(ヤマウバ)を母とし,熊などの動物を友として育ち,強力(ゴウリキ)の者となる。のち源頼光に見いだされ,坂田公時(または金時)の名を与えられたという。歌舞伎・浄瑠璃では怪童丸という。
(2) [0]
{(1)}をかたどった人形。童髪で太って顔は紅潮し,腹掛けをして鉞(マサカリ)を担いでいる。
(3) [0]
子供用の菱(ヒシ)形の腹掛け。

きんたろうあめ

きんたろうあめ キンタラウ― [4] 【金太郎飴】
どこで切っても,切り口に金太郎の顔が現れるように作られた棒状の飴。

きんたろういわし

きんたろういわし キンタラウ― [6] 【金太郎鰯】
京都府与謝郡の近海でとれるマイワシの俗称。

きんたん

きんたん [1][0] 【金丹】
昔,仙人・道士などが金石を砕き,練って作ったという不老不死の霊薬。転じて,妙薬の意。

きんたん

きんたん [0] 【釁端】
〔「釁」はすきまの意〕
争いのはじめ。「仏国と朝鮮と―を開きしも/西洋聞見録(文夫)」

きんだ

きんだ [1] 【勤惰】
勤勉と怠惰。また,出勤と欠勤。勤怠(キンタイ)。

きんだい

きんだい【近代】
modern ages[times].〜的な modern;→英和
modernistic.〜化 modernization.〜化する modernize.→英和
‖近代劇 a modern play;the modern theater (総称).近代五種競技 the modern pentathlon.近代人 modern people;a modern.

きんだい

きんだい [0] 【禁内】
宮中。禁中。

きんだい

きんだい [0] 【金台】
(1)細工物で地金に金を使っていること。また,そのもの。「―の指輪」
(2)黄金で飾った高楼。

きんだい

きんだい [1] 【近代】
(1)近頃の世。この頃。現代。「―都市」「―建築」「―性」
(2)歴史の時代区分の一。西洋史では,ルネサンス,大航海,宗教改革以降の時代,特に市民社会と資本主義を特徴とする時代をいう。日本史では一般に,明治維新から太平洋戦争終了までの時期をさし,それ以降を現代というが,1917年のロシア革命以後を現代,それ以前を近代とする考え方もある。

きんだいおんがく

きんだいおんがく [5] 【近代音楽】
ロマン派以後1890年頃から第一次大戦終了までの期間の,印象派や新古典主義などの音楽を漠然とさす総称。広義の現代音楽には,この期間を含めることがある。

きんだいか

きんだいか [0] 【近代化】 (名)スル
社会的諸関係や人間の価値観・行動が,封建的な因習・様式などを脱して合理的・科学的・民主的になること。「―された工場」

きんだいかがく

きんだいかがく [5] 【近代科学】
ギリシャ的・中世的な自然学を継承しつつ,これを克服して成立したヨーロッパ近代の自然科学の諸体系の総称。非擬人的自然・物質観に基づき,これに数学的・定量的な方法や仮説・演繹・実験によって接近するなどの特徴がある。中国・アラビアなどヨーロッパ以外の伝統科学に対してもいう。一六世紀半ばに始まり,分野によっては一九世紀に至って成立する。

きんだいかぞく

きんだいかぞく [5] 【近代家族】
前近代の家父長的家族に対し,成員それぞれの人格の尊重,愛情と信頼関係によって成立していると考えられる家族。子供の養育が重要な責務となる。

きんだいくみきょく

きんだいくみきょく [6] 【近代組曲】
一九世紀以後に発展した組曲。劇の付随音楽やバレエ曲などを演奏会用に編曲した管弦楽曲やピアノ曲。ビゼーの「アルルの女」,チャイコフスキーの「くるみ割り人形」など。

きんだいけいざいがく

きんだいけいざいがく [7] 【近代経済学】
1870年代以降に限界効用理論に基づいて打ちたてられた経済学の体系の一。日本ではマルクス経済学に対して用いられる用語。オーストリア学派に始まり,ローザンヌ学派・ケンブリッジ学派・北欧学派・ケインズ学派などを総称する。

きんだいけんちく

きんだいけんちく [5] 【近代建築】
近代に建てられた建築の総称。産業革命以後の新しい建築技術・材料・建築運動などを背景とした新しい建築をいう。狭義には1920年代を中心とする建築形式をさす。

きんだいげき

きんだいげき [3] 【近代劇】
一九世紀後半ヨーロッパにおこった演劇革新運動。近代市民の思想に基づいた個人主義や自然な写実性尊重の立場で,社会問題や人生問題をテーマとする。イプセン「人形の家」などはその代表的作品。日本では坪内逍遥(シヨウヨウ)・島村抱月の文芸協会や小山内薫(オサナイカオル)・二世市川左団次らの自由劇場が,イプセン・ストリンドベリ・ハウプトマン・チェーホフの作品を上演,日本の演劇に近代写実主義と社会問題を扱った翻訳劇という新分野をもたらし日本新劇運動の先駆をなした。

きんだいこっか

きんだいこっか [5] 【近代国家】
中世封建国家や近世の絶対主義国家の崩壊後に成立した国家。国民の代表機関である議会制度,統一的に組織された行政制度,合理的法体系に基づく司法制度,国民的基盤に立つ常備軍制度などが整備され,中央集権的統治機構をもつ国家。

きんだいご

きんだいご [0] 【近代語】
(1)日本語の歴史を大きく二分した場合,古代語に対して,中世以降の国語をいう。
(2)昭和以降の現代語に対し,明治期あるいは明治・大正期の言語を近代語ということもある。さらに幕末期を含めていうこともある。

きんだいごしゅきょうぎ

きんだいごしゅきょうぎ [7] 【近代五種競技】
一人の競技者が馬術・フェンシング(エペ)・射撃(ピストル)・水泳(自由形300メートル)・断郊(クロスカントリー4000メートル)の五種目を行い,その総合得点で順位を争う競技。オリンピック競技種目の一。

きんだいさんぎょう

きんだいさんぎょう [5] 【近代産業】
産業革命以後におこった産業。近代的な機械を用いた工場での分業体制が特色。

きんだいし

きんだいし [3] 【近代詩】
伝統的な和歌・俳諧・漢詩などを排し,自由な形式と平易な言葉で,新しい思想・感情を表した詩。欧米の詩型と詩法に影響されて,明治中期新体詩として成立。島崎藤村の「若菜集」に始まり,象徴詩運動を経て萩原朔太郎の「月に吠える」で口語自由詩として完成した。

きんだいしそう

きんだいしそう 【近代思想】
1912年(大正1)大杉栄によって創刊された社会主義文芸雑誌。月刊。

きんだいしゃかい

きんだいしゃかい [5] 【近代社会】
普通,市民革命および産業革命による封建的・共同体的社会の崩壊に伴って現れてきた社会をさす。経済的には資本主義,政治的には民主主義,思想的には個人主義を基調にした,自由な諸個人が形成する開放的社会とされる。資本主義社会。市民社会。

きんだいしゅうか

きんだいしゅうか 【近代秀歌】
歌論書。一巻。藤原定家著。1209年成立。新古今歌風に対する評価と反省および和歌詠出の技術論,秀歌例などを記す。初学者である源実朝のために書かれ,中世歌人に重んじられた。

きんだいしゅぎ

きんだいしゅぎ [5] 【近代主義】
(1)日本の近代化に関して,近代市民社会の原理を制度上のみならず人間変革をも含めて確立しようとする主張。
(2)一九世紀末から二〇世紀初頭にかけて,カトリック教会内部で起きた近代化の思想・運動。ネオ-トミスムに対立,近代科学の成果を取り入れ,聖書の歴史的批評的解釈を試みた。教皇ピウス一〇世に禁圧された。
(3)芸術に関しては,モダニズム{(2)(3)}に同じ。

きんだいじん

きんだいじん [3] 【近代人】
近代の特徴である個人主義的・合理的・科学的傾向を身につけている人。近代的な人。

きんだいち

きんだいち 【金田一】
姓氏の一。

きんだいちきょうすけ

きんだいちきょうすけ 【金田一京助】
(1882-1971) 言語学者・国語学者。岩手県生まれ。東大・国学院大教授。アイヌ語の実地探査を行い,アイヌ語・アイヌ文学の研究に専心した。著「アイヌ叙事詩ユーカラの研究」「国語音韻論」ほか,編「辞海」など。

きんだいちゅう

きんだいちゅう 【金大中】
⇒キム=デジュン

きんだいてき

きんだいてき [0] 【近代的】 (形動)
近代の特質を備えていて,いかにも新しい感じを与えるさま。封建的思想から解放され,合理的で自由な考え方をし,人間性・個性を尊重し,また能率的・機械化された状態などをいう。「―なものの考え方」「―な設備」

きんだいとし

きんだいとし [5] 【近代都市】
近代になって発達し,近代社会特有の構造や機能をもった都市。

きんだいのちょうこく

きんだいのちょうこく [1] 【近代の超克】
1942年(昭和17)に雑誌「文学界」に収録された同名の座談会で論じられた中心テーマ。日本の近代化に伴う思想的問題が「文学界」同人,京都学派,日本浪漫派を代表する論客たちにより提示された。

きんだいぶんがく

きんだいぶんがく 【近代文学】
文芸雑誌。1946年(昭和21)創刊,64年廃刊。本多秋五・平野謙・山室静・埴谷雄高・荒正人・佐々木基一・小田切秀雄を同人に創刊。政治に対する文学の自律性と人間の主体性を強調,戦後の批評界を主導した。

きんだいぶんがく

きんだいぶんがく [5] 【近代文学】
(1)近代社会の文学。世界文学の上で,広義ではルネサンス以後,狭義では一九世紀以後の近代精神・人間中心主義に基づく文学。日本では普通,明治20年代以後の,自我の確立と人間性の尊重をめざした文学をいう。
(2)雑誌名(別項参照)。

きんだか

きんだか [0][1] 【金高】
金銭の額。金額。かねだか。

きんだく

きんだく [0] 【金諾】
〔史記(季布伝)「得�黄金百斤�,不�如�得�季布一諾�」から〕
決して違えることのない確実な承諾。一諾千金。

きんだく

きんだく [0] 【欣諾】 (名)スル
よろこんで承諾すること。

きんだち

きんだち [1] 【公達・君達】
〔「きみたち」の転〕
(1)親王・摂家・清華(セイガ)など上流貴族の子弟。
(2)(代名詞的に用いて)あなた方。あなたさま。「―御かへりみありて,これ交らひつけさせ給へ/落窪 2」

きんだちけ

きんだちけ 【公達家】
清華家(セイガケ)の異名。

きんだちずりょう

きんだちずりょう 【公達受領】
親王・摂家・清華(セイガ)などの子弟でありながら地方官(受領)になったもの。

きんだみ

きんだみ [0] 【金彩】
金泥(キンデイ)または金箔(キンパク)でいろどること。また,そうしたもの。

きんだみじ

きんだみじ [4] 【金彩地】
「金粉蒔地(キンプンマキジ)」に同じ。

きんだん

きんだん [0] 【金談】
金銭の貸借についての相談。

きんだん

きんだん [0] 【禁断】 (名)スル
ある行為をすることを禁じ止めること。厳重に禁止すること。「殺生―」

きんだん

きんだん【禁断】
prohibition.→英和
禁断の木の実 the forbidden fruit.‖禁断症状 an abstinence syndrome.

きんだん=の木(コ)の実(ミ)

――の木(コ)の実(ミ)
(1)旧約聖書創世記に記されるエデンの園にある知恵の木の実。アダムとイブが蛇に誘惑されて,神の禁止を破ってこの実を食べ,楽園から追放されたという。
(2)かたく禁じられてはいるが,つい禁を破ってしまうような誘惑的な快楽。

きんだんしょうじょう

きんだんしょうじょう 【禁断症状】
〔医〕 アルコール・麻薬・覚醒剤・シンナーなどを常用し,慢性中毒状態となった者が,その摂取の中断によって起こす精神的・身体的症状。

きんち

きんち [1] 【錦地】
〔風光明媚(メイビ)な美しい地の意〕
手紙などで,相手を敬ってその居住地をいう語。御地(オンチ)。貴地。

きんちさん

きんちさん [3] 【禁治産】
自分の財産を管理・処分することを禁じられること。心神喪失が通常の状態である者を保護するため,法律上,自分で財産を管理する能力がないものとして,これに後見人をつける制度。本人・配偶者・四親等以内の親族・後見人・保佐人または検察官の請求によって家庭裁判所が宣告する。

きんちさん

きんちさん【禁治産】
《法》incompetency.→英和
〜の宣告を受ける be declared incompetent.‖禁治産者 an interdict.

きんちさんしゃ

きんちさんしゃ [4] 【禁治産者】
家庭裁判所から禁治産の宣告を受けた者。後見人が財産上の行為について代理権をもつ。

きんちつなみ

きんちつなみ [4] 【近地津波】
日本の沿岸から600キロメートル以内に発生した地震による津波。

きんちてん

きんちてん【近地点】
the perigee.→英和

きんちてん

きんちてん [3] 【近地点】
月や人工衛星が,その軌道上で最も地球の重心に近づく位置。
⇔遠地点

きんちゃ

きんちゃ [1][0] 【金茶】
(1)色の名。黄の強い,明るい茶色。金色がかった茶色。金茶色。
(2)(江戸時代の遊里などで)客。「わかだんなかぶの―といはれたけだ者が/安愚楽鍋(魯文)」
〔「巾着」の略とも「金車」の転ともいう〕

きんちゃいろ

きんちゃいろ [0] 【金茶色】
⇒金茶(キンチヤ)(1)

きんちゃく

きんちゃく【巾着】
a money pouch;a purse.→英和

きんちゃく

きんちゃく [3][4] 【巾着】
(1)布・革などで作った袋で,中に小物類を入れ,口を緒でくくるようにしたもの。古くは金銭・守り札・印形などを入れて腰に下げた。
(2)江戸時代の私娼の一。「舞子白人さては―などというて/浮世草子・立身大福帳」
巾着(1)[図]

きんちゃく

きんちゃく【近着の】
recently received;just[newly]arrived.

きんちゃく

きんちゃく [0] 【近着】
最近到着したこと。「―の洋書」

きんちゃくあみ

きんちゃくあみ [4] 【巾着網】
巻き網の一。網の裾に金環をつけ,それに綱を通し,網で魚を囲んだあと,この綱を引き締めて獲るもの。引き締めた形が巾着に似ることからいう。主にイワシ・サバなどの回遊魚に用いる。
巾着網[図]

きんちゃくきり

きんちゃくきり [4][3] 【巾着切り】
〔巾着を切って金銭を盗んだところから〕
掏摸(スリ)。

きんちゃくそう

きんちゃくそう [0] 【巾着草】
⇒カルセオラリア

きんちゃくだい

きんちゃくだい [4] 【巾着鯛】
(1)スズキ目キンチャクダイ科の海魚の総称。日本近海にはアデヤッコ・レンテンヤッコ・サザナミヤッコなど約三〇種がいる。
(2){(1)}の一種。全長約25センチメートル。体は著しく側扁し,楕円形に近い。体色は黄褐色で,五〜一〇本の暗青色の縦縞(ジマ)がある。本州中部以南の近海に分布。
巾着鯛(2)[図]

きんちゃくむすび

きんちゃくむすび [5] 【巾着結び】
子供の下げ巾着につけたひもの結び方。

きんちゅう

きんちゅう [1] 【禁中】
〔禁闕(キンケツ)の中の意〕
皇居。宮中。

きんちゅうならびにくげしょはっと

きんちゅうならびにくげしょはっと 【禁中並公家諸法度】
江戸幕府の対朝廷・公家規制政策の基本法令。全一七条。金地院(コンチイン)崇伝の起草。1615年発令。以後幕末まで改訂されなかった。公家諸法度。公家法度。

きんちゅうまきじ

きんちゅうまきじ [5] 【金中蒔地】
蒔絵などで,装飾として地に金粉を薄くまいたもの。

きんちょ

きんちょ [1] 【近著】
最近の著作。近作。

きんちょう

きんちょう【謹聴する】
listen to <a person> with attention[attentively].

きんちょう

きんちょう [0] 【金打】 (名)スル
江戸時代,約束をたがえぬという誓いに,武士ならば刀の刃や鍔(ツバ),僧侶ならば鉦(カネ),女子ならば鏡など,金属同士を互いに打ち合わせてその証としたこと。かねうち。「指添(サシゾエ)抜き片手に刀抜出してうてうてうと―し/浄瑠璃・忠臣蔵」

きんちょう

きんちょう [0] 【緊張】 (名)スル
(1)気分が張りつめて,ゆるみのないこと。気を張り,からだをかたくすること。「初めての講演で―する」
(2)争いや騒ぎなどの起こりそうなただならぬようす。「両国間の―が高まる」
(3)〔生理〕 筋肉の収縮が持続している状態。強直と異なり疲労が少ない。トーヌス。
(4)〔心〕
 (ア)ある行動へ移ろうと準備するとき,またはこれから起ころうとする現象への対処などの際にみられる心的状態。
 (イ)要求・意図が生じて心の均衡が破られた状態。それらの充足により解消する。

きんちょう

きんちょう [0] 【謹聴】 (名)スル
(1)つつしんで聞くこと。また,聞くことをへりくだっていう語。拝聴。「演説を―する」
(2)演説会などで静かに聞くことを促す語。「―,―」

きんちょう

きんちょう [0] 【禽鳥】
鳥。鳥類。

きんちょう

きんちょう [0] 【禁鳥】
法律で,捕獲が禁じられている鳥。保護鳥。トキ・ライチョウ・ハクチョウなどの類。

きんちょう

きんちょう [0] 【金帳】
黄金で飾った美しいとばり。

きんちょう

きんちょう【緊張】
tension;→英和
a strain;→英和
seriousness (まじめ).→英和
〜する be[become]tense;→英和
be strained.→英和
〜した tense;strained.‖緊張緩和[国際間の]détente.

きんちょう

きんちょう [0] 【錦帳】
錦(ニシキ)で織ったとばり。

きんちょうおん

きんちょうおん [3] 【緊張音】
唇・舌・咽頭・喉頭などの音声器官が相対的に緊張して発せられる言語音。英語の長母音 [iː] は,短母音 [�] に対して,また無声子音の [t] は,有声子音の [d] に対して,それぞれ緊張音であるといえる。
→弛緩音(シカンオン)

きんちょうかんこく

きんちょうかんこく キンチヤウ― 【金帳汗国】
⇒キプチャク汗国(カンコク)

きんちょうかんわ

きんちょうかんわ [5] 【緊張緩和】
⇒デタント

きんちょうびょう

きんちょうびょう [0] 【緊張病】
精神分裂病の一亜型。硬直した姿勢や表情からこの名があり,興奮と昏迷を特徴とする。

きんちょく

きんちょく [0] 【謹飭・謹勅】 (名・形動)[文]ナリ
つつしみ深い・こと(さま)。「平常の―なる有様を以て/経国美談(竜渓)」

きんちょく

きんちょく [0] 【謹直】 (名・形動)[文]ナリ
つつしみ深く,正直でまじめな・こと(さま)。「―な人」「極めて―に働く/鉄仮面(涙香)」
[派生] ――さ(名)

きんつば

きんつば [0] 【金鍔】
(1)金あるいは金色の金属で作った,刀の鍔。また,金で飾った鍔。
(2)「金鍔焼き」の略。

きんつばやき

きんつばやき [0] 【金鍔焼(き)】
和菓子の一。水でこねた小麦粉で餡(アン)を包み,鉄板の上で鍔の形や長方形に焼いたもの。銀鍔よりよいという意味からいう。きんつば。

きんづかい

きんづかい 【金遣ひ】
江戸時代,商取引・貢租などに,金の量目(両・分・朱)をもって取引したこと。江戸を中心とする経済圏で行われた。
→銀遣い

きんづくり

きんづくり [3] 【金作り】
金または金色の金属で飾り作ったもの。こがねづくり。

きんて

きんて [0] 【禁手】
禁じ手。

きんてい

きんてい【謹呈】
with the compliments of the author.→英和

きんてい

きんてい [0] 【謹呈】 (名)スル
つつしんで物を差し上げること。物を贈るときなどに用いる語。

きんてい

きんてい [0] 【禁廷・禁庭】
宮中。禁裏。禁中。

きんてい

きんてい [0] 【欽定】
君主の命令による選定。

きんてい

きんてい【欽定の】
authorized.‖欽定憲法 a constitution granted by the Emperor.欽定訳聖書 the Authorized Version <A.V.> .

きんてい

きんてい [0] 【緊締】 (名)スル
荷物などをしっかりと締めつけること。「―具」

きんていけんぽう

きんていけんぽう [5] 【欽定憲法】
君主により制定された憲法。大日本帝国憲法(旧憲法)などがこれにあたる。

きんていさま

きんていさま [6][5] 【禁廷様】
天皇を敬っていう語。禁裏様。

きんていしそう

きんていしそう [5] 【欽定詩宗】
「桂冠詩人(ケイカンシジン)」に同じ。

きんていやくせいしょ

きんていやくせいしょ [7] 【欽定訳聖書】
〔Authorized Version〕
ジェームズ一世王の命により1611年発行された公認英語訳聖書。イギリスの近代散文の発展に大きな影響を与えた。

きんてき

きんてき【金的を射とめる】
hit the bull's-eye;make a brilliant success.

きんてき

きんてき [0] 【金的】
(1)射的の的(マト)で,金色のごく小さいもの。
(2)目標とするものの中で最も目ぼしいもの。

きんてき=を=射落(イオ)とす

――を=射落(イオ)と・す(=射止(イト)・める)
大勢のあこがれの的(マト)であるものを自分のものにする。

きんてつ

きんてつ [0][1] 【金鉄】
(1)金と鉄。金属。
(2)非常に堅固なことのたとえ。「―の守り」

きんてつ

きんてつ 【近鉄】
⇒近畿日本鉄道(キンキニツポンテツドウ)

きんてん

きんてん [0] 【鈞天】
天の中央。転じて,上帝の住む所。

きんてん

きんてん [0] 【禁転】
手形や小切手の譲渡を禁ずること。

きんてん

きんてん [1] 【近点】
(1)目ではっきり見ることのできる最も近い点。この際,目の水晶体の調節力は極度に発揮される。正常な目では約10センチメートル。
(2)中心天体に対して,それをめぐる天体が公転軌道上で最も近づく点。近日点・近地点など。
⇔遠点

きんてん

きんてん [0] 【均霑・均沾】 (名)スル
等しく利益にうるおうこと。「快楽は家人の―する所にして/福翁百話(諭吉)」

きんてんかん

きんてんかん 【欽天監】
中国の明・清代,天体の観測,暦の制定,時の測定をつかさどった役所。

きんてんげつ

きんてんげつ [3] 【近点月】
月が近地点を通って再び近地点に戻るまでの時間の平均値。二七・五五四五五〇日(紀元2000年の値)。

きんてんさい

きんてんさい【禁転載】
Copyright[All rights]reserved.

きんてんさい

きんてんさい [1][0] 【禁転載】
文章や写真を断りなく転載することを禁ずること。書籍の奥付に用いられる語。

きんてんてがた

きんてんてがた [5] 【禁転手形】
振出人または裏書人によって裏書譲渡を禁じられた手形。
→裏書禁止

きんてんねん

きんてんねん [3] 【近点年】
地球が近日点を通って再び近日点に戻るまでの時間の平均値。三六五日六時間一三分五三秒(紀元2000年の値)。

きんてんりかく

きんてんりかく [5] 【近点離角】
惑星または彗星(スイセイ)の軌道運動において,太陽の周りの回転角を,近日点から天体の運動方向に測ったもの。真近点離角・離心近点離角・平均近点離角の三種類がある。近点角。

きんでい

きんでい【金泥】
gold paint.

きんでい

きんでい [0] 【金泥】
「こんでい(金泥)」に同じ。

きんでん

きんでん [0] 【金殿】
金で飾った御殿。非常に美しい御殿。

きんでんぎょくろう

きんでんぎょくろう [0] 【金殿玉楼】
大変に立派で,美しい建物。

きんでんけい

きんでんけい [0] 【筋電計】
筋肉活動に伴う電位の変化を測定・記録する装置。

きんでんず

きんでんず【筋電図】
an electromyogram.

きんでんず

きんでんず [3] 【筋電図】
筋肉活動に伴う電位の変化を記録したグラフ。筋電計を用い,皮膚の表面に電極をはりつけて測定する方法と,随意筋に細い電極を直接刺して測定する方法とがある。EMG 。

きんでんせい

きんでんせい [0] 【均田制】
国家が土地を所有し,人民に分与して耕作させた中国古代の土地制度。貴族・豪族による土地の私有化を抑制して,国家の租税収入を確保することを目的とした。五世紀後半北魏(ホクギ)に始まり,唐代半ば(八世紀)まで行われた。唐では,口分田(クブンデン)・永業田を支給し,その代償として租・庸・調や兵役を課した。日本の班田収授法はこれにならったもの。均田法。

きんと

きんと 【忻都】
元の武将。文永・弘安の役に日本に遠征してきたが,暴風にあって退却。生没年未詳。

きんと

きんと [1] 【筋斗】
とんぼ返りをすること。

きんと

きんと [1] 【金途】
金銭の調達。金のくめん。金策。

きんとう

きんとう [0] 【近東】
〔Near East〕
ヨーロッパから見た名称で,ヨーロッパに比較的近い東洋諸国の総称。エジプト・イラク・トルコ・シリア・イスラエルなどの国々をさす。かつてはオスマン帝国領のバルカン半島をも含めた。
→中東
→極東

きんとう

きんとう [0] 【均等】 (名・形動)[文]ナリ
二つ以上のものの間に,差が全くなく等しい・こと(さま)。平等。「全員に―に割り当てる」「機会―」

きんとう

きんとう 【金当】
〔「当金」を逆にした語〕
代金の支払い,借金の返済などを即座に現金で済ませること。また,几帳面で義理堅いことをいう語。「あい是は御―でござりやす/洒落本・道中粋語録」

きんとう

きんとう [0] 【金湯】
「金城湯池(キンジヨウトウチ)」の略。

きんとう

きんとう【均等】
equality.→英和
〜の(に) equal(-ly);→英和
even(ly).→英和
〜にする equalize.→英和
〜割で on a per capita basis.‖均等割税 a parity taxation.

きんとう

きんとう キンタフ 【公任】
⇒藤原(フジワラノ)公任

きんとう

きんとう【近東】
the Near East.

きんとう=の固(カタ)きも粟(ゾク)に非(アラ)ざれば守らず

――の固(カタ)きも粟(ゾク)に非(アラ)ざれば守らず
〔魏書〕
いかに堅固な城も食糧がなければ守りきれるものではない。

きんとうが

きんとうが [3] 【金冬瓜】
カボチャの一品種。果実は長楕円形で非常に大きく,黄赤色に熟す。果皮は平滑で美しい。食用にもするが,飾り物とすることが多い。

きんとうざえもん

きんとうざえもん キントウザヱモン 【金藤左衛門】
狂言の一。大蔵流。金藤左衛門という山賊が女を襲って所持品を奪うが,喜んでいるすきに長刀(ナギナタ)をとられて,逆におどされる。和泉(イズミ)流に類曲「痩松(ヤセマツ)」がある。女山賊(オンナヤマダチ)。

きんとうてん

きんとうてん キンタウ― [3] 【金刀点】
書道で,「大」の字の右下へ引く最後の画。形が刀身に似ることからいう。「大の字の―,明の字の日片/浄瑠璃・国性爺合戦」

きんとうわり

きんとうわり [0] 【均等割(り)】
等分に割り当てること。「寄付金は各戸―にする」

きんとうん

きんとうん [3] 【觔斗雲】
「西遊記」で,孫悟空の乗る雲。ひと飛びで十万八千里を行くという。

きんとき

きんとき [1] 【金時】
(1)坂田金時のこと。金太郎。
(2)金太郎をかたどった人形。
(3)砂糖で煮たアズキにかき氷をかけた食べ物。
(4)「金時豆」の略。
(5)サツマイモの一品種。

きんとき=の火事見舞(カジミマ)い

――の火事見舞(カジミマ)い
〔顔の赤い金時が火事見舞いに行ったら,炎に映えてますます赤くなることから〕
(酒を飲んだりして)顔がまっかなことのたとえ。

きんときあずき

きんときあずき [5] 【金時小豆】
アズキの栽培品種。種子は赤くて大きい。甘納豆や餡(アン)を作るのに用いる。

きんときささげ

きんときささげ [5] 【金時豇豆】
ササゲの栽培品種。種子は濃紅色で,アズキに似るがやや大きい。皮が破れにくいので赤飯に用い,また甘納豆とする。

きんときだい

きんときだい [4] 【金時鯛】
スズキ目の海魚。全長40センチメートルほどで,体は側扁し長楕円形。口は大きくて上を向き,目も大きい。背は美しい赤で,腹は銀色。食用。本州中部以南の近海に分布。

きんときまめ

きんときまめ [4] 【金時豆】
インゲンマメの栽培品種。種子は楕円形で赤紫色。甘納豆や煮豆とする。金時。

きんとと

きんとと [1]
〔「とと」は魚の意〕
金魚をいう幼児語。

きんとん

きんとん [0][3] 【金団】
(1)蜜煮にした栗・豆などに,さつま芋や豆を煮て裏ごしした衣をからめた料理。
(2)餡(アン)・求肥(ギユウヒ)などの芯に,練切り餡のそぼろをきせた生菓子。また,餡のそぼろ。
(3)中に砂糖を入れた,粟(アワ)の粉の団子。[貞丈雑記]
(4)ごまや黄な粉をまぶした団子。[嬉遊笑覧]

きんど

きんど [1] 【襟度】
人を受けいれる心の広さ。度量。

きんどく

きんどく [1] 【菌毒】
きのこなど菌類に含まれている毒。

きんどけい

きんどけい [3] 【金時計】
金側の時計。

きんなしじ

きんなしじ [3] 【金梨子地】
蒔絵(マキエ)で,金粉を蒔いて梨子地に仕上げたもの。
→梨子地

きんなら

きんなら 【緊那羅】
〔仏〕
〔梵 Kiṃnara〕
仏教を守護する八部衆の一。音楽・舞踊の神。緊那羅王。

きんにく

きんにく【筋肉】
muscles;sinews.〜の muscular.→英和
‖筋肉増強剤 anabolic steroid.筋肉注射 an intramuscular injection.筋肉痛 muscular pain.筋肉労働 manual labor.

きんにく

きんにく [1] 【筋肉】
収縮・弛緩(シカン)によって動物の体を運動させる器官。原生動物・中生動物・海綿動物を除くすべての動物に存在する。高等動物ではいわゆる肉となる。脊椎動物では横紋筋(骨格筋)・心筋・平滑筋(内臓筋)に大別される。
筋肉=1[図]
筋肉=2[図]
筋肉=3[図]
筋肉=4[図]

きんにくうんどう

きんにくうんどう [5] 【筋肉運動】
筋肉の筋繊維の収縮・弛緩によって行われる運動。

きんにくかんかく

きんにくかんかく [5] 【筋肉感覚】
筋肉の収縮・緊張などの変化により起こる感覚。位置・運動・抵抗・重量などの感覚に関係する。筋覚。

きんにくさいぼう

きんにくさいぼう [5] 【筋肉細胞】
⇒筋細胞(キンサイボウ)

きんにくしつ

きんにくしつ [4] 【筋肉質】
むだな肉や脂肪がなく,筋肉のひきしまった体格。

きんにくせんい

きんにくせんい [5] 【筋肉繊維】
⇒筋繊維(キンセンイ)

きんにくそしき

きんにくそしき [5] 【筋肉組織】
⇒筋組織(キンソシキ)

きんにくぞうきょうざい

きんにくぞうきょうざい [7] 【筋肉増強剤】
⇒アナボリック-ステロイド

きんにくちゅうしゃ

きんにくちゅうしゃ [5] 【筋肉注射】
筋肉内に薬液を注射すること。

きんにくつう

きんにくつう [0] 【筋肉痛】
筋肉の痛み。筋痛。

きんにくろうどう

きんにくろうどう [5] 【筋肉労働】
主として,からだを使ってする労働。肉体労働。
⇔精神労働

きんにっせい

きんにっせい 【金日成】
⇒キム=イルソン

きんねこ

きんねこ 【金猫】
安永・天明(1772-1789)の頃,江戸両国辺りで金一分の揚げ代をとった高級な私娼。銀猫より高級。

きんねん

きんねん [1] 【近年】
最近の数年。近頃。「―の流行」

きんねん

きんねん【近年】
of late;in recent years.

きんのう

きんのう [0] 【勤王・勤皇】
天皇に忠義を尽くすこと。「―の志士」

きんのう

きんのう [0] 【金納】 (名)スル
税・小作料などを金銭で納めること。
⇔物納
「税を―する」

きんのう

きんのう [0] 【錦嚢】
(1)錦(ニシキ)で作った袋。
(2)〔唐の李賀が道を行くにも下男に錦の袋を持たせ,詩ができるとそこへ入れたという故事から〕
詩歌の草稿を入れる袋。
(3)他人の詩をほめていう語。

きんのう

きんのう【金納】
payment in cash.

きんのう

きんのう 【金農】
(1687-1763) 中国,清代の書家・画家。字(アザナ)は寿門,号は冬心。南画の形式主義を打破し,竹・梅・仏像などを個性的に描いた。書でも独自な書風を創造。

きんのう

きんのう【勤王(家)】
loyalism (a loyalist).→英和

きんのうか

きんのうか [0] 【勤王家】
勤王の志のあつい人。尊王家。

きんのうじょうい

きんのうじょうい [5] 【勤王攘夷】
⇒尊王攘夷(ソンノウジヨウイ)

きんのうるし

きんのうるし 【金の漆】
「金漆(キンシツ)」に同じ。

きんのこと

きんのこと 【琴の琴】
「琴(キン)」に同じ。「いでその―ひき給へ/源氏(手習)」

きんのたまご

きんのたまご [1] 【金の卵】
(1)手に入れることの難しい,将来性のある若い人材。
(2)企業にとって将来が期待される商品や企画。

きんはんげん

きんはんげん [3] 【禁反言】
〔estoppel〕
ある事実の表示に基づき他人が行動した場合,表示を行なった者は,それを翻すことができないこと。取引の安全を保護するための英米法の法理で,日本法にも同様の考え方がみられる。

きんば

きんば【金歯】
<have> a gold tooth <put in> .

きんば

きんば [1] 【金歯】
金冠をかぶせた歯。

きんばい

きんばい [0] 【金梅】
(1)黄梅(オウバイ)の異名。
(2)「金梅草」の略。

きんばいそう

きんばいそう [0] 【金梅草】
キンポウゲ科の多年草。深山の湿地や水辺に自生。高さ60センチメートル内外。葉は円心形で手形状に深裂する。夏,茎頂から数本の枝を出し,径5センチメートルほどの花を上向きにつける。萼片(ガクヘン)は広楕円形で大きく,黄色で美しい。花弁は広線形。
金梅草[図]

きんばえ

きんばえ【金蠅】
a greenbottle (fly).

きんばえ

きんばえ [1] 【金蠅】
〔「青蠅」とも書く〕
(1)双翅目クロバエ科の昆虫のうち,体が緑・青・赤などの金属光沢をもつハエの総称。衛生害虫が多い。ギンバエ。クソバエ。
(2)クロバエ科のハエの一種。体長10ミリメートル内外。体は青緑ないし黄緑色で強い金属光沢を帯び,頭部は濃赤褐色,複眼後方は銀色。汚物・動物の死体などに集まり,成虫は伝染病を媒介することがある。世界各地に分布。ナミキンバエ。

きんばかり

きんばかり [3] 【金秤】
金・銀・薬など,貴重なものの微小量を量るのに使うさお秤。最大,五匁(モンメ)(約18.75グラム)を限度とする。

きんばく

きんばく [0] 【緊縛】 (名)スル
しっかりとしばること。

きんばだい

きんばだい 【金馬代】
江戸時代,賀儀などの折に,生き馬を献上する代わりに金を贈ったこと。旗本・大名から幕府へ,幕府から朝廷へ献上され,大判一枚(黄金一〇両)が標準であった。

きんばつ

きんばつ [0] 【禁伐】
森林などの樹木を切ることを禁止すること。「―林」

きんばと

きんばと [1] 【金鳩】
ハト目ハト科の鳥。全長約25センチメートル。頭上は青灰色で上面は金属光沢のある緑色,下面は紫味を帯びた赤茶色。東南アジアからオーストラリア北部・東部に分布。八重山諸島だけに留鳥として生息する日本固有亜種は個体数が減少している。絶滅危惧種。

きんばもん

きんばもん 【金馬門】
中国,漢代,未央宮(ビオウキユウ)の門の一。武帝は文学の士をここに出仕させ顧問とした。魯般門。金門。金馬。

きんばら

きんばら 【金原】
姓氏の一。

きんばらめいぜん

きんばらめいぜん 【金原明善】
(1832-1923) 実業家・社会事業家。遠江の人。天竜川の治水に尽力。養蚕・牧畜事業や免囚保護など多方面で活躍。

きんばり

きんばり [0] 【金張り】
物の表面に金箔(キンパク)を張り付けること。また,そのもの。「―の時計」

きんばり

きんばり【金張りの】
gold-plated.

きんばん

きんばん [0] 【勤番】
(1)交代で勤務すること。また,その番にあたること。
(2)江戸時代,諸大名の家来が交代で江戸・大坂の藩邸また遠方要地に勤めたこと。

きんぱ

きんぱ [1] 【金波】
(1)水面に日光や月光などが映って美しく光る波。「―銀波の海を行く」
(2)縞(シマ)の部分を斜文あるいは繻子(シユス)織りにした袴地(ハカマジ)。
(3)縮緬(チリメン)の一。左撚(ヨ)りと右撚りの緯(ヨコ)糸二本をそろえて同じ杼口(ヒグチ)に打ち込んだ雲井縮緬の地合に,斜文または繻子織りで紋様を織り出したもの。紋錦波。

きんぱい

きんぱい [0] 【金杯・金盃】
金製の,または金めっきのさかずきやカップ。

きんぱい

きんぱい [0] 【金牌】
賞や記念として与える金製,または金めっきの楯(タテ)やメダル。

きんぱい

きんぱい【金杯】
a gold cup.

きんぱく

きんぱく [0] 【窘迫】 (名)スル
困ること。困窮。「―だの掣肘(セイチユウ)だのを受けてはゐない/雁(鴎外)」

きんぱく

きんぱく【金箔】
gold foil[leaf].

きんぱく

きんぱく [0] 【緊迫】 (名)スル
緊張した状態になること。非常に差しせまっていること。「―した情勢」

きんぱく

きんぱく [0] 【金箔】
〔古くは「きんばく」〕
金を打って紙のように薄く延ばしたもの。

きんぱく

きんぱく [0] 【金帛】
金と絹。

きんぱく

きんぱく【緊迫】
tension.→英和
〜する grow strained.→英和
〜した strained <situation> .

きんぱく=が付く

――が付・く
(1)位や肩書きがつく。
(2)外見的に値打ちが高まる。箔がつく。

きんぱく=が剥(ハ)げる

――が剥(ハ)・げる
表面の飾りがとれて,隠れていた本性が現れる。めっきがはげる。

きんぱくけんでんき

きんぱくけんでんき [7] 【金箔検電器】
物体の帯電を調べる箔検電器の箔に金箔を用いたもの。

きんぱくつき

きんぱくつき [0][4] 【金箔付き】
(1)金箔がついていること。また,そのもの。
(2)まちがいなく,そのものであること。真正であること。また,すでに価値や評価が定まっていること。
(3)位や肩書きがあること。

きんぱつ

きんぱつ【金髪】
fair hair.〜の女 a blonde.

きんぱつ

きんぱつ [0] 【金髪】
金色の髪の毛。ブロンド。

きんぱら

きんぱら [0] 【金腹】
スズメ目カエデチョウ科の小鳥。全長11センチメートルほど。頭部から胸にかけて黒く,他は栗色。くちばしは太く短く,銀色。飼い鳥。中国南部からインドに分布。江戸時代から輸入され,野生化したものもある。

きんひん

きんひん 【経行】
〔唐音〕
禅宗で,座禅中の疲れや,眠気をとるために一定の場所を歩くこと。きょうぎょう。「古往の聖人,おほく樹下露地に―す/正法眼蔵」

きんびゃくだん

きんびゃくだん [3] 【金白檀】
漆の塗り方の一。金箔(キンパク)を一面に置き,その上に薄く漆を塗るもの。

きんびょうぶ

きんびょうぶ [3] 【金屏風】
金箔(キンパク)を一面に貼りつめた屏風。金屏。[季]冬。《一双の片方くらし―/虚子》

きんびょうぶ

きんびょうぶ【金屏風】
a gold-leafed folding screen.

きんぴ

きんぴ [1] 【金肥】
(堆肥・糞尿(フンニヨウ)などの自給肥料に対して)代金を支払って購入する肥料。工場で生産される化学肥料などをいう。かねごえ。

きんぴか

きんぴか【金ぴかの】
glittering;→英和
gaudy.→英和

きんぴか

きんぴか [0] 【金ぴか】 (名・形動)
(1)金色にぴかぴか光り輝くさま。また,そのようなもの。「―の勲章」「―に磨き上げる」
(2)きらびやかに飾り立てるさま。「―に着飾る」

きんぴかもの

きんぴかもの [0] 【金ぴか物】
大時代(オオジダイ)な歌舞伎狂言をいう語。登場人物が錦襴(キンラン)などの光る衣装を着て登場し,また道具立ても金色のものを使うことからいう。

きんぴしょう

きんぴしょう 【禁秘抄】
有職故実書。三巻。順徳天皇著。1221年頃成立。禁中の行事・故実・作法などを詳記したもの。禁秘御抄。禁中抄。順徳院御抄。

きんぴょう

きんぴょう [0] 【勤評】
「勤務評定(キンムヒヨウテイ)」の略。

きんぴょうばひょう

きんぴょうばひょう キンペウバヘウ 【金瓢馬表】
豊臣秀吉の用いた,黄金作りの千成瓢箪(センナリビヨウタン)。

きんぴら

きんぴら [0] 【金平・公平】
■一■ (名)
(1)金平浄瑠璃の主人公。坂田金時の子。怪力剛勇をそなえ,数々の武功をたてた。
(2)「金平牛蒡(キンピラゴボウ)」の略。
(3)「金平浄瑠璃(キンピラジヨウルリ)」「金平本(キンピラボン)」などの略。
(4)「金平人形(キンピラニンギヨウ)」の略。
(5)名詞の上に付いて,接頭語的に用い,強い,丈夫なの意を表す。「―足袋」「―糊(ノリ)」
■二■ (名・形動)
〔近世語〕
少女の振る舞いの荒っぽいさま。また,その人。金平娘。お転婆。「初瀬は―な女ゆゑ/洒落本・百人一首和歌始衣抄」

きんぴらごぼう

きんぴらごぼう [5] 【金平牛蒡】
きざんだゴボウをごま油でいため,醤油と砂糖で煮て,刻み唐辛子をかけた食物。きんぴら。
〔牛蒡がかたくて辛いのを「金平(1)」になぞらえたもの〕

きんぴらじま

きんぴらじま [0] 【金平縞】
筋が太くてあらい縞織物。

きんぴらじょうるり

きんぴらじょうるり [5] 【金平浄瑠璃・公平浄瑠璃】
古浄瑠璃の一。明暦・寛文(1655-1673)頃,江戸の和泉太夫(イズミダユウ)(桜井丹波少掾(シヨウジヨウ))が語り出したもの。坂田金時の子,金平(キンピラ)という超人的な勇者の荒々しい武勇談を内容とし,江戸で盛行。きんぴらぶし。

きんぴらたび

きんぴらたび [5] 【金平足袋】
非常に丈夫に作ってある足袋。

きんぴらにんぎょう

きんぴらにんぎょう [5] 【金平人形】
金平本の坂田金平に似せて作った,強く勇ましい姿をした人形。きんぴら。

きんぴらのり

きんぴらのり [4] 【金平糊】
膠(ニカワ)を混ぜて作ったねばりの強い糊。きんぴら。

きんぴらぶし

きんぴらぶし [0] 【金平節】
⇒金平浄瑠璃(キンピラジヨウルリ)

きんぴらぼね

きんぴらぼね [0] 【金平骨】
扇の骨の,かたく丈夫なもの。

きんぴらぼん

きんぴらぼん [0] 【金平本・公平本】
金平浄瑠璃の正本。元禄年間(1688-1704),江戸で刊行された読本(ヨミホン)浄瑠璃もいう。代表作に「金平法問諍(アラソイ)」「頼光跡目論」などがある。

きんぴらむすめ

きんぴらむすめ [5] 【金平娘】
金平浄瑠璃の金平のように,強く荒々しい振る舞いをする女。

きんぴらもの

きんぴらもの [0] 【金平物】
(1)金平浄瑠璃の総称。
(2)金平浄瑠璃に取材し,またこれに類した歌舞伎や小説で,荒唐無稽な武勇談を取り扱ったもの。

きんぴん

きんぴん【金品】
money and goods.

きんぴん

きんぴん [1] 【金品】
金銭と品物。「―を強奪する」

きんふたいかせいさく

きんふたいかせいさく キンフタイクワ― [1][5] 【金不胎化政策】
海外から流入した金により国内通貨が増大するのを防止するための政策。

きんぶ

きんぶ [1] 【欣舞】 (名)スル
おどりあがって喜ぶこと。「喜び云はん方なく人々―する/経国美談(竜渓)」

きんぶぎょう

きんぶぎょう [3] 【金奉行】
⇒かねぶぎょう(金奉行)

きんぶすま

きんぶすま [3] 【金襖】
(1)金箔(キンパク)を一面に貼りつめた襖。
(2)「金襖物(キンブスマモノ)」の略。

きんぶすまもの

きんぶすまもの [0] 【金襖物】
舞台一面に金襖の道具立てをした操り狂言,または歌舞伎狂言。将軍・大名などをしくんだもの。きんぶすま。

きんぶち

きんぶち【金縁】
gold rims (めがねの);a gilt frame (額の);gilt edges (本などの).〜の額 a gilt-framed picture.‖金縁めがね gold-rimmed spectacles.

きんぶち

きんぶち [0] 【金縁】
縁が金または金色であること。また,そのもの。「―眼鏡(メガネ)」

きんぶちしょうけん

きんぶちしょうけん [5] 【金縁証券】
最優良証券のこと。国債や超一流企業の債券などにいう。

きんぶな

きんぶな [3][0] 【金鮒】
コイ目の淡水魚。全長15〜25センチメートル。フナの仲間で,体高は低く小形である。体色は黄褐色を帯びる。全国の浅い池沼に分布。キンタロウ。マルブナ。マブナ。

きんぶん

きんぶん [0] 【今文】
古体の漢字。周代・秦代のものを古文といったのに対し,漢代の隷書をいう。

きんぶん

きんぶん [0] 【金文】
青銅器などの金属器に刻まれた文字・文章。特に,中国殷・周代の青銅器の銘文をいう。
→石文

きんぶん

きんぶん [0] 【均分】 (名)スル
ひとしくわけること。等分。「利益は出資者に―する」

きんぶんがく

きんぶんがく [3] 【今文学】
今文で書かれた儒教の経書(ケイシヨ)を研究する学問。

きんぶんしょうしょ

きんぶんしょうしょ [5] 【今文尚書】
今文で書かれた「書経」。秦の焚書(フンシヨ)の際,博士伏生が隠し伝えたものを漢代の隷書で書き改めたもの。

きんぶんそうぞく

きんぶんそうぞく [5] 【均分相続】
共同相続人の相続分を均等とする相続形態。日本では,配偶者の相続分を除く他の共同相続人の相続分は原則として均等。

きんぷう

きんぷう [0] 【金風】
〔五行説で,秋は金に当たるから〕
秋風。商風。[季]秋。

きんぷくりん

きんぷくりん [3] 【金覆輪】
〔「きんぶくりん」とも〕
刀や鞍(クラ)などの縁飾りの覆輪に,金または金色の金属を用いたもの。黄覆輪。

きんぷさん

きんぷさん 【金峰山】
山梨県と長野県の境にある関東山地西部の山。奥秩父の名峰。海抜2599メートル。山頂に方状節理の五丈岩が屹立(キツリツ)する。

きんぷせん

きんぷせん 【金峰山】
奈良県中央部の吉野山から大峰山脈の山上ヶ岳に至る連峰の総称。金(カネ)の御岳(ミタケ)。また特に,山上ヶ岳のこと。

きんぷせんじ

きんぷせんじ 【金峰山寺】
奈良県吉野山にある金峰山修験本宗の総本山。山号は国軸山。役小角(エンノオヅノ)の開基と伝える。古来,霊地として信仰されたが,のちに修験道の中心地の一つとして発展。山上ヶ岳と吉野山に建立された多数の寺院の総称であったが,蔵王権現をまつった蔵王堂が本堂となる。後醍醐天皇が行宮(アングウ)とし,南朝にまつわる遺跡が多い。金輪王寺。

きんぷら

きんぷら [0] 【金麩羅】
(1)そば粉の衣で揚げたてんぷら。また,卵黄を入れた衣で揚げたてんぷらや,榧(カヤ)の油で揚げたものもいう。
(2)金めっきをいう俗語。

きんぷん

きんぷん [0] 【金粉】
金または金色の金属の粉末。絵画・蒔絵(マキエ)などに用いる。

きんぷん

きんぷん【金粉】
gold dust.

きんぷんまきじ

きんぷんまきじ [5] 【金粉蒔地】
蒔絵の地に金粉をまいたもの。きんだみじ。

きんへい

きんへい [0] 【均平】 (名)スル
平らに地ならしすること。「―作業」

きんへいか

きんへいか [3] 【金平価】
金本位制下でのそれぞれの通貨一単位当たりの金の分量を比較して得られる各国通貨間の交換比率。法定平価。

きんべん

きんべん [0] 【巾偏】
⇒はばへん(巾偏)

きんべん

きんべん [0] 【勤勉】 (名・形動)[文]ナリ
一生懸命に精を出して励む・こと(さま)。「―な人」「―家」「汝彼の事務を―する人を見ずや/西国立志編(正直)」
[派生] ――さ(名)

きんべん

きんべん【勤勉】
industry;→英和
diligence.→英和
〜な industrious;→英和
diligent;→英和
hard-working.‖勤勉家 a hard worker.

きんぺいばい

きんぺいばい 【金瓶梅】
中国,明代の長編口語小説。四大奇書の一。作者不詳。一六世紀末に成立したと推定される。人間の愛欲・欲望に視点を据えて,豪商西門慶の家庭の淫乱ぶりを描写し,それを通じて当時の社会の退廃した状況を如実に描き出している。

きんぺき

きんぺき [0] 【金碧】
金色と青碧色。

きんぺきさんすい

きんぺきさんすい [5] 【金碧山水】
緑青・群青・紺青・雌黄などで彩り,さらに金泥の線で輪郭を描いた山水画。

きんぺん

きんぺん [1] 【近辺】
近いあたり。近所。近傍。付近。「学校の―」「新宿―」

きんぺん

きんぺん【近辺】
⇒近所,付近.

きんほんい

きんほんい【金本位制】
the gold standard.

きんほんいせい

きんほんいせい キンホンヰ― [0] 【金本位制】
金を本位貨幣とする貨幣制度。狭義には金貨本位制をいい,広義には金核本位制・金為替(カワセ)本位制を含める。その特徴は,金貨の自由鋳造,自由溶解,金の輸出入の自由により,貨幣の流通価値を一定量の金に結びつけることにある。金本位。
→金貨本位制
→金核本位制
→金為替本位制
→金地金本位制

きんぼ

きんぼ [1] 【欽慕】 (名)スル
うやまいしたうこと。敬慕。「誰か其の高節を―せざらんや/雪中梅(鉄腸)」

きんぼう

きんぼう [0] 【禁防】 (名)スル
いましめふせぐこと。「自ら照顧せる一己の行為についての過悪は,刑罰を以て,これを―すべからず/自由之理(正直)」

きんぼう

きんぼう [0] 【金榜・金牓】
(1)金製または金字の掛け札・額。
(2)中国で,科挙の及第者の名を掲示した金製の札。

きんぼう

きんぼう [0] 【近傍】
(1)近所。近辺。付近。
(2)〔数〕 空間(または平面)において,一点 � を中心とする半径εの球(平面の場合は円)の内部を � のε近傍という。近傍の概念は一般の位相空間に拡張される。
→位相

きんぼう=に名を掛ける

――に名を掛・ける
科挙に合格する。高官となる。

きんぼうすい

きんぼうすい [3] 【筋紡錘】
骨格筋中にある紡錘形の微小な感覚器。筋肉の収縮を感知して手足の位置・運動・重量・抵抗の感覚を起こす。動物の姿勢保持や細かい運動に重要。

きんぼし

きんぼし [1] 【金星】
(1)大相撲の本場所で,平幕の力士が横綱に勝ったときの勝ち星。「―をあげる」
(2)殊勲。大手柄。

きんぽう

きんぽう [0] 【錦袍】
錦(ニシキ)でつくった上衣。

きんぽう

きんぽう [0] 【禁法】
禁止の法令。法度(ハツト)。禁令。

きんぽうげ

きんぽうげ [3] 【金鳳花・毛茛】
ウマノアシガタの別名。また,その八重咲きの栽培品種。[季]春。

きんぽうげ

きんぽうげ【金鳳花】
《植》a buttercup.→英和

きんぽうげか

きんぽうげか [0] 【金鳳花科】
双子葉植物離弁花類の一科。温帯・亜寒帯に分布。世界に約六〇属二五〇〇種ある。草本,まれに低木で葉は互生,時に対生。花は両性花で放射相称,花弁は三個以上でしばしば退化し,萼(ガク)片は三個以上ありしばしば花弁状となる。雄しべ・雌しべは多数。果実は痩果(ソウカ)または袋果。ボタン・キンポウゲ・フクジュソウ・アネモネ・オダマキ・テッセン・キンバイソウなど。

きんぽうざん

きんぽうざん 【金峰山】
(1)熊本市にある二重式火山。主峰は一ノ岳(海抜665メートル)。山頂の金峰山神社は南北朝時代菊池氏が再興。
(2)山形県鶴岡市にある山。海抜471メートル。山頂に吉野の金峰山(キンプセン)から勧請(カンジヨウ)したと伝える金峯(キンポウ)神社がある。きんぼうさん。

きんぽくうこう

きんぽくうこう 【金浦空港】
韓国,ソウルの西にある国際空港。キムポ空港。

きんぽくさん

きんぽくさん 【金北山】
新潟県,佐渡島の中北部にある山。海抜1172メートル。

きんま

きんま [1] 【木馬】
⇒きうま(木馬)

きんまきえ

きんまきえ【金蒔絵】
gold lacquer work.

きんまく

きんまく [1] 【筋膜】
一つの筋または筋群の表面を包む結合組織の薄い膜。筋の滑動を助け,これを保護して一定の位置にゆるく固定する。

きんまん

きんまん [0] 【金満】
金持ち。「なんにしろ―で,いいお妾のあるのが当てだ/歌舞伎・小袖曾我」

きんまんか

きんまんか [0] 【金満家】
大金持ち。財産家。

きんみずひき

きんみずひき [4][3] 【金水引】
(1)金箔(キンパク)を塗った水引。
(2)バラ科の多年草。山野に自生。茎の高さは50〜150センチメートル。葉は羽状複葉。秋,茎の先に細長い穂状花序を立て黄色い五弁の小花を多数つける。

きんみつ

きんみつ【緊密な】
close[intimate] <relations> .→英和

きんみつ

きんみつ [0] 【緊密】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物事と物事とがしっかりつながっていること。関係が密接なこと。また,そのさま。「―に連絡をとる」「両国の―な関係」
(2)きびしいこと。厳格なこと。[日葡]
[派生] ――さ(名)

きんみゃく

きんみゃく【金脈】
a gold vein;a financial supporter (比喩的).

きんみゃく

きんみゃく [0] 【金脈】
(1)金の鉱脈。
(2)(比喩的に)資金を引き出せるところ,また人。金主。かねづる。

きんみらい

きんみらい [3] 【近未来】
現在の時点からごく近い未来。

きんむ

きんむ [1] 【勤務】 (名)スル
会社・官庁などにつとめて,仕事をすること。また,その仕事。「―時間」「市役所に―する」

きんむ

きんむ【勤務】
service;→英和
duty.→英和
〜する serve;→英和
work;→英和
be employed <in> .〜中 on duty.→英和
‖勤務先 one's place of employment[work].勤務時間 office[business]hours.勤務成績 one's service record.勤務評定 efficiency rating.

きんむく

きんむく【金無垢の】
of pure gold (純金);of solid gold (中まで).

きんむく

きんむく [0] 【金無垢】
混ざり物のない金。純金。

きんむさき

きんむさき [0] 【勤務先】
勤め先。

きんむしくいぬり

きんむしくいぬり [0] 【金虫食い塗(り)】
虫食いのような凹凸を作った下塗りに,金箔(キンパク)を置いて,その上に数回,漆を塗り重ねて研ぎ出した漆器。また,そのような漆塗りの方法。

きんむちてあて

きんむちてあて [5] 【勤務地手当】
労働者に対し,その勤務地の物価水準,生活の便宜などを考慮して支払われる手当。へき地手当,都市手当などがある。

きんむひょうてい

きんむひょうてい [4] 【勤務評定】
職員の勤務成績を評価査定すること。その結果を昇給・人事などの根拠にする。特に公務員についていう場合が多い。勤評。

きんむひょうていはんたいとうそう

きんむひょうていはんたいとうそう 【勤務評定反対闘争】
1956年(昭和31)愛媛県教育委員会が教員に勤務評定を実施し,翌年文部省がこの全国実施を決めたことに対して,日本教職員組合を中心に全国的に展開された反対闘争。

きんむりょくしょう

きんむりょくしょう [1][5] 【筋無力症】
⇒重症筋無力症(ジユウシヨウキンムリヨクシヨウ)

きんめ

きんめ [3] 【斤目】
(1)斤を単位として量った物の重さ。
(2)物の重さ。めかた。量目。

きんめ

きんめ [3] 【金目・金眼】
(1)猫などの,眼球の色が金色のもの。
(2)「金目鯛」の略。

きんめ

きんめ [3] 【金目】
江戸時代の,金または金貨を量る際の単位の名目。両・分(ブ)(四分の一両)・朱(シユ)(四分の一分)の名目があった。江戸を中心に行われた。
→銀目

きんめい

きんめい [0] 【欽命】
君主の命令。君主の使い。大命。

きんめいすい

きんめいすい [3] 【金明水】
富士山頂の火口の積雪が溶けてわく泉。北壁の久須志岳(クスシダケ)の南面にわく。銀明水とともに霊水とされる。

きんめいちく

きんめいちく [3] 【金明竹】
マダケの栽培品種。茎が黄色で,枝の出た上の一節の溝が緑色に残って美しい。観賞用に栽培する。

きんめいてんのう

きんめいてんのう 【欽明天皇】
記紀で第二九代天皇の漢風諡号(シゴウ)。名は天国排開広庭尊(アメクニオシハラキヒロニワノミコト)。継体天皇の皇子。即位の年は,日本書紀によれば539年だが,現在の定説では531年。571年崩御。磯城島金刺宮(シキシマノカナサシノミヤ)を都とし,在位中,仏教が伝来。また,任那(ミマナ)の日本府が滅亡した。

きんめぎんめ

きんめぎんめ [4] 【金眼銀眼】
猫の眼球のうち,一方が金色で他方が青色のもの。ペルシャ猫などにみられる。

きんめだい

きんめだい [3] 【金目鯛・金眼鯛】
キンメダイ目の海魚。全長50センチメートル内外。体色は鮮紅色。目が大きく黄金色に光る。口も大きい。食用。釣りの対象魚。本州以南の太平洋岸の深海に分布。マキンメ。

きんめっき

きんめっき【金鍍金(の)】
gilding (gilt,gold-plated).→英和
〜する gild;→英和
plate <a thing> with gold.

きんめっき

きんめっき [3] 【金鍍金】 (名)スル
金の薄層を他の金属の表面に固着させること。電気めっきは金板か黒鉛板を陽極とし,目的の金属製品を陰極として,金シアン化カリウムのめっき液中に直流電流を通じて行う。古くは金アマルガムを目的物にこすりつけたのち,水銀を蒸発させる方法が行われた。

きんもう

きんもう [0] 【訓蒙】
⇒くんもう(訓蒙)

きんもうずい

きんもうずい 【訓蒙図彙】
江戸初期の一種の絵入り事典。二〇巻。1666年刊。中村惕斎編。天文・地理・動植物などの部門に分け,各単語に音と訓の振り仮名をつけ,簡単な解説を施す。挿絵を数多く入れて初学者の理解を助ける。

きんもくせい

きんもくせい [3] 【金木犀】
モクセイ科の常緑小高木。庭木として栽植される。葉は長楕円形ないし披針形で革質。雌雄異株。一〇月頃,葉腋(ヨウエキ)に芳香のある橙黄色の小花を密に束生する。[季]秋。

きんもじ

きんもじ [0][3] 【金文字】
金泥で書いた文字。また,金粉・金箔(キンパク)で表した文字。金字。

きんもじ

きんもじ【金文字】
gold[gilt]letters.〜の gold-lettered.

きんもつ

きんもつ【禁物】
a prohibited[forbidden]thing;(a) taboo,an injurious thing (有害物).

きんもつ

きんもつ [0] 【禁物】
(1)慎んで避けなければならない事柄。「高血圧に塩辛いものは―だ」「油断は―」
(2)好ましくないもの。きらいな物。「―好物自在にして/盛衰記 15」

きんもん

きんもん [0] 【禁門】
(1)皇居の門。また,皇居。
(2)警戒が厳重で容易に出入りできない門。「かの獄の辺に行きたりけれども―警固隙なかりければ/太平記 4」

きんもん

きんもん [1] 【金紋】
金箔(キンパク)をおした,または金漆で書いた家紋。江戸時代には,大名の家格によって挟み箱の蓋(フタ)に書くことが許された。

きんもんかいきょう

きんもんかいきょう 【金門海峡】
〔Golden Gate Strait〕
アメリカ合衆国,カリフォルニア州のサンフランシスコ湾から太平洋に出る狭い海峡。全長2826メートルの金門橋(ゴールデン-ゲート-ブリッジ)が架かる。
金門海峡[カラー図版]

きんもんごさんのきり

きんもんごさんのきり 【金門五三桐】
歌舞伎。時代物。五幕。初世並木五瓶作。1778年初演。盗賊石川五右衛門を脚色した最初の作品。南禅寺山門の場が有名で「楼門(サンモン)五三桐」の名で上演される。

きんもんさきばこ

きんもんさきばこ [1] 【金紋先箱】
金紋をつけた挟み箱。大名行列の先頭に担がせたもの。

きんもんしゃ

きんもんしゃ [3] 【金紋紗】
金糸で紋様を織り出した紗。

きんもんとう

きんもんとう 【金門島】
中国,福建省廈門(アモイ)の沖合にある小島。清代の初期,海上勢力を握っていた鄭成功(テイセイコウ)の根拠地。北方にある馬祖島とともに台湾が支配する。1954年と58年,中国軍が砲撃。チンメン-タオ。

きんもんのへん

きんもんのへん 【禁門の変】
⇒蛤御門(ハマグリゴモン)の変(ヘン)

きんや

きんや [1] 【禁野】
天皇の狩り場として,一般人の狩猟を禁じた場所。標野(シメノ)。
→禁河

きんやく

きんやく [0] 【欣躍】
こおどりして喜ぶこと。欣喜雀躍(ジヤクヤク)。

きんやく

きんやく 【勤役】
役を勤めること。また,その役。「この議を喜(ヨミ)して共侶(モロトモ)に,河原の―を請しかば/読本・八犬伝 9」

きんやぐら

きんやぐら [3] 【金櫓】
将棋で,王将の囲い方の一。金将二枚,銀将一枚で王将を守る。

きんやっかん

きんやっかん [3] 【金約款】
貨幣価値の変動による債権者の損害を防ぐことを目的として金銭債権に付される条項で,債務者が金貨で支払うことを約するか(金貨約款)または契約当時の金貨価値に換算した通貨で支払うことを約するもの(金価値約款)。

きんゆ

きんゆ【禁輸】
an embargo on the export[import] <of> .→英和

きんゆ

きんゆ [0] 【禁輸】
輸出・輸入を禁止すること。「―品」

きんゆう

きんゆう [0] 【僅有】
ほんのわずかにはあること。「霞亭の六言は絶無―の作である/北条霞亭(鴎外)」

きんゆう

きんゆう【金融】
finance;→英和
financing (融資).〜する finance <an enterprise> ;accommodate <a person> with money.‖金融界 financial circles.金融会社 a finance company.金融機関 banking facilities.金融恐慌 a financial panic.金融業(者) financial[banking]business (a financier).金融政策 a financial policy.金融統制 monetary control.金融引締政策 a tight-money policy.金融逼迫(緩慢) tight (easy) money.国民金融公庫 the People's Finance Corporation.

きんゆう

きんゆう [0] 【金融】
金銭の融通。資金の需要と供給との関係。金の流れ。

きんゆうかとうせい

きんゆうかとうせい [0] 【金融寡頭制】
少数の巨大な金融資本が,一国の経済・政治を支配すること。レーニンによって,帝国主義段階の資本主義の一つの指標とされた。金融寡頭支配。

きんゆうかんわ

きんゆうかんわ [5] 【金融緩和】
(1)金融市場において資金供給が資金需要に比べて過大となり,資金調達が容易になる状態。季節的要因によるものと景気変動によるものとがある。
⇔金融逼迫
(2)景気を刺激するために,通貨当局が公定歩合・支払準備率の引き下げ,買いオペレーションなどの金融政策によって通貨量を増大させ,資金需要を刺激すること。
⇔金融引き締め

きんゆうきかん

きんゆうきかん [6][5] 【金融機関】
金融取引を仲介する機関。日本では,日本銀行・普通銀行・長期信用銀行・信託銀行・信用金庫・信用組合・農業協同組合・漁業協同組合・保険会社・証券会社・ノンバンク・郵便局など。

きんゆうきょうこう

きんゆうきょうこう [5] 【金融恐慌】
(1)信用関係の崩壊による金融市場の混乱。信用恐慌・貨幣恐慌・銀行恐慌などの総称。
(2)1927年(昭和2)台湾銀行の不良貸付の暴露を契機に,金融機関を中心に広がった恐慌。若槻内閣は総辞職し田中内閣のモラトリアム(支払猶予令)実施で終息した。

きんゆうきんきゅうそちれい

きんゆうきんきゅうそちれい 【金融緊急措置令】
1946年(昭和21)2月,第二次大戦後の急激なインフレーションを終息させるために行われた通貨・金融措置。預金封鎖,新円への切り替えなどが行われた。

きんゆうぎょう

きんゆうぎょう [3] 【金融業】
金融を営利目的とする事業。

きんゆうこうこ

きんゆうこうこ [5] 【金融公庫】
中小企業・農漁民・勤労者などへ資金を貸すために政府が出資して作った金融機関。「住宅―」

きんゆうさい

きんゆうさい [3] 【金融債】
特定の金融機関が長期資金の調達のために発行する債券。利付金融債と割引金融債の二種がある。
→社債
→事業債

きんゆうさきものとりひき

きんゆうさきものとりひき [9][10] 【金融先物取引】
通貨・金利・債券・株式などの金融商品について,将来の特定の時期にその取引対象を売買することを現時点で約する取引。

きんゆうしさん

きんゆうしさん [5] 【金融資産】
貨幣および預貯金・有価証券・貸付債権などの請求権の形で保有する資産。土地・機械などの実物資産と対比される。

きんゆうしじょう

きんゆうしじょう [5] 【金融市場】
資金の需要と供給とが出合い,金利体系が決定され,資金取引の行われる抽象的な市場の総称。取引区分から国内金融市場と国際金融市場に,期限区分から長期金融市場と短期金融市場に区別される。

きんゆうしほん

きんゆうしほん [5] 【金融資本】
(1)銀行資本が産業資本と結合して,経済を独占的に支配する資本形態。
(2)俗に銀行資本または貸付資本のこと。

きんゆうしゅうし

きんゆうしゅうし [5] 【金融収支】
営業取引上の収支を含まない金融取引上の収支。受取利息・配当金などから支払利息・手形割引料などを引いたもの。

きんゆうじゆうか

きんゆうじゆうか [0] 【金融自由化】
金融取引における規制や制限を撤廃すること。わが国では金利の自由化と金融機関の業務分野の自由化の二つが柱。

きんゆうせいさく

きんゆうせいさく [5] 【金融政策】
通貨当局(政府または中央銀行)が,金融市場に働きかけて通貨の供給を調節することによって,民間の消費や投資に影響を及ぼし,完全雇用や物価安定といった経済安定化を図る経済政策の一つ。金利政策・公開市場操作・支払準備率変更政策などの手段が代表的。広義には,貨幣制度・銀行制度・証券制度などの金融制度に関する政策を含む。

きんゆうそうば

きんゆうそうば [5] 【金融相場】
金融事情が原因となっている相場。普通,不況期の金融緩和により上昇する相場をいう。

きんゆうとりひき

きんゆうとりひき [5][6] 【金融取引】
資金の貸借取引のこと。これにより資金余剰主体と資金不足主体との間で資金移転が行われる。

きんゆうはせいしょうひん

きんゆうはせいしょうひん [8] 【金融派生商品】
⇒デリバティブ

きんゆうひきしめ

きんゆうひきしめ [5] 【金融引(き)締め】
インフレや景気の過熱を抑えるために,通貨当局が公定歩合や支払準備率の引き上げ,売りオペレーションなどの金融政策によって通貨量を縮小させ,資金需要を抑制すること。
⇔金融緩和

きんゆうひっぱく

きんゆうひっぱく [5] 【金融逼迫】
金融市場において資金需要が資金供給に比べて過大となり,資金調達が困難になる状態。季節的要因によるものと景気変動によるものとがある。
⇔金融緩和

きんゆしゅつかいきん

きんゆしゅつかいきん [6] 【金輸出解禁】
⇒金解禁(キンカイキン)

きんゆしゅつきんし

きんゆしゅつきんし [6] 【金輸出禁止】
政府が認める以外の金貨または金地金の輸出を禁止すること。

きんゆほう

きんゆほう [0] 【均輸法】
(1)中国,前漢の武帝がとった経済政策の一。各地の特産物を賦税として納めさせ,不足地に転売して地域的な物価平均と財政難の打開を目的とした。
→平準法
(2)中国,宋の王安石の新法の一。中央政府で必要とする物資を,商人を介さず直接民間より買い上げる政策。

きんよう

きんよう【金曜日】
Friday <Fri.> .→英和
13日の〜 Friday the thirteenth.

きんよう

きんよう [3][0] 【金曜】
金曜日。

きんよう

きんよう [0] 【緊要】 (名・形動)[文]ナリ
非常に大切な・こと(さま)。「―な問題」「存亡をも定むべき―なる大事件/経国美談(竜渓)」

きんよう

きんよう 【均窯・鈞窯】
中国,河南省禹県にあった窯(カマ)。禹県一帯は明初期,鈞州といったのでこの名がある。乳青色の釉(ウワグスリ)を厚くかけた青磁を産し,特に宋代のものが名高い。

きんようび

きんようび [3] 【金曜日】
週の第六日。木曜日の次の日。金曜。

きんようわかしゅう

きんようわかしゅう キンエフワカシフ 【金葉和歌集】
第五番目の勅撰和歌集。一〇巻。白河法皇下命,源俊頼撰。八代集の一。歌数約七〇〇首。初度本・二度本・三奏本がある。三奏本は1127年成立。連歌を収めるなど,従来の勅撰集とは異なり,歌風は叙景歌に特色がある。金葉集。金葉。

きんよく

きんよく [0] 【禁欲・禁慾】 (名)スル
いろいろな欲望,特に性欲を抑えること。

きんよく

きんよく【禁欲】
asceticism.→英和
〜する control the passions.‖禁欲主義(者) asceticism (an ascetic).禁欲生活 <lead> an ascetic life.

きんよくしゅぎ

きんよくしゅぎ [5] 【禁欲主義】
感性的欲望を制し,理性や信仰による生活に価値をおく態度ないし立場。キリスト教の伝統で重要なアスケーシスの訳語。その積極的意味を評して修徳主義と訳すこともある。

きんよくてき

きんよくてき [0] 【禁欲的】 (形動)
欲望を抑え,理性や信仰によって生活しようとするさま。「―な生活をする」

きんら

きんら [1] 【金鑼】
中国の金属打楽器。盆形の銅盤で縁に孔(アナ)をあけひもを結び,これをつるして木の桴(バチ)で中央を打ち鳴らす。日本では明清楽に用いられた。

きんらい

きんらい [1] 【近来】
ちかごろ。最近。副詞的にも用いる。「―まれな大人物」「顔色が―蒼い/婦系図(鏡花)」

きんらい

きんらい【近来】
these days;recently.

きんらいふうていしょう

きんらいふうていしょう 【近来風体抄】
歌論書。一巻。二条良基著。1387年成立。歌人評・本歌取・題詠・制詞などを二条派の立場から述べる。

きんらいぶし

きんらいぶし 【欣来節】
明治時代に流行した歌の一。「おっぺらぼうのきんらいらい」という囃子詞がつく。

きんらん

きんらん [1] 【金蘭】
(1)〔易経(繋辞上)「二人同�心,其利断�金,同心之言,其臭如�蘭」より〕
友情の大変にあついこと。親しくかたい交わり。
(2)ラン科の多年草。草原や疎林内に生える。高さ50センチメートル内外。狭い楕円形ないし披針形の葉を互生。春,茎頂に黄色の半開の小花を一〇個内外つける。
金蘭(2)[図]

きんらん

きんらん【金襴】
gold brocade.

きんらん

きんらん [0][1] 【金襴】
繻子(シユス)・綾などの地に,緯(ヨコ)糸に金糸を織り込んで紋様を表した豪華な織物。室町時代に中国から伝来,江戸時代には日本でも織った。袈裟(ケサ)・能装束・袋物などにした。織金(オリキン)。

きんらんちょう

きんらんちょう [0] 【金襴鳥】
スズメ目ハタオリドリ科の小鳥。全長約12センチメートル。雄は繁殖期になると羽が鮮やかな赤と黒になる。繁殖期ではないときの雄と,雌は地味な淡褐色。アフリカ原産。飼い鳥。

きんらんで

きんらんで [3][0] 【金襴手】
磁器で,赤絵・色絵の華美な錦手(ニシキデ)にさらに金彩を加えたもの。

きんらんどんす

きんらんどんす [5] 【金襴緞子】
金襴と緞子。高価な織物のこと。「―の帯」

きんらんのちぎり

きんらんのちぎり [1] 【金蘭の契り】
きわめて親密な交際。「久しく―ありて辞すまじきゆゑながら/鶉衣」

きんらんのとも

きんらんのとも [1] 【金蘭の友】
かたい友情で結ばれた友。

きんらんのまじわり

きんらんのまじわり [1] 【金蘭の交わり】
「金蘭の契(チギ)り」に同じ。[ヘボン(三版)]

きんらんぼ

きんらんぼ [3] 【金蘭簿】
親しい友人の住所などを記入した帳面。

きんり

きんり [0][1] 【金利】
預金・貸金の利子あるいは利率。利息。貸借期間の長短によって異なった金利が成立し,それらの金利の間に一定の関係がある。一般に長期金利は短期金利よりも危険プレミアム分だけ高いなど。「―を引き上げる」「低―」「―負担」

きんり

きんり【金利】
<raise,lower> the rate of interest;money rates.〜が高い(安い) Money is dear (cheap).

きんり

きんり [1] 【禁裏・禁裡】
〔みだりにその裡(ウチ)に出入りすることを禁ずる意〕
(1)皇居。御所。禁中。
(2)天皇。禁裏様。

きんりくごにん

きんりくごにん 【禁裏供御人】
⇒供御人(クゴニン)

きんりこうぞう

きんりこうぞう [4] 【金利構造】
各種の金融市場で,短期・長期・預金・貸出などの資金の違いに応じて成立している種々の異なった金利の間の相互関係。各市場の需給の実勢を反映して有機的関連をもつ。金利の市場構造。金利体系。

きんりさいてい

きんりさいてい [4] 【金利裁定】
金融市場間の金利差を利用し利益を得る行為,あるいはそれによって金利差が解消すること。また,国際間の金利差があるとき,それを利用して利鞘を稼ぐ資金移動についてもいう。

きんりさま

きんりさま [1][5][4] 【禁裏様】
天皇を敬っていう語。禁廷様。

きんりせいかつしゃ

きんりせいかつしゃ [7][6] 【金利生活者】
株式の配当金,債券・銀行預金の利息などで生活している人。

きんりせいさく

きんりせいさく [4] 【金利政策】
中央銀行が公定歩合の上げ下げにより信用創造に働きかけて間接的に通貨供給量を調節し,経済の安定を図る金融政策の一。
→高金利政策
→低金利政策

きんりせんこう

きんりせんこう [4] 【金利選好】
少しでも利回りの高い金融商品に変更しようとする投資傾向。

きんりたいけい

きんりたいけい [4] 【金利体系】
⇒金利構造(キンリコウゾウ)

きんりづき

きんりづき [0] 【禁裏付】
江戸幕府の職名。京都所司代の指揮下にあって禁裏を守衛し,御用度一切をつかさどり,公家以下禁裏の人々の行動を監督した役。

きんりゅう

きんりゅう [0] 【禽竜】
⇒イグアノドン

きんりゅうざん

きんりゅうざん 【金竜山】
浅草寺(センソウジ)の山号。

きんりょう

きんりょう [0][3] 【斤量】
はかりで量った目方。斤目。

きんりょう

きんりょう [0] 【近陵】
天皇の近親者の陵。
⇔遠陵

きんりょう

きんりょう [0] 【禁猟】
一定の期間・区域を限って,狩猟を禁止すること。

きんりょう

きんりょう [0] 【禁漁】
〔「きんぎょ(禁漁)」の慣用読み〕
魚介・藻類のような水産物の繁殖・保護のために,一定の時期・場所を限って漁獲・採取を禁止すること。

きんりょう

きんりょう 【金陵】
南京(ナンキン)の古称,また,雅称。戦国時代の楚(ソ)の邑(ユウ)。

きんりょう

きんりょう【禁猟】
prohibition of shooting[hunting].‖禁猟期 the closed season.禁猟地 a (game) preserve;a (bird) sanctuary.

きんりょう

きんりょう【禁漁】
prohibition of fishing.‖禁漁期 the closed season.禁漁区 a marine preserve.

きんりょうき

きんりょうき [3] 【禁猟期】
狩猟を差し止める期間。一般には毎年4月16日から一〇月一四日まで。

きんりょうき

きんりょうき [3] 【禁漁期】
水産物保護のために漁獲・採取が禁止される特定の期間。

きんりょうく

きんりょうく [3] 【禁漁区】
水産資源の保護育成のため,漁獲・採取が禁止されている特定の区域。

きんりょうく

きんりょうく [3] 【禁猟区】
狩猟が禁止される区域。法律的には,旧狩猟法時代の用語。現行法では鳥獣保護区が設けられている。
→鳥獣保護区

きんりょく

きんりょく [1] 【筋力】
筋肉の力。

きんりょく

きんりょく [1] 【金力】
金銭の力。金銭が人を支配する力。「―にものをいわせる」

きんりょく

きんりょく【金力】
⇒金権.

きんりょく

きんりょく【筋力】
muscular power;physical strength.

きんりょくしょく

きんりょくしょく [4][3] 【金緑色】
緑色を帯びた金色。

きんりょくせき

きんりょくせき [4][3] 【金緑石】
アルミニウム・ベリリウムの酸化物。斜方晶系に属し,淡黄緑色でガラス状光沢のある鉱物。ペグマタイトや雲母片岩中に産する。アレキサンドライト・猫目石などの宝石の素材。クリソベリル。

きんりん

きんりん 【錦鱗】
美しい魚。「御贄(ミニエ)の―/太平記 9」

きんりん

きんりん [0] 【菌輪】
⇒菌環(キンカン)

きんりん

きんりん [0] 【近隣】
自分が住んでいる近所。隣近所。「―に迷惑をかける」「―諸国」

きんりんこうえん

きんりんこうえん [5] 【近隣公園】
およそ500メートル以内の近隣の住民を対象として,休養・散策に供する公園。

きんりんじ

きんりんじ [0][5] 【金輪寺】
薄茶器の一。小型の経筒を茶器に転用したとも,後醍醐天皇が金輪寺で使用した茶器ともいう。はじめ濃茶器だったが,のち薄茶器として使用。

きんりんじゅうく

きんりんじゅうく [5] 【近隣住区】
都市計画上,住居地域の構成単位としての区域。小学校を中心として形成され,それに見合う人口規模(八〇〇〇から一万人)の学校・店舗・公園を有する区域をいう。

きんりんそうおん

きんりんそうおん [5] 【近隣騒音】
カラオケ・ピアノ・エアコンなどの音,飼い犬の鳴き声など,騒音源が近隣にあって,付近の住民の生活環境をそこなう騒音。

きんりスワップ

きんりスワップ [5] 【金利―】
〔interest rate swap〕
変動金利の債務を有する債務者と固定金利の債務を有する債務者との間で,それぞれの利払債務を交換する契約。
→スワップ取引

きんる

きんる [1] 【近流】
⇒こんる(近流)

きんる

きんる [1] 【金縷】
黄金の糸。金色の糸。

きんるい

きんるい [1] 【金類】
「金属(キンゾク)」に同じ。「劇烈なる物にて,或は―をも鎔解するの力あれども/文明論之概略(諭吉)」

きんるい

きんるい [1] 【菌類】
光合成を行わない下等植物の総称。細菌・藻菌・子嚢菌・担子菌・変形菌があり,狭義には,カビ・酵母・キノコの類をさす。いずれも葉緑素をもたず,寄生や腐生生活を行う。
→真菌類

きんるぎょくい

きんるぎょくい [1][1] 【金縷玉衣】
中国漢代,玉片を金糸でつなぎ合わせ衣のようにして死者の全身をおおったもの。玉匣(ギヨクコウ)。

きんるざいく

きんるざいく [4] 【金鏤細工】
貴金属製品の表面に金の微小な粒を膠着させて文様を表すこと。また,その細工物。

きんれい

きんれい【禁令】
(a) prohibition;→英和
<lift> a ban.→英和

きんれい

きんれい [0] 【金鈴】
金のすず。金属製のすず。

きんれい

きんれい [0] 【禁令】
ある行為を禁止する法令。「―を犯す」

きんれいづか

きんれいづか 【金鈴塚】
韓国慶尚北道慶州市にある新羅(シラギ)時代の墳墓。金銀製の装身具が多数発見された。

きんれいづかこふん

きんれいづかこふん 【金鈴塚古墳】
千葉県木更津市にある前方後円墳。全長約95メートル。横穴式石室の中に箱式石棺を納める。副葬品は武具・馬具・金鈴・大刀など。

きんれんか

きんれんか [3] 【金蓮花】
ノウゼンハレン科の多年草。南米ペルー原産。江戸時代に渡来し,観賞用に一年草として栽培される。茎はつる状で多肉。葉は柄が長く卵形でハスに似る。花は腋生(エキセイ)の長い花柄に一個ずつつき,紅・黄・橙色などの五弁花で距(キヨ)がある。ノウゼンハレン。ナスターチウム。
金蓮花[図]

きんれんげ

きんれんげ [3] 【金蓮花】
(1)植物アサザの別名。
(2)仏前に供える金製または金色の蓮華の造花。こんれんげ。

きんれんぽ

きんれんぽ [3] 【金蓮歩】
〔「南史(斉本紀)」より。中国南朝の東昏侯(トウコンコウ)が潘妃(バンキ)に金製の蓮華の上を歩かせた故事による〕
美人のあでやかな歩み。蓮歩。

きんろう

きんろう [0] 【勤労】 (名)スル
(1)心身を働かせて仕事に励むこと。「国事に―し給へるにあらず/日本開化小史(卯吉)」
(2)報酬を得て,定められた仕事をすること。労働。「―意欲」

きんろう

きんろう [0] 【禁籠】 (名)スル
牢(ロウ)などに閉じ込めること。「父は―せられ子はいまだ稚(オサ)なし/太平記 2」

きんろう

きんろう【勤労】
labor;→英和
work.→英和
‖勤労意欲 the will to work.勤労感謝の日 Labor Thanksgiving Day.勤労者 a worker;a laborer.勤労所得(税) the earned income (tax).勤労奉仕 labor service.

きんろう

きんろう [0] 【金鑞】
金・銀・銅・亜鉛・カドミウムなどからなる合金。金または金合金の接合,あるいは精密電気部品の接合に用いる。

きんろうかいきゅう

きんろうかいきゅう [5] 【勤労階級】
勤労して得た収入で生活する階級。勤労者階級。

きんろうかんしゃのひ

きんろうかんしゃのひ [5] 【勤労感謝の日】
国民の祝日の一。一一月二三日。勤労をたっとび,生産を祝い,国民が互いに感謝しあう日。もと,新嘗祭(ニイナメサイ)。[季]冬。

きんろうけん

きんろうけん [3] 【勤労権】
⇒労働(ロウドウ)権

きんろうしゃ

きんろうしゃ [3] 【勤労者】
勤労して得た収入で生活する者。

きんろうしゃざいさんけいせいせいど

きんろうしゃざいさんけいせいせいど [3][9] 【勤労者財産形成制度】
⇒財形(ザイケイ)

きんろうしょとく

きんろうしょとく [5] 【勤労所得】
勤労に基づいて直接受ける所得。賃金・報酬・給与など。給与所得のみをいう場合と事業所得・退職所得などを含めていう場合とがある。
⇔不労所得

きんろうほうし

きんろうほうし [5] 【勤労奉仕】 (名)スル
公共の目的のために,無償で労力を提供すること。特に,第二次大戦中に学生などに課された無償の労働。

きんろぎょうじゃ

きんろぎょうじゃ 【近路行者】
⇒都賀庭鐘(ツガテイシヨウ)

きんろくこうさい

きんろくこうさい [5] 【金禄公債】
明治政府が旧来の禄制度廃止に伴う華族・士族の秩禄処分の最終措置として,1876年(明治9)交付した公債。

きんろばい

きんろばい [3] 【金露梅】
バラ科の落葉小低木。高山の岩上に生える。高さ50〜100センチメートル。よく分枝する。葉は羽状複葉で互生。夏,茎頂に黄色の五弁花をつける。盆栽にされる。

きんわ

きんわ [0] 【謹話】
謹しんで話すこと。また,その話。もと,皇室に関することを発表する際に用いた語。「宮内大臣―」

きんザラサ

きんザラサ [3][4] 【金―】
金泥(キンデイ)で模様をつけた更紗(サラサ)。

きんジストロフィー

きんジストロフィー [6] 【筋―】
〔muscular dystrophy〕
⇒進行性筋(シンコウセイキン)ジストロフィー

きんジストロフィー

きんジストロフィー【筋ジストロフィー】
《医》muscular dystrophy.

きんペン

きんペン【金ペン】
a gold pen[nib].

きんペン

きんペン [0] 【金―】
金と銅の合金で作られたペン先。普通は一四金で,主に万年筆用。

きんボタン

きんボタン [3] 【金―】
(1)金色の金属製のボタン。「―の学生服」
(2)学生服。また俗に,男子学生。

きんボタン

きんボタン【金ボタン】
a brass button.

きんポンプ

きんポンプ [3] 【筋―】
〔muscle pump〕
筋肉が収縮・弛緩を繰り返すことで血管に圧力をかけ,末梢血管の静脈血を心臓に戻す働き。ミルキング-アクション。

きんメダル

きんメダル [3] 【金―】
金製または金めっき製のメダル。競技会で優勝者に贈る。ゴールド-メダル。

きんメダル

きんメダル【金メダル】
a gold medal.

きんモール

きんモール【金モール】
gold braid[lace].

きんモール

きんモール [3] 【金―】
(1)芯糸に金糸をからませたモール糸。軍服などの装飾や手芸などに用いる。
(2)金糸を織り込んだモール織り。江戸初期に輸入され,のちには日本でも織られ,女帯地として広く用いられた。

きガス

きガス [2] 【希―】
周期表18族に属する,ヘリウム・ネオン・アルゴン・クリプトン・キセノン・ラドンの六元素の総称。単体は常温で無色・無味・無臭の気体で,単原子分子より成り,融点・沸点は低い。大気中に約1パーセント存在し,そのほとんどはアルゴンである。化学的にきわめて不活性で,普通の条件では化合物をつくらない。不活性ガス。

きガス

きガス [2] 【木―】
⇒木(モク)ガス

きコバルトこう

きコバルトこう [5] 【輝―鉱】
コバルト・ヒ素の硫化鉱物。等軸晶系。銀白色で金属光沢。コバルトの原鉱。

ぎ [1] 【妓】
遊女。芸妓。


「き」の濁音の仮名。軟口蓋破裂音(実際の調音点は前寄りになり硬口蓋に近い破裂音)の有声子音と前舌の狭母音とから成る音節。現代共通語では,この音は主として語頭に用いられ,語中・語尾では,その頭子音が軟口蓋鼻音となるのが一般である。これを鼻濁音の「ぎ」といい,必要に応じ,「き(キ)」に半濁点「。」を付けて示すことがある。
〔奈良時代までは上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕

ぎ [1] 【議】
(1)会議などで話し合うこと。議論すること。「委員会の―を経る」
(2)考え。意見。「みな長方の―に同ずと申しあはれけれども/平家 2」
(3)古代,律令制において皇室の親族・功労者などに与えられる刑法上の特典。死罪を犯した場合には特に太政官において会議を開き刑罰を審議し,流罪以下の場合は無審議で一等を減刑する。
→六議(リクギ)

ぎ【儀】
<as for> the matter (事柄);→英和
a ceremony (儀式).→英和

ぎ【議】
⇒討議(とうぎ),協議(きようぎ).

ぎ 【儀】
■一■ [1] (名)
(1)儀式。典礼。「結婚の―」「大葬の―」
(2)ことがら。こと。形式名詞的な用法。「その―ばかりはお許しください」「唯今参る事余の―にあらず/謡曲・仲光」
■二■ (接尾)
人名や人代名詞などに付いて,「…こと」「…に関しては」の意を表す。手紙文や通知・通達の文書などで用いる。「私―,この度恩師夫妻の媒酌により…」「その方(ホウ)―」

ぎ【技】
art;→英和
craft;→英和
skill.→英和
〜をみがく improve one's art.

ぎ [1] 【偽】
〔論〕 命題のとる真理値の一。対象や事態と合致しない命題。二値論理では真・偽の二値のみをとるが,多値論理では三つ以上の値をとり得る。
⇔真
⇔真理

ぎ [1] 【義】
(1)儒教における五常(仁・義・礼・智・信)の一。人のおこないが道徳・倫理にかなっていること。「君臣の―」
(2)血縁のない形式的・倫理的な親子・兄弟などの関係。「兄弟の―を結ぶ」
(3)言葉の意味。「斤には,まさかりの―がある」
(4)〔仏〕 教え。教義。
(5)キリスト教で,神・人間がもつ属性としての正しさ。また,両者の関係としての正しさ。

ぎ 【魏】
中国の国名。
(1)戦国時代の七雄の一。晋の有力世族魏氏が韓・趙両氏とともに晋の領地を三分し,今の山西省南西部から河南省北部を領有,文侯が周王より諸侯に封じられて成立((前403-前225))。李悝(リカイ)らを重用し富国強兵に努めたが,秦に滅ぼされた。
(2)三国の一。後漢末の群雄割拠に華北を統一し実権を握って魏王となった曹操(ソウソウ)の死後,その子曹丕(ソウヒ)(文帝)が,後漢の献帝に譲位を迫って王朝を建てた(220-265)。都は洛陽。国力は三国のうち最強で,蜀・呉を圧したが,五代元帝の時,臣下の司馬氏に代わられた。
→晋(2)
(3)北朝の一。鮮卑族の拓跋珪(タクバツケイ)が華北に建国(386-534)。都は平城,のち洛陽に遷(ウツ)る。積極的な中国同化政策を進めたが,その矛盾から反乱が起こり,534年,東魏(534-550)と西魏(535-557)に分裂した。北魏。後魏。元魏。拓跋魏。

ぎ 【匹・疋】 (接尾)
⇒き(匹・疋)

ぎ【義】
justice;→英和
righteousness (正義);→英和
faithfulness (信義).→英和

ぎ [1] 【技】
わざ。腕前。

ぎ 【気】 (接尾)
〔「き(気)」の連濁〕
名詞に付いて,その物事にふさわしい性質・気質・気性などのある意を表す。「男―」「商売―」

ぎ=を見てせざるは勇(ユウ)無きなり

――を見てせざるは勇(ユウ)無きなり
〔論語(為政)〕
人として当然行うべきことと知りながら,それを実行しないのは勇気がないからである。

ぎ=神(シン)に入(イ)る

――神(シン)に入(イ)る
腕前が非常にすぐれ,神技のようだ。

ぎあく

ぎあく [0] 【偽悪】
〔「偽善」に対してつくられた語〕
わざと悪を装うこと。
⇔偽善
「―趣味」

ぎあん

ぎあん [0] 【議案】
会議にかける草案。「―を提出する」

ぎあん

ぎあん【議案】
<present> a bill <to the Diet> ;→英和
a measure.→英和
〜に賛成(反対)する support (oppose) a bill.〜を可決(否決)する pass (reject) a bill.

ぎい

ぎい [1] (副)
(多く「と」を伴って)物がきしむ音を表す語。「―と枝折り戸が鳴る」

ぎいぎい

ぎいぎい [1] (副)
物がきしる音を表す語。「きいきい」よりも大きく鈍い音。「櫓(ロ)の音が―(と)聞こえてくる」

ぎいぎい

ぎいぎい
〜いう[鳴る]creak;→英和
squeak.→英和

ぎいん

ぎいん【議院】
the House;the Diet.⇒議会(ぎかい).

ぎいん

ぎいん [0] 【偽印】
偽造された印章。また,その印影。偽判。

ぎいん

ぎいん【議員】
a member of an assembly.→英和
‖議員立法 legislation by House members.国会議員 a member of the Diet;a Diet member; <米> a Congressman; <英> a member of Parliament <an M.P.> .町会(市会)議員 a member of a town (city) assembly[council].

ぎいん

ぎいん [1] 【議員】
国会や地方議会を構成し,議決に参加する権利をもつ人。

ぎいん

ぎいん [1] 【妓院】
遊女屋。また,遊郭の色茶屋。

ぎいん

ぎいん [1] 【議院】
(1)国政を審議する場所。国会。
(2)国会の衆議院と参議院。

ぎいんうんえいいいんかい

ぎいんうんえいいいんかい [9] 【議院運営委員会】
両議院の常任委員会の一。議院の運営に関する事項,国会法及び議院の諸規則に関する事項,議長の諮問に関する事項,裁判官弾劾裁判所及び裁判官訴追委員会に関する事項,国立国会図書館に関する事項を所管する。

ぎいんきそく

ぎいんきそく [4][5] 【議院規則】
国会の各議院が単独に制定する規則。会議などの手続きおよび内部規律を内容とする。衆議院規則・参議院規則など。

ぎいんしょうげんほう

ぎいんしょうげんほう 【議院証言法】
議院において行われる,国政調査に関する証言について規定する法律。宣誓・偽証罪・自白による刑の減免などについて定める。1947年(昭和22)制定。

ぎいんていすう

ぎいんていすう [4] 【議員定数】
(1)議会を構成すべき議員の総数。
(2)各選挙区において選挙すべき議員の数。

ぎいんとくてん

ぎいんとくてん [4] 【議員特典】
国会議員の有する特典。国会議員はその職務遂行を保障するため,院外での現行犯と院の許諾ある場合を除き,会期中は逮捕されない(不逮捕特権)。また,議院での発言・表決について院外で責任を問われない(免責特権)。歳費を受ける権利も含まれる。議員特権。

ぎいんないかくせい

ぎいんないかくせい [0] 【議院内閣制】
政府(内閣)の存立が議会(ことに下院)の信任を必須要件としている制度。下院における多数党によって内閣を組織し,内閣は議会に対し連帯して責任を負い,閣僚は原則的に議席をもつ。イギリスで生まれ,日本国憲法もこれを採用している。

ぎいんほう

ぎいんほう [0] 【議院法】
帝国議会に関して,その構成・運営などを規定した法律。現行憲法施行とともに廃止され,国会法がこれに代わった。

ぎいんほうせいきょく

ぎいんほうせいきょく [6] 【議院法制局】
議員の立法活動の便宜をはかり,法案作成に技術的に協力するために衆・参両議院に設置されている機関。
→法制局

ぎいんりっぽう

ぎいんりっぽう [4] 【議員立法】
国会において議員により発議される立法。日本では立法の発議は議員・内閣ともに認められているが,アメリカでは議員立法のみが認められている。

ぎうん

ぎうん [0] 【議運】
「議院運営」「議会運営」「議院運営委員会」などの略。

ぎうん

ぎうん [0] 【疑雲】
疑いのかかっているさまを雲にたとえた語。「―に包まれる」「―を晴らす」

ぎえん

ぎえん [0] 【義捐】 (名)スル
慈善のため,また不幸や災害にあった人に対して,金品を寄付すること。「窮民を救済すべき諸院へ―せんが為めに/緑簑談(南翠)」
〔「義援」とも書く〕

ぎえん

ぎえん 【義淵】
(?-728) 奈良時代の法相宗の僧。大和の人。唯識を学び,竜蓋寺(岡寺)を開く。僧正となり,その門下から玄昉(ゲンボウ)・行基・良弁(ロウベン)などが輩出した。

ぎえんきん

ぎえんきん [0] 【義捐金】
義捐のために出す金銭。

ぎえんきん

ぎえんきん【義捐[援]金】
a contribution;→英和
<raise> a subscription <for> .→英和

ぎえんじゅごうにっき

ぎえんじゅごうにっき 【義演准后日記】
醍醐寺座主義演の日記。六二冊。1596年から1626年までの記録で,秀吉・家康との関係など当時の社会情勢を伝える。

ぎおう

ぎおう ギワウ 【祇王・妓王】
平家物語に登場する女性。京堀川の白拍子(シラビヨウシ)。祇女(ギジヨ)の姉。平清盛に愛されたが,自分の推挙した白拍子の仏(ホトケ)御前に寵(チヨウ)を奪われ,母・妹とともに嵯峨の往生院に隠れ,尼となる。

ぎおうじ

ぎおうじ ギワウ― 【祇王寺】
京都市右京区嵯峨にある真言宗大覚寺派の尼寺。祇王・祇女とその母,および仏御前が隠棲した往生院の跡地にある。

ぎおん

ぎおん [0] 【擬音】
映画・演劇・放送などで,実際の音に似せて人工的に作った音。効果音。エフェクト。

ぎおん

ぎおん【擬音】
an imitation sound;sound effects (ラジオなどの).擬音係 sound effects men.擬音語 an onomatopoeia.→英和

ぎおん

ぎおん ギヲン 【祇園】
姓氏の一。

ぎおん

ぎおん 【祇園】
(1)「祇樹給孤独園(ギジユギツコドクオン)」の略。祇樹園(ギジユオン)。
→祇園精舎(ギオンシヨウジヤ)
(2)「祇園社」「祇園の神」などの略。
(3)京都市東山区の八坂(ヤサカ)神社(祇園社)のある辺りの地名。門前町として発達,花街としても知られる。

ぎおんえ

ぎおんえ 【祇園会】
「祇園祭(ギオンマツリ)」に同じ。[季]夏。

ぎおんご

ぎおんご [0] 【擬音語】
⇒擬声語(ギセイゴ)

ぎおんさいれいしんこうき

ぎおんさいれいしんこうき ギヲンサイレイシンカウキ 【祇園祭礼信仰記】
人形浄瑠璃の一。時代物。中邑阿契(ナカムラアケイ)・豊竹応律ら合作。1757年初演。初題「祇園祭礼信長記」。「信長記」を題材とする。四段目の「金閣寺」が現在も上演される。

ぎおんしゃ

ぎおんしゃ 【祇園社】
八坂神社の旧称。祇園さん。

ぎおんしょうじゃ

ぎおんしょうじゃ 【祇園精舎】
〔梵 Jetavanavihāra〕
須達(シユダツ)長者が釈迦とその弟子に寄進した寺。中インドの舎衛(シヤエ)城の南に旧跡がある。もと祇陀(ギダ)太子の林園で,須達長者を給孤独(ギツコドク)とも呼んだことから,祇樹給孤独園,略して祇園という。祇陀林。逝多林(セイタリン)。給孤独園(ギツコドクオン)。

ぎおんしんこう

ぎおんしんこう [4] 【祇園信仰】
牛頭天王(ゴズテンノウ)および素戔嗚尊(スサノオノミコト)に対する信仰。災厄や疫病をもたらす御霊(ゴリヨウ)を慰め遷(ウツ)して平安を祈願するもので,主として都市部で盛んに信仰された。祇園祭・天王(テンノウ)祭・蘇民(ソミン)祭などの名で各地で祭りが行われる。また,津島神社の津島祭も同系列の信仰とされる。

ぎおんづくり

ぎおんづくり [4] 【祇園造り】
神社本殿形式の一。正面七間,側面四間の本殿の前に側面二間の拝殿を付加してこれに入母屋造りの屋根をかけ,さらに前面には向拝(コウハイ),両側面と背面の三方には片流れ屋根の孫庇(マゴビサシ)を取りつけたもの。京都八坂神社本殿に代表される様式。

ぎおんどうふ

ぎおんどうふ [4] 【祇園豆腐】
近世,京都祇園社鳥居前の二軒茶屋で売り出した田楽豆腐。現在は木の芽田楽をいう。

ぎおんなんかい

ぎおんなんかい ギヲン― 【祇園南海】
(1677-1751) 江戸中期の漢詩人・南画家。紀伊の人。名は瑜,字(アザナ)は伯玉。木下順庵に師事。紀伊藩の儒官。詩文に長じ,また,日本南画の先駆者とされる。著「詩学逢原」「南海詩訣」など。

ぎおんにょうごここのえにしき

ぎおんにょうごここのえにしき ギヲンニヨウゴココノヘニシキ 【祇園女御九重錦】
人形浄瑠璃の一。時代物。若竹笛躬(フエミ)・中邑阿契(ナカムラアケイ)の合作。1760年初演。三十三間堂の縁起,白河法皇の寵妃祇園女御のことなどを脚色。
→三十三間堂棟由来(ムナギノユライ)

ぎおんのかみ

ぎおんのかみ 【祇園の神】
京都祇園社の祭神である牛頭(ゴズ)天王(素戔嗚尊(スサノオノミコト))と八王子宮(五男三女八柱神)と少将井の宮(奇稲田姫(クシナダヒメ))。祇園。

ぎおんのやしろ

ぎおんのやしろ 【祇園の社】
祇園社をいう。

ぎおんのよざくら

ぎおんのよざくら 【祇園の夜桜】
京都市円山公園内のしだれ桜の夜景。

ぎおんばやし

ぎおんばやし [4] 【祇園囃子】
(1)祇園会の山鉾(ヤマボコ)の上で,笛・太鼓・鉦(カネ)などで奏する囃子。[季]夏。
(2)歌舞伎の下座の一。祇園囃子を江戸の祭り囃子風にしたもので,「夏祭浪花鑑(ナニワカガミ)」の殺し場に用いる。

ぎおんぼう

ぎおんぼう [2] 【祇園坊】
(1)柿の一品種。渋柿。果実は大きい。多くは種がなく品質がよい。主産地は広島県。
(2)干し柿形の白色の求肥饅頭(ギユウヒマンジユウ)。

ぎおんまつり

ぎおんまつり 【祇園祭】
(1)京都八坂神社の祭礼。もと陰暦六月七日から一四日まで。現在は七月一七日の山鉾巡行・神輿渡御を中心に,七月一日の吉符(キツプ)入り(神事の打ち合わせ)からほぼ一か月行われる。[季]夏。
(2)陰暦六月一五日前後に,各地の八坂神社で行われる祭礼。祇園会。祇園御霊会。[季]夏。

ぎおんまもり

ぎおんまもり [4] 【祇園守り】
(1)京都祇園社の護符。
(2){(1)}を図案化した家紋。札を描くものと筒を描くものがある。守り紋。
祇園守り(2)[図]

ぎおんりんじさい

ぎおんりんじさい 【祇園臨時祭】
京都祇園社で,祇園会の翌日,陰暦六月一五日に行われた祭り。朝廷より奉幣使が遣わされた。応仁の乱後中絶,1865年再興されたがまもなく廃絶。

ぎか

ぎか 【羲和】
(1)中国古代伝説上の人物,羲氏と和氏。ともに尭帝の下で暦象をつかさどる官にあった。
(2)太陽の馬車の御者。転じて,日月をいう。

ぎか

ぎか [1] 【偽花】
小花が集まり一つの花序をなしているが,外見が一個の花に似た形態を示すもの。キク科の頭状花序,トウダイグサ科の壺状花序など。

ぎか

ぎか [1] 【偽果】
花托(カタク)・萼(ガク)・総苞(ソウホウ)など子房以外の部分が子房とともに生長・肥大してできた果実。イチジク・ナシなど。仮果。
⇔真果

ぎか

ぎか [1] 【妓家】
(1)芸妓や役者など,芸を職業とする人の家。
(2)遊女屋。妓楼。「芳町(ヨシチヨウ)の―に飲む/日乗(荷風)」

ぎかい

ぎかい [0] 【義解】
⇒ぎげ(義解)

ぎかい

ぎかい [1] 【議会】
国民の意思を代表する者として選挙で選ばれた議員によって構成され,主に立法に参与する合議制の機関。国会・都道府県議会・市町村議会がある。

ぎかい

ぎかい【議会】
a national assembly (一般);the Diet (日本);Congress (米国);Parliament (英国).〜を召集(解散)する convoke (dissolve) the Diet.‖議会運営手続 parliamentary procedure.議会工作 lobbying.議会政治 parliamentary government.議会制度 the parliamentary system.

ぎかいしゅぎ

ぎかいしゅぎ [4] 【議会主義】
(1)「議会政治」に同じ。
(2)社会主義運動において,議会で多数の議席を獲得することによって,資本主義社会から社会主義社会への変革を実現しようとする立場。

ぎかいせい

ぎかいせい [0] 【議会制】
立法等,統治のための意思決定が議会によってなされる政治形態。間接民主制と多数決原理を基盤としている。代議制。「―民主主義」

ぎかいせいじ

ぎかいせいじ [4] 【議会政治】
国民の意思の代表機関である議会が国政を行うことを基本とする政治。一七,八世紀にイギリスにおいて,君主の専制政治を抑えるものとして発達。議会主義。

ぎかいのそう

ぎかいのそう 【擬階の奏】
平安時代,毎年4月7日に,六位以下八位以上に叙される者の名簿を奏上する儀式。

ぎかく

ぎかく [0] 【擬革】
人造皮革。

ぎかくし

ぎかくし [3][2] 【擬革紙】
外観を革に似せた紙。強くしなやかな紙に種々の薬品を塗り,型付けなどの特殊な仕上げをしたもの。室内や家具の装飾,書籍の表紙などに用いる。

ぎかん

ぎかん [1][0] 【妓館】
遊女屋。娼家。

ぎかん

ぎかん [0] 【技監】
技術をつかさどる国家公務員の職名。現在,わが国では建設省と特許庁に各一人が置かれている。

ぎかん

ぎかん [0] 【妓館】
遊女屋。

ぎかん

ぎかん [1] 【技官】
特別の学術・技芸に関することをつかさどる国家公務員。建設技官・厚生技官の類。

ぎかん

ぎかん【技官】
a technical official.

ぎかん

ぎかん [1] 【議官】
明治初期の立法機関に置かれた官名。1871年(明治4)太政官左院(初め議員と称した)に,75年に元老院に,81年に参事院に置かれた。

ぎかんせつ

ぎかんせつ [2] 【偽関節】
骨折部の骨の癒合が起こらず,異常な可動性がみられる状態。仮関節。

ぎが

ぎが [1] 【戯画】
たわむれに描いた絵。また,風刺や滑稽をねらって描いた絵。ざれ絵。風刺画。カリカチュア。

ぎが

ぎが [1] 【巍峨】 (ト|タル)[文]形動タリ
山などの高くそびえるさま。「近南に別山―として峭立し/日本風景論(重昂)」

ぎが

ぎが【戯画】
a caricature.→英和
〜化する caricature.

ぎがか

ぎがか ギグワクワ [0] 【戯画化】 (名)スル
風刺や滑稽をねらい,意識的におもしろおかしく表現すること。「世相を―する」

ぎがく

ぎがく [1] 【伎楽】
(1)612年百済(クダラ)から帰化した味摩之(ミマシ)が伝えたという,楽器演奏を伴う無言の仮面劇。法会の供養楽として八世紀後半に最も栄えたが,後伝の声明(シヨウミヨウ)や雅楽によって衰えた。呉楽(クレノガク)((クレガク)・(ゴガク))。くれのうたまい。
(2)仏典で,供養楽また天人の奏楽のこと。

ぎがく

ぎがく [1] 【義学】
公益のため,有志の義捐(ギエン)によって設立された民間の学校。義塾。

ぎがく

ぎがく [1] 【妓楽】
妓女の奏する音楽。

ぎがく

ぎがく [1] 【偽学】
(1)正道にかなっていない学問。
(2)その時代に正統と認められなかった学問。異学。

ぎがくし

ぎがくし [3][2] 【伎楽師】
古代,伎楽生(ギガクシヨウ)に伎楽を教授した職。

ぎがくしょう

ぎがくしょう [3] 【伎楽生】
古代,伎楽を伝習した生徒。

ぎがくめん

ぎがくめん [3] 【伎楽面】
伎楽に用いた仮面。後頭部までもおおうよう大形に作られ,その表情は誇張されている。正倉院・法隆寺・東大寺などに伝存する。
伎楽面[図]

ぎがん

ぎがん [0] 【義眼】
人工の眼球。入れ目。

ぎがん

ぎがん【義眼】
an artificial[a false]eye.

ぎき

ぎき [1] 【義旗】
正義の戦いに揚げる旗印。「―を翻す」

ぎき

ぎき [1] 【義気】
正義を重んじようとする心。義侠心。

ぎき

ぎき [1] 【儀軌】
(1)密教で,仏・菩薩・諸天神などを供養したり,念誦(ネンジユ)をするときの儀式規則。また,それを記した書物。
(2)規則。規範。儀法。

ぎきょ

ぎきょ [1] 【義挙】
正義のために起こす企てや行動。

ぎきょう

ぎきょう【義侠(心)】
chivalry.→英和
〜的 chivalrous <conduct> .→英和

ぎきょう

ぎきょう [0] 【偽経】
(1)インドで撰述された仏典に対して,中国で作られた仏典の称。
(2)後世に偽作した経典。

ぎきょう

ぎきょう [0] 【義侠】
強い者をおさえ,弱い者を助けること。男だて。

ぎきょうしん

ぎきょうしん [2] 【義侠心】
義侠に富む心。おとこぎ。「―の強い人」

ぎきょうだい

ぎきょうだい [2] 【義兄弟】
(1)互いに交わした約束で兄弟の交わりをする人。
(2)妻や夫の兄弟。義兄や義弟など。義理の兄弟。

ぎきょうだい

ぎきょうだい【義兄弟】
a brother-in-law;one's sworn brother.

ぎきょく

ぎきょく【戯曲】
a drama;→英和
a play.→英和
〜化する dramatize <a novel> .‖戯曲家 a dramatist;a playwright.

ぎきょく

ぎきょく [0] 【戯曲】
劇の上演のために書かれた脚本。また,その形式で書かれた文学作品。台詞(セリフ)に,人物の動作や舞台効果など,演出に関する注意(ト書き)を加えたもの。日本・外国ともに,その形式が確立したのは近代以後であるが,謡曲,あるいは浄瑠璃の丸本(マルホン)や歌舞伎の台帳などもその一種であるといえる。
→レーゼドラマ

ぎきん

ぎきん [0] 【義金】
「義捐金(ギエンキン)」に同じ。

ぎきん

ぎきん [0] 【偽金】
(1)「アルミ青銅」に同じ。
(2)硫化スズ(IV)を主成分とする黄金色の顔料。金の代用品とする。

ぎぎ

ぎぎ【疑義】
<entertain> a doubt <about> .→英和
〜をただす ascertain doubtful points;ask <a person> for the explanation <of a matter> .

ぎぎ

ぎぎ [1] 【義義】
(1)〔胸びれのとげとその付け根の骨をこすり合わせて,ギーギーと音を立てることから〕
ナマズ目の淡水魚。全長20センチメートル内外。体は細長く,四対の口ひげをもつ。灰褐色で,暗色の不規則な斑紋がある。背びれと胸びれに一本ずつとげをもち,刺されると非常に痛む。食用。本州中部以南と四国に分布する。ハゲギギ。ググ。
(2)ゴンズイの異名。

ぎぎ

ぎぎ [1] 【巍巍・魏魏】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)高く大きいさま。「―たる岩峰」「―と雲を凌ぐ高楼/花間鶯(鉄腸)」
(2)おごそかで威厳のあるさま。「神徳―たり/栄花(鳥の舞)」

ぎぎ

ぎぎ [1] 【擬議】 (名)スル
(1)あれこれと思いはかること。「敵已に計略(ハカリゴト)を廻(メグ)らせしかと少しく―して居たり/自由の凱歌(夢柳)」
(2)あやぶみためらうこと。躊躇(チユウチヨ)。「敵の中へちつとも―せず走り懸る/太平記 22」

ぎぎ

ぎぎ [1] 【疑義】
意味・内容がはっきりしないこと。疑わしいこと。「この説には重大な―がある」「―を生ずる」

ぎぎめく

ぎぎめ・く (動カ四)
(1)ぎいぎいと音をたてる。「赤く大きなる鼬(イタチ)…大きに―・きて/盛衰記 13」
(2)ひしめく。大騒ぎする。「われもわれもと―・き参り給ふ/御伽草子・熊野」

ぎぎゃく

ぎぎゃく [0] 【戯謔】
たわむれおどけること。けぎゃく。「こは固(モト)より―に過ぎざりき/即興詩人(鴎外)」

ぎく

ぎく [1] 【疑懼・疑惧】 (名)スル
うたがいおそれること。「其―する所又誤解に出たるものと/民約論(徳)」

ぎくう

ぎくう 【祇空】
⇒稲津(イナヅ)祇空

ぎくぎく

ぎくぎく [1] (副)スル
運動・動作などが滑らかに行われないさま。また,そのときに起こる音を表す語。「膝が―する」

ぎくしゃく

ぎくしゃく [1] (副)スル
言葉や動作が滑らかでなく,ぎこちないさま。また,物事が滑らかに進まないさま。「―(と)動きまわる」「―した言い方」「―した関係」

ぎくしゃくした

ぎくしゃくした
awkward;→英和
jerky;→英和
stiff.→英和

ぎくっと

ぎくっと [2] (副)スル
突然,予想しなかった事態が起こって驚き恐れるさま。「盲点を鋭く指摘され―する」

ぎくり

ぎくり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)不意なことに驚くさま。「弱点をつかれて―とした」

ぎくん

ぎくん [0] 【義訓】
上代文献,特に万葉集における用字法の一。本来の訓によってではなく,語の表す意味によって漢字をあてるもの。「乍(ツツ)」のようにのちに正訓として固定したものもあるが,「金(アキ)」「黄変(モミツ)」「数多(アマネシ)」など,多くは個人的あるいはその場限りの用字である。なお,近世以降の「糸瓜(ヘチマ)」「煙草(タバコ)」,明治以後の「阿兄(ニイサン)」「硝子(ビードロ)」なども一種の義訓である。

ぎくん

ぎくん [0] 【戯訓】
万葉集などの義訓のうち,特に遊戯的技巧的にあてはめられた訓。戯書{(2)}に基づく訓。

ぎくんし

ぎくんし [2] 【偽君子】
いかにも君子らしく振る舞うが,実際は君子でない人。えせくんし。

ぎぐ

ぎぐ [1] 【戯具】
遊戯の道具。おもちゃ。

ぎぐん

ぎぐん [0][1] 【義軍】
正義のために起こす戦い。また,軍勢。

ぎけい

ぎけい [0] 【劓刑】
⇒劓(ハナキリ)

ぎけい

ぎけい【義兄】
a brother-in-law.

ぎけい

ぎけい 【儀刑・儀型】
手本。模範。ぎきょう。「太政大臣は一人(イチジン)に師範として四海に―せり/平家 1」

ぎけい

ぎけい [0] 【偽計】
人をあざむく計略。詭計(キケイ)。

ぎけい

ぎけい [0] 【義兄】
(1)兄弟の約束を交わして兄貴分になった者。
(2)義理の兄。夫または妻の兄,または姉の夫。

ぎけいき

ぎけいき 【義経記】
軍記物語。八巻。作者未詳。室町前期に成立。源義経の悲劇的生涯を描いた一代記。義経伝説を多く含み,後世の文学・演劇に豊富な素材を与えた。判官物語(ホウガンモノガタリ)。牛若物語。義経(ヨシツネ)物語。よしつねき。

ぎけつ

ぎけつ [0] 【議決】 (名)スル
合議によって決定すること。「国会で―する」

ぎけつ

ぎけつ【議決】
a decision <of a meeting> .→英和
〜する decide;→英和
vote <for,against> .→英和
‖議決権 a vote.

ぎけつきかん

ぎけつきかん [5][4] 【議決機関】
国家・公共団体・株式会社などの団体において,意思決定を行う合議制の機関。国会・地方議会・株主総会など。意思機関。
⇔執行機関

ぎけつけん

ぎけつけん [3][2] 【議決権】
特定の団体の意思決定に参加する権利。

ぎけんし

ぎけんし [2] 【擬絹糸】
⇒シルケット

ぎけんばんぶつどう

ぎけんばんぶつどう 【義県万仏堂】
中国遼寧省義県の西郊にある北魏(ホクギ)時代の仏教石窟(セツクツ)群。東西の二群に分かれる。

ぎげ

ぎげ [1] 【義解】
文章などの意義を明らかにすること。ぎかい。「令(リヨウ)の―」

ぎげい

ぎげい [1] 【伎芸】
歌舞・音曲などの芸能。また,それに関するわざ。

ぎげい

ぎげい [1][0] 【技芸】
美術・工芸などの芸術に関する技術。

ぎげい

ぎげい【技芸】
arts;handicrafts (手芸);accomplishments (芸事).

ぎげいてん

ぎげいてん 【伎芸天】
天部の一。福徳をつかさどる天女。伎芸に秀でる。容姿が美しく,左手に花を盛った皿を持つ。大自在天の髪際より化生したという。大自在天女。
伎芸天[図]

ぎげん

ぎげん 【魏源】
(1794-1857) 中国,清末の学者。字(アザナ)は黙深。経世実用の学風を立て,西欧列強の進出に対し強兵を主張。編著「海国図志」「聖武記」「皇朝経世文編」など。

ぎげん

ぎげん [0] 【戯言】
ふざけて言う言葉。冗談。「―を弄する」

ぎげん

ぎげん [0] 【偽言】
いつわりの言葉。うそ。虚言。

ぎげん

ぎげん 【義玄】
⇒臨済(リンザイ)

ぎこ

ぎこ [1] 【議故】
律の六議(リクギ)の一。長く天皇に仕えて,特に恩寵(オンチヨウ)を受けた者に与えられる刑法上の特典。

ぎこ

ぎこ [1] 【巍乎】 (ト|タル)[文]形動タリ
(山などが)高く大きいさま。「―たる楼閣を起す/春(藤村)」

ぎこ

ぎこ【擬古】
pseudoclassicism.〜文の (written) in a classical style.擬古主義 (pseudo) classicism;→英和
archaism (文学・美術の).→英和

ぎこ

ぎこ [1] 【擬古】
古い時代の習慣ややりかたに似せること。「―文」

ぎこう

ぎこう [0] 【技工】
手で加工する技術。また,その技術をもつ人。「歯科―士」

ぎこう

ぎこう [0] 【義甲】
箏(コト)・三線(サンシン)・マンドリンなどの撥弦(ハツゲン)楽器の演奏の際に,指先にはめ,または指先に持って,弦を弾ずるための爪形の小さな道具。琴爪・ピック・プレクトラムなど。つめ。

ぎこう

ぎこう [0] 【技巧】
すぐれた技術。特に,芸術作品をたくみに制作する技術。テクニック。「―をこらす」「―に走る」

ぎこう

ぎこう [0] 【義校】
明治初年,民間の寄付金により設立された初等学校。愛知県・岐阜県で多数設立された。学制制定後は公立小学校となる。

ぎこう

ぎこう【技巧】
(an) art;→英和
(a) technique;→英和
craft;→英和
technical skill.〜を弄する resort to artifice.

ぎこう

ぎこう [0] 【擬攻】
小鳥などが,群れをなしてワシタカ類やフクロウなどの猛禽(モウキン)類に攻撃をしかけ,威嚇して相手を追い払う行動。モビング。

ぎこう

ぎこう 【義公】
徳川光圀(ミツクニ)の諡号(シゴウ)。

ぎこう

ぎこう [0] 【擬講】
(1)僧侶が三会(サンエ)の講師に任ぜられてから,実際に講ずるまでの間の称。
⇔已講(イコウ)
(2)近世以降の浄土宗・真宗大谷派の僧の学階の一。

ぎこうは

ぎこうは [0] 【技巧派】
特に技巧を重んじ,また技巧にすぐれている人。「―の投手」「―の詩人」

ぎこうるい

ぎこうるい [2] 【擬猴類】
原猿類(ゲンエンルイ)の別名。

ぎこしゅぎ

ぎこしゅぎ [3] 【擬古主義】
(1)一般に古典を規範とし,その精神・形式にならおうとする立場。擬古典主義。
(2)一七,八世紀のヨーロッパにおいて,古代ギリシャ・ローマの古典を尊重する芸術上の立場。古典主義。

ぎこちない

ぎこちな・い [4] (形)
〔「ぎこつない」の転。「ぎごちない」とも〕
十分になれきっていなくて,動作や言葉がなめらかでない。「―・い手つき」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ぎこちない

ぎこちない
awkward;→英和
clumsy;→英和
stiff.→英和

ぎこつない

ぎこつな・い (形)[文]ク ぎこつな・し
〔「ぎごつない」「きごつない」とも。中世・近世の語〕
無愛想で荒っぽい。武骨である。「そこな自然生(ジネンジヨ)め,歌ひをらうと―・く/浄瑠璃・丹波与作(上)」

ぎこぶん

ぎこぶん [2] 【擬古文】
(1)古い時代の作品の文体をまねて作った文章。
(2)江戸中期から明治にかけて,主に国学者・歌人たちが平安時代の和歌や文章を範として書いた文章。江戸時代には雅文と称したが,明治の頃よりこの称を用いた。

ぎこぶんたい

ぎこぶんたい [0] 【擬古文体】
擬古文で綴(ツヅ)られた文章の様式。

ぎこものがたり

ぎこものがたり [5] 【擬古物語】
主として鎌倉時代,「源氏物語」「狭衣物語」などの平安時代の作り物語を模倣して作られた物語。ほとんどが貴族の男女を主人公とした宮廷物語であるが,時代を反映して無常観が濃く,悲恋遁世の話が多い。「あまのかるも」「松浦宮(マツラノミヤ)物語」「苔の衣」「風につれなき」「わが身にたどる姫君」など。

ぎごう

ぎごう [0] 【戯号】
戯作者の用いる号。げごう。

ぎごく

ぎごく【疑獄】
<be involved in> a scandal[graft case].→英和

ぎごく

ぎごく [0] 【疑獄】
(1)政治にからむ大規模な贈収賄の事件。「造船―」
(2)〔礼記(王制)〕
犯罪の疑いで審理中の難事件。

ぎごわ

ぎごわ [0] 【義強】 (形動)[文]ナリ
頑固で融通のきかないさま。「―な片意地な処もお有なすつて/金色夜叉(紅葉)」

ぎさ

ぎさ [1] 【欺詐】
あざむきだますこと。「―術策は人生必需の具と為り/学問ノススメ(諭吉)」

ぎさ

ぎさ [1] 【偽詐】
いつわりあざむくこと。うそ。「誠実なると,―なるとは/西国立志編(正直)」

ぎさく

ぎさく【偽作】
a forgery;a counterfeit.→英和

ぎさく

ぎさく [0] 【偽作】 (名)スル
にせ物を作ること。特に,書画・骨董(コツトウ)などのにせ物を作ること。また,そのにせ物。贋作(ガンサク)。

ぎさく

ぎさく [0] 【戯作】
⇒げさく(戯作)

ぎさく

ぎさく [0] 【擬作】 (名)スル
(1)似せて作ること。また,その作った物。
(2)詩会や歌会などに備えて,あらかじめ詩歌などを作っておくこと。また,その作品。「当座に詠むことは少なき,―とかにてぞ侍りける/今鏡(すべらぎ中)」

ぎさつ

ぎさつ [0] 【偽札】
(1)にせの紙幣。にせさつ。
(2)にせの書類。

ぎさん

ぎさん [0] 【蟻蚕】
卵からかえったばかりの蚕(カイコ)。蟻(アリ)に似ている。けご。

ぎさん

ぎさん [0] 【蟻酸】
最も簡単な脂肪族モノカルボン酸。化学式 HCOOH  刺激臭のある無色の酸性液体。メチルアルコールやホルマリンの酸化により得られる。ハチやアリの毒腺中にあり,これらの虫に刺されたときの皮膚の痛みやはれの原因となる。各種有機薬品の合成原料や,皮革のなめしに用いる。
〔自然科学では「ギ酸」と書く〕

ぎさん

ぎさん【蟻酸】
《化》formic acid.

ぎざ

ぎざ [1]
(1)鋸(ノコギリ)の歯のような刻み目。ぎざぎざ。
(2)もと,五〇銭銀貨のこと。縁に刻み目があるところからの称。

ぎざぎざ

ぎざぎざ
notches;indentations;milling (貨幣の).→英和
〜のある notched;indented;milled.

ぎざぎざ

ぎざぎざ 【刻刻・段段】
■一■ [0][4] (名・形動)
鋸(ノコギリ)の歯のようなきざみ目。また,それが連続的についているさま。「―のある葉」「―な岩礁」
■二■ [1] (副)スル
鋸の歯のようなきざみ目が連続してついているようす。「―した稜線」「葉のふちが―している」

ぎざん

ぎざん 【義山】
(1648-1717) 江戸前期の浄土宗の僧。京都の人。字(アザナ)は良照,号は信阿。円智とともに「円光大師行状画図翼賛」(六〇巻)を著す。

ぎし

ぎし【義歯】
an artificial[a false]tooth.

ぎし

ぎし [1] 【技師】
(1)技術関係のことを専門の職業とする人。エンジニア。
(2)旧制官庁で,技術関係のことを扱う高等官また高等官待遇の技術官。
→技官

ぎし

ぎし [1] 【義士】
(1)節義をかたく守る人。義人。
(2)特に,赤穂義士のこと。

ぎし

ぎし [1] 【義歯】
入れ歯。

ぎし

ぎし [1] 【義子】
義理の子。養子や,息子・娘の配偶者など。

ぎし

ぎし【技師】
an engineer;→英和
a technical expert (専門家).‖建築技師 an architect.土木(電気)技師 a civil (an electrical) engineer.

ぎし

ぎし【義士】
a faithful retainer.

ぎし

ぎし【義姉】
a sister-in-law.

ぎし

ぎし [1] 【擬死】
動物が不意あるいは急激な刺激を受けて死んだような姿勢で動かなくなること。昆虫やヘビ,鳥類・哺乳類などにみられる。一部の鳥類・哺乳類を除いては,刺激に対する反射的な反応であるが,結果的には危険から身を守る働きともなる。

ぎし

ぎし [1] 【義枝】
⇒接(ツ)ぎ穂(ホ)

ぎし

ぎし [1] 【義肢】
手や足の一部を失った人が,失われた部分の機能を補うためにつける人工の器具。義足や義手。
→補装具

ぎし

ぎし [1] 【義姉】
(1)義理の姉。兄嫁,または夫や妻の姉。
(2)姉妹の約束を交わして,姉となった女性。

ぎし

ぎし 【魏志】
中国,三国時代の魏に関する歴史書「魏書」の通称。三〇巻。西晋の陳寿の撰。本紀四巻,列伝二六巻。「蜀書」「呉書」とあわせて「三国志」と称される。
→魏志倭人伝(ワジンデン)

ぎしき

ぎしき【儀式】
<perform> a ceremony;→英和
<church> rites.〜の ceremonial.→英和
〜ばる be ceremonial.〜ばらずに without ceremony.

ぎしき

ぎしき [1] 【儀式】
(1)一定の作法・形式にのっとって行われる集団的行事。慶弔に際して行われる行事や組織体が行う行事など。「―を執り行う」
(2)朝廷で行う公事・祭事の礼式作法。また,それを定めた書。「貞観―」

ぎしきばる

ぎしきば・る [4] 【儀式張る】 (動ラ五[四])
体裁を重んじて,堅苦しくする。形式ばる。「―・った挨拶(アイサツ)」

ぎしぎし

ぎしぎし [1] (副)
(1)「きしきし」より強い音を表す語。「家中が―(と)いうほどの大地震」
(2)物をすき間なく詰め込むさま。ぎちぎち。

ぎしぎし

ぎしぎし [0] 【羊蹄】
タデ科の多年草。原野に自生。茎は太く高さ約80センチメートル。根葉は狭長楕円形で長い柄がある。夏,茎上の花穂に多数の緑色の小花をつける。根を「しのね」といい,皮膚病の薬にする。
〔「羊蹄の花」は [季]夏〕

ぎしそうぐし

ぎしそうぐし [5] 【義肢装具士】
義肢装具士法に基づき,医師の指示の下に義肢および装具の設計製作,調整を行う者。

ぎしでん

ぎしでん 【義士伝】
講談の代表的演目。浅野内匠頭の松の廊下の刃傷より,大石内蔵之助らの吉良邸討入り,泉岳寺引上げまでの経緯を描く「義士本伝」・四十七士各人の伝を述べる「義士銘々伝」・天野屋利兵衛などの義士ならざる人物の伝を述べる「義士外伝」よりなる。

ぎしむ

ぎし・む 【軋む】 (動マ四)
りきむ。いきまく。「入らんといふ人相手成はと,―・み給へば/浄瑠璃・源氏長久移徙悦」

ぎしめく

ぎしめ・く 【軋めく】 (動カ四)
(1)ぎしぎしと音を立てる。[日葡]
(2)「ぎしむ」に同じ。「某をちくしやうとはすいさん也と,そりをうつて―・けば/浄瑠璃・当麻中将姫」

ぎしゃ

ぎしゃ [1] 【義者】
義をかたく守る人。義士。「―のいさめにしたがうて,いかりを押へて座し給ふ/太平記 17」

ぎしゃばる

ぎしゃば・る 【義者張る】 (動ラ四)
律義に振る舞う。りきむ。「田舎もんでござるから,―・つて/滑稽本・膝栗毛(発端)」

ぎしゅ

ぎしゅ [1][0] 【義手】
失われた手の機能を補うためにつける人工の手。
→補装具

ぎしゅ

ぎしゅ【義手】
an artificial arm[hand].

ぎしゅ

ぎしゅ【技手】
an assistant engineer.

ぎしゅ

ぎしゅ [1] 【技手】
(1)会社などで,技師の下にあり,技術関係の仕事を行う者。
(2)旧制官庁で,技術官吏の一つとして技師の下に属した判任官または同待遇者。ぎて。

ぎしゅう

ぎしゅう [0] ―シフ 【蟻集】 ・ ―シユウ 【蟻聚】 (名)スル
蟻(アリ)のように群がり集まること。「短識の人―螻議す/明六雑誌 12」

ぎしゅう

ぎしゅう [0] 【艤舟】
船出の用意をすること。ふなよそおい。

ぎしゅう

ぎしゅう 【魏収】
(506-572) 中国,北斉(ホクセイ)の学者。字(アザナ)は伯起。北魏(ホクギ)の史書「魏書」を編纂。

ぎしゅうもん

ぎしゅうもん ギシウ― 【宜秋門】
(1)平安京内裏(ダイリ)外郭門の一。西面の中央にあった。門外に右衛門府の陣があるため,右衛門の陣とも呼ばれる。
→大内裏
(2)京都御所の西面中央にある門。公卿門。

ぎしゅうもんいん

ぎしゅうもんいん ギシウモンヰン 【宜秋門院】
(1173-1238) 後鳥羽天皇の中宮。名は任子(タエコ)。九条兼実の女(ムスメ)。1200年院号宣下。

ぎしゅうもんいんのたんご

ぎしゅうもんいんのたんご ギシウモンヰン― 【宜秋門院丹後】
平安末期・鎌倉初期の歌人。源頼行(頼政の弟)の女(ムスメ)。九条兼実家に出仕。のち宜秋門院の女房となる。千載集以下の勅撰集に四五首入集。摂政家丹後。生没年未詳。

ぎしょ

ぎしょ 【魏書】
(1)中国の正史の一。北魏に関する史書。北斉の魏収の撰。554年に完成。帝紀一二巻,列伝九二巻,志一〇巻。現行本は宋代に修補されたもの。北魏書。後魏書。
(2)「魏志」に同じ。

ぎしょ

ぎしょ [1] 【偽書】
にせの手紙や書物。偽作した書物や書状。

ぎしょ

ぎしょ [1] 【義疏】
⇒ぎそ(義疏)

ぎしょ

ぎしょ [1] 【戯書】
(1)たわむれに書いた文・書物。ざれがき。
(2)上代文献,特に万葉集における用字法の一。義訓の一種で,特に使用者の遊戯的な意図や技巧の認められるもの。「くく」を「八十一」,「し」を「重二」,「出でば」を「山上復有山者」と書く類。

ぎしょう

ぎしょう [0] 【擬傷】
親鳥がけがをしたようによそおって,外敵の注意を自分の方へ向ける行動。卵や雛(ヒナ)を外敵から守る効果がある。

ぎしょう

ぎしょう ギシヤウ 【宜昌】
中国,湖北省西部の長江中流北岸にある河港都市。三峡の東口で,四川・湖北両省の水陸交通の要地。イーチャン。

ぎしょう

ぎしょう【偽証(する)】
(give) false testimony[evidence].偽証罪 perjury.→英和

ぎしょう

ぎしょう [0] 【偽証】 (名)スル
事実と異なることを故意に証言すること。また,その証言。

ぎしょう

ぎしょう [0] 【偽称】 (名)スル
氏名・身分などをいつわること。また,いつわりの氏名や身分。「弁護士だと―する」

ぎしょう

ぎしょう [0] 【戯称】 (名)スル
ふざけて名づけること。また,その名。

ぎしょう

ぎしょう [0] 【戯笑】
たわむれ笑うこと。おどけること。滑稽(コツケイ)。

ぎしょうげんしょく

ぎしょうげんしょく ギシヤウ― [4] 【議請減贖】
律令制下,律の適用にあたり,特定の身分ある者に与えられた特権の一。勅裁を得て罪の減刑または贖罪が行われた。

ぎしょうざい

ぎしょうざい [2] 【偽証罪】
法律の規定に従って宣誓した証人が,虚偽の陳述をなすことにより成立する罪。虚偽の鑑定,通訳にも適用される。

ぎしり

ぎしり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)物が鈍くきしる音を表す語。「板敷きが―と鳴る」

ぎしわじんでん

ぎしわじんでん 【魏志倭人伝】
「魏書(東夷伝)」にある倭人に関する記事の称。邪馬台国(ヤマタイコク)とその女王卑弥呼(ヒミコ)について記されており,三世紀の日本の政情・風俗などを知りうる文献。

ぎしん

ぎしん [0] 【議親】
律の六議(リクギ)の一。天皇の五親等以内,太皇太后・皇太后の四親等以内,皇后の三親等以内の親族に対して与えられた刑法上の特典。

ぎしん

ぎしん 【義真】
(781-833) 平安前期の天台宗の僧。延暦寺第一世座主。相模の人。最澄に師事。入唐の際には通訳を務める。最澄の死後戒壇院設立の勅許を得て戒和上となった。修禅和尚。著「天台法華宗義集」ほか。

ぎしん

ぎしん [0][1] 【疑心】
(1)疑いの心。疑い。「―を抱く」
(2)〔仏〕 六根本煩悩(ボンノウ)の一。仏教の真理に対して,疑いの心をもつこと。安心立命(アンジンリユウミヨウ)しなくなること。

ぎしん

ぎしん【疑心】
(a) doubt;→英和
(a) suspicion.→英和
疑心暗鬼 Suspicion begets fears.

ぎしん

ぎしん [1] 【義心】
正義を通そうとする心。

ぎしん

ぎしん [1][0] 【義臣】
忠義の心のあつい家臣。

ぎしん=暗鬼を生(シヨウ)ず

――暗鬼を生(シヨウ)ず
〔列子(説符注)〕
疑心があると,何でもないものにまで恐れや疑いの気持ちを抱くものである。疑心暗鬼。疑えば目に鬼を見る。

ぎしんあんき

ぎしんあんき [4] 【疑心暗鬼】
「疑心暗鬼を生ず」の略。「―になる」

ぎしんなんぼくちょうじだい

ぎしんなんぼくちょうじだい ギシンナンボクテウ― 【魏晋南北朝時代】
中国で,後漢が滅んだ220年頃から隋が天下を統一した589年までの三六〇余年間の時代。三国時代,西晋の統一時代,東晋・五胡十六国時代,南北朝時代に細分することもある。

ぎじ

ぎじ [1] 【疑似・擬似】
区別のつけにくいほどよく似ていること。「―コレラ」

ぎじ

ぎじ [1] 【議事】
会合して協議すること。また,協議すべき事柄。「―進行」

ぎじ

ぎじ【擬餌】
an artificial bait.擬餌鉤 a lure.→英和

ぎじ

ぎじ [1] 【擬餌】
(1)魚などが食べる生き餌(エ)に色や形を似せて作ったもの。擬似餌(ギジエ)。餌木(エギ)。
(2)「擬餌鉤(バリ)」の略。

ぎじ

ぎじ [1] 【疑事】
疑わしい事柄。疑うべき事柄。

ぎじ

ぎじ [1] 【義字】
「意字(イジ)」に同じ。

ぎじ

ぎじ【議事】
<expedite> proceedings[business].‖議事堂 the Diet Building; <米> the Capitol; <英> the Houses of Parliament.議事日程 an order of the day; <on> an agenda.議事録 the minutes (of proceedings).議事妨害 filibuster.

ぎじ−

ぎじ−【疑似−】
quasi-;suspected;false.→英和
疑似患者 a suspected case.

ぎじきかん

ぎじきかん [4][3] 【議事機関】
⇒議決(ギケツ)機関

ぎじこうかいのげんそく

ぎじこうかいのげんそく 【議事公開の原則】
国会の各議院の会議,地方議会の会議を公開のものとする原則。公開停止のためには,一定の手続きによる議決を要する。

ぎじじゅう

ぎじじゅう [2] 【擬侍従】
平安時代以降,即位・朝賀の際,親王・公卿の中から,仮に侍従として奉仕させたもの。

ぎじていそくすう

ぎじていそくすう [6] 【議事定足数】
⇒定足数

ぎじどう

ぎじどう [0] 【議事堂】
議員が集まって会議する建物。特に,国会議事堂のこと。

ぎじにってい

ぎじにってい [3] 【議事日程】
国会の各議院や株主総会などの合議体の会議における,審議事項およびその順序と日時の予定。

ぎじばり

ぎじばり [0][3] 【擬餌鉤・擬餌針】
羽毛・魚皮・金属片などを使って,虫・小魚などの生き餌(エ)に似せて作った餌をつけた釣り針。毛鉤・フライ・ルアーなどがある。ぎじ。

ぎじぼうがい

ぎじぼうがい [1][3] 【議事妨害】
議会で,長時間の演説や動議の提出など,合法的に認められた手段により議事の進行を妨げること。多く少数派が多数派に抵抗するために用いる。フィリバスター。

ぎじゃくっせん

ぎじゃくっせん 【耆闍崛山】
〔梵 Gṛdhrakūṭa〕
霊鷲山(リヨウジユセン)の別名。

ぎじゅく

ぎじゅく [1] 【義塾】
一般の子弟を平等に教育することを目的に義捐(ギエン)金によって設立された塾や学校。

ぎじゅつ

ぎじゅつ【技術】
(an) art;→英和
technique;→英和
technical skill.〜的 technical <aid> .→英和
〜上 technically.→英和
‖技術家 a technical expert.技術革新 technological innovation.技術者 a technician.技術提携 a technical tie-up.

ぎじゅつ

ぎじゅつ [1] 【技術】
(1)物事を巧みにしとげるわざ。技芸。「運転―」
(2)自然に人為を加えて人間の生活に役立てるようにする手段。また,そのために開発された科学を実際に応用する手段。科学技術。

ぎじゅついてん

ぎじゅついてん [4] 【技術移転】
技術力の高い国・企業・産業分野から技術力の低い方へ技術が移されること。例えば,先進国から発展途上国への技術援助や,宇宙開発技術の民生分野への応用など。

ぎじゅつえんじょ

ぎじゅつえんじょ [4] 【技術援助】
先進国が発展途上国に対して経済開発に必要な知識・技術を提供すること。海外からの研修生の訓練,専門家・技術者の海外への派遣,機械・施設の提供などの形態があり,無償の場合が多い。

ぎじゅつか

ぎじゅつか [0] 【技術家】
(1)物事を巧みに行う人。
(2)「技術者」に同じ。

ぎじゅつかくしん

ぎじゅつかくしん [4] 【技術革新】
⇒イノベーション

ぎじゅつかてい

ぎじゅつかてい [4] 【技術家庭】
中学校教育の教科の一。男子向きの技術科と女子向きの家庭科からなる。1958年(昭和33)の教育課程改訂で必修科目とされた。

ぎじゅつかん

ぎじゅつかん [3] 【技術官】
もと,工芸・技術に関する職務に従事した官吏。判任官を技手,高等官を技師と称した。

ぎじゅつきょういく

ぎじゅつきょういく [4] 【技術教育】
生産活動に必要な知識・技術の教育。学校・職業訓練所その他公共機関・私企業などで行われる。

ぎじゅつし

ぎじゅつし [3] 【技術士】
技術士法に基づき,機械・船舶・航空・建築などの部門で,科学技術に関する高度の専門的応用能力を要する事項について計画・研究・設計・指導などの業務を行う者。

ぎじゅつしゃ

ぎじゅつしゃ [3] 【技術者】
技術{(2)}を役立てることを職業とする人。技術家。

ぎじゅつてき

ぎじゅつてき [0] 【技術的】 (形動)
(1)科学技術を実地に応用するのに関係のあるさま。「―に立ち遅れている」
(2)根本的な理論や方針ではなく,実務的な方法や手段にかかわるさま。

ぎじゅつや

ぎじゅつや [0] 【技術屋】
「技術者」の俗称。

ぎじゅつゆしゅつ

ぎじゅつゆしゅつ [4] 【技術輸出】
特許・実用新案・技術情報などを用いる権利を外国に提供し,その対価として特許料などの技術料を受け取ること。

ぎじゅつりっこく

ぎじゅつりっこく [4] 【技術立国】
卓越した技術をもとに工業発展を促し,国家の繁栄をはかること。

ぎじょ

ぎじょ ギヂヨ 【祇女・妓女】
平家物語に登場する,京,堀川の白拍子(シラビヨウシ)。祇王(ギオウ)の妹。ぎにょ。
→祇王

ぎじょ

ぎじょ [1] 【妓女・伎女】
(1)遊び女。娼妓(シヨウギ)。
(2)中古,芸能を演じた女性。「内宴行ひて―の舞などして/愚管 5」

ぎじょう

ぎじょう [0] 【儀仗】
(1)儀式に用いる装飾的で形式化した武器。
(2)儀式。

ぎじょう

ぎじょう [0] 【戯場】
芝居の舞台。劇場。

ぎじょう

ぎじょう【儀仗兵】
a guard of honor.

ぎじょう

ぎじょう [0] 【議定】 (名)スル
(1)合議して決めること。また,決めたおきて。ぎてい。「国憲を―する」
(2)王政復古により置かれた明治新政府の官職名。総裁・参与とともに三職の一。皇族・公卿・諸侯の中から選ばれたが,1869年(明治2)廃止された。

ぎじょう

ぎじょう [0] 【議場】
会議をする会場。会議場。

ぎじょう

ぎじょう ギジヤウ 【義浄】
(635-713) 中国,唐代の僧。671年法顕・玄奘(ゲンジヨウ)のあとを慕ってインドに渡り,四百余の仏書を洛陽に持ち帰った。のち華厳経の新訳に加わり,また多数の仏典を漢訳し三蔵の号を受ける。著に当時のインドなどの生活を記した旅行記「南海寄帰内法伝」のほか「大唐西域求法高僧伝」などがある。

ぎじょう

ぎじょう【議場】
an assembly hall; <throw> the floor <into disorder> (議員席).→英和

ぎじょうしょ

ぎじょうしょ [0][4] 【議定所】
朝政を合議して定めた所。後醍醐天皇が元亨年間(1321-1324)に設置。

ぎじょうへい

ぎじょうへい [2] 【儀仗兵】
儀礼・警固のために,天皇・皇族・高官や外国の賓客などにつける兵隊。

ぎじろく

ぎじろく [2] 【議事録】
(1)会議の討議状況の記録。
(2)国会および地方議会の会議録の通称。

ぎじん

ぎじん [1][0] 【義人】
義に対して忠実な人。自分を捨てて,正義に殉ずる人。

ぎじん

ぎじん [0] 【擬人】
(1)人間でないものを,人間のように見立てること。
(2)人間でないものに法律上の人格を付与すること。また,その人格。

ぎじん

ぎじん【擬人(法)】
《修辞》personification.→英和
〜化する personify.→英和

ぎじんか

ぎじんか [0] 【擬人化】 (名)スル
人間でないものを人間になぞらえて表現すること。

ぎじんかん

ぎじんかん [2] 【擬人観】
〔anthropomorphism〕
人間以外の事物・自然・神などを人間に固有な性質や形態にあてはめてとらえる考え。人間形態観。

ぎじんほう

ぎじんほう [0] 【擬人法】
人間でないものを人間になぞらえて表現する修辞法。「花笑い,鳥歌う」の類。活喩法。
→擬物法

ぎじんめい

ぎじんめい [2] 【擬人名】
人・物・事柄の性質や形状を人名になぞらえたもの。「骨皮筋右衛門」「飲ん兵衛」「承知の助」「ちび助」「石部金吉」「助平」の類。

ぎじアーチ

ぎじアーチ [3] 【擬似―】
石材を持ち送りで迫り出したアーチ状の構造。圧縮力によるアーチが成立する過程に生まれた構造。持ち送りアーチ。

ぎす

ぎす [1] 【螽蟖】
昆虫,キリギリス類の異名。[季]秋。

ぎす

ぎ・す [1] 【擬す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「擬する」の五段化〕
「擬する」に同じ。「西鶴の作品に―・されている」
■二■ (動サ変)
⇒ぎする

ぎす

ぎ・す [1] 【議す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「議する」の五段化〕
「議する」に同じ。「秘密会で―・される」
■二■ (動サ変)
⇒ぎする

ぎす

ぎす [1] 【義須】
カライワシ目の海魚。全長50センチメートルに達する。体は細長く,吻(フン)は突き出し口は小さい。背びれの基底部は長く,ほぼ背の全面にわたる。背部は暗褐色,腹部は白色。かまぼこの原料となる。北海道から本州にかけて分布し,やや深い所にすむ。ダボギス。

ぎすぎす

ぎすぎす [1] (副)スル
(1)やせていて,貧相なさま。「―(と)した体」
(2)とげとげしく愛想のないさま。「―(と)した態度」
(3)ゆとりがなく堅苦しくて,親しみにくいさま。「―(と)した人間関係」

ぎすぎす

ぎすぎす
〜した stiff;→英和
rigid;→英和
unsociable.→英和

ぎすけに

ぎすけに [0] 【儀助煮】
小鯛や小海老などを煮て味をつけ,焙炉(ホイロ)にかけて乾燥させ,青海苔(ノリ)・芥子(ケシ)の実などをまぶしたもの。福岡の名物。宮野儀助の創製という。

ぎする

ぎする【議する】
consult;→英和
discuss;→英和
deliberate <on> .→英和

ぎする

ぎする【擬する】
[まねる]imitate;→英和
mimic;→英和
[向ける]level <a pistol at> ;→英和
mention <a person as Minister> (地位に).→英和

ぎする

ぎ・する [2] 【議する】 (動サ変)[文]サ変 ぎ・す
集まって意見を述べ合う。相談する。審議する。「外交問題を―・する」

ぎする

ぎ・する [2] 【擬する】 (動サ変)[文]サ変 ぎ・す
(1)ある物を他の物に見立てる。なぞらえる。「築山(ツキヤマ)を富士に―・する」
(2)まだ決まっていない事に,仮にあてはめてみる。「党首を後継首相に―・する」「作者に―・せられる」
(3)あらかじめ考える。「その水を汲上げんとは―・したれど/日光山の奥(花袋)」
(4)(武器などを)体にさしあてる。「殿下の御盃按察使之を給ふ。右府殿に―・せらる/兵範記」

ぎする

ぎ・する [2] 【艤する】 (動サ変)[文]サ変 ぎ・す
船出の用意をする。「船を―・して災を八丈島に逃れ/日本風景論(重昂)」

ぎせい

ぎせい [0] 【犠牲】
(1)目的のために身命をなげうって尽くすこと。ある物事の達成のために,かけがえのないものを捧げること。また,そのもの。「―を払う」「青春を―にする」
(2)「犠牲者」の略。「戦争の―となる」
(3)神に捧げるために生き物を殺すことやその儀礼。また,その生き物。いけにえ。供犠(クギ)。
→人身供犠

ぎせい

ぎせい [0] 【偽製】
にせものを作ること。偽造。

ぎせい

ぎせい [0] 【儀制】
儀式と制度。また,儀式に関する制度。

ぎせい

ぎせい【擬声】
onomatopoeia.→英和
擬声語 an onomatopoeic[-poetic]word.

ぎせい

ぎせい [0] 【擬製】 (名)スル
本物に似せて作ること。模作。

ぎせい

ぎせい [0] 【擬声】
音声・音響をまねること。

ぎせい

ぎせい [0] 【擬制】
〔法〕
〔fiction〕
相異なる事実を法的には同一のものとみなし,同一の法律的効果を与えること。失踪宣告を受けた者を死亡とみなし,電気を有体物とみなすなどの類。

ぎせい

ぎせい【犠牲】
(a) sacrifice;→英和
a victim (者);→英和
a scapegoat (身代り).→英和
〜的(精神) self-sacrificing (spirit).〜にする sacrifice;make a sacrifice <of> .〜になる fall victim <to> .…を〜にして at the sacrifice[cost,expense]of….‖犠(牲)打《野》a sacrifice hit.犠牲バント a sacrifice bunt.犠牲フライ a sacrifice fly.

ぎせい

ぎせい [0] 【議政】
論議して政治を行うこと。「一国の政(マツリゴト)は―と行政と二様に分れ/福翁百話(諭吉)」

ぎせい

ぎせい [1] 【妓生】
妓生(キーセン)を日本語読みした語。

ぎせい

ぎせい [0] 【擬勢・義勢・儀勢】
(1)みせかけの勢い。虚勢。強がり。「国麿は―を示して/照葉狂言(鏡花)」
(2)動物が他の動物をおどすときに見せる姿勢。毛を逆立てたり,体色を変化させたりする。
(3)意気込み。「どの面(ツラ)さげておとつさんに,と思へば出掛てゆく―もなく/当世書生気質(逍遥)」

ぎせいかん

ぎせいかん 【議政官】
明治初年の立法機関。1868年,太政官内に設置。上局と下局からなり法律制定・官吏任用・条約・和戦などの審議にあたった。69年廃止。

ぎせいご

ぎせいご [0] 【擬声語】
事物の音や人・動物の声などを表す語。「ざわざわ」「がやがや」「わんわん」「しくしく」の類。擬音語。写声語。
〔擬声語は,そのままの形で,または「と」を伴って連用修飾語となる。ただし,擬態語のように,「―だ」の形で用いられることは少ない〕
→擬態語

ぎせいしほん

ぎせいしほん [4] 【擬制資本】
株式・社債・土地のように,元来は資本として利用されたのではないが,収益を生み資本の価値が計算される架空資本。

ぎせいしゃ

ぎせいしゃ [2] 【犠牲者】
戦争や災害などで死んだり,大きな被害を受けたりした人。

ぎせいしんぞく

ぎせいしんぞく [4] 【擬制親族】
血縁者ではないが,儀礼などを経て実際の親子・兄弟同様あるいはそれ以上の強い結びつきをもった人々。烏帽子(エボシ)親・仲人親・ゴッドファーザーなど。儀礼親族。

ぎせいだ

ぎせいだ [2] 【犠牲打】
⇒犠打(ギダ)

ぎせいてき

ぎせいてき [0] 【犠牲的】 (形動)
個人的な損得を捨てて自分から進んで事にあたるさま。「―精神」

ぎせいどうふ

ぎせいどうふ [4] 【擬製豆腐】
水切りした豆腐に野菜・卵などを加え調味して形を整え,焼いたり蒸したりしたもの。ぎせどうふ。

ぎせいバント

ぎせいバント [4] 【犠牲―】
野球で,打者が走者を進塁させるために行うバント。

ぎせいフライ

ぎせいフライ [4] 【犠牲―】
野球で,打者がフライ(ライナーも含む)を打って走者をホーム-インさせたときの,そのフライ。犠牲飛球。犠飛。

ぎせき

ぎせき [0] 【妓籍】
芸者の身分。芸者の籍。

ぎせき

ぎせき [0] 【議席】
議場の議員の席。また,議員としての資格。「過半数の―を占める」「―を失う」

ぎせき

ぎせき【議席】
<have> a seat <in the Diet> .→英和

ぎせき

ぎせき [0] 【擬石】
モルタルやコンクリートに砕石を混ぜて,天然の岩石に似せて造った人造石。

ぎせん

ぎせん [0] 【擬戦】
実戦さながらに行う軍事演習。模擬戦。

ぎせん

ぎせん [0] 【義戦】
正義のための戦い。

ぎぜつ

ぎぜつ [0] 【義絶】 (名)スル
親子・兄弟などの関係を絶つこと。「―するも勘当するも,子は則ち子にして/福翁百余話(諭吉)」
〔律令制下では強制的に妻を離縁すること,中世では親子またはそれに準ずるものの関係を絶つこと,近世では親族の関係を絶つことの意に用いられた〕

ぎぜん

ぎぜん【偽善】
hypocrisy.→英和
〜的 hypocritical.‖偽善者 a hypocrite.

ぎぜん

ぎぜん [0] 【偽善】
本心からではない,うわべだけの善行。
⇔偽悪

ぎぜん

ぎぜん [0] 【巍然】 (ト|タル)[文]形動タリ
高くそびえ立つさま。抜きんでて偉大なさま。「五重―と聳えしさま/五重塔(露伴)」

ぎぜんしゃ

ぎぜんしゃ [2] 【偽善者】
偽善をする人。

ぎそ

ぎそ [1] 【義疏】
注釈書。特に,経典・経論などの意義・内容を解説した書。ぎしょ。

ぎそう

ぎそう [0] 【偽層】
主な層理面に対して斜交する小さな層理または葉理。砂丘や河川・三角州・浅海の堆積層中などに見られる。斜交葉理。斜交葉層。

ぎそう

ぎそう [0] 【偽装・擬装】 (名)スル
(1)他人の目をごまかすための装いや行動。
(2)敵の目をごまかすために,建物・船体・車両・兵器などに,特殊な色を塗ったり,おおいをしたりすること。カムフラージュ。「―した戦車」

ぎそう

ぎそう [0] 【儀装】
儀式のための装飾・設備。

ぎそう

ぎそう [0] 【議奏】
(1)政事を議定し,天皇に奏上すること。
(2)1185年,後白河院に対して,源頼朝が親幕派の公卿一〇名を推挙して,朝廷に置いた職名。政務を合議させ,朝政にあたらせた。
(3)江戸時代,朝廷に置かれた職。天皇に近侍し,口勅を公卿以下に伝え,上奏を取り次いだ。

ぎそう

ぎそう [0] 【義爪】
⇒ピック(3)

ぎそう

ぎそう [0] 【義倉】
凶年に備えて,貧富の差に応じて徴収された穀物の倉庫。また,その制度。中国隋代に始まる。日本では奈良・平安時代に設けられ,江戸時代にも幕府・諸藩で三倉の一つとして設置された。
→社倉
→常平倉

ぎそう

ぎそう【偽[擬]装(する)】
camouflage.→英和

ぎそう

ぎそう【艤装する】
equip[fit out]a ship <for sea> .→英和

ぎそう

ぎそう [0] 【艤装】 (名)スル
船体が完成して進水した船に就航に必要な装備を施すこと。また,その装備。船装。

ぎそうかん

ぎそうかん [2] 【蟻走感】
アリが肌の上をはっているような,むずむずした感じのする知覚異常。

ぎそうしつぎょう

ぎそうしつぎょう [4] 【偽装失業】
就業はしているが,実質的には生産に寄与していない状況。特に,発展途上国の農業労働に多く,家族制度が失業の顕在化を防いでいる。

ぎそく

ぎそく [0] 【義足】
足を失った人が,代わりにつける人工の足。義肢。
→補装具

ぎそく

ぎそく [0] 【偽足】
⇒仮足(カソク)

ぎそく

ぎそく [0] 【儀則】
(1)儀式。
(2)法則。

ぎそく

ぎそく【義足】
an artificial leg.

ぎそくるい

ぎそくるい [3] 【偽足類】
⇒根足虫類(コンソクチユウルイ)

ぎぞう

ぎぞう【偽造】
forgery <of a document> .〜する forge;→英和
counterfeit.→英和
〜の forged <document> .‖偽造者 a forger.

ぎぞう

ぎぞう [0] 【偽造】 (名)スル
にせ物をつくること。贋造(ガンゾウ)。

ぎぞうさつ

ぎぞうさつ [2] 【偽造札】
精巧な印刷や複写などによって本物そっくりに作った,にせの紙幣。
→変造札

ぎぞうざい

ぎぞうざい [2] 【偽造罪】
行使の目的をもって,偽物を作成することにより成立する罪。印章・通貨・文書などの各偽造罪がある。

ぎぞく

ぎぞく [1][0] 【義賊】
金持ちから金品を奪い,困っている者に分け与える盗賊。

ぎたい

ぎたい【擬態】
mimicry.→英和
擬態語 mimesis.→英和

ぎたい

ぎたい [0] 【擬態】
(1)別のものの様子に似せること。
(2)動物が周囲にある物や,他の動植物に似た形や色彩または姿勢をもつこと。隠蔽的擬態と標識的擬態がある。

ぎたい

ぎたい 【疑殆】
疑いあやぶむこと。「状を察して,―をなすことなかれ/平家 4」

ぎたいご

ぎたいご [0] 【擬態語】
物事の状態や様子などを感覚的に音声化して表現する語。「にやにや」「うろうろ」「じわじわ」「ぴかり」「ころり」「てきぱき」などの類。広義には擬声語の一種ともされるが,狭義の擬声語が,自然の音響や人間・動物などの音声を直接的に言語音に模倣して写すのに対して,擬態語は,音響には直接関係のない事象の状態などを間接的に模倣し,象徴的に言語音に写したものである。
〔擬態語は,そのままの形で,または「―と」「―だ」「―する」など語によっていろいろな形で用いられる〕
→擬声語

ぎたいほう

ぎたいほう [0] 【擬態法】
修辞法の一。物事の様子を擬態語を用いて具体的に表現するもの。

ぎたぎた

ぎたぎた [1] (副)スル
油ぎってべとべとするさま。ぎとぎと。「頸筋や顔は脂が浮いて,触る手が―する/男五人(青果)」

ぎたん

ぎたん [0] 【義胆】
正義を重んじ守る精神。また,行う気力。「勇魂―」

ぎだ

ぎだ 【義太】
「義太夫節(ギダユウブシ)」の略。「―の会二階のすみへ夜具を上げ/柳多留 86」

ぎだ

ぎだ【犠打】
《野》⇒犠牲(打).

ぎだ

ぎだ [1] 【犠打】
野球で,バントまたはフライによって打者自身はアウトとなるが,走者を進塁または得点させる打撃。犠牲打。

ぎだい

ぎだい [0] 【議題】
会議で討議する課題。議論の題材。

ぎだい

ぎだい【議題】
a subject for discussion;agenda (全体).→英和

ぎだたいし

ぎだたいし 【祇陀太子】
〔「祇陀」は 梵 Jeta の音訳〕
古代インドの舎衛国(シヤエコク)波斯匿(ハシノク)王の子。祇陀林(祇園)の所有者で,須達(シユダツ)長者とともに釈迦のために祇園精舎を建てた。誓多。逝多。

ぎだゆう

ぎだゆう ギダイフ [0] 【義太夫】
(1)竹本義太夫。
(2)「義太夫節」の略。
(3)浄瑠璃の異名。

ぎだゆうかたり

ぎだゆうかたり ギダイフ― [5] 【義太夫語り】
義太夫節を語るのを職業にしている人。

ぎだゆうきょうげん

ぎだゆうきょうげん ギダイフキヤウ― [5] 【義太夫狂言】
人形浄瑠璃から移した歌舞伎狂言。チョボという義太夫語りがつくのが特徴。浄瑠璃狂言。でんでん物。丸本歌舞伎。丸本物。

ぎだゆうしゃみせん

ぎだゆうしゃみせん ギダイフ― [5] 【義太夫三味線】
義太夫節の伴奏に使う太棹(フトザオ)の三味線。

ぎだゆうぶし

ぎだゆうぶし ギダイフ― [0] 【義太夫節】
浄瑠璃節の一。初世竹本義太夫が宇治加賀掾(カガノジヨウ)など古浄瑠璃各派の芸風や当代流行の各種音曲を取り入れ,新感覚で統一し,1684年の竹本座旗揚げ公演より語り出したもの。のち門人豊竹若太夫が独立して竹本・豊竹二座に分かれた。大いに盛行し,浄瑠璃といえば義太夫節をさすほどに流布した。義太。

ぎだゆうぼん

ぎだゆうぼん ギダイフ― [0] 【義太夫本】
義太夫節の詞章を収めた本の総称。丸本・段物集・稽古本・床(ユカ)本がある。浄瑠璃本。

ぎだりん

ぎだりん 【祇陀林】
⇒祇園精舎(ギオンシヨウジヤ)

ぎだん

ぎだん [0] 【疑団】
胸につかえている疑い。疑心のしこり。「胸中の―全く氷解する/月世界旅行(勤)」

ぎちぎち

ぎちぎち
■一■ [0] (形動)
物がいっぱい詰まっているさま。ぎっしり。「棚に本を―に並べる」
■二■ [1] (副)スル
(1)物が触れ合ってきしむ音を表す語。ぎしぎし。「地震で柱が―(と)いう」
(2)物事がなめらかにいかないさま。ぎくしゃく。「若ひ手合さへ差支ねえのに,こつちが―して怪知(ケチ)な事をして居られるものかな/洒落本・鼠帰」

ぎちゅうけん

ぎちゅうけん 【魏忠賢】
(?-1627) 中国,明末の宦官。無頼の出身で宦官となり,天啓帝のとき権力を振るい,東林党を弾圧したが,崇禎帝が立つと失脚して自殺。

ぎちゅうじ

ぎちゅうじ 【義仲寺】
大津市馬場(バンバ)にある寺。もと天台宗寺門派,現在は単立。1553年木曾義仲追福のために創建と伝える。松尾芭蕉の墓がある。よしなかでら。

ぎちょう

ぎちょう [0] 【義塚】
弔う縁者のない人の墓。無縁塚。

ぎちょう

ぎちょう【議長】
the chairman (一般);→英和
the Speaker (下院);the President (上院);Mr.[Madam]Chairman (呼びかけ).〜となる take the chair.→英和
〜をつとめる act as chairman <at the meeting> .‖議長職権 authority of the House President.

ぎちょう

ぎちょう [1] 【議長】
(1)会議の際,議事を進行させ,まとめる役の人。
(2)衆議院・参議院・地方公共団体の議会で,議員の中から選ばれ,議会を代表する人。議会の秩序を維持し,議事を整理し,議院・議会内の事務を監督する。

ぎちょう

ぎちょう 【魏徴】
(580-643) 中国,唐初の政治家。字(アザナ)は玄成。玄武門の変後,李世民(太宗)に仕え,諫臣として有名。南北朝・隋の正史編纂に関与。「述懐」の詩は名高い。

ぎちょう

ぎちょう [0] 【毬杖・毬打】
⇒ぎっちょう(毬杖)

ぎちょう

ぎちょう [0] 【偽朝】
正統でない朝廷。

ぎっくり

ぎっくり [3] (副)スル
(1)不意をつかれて驚くさま。「聞いて―(と)する」
(2)歌舞伎などで,はったとにらむさま。

ぎっくり

ぎっくり
〜腰 a slipped disk.

ぎっくりごし

ぎっくりごし [4] 【ぎっくり腰】
急性腰痛症の一種。重いものを持ち上げたり,腰をひねったりしたときに急に腰部に激痛を起こすこと。椎間板ヘルニア・脊椎すべり症などが原因。

ぎっくり腰

ぎっくりごし [4] 【ぎっくり腰】
急性腰痛症の一種。重いものを持ち上げたり,腰をひねったりしたときに急に腰部に激痛を起こすこと。椎間板ヘルニア・脊椎すべり症などが原因。

ぎっこどく

ぎっこどく 【給孤独】
〔梵 Anāthapiṇḍada〕
須達(シユダツ)の尊称。

ぎっこどくおん

ぎっこどくおん 【給孤独園】
⇒祇園精舎(ギオンシヨウジヤ)

ぎっしゃ

ぎっしゃ [1] 【牛車】
主に平安時代,牛にひかせた貴人用の車。屋形の部分に豪華な装飾を凝らしたものが多く,唐庇(カラビサシ)の車・糸毛の車・檳榔毛(ビロウゲ)の車・網代(アジロ)の車・八葉の車・御所車などがあり,位階や公用・私用の別によって乗る車の種類が定められていた。うしぐるま。ぎゅうしゃ。
牛車[図]

ぎっしゃのせんじ

ぎっしゃのせんじ 【牛車の宣旨】
親王・摂政・関白などが,牛車に乗ったまま内裏の建礼門まで入ることを許す旨の宣旨。

ぎっしり

ぎっしり
tightly;→英和
closely.〜詰まる be closely packed <with> .〜詰めこむ pack closely;jam.→英和

ぎっしり

ぎっしり [3] (副)
すき間なくいっぱいに詰まっているさま。ぎっちり。「金貨が―(と)詰まった袋」「予定は―です」

ぎったんばっこん

ぎったんばっこん [3][3][1]
シーソーをいう幼児語。ぎったんばっこ。きっこんばったん。

ぎっちょ

ぎっちょ [1]
左きき。左ぎっちょ。

ぎっちょう

ぎっちょう [0][3] 【毬杖・毬打】
(1)木製の毬(マリ)を打つ長い柄のついた槌(ツチ)。彩色の糸で飾ることがある。また,それを用いて正月などに行う遊戯。ぎちょう。きゅうじょう。
(2)「毬杖炭」の略。
毬杖(1)[図]

ぎっちょうずみ

ぎっちょうずみ [3] 【毬杖炭】
〔形が毬杖{(1)}の毬を打つ部分に似ているところから〕
茶の湯で使用する炭。ぎっちょう。

ぎっちり

ぎっちり [3] (副)
すき間なく詰まり,余裕のないさま。きっしり。ぎっしり。「本が棚に―詰まっている」

ぎっぱ

ぎっぱ (名・形動)
〔「りっぱ(立派)」の転か。近世語〕
立派であること。いかめしいこと。また,そのさま。「孕石浦右衛門とて―なる男なりしが/浮世草子・子息気質」

ぎづよい

ぎづよ・い 【義強い】 (形)
〔近世語〕
信義を大切にする心が強い。「御当地のお人様は―・うてとつと人気(ジンキ)が勇しいな/滑稽本・浮世床(初)」

ぎて

ぎて [1][0] 【技手】
〔「ぎし(技師)」と紛らわしく聞こえるところから言い分けた語〕
「ぎしゅ(技手)」に同じ。

ぎてい

ぎてい [0] 【義弟】
(1)義理の弟。夫または妻の弟,妹の夫など。
(2)兄弟の約束を交わして弟となった人。弟分。
⇔義兄

ぎてい

ぎてい [0] 【議定】 (名)スル
合議により事を定めること。また,その定めたこと。ぎじょう。「法を―せしめたる/福翁百話(諭吉)」

ぎてい

ぎてい【義弟】
a brother-in-law.

ぎていしょ

ぎていしょ【議定書】
a protocol.→英和

ぎていしょ

ぎていしょ [4][0] 【議定書】
(1)外交交渉・国際会議の議事録で関係国が署名したもの。
(2)国家間の合意文書。条約に付属する文書をさすことが多い。

ぎてき

ぎてき 【儀狄】
(1)中国の伝説上の人物。夏(カ)のとき,初めて酒を造ったとされる。
(2)酒の異名。

ぎてつ

ぎてつ [0] 【蟻垤】
〔「垤」は塚の意〕
ありづか。丘垤(キユウテツ)。

ぎてん

ぎてん [0] 【疑点】
疑わしい点。疑問の箇所。「―をただす」

ぎてん

ぎてん [0] 【儀典】
儀式のきまり。典例。典範。のり。

ぎてん

ぎてん [0] 【偽典】
古代イスラエルの著名な人名に仮託して,ヘレニズム時代に書かれたユダヤ教文書のうち,旧約聖書の正典・外典およびラビ文献に属さないものをいう。また,広く新約外典の一部(グノーシス文書など)を偽典とみなすことがある。

ぎてん

ぎてん 【義天】
(1055-1101) 朝鮮,高麗の僧。文宗王の子。1085年宋に渡って華厳・天台・律などをまなび,帰国後,内外の仏教書を集めて「高麗続蔵経」四千余巻の刊行を進めた。また,「教蔵総録(義天録)」を編纂。大覚国師。

ぎと

ぎと [1] 【義徒】
義のために立ち上がった人々。

ぎとぎと

ぎとぎと
■一■ [1] (副)スル
油が浮いたり,ついたりして,不快なさま。「油で手が―する」
■二■ [0] (形動)
{■一■}に同じ。「換気扇が油で―だ」

ぎどうさんし

ぎどうさんし [4] 【儀同三司】
〔その儀式の格式が「三司」,すなわち太政大臣・左右大臣に同じの意〕
准大臣の異名。

ぎどうさんしのはは

ぎどうさんしのはは 【儀同三司母】
(?-996) 平安後期の歌人。名は貴子。高階成忠の女(ムスメ)。藤原道隆の妻。藤原伊周(コレチカ)・定子らの母。漢才に秀で内侍となる。拾遺集以下の勅撰集に五首入集。高内侍。

ぎどうしゅうしん

ぎどうしゅうしん ギダウシウシン 【義堂周信】
(1325-1388) 南北朝時代の臨済宗の僧。号は空華(クウゲ)道人。土佐の人。夢窓疎石(ムソウソセキ)の弟子。足利義満の帰依(キエ)を得て京都の建仁寺・南禅寺に住す。詩文をよくし,初期の五山文学を代表する一人。著,詩文集「空華集」,日記「空華日工集(クウゲニツクシユウ)」など。

ぎなたよみ

ぎなたよみ [0] 【ぎなた読み】
〔「弁慶が,なぎなたを持って」と読むべきところを「弁慶がな,ぎなたを持って」と読んだという話から〕
文の区切りを間違えて読むこと。

ぎなた読み

ぎなたよみ [0] 【ぎなた読み】
〔「弁慶が,なぎなたを持って」と読むべきところを「弁慶がな,ぎなたを持って」と読んだという話から〕
文の区切りを間違えて読むこと。

ぎなん

ぎなん 【岐南】
岐阜県南部,羽島郡の町。岐阜市の南東に接する。旧木曾川の氾濫原にあり,八剣カボチャ・徳田ネギの産地。

ぎなんたいどうぶつ

ぎなんたいどうぶつ [6] 【擬軟体動物】
触手動物の旧称。

ぎにん

ぎにん [0] 【義認】
キリスト教における救済の中心的概念。現実に義でない者をキリストのあがないにより神が義と認めるというプロテスタントの解釈と,神が人間を現実に義と化していくというカトリック教会の解釈とがある。カトリック教会では,成義,または義化という。

ぎねん

ぎねん【疑念】
<have> a suspicion <of,that…> ;→英和
<clear away> (one's) doubt;→英和
<have> misgivings (不安).

ぎねん

ぎねん [0] 【疑念】
疑いの心。うたがい。「―を抱く」

ぎねんごう

ぎねんごう [2][4] 【偽年号】
⇒私年号(シネンゴウ)

ぎのう

ぎのう [1] 【技能】
物事を行う腕前。技量。「―検定」「―工」

ぎのう

ぎのう【技能】
(technical) skill.→英和
〜がすぐれている be highly skilled <in> .‖技能オリンピック the Vocational Olympics;the International Vocational Training Competition.技能賞 a prize for skill (相撲の).

ぎのうし

ぎのうし [2] 【技能士】
職業能力開発促進法により国,都道府県,またはその依嘱を受けた職業能力開発協会が実施する技能検定試験の合格者に与えられる称号。職種によっては,等級に区分されるものもある。

ぎのうろうどうしゃ

ぎのうろうどうしゃ [6] 【技能労働者】
一定の熟練技能を身につけて作業をする労働者。大工・とび職・機械組立工など。技能工。

ぎのわん

ぎのわん 【宜野湾】
沖縄県,沖縄島南部西海岸にある市。市域の約35パーセントを軍用地が占める基地の町。

ぎはん

ぎはん [0] 【偽版】
偽造した版(木)。また,その印刷物。

ぎはん

ぎはん [0] 【儀範】
見習うべき模範。手本。規範。

ぎば

ぎば [0][1]
歌舞伎などの立ち回りで,投げられたとき,尻もちをつき両足を前へ広げて投げ出す所作。
〔普通「ギバ」と片仮名で書く〕

ぎば

ぎば 【耆婆】
〔梵 Jīvaka〕
釈迦の弟子で侍医。古来名医として,中国の扁鵲(ヘンジヤク)と並び称せられる。

ぎばち

ぎばち [1] 【義蜂】
ナマズ目ギギ科の淡水魚。全長20センチメートル程度。体は細長く,口ひげが四対ある。胸びれと付け根の骨をこすり合わせて,ギーギーと音を出す。ギギとよく似るが,尾びれが二つに分かれないことで区別される。背びれと胸びれのとげに刺されると痛む。関東・東北に分布。九州産ギバチと呼ばれるものは別種アリアケギバチのこと。ギュウタ。ギンギョ。ギギュウ。ゲンギョ。

ぎばへんじゃく

ぎばへんじゃく [1] 【耆婆扁鵲】
〔「耆婆」は古代インドの名医,「扁鵲」は中国の戦国時代の名医〕
世にもまれな名医。

ぎひ

ぎひ [1] 【犠飛】
⇒犠牲(ギセイ)フライ

ぎひつ

ぎひつ [0] 【偽筆】
他人の筆跡をまねして書くこと。また,その書いたもの。
⇔真筆

ぎひつ

ぎひつ【偽筆】
forged handwriting;a forged picture (絵).

ぎひょう

ぎひょう [0] 【儀表】
模範。手本。

ぎひょう

ぎひょう [0] 【戯評】
漫画などによる社会時評。

ぎびせん

ぎびせん [2] 【蟻鼻銭】
中国,戦国時代の楚で使用された青銅貨幣。長さ約2センチメートル,長円形,表面はややふくらむ。蟻の顔に似ていたのでこの名がある。

ぎふ

ぎふ【義父】
a father-in-law;a stepfather (継父);→英和
a foster father (養父).

ぎふ

ぎふ [1] 【蟻付】 (名)スル
蟻(アリ)のように群がり集まること。蟻集。「名利の存する場所に―して/日本開化小史(卯吉)」

ぎふ

ぎふ [1] 【義父】
義理の父親。養父,また妻や夫の父など。

ぎふ

ぎふ [1] 【妓夫】
⇒ぎゅう(妓夫)

ぎふ

ぎふ 【岐阜】
(1)中部地方西部の内陸県。かつての飛騨・美濃の二国を占める。北部は飛騨山脈・飛騨高地・両白山地,南東部は美濃三河高原,南西部は濃尾平野となる。県庁所在地,岐阜市。
(2)岐阜県南部の市。県庁所在地。和傘・提灯・うちわなどを特産。また,繊維工業が盛ん。市街北東の金華山は斎藤道三・織田信長が居城とした地。長良川の鵜飼いで名高い。

ぎふうちわ

ぎふうちわ [4][3] 【岐阜団扇】
岐阜市付近から産するうちわ。両面に漆を塗った丈夫なもの。みずうちわ。

ぎふうつう

ぎふうつう [2] 【擬風通】
外観を風通織りに似せたガス木綿の織物。経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸の色合いを違えて綾織りにし,裏表に色の異なる模様を織り出したもの。

ぎふけいざいだいがく

ぎふけいざいだいがく 【岐阜経済大学】
私立大学の一。1967年(昭和42)設立。本部は大垣市。

ぎふじょう

ぎふじょう 【岐阜城】
岐阜市の金華山(稲葉山)上にあった山城。1567年,織田信長が斎藤氏の居城であった稲葉山城を奪取し,整備拡張したもの。1600年,関ヶ原の役後,廃城となった。

ぎふじょしだいがく

ぎふじょしだいがく 【岐阜女子大学】
私立大学の一。1968年(昭和43)設立。本部は岐阜市。

ぎふだいがく

ぎふだいがく 【岐阜大学】
国立大学の一。1923年(大正12)創立の岐阜高等農林学校(のち農専)と岐阜師範・同青年師範の各学校が合併して,49年(昭和24)新制大学となる。64年県立医科大学と併合。本部は岐阜市。

ぎふちょう

ぎふちょう [0][2][3] 【岐阜蝶】
アゲハチョウ科のチョウ。開張約6センチメートル。はねの表は淡黄色の地に太い黒色の横条斑がある。後ろばねには尾状突起があり,後端付近に赤橙斑,その外側に青色斑が並び美しい。幼虫はカンアオイ類の葉を食べる。成虫は早春に出現。本州に分布。

ぎふぢょうちん

ぎふぢょうちん [3] 【岐阜提灯】
岐阜特産の提灯。美濃紙などの薄い紙で貼り,秋草などの絵を描く。普通,長卵形のつり提灯で,下部には紅や紫の房を垂れる。盆灯籠の代わりに使うことから盆提灯ともいう。[季]秋。
岐阜提灯[図]

ぎふやっかだいがく

ぎふやっかだいがく 【岐阜薬科大学】
公立大学の一。1931年(昭和6)創設の岐阜薬学専門学校が前身。49年岐阜市立の新制大学となる。本部は岐阜市。

ぎふん

ぎふん【義憤】
<burn with> (righteous) indignation.→英和

ぎふん

ぎふん [0] 【義憤】
道義にはずれたことに対して感ずるいきどおり。「―を覚える」

ぎぶつ

ぎぶつ [0] 【擬物】
物になぞらえること。

ぎぶつ

ぎぶつ [0] 【偽物】
にせもの。贋物(ガンブツ)。

ぎぶつほう

ぎぶつほう [0] 【擬物法】
修辞法の一。人の特性を物になぞらえて表現する方法。「石頭」「大黒柱」の類。
→擬人法

ぎぶん

ぎぶん [0] 【戯文】
(1)たわむれに書いた文章。滑稽を主にした文章。滑稽文。
(2)中国,元代の劇の一。雑劇の変化したもの。「琵琶記」「還魂記」など。南戯。

ぎぶんしょ

ぎぶんしょ [2] 【偽文書】
偽造・変造した,または虚偽の記載のある文書。

ぎへい

ぎへい [0] 【義兵】
正義のために起こす兵。「―を募る」

ぎへいうんどう

ぎへいうんどう [4] 【義兵運動】
日清戦争以後,韓国併合前後まで朝鮮各地に繰り広げられた民衆の反日武装闘争。日本勢力の駆逐,国権の回復をめざして闘ったが,1914年頃鎮静化。

ぎべん

ぎべん [0] 【擬娩】
妻の出産時,夫が禁忌を妻とともに守ったり,分娩の苦しみを象徴的に演じたりすること。北米・中南米・オセアニア・インドなどで行われる。クーバード。

ぎほう

ぎほう [0] 【技法】
芸術・スポーツなどで,技術上の方法。手法。テクニック。

ぎほう

ぎほう [0] 【儀法】
儀式や法則。きまり。おきて。

ぎほう

ぎほう [0] 【蟻封】
⇒蟻塚(アリヅカ)

ぎほうれき

ぎほうれき 【儀鳳暦】
太陰暦の一種。唐では麟徳(リントク)暦といい,李淳風(リジユンプウ)がつくったもの。日本へは中国の儀鳳年間(676-679)に伝来。690年施行,763年まで使用された。

ぎぼ

ぎぼ(う)し【擬宝珠】
(1) the ornamental tops of posts <in bridge railings> .
(2)《植》a plantain lily.

ぎぼ

ぎぼ【義母】
a mother-in-law;a stepmother (継母);→英和
a foster mother (養母).

ぎぼ

ぎぼ [1] 【義母】
義理の母。養母,また妻や夫の母など。

ぎぼうし

ぎぼうし [2] 【擬宝珠】
〔「ぎぼうしゅ」の転〕
(1)「ぎぼし(擬宝珠){(1)}」に同じ。
(2)ユリ科の多年草。山中に生え,また庭園に植える。広卵心形・披針形などの葉が根生する。主に夏季,花茎の上方に淡紫色または白色の鐘状の花を総状につける。トウギボウシ・タマノカンザシなど多くの種がある。ぎぼし。[季]夏。

ぎぼうしゅ

ぎぼうしゅ [2] 【擬宝珠】
「ぎぼし(擬宝珠){(1)}」に同じ。

ぎぼく

ぎぼく [0] 【擬木】
コンクリートやプラスチックで,自然の木を模したもの。

ぎぼく

ぎぼく [1][0] 【義僕】
忠義なしもべ。忠僕。

ぎぼし

ぎぼし [1][0] 【擬宝珠】
〔「ぎぼうしゅ」の転〕
(1)欄干などの柱の頂部につける,丸くて先のとがったネギの花の形をした飾り。ぎぼうし。ぎぼうしゅ。
(2)ネギの花。ねぎぼうず。
(3)「擬宝珠(ギボウシ){(2)}」に同じ。[季]夏。
擬宝珠(1)[図]

ぎぼしこうらん

ぎぼしこうらん [4] 【擬宝珠高欄】
擬宝珠のある柱をもつ高欄。

ぎぼしむし

ぎぼしむし [3] 【擬宝珠虫】
腸鰓(チヨウサイ)綱の半索動物の総称。体はミミズに似て細長い。体長3センチメートルから2.5メートルを超す種まである。前端に擬宝珠形の吻(フン)と,襟がある。刺激を与えるとヨードホルムのようなにおいを出す。雌雄異体。砂泥中に U 字形の穴をつくってすむ。

ぎま

ぎま [1] 【擬麻】
綿糸・綿布などを加工し,麻に似た風合いをもたせたもの。「―加工」「―糸」

ぎま

ぎま [1] 【義万】
フグ目の海魚。全長30センチメートルになる。カワハギを細長くしたような魚で,全身細かい鱗(ウロコ)でおおわれ,背びれと腹びれに長いとげがある。体色は背が青灰色で腹は銀白色。皮をはいで食用とし,美味。本州中部以南の沿岸に分布。ギンカワムキ。トゲハゲ。

ぎまい

ぎまい【義妹】
a sister-in-law.

ぎまい

ぎまい [0] 【義妹】
(1)義理の妹。弟の妻,また夫や妻の妹。
(2)姉妹の約束を交わして,妹となった女性。

ぎまく

ぎまく [0] 【偽膜】
正常の構造をもたない膜。ジフテリアや赤痢などの炎症で,繊維素と壊死(エシ)組織からなる滲出(シンシユツ)物が固まってできる。

ぎまん

ぎまん [0] 【欺瞞】 (名)スル
だますこと。あざむくこと。「―に満ちた言動」「巧みに他人を―する」

ぎまん

ぎまん【欺瞞】
deception;→英和
imposition.→英和

ぎみ

ぎみ 【気味】 (接尾)
名詞や動詞の連用形に付いて,そのような様子,そうした傾向にあるさまを表す。「風邪―」「疲れ―」「株価は上がり―だ」

ぎみ

ぎみ 【君】 (接尾)
相手の家族を表す語の下について,その人を敬っていう語。「父―」「姉―」

ぎみん

ぎみん [0][1] 【義民】
義のため,一身を投げ出して尽くす人。特に江戸時代,百姓一揆の指導者として処罰され,民衆に敬慕された人をいう。義人。

ぎむ

ぎむ [1] 【義務】
(1)人が人として,あるいは立場上,身分上当然しなければならないこと。責務。
(2)〔哲・倫〕
〔duty〕
道徳的な必然性をもつ原理によって人が課せられる,ある行為をなすべし,またはなすべからずとする強制・拘束。
(3)法律が人に課す拘束。あることをせよとする作為義務と,してはならないとする不作為義務がある。
⇔権利

ぎむ

ぎむ【義務】
(a) duty;→英和
an obligation;→英和
duties (職務).〜を果たす(怠る) do (neglect) one's duty.‖義務感[観念]a sense of duty.義務教育 compulsory education.

ぎむかん

ぎむかん [2] 【義務感】
義務であると認識する気持ち。

ぎむきょういく

ぎむきょういく [3] 【義務教育】
国民が子女に受けさせねばならない普通教育。日本国憲法では,子供が教育を受ける権利を保障する性格をもつ。日本の現行学制では,六歳から一五歳の九年間がその期間。

ぎむしゃ

ぎむしゃ [2] 【義務者】
義務を負うべき者。「納税―」

ぎむづける

ぎむづ・ける [4] 【義務付ける】 (動カ下一)
義務としてそれをするようにさせる。「納税を―・ける」

ぎむてき

ぎむてき [0] 【義務的】 (形動)
義務としてするさま。「―な応対」

ぎむねんげん

ぎむねんげん [3] 【義務年限】
義務として,ある任務に従事しなければならない年限。

ぎむひ

ぎむひ [2] 【義務費】
法律上,国または地方公共団体に支出の義務があるとされている経費。

ぎむりんりがく

ぎむりんりがく [5] 【義務倫理学】
〔deontological ethics〕
一定の行為を行うことはそれが招く結果を問わず道徳的義務であるとみなす倫理説。道徳法則への尊敬を唯一の動機として行為することを教えたカントに代表される。
→目的論的倫理学

ぎめい

ぎめい【偽名】
<under> a false name;an alias.→英和

ぎめい

ぎめい [0] 【妓名】
(1)芸妓・遊女などの名前。
(2)芸妓・遊女としての評判。

ぎめい

ぎめい [0] 【偽名】
人をいつわるためのにせの名前。

ぎもん

ぎもん [0] 【疑問】
(1)疑い問うこと。疑わしいこと。「―をただす」「―を抱く」
(2)真実性が疑わしいこと。また,そのような事柄。「成功するかどうか―だ」

ぎもん

ぎもん【疑問】
a question;→英和
(a) doubt.→英和
〜の doubtful;→英和
mysterious (なぞの).→英和
‖疑問詞 an interrogative.疑問符 a question[an interrogation]mark.疑問文 an interrogative sentence.

ぎもんかなづかい

ぎもんかなづかい 【疑問仮名遣】
語学書。二冊。文部省国語調査委員会編。前編は1912年(大正1),後編は15年刊。古書に明確な用例が見いだしがたく仮名遣いに問題のあるもの二九一項について,従来の学説と新しい証例を提示して,あるべき仮名遣いを考究したもの。

ぎもんし

ぎもんし [2] 【疑問詞】
事物・事態への疑問を表す語。日本語では「だれ」「どれ」「どこ」「いつ」「なぜ」「いくつ」「いくら」「どの」などをいうことがある。ふつうはヨーロッパ諸語の文法で用いられる用語で,英語では who, what などの疑問代名詞,when, where, why などの疑問副詞の類をいう。

ぎもんじ

ぎもんじ [2] 【疑問辞】
疑問の意を表す助詞。「や」「か」の類。

ぎもんじょうしょう

ぎもんじょうしょう 【擬文章生】
平安時代,大学寮で行われる寮試に合格した者。文章生になるには,さらに式部省の省試に合格しなければならない。

ぎもんだいめいし

ぎもんだいめいし [6] 【疑問代名詞】
ヨーロッパ諸語での,代名詞の下位分類の一。疑問文の中で疑問の事物を指示する語。英語の who, what, which などの類。

ぎもんてん

ぎもんてん [2] 【疑問点】
疑問に思う箇所。「―を列挙する」

ぎもんふ

ぎもんふ [2] 【疑問符】
疑問を表すための符号。「?」の符号。クエスチョン-マーク。

ぎもんふくし

ぎもんふくし [4] 【疑問副詞】
ヨーロッパ諸語で,副詞のうち疑問の意を表す語。英語の when, where などの類。

ぎもんぶん

ぎもんぶん [2] 【疑問文】
文の種類の一。疑問や反語の意を表す文。

ぎゃあ

ぎゃあ [1] (感)
激しい苦痛や恐れ・驚きのために発する語。

ぎゃあぎゃあ

ぎゃあぎゃあ
〜鳴[泣]く squawk (鳥が);→英和
[幼児が]scream;→英和
squall.→英和

ぎゃあぎゃあ

ぎゃあぎゃあ [1] (副)
(1)動物や人間のうるさく泣く声を表す語。「―(と)泣く」
(2)不平や不満でうるさく騒ぎ立てるさまを表す語。「―(と)言うな」

ぎゃく

ぎゃく [0] 【瘧】
マラリアの漢名。おこり。わらわやみ。[季]夏。

ぎゃく

ぎゃく [0] 【逆】 (名・形動)[文]ナリ
(1)物事の順序・方向・位置関係などが反対であること。さかさま。
⇔順
「順序を―にする」「―をつく」「―の方向」「―コース」
(2)〔論〕
〔converse〕
命題「p ならばq である」に対して,その前件と後件を入れ換えた命題をいう。もとの命題は真でも,逆は必ずしも真でない。
→裏(ウラ)
→対偶(タイグウ)
(3)道にさからうこと。道理にそむいていること。また,そのさま。「―な弟に似ぬ心/浄瑠璃・油地獄(中)」

ぎゃく

ぎゃく【逆】
the reverse[contrary] <of> ;→英和
the opposite.→英和
〜の <in> reverse <order> ;opposite.〜に the other way;conversely.→英和
〜にする reverse;invert;→英和
turn upside down (上下を);turn inside out (表裏を).

ぎゃく=を取る

――を取・る
(1)柔道などで,相手の肘(ヒジ)の関節を逆に曲げる。逆手(ギヤクテ)を取る。
(2)相手のしかけてくる方法をこちらが使って相手をやっつける。逆手(ギヤクテ)に取る。

ぎゃくあく

ぎゃくあく [0] 【逆悪】
あるべき社会的秩序に反する悪。

ぎゃくい

ぎゃくい [1] 【逆意】
謀反の心。そむく心。逆心。

ぎゃくい

ぎゃくい [1] 【逆威】
道理に反する威力。暴威。

ぎゃくい

ぎゃくい [1] 【逆位】
染色体突然変異の一。染色体上の遺伝子座の配列が一部逆転したもの。

ぎゃくうん

ぎゃくうん [0] 【逆運】
順調でない運命。不幸。不運。

ぎゃくえん

ぎゃくえん [0] 【逆縁】
(1)〔仏〕 仏法にそむいた悪事が,逆に仏道に入るきっかけとなること。
⇔順縁
(2)年長者が年下の者の法事をすること。親が子の法事をする場合などにいう。
⇔順縁
(3)順序が逆であること。「―ながらと妹をのぞまれる/柳多留 27」

ぎゃくえんきんほう

ぎゃくえんきんほう [0] 【逆遠近法】
自然な視覚とは逆に,後景の立体を前景の立体より大きく描いたり,画面の奥に向かって集中すべき線を逆に拡散したりする描き方。特に東洋画にみられる俯瞰(フカン)図法の一。
→遠近法

ぎゃくえんこん

ぎゃくえんこん [3] 【逆縁婚】
配偶者の一方が死亡した場合,死亡した配偶者の兄弟あるいは姉妹と再婚する婚姻形態。狭義には,妻が,死亡した夫の兄弟と再婚する婚姻形態をいう。レビレート婚。

ぎゃくかいてん

ぎゃくかいてん【逆回転】
backspin.

ぎゃくかん

ぎゃくかん [0] 【逆換】
⇒ぎゃっかん(逆換)

ぎゃくかんすう

ぎゃくかんすう [3] 【逆関数】
ある関数の独立変数と従属変数を入れかえて得られる関数。例えば指数関数 �=�� と対数関数 �=lo��� の関係をいう。

ぎゃくがって

ぎゃくがって [3] 【逆勝手】
(1)床の間で,床の間に向かって左方に床脇棚があるもの。左勝手。さかがって。
(2)茶道で,亭主の座る点前畳の左の方に客が着座する場合をいう。左勝手。非勝手。さかがって。
(3)生け花で,その流派の基本的な花型と逆向きの花型。さかがって。
⇔本勝手

ぎゃくがわせ

ぎゃくがわせ [3] 【逆為替】
為替決済方法の一。相手の送金を待たず,債権者が債務者あてに為替手形を振り出し,取引銀行経由で取り立てるもの。一般に輸出入代金の決済はこの方法による。
⇔送金為替

ぎゃくきでんりょく

ぎゃくきでんりょく [4] 【逆起電力】
(1)回路の電流の変化によって生じる,電流と逆向きの起電力。また,回路を貫く磁束の変化を妨げるように生じる起電力。
(2)電池または電気分解において,電極反応によって生成した物質が電極付近に蓄積し,電池を形成するために,本来の電極反応を妨げる向きに生じると考えられる起電力。

ぎゃくぐう

ぎゃくぐう [0] 【虐遇】 (名)スル
むごい取り扱いをすること。虐待。「嫉妬から女を―する/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」

ぎゃくぐん

ぎゃくぐん [0] 【逆軍】
逆賊の軍勢。賊軍。げきぐん。

ぎゃくけい

ぎゃくけい [0] 【虐刑】
残虐な刑罰。

ぎゃくこう

ぎゃくこう [0] 【逆行】 (名)スル
⇒ぎゃっこう(逆行)

ぎゃくこう

ぎゃくこう [0] 【逆光】
⇒ぎゃっこう(逆光)

ぎゃくこうか

ぎゃくこうか【逆効果】
<produce> a contrary[reverse]effect; <bring about> an adverse result.

ぎゃくこうか

ぎゃくこうか [3] 【逆効果】
期待したのとは反対の効果。

ぎゃくこうせん

ぎゃくこうせん【逆光線】
back light.→英和
〜で <take a picture> against the light.

ぎゃくこうせん

ぎゃくこうせん [3] 【逆光線】
写真撮影や描画の対象となる物の背後からさし照らす光線。逆光。
⇔順光線

ぎゃくさつ

ぎゃくさつ [0] 【虐殺】 (名)スル
むごい方法で殺すこと。「一般市民を―する」

ぎゃくさつ

ぎゃくさつ【虐殺(する)】
slaughter;→英和
massacre (多人数を).→英和
虐殺者 a murderer;→英和
a slaughterer.

ぎゃくさよう

ぎゃくさよう【逆作用】
(a) reaction;→英和
(a) reverse action.

ぎゃくさん

ぎゃくさん【逆算する】
count[reckon]backward.

ぎゃくさん

ぎゃくさん [0] 【逆算】 (名)スル
(1)順序を逆にしてあとの方から前にさかのぼって計算すること。「年齢から生まれた年を―する」
(2)〔数〕 一つの計算法の逆の算法。減法は加法の逆算,除法は乗法の逆算。

ぎゃくさんかくかんすう

ぎゃくさんかくかんすう [7] 【逆三角関数】
三角関数の逆関数。逆正弦関数は sin�¹� あるいは arcsin� などと記す。例えば sin�=� ならば �=sin�¹�

ぎゃくさんかくけい

ぎゃくさんかくけい [5] 【逆三角形】
頂点が下,底辺が上にくる形の三角形。

ぎゃくざい

ぎゃくざい [0] 【逆罪】
(1)〔仏〕 理にさからう大罪。無間(ムケン)地獄に落ちる大悪罪。五逆罪・七逆罪など。
(2)江戸時代,主人や親に対して殺傷に及ぶ罪。極悪の犯罪とされた。

ぎゃくざや

ぎゃくざや [0] 【逆鞘】
(1)売り値が買い値より安いというように,値段の開きが本来あるべき状態と反対になること。
(2)相場で,銘柄を比較したときに当然高いはずのものが安く,安いはずの銘柄が高いこと。
(3)中央銀行の公定歩合が市中銀行の貸出金利を上回ること。また,その差。
⇔順鞘

ぎゃくざや

ぎゃくざや【逆鞘】
《証券》back spread.

ぎゃくざん

ぎゃくざん [0] 【逆産】
胎児が,頭からではなく,足の方から産まれること。さかご。

ぎゃくし

ぎゃくし [1][0] 【虐使】 (名)スル
むごくこき使うこと。酷使。「奴隷にひとしく―されて/慨世士伝(逍遥)」

ぎゃくしつ

ぎゃくしつ [0] 【瘧疾】
瘧(オコリ)のこと。

ぎゃくしゃぞう

ぎゃくしゃぞう [3] 【逆写像】
〔数〕 集合 � から集合 � への写像 � が全単射であるとき,� の任意の要素 � に対し �(�)=� を満たす � の要素 � を対応させる写像。

ぎゃくしゅ

ぎゃくしゅ [1] 【逆取】 (名)スル
正しくない手段で取ること。

ぎゃくしゅ

ぎゃくしゅ [0] 【逆修】
〔仏〕
(1)生前にあらかじめ死後の冥福を祈って仏事を行うこと。予修。
(2)生き残った老人が若くして死んだ者の冥福を祈ること。
(3)正しい修行にそむき,真理から遠ざかっていく行為。
⇔順修
(4)仏事を繰り上げて行うこと。予修。げきしゅう。

ぎゃくしゅう

ぎゃくしゅう [0] 【逆襲】 (名)スル
負けている方や攻められている方が,逆に攻撃をしかけること。「―に転ずる」

ぎゃくしゅう

ぎゃくしゅう【逆襲する】
(make a) counterattack;→英和
retort (言葉で).→英和

ぎゃくしゅじゅんしゅ

ぎゃくしゅじゅんしゅ [1][1] 【逆取順守】
道理にそむいた方法で取り,それを道理にかなった方法でまもること。
〔「史記(陸賈伝)」より。殷(イン)の湯王,周の武王はそれぞれ主君である夏(カ)の桀(ケツ)王,殷の紂(チユウ)王に反逆して武力で天下を取ったが,その後は順正な方法で統治したことから〕

ぎゃくしん

ぎゃくしん [0] 【逆心】
謀反の心。「―を起こす」

ぎゃくしん

ぎゃくしん [0] 【逆臣】
主君にそむく臣。謀反をたくらむ家来。げきしん。

ぎゃくしんぜい

ぎゃくしんぜい [3] 【逆進税】
課税標準が大きくなるに従って低い税率が適用される税。累減税。累退税。
→累進税

ぎゃくしんとうほう

ぎゃくしんとうほう [0] 【逆浸透法】
溶液と溶媒が半透膜で隔てられているとき,溶液側にその浸透圧以上の圧力を加えると,溶液中の溶媒が溶媒側に移動する現象を利用して,物質を分離する方法。海水の淡水化・高純度の工業用水の生産などに用いる。

ぎゃくじゅん

ぎゃくじゅん [0] 【逆順】
(1)道理にはずれたことと道理にかなうこと。順逆。
(2)逆の順序。
(3)「降順」に同じ。
⇔正順

ぎゃくじょう

ぎゃくじょう【逆上する】
lose one's head;be beside oneself <with anger> .

ぎゃくじょう

ぎゃくじょう [0] 【逆上】 (名)スル
かっとなって頭に血がのぼること。激しい怒りなどのために,すっかり興奮して取り乱すこと。「―して切りつける」

ぎゃくすい

ぎゃくすい [0] 【逆水】
逆流する水。洪水のときなどに本流から支流へ流れ込む水。

ぎゃくすいしん

ぎゃくすいしん【逆推進ロケット】
a retro-rocket.

ぎゃくすう

ぎゃくすう [3] 【逆数】
〔数〕 ある数 � で 1 を割ったもの,すなわち 1/� を � の逆数という。分数ならば,分子と分母を入れかえたものがもとの分数の逆数となる。

ぎゃくすう

ぎゃくすう【逆数】
《数》a reciprocal (number).→英和

ぎゃくする

ぎゃく・する [3] 【虐する】 (動サ変)[文]サ変 ぎやく・す
人・動物などをむごく取り扱う。虐待する。「奸党を助けて民を―・する村長/経国美談(竜渓)」

ぎゃくせい

ぎゃくせい [0] 【逆成】
語の形成法の一。本来は語尾でない部分を,形の上の類似から語尾とみなして,新しい語をつくる現象。「たそがれ」から「たそがる」を,double から「ダブる」をつくる類。

ぎゃくせい

ぎゃくせい [0] 【虐政】
人民を苦しめる政治。暴政。苛政(カセイ)。

ぎゃくせいし

ぎゃくせいし [3] 【逆制止】
心理療法で,習慣的になっている不安反応をなくすため,不安に対抗する反応を生起させて不安を制止すること。

ぎゃくせいせっけん

ぎゃくせいせっけん [5] 【逆性石鹸】
界面活性剤の一種。普通の石鹸とは逆に,分子内の親水基が水中で陽イオンとなる型のものをいう。殺菌作用・タンパク質沈殿作用が大きく,薬用石鹸として用いられる。

ぎゃくせつ

ぎゃくせつ [0] 【逆接】
ある条件に対して予期される結果の現れないことを示す表現形式。条件と結果との間に食い違いのあることを示すもの。「二時間待った。しかし,彼は来なかった」「努力したが,だめだった」の類。普通,接続詞・接続助詞を用いて表現する。逆態接続。
⇔順接

ぎゃくせつ

ぎゃくせつ【逆説】
a paradox.→英和
〜的(に言えば) paradoxical (paradoxically speaking).‖逆説家 a paradoxist;a paradoxer.

ぎゃくせつ

ぎゃくせつ [0] 【逆説】
〔paradox〕
(1)通常の把握に反する形で,事の真相を表そうとする言説。「善人なおもて往生をとぐ,いわんや悪人をや」の類。
(2)〔論〕 相互に矛盾する命題がともに帰結し得ること。また,その命題。

ぎゃくせつてき

ぎゃくせつてき [0] 【逆説的】 (形動)
普通とは逆の方向から考えを進めていくさま。また,通常とは逆の言い回しで物事を説明するさま。

ぎゃくせんでん

ぎゃくせんでん【逆宣伝(をする)】
(conduct) counterpropaganda.

ぎゃくせんでん

ぎゃくせんでん [3] 【逆宣伝】 (名)スル
(1)相手の宣伝に対抗して,その宣伝を逆に利用し自分が有利になるよう宣伝すること。
(2)宣伝の効果が,期待とは逆にはたらくこと。

ぎゃくそう

ぎゃくそう [0] 【逆走】 (名)スル
本来走るべき方向とは反対の方向へ走ること。

ぎゃくそう

ぎゃくそう【逆送する】
send back.

ぎゃくそう

ぎゃくそう [0] 【逆送】 (名)スル
送り返すこと。

ぎゃくそうぞく

ぎゃくそうぞく [3] 【逆相続】
被相続人に子・孫等の直系卑属の相続人がいない場合に,直系尊属が相続すること。

ぎゃくぞく

ぎゃくぞく [0] 【逆賊】
主君にそむく賊。謀反を起こす賊。

ぎゃくたい

ぎゃくたい [0] 【虐待】 (名)スル
むごい取り扱いをすること。「捕虜を―する」

ぎゃくたい

ぎゃくたい【虐待】
ill-treatment;mal-treatment.〜する ill-treat;treat cruelly.‖児童虐待 child abuse.動物虐待防止会 the Society for the Prevention of Cruelty to Animals <S.P.C.A.> .

ぎゃくたんち

ぎゃくたんち [3] 【逆探知】 (名)スル
電波や電話の発信地を,受信側からさがすこと。「誘拐犯を―する」

ぎゃくたんち

ぎゃくたんち【逆探知する】
trace <a phone call> .→英和

ぎゃくだんそう

ぎゃくだんそう [3] 【逆断層】
断層面に沿って上盤(ウワバン)の地層が下盤(シタバン)の地層の上にのし上がっている断層。横から強く圧縮を受けた場合にできる。
⇔正断層

ぎゃくちょう

ぎゃくちょう [0] 【逆調】
物事の調子の悪い状態。都合のよくない状態。

ぎゃくちょう

ぎゃくちょう [0] 【逆潮】
(1)船の進行方向と反対に流れる潮流。
⇔順潮
(2)風の吹く方向と反対に流れる潮流。

ぎゃくちょうせいち

ぎゃくちょうせいち [5] 【逆調整池】
水力発電に際して変化する河川下流の流量を自然のもとの状態にもどすために,発電所の下流に設けた貯水池。
→調整池

ぎゃくて

ぎゃくて [0] 【逆手】
(1)腕の関節が逆の方向に曲げられること。また,その手。「―をとる」
(2)相手の反論・攻撃などを逆に利用してやり返すこと。さかて。「相手の論法を―に取る」
(3)鉄棒などを握るときに,普通の持ち方とは逆にてのひらを手前にして握ること。さかて。
⇔順手

ぎゃくて

ぎゃくて【逆手をとる】
[比喩的に]take advantage <of> .

ぎゃくてがた

ぎゃくてがた [3] 【逆手形】
⇒戻(モド)り手形(テガタ)

ぎゃくてきてい

ぎゃくてきてい [3] 【逆滴定】
滴定法の一。試料に対して過剰の標準溶液の一定量を加え,反応せずに残った過剰量を別の標準溶液で滴定することによって,間接的に試料の定量を行う方法。目的の試料と標準溶液との反応が遅い場合などに行われる。

ぎゃくてん

ぎゃくてん [0] 【逆転】 (名)スル
(1)それまでとは逆の向きに回転すること。
(2)事のなりゆきや優劣の関係が今までとは逆になること。「―のホームラン」「形勢が―する」

ぎゃくてん

ぎゃくてん【逆転】
(a) reversal;→英和
a setback;→英和
a sudden change.〜する be reversed;turn the tables (形勢が).〜勝ちする win a losing game;gain a come-from-behind victory.

ぎゃくてんしゃ

ぎゃくてんしゃ [3] 【逆転写】
RNA の塩基配列を写しとって DNA を合成する反応。レトロウイルスの遺伝情報発現に際してみられるが,遺伝子操作にも利用される。
→転写
→レトロウイルス

ぎゃくてんそう

ぎゃくてんそう [3] 【逆転層】
気温が,通常の場合とは逆に,高さとともに上昇している気層。例えば静穏晴天の夜間には,放射冷却した地表面に接した空気塊が下層から冷やされて接地逆転層ができる。逆転層内では大気は安定しているために霧やスモッグが拡散されにくい。

ぎゃくと

ぎゃくと [1] 【逆睹・逆覩】 (名)スル
〔「逆」は前もっての意〕
あらかじめ将来を見越すこと。予測。げきと。「形勢は―しがたい」

ぎゃくと

ぎゃくと [1] 【逆徒】
謀反(ムホン)を起こした者ども。反逆者。逆党。げきと。

ぎゃくとう

ぎゃくとう [0] 【逆党】
謀反(ムホン)を起こした人々。逆徒。

ぎゃくどう

ぎゃくどう [0] 【逆道】
(1)道にはずれた悪いおこない。
(2)道などを反対の方向に進むこと。

ぎゃくどう

ぎゃくどう [0] 【逆胴】
剣道で,相手の左胴を打つこと。通常の胴は相手の右胴を打つ。

ぎゃくどめべん

ぎゃくどめべん [4] 【逆止(め)弁】
流体の逆流を防止する弁。止め弁。

ぎゃくのみねいり

ぎゃくのみねいり [0] 【逆の峰入り】
修験者が吉野から大峰山に入り,熊野に出ること。逆峰(ギヤクブ)。
⇔順の峰入り

ぎゃくはんのう

ぎゃくはんのう [3] 【逆反応】
⇒可逆反応(カギヤクハンノウ)

ぎゃくばり

ぎゃくばり [0] 【逆張り】 (名)スル
相場のよいときに売り,悪いときに買うこと。人気の逆をいくやり方。

ぎゃくひ

ぎゃくひ [1][0] 【逆比】
⇒反比(ハンピ)

ぎゃくひ

ぎゃくひ【逆比(例)】
an inverse ratio (proportion).

ぎゃくひぶ

ぎゃくひぶ [0] 【逆日歩】
株式の信用取引で,株不足になったとき,売り方が株券を調達するために支払う株の借り賃のこと。
⇔順日歩

ぎゃくひれい

ぎゃくひれい [3] 【逆比例】 (名)スル
「反比例(ハンピレイ)」に同じ。

ぎゃくびき

ぎゃくびき [0] 【逆引き】
辞典などで,見出し語の綴りの末尾の文字から引けるように配列してある方式。

ぎゃくふう

ぎゃくふう【逆風】
a contrary wind.

ぎゃくふう

ぎゃくふう [0] 【逆風】
進行方向から吹いてくる風。向かい風。
⇔順風

ぎゃくぼう

ぎゃくぼう [0] 【逆謀】
反逆の計略。むほんのはかりごと。

ぎゃくみょう

ぎゃくみょう [0][2] 【逆名】
生前につけておく戒名。

ぎゃくめい

ぎゃくめい [0] 【逆命】
(1)暴虐な命令。
(2)命令に逆らうこと。

ぎゃくもどり

ぎゃくもどり【逆戻りする】
turn back;retrace one's steps (もと来た道を);have a relapse (病状が).→英和

ぎゃくもどり

ぎゃくもどり [3][0] 【逆戻り】 (名)スル
もとの場所や状態にもどること。「振り出しに―する」

ぎゃくゆしゅつ

ぎゃくゆしゅつ【逆輸出(する)】
reexport.→英和

ぎゃくゆにゅう

ぎゃくゆにゅう [3] 【逆輸入】 (名)スル
一度輸出した製品を輸入すること。また,海外に進出した現地法人の製品を輸入すること。「―車」

ぎゃくゆにゅう

ぎゃくゆにゅう【逆輸入(する)】
reimport.→英和

ぎゃくよう

ぎゃくよう [0] 【逆用】 (名)スル
ある物事を本来とは反対の目的に用いること。また,自分の都合のいいように用いること。逆手にとること。「相手の力を―する」

ぎゃくよう

ぎゃくよう【逆用する】
take advantage of.

ぎゃくらん

ぎゃくらん [0] 【逆乱】
謀反による争乱。反逆の争乱。

ぎゃくり

ぎゃくり [1] 【逆理】
逆説。パラドックス。

ぎゃくりゅう

ぎゃくりゅう【逆流】
a back current[stream].〜する flow backward[upstream].

ぎゃくりゅう

ぎゃくりゅう [0] 【逆流】 (名)スル
ある方向に流れていたものが,逆の方向に流れること。また,その流れ。「海水が川に―する」

ぎゃくりゅうこうか

ぎゃくりゅうこうか [5] 【逆流効果】
一国内のある地域の経済成長が,他の地域からの生産要素(労働力と資本)の流出を促すため,これらの地域の経済成長にはマイナスの効果となること。

ぎゃくりょ

ぎゃくりょ 【逆旅】
⇒げきりょ(逆旅)

ぎゃくる

ぎゃくる [0] 【逆流】
〔仏〕 生死・流転の迷いにさからって,悟りの世界に向かうこと。
⇔順流(ジユンル)

ぎゃくれん

ぎゃくれん [0] 【逆蓮】
ハスの花をさかさにした形。高欄(コウラン)の親柱の頭部に装飾として使う。逆蓮頭。さかばす。
逆蓮[図]

ぎゃくろう

ぎゃくろう [0] 【逆浪】
逆風によって起こる波。さかまく波。げきろう。

ぎゃくオイルショック

ぎゃくオイルショック [6] 【逆―】
原油価格の値下がりにより産油国のオイル-ダラーが減少して,世界経済に悪影響を与えること。

ぎゃくコース

ぎゃくコース [3] 【逆―】
(1)道順が,普通と逆であること。
(2)政治上の反動化の傾向をいう語。

ぎゃくコース

ぎゃくコース【逆コース】
<follow> the reverse course.〜の reactionary <tendency> .→英和

ぎゃくシングル

ぎゃくシングル [3] 【逆―】
野球で,体をひねってグローブをはめた手を反対側へのばし,片手で球を捕ること。

ぎゃくモーション

ぎゃくモーション [3] 【逆―】
(1)野球などで,動作を起こした選手が,それと逆の方向に体を動かさねばならない体勢になること。「―をつかれる」
(2)映画などの特殊効果の一。撮影した順序と逆の順序の齣送(コマオク)りで映写すること。破片が寄り集まって花瓶になるような画面が得られる。

ぎゃっ

ぎゃっ [1] (感)
驚いたときや,苦痛の際に発する語。

ぎゃっか

ぎゃっか ギヤククワ [0][1] 【逆火】
⇒バックファイア

ぎゃっかん

ぎゃっかん ギヤククワン [0] 【逆換】
〔論〕
〔inversion〕
定言的判断の変形による直接推理の一。ある判断からその主語の矛盾概念を主語とする判断を導くこと。「すべてのSはPである」を「ある非SはPではない」とする類。戻換(レイカン)。

ぎゃっきょう

ぎゃっきょう ギヤクキヤウ [0] 【逆境】
物事がうまくゆかず,苦労の多い身の上。不遇な境遇。
⇔順境
「―にめげず生きる」

ぎゃっきょう

ぎゃっきょう【逆境】
<be in> adversity;→英和
<be under> adverse circumstances.

ぎゃっこう

ぎゃっこう ギヤクカウ [0] 【逆行】 (名)スル
時の流れなどにさからって,または進むべき方向と逆の方向へ進むこと。
⇔順行
「時代に―する」

ぎゃっこう

ぎゃっこう ギヤククワウ [0] 【逆光】
「逆光線(ギヤクコウセン)」の略。
⇔順光

ぎゃっこう

ぎゃっこう【逆行する】
go backward;back (自動車などが);→英和
go against <the times> (時勢に).

ぎゃっこううんどう

ぎゃっこううんどう ギヤクカウ― [5] 【逆行運動】
(1)地球から見て,天体が東から西に動く天球上の運動。
(2)惑星または衛星などの公転運動が地球の公転運動の向きと逆のときの運動。
⇔順行運動

ぎゃっこうか

ぎゃっこうか ギヤクカウクワ [3] 【逆効果】
⇒ぎゃくこうか(逆効果)

ぎゃっこうけんぼう

ぎゃっこうけんぼう ギヤクカウ―バウ [5] 【逆行健忘】
頭部外傷や脳炎などの急性の脳障害で意識不明になり回復したとき,障害時以前にさかのぼって一定期間のことを全く思い出せない状態。逆行性健忘。

ぎゃっこうせん

ぎゃっこうせん ギヤククワウセン [3] 【逆光線】
⇒ぎゃくこうせん(逆光線)

ぎゃっこうよくせい

ぎゃっこうよくせい ギヤクカウ― [5] 【逆向抑制】
〔心〕 ある事柄を学習したあとで別の事柄を学習した結果,前者の記憶の再生が妨害される現象。両者の類似性が高いほど起こりやすい。
⇔順向抑制

ぎゃっコース

ぎゃっコース ギヤク― [3] 【逆―】
⇒ぎゃくコース(逆コース)

ぎゃふん

ぎゃふん [2] (副)
(多く「と」を伴って)言い込められて言葉も出ないさま。「―と言わせてやる」「―となる」

ぎゃふん

ぎゃふん
〜と参る be beaten hollow;be nonplussed.

ぎや

ぎや [1] 【祇夜】
〔仏〕
〔梵 geya〕
十二部経の一。経文中,散文で説いた意味をもう一度韻文で述べた部分。重誦偈(チヨウシヨウゲ)。重頌。応頌。

ぎやく

ぎやく [0] 【偽薬・擬薬】
ある医薬品の真の効果を試験するため,あるいは患者の気休めのため与える,乳糖など生理作用のない物質で製した薬。プラシーボ。ブラセボ。

ぎやく

ぎやく【偽薬】
a placebo.→英和

ぎゅう

ぎゅう (副)
(多く「と」を伴って)物を強く押しつけたり,しめつけたりするさま。また,ひどく苦しめるさま。「押さえつけて―といわせる」
→ぎゅっと

ぎゅう

ぎゅう ギウ [1] 【牛】
(1)うし。
(2)うしの肉。牛肉。
(3)二十八宿の一。北方の星宿。山羊座の頭部にあたる。牛宿。いなみぼし。
(4)「妓夫(ギユウ)」の当て字。

ぎゅう

ぎゅう ギフ [1] 【妓夫】
〔「牛」とも当てる〕
私娼や夜鷹(ヨタカ)に付いて,客引きなどをして歩く男。また,遊女屋で客引きをする若い男。牛太郎。

ぎゅういんばしょく

ぎゅういんばしょく【牛飲馬食する】
eat and drink heavily.

ぎゅういんばしょく

ぎゅういんばしょく ギウイン― [0] 【牛飲馬食】 (名)スル
牛が水を飲み馬がものを食べるように,大いに飲み食いすること。

ぎゅうえき

ぎゅうえき ギウ― [0] 【牛疫】
家畜法定伝染病の一。ウイルスによる牛の伝染病。伝染力が強く,死亡率が高い。感染すると発熱し,下痢が激しい。現在,日本では全く見られない。

ぎゅうかわ

ぎゅうかわ ギウカハ [0] 【牛革】
牛の皮をなめした革。特にベルトやハンドバッグなどの原料としての牛の革。ぎゅうがわ。

ぎゅうがん

ぎゅうがん ギウ― [0] 【牛眼】
幼児の緑内障の症状の一。眼圧の亢進(コウシン)のため,眼球が拡大した状態。水眼。

ぎゅうきどうそう

ぎゅうきどうそう ギウキドウサウ [1] 【牛驥同皁】
〔「史記(鄒陽)」より。「皁」は「かいばおけ」の意〕
歩みの遅い牛と,一日に千里を走る馬とが同じかいばおけで飼われることから,能力のある者が劣った者と同じ待遇をうけること。

ぎゅうぎゅう

ぎゅうぎゅう
■一■ [1] (副)
(1)物がこすれたり,きしんだりして出る鈍い音を表す語。
(2)力一杯引っ張ったりねじったりするさま。「紐で―(と)縛る」
(3)無理に詰め込むさま。「―押し込む」
(4)厳しく責めたり,鍛えたりして苦しめるさま。「―絞られる」「怨みを言つて��,―言はしてやらう/疑惑(秋江)」
■二■ [0] (形動)
人に苦痛を与えるさま。「―な目にあった」

ぎゅうぎゅう

ぎゅうぎゅう
〜詰め込む squeeze[pack] <things> into <a trunk> .〜詰めの jam-packed.〜鳴る squeak[creak].→英和
〜言わせる bring <a person> to cry mercy; <話> grill (問詰めて).→英和

ぎゅうぎゅうづめ

ぎゅうぎゅうづめ [0] 【ぎゅうぎゅう詰め】 (形動)
すきまがないほど物を詰め込むさま。また,その状態。「―の電車」

ぎゅうぎゅう詰め

ぎゅうぎゅうづめ [0] 【ぎゅうぎゅう詰め】 (形動)
すきまがないほど物を詰め込むさま。また,その状態。「―の電車」

ぎゅうご

ぎゅうご ギウ― [1] 【牛後】
牛の尻(シリ)。権力のある者の尻につき従う者のたとえ。牛尾。
→鶏口(ケイコウ)

ぎゅうし

ぎゅうし ギウ― [1] 【牛脂】
牛の新鮮な脂肪組織から精製して得た脂肪。白色の塊で特異な臭気があり,軟膏(ナンコウ)類や食用油・石鹸(セツケン)などの製造原料とする。ヘット。

ぎゅうしゃ

ぎゅうしゃ ギウ― [1] 【牛舎】
牛を飼う小屋。牛小屋。

ぎゅうしゃ

ぎゅうしゃ【牛車】
an oxcart.→英和

ぎゅうしゃ

ぎゅうしゃ ギウ― [1] 【牛車】
(1)牛に引かせる車。
(2)「ぎっしゃ(牛車)」に同じ。

ぎゅうしゃ

ぎゅうしゃ【牛舎】
a cowshed.→英和

ぎゅうしゅうばぼつ

ぎゅうしゅうばぼつ ギウシウ― [1] 【牛溲馬勃】
〔韓愈「進学解」〕
牛の尿と馬の糞(フン)。値打ちのないもののたとえ。

ぎゅうじ

ぎゅうじ ギウ― [1] 【牛耳】
牛の耳。

ぎゅうじ=を執(ト)る

――を執(ト)・る
同盟・団体などの盟主・支配者となる。また,団体・組織を自分の意のままに動かす。主導権を握る。牛耳る。「―・るは近在の豪農の主人/社会百面相(魯庵)」
〔中国春秋戦国時代に諸侯が同盟を結ぶ儀式で,盟主となる者が牛の耳を割いて血を採り,これを順番にすすって同盟を誓ったという「左氏伝(哀公十七年)」に見える故事から〕

ぎゅうじょ

ぎゅうじょ ギウヂヨ [1] 【牛女】
牽牛(ケンギユウ)と織女。

ぎゅうじる

ぎゅうじる【牛耳る】
take the lead <in a discussion> ;→英和
be the leader <of a party> .→英和

ぎゅうじる

ぎゅうじ・る ギウジル [3] 【牛耳る】 (動ラ五)
〔「牛耳を執(ト)る」の「牛耳」を動詞化した語〕
団体・集団などの運営を自分の意のままに支配する。「党の活動を―・る」
[可能] ぎゅうじれる

ぎゅうそうじゅ

ぎゅうそうじゅ ギウ― 【牛僧孺】
(779-847) 唐中期の政治家。字(アザナ)は思黯(シアン)。進士の出身。823年宰相となり,李吉甫(リキツポ)の子李徳裕を追放。新興科挙官僚(牛党)と門閥貴族出身者(李党)の対立であるいわゆる牛李の党争を展開。

ぎゅうたろう

ぎゅうたろう ギフタラウ [0] 【妓夫太郎】
〔「牛太郎」とも書く〕
遊女屋の客引き。妓夫(ギユウ)。

ぎゅうだい

ぎゅうだい ギフ― 【妓夫台】
〔「牛台」とも書く〕
遊女屋の店先で,妓夫が控えている半畳ほどの畳敷きの台。

ぎゅうづめ

ぎゅうづめ [0] 【ぎゅう詰め】
押し込んでむりやりに詰め込んだ状態。すし詰め。「―の電車」

ぎゅうてん

ぎゅうてん ギウ― [0] 【牛店】
牛鍋屋(ギユウナベヤ)。牛屋。「文三はとある―へ立ち寄つた/浮雲(四迷)」

ぎゅうとう

ぎゅうとう ギウ― [0] 【牛痘】
牛の痘瘡(トウソウ)。人には毒性が弱い。この痘漿を人体に接種して天然痘に対する免疫をつくる方法をジェンナーが考案した。

ぎゅうとう

ぎゅうとう ギウタウ [0] 【牛刀】
牛を切り裂く大きな包丁。

ぎゅうとう=を以(モツ)て鶏(ニワトリ)を割(サ)く

――を以(モツ)て鶏(ニワトリ)を割(サ)く
〔論語(陽貨)〕
小さなことを処理するのに大がかりな手段を用いるたとえ。

ぎゅうどん

ぎゅうどん ギウ― [0] 【牛丼】
「牛飯(ギユウメシ)」に同じ。

ぎゅうなべ

ぎゅうなべ【牛鍋】
sukiyaki (すき焼).

ぎゅうなべ

ぎゅうなべ ギウ― [0] 【牛鍋】
〔主に関東で用いた語〕
牛肉をネギ・豆腐などと一緒に平鍋で煮ながら食べる料理。すきやき。

ぎゅうなべや

ぎゅうなべや ギウ― [0] 【牛鍋屋】
牛鍋を食べさせる店。明治初期に流行。牛肉屋。牛屋(ギユウヤ)。

ぎゅうにく

ぎゅうにく【牛肉】
beef.→英和

ぎゅうにく

ぎゅうにく ギウ― [0] 【牛肉】
食用にする牛の肉。
牛肉[図]

ぎゅうにくてん

ぎゅうにくてん ギウ― [4] 【牛肉店】
(1)牛肉を売る店。牛肉屋。
(2)「牛鍋屋」に同じ。

ぎゅうにくとじゃがいも

ぎゅうにくとじゃがいも ギウニク― 【牛肉と馬鈴薯】
小説。国木田独歩作。1901年(明治34)「小天地」に発表。理想を求めて馬鈴薯を食すか,実利に従うかの議論の末に,習慣を脱した眼で,「喫驚」したいという願望を語る。

ぎゅうにくや

ぎゅうにくや ギウ― [0] 【牛肉屋】
(1)牛肉を売る店。牛肉店。
(2)「牛鍋屋」に同じ。

ぎゅうにゅう

ぎゅうにゅう ギウ― [0] 【牛乳】
牛の乳汁。白色で脂肪・タンパク質・カルシウム・ビタミンが豊富に含まれ,栄養価が高い。飲用とするほか,アイスクリーム・バター・チーズなどの原料とする。ミルク。

ぎゅうにゅう

ぎゅうにゅう【牛乳】
(cow's) milk.→英和
〜を搾る milk a cow.→英和
〜を配達する deliver milk <at a person's house> .‖牛乳缶 <米> a milk can[ <英> churn](大型の).牛乳びん a milk bottle.牛乳屋 a milkman (人).

ぎゅうにゅうけい

ぎゅうにゅうけい ギウ― [0] 【牛乳計】
牛乳の比重を測り,品質の良否を知るために用いる浮き秤(バカリ)。牛乳比重計。乳稠(ニユウチユウ)計。

ぎゅうば

ぎゅうば ギウ― [1] 【牛馬】
牛と馬。「―のようにこき使う」

ぎゅうば

ぎゅうば【牛馬】
oxen and horses.〜のようにこき使う work[drive] <a person> hard like a beast of burden.

ぎゅうひ

ぎゅうひ ギウ― [0] 【求肥】
こねた白玉粉を蒸し,砂糖・水飴を加え,火にかけて練りかためた菓子。柔らかく弾力がある。求肥飴。求肥糖。
〔もと「牛皮」とも書いた〕

ぎゅうひ

ぎゅうひ ギウ― [0] 【牛皮】
牛の皮。

ぎゅうひ

ぎゅうひ【牛皮】
oxhide;→英和
cowhide.→英和

ぎゅうひあめ

ぎゅうひあめ ギウ― [3] 【求肥飴】
「求肥」に同じ。

ぎゅうび

ぎゅうび ギウ― [1] 【牛尾】
(1)牛のしっぽ。
(2)「牛後(ギユウゴ)」に同じ。

ぎゅうふん

ぎゅうふん ギウ― [0] 【牛糞】
牛のくそ。

ぎゅうほ

ぎゅうほ ギウ― [1] 【牛歩】
牛のように遅い歩み。物事がなかなかはかどらないさまにいう。

ぎゅうほ

ぎゅうほ【牛歩戦術】
stalling tactics.

ぎゅうほせんじゅつ

ぎゅうほせんじゅつ ギウ― [4] 【牛歩戦術】
議会で,審議を引き延ばすために,投票のとき,極端なのろのろ歩きをすること。

ぎゅうめし

ぎゅうめし ギウ― [0] 【牛飯】
牛肉をネギなどと煮て,汁とともにどんぶり飯にかけたもの。牛丼(ギユウドン)。

ぎゅうや

ぎゅうや ギウ― [3] 【牛屋】
(1)牛肉屋。
(2)「牛鍋(ギユウナベ)屋」に同じ。

ぎゅうらく

ぎゅうらく ギウ― [0] 【牛酪】
バターのこと。

ぎゅうカン

ぎゅうカン ギウ― [0] 【牛缶】
牛肉の缶づめ。

ぎゅう詰め

ぎゅうづめ [0] 【ぎゅう詰め】
押し込んでむりやりに詰め込んだ状態。すし詰め。「―の電車」

ぎゅっと

ぎゅっと
<grasp> firmly; <bind> fast[tight].→英和
〜握りしめる squeeze <a person's hand> .→英和

ぎゅっと

ぎゅっと [0][1] (副)
強く力を入れて,握ったりしめつけたりするさま。「―握りしめる」

ぎゆう

ぎゆう [1] 【義勇】
(1)正義と勇気。
(2)正義を守ろうという気持ちから発する勇気。

ぎゆう

ぎゆう【義勇】
courage;→英和
heroism.→英和
義勇兵(軍) a volunteer (army).→英和

ぎゆうぐん

ぎゆうぐん [2] 【義勇軍】
義勇兵によって編制された戦闘集団。

ぎゆうぐんこうしんきょく

ぎゆうぐんこうしんきょく 【義勇軍行進曲】
中華人民共和国の国歌。聶耳(シヨウジ)作曲。もと映画「風雲の子女」の主題歌。抗日歌として歌われ,新中国成立後,国歌となる。

ぎゆうへい

ぎゆうへい [2] 【義勇兵】
戦時に際して,自らの意志により軍事行動に参加する正規の軍人でない兵士。「―を募る」

ぎょ

ぎょ [1] 【敔】
中国古代の楽器の一。木製で,伏した虎をかたどり,背に設けたぎざぎざを竹製の簓(ササラ)ですり鳴らす。奏楽終了の合図用。現代でも孔子廟雅楽で使用。

ぎょ

ぎょ 【御】
■一■ (接頭)
漢語に付く。
(1)尊敬すべき人の行為・事柄などを表す語に付いて,尊敬の意を表す。「―意」「―慶」
(2)特に天皇またはこれに準ずる人の行為・事柄や持ち物などを表す語に付いて,尊敬の意を表す。「―感」「―製」「―物」
■二■ (接尾)
動作を表す漢語に付いて,それが天子またはそれに準ずる人の動作であることを表す。「還―」「出―」「渡―」

ぎょい

ぎょい [1] 【御衣】
天皇や貴人を敬ってその衣服をいう語。お召し物。

ぎょい

ぎょい [0][1] 【御意】
(1)貴人や目上の人を敬って,その考え・意向などをいう語。
 (ア)おぼしめし。おこころ。「―のまま」「―に従う」
 (イ)おおせ。おさしず。「社長の―を得たい」
(2)「御意のとおり」の意で,貴人・目上の人に対する返答としていう語。感動詞的にも用いる。おっしゃるとおり。お考えのとおり。「―にござります」

ぎょい=に入(イ)る

――に入(イ)・る
お気に入る。おぼしめしにかなう。御意に召す。

ぎょい=に召す

――に召・す
「御意に入(イ)る」に同じ。

ぎょい=を∘得(エ)る

――を∘得(エ)る
(1)お考えをうかがう。「―∘えたく存じます」
(2)お目にかかる。「はじめて―∘えます」

ぎょいこう

ぎょいこう [0] 【御衣香】
サトザクラの園芸品種。花は中輪で淡黄色。花弁は一〇枚前後。中心部に緑色でのち紅変する条線がある。

ぎょう

ぎょう ギヤウ 【仰】 (形動)
〔近世語〕
程度がはなはだしいさま。仰山。「ええ此の座敷は―にすべつて歩かれぬ/浄瑠璃・丹波与作(上)」

ぎょう

ぎょう [1] 【御宇】
〔宇内(ウダイ)を統御するの意〕
天子の治世の期間。御代(ミヨ)。「宇多天皇の―」

ぎょう

ぎょう【業】
[職業]an occupation;→英和
business;→英和
an industry (産業);→英和
one's studies (学業).〜に励む apply oneself to one's business.医者(弁護士)を〜とする practice medicine (law).

ぎょう

ぎょう【行】
(1) a line (文の);→英和
a verse (詩の).→英和
⇒行間.
(2)[修業](religious) austerities.〜を改める begin a new line.

ぎょう

ぎょう ゲフ 【鄴】
中国,三国時代の魏(ギ)の都。また,五胡十六国時代の後趙(コウチヨウ)・前燕,北朝の東魏・北斉の都。今の河北省臨漳(リンシヨウ)県の西方の地。

ぎょう

ぎょう ゲウ 【尭】
中国,古伝説上の聖王。暦を作り,治水に舜(シユン)を起用し,のち位を彼に譲った。舜とともに中国の理想的帝王とされ,尭舜と並び称される。唐尭。帝尭。陶唐氏。

ぎょう

ぎょう ギヤウ 【行】
■一■ [1] (名)
(1)文字などの並び。普通,縦書きの場合の縦の並び,横書きの場合の横の並びをいう。「―を改めて書きはじめる」「―と―の間に書き加える」
(2)〔仏〕
〔梵 saṃskāra〕

 (ア)五蘊(ゴウン)の一。初めは心の意志的働きをさしたが,のちには存在物一般をさす。「諸―無常」
 (イ)十二因縁の一。あらゆるおこないのこと。また,現世の結果を生む原因となった過去世のおこない。
(3)〔仏〕
〔梵 caryā〕
宗教上の実践。悟りを開くための修行・行法。
(4)〔仏〕
〔梵 gamana〕
進みゆくこと。歩くこと。行住坐臥(ギヨウジユウザガ)の四威儀の行。
(5)漢字の書体の一。行書。「真・―・草」
(6)律令制で,位に相当していない低い官についている場合に,位と官との間に書く語。
⇔守(シユ)
「正三位兼―左近衛大将/宇津保(初秋)」
→位署
(7)〔数〕 行列または行列式で,横の並びをいう。
■二■ (接尾)
助数詞。文字などの縦または横の並びの数を数えるのに用いる。「五―削る」

ぎょう

ぎょう ゲフ [1] 【業】
(1)仕事。業務。職業。「代々医を―とする」
(2)学問や技能を身につけようとすること。勉強。「―を修める」

ぎょうあ

ぎょうあ ゲウ― [1] 【暁鴉】
明け方に鳴くカラス。あけがらす。

ぎょうあ

ぎょうあ ギヤウア 【行阿】
鎌倉末期の歌学者・語学者。本名,源知行。家学の源氏物語研究を継承し,また祖父親行が起稿した仮名遣い書を増補し,「仮名文字遣」を撰述。定家仮名遣い,また行阿仮名遣とも呼ばれて,歌人の間で用いられた。生没年未詳。
→仮名文字遣(カナモジヅカイ)

ぎょうあん

ぎょうあん ゲウ― [0] 【暁闇】
日の出前のほの明るいやみ。あかつきやみ。

ぎょうい

ぎょうい ギヤウ― [1] 【行衣】
行者などが身につける白衣。

ぎょうう

ぎょうう ゲウ― [1] 【暁雨】
夜明けに降る雨。

ぎょううん

ぎょううん ゲウ― [0] 【暁雲】
夜明け頃の雲。明け方の雲。

ぎょうかい

ぎょうかい [0] 【凝塊】
こりかたまったもの。

ぎょうかい

ぎょうかい【業界】
the industry;→英和
the trade.→英和
業界紙 a trade paper.

ぎょうかい

ぎょうかい ゲフ― [0] 【業界】
業種や取り扱い商品を同じくする仲間。また,そういう人々の社会。「出版―」

ぎょうかいかくれきがん

ぎょうかいかくれきがん ギヨウクワイ― [8] 【凝灰角礫岩】
火砕岩の一種。多量の火山灰が火山岩塊の間を埋めて固結してできた岩石。

ぎょうかいがん

ぎょうかいがん ギヨウクワイ― [3] 【凝灰岩】
火砕岩の一種。主に火山灰がかたまってできた岩石。

ぎょうかいし

ぎょうかいし ゲフ― [3] 【業界紙】
ある特定の業界に関する情報のみを取り扱う新聞。業界新聞。

ぎょうかいひょうじゅん

ぎょうかいひょうじゅん ゲフ―ヘウ― [5] 【業界標準】
⇒デファクト-スタンダード

ぎょうかく

ぎょうかく【仰角】
an (angle of) elevation.

ぎょうかく

ぎょうかく ゲウ― [0] 【磽确・墝埆】 (名・形動)[文]ナリ
「こうかく(磽确)」の慣用読み。

ぎょうかく

ぎょうかく ギヤウ― [0][1] 【仰角】
高所にある目標物と観測者の視点とを結ぶ線が水平面となす角。
⇔俯角(フカク)

ぎょうかく

ぎょうかく ゲウ― [0] 【暁角】
夜明けを告げる角笛の音。「―が哀しげに響き/山月記(敦)」

ぎょうかく

ぎょうかく ギヤウ― [0] 【行革】
「行政改革(ギヨウセイカイカク)」の略。

ぎょうかくしん

ぎょうかくしん ギヤウ― [4] 【行革審】
行政改革の方向を検討するための首相の諮問機関。正称,臨時行政改革推進審議会。1983年以降,三次にわたって設置。

ぎょうかしゃ

ぎょうかしゃ ギヨウクワ― 【凝華舎】
平安京,内裏五舎の一。紫宸殿(シシンデン)の西北,襲芳舎(シユウホウシヤ)と飛香舎(ヒギヨウシヤ)の間にある女官用の部屋。前庭の西側に白梅,東側に紅梅があるので,通称を梅壺という。
→内裏

ぎょうかん

ぎょうかん ゲフ― [0] 【業間】
作業や授業の合間。「―体操」

ぎょうかん

ぎょうかん【行間】
an interlinear space.〜をあける leave space between lines.〜の意味を読む read between the lines.

ぎょうかん

ぎょうかん ギヤウ― [0] 【行間】
文章の行と行の間。

ぎょうかん=を読(ヨ)む

――を読(ヨ)・む
文章に文字では書かれていない筆者の真意や意向を感じとる。

ぎょうが

ぎょうが ギヤウグワ [1] 【仰臥】 (名)スル
あお向けに寝ること。
⇔伏臥
「床に―する」

ぎょうがえ

ぎょうがえ ギヤウガヘ [0] 【行替(え)】
文章の行をかえること。改行。

ぎょうがく

ぎょうがく ギヤウ― [1] 【行学】
〔仏〕 修行と学問。

ぎょうがまえ

ぎょうがまえ ギヤウガマヘ [3] 【行構え】
⇒ゆきがまえ(行構)

ぎょうがんじ

ぎょうがんじ ギヤウグワン― 【行願寺】
⇒革堂(コウドウ)

ぎょうき

ぎょうき ゲウ― [1] 【澆季】
〔「澆」は軽薄,「季」は末の意〕
(1)道義の衰え乱れた末の世。末世。季世。「道徳が腐敗したとか―になつたとか歎息する/一隅より(晶子)」
(2)後の世。後世。末代。「―に是をつたへけり/平治(上・古活字本)」

ぎょうき

ぎょうき ギヤウキ 【行基】
(668-749) 奈良時代の僧。和泉の人。俗姓,高志氏。道昭・義淵らに法相(ホツソウ)教学を学ぶ。のち諸国をめぐり,架橋・築堤など社会事業を行い,民衆を教化し行基菩薩と敬われた。その活動が僧尼令に反するとして弾圧されたが,やがて聖武天皇の帰依を受け,東大寺・国分寺の造営に尽力し,大僧正に任ぜられ,また大菩薩の号を賜った。

ぎょうき

ぎょうき ゲウ― [1] 【暁起】 (名)スル
早起きすること。「―して旅亭を発する/雪中梅(鉄腸)」

ぎょうきず

ぎょうきず ギヤウキヅ [3] 【行基図】
行基が作ったと伝えられる最古の日本総図。原本は残っていないが,諸図が伝えられている。

ぎょうきぶき

ぎょうきぶき ギヤウキ― [0] 【行基葺き】
本瓦葺(ホンカワラブ)きの一。先細りの丸瓦を細い方を上にして用い,少しずつ重ねながら下から上へ葺いていくもの。法隆寺の玉虫厨子(ズシ)宮殿屋根などに見られる。
行基葺き[図]

ぎょうきやき

ぎょうきやき ギヤウキ― [0] 【行基焼】
〔行基が始めたという〕
須恵器(スエキ)の俗称。ねずみ色をした素焼きの土器。

ぎょうきょう

ぎょうきょう ゲフキヤウ [0] 【業況】
経済全体の景気状態ではなく,個々の企業ないし産業の景気状況。

ぎょうぎ

ぎょうぎ【行儀】
behavior;→英和
manners.〜の良い(悪い) well-(ill-)mannered.〜を良くする behave oneself.他人〜である stand on ceremony <with a person> .

ぎょうぎ

ぎょうぎ ギヤウ― [0] 【行儀】
(1)作法にかなうかどうかという点から見た立ち居振る舞い。「―が悪い」「―良くしていなさい」「―を知らない」
(2)おこない。しわざ。したこと。「見限りはてた旦那殿,悉皆盗人の―か/浄瑠璃・大経師(上)」
(3)〔仏〕 法会や修法の定められた方式。「聖(ヒジリ)が―を見給へば/平家 10」

ぎょうぎ

ぎょうぎ [1] 【凝議】 (名)スル
熱心に相談すること。「進退に関して―する/此一戦(広徳)」

ぎょうぎあられ

ぎょうぎあられ ギヤウ― [4] 【行儀霰】
小さな霰文が整然と並んでいるもの。

ぎょうぎさほう

ぎょうぎさほう ギヤウ―ハフ [4] 【行儀作法】
立ち居振る舞いの仕方。行儀と作法。

ぎょうぎただしい

ぎょうぎただし・い ギヤウギ― [6] 【行儀正しい】 (形)[文]シク ぎやうぎただ・し
行儀がよい。「―・くきちんと座る」

ぎょうぎづよい

ぎょうぎづよ・い ギヤウギ― 【行儀強い】 (形)[文]ク ぎやうぎづよ・し
〔近世語〕
行儀をよく守る。おこないが正しい。「本親の旦那も―・く,義理も情も知つたる人/浄瑠璃・油地獄(下)」

ぎょうぎょう

ぎょうぎょう ゲウゲウ [0] 【尭尭】 (形動タリ)
山などの非常に高いさま。

ぎょうぎょう

ぎょうぎょう [0] 【喁喁】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)口をぱくぱくさせるさま。また,どうしてよいかわからず苦しむさま。「豕は唯―の音を揚ぐるのみ/三酔人経綸問答(兆民)」「人間生活の状態を観よ,蠢々―として,何のおもしろみもなく/文学史骨(透谷)」
(2)人々があおぎ慕うさま。

ぎょうぎょうし

ぎょうぎょうし ギヤウギヤウ― [3] 【行行子・仰仰子】
〔鳴き声から〕
ヨシキリの異名。[季]夏。《―大河はしんと流れけり/一茶》

ぎょうぎょうしい

ぎょうぎょうし・い ギヤウギヤウ― [5] 【仰仰しい】 (形)[文]シク ぎやうぎやう・し
おおげさでものものしい。「かすり傷にも―・く包帯を巻く」「爗々はげうげうしう鳴たなりぞ/毛詩抄」
〔「仰々」は当て字で「希有希有し」の変化した語という。「仰山(ギヨウサン)」「大仰」「仰に」などと同源。中世以降の語〕
[派生] ――げ(形動)――さ(名)

ぎょうぎょうしい

ぎょうぎょうしい【仰々しい】
exaggerated <talk> .仰々しく(言う) exaggeratedly (exaggerate).→英和

ぎょうけ

ぎょうけ ギヤウ― [1] 【行化】
〔仏〕 修行と教化。

ぎょうけい

ぎょうけい ギヤウ― [0] 【行啓】
〔古くは「ぎょうげい」。「啓」は先払いの意〕
三后・皇太子・皇太子妃・皇太孫が外出すること。「中宮は御車にたてまつつて―あり/平家 1」
→行幸(ギヨウコウ)

ぎょうけい

ぎょうけい ギヤウ― [0] 【行刑】
自由刑を執行すること。懲役・禁錮・拘留の確定した者に刑を執行すること。

ぎょうけい

ぎょうけい ゲウ― [0] 【暁鶏】
夜明けを告げる鶏の声。また,その時刻。晨鶏(シンケイ)。

ぎょうけつ

ぎょうけつ【凝血】
coagulated[clotted]blood.

ぎょうけつ

ぎょうけつ【凝結する】
congeal;→英和
coagulate (血など);→英和
curdle (牛乳など);→英和
freeze (冷凍).→英和
‖凝結剤 a coagulant.

ぎょうけつ

ぎょうけつ [0] 【凝結】 (名)スル
(1)こりかたまること。「千古の堅氷を―せる白山絶頂/日本風景論(重昂)」
(2)〔化〕 液体や気体中に分散しているコロイド粒子が,集合して大きな粒子となり沈殿する現象。凝固。凝析。
(3)〔物〕「凝縮(ギヨウシユク){(2)}」に同じ。
(4)〔気〕
 (ア)気体から液体に相変化すること。
 (イ)水蒸気が水に変化すること。

ぎょうけつ

ぎょうけつ [0] 【凝血】 (名)スル
体外に出た血が固まること。また,固まった血。

ぎょうけつかく

ぎょうけつかく [4] 【凝結核】
水蒸気が凝結して雲粒などの細かい水滴を生ずる際に芯となる微小粒子。大気中に浮遊する海塩粒子や火山灰,燃焼生成物などが凝結核となる。

ぎょうけつこうど

ぎょうけつこうど [5] 【凝結高度】
地上付近の空気が上昇するとき,上昇に伴って温度が下がり,水蒸気が凝結を始める高さ。

ぎょうげつ

ぎょうげつ ゲウゲツ 【暁月】
(1265-1328) 鎌倉末期の狂歌師。俗名,冷泉為守(レイゼイタメモリ)。藤原為家の子。母は阿仏尼。和歌をよくしたが,出家後は狂歌を好み,「狂歌酒百首」などの先駆的狂歌集を残した。暁月坊。

ぎょうこ

ぎょうこ【凝固する】
solidify;→英和
congeal;→英和
coagulate (血など).→英和
凝固剤 a coagulant.

ぎょうこ

ぎょうこ [1][0] 【凝固】 (名)スル
(1)こりかたまること。「血液が―する」
(2)〔物〕 液体が固体に変わる現象。分子運動からみると,液体の温度が下がると熱運動が低下し,分子相互の位置関係が規則的な配列となってエネルギーの低い状態に落ち着くこと。
⇔融解(ユウカイ)
(3)〔化〕「凝結(ギヨウケツ){(2)}」に同じ。

ぎょうこいんしけつぼうしょう

ぎょうこいんしけつぼうしょう [4][0] 【凝固因子欠乏症】
血液凝固にかかわる因子が欠乏しているために,出血しても止まりにくくなる疾患。
→血友病

ぎょうこう

ぎょうこう【僥幸[倖]】
(good) luck;→英和
a windfall.→英和
〜にも by good luck;luckily.万一を〜する trust to chance.

ぎょうこう

ぎょうこう ギヤウカウ [0] 【行幸】 (名)スル
〔「ぎょうごう」とも〕
天皇が出かけること。みゆき。
〔行き先が二か所以上のときは「巡幸」という〕
→行啓(ギヨウケイ)

ぎょうこう

ぎょうこう ゲウカウ [0] 【僥倖】 (名)スル
(1)思いがけない幸運。「―を当てにする」「―にも難関を通過して/門(漱石)」
(2)幸運を待つこと。「万一を―するの外為す可きもの無し/佳人之奇遇(散士)」

ぎょうこう

ぎょうこう ゲウカウ 【尭孝】
(1391-1455) 室町前期の僧・歌人。別号,常光院。尭尋の子。頓阿(トンア)の曾孫。法印・権大僧都。二条派の代表的歌人。飛鳥井雅世(アスカイマサヨ)とともに「新続古今和歌集」を撰進。著「尭孝法印日記」「桂明抄」,家集「尭孝法印集」

ぎょうこう

ぎょうこう ゲウカウ [0] 【暁更】
夜明けの時分。あかつき。

ぎょうこう

ぎょうこう ゲウ― [0] 【暁紅】
明け方の光が東の空を紅色に染めること。また,その空。あさやけ。

ぎょうこう

ぎょうこう ゲウクワウ [0] 【暁光】
明け方,東の空にさす光。

ぎょうこつ

ぎょうこつ ゲウ― [1] 【髐骨】
(1)肉の落ちてしまった骨。白骨。
(2)骸骨(ガイコツ)のようにやせ衰えていること。「膚(ハダエ)は―と衰へたり/謡曲・景清」

ぎょうこつ

ぎょうこつ ギヤウ― [0][1] 【行乞】
〔仏〕 十二頭陀行(ズダギヨウ)の一。僧侶が乞食(コツジキ)を行うこと。托鉢(タクハツ)。行鉢。

ぎょうこてん

ぎょうこてん [3] 【凝固点】
一定圧力のもとで凝固の起こる温度。
⇔融点(ユウテン)

ぎょうこてんこうか

ぎょうこてんこうか [6] 【凝固点降下】
(1)溶媒に他の物質が溶けて溶媒の凝固点が下がる現象。その大きさは溶液の濃度が低い場合は,溶質の種類に無関係で溶液の重量モル濃度に比例する。これを利用して溶質の分子量や解離度の測定ができる。融点降下。氷点降下。
(2)圧力を増すと凝固点が下がる現象。水の場合は一〇〇気圧で摂氏〇・六八度降下する。

ぎょうこねつ

ぎょうこねつ [3] 【凝固熱】
凝固するときに放出される熱量。その値は融解熱の値に等しい。
→融解熱

ぎょうごう

ぎょうごう ギヤウガウ [0] 【行香】
〔仏〕
(1)法会(ホウエ)の時,焼香させるため,台に香と香炉をのせて衆僧の間を巡り香を配ること。また,その役目の人。朝廷の大法会では殿上人がこの役を務めた。
(2)堂内を歩きながら焼香すること。

ぎょうごう

ぎょうごう ギヤウゴフ [0] 【行業】
〔仏〕
(1)行状。ふるまい。「我れ聖人の―を聞くに依りて/今昔 7」
(2)修行。修行による功徳。善果。「―いたらぬにこそと思ひて/沙石 6」

ぎょうさ

ぎょうさ ゲフ― [0] 【業作】
仕事をすること。作業。「人の―を妨る等の如く/学問ノススメ(諭吉)」

ぎょうさい

ぎょうさい ゲフ― [0] 【業際】
異なる事業分野にまたがること。「―市場の開拓」

ぎょうさん

ぎょうさん【仰山な】
a great deal of;abundant.

ぎょうさん

ぎょうさん ギヤウ― [3] 【仰山】 (形動)[文]ナリ
(1)おおげさなさま。おおぎょう。「―に言う」「―な事ばかり云ふ男だ/雪中梅(鉄腸)」
(2)数量や程度がはなはだしいさま。たくさん。主に関西地方で副詞的に用いる。「金が―いる」

ぎょうざんやき

ぎょうざんやき ゲウザン― [0] 【楽山焼】
出雲国八束(ヤツカ)郡楽山で,延宝年間(1673-1681)に萩から招かれた陶工,倉崎権兵衛が創始した茶陶。御山焼。権兵衛焼。らくざんやき。

ぎょうし

ぎょうし ギヤウ― [1][0] 【仰視】 (名)スル
あおぎみること。「富士山を誇揚し…『名山』の宗と―する/日本風景論(重昂)」

ぎょうし

ぎょうし [1] 【凝脂】
(1)かたまった脂肪。
(2)なめらかで,白く艶(ツヤ)のある肌。

ぎょうし

ぎょうし【凝視する】
stare[gaze] <at> .→英和

ぎょうし

ぎょうし [1][0] 【凝視】 (名)スル
目をこらしてじっと見つめること。「相手を―する」

ぎょうしゃ

ぎょうしゃ【業者】
traders;the trade (業界).→英和

ぎょうしゃ

ぎょうしゃ ゲフ― [1] 【業者】
(1)事業や商売をしている人。「出入りの―」
(2)同じ業種の事業や商売をしている人。同業者。「―間の協定」

ぎょうしゃテスト

ぎょうしゃテスト ゲフ― [4] 【業者―】
民間業者が行う高等学校入試準備のための学力検査。

ぎょうしゅ

ぎょうしゅ【業種】
a type of industry[business].業種別(にする) industrial classification (classify by industry).

ぎょうしゅ

ぎょうしゅ ゲフ― [0][1] 【業種】
事業・営業の種類。

ぎょうしゅ

ぎょうしゅ ゲフ― [1] 【業主】
事業または営業をする人。

ぎょうしゅう

ぎょうしゅう [0] ―シフ 【凝集】 ・ ―シユウ 【凝聚】 (名)スル
(1)一か所にこり集まること。「全員の力を―する」
(2)〔化〕 安定性を失ったコロイドなどの粒子が寄り集まって塊になる現象。また,分子・原子などが集合する現象。
(3)赤血球や細菌などが,酵素や抗体の働きで結びつけられて塊になる現象。凝集反応。凝着反応。

ぎょうしゅうげん

ぎょうしゅうげん [3] 【凝集原】
赤血球・細菌などの表面にある抗原で,抗体(凝集素)と結びついて凝集を起こさせる性質のあるもの。凝着原。

ぎょうしゅうざい

ぎょうしゅうざい [3] 【凝集剤】
コロイド粒子を凝集させるために加える物質。浄水工程で,水道原水中のにごり等を除去するためなどに用いられる。硫酸アルミニウムなど。
→硫酸礬土(リユウサンバンド)

ぎょうしゅうそ

ぎょうしゅうそ [3] 【凝集素】
赤血球・細菌などの凝集原(抗原)と反応し,それらを凝集させる抗体。凝着素。

ぎょうしゅうりょく

ぎょうしゅうりょく [3] 【凝集力】
固体・液体でそれを構成する原子・分子・イオンの間にはたらいている引力のこと。

ぎょうしゅく

ぎょうしゅく [0] 【凝縮】 (名)スル
(1)ばらばらのものが一つに固まって縮まること。「皆の気持ちを一つの言葉に―させる」
(2)〔物〕 飽和蒸気の温度を下げたり圧縮したりすると,蒸気の一部が液体に変わる現象。凝結。

ぎょうしゅく

ぎょうしゅく【凝縮(する)】
condensation (condense).

ぎょうしゅくき

ぎょうしゅくき [4] 【凝縮器】
気体を冷却して,液化する装置。蒸留器・冷却器などに用いられる。蒸気機関のものは復水器と呼ばれる。

ぎょうしゅくねつ

ぎょうしゅくねつ [4] 【凝縮熱】
凝縮のときに放出される熱量。その値は気化熱の値に等しい。

ぎょうしゅん

ぎょうしゅん ゲウ― 【尭舜】
中国,古代の伝説上の帝王,尭と舜。徳をもって天下を治めた理想的な帝王とされる。

ぎょうしょ

ぎょうしょ【行書】
a semi-cursive style (of penmanship).

ぎょうしょ

ぎょうしょ ギヤウ― [0] 【行書】
漢字の書体の一。楷書の画をやや崩した書体だが,楷書より先に発生した。行書体。行。
→楷書
→草書

ぎょうしょう

ぎょうしょう ゲウシヤウ [0] 【驍将】
(1)強く勇ましい大将。勇将。強将。
(2)ある分野で中心となって事を推進する人。

ぎょうしょう

ぎょうしょう ギヤウシヤウ [0] 【行商】 (名)スル
店を構えず,商品を持ち歩いて小売りすること。また,その人。
⇔座商
「隣町まで―する」

ぎょうしょう

ぎょうしょう ゲウ― [0] 【暁鐘】
(1)夜明けに鳴らす鐘。明けの鐘。
⇔暮鐘
(2)新しい時代の到来を告げるもののたとえ。

ぎょうしょう

ぎょうしょう【行商】
peddling;hawking.〜する peddle[hawk] <fish> .→英和
‖行商人 a peddler;a hawker.

ぎょうしょうにん

ぎょうしょうにん ギヤウシヤウ― [0] 【行商人】
行商をする人。

ぎょうしょうぶんか

ぎょうしょうぶんか ギヤウセウブンクワ [5] 【仰韶文化】
中国,黄河の上・中流域に栄えた新石器時代の文化。紅陶が特色で,彩文土器(彩陶)が多い。西安の半坡(ハンパ),河南省廟底溝(ビヨウテイコウ)が代表遺跡。名称は河南省澠池(メンチ)県の仰韶遺跡に由来する。ヤンシャオ文化。
→竜山文化

ぎょうしょく

ぎょうしょく ゲウ― [0] 【暁色】
明け方の空の色。夜明けの景色。

ぎょうしんせい

ぎょうしんせい ゲウシン― [3] 【暁新世】
新生代古第三紀のうちで最も古い時期。約六五〇〇万年前から五五〇〇万年前まで。

ぎょうじ

ぎょうじ【行事】
an event;→英和
a function.→英和
‖行事予定(表) a schedule <for the coming month> .年中行事 annual functions[events].

ぎょうじ

ぎょうじ ギヤウ― [0][3] 【行司】
(1)相撲で,土俵上の取組を管理し,勝敗を判定する役。また,その人。
(2)「行事{(3)}」に同じ。

ぎょうじ

ぎょうじ【行司】
a (sumo) referee.

ぎょうじ

ぎょうじ ギヤウ― [1][0] 【行事】
(1)一定の日を決めて行う儀式や催し。「年中―」
(2)平安時代,朝廷の儀式などの運営に当たる役。行事官。
(3)江戸時代,町内または商人の組合を代表し事務を取り扱った人。行司。
(4)ある事を主として担当すること。また,その人。「里の刀禰・村の―いできて/大鏡(藤氏物語)」

ぎょうじだまり

ぎょうじだまり ギヤウ― [4] 【行司溜まり】
土俵の裏正面の,行司が控えている場所。

ぎょうじつ

ぎょうじつ ゲウ― [0] 【暁日】
(1)明け方。あかつき。「―よそほひなす千騎の女/浄瑠璃・国性爺合戦」
(2)あさひ。旭日(キヨクジツ)。

ぎょうじつ

ぎょうじつ ギヤウ― [0] 【行実】
ある人が行なった事柄・事績。また,それを記した文。行状実記。こうじつ。

ぎょうじのくろうど

ぎょうじのくろうど ギヤウ―クラウド 【行事の蔵人】
平安時代,行事{(2)}に任じられた蔵人。

ぎょうじゃ

ぎょうじゃ ギヤウ― [1][0] 【行者】
(1)仏教の修行をしている者。修行者。修験者。
(2)修験道の修行を行う者。山伏。
(3)民間信仰でさまざまの神秘的な能力を発揮する宗教者。
(4)「あんじゃ(行者)」に同じ。
(5)役行者(エンノギヨウジヤ)のこと。

ぎょうじゃ

ぎょうじゃ【行者】
an ascetic;→英和
a hermit (隠者).→英和

ぎょうじゃこう

ぎょうじゃこう ギヤウ―カウ [0] 【行者講】
大和国吉野の金峰山(キンプセン)の蔵王権現に参詣する信者の組合。山上講(サンジヨウコウ)。「山上参りの―のと今年も身どもが手から四貫六百/浄瑠璃・油地獄(中)」

ぎょうじゃどう

ぎょうじゃどう ギヤウ―ダウ [0] 【行者堂】
役行者(エンノギヨウジヤ)をまつった堂。

ぎょうじゃにんにく

ぎょうじゃにんにく ギヤウ― [4] 【行者葫】
ユリ科の多年草。深山の林中に自生。根生葉は狭長楕円形。初夏,花茎を立て,白色の小花を多数散状につける。地下にラッキョウのような鱗茎(リンケイ)があり,ニンニク臭が強いが食用になる。

ぎょうじゃのみず

ぎょうじゃのみず ギヤウ―ミヅ [0] 【行者之水】
ブドウ科の落葉つる性小木本。山地に自生。葉は三角状卵形。つるを切ると水が出るのでこの名がある。果実は,黒く熟し食べられる。サンカクヅル。

ぎょうじゃまいり

ぎょうじゃまいり ギヤウ―マヰリ [4] 【行者参り】
修験者が修行のために大和国金峰山の蔵王権現に参詣すること。山上(サンジヨウ)参り。山上詣(モウ)で。大峯(オオミネ)入り。

ぎょうじゅう

ぎょうじゅう ギヤウヂユウ [0] 【行住】
〔仏〕 行くことと止(トド)まること。

ぎょうじゅうざが

ぎょうじゅうざが ギヤウヂユウ―グワ [5] 【行住坐臥】
(1)〔仏〕 行くことと止まること,坐(スワ)ることと横になること,の四つの動作。日常の立ち居振る舞い。四威儀。
(2)日常。起き伏し。副詞的にも用いる。常住坐臥。「―故郷を思う」

ぎょうじょう

ぎょうじょう【行状】
⇒行儀(ぎようぎ).

ぎょうじょう

ぎょうじょう ギヤウジヤウ [0][3] 【行状】
(1)人の普段のおこない。身持ち。品行。「―を改める」
(2)「行状記」に同じ。

ぎょうじょうき

ぎょうじょうき ギヤウジヤウ― [3] 【行状記】
ある人物の行状を書き記したもの。

ぎょうずい

ぎょうずい ギヤウ― [0] 【行水】 (名)スル
(1)(夏の暑いときなどに)たらいに湯や日なた水を入れて汗を流すこと。[季]夏。「―を使う」
(2)(鳥などが水辺で)水浴びをすること。「烏の―」
(3)潔斎のため清水で体を洗い浄めること。

ぎょうずい

ぎょうずい【行水(をする)】
(have) a bath in the tub.→英和

ぎょうずいぶね

ぎょうずいぶね ギヤウ― [5] 【行水船】
浴槽を据えた船。江戸時代,停泊中の船の人々に銭を取って入浴させたもの。湯舟。

ぎょうずる

ぎょう・ずる ギヤウ― [3][0] 【行ずる】 (動サ変)[文]サ変 ぎやう・ず
(1)修行する。「道を―・ずる」
(2)事を行う。「好事を―・じて前程を問ふことなかれ/徒然 171」
(3)歩く。「各七歩を―・じ畢(オワ)りて/今昔 1」

ぎょうせい

ぎょうせい ゲウ― [0] 【暁星】
(1)明け方の空に残る星。数の少ないたとえにもいう。晨星(シンセイ)。暁天の星。
(2)特に,明けの明星をいう。金星。

ぎょうせい

ぎょうせい【行政】
administration.→英和
〜的[の]administrative <ability> .→英和
‖行政改革 an administrative reform.行政官 an administrator.行政管理局 the Administrative Management Bureau.行政機関 an administrative organ.行政指導 administrative guidance.行政処分 an administrative disposition.行政整理 administrative adjustment.行政法 the administrative law[code (法典)].

ぎょうせい

ぎょうせい ギヤウ― [0] 【行政】
(1)立法により形成された公共の意思や目的に基づいて,国や公共団体の執行機関が業務を行うこと。
(2)法の実現を目的として執行される国家作用。国家作用のうちから立法・司法を除いたもの。
(3)内閣をはじめとする行政機関の権限に属する国家作用。
(4)組織や団体の中に生ずるさまざまの事柄を処理し解決すること。「彼の―手腕に期待する」

ぎょうせいいいんかい

ぎょうせいいいんかい ギヤウ―ヰヰンクワイ [6] 【行政委員会】
行政官庁の一種。会議制で,権限行使につき一般行政権に対して独立性を保つ。行政権限の他に,準立法的・準司法的権限を有する。公正取引委員会・労働委員会・選挙管理委員会・教育委員会など。

ぎょうせいかいかく

ぎょうせいかいかく ギヤウ― [5] 【行政改革】
国や地方公共団体の行政機関について,その組織や運営を内外の変化に適応したものに変えること。組織の統廃合,事務の効率化,規制緩和などを目的とする。行革。「―審議会」

ぎょうせいかいぼう

ぎょうせいかいぼう ギヤウ― [5] 【行政解剖】
法医解剖の一。伝染病・中毒・災害などにより死亡した疑いのある死体について,行政上の見地から死因を明らかにする必要がある場合に行う解剖。

ぎょうせいかん

ぎょうせいかん ギヤウ―クワン [3] 【行政官】
(1)国の行政事務を取り扱う官吏。
(2)1868年(明治1)設置の行政機関。翌年,太政官に改組。

ぎょうせいかんさ

ぎょうせいかんさ ギヤウ― [5] 【行政監査】
行政機関の事務・会計の執行が公正・適法に行われているかを調査し,勧告を行うこと。会計検査院・大蔵省・総務庁によるもの,各省庁内の業務監査などがある。

ぎょうせいかんさつ

ぎょうせいかんさつ ギヤウ― [5] 【行政監察】
行政監査の一。行政機関および公共企業体などの業務を調査し,公正・能率・効果を確保するために改善の必要がある場合は勧告を行う。総務庁が所管している。

ぎょうせいかんちょう

ぎょうせいかんちょう ギヤウ―クワンチヤウ [5] 【行政官庁】
(1)国家の行政関係諸機関の総称。
(2)国家の意思を決定・表示する権限をもつ行政機関。権限が全国に及ぶものを中央行政官庁,特定地域に限られるものを地方行政官庁という。
→司法官庁

ぎょうせいかんりちょう

ぎょうせいかんりちょう ギヤウ―クワンリチヤウ [7] 【行政管理庁】
行政機関の機構および運営に関する基本事項の立案・調査・調整と行政監察を行なった総理府の外局。1984年(昭和59)総務庁の発足に伴い廃止。

ぎょうせいがく

ぎょうせいがく ギヤウ― [3] 【行政学】
行政を研究の対象とする社会科学の一分野。行政の一般法則,機能の分析,政治との関係性,合理的・効率的な組織や運営方法,現行制度改善の方策などの探究を行う。

ぎょうせいきかん

ぎょうせいきかん ギヤウ―クワン [6][5] 【行政機関】
行政組織を構成し,行政事務を担当する機関。

ぎょうせいきそく

ぎょうせいきそく ギヤウ― [5][6] 【行政規則】
行政機関が,その行為・組織に関して定める一般的・抽象的な法規範のうち,国民の権利・義務にかかわらない,法規としての性質を持たない,行政権に当然に伴う機能として定めるものをいう。告示・訓令・通達など。行政命令。行政規程。
→法規命令

ぎょうせいきゅうさい

ぎょうせいきゅうさい ギヤウ―キウ― [5] 【行政救済】
行政行為が国民の権利や利益を侵害した場合,行政機関が活動の是正や生じた損害の填補(テンポ)を行うこと。制度として,行政争訟・国家賠償・損失補償などがある。

ぎょうせいきょうてい

ぎょうせいきょうてい ギヤウ―ケフ― [5] 【行政協定】
行政府の固有の権限に属する事項や既存の条約または国内法により容認された事項について,議会の承認を必要とせず行政府の間だけで締結される協定。1952年(昭和27)に日米間で締結された日米行政協定はこれにあたる。

ぎょうせいく

ぎょうせいく ギヤウ― [3] 【行政区】
政令指定都市の区。行政の事務処理の便宜のためにおかれている区で,特別区のような自治的機能はもたない。

ぎょうせいくかく

ぎょうせいくかく ギヤウ―クワク [5][6] 【行政区画】
行政上の便宜のため行政機関の権限が及ぶ範囲として定められた地域。

ぎょうせいけいさつ

ぎょうせいけいさつ ギヤウ― [5] 【行政警察】
衛生・交通・産業などについて,公共の安全と秩序維持のために行われる強制作用。司法警察・治安警察と区別される。一般警察機構によるほかに,厚生省・労働省などにより行使される。

ぎょうせいけいやく

ぎょうせいけいやく ギヤウ― [5] 【行政契約】
⇒公法上(コウホウジヨウ)の契約(ケイヤク)

ぎょうせいけん

ぎょうせいけん ギヤウ― [3] 【行政権】
国家の統治作用のうち,行政を行う権能。現行憲法では,行政権は内閣に属し,内閣は国会に対して行政権の行使につき責任を負う。

ぎょうせいこうい

ぎょうせいこうい ギヤウ―カウヰ [5] 【行政行為】
行政機関が具体的事実に関して,意思や認識・判断などを表示して法的規制をすること。行政上の許可・認可・免許・特許・禁止はこれにあたる。

ぎょうせいこっか

ぎょうせいこっか ギヤウ―コク― [5] 【行政国家】
(1)行政裁判制度をもち,行政権が司法権によって制約されない国家。
→司法国家
(2)行政機能の増大と複雑化・専門化によって,事実上行政権が,立法権・司法権に優位に立つ傾向にある現代の国家をさす。

ぎょうせいさいばん

ぎょうせいさいばん ギヤウ― [5] 【行政裁判】
行政上の法律関係についての争訟に関する裁判。また,行政裁判所が行う裁判。
→司法裁判

ぎょうせいさいばんしょ

ぎょうせいさいばんしょ ギヤウ― [0][9] 【行政裁判所】
行政事件のみの裁判をする特別裁判所。旧憲法では設置されていたが,現行憲法では認められていない。

ぎょうせいざいさん

ぎょうせいざいさん ギヤウ― [5] 【行政財産】
国・地方公共団体により直接に行政の目的を遂行するために供される公有財産。
⇔財政財産

ぎょうせいしどう

ぎょうせいしどう ギヤウ―ダウ [5] 【行政指導】
ある行政目的を達するために,行政機関が,業界や下級行政機関に対して勧告・助言など法的強制を伴わない手段で,一定の政策目的を実現するように促すこと。

ぎょうせいしょし

ぎょうせいしょし ギヤウ― [5] 【行政書士】
行政書士法に基づき,他人の依頼により官公署に提出する書類を作成することを業とする者。もと代書人といった。

ぎょうせいしょぶん

ぎょうせいしょぶん ギヤウ― [5] 【行政処分】
行政機関が法規に基づいて行う法律上の効果を発生させる行為。権利を設定し,義務を命じたりすること。営業許可・公企業の特許などがその例。行政行為。

ぎょうせいしんぱん

ぎょうせいしんぱん ギヤウ― [5] 【行政審判】
⇒審判(5)

ぎょうせいじけん

ぎょうせいじけん ギヤウ― [5] 【行政事件】
行政上の法律関係についての訴訟事件。原則として行政事件訴訟法の適用を受ける。
→民事事件
→刑事事件

ぎょうせいじけんそしょう

ぎょうせいじけんそしょう ギヤウ― [8] 【行政事件訴訟】
行政法規の適用にかかわる紛争について,裁判所が正式の訴訟手続きにより行う裁判。民事裁判ではあるが,行政事件訴訟法が適用される点で,訴訟手続き上,民事事件と区別される。

ぎょうせいじむ

ぎょうせいじむ ギヤウ― [5] 【行政事務】
(1)行政権の作用に属する事務。
(2)地方公共団体の事務のうち,住民の権利の規制や住民への義務の賦課など権力的手段を用いて処理するもの。条例の定めを必要とする。

ぎょうせいそうしょう

ぎょうせいそうしょう ギヤウ―サウ― [5] 【行政争訟】
(1)行政上の法律関係について不服がある場合に,利害関係人の申し立てに基づいて開始される審判手続き。
(2){(1)}のうち,行政機関による審判手続きのみをさす。

ぎょうせいそしき

ぎょうせいそしき ギヤウ― [5] 【行政組織】
行政権の組織。国家行政組織・自治行政組織・委任行政組織の別があり,国家行政組織は内閣の統轄の下に法律によって定められる。
→行政組織[表]

ぎょうせいそしょう

ぎょうせいそしょう ギヤウ― [5] 【行政訴訟】
行政官庁の行なった処分の適法性を争い,その処分の取り消しなどを求める訴訟。旧憲法下では,行政裁判所で行われる訴訟を意味した。現行憲法下では,通常の裁判所による行政事件の裁判(行政事件訴訟)をさす。

ぎょうせいそん

ぎょうせいそん ギヤウ― [3] 【行政村】
自然発生的に形成された村落に対し,行政単位として区画された村。
→自然村

ぎょうせいだいしっこうほう

ぎょうせいだいしっこうほう ギヤウ―ダイシツカウハフ 【行政代執行法】
行政上の強制執行の手段としての代執行の一般的な根拠および手続きを定めた法律。1900年(明治33)制定の行政執行法に代わるものとして48年(昭和23)に制定された。
→代執行

ぎょうせいだいじん

ぎょうせいだいじん ギヤウ― 【行政大臣】
行政事務を分担管理する地位にある内閣総理大臣および各省大臣。
→無任所(ムニンシヨ)大臣

ぎょうせいちょう

ぎょうせいちょう ギヤウ―チヤウ [3] 【行政庁】
国・地方の行政官庁の総称。

ぎょうせいてつづき

ぎょうせいてつづき ギヤウ― [6] 【行政手続(き)】
行政機関が行政処分など公権力を行使する際に行う,聴聞・公聴会・諮問などの手続き。

ぎょうせいてつづきほう

ぎょうせいてつづきほう ギヤウ―ハフ 【行政手続法】
行政機関が行う,行政処分・行政指導・届出に関する手続きについて共通する事項を定める法律。1993年(平成5)制定。

ぎょうせいはん

ぎょうせいはん ギヤウ― [3] 【行政犯】
行政上の目的のために定められた法規を守らなかったことにより違法とされる行為。道路交通法違反など。
→法定犯

ぎょうせいばつ

ぎょうせいばつ ギヤウ― [3] 【行政罰】
行政法上の義務違反に対して科する制裁。行政刑罰と秩序罰がある。

ぎょうせいふ

ぎょうせいふ ギヤウ― [3] 【行政府】
行政機関。立法府・司法府に対する語。

ぎょうせいふふくしんさほう

ぎょうせいふふくしんさほう ギヤウ―ハフ 【行政不服審査法】
行政庁の処分その他公権力の行使にあたる行為に関する国民の不服申し立てについて規定する法律。1962年(昭和37)制定。

ぎょうせいほう

ぎょうせいほう ギヤウ―ハフ 【行政法】
行政の組織とその作用を規定する法のうち,行政に関する特殊な公法の体系。

ぎょうせいめいれい

ぎょうせいめいれい ギヤウ― [5] 【行政命令】
⇒行政規則(ギヨウセイキソク)

ぎょうせいりっぽう

ぎょうせいりっぽう ギヤウ―パフ [5] 【行政立法】
行政機関が,その行為・組織に関する基準を,具体的な処分の形式ではなく,一般的・抽象的な法規範として定めること。一般に国民の権利・義務に関するものを法規命令といい,その性質をもたないものを行政規則という。

ぎょうせき

ぎょうせき【業績】
one's <scientific> achievements;results.業績報告書 a business report.学問的業績 one's academic[scholarly]achievements.

ぎょうせき

ぎょうせき ゲフ― [0] 【業績】
事業や研究などでなしとげた実績。「新製品開発で―をあげる」

ぎょうせき

ぎょうせき [0] 【凝析】
(1)疎水コロイドに少量の電解質を加えると,電荷を帯びているコロイド粒子が電気的に中和され,大きな粒子となって沈殿すること。
(2)「凝結{(2)}」に同じ。

ぎょうせき

ぎょうせき ギヤウ― [0] 【行跡】
日頃のおこない。身持ち。行状。

ぎょうせき

ぎょうせき ゲウ― [0] 【暁夕】
朝と夕方。朝晩。朝夕。

ぎょうせきしゅぎ

ぎょうせきしゅぎ ゲフ― [5] 【業績主義】
近代社会の構成原理の一。人をその人の努力によって獲得されると考えられる業績によって評価しようとする考え方。メリトクラシー。
→属性主義

ぎょうせきそうば

ぎょうせきそうば ゲフ―サウ― [5] 【業績相場】
企業業績が向上していることに伴って株価が上昇する株式相場。
→金融相場
→需給相場

ぎょうせん

ぎょうせん ギヤウ― [0] 【仰瞻】 (名)スル
あおぎみること。また,尊敬して見上げること。「万人の―する/佳人之奇遇(散士)」

ぎょうせん

ぎょうせん [0] 【凝煎】
「地黄煎(ジオウセン)」に同じ。

ぎょうぜん

ぎょうぜん [0] 【凝然】 (ト|タル)[文]形動タリ
じっと動かずにいるさま。「―として立ち尽くす」「在りけるままに―と坐したり/金色夜叉(紅葉)」

ぎょうそ

ぎょうそ ゲウ― [1] 【翹楚】
〔多くの雑木の中で,特に高く伸びた木の意〕
大勢の中でとびぬけてすぐれていること。また,その人。

ぎょうそう

ぎょうそう [0] 【凝霜】
雨滴が氷点下の地物について氷となり,植物や岩石をおおったもの。雨氷(ウヒヨウ)。

ぎょうそう

ぎょうそう ギヤウサウ 【行装・行粧】
外出や旅のときの服装。旅の装束。「路次の―例に替りて/太平記 11」

ぎょうそう

ぎょうそう【形相】
<with> a <furious> look.→英和

ぎょうそう

ぎょうそう ギヤウサウ [0] 【形相】
顔かたち。表情。姿。現在は多く,恐ろしい感じや不気味な感じがする場合に用いる。「鬼のような―でつかみかかる」「必死の―」

ぎょうそう

ぎょうそう ギヤウサウ [0][1] 【行草】
行書と草書。

ぎょうそん

ぎょうそん ギヤウソン 【行尊】
(1057-1135) 平安後期の僧・歌人。平等院大僧正と称される。源基平の子。園城寺長吏・天台座主・大僧正。「金葉和歌集」以後の勅撰集に入集。家集に「行尊大僧正集」がある。

ぎょうぞう

ぎょうぞう ギヤウザウ [0] 【行像】
車などに仏像を乗せて練り供養すること。転じて,それに用いる仏像。

ぎょうたい

ぎょうたい [0] 【凝滞】 (名)スル
とどこおって先へ進まないこと。渋滞。「物は―せずよく世と推移(オシウツ)る/蜃中楼(柳浪)」

ぎょうたい

ぎょうたい ゲフ― [0] 【業態】
(1)事業・営業の状態。「各企業の―を調査する」
(2)事業・営業の形態。「総合商社としての―をととのえる」

ぎょうたつ

ぎょうたつ ゲウ― [0] 【暁達】 (名)スル
物事や道理によく通じていること。暁通。

ぎょうたん

ぎょうたん ゲウ― [0] 【暁旦】
夜明け。明け方。あかつき。

ぎょうだ

ぎょうだ ギヤウダ 【行田】
埼玉県北部にある市。足袋(タビ)の産地で知られた。現在は電気機械工業が発達。

ぎょうち

ぎょうち ゲウ― [1] 【暁知・暁智】 (名)スル
さとり知ること。暁識。「此思想の真髄を―せむと欲せば/希臘思潮を論ず(敏)」

ぎょうちゃく

ぎょうちゃく [0] 【凝着】 (名)スル
⇒凝集(ギヨウシユウ)

ぎょうちゅう

ぎょうちゅう [0] 【凝注】 (名)スル
ある物事に心・視線を集中させること。「瞳は,とこしへに苧環(オダマキ)の上に―せり/即興詩人(鴎外)」

ぎょうちゅう

ぎょうちゅう【蟯虫】
a threadworm.

ぎょうちゅう

ぎょうちゅう ゲウ― [0] 【蟯虫】
袋形動物線虫綱の寄生虫。体は白く細長い紡錘形で,体長は雄が約5ミリメートル,雌が約10ミリメートル。雌は人間が睡眠中に肛門からはい出し,肛門の周辺に産卵する。卵は口から人体内に入り,腸管・盲腸などに寄生。産卵すると局所にかゆみを覚える。じょうちゅう。

ぎょうつう

ぎょうつう ゲウ― [0] 【暁通】 (名)スル
物事をよく知りぬいていること。通暁。「事情に―する者が,精確の報道を為さば/真善美日本人(雪嶺)」

ぎょうてい

ぎょうてい ゲフ― [0] 【業体】
(1)営業の状態。また,家業。業態(ギヨウタイ)。
(2)振る舞い。所行。また,風采(フウサイ)。風体(フウテイ)。「此様(コン)な身で此様な―で,此様な宿世(スクセ)で/にごりえ(一葉)」

ぎょうてん

ぎょうてん【仰天する】
be amazed[astonished] <at,to hear> .

ぎょうてん

ぎょうてん ゲフ― [0] 【業転】
〔「業者間転売」の略〕
石油製品の流通などで,商社・ブローカー・特約店間で行われる横の取引。

ぎょうてん

ぎょうてん ゲウ― [0] 【暁天】
夜明けの空。明け方。

ぎょうてん

ぎょうてん ギヤウ― [0] 【仰天】 (名)スル
〔驚いて天を仰ぐの意から〕
非常に驚くこと。「びっくり―する」

ぎょうてんのほし

ぎょうてんのほし ゲウ― [0] 【暁天の星】
〔明け方の空の星がまばらなことから〕
きわめて数の少ないこと。暁星。

ぎょうとう

ぎょうとう ギヤウ― [0] 【行頭】
文章などの行のはじめ。
⇔行末

ぎょうとく

ぎょうとく ギヤウ― [0] 【行徳】
仏教修行によって身に備わる徳。「此の人はかく―あるやうなれども/十訓 7」

ぎょうとく

ぎょうとく ギヤウトク 【行徳】
(1)千葉県市川市南部の地名。旧町名。江戸川の河口港。塩の産地として知られたが,現在,京葉工業地帯の一部。住宅地化も進む。
(2)〔江戸時代,(1)で製した塩が江戸に供給されていたことから〕
芝居社会で塩のことをいった隠語。

ぎょうどう

ぎょうどう 【凝当・凝濁】
(1)酒杯の底に残った酒。また,それを捨てること。「―と申し侍るは,そこに凝りたるを捨つるにや候ふらん/徒然 158」
(2)杯の底に残った酒を捨てる器。魚道(ギヨドウ)。

ぎょうどう

ぎょうどう ギヤウダウ [0] 【行道】 (名)スル
〔仏〕
(1)仏道を修行すること。「七日が間,共に―して懺悔を致す/今昔 9」
(2)列を作って読経しながら本尊や仏堂の周りを右に回って供養礼拝すること。回る対象により,遶仏(ニヨウブツ)・遶堂などともいう。
(3)経文を唱えながら屋外を歩くこと。
(4)「経行(キヨウギヨウ)」に同じ。

ぎょうどうめん

ぎょうどうめん ギヤウダウ― [3] 【行道面】
「行道{(2)}」のとき僧尼がつける仮面。菩薩面・八部衆・二十八部衆・十二天などがある。

ぎょうに

ぎょうに ギヤウ― 【仰に】 (副)
度の過ぎているさま。ひどく。「ええ此の座敷は―すべつてあるかれぬ/浄瑠璃・丹波与作(上)」

ぎょうにん

ぎょうにん ギヤウ― [0] 【行人】
(1)修行僧。行者。
(2)延暦寺で,寺の雑役をする人。堂衆。
(3)高野山で雑役に従事した下級の僧。中世以後,学侶・聖(ヒジリ)とともに高野三方(コウヤサンカタ)の一として真言密教修学のかたわら,大峰・葛城(カツラギ)などの山々で修験の行を行なった。
(4)乞食僧。

ぎょうにんざか

ぎょうにんざか ギヤウ― 【行人坂】
東京都目黒区にある坂。
→目黒行人坂の火事

ぎょうにんづか

ぎょうにんづか ギヤウ― [3][0] 【行人塚】
(1)山伏などの行者が入定して往生したと伝えられている塚。東日本に多い。
(2)出羽三山の信者たちが参拝記念に作る供養塚。

ぎょうにんべん

ぎょうにんべん ギヤウ― [3] 【行人偏】
漢字の偏の一。「役」「後」などの「彳」の部分。道,または行くことに関する文字を作る。
〔「行」の部首は「ゆきがまえ(行)」〕

ぎょうねん

ぎょうねん ギヤウ― [0] 【行年】
〔「行」は経歴の意〕
「享年(キヨウネン)」に同じ。

ぎょうねん

ぎょうねん [0] 【凝念】
思いをこらすこと。じっと考えること。また,その思い。

ぎょうねん

ぎょうねん 【凝然】
(1240-1321) 鎌倉時代の華厳宗の僧。伊予の人。円照ほかに師事。東大寺戒壇院の長老となり,国師号を与えられる。諸宗に詳しく仏教以外の思想にも通じた。著「八宗綱要」「三国仏法伝通縁起」など。

ぎょうねんすいにち

ぎょうねんすいにち ギヤウ― 【行年衰日】
陰陽道(オンヨウドウ)で,その人の生年の干支(エト)と年齢との関係から毎年定められる凶日。

ぎょうはく

ぎょうはく ゲウ― [0] 【澆薄】 (名・形動)[文]ナリ
人情の薄い・こと(さま)。「人情―に流るる/小説神髄(逍遥)」

ぎょうふうしゅんう

ぎょうふうしゅんう ゲウフウ― [5] 【尭風舜雨】
中国古代の伝説上の二帝王,尭と舜の仁徳が広く行きわたることを風雨の恵みにたとえていう語。転じて,自然の恵みを受け,世の中が太平であること。舜日尭雨。

ぎょうぶ

ぎょうぶ ギヤウ― 【行歩】
歩くこと。歩行。ぎょうほ。「杖にかかりてつかれて―に能はず/今昔 1」

ぎょうぶ

ぎょうぶ ギヤウ― [1] 【刑部】
「刑部省」などの略。

ぎょうぶきょう

ぎょうぶきょう ギヤウ―キヤウ [3][0] 【刑部卿】
刑部省の長官。正四位下に相当。

ぎょうぶしょう

ぎょうぶしょう ギヤウ―シヤウ [3] 【刑部省】
(1)律令制による太政(ダイジヨウ)官の八省の一。刑罰・裁判をつかさどった役所。うたえのつかさ。うたえただすつかさ。
(2)1869年(明治2)設置された司法機関。71年廃止され,司法省となる。

ぎょうぶっしょう

ぎょうぶっしょう ギヤウブツシヤウ [3] 【行仏性】
〔仏〕 法相宗で,修行によって仏の本性を得ること。
⇔理仏性

ぎょうぶなしじ

ぎょうぶなしじ ギヤウ―ヂ [4] 【刑部梨子地】
梨子地蒔絵(マキエ)の一。梨子地漆の上に,刑部梨子地粉といわれる不定形の金銀粉末をすき間なく置いて,その上に梨子地漆を塗り重ね,研ぎ出したもの。江戸時代,蒔絵師刑部太郎の創案という。

ぎょうほう

ぎょうほう [0] 【行法】
□一□〔歴史的仮名遣い「ぎやうはふ」〕
法律を執行すること。
□二□〔歴史的仮名遣い「ぎやうほふ」〕
〔仏〕
〔古くは「ぎようぼう」〕
仏道を修行すること。また,その方法。「真言もよく習ひて―を断たず/今昔 13」

ぎょうぼう

ぎょうぼう ギヤウバウ [0] 【仰望】 (名)スル
あおぎのぞむこと。また,心を寄せて慕うこと。「富士山を―する」

ぎょうぼう

ぎょうぼう ゲウバウ [0] 【翹望】 (名)スル
〔「翹」はあげる意〕
首を長くして望み待つこと。渇望。切望。「岸に望みて―せる婦幼に及び/即興詩人(鴎外)」

ぎょうぼう

ぎょうぼう [0] 【凝望】 (名)スル
遠くの一点をみつめること。目を据えてみること。

ぎょうまつ

ぎょうまつ ゲウ― [0] 【澆末】
人情の衰えた末の世。澆季。「今―の風に向きて大本の遠きを見るに/太平記 39」

ぎょうまつ

ぎょうまつ ギヤウ― [0] 【行末】
文章の行の終わり。
⇔行頭

ぎょうむ

ぎょうむ ゲフ― [1] 【業務】
日常継続して行われる職業上の仕事。「日々の―に励む」

ぎょうむ

ぎょうむ【業務】
business.→英和
〜に励む attend to one's business with diligence.‖業務管理 business management.業務時間 office[business]hours.業務上過失致死 manslaughter through negligence.業務提携 a business tie-up.業務用 for business use.

ぎょうむ

ぎょうむ ゲウ― [1] 【暁霧】
明け方の霧。朝霧。

ぎょうむかんり

ぎょうむかんり ゲフ―クワン― [4] 【業務管理】
⇒生産管理(セイサンカンリ)

ぎょうむさいがい

ぎょうむさいがい ゲフ― [4] 【業務災害】
労働者がその業務中に被った負傷・疾病・死亡などの災害。使用者は無過失責任を負い,労働者に対して災害補償をしなければならない。
→災害補償

ぎょうむしっこうしゃ

ぎょうむしっこうしゃ ゲフ―シツカウ― [6] 【業務執行者】
組合・法人などの団体において,団体の事業に関する事務を処理する者。

ぎょうむしっこうしゃいん

ぎょうむしっこうしゃいん ゲフ―シツカウシヤヰン [1][5] 【業務執行社員】
合名会社・合資会社において,業務執行の権限をもつ社員{(2)}。

ぎょうむじょうおうりょうざい

ぎょうむじょうおうりょうざい ゲフ―ジヤウワウリヤウザイ [8] 【業務上横領罪】
横領罪の一。業務上他人から預かり占有している物を横領することによって成立する罪。

ぎょうむじょうかしつ

ぎょうむじょうかしつ ゲフ―ジヤウクワシツ [6][0] 【業務上過失】
社会生活上,ある活動を反復・継続して行う際に,必要な注意を怠ること。業務上過失犯は,一般の過失犯に比べ刑が加重される。

ぎょうむぼうがいざい

ぎょうむぼうがいざい ゲフ―バウガイ― [6] 【業務妨害罪】
虚偽の風説を流布し,または偽計を用い,あるいは威力を用いて人の業務を妨害することによって成立する罪。

ぎょうむめいれい

ぎょうむめいれい ゲフ― [4] 【業務命令】
業務遂行のために上司が部下に発する命令。公務員については職務命令と呼ばれる。

ぎょうめい

ぎょうめい ゲウ― [0] 【驍名】
強いという評判。武勇のきこえ。

ぎょうもう

ぎょうもう ゲウマウ [0] 【驍猛】 (名・形動)[文]ナリ
すぐれて強くたけだけしい・こと(さま)。「彼の―なる斯将法美は/経国美談(竜渓)」

ぎょうや

ぎょうや ギヤウ― [3][0] 【行屋】
(1)修行僧・修験者などが行をする家。
(2)祈祷(キトウ)を業とする家。
(3)代参講のとき,代表して参詣(サンケイ)に行く者が出立(シユツタツ)や帰着のときに籠(コモ)る家。

ぎょうやくじん

ぎょうやくじん ギヤウヤク― 【行疫神】
疫病神(ヤクビヨウガミ)。

ぎょうゆ

ぎょうゆ ゲウ― [1][0] 【暁諭】 (名)スル
言い聞かせること。さとし教えること。

ぎょうゆう

ぎょうゆう ゲウ― [0] 【驍勇】 (名・形動)[文]ナリ
強くて勇ましいこと。また,その人やさま。「―無双」「斉武の壮士が―なるは/経国美談(竜渓)」

ぎょうよ

ぎょうよ ゲフ― [1] 【業余】
本業の仕事以外にする仕事。余暇にする仕事。「―作家」

ぎょうよう

ぎょうよう ゲフ― [0] 【業容】
事業の内容。

ぎょうよう

ぎょうよう ギヤウエフ [0] 【杏葉】
〔形が杏(アンズ)の葉に似るところから〕
(1)唐鞍(カラクラ)の装飾具の一。金属・革などで作り,面繋(オモガイ)・胸繋(ムナガイ)・尻繋(シリガイ)につける。
(2)鎧(ヨロイ)の付属具の一。染め革などで包んだり漆をかけたりした鉄板。古くは下級武士が,袖の代わりに胴丸の肩につけたが,鎌倉時代に,袖が完備するとともに,胸につけるようになった。
(3)家紋の一。杏の葉を図案化したもの。

ぎょうようぐつわ

ぎょうようぐつわ ギヤウエフ― [5] 【杏葉轡】
轡の一種。立聞(タチギキ)の輪に続く鏡の部分を杏葉形に作ったもの。木(コ)の葉銜(バミ)。

ぎょうようぼたん

ぎょうようぼたん ギヤウエフ― [5] 【杏葉牡丹】
家紋の一。牡丹の葉を二枚向かい合わせにし,下部に花,上部につぼみを配したもの。
杏葉牡丹[図]

ぎょうよく

ぎょうよく ゲウ― 【楽欲】
〔「ぎょう」は「楽」の呉音。願う意〕
〔仏〕 願い望むこと。欲望。「六塵の―おほしといへども皆厭離しつべし/徒然 9」

ぎょうり

ぎょうり ゲウ― 【澆漓・澆醨】
義理・人情などが薄いこと。「実に末代の―悲しきかな/沙石 3」

ぎょうりき

ぎょうりき ギヤウ― [0][1] 【行力】
仏教を修行して得た法力。

ぎょうりつ

ぎょうりつ [0] 【凝立】 (名)スル
動かずにじっと立っていること。「色を喪ひて―すること/即興詩人(鴎外)」

ぎょうれつ

ぎょうれつ ギヤウ― [0] 【行列】 (名)スル
(1)多くの人が,順序よく並ぶこと。また,その列。「―ができる」「開店前から―して待つ」
(2)儀仗(ギジヨウ)を整え,供奉(グブ)の列を作って行くこと。「大名―」
(3)〔数〕
〔matrix〕
多数の数あるいは文字を長方形に並べたもの。並べた数あるいは文字をその行列の成分または要素といい,横並びの要素を行,縦並びの要素を列という。

ぎょうれつ

ぎょうれつ【行列】
[行進]a procession;→英和
a parade;→英和
[列] <form,stand in> a line[queue](順番を待つ人の).→英和
〜する march in procession;parade;line[queue]up.‖行列式《数》a determinant.

ぎょうれつさんじゅう

ぎょうれつさんじゅう ギヤウ―ヂユウ [5] 【行列三重】
歌舞伎芝居の囃子(ハヤシ)の一。行列などが練って行く際に用いる,にぎやかな鳴り物入りの三味線音楽。

ぎょうれつしき

ぎょうれつしき ギヤウ― [4] 【行列式】
〔数〕
〔determinant〕
�² 個の数あるいは式を � 行 � 列に配列し,各行各列から要素を一個ずつとった � 個のものの相乗積を,一定の規則に従って加え合わせたもの。

ぎょうろ

ぎょうろ ゲウ― [1] 【暁露】
明け方,草木などにおりた露。朝露。

ぎょえい

ぎょえい [0][1] 【御詠】
天皇や皇族などが詩歌を作ること。また,その詩歌。

ぎょえい

ぎょえい [0][1] 【魚影】
釣り用語で,魚の姿。「―が濃い」

ぎょえい

ぎょえい [0] 【御影】
天皇・三后・皇太子などの写真。

ぎょえん

ぎょえん [0] 【魚塩】
海でとれる魚と塩。また,海産物。

ぎょえん

ぎょえん [0] 【御苑】
皇室の所有する庭園。苑地。

ぎょか

ぎょか [1] 【御歌】
(1)天皇の作った和歌。御製。御詠。
(2)他人を敬ってその作った和歌をいう語。おうた。

ぎょか

ぎょか [1] 【魚蝦】
魚とエビ。また,魚類一般。

ぎょか

ぎょか [1] 【漁火】
夜,漁船が魚をおびき寄せるために焚(タ)くかがり火。いさりび。

ぎょか

ぎょか [1] 【漁家】
漁業で生計をたてている家。漁戸(ギヨコ)。

ぎょかい

ぎょかい [0] ―カイ 【魚介】 ・ ―カヒ 【魚貝】
(1)魚類と貝類。
(2)魚・貝など水産動物の総称。「―類」

ぎょかい

ぎょかい【魚介】
marine products.

ぎょかく

ぎょかく [0] 【漁獲】 (名)スル
水産物をとること。また,とった水産物。「―高」「―量」

ぎょかく

ぎょかく【漁獲(高)】
a catch[haul] <of fish> .→英和
漁獲割当量 the amount of fish quotas.

ぎょかん

ぎょかん [0] 【御感】
(天皇や君主などが)感ずること,感心することを敬っていう語。ごかん。

ぎょがん

ぎょがん [0] 【魚眼】
魚の目。

ぎょがん

ぎょがん【魚眼レンズ】
a fisheye lens.

ぎょがんせき

ぎょがんせき [2] 【魚眼石】
正方晶系に属し,白色ないし淡赤色で,ガラス状光沢を呈する鉱物。玄武岩の空洞中に沸石・方解石とともに産する。

ぎょがんレンズ

ぎょがんレンズ [4] 【魚眼―】
写角が一八〇度以上で,半円周視界を写せるように設計された特殊レンズ。魚が水を通して外を見るとき,広い視界を見ることができるはずだということからこの名がある。全天レンズ。

ぎょき

ぎょき [1] 【御記】
天皇や貴人の書いた日記・記録。ごき。

ぎょき

ぎょき【漁期】
a fishing season.

ぎょき

ぎょき [1] 【漁期】
目的とする魚介類の漁獲に適する時期。りょうき。

ぎょき

ぎょき [1] 【御忌】
(1)高貴な人や祖師などの年忌の法会。ごき。
(2)浄土宗で,四月一九日(江戸時代以前は一月一九日)から七日間行われる,法然上人の年忌の法会。特に,京都知恩院のものが有名。法然忌。[季]春。

ぎょきもうで

ぎょきもうで [3] 【御忌詣で】
京都知恩院での御忌に詣でること。[季]春。《難波女や京を寒がる―/蕪村》

ぎょきょう

ぎょきょう [0] 【漁協】
「漁業協同組合」の略。

ぎょきょう

ぎょきょう [0] 【漁況】
漁場における魚の種類・大きさ・漁獲量,魚群の様子などの総合的な状況。

ぎょぎょう

ぎょぎょう [1] 【漁業】
魚介類・海藻などの捕獲や養殖を行う職業。

ぎょぎょう

ぎょぎょう【漁業】
fishing (industry);→英和
fishery.→英和
‖漁業(共同)組合 a fisherman's (cooperative) association.漁業権 fishing rights.漁業専管水域 a fishing boundary.日ソ漁業協定 the Soviet-Japanese Fisheries Agreement.

ぎょぎょうきしょう

ぎょぎょうきしょう [4] 【漁業気象】
漁船の操業と航海の安全に必要な気象情報。

ぎょぎょうきょうてい

ぎょぎょうきょうてい [4] 【漁業協定】
資源保護や自国の権利を守るため,二〇〇海里内の漁船の操業漁場・隻数・時期・方法などを定めた国際的な取り決め。

ぎょぎょうきょうどうくみあい

ぎょぎょうきょうどうくみあい [8] 【漁業協同組合】
水産業協同組合の一。一定地域内の漁民を構成員とする地区漁協と,業種別に設立される業種別漁協がある。組合員に必要な物資の供給,加工施設などの共同利用,販売などの事業を行う。直接に漁業を経営することも,漁業権の主体となることもできる。漁協。

ぎょぎょうくみあい

ぎょぎょうくみあい [4] 【漁業組合】
漁業法に基づいて設立された一定地域に居住する漁業者による同業組合。1886年(明治19)発令された漁業組合準則に基づいて発足,1901年成立した漁業法によって権利団体として認められ,49年(昭和24)漁業協同組合に改組された。

ぎょぎょうけん

ぎょぎょうけん [2] 【漁業権】
漁場において一定の漁業を独占的に営むことのできる権利。定置漁業権・区画漁業権・共同漁業権の三種がある。都道府県知事の免許によってなされる。

ぎょぎょうすいいき

ぎょぎょうすいいき [4] 【漁業水域】
(1)漁業が行われる水域。
(2)排他的経済水域の一。沿岸国が漁業資源の保存・管理のために,排他的な管轄権を行使できる公海の一定水域。沿岸から二〇〇海里をいう。日本は1977年(昭和52)に制定。漁業専管水域。

ぎょぎょうせいさんくみあい

ぎょぎょうせいさんくみあい [8] 【漁業生産組合】
水産業協同組合の一。漁民によって組織され,漁業およびこれに付帯する事業を行う。

ぎょぎょうせいどかいかく

ぎょぎょうせいどかいかく [7] 【漁業制度改革】
1949年(昭和24)の漁業法の全面改正により行われた改革。戦前の半封建的な漁業の仕組みを一掃し,漁業生産の向上を図る。漁業権制度の改革,生産主体としての漁民の協同組合制度を確立。農地改革とともに日本の民主化に寄与。

ぎょぎょうせんかんすいいき

ぎょぎょうせんかんすいいき [8] 【漁業専管水域】
⇒漁業水域(2)

ぎょぎょうとう

ぎょぎょうとう [0] 【漁業灯】
夜間操業中の漁船が,規程によって掲げる船灯。集魚灯などを含めていうこともある。

ぎょぎょうとうろく

ぎょぎょうとうろく [4] 【漁業登録】
漁業権・入漁権の得喪・変更を第三者に対抗するために行う登録。

ぎょぎょうほう

ぎょぎょうほう 【漁業法】
漁業に関する基本的法律で,漁業権・入漁権・指定漁業・漁業調整委員会・内水面漁業などについて規定している。1901年(明治34)制定され10年に改正された旧漁業法を,49年(昭和24)全面的に改正したもの。

ぎょぎょうめんきょ

ぎょぎょうめんきょ [4] 【漁業免許】
漁業権を設定する行政行為。海区漁業調整委員会の意見をきいて,都道府県知事が行う。

ぎょく

ぎょく [1] 【漁区】
農林水産省が取り決めた,漁業上の水面区域。漁業者相互で取り決める場合もある。りょうく。

ぎょく

ぎょく【漁区】
a fishery.→英和

ぎょく

ぎょく【玉】
(1)[石]a gem[jewel];→英和
jade.→英和
(2)[相場]shares bought[sold].

ぎょく

ぎょく [1] 【魚鼓】
「魚板(ギヨバン)」に同じ。

ぎょく

ぎょく [0] 【玉】
(1)宝石。特に,中国などで尊ばれる硬玉・軟玉の類。
(2)飲食店などで,鶏卵。また,特に卵焼きのにぎり鮨(ズシ)。
(3) [1]
取引用語。
 (ア)取引所で売買される株や商品のこと。
 (イ)取引所で売買を約定された株式や商品。また,その数量。
 (ウ)「建て玉(ギヨク)」の略。
(4) [1]
将棋で,「玉将」の略。
(5)花柳界で,芸者のこと。また「玉代(ギヨクダイ)」の略。「―を付ける」

ぎょく=を呑(ノ)む

――を呑(ノ)・む
株式または商品の取引員が客から受けた売買の注文を取引所を通さずに,他の客の注文と組ませて自分が売買の相手となり,客に対しては市場にのせたように偽って,証拠金や手数料をだましとる。呑む。ふところあい。
〔この行為を「呑み行為」という〕

ぎょくあん

ぎょくあん [0] 【玉案】
〔「案」は机の意〕
(1)玉で飾った台または机。
(2)他人を敬ってその机をいう語。

ぎょくあんか

ぎょくあんか [3] 【玉案下】
手紙で,脇付に用いる語。机下(キカ)。

ぎょくい

ぎょくい [1] 【玉扆】
(1)天皇の御座の後ろにたてる屏風(ビヨウブ)。
(2)天皇の御座。玉座。

ぎょくいん

ぎょくいん [0] 【玉音】
(1)玉のように清らかな音,または声。
(2)「ぎょくおん(玉音)」に同じ。
(3)相手の音信を敬っていう語。

ぎょくえい

ぎょくえい [0] 【玉詠】
他人を敬ってその人の作った詩歌をいう語。玉吟。

ぎょくおん

ぎょくおん [0] 【玉音】
天皇の声。ぎょくいん。

ぎょくおんほうそう

ぎょくおんほうそう 【玉音放送】
1945年(昭和20)8月15日,昭和天皇みずからの声でラジオを通じて全国民に戦争終結の詔書を放送したこと。日本国民ははじめて天皇の肉声に接した。

ぎょくかい

ぎょくかい 【玉海】
(1)中国,宋代の類書。二〇〇巻。王応麟らの撰。各種文献からの抄録を天文・地理・芸文・礼儀などの二一部門に分類してある。
(2)「玉葉(ギヨクヨウ)」の別名。

ぎょくかん

ぎょくかん 【玉澗】
中国,南宋の画僧。本名,若芬(ジヤクフン)。字(アザナ)は仲石。天台宗の僧で諸方遊歴ののち,玉澗・芙蓉峰と号して作画三昧に過ごす。「廬山図」や「瀟湘(シヨウシヨウ)八景図」が日本に伝存,雪舟以下の日本水墨画に影響を与えた。生没年未詳。
〔宋・元時代に玉澗と号した画家はほかに三人(瑩玉澗・孟玉澗・彬玉澗)いる〕

ぎょくがん

ぎょくがん [0] 【玉顔】
(1)玉のように美しい顔。花のかんばせ。[日葡]
(2)天皇の顔。竜顔。

ぎょくがん

ぎょくがん [0] 【玉眼】
(1)水晶・珠玉・ガラスなどを細工してはめこんだ仏像などの目。日本では鎌倉時代から盛んに行われるようになった。
(2)女性の美しい目。

ぎょくさい

ぎょくさい [0] 【玉砕・玉摧】 (名)スル
〔玉のように美しく砕け散る意から〕
大義・名誉などに殉(ジユン)じて,いさぎよく死ぬこと。
⇔瓦全(ガゼン)
「衆寡敵せず,全員―する」

ぎょくさい

ぎょくさい【玉砕する】
die in an honorable defeat;die game.

ぎょくさつ

ぎょくさつ [0] 【玉札】
相手を敬ってその手紙をいう語。芳札。玉簡。[日葡]

ぎょくざ

ぎょくざ【玉座】
the (Imperial) throne.

ぎょくざ

ぎょくざ [0][1] 【玉座】
天皇・王などのすわる席。

ぎょくざん

ぎょくざん [2] 【玉山】
(1)珠玉の山。玉を産出する山。
(2)容姿が清らかなこと。清らかな容姿。

ぎょくざん

ぎょくざん 【玉山】
台湾中部にある山。台湾の最高峰で,海抜3997メートル。日本統治時代,富士山より高いので新高山(ニイタカヤマ)と呼んだ。モリソン山。ユイ-シャン。

ぎょくざん=頽(クズ)る

――頽(クズ)る
〔世説新語(容止)〕
姿の美しい人が酒に酔いつぶれるさまのたとえ。

ぎょくし

ぎょくし [1] 【玉趾】
〔「趾」は足の意〕
貴人の足を敬っていう語。おみあし。「公子・内宮ことごとく,あるいは―をすあしにして/太平記 17」

ぎょくし

ぎょくし [1] 【玉巵】
玉のように立派なさかずき。玉杯(ギヨクハイ)。

ぎょくし=を挙(ア)ぐ

――を挙(ア)・ぐ
〔左氏伝(僖公二六年)〕
(1)貴人が足をはこぶ。みあしをあぐ。
(2)貴人・目上の人がおいで下さる。

ぎょくしゅ

ぎょくしゅ [1] 【玉手】
(1)玉のように美しい手。美人の手。
(2)天子の手。また,他人の手を敬っていう語。御手(ミテ)。
(3)他人を敬ってその手紙・文字をいう語。

ぎょくしゅ

ぎょくしゅ [0][1] 【玉酒】
うまい酒。美酒。

ぎょくしょ

ぎょくしょ [1][0] 【玉書】
相手を敬ってその手紙をいう語。玉章。

ぎょくしょう

ぎょくしょう [0] 【玉觴】
玉で作った杯。立派な杯。玉杯。

ぎょくしょう

ぎょくしょう [0] 【玉将】
将棋で,下手(シタテ)がもつ王将(オウシヨウ)。

ぎょくしょう

ぎょくしょう [0] 【玉章】
(1)美しい詩文。
(2)相手を敬ってその文章・手紙などをいう語。玉書。たまずさ。

ぎょくしょく

ぎょくしょく [0] 【玉食】 (名)スル
大変ぜいたくな食事。美食。「呉姫越女に囲繞(トリマ)かれて錦衣―する/くれの廿八日(魯庵)」

ぎょくじ

ぎょくじ [1] 【玉璽】
天子の印。御璽(ギヨジ)。みしるし。

ぎょくじゅ

ぎょくじゅ [1] 【玉樹】
(1)美しい木。
(2)すぐれて高潔な姿の人。
(3)エンジュの異名。

ぎょくじゅう

ぎょくじゅう [0] 【玉什】
〔「什」は,詩経の雅・頌(シヨウ)各一〇編の称。のち,詩の意に転じた〕
立派な詩歌。また,他人の詩歌を敬っていう語。玉詠。玉吟。

ぎょくじょ

ぎょくじょ [1] 【玉女】
(1)玉のように美しい女性。美人。
(2)仙人。天女。

ぎょくじょう

ぎょくじょう [0] 【玉条】
(1)美しい枝。
(2)大切に守るべき規則。とうとぶべき法律。「金科―」

ぎょくじん

ぎょくじん [0] 【玉塵】
雪の異名。[伊京集]

ぎょくじん

ぎょくじん [0] 【玉人】
(1)玉を加工する職人。玉工。
(2)玉のように美しい人。美人。また,人格の高潔な人。

ぎょくずい

ぎょくずい 【玉蘂】
九条道家の日記。1209〜38年の日記が現存。有職故実に詳しいのが特色。祖父兼実の「玉葉」にちなんで名付けたもの。光明峰寺殿記。峰禅閤記。

ぎょくずい

ぎょくずい [0] 【玉髄】
石英の微細な結晶の集合体。岩石の割れ目や空洞をみたし,放射状・葡萄(ブドウ)状などをなして産する。含有する不純物の色によって,紅玉髄・緑玉髄などと呼ばれ,飾り石にする。

ぎょくせい

ぎょくせい [0] 【玉成】 (名)スル
〔玉のように立派に磨き上げる意〕
(1)立派な人物に育てること。
(2)仕事や研究などを,十分高く深い内容にすること。

ぎょくせいり

ぎょくせいり [3] 【玉整理】
信用取引・清算取引で,売買が多くなったところで,売り玉が買い戻され,買い玉が転売されて,思惑的な玉が整理されること。
→玉(ギヨク)(3)

ぎょくせき

ぎょくせき [0] 【玉石】
(1)玉と石。また,よいものと悪いもの。
(2)宝石。[日葡]

ぎょくせき=倶(トモ)に焚(タ)く

――倶(トモ)に焚(タ)く
よいものも悪いものも,いっしょに滅びる。玉石倶に焦がる。

ぎょくせきこんこう

ぎょくせきこんこう【玉石混交である】
be a jumble of wheat and tares.

ぎょくせきこんこう

ぎょくせきこんこう [0] 【玉石混淆】 (名)スル
〔抱朴子(外篇,尚博)〕
すぐれたものと劣ったものとが入りまじっていること。

ぎょくせつ

ぎょくせつ [0] 【玉折】
玉が砕けること。転じて,才子佳人が若死にすること。夭折(ヨウセツ)。

ぎょくせつ

ぎょくせつ [0] 【玉屑】
(1)玉を砕いた粉末。不老不死の仙薬という。
(2)詩文のすぐれた句節をほめていう語。佳句。
(3)雪の異名。玉塵(ギヨクジン)。玉雪。「―紛々」

ぎょくせん

ぎょくせん [0] 【玉蟾】
〔西王母の仙薬を盗んで月へ逃げた姮娥(コウガ)が蟾(ガマ)と化してすんだという伝説に基づく〕
月の異名。

ぎょくせん

ぎょくせん [0] 【玉泉】
(1)清らかな泉。
(2)〔天台大師智顗(チギ)が中国湖北省当陽県の玉泉山,玉泉寺に住したことから〕
天台宗の別名。

ぎょくせんじょう

ぎょくせんじょう 【玉泉帖】
平安時代の小野道風の書跡帖。白楽天の詩を楷・行・草三体で書写したもの。
〔巻頭の「玉泉南澗…」の句にちなむ名〕

ぎょくぜん

ぎょくぜん [0] 【嶷然】 (ト|タル)[文]形動タリ
高く抜きん出たさま。

ぎょくたい

ぎょくたい [0] 【玉体】
(1)玉のように美しいからだ。
(2)天子や貴人のからだ。また,相手を敬ってそのからだをいう。

ぎょくたい

ぎょくたい [0] 【玉帯】
革製で,金具に宝石をちりばめて飾った帯。貴族が袍(ホウ)を留めた。たまのおび。

ぎょくだい

ぎょくだい [0] 【玉台】
玉で飾った美しい楼台。特に,天帝の宮殿にあるとされるもの。たまのうてな。

ぎょくだい

ぎょくだい [0] 【玉代】
芸者・娼妓(シヨウギ)の揚げ代。玉(ギヨク)。花代。

ぎょくだいしんえい

ぎょくだいしんえい 【玉台新詠】
中国の古詩選集。一〇巻。梁(リヨウ)の簡文帝の命令で,徐陵が漢魏六朝時代の男女の情愛にかかわる艶体の詩を編集したもの。530年頃成立。梁の昭明太子の「文選(モンゼン)」とともに後世の文学に大きな影響を与えた。

ぎょくだか

ぎょくだか [0][2] 【玉高】
(1)芸者・娼妓(シヨウギ)の揚げ代の金額。
(2)取引所で売買の約定が成立した数量。

ぎょくちょう

ぎょくちょう [0] 【玉帳】
(1)玉で飾ったとばり。美しいとばり。
(2)天子・将軍の幕営。
(3)芸者・娼妓(シヨウギ)の玉代を記入する帳簿。

ぎょくちんらん

ぎょくちんらん [3] 【玉魫蘭】
ラン科の多年草。中国,福建省周辺と台湾の原産。葉は長さ約30センチメートルで幅が広い。秋,高さ約30センチメートルの細い花茎に淡緑色で香りの良い花を数個つける。園芸品種が多い。

ぎょくてきせき

ぎょくてきせき [4][3] 【玉滴石】
オパールの一種。岩石の表面をおおう皮殻状,あるいは滴状・葡萄(ブドウ)状をなして産する無色または白色透明の鉱物。

ぎょくでん

ぎょくでん [0] 【玉殿】
玉で飾った宮殿。美しい宮殿。

ぎょくと

ぎょくと [1] 【玉斗】
(1)玉で作った立派なひしゃく。酒をくむのに使う。
(2)北斗七星の異名。

ぎょくと

ぎょくと [1] 【玉兎】
〔月の中にウサギが棲(ス)むという伝説に基づく〕
月の異名。

ぎょくどう

ぎょくどう [0][2] 【玉堂】
(1)玉で飾った美しい殿堂。立派な宮殿。
(2)他人を敬ってその家をいう語。
(3)中国漢代の宮殿で,学者の出仕した所。のち,翰林院(カンリンイン)の異名。

ぎょくどう

ぎょくどう ギヨクダウ 【玉堂】
(1)
⇒浦上(ウラガミ)玉堂
(2)
⇒川合(カワイ)玉堂

ぎょくはい

ぎょくはい [0] 【玉杯】
玉で作った杯。また,杯の美称。

ぎょくはい

ぎょくはい [0] 【玉佩】
即位・大嘗会(ダイジヨウエ)などの儀式の際に,礼服につけた飾り。五色の玉を貫いた組糸五本を金銅の花形につないで胸から足先に垂らし,歩くと沓(クツ)先に当たって音をたてる。天皇は左右に二本,臣下は右に一本下げる。
玉佩[図]

ぎょくはく

ぎょくはく [0] 【玉帛】
玉と絹織物。特に中国古代,諸侯の朝覲(チヨウキン)・聘問(ヘイモン)・会盟のときに用いたもの。

ぎょくばん

ぎょくばん [0] 【玉旛・玉幡】
〔「旛」「幡」は旗の意〕
高御座(タカミクラ)の八角の棟の下にかける旗の形をした飾り。玉を鎖であやどり,先端に薄金の杏葉(ギヨウヨウ)をつける。

ぎょくばん

ぎょくばん [0] 【玉盤】
玉で飾って作った大皿やたらい。また,皿の美称。

ぎょくばんせん

ぎょくばんせん [3] 【玉版箋】
画仙紙よりも厚手で,きめがこまかく光沢のある紙。中国産で書画用。

ぎょくひ

ぎょくひ [1] 【玉臂】
(美人の)美しいひじ・かいな。

ぎょくひつ

ぎょくひつ [0] 【玉筆】
他人を敬って,その筆跡・詩歌・文章をいう語。

ぎょくふ

ぎょくふ [1] 【玉斧】
玉で飾った斧(オノ)。また,斧の美称。

ぎょくふ=を乞(コ)う

――を乞(コ)う
〔添削することを斧で削ることにたとえる〕
人に詩や文章の添削を乞い願う。

ぎょくへん

ぎょくへん [0] 【玉偏】
⇒たまへん(玉偏)

ぎょくへん

ぎょくへん 【玉篇】
中国の辞書。三〇巻または三一巻。梁(リヨウ)の顧野王(コヤオウ)編。543年成立。字形により約一万七千字を五四二部に分類。原本「玉篇」は早く失われ,宋の陳彭年改訂の「大広益会玉篇」が広く用いられた。原本の写本のごく一部が日本に伝存し「篆隷万象名義(テンレイバンシヨウメイギ)」を初めとする諸辞書に影響を与えた。ごくへん。

ぎょくぼう

ぎょくぼう [0] 【玉貌】
(1)玉のように美しい容貌(ヨウボウ)。たまのかんばせ。
(2)他人を敬ってその容姿をいう語。

ぎょくもん

ぎょくもん [0] 【玉門】
(1)玉で飾った,立派な門。
(2)女性の陰部。陰門。

ぎょくもんかん

ぎょくもんかん 【玉門関】
〔玉の交易が行われた門戸の意〕
中国漢代,甘粛(カンシユク)省敦煌(トンコウ)の北西80キロメートルに設けられた関所。南西の陽関とともに,古来中国から西域に通じる門戸として名高い。

ぎょくよう

ぎょくよう ギヨクエフ 【玉葉】
九条兼実の日記。記事は1164年から1203年にわたる。当時の政治・社会情勢や朝廷内部の事情・風俗などについて詳しい。のち二条良基が書写して「玉海」とも称する。

ぎょくよう

ぎょくよう [0] 【玉容】
玉のように美しい顔立ち。

ぎょくよう

ぎょくよう [0] 【玉葉】
(1)美しい葉。
(2)皇族を敬っていう語。「金枝―」
(3)相手を敬ってその手紙をいう語。

ぎょくようわかしゅう

ぎょくようわかしゅう ギヨクエフワカシフ 【玉葉和歌集】
第一四番目の勅撰和歌集。二〇巻。伏見上皇下命,京極為兼撰。1312年成立。歌数約二八〇〇首。「風雅和歌集」とともに,京極派歌人の集として,精緻な自然観照を本領とした歌風に特色がある。玉葉集。玉葉。

ぎょくらん

ぎょくらん [0] 【玉蘭】
「白木蓮(ハクモクレン)」の漢名。

ぎょくらん

ぎょくらん 【玉瀾】
(1727-1784) 江戸中期の女流画家。池大雅の妻。名は町。柳沢淇園・大雅に学んだ南画に,女性らしい優美さを示した。代表作「便面図巻」

ぎょくりん

ぎょくりん [0] 【玉輪】
月の異名。

ぎょくれん

ぎょくれん [0] 【玉輦】
玉で飾った車。天皇または貴人の乗る車。また,輦の美称。

ぎょくれん

ぎょくれん [0] 【玉簾】
玉で飾ったすだれ。また,すだれの美称。「―の内に竜顔に向ひ奉り/保元(上・古活字本)」

ぎょくろ

ぎょくろ【玉露】
superior green tea.

ぎょくろ

ぎょくろ [1][0] 【玉露】
(1)露を玉に見立てていう語。
(2)最優良の煎茶(センチヤ)。苦みが少なく甘みが多い。新芽に覆(オオ)いをかけ,日照を制限して育成した葉を用いる。天保年間(1830-1844)江戸の山本徳翁が宇治で命名し広めたという。宇治・八女(ヤメ)・岡部(静岡)が有名。

ぎょくろう

ぎょくろう [0] 【玉楼】
(1)玉で飾った立派な高殿(タカドノ)。美しい御殿。「―金殿の昔の栄花/盛衰記 43」
(2)文人墨客などが死後に入るとされる殿堂。白玉楼。

ぎょくろとう

ぎょくろとう [0] 【玉露糖】
白砂糖・葛粉・片栗粉をこねて玉の形に木型で打ち出した菓子。熱湯を注いで飲む。江戸吉原の名物。

ぎょぐ

ぎょぐ [1] 【漁具】
魚をとる用具類の総称。網漁具・釣り漁具・雑漁具に大別される。

ぎょぐ

ぎょぐ【漁具】
a fishing implement.

ぎょぐん

ぎょぐん【魚群】
a shoal[school]of fish.魚群探知機 a fish-finder.

ぎょぐん

ぎょぐん [0] 【魚群】
魚のむれ。

ぎょぐんたんちき

ぎょぐんたんちき [6] 【魚群探知機】
超音波の反射によって,水中の魚群の存在や量・種類などを分析する装置。超音波魚群探知機。魚探。

ぎょけい

ぎょけい [1][0] 【御慶】
〔「ごけい」とも〕
(1)めでたいこと。およろこび。
(2)新年の賀詞を述べること。また,新年を祝う挨拶の語。[季]新年。《長松が親の名で来る―かな/野坡》

ぎょけいすいらい

ぎょけいすいらい [4] 【魚形水雷】
⇒魚雷(ギヨライ)

ぎょけいちょう

ぎょけいちょう [0] 【御慶帳】
年賀の客が記名する帳面。

ぎょけん

ぎょけん [0] 【御剣】
天皇・貴人のつける剣を敬っていう語。みはかし。

ぎょけんのやく

ぎょけんのやく 【御剣の役】
行幸の際に,昼(ヒ)の御座(オマシ)の剣をささげもって従う役。また,その人。太刀役。

ぎょげんき

ぎょげんき 【魚玄機】
(844頃-871頃) 中国,晩唐の女流詩人。字(アザナ)は幼微・蕙蘭。補闕李億の妾となったが,のち愛衰えて道教寺院咸宜観に入り女道士となる。侍婢(ジヒ)を殺して刑死。森鴎外に小説「魚玄機」がある。

ぎょこ

ぎょこ [1] 【魚鼓】
⇒魚板(ギヨバン)

ぎょこう

ぎょこう [0] 【漁港】
漁船が根拠地として停泊し,出漁準備や漁獲物の水揚げをする港。給油・給水・修理などの施設のほか,製氷工場・冷蔵庫・加工工場・漁具補修施設・魚市場などや輸送のための設備をもつ。

ぎょこう

ぎょこう [0] 【魚膠】
魚類の皮・鱗(ウロコ)・骨・鰾(ウキブクロ)などからつくる膠(ニカワ)。木材などの接着剤,写真製版用ゼラチンとする。うおにかわ。
→アイジングラス

ぎょこう

ぎょこう【漁港】
a fishing port.

ぎょこう

ぎょこう [0] 【漁綱】
漁業に用いる綱。

ぎょさく

ぎょさく [0] 【御作】
(1)貴人の手になる作品。
(2)他人の作ったものを敬っていう語。「―拝見」

ぎょさつ

ぎょさつ [0] 【御札】
他人を敬ってその手紙をいう語。

ぎょさん

ぎょさん 【魚山】
(1)中国,山東省東阿県にある山。かつて仏教音楽の中心地。魏(ギ)の曹植(ソウチ)がここで空中に梵天の声を聞き,その音律を写して作ったのが梵唄(ボンバイ)であるという。
(2)円仁が魚山から伝え,良忍が大成した天台宗の声明(シヨウミヨウ)のこと。
(3)〔良忍が声明を大成し,その本拠となった来迎院のあるところから〕
京都の大原付近。

ぎょざ

ぎょざ [1] 【御座】
天子・貴人の座席。おまし。玉座。

ぎょし

ぎょし 【御寝】
〔「ぎょしん(御寝)」の撥音「ん」の無表記〕
「寝ること」の尊敬語。「ゆるりとちぢかまつて―なりませ/浄瑠璃・伊賀越道中双六」

ぎょし

ぎょし [1] 【御旨】
お考え。おぼしめし。

ぎょし

ぎょし [1] 【御史】
(1)弾正(ダンジヨウ)の唐名。
(2)中国の官名。戦国時代は君主に侍御する史官であったが,秦代以後,監察官の名称となった。

ぎょし

ぎょし [1] 【魚翅】
フカのひれを乾燥させたもの。中国料理の材料として用いる。ユイチー。

ぎょし

ぎょし [1] 【漁史】
文人などの雅号の下に添えて用いる語。「鴎外―」

ぎょしがたい

ぎょしがた・い [4] 【御し難い】 (形)
思い通りに扱いにくい。

ぎょしたいふ

ぎょしたいふ [3] 【御史大夫】
(1)弾正尹(ダンジヨウノカミ)の唐名。
(2)大納言(ダイナゴン)の古名。
(3)中国で,御史の筆頭。丞相(ジヨウシヨウ)・太尉と並んで三公の一。官吏の監察・弾劾をつかさどった。秦代におかれ,前漢末に大司空と改められた。隋・唐・元では御史台の長官。

ぎょしだい

ぎょしだい [2] 【御史台】
(1)弾正台(ダンジヨウダイ)の唐名。
(2)中国で,後漢代からおかれた官吏監察機関。唐代に整備されたが,明代に廃され,代わって都察院がおかれた。

ぎょしゃ

ぎょしゃ [1] 【漁者】
漁夫。りょうし。

ぎょしゃ

ぎょしゃ [1][0] 【御者・馭者】
馬車に乗って馬を操る人。

ぎょしゃ

ぎょしゃ【御者(台)】
a driver('s seat).→英和

ぎょしゃざ

ぎょしゃざ [0] 【馭者座】
〔(ラテン) Auriga〕
二月中旬の宵に南中する星座。天の川の中にあり,主部は全天第六の輝星カペラを一頂点とし,牡牛座のベータ星を加えて五角形をなす。

ぎょしゃだい

ぎょしゃだい [0][2] 【御者台】
馬車の前面の高い位置に設けた,御者が馬を操る席。

ぎょしやすい

ぎょしやす・い [4] 【御し易い】 (形)
思い通りに扱いやすい。手なずけ易い。

ぎょしゅう

ぎょしゅう [0] 【御集】
皇族など,高貴な人の歌集。

ぎょしゅう

ぎょしゅう [0] 【漁舟】
漁労に使う小さな船。いさりぶね。

ぎょしゅつ

ぎょしゅつ 【御出】
貴人が外出すること。おでまし。「大炊御門を西へ―なる/平家 1」

ぎょしょう

ぎょしょう [0] 【魚醤】
魚を塩漬けにして重石をかけ,できた汁を漉(コ)し取ったもの。魚肉タンパク質が魚の内臓にある酵素で分解されてできる。秋田のしょっつる,香川のいかなご醤油,石川のいか醤油,ベトナムのニョクマムなど。調味料とする。うおじょうゆ。

ぎょしょう

ぎょしょう [0] 【魚礁・漁礁】
魚類が好んで群集する水面下の岩場。岩礁・洲・堆などの隆起した海底。漁場として人工的にブロックや廃船を沈めて作るものもいう。

ぎょしょく

ぎょしょく [0] 【漁色】
次々と女色を追い求めること。「―にふける」「―家」

ぎょしょく

ぎょしょく【漁色(家)】
philandering (a philanderer).

ぎょしん

ぎょしん [0] 【魚信】
釣りで,「当たり{(7)}」に同じ。

ぎょしん

ぎょしん 【御寝】
貴人などが寝ること。おやすみ。ぎょし。「さんぬる夜―のならざりしゆへなりとて/平家 4」

ぎょしん=ある

――あ・る
「御寝なる」に同じ。

ぎょしん=なる

――な・る
「寝る」の尊敬語。御寝ある。「御前―・りて御覧ぜず成りにき/今昔 24」

ぎょじ

ぎょじ [1] 【御璽】
天皇の印。天皇の公印。印文は「天皇御璽」。古代以来何回か改印され,時代により違いがあるが,現在のものは1874年(明治7)より用いられ,曲尺方三寸(約9.1センチメートル平方)・篆書体・黄金製。内閣総理大臣・最高裁長官の任命書,天皇の国事行為に伴って発せられる文書に用いられる。
→内印

ぎょじょう

ぎょじょう [0] 【漁場】
魚などが多く集まっていて,漁業に適した水域。ぎょば。

ぎょじょう

ぎょじょう【漁場】
a fishing ground;a fishery.→英和

ぎょじょうひょうしき

ぎょじょうひょうしき [4] 【漁場標識】
漁場の位置・区域・方向などを示すために設ける目標物。

ぎょす

ぎょ・す 【漁す】 (動サ変)
(1)魚介類をとる。
(2)あさる。あさり歩く。女色をあさる。「余を以て色を舞姫の群に―・するものとしたり/舞姫(鴎外)」

ぎょすい

ぎょすい [0][1] 【魚水】
魚と水。主従・夫婦などが離れられない深い関係にあることのたとえ。「―の契り」

ぎょする

ぎょ・する [2] 【御する】 (動サ変)[文]サ変 ぎよ・す
(1)(「馭する」とも書く)馬や馬車などを上手に操る。「荒馬を―・する」「馬車は妾(ワタシ)が―・すから/蜃中楼(柳浪)」
(2)人を自分の思うとおりに動かす。
→御しやすい
(3)統治する。「民を―・するに唯(タダ)力を用ひ/学問ノススメ(諭吉)」
(4)天皇が,おでましになる。出御する。「紫宸に―・して/古事記(序)」

ぎょする

ぎょする【御する】
drive;→英和
manage[handle] <a person> .→英和
御しやすい(がたい) (un)manageable;→英和
easy (hard) to manage.

ぎょせい

ぎょせい [0] 【御製】
天皇・皇族の作った詩文や和歌。現在では,特に天皇のものに限って用いられる。御製歌。

ぎょせん

ぎょせん [0] 【御饌】
(1)神に供える食べ物。
(2)高貴の人,特に天皇の食べ物。みけ。供御(クゴ)。

ぎょせん

ぎょせん [0] 【漁船】
漁業に使う船。漁猟船。いさりぶね。

ぎょせん

ぎょせん【漁船】
a fishing boat.

ぎょせん

ぎょせん [0] 【御撰】
歌集などを天皇が自ら編纂すること。また,その書。

ぎょそう

ぎょそう [0] 【魚巣】
魚類の卵を孵化させる仕掛け。藻類や植物の茎や根で作り,卵を付着させる。養殖に用いる。

ぎょそう

ぎょそう [0] 【魚層】
(釣りで)泳層(エイソウ)のこと。

ぎょそう

ぎょそう [0] 【魚倉・魚艙】
漁船で,漁獲物を収納する所。

ぎょそん

ぎょそん [0] 【漁村】
漁業を主要な生活手段としている村。

ぎょそん

ぎょそん【漁村】
a fishing village.

ぎょぞく

ぎょぞく [1] 【魚族】
魚類。魚の種族。

ぎょたい

ぎょたい [0] 【魚袋】
〔魚符を入れる袋の意〕
節会(セチエ)・大嘗会(ダイジヨウエ)・御禊(ゴケイ)などの儀式における束帯着用時,右腰に下げる装身具。長さ約10センチメートル,幅3センチメートル,厚さ1.5センチメートルほどの箱で,白鮫(シロザメ)の皮を張り,金または銀製の魚形を表に六個,裏に一個つけ,紫または緋(ヒ)の組糸をつける。唐制にならったもの。
→魚符
魚袋[図]

ぎょたく

ぎょたく [0] 【魚柝】
「木魚(モクギヨ)」に同じ。

ぎょたく

ぎょたく【魚拓】
a fish print.

ぎょたく

ぎょたく [0] 【魚拓】
魚の拓本。釣った魚に墨や絵の具を塗り,その上に和紙を置いて魚の形を写しとったもの。

ぎょたん

ぎょたん [0] 【魚探】
「魚群探知機」の略。

ぎょだい

ぎょだい [0] 【御題】
(1)天皇が書いた題字。
(2)天皇が選んだ詩歌・文章の題。勅題。

ぎょちょう

ぎょちょう 【魚鳥】
(1) [0][1]
魚と鳥。魚類と鳥類。
(2) [0]
化石鳥イクチオルニスの別名。

ぎょちょうどめ

ぎょちょうどめ 【魚鳥止め】
(1)魚鳥類をとることを禁止すること。
(2)喪(モ)にある家で,精進のために,魚鳥類を家の中に入れないこと。精進。

ぎょちょうひ

ぎょちょうひ ギヨチヤウ― [2] 【魚腸肥】
魚の内臓を原料とした肥料。リン酸・窒素を多く含む。

ぎょっかん

ぎょっかん ギヨク― [0] 【玉簡・玉翰】
相手を敬ってその手紙をいう語。

ぎょっかん

ぎょっかん ギヨククワン [0] 【玉冠】
(1)玉で飾った冠。美しい冠。
(2)「冕冠(ベンカン)」に同じ。
(3)「礼冠(ライカン)」に同じ。

ぎょっき

ぎょっき ギヨク― [1] 【玉器】
玉製の器物。

ぎょっき

ぎょっき ギヨク― [0][1] 【玉肌】
美しいはだ。たまのはだ。

ぎょっけい

ぎょっけい ギヨク― [0] 【玉茎】
陰茎(インケイ)。男根。[日葡]

ぎょっけつ

ぎょっけつ ギヨク― [0] 【玉闕】
玉で飾った美しい宮殿。また,立派な宮殿。

ぎょっこう

ぎょっこう ギヨクカウ [0] 【玉稿】
相手を敬ってその原稿をいう語。

ぎょっこつ

ぎょっこつ ギヨク― [0] 【玉骨】
貴人や美人の骨。「愁は衣に堪へぬ―を寸々に削る/薤露行(漱石)」

ぎょっと

ぎょっと [0] (副)スル
驚きのあまり心が急に動揺するさま。はっと。びくっと。「思わず―する」「―驚く」

ぎょっと

ぎょっと
〜する be frightened[startled] <at,to hear> .〜させる frighten[startle];→英和
give a shock.→英和

ぎょてい

ぎょてい [0] 【魚梯】
ダムや滝などを越えて,上流に魚をさかのぼらせるために設ける,ゆるい斜面または階段状の水路。魚道。

ぎょでん

ぎょでん [0] 【魚田】
〔「田」は田楽の略〕
魚を串にさし,味噌を塗って焼いた料理。魚の田楽。魚(ウオ)田楽。「このしろ・こはだを―にし/浄瑠璃・先代萩」

ぎょと

ぎょと [1] 【魚肚】
チョウザメ・イシモチなどの鰾(ウキブクロ)を乾燥した食品。中国で調味料として珍重する。魚鰾(ギヨヒヨウ)。

ぎょとう

ぎょとう [0] 【漁灯】
漁業に用いる灯火。いさりび。

ぎょとうゆ

ぎょとうゆ [2] 【魚灯油】
イワシ・ニシンなどの魚類の脂肪からとった油。灯火用とする。魚油。魚灯。

ぎょどう

ぎょどう [0] 【魚道】
(1)魚群が通る道筋。魚の種類・水深・潮流などでほぼ一定している。
(2)「魚梯(ギヨテイ)」に同じ。

ぎょどう

ぎょどう [0] 【魚動】
魚の動くけはい。魚の動き。

ぎょにく

ぎょにく【魚肉】
fish (meat).→英和

ぎょにく

ぎょにく [0] 【魚肉】
(1)魚の肉。「―ハム」
(2)魚と獣肉。[日葡]
(3)〔切りさかれて料理されるがままであるところから〕
命や運命が,相手の意のままであること。「我は―たり,何ぞ辞することをせんや/太平記 28」

ぎょのう

ぎょのう [0] 【魚脳】
魚の頭部の軟骨。氷頭(ヒズ)。

ぎょのうちょうちん

ぎょのうちょうちん [4] 【魚脳提灯】
魚脳を煮て半透明にし,たたいて平らにのばしたものを火覆いにした提灯。

ぎょはん

ぎょはん [0] 【魚飯】
白身の魚を炊きこんだ飯。すまし汁をかけて食べる。または,味つけした魚肉をまぜた飯。うおめし。

ぎょば

ぎょば [0][2] 【漁場】
⇒ぎょじょう(漁場)

ぎょばん

ぎょばん [0] 【魚板】
魚をかたどった木の板。禅寺などでこれをつるし,時刻や諸事の報知にたたいて鳴らす。魚鼓(ギヨク)。
魚板[図]

ぎょひ

ぎょひ [0][1] 【魚肥】
魚を肥料としたもの。乾燥させたものやしぼりかすなどがある。窒素分・リン酸分に富む。

ぎょひょう

ぎょひょう [0] 【魚鰾】
(1)魚の鰾(ウキブクロ)。
(2)「魚肚(ギヨト)」に同じ。

ぎょび

ぎょび [1] 【魚尾】
(1)和本で,一枚一枚の紙の中央の折り目の部分の細長い枠(ワク)(柱)にある魚の尾のような形をした印。
(2)人相術で,目尻(メジリ)。

ぎょびょう

ぎょびょう [0] 【魚苗】
幼魚や稚魚。「―の放流」

ぎょふ

ぎょふ [0][1] 【魚符】
中国で,隋・唐代に官吏が身につけた割符(ワリフ)の一種。木または銅で魚の形をつくり,それに文字を刻み,二つに割って証拠の品としたもの。宮中の出入りの際などに用いた。
→魚袋(ギヨタイ)

ぎょふ

ぎょふ【漁夫】
a fisherman.→英和
〜の利を占める fish in troubled waters.

ぎょふ

ぎょふ [1] 【漁夫・漁父】
漁業に従事している男の人。漁師。

ぎょふ=の利(リ)

――の利(リ)
〔シギとハマグリが争っているうちに,両方とも漁師にとられたという「戦国策(燕策)」の故事から〕
二者が争っているのに乗じて,第三者がうまうまと利益を手に入れること。「―を占める」
→鷸蚌(イツボウ)の争い

ぎょふく

ぎょふく [0] 【魚腹】
魚のはら。また,魚の腹の中。

ぎょふく=に葬(ホウム)らる

――に葬(ホウム)らる
〔「楚辞(漁父)」より。魚の餌(エサ)となって食われる意〕
水死する。水に身を投げる。

ぎょふん

ぎょふん [0] 【魚粉】
⇒フィッシュ-ミール

ぎょふん

ぎょふん【魚粉】
fish meal.

ぎょぶつ

ぎょぶつ [1][0] 【御物】
天子の所有物。おもの。ぎょもつ。ごもつ。「正倉院―」「―本」

ぎょべつ

ぎょべつ [0] 【魚鼈】
魚類とスッポン。水産動物の総称。

ぎょほう

ぎょほう [0] 【漁法】
魚介類など水産物をとる方法。

ぎょぼく

ぎょぼく [0] 【魚木】
フウチョウソウ科の落葉小高木。九州南部・沖縄,中国および熱帯に分布。材は軟らかく軽いので,マッチの軸,履物,漁具の浮きなどに利用する。

ぎょみ

ぎょみ [1] 【魚味】
(1)魚の肉の味。
(2)「魚味の祝い」の略。

ぎょみのいわい

ぎょみのいわい 【魚味の祝(い)】
「真魚始(マナハジ)め」に同じ。

ぎょみん

ぎょみん【漁民】
fishermen.

ぎょみん

ぎょみん [0] 【漁民】
漁業を職業とする人々。漁師(リヨウシ)。

ぎょめい

ぎょめい [1][0] 【御名】
天皇の名前。

ぎょめいぎょじ

ぎょめいぎょじ [1][1] 【御名御璽】
天皇の名前と天皇の公印。詔勅などの末尾に御名と御璽が記されていることを表す。法律の公布にあたっても記される。

ぎょもう

ぎょもう [0] 【漁網】
漁業に用いる網。引き網・巻き網・被(カブ)せ網・建て網・刺し網・敷き網などの種類がある。

ぎょもう

ぎょもう【魚[漁]網】
a fishnet.

ぎょもくえんせき

ぎょもくえんせき [1] 【魚目燕石】
〔魚の目と,燕山から出る石。ともに玉に似てはいるが玉ではないもの〕
似てはいるが本物ではないもの。にせもの。まがいもの。

ぎょもつ

ぎょもつ [1][0] 【御物】
⇒ぎょぶつ(御物)

ぎょもん

ぎょもん [0] 【魚文・魚紋】
(1)魚の形の模様。また,魚の鱗(ウロコ)の模様。
(2)魚の動きによって水面にできる波の模様。

ぎょゆ

ぎょゆ【魚油】
fish oil.

ぎょゆ

ぎょゆ [0][1] 【魚油】
イワシ・ニシンなど魚類を煮て圧搾して得た油。不飽和脂肪酸を多く含み,特有の臭気がある。硬化油として食品・石鹸(セツケン)などの原料とする。

ぎょゆう

ぎょゆう 【御遊】
宮中・院中で催された管弦・朗詠の遊び。「十二人ながら御前に列して―なれば/平治(上)」

ぎょらい

ぎょらい [0] 【魚雷】
〔「魚形水雷」の略〕
頭部に爆薬を詰め,尾部にスクリューを装置した対艦船攻撃兵器。艦艇や航空機から発射・投下され,自力で水中を進んで命中・爆発するもの。

ぎょらい

ぎょらい【魚雷】
a torpedo.→英和
魚雷艇 a torpedo boat.

ぎょらいてい

ぎょらいてい [0] 【魚雷艇】
魚雷・小口径砲または機銃を装備した小型高速艇。港湾・海峡など局地水域の哨戒(シヨウカイ)・攻撃に用いられる。

ぎょらん

ぎょらん [0] 【魚籃】
(1)魚を入れるかご。びく。
(2)「魚籃観音(カンノン)」の略。

ぎょらんかんのん

ぎょらんかんのん [4] 【魚籃観音】
〔仏〕 三十三観音の一。手に魚を入れたかごを持っている像と,大魚に乗っている像とがある。羅刹(ラセツ)や毒竜・悪鬼の害を除く巧徳があるといい,日本では中世以降,盛んに信仰された。

ぎょり

ぎょり [1] 【漁利】
(1)漁業による利益。
(2)「漁夫の利」の略。

ぎょりゅう

ぎょりゅう [0] 【御柳】
ギョリュウ科の落葉小高木。中国北部の原産。寛保年間(1741-1744)に渡来。枝はよく分枝し,短針形の葉が鱗片(リンペン)状に重なりあって小枝に互生する。春夏の二度,淡紅色の五弁の小花を総状に密につける。観賞用。檉柳(テイリユウ)。
御柳[図]

ぎょりゅう

ぎょりゅう [0] 【魚竜】
イクチオサウルスの別名。

ぎょりょう

ぎょりょう [0] 【漁猟】
(1)魚をとることと,狩りをすること。「―生活」
(2)魚介類をとること。漁業。[日葡]

ぎょりょう

ぎょりょう【漁猟】
fishing.→英和

ぎょりょう

ぎょりょう 【魚綾・御綾】
上質の唐綾(カラアヤ)。天子の御料からという。「義朝生年三十七,練色の―のひたたれに/平治(上)」

ぎょりょうしゃくば

ぎょりょうしゃくば [4] 【魚竜爵馬】
〔「魚竜」は魚が竜に変ずる変幻の芸,「爵馬」は賞玩用の飾り物。古く中国で行われた演芸〕
珍奇な趣向をこらした娯楽。魚竜雀馬。「―の翫(モテアソビ)もの/平家 1」

ぎょりん

ぎょりん [0] 【魚鱗】
(1)魚のうろこ。
(2)さかな。
(3)兵法で,八陣の一。中央が突き出した陣形。
→鶴翼(カクヨク)
魚鱗(3)[図]

ぎょりんがかり

ぎょりんがかり 【魚鱗懸(か)り】
魚鱗の陣形で敵に攻めかかること。「西門の石の鳥居より―にかけ出づ/太平記 6」

ぎょりんずさつ

ぎょりんずさつ [4] 【魚鱗図冊】
中国で,宋代以降,課税の基礎にするため作成された一種の土地台帳。土地の図形が魚の鱗に似ているためこの名がある。

ぎょりんせん

ぎょりんせん [2] 【魚鱗癬】
皮膚疾患の一。皮膚が乾燥してざらざらし,魚のうろこのような肌になる症状。鮫肌(サメハダ)は,その俗称。

ぎょるい

ぎょるい【魚類】
fishes.魚類学(者) ichthyology (an ichthyologist).→英和

ぎょるい

ぎょるい [1] 【魚類】
脊椎動物魚類上綱に属する動物の総称。多くは卵生。海水・淡水にすみ,種類はきわめて多く,世界で約二万数千種,日本周辺で約三千数百種が知られる。無顎類・軟骨魚類・硬骨魚類に分けられる。

ぎょるいじだい

ぎょるいじだい [4] 【魚類時代】
⇒デボン紀

ぎょれい

ぎょれい [0] 【魚麗】
昔の中国の陣形の一。魚群のように,やや長い円形の陣立て。ぎょり。

ぎょれん

ぎょれん [0] 【御簾】
貴人を敬ってその簾(スダレ)をいう語。みす。

ぎょろ

ぎょろ [1] 【魚魯】
字形が似ていることによる文字の形の誤り。まちがいやすい文字。魯魚。「―の誤り」
→焉馬(エンバ)

ぎょろう

ぎょろう [0] 【魚蝋】
魚油からつくった蝋。粗悪なろうそくなどに用いた。

ぎょろう

ぎょろう [0] 【漁労・漁撈】
魚介類や海藻などをとること。また,その作業。りょう。すなどり。

ぎょろうちょう

ぎょろうちょう [2] 【漁労長】
漁船で,漁獲作業の指揮・監督をする職。また,その任にあたる者。

ぎょろぎょろ

ぎょろぎょろ
〜して <look around> with glaring eyes.〜させる goggle <one's eyes> .→英和

ぎょろぎょろ

ぎょろぎょろ [1] (副)スル
目を鋭く光らせるさま。大きい目でにらみ回すさま。「―(と)にらみ回す」

ぎょろっと

ぎょろっと [2] (副)
大きな目を鋭く光らせてにらむさま。ぎょろりと。「―にらむ」

ぎょろつく

ぎょろつ・く [0] (動カ五[四])
ぎょろぎょろする。「大きな目玉を―・かせる」

ぎょろめ

ぎょろめ [0] 【ぎょろ目】
ぎょろっとしたよく動く大きな目。大きくて鋭い目。

ぎょろり

ぎょろり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)大きな目を動かしてにらむさま。「―とにらむ」

ぎょろ目

ぎょろめ [0] 【ぎょろ目】
ぎょろっとしたよく動く大きな目。大きくて鋭い目。

ぎよう

ぎよう [0] 【技癢・伎癢】
〔「癢」はかゆい意〕
自分の腕前を示したくてむずむずすること。「僕は見るより例の―を発して/思出の記(蘆花)」

ぎよう

ぎよう [0] 【儀容】
礼儀にかなった装い・かたち。

ぎよう

ぎよう [0] 【偽葉】
「仮葉(カヨウ)」に同じ。

ぎようせい

ぎようせい [2] 【偽陽性】
ある疾患で陽性を示す検査が,その疾患にかかっていない人でも陽性を示すこと。梅毒血清反応が梅毒でない人でも陽性となる類。

ぎようせい

ぎようせい [2] 【疑陽性・擬陽性】
ツベルクリン反応検査で発赤の直径が5〜9ミリメートルと,陽性ではないが陽性に近い反応のもの。

ぎようでん

ぎようでん ギヤウ― 【宜陽殿・儀陽殿】
平安京内裏の殿舎の一。紫宸殿(シシンデン)の東にあり,代々の御物を納めておく所。
→内裏

ぎようひし

ぎようひし [4] 【擬羊皮紙】
⇒硫酸紙(リユウサンシ)

ぎようふうけんちく

ぎようふうけんちく [6] 【擬洋風建築】
明治初期に大工が西洋の建築に似せて建てた建築物。松本市の開智学校などが代表的。

ぎよく

ぎよく [0] 【蟻浴】
ある種の鳥に見られる,アリを羽毛に這い上がらせたり,こすりつける行動。アリが分泌するギ酸が羽毛を清潔にするのに役立つと考えられている。

ぎらい

ぎらい 【儀礼】
中国,儒教の経典の一。一七編。周公旦または孔子の作と伝えられる。成立は戦国末から漢初と推定される。周代から春秋時代にかけて宗教的・政治的儀礼を集録したもので,儀礼の形式を詳細に述べてある。「周礼(シユライ)」「礼記」とともに「三礼(サンライ)」と呼ばれる。

ぎらぎら

ぎらぎら [1] (副)スル
強烈に輝くさま。どぎつく輝くさま。「―(と)照りつける夏の太陽」「油が―する」

ぎらぎら

ぎらぎら
〜する glare;→英和
glitter.→英和
〜する太陽 a glaring[dazzling]sun.

ぎらつく

ぎらつ・く [0][3] (動カ五[四])
ぎらぎら光る。ぎらぎらする。「真夏の太陽が頭上で―・く」「水面に油が―・く」

ぎらり

ぎらり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)一瞬の間,不気味に光るさま。「男の目が―と光る」「大刀を―(と)抜く」

ぎり

ぎり【義理】
<be under> an obligation <to do> ;→英和
(a) duty.→英和
〜がたい have a strong sense of duty.〜知らずの ungrateful.→英和
〜を立てる(欠く) do one's duty <by a person> (fail in one's duty <to a person> ).お〜に from a mere sense of duty.‖義理の兄 a brother-in-law.

ぎり

ぎり (副助)
⇒きり(副助)

ぎり

ぎり [2] 【義理】
(1)物事の正しい道筋。人間のふみおこなうべき正しい道。道理。
(2)対人関係や社会関係の中で,守るべき道理として意識されたもの。道義。「―を欠く」「―と人情の板挟み」「今さら頼めた―ではない」
(3)他人との交際上やむを得ずしなければならないこと。「お―で顔を出す」
(4)意味。わけ。「苗代(ナワシロ)の代といふは,かはるといふ―也/三冊子」
(5)直接血縁関係のない者の間にある,血縁同様の関係。「―の父」

ぎり=ある仲(ナカ)

――ある仲(ナカ)
血のつながった肉親ではないが,形式上親子・兄弟・姉妹の関係にある間柄。

ぎり=と褌(フンドシ)欠(カ)かされぬ

――と褌(フンドシ)欠(カ)かされぬ
男子が常に身につけていなければならないふんどしを引き合いに出して,義理を欠いてはいけないことを強調した言葉。義理と褌はずされぬ。義理と褌せねばならぬ。

ぎり=にも

――にも
(1)どんなによく言っても。お世辞にも。「―うまいとは言えない」
(2)体面やつきあいの上からも。

ぎり=の柵(シガラミ)

――の柵(シガラミ)
人を束縛する義理を柵に見立てた語。

ぎり=を立てる

――を立・てる
つきあいや恩義を重視して自己の欲望などを抑える。「取引先に―・てる」

ぎり=一遍(イツペン)

――一遍(イツペン)
つきあい上,心からではなく,形式的にのみすること。通り一遍。「―の挨拶(アイサツ)」

ぎりあい

ぎりあい [0][3] 【義理合い】
義理によるつきあい。交際上の関係。義理。

ぎりがたい

ぎりがた・い [4] 【義理堅い】 (形)[文]ク ぎりがた・し
義理を大切にする。律義(リチギ)だ。「―・く盆暮れの挨拶(アイサツ)を欠かさない」
[派生] ――さ(名)

ぎりぎり

ぎりぎり [0] 【限り限り】 (名・形動)
許される範囲いっぱいで,それ以上余地のない・こと(さま)。限界。限度。極限。副詞的にも用いられる。「―のところ」「時間ぎれまでもう―だった」「時間―にできあがる」「譲歩できるのは―そこまでだ」「―で間に合う」

ぎりぎり

ぎりぎり [1] (副)
(1)強く力を入れたり,巻きつけたりするさまを表す語。「―と力を入れてねじ込む」「―(と)しばる」
(2)物が強くふれあう音や,そのさまを表す語。「―(と)歯をくいしばる」

ぎりぎり

ぎりぎり
〜歯をかむ gnash[grind]one's teeth.〜の値段 the lowest (possible) price.〜の時間に at the last moment.

ぎりぎり

ぎりぎり
〔渦をまいていることから〕
頭のつむじ。「爪先より―まで/浄瑠璃・宵庚申(上)」

ぎりぎりけっちゃく

ぎりぎりけっちゃく [0] 【限り限り決着】
もうこれ以下は無理だという状況になること。「今日迄―の生活をして来たんだ/明暗(漱石)」

ぎりぎりしい

ぎりぎりし・い 【義理義理しい】 (形)
〔近世語〕
極端に義理がたい。「心遣い成し下されな。兵衛殿の―・い/浄瑠璃・菅原」

ぎりずく

ぎりずく [0][4] 【義理尽く】
義理を立て通すこと。義理立て。「―で他人からしていただくんでは胸がつかへますから/或る女(武郎)」

ぎりずくめ

ぎりずくめ [3] 【義理尽くめ】
義理にしばられて身動きがとれないこと。

ぎりぜめ

ぎりぜめ [0] 【義理攻め】
義理にからめて,ある事を無理にさせること。義理づめ。

ぎりだて

ぎりだて [0][4] 【義理立て】 (名)スル
義理を立てること。義理を重んじて行動をとること。

ぎりつ

ぎりつ [0] 【擬律】
(1)犯罪事実に法律を適用すること。
(2)裁判所が法規を具体的な事件に適用すること。「―の錯誤」

ぎりづめ

ぎりづめ [0] 【義理詰め】
(1)義理をたてにして,そうせざるを得ないように迫ること。義理ぜめ。「『いつそ死んでくれぬか』『ああ死にましよ』とひくにひかれぬ―に/浄瑠璃・天の網島(上)」
(2)理屈や道理で迫ること。

ぎりづよい

ぎりづよ・い 【義理強い】 (形)[文]ク ぎりづよ・し
〔近世語〕
義理がたい。「―・いは傾城のならひ/浄瑠璃・会稽山」

ぎりにんじょう

ぎりにんじょう [3] 【義理人情】
義理と人情。「―にしばられる」

ぎりばる

ぎりば・る [3] 【義理張る】 (動ラ五[四])
過度に義理を立てる。「小夜は生(ナ)さない中だからと―・つて,小夜の為ばかしを言つちや/其面影(四迷)」

ぎりゅう

ぎりゅう [0] 【偽竜】
三畳紀に繁栄した海生爬虫類。全長3メートル以下で,長い首と尾をもつ。四肢は水かきをもつなど水中生活に適応して変形したが,陸上を歩くこともできた。

ぎりょう

ぎりょう [1][0] 【技量・伎倆・技倆】
■一■ (名)
物事を行ううまさ。腕前。手なみ。「すぐれた―」「―伯仲」
■二■ (形動ナリ)
強くてたくましいさま。「イママデワサモ―ニシテ,カイガイシク/サントスの御作業」

ぎりょう

ぎりょう【技量】
ability;→英和
capability.〜のある able;→英和
capable.→英和

ぎりょう

ぎりょう [0] 【議了】 (名)スル
議事や審議が終わること。「本会議での審議を―する」

ぎりり

ぎりり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)物のきしる音を表す語。「―と歯がみをしてくやしがる」
(2)物をしばったり,ひきしぼったりしたときに出る,きしる音を表す語。「縄で―としばる」

ぎれい

ぎれい [0] 【儀礼】
(1)一定の形式にのっとった規律ある行為・礼法。礼儀。礼式。「外交―上必要な手続き」
(2)聖なるものとかかわる慣習的・宗教的行為。「通過―」

ぎれい

ぎれい【儀礼】
courtesy.→英和
〜的訪問をする make a courtesy call <on> ;pay a formal visit <to> .

ぎれいてき

ぎれいてき [0] 【儀礼的】 (形動)
単に儀礼だけを重んずるさま。形式的なさま。「―な挨拶(アイサツ)」「―行為」

ぎれつ

ぎれつ [0][1] 【義烈】
義を守る心が非常に強いこと。

ぎろう

ぎろう [0] 【戯弄】 (名)スル
たわむれもてあそぶこと。「一群の少年紙鳶竹馬を―し/花柳春話(純一郎)」

ぎろう

ぎろう [0][1] 【妓楼】
遊女をおき,客を遊ばせる店。青楼。

ぎろぎろ

ぎろぎろ [1] (副)スル
目を鋭く光らせるさま。「目を―(と)光らせる」

ぎろり

ぎろり [2][3] (副)
(多く「と」を伴って)目玉がなまなましく光って動くさま。「眼の―とした頬の痩(コ)けた一と癖ありげな/社会百面相(魯庵)」

ぎろん

ぎろん [1] 【議論】 (名)スル
それぞれの考えを述べて論じあうこと。また,その内容。「―をたたかわす」

ぎろん

ぎろん【議論】
(an) argument;→英和
(a) discussion;→英和
(a) dispute.→英和
〜好きな argumentative.〜する argue <with a person about a matter> ;→英和
discuss;→英和
dispute.〜に勝つ(負ける) have the best (worst) of an argument.

ぎろんか

ぎろんか [0] 【議論家】
議論するのを好む人。また,議論をうまく行う人。

ぎろんひゃくしゅつ

ぎろんひゃくしゅつ [1] 【議論百出】
数多くの意見が次々と出ること。

ぎろんぶん

ぎろんぶん [2] 【議論文】
論文の旧称。

ぎわく

ぎわく [0] 【疑惑】
真疑や正・不正についての,うたがい。「―を招く」「―につつまれる」

ぎわく

ぎわく【疑惑】
<have> a doubt;→英和
<harbor> a suspicion.→英和
〜を招く excite[arouse]a suspicion.

ぎわだん

ぎわだん 【義和団】
中国清代,山東省を中心とした白蓮(ビヤクレン)教系の秘密結社。義和拳と称する武術を習練。拳匪(ケンピ)。団匪(ダンピ)。

ぎわだんじけん

ぎわだんじけん 【義和団事件】
1899〜1900年,列強の進出に抗した中国民衆の排外運動。山東に始まった義和団の運動が華北一帯に波及,北京の列国大公使館区域を包囲攻撃するに及び,日・英・米・露・独・仏・伊・墺(オウ)連合軍の出兵を招き,鎮圧された。北清事変。団匪事件。

ぎん

ぎん【銀(の)】
silver.→英和
〜色の silver(y).‖銀製品 silverware.

ぎん

ぎん [1] 【銀】
(1)〔silver; (ラテン) Argentum〕
銅族に属する遷移元素の一。元素記号 Ag 原子番号四七。原子量一〇七・九。輝銀鉱などの硫化鉱物として産する。銀色の固体金属。電気と熱の伝導率は金属中で最大。展性・延性は金に次いで大きい。空気中では酸化しないが硫黄・硫化水素にふれると黒色の硫化銀となる。古来,金に次ぐ貴金属とされ,装飾品・貨幣として用いられる。しろがね。
(2)江戸時代に用いられた銀貨の総称。丁銀(チヨウギン)・豆板銀など。
(3)〔近世,上方では主に銀貨が貨幣として用いられたことから〕
金銭。かね。「―一両とすこしくらゐを/浮世草子・一代女 6」
(4)将棋の駒の一。「銀将」の略。

ぎん

ぎん [1] 【吟】
(1)声を出して詩や歌を歌うこと。また,詩や歌を作ること。
(2)よんだ詩歌。「病床の―」
(3)謡曲で,うたい方の強弱。「弱(ヨワ)―」
(4)漢詩の一体。古詩の一つの形で,悲愴(ヒソウ)な調子のもの。「白頭―」

ぎんい

ぎんい [1] 【銀緯】
銀河座標における銀河面からの角距離。
→銀河座標

ぎんいろ

ぎんいろ [0] 【銀色】
銀のような色。しろがね色。

ぎんえい

ぎんえい [0] 【吟詠】 (名)スル
(1)節をつけて漢詩・和歌などをうたうこと。
(2)詩歌を作ること。また,その詩歌。「此新観念を以て―せんか/獺祭書屋俳話(子規)」

ぎんか

ぎんか【銀貨】
a silver coin.〜で10ドル ten dollars in silver.

ぎんか

ぎんか [1] 【銀貨】
銀を主成分とした貨幣。銀貨幣。

ぎんかい

ぎんかい [0] 【銀塊】
銀のかたまり。銀の地金(ジガネ)。

ぎんかい

ぎんかい【銀塊】
a silver ingot.

ぎんかいしょく

ぎんかいしょく ギンクワイ― [3] 【銀灰色】
鈍い灰色を帯びた銀色。

ぎんかがみ

ぎんかがみ [3] 【銀鏡】
スズキ目の海魚。全長30センチメートル程度。体は著しく側扁し,円盤状。腹部は前下方へ張り出して半円形の鋭い腹縁を形成する。鱗はない。南日本,太平洋,インド洋域の浅海に分布。ムーンフィッシュ。

ぎんかく

ぎんかく [0][1] 【銀閣】
(1)銀で飾った美しい宮殿。美しい高殿(タカドノ)。
(2)慈照(ジシヨウ)寺(通称,銀閣寺)の観音殿の通称。足利義政が1489年に建設した宝形造りの楼閣で,下層が書院造りの心空殿,上層が仏殿風の潮音閣の二層からなる。上層は金閣にならって銀箔(ギンパク)を貼る計画だったが,実現しなかった。
→銀閣寺

ぎんかく

ぎんかく [0] 【吟客】
詩歌などを作る風流な人。詩人。

ぎんかくじ

ぎんかくじ 【銀閣寺】
京都市左京区にある慈照(ジシヨウ)寺の通称。臨済宗相国寺派の寺。山号は東山。寺内に銀閣のあることからこの名がある。足利義政の山荘東山殿を遺命により夢窓疎石を勧請開山として禅寺に改めたもの。現在は銀閣と東求(トウグ)堂が残る。瀟湘(シヨウシヨウ)八景の意匠による庭園は相阿弥の造築で,東山文化を代表する名園。

ぎんかくじがき

ぎんかくじがき [5] 【銀閣寺垣】
銀閣寺のものを原型とする,竹垣の形式の一。石垣上に丈の低い建仁寺垣を一体化させる形で設けたもの。

ぎんかた

ぎんかた 【銀方】
(江戸時代,上方で)「金方(キンカタ)」に同じ。

ぎんかなぐ

ぎんかなぐ [3] 【銀金具】
銀製の金具。銀金物。

ぎんかん

ぎんかん [0] 【銀漢】
銀河。あまのがわ。[季]秋。

ぎんかん

ぎんかん [0] 【銀簪】
銀で作ったかんざし。ぎんしん。

ぎんかん

ぎんかん [0] 【銀環】
(1)銀で作った輪。
(2)古代,耳飾りに用いられた切れ目のある銀製の輪。古墳から出土する。

ぎんが

ぎんが [1] 【銀河】
(1)全天を巡り,天球上に銀の川のように見える光の帯。1609年,ガリレイが無数の星の集団であることを発見。天の川(アマノガワ)。銀漢。[季]秋。
(2)銀河系の外に存在するとみなされる,広がりをもって観測される天体。渦巻星雲・棒渦巻星雲・楕円星雲などの種類がある。これらは宇宙の構成単位で,銀河系もこの種の天体の中の一個と考えられる。以前は銀河系外星雲といった。アンドロメダ銀河の類。小宇宙。島宇宙。ギャラクシー。

ぎんが

ぎんが【銀河】
the Milky Way;the Galaxy.銀河系 the galactic system.

ぎんがかいてん

ぎんがかいてん [4] 【銀河回転】
銀河の自転。一般には銀河系の自転のこと。銀河系の回転速度は銀河中心の近くでは中心からの距離に比例して速くなるが,これ以遠ではほぼ一定(秒速約220キロメートル)である。

ぎんがぐん

ぎんがぐん [3] 【銀河群】
数十個程度の銀河の集団。局部銀河群・猟犬座第一銀河群など。もっと大規模なものを銀河団という。星雲群。

ぎんがけい

ぎんがけい [0] 【銀河系】
太陽系が属している巨大な天体の集塊。今日では宇宙の構成要素である銀河のうちの一個とみなされている。中心をなす核,円盤状に恒星や星間物質が集合した円盤部,球状星団の含まれるハローなどの部分よりなる。太陽質量の二〇〇〇億倍の質量をもち,主体の直径は約一〇万光年。
銀河系[図]

ぎんがけいがいせいうん

ぎんがけいがいせいうん [8] 【銀河系外星雲】
⇒銀河(2)

ぎんがけいないせいうん

ぎんがけいないせいうん [8] 【銀河系内星雲】
⇒星雲

ぎんがざひょう

ぎんがざひょう [4] 【銀河座標】
天球座標の一種。銀河系の構造を研究するのに用いられる。銀河赤道を基準として銀緯・銀経の座標で表す。銀緯は銀河赤道を〇度とし南北へ九〇度ずつ銀河北極・南極まで目盛る。銀経は銀河赤道上の電波源射手(イテ)座A(銀河系の中心方向)の方向と銀河北極を含む経線を〇度として三六〇度まで東回りに測る。
→銀河赤道

ぎんがせいだん

ぎんがせいだん [4] 【銀河星団】
散開星団のこと。銀河面に集中して多く分布しているのでこの名がある。
→散開星団

ぎんがせきどう

ぎんがせきどう [5] 【銀河赤道】
天の川に沿って銀河電波が最強に集中している各点を結び,それを平均した天球上の大円。この大円のつくる銀河赤道面を銀河面という。銀河座標の赤道。
→銀河座標

ぎんがだん

ぎんがだん [3] 【銀河団】
数十から数千個の銀河の集団。乙女座・ペルセウス座などのものが有名。星雲団。

ぎんがてつどうのよる

ぎんがてつどうのよる ギンガテツダウ― 【銀河鉄道の夜】
童話。宮沢賢治作。孤独で貧しい少年ジョバンニが,級友を救って自らは溺死(デキシ)した親友カムパネルラとともに,夢の中で死者の旅する銀河鉄道に乗って星座の駅を巡る幻想物語。賢治童話の代表作の一。死後に発表された。

ぎんがでんぱ

ぎんがでんぱ [4] 【銀河電波】
地上で電波観測をする際,特定の電波源がなく,銀河の方向から飛来する電波。1931年,アメリカの電気技師 K = G =ジャンスキーが偶然発見。銀河背景放射。

ぎんがみ

ぎんがみ【銀紙】
silver(ed) paper;tinfoil (タバコ包装など).→英和

ぎんがみ

ぎんがみ [1] 【銀紙】
(1)銀色をした紙。紙に銀箔(ギンパク)を貼ったり,銀粉を塗ったりしたもの。
(2)スズ・アルミニウムなど(またはその合金)を紙のように薄く圧延したもの。

ぎんがわ

ぎんがわ [0] 【銀側】
外側を銀で作ったもの。「―の時計」

ぎんがわ

ぎんがわ [0] 【銀革】
地色を銀色に仕上げた革。

ぎんき

ぎんき [1] 【銀器】
銀製の器物。

ぎんきせ

ぎんきせ [0] 【銀着せ】
器物の表面に,銀を薄くかぶせたり銀めっきをしたりすること。また,そうした器物。

ぎんきょう

ぎんきょう [0] 【銀鏡】
(1)銀の表面を磨いた鏡。
(2)ガラス板に銀の膜を付着させた鏡。銀の膜を裏止め塗料や銅めっきで保護したものが,現在一般に使われる鏡。

ぎんきょう

ぎんきょう [0] 【吟興】
詩歌を作る興味。

ぎんきょうはんのう

ぎんきょうはんのう [5] 【銀鏡反応】
還元性をもつ有機化合物の検出反応の一。過剰のアンモニアを加えた硝酸銀水溶液を入れた試験管に試験物質を加え摂氏約六〇度に加熱静置すると,還元された銀がガラス壁に析出して鏡をつくる。ブドウ糖やアルデヒドの検出に用いる。

ぎんきょく

ぎんきょく [0] 【吟曲】
音曲をくちずさむこと。[日葡]

ぎんぎつね

ぎんぎつね【銀狐】
a silver fox.

ぎんぎつね

ぎんぎつね [3] 【銀狐】
キツネの毛皮の色相の一。黒色の毛に,毛先だけ銀白色の差し毛が混じり,全体が銀色に似た色を呈する。シベリア・カナダなど比較的寒冷な地方に多い。毛皮は優良。ぎんこ。シルバー-フォックス。

ぎんぎょ

ぎんぎょ [1] 【銀魚】
(1)金魚の一種。成長して紅色になり,その後さらに白くなるもの。しろかねうお。
(2)波間に光って見える魚。

ぎんぎん

ぎんぎん [1] (副)スル
頭がひどく痛むさま。頭にひどくひびくさま。

ぎんく

ぎんく [0][1] 【吟句】
吟詠する詩歌の句。

ぎんぐろ

ぎんぐろ [0] 【銀黒】
銀粉に炭の粉を混ぜたもの。蒔絵(マキエ)で四分一(シブイチ)の地を作るのに用いる。

ぎんけい

ぎんけい [0] 【銀経】
銀河座標における経度。
→銀河座標

ぎんけい

ぎんけい [0] 【銀鶏】
キジ目キジ科の鳥。雄は全長約170センチメートル,尾羽が90センチメートルほど。雄の頭頂は青銅緑色で後頭に赤い冠羽があり,首の側面から後部にかけて白地に藍色の縞がある。背は紫黒色,腹部は白で,尾は白地に藍色の横帯があり,朱が混じる。雌は小形で淡褐色。中国南部からチベットの高地の原産。飼い鳥。

ぎんけん

ぎんけん [0] 【銀券】
銀貨と引き換えることのできる紙幣。

ぎんげん

ぎんげん [0] 【銀元】
もと中国で,一元の銀貨。

ぎんこう

ぎんこう [0] 【銀鉱】
(1)銀の鉱石。
(2)銀の鉱石を含んでいる鉱脈。また,その山。

ぎんこう

ぎんこう【銀行】
<deposit money in,draw money from> a bank.→英和
‖銀行家(員) a banker (a bank clerk).銀行口座 a bank account.銀行強盗 a bank robbery[robber (犯人)].銀行業 banking (business).銀行預金 a bank deposit.

ぎんこう

ぎんこう [0] 【吟行】 (名)スル
(1)詩歌を吟じながら歩くこと。
(2)和歌・俳句などを作るために,景色のよい所や名所・旧跡に出かけて行くこと。「―会」

ぎんこう

ぎんこう [0] 【銀鉤】
(1)銀の鉤(カギ)。特に,銀のすだれかけ。
(2)巧みな筆跡。
(3)新月(シンゲツ)のこと。

ぎんこう

ぎんこう [0] 【銀行】
(1)預金の受入,資金の貸付,手形の割引,為替の取引などを主たる業務とする金融機関。中央銀行・普通銀行・長期信用銀行・信託銀行・外国為替銀行などがある。
〔もと中国で,「両替店」の意。bank の訳語として明治期から用いられた〕
(2)提供されたものを蓄積・保管し,求めに応じて供給する組織。「血液―」「人材―」

ぎんこうか

ぎんこうか [0] 【銀行家】
銀行の経営者。銀行業を営む人。

ぎんこうきょうこう

ぎんこうきょうこう [5] 【銀行恐慌】
恐慌などによって預金者が不安動揺し,銀行が取り付けにあって,支払準備の不足から銀行の閉鎖・倒産が広まる状態。

ぎんこうけん

ぎんこうけん [3] 【銀行券】
中央銀行の発行する,強制通用力を有する紙幣。金本位制下では,金と兌換(ダカン)される信用貨幣(一種の為替手形)であったが,今日は国家信用を背景とする不換紙幣である。

ぎんこうけんさ

ぎんこうけんさ [5] 【銀行検査】
大蔵省が銀行業務の健全性などを確保するため市中銀行に対して行う行政検査。

ぎんこうこうさ

ぎんこうこうさ [5] 【銀行考査】
日銀考査のうち,銀行に対して行うもの。

ぎんこうしゅぎ

ぎんこうしゅぎ [5] 【銀行主義】
1830〜40年のイギリスで,銀行券発行制度に関して主張された意見の一。通貨供給は,金準備によって拘束されずに,経済界の需要に応じて,銀行の自由裁量によって行われるべきであるとする説。
⇔通貨(ツウカ)主義

ぎんこうしんよう

ぎんこうしんよう [5] 【銀行信用】
金融機関(主に銀行)が,信用を与えて資金を貸し出すこと。

ぎんこうじゅんびきん

ぎんこうじゅんびきん [0] 【銀行準備金】
市中銀行が預金の支払準備として保有している資産。支払準備金。現金準備。

ぎんこうてがた

ぎんこうてがた [5] 【銀行手形】
振出人・支払人または引受人などの資格で銀行が支払いの責任を負担している手形。

ぎんこうほう

ぎんこうほう 【銀行法】
銀行業を免許制とし,大蔵大臣による監督のほか,企業形態・資本金・業務・経理等について定める法律。旧法(1927年制定)を全面的に改め,1981年(昭和56)制定。

ぎんこうぼき

ぎんこうぼき [5] 【銀行簿記】
銀行で行われる複式簿記の一種。一切の取引を現金仕訳し,完全な伝票制をとり,総勘定元帳の補完として多くの補助簿があり,残高試算表を毎日作成するなどの特徴がある。

ぎんこうわりびき

ぎんこうわりびき [5] 【銀行割引】
銀行が行う手形割引のこと。

ぎんこうポス

ぎんこうポス [5] 【銀行POS】
銀行のコンピューターとスーパー・デパートなどの小売店の端末を通信回線で結び即時決済するシステム。顧客はキャッシュ-カードを使って買い物をし,商品代金は顧客口座から引き落とされて小売店口座に入金される。
→ポス

ぎんこじり

ぎんこじり [3] 【銀鐺】
銀や銀色の金属で飾った鐺。

ぎんこん

ぎんこん [0] 【吟魂】
うた心。詩情。詩魂。吟情。

ぎんこんしき

ぎんこんしき [3] 【銀婚式】
結婚二五周年を祝って行う式。

ぎんこんしき

ぎんこんしき【銀婚式】
a silver wedding.

ぎんごうかん

ぎんごうかん [3] 【銀合歓】
ギンネムの別名。

ぎんごしらえ

ぎんごしらえ [3] 【銀拵え】
「しろがねづくり」に同じ。

ぎんさつ

ぎんさつ [0] 【銀札】
(1)銀製のふだ。また,銀色のふだ。
(2)江戸時代,諸藩で発行した銀貨代用の紙幣。諸藩の藩札や私札など。銀切手。

ぎんざ

ぎんざ [0] 【銀座】
(1)江戸幕府の銀貨の鋳造・発行所。初め伏見と駿府におかれたが,まもなく京都と江戸に移された。大坂・長崎にもおかれたが,のち江戸銀座に統一された。堺の商人湯浅常是の子孫大黒家が頭役を世襲。銀貨の鋳造・鑑定・封印のほか,中期以後は銭の発行も行なった。1868年(明治1)廃止。
→金座
(2)東京都中央区にある地名。地名は1612年に{(1)}がおかれたことに由来。明治初期に洋風建築の商店街がつくられ,以後東京随一の繁華街として発展。一丁目から八丁目に分かれる。
(3)各地の中心繁華街の地名に付けて用いられる語。
(4)人でにぎわう所を形容するのに用いる語。「アルプス―」

ぎんざいく

ぎんざいく【銀細工】
silverwork;silverware (品).→英和
銀細工人 a silversmith.→英和

ぎんざけ

ぎんざけ [3] 【銀鮭】
サケ目の海魚。全長75センチメートルほど。背面は藍色,体側は銀白色で,小黒点が散在する。川にのぼって産卵し,産卵時は腹面が淡桃色になる。缶詰・塩蔵品とする。北太平洋に広く分布。ギンマス。

ぎんざせん

ぎんざせん 【銀座線】
営団地下鉄の鉄道線。東京都浅草・渋谷間,14.3キロメートル。浅草・上野間は日本最初の地下鉄開業区間。

ぎんざめ

ぎんざめ [0] 【銀鮫】
ギンザメ目の深海魚。全長約1メートルで,銀白色。頭が大きく,尾びれは上葉だけが発達して鞭(ムチ)状に伸びる。鰓孔(エラアナ)は一対。練り製品の材料にする。北海道から東シナ海にかけて分布。ギンブカ。
銀鮫[図]

ぎんざん

ぎんざん [1] 【銀山】
(1)銀を産出する鉱山。
(2)ネズミ取り薬,「石見(イワミ)銀山」のこと。

ぎんざん

ぎんざん【銀山】
a silver mine.

ぎんざんぶぎょう

ぎんざんぶぎょう [5] 【銀山奉行】
江戸幕府の職名。佐渡・石見など銀山の取り締まりをした奉行。

ぎんざんましこ

ぎんざんましこ [5] 【銀山猿子】
スズメ目の鳥。体長20センチメートルほど。雄は背面が鮮紅色,腹は灰色で美しい。雌は地味な緑灰褐色。北半球北部の森林に分布し,日本では北海道の大雪山で少数が繁殖。

ぎんし

ぎんし [1][0] 【銀糸】
銀箔(ギンパク)や銀色の金属箔を細く切ったもの。また,これを糸に巻きつけたもの。銀箔を細く切って織り糸に撚(ヨ)り合わせたものもある。

ぎんしゃ

ぎんしゃ [1] 【吟社】
詩歌を作るために結成された集団。

ぎんしゃ

ぎんしゃ [1] 【銀砂】
(1)銀の粉。また,銀砂子(ギンスナゴ)。
(2)白い,きれいな砂。

ぎんしゃり

ぎんしゃり [0] 【銀舎利】
白米の飯をいう俗語。

ぎんしゅ

ぎんしゅ 【銀主】
(江戸時代,上方で)「金主(キンシユ){(1)}」に同じ。「先の―は大廻しする分限者/浄瑠璃・男作五雁金」

ぎんしゅ

ぎんしゅ [0][1] 【銀朱】
水銀を焼いて作る赤色の顔料。成分は硫化水銀。朱墨として使い,また薬品ともする。朱。

ぎんしょう

ぎんしょう [0] ―シヤウ 【吟唱】 ・ ―シヨウ 【吟誦】 (名)スル
漢詩・和歌などを,節をつけてうたうこと。「故郷を去るの歌を常に好んで―した/田舎教師(花袋)」

ぎんしょう

ぎんしょう [0] 【銀将】
将棋の駒の一。前後の斜め左右とまっすぐ前に一間ずつ動ける。成ると金将と同じ働きになる。銀。

ぎんしょう

ぎんしょう [0] 【吟嘯】 (名)スル
(1)詩歌などをうたうこと。
(2)嘆き悲しんで声をあげること。「鉄櫺(テツレイ)の下に―せざるを得ず/花柳春話(純一郎)」

ぎんしょう

ぎんしょう【吟誦する】
recite <a poem> .→英和

ぎんしょう

ぎんしょう [0] 【銀賞】
展覧会・品評会・コンクールなどで,第二位の入賞。

ぎんしょうふ

ぎんしょうふ [3] 【銀生麩】
色の白い生麩。生麩の中で最も上等なもの。

ぎんしょく

ぎんしょく [0] 【銀燭】
(1)銀製の燭台(シヨクダイ)。
(2)光の美しいともしび。「―に彩られた式場」

ぎんしん

ぎんしん [0] 【銀針・銀鍼】
銀製の針。特に,鍼灸(シンキユウ)術に使うものにいう。

ぎんじ

ぎんじ [0] 【銀地】
紙・布・塗り物などの地に銀箔(ギンパク)や銀泥(ギンデイ)を塗ったもの。

ぎんじょう

ぎんじょう [0] 【吟醸】
酒・醤油・味噌などを,吟味した原料を使って丁寧に醸造すること。

ぎんじょう

ぎんじょう [0] 【銀錠】
江戸時代の貨幣の一。丁銀。銀丁。

ぎんじょうしゅ

ぎんじょうしゅ [3] 【吟醸酒】
日本酒のうち,60パーセント以下に精米した白米を原料とし,低温発酵させて醸造した清酒。

ぎんじる

ぎん・じる [3][0] 【吟じる】 (動ザ上一)
〔サ変動詞「吟ずる」の上一段化〕
「吟ずる」に同じ。「詩歌を―・じる」

ぎんじる

ぎんじる【吟じる】
recite <a Chinese poem> ;→英和
hum (低吟).→英和

ぎんす

ぎんす [0][1] 【銀子】
(1)銀の貨幣。
(2)通貨。金銭。
(3)丁銀(チヨウギン)。

ぎんすじ

ぎんすじ [0] 【銀筋】
(1)銀色の筋。洋服の襟・袖・ズボン・帽子などに縫いつけて装飾としたものなど。
(2)刀の刃の金筋{(3)}に似ているが鉛色であるもの。

ぎんすすだけ

ぎんすすだけ 【銀煤竹】
染め色の名。白みがかった煤竹色。「染分けのかかへ帯,―の袷(アワセ)/浮世草子・五人女 2」

ぎんすだれ

ぎんすだれ [3] 【銀簾】
ガラスの細い棒を簾のように編んだもの。夏,刺身などを盛りつけるとき,皿の上に敷いて涼しさを添える。

ぎんすなご

ぎんすなご [3] 【銀砂子】
銀箔(ギンパク)を粉にしたもの。絵画・蒔絵(マキエ)などに用いる。

ぎんず

ぎん・ず 【吟ず】 (動サ変)
⇒ぎんずる

ぎんずる

ぎん・ずる [3][0] 【吟ずる】 (動サ変)[文]サ変 ぎん・ず
(1)詩歌など節をつけてうたう。吟詠する。「漢詩を―・ずる」
(2)詩歌をつくる。「一首―・ずる」

ぎんせい

ぎんせい [0] 【銀製】
銀で作ってあること。

ぎんせい

ぎんせい [0] 【吟声】
詩歌を吟ずる声。「朗々たる―」

ぎんせかい

ぎんせかい【銀世界である】
be covered with[mantled in]snow.

ぎんせかい

ぎんせかい [3] 【銀世界】
雪が一面に降り積もった景色を言い表す語。白雪に覆われた山野。雪景色。「一面の―」

ぎんせつ

ぎんせつ [0] 【銀雪】
銀色に輝く雪。積もった雪の美称。

ぎんせん

ぎんせん [0] 【吟箋】
詩や歌を書く用紙。詩箋。

ぎんせん

ぎんせん [0] 【銀銭】
銀で鋳造した銭。

ぎんせん

ぎんせん [0] 【銀扇】
地紙に銀箔(ギンパク)をおいた扇。

ぎんせん

ぎんせん 【銀川】
中国,寧夏(ネイカ)回族自治区の区都。米・薬材などの集散地。毛織物・機械などの工業も盛ん。旧称,寧夏。インチョワン。

ぎんせん

ぎんせん [0] 【銀箭】
銀の矢。銀色の矢。

ぎんせん

ぎんせん [0] 【銀線】
(1)銀色の線。
(2)針金状にした銀。

ぎんぜん

ぎんぜん [0] 【銀髯】
真っ白で美しいほおひげ。白髯(ハクゼン)。

ぎんだ

ぎんだ [1] 【銀蛇】
(1)銀色のヘビ。
(2)白い光・波などの長くうねうねとうねり輝く状態のたとえ。

ぎんだい

ぎんだい [0] 【銀台】
(1)銀を地金として細工したもの。
(2)銀で飾った高楼。
(3)「銀葉盤」に同じ。

ぎんだか

ぎんだか 【銀高】
(近世,上方で)金高。金額。「負ふた門は七八軒,―僅か一貫目余り/浄瑠璃・生玉心中(上)」

ぎんだし

ぎんだし 【銀出し】
「銀出し油」の略。「揚屋町の―にて,さつと水髪にゆひ/黄表紙・艶気樺焼」

ぎんだしあぶら

ぎんだしあぶら 【銀出し油】
髪の毛につやを出すのにつけるねり油。ビナンカズラのつるの皮を水に浸してねばりを出したもの。びんつけ油よりかたく芳香がある。ぎんだし。

ぎんだま

ぎんだま [0] 【銀玉】
(1)銀の玉。また,銀色で球形のもの。
(2)江戸時代,豆板銀(マメイタギン)の俗称。

ぎんだみ

ぎんだみ [0] 【銀彩】
銀泥(ギンデイ)または銀箔(ギンパク)でいろどること。また,そうしたもの。

ぎんだみじ

ぎんだみじ [4] 【銀彩地】
「銀粉蒔地(ギンプンマキジ)」に同じ。

ぎんだら

ぎんだら [0] 【銀鱈】
カサゴ目の海魚。全長約1メートル。体は細長く,背は灰褐色で暗褐色の網目模様があり,腹は乳白色。背びれが二基ある。塩焼き・味噌漬けなどで食用とし,肝臓から油をとる。北太平洋の深海に分布。タラ類とは縁が遠い。ホクヨウムツ。

ぎんちゅうまきじ

ぎんちゅうまきじ [5] 【銀中蒔地】
蒔絵などで,装飾として地に銀粉を薄くまいたもの。

ぎんつば

ぎんつば [0] 【銀鍔】
(1)銀で作った,刀の鍔。また,銀で飾った鍔。
(2)「銀鍔焼き」の略。

ぎんつばやき

ぎんつばやき [0] 【銀鍔焼(き)】
和菓子の一。米の粉を練って,餡(アン)を包み,鉄板の上で鍔の形に焼いたもの。

ぎんづかい

ぎんづかい 【銀遣ひ】
江戸時代,商取引・貢租などに,銀の量目(貫・匁・分)をもって取引したこと。大坂を中心とする経済圏で行われた。
→金遣い

ぎんづくり

ぎんづくり [3] 【銀作り】
銀または銀色の金属で飾り作ったもの。しろがねづくり。

ぎんてき

ぎんてき [0] 【銀笛】
金属で作った銀色の縦笛。穴が六つあり,吹き口は平たい。西洋から伝わったもの。

ぎんでい

ぎんでい [0] 【銀泥】
銀粉を膠(ニカワ)に溶き混ぜた顔料。書画に用いる。白泥(ビヤクデイ)。

ぎんでい

ぎんでい【銀泥】
silver paint.

ぎんどけい

ぎんどけい [3] 【銀時計】
(1)銀側の時計。
(2)東京帝国大学の優等卒業生の俗称。1918年(大正7)まで,銀時計が授けられたことからいう。

ぎんながし

ぎんながし [3] 【銀流し】
(1)水銀に砥粉(トノコ)を混ぜ,銅などにすりつけて銀色にしたもの。
(2)〔(1)がはげやすいことから〕
外見はよいが実質が悪いこと。また,そのもの。みかけだおし。まがいもの。

ぎんなしじ

ぎんなしじ [3] 【銀梨子地】
蒔絵(マキエ)で,銀粉を蒔いて梨子地に仕上げたもの。
→梨子地

ぎんなん

ぎんなん [3] 【銀杏】
〔「ぎんあん」の連声〕
(1)イチョウの別名。
(2)イチョウの種子。食用にする。[季]秋。

ぎんなん

ぎんなん【銀杏】
a ginkgo[gingko]nut.

ぎんねこ

ぎんねこ 【銀猫】
安永・天明(1772-1789)の頃,江戸両国辺りで銀二朱の揚げ代をとった私娼。金猫より下級。

ぎんねず

ぎんねず [0] 【銀鼠】
銀色がかったねずみ色。ぎんねずみ。

ぎんねずみ

ぎんねずみ [3] 【銀鼠】
「ぎんねず(銀鼠)」に同じ。

ぎんねむ

ぎんねむ [0] 【銀合歓】
マメ科の落葉小高木。熱帯アメリカ原産。葉はネムノキに似た羽状複葉。夏から秋にかけ,葉腋(ヨウエキ)に白色で球形の頭状花をつける。造林用・観賞用。ギンゴウカン。

ぎんのう

ぎんのう [0] 【吟嚢】
詩の草稿。詩嚢。

ぎんのさじ

ぎんのさじ 【銀の匙】
長編小説。中勘助作。前編は1913年(大正2),後編は「つむじまがり」として15年「東京朝日新聞」連載。自己の幼少年時代に取材し,美への憧憬,正義と愛を求める少年の内面世界を優雅繊細に描く。

ぎんはくしょく

ぎんはくしょく [4][3] 【銀白色】
銀色を帯びた白色。

ぎんば

ぎんば [1] 【銀歯】
銀冠をかぶせた歯。

ぎんばいそう

ぎんばいそう [0] 【銀梅草】
ユキノシタ科の多年草。山中の樹下に群生する。高さ約50センチメートル。葉は対生し,倒卵形で上端は二裂する。夏,茎頂に径2センチメートルほどの白色の五弁花を数個つける。

ぎんばかり

ぎんばかり [3] 【銀秤】
金秤より少し大きく,百匁(モンメ)(約375グラム)まで量ることができるさお秤。

ぎんばさみ

ぎんばさみ [3] 【銀夾】
「銀葉挟(ギンヨウバサミ)」に同じ。

ぎんばる

ぎんば・る 【銀張る】 (動ラ五[四])
(1)俳優の顔の白粉(オシロイ)の上に,脂肪が浮き出して,醜くなる。歌舞伎社会でいう。
(2)張り裂けそうに腫れたりふくれたりする。「大きなお腹,しかも―・つてござりました/浮世草子・銀持気質」
(3)張り切る。力がみなぎる。力む。「五体満足何処もかも,―・り返つた次郎丸/浄瑠璃・合邦」

ぎんばん

ぎんばん [0] 【銀盤】
(1)銀製,または銀めっきの皿や盆。
(2)スケート場に張りつめた氷の面の美しさをたとえていう語。「―の女王」
(3)「銀葉(ギンヨウ){(2)}」に同じ。

ぎんばん

ぎんばん【銀盤】
a skating rink.銀盤の女王 a queen on the ice.→英和

ぎんばんしゃしん

ぎんばんしゃしん [5] 【銀板写真】
よく磨いた銀板にヨウ素蒸気をかけて感光化し,これをカメラの焦点位置に置いて露光したのち,水銀蒸気中で現像し,食塩などで定着する写真法。1837年,ダゲールにより発明された。ダゲレオタイプ。

ぎんぱ

ぎんぱ [1] 【銀波】
(1)水面に日光や月光などが映って美しく光る波。「金波―の海」
(2)紋縮緬(チリメン)の一。緯(ヨコ)糸に細い糸と太い糸を交互に用いて横畝(ヨコウネ)を表した平織りのもの。また,斜子(ナナコ)織りの地合に紋様を平織り・斜文織りなどで織り出したもの。

ぎんぱい

ぎんぱい [0] 【銀杯・銀盃】
銀製の,または銀めっきのさかずきやカップ。

ぎんぱい

ぎんぱい [0] 【銀牌】
賞や記念として与える銀製,または銀めっきの楯(タテ)やメダル。

ぎんぱい

ぎんぱい【銀杯】
a silver cup[goblet].

ぎんぱく

ぎんぱく [0] 【銀箔】
〔古くは「ぎんばく」〕
銀を打って紙のように薄く延ばしたもの。

ぎんぱく

ぎんぱく【銀箔】
silver foil[leaf].

ぎんぱつ

ぎんぱつ [0] 【銀髪】
銀白色の髪の毛。しらがでまっしろな頭髪。白髪。「―の老紳士」

ぎんぱつ

ぎんぱつ【銀髪】
silver(-gray) hair.

ぎんぱら

ぎんぱら [0] 【銀腹】
スズメ目カエデチョウ科の小鳥。全長11センチメートルほど。背面は茶褐色。頭部から上半身と腹から腰にかけて黒く,脇から胸にかけ白い。くちばしは太く短く,青灰色。飼い鳥。インド南部とセイロン島に分布。江戸時代から輸入され,野生化したものもある。

ぎんびょうぶ

ぎんびょうぶ [3] 【銀屏風】
銀箔(ギンパク)を一面に貼りつめた屏風。銀屏。[季]冬。

ぎんぶか

ぎんぶか [0] 【銀鱶】
「銀鮫(ギンザメ)」に同じ。

ぎんぶすま

ぎんぶすま [3] 【銀襖】
銀箔(ギンパク)を一面に貼りつめた襖。

ぎんぶち

ぎんぶち【銀縁の】
silver-rimmed <spectacles> .

ぎんぶち

ぎんぶち [0] 【銀縁】
縁が銀または銀色であること。また,そのもの。「―眼鏡(メガネ)」

ぎんぶな

ぎんぶな [3][0] 【銀鮒】
コイ目の淡水魚。全長約25センチメートル。フナの仲間で,体高がやや高く側扁する。体色は銀白色を帯び,背は暗灰褐色。全国の河川や湖沼に広く分布。マブナ。ヒワラ。

ぎんぶら

ぎんぶら [0] 【銀ぶら】 (名)スル
東京の銀座通りをぶらぶら散歩すること。「―を楽しむ」

ぎんぶら

ぎんぶら【銀ぶら(をする)】
(have) a stroll[ramble]on the Ginza.

ぎんぷくりん

ぎんぷくりん [3] 【銀覆輪】
〔「ぎんぶくりん」とも〕
刀や鞍(クラ)などの縁飾りの覆輪に,銀または銀色の金属を用いたもの。しろぶくりん。

ぎんぷん

ぎんぷん [0] 【銀粉】
銀または銀色の金属の粉末。絵画・蒔絵(マキエ)などに用いる。

ぎんぷん

ぎんぷん【銀粉】
silver dust.

ぎんぷんまきじ

ぎんぷんまきじ [5] 【銀粉蒔地】
蒔絵の地に銀粉をまいたもの。ぎんだみじ。

ぎんほんいせい

ぎんほんいせい ギンホンヰ― [0] 【銀本位制】
銀を本位貨幣とする貨幣制度。
→金本位制

ぎんぽ

ぎんぽ [1] 【吟歩】 (名)スル
〔「ぎんほ」とも〕
詩想を練りながら,あるいは詩歌を吟じながら散歩すること。「凉影を踏んで―する/獺祭書屋俳話(子規)」

ぎんぽ

ぎんぽ [0] 【銀宝】
スズキ目の海魚。体は帯状で側扁し,全長約20センチメートル。頭が小さく,背びれは頭の後ろから,尻びれは体の中央から尾びれ基部に連なる。体色は暗緑褐色。東京ではてんぷらの材料とする。各地の磯にすむ。ウミドジョウ。カミソリウオ。

ぎんまく

ぎんまく [0] 【銀幕】
(1)映画を映写する幕。スクリーン。
(2)映画。映画界。「―の女王」

ぎんまく

ぎんまく【銀幕】
<a queen of> the screen.→英和

ぎんます

ぎんます [1] 【銀鱒】
ギンザケの別名。

ぎんみ

ぎんみ【吟味する】
inquire into <a matter> ;examine;→英和
select <an article> with care.

ぎんみ

ぎんみ [1][3] 【吟味】 (名)スル
(1)詳しく念入りに調べること。「―してそろえた食器」「本来の物質を化学上に―し来れば/福翁百話(諭吉)」
(2)詩歌を吟じてよく味わうこと。「いや��是はむさとそしるべき歌とおぼえぬなり。よく��―し給へ/戴恩記」
(3)罪のあるなしや罪状を取り調べること。詮議。
(4)監督。取り締まり。「親達より堅く是を―せよと/浮世草子・新色五巻書」

ぎんみかた

ぎんみかた [0][5] 【吟味方】
⇒吟味役(ギンミヤク)

ぎんみかたあらためやく

ぎんみかたあらためやく [9][0] 【吟味方改役】
江戸幕府の職名。勘定吟味役に所属して勘定方の調査した文書を検査する役。

ぎんみがかり

ぎんみがかり [4] 【吟味掛】
⇒吟味役(ギンミヤク)

ぎんみすじ

ぎんみすじ 【吟味筋】
江戸時代の訴訟手続きの一。犯罪に際して,奉行所などが被疑者を逮捕あるいは召喚して審理し,判決を下すもの。
⇔出入り筋

ぎんみもの

ぎんみもの [0] 【吟味物】
江戸時代,刑事事件として吟味筋に裁かれる事件。

ぎんみものしらべやく

ぎんみものしらべやく [8][0] 【吟味物調役】
江戸幕府の職名。寺社奉行または町奉行の管轄下にあって,訴訟の下調べ・公文書の調査などをする役。

ぎんみゃく

ぎんみゃく [0] 【銀脈】
銀の鉱脈。

ぎんみやく

ぎんみやく [3][0] 【吟味役】
江戸時代,裁判で訴訟や犯罪の吟味をする役。また,その役人。吟味掛。吟味方。

ぎんむく

ぎんむく [0] 【銀無垢】
混ざり物のない銀。純銀。

ぎんむく

ぎんむく【銀無垢】
pure[solid]silver.

ぎんめ

ぎんめ [3] 【銀目】
(1)江戸時代の,銀または銀貨を量る際の単位の名目。匁(モンメ)・貫(一〇〇〇匁)・分(フン)(一〇分の一匁)などの名目があった。大坂を中心に行われた。
→金目
(2)「銀目鯛」の略。

ぎんめいすい

ぎんめいすい [3] 【銀明水】
金明水と同じく富士山南壁,浅間神社の東方にわく泉。霊水とされる。

ぎんめし

ぎんめし [0] 【銀飯】
雑穀などを混ぜないで,白米だけで炊いた飯。

ぎんめだい

ぎんめだい [3] 【銀目鯛・銀眼鯛】
キンメダイ目の海魚。体長20センチメートル。体は卵円形で側扁する。下顎に一対の長いひげがある。背びれの先端は黒い。相模湾以南の太平洋岸から東シナ海まで分布。ギンメ。

ぎんめっき

ぎんめっき【銀鍍金(の)】
silver plating (silver-plated).〜する plate <a thing> with silver.

ぎんめっき

ぎんめっき [3] 【銀鍍金】 (名)スル
銀の薄層を他の金属の表面に固着させること。電気めっきは銀板か黒鉛板を陽極とし,目的の金属製品を陰極として,銀シアン化カリウムのめっき液中に直流電流を通じて行う。還元めっきは硝酸銀溶液にアンモニア水を添加した液に品物を浸し,ホルマリン溶液などの還元剤を加えて銀を析出させる方法で,非電導性物質にもめっきすることができる。

ぎんめん

ぎんめん [0] 【銀面】
(1)唐鞍(カラクラ)をつけるとき,馬の面につける銀めっきの装飾具。額に唐花,額の上に菖蒲(シヨウブ)形,鼻筋に華形の枝の装飾がある。
(2)製革工程で,毛と表皮を取り除いた真皮の表面。

ぎんもくせい

ぎんもくせい [3] 【銀木犀】
モクセイ科の常緑小高木。中国原産。庭木とされる。葉は楕円形で鋸歯(キヨシ)があり,革質。雌雄異株。一〇月頃,葉腋(ヨウエキ)に芳香のある白色の小花を多数束生する。[季]秋。

ぎんもじ

ぎんもじ [0][3] 【銀文字】
銀泥で書いた文字。また,銀粉・銀箔(ギンパク)で表した文字。銀字。

ぎんやぐら

ぎんやぐら [3] 【銀櫓】
将棋で,王将の囲い方の一。金将一枚,銀将二枚で王将を守る。

ぎんやんま

ぎんやんま [3] 【銀蜻蜒】
トンボ目ヤンマ科の昆虫。最も普通にみられる大形のトンボで,体長約7センチメートル。胸部は緑色。腹部第一・二節の背面は,雄では青色,雌では黄緑色で三節以下は褐色。はねは透明でやや褐色を帯び,特に雌は濃い。夕方群れになって飛ぶ。
〔雄を「ぎん」,雌を「ちゃん」と俗称する〕

ぎんゆう

ぎんゆう [0] 【吟友】
詩歌を作る仲間。詩友。

ぎんゆうしじん

ぎんゆうしじん【吟遊詩人】
a minstrel (中世の).→英和

ぎんゆうしじん

ぎんゆうしじん ギンイウ― [5] 【吟遊詩人】
中世ヨーロッパで,各地を遍歴し,楽器を奏して詩を朗唱した旅芸人。ジョングルール。
→トルバドゥール

ぎんよう

ぎんよう [0] 【銀葉】
(1)銀を薄く紙のように延ばしたもの。
(2)香道の用具の一。雲母(ウンモ)の薄片に金銀・スズの縁をつけたもので,香をのせ炭団(タドン)を埋めた灰の上に置く。もとは{(1)}を用いた。香敷(コウシキ)。銀盤。

ぎんようばさみ

ぎんようばさみ [5] 【銀葉挟・銀葉鋏】
香道の火道具の一。銀葉{(2)}を挟むピンセットのようなもの。銀夾(ギンバサミ)。

ぎんようばん

ぎんようばん [3] 【銀葉盤】
香道具の一。銀葉をのせる台。貝または金属製の草花などを象(カタド)った菊座の上にのせる。本香盤と試香盤がある。銀台。

ぎんようアカシア

ぎんようアカシア [5] 【銀葉―】
マメ科の落葉高木。オーストラリア原産。庭木とし,切り花用に栽培。高さ約15メートルで,よく分枝し,白緑色小形の羽状複葉を互生。早春,葉腋(ヨウエキ)に鮮黄色小球形の香りのよい頭状花を多数つける。ハナアカシア。通称,ミモザ。

ぎんよく

ぎんよく [0] 【銀翼】
飛行機の銀色に輝く翼(ツバサ)。また,飛行機。

ぎんらん

ぎんらん [1] 【銀蘭】
ラン科の多年草。草原や疎林内に生える。キンランに似ているが全体にやや小さく,葉数も少ない。花は数個つき,白色で径1センチメートルほど。

ぎんらん

ぎんらん [1] 【銀襴】
金襴の金糸の代わりに銀糸を使った織物。

ぎんりょうそう

ぎんりょうそう [0] 【銀竜草】
イチヤクソウ科の腐生植物。林下に生える。全体が白色で多肉質。茎は高さ約10センチメートル。数個の鱗片(リンペン)状の葉をつける。夏,茎頂に壺状円筒形の花が一個下向きにつく。ユウレイタケ。

ぎんりん

ぎんりん [0] 【銀輪】
(1)銀色の輪。
(2)自転車の車輪。また,自転車。

ぎんりん

ぎんりん [0] 【銀鱗】
銀色のうろこ。魚。「―が躍る」

ぎんる

ぎんる [1] 【銀縷】
銀の糸。銀色の糸。

ぎんれい

ぎんれい [0] 【銀鈴】
銀のすず。銀色のすず。

ぎんれい

ぎんれい [0] 【銀嶺】
雪が積もって銀色に輝く嶺(ミネ)。

ぎんろう

ぎんろう [0] 【銀鑞】
銀・銅・亜鉛・カドミウムなどからなる合金。耐熱性を要する部品の接合や,黄銅・青銅・銀合金などの接合に用いる。

ぎんろばい

ぎんろばい [3] 【銀露梅】
キンロバイの一品種。白花をつける。本州中部と四国の高山に産する。ハクロバイ。

ぎんギセル

ぎんギセル [3] 【銀―】
銀製のキセル。江戸時代,ぜいたく品とされ,道楽息子を象徴する持ち物であった。

ぎんザラサ

ぎんザラサ [3][4] 【銀―】
銀泥(ギンデイ)で模様をつけた更紗(サラサ)。

ぎんメダル

ぎんメダル [3] 【銀―】
銀製または銀めっき製のメダル。競技会で準優勝者に贈る。

ぎんモール

ぎんモール【銀モール】
silver braid[lace].

ぎんモール

ぎんモール [3] 【銀―】
(1)芯糸に銀糸をからませたモール糸。
(2)銀糸を織り込んだモール織り。

く (接尾)
〔上代語〕
活用語に付いて名詞化する。四段・ナ変・ラ変の動詞,形容詞およびそれに準ずる活用の助動詞の未然形(助動詞「き」には連体形)に付く。その他の用言には「らく」の形が付く。
→らく
(1)上の活用語を体言化し,「…こと」の意を表す。「黄葉(モミチ)散ら―は常をなみこそ/万葉 4161」「たまきはる短き命も惜しけ―もなし/万葉 3744」
(2)「言ふ」「申す」などに付いて会話文を導き,「…ことには」「…のには」の意を表す。「かぢとりの言は―,この住吉の明神は例のかみぞかし/土左」
(3)助詞「に」を伴って,「…なのに」「…というのに」の意を表す。「我やどを見きとな言ひそ人の聞か―に/古今(恋五)」
(4)文末にあって詠嘆の意を表す。助詞「も」や「に」を伴うこともある。「み吉野の玉松が枝は愛(ハ)しきかも君がみ言を持ちて通は―/万葉 113」「妹が寝(ヌ)る床のあたりに岩ぐくる水にもがもよ入りて寝ま―も/万葉 3554」
〔ク語法,またはカ行延言の語尾ともよばれる。語源的には用言の連体形に,事・所を意味する「あく」という語が付き,母音の融合・脱落現象を起こしたものといわれる(例,「言ふ」+「あく」→「言はく」[ifu+aku → ifaku])。この説は「く」「らく」を統一的に説明することができるが,ただ,この場合「あくがる」の「あく」だといわれる体言「あく」の存在と,助動詞「き」に対しては「言ひしく」のように母音変化を起こさないという点で問題が残る〕


(1)五十音図カ行第三段の仮名。軟口蓋破裂音の無声子音と後舌の狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「く」は「久」の草体。片仮名「ク」は「久」の初二画。

く 【区】
■一■ [1] (名)
(1)地域などをいくつかに分けた,その一つ一つ。「気候―」「路線―」「解放―」
(2)地方自治法において設けられた行政上の単位となる地域。自治権をもつ法人である自治区(特別区・財産区)と事務処理のための便宜的な行政単位である行政区(指定都市の区)とがある。
→財産区
(3)行政上の必要から定められた区域。学区や選挙区など。
■二■ (接尾)
助数詞。分けられた区域・区間などを数えるのに用いる。「全線一―」

く 【句】
■一■ [1] (名)
(1)言葉や文章の中の一区切り。
(2)文の中で,ある一つの意味を示す単語のまとまり。文の成分となる。「副詞―」「従属―」
(3)詩歌を構成している単位。
 (ア)和歌・俳句などで,韻律上,一まとまりとなる五音または七音の区切り。「二―切れ」
 (イ)連歌・俳諧の発句(ホツク)または付句(ツケク)。俳句。「長―(=一七音)」
 (ウ)漢詩で,四字・五字・七字などからなる一まとまり。
→二の句
(4)格言。慣用句。
■二■ (接尾)
助数詞。連歌・俳諧の発句・付句や俳句・川柳などの句を数えるのに用いる。「表八―」「応募するのは三―まで」

く【区】
a ward (市の);→英和
a district (区域);→英和
a section (区画).→英和
中央区 Chuo Ward[-ku].

く【苦】
(1)[苦痛](a) pain;→英和
suffering.→英和
(2)[困苦]hardship(s);→英和
(a) difficulty.→英和
(3)[心配]anxiety;→英和
worry;→英和
cares.〜になる be anxious[worry] <about> ;[事が主語]weigh on one's mind.〜にする worry <about,over> .
〜にしない take it easy.〜もなく easily;→英和
with ease.

く [1] 【苦】
(1)つらいことや苦しいこと。苦労や苦痛。「―あれば楽(ラク)あり」
(2)〔仏〕
〔梵 duḥkha〕
身心を悩ます状態。

く【句】
(1) a phrase.→英和
(2) a line (詩の一行);→英和
a verse (一節).→英和
(3) a haiku (俳句).

く 【躯】 (接尾)
助数詞。仏像などを数えるのに用いる。「仏の立像を造り奉れる事十二―/今昔 6」

く 【口】
■一■ [1] (名)
〔仏〕 くち。また,言葉。「―悪説」
→口業(クゴウ)
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)人や動物などを数えるのに用いる。「大きなる亀四―を売る/霊異記(上訓)」
(2)口のあいている器物を数えるのに用いる。「瓶四―,坏四―/延喜式(神祇)」
(3)刃のある武器・農具を数えるのに用いる。「太刀一―/延喜式(神祇)」

く 【消】 (動カ下二)
(1)とけてなくなる。消える。「立山の雪し〈く〉らしも/万葉 4024」「梅の花早くな散りそ雪は〈け〉ぬとも/万葉 849」
(2)草木などがしぼむ。また,死ぬ。「朝(アシタ)咲き夕(ユウヘ)は〈け〉ぬる月草の/万葉 2291」「朝露の〈け〉やすき我(ア)が身/万葉 885」
〔主として上代に用いられた。未然形・終止形の用例もあるが,大半は連用形で,連体・已然・命令形の用例を見ない。未然形・連用形の「け」について,動詞「きゆ(消)」の未然・連用形の「きえ」の変化したものとする説もあるが,上代には「消ゆ」の用例はきわめて少なく,「きえ」の確例もない〕

く [1] 【九・玖】
(1)数の名。一〇より一つ少ない数。ここのつ。きゅう。
(2)九番目。
〔「玖」は大字として用いる〕

く [1] 【垢】
〔仏〕 煩悩(ボンノウ)。

く【九】
nine.→英和
第九 the ninth.→英和
九分の一 a ninth.

く 【来】 (動カ変)
⇒くる

く [1] 【矩】
外惑星の視黄径と太陽の視黄径とが九〇度の差となる現象。また,その時刻。太陽の西側で矩になる時を下矩または西矩,東側で矩になる時を上矩または東矩という。

く=に∘する

――に∘する
「苦に病む」に同じ。「病気を―∘する」

く=になる

――にな・る
心配の種になる。気がかりのもとになる。「貧乏は―・らない」

く=に病(ヤ)む

――に病(ヤ)・む
ひどく気にして苦しみ悩む。苦にする。苦を病む。「些細(ササイ)なことを―・む」

く=は楽(ラク)の種(タネ)

――は楽(ラク)の種(タネ)
苦労はやがて幸福に通ずるもととなるということ。

く=もなく

――もなく
苦労することなく。簡単に。たやすく。「難問を―解く」「何の―勝つ」

くあくせつ

くあくせつ [2][3] 【口悪説】
〔仏〕 うそ・お世辞・悪口など,口による悪行。

くあげ

くあげ [0] 【句上げ】
連歌・俳諧一巻の巻末に,作者名とその句数を記入すること。

くあわせ

くあわせ [2] 【句合】
歌合(ウタアワセ)にならい,左右に分かれた組から一句ずつ発句を出して優劣を競うもの。その優劣は判者が判定する場合と衆議判による場合とがある。

くあん

くあん [0] 【句案】
文章や歌・句を作るのに,あれこれと考えること。

くい

くい【杭】
<drive in> a stake;→英和
<put up> a post;→英和
a pile.→英和

くい

くい クヒ [1] 【杭・杙・株】
(1)地中に打ち込んで,目印や支柱にする棒。《杭・杙》「―を打つ」「出る―は打たれる」
(2)〔「くいぜ(株)」の略〕
切り株。「つないだる馬に乗て―をめぐる事限りなし/平家 5」

くい

くい [1][2] 【悔い】
悔いること。心のこり。「―を千載に残す」「―はない」

くい

くい クヒ [2] 【食い】
(1)食うこと。「飼い葉の―が細る」「―放題」
(2)魚が餌(エサ)に食いつくこと。「―が止まる」「―がいい」

くい

くい 【九位】
⇒きゅうい(九位)

くい

くい [1] 【句意】
句・俳句などの意味。

くい

くい【悔い】
regret;→英和
remorse.→英和
⇒後悔.

くい=の八千度(ヤチタビ)

――の八千度(ヤチタビ)
繰り返し後悔すること。「さきだたぬ―悲しきは流るる水のかへりこぬ也/古今(哀傷)」

くい=を守る

――を守・る
〔木の切り株にぶつかって死んだウサギを手に入れた農夫が,以後仕事をやめてまたウサギを得ようと切り株の番に明け暮れしたという「韓非子(五蠹)」の故事から〕
いつまでも一つのことに固守して,新しい事態に対処しないことのたとえ。くいぜを守る。

くいあい

くいあい クヒアヒ [0] 【食(い)合い】
(1)食い合うこと。かみ合うこと。「野獣の―」「票の―」
(2)かかわり合い。つながり。「今日はよし原に―なし/洒落本・初葉南志」
(3)株式の信用取引で,売り建玉(タテギヨク)と買い建玉との数量の関係。

くいあう

くいあ・う クヒアフ [3][0] 【食(い)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)
 (ア)互いに相手にかみつく。また,互いに相手の領分を侵しあう。「狼(オオカミ)どうしが―・う」「互いの票を―・う」「前の如く―・ひて戦ふ程に/今昔 10」
 (イ)ひとつものを一緒に食う。「一つ釜の飯を―・った仲」
(2)組み合わせたところがぴったりと合う。かみ合う。「歯車が―・う」

くいあきる

くいあ・きる クヒ― [4][0] 【食(い)飽きる・食い厭きる】 (動カ上一)
(1)同じものを大量に食べたり,たびたび食べたりして,それ以上食べるのがいやになる。食傷する。たべあきる。「肉は―・きた」
(2)あきるほど存分に食べる。飽食する。

くいあきる

くいあきる【食い飽きる】
become satiated <with food> .

くいあく

くいあ・く クヒ― 【食ひ飽く】 (動カ四)
「くいあきる」に同じ。「蚕も葉も断ち,―・く時分ぞ/四河入海 1」

くいあげ

くいあげ クヒ― [0] 【食(い)上げ】
(1)〔扶持米(フチマイ)を取り上げられることから〕
職を失うなどして,生活の手段がなくなること。「おまんまの―になる」「飯(メシ)の―」
(2)釣りで,魚が餌(エサ)をくわえて浮き上がり,水面の浮きが持ち上がること。

くいあらす

くいあらす【食い荒らす】
help oneself freely <to food> ;eat away[untidily].

くいあらす

くいあら・す クヒ― [4][0] 【食(い)荒らす】 (動サ五[四])
(1)(虫や獣が)農作物などを食べて損害を与える。「いのししが畑の芋を―・す」
(2)あれこれと食い散らす。「膳の料理を―・す」
(3)他の領分を侵す。「対立候補の地盤を―・す」

くいあらため

くいあらため [3][0] 【悔(い)改め】
キリスト教で,自分の罪を認めて,神の恵みによる罪のゆるしを求めること。

くいあらためる

くいあらた・める [6][0] 【悔(い)改める】 (動マ下一)[文]マ下二 くいあらた・む
過去のあやまちを反省して,心を入れかえる。「不行跡を―・める」

くいあらためる

くいあらためる【悔い改める】
repent <of a sin> ;→英和
turn over a new leaf.

くいあわせ

くいあわせ【食い合わせ】
poisoning from things eaten together.

くいあわせ

くいあわせ クヒアハセ [0] 【食い合(わ)せ】
(1)かみ合わせること。かみ合わせ。
(2)一緒に食べると有害であると考えられている食べ物の組み合わせ。ウナギと梅干し,スイカと天ぷらなど。また,それを同時に食べること。食べ合わせ。「―が悪い」
(3)取引で,呑(ノ)み行為のこと。

くいあわせる

くいあわ・せる クヒアハセル [5][0] 【食い合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二くひあは・す
(1)凸部と凹部とが互いに食い込むようにする。かみ合わせる。
(2)二種類以上の食べ物を一緒に食べる。また,食い合わせ{(2)}になるという食べ物を同時に食べる。「蕎麦切りと西瓜と―・せて死んだり/浮世草子・好色万金丹」
(3)上下の歯をかみ合わせる。「けいたう坊,歯を―・せて念珠をもみちぎる/宇治拾遺 3」

くいいじ

くいいじ【食い意地の張った】
gluttonous;→英和
greedy.→英和

くいいじ

くいいじ クヒイヂ [0] 【食(い)意地】
食べ物をむさぼりたいという欲望。「―の張った子だ」「―がきたない」

くいいる

くいい・る クヒ― [3][0] 【食(い)入る】 (動ラ五[四])
(1)かみついた歯が物に深くはいる。また,縄などが物に深く食い込む。「ひもが手首に―・る」「虫ガ枝ニ―・ル/ヘボン」
(2)(視線・心などが)対象に深くはいり込む。「―・るような目つき」

くいいる

くいいる【食い入る】
eat into;encroach <upon> (侵入).→英和
〜ように見つめる stare <into a person's face> .→英和

くいうち

くいうち クヒ― [0][3] 【杭打ち・杙打ち】
杭を地中に打ち込むこと。

くいうち

くいうち【杭打ち】
piling.‖杭打機 a pile driver[engine].

くいうちき

くいうちき クヒ― [4] 【杭打ち機】
杭を地中に打ち込む土木機械。打撃で打ち込むものや振動で押し込むものなどがある。

くいうちじぎょう

くいうちじぎょう クヒ―ヂギヤウ [5] 【杭打ち地形】
軟らかな地盤に杭を打って,地盤を固めること。

くいかえし

くいかえし 【悔い返し】
中世武家法で,いったん譲与した財産・所領を,その譲り主が改めて取り戻すこと。「貞永式目」でも親の子息に対する悔い返しが規定されており,それがたとえ安堵(アンド)された所領であっても行使できる強力な権利として認められていた。

くいかかる

くいかか・る クヒ― [4][0] 【食い掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)食べ始める。「晩飯を―・ったところに電話が鳴った」
(2)食いつこうとして飛びかかる。「むくつけげなるもの来て―・らむとしき/竹取」

くいかく

くいか・く クヒ― [3][0] 【食(い)欠く】 (動カ五[四])
かんで食いちぎる。「葉山は松風を撮(ツマ)むで,―・きながら/多情多恨(紅葉)」

くいかけ

くいかけ クヒ― [0] 【食(い)掛け】
食べかけて途中でやめること。また,その食べ物。食いさし。

くいかけ

くいかけ【食い掛けの】
(left) half-eaten.

くいかける

くいか・ける クヒ― [4][0] 【食(い)掛ける】 (動カ下一)[文]カ下二 くひか・く
(1)食べ始める。「昼飯を―・ける」
(2)食べ始めて中途でやめる。「―・けたせんべい」

くいかた

くいかた クヒ― [0] 【食(い)方】
(1)食べる方法。食べ方。
(2)くらし。生計。「二人で中よくして居ても―に困るから/真景累ヶ淵(円朝)」

くいかねる

くいか・ねる クヒ― [4][0] 【食(い)兼ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 くひか・ぬ
(1)食べにくくて困る。食べきれないでいる。「とても全部は―・ねる」
(2)食うに困る。生活に苦しむ。「この安月給では親子六人は―・ねる」

くいき

くいき [1] 【区域】
ある地域や範囲を区切ったその一つ。「立入禁止―」

くいき

くいき【区域】
a <residential> district;→英和
a <safety> zone;→英和
one's rounds (受持区域).区域内 within the limits[boundary].

くいきり

くいきり クヒ― [0] 【食(い)切り】
やっとこに似た形の道具。刃がついていて,針金をはさんで切ったり袋物の金具を打ったりするのに使う。

くいきる

くいきる【食い切る】
bite off.

くいきる

くいき・る クヒ― [3][0] 【食(い)切る】 (動ラ五[四])
(1)歯でかんで切る。かみ切る。「犬が縄を―・って逃げた」
(2)ある物をすっかり食べてしまう。食べつくす。「二日や三日では―・れないほどの量だ」
[可能] くいきれる

くいくい

くいくい (副)
(1)軽く二,三度引くさま。
(2)愚痴を並べたてるさま。くよくよ。「浪人の身でなくばと,―いうて恨み言/浄瑠璃・寿の門松」
(3)急に腹が立つさま。むかむか。「―と小腹が立て悲しきぞ/四河入海 20」

くいぐつ

くいぐつ クヒ― [0][1] 【杭沓・杙鞋】
木杭の先端に取り付けるとがった金物。杭先を保護し,固い地盤などへの打ち込みを容易にするためのもの。杭草鞋(クイワラジ)。

くいけ

くいけ【食い気】
(an) appetite.→英和

くいけ

くいけ クヒ― [3] 【食(い)気】
食べたいと思う気持ち。食欲。「色気より―」

くいこみ

くいこみ【食い込み[損失]】
a deficit;→英和
a loss.→英和

くいこむ

くいこ・む クヒ― [3][0] 【食(い)込む】 (動マ五[四])
(1)物の中へ深くはいり込む。「ザイルが手に―・む」「くさびがしっかりと―・む」
(2)他の領分にまではいり込む。侵入する。「国際市場に―・む」「会議が延びて次の予定に―・む」
(3)(商売で)元手が減る。「今は残らず―・みて/浮世草子・永代蔵 2」
[可能] くいこめる

くいこむ

くいこむ【食い込む】
(1) eat into (むしばむ);cut into <the flesh> ;encroach <upon> (侵入).→英和
(2) make inroads <on the capital> ;leave a deficit.→英和

くいころす

くいころ・す クヒ― [4][0] 【食(い)殺す】 (動サ五[四])
かみついて殺す。かみ殺す。「猫が鼠を―・す」
[可能] くいころせる

くいさがる

くいさが・る クヒ― [4][0] 【食い下(が)る】 (動ラ五[四])
(1)食いついたり,しがみついたりして離れない。
(2)ねばり強く争う。「あいまいな答弁を突いて―・る」
(3)相撲で,相手の前褌(マエミツ)を引き,頭を相手の胸につけ腰を低くして構える。
[可能] くいさがれる

くいさがる

くいさがる【食い下がる】
hold on <to one's work> ;persist <in an attack> .→英和

くいさく

くいさ・く クヒ― [3][0] 【食(い)裂く】 (動カ五[四])
口にくわえて裂く。また,かみついて裂く。「半分―・いたカステラの残片を/社会百面相(魯庵)」

くいさし

くいさし【食いさしの】
half-eaten.

くいさし

くいさし クヒ― [0] 【食い止し】
「くいかけ(食掛)」に同じ。

くいしばる

くいしば・る クヒ― [4][0] 【食い縛る】 (動ラ五[四])
歯を強くかみ合わせる。また,そのようにしてこらえる。くいしめる。「四角四面に―・って猥褻がましい挙動はしない/浮雲(四迷)」「―・つて乗られたが落ちられずはよからうが/狂言記・見物左衛門」

くいしばる

くいしばる【食いしばる】
clench <one's teeth> .→英和

くいしめる

くいし・める クヒ― [4][0] 【食(い)締める】 (動マ下一)[文]マ下二 くひし・む
固くかみしめる。くいしばる。「貫一は戦(オノノ)く唇を―・めつつ/金色夜叉(紅葉)」

くいしろ

くいしろ クヒ― [0][2] 【食(い)代】
食費。食事代。「―を稼ぐ」

くいしんぼう

くいしんぼう【食いしん坊】
a glutton.→英和
〜な gluttonous.→英和

くいしんぼう

くいしんぼう クヒシンバウ [3] 【食いしん坊】 (名・形動)
むやみに食べたがるさま。また,その人。「―な子」

くいすぎ

くいすぎ【食い過ぎ】
overeating.食い過ぎる overeat oneself.

くいすぎる

くいす・ぎる クヒ― [4][0] 【食(い)過ぎる】 (動ガ上一)[文]ガ上二 くひす・ぐ
適量以上に食べる。たべすぎる。「餅を―・ぎる」

くいぜ

くいぜ クヒゼ 【杭・株】
(1)木の切り株。くい。
(2)とげ。「わが足に―を踏み立ててわづらふなり/仮名草子・伊曾保物語」

くいぜ=を守る

――を守・る
「杭(クイ)を守る」に同じ。

くいそらす

くいそら・す クヒ― 【食ひ反らす】 (動サ四)
上髭(ウワヒゲ)の先を上へはねる。初め武士の,近世には伊達者の風俗。「髭(ヒゲ)―・して今から学ばれもせず/安愚楽鍋(魯文)」

くいぞめ

くいぞめ クヒ― [0] 【食(い)初め】
(1)生まれて一〇〇日目,あるいは一二〇日目の乳児に箸(ハシ)を持たせ,初めて食膳につかせる祝いごと。実際には食べるまねごとだけさせる。箸立て。箸初め。
(2)初めて食べること。「味をしめこの―に。そろ��開化(ヒラケ)し西洋料理/安愚楽鍋(魯文)」

くいぞめもよう

くいぞめもよう クヒ―ヤウ [5] 【食(い)初め模様】
食い初めに使う食器の模様。鶴・亀・松・竹などめでたいものを用いる。染め物の模様にも用いられる。

くいぞめわん

くいぞめわん クヒ― [4] 【食(い)初め椀】
食い初めの祝いに使う,漆塗りで蒔絵(マキエ)を施した椀。

くいたおす

くいたおす【食い倒す】
live at another's expense.

くいたおす

くいたお・す クヒタフス [4][0] 【食(い)倒す】 (動サ五[四])
(1)飲食して,料金を払わないままにする。
(2)かみついたりして引き倒す。「したたかにかみひしぎ,前にかつぱと―・す/浄瑠璃・箱根山合戦」

くいたり∘ない

くいたり∘ない クヒ― 【食い足りない】 (連語)
(1)食べ物が少なくて,腹が一杯にならない。まだ食べたい気がする。「一人前ではまだ―∘ない」
(2)不十分で満足がゆかない。もの足りない。「迫力の点で―∘ない文章だ」
[派生] ――なさ(名)

くいたりない

くいたりない【食い足りない】
(1) have not eaten enough.(2) be not satisfied <with one's job> ;find one's opponent unworthy.

くいだおれ

くいだおれ【食い倒れ】
extravagance in food.

くいだおれ

くいだおれ クヒダフレ [0] 【食(い)倒れ】
食事にぜいたくをしすぎて財産をなくしてしまうこと。「京の着倒れ,大阪の―」

くいだし

くいだし クヒ― [0] 【杭出し・杙出し】
堤防や川岸の保護のため,杭を数列に打ち並べたもの。

くいだめ

くいだめ クヒ― [0] 【食い溜め】 (名)スル
一度にたくさん食べて,腹にためておくこと。くいおき。

くいち

くいち クヒチ 【弶】
わな。くびち。「をかしく屈まるものはただ,海老よ―よめ牛の角とかや/梁塵秘抄」

くいちがい

くいちがい クヒチガヒ [0] 【食(い)違い】
(1)くいちがうこと。一致しないこと。「意見に―を生じる」
(2)土手や塀などをひと続きにせず,互い違いになるように設けること。また,その土手や塀。

くいちがい

くいちがい【食い違い】
(a) discrepancy (不一致);→英和
cross-purposes (意向の).

くいちがいじくはぐるま

くいちがいじくはぐるま クヒチガヒヂク― [9] 【食(い)違い軸歯車】
交わらず,平行でもない二軸間に使われる歯車。ウォーム-ギア・ねじ歯車・ハイボイド-ギアなどがある。

くいちがう

くいちがう【食い違う】
go wrong <with a person> (うまく行かぬ);be at cross-purposes <with> (意向が).

くいちがう

くいちが・う クヒチガフ [0][4] 【食(い)違う】 (動ワ五[ハ四])
(1)かみ合うべきものがうまく合わない。「継ぎ目が―・う」「上下ノ牙―・ウテ/日葡」
(2)一致するはずの物事が一致しない。「双方の言い分が―・う」

くいちきん

くいちきん [3] 【九一金】
漁業主と漁夫との間で漁獲高を九対一の割合で配分すること。松前藩運上制度下に始まり,のち北海道鰊(ニシン)漁業や北洋漁業に継承され,労賃以外の賞与金をもさした。

くいちぎる

くいちぎる【食いちぎる】
bite off;tear off with one's teeth.

くいちぎる

くいちぎ・る クヒ― [0] 【食(い)千切る】 (動ラ五[四])
かみ切る。また,かんで引き切る。「縄を―・って逃げる」
[可能] くいちぎれる

くいちゃあ

くいちゃあ
沖縄・宮古諸島の歌謡。また,その歌謡に合わせて踊られる集団舞踊。豊年祝い・雨乞いなどの祭りの場や,祝いの座などで男女が円陣をつくり,歌を掛け合いながら勇壮活発に踊る。

くいちらす

くいちらす【食い散らす】
eat a bit of everything.

くいちらす

くいちら・す クヒ― [4][0] 【食(い)散らす】 (動サ五[四])
(1)食べ物を食べこぼしたりして,あたりをよごす。
(2)あれこれと料理に少しずつ手をつける。「いじきたなく―・す」
(3)いろいろな物事に少しずつ手をつける。「あれこれ―・すばかりで,どれもものにならない」

くいっぱぐれ

くいっぱぐれ クヒツ― [0] 【食いっ逸れ】
「くいはぐれ」を強めていう語。「―のない商売」

くいっぱぐれる

くいっぱぐ・れる クヒツ― [6][0] 【食いっ逸れる】 (動ラ下一)
「くいはぐれる」を強めていう語。

くいつき

くいつき クヒ― [0] 【食(い)付き】
(1)食いつくこと。
(2)きっかけ。機会。「寒暄(カンケン)の挨拶が―で,親々が心安く成るにつれ/浮雲(四迷)」
(3)寄席で,中入り後最初の出番。また,それを勤める芸人。

くいつく

くいつ・く クヒ― [3][0] 【食(い)付く】 (動カ五[四])
(1)しっかりとかみつく。くらいつく。「犬が―・いて放さない」
(2)しっかりと取り付く。かじりつく。「仕事に―・く」
(3)〔魚が餌(エサ)に食い付くところから〕
喜んでとびつく。「金もうけの話だとすぐ―・いてくる」
(4)文句を言いたてる。からむ。「些細(ササイ)なことにしつこく―・いてくる」
[可能] くいつける

くいつく

くいつく【食いつく】
bite[snap] <at> .→英和
食いついて離れない stick[cling,hold on] <to> .→英和

くいつくす

くいつくす【食い尽くす】
eat up;consume.→英和

くいつくす

くいつく・す クヒ― [4][0] 【食い尽(く)す】 (動サ五[四])
食べ物を全部食べてしまう。たべつくす。「手持ちの食料を―・す」

くいつなぐ

くいつな・ぐ クヒ― [4][0] 【食い繋ぐ】 (動ガ五[四])
(1)限られた食べ物を少しずつ食べて生命を長らえる。「チョコレートだけで五日間も―・いだ」
(2)わずかな貯えやわずかな収入によって,ほそぼそと生活を続ける。「着物や家具を売って―・ぐ」
[可能] くいつなげる

くいつなぐ

くいつなぐ【食いつなぐ】
live off <one's savings> ;keep the wolf from the door.→英和

くいつぶす

くいつぶす【食い潰す】
eat up one's[another's]property;sponge <upon a person> (奇食する).→英和

くいつぶす

くいつぶ・す クヒ― [4][0] 【食い潰す】 (動サ五[四])
(1)働かずに暮らして,財産をすっかり使い果たす。くいたおす。「身代を―・す」
(2)かみつぶす。「然(サ)う苦虫を―・してゐずと,些(チツ)と此方(コツチ)を向いてのろけ給へ/浮雲(四迷)」

くいつみ

くいつみ クヒ― [0] 【食(い)積み・食(い)摘み】
(1)正月用に作った料理を重詰めにしたもの。[季]新年。《―のほかにいさゝかの鍋の物/虚子》
(2)「蓬莱(ホウライ)飾り」の江戸での称。「―が小癪に出来て一分めき/柳多留(初)」

くいつめもの

くいつめもの クヒツメ― [0] 【食(い)詰め者】
貧乏や不品行のために生活できなくなった人。食い詰めた人。

くいつめる

くいつめる【食い詰める】
become penniless.

くいつめる

くいつ・める クヒ― [4][0] 【食(い)詰める】 (動マ下一)[文]マ下二 くひつ・む
(1)借金をためたり,不義理や不品行などのために,生活できなくなる。暮らしにゆきづまる。「―・めて夜逃げをする」
(2)歯を食いしばる。「いつとなく歯を―・めて,怒りておはしけるには/十訓 8」

くいで

くいで クヒ― [0][3] 【食い出】
食べたという満足感を伴うほどの量。食べごたえ。「値段のわりに―のある料理だ」

くいとめる

くいと・める クヒ― [4][0] 【食(い)止める】 (動マ下一)[文]マ下二 くひと・む
好ましくない物事の侵入・進行を途中で防ぎとめる。「敵の侵入を―・める」「建物の崩壊を―・める」

くいとめる

くいとめる【食い止める】
check;→英和
hold <the enemy> in check;→英和
prevent.→英和

くいどうらく

くいどうらく クヒダウラク [3] 【食(い)道楽】
うまいものや珍しいものなどを食べて楽しむ道楽。また,そのような人。しょくどうらく。

くいどうらく

くいどうらく【食い道楽】
epicurism (事);an epicure (人);→英和
a gourmet (人).→英和

くいどめ

くいどめ クヒ― [0] 【杭留(め)】
杭を打って,土砂の崩れるのを防ぐこと。

くいな

くいな【水鶏】
《鳥》a rail.→英和

くいな

くいな クヒナ [0][1] 【水鶏・秧鶏】
(1)ツル目クイナ科の鳥の総称。日本で古来,鳴き声を「叩(タタ)く」と表現されたのは夏鳥であるヒクイナ。[季]夏。「―のたたくなど心ぼそからぬかは/徒然 19」
(2)クイナ科の鳥。全長30センチメートル内外で,尾が短く,足の指が長い。背は茶褐色で黒褐色の細かい斑があり,顔から胸にかけ青灰色。湿地や水辺の草むらにすむ。日本では北海道と東北の一部で繁殖し,本州中部以南では冬鳥。フユクイナ。
水鶏(2)[図]

くいなぶえ

くいなぶえ クヒナ― [4] 【水鶏笛】
クイナの鳴き声に似た音色の笛。クイナを誘い出すのに使う。[季]夏。

くいにげ

くいにげ【食い逃げ】
bilking.〜する bilk <a restaurant> ;→英和
leave without paying one's bill.

くいにげ

くいにげ クヒ― [0] 【食(い)逃げ】 (名)スル
飲食して,代金を払わずに逃げること。また,その人。

くいのこし

くいのこし【食い残し】
⇒食べ残し.

くいのこし

くいのこし クヒ― [0] 【食(い)残し】
食べのこすこと。また,その残した食べ物。

くいのこす

くいのこ・す クヒ― [4][0] 【食(い)残す】 (動サ五[四])
全部食べないで,一部を残す。食べ残す。

くいのばし

くいのばし クヒ― [0] 【食(い)延ばし】 (名)スル
食いのばすこと。「給料日まで―する」

くいのばす

くいのば・す クヒ― [4][0] 【食(い)延ばす】 (動サ五[四])
分量の限られた食料や金を少しずつ用い,長い間もつようにする。くいつなぐ。「わずかな食料を―・す」

くいはぐれ

くいはぐれ クヒ― [0] 【食い逸れ】
食いはぐれること。生計がたたなくなること。くいっぱぐれ。「手に職をつけておけば―はない」

くいはぐれる

くいはぐれる【食いはぐれる】
miss one's meal (食事);lose one's means of livelihood (失職).

くいはぐれる

くいはぐ・れる クヒ― [5][0] 【食い逸れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くひはぐ・る
(1)食べる機会を逃して,食べられなくなる。食いそこなう。くいっぱぐれる。「会議がのびて昼食を―・れる」
(2)生活の手段を失う。くいっぱぐれる。

くいぶち

くいぶち【食い扶持】
<pay for> one's keep[board].

くいぶち

くいぶち クヒ― [0][2] 【食(い)扶持】
食べ物を買うための金。食費。食い分。「―を入れる」

くいぶん

くいぶん クヒ― 【食ひ分】
食費。食事代。食い扶持(ブチ)。「さてもこの子は―に仕合せな/浄瑠璃・大職冠」

くいほうだい

くいほうだい クヒハウダイ [3] 【食(い)放題】
食べたいだけ,好きなように食べること。たべほうだい。

くいもの

くいもの【食い物】
(1) food;→英和
provisions.(2) a prey;→英和
a victim.→英和
〜にする make a victim of <a girl> .
…の〜になる fall a victim to…;be put upon by….

くいもの

くいもの クヒ― [3] 【食(い)物】
(1)食べるもの。食べ物。「―屋」
(2)自分の利益のために,利用・悪用するものや人。「他人の土地を―にする」
(3)調理すること。「つとめて,―する所を見れば,まことに青き羊のくび白きあり/宇治拾遺 13」

くいやぶる

くいやぶ・る クヒ― [4][0] 【食(い)破る】 (動ラ五[四])
かじって穴をあける。かみやぶる。「虎がおりを―・った」
[可能] くいやぶれる

くいようじょう

くいようじょう クヒヤウジヤウ [3] 【食(い)養生】
⇒食養生(シヨクヨウジヨウ)

くいより

くいより クヒ― [0] 【食(い)寄り】
物を食べることを目あてに人人が集まること。「親(シン)は泣き寄り,他人は―」

くいら

くいら 【鳩夷羅】
⇒拘耆羅(クキラ)(1)

くいりょう

くいりょう クヒレウ [3][2] 【食(い)料】
(1)食事の代金。食事代。食い扶持(ブチ)。
(2)食べるもの。しょくりょう。

くいる

く・いる [2] 【悔いる】 (動ア上一)[文]ヤ上二 く・ゆ
自分がしてしまったことを,しなければよかったと残念に思う。後悔する。「前非を―・いる」「立ちて居て後に―・ゆとも験(シルシ)あらめやも/万葉 410」

くいる

くいる【悔いる】
regret to have done;regret having done;repent (of).→英和

くいわかれ

くいわかれ クヒ― [0] 【食(い)別れ】
(出棺前後に行う)死者と離別するための食事。

くいわらじ

くいわらじ クヒワラヂ [3] 【杭草鞋】
⇒杭沓(クイグツ)

くいん

くいん [0] 【庫院】
〔仏〕 禅宗寺院で,食料を置き,食事を作る建物。庫裏。

くう

くう【食う】
(1) eat;→英和
have;→英和
take;→英和
live <on> .→英和
(2) live <on one's salary,by one's pen> ;make a[earn one's]living.→英和
(3) bite (魚・虫などが).→英和
食える〔形〕good to eat;edible.→英和
〜か食われるかの戦い a life-and-death struggle.なに食わぬ顔をする feign innocence[ignorance].一杯〜 be taken in.

くう

くう [0][1] 【空】
■一■ (名)
(1)空中。空間。そら。「―を飛ぶ」「―をにらむ」
(2)そこに,ものがないこと。空虚。から。「―をつかむ」「―を打つ」
(3)〔仏〕
〔梵 śūnya〕
万物はすべて因縁(インネン)によって起こる仮の相で,実体がないということ。大乗仏教では,自我も存在も空であるとして,人法二空を説く。
→有(ウ)
(4)「空軍」の略。「陸・海・―の三軍」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
かいのないこと。むなしいこと。また,そのさま。むだ。「努力が―に帰する」「半日をとう��―に潰して仕舞つた/門(漱石)」

くう

く・う クフ 【悔ふ】 (動ハ上二)
〔ヤ行上二段動詞「くゆ」の転〕
後悔する。くいる。「此れを―・ふる心无くして/今昔 14」

くう

く・う クフ [1] 【食う・喰う】 (動ワ五[ハ四])
(1)食べ物をかんでのみ込む。食べる。「飯(メシ)を―・う」「小鳥が猫に―・われる」「つとめて―・ふ薬/蜻蛉(中)」
〔現代語では,人の場合「たべる」よりもぞんざいな言い方で,普通,男性が用いる〕
(2)生活をする。暮らす。生きていく。「―・うに困らないだけの収入がある」「親の遺産だけで―・っていける」
(3)かみつく。また,虫などがさす。「蚤(ノミ)に―・われる」「指ひとつを引き寄せて―・ひて侍りしを/源氏(帚木)」
(4)激しい態度で相手にせまる。「人に―・ってかかる」
(5)相手の勢力・領分をおかす。くいこむ。「スーパーに―・われて商店街の売り上げが減る」
(6)上位の者を負かしたり,立場をおびやかしたりする。「平幕の力士が横綱を―・う」「主役が脇役に―・われる」
(7)時間・費用などを消費する。「時間と金を―・う仕事」「ガソリンを―・う車」
(8)ありがたくない事を身に受ける。こうむる。「お預けを―・う」「一杯―・う」「締め出しを―・う」
(9)人をばかにする。「人を―・った話」「大尽を同輩のやうにして―・つてた奴も/滑稽本・素人狂言紋切形」
(10)口にくわえる。「青柳の枝―・ひ持ちて鶯鳴くも/万葉 1821」「さてもよく―・ふ毛抜ぢや/咄本・露がはなし」
[可能] くえる
[慣用] 泡を―・同じ釜の飯を―・年を―・道草を―・割を―/犬も食わぬ・何食わぬ顔

くう

くう 【功】
〔呉音〕
功績。てがら。「このころの我(ア)が恋力(コイヂカラ)記し集め―に申さば五位の冠(カガフリ)/万葉 3858」

くう

く・う クフ 【構ふ】 (動ハ四)
(巣を)作り営む。かまえる。「燕(ツバクラメ)は巣―・ひ侍る/竹取」

くう

く・う 【蹴う】 (動ワ下二)
「ける(蹴)」の古形。「沫雪の若(ゴト)くし以て―・ゑ散(ハララ)かし/日本書紀(神代上訓注)」「毱―・うる侶(トモガラ)に預(クワワ)りて/日本書紀(皇極訓)」
→くえる(蹴)

くう

くう【空】
emptiness;the air (空中);→英和
space (空間);→英和
vanity (はかなさ).→英和
〜の empty;→英和
vacant;→英和
vain (無効の).→英和
〜をつかむ grasp at the air.‖空対空ミサイル an air-to-air missile.

くうい

くうい【空位】
(a) vacancy.→英和
空位時代[期間]an interregnum (王の).→英和

くうい

くうい [1] 【空尉】
航空自衛隊の自衛官の階級名。空佐の下,准空尉の上。一・二・三等に分かれる。

くうい

くうい【空尉[航空自衛隊]】
‖一等空尉 a captain.二等空尉 a first lieutenant.三等空尉 a second lieutenant.

くうい

くうい [1] 【空位】
(1)その地位に,だれもついていないこと。また,あいている地位。
(2)あいている席。空席。「かの慈童,君の―を過ぎけるが/太平記 13」

くういき

くういき [0] 【空域】
航空機の飛行の安全のために設定される,高度と広がりで限られた上空の一定範囲。

くういき

くういき【空域】
airspace.→英和

くうう

くうう [1] 【空有】
〔仏〕 実体のないことと,あること。

くうう

くうう [1] 【空宇】
人がすんでいない家。あきや。

くううん

くううん [0] 【空運】
航空機を用いて旅客・貨物などを運ぶこと。航空運送。

くうえん

くうえん [0] 【空遠】
はるかに遠いこと。

くうおう

くうおう [0] 【空押】
内容をよく検討せずに承認の判を押すこと。盲判(メクラバン)。

くうおく

くうおく [0] 【空屋】
人の住んでいない家。あきや。

くうかい

くうかい [0] 【空界】
(1)〔仏〕 六界の一。事物のないすき間。また,事物の存在し,運動しうる広がり。空間。
(2)大空。虚空。

くうかい

くうかい 【空海】
(774-835) 平安初期の僧。日本の真言宗の開祖。諡号(シゴウ),弘法大師。讃岐の人。804年最澄(サイチヨウ)らとともに入唐し,長安の青竜寺恵果(ケイカ)に学ぶ。806年帰朝して高野山金剛峰寺(コンゴウブジ)を開く。嵯峨天皇より東寺(教王護国寺)を賜り,その翌年には大僧都に任ぜられた。日本最初の庶民学校である綜芸種智院(シユゲイシユチイン)を設立。書にすぐれ三筆の一人にあげられ,「風信帖」などの名品がある。また,詩文にも秀でた。後世,広く庶民信仰の対象として尊ばれた。著「三教指帰(サンゴウシイキ)」「十住心論」「弁顕密二教論」「性霊(シヨウリヨウ)集」「文鏡秘府論」「篆隷(テンレイ)万象名義」ほか。

くうかく

くうかく [0] 【空画】
書道で,一つの画から次の画に移る,目に見えない筆路。
⇔実画(ジツカク)

くうかつ

くうかつ [0] 【空闊・空豁】 (ト|タル)[文]形動タリ
ひろびろとひらけたさま。「―とした平地」

くうかぶ

くうかぶ [1] 【空株】
⇒からかぶ(空株)

くうかん

くうかん【空間】
space.→英和
〜的[の]spatial.→英和

くうかん

くうかん [0] 【空間】
(1)物がなく,あいているところ。「せまい―を有効に活用する」
(2)上下・四方の広がり。「生活―」「都市―」
(3)〔space〕

 (ア)〔哲〕 時間とともに世界を成立させる基本形式。その客観的実在を認める立場(主として唯物論)や,先天的な直観形式とする主観的な解釈(カント)などがある。
 (イ)〔物〕 物質が存在し,諸現象が生起する場。物質や時間から独立した,無限の容器としてのニュートンの絶対空間(三次元ユークリッド空間)が古典物理学の前提となっていたが,相対性理論では時間を含めた四次元リーマン空間が導入された。
 (ウ)〔数〕 通常はユークリッド的な三次元空間をいうが,広義には,ある集合でその要素の間もしくはその部分集合の間に一定の数学的構造を考えるとき,その集合をいう。� 次元空間・位相空間など。

くうかんぐん

くうかんぐん [3] 【空間群】
結晶の内部構造を分類したときの二三〇の群。点,軸,面などの対称の要素を組み合わせて得られ,結晶中の原子配列の対称を表す。

くうかんげいじゅつ

くうかんげいじゅつ [5] 【空間芸術】
物的材料を用いて,空間に一定の形を表現する芸術。二次元的なもの(絵画・平面装飾など)と三次元的なもの(彫刻・建築など)がある。造形芸術。
→時間芸術

くうかんこうし

くうかんこうし [5] 【空間格子】
空間内に規則的・周期的に配列している点でつくられる格子。結晶内部の原子・分子・イオンなどの配列はそれらを代表する格子点がつくる空間格子によって表されるので,結晶格子ともよばれる。
→結晶構造

くうかんずけい

くうかんずけい [5] 【空間図形】
三次元の広がりをもった図形。立体図形。

くうかんち

くうかんち [3] 【空閑地】
使っていない土地。空き地。

くうかんちかく

くうかんちかく [5][6] 【空間知覚】
〔心〕 視覚・聴覚・触覚を通じてなされる,三次元空間に関しての知覚。

くうかんでんか

くうかんでんか [5] 【空間電荷】
空間に分布している,電気を帯びた微粒子または電子。特に,電子管(真空管)・放電管内の電子群あるいはイオン群の正および負の電荷をいう。

くうかんはんてん

くうかんはんてん [5] 【空間反転】
空間内の点を原点に関して点対称な点に移すこと。
→時間反転

くうがん

くうがん [0] 【空観】
〔「くうかん」とも〕
〔仏〕 すべての事物は本質をもつ実体として存在しているのではない,という真理を認識すること。

くうき

くうき【空気】
air;→英和
atmosphere (雰囲気).→英和
〜入りの pneumatic <tire> .→英和
〜の流通の良い(悪い) well-(poorly-)ventilated.〜を入れる(抜く) pump up (deflate) <a tire> .‖空気入れ an inflator.空気銃 an air gun.空気清浄器 an air cleaner.空気調節 air conditioning.空気調節装置 an air conditioner.空気伝染 infection by air.

くうき

くうき [1] 【空気】
(1)〔air〕
地球を包む大気の下層部分を構成する無色透明の混合気体。高度80キロメートル以下ではほぼ均質で,水蒸気を除いた乾燥空気の組成(体積)は,窒素78.09パーセント,酸素20.95パーセントのほか,アルゴン・二酸化炭素・ネオン・ヘリウム・クリプトン・キセノンなどを微量に含んでいる。
(2)その場の状態や気分。雰囲気。また,社会や人々の間にみられるある傾向。「気まずい―が流れる」「険悪な―になる」
→空気(1)[表]

くうきあっしゅくき

くうきあっしゅくき [7] 【空気圧縮機】
⇒エア-コンプレッサー

くうきいれ

くうきいれ [3] 【空気入れ】
自転車や自動車のタイヤ,ボールなどに空気を入れること。また,それに使う道具。

くうきかんせん

くうきかんせん [4] 【空気感染】
病原体が気道から侵入するような感染のしかた。

くうききかい

くうききかい [5][4] 【空気機械】
圧縮空気のエネルギーを利用して作動する機械の総称。空気ドリル・空気ハンマー・エア-ブレーキなど。広義には,大気を利用した風車・送風器・空気圧縮機などを含む。

くうききかん

くうききかん [5][4] 【空気機関】
気体のもつエネルギーを機械的エネルギーにかえる機関。風車や空気タービンなど。

くうきじゅう

くうきじゅう [0][3] 【空気銃】
圧縮した空気の圧力を使って弾丸を発射する銃。エア-ライフル。

くうきせいじょうき

くうきせいじょうき [6] 【空気清浄器】
空気中に浮遊する塵(チリ)やほこりを除去する装置。エア-クリーナー。

くうきせいどうき

くうきせいどうき [6] 【空気制動機】
⇒エア-ブレーキ

くうきちょうせつ

くうきちょうせつ [4] 【空気調節】
⇒エア-コンディショニング

くうきちょうわ

くうきちょうわ [4] 【空気調和】
⇒エア-コンディショニング

くうきでんそうかん

くうきでんそうかん [0] 【空気伝送管】
⇒エア-シューター

くうきでんち

くうきでんち [4] 【空気電池】
空気中の酸素を炭素の正極に吸着させ,それを減極剤として利用する一次電池。負極は亜鉛。電解液は塩化アンモニウム液。電気容量が大きい。

くうきぬき

くうきぬき [0] 【空気抜き】
建物や地下施設などの換気のために設ける穴や装置。換気口・換気筒など。

くうきばね

くうきばね [4] 【空気発条】
⇒エア-クッション(2)

くうきべん

くうきべん [3] 【空気弁】
空気を吸入あるいは排出するための弁。エア-バルブ。通気弁。

くうきまくこうぞう

くうきまくこうぞう [6] 【空気膜構造】
空気圧で膨らませた膜で,一定の形状を保つとともに,風雪などの外力に対する抵抗力をもたせた構造。一枚の膜の下側の空気を加圧して空中に浮かす一重膜構造,二枚の膜の間の空気を加圧してレンズ状にする二重膜構造などがある。合成繊維やガラス繊維の膜を用い,大空間をおおう屋根などに利用する。ニューマチック構造。
→エア-ドーム

くうきまくら

くうきまくら [4] 【空気枕】
空気を吹き込み,ふくらませて使う枕。主に旅行時の携帯用。

くうきょ

くうきょ [1] 【空虚】 (名・形動)[文]ナリ
(1)中に何もはいっていない・こと(さま)。から。「神体のない―な宮殿/或る女(武郎)」
(2)価値や内容がないこと。むなしいこと。また,そのさま。「―な理論」「―な生活」
(3)中に人がいないこと。また,あけてからにすること。「福山の城―せん事/近世紀聞(延房)」
[派生] ――さ(名)

くうきょ

くうきょ【空虚な】
empty;→英和
vacant;→英和
hollow.→英和

くうきょう

くうきょう [1] 【空教】
法相(ホツソウ)宗の三時教の一。事物が存在しないことを強調して説く般若(ハンニヤ)経などの教説。

くうきよく

くうきよく [3] 【空気浴】
(1)裸になって一定時間空気に接すること。
(2)容器の中の空気を熱して,間接的にその中の物質を加熱または乾燥させる器具。エアーバス。

くうきよねつき

くうきよねつき [6] 【空気予熱器】
ボイラーの廃ガスを利用して,燃焼室に送る空気を暖める装置。燃焼効率や熱効率をあげるためのもの。

くうきりきがく

くうきりきがく [5][4] 【空気力学】
空気の運動や空気中を運動する物体に作用する力を扱う流体力学の一部門。航空機やロケットの運動を対象とする分野は航空力学ともいう。

くうきれいきゃく

くうきれいきゃく [4] 【空気冷却】
空気を利用して冷却すること。空冷(クウレイ)。

くうきシャワー

くうきシャワー [4] 【空気―】
エネルギーの高い一次宇宙線が大気に入射して空気の原子核と相互作用を行い,その結果生じた二次粒子がさらに崩壊,生成をくり返し,多数の粒子となって地表に降りそそぐ現象。エア-シャワー。

くうきタービン

くうきタービン [4] 【空気―】
動力を伝える気体として,高圧空気を用いるタービン。

くうきドリル

くうきドリル [4] 【空気―】
圧縮空気によって,ドリルを回転させ穴をあけるのに用いる器具。鉱山など,電気火花が危険な場所などで用いる。エア-ドリル。

くうきハンマー

くうきハンマー [4] 【空気―】
圧縮空気を動力として,ハンマーを動かし物をたたく装置。鋲(ビヨウ)打ち,金属の鍛造などに用いる。ニューマチック-リベッター。ニューマチック-ハンマー。空気鎚(ツチ)。

くうきブレーキ

くうきブレーキ [5] 【空気―】
⇒エア-ブレーキ

くうきポンプ

くうきポンプ [4] 【空気―】
⇒エア-ポンプ

くうきマイクロメーター

くうきマイクロメーター [8] 【空気―】
細孔から噴出する空気の圧力が,細孔と空気の当たる物との間隙の大小によって変わることを利用した寸法測定器。エア-マイクロメーター。

くうきランプ

くうきランプ [4] 【空気―】
石油ランプの一。口金の下部に多くの穴をあけて,空気の通りをよくし,よく燃焼するようにして光を強くしたもの。

くうぎょ

くうぎょ 【空御】
貴人の死を敬っていう語。「―の事出来の後/東鑑(承元四)」

くうくう

くうくう [0][3] 【空空】
■一■ (名)
〔仏〕 空と考えることもまた空であること。
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
(1)何もないさま。空しいさま。「志を立つる能はず,―として経過せり/欺かざるの記(独歩)」
(2)何事にもとらわれないさま。「例の如く―として偶然童子の如く舞ひ込んで来た/吾輩は猫である(漱石)」

くうくうじゃくじゃく

くうくうじゃくじゃく [0][3] 【空空寂寂】
■一■ (名)
〔仏〕
(1)宇宙のすべての物の実体が空であること。
(2)煩悩(ボンノウ)・執着がなく,悟りすましたような状態。
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
何もなくて静かなさま。何も考えないさま。[日葡]
■三■ (形動)[文]ナリ
{■二■}に同じ。「たわいもなく―に暮した何年間かの夢が瞎然(カツゼン)覚めると/復活(魯庵)」

くうくうばくばく

くうくうばくばく [0][3] 【空空漠漠】 (ト|タル)[文]形動タリ
広々として限りないさま。また,とらえどころのないさま。「―たる思い」

くうぐん

くうぐん [0] 【空軍】
航空機・ミサイルなどにより,空中および宇宙における作戦を主任務とする軍隊。

くうぐん

くうぐん【空軍】
an air force.空軍力(基地) air power (an air base).

くうけい

くうけい [0] 【空閨】
相手がなく,ひとり寂しく寝る寝室。孤閨。空房。「―をかこつ」

くうけん

くうけん [0] 【空拳】
(1)何も持っていない,ただの握りこぶし。空手。素手(スデ)。徒手。「徒手―」
(2)他人の援助を受けないこと。自分だけの力。「―をもって敵陣に乗り込む」

くうけん

くうけん [0] 【空見】
〔仏〕 空(クウ){(3)}の教えにとらわれた考え。

くうけん

くうけん [0] 【空券】
運送品や寄託物などを受け取らずに発行した貨物引換証,倉庫証券や船荷証券のこと。

くうげ

くうげ [1] 【供花・供華】
⇒くげ(供花)

くうげ

くうげ [1] 【空華】
〔仏〕
〔目を病む人が空中にありもしない花を見ることから〕
迷える人が実体のないものを実体と見ることのたとえにいう。「一翳(イチエイ)まなこにある時は,―みだれおつ/沙石 7」

くうげあんにんがい

くうげあんにんがい 【空華庵忍鎧】
(1670-1752) 江戸中期の天台宗の僧。別号,恵南・忍鎧子。姓は菅原。香道(米川流)で著名。恵南流の祖。西本願寺一六世湛如と交流。著「十種香暗部山(クラブヤマ)」「香道余談」など。

くうげき

くうげき [0] 【空隙】
(1)物と物との間のすき間。間隙。「どうしても全心で抱合へない―が残された/暗夜行路(直哉)」
(2)ひまな時間。[日葡]

くうげき

くうげき【空隙】
a gap;→英和
an opening.→英和

くうげきりつ

くうげきりつ [4] 【空隙率】
砂・岩石などの,総体積に対する空隙部分の比。孔隙率。多孔度。

くうげちゅう

くうげちゅう 【空仮中】
〔仏〕 天台宗の教義の中心的な考え方である三諦(サンダイ)のこと。

くうげん

くうげん [0] 【空言】
(1)根拠のないうわさ。虚言。「―に惑わされる」
(2)実行できない口先だけの話。「―を吐く」

くうげん

くうげん [0] 【空閑】
〔仏〕
〔梵 āraṇya の意訳〕
人の中から離れた,静かで修行に適した場所。

くうこう

くうこう [0] 【空香】
薫物(タキモノ)・香木をたき,部屋にほのかにくゆらすこと。そらだき。

くうこう

くうこう [0] 【空耗】 (名)スル
減ってなくなること。また,むなしく費やすこと。「少なからざる御心労を―し給ふ/露団々(露伴)」

くうこう

くうこう [0] 【空港】
航空機が発着し,旅客や貨物の乗降が行われる公共用の飛行場。空港整備法によって指定され,国際路線用(第一種),主要国内路線用(第二種),地方の航空輸送用(第三種)に分かれる。エア-ポート。

くうこう

くうこう【空港】
an airport.→英和

くうこう

くうこう [0] 【空劫】
〔仏〕
〔「くうごう」とも〕
四劫(シコウ)の一。世界が壊滅して空漠とした期間。
→四劫

くうこく

くうこく [0] 【空谷】
人のいない谷間。寂しい谷。「一切世界ことごとく幻の如く,―の響の如く/人となる道」

くうこく=の=跫音(キヨウオン)

――の=跫音(キヨウオン)(=足音(ソクオン))
〔荘子(徐無鬼)「夫逃�空谷�者,聞�人之足音跫然�而喜矣」〕
寂しい山中に響く足音。転じて,寂しく暮らしているときの思いがけない訪問やうれしい便りのたとえ。

くうご

くうご [1] 【空語】
根も葉もない言葉。うそ。空言。

くうご

くうご [1] 【箜篌】
⇒くご(箜篌)

くうごうきあつけい

くうごうきあつけい クウガフ― [0] 【空盒気圧計】
⇒アネロイド気圧計(キアツケイ)

くうさ

くうさ【空佐[航空自衛隊]】
‖一等空佐 a colonel.二等空佐 a lieutenant colonel.三等空佐 a major.

くうさ

くうさ [1] 【空佐】
航空自衛隊の自衛官の階級名。空将補の下,空尉の上。一・二・三等に分かれる。

くうさい

くうさい [0] 【空際】
(1)空のはるかかなた。空と地の接する辺り。天際。
(2)〔仏〕 涅槃(ネハン)のこと。「―は人の察すること無し/性霊集」

くうさつ

くうさつ [0] 【空撮】
空中から撮影すること。

くうざん

くうざん [1] 【空山】
人けのない山。

くうし

くうし [1] 【空士】
航空自衛隊の自衛官の階級名。空曹の下で,空士長・一・二・三等に分かれる。

くうしつ

くうしつ【空室】
a vacant room.

くうしつ

くうしつ [0] 【空室】
人の住んでいない部屋。あきべや。

くうしゃ

くうしゃ [0] 【空射】 (名)スル
実弾をこめていない銃を発射すること。

くうしゃ

くうしゃ [0] 【空車】
(1)営業用の車で,人や貨物をのせていないもの。特に,タクシーにいう。からぐるま。
⇔実車(ジツシヤ)
(2)駐車場に空きがあること。
→満車

くうしゃ

くうしゃ【空車】
an empty taxi[car]; <掲示> Vacant./For Hire.

くうしゅ

くうしゅ [1] 【空手】
手に何も持っていないこと。からて。徒手。空拳。「―なれば途中の愁ひもなし/笈の小文」

くうしゅう

くうしゅう [1] 【空宗】
(1)空の理論を重視する宗派。小乗では成実(ジヨウジツ)宗,大乗では三論宗など。
(2)仏教の異名。

くうしゅう

くうしゅう [0] 【空襲】 (名)スル
航空機から地上を爆撃したり銃撃したりすること。「―警報」

くうしゅう

くうしゅう【空襲】
<make> an air raid <on> .空襲警報 <give> an air-raid alarm[warning].

くうしゅうごう

くうしゅうごう [3] 【空集合】
〔数〕 一つも要素を含まない集合。それを一つの集合とみなし,記号φで表す。
→集合

くうしょ

くうしょ【空所】
<fill in> a blank.→英和

くうしょ

くうしょ [0][1] 【空所】
何もなくて,あいている所。

くうしょう

くうしょう【空将[航空自衛隊]】
a general;→英和
a lieutenant general.空将補 a major general.

くうしょう

くうしょう [0] 【空床】
病院で,あいているベッド。

くうしょう

くうしょう [0] 【空将】
航空自衛隊の自衛官の階級名。空将補・空佐以下の上に立つ最高の位。

くうしょう

くうしょう [0] 【空晶】
鉱物内部の,結晶形をした空隙。

くうしょうせき

くうしょうせき [3] 【空晶石】
紅柱石の一。柱状結晶の横断面を見ると,規則正しく十字状に配列した黒色炭質の包有物がある。粘板岩と花崗(カコウ)岩の接触部に産する。

くうしん

くうしん [0] 【空振】
爆発や火山の噴火によって起こる空気の振動。

くうじゃく

くうじゃく [0] 【空寂】
■一■ (名)
〔仏〕
(1)万物はみな実体のないものであり,生死もまた仮のものであるということ。
(2)執着・欲望などの煩悩(ボンノウ)を消し去った悟りの境地。
■二■ (名・形動)[文]ナリ
静まりかえって,もの寂しい・こと(さま)。「―なうちにも血の湧くやうな心地(ココロモチ)に帰るのであつた/破戒(藤村)」

くうすい

くうすい [0] 【空翠】
(1)空にそびえ立つ木の緑。
(2)深山の木立の間にたちこめるみずみずしい山気のしたたり。「山路もとより雨なうして,―常に衣を湿す/太平記 5」

くうず

くう・ず 【供ず】 (動サ変)
(神仏の前に)供える。きょうす。「西に向つて香花を―・じ/太平記 24」

くうせき

くうせき【空席】
a vacant seat[position];room (余地).→英和
空席待ちの乗客 a passenger on a waiting list.

くうせき

くうせき [0] 【空席】
(1)人がいない席。あいている席。「―が目立つ」
(2)欠員のある地位。「課長職に―がある」

くうせつ

くうせつ [0] 【空説】
根拠のない説。

くうせん

くうせん [0] 【空戦】
航空機どうしの空中の戦闘。空中戦。

くうせん

くうせん [0] 【空船】
人や貨物をのせていない船。からぶね。

くうぜん

くうぜん [0] 【空然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)ぼんやりとしてむなしいさま。空虚なさま。「失望もなく希望もなく,ただ―として/空知川の岸辺(独歩)」
(2)本来あるべき中身がないさま。「広蓋(ヒロブタ)の上には入物ばかり―たり/滑稽本・七偏人」

くうぜん

くうぜん【空前の】
unprecedented;→英和
record-breaking.空前絶後の the first and perhaps the last.→英和

くうぜん

くうぜん [0] 【空前】
今までに例のないこと。未曾有(ミゾウ)。「―の盛況」

くうぜんぜつご

くうぜんぜつご [5] 【空前絶後】
今までに例がなく,これからもあり得ないようなこと。非常に珍しいこと。「―の大事件」

くうそ

くうそ [1] 【空疎】 (名・形動)[文]ナリ
(1)形だけで,内容がなく貧弱な・こと(さま)。「―な議論に終始した」
(2)まばらな・こと(さま)。「立ち木が―になっている」
[派生] ――さ(名)

くうそう

くうそう [0] 【空相】
〔仏〕 あらゆる事物が空であるというありさま。

くうそう

くうそう [0] 【空曹】
航空自衛隊の自衛官の階級名。准空尉の下,空士の上。曹長・一・二・三等に分かれる。

くうそう

くうそう [0] 【空想】 (名)スル
(1)現実にはありそうにもないことをあれこれ頭の中で想像すること。「―にふける」「未来の生活を―する」[哲学字彙(三版)]
(2)〔仏〕「空見(クウケン)」に同じ。

くうそう

くうそう【空想】
a daydream;→英和
an idle fancy.→英和
〜する fancy;(day)dream.→英和
〜的 fanciful;→英和
visionary.→英和
‖空想家 a (day)dreamer;a visionary.空想科学小説 a science fiction <SF> .空想力 imagination.

くうそうかがくしょうせつ

くうそうかがくしょうせつ [8] 【空想科学小説】
⇒サイエンス-フィクション

くうそうてきしゃかいしゅぎ

くうそうてきしゃかいしゅぎ [10] 【空想的社会主義】
歴史・社会の法則的把握や階級闘争の理論に基づかず,教育による倫理の向上や人間性の変革に期待し,理想的未来社会の実現を目指した思想。オーエン・サン=シモン・フーリエらの社会主義思想をマルクス・エンゲルスの科学的社会主義に対比させていう。ユートピア社会主義。

くうそうば

くうそうば [3] 【空相場】
⇒空取引(カラトリヒキ)

くうそくぜしき

くうそくぜしき [1][1][1] 【空即是色】
「般若(ハンニヤ)心経」の語。宇宙の万物の真の姿は空であって,実体ではない。しかし,空とは,一方的にすべてを否定する虚無ではなく,知覚しているこの世の現象の姿こそが空である,ということ。
→色即是空

くうたい

くうたい [0] 【空諦】
〔仏〕 三諦(サンタイ)の一。あらゆる存在はすべて空で,実体のあるものはないということ。

くうだい

くうだい [0] 【空大】
〔仏〕 五大または六大の一。広大な虚空のこと。あまねく安住させ,一切を存在させる空間。

くうだん

くうだん [0] 【空談】
(1)むだ話。「―にふける」
(2)よりどころのない話。また,実行できない話。

くうだん

くうだん [0] 【空弾】
発射音だけを発する弾丸。空包。

くうち

くうち【空地】
⇒空地(あきち).

くうち

くうち [0] 【空地】
(1)建物や農耕などに利用されていない土地。あき地。
(2)建築物などによって覆われていない土地。特に,一般市民が自由に利用できる土地をいう。
→公開空地
→有効空地

くうちゅう

くうちゅう【空中】
the air;→英和
the sky.→英和
〜の aerial;→英和
air.〜に in the air;→英和
in midair.‖空中衝突 a midair collision.空中戦 an air fight;a dogfight.空中偵察(査察) aerial reconnaissance (investigation).空中ブランコ a trapeze.空中分解する fall apart while flying.空中楼閣 <build> a castle in the air.

くうちゅう

くうちゅう [0] 【空中】
大空のなか。なかぞら。そら。

くうちゅうかっそう

くうちゅうかっそう [5] 【空中滑走】
「滑空(カツクウ)」に同じ。

くうちゅうきゅうゆ

くうちゅうきゅうゆ [5] 【空中給油】
飛行中の航空機から航空機へと,パイプで連結して燃料を補給すること。空中補給。

くうちゅうけん

くうちゅうけん [3] 【空中権】
構造物・建築物・道路などの上空だけを利用する権利。土地の上の空間の上下の範囲を定めて設定される地上権。空間地上権。
→地上権
→地下権

くうちゅうさいきん

くうちゅうさいきん [5] 【空中細菌】
大気中に浮遊している細菌。通常は塵(チリ)などに付着して浮遊する。空中浮遊細菌。

くうちゅうさくどう

くうちゅうさくどう [5] 【空中索道】
⇒ロープ-ウエー

くうちゅうささつ

くうちゅうささつ [5] 【空中査察】
他国の軍事力の配備状況などを,偵察機や人工衛星などで上空から撮影し,調査すること。

くうちゅうしゃしん

くうちゅうしゃしん [5] 【空中写真】
⇒航空写真(コウクウシヤシン)

くうちゅうせん

くうちゅうせん [0] 【空中戦】
航空機どうしが空中で行う戦闘。空戦。

くうちゅうせん

くうちゅうせん [0] 【空中線】
アンテナ{(1)}に同じ。

くうちゅうちっそこていほう

くうちゅうちっそこていほう [5][0][9] 【空中窒素固定法】
空気中の窒素を原料として窒素化合物を合成する工業的方法。ハーバー-ボッシュ法によるアンモニア合成が代表的。窒素肥料・爆薬・医薬・染料などの生産に利用。

くうちゅうちょうおんき

くうちゅうちょうおんき [7] 【空中聴音機】
敵機の発する爆音を聴き取って,その位置・飛行方向などを探知する装置。レーダー発明以前に用いた。聴音機。

くうちゅうでんき

くうちゅうでんき [5] 【空中電気】
⇒大気電気(タイキデンキ)

くうちゅうぶらんこ

くうちゅうぶらんこ [5][6] 【空中ぶらんこ】
高い天井からつるしたぶらんこ。また,それを使って行う曲芸。サーカスの花形演目。

くうちゅうぶんかい

くうちゅうぶんかい [5] 【空中分解】 (名)スル
(1)飛行中の航空機が事故のため空中でばらばらにこわれること。
(2)計画などが中途でだめになること。「せっかくの大構想も―した」

くうちゅうやき

くうちゅうやき [0] 【空中焼】
本阿弥光悦の孫,法眼空中斎光甫の製した陶器。本窯焼きと楽焼きの二種があり,別に空中信楽(シガラキ)と称するものもある。

くうちゅうろうかく

くうちゅうろうかく [5] 【空中楼閣】
〔夢渓筆談(異事)〕
(1)大空の中に建物をつくるように,根拠のない物事。架空の物事。
(2)蜃気楼(シンキロウ)。

くうちゅうサーカス

くうちゅうサーカス [5] 【空中―】
高い位置につるしたぶらんこや綱を使って空中を舞台に行う曲芸。

くうちょう

くうちょう【空調】
[空気調節]⇒空気.

くうちょう

くうちょう [0][1] 【空腸】
小腸の一部。十二指腸に続く小腸の前半約五分の二をいい,明確な境界なく回腸に移行する。腹腔の左上部を占める。
→小腸

くうちょう

くうちょう [0] 【空調】
「空気調節」の略。

くうちょうこくさく

くうちょうこくさく クウチヤウ― [0] 【空頂黒幘】
天皇・皇太子が元服の際,加冠の前に着ける額当て。黒の羅で三山形に作り,天皇のものは羅が一枚,皇太子は三枚からなる。
空頂黒幘[図]

くうちょうせつび

くうちょうせつび [5] 【空調設備】
(室内や乗り物・地下道などの)空気清浄・温度・湿度・気圧などを適切な状態に調節できる設備。

くうづく

くうづ・く 【功付く】 (動カ四)
年功によって物事に熟達する。年功をつむ。「老いかれにたれどいと―・きて頼もしう聞こゆ/源氏(総角)」

くうてい

くうてい [0] 【空挺】
〔「空中挺進」の意〕
地上部隊が航空機を用いて敵地に侵攻すること。

くうていさくせん

くうていさくせん [5] 【空挺作戦】
航空機によって地上軍や武器を重要地点に運び,戦況を有利にしようとする戦術。

くうていぶたい

くうていぶたい [5] 【空挺部隊】
パラシュート降下または強行着陸により,戦略・戦術上の要点を奇襲占領し,地上の作戦と連係して作戦全般の進捗(シンチヨク)をはかる特殊部隊。

くうてがた

くうてがた [3] 【空手形】
⇒からてがた(空手形)(1)

くうてん

くうてん [0] 【空転】 (名)スル
(1)車輪やエンジンなどが,からまわりすること。
(2)物事が,何の成果もないまま,むだに推移すること。「議論が―する」

くうてん

くうてん【空転】
⇒空回り.

くうでん

くうでん [0] 【空電】
雷や雲間放電などによって大気中に生じる電磁波。無線受信の際,妨害雑音となる。波長範囲が広く,低い周波数帯ほど強い妨害を受ける。

くうとうびょう

くうとうびょう [0] 【空頭病】
カイコの軟化病の一。カイコの幼虫の胸部あるいは全体が,半透明状になって死ぬ病気。あたますき。

くうとりひき

くうとりひき [3][4] 【空取引】
⇒からとりひき(空取引)

くうどう

くうどう【空洞】
a cave;→英和
a cavern;→英和
a vomica (肺の).

くうどう

くうどう [0] 【空洞】
(1)洞窟。ほらあな。
(2)物の中に何もなく,からっぽなこと。また,その穴。「幹が―になっている大木」
(3)〔医〕 壊死(エシ)などでくずれた体の組織が排出されたり吸収されたりした跡にできた臓器内の空間。とくに,肺結核による肺の空所。

くうどうか

くうどうか [0] 【空洞化】
(1)都市の中心部の発展に伴い,その居住人口が減っていくこと。
→ドーナツ現象
(2)国内の産業が,為替の変動,許認可による規制,人件費の高騰などにより,他国に生産拠点などを移し,結果として自国内の産業が衰退すること。

くうどうきょうしんき

くうどうきょうしんき [7] 【空洞共振器】
マイクロ波の共振器として用いる金属製の中空の箱。共振周波数は空洞の形や大きさで決まる。マイクロ波の発振・増幅,波長計・フィルターなどに用いられる。

くうどうれんが

くうどうれんが [5] 【空洞煉瓦】
軽量化し,かつ断熱性をもたせるために,空洞を設けた煉瓦。

くうねんひ

くうねんひ [3] 【空燃比】
混合ガス中の空気と燃料の重量比。くうねんぴ。
→理論空燃比

くうのう

くうのう [0] 【空嚢】
(1)中に何も入っていない袋。
(2)財布がからであること。また,からの財布。

くうはく

くうはく [0] 【空白】 (名・形動)
(1)紙面などの何も書いてない所。
(2)実質的な内容のないこと。また,そのさま。ブランク。「歴史の―を埋める」「記憶の―な時期」

くうはく

くうはく【空白】
a blank;→英和
a <political> vacuum.→英和

くうはくいき

くうはくいき [4] 【空白域】
本来なら地震が発生するのが当然と考えられる地域でありながら,地震の分布が空白となっている地域のこと。長期的な地震予知の対象となる地域である。

くうはつ

くうはつ [0] 【空発】 (名)スル
(1)ねらいを定めないうちに弾丸が飛び出すこと。
(2)爆薬などが目的物を爆破できず,むだに爆発すること。「ダイナマイトは三十間(ケン)の距離に於て―せしめたり/新粧之佳人(南翠)」

くうばいばい

くうばいばい [3] 【空売買】
⇒空取引(カラトリヒキ)

くうばく

くうばく [0] 【空漠】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
(1)ぼんやりしていてつかみどころのないさま。要領を得ないさま。「―たる論議」「彼の隠謀が―たる夢の様に頭脳に浮んだ時からで/罪と罰(魯庵)」
(2)広々として果てしないさま。「―とした風景」
■二■ (名・形動)[文]ナリ
(1){■一■(1)}に同じ。「殆んど捕(ツラ)まへ様のない―なものであつた/門(漱石)」
(2){■一■(2)}に同じ。「ヲマハと桑港の間は―なる荒原にて/八十日間世界一周(忠之助)」

くうばく

くうばく【空漠たる】
vast;→英和
vague.→英和

くうばく

くうばく [0] 【空爆】 (名)スル
〔「空中爆撃」の略〕
航空機による爆撃。「敵基地を―する」

くうひ

くうひ [0][1] 【空費】 (名)スル
費用・時間などをむだに使うこと。「時間を―する」「貴重なる一生を―する様な事が無くなり/一隅より(晶子)」

くうひ

くうひ【空費する】
waste;→英和
idle away <time> .

くうびん

くうびん [0] 【空便】
航空便。

くうふく

くうふく【空腹】
hunger;→英和
an empty stomach.〜である(を感じる) be (feel) hungry.

くうふく

くうふく [0] 【空腹】
腹がへること。すきばら。
⇔満腹

くうぶん

くうぶん【空文】
a (mere) scrap of paper; <prove> a dead letter.

くうぶん

くうぶん [0] 【空文】
現実とかけはなれてしまっていて,実際の役に立たない文章。特に,法律や規則の文章をいう。「この条文は,現在ではほとんど―と化している」

くうほう

くうほう [0] 【空砲】
実弾をこめてない銃砲。また,銃砲に空包をこめてうつこと。
⇔実砲
「―を放つ」

くうほう

くうほう【空砲】
a blank shot.

くうほう

くうほう【空包】
a blank (cartridge).→英和

くうほう

くうほう [0] 【空胞】
⇒液胞(エキホウ)

くうほう

くうほう [0] 【空包】
音だけが出るようにした,儀礼用または演習用の弾薬。弾丸の代わりに,木や紙の栓を薬莢(ヤツキヨウ)の先につめてある。空弾。
⇔実包

くうぼ

くうぼ【空母】
⇒航空(母艦).

くうぼ

くうぼ [1] 【空母】
「航空母艦」の略。

くうぼう

くうぼう [0] 【空乏】 (名・形動)[文]ナリ
ものがとぼしく足りない・こと(さま)。「資金も之を妄用すれば一時に―に至るべし/明六雑誌 22」

くうぼう

くうぼう [0] 【空房】
(1)人のいない部屋。あきま。空室。
(2)ひとり寝の寂しい寝室。空閨(クウケイ)。

くうまい

くうまい [0] 【空米】
空取引の米。また,現物なしで米の取引をすること。
⇔正米(シヨウマイ)

くうまいきって

くうまいきって [5] 【空米切手】
江戸時代,大名が金策の一手段として蔵米がないのに発行した米切手。

くうまいそうば

くうまいそうば [5] 【空米相場】
米穀取引所の公定相場を標準とする米の空取引の相場。一種の賭博(トバク)行為であり,今日では行われない。

くうむ

くうむ [1] 【空無】
(1)何もないこと。からっぽ。
(2)〔仏〕 存在しているように見える事物も,実は仮の姿で,実在ではないこと。

くうめい

くうめい [0] 【空名】
実際以上に高い評判。虚名。

くうもう

くうもう [0] 【空濛】 (ト|タル)[文]形動タリ
小雨や霧で,暗くうっとうしいさま。「山樹―たる間/日光山の奥(花袋)」

くうもん

くうもん [0] 【空門】
〔仏〕
(1)万物の本体が空であると説く法門。
(2)天台宗の四門の一。
(3)仏教の異名。

くうもんし

くうもんし [3] 【空門子】
仏教の僧侶。

くうや

くうや 【空也】
(903-972)
〔「こうや」とも〕
平安中期の僧。天台宗空也派の祖。皇族の出とする説もあるが不明。常に市中に立って庶民に念仏をすすめ,貴賤(キセン)を問わず幅広い帰依者を得て,阿弥陀の聖・市の聖と尊称された。諸国を巡って,道路をひらき橋を架けるなど社会事業に尽くした。京都に疫病が流行したときに西光寺(のちの六波羅蜜寺)を建立して,平癒を祈った。光勝。

くうや

くうや 【空夜】
寂しい夜。「深更―閑(シズカ)にして/平家 7」

くうやおどり

くうやおどり 【空也踊り】
「空也念仏(クウヤネンブツ)」に同じ。

くうやき

くうやき [3] 【空也忌】
一一月一三日の空也上人の忌日。この日,京都の極楽院では念仏踊りが行われる。一一月一三日は空也が晩年に京から奥州へ旅立った日で,弟子たちにこの日を命日とするように命じたという。[季]冬。

くうやどう

くうやどう 【空也堂】
極楽院 {(2)}の通称。空也念仏の道場。

くうやどうふ

くうやどうふ [4] 【空也豆腐】
豆腐の上に出し汁でといた卵をかけ,蒸してから上に葛餡(クズアン)をかけた料理。エビ,白身の魚の切り身,ギンナンなどをそえて一緒に蒸すこともある。空也蒸し。

くうやねんぶつ

くうやねんぶつ [4] 【空也念仏】
空也上人が弟子の平定盛に教えたという念仏。鉦(カネ)を鳴らし節おもしろく和讃・念仏を唱えつつ,瓢箪(ヒヨウタン)または鉢をたたきながら,空也忌に踊る。空也踊り。踊り念仏。鉢叩き。[季]冬。

くうやは

くうやは 【空也派】
空也上人を祖とし,空也念仏を修する天台系の一派。本山は京都市中京区の極楽院(空也堂)。

くうやもち

くうやもち [3] 【空也餅】
蒸したもち米を半分程度につき,つぶし餡(アン)を入れて丸めた菓子。

くうゆ

くうゆ [0] 【空輸】 (名)スル
〔「空中輸送」の略〕
航空機で人や荷物を輸送すること。「援助物資を―する」

くうゆ

くうゆ【空輸】
air transport(ation);an airlift.→英和
〜する transport <a thing> by air;airlift.空輸貨物 airfreight.

くうらん

くうらん【空欄】
a blank (space).→英和

くうらん

くうらん [0] 【空欄】
何も記入してない欄。空白の欄。

くうり

くうり [1] 【空理】
(1)実際とかけはなれていて,役に立たない理論や理屈。
⇔実理
「―空論をもてあそぶ」
(2)〔仏〕 万物はすべて仮のもので,実体をもたないとする教理。

くうり

くうり【空理空論】
<indulge in> academic discussion.

くうりきかねつ

くうりきかねつ [5] 【空力加熱】
空気やガスの流れに物体がさらされて物体の表面が加熱される現象。特に,超音速で流れる空気をせき止める物体の表面温度は,実験的には速度の二乗に比例して上昇する。

くうりく

くうりく [1] 【空陸】
(1)空中と陸上。
(2)空軍と陸軍。

くうりん

くうりん [0] 【空輪】
〔仏〕
(1)四輪(シリン)の一。この世界を支える最下位の虚空。
(2)五輪(ゴリン)の一。
(3)「九輪(クリン)」に同じ。

くうる

くうる [1]
⇒こうろ(紅露)

くうれい

くうれい [0] 【空冷】
〔「空気冷却」の略〕
エンジンなどを空気によって冷却すること。

くうれいしき

くうれいしき【空冷式】
air-cooled <engine> .

くうれいしききかん

くうれいしききかん [8][7] 【空冷式機関】
燃焼により生じた熱を空気によって冷やす形式の内燃機関。空気の当たる面積を増すため冷却鰭(レイキヤクヒレ)を設ける。空冷エンジン。空冷式発動機。
⇔液冷式機関

くうろ

くうろ【空路】
an air route.〜で by air[plane].

くうろ

くうろ [1] 【空路】
(1)飛行機の飛ぶコース。
(2)交通機関として飛行機を使うこと。「―パリに向かう」
→海路
→陸路

くうろん

くうろん [0] 【空論】
現実ばなれしていて役に立たない議論や理論。「空理―」「机上の―」

くうろん

くうろん【空論】
an impracticable theory.空論家 a doctorinaire.

くえ

くえ 【垢穢】
垢で汚れること。「―の衣を着て/今昔 1」

くえ

くえ [1] 【九絵】
スズキ目の海魚。全長1メートル以上に達する。体は長楕円形で側扁し,マハタに似る。体色は茶褐色で,体側に六本の黒褐色の雲状帯があるが,老成すると消失する。洗いや刺身にして美味。磯釣りの対象魚。本州中部以南の沿岸に分布。

くえ

くえ [1] 【九会】
〔仏〕 真言密教で金剛界(コンゴウカイ)曼荼羅を構成する九つの部分の称。羯磨(カツマ)会・三昧耶(サンマヤ)会・微細会・供養会・四印会・一印会・理趣会・降三世(ゴウザンゼ)会・降三世三昧耶会の九つ。
→金剛界曼荼羅

くえ

くえ クヘ 【柵】
柵(サク)。かき。「―越しに麦食(ハ)む小馬/万葉 3537」

くえ∘ない

くえ∘ない クヘ― 【食えない】 (連語)
(1)食べられない。
(2)生活していくことができない。「これでは親子五人,とても―∘ない」
(3)〔煮ても焼いてもくえない意〕
ずるがしこくて油断できない。「あいつは―∘ないやつだから用心しろ」

くえい

くえい [0] 【区営】
行政体としての区が経営すること。「―プール」

くえいだつ

くえいだつ 【孔穎達】
(574-648) 中国,初唐の学者。字(アザナ)は仲達。唐の太宗の命により,「五経正義」編纂(ヘンサン)の中心となり,南北朝以来,諸学派によって蓄積されてきた経学の解釈を統一した。くようだつ。

くえいっしょ

くえいっしょ クヱ― [1][1] 【倶会一処】
〔仏〕
〔「くえいちしょ」とも〕
ともに一か所に会すること。阿弥陀経で,死後,浄土に往生すると,凡夫も聖者たちとひと所に暮らせること。また,この世で死ぬのは別々でも,浄土で再び会する意にも解される。

くえいでん

くえいでん [2] 【公営田】
〔「こうえいでん」とも〕
律令体制の弛緩(シカン)に対処して財源を確保するためにとられた国営の田制。班田農民の徭役(ヨウエキ)労働で耕作し,農民の調・庸を免除するかわりに全収穫を国家におさめた。のちには他国でも行われた。823年,大宰府管内に設定されたのが最初。
⇔私営田

くえき

くえき【苦役】
hard labor;penal servitude (懲役).

くえき

くえき [1][0] 【駆役】 (名)スル
人を追いたてて使うこと。駆使。「区々(クク)の小事に―せられ/花柳春話(純一郎)」

くえき

くえき [0][1] 【苦役】
(1)苦しい肉体労働。
(2)懲役,また徒刑のこと。
(3)旧陸軍で,兵士に科した懲罰の一。一定期間,外出を禁じ,営内の雑役に当たらせるもの。

くえこむ

くえこ・む [0][3] 【崩え込む】 (動マ五[四])
くぼむ。落ちこむ。「歯が抜けて―・んだやうな口元/片恋(四迷)」

くえない

くえない【食えない】
(1) not good to eat;inedible.→英和
(2) sly;→英和
cunning (ずるい).→英和
(3) unable to get along[make both ends meet](生活できない).

くえにち

くえにち クヱ― 【凶会日】
暦注の一。月ごとに干支(エト)によって最凶とする日。二四種あり,それぞれに忌むべき事柄が定められている。悪日。

くえはららかす

くえはららか・す クヱ― 【蹴散す】 (動サ四)
けちらす。「沫雪の若(ゴト)くし以て―・し/日本書紀(神代上訓注)」

くえびこ

くえびこ 【久延毘古】
古事記神話で,海上より寄り来る少彦名神(スクナビコナノカミ)の名を顕した神。案山子(カカシ)のことという。

くえまんだら

くえまんだら クヱ― [3] 【九会曼荼羅】
⇒金剛界曼荼羅(コンゴウカイマンダラ)

くえる

く・える [2] 【壊える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 く・ゆ
くずれる。「土が柔かで―・えますから地面は歩行(アル)かれません/高野聖(鏡花)」「塞きに塞くともなほや―・えなむ/万葉 687」

くえる

く・える クヱル 【蹴ゑる】 (動ワ下一)
「ける(蹴)」の古形。「馬の子や牛の子に―・ゑさせてん,踏み破らせてん/梁塵秘抄」「蹢 クヱル/名義抄」
〔文献には「くゑ」「くゑる」の二形だけが見られる。一説に,「化る」の形がみられることから「く�」「く�る」かとも〕

くえる

く・える クヘル [2] 【食える】 (動ア下一)
〔「食う」の可能動詞から〕
(1)食べるだけの値打ちがある。「あの店の料理はまあまあ―・える」
(2)生活していくことができる。「なんとか―・えるだけの収入」
→食えない

くえん

くえん [0] 【枸櫞】
マルブシュカンの漢名。また,広く柑橘(カンキツ)類をさすこともある。

くえんさん

くえんさん【枸櫞酸】
《化》citric acid.

くえんさん

くえんさん [0] 【枸櫞酸】
柑橘類の果実に多量に含まれる有機酸。化学式 C�H�O� 無色・無臭の結晶で,爽快な酸味があり,水に溶けやすい。清涼飲料水・医薬・媒染剤などに用いる。生体中では,TCA 回路の一員。
〔自然科学ではクエン酸と書く〕

くえんさんかいろ

くえんさんかいろ [6] 【枸櫞酸回路】
⇒ティー-シー-エー回路(カイロ)

くえんさんてつアンモニウム

くえんさんてつアンモニウム [11] 【枸櫞酸鉄―】
赤褐色の透明な小葉片状,または褐色の粉末状の結晶。ビスケット・調製粉乳などに添加したり,貧血症の鉄分の補強剤に用いる。

くえんさんはっこう

くえんさんはっこう [6] 【枸櫞酸発酵】
クロカビなどの糸状菌を用いて糖類を酸化発酵させ,大量にクエン酸を得る方法。

くおん

くおん [0][1] 【久遠】
〔仏〕 時間が無限であること。遠い昔,または遠い未来。永遠。

くおんごう

くおんごう [2] 【久遠劫】
〔仏〕 無限に遠い過去。「―より今まで流転せる苦悩の旧里/歎異抄」

くおんじ

くおんじ クヲン― 【久遠寺】
山梨県の身延山にある日蓮宗の総本山。身延山妙法華院。1274年日蓮が入山して庵を結び,81年その地に甲斐の豪族波木井実長(ハキイサネナガ)が堂宇を建立したのに始まる。日蓮の没後,その遺骨が納められた。身延山。

くおんじつじょう

くおんじつじょう [0][1] 【久遠実成】
〔仏〕 法華経に基づく天台宗の仏身論。釈迦がこの世に出現して,菩提樹の下で成仏したとするのは,仮に示された現象にすぎず,本当は釈迦は永遠の過去から仏としての教化を行なってきたのだとする説。釈迦が常住不変の仏であるとする説。それにならって阿弥陀仏の久遠実成を説くこともある。久遠成実。久遠成道。久成正覚(クジヨウシヨウガク)。

くおんぶつ

くおんぶつ [2] 【久遠仏】
久遠の昔からの仏。釈迦如来など。

くか

くか [1] 【苦果】
悪業のむくいとしてうける苦しみ。「火穴湯の―,あへて疑なし/平家 10」

くかい

くかい【区会(議員)】
(a member of) a ward assembly.

くかい

くかい [2][0] 【区会】
「区議会」の略。

くかい

くかい [0] 【苦海】
〔「くがい」とも〕
〔仏〕 苦しみが深く果てしない人間界を,海にたとえていう語。苦界。

くかい

くかい [1] 【九界】
〔仏〕 十界のうち,仏界をのぞいた九つの世界。悟りの世界である仏界に対して,迷いの世界。

くかい

くかい [0] 【句会】
俳句を作ったり,批評し合ったりする集まり。

くかいぎいん

くかいぎいん [4] 【区会議員】
区議会議員。区議。

くかいせき

くかいせき ククワイ― [2] 【苦灰石】
⇒ドロマイト

くかく

くかく【区画】
a division;→英和
a section;→英和
a block (一区画);→英和
the boundary (限界).→英和
〜する divide;→英和
mark off.‖区画整理 land readjustment;rezoning.

くかく

くかく [0] 【区画・区劃】 (名)スル
土地・場所を一定の基準で区切ること。また,その区切られたひとつひとつ。「埋め立て地を―する」「分譲地を一―買う」

くかくぎょぎょう

くかくぎょぎょう [4] 【区画漁業】
免許漁業の一。水面を区画して行う漁業。海苔(ノリ)・魚類・貝類の養殖業など。

くかくせいり

くかくせいり [4] 【区画整理】
都市計画などで,土地の区画や境界・道路などを変更・整備すること。
→土地区画整理

くかず

くかず [2][0] 【句数】
(1)句の数。
(2)連歌・俳諧で,百韻や歌仙一巻中同種の季や題材の句を何句まで続けてもよいか規定したもの。例えば連歌の百韻では春・秋・恋などは五句に,夏・冬・旅などは三句に制限される。

くかたち

くかたち [0] 【探湯・誓湯】
〔「くがたち」とも〕
上代,事の是非,正邪が決しにくいとき,神意をうかがう方法。神に誓約して熱湯の中に手を入れさせるもので,正しいものは火傷(ヤケド)せず,邪(ヨコシマ)なものは火傷するとされた。「諸の氏姓の人等沐浴(ユカワア)み斎戒(キヨマワ)りて各―をせよ/日本書紀(允恭訓注)」

くかつよう

くかつよう [2] 【ク活用】
文語形容詞の活用形式の一。語尾が「く・く・し・き・けれ・〇」と活用するもの。これに補助活用のカリ活用を加えて,「く(から)・く(かり)・し・き(かる)・けれ・かれ」というようにもする。「よし」「清し」「おもしろし」などの語がこれに属する。
→シク活用

くかへ

くかへ 【探湯瓮】
探湯(クカタチ)に使う鍋。「―をすゑて/古事記(下)」

くかん

くかん [0] 【苦寒】
(1)寒さに苦しむこと。
(2)貧困に苦しむこと。
(3)陰暦一二月の異名。

くかん

くかん [0] 【苦諫】 (名)スル
苦言をもっていさめること。

くかん

くかん [0] 【苦艱】
苦しみと悩み。難儀。「袂を分つはただ一瞬の―なりと思ひしは/舞姫(鴎外)」

くかん

くかん【区間】
the section <between A and B> .→英和

くかん

くかん [1][2] 【区間】
(1)(道路や鉄道で)ある地点と他の地点との間。「乗車―」
(2)〔数〕 二つの実数 � と � との間にあるすべての実数の集合。両端の � と � をともに含むときを閉区間,ともに含まないときを開区間という。

くかん

くかん [0] 【躯幹】
からだ。特に,頭部・四肢などを除いた身体の主要部。胴体。「―矮小なる人種ですが/社会百面相(魯庵)」

くかんこつ

くかんこつ [2] 【躯幹骨】
躯幹を構成する骨の総称。脊椎骨・肋骨・鎖骨・肩胛(ケンコウ)骨・骨盤骨など。

くかんせいど

くかんせいど [4] 【苦汗制度】
〔sweating system〕
請負制度の下での中間搾取により,労働者をきわめて劣悪な労働条件のもとに働かせる労働体制。

くが

くが [1] 【陸】
りく。陸地。おか。くにが。くぬが。「我を―に厄(タシナ)め,また我を海に厄むや/日本書紀(神武訓)」

くが

くが 【陸】
姓氏の一。

くがい

くがい [0] 【苦艾】
ニガヨモギの漢名。

くがい

くがい [0] 【公廨】
(1)役所。官庁。官衙(カンガ)。くげ。
(2)公のもの。費用・物品・田地などについていう。くげ。

くがい

くがい 【公界】
(1)公の場所。おおやけのこと。表向き。晴れの場。公的な用事。「述懐は私事,弓矢の道は―の義/太平記 19」
(2)ひとなか。ひとまえ。世間。公衆。「さやうの事を仰せられたらば,―で恥をかかせられう/狂言・花争」
(3)交際。ひとづきあい。
(4)「苦界(クガイ)」に同じ。
(5)課役。

くがい

くがい [0][1] 【苦界】
(1)〔仏〕 苦しみや悩みの多い世界,すなわち人間世界。
(2)〔「公界(クガイ)」を「苦海」の意にとって〕
遊女のつらい境遇。遊女の世界。公界(クガイ)。「―に身を沈める」「生まれ故郷のなじみの中で―をするも亦よからう/人情本・梅児誉美(後)」

くがい=を∘する

――を∘する
(1)世間へ出る。公の場に出る。「男子は公界をもする者なれば/反故集」
(2)遊女が客勤めをする。

くがいしらず

くがいしらず 【公界知らず】
世間知らず。「汝がやうなる―にはちとしつけを教へん/咄本・醒睡笑」

くがいじゅうねん

くがいじゅうねん 【苦界十年】
〔江戸時代,遊女の年季は10年以内とされていたのでいう〕
遊女勤めをすること。

くがいそう

くがいそう [0] 【九蓋草】
ゴマノハグサ科の多年草。山中に自生。茎は直立し高さ1メートルあまり。葉は広披針形で,一節に数個輪生して数段になる。夏,茎頂に多数の青紫色の小花を穂状につける。根茎は利尿薬。虎の尾。
九蓋草[図]

くがいでん

くがいでん 【公廨田】
大宝令で,大宰府官人および国司に給された職田(シキデン)をいう。実質的には職田と区別はなく,養老令では職分田に統一された。くげでん。

くがいとう

くがいとう 【公廨稲】
律令制で,官稲のうち,出挙(スイコ)してその利を官庁の諸経費や国司の俸給にあてた稲。くげとう。

くがいにん

くがいにん 【公界人】
「公界者(クガイモノ)」に同じ。「遊君は―/浄瑠璃・扇八景」

くがいもの

くがいもの 【公界者】
(1)世間体(テイ)を重んじる人。公界人。「傾城は―/浄瑠璃・冥途の飛脚(中)」
(2)世間で認められている人。世の中に出しても恥ずかしくない人。公界人。「いかにも見事にしあはするを利発人・―と申す/甲陽軍鑑(品四〇)」

くがいゆ

くがいゆ [2] 【苦艾油】
ニガヨモギから取った暗緑色で臭気の強い油。アブサンの製造に用いた。

くがかつなん

くがかつなん 【陸羯南】
(1857-1907) 新聞記者。名は実。津軽藩出身。新聞「日本」を創刊し,国民主義の立場で政府批判の政治論説に健筆をふるった。著「羯南文集」「近事政論考」など。

くがく

くがく [1] 【苦学】 (名)スル
(1)働いて学資を得るなど,苦しい生活環境の中で学問をすること。「―して大学を出る」「―生」
(2)苦労して学問をすること。「―力行(リツコウ)」

くがく

くがく【苦学する】
work one's way <through college> .苦学生 a working student.

くがじ

くがじ [0][2] 【陸路】
陸上を通る道。りくろ。
⇔海路(ウミジ)
「城を構へて船路・―を支へんとす/太平記 16」

くがち

くがち [0][2] 【陸地】
りくち。「且つ彼等は―にのみ遊ぶを以て満足せず/狐の裁判(勤)」

くがつ

くがつ [1] 【九月】
一年の第九番目の月。長月(ナガツキ)。菊月。色取り月。[季]秋。
〔副詞的用法の場合,アクセントは [0]〕

くがつ

くがつ【九月】
September <Sept.>

くがついつか

くがついつか 【九月五日】
江戸時代,半季奉公の奉公人の秋の出替わり日。「―の出替りをまたず御暇申て/浮世草子・五人女 2」

くがつがや

くがつがや [3] 【九月蚊帳】
九月に入ってもまだつっている蚊帳。[季]秋。

くがつさんじゅうにちじけん

くがつさんじゅうにちじけん 【九月三十日事件】
1965年9月30日,インドネシアで起こったクーデター未遂事件。革命評議会の部隊が首都を制圧したが,スハルト少将率いる政府軍により鎮圧。共産党はクーデターに関与したとされて弾圧を受け,スカルノ大統領も実権を失った。

くがつじん

くがつじん 【九月尽】
陰暦九月のみそか。秋が終わる日。

くがつのせっく

くがつのせっく 【九月の節句】
五節句の一。九月九日の重陽(チヨウヨウ)の節句。

くがね

くがね 【黄金】
こがね。金(キン)。「銀(シロカネ)も―も玉も何せむに優れる宝子にしかめやも/万葉 803」

くがみらくづめ

くがみらくづめ [1] 【苦髪楽爪】
苦労しているときは髪の伸びが早く,楽をしているときは爪の伸びが早いということ。「楽爪苦髪」「苦爪楽髪」ともいう。

くがら

くがら [0] 【句柄】
連歌・俳句などの句のできばえや格調。

くがん

くがん [0] 【句眼】
詩句のなかで最も大切なところ。

くき

くき 【岫】
(1)山のほら穴。「其の鳥は須弥山(シユミセン)の片―に巣を咋(ク)ひて/今昔 3」
(2)山の峰。[新撰字鏡]

くき

くき 【九鬼】
姓氏の一。

くき

くき 【久喜】
埼玉県北東部の市。市場町として発達し,近年は都市化が進行。埼玉ナシの主産地。足利政氏の館跡の甘棠院(カントウイン)がある。

くき

くき [1] 【群来】
(北海道南部や東北地方で)産卵のためにニシンが大挙しておしよせること。
→鰊(ニシン)群来

くき

くき [2] 【茎】
(1)高等植物において,植物体を支え,根から吸収した水分や養分を師部・木部を通して各部に運ぶ,軸状構造の器官。表皮系・基本組織系・維管束系をそなえる。
(2)長刀(ナギナタ)の柄など,茎状のものの称。
(3)「茎漬け」の略。
茎(1)[図]

くき

くき 【九鬼】
三重県尾鷲市の一地区。古くから海上路の要地。九鬼一族発祥の地。

くき

くき【茎】
a stalk;→英和
a stem.→英和

くきおけ

くきおけ [0] 【茎桶】
茎漬けを漬け込む桶。

くきざき

くきざき 【茎崎】
茨城県南部,稲敷郡の町。筑波研究学園都市の南部にあたる。落花生・スイカなどの畑作地。

くきざし

くきざし [0] 【茎挿(し)】
挿し木法の一。芽をつけた茎を挿し穂に用いるもの。

くきしゅうぞう

くきしゅうぞう 【九鬼周造】
(1888-1941) 哲学者。東京生まれ。隆一の四男。京大教授。実存哲学の立場から時間論・偶然論を論じたほか,解釈学的・現象学的に日本文化を分析究明。著「『いき』の構造」「偶然性の問題」「人間と実存」など。

くきすいぐん

くきすいぐん 【九鬼水軍】
中世,伊勢・志摩を中心に活躍した九鬼氏の水軍。三重県尾鷲市九鬼を本拠地とした。九鬼嘉隆は関ヶ原の合戦で西軍につくが,子守隆が東軍につき,大名として近世に至る。

くきちゃ

くきちゃ [2] 【茎茶】
茶の精製工程で選別された茎・葉脈。

くきづけ

くきづけ [0] 【茎漬(け)】
ダイコンやカブなどを茎や葉といっしょに塩漬けにしたもの。くき。[季]冬。

くきな

くきな [0] 【茎菜】
茎漬けにする野菜。ダイコン・カブなど。

くきなが

くきなが 【茎長】 (形動ナリ)
槍・長刀(ナギナタ)などを構えるとき,柄の石突きに近い方を持つさま。柄を長く使う。
⇔茎短(クキミジカ)
「藤沢入道長刀を―に取りて/義経記 2」

くきみじか

くきみじか 【茎短】 (形動ナリ)
槍・長刀(ナギナタ)などを構えるとき,柄の石突きに近い方を長く残し,刃に近い方を持つさま。
⇔茎長(クキナガ)
「白柄の長刀―にとり/平家 1」

くきやか

くきやか (形動)[文]ナリ
鮮明なさま。はっきりしているさま。「色ガ―ニ見ユル/ヘボン(三版)」

くきょう

くきょう [0] 【苦況】
苦しい状況。苦しいありさま。

くきょう

くきょう【苦境】
<find oneself in> a difficult situation; <get into> trouble[difficulties];→英和
<話> <be in> a fix.→英和

くきょう

くきょう [0] 【究竟】
〔「く」は呉音〕
(1)〔仏〕 絶対で最上であること。
(2)最後に到達する所。究極。「天に生ずる事得て―解脱せむ/今昔 7」
(3)きわめて優れていること。最上。くっきょう。「主従三騎―の逸物どもにて/平治(中)」

くきょう

くきょう [0] 【句境】
俳句の作品が示す境地。また,句作者の心境。

くきょう

くきょう [0] 【苦境】
苦しい立場や境遇。「―に陥る」「―に立つ」

くきょう

くきょう [0] 【矩鏡】
測線に対して直角の方向を定めるのに用いる簡単な測量器具。

くきょうい

くきょうい [2] 【究竟位】
〔仏〕 唯識宗で,修行によって得る至上の境地。仏の境地。

くきょうかく

くきょうかく [2] 【究竟覚】
〔仏〕 最高の悟り。あらゆる迷いを打破し,心の本源を理解し尽くした仏の悟り。

くきょうがん

くきょうがん [2] 【究竟願】
〔仏〕 絶対に揺らぐことのない願。阿弥陀の本願をいう。

くきょうそく

くきょうそく [2] 【究竟即】
〔仏〕 天台六即の一。自己に備わっている真理を修行によって悟った最高の状態。

くきょうねはん

くきょうねはん 【究竟涅槃】
〔仏〕 最上絶対の悟りの境地。最も優れた涅槃。大般(ダイハツ)涅槃。

くきょうほっしん

くきょうほっしん 【究竟法身】
〔仏〕 最高絶対の真理を具現するものとしての仏のこと。
→法身(ホツシン)

くきょほう

くきょほう [2][0] 【九去法】
⇒きゅうきょほう(九去法)

くきよしたか

くきよしたか 【九鬼嘉隆】
(1542-1600) 安土桃山時代の武将。大隅守。織田信長・豊臣秀吉に仕え,熊野海賊を率い,水軍の将として活躍。関ヶ原の戦いでは豊臣方に属して敗れ,自害。

くきら

くきら [1] 【拘耆羅・拘枳羅・倶伎羅】
〔梵 kokila 好声鳥・美音鳥などと訳す〕
(1)インドにいる,ホトトギスに似た黒い鳥。姿は醜いが,声音は美しい。倶翅羅(クシラ)。鳩夷羅(クイラ)。
(2)ホトトギスの異名。

くきりゅういち

くきりゅういち 【九鬼隆一】
(1852-1931) 美術行政家。摂津国の人。文部省から宮内省に転ず。帝国博物館初代総長。古美術保存に尽力。

くきわかめ

くきわかめ [3][4] 【茎若布】
ワカメの主に茎の部分から作った食品。つくだ煮や漬物,汁の実などにする。

くぎ

くぎ [0] 【釘】
金属・木・竹などの小片の,一方の先端をとがらせたもの。板や木などを打ちつけたり,物を掛けたりするのに使う。「―を打つ」「五寸―」

くぎ

くぎ [1] 【口義】
口伝により伝える秘伝。口訣(クケツ)。

くぎ

くぎ [1] 【句義】
句の意味。

くぎ

くぎ [1] 【供犠】
〔sacrifice〕
宗教学などで,特定の宗教的目的と共同体の結束のために,犠牲を神に捧げること。

くぎ

くぎ [1] 【区議】
「区議会議員」の略。

くぎ

くぎ【釘】
a nail;→英和
a peg (木釘).→英和
〜を打つ(抜く) drive in (pull out) a nail.‖釘抜 (a pair of) pincers.

くぎ=になる

――にな・る
手足が冷えてかじかむたとえ。「こりや手も足も―・つた/浄瑠璃・天の網島(中)」

くぎ=を刺(サ)す

――を刺(サ)・す
あとで逃げ口上を言えないように,あらかじめ念を押す。釘を打つ。

くぎかい

くぎかい [2] 【区議会】
東京都の特別区の議決機関。区会。
→特別区

くぎかいぎいん

くぎかいぎいん [5] 【区議会議員】
東京都の区議会の議員。住民の直接投票によって選出される。区会議員。区議。

くぎかくし

くぎかくし [3] 【釘隠し】
長押(ナゲシ)などに打った釘の頭部を隠すためにつける装飾用の金物。六葉が古くから最も一般的に用いられているが,近世以降はさまざまな形のものも考案され用いられた。
→六葉

くぎかじ

くぎかじ 【釘鍛冶】
(刀鍛冶に対し)釘などの小物を作る鍛冶職。

くぎかすがい

くぎかすがい 【釘鎹】
釘と鎹。かたくつなぎ止めるもののたとえ。「―より離れぬ中/浄瑠璃・反魂香」

くぎこおり

くぎこおり 【釘氷】
手足が冷えて釘や氷のように冷たくなるたとえ。「たたずむ足は―/浄瑠璃・寿の門松」

くぎごたえ

くぎごたえ 【釘応え】
(1)釘がうまく打ちこまれて利いていること。
(2)意見などのききめ。手ごたえ。「元が主筋下人筋の親と子,―せぬはず/浄瑠璃・油地獄(中)」

くぎざき

くぎざき [0][4] 【釘裂き】
衣服などを釘にひっかけて裂くこと。また,その裂けたところ。かぎざき。くぎざけ。

くぎし

くぎし [2] 【釘師】
パチンコ台の釘の状態を調整する職人。

くぎじめ

くぎじめ [0] 【釘締め】
(1)釘でしっかり打ち付けること。釘付け。
(2)釘の頭を材の面より低く打ち込むときに用いる工具。釘へし。へし込み。

くぎづけ

くぎづけ [0] 【釘付け】 (名)スル
(1)釘を打ちつけて,動かないようにすること。「窓を―する」
(2)その場から動けないようにすること。また,その状態。「その場に―になる」
(3)「戸締(トジ)め{(2)}」に同じ。

くぎづけ

くぎづけ【釘付けにする】
(1) nail up <a door> .
(2) peg the price <at> (物価を).→英和

くぎぬき

くぎぬき 【釘貫】
柱を立て並べ横木を貫き通した簡単な柵(サク)。「関屋どもあまたありて,海まで―したり/更級」

くぎぬき

くぎぬき [3][0] 【釘抜き】
打ちつけた釘を抜くための道具。
(2)家紋の一。釘抜きをかたどったもの。
釘抜き(2)[図]

くぎぬきもん

くぎぬきもん [4] 【釘貫門】
柱を立て,上部に二本の貫を渡し,扉をつけた門。町の木戸の類。釘門。

くぎぼり

くぎぼり [0] 【釘彫(り)】
(1)長押(ナゲシ)を鴨居(カモイ)に釘で打ちつけるために,裏に彫った孔(アナ)。
(2)高麗(コウライ)茶碗などに見られる釘で彫ったような線刻文様。

くぎめ

くぎめ [0] 【釘目】
釘を打ち込んだ所。

くぎょ

くぎょ [1] 【供御】
⇒くご(供御)(1)

くぎょう

くぎょう [0] 【句業】
俳句を作ったり批評したりする,俳句にかかわる活動。

くぎょう

くぎょう 【恭敬】 (名)スル
つつしみうやまうこと。きょうけい。「礼拝―して数珠はらはらとおしもみ/曾我 7」

くぎょう

くぎょう クゲウ 【公暁】
(1200-1219) 鎌倉幕府二代将軍源頼家の第三子。通称,一幡(イチマン)。鶴岡八幡宮別当。1219年,八幡宮境内で三代将軍実朝を父の仇と信じ暗殺。自らも三浦義村の部下に殺された。

くぎょう

くぎょう [1] 【公卿】
(1)〔中国の三公九卿から〕
「公」と「卿(ケイ)」の総称。公は太政大臣,左・右大臣,卿は大・中納言,三位以上の朝官および参議。上達部(カンダチメ)。月卿。卿相。くげ。こうけい。
〔「大臣公卿」という場合は,「卿」に同じ〕
(2)(「供饗」「公饗」とも書く)公卿に供する膳(ゼン)。漆塗りでなく,白木であった。木具(キグ)。

くぎょう

くぎょう【苦行】
<do> penance;→英和
<practice> asceticism.→英和

くぎょう

くぎょう [0] 【苦行】 (名)スル
(1)つらく骨の折れるおこない。苦痛。「難行(ナンギヨウ)―」
(2)〔仏〕 肉体にきびしい苦痛を与え,それに耐えることによって悟りを得ようとする修行。断食・不眠など。「―僧」

くぎょうきゅう

くぎょうきゅう 【公卿給】
平安時代,大臣以下参議に支給した年給。

くぎょうしゃか

くぎょうしゃか [4] 【苦行釈迦】
苦行中の仏陀の姿を刻んだ仏像彫刻。また,その主題。

くぎょうせんぎ

くぎょうせんぎ [4] 【公卿僉議】
内裏(ダイリ)または院における公卿の会議。

くぎょうちょくし

くぎょうちょくし [4] 【公卿勅使】
伊勢神宮に奉幣のため遣わされた公卿の勅使。

くぎょうついがさね

くぎょうついがさね 【公卿衝重ね】
食膳の名。公卿に出す衝重ね。

くぎょうぶにん

くぎょうぶにん クギヤウ― 【公卿補任】
神武天皇の国初より1868年(明治1)までの公卿の氏名・官歴などを年代順に書き記したもの。一〇世紀中頃に成立した「公卿伝」をもとに,代々書き継がれた。

くぎり

くぎり [3][0] 【区切り・句切り】
(1)物事の切れ目。段落。きり。「仕事に―をつける」「ひと―つく」
(2)文章や詩歌などの切れ目。句の切れ目。

くぎり

くぎり【区切り】
(1) an end;→英和
a stop.→英和
(2) a pause (間).→英和
(3) punctuation (句読).→英和
〜をつける put an end <to> ;punctuate (文に).→英和

くぎりふごう

くぎりふごう [4] 【区切り符号】
文章や文の区切りを示す,句読点・括弧(カツコ)などの総称。

くぎりめ

くぎりめ [0] 【区切り目】
区切りになる所。「人生の―」

くぎる

くぎ・る [2] 【区切る・句切る】 (動ラ五[四])
(1)連続しているもの,ひろがっているものを,境目をつけて分ける。しきる。「地所を四つに―・る」「縄文時代を先期・前期・後期・晩期の四つに―・る」
(2)ひと続きの文章や詩をいくつかに分ける。段落をつける。「三つの段落に―・る」
(3)一つの文を一語あるいは数語など,短いことばごとに切れ目をつける。「一語一語―・って,ゆっくり話す」
[可能] くぎれる

くぎる

くぎる【区切る】
punctuate;→英和
mark off;space.→英和

くぎん

くぎん [0] 【苦吟】 (名)スル
詩歌・俳句・文章などが,すらすらとできずに苦心すること。「筆を捻りて頻りに―す/花柳春話(純一郎)」

くぎん

くぎん [0] 【口吟】 (名)スル
詩歌などを口ずさむこと。

くく

くく【九々(表)】
the multiplication table.

くく

くく [1] 【踽踽】 (ト|タル)[文]形動タリ
ひとりで行くさま。「―として独り行くといふ句に似てゐる/虞美人草(漱石)」

くく

く・く 【漏く】 (動カ四)
(1)くぐる。間をくぐり抜ける。「春の野の繁み飛び―・くうぐひすの/万葉 3969」
(2)もれる。「我が手俣(タナマタ)より―・きし子そ/古事記(上)」

くく

くく 【茎】
(1)茎(クキ)。
(2)〔女房詞〕
茎(クク)立ち{(1)}。[御湯殿上(慶長五)]

くく

くく [2][1] 【煦煦】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)暖かいさま。「―たる春日に背中をあぶつて/草枕(漱石)」
(2)恵みをかけるさま。

くく

くく [1][2] 【句句】
一句一句。それぞれの句。「小歌の詞(コトバ)が,―珠(タマ)のやうに光つて/油地獄(緑雨)」

くく

くく [1][2] 【九九】
一から九までの掛け算の八一とおりを暗唱できるように表にしたもの。また,その唱え方。掛け算のほかに割り算・開平・開立などの九九もある。

くく

くく [1][2] 【区区】
■一■ (ト|タル)[文]形動タリ
(1)ばらばらでまとまりのないさま。まちまち。「―としてまとまりがない」「―たる議論の為め努力の働らきを妨げられ/鬼啾々(夢柳)」
(2)小さくてとるに足りないさま。「―たる問題」
■二■ (形動)[文]ナリ
{■一■(1)}に同じ。「議論―にして際限あることなく/文明論之概略(諭吉)」
■三■ (名)スル
小さなことにこだわること。「斯(カカ)る事に―する性質ならねば/蜃中楼(柳浪)」

くくし

くくし 【括し】
「括し染め」の略。

くくしあげる

くくしあ・げる [5][0] 【括し上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 くくしあ・ぐ
縛りあげる。「後ろ手に―・げる」

くくしこそで

くくしこそで 【括し小袖】
くくり染めの小袖。

くくしぞめ

くくしぞめ 【括し染(め)】
くくり染め。

くくしつける

くくしつ・ける [5][0] 【括し付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 くくしつ・く
縛りつける。くくりつける。

くくす

くく・す 【括す】 (動サ四)
(1)縛る。くくる。「女めを梯子(ハシゴ)に―・せ/歌舞伎・幼稚子敵討」
(2)くくり染めにする。「村千鳥をここかしこに,色々に―・しける/仮名草子・恨の介」

くくたち

くくたち 【茎立ち】
〔「くく」は茎の意〕
(1)アブラナ科の菜。青菜。食用にした。「上野(カミツケノ)佐野の―折りはやし/万葉 3406」
(2)ダイコン・カブや菜類の花茎が伸び出ること。薹(トウ)が立つこと。[季]春。《―に春の地勢を見するかな/白雄》

くくのち

くくのち 【句句廼馳】
〔「くく」は茎,「ち」は精霊の意〕
木の神。記紀神話では伊弉諾尊(イザナキノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)の子とする。久久能智神。

くくみ

くくみ 【銜・鑣】
(1)口に含むこと。
(2)くつわ。また,馬銜(ハミ)。
(3)刀の鞘(サヤ)などを,金や銀などの薄板で包んだもの。

くくみら

くくみら 【茎韮】
〔「くく」は茎,「みら」はニラの意〕
伸びたニラ。葉を食用にする。「伎波都久の岡の―われ摘めど/万葉 3444」

くくむ

くく・む [2] 【銜む・含む】
■一■ (動マ五[四])
(1)口にふくむ。ふふむ。「―・んだやうな言語(モノイイ)/夢かたり(四迷)」「―・みたる水をはきすて/宇治拾遺 11」
(2)包む。中に包みもつ。「愛嬌を―・んで/浮雲(四迷)」「むつきに―・まれ給へる/狭衣 4」
(3)覆って飾る。「金銀の金物色色に打ち―・みたる冑きて/平家(三末・延慶本)」
■二■ (動マ下二)
⇒くくめる

くくめる

くく・める [3] 【銜める・哺める】 (動マ下一)[文]マ下二 くく・む
(1)口の中に含ませる。「箸を持つて,婿をはさんでアンとお開き,と―・めて遣るような縁談/婦系図(鏡花)」
(2)事情をよく言い聞かせて,わからせる。いいふくめる。「勿体ない,菅丞相様,―・めるやうに云はしやました/浄瑠璃・菅原」

くくり

くくり [0] 【括り】
(1)くくること。締めること。「酒の力に体の―を弛(ユル)め/麒麟(潤一郎)」
(2)袋の口などをしばること。また,しばるひもなど。「―ヲトク/ヘボン(三版)」
(3)結末をつけること。まとめ。しめくくり。「モノニタイテイ―ヲツケル/ヘボン」
(4)狩衣(カリギヌ)の袖口,指貫(サシヌキ)の裾などに通してくくり,口をしぼるひも。「踏板にいと長やかにふみしだかせ給ひて―は土にひかれて/大鏡(道隆)」
(5)鳥獣を捕らえる一種のわな。「―をかけて鹿を取りける程に/著聞 16」
(6)括り染め。また,括り染めにすること。

くくり

くくり【括り】
a bundle (束);→英和
binding (結び);a knot (括り目).→英和
括り紐 a string.→英和

くくりあげる

くくりあ・げる [5] 【括り上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 くくりあ・ぐ
しっかりくくってしまう。また,特に指貫(サシヌキ)などの括り緒をしっかりと引き締めてしばる。

くくりあご

くくりあご [3] 【括り顎】
肉づきがよいためにくびれて二重になっているあご。「―の円い顔で/あめりか物語(荷風)」

くくりおのはかま

くくりおのはかま 【括り緒の袴】
裾に緒を通してくくるようにした袴。指貫(サシヌキ)の古い形という。「男子のみは圭冠有れば冠して―を着よ/日本書紀(天武下訓)」

くくりざる

くくりざる [4] 【括り猿】
四角の布に綿を縫い込み,その四すみを足にし,別に頭をつけて猿の形にしたもの。端午の節句の幟(ノボリ)の下端につけたり,遊里で布団の隅につけて客を引き止めるまじないにした。「布団のすみへつけし―をひねくつてゐる/洒落本・傾城買四十八手」
括り猿[図]

くくりずきん

くくりずきん [4][5] 【括り頭巾】
頭の形にあわせて丸く作り,縁をしぼった頭巾。老人・隠居などがかぶる。

くくりそで

くくりそで [3] 【括り袖】
袖口に綿を入れてふくらませたもの。鯨のひげや針金を入れたものもある。「互ひに心懸け袖の,縁(エン)により糸―/浄瑠璃・薩摩歌」

くくりぞめ

くくりぞめ [0] 【括り染(め)】
絞(シボ)り染めの技法の一。布の一部をつまんで糸で巻き締め,その部分を白く染め抜くもの。また,絞り染めのこと。括(クク)し染め。

くくりつける

くくりつ・ける [5] 【括り付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 くくりつ・く
むすびつける。縛りつける。「小包に荷札を―・ける」

くくりばかま

くくりばかま [4] 【括り袴】
裾口を緒でしぼるようにした袴。指貫(サシヌキ)・狩袴(カリバカマ)の近世の称。切り袴・長袴に対していう。「―利根に,烏帽子をかしげに被(カズ)き/浮世草子・永代蔵 4」

くくりひも

くくりひも [3] 【括り紐】
物をくくるための紐。

くくりまくら

くくりまくら [4] 【括り枕】
中に綿やソバ殻などをつめ,両端をくくってとめた枕。ぼうずまくら。
→箱枕
→木枕

くくりもの

くくりもの 【括り物】
括り染めにしたもの。「とくゆかしきもの巻染・むら濃・―など染めたる/枕草子 159」

くくる

くく・る [0] 【括る】 (動ラ五[四])
(1)紐などを物の周りに巻いて締める。「小包みをひもで―・る」「首を―・る」
(2)紐などで縛って動けないようにする。「柱に―・る」「犯人を―・る」
(3)ばらばらになっているものを紐や縄で一まとめに縛る。たばねる。「古新聞を―・る」「髪を―・る」
(4)全体をひとつにまとめる。「収支を―・る」「引用の部分をかぎ括弧で―・る」
(5)予想する。はかる。現代では多く「たかをくくる」の形で用いる。
→たか
(6)括り染めにする。「立田川から紅に水―・るとは/古今(秋下)」
[可能] くくれる
[慣用] 木で鼻を―・腹を―

くくる

くくる【括る】
bind;→英和
fasten;→英和
tie (up).→英和
首を〜 hang oneself.

くくれる

くく・れる [0] 【括れる】 (動ラ下一)
ひもなどが巻きつけられて,その部分が細く締まる。「―・れたような胴」

くぐ

くぐ [1] 【供具】
神や仏へのそなえ物。供物。また,それを入れる器。「王のもとより―をとぶらへるなり/今昔 2」

くぐ

くぐ [1] 【莎草・磚子苗】
(1)イヌクグの別名。
(2)ハマスゲの古名。
(3)シオクグの別名。

くぐい

くぐい クグヒ [0] 【鵠】
〔上代は「くくい」〕
白鳥の古名。「大いなる―/即興詩人(鴎外)」

くぐつ

くぐつ [1][0] 【傀儡】
(1)歌などに合わせて舞わす操り人形。でく。かいらい。
(2)平安時代以降,{(1)}を操ったり,今様をうたったりして各地を漂泊した芸人。くぐつまわし。くぐつし。かいらいし。
(3)〔くぐつの女たちが歌舞を演じ,売春をもしたところから〕
芸妓・遊女の称。あそびめ。くぐつめ。「諸の遊女,―等の歌女を招きて/今昔 13」

くぐつ

くぐつ 【裹】
(1)莎草(クグ)で編んだ手提げ袋。海草などを入れるのに用いる。「塩干(シオカレ)の三津の海女の―持ち玉藻刈るらむいざ行きて見む/万葉 293」
(2)糸・藁(ワラ)などで編んだ網状の袋。「絹・綾を糸の―に入れて/宇津保(国譲下)」

くぐつし

くぐつし [3] 【傀儡師・傀儡子】
「傀儡(クグツ){(2)}」に同じ。かいらいし。

くぐつまわし

くぐつまわし [4] 【傀儡回し】
「傀儡(クグツ){(2)}」に同じ。

くぐつめ

くぐつめ 【傀儡女】
「傀儡(クグツ){(3)}」に同じ。

くぐなわ

くぐなわ 【莎草縄】
「くぐ(莎草)」の茎を裂いて綯(ナ)った縄。銭差しなどに用いた。くぐつな。

くぐまる

くぐま・る [3] 【屈まる】 (動ラ五[四])
腰をかがめ,手足をちぢめて丸くなっている。かがまる。「貫一はいと苦(クルシ)く心―・り/金色夜叉(紅葉)」「恐ろしながら広庇に―・り居たるに/太平記 27」

くぐむ

くぐ・む 【屈む】
■一■ (動マ四)
〔「かがむ」の転〕
背を丸めて体を丸くする。かがむ。「単衣(ヒトエ)の御衣を御ぐしこめ,ひき―・みて/源氏(夕霧)」
■二■ (動マ下二)
前かがみに姿勢を低くする。かがめる。「皆背を―・めてぞ立つたりける/太平記 17」

くぐもりごえ

くぐもりごえ [5] 【くぐもり声】
口の中にこもってはっきりしない声。

くぐもり声

くぐもりごえ [5] 【くぐもり声】
口の中にこもってはっきりしない声。

くぐもる

くぐも・る [3] (動ラ五[四])
〔古くは「くくもる」〕
(1)声などがこもる。「―・った声」
(2)口ごもる。「涙先だちて,まうさん事も―・りぬ/読本・弓張月(続)」
(3)中に包まれる。「武庫の浦の入江の渚鳥(スドリ)羽(ハ)―・る/万葉 3578」

くぐらせる

くぐら・せる [4] 【潜らせる】 (動サ下一)
(1)くぐるようにさせる。くぐらす。
(2)料理の材料を,熱湯や油の中に入れてすぐ引き上げる。くぐらす。「肉を湯にさっと―・せる」

くぐり

くぐり [3] 【潜り】
(1)くぐってはいる戸や門。くぐり戸やくぐり門。
(2)茶室建築で,くぐってはいるように造った露地口・中潜り・躙(ニジ)り口などの出入り口。

くぐりど

くぐりど【潜り戸】
a side door[gate].

くぐりど

くぐりど [3] 【潜り戸】
(1)扉や壁に設けた,かがんではいる戸。また,その出入り口。切り戸。くぐり。
(2)「潜(クグ)り{(2)}」に設ける戸。多くは雨戸の形式で,上框(アガリカマチ)のない板の引き戸。

くぐりぬける

くぐりぬ・ける [5] 【潜り抜ける】 (動カ下一)
(1)くぐって通り抜ける。「橋の下を―・ける」
(2)危険や難事をうまく処理する。切り抜ける。「難関を―・ける」

くぐりもん

くぐりもん [3] 【潜り門】
塀に設けた,くぐって出入りする小さな門。切り抜き門。くぐり。

くぐる

くぐ・る [2] 【潜る】 (動ラ五[四])
〔平安末頃まで「くくる」〕
(1)物の下やすき間を通り抜ける。「列車は関門海峡を―・って九州に入る」「猛火を―・って逃げる」「船が波ヲ―・ル/日葡」
(2)すきをねらって事を行う。「法の網を―・る」
(3)水の中にもぐる。漬かる。「水―・る玉に交じれる磯貝の/万葉 2796」
(4)洩れ出て流れる。「しきたへの枕ゆ―・る涙にぞ/万葉 507」
[可能] くぐれる

くぐる

くぐる【潜る】
(1) pass <through,under> ;→英和
get[go] <through a gate> .→英和
(2) dive <into> (水中に).→英和
(3) evade <the law> .→英和

くけあな

くけあな 【漏穴・匿穴】
ぬけあな。「ひそかに兼ねてほりし―よりのがれ出て/太平記 32」

くけい

くけい [0] 【拘係】 (名)スル
とらえること。こうけい。「今譲四郎を―しようとする時は/伊沢蘭軒(鴎外)」

くけい

くけい [0] 【区系】
生物地理学上の地域区分。主に植物地理学で用いる用語。

くけい

くけい【矩形】
a rectangle.→英和
〜の rectangular.

くけい

くけい [0] 【矩形】
〔「矩」は直角の意〕
長方形。

くけぐち

くけぐち [0][2] 【絎け口】
絎縫いをした合わせ目。

くけじ

くけじ 【漏路・匿路】
ぬけみち。間道。くけみち。「播磨街道―のみちが候よ/田植草紙」

くけだい

くけだい [0][2] 【絎台】
裁縫用具の一。くけるときに,布がたるまないように,一端を固定するための台。掛け台。
絎台[図]

くけつ

くけつ [0] 【口訣】
口で直接言い伝える秘伝。元来,仏教,特に密教や天台教学で,一般には伝えるべきではない重要な教義や儀式を伝える方法として重視された。口伝(クデン)。口義。

くけつたい

くけつたい [0] 【駆血帯】
静脈血を採取する際,静脈をふくれあがらせるため,採血部上方に巻きつけるゴム紐(ヒモ)。

くけぬい

くけぬい [0] 【絎縫い】
裁縫で,布端を始末する技法。本ぐけのほか,耳に用いる耳ぐけ,紐(ヒモ)に用いる紐ぐけ,ごく細く縒(ヨ)る縒りぐけなどがある。

くけばり

くけばり [3][0] 【絎針】
絎縫い用の長い針。

くけひも

くけひも [2][0] 【絎紐】
絎縫いにした紐。

くけめ

くけめ [0][3] 【絎目】
絎縫いにした縫い目。

くける

く・ける [0] 【絎ける】 (動カ下一)[文]カ下二 く・く
絎縫いにする。「袖口を―・ける」

くけん

くけん [0] 【区検】
「区検察庁」の略。

くけんさつちょう

くけんさつちょう [5][4] 【区検察庁】
簡易裁判所に対応して置かれる検察庁。

くげ

くげ [1] 【公卿】
⇒くぎょう(公卿)(1)

くげ

くげ [0] 【公家】
(1)朝廷に仕える身分の高い者。武家に対して朝臣一般をいう。公家衆。「お―さん」
→公卿(クギヨウ)
(2)おおやけ。朝廷。また,主上や天皇をもいう。「大乗妙経を―にさづけ奉り/平家 2」

くげ

くげ [1] 【供笥】
仏前に供える菓子・くだものなどをのせる台。華足(ケソク)。

くげ

くげ [1] 【供花・供華】
仏や死者に花を供えること。また,その花。きょうか。くうげ。

くげ

くげ【公家】
a court noble.

くげ

くげ 【公廨】
⇒くがい(公廨)

くげあく

くげあく [0] 【公家悪】
歌舞伎の役柄の一。公家の敵(カタキ)役。藍色(アイイロ)を主調とする隈(クマ)をとり,超人的で冷酷な性格をもつ。「暫(シバラク)」のウケなど。

くげえ

くげえ [2] 【供花会・供華会】
仏前に花を供える法会。京都六条長講堂のものが有名。

くげかぞく

くげかぞく [3] 【公家華族】
もと公家で,明治維新後に華族になったもの。大名華族・武家華族に対していう。

くげがた

くげがた [0] 【公家方】
(1)「公家衆(クゲシユウ)」に同じ。
(2)朝廷の味方。公家側。大内方。
⇔武家方

くげき

くげき [1] 【駒隙】
〔荘子(知北遊)「人生�天地之間�,若�白駒之過�郤」から〕
月日が早く過ぎてしまうこと。

くげこじつ

くげこじつ [3] 【公家故実】
公家に関する故実。
⇔武家故実

くげざむらい

くげざむらい [3] 【公家侍】
公家に仕える侍。

くげしゅう

くげしゅう [2] 【公家衆】
〔「くげしゅ」とも〕
武家に対し,朝廷に仕える人々の称。公家方。堂上衆。

くげしょはっと

くげしょはっと 【公家諸法度】
「禁中並公家諸法度(キンチユウナラビニクゲシヨハツト)」の略。

くげでん

くげでん 【公廨田】
⇒くがいでん(公廨田)

くげとう

くげとう 【公廨稲】
⇒くがいとう(公廨稲)

くげん

くげん [1][2] 【苦患】
〔仏〕 苦しみや悩み。くかん。

くげん

くげん【苦言】
<give> candid[outspoken]advice <to> .

くげん

くげん [0][1] 【苦艱】
〔「げん」は呉音〕
苦しみ。苦難。「人手を藉(カ)りて―を脱(ヌ)けるより外は無い/多情多恨(紅葉)」

くげん

くげん [0] 【苦言】
言われる人にとってはいい気はしないが,その人のためにあえて言う忠告。
⇔甘言
「―を呈する」

くげん

くげん [1] 【公験】
(1)奈良・平安時代,私有地を譲与・売買したとき,官府が所有権の移転を公認した文書。
(2)僧尼に対して,官府が与えた身分証明書。

くげんししゅう

くげんししゅう [4] 【区限刺繍】
目の粗い布を用い,織り目を利用して刺す刺繍の総称。

くこ

くこ [1][2] 【枸杞】
ナス科の落葉低木。葉は柔らかく,枝はつる状で細くとげがある。夏,薄紫色の小花を開く。果実は赤色楕円形で枸杞子と呼ばれて生薬や枸杞酒に,根皮は地骨皮(ジコツピ)と称し解熱剤とする。葉は食用,また干して強壮薬とする。[季]春。
〔「枸杞の実」は [季]秋〕
枸杞[図]

くこう

くこう [0] 【供講】
法華経などを書写したときに供養会を開き,その経典を講読すること。

くこう

くこう [0] 【句稿】
俳句の原稿。

くこくじょうやく

くこくじょうやく 【九国条約】
⇒九箇国条約(キユウカコクジヨウヤク)

くこちゃ

くこちゃ [2] 【枸杞茶】
クコの葉・茎を干して作った茶。強壮の効があるという。

くこめし

くこめし [0][2] 【枸杞飯】
クコの若葉を入れて炊いた飯。[季]春。

くこん

くこん 【九献】
(1)酒を三杯ずつ,三度さすこと。三三九度。「三三―重なれば,後は酒宴の余りにて/狂言記・吟聟」
(2)〔もと女房詞〕
酒の異名。

くご

くご [1] 【箜篌】
古く,東アジア諸国で行われた弦楽器の一。ハープに似た竪(タテ)箜篌,琴(キン)に似た臥(ガ)箜篌・鳳首(ホウシユ)箜篌の三種がある。正倉院に残るものは竪箜篌で,弓形の響胴とその下部に直角に取り付けた棹(サオ)の間に二三本の弦を張る。百済琴(クダラゴト)。くうご。
箜篌[図]

くご

くご [1] 【供御】
〔「ぐご」とも〕
(1)主として天皇・皇后・皇族などの飲食物をいう語。のちには将軍の飲食物についてもいう。くぎょ。
(2)〔女房詞〕
飯(メシ)。

くごいん

くごいん [2] 【供御院】
平安時代,宮内省大炊(オオイ)寮に属し,畿内の官田・御料地から収納した供御の稲穀を扱った役所。

くごう

くごう [1][0] 【苦業】
〔仏〕 苦を生む行為。また,そのむくいとして受ける苦。

くごう

くごう [0] 【口業】
〔仏〕 三業(サンゴウ)の一。言語表現による行為。語業。
→三業

くごかた

くごかた [0] 【供御方】
室町幕府の職名。将軍家の日常の食膳調理をつかさどるもの。

くごころ

くごころ [2] 【句心】
(1)俳句を作ったり味わったりする心や能力。「―のある人」
(2)俳句を作ろうとする気持ち。

くごしょ

くごしょ [2] 【供御所】
室町幕府の将軍の膳部を料理する所。

くごにん

くごにん [0] 【供御人】
朝廷に隷属して天皇に食料のほか手工業品を貢進する人,またその集団。南北朝頃から,貢納する生産物の独占販売権を与えられて,座商人と同様に活動した。禁裏供御人。

くごほう

くごほう [2] 【く語法・ク語法】
活用語の語尾に「く」が付いて,全体が名詞化される語法。「思はく」「願はく」「見らく」「散らまく」「言ひしく」などの類。
→く(接尾)

くごもる

くごも・る [3] 【口籠る】 (動ラ五[四])
くちごもる。「―・りてはきとは聞えず/谷間の姫百合(謙澄)」

くさ

くさ 【草】
■一■ [2] (名)
(1)植物の中で,木部があまり発達せず,地上の部分が柔らかいもの。冬になると枯れるものが多い。草本。
→木
(2)屋根を葺(フ)く,藁(ワラ)や茅(カヤ)。「―で葺いた屋根」
(3)まぐさ。かいば。「牛つなぎて―など飼はするこそいとにくけれ/枕草子 177」
(4)(草の中に伏せて敵をうかがうところから)忍びの者。しのび。草屈(クサカマ)り。
■二■ (接頭)
名詞に付いて,本格的ではないもの,見かけは似ているが実質は異なっているもの,などの意を表す。「―野球」「―競馬」「―かげろう」

くさ

くさ [2] 【瘡】
(1)皮膚にできるできもの・湿疹などの総称。
(2)赤ん坊の頭などにできる湿疹。

くさ

くさ【草】
grass;→英和
a herb (有用の);→英和
a weed (雑草).→英和
〜のはえた grassy.→英和
〜を取る weed <a garden> .〜の根を分けて捜す leave no stone unturned.

くさ

くさ 【種】
■一■ [2] (名)
(1)(「草」とも書く)何かを生ずる原因・材料。たね。多く「ぐさ」と濁り,複合語として用いる。「質―」「語り―」「お笑い―」
(2)種類。たぐい。「唐土・高麗と尽したる舞ども―多かり/源氏(紅葉賀)」
■二■ (接尾)
助数詞。物の種類を数えるのに用いる。「三―ある中に,梅花ははなやかに今めかしう/源氏(梅枝)」

くさ=も揺(ユ)るがず

――も揺(ユ)るがず
全く風がない。暑いさまや,太平であるさまにもいう。

くさ=を分けて探す

――を分けて探・す
「草の根を分けて探す」に同じ。

くさ=を打って蛇(ヘビ)を驚かす

――を打って蛇(ヘビ)を驚かす
〔開元天宝遺事「汝雖�打�草,吾已蛇驚」〕
(1)ある一人をこらしめることで,それに関係する別の者をいましめる。
(2)なにげなくしたことで思いがけない結果をまねく。草を打って蛇に驚く。

くさ=を結ぶ

――を結・ぶ
(1)健康・長寿・旅の安全などを祈るため,また吉凶を占うため,草の葉や茎を結ぶ。古代人の習俗。「妹が門(カド)行き過ぎかねて草結ぶ風吹き解くなまたかへり見む/万葉 3056」
(2)野山を行く時,草を結んで道しるべとする。「―・びつぞ行かむとする,其れを見て注(シルシ)として来たるべし/今昔 19」
(3)旅で野宿をする。旅寝をする。「君が舟泊(ハ)て草結びけむ/万葉 1169」
(4)〔晋(シン)と秦の戦いの時,娘の命の恩人,晋の魏顆のために亡父の霊が草を結んで,秦の杜回をつまずかせ,恩返ししたという「左氏伝(宣公十五年)」の故事から〕
恩に報いる。「只是犬川・犬田に代りて窃(ヒソ)かに―・びし也/読本・八犬伝 8」

くさ=茂る

――茂る
あちこちに,いろいろな草がたくましく生い茂っている。[季]夏。

くさ=青む

――青む
春になって,いつの間にか草がそこここに生え出てくる。[季]春。

くさあわせ

くさあわせ [3] 【草合(わ)せ】
物合わせの一。平安以降,五月五日の節句などに,いろいろの草を出し合ってその優劣を競った遊び。中国の闘草をまねたもの。草尽くし。

くさい

くさ・い 【臭い】
■一■ [2] (形)[文]ク くさ・し
〔動詞「腐(クサ)る」と同源〕
(1)いやなにおいがする。「―・いどぶ川」「取り捨つるわざも知らねば,―・き香世界にみち満ちて/方丈記」
(2)疑わしい様子である。あやしい。うさんくさい。「犯行現場から急ぎ足で立ち去った男が―・い」
■二■ (接尾)
〔形容詞型活用 ([文]ク くさ・し)〕
体言およびそれに準ずるものに付く。
(1)そのようなにおいがする意を表す。「汗―・い」「ガス―・い」「こげ―・い」
(2)いかにもそのように感じられる,そのような傾向を帯びている意を表す。「いんちき―・い説明」「素人―・い」「抹香(マツコウ)―・い」
(3)(形容動詞の語幹に付いて)その語の意味を強めるはたらきをする。「面倒―・い」「ばか―・い」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――さ(名)――み(名)

くさい

くさい 【救済】
〔仏〕 仏の教えによって,苦しみから救いだすこと。

くさい

くさい【臭い】
(1)〔形〕foul-[bad-]smelling;stinking;→英和
〔動〕stink;→英和
smell <of tobacco> .→英和
(2) (be) suspicious(-looking).→英和
〜物に蓋(ふた)をする hush up <a scandal> .

くさいきれ

くさいきれ【草いきれ】
fumes of grass.

くさいきれ

くさいきれ [3] 【草いきれ】
夏の強い日ざしをうけて,草むらから立ちのぼる,むっとする熱気。[季]夏。

くさいち

くさいち [2][3] 【草市】
盂蘭盆会(ウラボンエ)に供える草花や飾り物・細工物などを売る市。盆の市。盆市。花市。[季]秋。《―や人まばらなる宵の雨/正岡子規》

くさいちご

くさいちご [3] 【草苺】
バラ科の小低木。藪などに生える。茎は短いとげを散生し,三〜五個の小葉からなる葉を互生。春,枝先に白色の五弁花をつける。果実は赤く熟し食べられる。ワセイチゴ。ナベイチゴ。[季]夏。

くさいにち

くさいにち [2] 【九斎日】
三斎月と六斎日とを合わせていう語。一・五・九月の全部の日,およびそれ以外の月の八・一四・一五・二三・二九・三〇日。在家の者が,おこないをつつしむべき日とされる。

くさいりずいしょう

くさいりずいしょう [5] 【草入り水晶】
内部に金紅石・電気石・緑泥石・緑簾石・赤鉄鉱などの結晶を含み,草を含んでいるように見える水晶。

くさいろ

くさいろ【草色(の)】
green.→英和

くさいろ

くさいろ [0] 【草色】
草の葉の色。青みがかった緑色。また,緑色系統の色を広くいう。くさばいろ。

くさうお

くさうお [2] 【草魚】
カサゴ目の海魚。全長50センチメートルに達する。体形は細長くて側扁する。頭はやや大きく,背びれ・尻びれは尾びれに連なり,胸びれは幅が広く,腹びれは吸盤状。体色は淡灰色で,暗青色斑が散在する。皮膚はぶよぶよして,食用にしない。本州以北の沿岸の海底に分布。カンテンウオ。
〔ソウギョは別の魚〕

くさえのさか

くさえのさか クサヱ― 【孔舎衛坂】
大阪府東大阪市,生駒山地を奈良県へ越える古道の坂。神武天皇東征のとき,兄五瀬命(イツツセノミコト)が流れ矢で負傷したという地。孔舎衙坂(クサカザカ)。

くさえんじゅ

くさえんじゅ 【草槐】
植物クララの別名。

くさか

くさか 【久坂】
姓氏の一。

くさか

くさか 【日下】
姓氏の一。

くさかき

くさかき [3][0][4] 【草掻き】
「草削り」に同じ。

くさかげ

くさかげ [0][3] 【草陰】
生い茂った草の陰。

くさかげの

くさかげの 【草陰の】 (枕詞)
地名「荒藺(アライ)」「安努(アノ)」にかかる。かかり方未詳。草深い意で実景によってかかるとも,草陰の畦(アゼ)の意で,「あぜ」の古語「あ」にかかるともいう。「―安努な行かむと墾(ハ)りし道/万葉 3447」

くさかげろう

くさかげろう [4][3] 【草蜻蛉】
クサカゲロウ科の昆虫。体長約10ミリメートルで,前ばねの長さ15ミリメートル内外。体は緑色で細く,弱々しい。はねは軟らかく透明で,縦脈は緑色。卵には糸状の長い柄がつき,俗にウドンゲと呼ぶ。幼虫・成虫ともアブラムシなどの小昆虫を捕食する。[季]秋。《―吹かれ曲りし翅のまゝ/中村草田男》

くさかげんずい

くさかげんずい 【久坂玄瑞】
(1840-1864) 幕末の長州藩士。名は通武。通称,義助。吉田松陰の妹婿。松下村塾に学ぶ。藩論を公武合体から尊攘論に統一。イギリス公使館焼き打ち,下関外国船砲撃事件に加わる。禁門の変を指導して負傷,自殺した。

くさかご

くさかご [2] 【草籠】
刈り取った草を入れる籠。草刈り籠。

くさかざか

くさかざか 【孔舎衙坂】
⇒孔舎衛坂(クサエノサカ)

くさかせいけつ

くさかせいけつ 【日下世傑】
(1712-1752) 江戸中期の漢詩人。河内の人。名は文雄。号は生駒山人。生駒山の近くに住み詩をよくして,竜草廬と親交があった。著「生駒山人詩集」

くさかたばみ

くさかたばみ [3] 【草酸漿】
家紋の一。カタバミの茎と葉をかたどったもの。

くさかべ

くさかべ 【日下部】
姓氏の一。

くさかべいそうじ

くさかべいそうじ 【日下部伊三次】
(1814-1858) 幕末期の志士。薩摩藩士。1858年,攘夷勅諚の写しを江戸の水戸屋敷に伝達。安政の大獄で牢死。

くさかべのおうじ

くさかべのおうじ 【草壁皇子】
(662-689) 天武天皇の皇子。母はのちの持統天皇。文武天皇・元正天皇の父。壬申(ジンシン)の乱で父に従い,皇太子となったが早世。

くさかべめいかく

くさかべめいかく 【日下部鳴鶴】
(1838-1922) 書家。彦根の人。本名,東作。字(アザナ)は子暘。野鶴とも号す。清の楊守敬に啓発されて漢・六朝書道の書法を研究。特に漢隷は一世を風靡(フウビ)し,多くの門下生を輩出。

くさかまり

くさかまり 【草屈り】
〔草かげにひそんで敵状を探る者の意〕
「伏(フ)せかまり」に同じ。

くさかやひめ

くさかやひめ 【草茅姫】
草花の祖。草をつかさどる女神。「―もあはれとぞ思ふ/経盛家歌合」

くさかやま

くさかやま 【草香山】
大阪府東大阪市東部,生駒(イコマ)山の西側一帯をいう。昔,大和と河内とを結ぶ,直越(タダコエ)の道が通じていた。

くさかり

くさかり [3][4] 【草刈(り)】
家畜の飼料や肥料にするために草を刈ること。また,草を刈る人。[季]夏。

くさかり

くさかり【草刈】
mowing.草刈がま(機) a sickle (a mowing machine).→英和

くさかりうた

くさかりうた [4] 【草刈り唄】
民謡分類上の名称。仕事唄の一。野山への行き帰りや草刈りの手を休めた折に唄ったもの。所在を知らせるための唄なので,声を長くのばして唄うものが多い。

くさかりうま

くさかりうま [4] 【草刈(り)馬】
(1)真菰(マコモ)や藁(ワラ)で作った馬。七夕の日に飾り,農馬の安全を祈る。
(2)草刈りなどに用いる駄馬。

くさかりがま

くさかりがま [4][5] 【草刈り鎌】
草を刈るかま。くさがま。

くさかりつぼだい

くさかりつぼだい [5] 【草刈壺鯛】
スズキ目の海魚。全長約40センチメートル。体は褐色で側扁し,長楕円形。吻(フン)がとがり,うろこは粗雑で,背びれ・尻びれに強大なとげがある。食用。北太平洋中部に分布。

くさかんむり

くさかんむり [3] 【草冠】
漢字の冠の一。「草」「菜」「蒼」などの「艹」。そうこう。
〔常用漢字・人名用漢字では「艹」(三画),そのほかの漢字では「艹」(四画)も用いられる。なお,漢和辞典では一般に「艸」(六画)部に配列される〕

くさがき

くさがき [2] 【草垣】
生い茂って垣のようになった草。

くさがくれ

くさがくれ 【草隠れ】
(1)草の中に隠れること。また,その草の中。「―にてかはづ鳴くなり/永久百首」
(2)草深い人里離れた所。「かかる―に過ぐし給ひける年月の/源氏(蓬生)」

くさがめ

くさがめ [3][0] 【草亀・臭亀】
(1)カメの一種。甲長12〜25センチメートルで,背甲は暗褐色。四肢の付け根にある腺から臭液を出す。子はゼニガメと呼ばれる。本州以南と朝鮮・台湾・中国に分布。
(2)カメムシの異名。

くさがれ

くさがれ [0] 【草枯れ】
冬になって,野山や庭の草が枯れること。[季]冬。

くさき

くさき【草木】
plants;vegetation.→英和

くさき

くさき [2] 【草木】
草と木。そうもく。

くさき=にも心を置く

――にも心を置く
草木のそよぎにも警戒する。些細(ササイ)なことをも恐れるたとえ。「草木にも心置く帝の御謀叛/浄瑠璃・大塔宮曦鎧」

くさき=も揺(ユ)るがぬ

――も揺(ユ)るがぬ
太平であるさま。草も揺るがぬ。「―明朝を,攻め破らんなどとは/浄瑠璃・国性爺合戦」

くさき=も眠(ネム)る

――も眠(ネム)る
夜がすっかり更けて辺りが静まりかえるさま。「―丑(ウシ)三つ時」

くさき=も靡(ナビ)く

――も靡(ナビ)く
権勢が盛んで,多くの人が服従するさま。また,魅力のあるものが多くの人々をひきつけるさま。

くさきぞめ

くさきぞめ [0] 【草木染(め)】
植物の根・皮・葉・実などから採った色素を用いて染めること。また,染めたもの。
〔小説家山崎斌(アキラ)(1892-1972)が命名〕

くさきょうちくとう

くさきょうちくとう [0] 【草夾竹桃】
ハナシノブ科の多年草。北アメリカ原産。茎は直立し,高さ1メートル内外。夏,茎頂に円錐花序をたて赤紫色・白色などの花を多数つける。切り花・花壇に利用。花魁草(オイランソウ)。フロックス。

くさきり

くさきり [4][3] 【草切り】
(1)まぐさを切る道具。おしきり。
(2)はじめて田畑を開いた者。

くさきり

くさきり [0] 【草螽蟖】
キリギリス科の昆虫。頭からはねの先まで約45ミリメートルで,全身緑色の個体と褐色の個体がある。頭頂は丸みをおび,触角は糸状。秋,草原でジーと鳴く。本州以南,東南アジアにかけて分布。

くさきダム

くさきダム 【草木―】
群馬県勢多郡東村,利根川支流の渡良瀬川にある灌漑・上水用などの多目的ダム。重力式で,堤高140メートル。1976年(昭和51)完成。

くさぎ

くさぎ [0] 【臭木】
クマツヅラ科の落葉小高木。山野に多い。高さ約3メートル。全体に臭気がある。葉は大きく広卵形。八月頃,枝頂に白花を多数つける。果実は球形で濃青色,果実の下に赤紫色の萼が星形に残る。果実を染料に,若葉を食用にする。クサギリ。
〔「臭木の花」「臭木の実」は [季]秋〕
臭木[図]

くさぎかめむし

くさぎかめむし [5] 【臭木椿象】
カメムシの一種。体長約16ミリメートル。体は黒褐色の地に黄褐色の斑紋がある。サクラ・モモ・クサギなどについて果実から汁を吸う。不快な臭気を発する。九州以北の各地と東アジアに分布。

くさぎのむし

くさぎのむし [0] 【臭木の虫】
クサギの幹につくカミキリムシなどの幼虫。子供の疳(カン)の薬とした。

くさぎり

くさぎり [2] 【臭桐】
クサギの別名。

くさぎる

くさぎ・る 【耘る】 (動ラ四)
〔「くさきる」とも〕
雑草を取る。[日葡]

くさく

くさく [0] 【句作】 (名)スル
連歌・俳句を作ること。

くさくさ

くさくさ [2][1] (副)スル
気持ちがふさがって憂鬱なさま。気の晴れないさま。くしゃくしゃ。「気が―する」

くさくさ

くさくさ
〜する feel depressed;be in the blues.

くさくだもの

くさくだもの 【草果物】
(木にできる果物に対して)草の実で食用となるもの。イチゴ・ウリの類。[和名抄]

くさぐさ

くさぐさ [2][0] 【種種】
物事の種類や品数などの多いこと。いろいろ。さまざま。「―の品」「やかましい名を―作り設けて/夜明け前(藤村)」

くさぐさのうた

くさぐさのうた [2] 【種種の歌】
和歌集部立ての一である雑歌(ゾウカ)の別名。賀茂真淵の「万葉考」における用語。

くさぐも

くさぐも [0] 【草蜘蛛】
タナグモ科のクモ。体長約15ミリメートル。黄褐色の地に褐色のすじがあり毛深い。低木などに漏斗(ロウト)状住居をもった棚状の網を張り,虫を捕らえる。日本各地の平地や山地に分布。

くさぐら

くさぐら 【草鞍】
雑役馬につける粗製の鞍。山形(ヤマガタ)を藁(ワラ)などで作り簡素な居木(イギ)に結いつけた鞍。多く,耕作などに用いる。雑鞍(ゾウグラ)。「―置きたる馬追うて/盛衰記 19」

くさけいば

くさけいば【草競馬】
a local horse race.

くさけいば

くさけいば [3] 【草競馬】
公認の競馬に対して,農村や田舎町などで行われる小規模な競馬。

くさけずり

くさけずり [3] 【草削り】
草刈りや土寄せに用いる農具。ワの字形などをした刃物に長柄をつけたもの。草掻き。万能(マンノウ)。
草削り[図]

くさごえ

くさごえ [0] 【草肥】
植物の茎や葉を田畑にすきこんだ肥料。緑肥(リヨクヒ)。

くさごろも

くさごろも 【草衣】
(1)草で編んだり織ったりして作った粗末な着物。
(2)草の汁を摺(ス)りつけて色・模様をつけた着物。「いにしへを,何としのぶの―/謡曲・野宮」

くさし

くさ・し 【臭し】 (形ク)
⇒くさい

くさしおう

くさしおう [3] 【草雌黄】
⇒ガンボージ

くさしぎ

くさしぎ [3] 【草鷸】
チドリ目シギ科の鳥。全長24センチメートル内外で,背面は暗灰褐色,腹面は白。群をつくらず沼地や湿地にすむ。ユーラシア北部で繁殖し,冬は南に移る。日本には主に旅鳥として渡来するが,越冬するものもある。

くさしばい

くさしばい [3] 【草芝居】
農村や地方の町などで演じられる素人(シロウト)芝居,または田舎回りの芝居。田舎芝居。地芝居(ジシバイ)。地狂言。

くさじし

くさじし [2] 【草鹿】
鹿をかたどった弓の的。板で形を作り,牛の革をはって中に綿をつめ,横木につるしたもの。鎌倉時代より,歩射(ブシヤ)の練習に用いられた。
草鹿[図]

くさじらみ

くさじらみ [3] 【草虱】
「藪虱(ヤブジラミ)」に同じ。[季]秋。

くさす

くさ・す [0][2] 【腐す】 (動サ五[四])
(1)悪意をもって他を悪く言う。こきおろす。けなす。「他人の仕事を―・す」
(2)「くさらす」に同じ。「気ヲ―・ス/日葡」
[可能] くさせる

くさす

くさす【腐す】
speak ill of <a person> .

くさすぎかずら

くさすぎかずら [5] 【草杉蔓】
ユリ科のつる性多年草。海岸の砂地に生える。茎は長さ1.5メートルに達し,線形の葉状枝を数個ずつ束生する。葉は鱗片状に退化。夏,淡黄色の小花をつけ,白色の果実を結ぶ。肥厚した根は,砂糖漬けにして食用とし,また漢方で天門冬(テンモンドウ)と呼んで鎮咳・利尿などの薬にする。
草杉蔓[図]

くさずみ

くさずみ [2] 【臭墨】
悪いにおいのする粗悪な墨。

くさずもう

くさずもう [3] 【草相撲】
素人(シロウト)が祭礼などの折に行う相撲。野相撲。[季]秋。

くさずり

くさずり [0][4] 【草摺】
(1)草の葉や花をすりつけて衣服を染めること。また,その衣服。
(2)鎧(ヨロイ)の衡胴(カブキドウ)から垂らし,下腹部・大腿部を保護するもの。足さばきをよくするため,数か所縦割りにしてある。下散(ゲサン)。こしよろい。
→大鎧

くさずりなが

くさずりなが 【草摺長】 (形動ナリ)
草摺を長く垂らして着ているさま。「黒革威の鎧の大荒目にかねまぜたるを―にきなして/平家 2」

くさずりびき

くさずりびき 【草摺引き】
曾我五郎と朝比奈が鎧(ヨロイ)の草摺を引き合って力比べをした故事。浄瑠璃・歌舞伎・歌謡などに取り入れられ,特に歌舞伎舞踊は一系統をなしてしばしば上演される。

くさせんり

くさせんり 【草千里】
阿蘇火山中央火口丘にある,烏帽子(エボシ)岳北斜面の火口跡。皿状の地形全体が草原をなす。草千里ヶ浜。

くさそてつ

くさそてつ [3] 【草蘇鉄】
オシダ科の夏緑性シダ植物。山中に群生する。長さ約70センチメートルの二回羽状葉が束生し,秋,葉の中心から胞子葉が出る。若葉をコゴミと呼び,食用にする。コゴミ。ガンソク。ニワソテツ。
草蘇鉄[図]

くさぞうし

くさぞうし [3] 【草双紙】
江戸中期から明治の初めにかけて作られた挿絵主体の仮名書きの読み物。子供向けの絵解き本に始まり,次第に大人向きのものになり,浄瑠璃の素材や遊里に題材を取り,洒落・滑稽を交えるものが出た。のち教訓物・敵討物が流行した。絵双紙。表紙の色や装丁によって,赤本・黒本・青本・黄表紙・合巻(ゴウカン)などに区別されるが,特に合巻のみをさす場合がある。

くさたお

くさたお クサタヲ 【草田男】
⇒中村(ナカムラ)草田男

くさたけ

くさたけ [2][0] 【草丈】
イネやムギ,また草などの高さ。

くさたばね

くさたばね 【草束】
(1)油けも髪飾りもない女性の束ね髪。多く,喪中に結う。「仕合な娵(ヨメ)はくるくる―/柳多留 67」
(2)簡素に結った島田髷(マゲ)。江戸後期,京都祇園で流行。

くさだ

くさだ 【草田】
(1)雑草の茂った田。
(2)イネの生い茂った田。「露落つる―の穂さきうちなびき/夫木 12」

くさだい

くさだい 【草代】
(1)「草役米(クサヤクマイ)」のこと。
(2)他村の者にその土地の草を刈らせる代償として受け取る米や銭。

くさだか

くさだか 【草高】
近世,領内の土地から産出する米の収穫総高。
→現石(ゲンコク)

くさだち

くさだち 【草質】
本草学で,草の性質をもつ植物の称。
→草本(ソウホン)

くさだんご

くさだんご [3] 【草団子】
糝粉(シンコ)にヨモギを混ぜて作った蒸し団子。

くさち

くさち [0] 【草地】
草の生えている土地。そうち。

くさち

くさち【草地】
a grassland;→英和
a meadow.→英和

くさちりようけん

くさちりようけん [5] 【草地利用権】
⇒そうちりようけん(草地利用権)

くさっぱら

くさっぱら [0] 【草っ原】
「くさはら(草原)」の転。

くさつ

くさつ 【草津】
(1)群馬県吾妻郡,白根山東斜面にある町。古くから知られた温泉町で,泉質はアルミニウム硫酸塩泉。
(2)滋賀県南部の市。東海道の宿場町で中山道を分岐する交通の要地。

くさつき

くさつき [0] 【草付き】
登山用語。急峻な岩場で草や低木の生えている所。

くさつせん

くさつせん 【草津線】
JR 西日本の鉄道線。三重県柘植(ツゲ)・滋賀県貴生川・草津間,36.7キロメートル。主として野洲川流域を走り,関西本線と東海道本線を結ぶ。

くさつぶし

くさつぶし 【草津節】
群馬県草津温泉の民謡で,湯揉(ユモ)み唄。大正初めに埼玉県北足立郡の機織り唄が伝えられ,湯揉みの折に唄われたのに始まる。

くさつみ

くさつみ [4][3] 【草摘み】 (名)スル
春先,野原に出て摘み草を楽しむこと。[季]春。

くさつやき

くさつやき [0] 【草津焼】
滋賀県草津に産する陶器。天明年間(1781-1789)の創始という。姥(ウバ)ヶ餅焼を模した信楽(シガラキ)土の陶器。

くさつゆもみうた

くさつゆもみうた 【草津湯揉み唄】
群馬県草津温泉の民謡で,お座敷唄。大正初めに茨城県沿岸部の酒盛り唄が伝えられ,三味線の伴奏がつけられたもの。草津よほほい節。

くさづくし

くさづくし [3] 【草尽(く)し】
(1)「草合わせ」に同じ。
(2)いろいろの草花を描いた模様。「秋の野に―ぬうたるひたたれに/幸若・敦盛」

くさづと

くさづと 【草苞】
(1)草で包んだみやげ物。「是も都の―に/草根集」
(2)賄賂(ワイロ)。「―に国もかたぶく粽(チマキ)かな/毛吹草」

くさとり

くさとり [3][4] 【草取り】 (名)スル
(1)畑・庭・道などの雑草を取ること。また,その人。草引き。草むしり。[季]夏。
(2)小さな熊手の形の,雑草を取るための道具。

くさとり

くさとり【草取】
weeding;a weeder (機).→英和
〜をする weed <a garden> .→英和

くさとりづめ

くさとりづめ [4] 【草取り爪】
除草具の一。鉄や竹製の琴爪状のもので,指先にはめて水田の土を掻(カ)いて草を取る。

くさどせんげんちょういせき

くさどせんげんちょういせき 【草戸千軒町遺跡】
広島県福山市芦田川の川敷にある中世遺跡。常福寺の門前町・港町で,井戸・町屋・陶磁器・木製品が出土し,中世の生活史を知る上で重要。

くさどる

くさど・る 【草取る】 (動ラ四)
〔古くは「くさとる」か〕
鷹(タカ)狩りで,鷹が草むらの鳥をつかまえる。[日葡]

くさなぎ

くさなぎ 【草薙】
静岡県清水市内の地名。有度(ウド)山北麓にあって,日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の草薙の剣(ツルギ)の由来を伝える地。草薙神社がある。

くさなぎ

くさなぎ 【日柳】
姓氏の一。

くさなぎえんせき

くさなぎえんせき 【日柳燕石】
(1817-1868) 幕末の勤王家。名は政章。通称,加島屋長次郎。讃岐(サヌキ)の人。侠客である一方,詩文に優れ,また長州・土佐の尊攘派を助けて活躍。戊辰(ボシン)戦争に従軍中,柏崎で病死。

くさなぎのつるぎ

くさなぎのつるぎ 【草薙の剣】
三種の神器の一。記紀で素戔嗚尊(スサノオノミコト)が退治した八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の尾から出たと伝えられる剣。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が焼津の野で草を薙ぎ払ったところからの名と記紀では再解釈するが,本来は「臭蛇(クサナギ)」の意か。のち熱田神宮にまつられた。天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ)。

くさねむ

くさねむ [3][0] 【草合歓】
マメ科の一年草。水辺に自生。高さ約60センチメートル。葉は羽状複葉で,ネムの葉に似る。七〜九月,葉腋に黄色の小花をつけ,豆果を結ぶ。

くさねんぐ

くさねんぐ 【草年貢】
江戸時代の小物成(コモノナリ)の一。草地などを検地してその反別(タンベツ)により納める年貢。野年貢。

くさの

くさの 【草野】
姓氏の一。

くさのいおり

くさのいおり 【草の庵】
粗末な家。くさのいお。「わが袖は―にあらねども/伊勢 56」

くさのおう

くさのおう [4] 【草の王】
ケシ科の越年草。山地の路傍や林縁に生える。茎や葉の黄色の汁液はアルカロイドを含み有毒。高さ約50センチメートル。葉は羽状に深裂。初夏,葉腋から花序を立て数個の黄色四弁花を開き,蒴果(サクカ)を結ぶ。白屈菜(ハツクツサイ)。
草の王[図]

くさのかげ

くさのかげ 【草の陰】
「草葉(クサバ)の陰」に同じ。「―にても名残り惜しうや思はれけん/平家 3」

くさのこう

くさのこう 【草香】
香草の名。�(ウン)。香。[和名抄]

くさのしる

くさのしる [4] 【草の汁】
雌黄(シオウ)に藍蝋(アイロウ)をまぜて作った草緑色の絵の具。日本画で用いる。

くさのしんぺい

くさのしんぺい 【草野心平】
(1903-1988) 詩人。福島県生まれ。中国の嶺南大中退。庶民的生命力や反抗精神を蛙に託した「第百階級」ほか,独特な宇宙感覚をもつ詩を作る。宮沢賢治を紹介。詩集「母岩」「蛙」など。

くさのたより

くさのたより 【草の便り】
「草の縁(ユカリ)」に同じ。

くさのと

くさのと 【草の戸】
草庵の戸。また,簡素なわびしい住まい。草のとぼそ。

くさのとざし

くさのとざし 【草のとざし】
草庵の戸。また,簡素な住まい。草の戸。「立ちとまり霧のまがきの過ぎうくは―にさはりしもせじ/源氏(若紫)」
〔一説に,「草の閉ざし」で草が生い茂って入り口を閉ざす意とも〕

くさのにしき

くさのにしき [4] 【草の錦】
色づいた秋草を錦に見立てていう語。草紅葉。[季]秋。《別れ路や―を裁つ思ひ/几董》

くさのね

くさのね【草の根運動】
a grass-roots movement.

くさのね

くさのね [4] 【草の根】
(1)草の根もと。かくれて見えないところ。
(2)議会や政党・労働組合などの組織に属さない一般人。民衆。グラス-ルーツ。「―の反核運動」

くさのね=を分(ワ)けて探(サガ)す

――を分(ワ)けて探(サガ)・す
あらゆる手段を尽くして隅々まで探す。徹底的に探す。草を分けて探す。

くさのねみんしゅしゅぎ

くさのねみんしゅしゅぎ [8] 【草の根民主主義】
広く一般の人々の間に根を下ろし,住民運動などにより一般の人々が政治に参加する民主主義。

くさのは

くさのは 【草の葉】
〔原題 Leaves of Grass〕
ホイットマンの詩集。1855年初版刊行以後,増補を繰り返して四百編に及ぶ。霊肉の神秘的一致や,民主主義の本義をうたう。

くさのはな

くさのはな [5] 【草の花】
草に咲く花。特に,秋咲く草の花。千草(チグサ)の花。[季]秋。《―ひたすら咲いてみせにけり/久保田万太郎》

くさのはら

くさのはら 【草の原】
(1)草の生えている原。草原。
(2)草深い墓地。「憂身世にやがて消えなば尋ねても―をば訪はじとや思ふ/源氏(花宴)」

くさのほたる

くさのほたる 【草の蛍】
〔腐った草が蛍になるという「礼記(月令)」の句から〕
蛍。また,草の中にいる蛍。「夏はまた―をあつめつつ/拾遺(雑下)」

くさのまくら

くさのまくら 【草の枕】
「草枕」に同じ。旅。旅寝。「―にあまたたび寝ぬ/古今(羇旅)」

くさのみ

くさのみ [0] 【草の実】
草に生(ナ)る実。特に,秋の草に実る実。[季]秋。《―や空しく土となる斗り/闌更》

くさのめ

くさのめ [4][0] 【草の芽】
萌(モ)え出た草の若芽。[季]春。《―ははや八千草の情あり/青邨》

くさのやどり

くさのやどり 【草の宿り】
(1)草の上を宿とすること。「物や悲しききりぎりす―に声たえずなく/後撰(秋上)」
(2)粗末な住居。草の庵(イオリ)。「心もて―をいとへども/源氏(鈴虫)」

くさのゆかり

くさのゆかり 【草の縁】
〔古今(雑上)「紫のひともとゆえにむさし野の草はみながらあはれとぞ見る」による〕
あるものに情愛を感ずると,それに縁故のある他のものにまで広く情愛が及ぶこと。転じて,何らかの縁でつながるもの。草の便り。紫のゆかり。「ねは見ねど哀れとぞ思ふ武蔵野の露分けわぶる―を/源氏(若紫)」

くさはら

くさはら【草原】
a grassy plain;[牧草地]a meadow.→英和

くさはら

くさはら [0] 【草原】
草のしげっている野原。

くさば

くさば [0] 【草葉】
草の葉。

くさば

くさば 【草場】
姓氏の一。

くさば

くさば【草葉】
a blade of grass.〜の陰で in the grave.→英和

くさばいろ

くさばいろ [0] 【草葉色】
草色。

くさばな

くさばな [2] 【草花】
花の咲く草。また,草に咲いている花。

くさばな

くさばな【草花】
a flowering plant.

くさばのかげ

くさばのかげ [5] 【草葉の陰】
(1)草の葉の下。草陰。草の陰。
(2)墓の下。あの世。草の陰。「―から見守る」

くさばのたま

くさばのたま 【草葉の玉】
草葉についている露を玉に見たてていう語。「袖のみぬれていとどしく―の数やまさらむ/新古今(恋三)」

くさばのつゆ

くさばのつゆ 【草葉の露】
草の葉の上にとどまった露。はかないもののたとえ。「わが思ふ人は―なれや/拾遺(恋二)」

くさばのとこ

くさばのとこ 【草葉の床】
草葉を敷いた寝床。また,野宿すること。「人はこぬ―の露の上に/現存六帖」

くさばはいせん

くさばはいせん 【草場佩川】
(1787-1867) 江戸後期の儒者・漢詩人。肥前の人。名は韡。江戸で古賀精里に学び,佐賀藩に仕える。絵もよくした。著「佩川詩鈔」

くさひき

くさひき [0][4] 【草引き】
草むしり。草取り。[季]夏。
〔主に関西地方での言い方〕

くさひとかた

くさひとかた 【草人形】
藁(ワラ)で作った人形。「―を造り/日本書紀(神功訓)」

くさひば

くさひば [0] 【草檜葉】
イワヒバの別名。

くさひばり

くさひばり [3] 【草雲雀】
クサヒバリ科のコオロギ。体長約7ミリメートルで,触角が長く,約20ミリメートル。体は淡黄褐色で黒斑がある。成虫は七〜一〇月に現れ,雄はチリリリと美しく鳴く。古来,鳴く虫の一つとして愛玩されてきた。本州以南と台湾・朝鮮半島に分布。[季]秋。
草雲雀[図]

くさび

くさび【楔】
<drive in> a wedge.→英和
〜形の wedge-shaped;cuneiform <characters> .→英和

くさび

くさび [0] 【楔】
(1)断面が V 字形をした木・石・金属などでつくった部品・道具。枘(ホゾ)穴に差し込んだ部材を固定するためにすき間に打ち込んだり,石を割ったり,重いものを押し上げたりするのに用いる。責め木。
(2)二つのものを固くつなぎ合わせるもの。きずな。「両国親善の―となる」

くさび=を刺(サ)す

――を刺(サ)・す
後日のため,あらかじめ固く約束しておく。念をおす。

くさび=を打ち込む

――を打ち込・む
敵陣に攻め入って敵の勢力を二分する。また,相手の勢力の中に自分の勢力を打ち立てる。

くさびいし

くさびいし [3] 【楔石】
⇒要石(カナメイシ)(2)

くさびがた

くさびがた [0] 【楔形】
楔の断面に似た形。一端が広く他端にむかうにしたがって狭くなるような形。けっけい。

くさびがたもじ

くさびがたもじ [6] 【楔形文字】
アッカド語からペルシャ語まで古代メソポタミアの諸言語の表記文字。紀元前3000年以前にシュメール人によって発明された。粘土板に葦のペンで書いたため楔の形をしている。楔状文字。けっけいもじ。せっけいもじ。

くさびどめ

くさびどめ [0] 【楔留(め)】
楔を打って接ぎ目のゆるみをなくすこと。

くさびふぐ

くさびふぐ [4] 【楔河豚】
フグ目マンボウ科の海魚。体長80センチメートル程度。体は強く側扁し楔形で,後端は切り落とされたような形をしている。世界中の熱帯域,日本では琉球諸島以南に分布。

くさびら

くさびら 【草片・茸】
(1)野菜。青物(アオモノ)。[和名抄]
(2)茸(キノコ)。「木に生ひたる―あついものにせさせ/宇津保(国譲下)」
(3)〔斎宮の忌み詞〕
獣の肉。[延喜式(斎宮寮)]

くさびら

くさびら 【菌・茸】
狂言の一。屋敷に茸(キノコ)が生えたので山伏に祈祷(キトウ)を頼むが,かえって茸はふえ,ついには動き回るようになる。茸山伏。

くさびらいし

くさびらいし [4] 【草片石】
花虫綱の腔腸動物。単体のイシサンゴ。体は楕円形で,長径20センチメートルに達する。表面は細かい襞(ヒダ)が並び,茸(キノコ)の笠の裏に似る。小笠原・台湾以南の熱帯の海に広く分布し,サンゴ礁をつくる。

くさふ

くさふ [0] 【草生】
草の生えている所。草原。

くさふぐ

くさふぐ [0][3] 【草河豚】
フグ目の海魚。全長20センチメートル内外。背面はくすんだ青緑色で小白紋が散在し,腹面は白色。砂中へ潜る習性がある。猛毒をもち,食用にしない。本州以南,沖縄・朝鮮の沿岸に分布。スナフグ。
→フグ

くさふじ

くさふじ [0][2] 【草藤】
マメ科のつる性多年草。草地に自生。葉は披針形の小葉からなる羽状複葉。初夏,葉腋に青紫色の蝶形花を総状につける。牧草として利用。

くさぶえ

くさぶえ [0][3] 【草笛】
(1)草で作った笛。草の葉や茎を口にあて,笛のように吹き鳴らすもの。[季]夏。《―の子や吾を見て又吹ける/星野立子》
(2)雅楽用の笛に対して,俗楽に用いる七孔の横笛。しのぶえ。

くさぶえ

くさぶえ【草笛】
a reed.→英和

くさぶか

くさぶか 【草深】 (名・形動ナリ)
〔「くさふか」とも〕
草が深く生い茂っているさま。また,その場所。「もとありつる山中の―なり/十訓 1」

くさぶかい

くさぶかい【草深い】
grassy.→英和
〜田舎 a remote countryside;an out-of-the-way place.

くさぶかい

くさぶか・い [4] 【草深い】 (形)[文]ク くさぶか・し
〔「くさふかい」とも〕
(1)草が深く茂っている。「―・い原野」
(2)ひなびている。辺鄙(ヘンピ)である。「―・い田舎に育つ」

くさぶかゆり

くさぶかゆり 【草深百合】
草深い所に生えている百合。「道の辺の―の花笑みに/万葉 1257」

くさぶき

くさぶき【草葺の】
(straw-)thatched.→英和

くさぶき

くさぶき [0] 【草葺き】
茅(カヤ)・藁(ワラ)などを用いて屋根を葺くこと。また,その屋根。

くさぶきやね

くさぶきやね [5] 【草葺き屋根】
草葺きの屋根。草屋根。くさぶき。

くさぶし

くさぶし 【草臥し】
(1)鹿などが草の上にふすこと。また,その場所。「さ雄鹿の小野の―いちしろく/万葉 2268」
(2)山野に野宿すること。「から衣きつつならしのおのが―/新撰六帖 5」

くさぼうき

くさぼうき [3] 【草箒】
ホウキグサをたばねて作った手ぼうき。

くさぼけ

くさぼけ [0][3] 【草木瓜】
バラ科の落葉小低木。日当たりのよい地に群生する。高さ約40センチメートル。葉は倒卵形。早春,朱紅色の五弁花をつける。果実は球形で,黄熟し酸味が強い。シドミ。地梨(ジナシ)。[季]春。
草木瓜[図]

くさぼたん

くさぼたん [3] 【草牡丹】
キンポウゲ科の多年草。山中の草地に生える。高さ約80センチメートル。葉は広卵形の小葉三個からなる複葉。夏から秋に,腋生および頂生の円錐花序上に青紫色をした四弁の鐘形花が多数下向きに咲く。
草牡丹[図]

くさま

くさま 【草間】
姓氏の一。

くさまくら

くさまくら [3] 【草枕】
■一■ (名)
〔草を束ねた仮の枕,の意から〕
旅。旅寝。くさのまくら。笹(ササ)枕。「朝なけに見べき君とし頼まねば思ひ立ちぬる―かな/古今(離別)」
■二■ (枕詞)
「旅」「結(ユ)う」と同音の「夕」などにかかる。「家にあれば笥(ケ)に盛る飯を―旅にしあれば椎の葉に盛る/万葉 142」

くさまくら

くさまくら 【草枕】
小説。夏目漱石作。1906年(明治39)発表。主人公の画工となぞめいた女性との交流を軸に,非人情の出世間的な芸術論を述べる。俳句的小説。

くさまなおかた

くさまなおかた 【草間直方】
(1753-1831) 江戸時代の商人・学者。大坂の人。通称鴻池屋伊助。懐徳堂に学ぶ。晩年物価・貨幣の変遷を記した「三貨図彙」(四四巻)を著した。

くさみ

くさみ [3] 【臭み】
(1)不快なにおい。また,におっている状態やその程度。「水道の水にいやな―がある」
(2)人に与える嫌な感じ。不快な印象。嫌み。「―のある芝居」
(3)葱(ネギ)。

くさみ

くさみ【臭味】
(1) a bad smell;→英和
an offensive odor;stench.→英和
(2) affectation (気取り).→英和
〜がない be free from smell[affectation (比喩的)].〜を抜く take off the smell.

くさむしり

くさむしり [3] 【草毟り】 (名)スル
「草取り」に同じ。[季]夏。

くさむしろ

くさむしろ [3] 【草筵】
(1)草や藁(ワラ)を編んで作った筵。
(2)草が筵を敷いたように一面に生えていること。「―野もせの露の玉をしくらん/夫木 10」
(3)草を敷物とした仮の寝床。「ひと夜仮寝の―/謡曲・鵜飼」

くさむす

くさむ・す [3] 【草生す・草産す】 (動サ五[四])
草がはえる。「―・した墓」「山行かば―・す屍(カバネ)/万葉 4094」

くさむすび

くさむすび 【草結び】
(1)粗末な庵(イオリ)を作って住むこと。「これはこの山遥かの麓に―する女なるが/謡曲・身延」
(2)〔道しるべに草を結んだことから〕
人に先だって物事を始めること。くさわけ。草創。「その―より久しき里人に弥藤太と呼びつづけて四代まで/浮世草子・新可笑記 1」
(3)男女の仲を約束すること。縁結び。「草のゆかりの―/浄瑠璃・栬狩」

くさむら

くさむら【叢】
a bush;→英和
a grassy place.

くさむら

くさむら [0] 【叢・草叢】
草が群がって生えている所。

くさめ

くさめ 【嚔】
(1)くしゃみ。[季]冬。《つゞけざまに―して威儀くづれけり/虚子》
(2)くしゃみが出たときに唱える呪文。「道すがら― ―と言ひもて行きければ/徒然 47」

くさもえ

くさもえ [0] 【草萌え】
春になって草の芽が萌え出ること。下萌え。[季]春。

くさもち

くさもち [2] 【草餅】
ヨモギの葉をまぜてついた餅。特に三月三日の桃の節句の祝いに作る。平安時代には,ハハコグサの若葉を用いた。青餅。母子餅。くさもちい。[季]春。

くさもちのせっく

くさもちのせっく 【草餅の節句】
〔草餅をひな壇に供えることから〕
三月三日の節句。

くさもの

くさもの 【臭物】
〔近世女性語〕
葱(ネギ)・蒜(ヒル)・韮(ニラ)などをいう。

くさもの

くさもの [0] 【草物】
生け花で,草本や草花の総称。
→枝物

くさもみじ

くさもみじ [3] 【草紅葉】
秋に草が色づくこと。草の紅葉。草の錦。[季]秋。

くさや

くさや [0][2] 【草屋】
(1)草ぶき屋根の家。
(2)まぐさを入れておく小屋。まぐさ小屋。

くさや

くさや [0]
ムロアジ類を開きにして,腸(ワタ)などを入れた塩分の強い汁につけてから干した干物。焼くと独特の臭みがある。伊豆諸島の特産。

くさや

くさや [2] 【草矢】
ススキ・チガヤ・スゲなどの葉の太い脈を矢柄とし,その両脇を矢羽根形に裂き,葉を指にはさんで投げ矢のように飛ばす遊び。[季]夏。《沼空へ高く放ちし―かな/池内たけし》

くさやきゅう

くさやきゅう [3] 【草野球】
素人(シロウト)が集まってする野球。

くさやきゅう

くさやきゅう【草野球】
sandlot baseball.

くさやくえい

くさやくえい [0] 【草役永】
江戸時代の小物成(コモノナリ)の一。反別のない原野でまぐさなどを刈る者に課した年貢。米で納める場合は草役米・野手(ノテ)米という。野手永。

くさやくまい

くさやくまい [0][4] 【草役米】
江戸時代の小物成(コモノナリ)の一。反別のない原野でまぐさなどを刈る者に課した役米(ヤクマイ)。銭納の場合は草役永(クサヤクエイ)・野手(ノテ)永ともいう。野手米。

くさやね

くさやね [3][0] 【草屋根】
草ぶきの屋根。

くさやぶ

くさやぶ [0] 【草藪】
草が茂って藪になっている所。

くさやもろ

くさやもろ [3][0]
ムロアジ類の一種。全長40センチメートルに達する。体形は細長く,マアジよりやや丸みを帯びる。背面は青色,腹面は銀白色。くさやの干物にする。伊豆諸島以南に分布。クサヤムロ。

くさよし

くさよし [0][3] 【草葦】
イネ科の多年草。水辺にまばらに群生。茎は高さ1メートル内外で,緑白色をした広線形の葉を互生する。初夏,茎頂に円錐状に多数の小穂をつける。

くさらかす

くさらか・す [4] 【腐らかす】 (動サ五[四])
(1)「くさらす{(1)}」に同じ。「温めける卵子すてて―・したるに/袖中抄」
(2)「くさらす{(2)}」に同じ。「気ヲ―・ス/日葡」

くさらす

くさら・す [3] 【腐らす】 (動サ五[四])
(1)くさった状態にする。くさらかす。「肉を―・す」
(2)嫌けがさすようにする。くさらかす。「人を―・すようなことばかりする」

くさらす

くさらす【腐らす】
spoil;→英和
rot;→英和
corrode (腐食).→英和
気を〜 be[feel]depressed.

くさり

くさり【鎖】
a chain.→英和
〜でつなぐ chain up <a dog> ;put <a person> in chains.

くさり

くさり 【腐り】
■一■ [3] (名)
(1)くさること。「―が来る」
(2)嫌けがさすこと。くさくさすること。「すでに我が心の―はしるく/暗夜(一葉)」
■二■ (接頭)
名詞に付いて,あざけりののしる意を添える。くされ。「―縁」

くさり

くさり 【齣・闋】 (接尾)
〔「鎖」と同源〕
話・音曲などの一つの区切り・段落。「一―語る」

くさり

くさり [0][3] 【鎖・鏁・鏈】
〔動詞「鏈る」の連用形から〕
(1)金属製の輪をつないだひも状のもの。「懐中時計の―」「―につながれた猛獣」
(2)物と物とを結び付けているもの。きずな。「因果の―」

くさりあみ

くさりあみ [0] 【鎖編み】
かぎ針で,一つのループから糸を引き出して次のループを作る編み方。
鎖編み[図]

くさりえん

くさりえん [3][0] 【腐り縁】
「くされえん(腐縁)」に同じ。

くさりかたびら

くさりかたびら [5][4] 【鎖帷子】
細い鎖をつなぎ合わせて襦袢(ジバン)などに綴(ト)じつけたもの。鎧(ヨロイ)や衣服の下にも着込んだ。鎖襦袢。
→着込み
鎖帷子[図]

くさりがま

くさりがま [3][4] 【鎖鎌】
鎌に2,3メートルの長さの鉄の鎖をつけ,その端に鉄分銅をつけた武器。分銅で敵を打ち倒し,鎌でとどめを刺す。
鎖鎌[図]

くさりきゃはん

くさりきゃはん [4] 【鎖脚絆】
家地(イエジ)に,編んだ細鎖を綴(ト)じつけたすね当て。

くさりぐるま

くさりぐるま [4] 【鎖車】
⇒鎖歯車(クサリハグルマ)

くさりごて

くさりごて [3] 【鎖籠手】
武具の一。編んだ細鎖を家地(イエジ)に綴(ト)じつけた籠手。[日葡]

くさりしころ

くさりしころ [4] 【鎖錏・鎖錣】
細鎖で仕立てた兜(カブト)のしころ。

くさりずし

くさりずし [3] 【腐り鮨】
熟(ナ)れ鮨の一種。サバなどの切り身を飯の上にのせ,アセビの葉で巻いて桶に漬け込んだもの。和歌山県南部の名産。

くさりだい

くさりだい [0] 【鎖題】
歌の会などで,前の人の詠んだ歌の末の句を次の人が初句として詠み,それを次々と続けること。一人で行うこともある。

くさりつなぎ

くさりつなぎ [4] 【鎖繋ぎ】
(1)鎖でつなぐこと。また,つないだもの。
(2)はじめと終わりがつながっている模様。

くさりのま

くさりのま [0] 【鎖の間】
座敷の種類の一。座敷の性格としては書院に属し,座敷飾りができる。古田織部や小堀遠州らは,小座敷と結び,さらには書院までつなぐことにより,一日の内に座をかえて茶を楽しみ,かつ小座敷では得られない,書院風の座敷飾りを茶会にとりいれることを可能にした。

くさりはぐるま

くさりはぐるま [5] 【鎖歯車】
歯車を直接かみ合わせず,両方の歯車の歯にかけた輪状の鎖によって動力を伝える歯車。自転車など比較的低速なものに用いられる。スプロケット。鎖車(クサリグルマ)。

くさりはちまき

くさりはちまき [5] 【鎖鉢巻】
武具の一。編んだ細鎖を綴(ト)じつけた鉢巻。

くさりば

くさりば [0] 【鎖場】
登山路や岩場で,登山者がつかまって登れるように,鎖を固定して張ったり垂らしたりしてある所。

くさりばかま

くさりばかま [4] 【鎖袴】
防具の一。袴状に仕立てた家地(イエジ)に,編んだ鎖を綴(ト)じつけた佩楯(ハイダテ)の一種。時に小鉄片を鎖に編み込む。

くさりへび

くさりへび [4] 【鎖蛇】
(1)有鱗目クサリヘビ科の爬虫類の総称。背にジグザグ状の縞模様がある有毒蛇。最大種はアフリカのガブーン-バイパーで体長2メートルに達する。アジア・アフリカ・ヨーロッパに分布。
(2){(1)}の一種。猛毒蛇。淡褐色の地に三列の黒色輪状紋が並び,体長1.5メートルに及ぶ。インド・パキスタン・東南アジアに分布。

くさりれんが

くさりれんが [4] 【鎖連歌】
連歌の形態の一。短連歌の唱和形式が,前句に付句(ツケク)を継いでいくという付合形式に発達したもの。この段階で,発句は五・七・五に定まった。一二世紀中頃の,句数・形式の整った長連歌への過渡的連歌。
→短連歌

くさりわたし

くさりわたし [4] 【鎖渡し】
鎖を頼って渡る危険な場所。

くさる

くさ・る [2] 【腐る】
■一■ (動ラ五[四])
(1)食べ物が細菌の作用によって変質し,食べられなくなる。腐敗する。いたむ。「肉が―・る」
(2)動植物の組織が細菌の作用で破壊され,悪臭を発したり,形が崩れたりする。また,うみただれることもいう。「死体が―・る」「倒木が―・る」「指が―・る」
(3)物が変質してだめになる。木や金属などが,ぼろぼろになる。「水が―・る」「釘が―・る」「土台が―・る」
(4)使わないでいるうちに,役立たなくなってしまう。なまる。にぶる。「剣術の腕が―・る」「大事な技術を―・らせる」
(5)人の精神などが堕落する。「根性が―・る」「―・りたる讃岐前司古受領の鼓打ち損なひて/大鏡(伊尹)」
(6)気分がめいって元気を失う。がっかりして気が沈む。「落第して―・っている」「気が―・る」
(7)他の動詞の連用形に付いて,他人の動作をののしっていうのに用いる。「何をし―・る」「さては娘が焼き―・つたか/滑稽本・膝栗毛(初)」
(8)博打(バクチ)で負ける。「夕べ胴が―・つてありたけとられ/咄本・御前男」
(9)水でぬれる。「―・つた着物はしぼつてひきさげ/滑稽本・膝栗毛 3」
■二■ (動ラ下二)
⇒くされる
[慣用] 糠味噌(ヌカミソ)が―/口が腐っても

くさる

くさ・る 【鏈る】 (動ラ四)
(1)長くつながる。つづく。「くちなはどもの…次第に―・りつらなりつつ/発心 4」
(2)つなぎあわせる。「神山の園の葵を―・りつつ/堀河百首」

くさる

くさる【腐る】
(1) rot;→英和
go bad;→英和
decay;→英和
addle (卵);→英和
turn sour (牛乳);putrefy (肉);→英和
become stale (魚・菓子など);→英和
corrode (金属).→英和
(2) be[feel]depressed (気が).腐った rotten;→英和
bad (食品など);corrupt;→英和
stale <fish> ;addled <eggs> .
腐りやすい perishable.→英和
腐らない keep good.

くされ

くされ [3] 【腐れ】
■一■ (名)
(1)腐ること。腐った物や,その状態。「立ち―」
(2)思うにまかせず,やけをおこして成りゆきに任せること。「ふて―」
→いっそのくされ
(3)月経。また,その期間。「藪入(ヤブイリ)は―をぬいて願ふ也/柳多留 4」
■二■ (感)
〔うそなら,口が腐ってもよいの意〕
誓うときの言葉。下に打ち消し表現を伴う。決して。「仇泣きの空誓文,―さうした事ではない/浮世草子・御前義経記」
■三■ (接頭)
名詞に付いて,あざけりののしる意を添える。「―縁」「―金」「―儒者」

くされあう

くされあ・う [4][0] 【腐れ合う】 (動ワ五[ハ四])
〔「腐れ」は「鏈れ」の意とも〕
男女が不倫な関係を結ぶ。くさりあう。くさりつく。「己(オレ)のやうな素一歩(スイチブ)と―・はうという料簡方だから/婦系図(鏡花)」

くされいち

くされいち [3] 【腐れ市】
(1)廃物を売買する市。
(2)東京日本橋大伝馬町で毎年10月19日,恵比須講(エビスコウ)の前日の夜開かれた市。懸け鯛・雑貨・植木などの市。
→べったら市

くされえん

くされえん【腐れ縁】
a fatal[an unhappy]connection[marriage].

くされえん

くされえん [3][0] 【腐れ縁】
離れようとしても離れられない悪縁。好ましくないが切るに切れない関係を批判的あるいは自嘲的にいう。くさりえん。「―が切れない」「昔からの―」

くされがね

くされがね [3] 【腐れ金】
はした金。また,けがらわしい金。めくされがね。

くされる

くさ・れる [3] 【腐れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くさ・る
腐敗する。くさる。「其処此処には―・れた,見るも情無い死骸が/武蔵野(美妙)」

くさわい

くさわい 【種】
(1)物事のたね。原因。「思ひ沈むべき―なきとき/源氏(梅枝)」
(2)種類。たぐい。「物の―はならびたれば/落窪 1」
(3)趣。面白み。「何の―もなくあはれげなるを/源氏(末摘花)」

くさわかば

くさわかば [3] 【草若葉】
萌(モ)え出た草の,若々しく伸びた葉。[季]春。

くさわき

くさわき 【草別・草脇】
〔草を押し分けて行く所の意から〕
馬や鹿などの獣の胸先の部分。くさわけ。「馬の―・むながいづくし・太腹など/平家 8」

くさわけ

くさわけ【草分】
a pioneer;→英和
an early settler.草分時代 the pioneer days.

くさわけ

くさわけ [0] 【草分け】
(1)草深い土地を切り開いて村や町の基礎をつくること。また,その人。くさきり。「この村の―」
(2)ある事を初めてすること。また,その人。創始者。「この業界では―に属する」
(3)「草別(クサワキ)」に同じ。

くさわけごろも

くさわけごろも 【草分け衣】
深い草を分けて行くときの着物。「狩人の―ほしもあへず/玉葉(秋上)」

くさわら

くさわら [3] 【草藁】
馬などに食わせる草と藁。かいば。

くさん

くさん [0] 【苦惨】
苦しみみじめなこと。

くさレダマ

くさレダマ [3] 【草―】
サクラソウ科の多年草。湿地に生える。高さ0.5〜1メートル。葉は披針形。夏から秋に,茎頂に大形の円錐花序を立て,多数の黄色の花をつける。マメ科のレダマに似るところからの名。黄連花。

くざい

くざい [0] 【句材】
俳句の題材。俳句の中に詠み込む風物。

くし

くし 【口詩】
書きつけないで,口で言う詩。「駅(ムマヤ)の長(オサ)に,―とらする人もありけるを/源氏(須磨)」

くし

くし 【口四】
〔仏〕 十悪・十善のうち,口にかかわる四つのもの。すなわち,妄語・綺語・悪口・両舌。

くし

くし [2] 【櫛】
髪をすいたり,髪飾りにしたりする道具。黄楊(ツゲ)・竹・象牙(ゾウゲ)・鼈甲(ベツコウ)・合成樹脂などで作る。

くし

くし [1] 【苦死】 (名)スル
苦労や苦悩のうちに死ぬこと。「家を興して辛苦中に―すれば/福翁百余話(諭吉)」

くし

くし【櫛】
<the teeth of> a comb.→英和
〜を入れる comb <one's hair> .

くし

くし [2] 【串】
(1)先端のとがった,鉄・竹・木などの細い棒。魚・肉・野菜・だんごなどを刺してあぶったり干したりするのに使う。「―刺し」「―焼き」
(2)蝋燭(ロウソク)のしん。「ちやくちやくと取れ蝋燭の―/犬子集」
(3)玉串。「其の御幣の―に書き付けて/今昔 24」

くし

くし [1] 【句誌】
(1)俳句結社の雑誌。
(2)俳句の専門誌。

くし

くし [1][2] 【苦使】
(1)こき使うこと。酷使。
(2)僧尼令で定められた,僧尼にのみ科される刑罰。写経・仏堂の清掃などの労役を科された。

くし

くし 【髪】
(「みぐし」「おぐし」の形で用いる)
(1)頭髪。髪の毛。「御―をかき出でて見給へば/源氏(夕霧)」
(2)(「首」「頭」と書く)首から上の部分。あたま。こうべ。「或る衆徒御―許りを取つて藪の中に隠し置きたりけるが/太平記 15」

くし

くし [1][2] 【駆使】 (名)スル
(1)追い立てて使うこと。
(2)思いどおりに使いこなすこと。「コンピューターを―する」

くし

くし 【酒】
酒(サケ)。「―の司(カミ)/古事記(中)」

くし

くし【駆使する】
order <a person> about;use freely;have a good command <of English> .

くし

く・し 【奇し】 (形シク)
霊妙だ。不思議だ。くすし。「―・しき運命にもてあそばれる」「―・しき自然の前に対しては/あめりか物語(荷風)」
→くしき
→くしくも

くし

くし【串】
a spit (焼串);→英和
a skewer.→英和
〜にさす spit;skewer 〜にさして焼く roast <meat> on skewers.

くし=の歯が欠(カ)けたよう

――の歯が欠(カ)けたよう
あるべきものが,ところどころ抜けているさまにいう。

くし=の歯の如(ゴト)し

――の歯の如(ゴト)・し
次から次へと休みなく続くさま。「御使―・くはしりかさなつて/平家 8」

くし=の歯を挽(ヒ)く

――の歯を挽(ヒ)・く
物事が絶え間なく,次から次へと続く。「妹連(イモウトレン)から注進―・くが如し/婦系図(鏡花)」

くしあげ

くしあげ 【髪上げ】 (名)スル
⇒御髪上(ミグシア)げ

くしあげ

くしあげ [0] 【串揚(げ)】
魚介・肉・野菜などを一口大にして竹串に刺し,揚げたもの。

くしあわび

くしあわび [3] 【串鮑】
串に刺して干した鮑。串貝。

くしいたし

くしいた・し 【屈し甚し】 (形ク)
〔「くっしいたし」の促音「っ」の無表記〕
ひどくふさぎこんでいる。くんじいたし。「ならぶべくもあらぬぞ,―・かりける/源氏(宿木)」

くしうら

くしうら [0] 【櫛占】
昔,女や子供が行なった辻占(ツジウラ)の一。黄楊(ツゲ)の櫛を持って十字路に出て「あふ事をとふや夕げのうらまさにつげの小櫛もしるし見せなん」という古歌を三度唱え,境を区切って米をまき,櫛の歯を三度鳴らしてから,その境の内にはいって来た人の言葉を聞いて吉凶を判断したもの。

くしおき

くしおき 【櫛置き】
「髪置(カミオ)き{(1)}」に同じ。

くしおさえ

くしおさえ [3] 【櫛押(さ)え】
挿し櫛が前に倒れないように,櫛の前にさし込む銀製の針。享保(1716-1736)の頃流行。

くしがい

くしがい [2] 【串貝】
「串鮑(クシアワビ)」に同じ。

くしがき

くしがき [2] 【串柿】
渋柿の皮をむき,串に刺して干したもの。干し柿。[季]秋。

くしがた

くしがた [0] 【櫛形】
(1)櫛の形。下部が水平で,上部が弧になった形。「―に切ったレモン」
(2)「櫛形窓」に同じ。
(3)「櫛形の穴」に同じ。
(4)侍烏帽子(エボシ)の部分の名。招きの下の部分。

くしがた

くしがた 【櫛形】
山梨県西部,中巨摩(ナカコマ)郡の町。南西に櫛形山(海抜2052メートル)がある。繊維製品の行商が盛んであった。

くしがたきかん

くしがたきかん [6][5] 【串形機関】
⇒タンデム機関(キカン)

くしがたのあな

くしがたのあな 【櫛形の穴】
清涼殿の母屋と殿上の間との境にある櫛形の窓。櫛形。
→清涼殿

くしがたべい

くしがたべい [4] 【櫛形塀】
櫛形窓のついた塀。

くしがたまど

くしがたまど [5] 【櫛形窓】
櫛形をした窓。櫛形。
櫛形窓[図]

くしがたらんま

くしがたらんま [5] 【櫛形欄間】
櫛形にくりぬかれた欄間。

くしき

くしき [1] 【九識】
〔仏〕 摂論(ジヨウロン)宗の祖真諦(シンダイ)のたてた人間の心のあり方の分類。眼・耳・鼻・舌・身・意・末那(マナ)・阿頼耶(アラヤ)の八識に阿摩羅(アマラ)を加えたもの。

くしき

くしき [1] 【奇しき】 (連体)
〔形容詞「奇(ク)し」の連体形から〕
不思議な。神秘な。くすしき。「―縁(エニシ)」

くしきの

くしきの 【串木野】
鹿児島県西部にある市。近世以来,金・銀を産する。串木野港は遠洋漁業の基地。

くしきのまど

くしきのまど 【九識の窓】
〔仏〕 物事を識別する九識の作用を,光を入れる窓にたとえた語。

くしきりょう

くしきりょう 【公式令】
令の一編。公文書の様式やその作成・施行の細則,および公印・駅制などを定める。

くしきん

くしきん 【櫛巾】
泔坏(ユスルツキ)または打ち乱(ミダ)りの箱の下などに敷き,理髪の道具をぬぐうのに用いる布巾。櫛手拭(クシタナゴイ)。

くしくも

くしくも 【奇しくも】 (副)
〔形容詞「奇(ク)し」の連用形「くしく」に助詞「も」が付いた語〕
不思議にも。「―一命をとりとめる」「―同時に発見する」

くしくも

くしくも【奇しくも】
strangely (enough).

くしくらげ

くしくらげ [3] 【櫛水母】
有櫛(ユウシツ)動物門に属する海産動物の総称。体は寒天質からなり,腔腸動物のクラゲ類に似るが,刺胞がない。体表に八列の櫛の歯状の繊毛列があり,これを動かして海中を移動する。雌雄同体でポリプ時代がない。フウセンクラゲ・カブトクラゲ・オビクラゲ・ウリクラゲなどは浮遊性,クラゲムシ・コトクラゲは定着性。発光する種類も多い。

くしけずる

くしけず・る [4][0] 【梳る】 (動ラ五[四])
櫛(クシ)で髪の毛をとかして整える。けずる。すく。「緑の黒髪を―・る」

くしげ

くしげ 【櫛笥】
櫛や簡単な化粧道具を入れておく箱。

くしざし

くしざし [0] 【串刺(し)】
(1)串に刺し通すこと。また,刺し通したもの。
(2)串で貫くようにして,刺し殺すこと。「槍で―にする」
(3)戦国時代の刑罰の一。先をとがらせた鉄または木の棒で刺し殺すもの。
(4)江戸時代の刑罰の一。釘で首を刺してさらし首にすること。梟首(キヨウシユ)。獄門。
(5)古代社会のタブーの一種。他人の田に自分の札などをさして,その田を領有すること。「秋は―し,馬伏す/日本書紀(神代上訓)」

くしだ

くしだ 【櫛田】
姓氏の一。

くしだじんじゃ

くしだじんじゃ 【櫛田神社】
福岡市博多区にある神社。祭神は大幡主神(オオハタヌシノカミ)・天照皇大神・素戔嗚神(スサノオノカミ)。例祭は「博多祇園山笠」として知られる。

くしだたみぞう

くしだたみぞう 【櫛田民蔵】
(1885-1934) 経済学者。福島県生まれ。大原社会問題研究所で,価値論,地代論などマルクス経済学を研究,労農派の論客。著「社会主義は闇に面するか光に面するか」

くしだんご

くしだんご [3] 【串団子】
串に刺した団子。

くしどうぐ

くしどうぐ [3] 【櫛道具】
櫛など,髪を結う道具。

くしなだひめ

くしなだひめ 【奇稲田姫・櫛名田比売】
記紀神話の神。出雲国の脚摩乳(アシナズチ)・手摩乳(テナズチ)の娘。八岐大蛇(ヤマタノオロチ)の生け贄になるところを素戔嗚尊(スサノオノミコト)に救われ,その妻となる。稲田姫(イナダヒメ)。

くしはらい

くしはらい [3] 【櫛払い】
櫛の歯にたまったあかを取りのぞく,細い針金を束ねたはけ。

くしばこ

くしばこ [2] 【櫛箱】
櫛など,結髪道具を入れておく引き出し付きの箱。くしげ。

くしひき

くしひき [2][3] 【櫛引き・櫛挽き】
のこぎりで櫛を作ること。また,その職人。

くしび

くしび 【霊び・奇び】 (名・形動ナリ)
〔動詞「くしぶ」の連用形から〕
霊妙なこと。不思議なこと。「万物の内に,人これ最も―なり/日本書紀(孝徳訓)」

くしびき

くしびき 【櫛引】
山形県西部,東田川郡の町。西部は庄内米の水田地帯。春日神社で行われる王祇(オウギ)祭で黒川能が奉納される。

くしぶ

くし・ぶ 【霊ぶ・奇ぶ】 (動バ上二)
不思議なはたらきをする。神秘的な力をもっている。「すなはち―・びますことをあやしみ給ひき/釈日本紀」

くしぶっしょう

くしぶっしょう 【狗子仏性】
〔仏〕 無門関第一則の公案の題名。
→無字

くしま

くしま 【串間】
宮崎県南端の市。東は日南海岸,南は志布志湾に臨む。近世,高鍋藩の飛領地。農業・観光が盛ん。

くしまき

くしまき [0] 【櫛巻(き)】
女性の髪の結い方の一。元結(モトユイ)を使わず,髪の毛を櫛に巻き付けて丸めて後頭部でとめた簡便なもの。
櫛巻き[図]

くしみたま

くしみたま 【奇し御魂】
霊妙な力をもった神霊。また,そのような精霊の宿っているもの。「神さびいます―/万葉 813」

くしめ

くしめ [3][0] 【櫛目】
櫛で梳(ス)いたとき,髪にのこるすじ目。

くしめもんどき

くしめもんどき [6] 【櫛目文土器】
櫛の歯状の道具で文様をつけた土器の総称。ユーラシア大陸北部から朝鮮半島にかけて出土する新石器時代の土器に多い。

くしもと

くしもと 【串本】
和歌山県西牟婁(ニシムロ)郡,紀伊半島南端にある町。沖合に大島がある。遠洋漁業基地。

くしもとぶし

くしもとぶし 【串本節】
串本地方の民謡で,花柳界の酒席の騒ぎ唄。江戸末期,関東地方の小念仏踊りが「おいとこそうだよ」となって伝わり,「おちゃやれ節」となって唄われていたものが,大正末期に現名に改められて流行した。

くしゃ

くしゃ [1] 【倶舎】
〔仏〕
〔梵 kośa「包含」の意〕
(1)「倶舎宗」の略。
(2)「倶舎論」の略。

くしゃ

くしゃ [1] 【句者】
俳句の作者。また,俳句を上手に作る人。

くしゃくしゃ

くしゃくしゃ
■一■ [2][1] (副)スル
(1)紙や布などをもんだり,まるめたりするさま。「書き損じを―(と)丸める」
(2)形がくずれたり,混乱したりしているさま。「顔を―(と)ゆがめる」
(3)わだかまりがあって気分が晴れないさま。くさくさ。「気持ちが―する」
■二■ [0] (形動)
(1){■一■(1)}に同じ。また,しわだらけなさま。「―になったハンカチ」
(2){■一■(2)}に同じ。「―の髪」

くしゃくしゃ

くしゃくしゃ
(c)rumpled.〜にする crumple up <a letter> ;rumple up <one's hair> .気分が〜する feel rotten.

くしゃくにけん

くしゃくにけん [4] 【九尺二間】
間口が九尺(約2.7メートル),奥行が二間(約3.6メートル)の家。狭くて,みすぼらしい家のこと。「―の裏店(ウラダナ)」

くしゃしゅう

くしゃしゅう 【倶舎宗】
南都六宗・日本八宗の一。主として倶舎論によりつつ,存在の本性を明らかにし,四諦(シタイ)に目覚めて無余涅槃(ムヨネハン)にはいることを説く。中国の真諦(シンダイ)・玄奘(ゲンジヨウ)が研究し,日本には,道昭・智通らが玄奘の漢訳を伝え,さらに行基・玄昉(ゲンボウ)らがこれを研究した。独立の宗門となるにいたらず,法相宗に付属されていた。毘曇(ビドン)宗。倶舎。

くしゃみ

くしゃみ [2] 【嚔】
吸い込んだ空気が鼻・口から激しく放出される生理現象。鼻の粘膜の刺激などで,呼吸筋が不随意的・発作的に攣縮(レンシユク)して起こる。くさめ。[季]冬。

くしゃみ

くしゃみ【嚔】
a sneeze.→英和
〜をする sneeze;have a fit of sneezing (続けて).

くしゃろん

くしゃろん 【倶舎論】
五世紀中葉,インドの世親著。三〇巻。玄奘漢訳。小乗仏教の教理を集めた「大毘婆沙(ダイビバシヤ)論」の綱要書。仏教教学の基礎として重視される。倶舎宗の基本経典。阿毘達磨(アビダツマ)倶舎論。

くしやき

くしやき [0] 【串焼(き)】
魚・肉・鳥・貝・野菜などを串に刺して焼くこと。また,その食べ物。

くしゅ

くしゅ 【久修】
〔仏〕 長い間仏道の修行をすること。

くしゅう

くしゅう [1] 【九宗】
仏教の九つの宗派。三論・成実(ジヨウジツ)・法相(ホツソウ)・倶舎(クシヤ)・律・華厳・天台・真言の八宗に,浄土または禅を加えた九宗。

くしゅう

くしゅう [0] 【句集】
俳句や連句を集録した本。

くしゅうはく

くしゅうはく 【瞿秋白】
(1899-1935) 中国の革命家・文学者。江蘇省出身。中国共産党初期の指導者の一人。左翼作家連盟に参加し,ロシア文学やマルクス主義芸術論を翻訳し,文芸批評に活躍する。漢字のラテン字母化運動などを起こす。国民党軍に逮捕され,銃殺。著「瞿秋白文集」など。

くしゅれんぎょう

くしゅれんぎょう 【久修練行】
〔仏〕 仏道に入って長い間修行を積むこと。「―の尊宿/太平記 37」

くしょ

くしょ [1][2] 【区処】 (名)スル
(1)区分して処置すること。「凡(オヨソ)千百の事務を―し/西国立志編(正直)」
(2)区分されたところ。くぎり。

くしょう

くしょう【苦笑】
<smile> a bitter[wry]smile.→英和
〜する force a smile.

くしょう

くしょう 【口称】
念仏を口にとなえること。称名。

くしょう

くしょう [0] 【苦笑】 (名)スル
〔「苦笑(ニガワライ)」を音読してできた語〕
心中の不快や動揺などをまぎらす笑い。「―をもらす」「痛い所をつかれて―する」

くしょうじん

くしょうじん グシヤウ― 【倶生神】
〔仏〕 インド神話から仏教に受け継がれた神。誕生から死に至るまで人間の両肩に乗ってその行為を記録し,閻魔王(エンマオウ)に報告するという。女神「同生」が悪を記録し,男神「同名」が善を記録する。
倶生神[図]

くしょうねんぶつ

くしょうねんぶつ 【口称念仏】
口に念仏をとなえること。また,その念仏。
⇔観念念仏

くしら

くしら 【倶翅羅】
⇒拘耆羅(クキラ)

くしろ

くしろ [2][1] 【釧】
古代,飾りとして手首や臂(ヒジ)にはめた輪。石・貝・金属などで作る。たまき。ひじまき。ひじたま。
釧[図]

くしろ

くしろ 【釧路】
(1)北海道旧一一か国の一。釧路支庁と十勝(トカチ)支庁の一部を含む地域。
(2)北海道南東部の支庁。支庁所在地,釧路市。
(3)北海道南東部,太平洋に臨む市。釧路支庁所在地。沿岸・北洋漁業の基地。水産加工・製紙・化学肥料などの工業が盛ん。付近は濃霧地帯。
(4)釧路支庁内の町。釧路市に接する。

くしろこうりつだいがく

くしろこうりつだいがく 【釧路公立大学】
公立大学の一。1987年(昭和62)設立。本部は釧路市。

くしろしつげんこくりつこうえん

くしろしつげんこくりつこうえん 【釧路湿原国立公園】
北海道南東部,釧路川と阿寒川の下流に広がる湿原を領域とする国立公園。低湿な泥炭地からなり,野生の動植物の宝庫。タンチョウの生息地。

くしろたんでん

くしろたんでん 【釧路炭田】
北海道南東部,釧路平野の炭田。現在,主な炭層は海底で,亜瀝青(アレキセイ)炭が主体。

くしろつく

くしろつく 【釧着く】 (枕詞)
釧を着ける手,または手節(タフシ)(手の関節)の意から,地名「手節(タフシ)の崎」にかかる。「―手節の崎に今日もかも/万葉 41」

くしろへいや

くしろへいや 【釧路平野】
北海道東部,釧路川下流に広がる沖積平野。河口部には釧路市市街地が展開。

くしん

くしん【苦心】
pains;efforts;hard work;care(s).→英和
〜する take pains;work hard;rack one's brains <over> .〜して by hard work;with great pains.〜の作 a fruit of much labor.‖苦心談 an account of one's hard experiences.

くしん

くしん [0] 【苦辛】 (名)スル
非常に苦しむこと。辛苦。「種々(サマザマ)に―して,遂に夜陰に事を成さんと決定したるその手順は/鬼啾々(夢柳)」

くしん

くしん [2][1] 【苦心】 (名)スル
あることをなしとげるために,心をくだき苦労すること。「―の跡がみられる」「―してつくり上げる」

くしんさんたん

くしんさんたん [2] 【苦心惨憺】 (名)スル
非常な苦心をすること。「―してやっと手に入れた」

くしんだん

くしんだん [2] 【苦心談】
苦心したさまを語る話。

くしカツ

くしカツ [0] 【串―】
豚肉とネギあるいはタマネギを交互に串にさしてパン粉のころもをつけて揚げた食品。

くじ

くじ 【旧辞】
⇒きゅうじ(旧辞)

くじ

くじ 【旧事】
⇒きゅうじ(旧事)

くじ

くじ 【久慈】
岩手県北東部にある市。近世,鉄・馬の産地として知られた。太平洋岸に面する久慈港は漁港・工業港。

くじ

くじ 【孔子】
〔呉音〕
(1)孔子(コウシ)。
(2)孔子の絵や画像。

くじ

くじ [1] 【九字】
護身の秘術として唱える「臨兵闘者皆陣列在前」の九文字からなる呪文。また,これを唱えて指先で縦に四線,横に五線を空中に描く修法。すべての災いを除き,その身をまもるという。道家に起こり,陰陽家や密教の僧・修験者に広がった。九字の印。九字の法。

くじ

くじ [1] 【公事】
〔「くうじ」とも〕
(1)表だった公の事。
(2)朝廷で行われる政務・儀式。「―ども繁く,春の急ぎにとり重ねて催し行はるるさまぞ,いみじきや/徒然 19」
(3)中世,年貢以外の雑税や賦役の総称。
(4)訴訟。裁判。「某はいままで,―をいたいた事もない/狂言・右近左近」

くじ

くじ【籤(引)】
a lot;→英和
(a) lottery.→英和
〜を引く draw lots.〜に当たる(はずれる) draw a prize (a blank).→英和
〜で <decide> by lot(-tery)[drawing].〜運が強い(弱い) be (un)lucky in drawing lots.‖当り籤 a lucky number.

くじ

くじ [1] 【籤・鬮】
人の意志や作為がはいらないようにして,物事を決める方法。紙片・木片などに決定事項や数字などを書いておき,その一つを抜き取らせて,吉凶・等級・勝敗・順番などを決める。また,それに使う紙片・木片などもいう。古くは,神の意をうかがうのに用いた。「―に当たる」「―を引く」「宝―」
〔古くは「孔子」とも書いた〕

くじ=に取る

――に取・る
くじをひく。「みな紙切に書分て,頭弁朝隆朝臣をして,―・らせられけり/著聞 4」

くじ=の倒(タオ)れ

――の倒(タオ)れ
孔子のような賢人でも,失敗することがあるというたとえ。くじだおれ。「恋の山には―/源氏(胡蝶)」

くじ=を切る

――を切・る
九字のまじないをする。九字の法を行う。

くじ=三年

――三年
訴訟事は,とかく長引きやすいということ。

くじうん

くじうん [0] 【籤運】
籤に当たるか否かの運。「―が強い」

くじか

くじか 【麞】
キバノロの古名。[新撰字鏡(享和本)]

くじかさがけ

くじかさがけ 【籤笠懸】
笠懸の一種。五組一〇騎の射手が馬上でくじを受け取り,笠懸が終わってから,相くじの所有者と,射当てた数を比べて勝敗を決める。

くじかた

くじかた [0][2] 【公事方】
江戸時代,裁判関係の事務を扱う役。特に幕府では,勘定奉行およびその下での裁判関係担当者。

くじかたおさだめがき

くじかたおさだめがき 【公事方御定書】
江戸幕府の基本法典。二巻。1742年成立。将軍徳川吉宗の命により編纂(ヘンサン)。上巻は司法警察関係の重要法令,下巻は「御定書百箇条」と呼ばれ,刑法・訴訟法などに関する規定をおさめる。御定書。

くじがわ

くじがわ 【久慈川】
福島と茨城県境の八溝山(ヤミゾサン)に源を発し,茨城県日立市南方で太平洋に注ぐ川。長さ124キロメートル。中流域支流に袋田の滝がある。

くじき

くじき 【旧事紀】
⇒先代旧事本紀(センダイクジホンギ)

くじき

くじき 【求食】
食べ物を求めること。「叫喚・―の声啾々(シユウシユウ)として/太平記 18」

くじく

くじ・く [2] 【挫く】
■一■ (動カ五[四])
(1)関節を不自然に曲げて,関節やその周辺の組織を傷つける。捻挫(ネンザ)する。「転んで足を―・く」
(2)勢いを衰えさせる。押さえつける。弱める。「出端(デバナ)を―・く」「強きを―・き,弱きを助ける」
(3)折ったり曲げたりして傷をつける。「其の腰を踏み―・きて殺しつ/日本書紀(垂仁)」
〔「くじける」に対する他動詞〕
■二■ (動カ下二)
⇒くじける

くじく

くじく【挫く】
(1) sprain[wrench] <one's arm> .→英和
(2) discourage (気を);→英和
frustrate (計画などを).→英和

くじける

くじ・ける [3] 【挫ける】 (動カ下一)[文]カ下二 くじ・く
(1)関節が不自然に曲げられて,関節や組織が傷つく。「足が―・ける」
(2)勢いや気力が弱る。「勇気が―・ける」
(3)折れたり曲がったりして傷がつく。[文明本節用集]
〔「くじく」に対する自動詞〕

くじける

くじける【挫ける】
(1)[手・足が]be sprained.(2)[気が]be discouraged;lose heart[courage].

くじこんげん

くじこんげん 【公事根源】
有職故実書。一巻または三巻。一条兼良著。1422年頃に成立か。朝廷の儀式・行事など公事について,その起源・沿革を述べたもの。

くじごしんぼう

くじごしんぼう 【九字護身法】
密教で,九字を切って身を守る法。九字の印。
→九字

くじざいにん

くじざいにん 【鬮罪人】
狂言の一。祇園会の山車(ダシ)の余興で鬼の役を引き当てた太郎冠者は,亡者の役に当たった主人を稽古にかこつけ,本当に打ち据える。

くじし

くじし 【公事師】
江戸時代,民事訴訟の代行を業とした者。代言人。

くじしょ

くじしょ 【公事所】
訴訟を扱う,昔の役所。くじば。

くじだおれ

くじだおれ 【孔子倒れ】
「孔子(クジ)の倒(タオ)れ」に同じ。「此れを,世の人,―し給ふと云ふ也/今昔 10」
→くじ(孔子)

くじだくみ

くじだくみ 【公事工】
■一■ (名)
訴訟を起こす計画。
■二■ (形動ナリ)
理屈をこねて言いがかりをつけるのが上手なさま。「―なる女うすき唇を動かし/浮世草子・永代蔵 5」

くじづつ

くじづつ [2] 【籤筒】
くじを入れて,小穴から振り出す筒。

くじのいん

くじのいん 【九字の印】
⇒九字(クジ)

くじのがれ

くじのがれ [3] 【籤逃れ】
くじによって仕事や役などをのがれること。特に,徴兵検査の甲種合格者がくじ引きで入営を免除されたこと。

くじのやく

くじのやく 【籤の役・孔子の役】
室町幕府の職名。正月の評定始めのとき,発言者を決めるためのくじを出す役。

くじば

くじば 【公事場】
⇒くじしょ(公事所)

くじびき

くじびき [0] 【籤引き】 (名)スル
くじを引くこと。くじを引いて物事を決めること。抽籤(チユウセン)。「―で順番を決める」

くじふだ

くじふだ [2][0] 【籤札】
くじとして用いる札。

くじぶぎょう

くじぶぎょう [3] 【公事奉行】
鎌倉・室町幕府の職名。政務に当たる安堵(アンド)奉行・恩沢奉行・寺社奉行その他の奉行の総称。

くじぶみ

くじぶみ 【公事文】
(1)室町時代以降,将軍家の公用の書状。
(2)訴訟の文書。

くじほんぎ

くじほんぎ 【旧事本紀】
⇒先代旧事本紀(センダイクジホンギ)

くじまと

くじまと 【鬮的】
鎌倉時代以後の武士の射芸の一。矢代(ヤダイ)を振って射手を二組に分け,物を賭けて射術を争うもの。賭け的。

くじめ

くじめ [0] 【久慈目】
カサゴ目の海魚。全長約30センチメートル。体形はアイナメと似るが,側線が一本で,尾びれの後縁に丸みがある。体色は普通,暗褐色の地に淡色の小斑紋が散在する。食用。北海道南部以南の沿岸の岩礁や藻場にすむ。アブラコ。アブラメ。

くじめ

くじめ [3][0] 【句締め】
点取り俳諧で,点者が巻末に付した批評と署名。

くじゃく

くじゃく【孔雀】
a peacock[peahen (雌)].→英和

くじゃく

くじゃく [0] 【孔雀】
キジ目キジ科の鳥。雄は尾の付け根にある上尾筒(ジヨウビトウ)の羽毛が著しく発達して1.5メートルに及ぶ。その各先端には華麗な彩りの眼状紋があり,大きく扇状に広げて雌に求愛する。よく知られたものにマクジャクとインドクジャクがある。日本には597年に新羅(シラギ)から献上された記録がある。

くじゃくおうちょう

くじゃくおうちょう 【孔雀王朝】
⇒マウリヤ朝(チヨウ)

くじゃくがい

くじゃくがい [3] 【孔雀貝】
海産の二枚貝。殻長4センチメートル内外。殻はやや長い三角形で,表面に細かい放射脈がある。表面は青緑色,内面は灰青色。本州南部以南の暖海で,潮間帯の岩礁に着生する。

くじゃくきょう

くじゃくきょう 【孔雀経】
すべての恐れや災いを除き安楽をもたらすという孔雀明王の神呪を説いた経典。多く唐の不空の漢訳「仏母大孔雀明王経」をいう。

くじゃくきょうおんぎ

くじゃくきょうおんぎ 【孔雀経音義】
孔雀経の語句の発音・意味などを説明した書。日本人の撰になるものもいくつかある。醍醐寺蔵本は平安中期の書写で,巻末に現存最古の五十音図を記載。

くじゃくきょうのほう

くじゃくきょうのほう 【孔雀経の法】
〔仏〕 真言宗の重要な修法の一つ。孔雀明王を本尊とし,除災・祈雨などの功能があるとする。孔雀明王の法。

くじゃくざ

くじゃくざ [0] 【孔雀座】
〔(ラテン) Pavo〕
南天の星座。九月上旬の宵に南中する。日本からは見えない。

くじゃくしだ

くじゃくしだ [4] 【孔雀羊歯】
イノモトソウ科の夏緑性シダ植物。山中の林地に生える。葉は根生し,褐色の細い柄の上端に狭長楕円形の羽片が扇形につく。クジャクソウ。
孔雀羊歯[図]

くじゃくせき

くじゃくせき [3] 【孔雀石】
塩基性炭酸銅からなる鉱物。単斜晶系に属し,孔雀の羽のような緑色の絹糸状の光沢がある。銅鉱床の酸化帯に産し,飾り石となる。日本では,岩緑青と称し,顔料として古くから用いられた。マラカイト。

くじゃくそう

くじゃくそう [0] 【孔雀草】
(1)マンジュギクの別名。
(2)ハルシャギクの別名。[季]夏。
(3)クジャクシダの別名。

くじゃくぞめ

くじゃくぞめ [0] 【孔雀染(め)】
着物に孔雀や孔雀の羽の模様が染めてあるもの。

くじゃくちょう

くじゃくちょう [3] 【孔雀蝶】
タテハチョウ科のチョウ。開張約55ミリメートル。はねの表は濃赤褐色で,前後のはねに各一個のクジャクの尾紋に似た美しい眼状紋がある。裏面は黒色。幼虫はイラクサ類を食べる。本州中部以北の山地と北海道に産する。

くじゃくのま

くじゃくのま 【孔雀の間】
平安京内裏,校書(キヨウシヨ)殿の東庇(ヒガシビサシ)の北にあった部屋。孔雀を飼養したことがあった。

くじゃくみょうおう

くじゃくみょうおう 【孔雀明王】
〔梵 Mahāmayūrī〕
孔雀経などに説かれる密教の明王。一般に孔雀の上に座した一面四臂の菩薩として描かれる。この明王を本尊とする修法を孔雀経の法という。孔雀王。
孔雀明王[図]

くじゃくサボテン

くじゃくサボテン [4] 【孔雀―】
サボテン科の園芸植物。多くの品種がある。茎は細長く扁平または三綾形の茎節から成り,高さ2メートルまでに達する。茎端に紫紅色・淡紅色・白色などの大形の花をつける。

くじや

くじや 【公事家】
中世後期から近世初頭にかけて,公事(雑税)の徴収単位となった有力農民のこと。役家(ヤクヤ)。

くじやど

くじやど 【公事宿】
江戸時代,訴訟のために地方から江戸・大坂・京などに出て来た者が泊まった宿。訴訟に関する諸事務の代行も扱った。

くじゅ

くじゅ [1] 【口受】
学問・技術などを口頭で教えられること。口授(クジユ)を受けること。こうじゅ。

くじゅ

くじゅ [1] 【拘儒】
融通のきかない学者。こうじゅ。「能く―たることを免れしめただけが/伊沢蘭軒(鴎外)」

くじゅ

くじゅ [1] 【口授】 (名)スル
師から弟子に口頭で,直接に教え授けること。こうじゅ。「秘伝を―する」

くじゅう

くじゅう [0] 【苦渋】 (名)スル
物事が思いどおりに行かず,苦しくつらい思いをすること。「―の色を浮かべる」「―に満ちた顔」「難問をかかえて―している」

くじゅう

くじゅう 【久住】
長く住むこと。一定の場所に長く留まること。永住。「娑婆に―して常に説法して/盛衰記 18」

くじゅう

くじゅう 【旧住】
古くから住んでいること。

くじゅう

くじゅう [0] 【苦汁】
にがみのある汁。にがい汁。

くじゅう

くじゅう [0] 【九重】
(1)九段階からなること。九層に重なっていること。
(2)幾重にも重なっていること。
(3)内裏。皇居。「―の宮の内に遊戯(ユゲ)し給ふこと/栄花(本の雫)」

くじゅう

くじゅう 【宮中】
禁裏。禁中。きゅうちゅう。「―などにて,かやうなる秋の月に/源氏(椎本)」

くじゅう=を嘗(ナ)める

――を嘗(ナ)・める
にがい経験をする。苦しい目にあう。

くじゅうがわ

くじゅうがわ クジフガハ 【九十川】
〔増水時の渡し賃が九〇文であったことから〕
増水した大井川をいう。「―たのみはあたまばかりなり/柳多留 19」

くじゅうくしま

くじゅうくしま クジフク― 【九十九島】
長崎県北部,北松浦半島の西の洋上に散在する大小二〇〇近い島々。西海国立公園に属す。

くじゅうくり

くじゅうくり クジフクリ 【九十九里】
千葉県北東部,山武(サンブ)郡の町。九十九里浜の中央に位置。かつてはイワシ漁業が盛ん。現在は海水浴場でにぎわう。

くじゅうくりはま

くじゅうくりはま クジフクリ― 【九十九里浜】
千葉県東部,行部岬から太東崎(タイトウザキ)までの約60キロメートルの砂浜海岸。海岸沿いに九十九里平野が展開する。

くじゅうさ

くじゅうさ 【久住者】
久しく山寺に籠って修行する者。比叡山では12年を越えて籠山の修行をした僧をいう。くじゅうしゃ。「山の―ども召したれば/讃岐典侍日記」

くじゅうさん

くじゅうさん クヂユウ― 【九重山】
大分県西部にある火山群。主峰は久住山(クジユウサン),海抜1787メートル。最高峰は中岳(1791メートル)。南麓(ナンロク)は久住高原。九重連山。

くじゅうさん

くじゅうさん クヂユウ― 【久住山】
大分県西部にある九重連山の主峰。海抜1787メートル。阿蘇くじゅう国立公園に属する。

くじゅうのぼさつ

くじゅうのぼさつ 【旧住の菩薩】
〔仏〕 浄土に以前から住している菩薩。
→新往の菩薩

くじゅうめつどう

くじゅうめつどう クジフメツダウ 【苦集滅道】
〔仏〕
〔「苦集」は「くじゅ」とも〕
初期仏教の根本的な教義である四諦(シタイ)のこと。「苦」とは人間の生が苦しみであること,「集」とは煩悩(ボンノウ)による行為が集まって苦を生みだすこと,「滅」とは煩悩を絶滅することで涅槃(ネハン)に達すること,「道」とはそのために八正道に励むべきであることをいう。四聖諦(シシヨウタイ)。くじゅ滅道。

くじょ

くじょ【駆除する】
exterminate;→英和
get rid of <vermin> .

くじょ

くじょ [1] 【駆除】 (名)スル
害虫などを追い払ったり,殺したりして除くこと。「害虫を―する」

くじょう

くじょう [0] 【宮掌】
伊勢神宮の神職の一。権禰宜(ゴンノネギ)の次位。定員四〇名。熱田神宮にも若干名ある。みやじょう。

くじょう

くじょう 【公請】
僧が朝廷から,法会(ホウエ)や講義に召し出されること。また,その僧。

くじょう

くじょう 【九条】
「九条の袈裟(ケサ)」の略。

くじょう

くじょう【苦情】
<make> a complaint;→英和
a grievance.→英和
〜を言う complain <of> (不平);→英和
object <to> (反対).→英和
‖苦情処理 trouble-shooting.苦情処理部 the complaints department[section].

くじょう

くじょう クデウ 【九条】
姓氏の一。藤原北家。忠通の三男兼実が九条殿に住んだことにちなんで,その子孫は九条家を称し,近衛家と並立した。鎌倉中期に一条・二条の両家が九条家から分立した。五摂家の一。

くじょう

くじょう [0] 【苦情】
(1)被害を受けたり,不公平な扱いをされたり,迷惑を受けたりしたことに対する,不満・不快な気持ち。また,それを述べた言葉。「―をもちこまれる」「―を訴える」「―を言う」
(2)苦しい事情。「或は関東の―を演(ノ)べ/近世紀聞(採菊)」

くじょうかねざね

くじょうかねざね クデウ― 【九条兼実】
(1149-1207) 鎌倉初期の公家。九条家の祖。藤原忠通の三男。慈円の兄。源頼朝の奏薦により議奏公卿の上首となり,ついで摂政・関白を歴任。のち土御門通親と対立して失脚,出家して法然に帰依。博学多識で和歌に優れた。月輪(ツキノワ)関白・後法性寺関白とも。日記「玉葉」がある。藤原兼実。

くじょうしょうがく

くじょうしょうがく クジヤウシヤウガク [4] 【久成正覚】
⇒久遠実成(クオンジツジヨウ)

くじょうしょり

くじょうしょり [4] 【苦情処理】
(1)他から寄せられた苦情に対処すること。「ユーザーの―に当たる」
(2)労使間において,賃金・労働条件などに関する労働者の個別的な苦情を労働協約に基づいて処理すること。
(3)行政に関する国民の不満に対して,その申し立てを契機として行政機関が必要な措置をとること。

くじょうたけこ

くじょうたけこ クデウ― 【九条武子】
(1887-1928) 歌人。京都生まれ。西本願寺法主(ホツス)大谷光尊の次女。佐佐木信綱の門下。歌集「金鈴」「薫染」

くじょうのおんしょ

くじょうのおんしょ クデフ― 【九帖の御書】
〔仏〕 日本の浄土宗に大きな影響を与えた,中国の浄土僧善導の九巻の著作,すなわち観無量寿経疏四巻・往生礼讃一巻・観念法門一巻・法華讃二巻・般舟讃一巻の総称。五部九巻。

くじょうのけさ

くじょうのけさ 【九条の袈裟】
〔仏〕 正装の袈裟。九条から二五条の布を縫い合わせて作る。大衣(ダイエ)。僧伽梨(ソウギヤリ)。
→三衣(サンエ)

くじょうみちいえ

くじょうみちいえ クデウミチイヘ 【九条道家】
(1193-1252) 鎌倉初期の公家。摂政・関白。良経の子。母は源頼朝の姪(メイ)。幕府と結び,四男頼経が四代将軍に迎えられて家門の繁栄をみたが,晩年,幕府と不和になり勢力を失った。日記「玉蘂(ギヨクズイ)」がある。

くじょうよしつね

くじょうよしつね クデウ― 【九条良経】
⇒藤原(フジワラノ)良経

くじょうよりつね

くじょうよりつね クデウ― 【九条頼経】
(1218-1256) 鎌倉幕府四代将軍。関白道家の子。1226年,七歳で摂家将軍として迎えられた。44年その子頼嗣に将軍職を譲り,翌年出家。藤原頼経。

くじら

くじら【鯨】
a whale.→英和
鯨尺[差し]a cloth measure.

くじら

くじら クヂラ [0] 【鯨】
(1)クジラ目に属する水生哺乳類の総称。体長は2〜35メートルで,シロナガスクジラは体重150トンに及び,地球史上最大の重量をもつ動物。4メートル以下の小形種はイルカというが,その区別は明確でない。海洋に広く分布し,淡水にすむ種も少数ある。前肢はひれ状,後肢は退化し,尾部は発達して先端は水平な尾びれ状となる。体毛はなく,皮下に厚い脂肪層が発達して体温を保つ。肺で呼吸する。俗に「潮吹き」と呼ばれるのは鼻孔から吐き出された温かい呼気。一産一子で,子は水中で母乳を飲んで育つ。歯をもつ歯クジラ亜目と,歯が退化して代わりに鯨鬚(クジラヒゲ)をもつヒゲクジラ亜目に大別される。前者にはマッコウクジラ科・イッカク科・マイルカ科など,後者にはセミクジラ科・コククジラ科・ナガスクジラ科などがある。かつては冬,日本近海にも現れた。肉は食用にするほか全身無駄なく利用できる。乱獲により激減した種もある。いさな。[季]冬。
(2)「鯨尺」の略。

くじら=に鯱(シヤチホコ)

――に鯱(シヤチホコ)
〔シャチが鯨を襲う様子から〕
どこまでもつきまとって害をなしたり,邪魔をしたりすることのたとえ。

くじら=一匹捕れば七浦(ナナウラ)潤(ウルオ)う

――一匹捕れば七浦(ナナウラ)潤(ウルオ)う
〔「浦」は海辺の村〕
鯨は一匹捕るだけで非常に利益が大きいことをいう。一匹の鯨に七浦賑(ニギ)わう。

くじらあぶら

くじらあぶら クヂラ― [4] 【鯨油】
⇒げいゆ(鯨油)

くじらおび

くじらおび クヂラ― [4] 【鯨帯】
「昼夜帯(チユウヤオビ)」に同じ。

くじらざ

くじらざ クヂラ― [0] 【鯨座】
〔(ラテン) Cetus〕
一二月中旬の宵に南中する星座。南天に広く座を占めるが,明るい星は少ない。最初に発見された変光星ミラを含む。

くじらざし

くじらざし クヂラ― [0] 【鯨差(し)】
〔もと,鯨のひげで作ったという〕
「鯨尺」に同じ。

くじらじゃく

くじらじゃく クヂラ― [0] 【鯨尺】
江戸時代から主に布地の長さを測るのに使われていた尺。1891年(明治24)に,六六分の25メートル(約37.879センチメートル)をもって一尺と定めた。普通の曲尺(カネジヤク)の一・二五倍。1958年(昭和33)の尺貫法廃止にともない法定単位でなくなった。鯨差し。
→呉服尺

くじらじる

くじらじる クヂラ― [4] 【鯨汁】
鯨の肉を実にした汁。

くじらつき

くじらつき クヂラ― [0] 【鯨付き】
イワシクジラと一緒に遊泳しているカツオなどの群れ。

くじらとり

くじらとり クヂラ― [3] 【鯨取り】
鯨を捕らえること。また,その人。いさなとり。捕鯨。

くじらなべ

くじらなべ クヂラ― [4] 【鯨鍋】
鯨の肉を使った鍋料理。[季]冬。

くじらのし

くじらのし クヂラ― [3] 【鯨熨斗】
鯨の筋肉を精製した食品。三杯酢・吸い物などにする。博多の名産。

くじらひげ

くじらひげ クヂラ― [3] 【鯨鬚】
ヒゲクジラ類の上あごから櫛(クシ)の歯のようにたれ下がった角質板。プランクトンや小魚と水とをこし分ける役をする。工芸品の材料。筬(オサ)。げいす。

くじらぶね

くじらぶね クヂラ― [4] 【鯨船】
(1)江戸時代,鯨を捕らえるときに用いた船。げいす。特に,勢子船(セコブネ)。
(2)江戸時代,捕鯨用の勢子船の軽快な性能を生かして作られた小型軍船。
(3)〔捕獲した鯨を引いて帰る捕鯨船に似ていることから〕
引き船。

くじらまく

くじらまく クヂラ― [3] 【鯨幕】
白布と黒布とを一枚ずつ交互に縫い合わせ,上下の縁に黒布を付けた幕。凶事用。

くじらもり

くじらもり クヂラ― [3] 【鯨銛】
捕鯨用の銛。銛に綱をつけて捕鯨砲から発射し,鯨に命中すると銛先が破裂して抜けなくなる。

くじらろう

くじらろう クヂララフ [3] 【鯨蝋】
⇒げいろう(鯨蝋)

くじり

くじり [3] 【抉り】
〔動詞「抉る」の連用形から〕
(1)穴をあけるのに用いる錐(キリ)の一種。
(2)結び目をくじってほどく道具。象牙製で先が錐のようにとがっている。[和名抄]

くじる

くじ・る [2] 【抉る】 (動ラ五[四])
(1)穴に棒などを押し込んでかき回す。「穴に棒をつっこんで―・る」
(2)えぐって中の物を取りだす。「眼(マナコ)を―・りて其眼玉をゑぐり/女房殺し(水蔭)」
(3)穴をうがつ。「穴を―・り/竹取」

くじん

くじん [0] 【苦参】
クララの根を乾燥した生薬。健胃薬とする。くしん。

くす

くす 【玖珠】
大分県西部,玖珠郡の町。玖珠川流域にあり,林業・シイタケ栽培・牧牛が盛ん。

くす

く・す (動サ四)
〔「おこす(遣)」の転か〕
こちらへ送る。よこす。「こなたはわしに文(フミ)を―・さしやつたか/歌舞伎・仏の原」

くす

くす [2][1] 【樟】
クスノキ。

くす

く・す 【屈す】 (動サ変)
〔「くっす」の促音「っ」の無表記〕
「くっする{(3)}」に同じ。「―・しなどし給へば/源氏(紅葉賀)」

くすい

くすい [0] 【駆水】
水を排除すること。排水。「―装置」

くすい

くすい [0] 【鼓吹】
(1)奈良時代の,鉦鼓・笛を主楽器とする軍用の音楽。また,その楽器。つづみふえ。
(2)鼓や笛を奏すること。楽器を奏すること。こてき。

くすいこ

くすいこ 【公出挙】
古代,国家が行なった出挙。稲などを春に貸し出し,秋に五割の利息をつけて返還させるもの。救貧の目的から次第に強制的になり租税化していった。こうすいこ。
→出挙

くすいし

くすいし [2] 【鼓吹司】
律令制で,兵部省に属し,鉦鼓・大角(ハラノフエ)・小角(クダノフエ)などの訓練をつかさどった役所。

くすう

くすう [2] 【句数】
句のかず。

くすくす

くすくす [2][1] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)しのび笑いをするさま。くつくつ。「後ろの方で―(と)笑う」
(2)こっそりと何かをするさま。また,こそこそした性格をいう語。「根生が―して居るのだもの憎くらしからうでは無いか/たけくらべ(一葉)」

くすくす

くすくす
〜笑う titter;→英和
giggle.→英和

くすぐったい

くすぐった・い [5][0] 【擽ったい】 (形)[文]ク くすぐつた・し
(1)くすぐられるなど,刺激を受けてむずむずする。こそばゆい。「足の裏が―・い」
(2)きまりが悪い。てれくさい。「おおげさにほめられて,―・い」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

くすぐり

くすぐり [0] 【擽り】
(1)くすぐること。
(2)演芸や文章などで,観客・読者の笑いをことさらそそろうとすること。「―を入れる」

くすぐる

くすぐる【擽る】
tickle <the armpits> .→英和
擽ったい ticklish.

くすぐる

くすぐ・る [0] 【擽る】 (動ラ五[四])
(1)皮膚に軽い刺激をあたえて,じっとしていられなかったり,笑い出したりする感覚をおこさせる。こそぐる。「足の裏を―・る」
(2)人を笑わせようとして,滑稽なことをしたり,言ったりする。「下卑(ゲビ)た話で盛んに客を―・る」
(3)人の心を軽く刺激していい気持ちにさせる。「相手の自尊心を―・る」

くすこ

くすこ 【薬子】
⇒くすりこ(薬子)

くすこのへん

くすこのへん 【薬子の変】
810年に起こった宮廷内の抗争事件。平城天皇の寵厚く,権勢の座にあった藤原薬子が,天皇の退位後,兄仲成とともに再度実権を握ろうとして起こした事件。嵯峨天皇の廃立,平城上皇の重祚(チヨウソ),平城京遷都を企てたが未然に発覚,仲成は処刑され,薬子は自殺した。

くすさん

くすさん [0] 【樟蚕】
ヤママユガ科のガ。大形で開張約12センチメートル。翅(ハネ)は灰黄色で,後翅(コウシ)に黒褐色の大きい眼状紋がある。成虫は秋に発生。幼虫は長毛を密生する大きな毛虫で,クリ・サクラ・イチョウなどの葉を食害し,シラガタロウ・クリケムシと呼ばれる。幼虫の絹糸腺からはテグスがとれ,「透かし俵(ダワラ)」と呼ばれる網目状の繭をほぐせば紡績原料になる。日本各地,東南アジアに分布。

くすし

くすし 【薬師】
医者。「―を新羅に求(マ)ぐ/日本書紀(允恭訓)」

くすし

くす・し 【奇し】 (形シク)
(1)霊妙だ。不思議だ。くすばし。「まこと貴く―・しくも神さび居るかこれの水島/万葉 245」
(2)親しみがわかない。近づきがたい。「法気づき,―・しからむこそ,又わびしかりぬべけれ/源氏(帚木)」
(3)かたくなだ。きゅうくつだ。「物忌し,―・しく忌むやつは,命もみじかく/宇治拾遺 2」

くすしがる

くすしが・る 【奇しがる】 (動ラ四)
神妙な様子をする。「忌日とて―・りおこなひ給ひしを/枕草子 129」

くすしのかみ

くすしのかみ 【薬師の神】
神代に医療・まじないの法を定めたといわれる大己貴(オオナムチ)・少彦名(スクナビコナ)の二神をいう。

くすしゆび

くすしゆび 【薬師指】
くすりゆび。

くすす

くす・す 【薬す】 (動サ四)
薬を用いて治療する。「父を―・さん為にくすしを習ふぞ/蒙求抄 2」

くすだま

くすだま [0] 【薬玉】
(1)種々の香料を玉にして錦の袋に入れ,糸や造花で美しく飾ったもの。悪疫払いや長寿を願って,端午の節句などに柱・壁などにかけた。長命縷(チヨウメイル)もこの一種。[季]夏。
(2){(1)}をまねた飾り物の玉。七夕飾りや式典の飾りとし,割れると中から紙吹雪やテープ,ハトが飛び出すものもある。飾り花。「―割り」
薬玉(1)[図]

くすだま

くすだま【薬玉】
a decorated ball.

くすっと

くすっと [2] (副)
「くすりと」に同じ。

くすどの

くすどの 【薬殿】
宮中の侍医や医学生の詰め所。安福殿の中にあった。くすりどの。

くすね

くすね 【薬煉・天鼠矢】
〔「くすりねり」の転〕
松脂(マツヤニ)に油を加え,熱して練ったもの。補強のために弓弦などに塗る。「さらば―に練つてねりとめておきまらせう/狂言・松脂」

くすねいと

くすねいと 【薬煉糸】
くすねを塗った糸。

くすねる

くすねる
pilfer;→英和
filch.→英和

くすねる

くす・ねる [3] (動ナ下一)
他人のちょっとしたものをこっそりと自分のものにする。「帳場から小銭を―・ねる」

くすのき

くすのき 【楠木・楠】
姓氏の一。南北朝期の河内・和泉の豪族。橘諸兄の後裔といわれるが,正成以前の系譜に確証はない。

くすのき

くすのき【楠[樟]】
《植》a camphor tree.

くすのき

くすのき [2][1] 【樟・楠】
クスノキ科の常緑高木。暖地に自生し,また公園などに植栽される。長寿で,高さ20メートル以上,直径2メートルに達する。葉は卵形で先端がとがり,革質。晩春,黄緑の小花をつけ,晩秋,球形・黒色の果実を結ぶ。全体に芳香があり,樟脳(シヨウノウ)を採る。材は器具材とする。クス。

くすのきか

くすのきか [0] 【樟科】
双子葉植物離弁花類の一科。熱帯から温帯にかけて分布し,約四〇属二〇〇〇種ある。常緑または落葉の高木または低木。花は小さく両性または雌雄異株で,花被片は四または六個。全体に芳香がある。クスノキ・ゲッケイジュ・ニッケイ・アボカド・タブ・クロモジなど。

くすのきがくもん

くすのきがくもん [6][5] 【楠学問】
〔クスノキは生長するのは遅いが大木になるところから〕
進歩は遅いが着実に成長し大成する学問。
→梅の木学問

くすのきぶげん

くすのきぶげん 【楠分限】
〔楠は生長は遅くとも,着実にのびて大木となることから〕
財産を地道に手堅く築き上げた金持ち。くすのきぶげん。「根へ入ての内証よし,是を―といへり/浮世草子・永代蔵 2」
→梅の木分限

くすのきまさしげ

くすのきまさしげ 【楠木正成】
(1294-1336) 南北朝時代の武将。左衛門尉。河内国の土豪。1331年,後醍醐天皇に呼応して河内赤坂城に挙兵,建武政権樹立に貢献し,河内和泉の守護となった。36年足利尊氏を兵庫湊川に迎え討つが敗れ,弟正季と刺しちがえて死んだ。大楠公(ダイナンコウ)。

くすのきまさすえ

くすのきまさすえ 【楠木正季】
(?-1336) 南北朝時代の武将。正成の弟。通称,七郎。湊川の戦いで足利尊氏に敗れ,正成と刺しちがえて死んだ。

くすのきまさつら

くすのきまさつら 【楠木正行】
(1326-1348) 南北朝時代の武将。正成の長男。河内守。父の死後,南朝軍の将として活躍した。四条畷(シジヨウナワテ)で高師直(コウノモロナオ)の大軍と戦って敗れ,弟正時と刺しちがえて死んだ。小楠公(シヨウナンコウ)。

くすのきまさとき

くすのきまさとき 【楠木正時】
(?-1348) 南北朝時代の武将。正成の次男。通称,次郎。1348年,四条畷(シジヨウナワテ)に高師直(コウノモロナオ)と戦って敗れ,兄正行と刺しちがえて死んだ。

くすのきまさのり

くすのきまさのり 【楠木正儀】
南北朝時代の武将。正成の三男。兄正行の死後,南朝軍の中心として幕府軍と抗戦。1369年足利義満に降伏したが,82年南朝に復帰。生没年未詳。

くすのきりゅう

くすのきりゅう 【楠木流】
軍学の一派。楠木正成を流祖と称するが,主として「太平記」を兵書として研究して生まれた軍学。諸流ある。

くすのせ

くすのせ 【楠瀬】
姓氏の一。

くすのせきた

くすのせきた 【楠瀬喜多】
(1836-1920) 女性運動家。土佐の人。板垣退助に共鳴,民権運動に参加。女性参政権の先駆的運動を行う。

くすばし

くすば・し 【奇ばし】 (形シク)
霊妙だ。くすし。「古(イニシエ)にありけるわざの―・しき事と言ひ継ぐ/万葉 4211」

くすび

くすび 【鐃】
「くすみ(鐃)」に同じ。

くすぶ

くす・ぶ 【燻ぶ】 (動バ下二)
⇒くすべる

くすぶる

くすぶ・る [3] 【燻る】 (動ラ五[四])
(1)火がよく燃えずに,煙ばかりが多く出る。くすぼる。「生乾きの枝が―・る」
(2)すすのために,黒くなる。すすける。くすぼる。「―・った天井」「―・つた茶わんが出た/洒落本・駅舎三反」
(3)家や田舎に引きこもって,目立った活動もしないで過ごす。世にうもれている状態で暮らす。「実家で―・ってる」
(4)もめごとなどがはっきりした解決をみないままになっていて,再び表面化しそうな状態である。「執行部に対する不満が―・っている」
(5)地位・境遇などが向上しないままでいる。「平(ヒラ)で―・っている」
〔「くすべる」に対する自動詞〕

くすぶる

くすぶる【燻ぶる】
smoke;→英和
smolder;→英和
stay at home (家に);remain obscure (発展しない).

くすべ

くすべ 【楠部】
姓氏の一。

くすべがき

くすべがき [3] 【燻べ柿】
⇒ふすべがき(燻べ柿)

くすべがわ

くすべがわ [0][3] 【燻べ革】
⇒ふすべがわ(燻べ革)

くすべやいち

くすべやいち 【楠部弥弌】
(1897-1984) 陶芸家。京都府生まれ。本名,弥一。1919年(大正8)陶芸団体「赤土社」結成に参加。革新的な陶芸運動を展開。

くすべる

くす・べる [3][0] 【燻べる】 (動バ下一)[文]バ下二 くす・ぶ
(1)煙が多く出るように燃やす。いぶす。くすぶらせる。「蚊やりを―・べる」
(2)人を責め苦しめる。いじめる。「世間の人がそしらうが,母者人が―・べうが/浄瑠璃・二つ腹帯」
〔「くすぶる」に対する他動詞〕

くすぼる

くすぼ・る 【燻ぼる】 (動ラ四)
「くすぶる(燻)」に同じ。

くすみ

くすみ 【鐃】
軍陣で,合図に鳴らす小さな銅鑼(ドラ)や鉦(カネ)。くすび。「―挿せる者二騎/日本書紀(欽明訓)」

くすみ

くすみ 【久隅】
姓氏の一。

くすみもりかげ

くすみもりかげ 【久隅守景】
江戸前期の画家。号は無下斎。狩野探幽門下の四天王の一人。狩野門下を離れ(一説に,破門),金沢で活動。農民・庶民を主題とした詩情豊かな風俗画に特色があり,山水画もよくした。代表作「夕顔棚納涼図」など。生没年未詳。

くすむ

くす・む [2] (動マ五[四])
(1)色が,黒っぽく,地味である。冴えない色である。「―・んだ茶色」
(2)(人の様子などが)落ち着いている。また,目立たずにいる。「大人びて何処か―・んだ所が出来た/風流懺法(虚子)」
(3)目立たずにいる。うずもれる。くすぶる。「田舎で―・んでいる」
(4)きまじめである。まじめくさる。「笑へとおほせらるるにより,―・まるる/狂言・筑紫の奥」

くすもと

くすもと 【楠本】
姓氏の一。

くすもといね

くすもといね 【楠本イネ】
(1827-1903) 産科医。長崎の人。シーボルトの娘。父の弟子について医学を学び,産科医として長崎,のち東京で開業。

くすもとたんざん

くすもとたんざん 【楠本端山】
(1828-1883) 幕末・明治の儒学者。肥前の人。名は後覚,字(アザナ)は伯暁。平戸藩儒官。はじめ陽明学を奉じたが,のち山崎闇斎の朱子学に転じ,道学を唱えた。

くすやま

くすやま 【楠山】
姓氏の一。

くすやままさお

くすやままさお 【楠山正雄】
(1884-1950) 演劇評論家・児童文学者。東京生まれ。早大卒。劇評・翻訳・脚色などに広く活躍。かたわら,内外の児童文学の集成に努めた。著「近代劇十二講」「日本童話宝玉集」

くすり

くすり【薬】
(1) (a) <liquid> medicine (内服用);→英和
a drug;→英和
(an) ointment;→英和
a pill;→英和
a powder;→英和
a tonic (強壮剤);→英和
a chemical (化学薬品).→英和
(2) glaze (うわ薬).→英和
〜一服 a dose of medicine.〜を飲む(つける).take (apply) medicine.〜を調合(処方)する compound (prescribe) a medicine.〜になる do good <to> ;be a good lesson <to> .
‖薬代 a charge for medicine.薬箱 a medicine chest[box].

くすり

くすり [0] 【薬】
(1)心身に,特殊な効果や一定の影響を与えるもの。特に,病気や傷などを治したり,健康を保持したりするために,飲んだり注射したり塗布したりするもの。医薬品。「―を飲む」「―が効く」
(2)化学的作用をもつ物質一般をいう語。火薬・釉(ウワグスリ)・殺虫剤など。
(3)その場では打撃や衝撃となるが,結果としてよい影響を与える物事。「試験に落ちたのもいい―になるだろう」
(4)わいろ。鼻薬。
(5)「病気」の忌み詞。

くすり=が効(キ)き過ぎる

――が効(キ)き過・ぎる
(注意・叱責などの)効果がありすぎて,かえって悪い結果になる。

くすり=が効(キ)く

――が効(キ)・く
(1)薬の効果があらわれる。
(2)人に与えた忠告や罰などの効果があらわれる。

くすり=にしたくも無い

――にしたくも無・い
ほんの少しもない。全くない。「江戸前物は薬にしたくもねえ/滑稽本・浮世風呂 4」

くすり=にする程

――にする程
きわめて少量であること。「天候不順で―しかとれなかった」

くすり=より養生(ヨウジヨウ)

――より養生(ヨウジヨウ)
病気になってから薬を飲むより,平素から体を大切にする方がよいの意。

くすり=九層倍(クソウバイ)

――九層倍(クソウバイ)
薬の定価は原価よりはるかに高く,もうけが大きいこと。

くすり=人を殺さず、薬師(クスシ)人を殺す

――人を殺さず、薬師(クスシ)人を殺す
薬が人を殺すのではなく,医師が薬の使い方を誤って人を殺すのである。物は使い方を誤ると害になるが,それは使う人に責任があるというたとえ。

くすり=掘る

――掘る
野生の薬草の根を掘り取る。[季]秋。

くすり=降(フ)る

――降(フ)・る
薬日(クスリビ)である陰暦五月五日の正午頃に雨が降ることをいう。その雨を神水として薬を作った。

くすりうり

くすりうり [3] 【薬売り】
薬の行商人。

くすりおろし

くすりおろし [4] 【薬卸(し)】
⇒薬研(ヤゲン)

くすりがけ

くすりがけ [0] 【釉掛(け)・薬掛(け)】
陶磁器の作製で,釉(ウワグスリ)をかけること。

くすりがり

くすりがり 【薬狩(り)・薬猟】
陰暦五月五日に,山野に出て薬草や鹿の若角をとる行事。薬草摘み。薬採り。[季]夏。

くすりぐい

くすりぐい [0] 【薬食い】
(1)冬,保温・保健のために,鹿や猪(イノシシ)などの肉を食べること。[季]冬。《妻や子の寝顔も見えつ―/蕪村》
(2)滋養のために食べること。薬用として食べること。「土筆(ツクヅクシ)を―にし給へ/浮世草子・好色万金丹」

くすりこ

くすりこ 【薬子】
元日,天皇の屠蘇(トソ)の毒味をする少女。くすこ。「元三の―/枕草子 156」

くすりざけ

くすりざけ [3] 【薬酒】
薬の入っている酒。薬になる酒。

くすりし

くすりし 【薬師】
医者。くすし。「客人(マラヒト)の今の―貴かりけり/仏足石歌」

くすりだい

くすりだい [0] 【薬代】
薬の代金。また,医者に払う治療費。やくだい。

くすりちゃ

くすりちゃ [3] 【薬茶】
茶にして飲む薬用の飲料。

くすりづけ

くすりづけ [0] 【薬漬け】
必要以上の薬を長い間飲んでいること。「―の医療」

くすりづつみ

くすりづつみ 【薬包み】
散薬を包むような包み方。「紫の七重うすやうに―におしつつみて/十訓 1」

くすりと

くすりと [2][3] (副)
我慢や遠慮をしていた笑いが,思わずもれるさま。「二人は顔を見合わせると―笑った」

くすりとり

くすりとり [3] 【薬取り】
(1)薬草を採集すること。また,その人。
(2)医者へ薬を取りに行くこと。また,その人。

くすりどの

くすりどの 【薬殿】
⇒くすどの(薬殿)

くすりなべ

くすりなべ [4] 【薬鍋】
薬を煎じる鍋。

くすりなやみ

くすりなやみ 【薬悩み】
薬にあたって病気になること。薬の中毒。「姉も余り呑み過ごして,―で此の仕合せ/浄瑠璃・松風村雨」

くすりのかみ

くすりのかみ 【典薬頭】
(1)「尚薬(シヨウヤク)」に同じ。
(2)「てんやくのかみ(典薬頭)」に同じ。

くすりのこと

くすりのこと 【薬の事】
「病気」の忌み詞。「朱雀院の御―/源氏(若菜上)」

くすりのつかさ

くすりのつかさ 【薬司・典薬寮】
(1)後宮十二司の一。医薬のことをつかさどった。やくし。
(2)「てんやくりょう(典薬寮)」に同じ。

くすりのにょうかん

くすりのにょうかん 【薬の女官】
宮中で,元日から三日間天皇に屠蘇(トソ)を奉る女官。後宮の尚薬がこれにあたった。

くすりのひ

くすりのひ [5][0] 【薬の日】
陰暦五月五日。[季]夏。
→薬狩り
→薬日

くすりばこ

くすりばこ [3] 【薬箱】
(1)薬を入れておく箱。
(2)医者が往診のとき,携帯した箱。薬籠(ヤクロウ)。

くすりび

くすりび [3] 【薬日】
陰暦五月五日の異名。この日に薬玉(クスダマ)を掛けたからとも,薬狩りをしたからともいう。くすりのひ。

くすりぶろ

くすりぶろ [0][4] 【薬風呂】
⇒薬湯(クスリユ)(1)

くすりぶろ

くすりぶろ [4][0] 【薬風炉】
薬を煎じる鍋を掛ける風炉。くすりろ。

くすります

くすります 【薬枡】
奈良・平安時代,薬の量をはかるのに用いた枡。大小あり,大枡は九合(約1.6リットル)で煎薬(センヤク)用,小枡は二合二勺五才(約0.4リットル)で散薬用。

くすりもぐさ

くすりもぐさ [4] 【薬艾】
(1)灸に使うもぐさ。
(2)効きめまたは利益のあるもの。「女夫(メオト)中よい暮しこそ,所帯の―なれ/浄瑠璃・栬狩」

くすりや

くすりや【薬屋】
a pharmacy[a pharmacist (人)];→英和
<米> a drugstore[a druggist (人)];→英和
<英> a chemist's (shop)[a chemist (人)].

くすりや

くすりや [0] 【薬屋】
薬の調合や販売をする人。また,その店。薬局。薬店。

くすりゆ

くすりゆ【薬湯】
a medicated[medical]bath.

くすりゆ

くすりゆ [3] 【薬湯】
(1)薬剤や薬用植物を入れた浴用の湯。薬風呂。
(2)温泉。「よろづの人のあみける―あり/宇治拾遺 6」

くすりゆび

くすりゆび【薬指】
the third finger;the ring finger (左手の).

くすりゆび

くすりゆび [3] 【薬指】
〔薬を水にとくのに用いたのでいう〕
小指の隣の指。名無し指。紅(ベニ)差し指。薬師(クスシ)指。

くすわかば

くすわかば [3] 【樟若葉】
クスノキの若葉。[季]夏。

くすん

くすん [2] (副)
(多く「と」を伴って)鼻をかすかに鳴らす音を表す語。「鼻を―と鳴らす」

くすんごぶ

くすんごぶ [4] 【九寸五分】
〔長さが九寸五分(約30センチメートル)あるところから〕
短刀のこと。

くすんだ

くすんだ
somber;→英和
dark <red> ;→英和
sober (じみな).→英和

くず

くず クヅ [1] 【屑】
(1)無用な物として切りはなされたり,ちぎれたり,こわれたりして,役に立たなくなったもの。「パンの―」「かんな―」
(2)役立つものやよいものが選び抜かれたあとに残った,つまらないもの。かす。「売れ残りの―」
(3)役に立たない人。つまらない人。「人間の―」

くず

くず 【国栖・国樔・国巣】
(1)記紀で,大和国吉野川上流の山地に住んだとされている部族。また,その村落があった地名。奈良・平安時代,朝廷の節会などに参賀して歌笛を奏したりした。くずびと。くにす。
→国栖の奏(ソウ)
(2)能の一。五番目物。大友皇子に追われて吉野の国栖に乱を避けた大海人皇子(オオアマノオウジ)が蔵王権現の化身である老人の助けで追っ手の難を逃れる。

くず

くず [1] 【葛】
(1)マメ科の大形つる性多年草。山野・荒地に自生。葉は卵円形の小葉三個からなる複葉で,裏は白っぽい。秋,葉腋(ヨウエキ)に紅紫色の蝶形花を総状につける。肥大した根から葛粉をとるほか,漢方で葛根(カツコン)といい発汗・解熱剤とする。茎の繊維で葛布(クズフ)を織る。秋の七草の一。クズカズラ。[季]秋。
(2)「葛粉」の略。「―をひく」
(3)「葛餡(クズアン)」「葛溜(クズダマ)り」の略。
(4)「葛布(クズフ)」の略。
葛(1)[図]

くず

くず【葛】
《植》an arrowroot.→英和
葛湯 arrowroot starch gruel.

くず

くず【屑】
waste;→英和
rubbish;→英和
scraps;rags (ぼろ切れ);crumbs (パンの).人間の〜 the scum of society.

くず=掘る

――掘る
葛粉を採るために,根を掘り上げる。[季]秋。

くず=晒(サラ)す

――晒(サラ)す
葛の根を掘り取って砕いたものを,葛粉を採るために布袋に入れて水槽に漬け,デンプンを水中に濾(コ)し出す。寒中の水を使って行う。[季]冬。

くずあん

くずあん [0][2] 【葛餡】
葛粉・片栗粉などを加えてとろみをつけた汁。料理にかける。葛溜(ダマ)り。

くずいと

くずいと クヅ― [0] 【屑糸】
使い残りの短い糸くず。

くずいとおり

くずいとおり クヅ― [0] 【屑糸織(り)】
⇒絓糸(シケイト)織り

くずいも

くずいも [2] 【葛芋】
マメ科のつる性多年草。中央アメリカ原産。塊根は径40センチメートル重さ15キログラムになり,デンプンや糖分に富む。塊根を食用とするため熱帯地方で広く栽培される。ヤム-ビーン。

くずいれ

くずいれ クヅ― [2][3] 【屑入れ】
くずを捨てる器。くずかご。

くずいれ

くずいれ【屑入れ】
a trash can;a dustbin.→英和

くずう

くずう クズフ 【葛生】
栃木県南西部,安蘇(アソ)郡の町。石灰岩に恵まれ,土石工業が盛ん。1950年(昭和25)人骨化石を発見,葛生人と命名。

くずう

くずう 【葛生】
葛のはえている所。

くずうこん

くずうこん [3] 【葛鬱金】
クズウコン科の多年草。中南米原産。肥厚した根茎からはデンプンをとり,また家畜の飼料とする。高さ約80センチメートル。葉はカンナに似,白色の三弁花をつける。アロールート。

くずうた

くずうた 【国栖歌】
奈良・平安時代,吉野の国栖の人が大嘗祭(ダイジヨウサイ)など宮廷の儀式の際,承明門の外で奏した風俗歌(フゾクウタ)。
→国栖

くずおり

くずおり [0] 【葛織り】
葛布(クズフ)で織ること。また,その織ったもの。

くずおれる

くずお・れる クヅホレル [4][0] 【頽れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くづほ・る
(1)くずれるように倒れたり,座り込んだりする。「へなへなとその場に―・れる」「情(ナサケ)にもろく―・れつ/婦系図(鏡花)」
(2)体力が衰える。「魚を食はで,―・れて下るあひだ/宇治拾遺 4」
(3)気がくじける。気が弱る。「例のことなれば,しるしあらじかしと―・れて/源氏(紅葉賀)」

くずかけ

くずかけ [2][0] 【葛掛(け)】
「餡掛(アンカ)け」に同じ。

くずかご

くずかご【屑篭】
<米> a wastebasket;→英和
<英> a wastepaper basket.

くずかご

くずかご クヅ― [2][0] 【屑籠】
紙くずなどを捨てる籠。屑入れ。

くずかずら

くずかずら 【葛鬘】
■一■ (名)
植物クズの異名。[季]秋。
■二■ (枕詞)
葛鬘を手繰る意から,「来る」にかかる。「―来る夜をかけて何恨みけむ/新後拾遺(恋五)」

くずかたびら

くずかたびら [3] 【葛帷子】
葛布(クズフ)で作ったかたびら。

くずかみ

くずかみ クヅ― [2] 【屑紙】
不用になった紙。紙屑。

くずがき

くずがき [2] 【葛垣】
葛のつるで編んだ垣根。

くずがつお

くずがつお [3] 【葛鰹】
精進料理の一。葛粉に小豆の煮汁をまぜて蒸し,皮に見立てた銀箔で巻いて,鰹の刺身に似せたもの。からし醤油・山葵(ワサビ)醤油などを添える。

くずがみ

くずがみ [2] 【国栖紙・葛紙】
和紙の一。雨傘・表具などに用いた厚紙。奈良県国栖地方の産。

くずきり

くずきり [0][4] 【葛切り】
葛粉を水にとき煮冷まして固め,細く切ったもの。黒砂糖の蜜(ミツ)をかけて食べる。[季]夏。《―の井のすゞしさを掬ふごとし/大野林火》

くずこ

くずこ [3][0] 【葛粉】
クズの根を粉にし,布袋に入れて水中でもみ出した沈殿粒を脱水乾燥させたもの。白色,良質のデンプンで,菓子などに利用される。吉野地方の名産。

くずごめ

くずごめ クヅ― [0] 【屑米】
虫に食われたり,精米中に砕けたりして,食用にならない米。くずまい。

くずざくら

くずざくら [3] 【葛桜】
桜の葉で包んだ葛饅頭(クズマンジユウ)。[季]夏。

くずし

くずし クヅシ [3] 【崩し】
〔動詞「崩す」の連用形から〕
(1)「崩し書き」の略。
(2)簡略にすること。簡略にしたもの。
(3)本来の歌い方や弾き方と変えて演奏すること。「さのさ―」
(4)柔道で,相手の姿勢を不安定にさせること。

くずしがき

くずしがき クヅシ― [0] 【崩し書き】
字画を略して書くこと。草書や行書で書くこと。また,その文字。くずし。

くずしじ

くずしじ クヅシ― [0][3] 【崩し字】
くずし書きの文字。

くずしもん

くずしもん クヅシ― [0] 【崩し紋】
正式の紋所の一部分を省略した紋。

くずじょうゆ

くずじょうゆ [3] 【葛醤油】
葛粉をといて醤油・酒などを加え,煮立てたとろみのある汁。

くずす

くず・す クヅス [2] 【崩す】 (動サ五[四])
(1)一つにかたまっている物を,端から次第にこわす。「山を―・す」
(2)整っていたものをこわす。きちんとした形や姿勢をとっていたものを乱す。「敵陣を―・す」「ひざを―・す」
(3)字画を簡略にして書く。草書・行書などで書く。「字を―・す」
(4)貨幣を小銭にかえる。「一万円札を―・す」
(5)片端から少しずつする。特に,少しずつ話す。「日比ありつる様―・し語らひて/蜻蛉(上)」
〔「崩れる」に対する他動詞〕
[可能] くずせる

くずす

くずす【崩す】
(1) pull down;break (down);→英和
destroy.→英和
(2) change <a thousand-yen note into small money> .→英和
(3) write <a character> in running style.(4) sit at ease (姿勢を).

くずそうめん

くずそうめん [3] 【葛素麺】
葛粉で作ったそうめん。くずめん。

くずだまり

くずだまり [3] 【葛溜り】
葛餡(クズアン)。

くずだんご

くずだんご [3] 【葛団子】
葛粉で作った団子。

くずちまき

くずちまき [3] 【葛粽】
葛粉に砂糖と水を加えてこね,粽(チマキ)のように笹の葉にくるんで蒸した菓子。

くずてつ

くずてつ クヅ― [0] 【屑鉄】
鉄製品を作る際にできた鉄や鋼の屑。また,廃品となった鉄製品。再び熔融して製鋼原料とする。スクラップ。

くずてつ

くずてつ【屑鉄】
scrap iron.

くずに

くずに [3][0] 【葛煮】
水でといた葛粉を入れて,煮汁にとろみをつけた煮物。

くずぬの

くずぬの [2] 【葛布】
⇒くずふ(葛布)

くずねり

くずねり [0][2] 【葛練り・葛煉り】
葛菓子の一。水で濃くといた葛粉に塩少量と砂糖を加え,火にかけてやや固めに練ったもの。

くずのそう

くずのそう 【国栖の奏】
奈良・平安時代に,大嘗会(ダイジヨウエ)や節会(セチエ)の折,大和の国栖が参列して,歌や笛を奏したこと。
→国栖

くずのねの

くずのねの 【葛の根の】 (枕詞)
葛の根が長くのびることから,「いや遠長し」にかかる。「一に云ふ,―いや遠長に/万葉 423」

くずのは

くずのは 【葛の葉】
信太妻(シノダヅマ)伝説に登場する白狐。また,これに基づく作品の一つである浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑(アシヤドウマンオオウチカガミ)」の通称,および女主人公。
→信太妻

くずのはの

くずのはの 【葛の葉の】 (枕詞)
葛の葉は風に吹かれて裏返り,白く目立つことから,「うら」「うらみ」などにかかる。「―のうらみにかへる夢のよを/新古今(雑上)」

くずは

くずは 【楠葉】
大阪府枚方市の地名。淀川左岸の要地で,古くから駅・関が設けられた。くすは。くすば。樟葉。葛葉。

くずばかま

くずばかま [3] 【葛袴】
葛布(クズフ)で作った小袴。

くずひき

くずひき [2] 【葛引き】
(1)葛粉を塗った紙。細く切って日本髪の飾りに用いる。
(2)葛餡(クズアン)をかけてある料理。

くずひろい

くずひろい クヅヒロヒ [3] 【屑拾い】
紙くず・金くずなどを拾うこと。また,それを仕事にしている人。

くずひろい

くずひろい【屑拾い】
ragpicking;a ragpicker (人).→英和

くずふ

くずふ [2][0] 【葛布】
葛の茎の繊維を緯(ヨコ)糸に用いて織った布。水に強く丈夫なので,古くは袴(ハカマ)・仕事着とし,明治以後襖地・壁装材とした。静岡県掛川の特産。くずぬの。かっぷ。[季]夏。

くずぶえ

くずぶえ 【国栖笛】
国栖の奏のときに吹奏した笛。

くずまい

くずまい クヅ― [0] 【屑米】
⇒くずごめ(屑米)

くずまき

くずまき [2] 【葛巻(き)】
(1)互いにからみあっている葛のつる。また,そのような形。「こと草も皆とぢ交ぜていとど猶分けこそかぬれ野べの―/為尹千首」
(2)葛練りで巻いた菓子や料理。

くずまゆ

くずまゆ クヅ― [0][2] 【屑繭】
穴が開くなどして生糸をとるのに適さない不良な繭。多く真綿の原料とする。[季]夏。

くずまんじゅう

くずまんじゅう [3] 【葛饅頭】
葛練りで餡(アン)を包んで蒸した和菓子。くずもち。[季]夏。

くずみず

くずみず [2] 【葛水】
葛湯(クズユ)をひやした飲み物。[季]夏。

くずもち

くずもち [2] 【葛餅】
(1)葛粉・小麦粉,また現在は生麩粉(キブコ)も加えて水でとき,型に流して蒸し固めた和菓子。三角に切って糖蜜・黄な粉をまぶして食べる。[季]夏。《―や老いたる母の機嫌よく/小杉余子》
(2)「葛饅頭(クズマンジユウ)」に同じ。

くずもの

くずもの クヅ― [2][0] 【屑物】
(1)使い古して不用になったもの。廃品。廃物。「―入れ」
(2)(商品とする)値打ちのないもの。良い物を選んだ,残りの物。

くずや

くずや [2] 【葛屋】
藁(ワラ)・茅(カヤ)で葺(フ)いた屋根。また,その家。

くずや

くずや クヅ― [2] 【屑屋】
くず物を売買する人。廃品回収業者。

くずや

くずや【屑屋】
a ragman;→英和
<米> a junkman.

くずゆ

くずゆ [2] 【葛湯】
葛粉に砂糖をまぜ,熱湯をかけてよく練った食べ物。主として幼児食・病人食。[季]冬。

くずようかん

くずようかん [3] 【葛羊羹】
葛粉に砂糖・生餡(ナマアン)などを加えて練り,器に流し込んで蒸した羊羹。

くずり

くずり [0]
イタチ科の哺乳類。イタチ類中最大で体長85センチメートルほどになる。背面は光沢がある褐色,腹面と顔は黒色。体は頑丈で耳が小さく,クマの子に似る。性質が荒く,種々の動物を襲う。北ヨーロッパ・シベリア・アメリカ北部の平原や森林にすむ。
くずり[図]

くずりゅうがわ

くずりゅうがわ クヅリユウガハ 【九頭竜川】
福井県北部を流れる川。岐阜県境の油坂峠付近に源を発し,福井平野を貫流して日本海に注ぐ。長さ116キロメートル。上流は水力発電地帯。

くずりゅうダム

くずりゅうダム クヅリユウ― 【九頭竜―】
福井県大野郡和泉村,九頭竜川支流の石徹白(イトシロ)川にある洪水調節・発電用ダム。ロックフィル式で,堤高128メートル。総貯水量3億5300万立方メートル。1968年(昭和43)完成。

くずる

くず・る クヅル 【崩る】 (動ラ下二)
⇒くずれる

くずれ

くずれ クヅレ [3] 【崩れ】
(1)崩れること。崩れたもの。崩れた所。「石垣の―を直す」
(2)整っていたものが乱れること。「敵軍の―をつく」「髪の―」
(3)集まった人々が分かれて行くこと。流れ。「宴会の―」
(4)相場が急激に下がること。
(5)戦いの陣立てが乱れること。
(6)名詞の下に付いて,複合語を作る。
 (ア)ある身分や職業のなれの果てである意を表す。「インテリ―」「新聞記者―」
 (イ)完成せず,途中でだめになった状態を表す。「併殺―」

くずれ

−くずれ【ボクサー崩れ】
an ex-prizefighter.

くずれあし

くずれあし クヅレ― [0][3] 【崩れ足】
(1)陣立ての崩れかかったありさま。
(2)取引で,相場が下落し始めること。

くずれおちる

くずれお・ちる クヅレ― [5] 【崩れ落ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 くづれお・つ
崩れて落ちる。崩壊する。「砲撃で城壁が―・ちる」

くずれかかる

くずれかか・る クヅレ― [5][0] 【崩れ掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)崩れて物の上に落ちかかる。「裏山が―・ってくる」
(2)まさに崩れようとする。崩れ始める。「―・った古い家」

くずれぎわ

くずれぎわ クヅレギハ [0] 【崩れ際】
崩れ始めるとき。崩れる間際。崩れぐち。「―の高名(コウミヨウ)(=味方ガ崩レカケタ時,踏ミトドマッテ敵ト槍ヲ合ワセルコト)」

くずれぐち

くずれぐち クヅレ― [3] 【崩れ口】
(1)崩れている所の端。
(2)「崩れ際(ギワ)」に同じ。

くずれづみ

くずれづみ クヅレ― [0] 【崩れ積み】
石垣を,崩れたような味を出しつつ,自然なかたちに自在に積む手法。

くずれやな

くずれやな クヅレ― [4] 【崩れ簗】
晩秋,漁期が過ぎて放置され,崩れこわれた下り簗。[季]秋。《獺(カワウソ)の月に啼音や―/蕪村》

くずれる

くずれる【崩れる】
crumble;→英和
collapse;→英和
give way;get out of shape (形が);break (天気が);→英和
slump (相場が).→英和

くずれる

くず・れる クヅレル [3] 【崩れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くづ・る
(1)まとまっていたものや重なっていたものが,ばらばらになってこわれる。「がけが―・れる」「石垣が―・れる」「河原の石は―・るとも,猶いか計りかは積らまし/保元(下)」
(2)きちんとした形・姿勢をとっていたものが乱れる。整っていたものがこわれる。「背広の型が―・れる」「列が―・れる」「―・れた感じの人」
(3)集団がばらばらになる。特に戦陣が乱れる。「井戸端会議の輪が―・れる」「後のみより御敵―・れ参りて/増鏡(むら時雨)」
(4)天気が悪くなる。「天気が―・れる」
(5)同額の小銭にかえる。「札が―・れたら払う」
(6)相場がさがる。「株価が大きく―・れた」
〔「崩す」に対する自動詞〕

くせ

くせ [2] 【癖】
〔「曲(クセ)」と同源〕
(1)ある人が無意識的にしばしば行うちょっとした動作。「話しながらあごをなでる―がある」「―が悪い」
(2)普通とは異なった特徴。「―のある字」「―のある髪の毛」
(3)やわらかい物に残った曲げあと。「襟に変な―がつく」
(4)(「そのくせ」の形で逆接句を導いて)そうでありながら。普通,人の属性についていう場合に用いられる。「彼は寒がりだ。その―,コートは着たがらない」
(5)きまり。習慣。「はかなきことも雲鳥のあやにかなはぬ―なれば/千載(雑下)」
(6)欠点。「一字二字あまりたれどもうちよむに例にたがはねば―とせず/新撰髄脳」
→癖して
→癖に

くせ

くせ 【救世】
〔「くぜ」「ぐせ」「ぐぜ」とも〕
〔仏〕
(1)衆生(シユジヨウ)を苦悩から救うこと。
(2)仏・菩薩の通称。
(3)観世音菩薩のこと。

くせ

くせ【癖】
(1) a habit;→英和
a way;→英和
a vice (悪癖).→英和
(2) a characteristic (特長);→英和
a peculiarity (特色).
…する〜がある have a habit[way] <of doing> .
〜がつく fall into a habit <of> ;form a habit.〜を直す cure <a person> of a habit (人の);get rid of a habit (自分の).
…の〜に though;→英和
and yet;in spite of <the fact that…> .

くせ

くせ 【曲瀬】
川の浅瀬の石の多い所。「玉―の清き川原にみそぎして/万葉 2403」

くせ

くせ [2] 【曲】
〔「癖(クセ)」と同源〕
(1)(普通「クセ」と書く)能で,一曲の中心的な部分。先行芸能である曲舞(クセマイ)をとりいれ,一曲の舞いどころ,聞かせどころとしたもの。
→舞曲(マイグセ)
→居曲(イグセ)
(2)名詞の上に付いて,正しくないこと,まっとうでない意を表す。「―者」「―事」

くせ=ある馬に能(ノウ)あり

――ある馬に能(ノウ)あり
一癖ある者は必ず何か特別の能力をもっている。すぐれた人には,どこか凡人と異なるところがある。

くせ=になる

――にな・る
習慣になる。特に,よくない習慣になる。「甘やかすと―・る」

くせ=をつける

――をつ・ける
(1)何度も繰り返したり,あるいは甘やかしたりした結果,ある決まった行動様式や習慣を身につけさせる。「夜更かしの―・ける」
(2)ちょっとした欠点をあれこれ言う。なんくせをつける。「さしもあるまじきことに,かどかどしく―・け/源氏(若菜上)」

くせい

くせい [0][1] 【区政】
区の行政。

くせうま

くせうま [2] 【癖馬】
気難しいところがあり,しばしば騎乗者の指示に従わない馬。

くせえんずう

くせえんずう 【救世円通】
観世音菩薩の異名。

くせかんぜおんぼさつ

くせかんぜおんぼさつ 【救世観世音菩薩】
〔衆生(シユジヨウ)の苦しみを救う菩薩の意から〕
観世音菩薩の称号。

くせかんのん

くせかんのん 【救世観音】
「救世観世音菩薩」の略。

くせぐせし

くせぐせ・し 【曲曲し】 (形シク)
素直でない。ひねくれている。「人のけしきばみ―・しきをなむ,あやしと思ふ/蜻蛉(中)」

くせげ

くせげ [0] 【癖毛】
ひとりでにちぢれたり,波うったりする質(タチ)の毛髪。まっすぐでない毛髪。

くせげ

くせげ【曲毛】
curly[wavy]hair.

くせごと

くせごと 【曲事】
(1)道にはずれたこと。ひがこと。きょくじ。「末代は―月に随ひ年に添ひて/栂尾明恵上人遺訓」
(2)してはならないこと。あきれ果てたこと。「前代未聞の―なり/太平記 23」
(3)法にそむいたこと。また,違法に対する処罰。きょくじ。「盗賊の罪のがれ難く,―に行はるる条/浄瑠璃・反魂香」
(4)凶事。まがごと。

くせして

くせして 【癖して】 (連語)
「癖(クセ)に{(1)}」に同じ。うちとけた会話文などで用いられる。「何も知らない―,えらそうなことを言うな」「男の―,だらしがないぞ」

くせち

くせち [0] 【癖地】
立ち入ったり所有したり開墾したりすると,災いがあると信じられている土地。病田(ヤマイダ)・けち田・入らず山・癖山など。

くせつ

くせつ [0][2] 【苦節】
苦しみに負けず,自分の考えや態度を守りぬくこと。また,その心。「―十年」

くせつ

くせつ【苦節(十年)】
(ten years of) dogged perseverance.

くせづく

くせづ・く 【曲付く】 (動カ四)
曲節がある。調子がよい。「今様歌は長うて―・いたり/枕草子 280」

くせなおし

くせなおし [3] 【癖直し】
日本髪を結うとき,熱湯に浸した布で毛をもんで癖をとること。

くせに

くせに 【癖に】 (連語)
〔名詞「癖(クセ)」に格助詞「に」が付いたもの。主として話し言葉で用いられる〕
活用語の連体形,格助詞「の」に付いて,一語の助詞のように用いられる。
(1)文中にあって,接続助詞的に用いられる場合。非難したり責めなじったりする気持ちを込めて,逆接条件を表す。…にもかかわらず。…のに。「大した金もない―,大きなことを言うな」「弱い―,からいばりするな」「男の―,からきしいくじがないんだから」
(2)文末にあって,終助詞的に用いられる場合。非難・くやしさなどの気持ちを込めて,「…であるのに」の意を表す。「なにさ,さっきは泣いてた―」「おだまりなさい。子供の―」
〔「くせに」は,それによって結ばれる前文と後文とが同一の主語の場合に限られる。それに対して,「のに」は,前文と後文とが異なった主語の場合にも用いられる。こういう点で,「くせに」の方が「のに」よりも用法が限られる。意味の上でも,「くせに」は,「のに」よりも非難する気持ちが強い〕

くせのせんだい

くせのせんだい 【救世の闡提】
〔「闡提」は成仏できない者の意。衆生を救うため,自身の成仏を念じないことから〕
観世音菩薩の異名。

くせびと

くせびと 【曲人】
不逞(フテイ)の者。また,変わり者。曲者(クセモノ)。「子どもを代官に出だし,われは出合ひ参らせぬ―にて候/義経記 2」

くせまい

くせまい [2][0] 【曲舞】
南北朝・室町時代に盛行した白拍子系と考えられる芸能。少年や女性が立烏帽子(タテエボシ)・水干(スイカン)・大口の男装をし,男は水干の代わりに直垂(ヒタタレ)で舞った。鼓を伴奏とする拍子が主体の謡と,扇を手にした簡単な所作の舞で,専業者のほか声聞師(シヨウモンジ)なども演じた。観阿弥は猿楽に取り入れ,現在,曲(クセ)として,その面影が能に残る。後期は幸若舞がその主流となった。

くせむ

くせ・む 【癖む】 (動マ四)
(1)心がゆがむ。ねじける。「道心の後にも心大に―・みつつ普通の人には似ざりけり/平家(二末・延慶本)」
(2)普通とは違うやり方・さまをする。「万葉集のやうなどいひて,―・みよめども/八雲御抄」

くせもの

くせもの【曲者】
a rascal[villain];→英和
an old fox;a thief (盗賊);→英和
a suspicious person (怪しい人).

くせもの

くせもの [0] 【曲者・癖者】
(1)賊・敵などあやしい者。
(2)一筋縄ではいかない人。ひとくせある人。「おとなしそうでもなかなかの―だ」
(3)油断のならないもの。気の許せないもの。えたいの知れないもの。「恋は―」「一見簡単そうなところが―だ」
(4)なみではない人。「光盛こそ奇異の―くんでうて候へ/平家 7」
(5)妙手。異能の人。「疾く行くか,重なる山の木末よりと,一声に移りし―なり。胡銅の物を見るやうなりしなり/申楽談儀」
(6)ばけもの。怪物。

くせん

くせん [0] 【句選】
秀句を選ぶこと。また,選び集めたもの。

くせん

くせん [0][2] 【苦戦】 (名)スル
(1)手強い敵や不利な状況に苦しみつつ戦うこと。
⇔善戦
「思わぬ相手に―する」「―を強いられる」
(2)(比喩的に)不利な条件や困難な状況のもとで物事をなしとげようとして苦心すること。「とにかく敵手(アイテ)は親といふので渋谷の方でも―で/二人女房(紅葉)」

くせん

くせん【苦戦】
<have> a desperate fight; <have> a close contest (競技など).〜する fight desperately;fight against heavy odds.

くせんてい

くせんてい [0] 【駆潜艇】
潜水艦を爆雷攻撃するための小型の快速艇。

くせんはっかい

くせんはっかい [4] 【九山八海】
〔仏〕 古代インドの宇宙観である須弥山(シユミセン)説で,一つの世界を構成する九つの山と八つの海。世界全体。
→須弥山

くぜ

くぜ 【久世】
姓氏の一。

くぜち

くぜち 【口舌・口説】
〔呉音〕
「くぜつ{(1)}」に同じ。「―いできにけり/伊勢 96」

くぜつ

くぜつ [0][1] 【口舌・口説】
〔古くは「くぜち」とも〕
(1)言い争い。特に,恋のうらみ言や痴話(チワ)げんか。「抱かれて寝ても,顔が気にいらぬと―仕懸られ/浮世草子・一代男 7」
(2)おしゃべり。弁舌。雄弁。「―ノ利イタト/日葡」

くぜつがましい

くぜつがまし・い 【口舌がましい】 (形)[文]シク くぜつがま・し
〔近世語〕
何事にも文句をいうようすだ。「家に帰りてはあらぬ事をも―・く言ひ罵る程に/仮名草子・浮世物語」

くぜつぶみ

くぜつぶみ 【口舌文】
不満を述べる手紙。特に,男女間のうらみの手紙。「深い余りの―,浅きを招く届け文/浄瑠璃・賀古教信」

くぜひろちか

くぜひろちか 【久世広周】
(1819-1864) 幕末の幕政家。下総(シモウサ)国関宿藩主。1851年老中となり,安政の大獄に反対して辞職。井伊直弼の死後,安藤信正とともに公武合体策を推進。

くぜる

くぜ・る 【口舌る・口説る】 (動ラ四)
〔「くぜつ(口舌)」の動詞化。「ぐぜる」とも〕
(1)さかんにしゃべる。しゃべりまくる。「よく色々な事を―・るのう/洒落本・伊賀越増補合羽之竜」
(2)言い争いをする。痴話げんかをする。
(3)鳥がさえずる。「ふとい木へかけ鳥が来て―・る也/柳多留 42」

くぜん

くぜん 【口宣】
口で勅命を伝えること。内侍・職事(シキジ)を経て上卿(シヨウケイ)に伝えられる。また,その時に発せられる文書。

くぜん

くぜん [0] 【瞿然】 (ト|タル)[文]形動タリ
目をぎょっとさせて驚くさま。「―として面白く,凄然として眼冷かに/佳人之奇遇(散士)」

くぜんあん

くぜんあん 【口宣案】
口宣の控え書き。

くそ

くそ 【糞・屎】
■一■ [2] (名)
(1)肛門(コウモン)から排泄される,栄養分を消化吸収したあとの食べ物のかす。大便。ふん。
(2)垢(アカ)や滓(カス)。「目―」「鼻―」「金―」
■二■ [2] (感)
思うようにならなくていらいらするときや,人をののしったり,自らを奮起させたりするときなどに発する語。くそっ。「―,いまいましい」「―,負けるものか」
■三■ (接頭)
名詞その他の語に付く。
(1)卑しめののしる意を表す。「―ばばあ」「―坊主」「―おもしろくもない」
(2)(やや軽蔑の意味を含めて)程度のはなはだしいことを表す。「―度胸」「―まじめ」「―力」
■四■ (接尾)
名詞や形容動詞の語幹などに付き,軽蔑の気持ちを含めて,その語の意味を強めるはたらきをする。「へた―」「やけ―」「ぼろ―」

くそ

くそ (代)
二人称。中古,軽い敬意や親愛の気持ちをもって相手をさしていう語。あなた。きみ。「何事も―も人も此の殿おはせむ限りは/落窪 4」

くそ

くそ [1][2] 【苦楚】
苦しみ。辛苦。「監獄の―を経験したるクロポトキンは/復活(魯庵)」

くそ

くそ【糞】
excrement;→英和
feces;→英和
shit;→英和
dung (牛・馬の);→英和
droppings (鳥の).→英和
〜度胸のある foolhardy.→英和
〜食らえ Go to hell[the devil]! 〜まじめな too serious.

くそ=の役(ヤク)にも立た∘ぬ

――の役(ヤク)にも立た∘ぬ
何の役にも立たない。全く無益である。「―∘ない説明書」

くそ=も味噌(ミソ)も一緒

――も味噌(ミソ)も一緒
(1)清いものも汚れたものも一緒に扱うこと。
(2)善悪・美醜を区別しようとしないこと。

くそ=食(ク)らえ

――食(ク)らえ
他人の言葉や仕打ちに対してののしり返す語。糞を食らえ。

くそう

くそう 【宮僧】
「社僧(シヤソウ)」に同じ。

くそう

くそう [0] 【九想・九相】
〔仏〕 人間の死体が腐乱して白骨化するまでの九段階を観想すること。肉体に対する執着を消すために行う。九想観。九想門。

くそう

くそう [0] 【九僧】
〔仏〕 大法会の九人の役僧。導師・呪願師・唄師(バイシ)・散華師・梵音師・錫杖師・引導・堂達・衲衆(ノウシユウ)。

くそう

くそう 【口唱】
阿弥陀の名を口に唱えること。口称(クシヨウ)。「南無阿弥陀仏と,くも―遥かに声うちあげたれば/栄花(嶺の月)」

くそうず

くそうず クサウヅ 【臭水】
〔「くさみず」の転〕
石油の古名。

くそおけ

くそおけ [3] 【糞桶】
糞尿を入れて運ぶ桶。こえたご。

くそおけ=の紐通(ヒモトオ)し

――の紐通(ヒモトオ)し
〔ひもを通す穴が二つ並んでいる様子が似ているところから〕
あぐら鼻。

くそかずら

くそかずら 【屎葛】
ヘクソカズラの古名。「―絶ゆることなく宮仕へせむ/万葉 3855」

くそがえる

くそがえる [3] 【糞蛙】
ツチガエル・ヌマガエルなどの俗称。

くそたれ

くそたれ [4][3] 【糞垂れ】
人を卑しめののしっていう語。くそったれ。「この―めが」

くそたわけ

くそたわけ [3] 【糞戯け】
「たわけ」をいっそう卑しめていう語。

くそだめ

くそだめ [0] 【糞溜め】
糞尿をためておく所。こえだめ。

くそぢから

くそぢから [3] 【糞力】
あきれるほど強い力。ばかぢから。

くそつぼ

くそつぼ [2] 【糞壺】
便所の下に埋めて,糞尿を受けてためる壺。

くそとび

くそとび [3] 【糞鴟】
ノスリの俗称。

くそどきょう

くそどきょう [3] 【糞度胸】
あきれるほどのすごい度胸。並みはずれた度胸。

くそばえ

くそばえ [2] 【糞蠅】
キンバエ{(1)}の俗称。

くそふく

くそふく
〔糞拭(フ)く,の意〕
厠(カワヤ)の異名。「ほととぎすのむらとり,―におりゐたる/蜻蛉(下)」

くそぶくろ

くそぶくろ [3] 【糞袋】
(1)胃や腸の異名。くそわた。[名義抄]
(2)(転じて)人体・人間のこと。

くそぶな

くそぶな 【糞鮒】
鮒(フナ)を卑しめていう語。一説に,小鮒のこと。また,タナゴのこととも。「川隈(カワクマ)の―食(ハ)めるいたき女奴(メヤツコ)/万葉 3828」

くそぶね

くそぶね [3] 【糞船】
糞尿を運搬する船。こえ船。

くそへ

くそへ 【糞戸・屎戸】
古代社会のタブーの一種。神聖な場所に汚物をまきちらすこと。「逆剥ぎ,―,許多(ココダク)の罪を天つ罪と法(ノ)り別けて/祝詞(六月晦大祓)」

くそまじめ

くそまじめ [3] 【糞真面目】 (名・形動)
あきれるほど真面目で,融通がきかないこと。真面目すぎて面白味のないこと。また,そのさま。「―な返事」

くそまる

くそま・る 【糞まる】 (動ラ四)
〔「まる」は排泄する意〕
大便をする。「我(ア)は―・らずして行かむ/播磨風土記」

くそみそ

くそみそ [0] 【糞味噌】 (形動)
〔味噌も糞も区別しない意〕
(1)価値のあるものとないものの見きわめがつかず,同等に扱うさま。味噌も糞も一緒。
(2)全くくだらないものとして,悪くいうさま。ぼろくそ。さんざん。みそくそ。「―にけなす」

くそむし

くそむし [2] 【糞虫】
(1)コガネムシ科や近縁の甲虫のうちで,成虫や幼虫が糞を食べる習性をもつものの総称。ダイコクコガネ・エンマコガネ・センチコガネなど種類が多い。糞虫(フンチユウ)。
(2)糞中にわく蛆(ウジ)。

くそやけ

くそやけ [0] 【糞自棄】
やけくそ。「もう是までといふので,―になる/真景累ヶ淵(円朝)」

くそわた

くそわた 【糞腸】
「糞袋(クソブクロ)」に同じ。[名義抄]

くそん

くそん 【九尊】
〔仏〕 胎蔵界曼荼羅(タイゾウカイマンダラ)の五仏(ゴブツ)と四菩薩(シボサツ)との総称。
→五仏
→四菩薩

くそんのちゅうぞん

くそんのちゅうぞん 【九尊の中尊】
〔仏〕 大日如来の別名。胎蔵界(タイゾウカイ)の中台八葉院の九尊のうち中央に位置するからいう。

くたい

くたい [0] 【苦諦】
〔仏〕 四諦(シタイ)の一。煩悩(ボンノウ)をもつ者の世界に起こることは皆苦であるということ。苦聖諦(クシヨウタイ)。

くたい

くたい 【裙帯】
〔「くんたい」の「ん」の無表記〕
「くんたい(裙帯){(1)}」に同じ。「領布(ヒレ)・―などして/枕草子 89」

くたい

くたい [0] 【躯体】
(1)からだ。体躯。
(2)建物の骨組み。強度にかかわる部分。「―工事」

くたい

くたい [0] 【九体】
〔仏〕 九品仏(クホンブツ)のこと。

くたいじ

くたいじ 【九体寺】
浄瑠璃寺(ジヨウルリジ)の別名。

くたかけ

くたかけ 【鶏】
〔「くだかけ」とも〕
ニワトリの異名。くたかけ鳥。「夜も明けばきつにはめなで―の/伊勢 14」

くたくた

くたくた
■一■ [2][1] (副)
(「と」を伴っても用いる)
(1)物の形がくずれるほどによく煮るさま。また,そのときの音を表す語。ぐたぐた。ぐつぐつ。「―と煮込む」
(2)疲れたり弱ったりして張りを失ったさま。ぐたり。ぐにゃぐにゃ。「気を失って―とくずおれる」
(3)物が,細かくなってしまうさま。ずたずた。こなごな。「背骨を打ち切りて,―となしつ/宇治拾遺 12」
■二■ [0] (形動)
(1)からだがひどく疲れて力が抜けたさま。「―に疲れる」
(2)服などの形がくずれたさま。「雨にぬれて―になった洋服」

くたす

くた・す 【腐す】 (動サ四)
(1)くさらせる。だめにする。「卯の花を―・す霖雨(ナガメ)の/万葉 4217」
(2)評判をおとす。名をけがす。「いといみじうからうせめられ給ひて太上天皇の御名は―・させ給ひてき/大鏡(伊尹)」
(3)非難する。「さのみ花月の句を好むべからず。―・して返されぬれば無念也/連理秘抄」
〔「くちる」に対する他動詞〕

くたっと

くたっと [2] (副)スル
疲れたり,衝撃を受けたりして,気力や体力が衰えて姿勢や態度が崩れるさま。また,物が元の張りを失ったり,形が崩れたりするさま。「疲れて―なる」「煮過ぎて―なった小松菜」

くたつ

くた・つ 【降つ】 (動タ四)
〔平安以降「くだつ」とも。「腐(クタ)す」と同源〕
(1)盛りが過ぎる。衰える。「我が盛りいたく―・ちぬ/万葉 847」
(2)夜が明け方に近づく。また,日が夕方に近づく。「夜―・ちて鳴く川千鳥/万葉 4147」「日―・つまで坐朝(マツリゴトキコ)しめして/日本書紀(武烈訓)」

くたに

くたに
〔「くだに」とも〕
植物の名。リンドウの別名ともボタンの別名ともいう。「なでしこ・薔薇(ソウビ)・―などやうの花/源氏(乙女)」

くたに

くたに 【九谷】
(1)石川県南部,江沼郡山中町の地名。大聖寺川上流にある。九谷焼の発祥地。
(2) [2]
「九谷焼」の略。

くたにやき

くたにやき [0] 【九谷焼】
石川県九谷に産する磁器。明暦(1655-1658)年間に開窯し,元禄(1688-1704)初年まで製された豪放な色絵磁器(古九谷),および1806年京都より青木木米を招いて開窯したのに始まる精細豪華な色絵磁器などの総称。

くたばりぞこない

くたばりぞこない [0]
死に損なうこと。また,その人。人をののしるときにいう。死にぞこない。くたばりはずれ。「この―め」

くたばる

くたばる
die (死ぬ);→英和
<俗> kick the bucket;→英和
become utterly exhausted (へとへとに).くたばってしまえ Go to hell!

くたばる

くたば・る [3] (動ラ五[四])
(1)動けなくなるほどひどく疲れる。へとへとになる。へたばる。「猛練習で―・る」
(2)「死ぬ」をののしっていう語。「早く―・ってしまえ」「他(ヒト)の子は―・らうと構はねへ/滑稽本・浮世風呂(二下)」

くたびる

くたび・る 【草臥る】 (動ラ下二)
⇒くたびれる

くたびれ

くたびれ [4][3] 【草臥れ】
疲れること。疲労。「―顔」

くたびれ

くたびれ
fatigue.→英和
〜る be fatigued[tired].〜た服 worn clothes.

くたびれもうけ

くたびれもうけ [5] 【草臥れ儲け】
苦労したが,結局くたびれただけで何の得るところもなかったこと。「骨折り損の―」

くたびれやすみ

くたびれやすみ [5] 【草臥れ休み】
疲れをとるための休息。骨休め。

くたびれやすめ

くたびれやすめ [5] 【草臥れ休め】
「くたびれやすみ」に同じ。

くたびれる

くたび・れる [4] 【草臥れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くたび・る
(1)体力を消耗してそれ以上動くのがいやになる。疲れる。疲労する。「引っ越しで―・れた」
(2)使い古して,みすぼらしい感じになる。人についていうこともある。「―・れた背広」「鏡を見て―・れた也/中華若木詩抄」
(3)(動詞の連用形に付いて)長くそのことをして,さらに続ける気力がなくなる。「待ち―・れる」
〔「草臥」は当て字〕

くたぶれる

くたぶ・れる [4] 【草臥れる】 (動ラ下一)
「くたびれる」の転。

くだ

くだ [1] 【管】
(1)断面が円形で,中が空になっている細長いもの。普通,液体や気体を通すのに用いる。「ゴムの―で水を吸い上げる」
(2)機(ハタ)を織るとき,緯(ヨコ)糸を巻きつける芯(シン)。
(3)糸繰り車のつむに差して,糸を巻きつける軸。
(4)「管の笛(フエ)」に同じ。「吹き鳴せる―の音も/万葉 199」

くだ

くだ【管】
a pipe;→英和
a tube.→英和
管をまく grumble over one's cups.

くだ

くだ (名・形動ナリ)
〔「くだくだしい」の略〕
くどい・こと(さま)。「改まり申すは―なれど/浄瑠璃・八花形」

くだ=を巻(マ)く

――を巻(マ)・く
〔「管(クダ)(3)」を連想して「巻く」といったもの〕
とりとめのないことを繰り返して言う。訳のわからないことをぐずぐず言う。「酒に酔って―・く」

くだ=を用いて天を窺(ウカガ)う

――を用いて天を窺(ウカガ)う
〔荘子(秋水)〕
細い管の穴から天をのぞく。見識の狭いたとえ。管の穴から天をのぞく。

くだある

くだあ・る 【下ある】 (動ラ四)
〔「くだはる」の転。近世語。遊び人・雲助などの用いた語〕
(1)「くだはる{(1)}」に同じ。「様子窺ふ乞食(コツジキ)が,―・りませ,―・りませ/浄瑠璃・糸桜本町育」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に「て」の付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…てくださる。「内儀様(オカサン)四五十両貸して―・れ/浄瑠璃・関取千両幟」

くだい

くだい [0] 【句題】
(1)俳句の題。
(2)和歌などの詠作の際,古歌などの一句を題として用いたもの。また,その題。

くだい∘す

くだい∘す 【下いす】 (動サ特活)
〔「くださります」の転〕
いただきます。頂戴します。「ふん,青竜湯とやら醒めるものなら一服―∘せんか/咄本・五色紙」

くだいと

くだいと [0] 【管糸】
機(ハタ)の管に巻いたよこ糸。

くだいわか

くだいわか [4] 【句題和歌】
句題{(2)}によって詠んだ和歌。

くだがゆ

くだがゆ [0] 【管粥】
粥占(カユウラ)の一種。
→粥占

くだぎつね

くだぎつね [3] 【管狐】
(1)憑(ツ)き物の一。想像上の生き物でキツネに似,竹筒中に飼われ,種々の通力を備えていて飼い主のために働くとされる。
(2)オコジョの別名。

くだく

くだ・く [2] 【砕く・摧く】
■一■ (動カ五[四])
(1)固まっているものを,打撃や圧力を加えて細かい破片にする。かたまりを細かくする。「氷を―・く」「土のかたまりを鍬(クワ)で―・く」
(2)勢い・熱意などを弱らせる。くじく。「敵の野望を―・く」「運に乗じて敵を―・く時/徒然 80」
(3)難解なものをわかりやすくする。「法律の条文を―・いて説明する」
(4)(「心をくだく」「身をくだく」などの形で)ある目的を達成するために力を尽くす。「肝胆を―・く」「心肝を―・く」
〔「砕ける」に対する他動詞〕
[可能] くだける
■二■ (動カ下二)
⇒くだける

くだく

くだく【砕く】
break <into pieces> ;→英和
smash (粉砕);→英和
crush (おしつぶす);→英和
pulverize (粉に).→英和
心を〜 rack one's brains.

くだくだ

くだくだ [1] (副)
長々とまとまりなく述べるさま。くどくど。「―(と)説明する」

くだくだしい

くだくだし・い [5] (形)[文]シク くだくだ・し
長すぎたり細かすぎたりしてくどい。「―・い説明」「―・く言ふ迄もなかるべし/囚はれたる文芸(抱月)」
[派生] ――さ(名)

くだくだしい

くだくだしい
lengthy;→英和
tedious.→英和

くだくらげ

くだくらげ [3] 【管水母】
ヒドロ虫綱クダクラゲ目の腔腸動物の総称。すべて海産。浮遊性で群体をつくり,気胞体・泳鐘・生殖体・栄養体・感触体・保護葉・触手などに分化した構造になる。毒のある刺胞をもつものも多い。カツオノカンムリ・ギンカクラゲ・カツオノエボシなど。

くだけ

くだけ [3] 【砕け】
(1)砕けること。また,砕けたもの。破片。「腰―」「雪の―しそこに散りけむ/万葉 104」
(2)事のなりゆき。結末。「翌の朝の―をあんじ思案とりどり/洒落本・多佳余宇辞」

くだけた

くだけた【砕けた】
(1) broken.→英和
(2) easy <terms> ;→英和
familiar <tone> ;→英和
democratic;→英和
free and easy <manner> .

くだけなみ

くだけなみ [3] 【砕け波】
岸の岩礁などで砕けた波。砕けて散る波。

くだけまい

くだけまい [0] 【砕け米】
籾摺(モミス)りまたは精米の際に,砕けて細かくなった米。

くだける

くだける【砕ける】
break;→英和
be broken;go to pieces.当たって〜 run a risk.→英和
粉々に〜 be smashed into fragments.

くだける

くだ・ける [3] 【砕ける・摧ける】 (動カ下一)[文]カ下二 くだ・く
(1)固まっていたものが,打撃力や圧力を加えられて細かい破片になる。こなごなになる。「ガラスがこなごなに―・けた」「波頭(ナミガシラ)が―・ける」
(2)力を失ってくずれる。また,初めの勢いや熱意がくじける。「喧嘩腰(ケンカゴシ)も―・けて了へば/社会百面相(魯庵)」
(3)堅苦しさがなくなり,親しみやすい様子になる。また,やや俗っぽくなる。「―・けた言い方をする」「彼はなかなか―・けている」「―・けた服装」
(4)あれこれと思い乱れる。「千々に―・けはべる思ひに/源氏(夕霧)」
〔「砕く」に対する自動詞〕
[慣用] 腰が―・世話に―・玉と―

ください

ください [3] 【下さい】
□一□〔動詞「下さる」の命令形。本来は「くださいまし(ませ)」で,その「まし(ませ)」の略された形〕
(1)相手に何か事物を請い求める意を表す。いただきたい。ちょうだいしたい。「小遣いを―」「お電話を―」「これ―」
(2)(補助動詞)

 (ア)動詞の連用形に「お」の付いた形,動作性の漢語に「ご(御)」の付いた形,動詞の連用形に「て(で)」の付いた形などに付いて,相手に何らかの動作をすることを請い求める意を表す。「どうぞお読み―」「ぜひご検討―」「名前を書いて―」
 (イ)(「…(さ)せてください」の形で)自分の行動について相手の許しを求める意を表す。「私にもひとこと言わせて―」「それは私に担当させて―」
□二□動詞「下さる」の連用形。「くださいます」の形で用いられる。
→くださる

くださる

くださる【下さる】
give (与える).→英和
…して下さい be so kind[good]as to <do> ;be kind enough to <do> ;please….→英和

くださる

くださ・る [3] 【下さる】
■一■ (動ラ五[四])
(1)「与える」「くれる」の尊敬語。お与えになる。下賜なさる。「先生の―・った御本」
(2)よいものと思われる。好ましく感ぜられる。多く下に打ち消しの語を伴って用いる。「家庭もあまり―・つたものぢやない/それから(漱石)」
(3)(補助動詞)
動詞の連用形に「お」の付いた形,動作性の漢語に「ご(御)」の付いた形,動詞の連用形に「て(で)」の付いた形などに付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。「御高著をお送り―・り有り難うございます」「拙文を御覧―・りましたか」「サインをして―・る」「わしに隠してあの銭を遣つて―・る心ざし/浄瑠璃・油地獄(下)」
■二■ (動ラ下二)
⇒くだされる
〔下二段活用が本来のもの。四段活用は近世以降現れる。ただし,命令形が「ください」となること,連用形に助動詞「ます」が付く時,「ください」の形が用いられること,「ます」の命令形「まし」「ませ」が直接付くことなどから,ラ行四段特別活用ともいわれる。また,「て」「た」に続く時,「くだすって」「くだすった」の形も用いられる〕

くだされもの

くだされもの [0] 【下され物】
目上の人から頂いたもの。また,他人からもらった物を丁寧にいう語。いただき物。

くだされる

くださ・れる [4][0] 【下される】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くださ・る
〔動詞「下す」に受け身・尊敬の助動詞「る」が付いたものから。今日では「下さる」よりやや敬意が強い〕
□一□「与える」の尊敬語。お与えになる。下賜なさる。「国王が温かいお言葉を―・れた」
□二□
(1)〔「与えられる」「下賜される」の意から〕
「もらう」の謙譲語。
 (ア)いただく。頂戴する。「経正御硯―・れて/平家 7」
 (イ)
〔特に,飲食物をいただくの意で〕
「飲む」の謙譲語。「いかに有おふ鬼共よ,かく珍らしき御酒一つ御前にて―・れて,客僧たちを慰めよ/御伽草子・酒呑童子」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形またはそれに「お」を冠した形や動詞の連用形に「て(で)」の付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。「贈物お受取―・れ度/ふらんす物語(荷風)」「コノフネニノセ,九国(クコク)ノ地(ヂ)エツケテ―・レイ/天草本平家 1」「十介殿は私が命を助け―・れた/歌舞伎・阿波の鳴門」

くださんご

くださんご [3] 【管珊瑚】
花虫綱の腔腸動物。赤い管状の骨格が多数束のようになって,水平な横板でつながり群体をつくる。熱帯地方に分布し,サンゴ礁をつくる。パイプオルガンサンゴ。

くださんす

くださん・す 【下さんす】 (動サ特活)
〔「くださります」の転。「くださる」に「んす」の付いた語ともいう〕
近世遊里語。
(1)くださいます。「すこしづつでも祝儀とて,との達から―・すこともござんす/仮名草子・難波鉦」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に助詞「て」の付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…てくださいます。「わしを女房に持つて―・すか/浄瑠璃・宵庚申(中)」
〔連用形には「くださんす」,命令形には「くださんせ」が使われる〕

くだし

くだし【下し】
<use> a laxative.→英和
⇒下剤.

くだし

くだし 【下し】
〔動詞「下す」の連用形から〕
(1)下剤。下し薬。「尼子・佐竹の―を与へて程なく癒えにけり/仮名草子・浮世物語」
(2)目上の人から下された言葉。「これ,目の当りにて参らせよと侍りつる―の侍りつれば/宇津保(国譲下)」

くだしぐすり

くだしぐすり [4] 【下し薬】
⇒下剤

くだしぶみ

くだしぶみ [0] 【下文】
上位者の意志を下位者に伝える公文書。冒頭に「下」と書き,普通は,その下にあて先を記す。院庁下文・摂関家政所(マンドコロ)下文・将軍家政所下文など,平安・鎌倉時代に多く用いられた。

くだしゅびき

くだしゅびき [0] 【管朱引き】
書物の中の年号・官位・書物名などに,朱で短冊形のしるしをつけること。

くだす

くだ・す [0] 【下す・降す】 (動サ五[四])
(1)高い地位や,権威ある地位にある者が命令・判決などを申し渡す。《下》「判決を―・す」「厳罰を―・す」「この人の領にてあるべきよし,仰せ―・されにければ/大鏡(師尹)」
(2)はっきりとした判断をする。《下》「決断を―・す」「評価を―・す」「君はいやに邪推を―・して/当世書生気質(逍遥)」
(3)戦いやスポーツの試合で,相手を負かす。攻め落とす。「強敵を―・す」「城ヲ―・ス/ヘボン」
(4)(「瀉す」とも書く)下痢をする。また,薬などで体内のものを肛門から外へ出す。《下》「腹を―・す」「虫を―・す」
(5)(「手をくだす」の形で)他人に指図してやらせるのではなく,自分で行う。《下》「自ら手を―・す」
(6)下の方に向けて,ある行為をする。《下》「盤上に石を―・す」「自ら筆を―・す」「刀(トウ)を―・すべき,貴船伯爵夫人の手術をば/外科室(鏡花)」
(7)(動詞の連用形に付いて)物事をとどこおることなく一気に進める。《下》「読み―・す」「書き―・す」「飲み―・す」
(8)身分の上の者が下の者に金品を与える。《下》「―・され物」
(9)都から地方へつかわす。「これより―・し給ふ人ばかりに(手紙ヲ)つけてなむ/源氏(若菜上)」
(10)高い所から低い所へ行かせる。「汝が助にとて,片時の程とて―・ししを/竹取」
(11)身分などを下げる。格下げする。「庶人に―・し,大隅の国に適せしむ/読本・春雨(天津処女)」
(12)川の上流から下流へ流れにのせて流す。「大堰川―・すいかだのみなれ棹(ザオ)/拾遺(恋一)」
(13)雨や雪を降らせる。「そま山に立つ煙こそ神無(カミナ)月時雨を―・す雲となりけれ/拾遺(雑秋)」
〔「下る」に対する他動詞〕
[可能] くだせる

くだす

くだす【下す】
(1) give;→英和
issue (命令など);→英和
pass <sentence on> .→英和
(2) have loose bowels (腹を);loosen the bowels (下剤で).

くだすだれ

くだすだれ [3] 【管簾】
「管暖簾(クダノレン)」に同じ。

くだずみ

くだずみ [2] 【管炭】
茶道で,胴炭に添える細長い炭。丸のままを丸管,縦割りのものを割り管と称する。

くだたま

くだたま [0] 【管玉】
古代の装身具の一。竹管状の玉で,普通,直径5ミリメートル,長さ3〜5センチメートルほど。多く碧玉(ヘキギヨク)などで作られ,連ねて首飾りなどとした。縄文後期から用いられた。
→竹玉(タカダマ)

くだっし

くだっし 【下っし】
〔「くださる」の命令形「ください」から訛った「くだせい」の転〕
(1)相手にある物事を請い求める意を表す尊敬語。ください。「おい水屋,…一盃(イツペエ)―/滑稽本・浮世風呂 4」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に「て」の付いた形に付いて,相手に請い求める意を表す尊敬語。…して下さい。「そんなら熱くかんをして来て―/歌舞伎・四谷怪談」

くだって

くだって [0] 【下って・降って】 (接続)
〔「くだりて」の転〕
(1)目上の人にあてた手紙で,自分のことを書き出す場合に,へりくだって用いる語。「―私ども一同元気でおります」
(2)時がたつと。「―,明治の頃ともなると」
(3)階層や程度が低いものに言及する時に用いる。「―,庶民の生活はというと」

くだつぎて

くだつぎて [3] 【管継(ぎ)手】
鋼管・鋳鉄管・合成樹脂管などで,管径の異なる管をつないだり,方向を変えるためなどに用いる特殊な形の管。T 形・ Y 形・十字形・ L 形などのものがある。異形管。かんつぎて。

くだながし

くだながし [3] 【管流し】
狭い谷川などで,木材を筏(イカダ)に組まず一本ずつ流す運材法。

くだのふえ

くだのふえ 【管の笛・小角】
古く,戦場で用いたという角製の小笛。くだ。くだぶえ。[和名抄]

くだのれん

くだのれん [3] 【管暖簾】
適当な長さに切った細い竹やガラス管に,糸を通して作った暖簾。くだすだれ。

くだはる

くだは・る 【下はる】
■一■ (動ラ四)
〔「くださる」の転。近世語〕
(1)「くださる」に同じ。侠客などが用いた。「どれ分け口―・りませと手を出せば/浄瑠璃・釜淵双級巴」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に助詞「て」の付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…てくださる。「永々九郎兵衛殿を囲まうて―・つて過分にえんす/浄瑠璃・夏祭」
■二■ (動ラ下二)
⇒くだはれる

くだはれる

くだは・れる 【下はれる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くだは・る
〔近世語〕
「くだされる」の転。侠客などが用いた。「―・れ―・れ,―・れませと河原伝ひに来る非人/浄瑠璃・太平記忠臣講釈」

くだはんす

くだはん・す 【下はんす】 (動サ特活)
〔「くださんす」の転。近世語〕
「くださんす」に同じ。侠客などが用いた。補助動詞としても用いられる。「姉ぢや人,むつかしながら燗してやつて―・せ/浄瑠璃・双蝶蝶」

くだばしご

くだばしご [3] 【管梯子】
竹筒に縄を通したはしご。

くだばしら

くだばしら [3] 【管柱】
二階以上の建物で,桁(ケタ)などのために中断されて,土台から軒桁まで通っていない柱。通し柱に対していう。
⇔通し柱

くだばり

くだばり [3] 【管鍼】
⇒かんしん(管鍼)

くだぶえ

くだぶえ 【管笛】
「管(クダ)の笛」に同じ。

くだまき

くだまき [0] 【管巻(き)】
(1)管{(2)}に緯(ヨコ)糸を巻きつけること。
(2)クツワムシの異名。地方によりウマオイやヤブキリなどをさす。

くだまつ

くだまつ 【下松】
山口県南東部の市。周防灘(スオウナダ)に臨み,もと製塩が盛んであった。現在は重化学工業が発達。

くだもの

くだもの [2] 【果物】
〔木(ク)の物の意〕
(1)木や草につく果実で,食べられるもの。リンゴ・カキ・ミカンの類。水菓子。生(ナ)り果物。狭義には木に生る果実をいうが,広義には草本性植物のパイナップルやメロンも含める。
〔古くは,果実に限らず,酒食の副食物や菓子類などを含めていったが,のち果実に限るようになった〕
(2)〔女房詞〕
柑子(コウジ)。

くだもの

くだもの【果物】
a fruit;→英和
fruit (総称).‖果物ナイフ a fruit[paring]knife.果物屋 a fruit store (店);a fruiterer (人).

くだもの

くだもの [0][2] 【管物】
菊の園芸品種で,花弁が管状のもの。太管・間管・細管・針管などに分ける。
→厚物(アツモノ)
→平物(ヒラモノ)

くだものいそぎ

くだものいそぎ 【果物急ぎ】
出された菓子・果物などをすぐに食べたがること。「―にぞ見えける/源氏(東屋)」

くだものとけいそう

くだものとけいそう [0] 【果物時計草】
⇒パッション-フルーツ

くだやがら

くだやがら [3] 【管矢柄】
トゲウオ目の海魚。全長約15センチメートル。体は著しく細長く,吻(フン)は管状に伸びる。背びれの前方に二十数本の棘(トゲ)がある。成熟した雄は大きい生殖突起をもつ。北海道南部以南に分布。

くだやり

くだやり [0][2] 【管槍】
槍の一種。柄を金属製の管に通し,左手で管を握り右手で柄を繰り出して突く。手で柄を持つ普通の槍よりも素早く突ける。江戸時代に流行。
管槍[図]

くだら

くだら 【百済】
(1)朝鮮古代の三国の一。四世紀半ば,馬韓(バカン)北部に成立。のち高句麗(コウクリ)に圧迫され半島西南部へ移動。王族は高句麗系の夫余族といわれる。日本との関係が深く,仏教など大陸文化を伝え,日本古代文化の形成に大きな影響を与えた。660年に唐・新羅(シラギ)の連合軍に滅ぼされた。ひゃくさい。
〔「くだら」は日本における称で,大村を意味する古代朝鮮語によるという〕
(2)古代,朝鮮からの渡来人の住んだことから名付けられた地名。
 (ア)奈良県北葛城(カツラギ)郡広陵町の地名。
 (イ)大阪市生野区あたりと推定されている古郡名。

くだら∘ない

くだら∘ない [0] 【下らない】 (連語)
問題にするだけの内容や価値がない。とるに足りない。つまらない。「―∘ない本」「―∘ない洒落」「―∘ない人間」
[派生] ――なさ(名)

くだら∘ぬ

くだら∘ぬ [0] 【下らぬ】 (連語)
「くだらない」に同じ。「―∘ぬことを言うな」

くだら∘ん

くだら∘ん [0] 【下らん】 (連語)
「くだらぬ」の転。

くだらおおでら

くだらおおでら 【百済大寺】
⇒大安寺(ダイアンジ)

くだらかんのん

くだらかんのん 【百済観音】
法隆寺大宝蔵殿にある観世音菩薩立像の通称。木造彩色で,百済から伝えられたというが,飛鳥時代に日本で作られたと考えられる。国宝。

くだらがく

くだらがく [3] 【百済楽】
三韓(サンカン)楽の一。百済から伝来した舞楽で,箜篌(クゴ)・横笛・莫目(マクモ)などで演奏する。平安時代,右楽(ウガク)に編入された。

くだらがわ

くだらがわ 【百済川】
奈良県北葛城郡広陵町百済の地を流れる曾我川の部分呼称。

くだらごと

くだらごと [4] 【百済琴】
⇒箜篌(クゴ)

くだらない

くだらない
trifling;→英和
trivial;→英和
insignificant;→英和
silly;→英和
absurd;→英和
useless.→英和
〜事 a trifle;→英和
a trivial matter.〜事を言う talk nonsense.

くだらのおおいのみや

くだらのおおいのみや 【百済大井宮】
敏達天皇の皇居。大和国広瀬郡百済(奈良県北葛城郡広陵町百済)と考えられるが,河内国錦部郡百済郷(大阪府河内長野市太井)をあてる説もある。

くだらのかわなり

くだらのかわなり 【百済河成】
(782-853) 平安前期の画家。百済からの渡来人の子孫。姓は余(アグリ)。のち百済朝臣の姓を賜る。武官として備中介・播磨介などにも任ぜられた。画技については「今昔物語」に飛騨工(ヒダノタクミ)との技くらべの逸話があるが,確実な作品は現存しない。

くだらのみや

くだらのみや 【百済宮】
舒明天皇の皇居。奈良県北葛城郡広陵町百済の地と推定される。

くだり

くだり 【領・襲】 (接尾)
助数詞。装束などのそろったものを数えるのに用いる。「袈裟・衣など,すべて一―のほどづつ/源氏(橋姫)」

くだり

くだり [0] 【件・条】
〔「下(クダ)り」と同源〕
(1)文章や話の中の一定の部分。章。条。「かぐや姫昇天の―」
→くだん
(2)前に述べた文の箇所。前に述べた事柄。くだん。「上(カム)の―啓せさせけり/大和 168」

くだり

くだり [0] 【下り・降り】
〔動詞「下る」の連用形から〕
(1)高い所から低い方へ移動すること。上から下におりること。また,その道。
⇔のぼり
「登りは苦しいが―は楽だ」「この先は―になっている」
(2)乗り物や道路など交通機関で,線区または路線区の起点から終点への方向。また,その方向に走行する列車やバス。《下》
⇔のぼり
「―の最終列車」「―車線」
(3)上流から下流の方向へ行くこと。《下》
⇔のぼり
「淀の―」「川―」
(4)都から地方へ向かうこと。「斎宮の御―などぞやうの折の/源氏(関屋)」
(5)近世,上方から江戸へ向かうこと。また,上方から江戸にもたらされた物産。「酒は嬉しくも地酒にあらぬ―なり/ふところ日記(眉山)」
(6)〔内裏が都城の北にあったところから〕
京都で,南へ向かって行くこと。
⇔のぼり
「三条を東へ,高倉を―に/平治(中)」
(7)上方から江戸へ来ている人。「―の乗込み,一座のさはぎ/滑稽本・根無草後編」
(8)昔の時間の単位である時(トキ)の呼び方で,ある刻限の終わり近く。「申(サル)の―/宇治拾遺 11」
(9)下痢。くだりばら。「いよ��―も留りませず,大ねつがさしまして/浮世草子・織留 4」
(10)(地名の下に付いて)その土地のはずれの方,また,遠く隔った土地の意を表す。くんだり。「わざ��鎌倉―迄出掛けて来て/彼岸過迄(漱石)」

くだり

くだり【下り】
a descent.→英和
〜になる slope down (道が).‖下り列車 a down train.

くだり

くだり【行】
a line.→英和
三〜半 a letter of divorce.

くだり

くだり 【行】
〔「下(クダ)り」と同源〕
■一■ [0] (名)
(1)文章の縦(タテ)の行(ギヨウ)。「―の程,はじざまにすぢかひて/源氏(常夏)」
(2)(着物の)縦の線。「手本(タモト)の―まよひ来にけり/万葉 3453」
■二■ (接尾)
助数詞。文章の行(ギヨウ)を数えるのに用いる。「ただ三―ばかりに,文字ずくなにこのましくぞ書き給へる/源氏(梅枝)」

くだりあめ

くだりあめ [3] 【下り飴】
「地黄煎(ジオウセン){(2)}」に同じ。もと,京都で作られたので,江戸でこの名がある。

くだりあゆ

くだりあゆ [4] 【下り鮎】
「落ち鮎」に同じ。[季]秋。

くだりうなぎ

くだりうなぎ [4] 【下り鰻】
「落ち鰻」に同じ。

くだりげぎょ

くだりげぎょ [4] 【降り懸魚】
破風(ハフ)の両脇の低い位置に取りつけられる懸魚。桁(ケタ)の端を隠し,装飾とする。脇懸魚。桁隠し。

くだりごめ

くだりごめ 【下米】
江戸時代,畿内の諸国から江戸へ運び込まれた米。

くだりさかずき

くだりさかずき 【下り杯】
上方(カミガタ)で地方向けに作られた粗末な杯。江戸でいう。「―一つ,焼物(タキモノ)一貝とりて/浮世草子・一代男 2」

くだりさつま

くだりさつま 【下り薩摩】
外記(ゲキ)節の祖,薩摩外記の通称。万治(1658-1661)頃,京都から江戸へ下ったのでいう。また,外記節の通称。

くだりさま

くだりさま 【下り様】
物事が悪くなっていくさま。「世の―,神鏡の御やうにて見えたり/著聞 1」

くだりざか

くだりざか【下り坂】
a downward slope.〜になる slope down (道が);decline (人気・運などが);→英和
break (天気が).→英和

くだりざか

くだりざか [0] 【下り坂】
(1)下りの坂道。
(2)勢いなどが盛りを過ぎて,だんだん衰えてゆくこと。「人気が―に向かう」
⇔上(ノボ)り坂

くだりざけ

くだりざけ [3] 【下り酒】
上方から江戸へ輸送してきた酒。江戸でいう。

くだりせば

くだりせば 【行狭】 (形動ナリ)
文字の行間のせまいさま。「―に裏表書きみだりたるを/枕草子 294」

くだりせん

くだりせん [0] 【下り線】
交通の路線で,起点と定められている所から終点と定められている所へ向かう路線。
⇔上り線
「―渋滞」

くだりづき

くだりづき [3] 【降り月】
陰暦十八夜頃から二十一,二夜までの次第に欠けてゆく月。
⇔上(ノボ)り月

くだりばら

くだりばら [0] 【下り腹・瀉腹】
下痢をしていること。くだり。

くだりぶね

くだりぶね [4] 【下り船】
(1)川を下る船。
(2)京都から淀川を下って大坂に行く船。また,大坂から他の地方へ行く船。「淀の方へまどひありき,―の有りけるに乗らんとす/発心 1」

くだりむね

くだりむね [3] 【降り棟】
屋根部の大棟の両端から屋根の流れに沿って軒に向かって下降する棟。
→棟

くだりもろはく

くだりもろはく 【下り諸白】
上方で醸造され江戸へ送られてきた極上の酒。

くだりやくしゃ

くだりやくしゃ 【下り役者】
上方の役者で江戸の芝居に出ている者。「―の乗込は二十七日を極とす/洒落本・当世気とり草」

くだりやな

くだりやな [4] 【下り簗】
落ち鮎(アユ)を捕らえるのに設ける簗。[季]秋。《行く秋の所々や―/蕪村》

くだりやみ

くだりやみ 【下り闇】
陰暦で,月の下旬の闇夜。しもつやみ。「年もはやいまはの末の―松火振りたて人いそぐなり/為尹千首」

くだりゆく

くだりゆ・く [0][4] 【下り行く】 (動カ五[四])
(1)坂道などを下って行く。また,都から地方へ行く。「―・く山路の雲や里人の/為尹千首」
(2)栄えていたものが衰えてゆく。「―・く運は誰が導きの薄命道/暗夜(一葉)」

くだりりゅう

くだりりゅう [3] 【降り竜】
天から地上に降ろうとする竜。また,そのさまを描いた絵。くだりりょう。

くだる

くだ・る [0] 【下る・降る】 (動ラ五[四])
(1)高い所から低い所へ移動する。
⇔のぼる
「坂道を―・る」「山を―・る」
(2)川の上流から下流へ移動する。《下》
⇔のぼる
「川を―・る」
(3)都から地方へ行く。《下》
⇔のぼる
「奥州へ―・る」
(4)〔内裏が都の北にあったところから〕
京都で,南へ向かって行く。《下》
⇔のぼる
「烏丸通りを七条まで―・る」「西の大宮より―・らせ給て/大鏡(道長下)」
(5)上位の人や権威ある人から決定・判定・判決・命令などが言い渡される。《下》「判決が―・る」「出動命令が―・った」「評価が―・る」
(6)時が過ぎる。また,年月が過ぎて後の時代になる。「やや時代が―・っての事」「ひつじ―・るほどに/源氏(藤裏葉)」
(7)戦争に負けて敵の勢力下にはいる。降参する。降伏する。「軍門に―・る」
(8)数・程度・価値などがある基準よりも下になる。下回る。多く打ち消しの語を伴う。《下》「月収は百万を―・らない」
(9)一段低く見られている所へゆく。《下》「野(ヤ)に―・る」
(10)(「瀉る」とも書く)下痢(ゲリ)をする。《下》「おなかが―・る」
(11)(「涙(が)くだる」の形で)涙を流す。「涙滂沱(ボウダ)として―・る」
(12)雨や雪が降る。「国土に雨―・りて/平家(一末・延慶本)」
(13)素性・身分・人柄などが劣る。「高きも―・れるも惜しみ/源氏(柏木)」
(14)低くなる。低い状態である。「車は高く,おるるところは―・りたるを/源氏(宿木)」
(15)さげ渡される。下賜される。「御かはらけ―・り/源氏(若菜上)」
(16)謙遜する。へりくだる。「大人(ウシ)の―・り給ふ事甚し/読本・雨月(吉備津の釜)」
〔「下す」に対する自動詞〕
[可能] くだれる

くだる

くだる【下[降]る】
(1) go down <a hill,a river> ;descend <a hill> .→英和
(2) fall;→英和
drop (温度など).→英和
(3) be less than;be below (以下).
(4) be issued[given](命令など).
(5) surrender <to> (降状).→英和
(6) have loose bowels (下痢する).

くだん

くだん [1] 【件】
〔「くだり(件)」の転。普通,「くだんの」の形で用いる〕
(1)前に述べたこと。くだり。「―の用件で参上します」
(2)いつものこと。例のこと。「―の大矢を打ちくはせ/保元(中)」

くだん

くだん 【九段】
東京都千代田区西部の地名。九段坂上に靖国神社がある。

くだん

くだん【件の】
the said[same];→英和
<the man> in question.

くだん=の如(ゴト)し

――の如(ゴト)し
以上述べたとおりである。文書・証文の終わりなどに用いる。「よって―」

くだんす

くだん・す 【下んす】 (動サ特活)
〔「くださんす」の転。近世語〕
(1)下さいます。「源七どんがたばこ持てみえました。あい,ここへ―・せ/洒落本・陽台遺編」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に助詞「て」が付いた形に付いて,動作をする人に対して,その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…くださいます。「嵐の芝居へ便宜して―・したか/浄瑠璃・生玉心中(上)」
〔遊里に始まり,のち一般の女性語になった。連体形には「くだんす」,命令形には「くだんせ」が使われた〕

くだんめ

くだんめ 【九段目】
数段からなる浄瑠璃の九段目。特に「仮名手本忠臣蔵」九段目「山科(ヤマシナ)閑居の段」のこと。

くだジバン

くだジバン 【管―】
近世,男性用の夏の肌着。細いアシやシノダケを短く切って糸を通して編んだもの。管肌着。

くち

くち【口】
(1) a mouth;→英和
lips (くちびる).
(2)[就職口] <look for> employment[a job].(3)[一株] <have> a share <in> (一口入る).→英和
(4)[種類]a kind[sort];→英和
a brand (商品).→英和
〜が肥えている have a dainty[delicate]palate.〜に合う suit one's taste.→英和
〜にする eat;→英和
taste;mention[speak <of> ](言及する).→英和
〜のうまい(悪い) honey-(foul-)tongued.〜の堅い closemouthed.〜の軽い(重い) talkative (taciturn).→英和
〜をきく speak <to,with> ;→英和
mediate <between> (仲裁).→英和
〜を切る broach <a subject> .→英和
〜をすべらす let slip <that…> .
〜をする(あける) (un)cork <a bottle> .→英和
〜を添える recommend.→英和
〜を出す put in a word;→英和
interfere[meddle] <in> (干渉).→英和
〜を慎しむ hold one's tongue.〜を割る disclose <a secret> .→英和

くち

くち [1][2] 【駆馳】 (名)スル
(1)馬を走らせること。「老人の杖に依て歩行すると駿馬の―するとの如く/月世界旅行(勤)」
(2)人のために尽力し,奔走すること。

くち

くち 【口】
■一■ [0] (名)
(1)動物が飲食物をとり入れる器官。高等動物では頭部の下方にあって,唇・歯・舌があり,下あごによって開閉する。音声や鳴き声を発する器官ともなり,鳥類では嘴(クチバシ)となる。「―でくわえる」
(2)話すこと。声を出してものを言うこと。
 (ア)話す時に使うものとしての口。「―を開けば嫁の悪口ばかり」「―をつぐむ」
 (イ)話す動作。声に出すこと。また,その言葉。「―で言うほど簡単ではない」「―に出す」「―ほどでもない」
 (ウ)(文章などによらず)直接話すこと。口頭。「―で伝える」
 (エ)うわさ。評判。風説。「世間の―を気にする」
 (オ)話し方。話し方のよしあしや多寡(タカ)。「―が悪い」「―が達者だ」(カ)呼び出し。誘い。「―がかかる」
(3)飲食すること。
 (ア)飲食する時に使うものとしての口。「―をつける」
 (イ)飲食物を味わうものとしての口。また,味覚。「―に合う」「―あたり」
 (ウ)生活のために必要な量の食事をとるものとしての口。また,食事をする人数。「―が干上がる」「―を減らす」「一人―(ヒトリグチ)」
 (エ)飲食する動作。飲み食いすること。「酒は―にしない」
(4)通り抜けることができる空間。複合語としても用いる(この場合,多く「ぐち」となる)。
 (ア)穴やすき間。「傷の―」「船腹に―があく」
 (イ)ものを出し入れする所。また,そこをふさぐもの。「瓶の―」「―がかたくて抜けない」
 (ウ)人の出入りする所。戸口。「―が狭い」「登山―(トザングチ)」「非常―(ヒジヨウグチ)」
(5)〔(1)が体内への入り口であることから〕
物事の初め。最初。「序の―」「宵の―」
(6)物事を分類するときの,その一つ一つの類。種類の一。「飲める―」「そっちの―がだめなら,別の―に当たってみよう」
(7)はいっておさまる所。「嫁の―をさがす」「就職―(シユウシヨクグチ)」
(8)馬の口につける縄。「馬の―をとる」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)口に飲食物を入れる回数を数えるのに用いる。「一―で食べる」
(2)刀剣などを数えるのに用いる。「太刀一―」
(3)多くの人から金銭を集める時の,出してもらう単位を数えるのに用いる。「一―五千円で加入できる」

くち=から先=に

――から先=に(=へ)生ま・れる
口の達者な者やおしゃべりな者をあざけっていうたとえ。

くち=から高野(コウヤ)

――から高野(コウヤ)
〔口が禍(ワザワイ)のもととなって,頭を丸めて高野山へ入らなければならない意〕
「口は禍のもと」に同じ。「おつと,のろまは―つ,と/滑稽本・浮世床(初)」

くち=がうまい

――がうま・い
話がじょうずだ。また,口先でごまかしたり,だましたりするのがうまい。

くち=がうるさい

――がうるさ・い
いろいろと批評や非難をする。「世間の―・い」

くち=が上がる

――が上が・る
(1)食えなくなる。生活の手段を失う。口が干上がる。
(2)口がじょうずになる。物言いが巧みになる。「たんと―・つたの/浄瑠璃・淀鯉(下)」

くち=が堅(カタ)い

――が堅(カタ)・い
秘密などを軽々しく他へもらさない。
⇔口が軽い

くち=が奢(オゴ)る

――が奢(オゴ)・る
食べ物に贅沢(ゼイタク)である。うまい物しか食べない。

くち=が干上(ヒア)がる

――が干上(ヒア)が・る
生活の手段を失う。あごが干上がる。

くち=が悪い

――が悪・い
憎まれ口をきくくせがある。

くち=が掛かる

――が掛か・る
芸人などが客から招かれる。また,人から誘われる。「主役の―・る」

くち=が曲がる

――が曲が・る
尊敬すべき人や恩ある人の悪口を言うと,罰(バチ)があたって口がゆがむの意。そういう人の悪口を言ってはいけないということ。

くち=が減らない

――が減らない
言いこめられてもまだあれこれと理屈を並べて言い返す。へらず口をきく。「―やつ」

くち=が滑(スベ)る

――が滑(スベ)・る
言ってはいけないことを,うっかり言ってしまう。「つい―・って余計なことを言ってしまった」

くち=が肥える

――が肥・える
うまい物を食べ慣れている。口がおごる。

くち=が腐(クサ)っても

――が腐(クサ)っても
秘密などをもらさない決意を表すのにいう語。「―言わない」

くち=が裂けても

――が裂けても
(下に打ち消しの語を伴って)口外しないことを強調する語。「―言えない」

くち=が軽い

――が軽・い
(1)物言いが軽率である。秘密などを不注意に口外する。
⇔口が堅い
(2)多弁である。

くち=が過ぎる

――が過・ぎる
言ってはならないことを言う。失礼なことを言う。言いすぎる。「君,ちょっと―・ぎはしないか」

くち=が酸(ス)っぱくなる

――が酸(ス)っぱくなる
同じことを何度も繰り返して言うさま。「―ほど言ったのにまだわからないのか」

くち=が重い

――が重・い
(1)口数が少ない。無口だ。「―・い人」
(2)言いにくい。言うのをはばかる。「いい話ではないのでつい―・くなる」

くち=では大坂の城も建(タ)つ

――では大坂の城も建(タ)つ
口ではどんな大きなことでも言えるというたとえ。

くち=と腹とは違う

――と腹とは違う
言うことと考えていることが違う。

くち=に∘する

――に∘する
(1)食べる。味わう。
(2)口に出して言う。「そんなことは―∘すべきでない」

くち=に乗せる

――に乗・せる
口車(クチグルマ)に乗せる。

くち=に乗る

――に乗・る
(1)人の甘言にだまされる。口車に乗る。
(2)人々の話題になる。広く知られる。人口に膾炙(カイシヤ)する。「人の―・れる歌にて侍るは/古本説話 39」

くち=に出す

――に出・す
言葉にして言う。

くち=に合う

――に合・う
飲食物が好みに合っている。

くち=に蜜(ミツ)あり、腹に剣(ケン)あり

――に蜜(ミツ)あり、腹に剣(ケン)あり
〔唐書(李林甫伝)〕
言葉は優しいが,悪意を抱いているさま。

くち=に針

――に針
物の言い方に悪意や皮肉が感じられるたとえ。

くち=に=税

――に=税(=年貢(ネング))はかからない
どんなことを言っても税金を取られることはない。すき勝手なことを言うたとえ。口に地代(ジダイ)は出ない。

くち=の下(シタ)から

――の下(シタ)から
言い終わるか終わらないうちに。「やせなければと言った―間食している」

くち=の端(ハ)

――の端(ハ)
⇒くちのは(独立項目)

くち=の虎(トラ)は身を破(ヤブ)る

――の虎(トラ)は身を破(ヤブ)る
⇒「口の虎」の句項目

くち=は口、心は心

――は口、心は心
言うことと心の内で思っていることとはまた別ものである。「いかに―と三代相伝の君に敵し申ぞ/盛衰記 20」

くち=は心の門(モン)

――は心の門(モン)
心に思っていることはとかく口に出して言いがちである。ことばには十分に気をつけよ,の意。

くち=は禍(ワザワイ)の=もと

――は禍(ワザワイ)の=もと(=門(カド)・(モン))
うっかり言った言葉が思いがけない禍を招くことがある。不用意にものを言ってはならない。口から高野。

くち=も八丁(ハツチヨウ)手も八丁

――も八丁(ハツチヨウ)手も八丁
しゃべることも,することも非常に達者なこと。口八丁手八丁。

くち=をきく

――をき・く
(1)話す。しゃべる。「一言も―・かない」
(2)仲介やあっせんをする。とりもつ。「嫁入りの橋渡し,妾(メカケ)の周旋,何でも―・くやうぢや/社会百面相(魯庵)」
(3)幅を利かせる。「私は,地下でも―・く者で御座るに依て/狂言・横座(虎寛本)」

くち=を入れる

――を入・れる
「くちばしを容(イ)れる」に同じ。

くち=を出す

――を出・す
他人の会話に割り込んでものを言う。さし出口をする。「横から―・すな」

くち=を切る

――を切・る
(1)言い始める。また,大勢の中で最初に発言する。「妻の方から先に―・った」
(2)缶や樽(タル)などの封を切る。
(3)手綱をゆるめて馬を出発させる。「権三が馬は逸物(イチモツ)の―・つて角を入れ/浄瑠璃・鑓の権三(上)」

くち=を割る

――を割・る
白状する。うちあける。「容疑者が―・る」

くち=を叩(タタ)く

――を叩(タタ)・く
口数多くしゃべる。言いたい放題のことを言う。「大きな―・く」

くち=を合わせる

――を合わ・せる
しめし合わせて同じ内容のことを言う。口裏を合わせる。

くち=を噤(ツグ)む

――を噤(ツグ)・む
口をむすんでものを言わない。

くち=を固める

――を固・める
口止めをする。「人に知らさせ給ふなとよくよく口をぞかためける/太平記 1」

くち=を垂(タ)る

――を垂(タ)・る
自分を卑下した言い方をする。「加判してもらへば五人組年寄に―・れ/浮世草子・織留 2」

くち=を塞(フサ)ぐ

――を塞(フサ)・ぐ
「口を封ずる」に同じ。

くち=を守ること瓶(カメ)の如(ゴト)くす

――を守ること瓶(カメ)の如(ゴト)くす
〔癸辛雑話〕
不用意な言葉が口から出ないように慎重にすることを,瓶から水がこぼれないように注意するさまにたとえた語。

くち=を封ずる

――を封・ずる
秘密などを知っている人に,それを他人に言わないように頼む。また,脅したりして黙らせる。

くち=を尖(トガ)らす

――を尖(トガ)ら・す
唇を突き出して,怒ったり口論したりする。また,不満そうな顔をする。

くち=を引き垂(タ)る

――を引き垂(タ)・る
口をへの字形にする。「―・れて,知らぬことよとて,さるがうしかくるに/枕草子 143」

くち=を慎(ツツシ)む

――を慎(ツツシ)・む
余計なことや出過ぎたことを言わない。

くち=を拭(ヌグ)う

――を拭(ヌグ)・う
〔盗み食いをした後で口を拭って知らん顔をする,の意から〕
悪いことをしていながら無関係を装う。また,知っていながら知らないふりをする。

くち=を挟(ハサ)む

――を挟(ハサ)・む
他人の会話に横から割り込む。

くち=を掛ける

――を掛・ける
(1)誘う。声をかける。申し入れておく。「二,三人―・けておいた」
(2)芸娼妓などを座敷へ呼ぶ。

くち=を揃(ソロ)える

――を揃(ソロ)・える
別々の人が皆同じ内容のことを言う。「―・えて反対する」

くち=を極(キワ)めて

――を極(キワ)めて
ほめたりけなしたりするときに,最大級の言葉を使うさまをいう。ありったけの言葉で。「―ほめる」「―ののしる」

くち=を毟(ムシ)る

――を毟(ムシ)・る
誘いをかけてその気があるかどうかさぐる。鎌をかける。「夜がふけやせうと―・る也/柳多留 14」

くち=を滑(スベ)らす

――を滑(スベ)ら・す
言ってはいけないことや,余計なことをついうっかりしゃべる。

くち=を濁す

――を濁・す
⇒言葉(コトバ)を濁(ニゴ)す

くち=を濡(ヌ)らす

――を濡(ヌ)ら・す
(1)「口を糊(ノリ)する」に同じ。「尋中の教師に―・しても志は風教の木鐸(ボクタク)を以て任じ/社会百面相(魯庵)」
(2)少し飲食する。「そんなら祝うて口濡らしていなしや/浄瑠璃・長町女腹切(上)」

くち=を箝(カン)する

――を箝(カン)・する
口をふさぐ。口をつぐむ。

くち=を糊(ノリ)する

――を糊(ノリ)・する
やっと生活をする。口に糊する。口を濡(ヌ)らす。「雑文を書いて―・する」

くち=を結ぶ

――を結・ぶ
口を閉じる。だまる。

くち=を緘(カン)する

――を緘(カン)・する
「口を箝(カン)する」に同じ。

くち=を衝(ツ)いて∘ 出る

――を衝(ツ)いて∘ 出る
すらすらと口から言葉が出る。また,無意識に思いがけない言葉が出る。「次から次へと秀句が―∘出る」「悲痛な叫びが―∘出た」

くち=を過ごす

――を過ご・す
(1)言わなくてもよいことを言う。余計なことを言う。言いすごす。「兄弟子に口過ごす涎(ヨダレ)くりめを/浄瑠璃・菅原」
(2)生計をたてる。「われ鍋にとぢ蓋の女夫(メオト)が―・しかね/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」

くち=を酸(ス)っぱく∘する

――を酸(ス)っぱく∘する
何度も繰り返し意見する。口を酸(ス)くする。「―∘して言っても,言うことをきかない」

くち=を閉ざす

――を閉ざ・す
「口を閉じる」に同じ。

くち=を閉じる

――を閉・じる
口をしめて話をしない。口を閉ざす。「彼はその件に関しては―・じたままだ」

くち=を開く

――を開・く
(1)口をあける。
(2)話し始める。しゃべりだす。
(3)〔「口を開けば」の形で〕
何か物を言う。発言する。「―・けば自慢話だ」

くち=を顰(ヒソ)む

――を顰(ヒソ)・む
声をひそめて話す。「只御敵にこそ成るべかりけれと,―・めけれども/太平記 39」

くち=塞(フタ)がる

――塞(フタ)が・る
驚いたりあきれたりして,ものが言えない。「珍らしきがなかなか―・るわざかな/源氏(末摘花)」

くち=尚(ナオ)乳臭(ニユウシユウ)あり

――尚(ナオ)乳臭(ニユウシユウ)あり
〔史記(高祖本紀)〕
口がまだ乳臭い。年が若く経験に乏しいこと。口なお乳(チチ)くさし。

くち=食うて一杯(イツパイ)

――食うて一杯(イツパイ)
食べるだけで精いっぱいで,余裕のない生活をいう。

くちあい

くちあい [0] 【口合(い)】
(1)二人の話がよく合うこと。あいくち。「―がいい」
(2)口をきいて仲介・保証をすること。また,その人。仲人。保証人。「惣七殿には―家請も有る仁/浄瑠璃・博多小女郎(中)」
(3)〔上方語〕
語呂合わせ。江戸では「地口(ジグチ)」といった。「さまざまの―や地口を言つて/黄表紙・御存商売物」
→地口

くちあけ

くちあけ [0] 【口開け・口明け】
(1)閉じてある物の口をあけること。封を切ること。
(2)物事の初め。最初。かわきり。「興行の―の日」
(3)共有の山林や漁場の解禁。
(4)能の形式の一。狂言方の台詞で一曲を始めるもの。狂言口開け。
(5)上方の歌舞伎で,続き狂言の序幕の称。

くちあけ

くちあけ【口明け】
the beginning.

くちあし

くちあ・し 【口悪し】 (形シク)
(1)口がわるい。憎まれ口をきく。「―・しきをのこ/落窪 2」
(2)食欲がない。「或る尼の―・しとて物の食はれぬに/散木奇歌集」

くちあそび

くちあそび 【口遊び】
(1)無意識に口ずさむこと。また,その言葉。くちずさび。「ただ仏の御ことのみを寝言にも―にもしつつ行ふ/宇津保(春日詣)」
(2)無駄口。うわさ。悪口。「かかる―は,さらにうけたまはらじ/宇津保(藤原君)」

くちあたり

くちあたり [0] 【口当(た)り】
(1)食べ物や飲み物を口に入れたときの感じ。舌ざわり。「―のいいワイン」
(2)応対の折などに,人に与える感じ。人あたり。「―のいい人」

くちあたり

くちあたり【口当りの良い(悪い)】
(un)pleasant to the taste;→英和
(un)palatable.→英和

くちあみ

くちあみ 【口網】
(1)籠(カゴ)などの出入り口を閉じる網。
(2)引き網の一種か。また,「朽ち網」の意とも,「くち」という魚を取る網の意ともいう。「―も諸持ちにて/土左」

くちあらそい

くちあらそい [3] 【口争い】 (名)スル
言い争うこと。口論。

くちい

くち・い [2][0] (形)
腹がいっぱいである。「腹が―・くなる」

くちいる

くちい・る 【口入る】 (動ラ下二)
(1)口をさしはさむ。さしでがましい口をきく。「汝―・れずとも,わが財しあらばありなむ/宇津保(藤原君)」
(2)口をきいて世話をする。仲立ちをする。「大夫やがてはひのりて,しりにこのことに―・れたる人と,のせてやりつ/蜻蛉(下)」

くちいれ

くちいれ [0][4] 【口入れ】 (名)スル
(1)奉公先・縁談などの周旋をすること。また,それを業とする人。
(2)口出しをすること。「いささか―を申たりけるを/十訓 1」
(3)江戸時代,金銭の斡旋をすること。また,それを業とする人。「我も人も請合,―をせりあひ/浮世草子・桜陰比事 5」

くちいれ

くちいれ【口入れ屋】
an employment agency (周旋屋).

くちいれにん

くちいれにん [0] 【口入れ人】
(1)仲介をする人。
(2)雇い人などを周旋する人。また,それを業とする人。

くちいれや

くちいれや [0] 【口入れ屋】
奉公人の周旋・仲介を業とする人。また,その家。口入れ宿。

くちうつし

くちうつし [0][3] 【口移し・口写し】
(1)飲食物を自分の口から他人の口へ移し入れること。《口移》
(2)口頭で直接に言い伝えること。口授。口伝(クデン)。《口移》「―で教え込む」
(3)話しぶりや話の内容が,ほかの人とそっくりそのままであること。《口写》「先生の説の―」

くちうつし

くちうつし【口移しの】
mouth-to-mouth <feeding> .

くちうら

くちうら【口裏を合わせる】
rearrange a story not to contradict each other.

くちうら

くちうら [0] 【口占・口裏】
〔(2)が原義〕
(1)言い方から察せられる本心。相手が本心を推察できるような話しぶり。《口裏》「相手の―から大体のことは察せられる」
(2)人の言葉を聞いて,それで吉凶を占うこと。《口占》「源繁昌の―あり,とぞささやきける/盛衰記 27」

くちうら=を合わせる

――を合わ・せる
あらかじめ内密に約束して,各自が表向きに言うことが矛盾しないようにしておく。

くちうら=を引く

――を引・く
相手の心中を察して話をもちかける。

くちうるさい

くちうるさい【口うるさい】
nagging;faultfinding.→英和

くちうるさい

くちうるさ・い [5] 【口煩い】 (形)[文]ク くちうるさ・し
ちょっとしたことにも細かく文句を言う。口やかましい。

くちえ

くちえ【口絵】
a frontispiece.→英和

くちえ

くちえ [0] 【口絵】
書籍・雑誌で,表紙の次あるいは本文の前に別丁で入れる絵や写真。

くちえい

くちえい 【口永】
口米(クチマイ)の金納化したもの。金納を建て前とする畠地で,架空の貨幣単位「永」を設定して算出した。

くちおおい

くちおおい [3] 【口覆い】
(1)茶道で,葉茶壺の口を覆う布。金襴(キンラン)などを用いる。
(2)口を覆い隠すこと。また,そのための袖や扇など。

くちおき

くちおき 【口置き】
物の縁や衣服のへりに金銀などの装飾をすること。置き口。「―など,目もあやに/栄花(根合)」

くちおしい

くちおしい【口惜しい】
<It is> regrettable[a great pity] <that…> .→英和
口惜しく思う regret.→英和

くちおしい

くちおし・い [4] 【口惜しい】 (形)[文]シク くちを・し
(1)残念だ。くやしい。やや古風な言い方。「生家も人手に渡って―・い思いをした」
(2)期待はずれだ。失望を感じる。「遊びもしは見すべきことありて呼びにやりたる人の来ぬ,いと―・し/枕草子 98」
(3)取るに足りない。言うに足りない。大したことはない。「取るかたなく,―・しききはと,優なりと覚ゆばかりすぐれたるとは/源氏(帚木)」
〔語源未詳。一説に「朽ち惜し」の意とも。自分の行為を後悔する気持ちを表す「くやし」とは区別して使われていたが,室町時代頃から混同されるようになった〕
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

くちおも

くちおも [0] 【口重】 (名・形動)
軽々しくものを言わないこと。口数が少ないこと。また,そのさま。
⇔口軽(クチガル)
「―で容易に物を言はず/戸隠山紀行(美妙)」

くちおもい

くちおも・い [4][0] 【口重い】 (形)[文]ク くちおも・し
(1)口数が少ない。軽々しくものを言わない。「―・く押し黙っている」
(2)口に出すのが遠慮される。言いにくい。「明かし給はむ事は,猶,―・き心地して/源氏(手習)」

くちかず

くちかず [0] 【口数】
(1)話をする回数。言葉かず。「すこし―が多すぎる」「―が少ない」
(2)食費のかかる人の数。「奉公に出して―を減らす」
(3)一口(ヒトクチ)単位になっている申込金・寄付金・出資金などの個数。

くちかず

くちかず【口数の多い(少ない)】
talkative (taciturn).→英和

くちがき

くちがき [0] 【口書き】
(1)はしがき。序文。こうしょ。
(2)筆を口にくわえて書や絵をかくこと。また,そのかいたもの。
(3)江戸時代,裁判における供述・主張や取り調べに対する返答を記した調書。足軽以下,百姓・町人に関する調書をいい,武家のものは口上書(コウジヨウシヨ)という。

くちがしこい

くちがしこ・い [5] 【口賢い】 (形)[文]ク くちがしこ・し
ものの言い方がうまい。「―・く己(オノ)れの非を蔽(オオ)ふ理窟を作る/社会百面相(魯庵)」

くちがたい

くちがた・い [4][0] 【口堅い・口固い】 (形)[文]ク くちがた・し
(1)やたらに人に言い散らさない。口が堅い。
(2)言うことが確かである。「―・く約束する」
(3)強く言い張る。主張をまげない。「げにあやまちてけり,とは言はで―・うあらがひたる/枕草子(一〇〇・能因本)」

くちがため

くちがため [0][3] 【口固め】 (名)スル
(1)他言をとめること。口止め。
(2)言葉で約束すること。口約束。
(3)男女の契り。

くちがたり

くちがたり [3] 【口語り】
(1)浄瑠璃一段を口(クチ)・中(ナカ)・切(キリ)に分けたとき,口を語ること。また,それを語る太夫。切り語りよりも格の低い太夫が受け持つ。端場(ハバ)語り。
→切り語り
(2)浄瑠璃などの語り物を三味線の伴奏なしで語ること。

くちがね

くちがね【口金】
a (bottle) cap;a clasp (かばんの).→英和

くちがね

くちがね [0] 【口金】
(1)入れ物の口もとをとめる金具。「ハンドバッグの―」
(2)電球の,ソケットにねじ込む金属の部分。
(3)槍の穂などの部分をしっかりと保持するため柄(エ)の先にはめる金具。
→鑿(ノミ)

くちがまし

くちがま・し 【口がまし】 (形シク)
口やかましい。口うるさい。「―・しきくるわ中の沙汰にあはば/浮世草子・禁短気」

くちがも

くちがも [0] 【口鴨】
ハシビロガモの別名。

くちがる

くちがる [0] 【口軽】 (名・形動)
軽々しくよくしゃべり,秘密などをすぐに人にもらす・こと(さま)。
⇔口重(クチオモ)
「故(ワザ)と―に笑顔さへ粧(ツク)つて/くれの廿八日(魯庵)」

くちがるい

くちがる・い [4][0] 【口軽い】 (形)[文]ク くちがる・し
(1)気軽な口調である。柔らかでなめらかな口調である。「お万が客は―・く/そめちがへ(鴎外)」
(2)軽々しくものを言う。秘密などをすぐ口外する。おしゃべりだ。「かうまでも洩らし聞ゆるも,かつはいと―・けれど/源氏(宿木)」

くちがろし

くちがろ・し 【口軽し】 (形ク)
「くちがるい{(2)}」に同じ。「大方―・きものに成たれば/十訓 4」

くちがわり

くちがわり [3] 【口代(わ)り・口替(わ)り】
〔「口取り肴(ザカナ)」の代わりの意〕
酒の肴として数種類の料理を少しずつ一皿に盛り合わせたもの。

くちき

くちき [0] 【朽(ち)木】
(1)枯れてくさった木。くされ木。くちた木。
(2)不遇のまま,空しく一生を終わる人の身の上のたとえ。

くちき

くちき 【口木】
「枚(バイ)」に同じ。「―を銜(クク)みて城(キ)を穿(ウガ)ちて/日本書紀(天武上訓)」

くちき=は柱(ハシラ)にならぬ

――は柱(ハシラ)にならぬ
性根の腐った人間には重要な役は与えられないことのたとえ。

くちきがき

くちきがき [0] 【朽(ち)木書き】
消し炭や焼き筆で下絵を書くこと。また,その下絵。

くちきがた

くちきがた [0] 【朽(ち)木形】
枯れて木目が浮き上がったような模様。几帳や壁代の文様に使われた。
朽ち木形[図]

くちきき

くちきき [0][4] 【口利き】
(1)仲介・斡旋・紹介などをすること。とりもつこと。「就職の―をたのむ」
(2)談判・相談などのとりなしをすること。また,それをするのが上手な人。
(3)話し方がうまいこと。弁舌が巧みなこと。また,その人。「物なれたるうへ―なりしかば/平治(下・古活字本)」

くちきき

くちきき【口利き】
mediation;a mediator (調停者).〜で through a person's good offices.

くちきざ

くちきざ [0] 【朽(ち)木座】
仏像の台座の一。朽ちた木の根を用いて,岩の形に作った台座。

くちきざくら

くちきざくら [4] 【朽(ち)木桜】
枯れ朽ちた桜の木。「年古(フ)りまさる―/謡曲・熊野」

くちきよし

くちきよ・し 【口清し】 (形ク)
(1)物言いが立派である。「心の問はむにだに―・う答へむ/源氏(夕霧)」
(2)口先だけ立派である。口先が巧みである。「商人は,惣て此れ無き事也,と―・く諍(アラソ)ふ/今昔 31」

くちきり

くちきり [0] 【口切り】
(1)密封した容器の封を切ること。口あけ。
(2)物事の初め。最初。かわ切り。「講演会の―は先生にお願いしよう」
(3)茶道で,新茶を詰めた茶壺(チヤツボ)の封を切ること。[季]冬。《―や湯気たゞならぬ台所/蕪村》
(4)取引所などで,最初に成立した売買の取引。

くちきり=の茶事(チヤジ)

――の茶事(チヤジ)
陰暦一〇月上旬に,新茶の口切りをして行う茶会。

くちぎたない

くちぎたな・い [5][0] 【口汚い】 (形)[文]ク くちぎたな・し
(1)下品で乱暴な言葉を使うさま。聞く人が不愉快になるような言い方である。「―・くののしる」
(2)食い意地が張っている。くいしんぼうである。
[派生] ――さ(名)

くちぎたない

くちぎたない【口汚ない】
foulmouthed;abusive.口汚なく(ののしる) abusively (abuse).→英和

くちぎよう

くちぎよう 【口器用】 (名・形動ナリ)
〔中世・近世語。「くちきよう」とも〕
「口上手(クチジヨウズ)」に同じ。「―にぬかすな,隠した文ここへ出せ/浄瑠璃・国性爺後日」

くちぎれい

くちぎれい [3] 【口綺麗】 (形動)[文]ナリ
(1)口先だけはきれいごとを言うさま。口きよらか。「―な事はいひますとも此あたりの人に泥の中の蓮とやら/にごりえ(一葉)」
(2)食い意地が張っていないさま。

くちぎわ

くちぎわ [0] 【口際】
口もと。口のまわり。

くちく

くちく [0] 【駆逐】 (名)スル
(1)敵などを追い払うこと。「敵を―する」
(2)車馬で追いかけること。「馬車相―して進み入りぬ/即興詩人(鴎外)」

くちく

くちく【駆逐する】
expel;→英和
drive away;clear <the land of the enemy> .→英和
駆逐艦 a (torpedo-boat) destroyer.

くちく

くちく [0] 【苦竹】
植物マダケの異名。にがたけ。

くちくかん

くちくかん [0] 【駆逐艦】
軍艦の艦種の一。比較的小型の高速艦。魚雷・爆雷を装備し,ミサイルを装備するものも多い。護衛・哨戒・対潜攻撃などにあたる。

くちくさ

くちくさ 【腐草】
〔草が腐ってホタルになるという俗説から〕
ホタルの異名。草の蛍。

くちくち

くちくち 【口口】
接吻(セツプン)。口づけ。キス。「手付けにちよつと―とすがり付くを/浄瑠璃・神霊矢口渡」

くちぐすり

くちぐすり [3] 【口薬】
(1)火縄銃の火皿に盛って,起爆薬とする黒色火薬。
(2)口止めのために与える金品。口止め料。「お供の衆には,―水撒(マ)く様に飲まして置いた/浄瑠璃・菅原」

くちぐせ

くちぐせ【口癖】
a habit of saying (癖);one's favorite phrase.〜のように言う be in the habit of saying <that…> .

くちぐせ

くちぐせ [0] 【口癖】
習慣のようになっている言葉遣い。たびたび話す話やよく使う言葉。

くちぐち

くちぐち [2] 【口口】
(1)大勢の人がそれぞれにものを言うこと。「めいめい―にわめき合う」「―に言う」
(2)あちこちの出入り口。

くちぐち

くちぐち【口々に】
severally (個々に);→英和
unanimously (一同).→英和

くちぐるま

くちぐるま [3] 【口車】
相手をおだてたりだましたりするための,巧みな話し方。

くちぐるま

くちぐるま【口車に乗せる】
cajole <a person> into <doing> ;coax.→英和

くちぐるま=に乗せる

――に乗・せる
巧みな話で人をだます。口三味線に乗せる。「うまく―・せられる」

くちぐるま=に乗る

――に乗・る
人の口先にだまされる。おだてに乗る。

くちげんか

くちげんか【口喧嘩】
a (verbal) quarrel.

くちげんか

くちげんか [3] 【口喧嘩】 (名)スル
言い争うこと。言い合うこと。口論。

くちこ

くちこ [0]
「このこ」に同じ。

くちこごと

くちこごと [3] 【口小言】
不平や文句を言うこと。「下女はお上さんがあんなでは困ると,―を言ひながら/雁(鴎外)」

くちことば

くちことば [3] 【口言葉・口詞】
(1)口で言うことば。話しことば。口語。
(2)「言葉」を強めた語。「―をいれさせをつて日がくれたは/狂言・鈍根草」

くちごうしゃ

くちごうしゃ [3] 【口巧者】 (名・形動)[文]ナリ
口先のうまい・こと(さま)。そのような人のこともいう。口上手。「何をぬかす,―な/露団々(露伴)」

くちごたえ

くちごたえ【口答え】
a retort.→英和
〜する retort.

くちごたえ

くちごたえ [3][0] 【口答え】 (名)スル
目上の人の言葉に言い返すこと。また,そのような返答。「親に―する」

くちごもる

くちごも・る [4] 【口籠る】 (動ラ五[四])
(1)はっきり言わない。また,言葉につまる。言いしぶる。「明日なら,と言いかけて―・った」
(2)病気などのために,声が言葉として聞きとれない状態である。「昨日辰刻より―・られ,去夜絶入す/東鑑(延応二)」

くちごもる

くちごもる【口篭る】
mumble;→英和
falter.→英和

くちごわ

くちごわ 【口強】 (名・形動)[文]ナリ
〔近世語〕
(1)強く主張すること。強弁すること。また,そのさま。「此間,―に御ざるに依て,いつぞは打擲致う/狂言・髭櫓(虎寛本)」
(2)馬などの性質が荒く,御し難いさま。「坂東黒というて―なる馬に乗りて/浮世草子・風流軍配団」

くちごわし

くちごわ・し 【口強し】 (形ク)
(1)強く言いはる。負けずに言い争う。「―・くて,手触れさせず/源氏(葵)」
(2)馬などの性質が荒く,御し難い。「白葦毛なる馬の,きはめて―・きにぞ乗たりける/平家 8」

くちさかし

くちさか・し 【口賢し】 (形シク)
口が達者だ。言葉巧みである。「かく―・しきをしへを伝へなば/読本・雨月(白峯)」

くちさかずき

くちさかずき 【口盃】
杯をとりかわさず,口先だけで約束すること。「盃なしの―/浄瑠璃・天神記」

くちさがない

くちさがな・い [5] 【口さがない】 (形)[文]ク くちさがな・し
他人のことを,あれこれ口うるさく批評するのが好きである。口うるさい。「―・い連中」
[派生] ――さ(名)

くちさがない

くちさがない【口さがない】
gossipy;→英和
scandal-loving.

くちさき

くちさき [0] 【口先】
(1)くちの端。くち。「―にくわえる」
(2)心のこもらないうわべだけの言葉や話しぶり。「―だけの約束」「―だけの親切心」

くちさき

くちさき【口先のうまい】
honey-[smooth-]tongued.〜だけの insincere.→英和
〜だけで…する pay lip service <to democracy> .

くちさびしい

くちさびし・い [5] 【口寂しい】 (形)[文]シク くちさび・し
⇒くちざみしい
[派生] ――さ(名)

くちざみしい

くちざみし・い [5] 【口淋しい】 (形)[文]シク くちざみ・し
食べ物やタバコなど口にするものがなくて,口のあたりが物足りない。口さみしい。口さむしい。「禁煙すると―・い」
[派生] ――さ(名)

くちざみせん

くちざみせん 【口三味線】
⇒くちじゃみせん(口三味線)

くちざわり

くちざわり [3][0] 【口触り】
飲食物を口に入れたときの感じ。口あたり。

くちしのぎ

くちしのぎ [3][0] 【口凌ぎ】
(1)なんとか食べることだけはできる暮らし。一時しのぎ。
(2)一時しのぎに食べること。「お―にどうぞ」

くちじお

くちじお [0] 【口塩】
(1)魚の切り身などに,軽くふる塩。
(2)「盛(モ)り塩(ジオ)」に同じ。

くちじゃみせん

くちじゃみせん [3] 【口三味線】
〔「くちざみせん」とも〕
(1)口で三味線の音や曲節をまねること。
(2)うまく相手を丸めこむように言いかける言葉。口車。「―に乗る」

くちじゃみせん=に乗せる

――に乗・せる
巧みに言いまわして人をだます。口先でだます。口車に乗せる。

くちじょうず

くちじょうず [3] 【口上手】 (名・形動)[文]ナリ
聞き手を喜ばすことが上手なさま。口先がうまいさま。また,その人。口器用(クチギヨウ)。口巧者(クチゴウシヤ)。「―な人」

くちじり

くちじり [0] 【口尻】
唇の両端。「小作りの姿と,―のしまつた円顔/すみだ川(荷風)」

くちじろじか

くちじろじか [4] 【口白鹿】
シカ科の哺乳類。体高1.2メートルほどで,肩より腰の方がやや高い。下あごと吻端(フンタン)が白い。夏毛は短く灰褐色,冬毛は長く黒褐色。角は大きく扁平で,普通五本の枝がある。中国,四川省・青海省・チベット東部の3500〜5000メートルの高地に少数が分布。

くちす

くち・す 【朽ちす】 (動サ変)
〔上二段動詞「朽(ク)つ」の連用形にサ変動詞「す」の付いた語〕
腐ってだめになる。「宇治橋のながき契りは―・せじを/源氏(浮舟)」

くちすい

くちすい 【口吸ひ】
口づけ。接吻(セツプン)。キス。

くちすぎ

くちすぎ [0] 【口過ぎ】
その日その日の暮らしをたてること。生計。糊口(ココウ)。

くちすごし

くちすごし [0] 【口過(ご)し】
「口過ぎ」に同じ。

くちすすぐ

くちすす・ぐ [4][0] 【嗽ぐ・漱ぐ】 (動ガ五[四])
(1)水などで口の中を洗い清める。うがいをする。「流れに―・ぐ」
(2)名文を口ずさんで味わう。「文は漢魏の芳潤に―・いで万巻の書を諳じ給ひしかば/太平記 12」

くちずから

くちずから [3][2] 【口ずから】 (副)
自分の口で。自分の言葉で。「―命令を伝える」

くちずくな

くちずくな [3] 【口少な】 (形動)[文]ナリ
口数の少ないさま。言葉少な。

くちずさび

くちずさび 【口遊び】
〔「くちすさび」とも〕
「くちずさみ(口遊)」に同じ。「あやしとおぼゆる事ぞかしと―にいへば/源氏(若菜上)」

くちずさぶ

くちずさ・ぶ 【口遊ぶ】 (動バ四)
「くちずさむ(口遊)」に同じ。「入りぬる磯の,と―・びて/源氏(紅葉賀)」

くちずさみ

くちずさみ 【口遊】
平安時代の初学者用学習書。源為憲著。970年成立。貴族の子弟の学習・暗誦すべき語句を乾象・時節以下一九門に分けて列挙。「たいに」の歌を載せる。

くちずさみ

くちずさみ [0] 【口遊み】
(1)思い浮かんだ詩や歌を,軽く口に出すこと。ひとりごとのように歌うこと。口ずさび。「―に歌う」
(2)人々が,よく口にする詩歌や言葉。くちずさび。「いたく人の―にもし侍る/今鏡(藤波下)」
(3)うわさをすること。また,うわさの種。くちずさび。「あはれ恥の上の損かなと,諸人―は猶やまず/太平記 7」

くちずさむ

くちずさ・む [4] 【口遊む】 (動マ五[四])
詩や歌などを,思い浮かんだまま低く声に出して言ったり歌ったりする。くちずさぶ。「唱歌を―・む」

くちずさむ

くちずさむ【口ずさむ】
sing to oneself.

くちずつ

くちずつ 【口づつ】
ものの言い方がまずいこと。口べた。くちてずつ。「おのれは―に侍れば/今昔 24」

くちせん

くちせん [0] 【口銭】
(1)取引の仲介料や手数料。こうせん。
(2)口永(クチエイ)のうち,銭(ゼニ)で納めるもの。
(3)中世末から近世,入津料または関税。

くちそそぐ

くちそそ・ぐ [4][0] 【嗽ぐ・漱ぐ】 (動ガ五[四])
「くちすすぐ(嗽){(1)}」に同じ。「河水を掬(ムス)んで―・ぎ/自然と人生(蘆花)」

くちぞえ

くちぞえ [0] 【口添え】 (名)スル
ある人の依頼・交渉などがうまく行くように,はたから言葉を添えてとりなすこと。「就職の―をする」「先生の―で解決した」

くちぞえ

くちぞえ【口添え】
<on the> recommendation <of> .→英和
〜する recommend;→英和
put in a good word <for> .

くちだし

くちだし [0] 【口出し】 (名)スル
他人の話に割り込んでものをいうこと。さしでぐち。「部外者は―するな」

くちだし

くちだし【口出しする】
cut[butt]in;interfere[meddle] <in,with> .→英和

くちだっしゃ

くちだっしゃ [3] 【口達者】 (名・形動)
言葉巧みに話す・こと(さま)。よくしゃべること。また,その人。「―な人だ」

くちだて

くちだて [0] 【口立て】
演劇で,脚本なしに口頭でおおまかな筋を指示し,台詞(セリフ)やしぐさの簡単な打ち合わせだけで芝居をまとめ演ずること。

くちちょうほう

くちちょうほう 【口調法】 (名・形動ナリ)
口先の上手なこと。もの言いの巧みなこと。また,そのさま。「某も―を以,ほつてと持成(モテナ)いて帰さうと存る/狂言・鱸庖丁(虎寛本)」

くちぢかい

くちぢか・い 【口近い】 (形)[文]ク くちぢか・し
〔近世語〕
皆がよく知っている。ありふれている。「およそ人の知つた,―・いめりやすの分/黄表紙・艶気樺焼」

くちぢゃ

くちぢゃ [0] 【口茶】 (名)スル
出がらしの茶の上に,新しい茶の葉を加えること。また,その茶。差し茶。

くちつき

くちつき [0] 【口付き】
(1)口の形。口もとの形やようす。「あどけない―」
(2)話す言葉から受ける感じ。話しぶり。「不満そうな―」
(3)牛馬の口もとの綱を持って引く人。口取り。「―のをのこ/徒然 87」
(4)「口付きタバコ」の略。

くちつき

くちつき【口つき】
⇒口元.

くちつきタバコ

くちつきタバコ [5] 【口付き―】
吸い口のついている紙巻きタバコ。
⇔両切りタバコ

くちつぎ

くちつぎ 【口次】
話をとりもつこと。周旋すること。口入れ。「―のかかに身まかせて/浮世草子・織留 6」

くちつづみ

くちつづみ [3] 【口鼓】
舌で鼓を打つような音を出すこと。舌つづみ。「―ヲナラス/ヘボン(三版)」

くちづく

くちづ・く 【口付く】
■一■ (動カ四)
(1)繰り返し言ったり話したりする。言いなれる。口ぐせになる。「先斗町(ポントチヨウ)が―・いて大丈夫だといふから/滑稽本・浮世風呂(前)」
(2)口になれる。「シヨクニ―・イタ/日葡」
■二■ (動カ下二)
口ぐせに言う。いつも言い慣れる。「孝子伝・蒙求などにしるせるによて,皆人―・けたる物語なれば/十訓 6」

くちづけ

くちづけ【口付け】
a kiss.→英和
⇒キス.

くちづけ

くちづけ [0] 【口付け】 (名)スル
(1)唇で触れること。接吻(セツプン)。キス。くちつけ。「頬(ホオ)に―する」
(2)言い続けにすること。くちぐせ。「朝から晩まで―に/滑稽本・浮世風呂 3」

くちづたえ

くちづたえ [0][3] 【口伝え】
(1)直接,口頭で話して教え伝えること。口伝(クデン)。「―の秘法」
(2)人から人へと言い伝えること。口づて。「うわさが―にひろがる」

くちづたえ

くちづたえ【口伝え】
oral instruction (口授);a tradition (口碑).→英和
〜に by word of mouth (口頭で);by tradition.

くちづて

くちづて [0] 【口伝て】
くちづたえ。「―に聞く」

くちてずつ

くちてずつ 【口手づつ】
口べた。口不調法。くちずつ。「おのれは―にて/宇治拾遺 14」

くちでま

くちでま 【口手間】
あれこれ口上を述べて手間どること。「―入れる面倒な/浄瑠璃・宵庚申(下)」

くちとし

くちと・し 【口疾し】 (形ク)
(1)ものの言い方が早い。早口である。また,受け答えが早い。「―・く返事などし侍りき/源氏(夕顔)」
(2)軽はずみに,つまらないことをいう。「何となく―・く難ぜられたりける/十訓 4」

くちとり

くちとり【口取り】
a side[an assorted]dish (料理).

くちとり

くちとり 【口取り】
(1) [0][3]
酒や茶などに添えて供する食べ物。
 (ア)「口取り肴(ザカナ)」の略。
 (イ)「口取り菓子」の略。
(2) [4][3]
牛や馬の口取り縄を取って引くこと。また,その人。口引き。

くちとりがし

くちとりがし [5] 【口取り菓子】
茶会で,客が座についたとき,器に盛って出す菓子。くちとり。

くちとりざかな

くちとりざかな [5] 【口取り肴】
饗膳(キヨウゼン)で,吸い物とともに最初に出す酒肴(シユコウ)。古くは,熨斗鮑(ノシアワビ)・昆布・勝栗など。のちには,きんとん・かまぼこ・卵焼きなどを盛り合わせたもの。組み肴。口取り。

くちとりざら

くちとりざら [4] 【口取り皿】
口取り肴を盛る皿。

くちとりなわ

くちとりなわ [4] 【口取り縄】
牛馬の口につないで引く縄。くちなわ。

くちど

くちど [0] 【口疾】 (形動)
口ばやなさま。「繁は何か―に囁いた/葬列(啄木)」

くちどめ

くちどめ [0] 【口止め】 (名)スル
(1)内密の話を他人に話さないようにさせること。「秘密を漏らさぬよう―する」
(2)相手が言い返せないように封じること。「重ねて御へんが―に,兄にあらざる証拠を見せん/浄瑠璃・松風村雨」
(3)「口止め料」の略。

くちどめ

くちどめ【口止めする】
forbid <a person> to speak.口止め料 hush money.

くちどめばんしょ

くちどめばんしょ 【口留番所】
江戸時代,諸藩が境界や要所に設けた見張り所。物資の他藩流出などを統制した。

くちどめりょう

くちどめりょう [4] 【口止め料】
口止めのために与える金品。

くちなおし

くちなおし [3][0] 【口直し】
まずい物や苦い薬などを口にしたあとで,その味を消すために別の物を食べたり飲んだりすること。また,その飲食物。

くちなおし

くちなおし【口直しに】
to take off the aftertaste.→英和

くちなぐさみ

くちなぐさみ 【口慰み】
(1)退屈なときに,詩歌の吟詠をしたり談話をしたりすること。[ヘボン]
(2)退屈しのぎに間食をすること。

くちなし

くちなし【山梔子】
《植》a gardenia;→英和
a Cape jasmine.

くちなし

くちなし [0] 【梔子・山梔子】
(1)アカネ科の常緑低木。暖地に自生し,また観賞用に栽植する。葉は対生し,長楕円形。夏,枝先に香りのよい六弁の純白色の花を開く。八重咲き・大輪咲きなどもある。果実は倒卵形で黄赤色に熟す。果実は古くから黄色染料として用い,また漢方で消炎・利尿剤とする。和名は,果実が熟しても裂開しないところからの称。ガーデニア。[季]秋。
〔「山梔子の花」は [季]夏〕
(2)「梔子色」の略。

くちなし

くちなし 【口無し】
ものを言わないこと。また,その人。詩歌などで,多く「巵子(クチナシ)」にかけて用いる。「山吹きの花色衣主やたれ問へど答へず―にして/古今(雑体)」

くちなしいろ

くちなしいろ [0] 【梔子色】
(1)クチナシの果実で染めた,赤みを帯びた濃い黄色。くちなし。
(2)襲(カサネ)の色目の名。表裏とも黄色のもの。くちなし。

くちなしぞめ

くちなしぞめ [0] 【梔子染(め)】
梔子色に染めること。また,染めたもの。

くちなしめし

くちなしめし [4] 【梔子飯】
クチナシの実を煎じた汁をまぜ,塩を加えて炊いた鮮黄色の飯。

くちなめずり

くちなめずり [3] 【口舐り】 (名)スル
舌で口のまわりをなめまわすこと。舌なめずり。

くちならし

くちならし [0][3] 【口慣らし・口馴らし】 (名)スル
(1)食べ物に体をなれさせるように少し食べること。また,その食べ物の味になれさせること。「病後の―におかゆを食べる」
(2)何度も繰り返し言って,うまく話せるように練習すること。「声を出して読んで―をする」

くちなれる

くちな・れる [4] 【口慣れる・口馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くちな・る
(1)言いなれる。「―・れた使いやすい言葉で話す」
(2)食べなれる。味が口になじむ。「―・れない料理」

くちなわ

くちなわ [0] 【蛇】
ヘビの異名。[季]夏。

くちなわ

くちなわ [0] 【朽(ち)縄】
腐った縄。

くちなわ

くちなわ [0] 【口縄】
口取り縄。

くちなわいちご

くちなわいちご [5] 【蛇苺】
ヘビイチゴの異名。

くちぬき

くちぬき [4][0] 【口抜き】
びんの栓をあける道具。栓抜き。

くちぬの

くちぬの [0] 【口布】
洋裁で,切り込みを入れて作るポケットのあき口に用いる布。口切(クチギレ)。

くちのえらぶじま

くちのえらぶじま 【口永良部島】
鹿児島県南部,大隅諸島西部の火山島。南西に屋久島海峡を隔てて屋久島がある。近海は好漁場。

くちのつ

くちのつ 【口之津】
長崎県南東部,南高来(ミナミタカキ)郡の町。島原半島南端の港町で,口之津港は南蛮貿易とキリスト教布教の地として開かれた。運輸省の海員学校がある。

くちのとら

くちのとら [0] 【口の虎】
うかつな言葉遣いから起こる災いのおそろしさを虎にたとえていう語。

くちのとら=は身を破(ヤブ)る

――は身を破(ヤブ)る
うかつなことを言うと身を破滅させることがある。言葉はつつしむべきであるということ。

くちのは

くちのは【口の端にのぼる】
be talked[gossiped]about.

くちのは

くちのは [0] 【口の端】
(1)言葉のはしばし。口先。くちは。
(2)うわさ。評判。くちは。

くちのは=に上(ノボ)る

――に上(ノボ)・る
人々のうわさの種になる。話題になる。

くちのは=に掛かる

――に掛か・る
(自分やその関係者が)うわさにのぼる。うわさされる。

くちのは=に掛ける

――に掛・ける
(1)言葉のはしばしにのぼらせる。口に出して言う。
(2)うわさする。話題にする。

くちのみ

くちのみ【口飲みする】
drink from a bottle.→英和

くちは

くちは [0] 【口端】
「口の端(ハ)」に同じ。「―に上(ノボ)る」

くちはっちょう

くちはっちょう [3] 【口八丁】
口が達者なこと。

くちはっちょう=手八丁

――手八丁
「口も八丁手も八丁」に同じ。

くちはてる

くちは・てる [4][0] 【朽(ち)果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 くちは・つ
(1)すっかり腐って形がくずれてしまう。「墓標が―・てる」
(2)これといった業績もなく,世に知られないままむなしく死んでゆく。「陋巷(ロウコウ)に―・てる」

くちはばたい

くちはばた・い [5][0] 【口幅たい】 (形)
「くちはばったい」に同じ。「―・いと思召すかも知れませんが/或る女(武郎)」

くちはばったい

くちはばった・い [6][0] 【口幅ったい】 (形)
身のほど知らずの偉そうな口のききようである。言うことが身分不相応でなまいきだ。「―・いことを申しあげるようですが」

くちはばったい

くちはばったい【口幅ったい事を言う】
talk big.

くちば

くちば [0][2] 【朽(ち)葉】
(1)朽ちた落ち葉。枯れ葉。
(2)「朽葉色」の略。

くちば

くちば【朽葉】
a decayed[dead]leaf.朽葉色 reddish brown.

くちばいろ

くちばいろ [0] 【朽葉色】
(1)染め色の名。赤みがかった黄色。くちば。赤みの強いものを赤朽葉,黄みの強いものを黄朽葉,青みを帯びるものを青朽葉という。
(2)「黄枯茶(キガラチヤ)」に同じ。
(3)襲(カサネ)の色目の名。表は朽葉色,裏は黄色。秋に用いる。くちば。

くちばし

くちばし [0] 【嘴・喙】
〔口端(クチバシ)の意〕
鳥類の口器。上下の顎(アゴ)が突き出して角質でおおわれたもの。主に歯と唇のはたらきをする。形態は習性に応じて異なる。哺乳類のカモノハシや爬虫類の一部などにもみられる。

くちばし

くちばし【嘴[喙]】
a bill;→英和
a beak (猛禽の).→英和
〜の黄色い young and inexperienced.〜を入れる interfere[meddle] <in> .→英和

くちばし=が黄色(キイロ)い

――が黄色(キイロ)・い
〔雛(ヒナ)のくちばしが黄色であるところから〕
年若く経験が足りない。未熟である。

くちばし=を容(イ)れる

――を容(イ)・れる
他人のことに干渉する。差し出口をきく。容喙(ヨウカイ)する。くちばしをはさむ。

くちばし=を挟(ハサ)む

――を挟(ハサ)・む
「嘴を容(イ)れる」に同じ。

くちばし=を鳴らす

――を鳴ら・す
歯ぎしりをする。くやしがる。「後の方より女―・し…飛んで懸かるを/浮世草子・一代男 4」

くちばしる

くちばし・る [4] 【口走る】 (動ラ五[四])
(1)正常な意識を失って言う。「あらぬことを―・る」
(2)言ってはならないことをうっかり言う。「思わず秘密を―・る」

くちばしる

くちばしる【口走る】
blurt (out);→英和
let out <a secret> .

くちばみ

くちばみ
〔「くちはみ」とも〕
マムシの異名。「―にさされたる人/徒然 96」

くちばむらご

くちばむらご [4] 【朽葉叢濃】
朽葉色で,ところどころにまだらのある染め方。

くちばや

くちばや [0] 【口速】 (形動)[文]ナリ
話し方の早いさま。早口であるさま。「―に話す」

くちばや

くちばや【口早に言う】
talk quickly[rapidly].

くちばやし

くちばや・し 【口速し】 (形ク)
即座に言葉の口をついて出るさまである。「―・しと,(此ノ歌ヲ)ききて/源氏(竹河)」

くちばん

くちばん [0] 【口番】
劇場で,楽屋の出入り口の番をする人。

くちぱく

くちぱく [0] 【口パク】
ステージなどで,歌手があらかじめ録音されたテープに合わせて口を動かし,いかにも歌っているように見せかけること。

くちひき

くちひき 【口引き】
「口取り{(2)}」に同じ。「―の男/徒然 106」

くちひげ

くちひげ [0] 【口髭】
鼻の下に生やしたひげ。

くちひげ

くちひげ【口髭】
<wear> a moustache.→英和

くちひも

くちひも【口紐】
[袋の]a drawstring.→英和

くちひろ

くちひろ [0] 【口広】 (形動)[文]ナリ
(1)(入れ物などの)口が広いさま。
(2)大きなことを言うさま。「何ぢや,慮外とは―な/桐一葉(逍遥)」

くちひろい

くちひろ・い 【口広い】 (形)[文]ク くちひろ・し
〔近世語〕
偉そうなことを言うさまである。口はばったい。「―・い申し上げやうでござりますが/洒落本・南閨雑話」

くちび

くちび [0] 【口火】
(1)ガス器具の点火に使う種火(タネビ)。パイロット-バーナー。
(2)爆発物や火縄銃の点火に使う火。
(3)(比喩的に)物事が起こるきっかけ。「相手のエラーが―となって大量得点した」

くちび

くちび【口火】
<light> a fuse.→英和
〜を切る begin;→英和
start.→英和

くちび=を切る

――を切・る
一番最初に事を行う。物事のきっかけをつくる。「話の―・る」

くちびょうし

くちびょうし [3][0] 【口拍子】
(1)口で拍子をとること。また,その拍子。
(2)調子のよい物言い。「―に乗る」

くちびらき

くちびらき [3] 【口開き】
物の口をはじめて開くこと。また,物事のはじめ。くちあけ。「たれもきけ名づくる壺の―けふ初雁の声によそへて/咄本・醒睡笑」

くちびる

くちびる [0] 【唇・脣】
〔上代は「くちひる」か〕
(1)口のふちの,薄い皮でおおわれた柔らかく感覚の鋭い部分。飲食や言語を発するときに重要な役目をはたす。
(2)花びら。花弁。「花のゑまひの―も見ず/永久百首」

くちびる

くちびる【唇】
a lip.→英和
上(下)唇 the upper (lower) lip.赤い唇 red[cherry]lips.

くちびる=を反(カエ)す

――を反(カエ)・す
悪口を言う。唇を翻(ヒルガエ)す。「春日大明神捨てはてさせ給ひけりと,万人―・しけり/保元(中)」

くちびる=を噛(カ)む

――を噛(カ)・む
くやしさやいきどおりをこらえるさまを表す語。

くちびる=を尖(トガ)らす

――を尖(トガ)ら・す
不満げにものを言う。不満げな表情をする。口をとがらす。

くちびる=を翻(ヒルガエ)す

――を翻(ヒルガエ)・す
「唇を反(カエ)す」に同じ。「見る人眉をひそめ,聴く人―・す/太平記 1」

くちびる=亡(ホロ)びて歯(ハ)寒し

――亡(ホロ)びて歯(ハ)寒し
〔左氏伝(僖公五年)〕
互いに助け合っていた一方が滅びると,他の一方も孤立して危ういことのたとえ。唇つきて歯寒し。

くちふうじ

くちふうじ [0][3] 【口封じ】 (名)スル
秘密や人に知られては不都合なことを知っている人に,そのことを他人に話させないようにすること。「脅かして―する」

くちふさぎ

くちふさぎ [3][0] 【口塞ぎ】
(1)客に出す料理などを謙遜していう言葉。つまらない料理。くちよごし。
(2)口外しないようにすること。くちどめ。くちふたげ。「二円もありやあ。一寸(チヨツト)―をする訳だが/当世書生気質(逍遥)」

くちふたげ

くちふたげ 【口塞げ】
「くちふさぎ{(2)}」に同じ。「いとほしと思ひながら―に言へば/落窪 2」

くちぶえ

くちぶえ【口笛】
a whistle.→英和
〜を吹く (give a) whistle.

くちぶえ

くちぶえ [0][3] 【口笛】
口をすぼめて,息を強く出して笛のような音をたてること。また,指笛のこと。

くちぶちょうほう

くちぶちょうほう【口不調法】
⇒口下手.

くちぶちょうほう

くちぶちょうほう [4] 【口不調法】 (名・形動)[文]ナリ
「口下手(クチベタ)」に同じ。「議論は面倒臭いと云ふ風で,実は―な人達/一隅より(晶子)」

くちぶり

くちぶり [0] 【口振り】
話のしかた。話をするようす。言葉つき。「何か知っていそうな―」

くちぶり

くちぶり【口振り】
one's way of talking.…ような〜だ talk as if….

くちへん

くちへん [0] 【口偏】
漢字の偏の一。「呼」「喰」などの「口」の部分。

くちへんとう

くちへんとう [3][5] 【口返答】 (名)スル
目上の人の言葉に逆らうような返事をすること。口答え。

くちべた

くちべた【口下手(である)】
(be) a poor talker.

くちべた

くちべた [0] 【口下手】 (名・形動)[文]ナリ
ものの言い方がへたな・こと(さま)。話しべた。口不調法。「―で損をする」

くちべに

くちべに【口紅】
rouge;→英和
a lipstick (棒紅).→英和
〜を付ける rouge one's lips.

くちべに

くちべに [0] 【口紅】
(1)化粧品の一。唇に塗る紅。ルージュ。
(2)器物の縁に赤い彩色を施すこと。特に,陶磁器の口縁に赤褐色の鉄釉(テツユウ)を施すこと。

くちべらし

くちべらし [3][0] 【口減らし】
人数を減らすこと。特に,子供を奉公に出したりして,生計の負担を減らすこと。

くちほど

くちほど [0] 【口程】
口で言う程度。「目は―に物を言う」

くちほど==にも

――=にも(=も)な・い
口で言うほどでもない。能力があるかのように言うが,実際には大したことはない。「―・く,弱虫だ」

くちぼこ

くちぼこ 【口鉾】
他人をあやつる巧みな弁舌。口車。「―にお袋それはよくかかり/柳多留 7」

くちぼそ

くちぼそ [0] 【口細】
(1)モツゴの異名。
(2)〔女房詞〕
カマス。

くちまい

くちまい 【口米】
(1)近世の雑税の一。年貢米に付加された追加税米。幕領では初め,代官所の経費にあてられたが,享保10年(1725)以降は幕府に納入。
→口永
(2)見本として俵から抜き取られる米。検査者の得分となることもあったことから,付録・心付けの意にも用いる。「お定まりの―ながら/滑稽本・続膝栗毛」

くちまえ

くちまえ [0] 【口前】
ものの言い方。言い回し。「壮者(ワカモノ)には中々枯れた―なり/露団々(露伴)」

くちまかせ

くちまかせ【口任せに話す】
talk at random.

くちまかせ

くちまかせ [3] 【口任せ】
口から出まかせを言うこと。

くちまき

くちまき [0] 【口巻】
「沓巻(クツマキ){(1)}」に同じ。

くちまく

くちまく [0] 【口幕】
芝居の最初の幕。序幕。

くちまつ

くちまつ 【口松】
〔「くちまめ」を人名になぞらえた語〕
おしゃべりなこと。また,その人。「わたしらが嫁はそんな―ぢやあごぜえやしねえ/滑稽本・浮世風呂 2」

くちまね

くちまね [0] 【口真似】 (名)スル
他人の話し方や声音(コワネ)をまねること。

くちまね

くちまね【口真似】
mimicry.→英和
〜する mimic <another,another's way of speaking> .→英和

くちまめ

くちまめ【口まめな】
glib;→英和
talkative.→英和

くちまめ

くちまめ [0] 【口忠実】 (名・形動)[文]ナリ
よくしゃべるさま。口数の多いさま。また,その人。「―な人」

くちむろ

くちむろ [0] 【口むろ】
口腔(コウコウ)。
〔音で「こうこう」と聞いただけではわかりにくいために考えられた呼び方〕

くちめ

くちめ 【口目】
目方の量り方。二〇〇匁を一斤とする。

くちめ

くちめ 【口女】
ボラの古名。「―は即ち鯔魚(ナヨシ)なり/日本書紀(神代下訓)」

くちめ

くちめ 【朽ち目】
(1)腐った部分。「瀬田の里橋の馬ふみ―おほみ/散木奇歌集」
(2)和琴(ワゴン)の名器の名。

くちもち

くちもち 【口持ち】
口の形。また,口のきき方。「―けしきことごとしくなりぬる人は/紫式部日記」

くちもと

くちもと [0] 【口元・口許】
(1)口のあたり。「―に笑みを浮かべる」
(2)口の形やようす。くちつき。「―がかわいい」
(3)出入りする所。出入り口。「ほら穴の―」
(4)はじめの部分。とばくち。「せかいみやこぢなどを一寸(チヨツト)―ばかりよんで/安愚楽鍋(魯文)」

くちもと

くちもと【口元】
the mouth[lips].→英和

くちもみ

くちもみ 【口籾】
中世,年貢米のほかに加徴された付加米。収穫の減損の補填などにあてられた。

くちゃ

くちゃ (連語)
形容詞の連用形活用語尾「く」に助詞「て」「は」の付いた「くては」の転。話し言葉でのくだけた言い方。くちゃあ。「毎日こう寒―かなわない」
→ては(連語)

くちゃくちゃ

くちゃくちゃ
■一■ [2][1] (副)
(多く「と」を伴って)
(1)口の中で食べ物などをかむときに出る音を表す語。「―(と)ガムをかむ」
(2)紙や布などがしわだらけであるさま。くしゃくしゃ。「紙を―(と)丸める」
(3)雑然としたさま。乱れたさま。くしゃくしゃ。「―(と)書きなぐる」
■二■ [0] (形動)
(1){■一■(2)}に同じ。「シャツを―にする」
(2){■一■(3)}に同じ。「―な字」

くちやかましい

くちやかましい【口喧しい】
sharp-tongued;faultfinding.→英和

くちやかましい

くちやかまし・い [6][0] 【口喧しい】 (形)[文]シク くちやかま・し
(1)ちょっとした事にもあれこれと文句を言う。くちうるさい。「―・い隠居」
(2)口かずが多くてうるさい。おしゃべりである。「―・く指図する」
[派生] ――さ(名)

くちやくそく

くちやくそく [3] 【口約束】 (名)スル
紙に書きとめたりしない,口だけの約束。口約。

くちやくそく

くちやくそく【口約束(する)】
(make) a verbal promise[commitment].

くちゅう

くちゅう【苦衷】
the anguish of one's heart.〜を察する sympathize with a person in his predicament.

くちゅう

くちゅう [0] 【駆虫】 (名)スル
害虫や寄生虫を駆除すること。

くちゅう

くちゅう [0] 【苦衷】
苦しく,つらい心のうち。「彼の―は察するに余りある」

くちゅうざい

くちゅうざい【駆虫剤】
an insecticide (殺虫剤);→英和
a vermifuge (虫下し).→英和

くちゅうやく

くちゅうやく [2] 【駆虫薬】
主として腸内寄生虫を駆除する薬剤。駆虫剤。虫下し。

くちょう

くちょう [0] 【句調】
(1)文の調子。文体。「非難の―」
(2)俳句の風体。句風。

くちょう

くちょう【区長】
the chief of a ward.→英和

くちょう

くちょう [1][2] 【区長】
区の長。特別区では公選,行政区では市長の任命による。

くちょう

くちょう [0] 【口調】
(1)言葉を話すようす。話し方。語調。「諭すような―」
(2)発音したときの言葉の音の調子。「―のいいキャッチ-フレーズ」

くちょう

くちょう [0] 【句帳】
俳句を書き留めるノート。

くちょう

くちょう【口調】
a tone.→英和
演説〜で in an oratorical tone.〜の良い rhythmic.

くちよごし

くちよごし【口汚し】
a mere morsel.これはほんの〜ですが I hope this will suit your taste.

くちよごし

くちよごし [0][3] 【口汚し】
飲食物が少量であったり,粗末であったりすること。客に飲食物をすすめるときに,へりくだっていう語。「ほんのお―でございますが」

くちよせ

くちよせ [0] 【口寄せ】 (名)スル
巫女(ミコ)が霊魂を招き寄せ,その思いを自分の口を通して他の人に伝えること。また,それをする巫女。招き寄せる霊の違いにより生き口・死に口・神口(カミクチ)の別がある。

くちりこう

くちりこう 【口利口】 (名・形動ナリ)
口先がうまいこと。また,そのさまやそのような人。口巧者(クチゴウシヤ)。「此の期に成ても―,後を見せぬは兵(ツワモノ)なり/浄瑠璃・生玉心中(中)」

くちる

くちる【朽ちる】
rot;→英和
decay.→英和
朽ち果てる rot away;end one's life in obscurity (人).

くちる

く・ちる [2] 【朽ちる】 (動タ上一)[文]タ上二 く・つ
(1)腐ってぼろぼろになる。「―・ちて落ちかかった橋」
(2)名声などがうしなわれる。「永遠に―・ちることのない名」
(3)むなしく終わる。死ぬ。「海士(アマ)の中に―・ちぬる身に,あまる事なれ/源氏(明石)」
〔「くたす」に対する自動詞〕

くちわ

くちわ 【口輪】
轡(クツワ)。[新撰字鏡]

くちわ

くちわ【口輪】
<put> a muzzle <on> ;→英和
a gag.→英和

くちわき

くちわき [0] 【口脇】
(1)口の両わき。口のはた。
(2)馬の口の裂けめ。轡掛(クツワガ)かり。

くちわき=を下ぐ

――を下・ぐ
口をへの字に結ぶ。口脇を引き垂る。「したり顔に去(ノケ)張りて―・げ/今昔 28」

くちわき=を引き垂(タ)る

――を引き垂(タ)・る
「口脇を下ぐ」に同じ。「身ぶるひをし,かしらふり,口わきをさへひきたれて/枕草子 28」

くちわき=黄ばむ

――黄ば・む
若くて未熟な者をあざけっていう語。くちばしが黄色い。「さやうに―・みたるぬしたち,出し入れては見むとする/栄花(様々の悦)」

くちわけ

くちわけ [0] 【口分け】
(1)種類によって区別すること。類別。分類。[ヘボン(三版)]
(2)分配すること。配分。

くちわる

くちわる [0] 【口悪】 (名・形動)[文]ナリ
物事を悪しざまに言うこと。憎まれ口をきくさま。また,その人。「―な人」

くちコミ

くちコミ【口コミ(で)】
(by) word of mouth.

くちコミ

くちコミ [0] 【口―】
〔マスコミのもじり〕
口から口へ伝えられる評判。「―で伝わる」

くっき

くっき [1] 【崛起・屈起】 (名)スル
(1)急に起き立つこと。抜きんでるようになること。「貧賤より―して/西国立志編(正直)」
(2)山などがそびえ立っていること。「高山たる大山(ダイセン)を―し/日本風景論(重昂)」

くっきょう

くっきょう【屈強の】
strong;→英和
sturdy.→英和

くっきょう

くっきょう [0] 【究竟】
〔「くきょう」の促音添加〕
■一■ (名・形動)[文]ナリ
(1)きわめてすぐれていること。すぐれて強いこと。また,そのさま。屈強。「―の弓の上手どもが矢先を揃へて/平家 4」
(2)たいへん好都合な・こと(さま)。「手古摺(テコズ)つた関係から逃げるには這般(コン)な―な事はない/復活(魯庵)」
■二■ (副)スル
結局。つまるところ。きゅうきょう。「―するに」

くっきょう

くっきょう [0] 【屈強】 (名・形動)[文]ナリ
体力にすぐれ頑丈な・こと(さま)。「―な若者」

くっきょういち

くっきょういち 【究竟一】
(1)最もすぐれていること。「―の手裏剣と,おつ取り��打立れば/浄瑠璃・出世景清」
(2)最も好都合なこと。「必定久吉此内に,忍び居るこそ―/浄瑠璃・太功記」

くっきょく

くっきょく [0] 【屈曲】 (名)スル
折れまがること。「此坂は S の字をぞんざいに書いたやうに―して/青年(鴎外)」

くっきょく

くっきょく【屈曲】
winding;→英和
bending;refraction (光線の);meanders (川の).〜する wind;→英和
bend;→英和
be refracted.〜した crooked;→英和
irregular.→英和

くっきり

くっきり [3] (副)スル
非常にあざやかなさま。はっきり目立つさま。「山の稜線が―(と)みえる」

くっきり

くっきり(と)
(1)[はっきり]distinctly;→英和
clearly.(2)[目立って]strikingly;→英和
remarkably.→英和

くっきん

くっきん [0] 【屈筋】
四肢の関節を曲げるはたらきをする筋の総称。上腕二頭筋や大腿二頭筋の類。
→伸筋

くっくっと

くっくっと [3] (副)
こみあげるように笑うさま。くつくつ。「こらえかねて―笑い出す」

くっけい

くっけい [0] 【屈継・屈系】
鎧(ヨロイ)の左脇の脇壺(ワキツボ)の称。

くっけんえん

くっけんえん [3] 【屈腱炎】
競走馬の脚の難病。屈腱が炎症を起こして腫れあがり,完治しにくい。えびはら。

くっこう

くっこう [0] 【屈行】
敬礼の一種。腰をかがめて歩くこと。

くっこうせい

くっこうせい クツクワウ― [0] 【屈光性】
植物体が光の刺激に対して起こす屈性。屈曲またはねじれが生じる。一般に茎や葉は正の屈光性(向日性)を示す。光(ヒカリ)屈性。
→屈性

くっさい

くっさい [0] 【掘採】 (名)スル
「採掘(サイクツ)」に同じ。

くっさく

くっさく【掘削する】
excavate.→英和
〜現場 an excavation site.

くっさく

くっさく [0] 【掘削・掘鑿】 (名)スル
土地や岩石を掘りうがつこと。また,土砂・岩石を掘り取ること。

くっさくき

くっさくき [4][3] 【掘削機】
土砂を掘り取る土木機械の総称。パワー-シャベルなどの建築土木機械のほか,浚渫(シユンセツ)用機械や鑿岩機などを含む。

くっさめ

くっさめ 【嚔】
〔「くさめ」の促音化〕
くしゃみ。くしゃみをする声。「かしらまでぬらいた。ああ,―,―/狂言・皸」

くっし

くっし【屈指の】
foremost;→英和
leading;→英和
one of the best[finest].→英和

くっし

くっし [0][1] 【屈指】 (名)スル
(1)多くの中から特に指を折って数えあげられるほどにすぐれていること。指折り。「業界―のやり手」
(2)指を曲げること。指を折って数えること。「吾れ日に―して子の帰国を待つこと已に久し/花柳春話(純一郎)」

くっしゃろこ

くっしゃろこ 【屈斜路湖】
北海道東部,屈斜路カルデラ内にある火口原湖。面積79.7平方キロメートル。阿寒国立公園の一部。くっちゃろこ。

くっしょう

くっしょう 【屈請】
(1)神仏の来臨を祈り願うこと。
(2)法会(ホウエ)に僧侶を招くこと。「持経者を多く―じて/平家 6」

くっしょくせい

くっしょくせい [0] 【屈触性】
植物体が他の物へ接触する刺激に対して起こす屈性。巻きひげなどが他の物にからみつくのは正の屈触性の例。接触屈性。
→屈性

くっしん

くっしん [0] 【屈伸】 (名)スル
ちぢめたり,のばしたりすること。かがめたり,のばしたりすること。のびちぢみ。「―運動」「膝を―する」

くっしん

くっしん [0] 【掘進】 (名)スル
トンネルなどを掘って先へ進むこと。「両側から―する」「―機械」

くっしん

くっしん【屈伸自在の】
flexible;→英和
elastic.→英和

くっしんかわせそうばせい

くっしんかわせそうばせい [0] 【屈伸為替相場制】
外国為替相場の変動幅に最高と最低の枠を決め,その枠内での上下動を認める制度。固定相場制と変動相場制の各利点をあわせ得ようとするもの。伸縮為替相場制。

くっしんせい

くっしんせい [0] 【屈伸性】
のびたりちぢんだりする性質。

くっす

くっ・す 【屈す】 (動サ変)
⇒くっする

くっすいせい

くっすいせい [0] 【屈水性】
植物体が湿度勾配(コウバイ)に対して起こす屈性。主根が湿度の高い方に向かって伸びるなど。屈湿性。水(ミズ)屈性。
→屈性

くっする

くっ・する [0][3] 【屈する】 (動サ変)[文]サ変 くつ・す
(1)体を曲げる。曲げる。
 (ア)腰や手足を折り曲げる。かがめる。「膝を―・する」「腰を―・する」
 (イ)数をかぞえるために指を折り曲げる。「彼はこの分野で五指を―・する内に入る」
(2)負けて服従する。「圧力に―・して辞任した」
(3)気持ちがくじける。めいる。「宿世なき日なりと―・して/枕草子 99」

くっする

くっする【屈する】
bend (曲げる);→英和
yield[submit] <to> (屈服);→英和
overcome (敵を).→英和
…に屈せず in defiance[spite]of….

くっせい

くっせい [0] 【屈性】
植物器官の屈曲運動の一。光・重力・水など,外界からの刺激に対して一定の方向に屈曲する性質。器官が刺激方向に屈曲する場合を正の,逆方向に屈曲する場合を負の屈性という。屈光性・屈地性・屈触性など。
→傾性

くっせつ

くっせつ [0] 【屈折】 (名)スル
(1)折れまがること。「―する川の遥か先の崖の陰に/日本北アルプス縦断記(烏水)」
(2)性質や心情に,素直や単純でないところがあること。「―した心理」
(3)水波・音波・光など媒質中を進行する波動が,ある媒質から異なる媒質に進む際,二つの媒質の境界で進行方向を変えること。
(4)語の文中における役割や関係の違いに応じて,語形を変化させること。ヨーロッパ諸言語における名詞・代名詞・形容詞の性・数・格による変化や,動詞の人称・数・時制・法・態による変化などの類。

くっせつ

くっせつ【屈折】
《理》refraction;《言》inflection.→英和
〜する be refracted;bend.→英和
‖屈折語《言》an inflectional language.屈折部 a bend (川の).屈折望遠鏡 a refracting telescope;a refractor.屈折率 a refractive index.

くっせついじょう

くっせついじょう [5] 【屈折異常】
正常の屈折状態を有しない眼。調節作用が起こっていない時に無限遠の距離から来る光が網膜上に結像しない。近視・遠視・乱視の三種類がある。

くっせつかく

くっせつかく [4][3] 【屈折角】
二つの媒質の境界面で屈折してからの光・電波・音波などの進行方向と,境界面の法線とがなす角。

くっせつけい

くっせつけい [0] 【屈折計】
光に対する物質の屈折率を測定する装置。

くっせつご

くっせつご [0] 【屈折語】
言語の形態的類型による分類の一。語の文中における文法的な役割や関係の差異を,語形の一部を変えて示す言語。主として語尾変化として現れる。インド-ヨーロッパ語族やセム語族の言語の多くがこれに属する。
→膠着(コウチヤク)語
→孤立語
→抱合語

くっせつのほうそく

くっせつのほうそく 【屈折の法則】
⇒スネルの法則

くっせつぼうえんきょう

くっせつぼうえんきょう [0] 【屈折望遠鏡】
対物鏡に凸レンズを用いる方式の望遠鏡。主に小口径の望遠鏡に用いられる。ガリレイ式・ケプラー式望遠鏡がある。
→反射望遠鏡

くっせつりつ

くっせつりつ [4] 【屈折率】
光が二つの媒質の境界で屈折するとき,入射角の正弦と屈折角の正弦との比。両媒質中の光の速さの比に等しい。
→スネルの法則

くっそう

くっそう [0] 【屈葬】
死体を埋葬する際,手足を曲げた姿勢で葬る方法。座葬。
⇔伸展葬

くっそう

くっそう 【屈宋】
中国の戦国時代,楚(ソ)の屈原(クツゲン)とその弟子の宋玉(ソウギヨク)の併称。

くっそくるい

くっそくるい [4] 【掘足類】
⇒ほりあしるい(掘足類)

くったく

くったく [0] 【屈託】 (名)スル
(1)気にかかることがあって,心が晴れないこと。ひとつのことにこだわって,くよくよすること。「―のない顔つき」
(2)疲れてあきあきすること。「―した表情」「一語も発しないで,皆な―な顔をして/空知川の岸辺(独歩)」

くったく

くったく【屈託する】
be worried <about> .〜のない free from care;easygoing.→英和

くったくがお

くったくがお [0] 【屈託顔】
心配事のある顔つき。

くったくない

くったくな・い [5] 【屈託無い】 (形)
心配や気にかかることがない。「―・い顔つき」

くっちせい

くっちせい [0] 【屈地性】
植物体が重力の作用に対して起こす屈性。正の屈地性を向地性,負の屈地性を背地性と呼び,正は根に,負は茎に現れる。重力屈性。
→屈性

くっちゃん

くっちゃん 【倶知安】
北海道西部,羊蹄山(ヨウテイザン)の北麓(ホクロク)にある町。後志支庁所在地。農畜産物の集散地。

くっつく

くっつ・く [3] (動カ五[四])
(1)物と物とがすき間なくぴたりと接して離れなくなる。接合する。つく。「数秒で―・く接着剤」
(2)ある物に小さな物が付着・付随する。つく。「洋服にごみが―・いている」
(3)触れる。接する。すぐ近くや隣にある。つく。「軒と軒が―・かんばかりに家が建っている」「ぴったり―・いてすわる」
(4)ある人から離れずにいる。ある人のそばにつき従う。つく。「いつも母親に―・いてまわる」
(5)俗に,男女が親しくなって,夫婦関係をもつことをいう。「あの二人はいつのまにか―・いている」
(6)食い付く。「おれが何時鼻を―・かれた/滑稽本・浮世風呂(四上)」

くっつく

くっつく
stick to;become intimate <with> ;get married (男女が).

くっつける

くっつける
join;→英和
fix;→英和
stick (粘着);→英和
glue (接着剤で);→英和
paste (糊(のり)で).→英和

くっつける

くっつ・ける [4] (動カ下一)
(1)物と物とを,すき間なくぴたりと接して離れないようにする。「割れた花びんを接着剤で―・ける」
(2)ある物に小さな物を付着させる。つける。「胸に名札を―・ける」「まだ眉毛を―・けてゐるな/滑稽本・浮世床(二上)」
(3)従わせる。味方にする。「味方に―・ける」
(4)俗に,男女を親しくさせる,特に夫婦にすることをいう。「太郎と花子を―・ける」

くってかかる

くってかかる【食ってかかる】
turn upon;defy.→英和

くっと

くっと [1] (副)
(1)笑いをこらえようとして,こらえきれずに笑ってしまうさま。「思わず―笑う」
(2)力を入れて一気に行うさま。「根ながら―ぞ,ぬきにける/狂言・髭櫓」
(3)すべて。すっかり。「やれ扨―濡らし居つた/狂言記・丼礑」

くっとう

くっとう [0] 【屈撓】 (名)スル
かがみたわむこと。しなうように曲がること。また,屈服すること。くつにょう。「松樹の些も―せずして生長し/日本風景論(重昂)」

くっぷく

くっぷく [0] 【屈服・屈伏】 (名)スル
相手の権力や力などに負けて服従すること。「腕力に―する」

くっぷく

くっぷく【屈服】
submission;→英和
surrender.→英和
〜する submit[surrender] <to> .→英和

くつ

くつ【靴】
(a pair of) shoes;boots.→英和
〜をはく(ぬぐ) put on (take off) one's shoes.〜を磨(みが)く polish[shine]shoes.

くつ

くつ [2] 【靴・沓・履】
履物の一種。主に足の甲をおおい,指分かれしない形のもの。現在では革・ゴム・布・合成皮革などで作り,短靴・長靴,ヒールの高いもの・低いものなど種々のものがある。古くは,革・木・布・絹糸・藁(ワラ)などで作り,烏皮(クリカワ)の沓・浅沓(アサグツ)・半靴(ホウカ)・糸鞋(シガイ)などある。
〔現在のものは多く「靴」と書く〕

くつ

く・つ 【朽つ】 (動タ上二)
⇒くちる

くつ=を隔(ヘダ)てて痒(カユ)きを掻(カ)く

――を隔(ヘダ)てて痒(カユ)きを掻(カ)く
⇒隔靴掻痒(カツカソウヨウ)

くつ=新しと雖(イエド)も首(クビ)に加えず

――新しと雖(イエド)も首(クビ)に加えず
〔史記(轅固生伝)〕
上下・貴賤の区別を乱してはいけないというたとえ。

くつあと

くつあと [0] 【靴跡】
地面などについた靴の跡。

くついし

くついし [2] 【沓石】
柱や束柱(ツカバシラ)の下に据える土台石。柱石。礎盤。

くつう

くつう【苦痛】
(a) pain;→英和
a pang.→英和

くつう

くつう [0] 【苦痛】 (名)スル
(1)肉体の苦しみや痛み。痛みに苦しむこと。
(2)精神的な苦しみ。悩み。苦悩。「大事に当り心の独立を成さずして,徒(イタズラ)に―する者と云ふ可し/福翁百余話(諭吉)」

くつおと

くつおと [0] 【靴音】
靴であるく足音。

くつかけ

くつかけ 【沓掛】
長野県軽井沢町中軽井沢の旧名。もと,中山道の宿駅。

くつかぶり

くつかぶり [3] 【沓冠】
〔「初め」と「終わり」の意。「くつかむり」「くつこうぶり」とも〕
折句の一種。
(1)和歌で,第一句の初めと第五句の終わりにあらかじめ定めた字を置いて詠む歌。折句沓冠。沓冠の折句。
(2)和歌で一〇文字の事物の名または語句を各句の初めと終わりにそれぞれ一字ずつ詠み込んだ歌。「よね(米)たまへぜに(銭)もほし」の一〇字を詠み込んで「〈よ〉もすず《し》 〈ね〉ざめのかり《ほ》 〈た〉まくら《も》 〈ま〉そでの秋《に》 〈へ〉だて無きか《ぜ》」とする類。沓冠折句。折句沓冠。
(3)雑俳の一種。七文字を題にして,上五文字と下五文字をつけるもの。
(4)謡曲で,初めと止めとを同一の調子で謡うこと。

くつかぶりのおりく

くつかぶりのおりく 【沓冠の折句】
⇒沓冠(1)

くつかむり

くつかむり [3] 【沓冠】
「くつかぶり(沓冠)」に同じ。

くつがえす

くつがえ・す [3][4] 【覆す】 (動サ五[四])
(1)上下を逆にする。ひっくりかえす。「大波が船を―・す」
(2)国・政権・体制などを打ち倒す。滅ぼす。「現体制を―・す」「臣又君を―・す/平家 3」
(3)それまでのことなどを否定し,全面的に改める。「定説を―・す」「有罪判決を―・す」
〔「覆る」に対する他動詞〕
[可能] くつがえせる

くつがえす

くつがえす【覆す】
upset;→英和
overturn;→英和
capsize <a ship> ;→英和
reverse <a judgment> ;→英和
overthrow <a theory> .→英和

くつがえる

くつがえ・る [3] 【覆る】 (動ラ五[四])
(1)上下が逆になる。ひっくりかえる。「天地が―・るような大騒ぎ」
(2)国・政権などが打ち倒される。滅びる。「何百年も続いた王制が―・る」
(3)それまでのことが否定されて,全面的に改まる。「一審判決が―・る」
(4)動詞の連用形に付いて,その意味を強める。「監(ゲン)の命婦めで―・りて,もとめてやりけり/大和 22」
〔「覆す」に対する自動詞〕

くつがえる

くつがえる【覆る】
be upset[overthrown];be capsized (船が).

くつがた

くつがた【靴型】
a last (製靴用);→英和
a shoe tree (形をくずさぬため).

くつがた

くつがた [0] 【靴型・沓型】
くつを作る際に用いる木型。

くつがた

くつがた [0] 【沓形・鵄尾】
〔沓を立てた形に似ているのでいう〕
古代,瓦葺(カワラブ)きの宮殿や仏殿の棟の両端に取りつけた装飾。後世の鯱(シヤチホコ)・鬼瓦の原形。とびのお。鵄尾(シビ)。

くつき

くつき 【朽木】
姓氏の一。近江国佐々木氏の支流。近江国高島郡朽木荘を本拠とし,足利家と密接な関係を持つ。のち,信長・秀吉に仕え,江戸時代は丹波国福知山藩主。

くつき

くつき 【朽木】
滋賀県北西部にある村。古来木材の産地として知られる。安曇川(アドガワ)が朽木渓谷をつくる。

くつきぼん

くつきぼん [3] 【朽木盆】
近江国朽木で江戸時代に産した盆。黒塗りに朱漆で割り菊などを描いた丸盆が主で,三色の漆絵盆などもある。

くつきまさつな

くつきまさつな 【朽木昌綱】
(1750-1802) 江戸後期の丹波福知山藩主・蘭学者。前野良沢に師事,大槻玄沢・杉田玄白らと交わる。外国の地理書を考究し「泰西輿地(ヨチ)図説」を著す。

くつきもとつな

くつきもとつな 【朽木元綱】
(1549-1632) 安土桃山・江戸前期の武将。近江の人。織田信長・豊臣秀吉に仕えた。関ヶ原の戦では西軍から東軍に転じた。

くつくつ

くつくつ [1] (副)
(1)おさえきれずに声をもらして笑うさま。くっくっと。「思わず―(と)笑う」
(2)物の煮えたつ音を表す語。「―(と)煮る」
(3)たん・せきなどがのどに詰まって鳴る音を表す語。「のどを―とくつめくやうにならせば/宇治拾遺 10」
(4)くすぐるさまにいう語。こちょこちょ。「ちつと笑はしましよ。やあ,―/狂言記・子盗人」

くつくつぼうし

くつくつぼうし 【くつくつ法師】
ツクツクボウシの別名。「―いとかしがましきまで鳴くを聞くにも/蜻蛉(下)」

くつくつ法師

くつくつぼうし 【くつくつ法師】
ツクツクボウシの別名。「―いとかしがましきまで鳴くを聞くにも/蜻蛉(下)」

くつげん

くつげん 【屈原】
(前343頃-前277頃) 中国,戦国時代の楚(ソ)の詩人。名は平,原は字(アザナ)。楚の王族出身。楚の国運回復に尽力したが,讒言(ザンゲン)により江南に放逐され,汨羅(ベキラ)の淵に投身。その憂憤・憂国の思いを吐露した「離騒(リソウ)」をはじめ「天問」「九歌」などの作品が「楚辞」に収録されている。

くつこ

くつこ 【口籠】
牛馬などがかみついたり,作物を食べたりするのを防ぐために,口にはめる籠(カゴ)。鉄または藁縄(ワラナワ)で作る。くちのこ。[和名抄]

くつこうぶり

くつこうぶり 【沓冠】
「くつかぶり(沓冠)」に同じ。

くつし

くつし [2] 【靴師・沓師】
靴を作る職人。靴工。

くつしき

くつしき [0] 【靴敷】
靴の中に敷くもの。

くつした

くつした [2][4] 【靴下・沓下】
(1)主に靴をはくとき,足にじかにはく衣料。ソックスやストッキングなど。くつたび。
(2)蹴鞠(ケマリ)で,くつ音のこと。

くつした

くつした【靴下】
socks (短);stockings (長).靴下止め (a pair of) garters.

くつしたどめ

くつしたどめ [0][6] 【靴下留(め)】
はいた靴下がずり落ちないように留めるもの。

くつじゅう

くつじゅう [0] 【屈従】 (名)スル
相手の権力や圧力に屈して従うこと。屈服。「圧制束縛以て人民の―するを/民権自由論(枝盛)」

くつじゅう

くつじゅう【屈従】
submission.→英和
〜する submit[yield] <to> .→英和

くつじょく

くつじょく [0] 【屈辱】
屈服させられて辱めを受けること。面目を失い恥ずかしい思いをすること。「―を晴らす」「―感」

くつじょく

くつじょく【屈辱】
(a) humiliation;(a) disgrace.→英和
〜的な humiliating;disgraceful.→英和
〜を与える humiliate;→英和
disgrace;insult.→英和

くつずみ

くつずみ [2][0] 【靴墨】
靴の革を保護し,つやを出すために塗るクリーム。黒・赤・茶などある。靴クリーム。

くつずみ

くつずみ【靴墨】
shoe[boot]polish;shoe cream.

くつずれ

くつずれ [0][4] 【靴擦れ】
はいた靴が合わないため,こすれて足にできた傷。

くつずれ

くつずれ【靴擦れ(ができる)】
(get) a shoe sore.

くつぞこ

くつぞこ [0] 【靴底・沓底】
(1)靴の底。
(2)ウシノシタ類の海魚の地方名。

くつぞこ

くつぞこ【靴底】
the sole (of a shoe).→英和

くつたび

くつたび [3][0] 【靴足袋】
(1)靴下。「ヅボンと赤の―を穿く/小公子(賤子)」
(2)くるぶしから下だけの足袋。「中の町ぞうり,八わたぐろの―/洒落本・通言総籬」

くつち

くつち
(1)いびき。[新撰字鏡]
(2)癲癇(テンカン)のこと。「俗は―と言ふ是なり/沙石 3」

くつちふす

くつちふ・す 【鼾臥す】 (動サ四)
いびきをかいて寝る。「程なく寝入りて―・せり/落窪 2」

くつづけ

くつづけ [0] 【沓付け】
雑俳の一種。下五文字を題として上五,中七を付けるもの。
→冠付(カムリヅ)け

くつてどり

くつてどり 【沓手鳥】
ホトトギスの異名。

くつとり

くつとり 【沓取り】
主人の沓を持って,その供をする者。沓持ち。

くつなおし

くつなおし【靴直し】
a shoe mending (事);a cobbler[shoemaker](人).→英和

くつなおし

くつなおし [3] 【靴直し】
靴を修繕すること。また,その職人。

くつなしょとう

くつなしょとう 【忽那諸島】
瀬戸内海西部,松山市の北西の島群。中世,忽那氏の所領。ほとんどの島が愛媛県中島町を形成。

くつにょう

くつにょう [0] 【屈撓】 (名)スル
〔「にょう」は呉音〕
「くっとう(屈撓)」に同じ。「少しも―せざる勇気を保つてゐらるる事と自身を説得した/罪と罰(魯庵)」

くつぬぎ

くつぬぎ [0][4] 【沓脱ぎ】
玄関や縁側からの上がり口などの,履物を脱ぐ所。石などで一段高く作ってある。

くつぬぎいし

くつぬぎいし [4] 【沓脱ぎ石】
沓脱ぎに置く石。踏み石。

くつぬぐい

くつぬぐい【靴拭い】
a door mat;a scraper (鉄の).

くつぬぐい

くつぬぐい [3] 【靴拭い】
履物の泥などをぬぐうため,建物の入り口などに敷いておくもの。棕櫚(シユロ)の皮や針金などで編んで作る。

くつね

くつね 【狐】
キツネの転。[名義抄]

くつのこ

くつのこ 【沓の子】
くつの底に並べて打った釘(クギ)。

くつのこ=を打つ

――を打・つ
多くの人数が立ち並ぶさまにいう語。「沓の子を打たる様に引(ヒカ)へたる敵なれば/太平記 8」

くつはかず

くつはかず [3] 【沓穿かず】
俳句で,下の五文字が無用の語であること。

くつばけ

くつばけ [2] 【靴刷毛】
靴の汚れを払ったり,磨いてつやを出したりするのに用いるはけ。靴ブラシ。

くつばみ

くつばみ 【轡】
〔口食(ハ)みの意〕
くつわ。

くつひも

くつひも【靴紐】
a shoestring;→英和
<英> a bootlace.→英和
〜を結ぶ tie one's shoes.

くつひも

くつひも [0][2] 【靴紐】
靴の甲部の合わせ目などにつけ,はく際に合わせ目をとじ合わせるのに用いるひも。また,はき口をくくるひも。

くつびき

くつびき 【沓引き・臥機】
織機の付属具。麻縄などでつくり,一端を織る人の足にかけ,足のまげのばしによってあぜを操る。裾緒(スソオ)。「その夜,夢に―と絡垜(タタリ)と,舞ひ遊び出で来て/肥前風土記」

くつぶね

くつぶね [3] 【沓船】
船形をした竹の花入れ。舳先(ヘサキ)を斜めに切った形を沓に見立てたもの。

くつべら

くつべら [3][0] 【靴篦】
靴をはくとき,踵(カカト)にあてて足を靴に入れやすくする道具。

くつべら

くつべら【靴箆】
a shoehorn.→英和

くつまき

くつまき [0] 【沓巻】
(1)矢の篦(ノ)の,鏃(ヤジリ)を差し込んで糸を巻きつけた部分。口巻。のまき。鏃巻(ヤジリマキ)。
→矢
(2)柱の下部に巻きつけた装飾金物。
沓巻(2)[図]

くつみ

くつみ 【久津見】
姓氏の一。

くつみがき

くつみがき【靴磨き】
shoe polishing (事);a shoeblack (人);→英和
<米> a shoeshine man (woman,boy).

くつみがき

くつみがき [3] 【靴磨き】
靴を磨くこと。また,街頭などで他人の靴を磨いて生計を立てている人。

くつみけっそん

くつみけっそん 【久津見蕨村】
(1860-1925) 新聞記者。江戸の人。本名息忠。新聞記者として万朝報・長野日日新聞などを舞台に,自由主義の立場から評論活動を行う。著「教育制新策」「無政府主義」など。

くつめく

くつめ・く (動カ四)
のどがくっくっと鳴る。「のどをくつくつと―・くやうにならせば/宇治拾遺 10」

くつもち

くつもち 【沓持ち】
(1)「沓取り」に同じ。
(2)〔近世語〕
たいこもち。幇間(ホウカン)。くつひと。[俚言集覧]

くつや

くつや [2] 【靴屋】
靴の製造・販売または修理を業とする人。また,その店。

くつや

くつや【靴屋】
a shoe store[ <英> shop](店);a shoemaker (人).→英和

くつろか

くつろか 【寛か】 (形動ナリ)
くつろいださま。ゆったりしたさま。「女房桜の唐衣ども―にぬぎたれて/枕草子 23」

くつろぎ

くつろぎ [0] 【寛ぎ】
くつろぐこと。ゆったりすること。

くつろぐ

くつろ・ぐ [3] 【寛ぐ】
■一■ (動ガ五[四])
(1)ゆったりとした気分になる。心身が休まる。「休日に家族と―・ぐ」「―・いだ雰囲気」
(2)窮屈なかっこうから楽な姿になる。体が楽になるような姿勢になる。「ゆかたに着替えて―・ぐ」「膝を崩して―・ぐ」
(3)(演能中に演者が休息をとる型)観客に背を向け,衣裳を直したり,物着をしたりする。
(4)ぴっちりしまっているものがゆるむ。「かうぶりの額,少し―・ぎたり/源氏(若菜下)」
(5)余裕ができる。余地が生ずる。「数さだまりて―・ぐ所もなかりければ/源氏(澪標)」
(6)打ちとけて人に接する。心を許す。「入鹿はおもき人なれどもいもには早く―・ぎ/幸若・入鹿」
[可能] くつろげる
■二■ (動ガ下二)
⇒くつろげる

くつろぐ

くつろぐ【寛ぐ】
make oneself at home.寛いで at ease.

くつろげる

くつろ・げる [4] 【寛げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 くつろ・ぐ
(1)心身がゆったりと楽になるようにする。「膝を―・げる」「住みにくい所をどれほどか,―・げて/草枕(漱石)」
(2)着衣などのぴっちりしているものをゆるめる。「肌も脱がずに,只領(エリ)だけ―・げて/雁(鴎外)」

くつわ

くつわ [0] 【轡・鑣・銜】
〔口輪の意〕
(1)馬に手綱(タヅナ)をつけるため,馬の口にくわえさせる金具。くつばみ。くくみ。「―を取る」
(2)家紋の一。{(1)}にかたどったもの。丸の中に十字形のあるものと,杏葉(ギヨウヨウ)形のものとある。
(3)遊女のいる家。また,遊女屋の主人。くつわ屋。「―の通り者や何かが/洒落本・遊子方言」
轡(1)[図]
轡(2)[図]

くつわ

くつわ【轡】
a bit.→英和
〜をはませる bridle <a horse> .→英和
〜を並べて <ride> abreast.→英和

くつわ=をはめる

――をは・める
〔馬に轡をくわえさせる意から〕
利益を与えて,口をふさぐ。「金の―・める」

くつわ=を並べる

――を並・べる
馬の首を一線に並べる。転じて,同じ目的で集まった人がずらりとそろう。轡を揃(ソロ)える。「一流選手が―・べて優勝をねらう」

くつわがかり

くつわがかり [4] 【轡掛(か)り】
馬の口のさけめ。口脇(クチワキ)をいう。

くつわがた

くつわがた [0] 【轡形】
円の中に十文字を描いた形。

くつわごうし

くつわごうし [4] 【轡格子】
轡の形をつなぎあわせたような格子。書院の障子などに用いる。

くつわじょろう

くつわじょろう 【轡女郎】
京都島原の遊女のうち最下級の女郎。

くつわだすけ

くつわだすけ [4] 【轡助け】
轡に添える装飾。先端は房になって馬の口の両脇に垂れる。たすけ。

くつわむし

くつわむし【轡虫】
a noisy cricket.

くつわむし

くつわむし [3] 【轡虫】
キリギリス科の昆虫。頭からはねの先まで約6センチメートル。キリギリスに似るが大形。体色は褐色または緑で,前ばねの幅が広く,触角は糸状で長い。雄ははねをすり合わせてガチャガチャとにぎやかに鳴く。関東から九州まで分布。ガチャガチャ。[季]秋。
轡虫[図]

くつわや

くつわや 【轡屋】
遊女屋。「―・揚屋・茶屋/浄瑠璃・反魂香」

くつクリーム

くつクリーム [4] 【靴―】
靴墨(クツズミ)。

くつブラシ

くつブラシ【靴ブラシ】
a shoe brush.

くづくり

くづくり [2] 【句作り】
(1)連歌・俳句を作ること。句作(クサク)。
(2)俳諧用語。句の構成の仕方や表現。趣向と対照される。

くづめ

くづめ [1] 【苦爪】
苦労しているときは爪ののび方が早いということ。

くづめらくがみ

くづめらくがみ [1] 【苦爪楽髪】
苦労しているときは爪ののびが早く,楽をしているときは髪ののびが早いということ。「苦髪楽爪」とも。

くてい

くてい [0] 【倶胝】
〔梵 koṭi〕
インドの数の単位。一〇〇〇万。漢訳仏典はしばしば億と訳す。拘胝(コウテイ)。コーティ。「百千―の劫をへて/浄土和讃」

くていこう

くていこう [2] 【倶胝劫】
〔仏〕 計れぬほどのきわめて長い時間。

くてつしつこうぶつ

くてつしつこうぶつ [6] 【苦鉄質鉱物】
マグネシウムと鉄に富むケイ酸塩鉱物。有色鉱物。

くてん

くてん [2] 【九天】
⇒きゅうてん(九天)(4)

くてん

くてん [0] 【句点】
文が終わったしるしとして,文末の右下につける「。」の記号。まる。
→読点(トウテン)

くで

くで 【湫】
〔古くは「くて」〕
水草などの生えている低湿地。

くでま

くでま 【工手間】
(1)職人などが物を作る手間。また,手間賃。「―がかかつちやあ,請負だと棟梁出奔(カケオチ)だ/滑稽本・浮世床 2」
(2)手間のかかること。面倒。「八重といふ―に遅し梅の花/人情本・梅児誉美(後)」

くでん

くでん [0] 【口伝】
(1)口で伝えること。くちづたえ。
(2)奥義・秘伝などを口伝えに伝授すること。
(3)奥義を書き留めた書。秘伝の書。

くでん

くでん 【公田】
⇒こうでん(公田)

くでん

くでん 【功田】
⇒こうでん(功田)

くでん

くでん【口伝】
oral instruction (口授);secrets (奥義).

くと

くと (副)
すばやく。すぐに。さっと。「目貫のもとよりちやうど折れ,―抜けて河へざぶと入にけり/平家 4」

くとう

くとう [0] 【苦闘】 (名)スル
(1)強敵などを相手に必死に戦うこと。苦しいたたかい。苦戦。「悪戦―の連続」
(2)困難にうちかとうとして必死になって努力すること。「一家の生計を支えるために―する」

くとう

くとう [0] 【句頭】
(1)語句の最初。
(2)神楽歌・催馬楽(サイバラ)・朗詠などの謡物で,初めの部分を独唱する首席唱者。

くとう

くとう [0] 【句読】
(1)句と読。文の切れ目と,文中の息つぎの切れ目。
(2)「句読点」の略。
(3)文章の読み方。特に漢文の素読。「これら皆々―を授けし師あるにもあらず/折たく柴の記」

くとう

くとう【句読】
punctuation.→英和
句読点(をつける) punctuation marks (punctuate).

くとう

くとう [0] 【狗盗】
〔犬のようにひそかに盗みをする賊の意から〕
こぬすびと。こそどろ。「鶏鳴―」

くとう

くとう【苦闘】
a <long> struggle <with disease> .→英和

くとう=を切る

――を切・る
句読点をうって文の切れ目を示す。

くとうじょ

くとうじょ クタウ― 【旧唐書】
中国の正史の一。唐の歴史を記した書。紀伝体。二〇〇巻。五代後晋(コウシン)の劉昫(リユウク)らの撰。945年に成立。宋代の「新唐書」と区別するための称。

くとうてん

くとうてん [2] 【句読点】
文につける句点と読点(トウテン)。ひとまとまりの文の最後に句点を,また,文中に読みやすく正確な理解を助けるために読点をつける。現在は普通,句点に「。」,読点に「,」を用いる。横書きやローマ字文では「.」「,」などが使われる。なお,感嘆符「!」,疑問符「?」,中黒「・」,かっこの類など,表記上の補助符号をも含めていうこともある。

くとうほう

くとうほう [0] 【句読法】
句読点の使い方。また,句読点の使い方について定めたもの。

くとくふう

くとくふう [0] 【九徳風】
江戸後期,浮世絵師勝川九徳斎春英の始めた狂画の画風。また,その一派。

くど

くど
〔形容詞「くどい」の語幹〕
くどいこと。感動表現に用いる。「『あの上から皆読んだか』『おお―』/浄瑠璃・忠臣蔵」

くど

くど 【竈突・竈】
(1)かまどの後ろにある煙出しの穴。「かみに―をあけて/竹取」
(2)かまど。へっつい。[日葡]
〔現在も方言として用いられる〕

くど

くど [1] 【苦土】
⇒酸化(サンカ)マグネシウム

くどい

くど・い [2] 【諄い】 (形)[文]ク くど・し
〔「くどくど」と同源〕
(1)同じことを何度も繰り返し言って,わずらわしく感じられる。話がしつこい。「話が―・くなる」「―・い事を言ふ/狂言・富士松」
(2)食べ物の味付けがしつこい。「味付けが―・くなくておいしい」
(3)色合いや模様がどぎつい。「―・い柄」
[派生] ――さ(名)

くどい

くどい
(1) tedious;→英和
lengthy;→英和
importunate (しつこい).→英和
(2) thick;→英和
heavy (味).→英和
くどく <talk> tediously;→英和
importunately.→英和

くどう

くどう【駆動車輪】
driving wheels.前[四]輪駆動の front-[four-]wheel drive <car> .

くどう

くどう 【工藤】
姓氏の一。

くどう

くどう [0] 【駆動】 (名)スル
動力を与えて動かすこと。「前輪―」「―輪」

くどう

くどう [0] 【庫堂】
「庫裏(クリ)」に同じ。

くどうじく

くどうじく [2] 【駆動軸】
原動機の動力を各作動部に伝えるための主軸。

くどうすけつね

くどうすけつね 【工藤祐経】
(?-1193) 鎌倉初期の武将。伊豆の人。富士野の巻狩りの際,以前暗殺した同族河津祐泰の遺子である曾我兄弟に討たれた。

くどうそうち

くどうそうち [4] 【駆動装置】
機械や測定器の作動部分を動かす装置。

くどうへいすけ

くどうへいすけ 【工藤平助】
(1734-1800) 江戸後期の経世家・医者。名は球卿。紀伊の人。仙台藩医工藤丈庵の養子。「赤蝦夷風説考」を著し,ロシアの脅威と蝦夷地経営を説いた。

くどがみ

くどがみ [0] 【竈神・久度神】
かまどの神。荒神(コウジン)。

くどき

くどき [3] 【口説き】
(1)口説くこと。また,その言葉。「熱心な―に折れる」
(2)日本音楽の曲節の称。
 (ア)平曲で,叙述的部分に用いる素声(シラゴエ)に近い,単純な節回し。
 (イ)謡曲で,拍子に乗せない語りの部分。悲嘆・述懐などに用いる。
 (ウ)浄瑠璃で,観客に聞かせ所として,怨言・懺悔・恋慕・哀愁・懐旧など,自己の心の中に思うことをしめやかにうたう節回し。
(3)「口説唄」「口説節」の略。
(4)「口説模様」の略。

くどきうた

くどきうた [3] 【口説唄】
⇒口説節(1)

くどきおとす

くどきおと・す [5] 【口説き落とす】 (動サ五[四])
なかなか承知しない相手を,執拗(シツヨウ)に口説いて承知させる。「いやがる相手を―・す」
[可能] くどきおとせる

くどきたてる

くどきた・てる [5][0] 【口説き立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 くどきた・つ
さかんに言いたてる。くどくどと述べる。「これまで楽しさ嬉しさを長々と―・てる/ふらんす物語(荷風)」

くどきぶし

くどきぶし [0] 【口説節】
(1)民謡で七・七・七・七または七・五・七・五の四句を一単位にした節を繰り返してうたっていく長編の物語唄。「相川音頭」「八木節」などがその代表例。和讃や御詠歌から出たと考えられる。口説唄。口説。
(2)俗曲の一。瞽女(ゴゼ)などが,三味線にあわせて,あわれな調子でうたうもの。鈴木主水(モンド)・八百屋お七など心中や情話が主。

くどきもよう

くどきもよう [4] 【口説模様】
歌舞伎・浄瑠璃で,女が情人に自分の意中を訴えたり,恨みごとを言いかけたりする場面やその演出。くどき。

くどく

くどく【功徳】
a pious[charitable]act.〜を施す do an act of charity.

くどく

くどく [1] 【功徳】
〔仏〕
(1)よい果報を得られるような善行。普通,供養(クヨウ)・布施(フセ)の類をいう。「―を施す」
(2)以前によいことをしたために,実現したよい報い。神仏が与えるよい報い。

くどく

くど・く [2] 【口説く】 (動カ五[四])
〔「くどくど」の「くど」の動詞化か〕
(1)納得させようとしきりに説得したり懇願したりする。自分の思いどおりにしようとし,いろいろに言う。「父親を―・いて車を買わせる」「言葉巧みに―・く」
(2)異性に対して,自分の意に従わせようと,しきりに言葉で迫る。言い寄る。「女を―・く」
(3)くどくどと繰り返して言う。しきりに嘆きの言葉を言う。「のろのろしげにはばかる所もなく―・き給へば/平治(上・古活字本)」
[可能] くどける

くどく

くどく【口説く】
court[make advances <to> ](女を);→英和
persuade;→英和
entreat.→英和
口説き落とす seduce (女を);→英和
win <a person> over (説得).

くどくえ

くどくえ 【功徳衣】
〔仏〕 安居(アンゴ)を終えた者にのみ五か月の間着用の許される衣。迦絺那衣(カチナエ)。

くどくぞう

くどくぞう 【功徳蔵】
〔仏〕
(1)功徳を積んだもの。功徳の宝蔵。
(2)阿弥陀仏あるいは,その名号。
(3)仏陀。

くどくち

くどくち 【功徳池】
〔仏〕 極楽浄土にある池。八功徳(ハチクドク)の水をたたえているという。
→八功徳水

くどくちゃ

くどくちゃ 【功徳茶】
〔仏〕 路上で往来の人々に施す湯茶。七月初旬から二四日まで仏家で行う。

くどくてん

くどくてん 【功徳天】
吉祥天(キチジヨウテン)の別名。

くどくど

くどくど [1] (副)
(1)しつこく繰り返して言うさま。「―(と)言い訳をする」
(2)ぐずぐずするさま。「何を―して居るぞ,早う打て出せといへ/狂言・靭猿(虎寛本)」

くどくどしい

くどくどし・い [5] (形)[文]シク くどくど・し
きわめてしつこい。非常にくどい。くだくだしい。「―・く言い訳をする」

くどくにち

くどくにち 【功徳日】
〔仏〕 四万(シマン)六千日のように,寺社に参詣すると特に大きな功徳を得られるとされる日。

くどくぶろ

くどくぶろ 【功徳風呂】
貧民や僧侶に施しのために設ける風呂。施行(セギヨウ)風呂。

くどし

くど・し 【諄し】 (形ク)
⇒くどい

くどせっかい

くどせっかい [3] 【苦土石灰】
ドロマイトまたはドロマイト質石灰岩を焙焼してつくる石灰肥料。アルカリ分が多く,マグネシウムを含む。

くどやま

くどやま 【九度山】
和歌山県北東部,伊都郡の町。紀ノ川上流に位置し,製材業が盛ん。ミカン・富有柿の産地。高野山の入り口。真田昌幸・幸村父子の幽閉地。

くどん

くどん 【瞿曇】
〔梵 Gautama〕
(1)仏教の開祖釈迦の姓。ゴータマ。
(2)悟りを開く前の釈迦。瞿曇弥(クドンミ)。

くどんみ

くどんみ 【瞿曇弥】
「瞿曇{(2)}」に同じ。瞿曇氏。瞿曇沙弥(シヤミ)。

くない

くない [1] 【区内】
(1)区画・区域など区分したものの中。
(2)行政上の一区の中。

くない

くない 【宮内】
(1)皇居のうち。宮中。
(2)「宮内省」の略。

くないかん

くないかん [2] 【宮内官】
旧制で,宮内省を初め皇居の諸官署に勤務した役人。

くないきょう

くないきょう 【宮内卿】
(?-1204頃) 鎌倉前期の女流歌人。源師光(モロミツ)の女(ムスメ)。後鳥羽院の女房。俊成女とともに後鳥羽院歌壇の二大女流歌人として活躍。新古今和歌集以下の勅撰集に四三首入集。一〇代で没。

くないきょう

くないきょう [0] 【宮内卿】
宮内省{(1)}の長官。

くないしょう

くないしょう [2] 【宮内省】
(1)律令制の八省の一。太政官の右弁官に属し,宮中の衣食住を中心とする大膳職・木工寮・大炊寮などを管轄。
(2)1869年(明治2)設置され,宮中事務をつかさどった官庁。
→宮内庁

くないだいじん

くないだいじん [4] 【宮内大臣】
旧制で,宮内省の長官。内閣から独立した地位にあり,皇室事務をつかさどった。

くないちょう

くないちょう [2] 【宮内庁】
総理府の外局の一。皇室関係の国家事務および天皇の国事行為に関する事務を担当する。1947年(昭和22)宮内省を縮小して宮内府を設置,49年に宮内庁となる。

くないちょう

くないちょう【宮内庁】
the Imperial Household Agency.

くながい

くながい クナガヒ 【婚】
男女が交わること。まぐわい。「天皇,后と大安殿に寝て―したまへる時/霊異記(上訓)」

くながう

くなが・う クナガフ 【婚ふ】 (動ハ四)
男女が交わる。まぐわう。「夢に天女の像に―・ふ/霊異記(中訓)」

くなくな

くなくな [1] (副)スル
(1)たわみ,しなうさま。また,萎(ナ)えるさま。くにゃくにゃ。くたくた。「手を―(と)振る」
(2)動作が女性的なさま。くねくね。

くなぐ

くな・ぐ 【婚ぐ】 (動ガ四)
男女が交わる。交合する。「妻をば―・がれて/続古事談 1」

くなこく

くなこく 【狗奴国】
⇒くぬこく(狗奴国)

くなしりとう

くなしりとう 【国後島】
北海道の東方にある島。千島列島最西端にある同列島第三の島。面積1500平方キロメートル。択捉(エトロフ)島とともに1854年以降日本領であったが,第二次大戦後,ソ連(のちロシア連邦)の占領下にある。

くなどのかみ

くなどのかみ 【久那斗神・岐神】
伊弉諾尊(イザナキノミコト)が黄泉(ヨミ)の国から逃れて禊(ミソギ)をした時,投げ捨てた杖から生じたという神。集落の入り口や道路の分岐点などにまつられ,種々の邪霊・禍災の侵入を防ぐと信じられた。道祖神。ふなどのかみ。ちまたのかみ。

くなん

くなん [1][0] 【苦難】
苦しみや難儀。「―を乗り切る」

くなん

くなん【苦難】
distress;→英和
hardship(s).→英和

くに

くに 【訓】
「くん(訓)」に同じ。「ひとたびは―,一たびは音(コエ)に読ませて/宇津保(蔵開中)」
〔「くん」の「ん」を「に」で表記したもの〕

くに

くに [0] 【国・邦】
(1)一つの政府に治められている地域。国家。国土。「―を治める」
(2)地域。地方。「北の―」
(3)(地方自治体に対して)中央政府。「―から県に管轄が移る」
(4)古代から近世に至る日本の行政単位の一。大化の改新の国郡制によって定められ,明治維新後郡県制に変更された。「武蔵の―」
(5)自分の生まれ育った所。故郷。郷里。「何年ぶりかで―に帰る」
(6)任国。領国。知行所。「紀の守―に下(クダ)り/源氏(空蝉)」
(7)任国を治めること。国務。「国司くだりて―の沙汰どもあるに/宇治拾遺 3」
(8)(天に対して)地。大地。「天の壁(カキ)立つ極み,―の退(ソ)き立つ限り/祝詞(祈年祭)」
(9)国の統治者。天皇の位。また,その政務。「御―譲らむこと近くなり侍るを/宇津保(国譲中)」
(10)国{(4)}ごとにおかれた地方行政府。「―に告げたれども,国の司(ツカサ)まうでとぶらふにも/竹取」
(11)国府。

くに

くに【国】
a country;→英和
a land (国土);→英和
a state (国家);→英和
a nation;→英和
a territory (領土);→英和
a province (州);→英和
the fatherland (祖国);→英和
one's home (town,village) (故郷).〜の両親 one's parents at home.〜を出る(へ帰る) leave (go) home.

くに

くに 【垢膩】
あかとあぶら。あかやあぶらのよごれ。こうじ。「―の垢づける衣あり/謡曲・卒都婆小町」

くに=に二君なし

――に二君なし
一国の統治者は一人であるべきだ。

くに=に杖(ツエ)つく

――に杖(ツエ)つく
〔礼記(王制)「七十杖�於国�」〕
七〇歳。

くに=に盗人(ヌスビト)、家に鼠(ネズミ)

――に盗人(ヌスビト)、家に鼠(ネズミ)
物事の中には必ず自らを害するものがひそんでいるということのたとえ。

くに=を売る

――を売・る
自分の利益と引きかえに,敵国のために自国に不利益となる行為をする。

くに=破れて山河(サンガ)あり

――破れて山河(サンガ)あり
〔杜甫「春望」より〕
国家は滅亡して往時の面影はないが,山河だけは昔のままである。

くにあらそい

くにあらそい [3] 【国争い】
(1)一国の土地や政権を手に入れようとする争い。「源平の―,けふをかぎりとぞ思えたりける/平家 11」
(2)国と国との争い。「鴫(シギ)・蛤(ハマグリ)の―,今合戦の最中と伝へ聞く/浄瑠璃・国性爺合戦」

くにいち

くにいち 【九二一】
火縄銃の発射薬の一種。焔硝(エンシヨウ)九匁,灰火二匁,硫黄一匁の割合で配合したもの。

くにいっき

くにいっき [3] 【国一揆】
室町時代,国人・土民などと呼ばれた中小の在地領主たちが,守護勢力の支配に対抗して起こした一揆。山城国一揆はその代表的例。

くにいり

くにいり [0] 【国入り】 (名)スル
(1)大名などが自分の領地に行くこと。また,武士が自分の主君の領地におもむくこと。
(2)「お国入り」に同じ。

くにえず

くにえず [3] 【国絵図】
江戸幕府が全国地図作成のため,各大名に製作させた国別・領分別の絵地図。

くにおもて

くにおもて [3] 【国表】
自分の領国の方。郷里の方。藩邸があった江戸表・京表などに対していう。くにもと。

くにおや

くにおや [0] 【国親】
〔法〕
〔(ラテン) parens patriae〕
国が,親の監護・養育を受けることのできない子に対して,親に代わって保護者としての地位に立つとする思想。

くにかかすじんぐう

くにかかすじんぐう 【国懸神宮】
和歌山市秋月にある神社。祭神は国懸大神。同一境内に日前(ヒノクマ)神宮が並ぶ。

くにかね

くにかね 【国包】
(1592-1664) 江戸前期の刀工。陸奥の人。伊達正宗の命により正俊の門人となる。1626年頃山城大掾を受領。晩年「用恵国包」と銘を切る。

くにがえ

くにがえ [0] 【国替】
(1)平安時代,地方の掾(ジヨウ)・目(サカン)に任命された人が,その地を嫌って他国へ任地をかえてもらったこと。
(2)大名の領地を移しかえること。江戸幕府は,大名の統制策として行なった。移封。転封。改封。

くにがた

くにがた 【国方】
(1)国もと。郷里。
(2)国府の庁の者。「昔より此の所は―の者入部することなし/平家 1」

くにがまえ

くにがまえ [3] 【国構え】
漢字の構えの一。「国」「囲」などの「囗」の部分。囲む,巡らすなどの意を表す文字を作る。

くにがら

くにがら [0] 【国柄】
〔古くは「くにから」〕
(1)その国やその地方の,風俗・習慣・文化などの特色。「お―のよく表れた民謡」
(2)その国の成り立ち。国体。
(3)その国が本来備えている性格・性質。「玉藻よし讃岐の国は―か見れども飽かぬ/万葉 220」

くにがら

くにがら【国柄】
national character.

くにがろう

くにがろう [3] 【国家老】
江戸時代,諸大名の領国にいて主君の江戸在勤中留守を預かった家老。
⇔江戸家老

くにきだ

くにきだ 【国木田】
姓氏の一。

くにきだどっぽ

くにきだどっぽ 【国木田独歩】
(1871-1908) 小説家・詩人。千葉県銚子生まれ。本名,哲夫。浪漫的な人生観・自然観を「武蔵野」「運命」に結晶,晩年は自然主義的な人生批評に傾いた。小説「牛肉と馬鈴薯」,日記「欺かざるの記」

くにきょう

くにきょう 【恭仁京】
⇒くにのみやこ(恭仁京)

くにきょうだん

くにきょうだん 【国郷談】
その地方の人々の間だけで話される言葉。方言。おくにきょうだん。「狂言は,大和詞,世話に云付たる言葉,―もあるべし/わらんべ草」

くにく

くにく [0][1] 【狗肉】
犬の肉。「羊頭―」

くにく

くにく [0] 【苦肉】
(相手をあざむくために)自分の身を苦しめること。

くにく

くにく【苦肉の策】
<take> a devperate measure;the last resort.

くにく=の策(サク)

――の策(サク)
自分の身を苦しめてまでも敵をあざむくはかりごと。苦しまぎれに考えだした手段。苦肉の謀(ハカリゴト)。苦肉の計。「―を用いる」

くにくずし

くにくずし 【国崩し】
〔国土をも崩すという意〕
大砲の異名。「船より出す―,五十貫目に余る大筒/浄瑠璃・花飾」

くにことば

くにことば [3] 【国言葉】
(1)一国の言語。主として共通語または公用語をいう。国語。
(2)その人の出身地の言葉。方言。くになまり。

くにさき

くにさき 【国東】
大分県北東部,東国東郡の町。国東半島の東部にある。

くにさきはんとう

くにさきはんとう 【国東半島】
大分県北東部,瀬戸内海に突出する円形の火山半島。中央に火山両子(フタゴ)山がある。平安時代から鎌倉時代にかけて社寺が多く作られ,石仏・板碑などの仏教遺跡も多い。

くにさだ

くにさだ 【国貞】
⇒歌川(ウタガワ)国貞

くにさだちゅうじ

くにさだちゅうじ 【国定忠次】
(1810-1850)
〔「国定忠治」とも書く〕
江戸後期の博徒。本名,長岡忠次郎。上野(コウズケ)国国定村の人。若くして侠名諸方にきこえた。殺人・関所破りの罪で,磔(ハリツケ)の刑に処された。講談・芝居に脚色される。

くにさと

くにさと 【国里】
(1)国と里。国または里。「―ヲアマネク徘徊(ハイカイ)致サウズル/天草本伊曾保」
(2)郷里。故郷。「おことの―はいづくの者ぞ/謡曲・百万」

くにざいく

くにざいく 【国細工】
地方産の細工。田舎細工。転じて,田舎者のこと。「無地の丸鐔(ツバ)象嵌(ゾウガン)の―にはまれ男/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」

くにざかい

くにざかい [3] 【国境・国界】
国と国との境界。こっきょう。

くにざむらい

くにざむらい [3] 【国侍】
(1)地方の侍。田舎侍。
(2)江戸時代,大名の領国に住む侍。

くにし

くにし 【国司】
姓氏の一。

くにしげ

くにしげ 【国重】
南北朝時代の山城の刀工。長谷部派の祖。相州風の皆(ヒタツラ)焼刃が特徴。短刀が多い。生没年未詳。

くにししなの

くにししなの 【国司信濃】
(1842-1864) 幕末期の長州藩家老。禁門の変の責任者として,第一次長州征伐に際し藩命により自刃。

くにしのびうた

くにしのびうた 【思邦歌・思国歌】
〔上代は「くにしのひうた」〕
故郷をしのんで詠んだ歌。くにしぬびうた。「この歌は―なり/古事記(中訓)」

くにしゅう

くにしゅう [2] 【国衆】
(1)中世,領国内の土豪・地侍などの土着武士。
→国人(コクジン)
(2)同郷の人。また,都にいる人が故郷にいる人をいう語。

くにじまん

くにじまん [3] 【国自慢】
自分の生まれ故郷や故国を自慢すること。お国自慢。

くにじょうろう

くにじょうろう 【国上臈】
大名が国元に置いた側室。江戸に置いた正室に対していう。国御前。くにじょろう。

くにす

くにす 【国栖】
「くず(国栖){(1)}」に同じ。「―らが春菜摘むらむ司馬の野の/万葉 1919」

くにすけ

くにすけ 【国助】
(?-1647) 江戸初期,大坂の刀工。小林氏。初代河内守国助の子。初代と三代の間であるため,中河内と称される。挙形丁子という独特の刃紋を完成。大坂新刀盛期の代表刀工の一人。

くにせんじ

くにせんじ [3] 【国宣旨】
平安時代,太政官の弁官から諸国に下した公文書。

くにそだち

くにそだち 【国育ち】
田舎育ち。また,その人。「―とは思はれず/浄瑠璃・堀川波鼓(上)」

くにたち

くにたち 【国立】
東京都中西部にある市。国分寺駅と立川駅の間にある駅の名が町名になり,市名になった。文教都市・住宅都市として知られる。

くにたちおんがくだいがく

くにたちおんがくだいがく 【国立音楽大学】
私立大学の一。1926年(大正15)創立の東京高等音楽学院を母体とし,国立音楽学校を経て,50年(昭和25)設立。本部は東京都立川市。

くにたま

くにたま 【国魂】
国土に宿り,土地の豊饒(ホウジヨウ)・興廃にかかわると信じられた神霊。国御魂(クニミタマ)。

くにたまのかみ

くにたまのかみ 【国魂神】
国魂(クニタマ)の神格化。国土を経営し,主宰する神。

くにたみ

くにたみ [0] 【国民・国人】
〔「くにひと」が後嵯峨天皇の諱(イミナ)「邦仁」に通ずるので言いかえたという〕
こくみん。

くにたゆうぶし

くにたゆうぶし クニタイフ― 【国太夫節】
(1)上方浄瑠璃の一。宝永(1704-1711)頃,都一中の門弟,都国太夫半中(宮古路豊後掾(ブンゴノジヨウ))が語り始めたもの。半中(ハンチユウ)節・宮古路(都路)節。
(2){(1)}の系統の浄瑠璃のうち,薗八(ソノハチ)節など,上方中心に行われた諸流の総称。
→豊後節

くにだいみょう

くにだいみょう [3] 【国大名】
「国持大名(ダイミヨウ)」に同じ。

くにだましい

くにだましい 【国魂】
国家の重要な政務を行なって,国民の模範となること。また,その人。「夫れ関白職は,諺に―となんいひけり/太閤記」

くにつ

くにつ 【国津・国つ】 (連語)
〔「つ」は上代の格助詞〕
国の。国土の。地上の。
→あまつ

くにつかみ

くにつかみ 【国つ神・地祇】
天つ神に対して,日本の国土に土着する神。地神。「―は高山の末・短山(ヒキヤマ)の末に上り坐して/祝詞(六月晦大祓)」
→天つ神

くにつつみ

くにつつみ 【国つ罪】
古代の罪の概念の一。人が犯してはならない不法行為やタブーだけではなく,先天的身体異常や自然災害を含む。「天つ罪と法(ノ)り別けて―と,生膚(イキハダ)断ち・死膚断ち・白人(シロビト)・こくみ・おのが母犯せる罪…/祝詞(六月晦大祓)」
⇔天つ罪

くにつな

くにつな 【国綱】
(1163-1255) 鎌倉初期,山城粟田口の刀工。本名,林藤六郎。左近将監と称す。のち鎌倉山の内に移る。天下五剣の一「鬼丸」の作者。

くにつふみ

くにつふみ 【国つ書・国書・国記】
国の歴史を記した書。「天皇記(スメラミコトノフミ)および―/日本書紀(推古訓)」

くにつまなび

くにつまなび 【国つ学び】
「国学(コクガク)」を訓読みした語。

くにつみかみ

くにつみかみ 【国つ御神】
「国つ神」を敬っていう語。「楽浪(ササナミ)の―のうらさびて/万葉 33」

くにつみやこ

くにつみやこ 【国つ都】
国の都。「八百万(ヤオヨロズ)神もさこそはまもるらめ照る日の本の―を/続古今(賀)」

くにつもの

くにつもの 【国つ物】
その土地に産出する物。土産。「―をたくはへ貢ぎ奉ること/日本書紀(神功訓)」

くにつやしろ

くにつやしろ 【国つ社】
「国つ神」をまつった神社。こくしゃ。「天神(アマツヤシロ)・―を敬(イヤマ)ひ祭れ/日本書紀(神武訓)」
→天つ社

くにづかさ

くにづかさ 【国司】
⇒こくし(国司)

くにづくし

くにづくし [3] 【国尽(く)し】
(1)日本六十余国の国の名を口調よく並べあげたもの。室町時代に起こり,江戸時代から明治時代初めにかけ,習字手本として使用された。
(2)雑俳の一種。国名を句中によみこむもの。

くにづめ

くにづめ [0] 【国詰】
江戸時代,諸大名およびその家臣が国元に残っていること。
⇔江戸詰

くにてがた

くにてがた 【国手形】
〔生まれ育った国を証明する手形の意〕
江戸時代,方言をいった語。国なまり。

くにところ

くにところ [3] 【国処・国所】
生まれ故郷。生国。

くにとし

くにとし 【国俊】
(1241-1315) 鎌倉後期,山城の刀工。本名,来孫太郎。来国行の子。源を称する。来派の代表的刀工で,古今の名人と称された。二字銘の国俊と,来孫太郎国俊は別人とする説も古くからある。

くにとみ

くにとみ 【国富】
宮崎県中部,東諸県(ヒガシモロカタ)郡の町。宮崎市に接する古くからの町で,本庄古墳群や石仏がある。

くにとも

くにとも 【国友】
姓氏の一。

くにともとうべえ

くにともとうべえ 【国友藤兵衛】
(1778-1840) 江戸後期の鉄砲鍛冶。名は重恭(シゲチカ)。近江国の人。代々幕府御用職。空気銃「風砲」を製作。また,自作の天体望遠鏡で太陽の黒点を観察した。

くにとり

くにとり [0][4] 【国取り】
(1)国を領有すること。また,その人。「曾我は山家の山がつなれど,今は名取ぢや,…お―ぢや/浄瑠璃・五人兄弟」
(2)他人の領国を奪うこと。

くにな

くにな 【国名】
中古,宮中女官や僧侶の呼び名として国名(コクメイ)をつけたもの。女官の場合,多く父や兄の任国をあてた。「和泉」「伊勢」の類。

くになかのきみまろ

くになかのきみまろ 【国中公麻呂】
(?-774) 奈良時代の仏師。百済(クダラ)からの渡来人の子孫。東大寺大仏造立に貢献。国中連(ムラジ)姓を賜る。造東大寺司次官。

くになが

くになが 【国永】
平安中期,山城の刀工。京五条,また粟田口にも住む。兼永の子(弟とも)。本名一条弥太郎と伝える。名物「鶴丸」(御物)を作刀。

くになまり

くになまり【国訛り】
a dialect.→英和
〜で話す speak with a provincial accent.

くになまり

くになまり [3] 【国訛り】
その地方特有の発音の訛りや単語・語法など。生まれ故郷の言葉。田舎なまり。方言。

くにのあゆみ

くにのあゆみ
第二次大戦後はじめて文部省から出された国民学校用の国定歴史教科書。天皇中心の軍国主義的な記述から,科学的・民主的な記述への転換がはかられた。上下二冊。1946年(昭和21)出版。

くにのあるじ

くにのあるじ 【国の主】
(1)一国の支配者。天子。君主。
(2)封国の統治者。国守。大名。諸侯。

くにのおや

くにのおや 【国の親】
(1)天皇。また,太上天皇をいう語。「―となりて/源氏(桐壺)」
(2)皇后。また,天皇の生母をいう語。国母(コクモ)。「かく―ともて騒がれたまひ/紫式部日記」

くにのかみ

くにのかみ 【国の守】
(1)国司の長官。くにのつかさ。「―,いつきの宮のかみかけたる,狩の使ありと聞きて/伊勢 69」
(2)近世,大身の大名のこと。国主(コクシユ)大名。「―の奥方こそ自由に花麗なれ/浮世草子・一代女 3」

くにのつかさ

くにのつかさ 【国の司】
「国の守(カミ)」に同じ。

くにのとこたちのみこと

くにのとこたちのみこと 【国常立尊】
記紀神話の神。日本書紀は天地開闢(カイビヤク)の最初に出現した国土生成の中心的神として位置づける。古事記では第六番目に出現した神。国常立神。国底立尊(クニノソコタチノミコト)。

くにのはかせ

くにのはかせ 【国の博士】
⇒くにはかせ(国博士)

くにのはな

くにのはな [5] 【国の華】
(1)国を代表する花。国花。
(2)国の誇り。国の精髄。

くにのはは

くにのはは 【国の母】
⇒こくも(国母)

くにのひかり

くにのひかり 【国の光】
国の威光。「集めては―となりやせんわが窓照らす夜半の蛍は/新葉(雑上)」

くにのほ

くにのほ 【国の穂】
〔「ほ」は「秀(ホ)」ですぐれたものの意〕
国土の中で一番すぐれて美しい所。国のまほら。国のまほろば。「千葉の葛野(カズノ)を見れば百千足(モモチダ)る家庭(ヤニワ)も見ゆ―も見ゆ/古事記(中)」

くにのみくまりのかみ

くにのみくまりのかみ 【国之水分神】
⇒水分神(ミクマリノカミ)

くにのみこともち

くにのみこともち 【国の宰・国司】
大化の改新以前,朝廷から臨時に諸国に派遣され,その国を統治した者。「任那の―になし/日本書紀(雄略訓)」

くにのみはしらのかみ

くにのみはしらのかみ 【国御柱神】
天御柱神とともに風をつかさどる神。ともに竜田神社の祭神。

くにのみや

くにのみや 【久邇宮】
旧宮家。伏見宮邦家親王の第四王子朝彦(アサヒコ)親王が1875年(明治8)創立。

くにのみやこ

くにのみやこ 【恭仁京】
740年から744年までの聖武天皇の都。未完成のまま難波宮に遷った。現在の京都府相楽郡加茂町瓶原(ミカノハラ)付近,木津川のほとりにあった。正称,大養徳恭仁大宮(オオヤマトクニノオオミヤ)。くにきょう。

くにのみやつこ

くにのみやつこ 【国造】
古代,大和の王権に服属した地方首長の身分の称。地方統治にあたらせ,大和政権は国造制のもとに地方支配体制をかためた。大化の改新による国郡制の施行によりその多くは郡司に優先的に登用されたが,一部は律令制下の国造として祭祀(サイシ)をつかさどり,世襲の職とされた。くにつこ。こくぞう。

くにはかせ

くにはかせ 【国博士】
〔「くにのはかせ」とも〕
(1)大化の改新の際,僧旻(ミン)・高向玄理(タカムコノクロマロ)に与えられた政治顧問としての官名。
(2)律令制下,諸国に一名ずつおかれた国学の教官。国内もしくは近国から選ぶのを原則としたが,中央から大学生などを派遣する場合が多かった。

くにばら

くにばら 【国腹】
「お国腹」に同じ。

くにばらい

くにばらい [3] 【国払い】
江戸時代の刑罰の一。罪によりある一国から追放する刑罰。

くにひき

くにひき [4][3] 【国引き】
「出雲国風土記」にみえる神話。八束水臣津野命(ヤツカミズオミツノノミコト)が,出雲の国の狭さを補うために,新羅(シラギ)や北陸地方の余っている部分に綱をつけて,「国来(クニコ),国来」といって引き寄せ,これを出雲の国に縫いつけたという。

くにひろ

くにひろ 【国広】
(1531-1614) 安土桃山期,山城の刀工。日向(ヒユウガ)の人。本名,田中金太郎。信濃守を受領。埋忠明寿に師事。京都一条堀川に住み,堀川派をたてる。切れ味の良さで名高く,新刀最初期の名人。

くにぶぎょう

くにぶぎょう [3] 【国奉行】
鎌倉幕府の職名。鎌倉にいて諸国を分担,政治の監督,寺社の管理などにあたった。

くにぶり

くにぶり [0] 【国風・国振り】
(1)その国や地方の風俗・習慣。その国や地方の気風。くにがら。
(2)「国風歌舞(クニブリノウタマイ)」の略。
(3)(漢詩に対して)和歌。やまとうた。

くにぶりのうたまい

くにぶりのうたまい 【国風歌舞】
古代,外来楽舞伝来以前から我が国各地で行われてきた歌舞。古代の宮廷行事に取り入れられたものも多く,その一部は雅楽の一部門として伝承されている。上代歌舞。

くにまぎ

くにまぎ 【国覓】
神が鎮座すべきよい土地を探し求めること。また,天皇が都とすべきよい土地を探し求めること。「―しつつちはやぶる神を言向け/万葉 4465」

くにます

くにます [2] 【国鱒】
サケ目の淡水魚。ベニザケやヒメマスの近縁種。体は暗黒色で,体やひれに斑点は無い。秋田県田沢湖に生息したが,開発による酸性河川水の流入により1950年(昭和25)頃絶滅。

くにまつり

くにまつり [3] 【国祭】
京都の賀茂神社の例大祭。賀茂神社は山城国の地主神なのでいう。賀茂の国祭。

くにみ

くにみ 【国見】
年頭,または一年の農事の開始に先立ち,その秋の豊穣(ホウジヨウ)にかかわる呪的景物を見て,豊穣を祝すること。また,その儀礼。花見はその一種。のちには天皇の即位儀礼の一環として,領有する国土の繁栄を予祝する儀礼にも分化した。「雨間(アママ)明けて―もせむを/万葉 1971」

くにみたま

くにみたま 【国御魂】
「くにたま(国魂)」に同じ。

くにみつ

くにみつ 【国光】
(1)南北朝初期,山城の刀工。次郎兵衛尉。来国俊の子。国次と並んで来派の双璧。短刀が多い。
(2)鎌倉末期,鎌倉の刀工。新藤五と称す。粟田口国綱の子との説がある。法名光心。鎌倉鍛冶(カジ)の開祖。小振りの短刀が多く,締まりのよい姿と美麗な地鉄(ジガネ)で,藤四郎吉光とともに短刀作者の双璧。

くにむね

くにむね 【国宗】
鎌倉中期,備前の刀工。国真の三男で備前三郎と称される。のち鎌倉へ移る。また京都にも住んだと伝える。太刀が多く,反りが高い。

くにめつけ

くにめつけ [3] 【国目付】
江戸初期,幕府が諸藩に遣わした監察役人。治績・民情などを視察した。

くにもち

くにもち [0][4] 【国持】
「国持衆」「国持大名」に同じ。

くにもちしゅう

くにもちしゅう [4] 【国持衆】
室町時代,将軍の一門や譜代の大国の守護で,管領・相伴衆などに補せられないものの尊称。戦国大名にもこの名をおくった。のちには,家格の高い大名の称ともなった。国持。

くにもちだいみょう

くにもちだいみょう [5] 【国持大名】
江戸時代,一国以上を領有する大名。また,家格の高い大名の称。前田(加賀)・毛利・島津などがその代表格。国持。

くにもと

くにもと [0] 【国元・国許】
(1)自分の生まれ育った所。故郷。「―の両親」
(2)本国。主君の領地。「大名が―へ帰る」

くにもと

くにもと【国元】
one's home.→英和
〜の <one's parents> at home.〜へ <write> home.

くにもの

くにもの 【国者】
(1)地方の人。田舎の人。
(2)同郷の人。「―に聞けば四五人居士に成り/柳多留 3」

くにゃくにゃ

くにゃくにゃ
■一■ [1] (副)スル
(1)柔らかくて,簡単に曲がるさま。また,曲がったさま。「針金を―(と)曲げる」「―(と)曲がった小道」
(2)身体がしっかりせず,なよなよしているさま。「手足を―(と)動かす」
■二■ [0] (形動)
{■一■(1)}に同じ。「事故で―に曲がったガードレール」

くにゃっと

くにゃっと [2] (副)スル
手ごたえなく折れ曲がるさま。また,そのように曲がったさま。「ひざが―曲がる」「―したものを踏んだ」

くにやき

くにやき [0] 【国焼(き)】
江戸時代,京都・瀬戸以外の諸地方で産した陶器。

くにやく

くにやく 【国役】
〔「こくやく」とも〕
(1)平安末期・鎌倉時代,国司が国内に課した臨時の賦役。
(2)室町時代,守護が課した臨時の賦役。
(3)江戸時代,幕府が臨時に国を定めて課した河川堤防の修築などの賦役,または経費の賦課。
(4)江戸の職人町に対し,その職能に応じて課した賦役。大工町・鍛冶町・畳町など六一町が国役を務めた。のち,銀納化した。

くにやくかた

くにやくかた 【国役方】
江戸幕府の職名。国役のことをつかさどった。

くにやくきん

くにやくきん 【国役金】
江戸幕府が国役として徴収した金銭。

くにやくぶしん

くにやくぶしん 【国役普請】
江戸幕府が行なった河川・道路の修築など大規模な土木工事。その費用は関係地域の公私領から同一基準で徴収し,幕府は一〇分の一を負担した。

くにゅう

くにゅう 【口入】 (名)スル
(1)口をはさむこと。口出し。こうじゅ。「法皇去年の冬より,政に御―もなく/著聞 3」
(2)仲介や世話をすること。口添え。こうじゅ。「金などの―をする浪人あり/黄表紙・京鹿子娘泥鯲汁」
(3)周旋屋。くちいれ。「恐ろしき―に書付を出し/浮世草子・禁短気」

くにゆき

くにゆき 【国行】
鎌倉中期,山城の刀工。本名,来太郎。山城来派の事実上の祖。京物としては太刀の身幅が広く,樋(ヒ)のあるものが多い。生没年未詳。

くにゆずり

くにゆずり [3] 【国譲り】
(1)記紀神話で,大国主神(日本書紀では大己貴神(オオナムチノカミ))が天照大神の命を奉じて,使いの建御雷神(タケミカズチノカミ)を介して国土を献上し,隠退したこと。
(2)天皇が位を譲ること。「御―も近くあるべかなるに/宇津保(国譲上)」

くによし

くによし 【国吉】
姓氏の一。

くによしやすお

くによしやすお 【国吉康雄】
(1889-1953) 洋画家。岡山県生まれ。一七歳で渡米,アメリカ近代絵画の代表的作家の一人として活躍した。

くにん

くにん 【公人】
(1)平安末期以降,宮中に奉仕した下級役人。
(2)鎌倉・室町時代,政所(マンドコロ)・問注所などの下級役人。
(3)室町時代,社寺などに属し,雑事に従った者。

くにんちょうじゃくにん

くにんちょうじゃくにん 【公人朝夕人】
(1)室町幕府で,雑事を務めた下級の役人。
(2)江戸幕府の賤職の称。将軍が束帯して出行する際,尿筒(シトヅツ)を持って従った者。

くにんぶぎょう

くにんぶぎょう [4] 【公人奉行】
室町幕府の職名の一。諸奉行人の人事にかかわり,評定奉行とともに評定や寄合に臨席した。鎌倉幕府の問注所長官に相当する重職。

くぬえこう

くぬえこう 【薫衣香】
⇒くのえこう(薫衣香)

くぬが

くぬが 【陸】
〔「くにが(国処)」の転〕
陸(リク)。くにが。くが。
⇔うみが
「其れ園(ソノ)・池・水・―の利(クホサ)/日本書紀(孝徳訓)」

くぬがのみち

くぬがのみち 【北陸の道】
北陸道の古名。くにがのみち。くるがのみち。「大彦命を以て,―に遣し/日本書紀(崇神訓)」

くぬぎ

くぬぎ【櫟】
《植》an[a kind of]oak.→英和

くぬぎ

くぬぎ [0] 【櫟・椚・橡・櫪】
ブナ科の落葉高木。雑木林に多い。葉は狭長楕円形で縁に鋸歯(キヨシ)がある。秋,球形の「どんぐり」がなる。どんぐりの皿には線形の鱗片(リンペン)が多数つく。材をシイタケ栽培の原木に用い,また薪炭材とする。樹皮は染料に用いる。古名ツルバミ。
櫟[図]

くぬぎずみ

くぬぎずみ [3] 【櫟炭】
クヌギを焼いて作った木炭。

くぬこく

くぬこく 【狗奴国】
三世紀に,邪馬台国の南にあった国。男王が支配し,邪馬台国と対立していた。くなこく。くなのくに。

くぬひ

くぬひ 【公奴婢】
官有の奴婢。律令制における賤民のうち,私有の奴婢(私奴婢)とともに最下層の身分とされ,六六歳までは戸をなすことが許されなかった。官奴婢。

くね

くね
垣根。生け垣。「―をも引きぬいてやらう/狂言・瓜盗人(虎寛本)」
〔現在も関東を中心に用いられる〕

くねくね

くねくね [1] (副)スル
曲がりくねるさま。「―(と)曲がった山道」「体を―させて踊る」

くねくねし

くねくね・し (形シク)
心がねじけている。ひねくれている。「安からず,―・しきこと出で来などして/源氏(竹河)」

くねくねした

くねくねした
meandering <stream> ;→英和
winding <road> .→英和

くねつ

くねつ [1] 【苦熱】
暑さによる苦しみ。また,その暑さ。

くねらす

くねら・す [3] (動サ五[四])
くねくねさせる。ねじ曲げる。「腰を―・して歩く」

くねる

くねる
be crooked;wind (曲がりくねる).→英和

くねる

くね・る [2] (動ラ五[四])
(1)何度も折れ曲がる。「林の中を―・って流れる小川」「まがり―・る」
(2)体をよじる。「背筋を―・つて/歌行灯(鏡花)」
(3)ひがんだような態度を見せる。すねる。「なほ年のはじめに,腹立ちなそめそ,など言へば,少しは―・りて/蜻蛉(中)」
(4)恨み言を言う。愚痴をこぼす。「をみなへしのひとときを―・るにも,歌を言ひてぞ,慰めける/古今(仮名序)」

くねんしゅ

くねんしゅ 【九年酒】
(1)九年も寝かせておいた,やや濃くなった古酒。「―のつまり肴の座禅豆外に本来一物もなし/四方のあか」
(2)行灯(アンドン)の油。「下皿の―で下女夜なべなり/柳多留 77」

くねんぼ

くねんぼ [0] 【九年母】
ミカン科の常緑低木。インドシナ原産。葉はミカンに似るがやや大きい。果実は球形で秋にオレンジ色に熟す。果皮は厚く,果肉は香りと酸味が強い。香橘(コウキツ)。[季]秋。

くのいち

くのいち [2] 【くノ一】
〔「女」の字を分解すると「く」「ノ」「一」になることから〕
女忍者。また,女のこと。

くのう

くのう [0][1] 【功能】
〔「く」は呉音〕
〔仏〕 はたらき。効能。

くのう

くのう [0][1] 【苦悩】 (名)スル
あれこれと苦しみ,悩むこと。「顔に―の色がにじむ」「近所の者も三四人で―する枕元に/土(節)」

くのう

くのう【苦悩】
suffering(s);→英和
agony.→英和
〜する suffer;→英和
be in agony.→英和

くのうざん

くのうざん 【久能山】
静岡市南東部,有度(ウド)山の南麓にある山。山上に徳川家康をまつる東照宮がある。南斜面で石垣イチゴを栽培。

くのえこう

くのえこう 【薫衣香】
衣服にたきしめるための香。貝香・丁子(チヨウジ)香・沈香(ジンコウ)・麝香(ジヤコウ)・白檀(ビヤクダン)香などを調合した練り香。くぬえこう。くんえこう。

くのぎ

くのぎ 【櫟】
クヌギの異名。[日葡]

くのじてん

くのじてん [3] 【くの字点】
繰り返し符号の一種。縦書きで二字以上のかな文字または漢字かな交じり表記を繰り返すときに使う。「さま��」「生き��」「ガラン��」などの「��」。

くのじなり

くのじなり [0] 【くの字形】
「く」の字のようにまがった形。「―になって寝ている」

くの字形

くのじなり [0] 【くの字形】
「く」の字のようにまがった形。「―になって寝ている」

くの字点

くのじてん [3] 【くの字点】
繰り返し符号の一種。縦書きで二字以上のかな文字または漢字かな交じり表記を繰り返すときに使う。「さま��」「生き��」「ガラン��」などの「��」。

くは

くは
〔形容詞語尾「く」に係助詞「は」の付いたもの〕
⇒は(係助)(6)

くはい

くはい [0] 【狗吠】
犬がほえること。また,その声。

くはい

くはい【苦杯をなめる】
suffer a defeat;→英和
have a bitter experience.

くはい

くはい [0] 【苦杯】
〔苦い汁を入れた杯の意〕
つらい経験。自分にとって苦しい出来事。

くはい=を嘗(ナ)める

――を嘗(ナ)・める
つらい経験をする。苦杯を喫する。

くはら

くはら 【久原】
姓氏の一。

くはらふさのすけ

くはらふさのすけ 【久原房之助】
(1869-1965) 実業家・政治家。山口県生まれ。久原鉱業・久原商事・日立製作所を創立。逓相・政友会総裁などをつとめ,一国一党論を主張。

くはらみつる

くはらみつる 【久原躬弦】
(1856-1919) 化学者。岡山県の人。日本の有機反応機構研究の草分け。東大教授・京大総長を歴任。著「立体化学要論」

くはんだ

くはんだ 【鳩槃荼】
〔仏〕
〔梵 Kumbhāṇḍa〕
増長天の一族で,馬頭人身の悪鬼。足が速く,人の精気を吸いとるとされる。鳩槃荼鬼。鳩槃荼夜叉神。

くば

くば [1] 【狗馬】
犬と馬。犬馬。

くばい

くばい [0] 【駆梅・駆黴】 (名)スル
梅毒を治療すること。

くばいやく

くばいやく [2] 【駆梅薬】
梅毒の治療薬。ペニシリンなどの抗生物質や有機ヒ素化合物が用いられる。

くばく

くばく [1] 【瞿麦】
(1)セキチクの漢名。
(2)ナデシコの異名。

くばり

くばり [3] 【配り・賦り】
(1)配ること。また,配った位置。配置。「字の―がよい」
(2)生け花で,股木(マタギ)などを筒の中に入れて,花を支えること。また,その股木。

くばりばんづけ

くばりばんづけ [4] 【配り番付】
⇒辻番付(ツジバンヅケ)

くばりへい

くばりへい 【配り幣】
諸神に奉るべき幣帛を一つに束ね,両段再拝ののち,束を解いて各座の神に配り供えること。

くばりもち

くばりもち [3] 【配り餅】
近所などに配る餅。近世,祝儀・弔事などの際,しばしば行われた。

くばりもの

くばりもの [0] 【配り物】
配って贈る品物。「隣近所への―」

くばる

くば・る [2] 【配る】 (動ラ五[四])
(1)割りあてて渡す。分配する。「郵便物を―・って歩く」「プリントを生徒に―・る」
(2)適当なところに割り振る。配する。配置する。「要所要所に兵を―・って守りを固める」
(3)(注意や目を)行き渡らせる。「気を―・る」「監視の目を―・る」
(4)結婚の相手とさせる。めあわせる。「皆さまざまに―・りて大人びさせたり/源氏(東屋)」
[可能] くばれる

くばる

くば・る 【焼る】 (動ラ四)
火の中にはいる。くべられる。「油塗つて火に―・らうがうぬが三昧/浄瑠璃・油地獄(下)」

くばる

くばる【配る】
distribute;→英和
serve out <food,drinks> ;deal <cards> ;→英和
deliver (配達);→英和
allot (割当).→英和
気を〜 be watchful <of> .‖配り物 presents;gifts.

くひ

くひ [1] 【句碑】
俳句を彫りつけた石碑。

くひゃく

くひゃく [3][0] 【九百】
〔一貫文に百文足りない意〕
知恵の足りない者・愚か者をあざけっていう語。天保(テンポウ)銭。

くひん

くひん [0] 【句品】
俳句の品格。「えも言われぬ―がある」

くび

くび [0] 【首・頸】
□一□
(1)頭と胴とをつなぐ,やや細くなっている部分。頸部。
(2){(1)}を含めて,そこから上の部分。頭部と頸部全体。「―実検」「―を垂れる」
(3)物の{(1)}とよく似た細くくびれた部分。「つぼの―」
(4)琴(キン)の転軫(テンジン)の下のくびれた部分。
(5)琵琶の胴と糸巻の間の細い部分。三味線の棹(サオ)にあたる。鹿頸(シカクビ)。
(6)〔首を斬(キ)られる意から〕
職を失うこと。解雇。馘首(カクシユ)。「今日限り―だ」
□二□
(1)(「領」「襟」と書く)衣服の首をおおう部分。えり。「狩衣の―の顔にかかれば/枕草子 145」
(2)顔。容貌。特に美しい容貌。また,そのような人。美人。「かかる所には看板の―といふものありて/洒落本・浪花色八卦」
(3)遊女や茶屋女をさしていう語。「きのわるい―だぞ,ちくしやうめ/洒落本・通気粋語伝」

くび

くび【首[頚]】
(1) a neck;→英和
[頭部]a head.→英和
(2) dismissal (免職).→英和
〜が回らない be deeply in debt.〜にする dismiss;→英和
discharge;→英和
<話> fire;→英和
<英> (give the) sack.→英和
〜を長くして待つ look forward to.〜をくくる[吊る]hang oneself.〜をかしげる[ひねる]look doubtful.〜を突っ込む take part <in> ;poke one's nose <into> .

くび=が危ない

――が危な・い
解雇・解任されそうである。

くび=が回ら∘ない

――が回ら∘ない
借金などで,やりくりがつかない。

くび=が繋(ツナ)がる

――が繋(ツナ)が・る
免職・解雇を免れる。

くび=が飛ぶ

――が飛・ぶ
免職・解雇される。

くび=に∘する

――に∘する
解雇する。首を切る。

くび=になる

――にな・る
(1)免職になる。解雇される。
(2)首を斬(キ)られる。打ち首になる。「たとへ―・るとても,もう取りかへしのならぬこと/浄瑠璃・長町女腹切(中)」

くび=に縄(ナワ)を付ける

――に縄(ナワ)を付・ける
いやがる人を無理に連れて行こうとするたとえ。「―・けてでも連れて来い」

くび=の皮一枚(イチマイ)

――の皮一枚(イチマイ)
ほんの少しのところで,まだつながっていること。ごく小さな可能性がまだあること。「―で優勝戦線に残る」

くび=を傾(カシ)げる

――を傾(カシ)・げる
疑問・不審のある様子をする。

くび=を切る

――を切・る
(1)免職する。解雇する。
(2)打ち首にする。

くび=を刎(ハ)ねる

――を刎(ハ)・ねる
刀で首を斬り落とす。

くび=を括(クク)る

――を括(クク)・る
死ぬ目的でひもや縄などを首に巻いて締めつける。縊死(イシ)する。

くび=を挿(ス)げ替える

――を挿(ス)げ替・える
役職にある人を更迭(コウテツ)し,別の人を任ずる。

くび=を捻(ヒネ)る

――を捻(ヒネ)・る
考え込む。納得しかねて思案する。

くび=を横に振る

――を横に振・る
承知しない。賛成しない。首をねじる。

くび=を突っ込む

――を突っ込・む
その事に関心・興味をもって関係する。頭を突っ込む。また,深入りする。没頭する。

くび=を縦(タテ)に振る

――を縦(タテ)に振・る
承知する。承諾する。うんという。

くび=を賭(カ)ける

――を賭(カ)・ける
失敗すれば地位・職業・生命などを失う覚悟で,事の成就に努める。命をかけて行う。

くび=を長く∘する

――を長く∘する
期待して待ちこがれるさまにいう。首をのばす。鶴首(カクシユ)する。「息子の帰りを―∘して待つ」

くびおけ

くびおけ [3][0] 【首桶】
(1)斬った首を入れる桶。
(2)〔(1)に似ることから〕
背の高い飯櫃(メシビツ)。

くびかけしばい

くびかけしばい [5] 【頸掛(け)芝居】
大道芸の一。人形を入れた箱を首からかけ,箱の上を舞台にして,人形を操って見せるもの。傀儡(クグツ)まわし。山猫まわし。箱芝居。

くびかざり

くびかざり【首飾り】
a necklace.→英和

くびかざり

くびかざり [3] 【首飾り・頸飾り】
宝石・貴金属などをつないで輪にし,首にかけて使う装飾品。首輪。ネックレス。

くびかせ

くびかせ [0][4] 【首枷・頸枷】
(1)罪人の首にかけ,自由を束縛する木や鉄などで作った刑具。くびかし。
(2)行動の自由をさまたげるもの。係累。きずな。「子は三界の―」

くびかせ

くびかせ【首枷】
a pillory;→英和
an encumbrance (やっかいもの).→英和

くびかみ

くびかみ [2] 【頸上・首紙】
袍(ホウ)・水干などの首の周りを取り囲む部分の称。上前の端に緒を付けて結び玉を作り,下前に輪奈を作って受ける。

くびがり

くびがり [0] 【首狩(り)】
異なる集団に属する人間を襲って殺し,首をとる慣習。頭部に霊的な力が宿るという信仰に基づくとされ,主に農耕社会に特徴的にみられる。しばしば豊饒(ホウジヨウ)の儀礼と結合している。

くびき

くびき【軛】
<put> a yoke <upon> .→英和

くびき

くびき [0] 【軛・頸木・衡】
(1)車の轅(ナガエ)の先端につけて,車を引く牛馬の頸の後ろにかける横木。
→牛車(ギツシヤ)
(2)(比喩的に)自由を束縛するもの。「国家の―から脱する」

くびきゆでん

くびきゆでん 【頸城油田】
新潟県南部,高田平野北部にある油田・ガス田。一部は日本海の海底にのびる。

くびきり

くびきり【首切り】
(1) decapitation (刑).
(2)[解職]dismissal;→英和
discharge.→英和

くびきり

くびきり [0][4] 【首切り・首斬り】
(1)首を斬ること。特に罪人の首を斬ること。斬罪。また,その役目の人。
(2)職をやめさせること。免職。解雇。馘首(カクシユ)。「従業員の―」
(3)武士が戦場で敵の首を取るために用いた短刀。首掻(カ)き刀。

くびきりあさえもん

くびきりあさえもん 【首斬浅右衛門】
江戸時代,代々世襲して将軍家の刀の試し斬りと処刑の執刀を行なった山田浅右衛門の通称。

くびきりぎす

くびきりぎす [4] 【首切螽蟖】
キリギリス科の昆虫。頭からはねの先まで約6センチメートル。頭頂が円錐形にとがる。体色は緑色または淡褐色。口が赤い。成虫で越冬し,五月頃草むらでジーと連続して鳴く。本州以南からアジア東南部に分布。かみつくと,自分の首がちぎれても離さないというのでこの名がある。クビキリ。クビキリバッタ。

くびきりだい

くびきりだい [0] 【首切り台】
罪人の首を斬る台。断頭台。

くびきりばった

くびきりばった [5] 【首切飛蝗】
クビキリギスの別名。

くびくくり

くびくくり [0][3] 【首縊り】
「首吊(クビツ)り」に同じ。

くびじっけん

くびじっけん【首実検をする】
identify <a suspect> .→英和

くびじっけん

くびじっけん [3] 【首実検】 (名)スル
(1)昔,戦場で討ち取った敵の首を大将の前で面識者に見せ,その首の主を確認させたこと。
(2)(容疑者などを)知っている人に会わせ,本人かどうかを確かめさせること。

くびじるし

くびじるし [3] 【首印】
「首札(クビフダ)」に同じ。

くびす

くびす [0] 【踵】
足の裏の後ろの部分。かかと。きびす。

くびす

くびす【踵】
a heel.→英和

くびす=を回(メグ)らすべからず

――を回(メグ)らすべからず
かかとを返して後ろを振り向くだけの時間もない。急速に事が運ぶたとえ。踵を回らさず。「もし合戦をいたさば叡岳の滅亡―/平家 7」

くびす=を接(セツ)する

――を接(セツ)・する
(1)(人々のかかとが接するくらいに)多数の人が引き続いて来る。踵をつぐ。きびすを接する。
(2)物事が引き続いて起こる。きびすを接する。

くびす=を接(ツ)ぐ

――を接(ツ)・ぐ
「くびすを接(セツ)する{(1)}」に同じ。「三千の衆徒―・ぎ,七社の神人袖をつらぬ/平家 1」

くびす=を=返す

――を=返・す(=回(メグ)ら・す)
引き返す。あと戻りする。きびすを返す。

くびすじ

くびすじ【首筋】
<seize a person by> the scruff of the neck;→英和
the nape.→英和

くびすじ

くびすじ [0] 【首筋・頸筋】
首の後ろ側。えりくび。くびねっこ。

くびすじもと

くびすじもと [0] 【首筋元】
くびの根もと。えりもと。

くびぞくちょう

くびぞくちょう [1] 【狗尾続貂】
〔「狗尾」は犬のしっぽ,「貂」はテン。中国,西晋(セイシン)の趙王司馬倫が帝位を称し,一族の者をつまらない者まで多数高位高官につけたために,冠に使うテンの尾が不足し犬の尾で代用するようになったという「晋書(趙王伝)」の故事から〕
(1)つまらない者が高官に列すること。
(2)劣った者がすぐれた者のあとに続くこと。また,他人の行なった仕事を受け継いで行うことのたとえ。

くびたま

くびたま [0] 【首玉・頸玉】
(1)「くびったま」に同じ。
(2)上代の首飾りの玉。「―を偸(ヌス)み取て/日本書紀(安閑訓)」
(3)犬・猫などの首につける輪。首輪。[日葡]

くびだい

くびだい [0] 【首台】
(1)首実検のために首を載せる台。
(2)江戸時代,獄門の首をさらした台。獄門台。

くびだけ

くびだけ 【首丈・頸丈】 (名・形動)
〔「くびたけ」とも〕
(1)足元から頸までの丈(タケ)。また,物事に深くはまりこんださま。「借銭の淵に―つかりて/仮名草子・浮世物語」
(2)「くびったけ」に同じ。「かわゆらしさ,― ―/ひとりね」

くびち

くびち 【弶】
獣を捕らえるわなの一。「をかしく屈まるものはただ,海老よ―よ/梁塵秘抄」

くびちょう

くびちょう [0] 【首帳】
戦場で討ち取った敵の首と,これを討ち取った者の氏名を記した帳簿。首目録。首注文。しるしちょう。

くびっかせ

くびっかせ [0][5] 【頸っ枷】
「くびかせ」の転。「子は三界の―」

くびったけ

くびったけ [0] 【首っ丈】 (形動)
〔「くびたけ」の転〕
異性に深く心を奪われ,夢中になっているさま。「友人の妹に―だ」

くびったけ

くびったけ【首ったけ】
be head over heels in love <with> ;be crazy[mad] <about> .

くびったま

くびったま [4][0] 【首っ玉】
〔「くびたま」の転〕
くび。くびすじ。「父の―にかじりつく」

くびっぴき

くびっぴき [0] 【首っ引き】
〔「くびひき」の転〕
(1)そばから手放さないで使用すること。「辞書と―で訳す」
(2)「くびひき{(2)}」に同じ。

くびっぴき

くびっぴき【首っ引きで】
(by) constantly referring to <a dictionary> .

くびつり

くびつり [0][4] 【首吊り】 (名)スル
首をくくって死ぬこと。また,その人。くびくくり。「―自殺」

くびつり

くびつり【首吊り(自殺)】
suicide by hanging.

くびづか

くびづか [0] 【首塚】
戦死者や処刑者の首を埋めた塚。

くびづな

くびづな [0] 【首綱・頸綱】
犬・猫の首につける綱。また,囚人などの首にかける綱。くびなわ。「いとをかしげなる猫のあかき―にしろき札つきて/枕草子 89」

くびながりゅう

くびながりゅう [4] 【首長竜】
鰭竜(キリユウ)目の化石爬虫類。ジュラ紀・白亜紀に栄えた。海生で,魚食性。体長15メートルに達するものがあった。頭が小さく首の非常に長い種類と,首が短く頭の大きい種類とがある。日本でも化石が発見されている。蛇頸竜。長頸竜。プレシオサウルス。

くびなげ

くびなげ [0] 【首投げ】
相撲の決まり手の一。片方の手を相手の首に巻き,腰を入れてひねるようにして投げる技。

くびなわ

くびなわ [0] 【首縄・頸縄】
「首綱(クビヅナ)」に同じ。

くびにんぎょう

くびにんぎょう [3] 【首人形】
泥を固めてつくった頭部に彩色して竹の串(クシ)にさした人形。

くびぬき

くびぬき [4][0] 【首抜き】
和服の模様のつけ方で,首回りから肩にかけて大きな模様をつけること。

くびね

くびね [0] 【首根・頸根】
首の根もと。首ねっこ。

くびねっこ

くびねっこ [3][5] 【首根っ子】
首の後ろの部分。首筋。首根。

くびねっこ=を押さえる

――を押さ・える
首筋を押さえて身動きができないようにする。弱点や急所を押さえて,行動の自由を奪う。首根っ子を押さえつける。

くびのざ

くびのざ [0][4] 【首の座】
首を斬られるときにすわる座。

くびのざ=に直(ナオ)る

――に直(ナオ)・る
打ち首の席にかしこまって座り,その刑を受ける。覚悟をきめることにもいう。「度胸を据ゑて,―・んなさい/婦系図(鏡花)」

くびひき

くびひき 【首引】
狂言の一。鬼の姫の食い初めに供されそうになった源為朝が,力競べに負けたら神妙に食われようと約束して首引きなどを競いすべてに勝つ。

くびひき

くびひき [4][0] 【首引き】
(1)「くびっぴき{(1)}」に同じ。
(2)二人で,輪にしたひもを互いの首にかけ,引っ張り合う遊び。くびっぴき。
首引き(2)[図]

くびひねり

くびひねり [3] 【首捻り】
相撲の決まり手の一。片手で相手の首をかかえ,一方の手で相手の腕をつかんでひねり倒す技。

くびふだ

くびふだ 【首札】
討ち取った首につける札。首の主や討ち取った人の名などを記し首実検に備える。くびじるし。

くびふり

くびふり [0] 【首振り】
首を振ること。

くびふり=三年、ころ八年

――三年、ころ八年
尺八は,首を振りながら吹いて音が出るようになるまでに三年,ころころと良い音が出るのに八年かかる,ということ。

くびふりしばい

くびふりしばい [5] 【首振芝居】
子供役者が義太夫節に合わせて身振りだけを演じた芝居。京坂で,行われた。ちんこ芝居。

くびほそし

くびほそ・し 【頸細し】 (形ク)
弱々しい。たよりない。心細い。「たのもしげなく,―・し/源氏(帚木)」

くびぼね

くびぼね [0] 【頸骨】
首の骨。けいこつ。

くびまき

くびまき【首巻】
a scarf;→英和
a muffler.→英和

くびまき

くびまき [0][4] 【首巻(き)・頸巻(き)】
襟(エリ)巻き。マフラー。[季]冬。

くびまわり

くびまわり [3] 【首回り】
首のつけ根のまわり。また,その寸法。

くびやぐら

くびやぐら [3] 【首櫓】
相撲で,上手で相手の首をかかえ,やぐら投げに投げる技。

くびら

くびら 【宮毘羅】
「金毘羅(コンピラ)」に同じ。宮毘羅大将。

くびりころす

くびりころ・す [5][2][0] 【縊り殺す】 (動サ五[四])
首をしめて殺す。しめ殺す。「怪物の老婦を―・したるならん/竜動鬼談(勤)」

くびる

くび・る [0][2] 【縊る】
〔「首」の動詞化〕
■一■ (動ラ五[四])
(1)首をしめて殺す。しめ殺す。「人ヲ―・ッテ殺ス/ヘボン」
(2)絞首刑にする。「有間皇子を藤白坂に―・らしむ/日本書紀(斉明訓)」
(3)(物の中ほどを)しっかりにぎる。「笏(サク)取り―・りてぞ,練り出でにたりし/宇津保(蔵開上)」
■二■ (動ラ下二)
⇒くびれる

くびる

くび・る [0][2] 【括る】
〔「縊(クビ)る」と同源〕
■一■ (動ラ五[四])
ひもなどでくくる。「手早く両脚を―・り/花間鶯(鉄腸)」
■二■ (動ラ下二)
⇒くびれる

くびれ

くびれ
〜(目) a constriction;the neck (びんの口などの).→英和

くびれ

くびれ [0] 【括れ】
中ほどで細くせばまっていること。また,その部分。「腰の―」

くびれる

くび・れる [0][3] 【縊れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くび・る
首をくくって自殺する。「―・れて死んでいた」

くびれる

くびれる
be constricted;hang oneself (縊死(いし)).くびれたあご a double chin.

くびれる

くび・れる [0][3] 【括れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くび・る
〔「縊(クビ)れる」と同源〕
物の中程が両端に比べ細くなっている。「胴の―・れた花びん」

くびわ

くびわ [0] 【首輪・頸環】
(1)犬や猫の首につける輪。
(2)「首飾り」に同じ。

くびわ

くびわ【首輪】
a collar (犬の);→英和
a necklace.→英和

くびわおおこうもり

くびわおおこうもり 【首輪大蝙蝠】
日本の南部から台湾にかけて分布する中形のオオコウモリ。捕殺と環境破壊により生息数を減らしている。天然記念物のエラブオオコウモリとダイトウオオコウモリを含む五亜種がある。

くふう

くふう [0] 【句風】
俳句の作りぶり。俳風。

くふう

くふう【工夫】
(1) a device;→英和
a design;→英和
an idea (考案).→英和
(2) an invention (発明).→英和
(3) a means (手段).→英和
〜する devise;→英和
contrive;→英和
think[work]out.

くふう

くふう [0] 【工夫・功夫】 (名)スル
(1)いろいろと考えて,よい手段を見いだすこと。また,考え出した方法・手段。「デザインを―する」「―をこらす」
(2)禅宗で,修行に励むこと。また,よく考え研究すること。

くふう=に落つ

――に落・つ
なるほどと思う。納得する。「いよいよ―・ちず,終夜これを思案するに/浮世草子・武道伝来記 5」

くふうやく

くふうやく [2] 【駆風薬】
胃腸内にたまったガスの排出を促進する薬。通例,精油など芳香性の薬が用いられる。

くふし

くふ・し 【恋し】 (形シク)
〔「こひし」の上代東国方言〕
恋しい。「駿河の嶺(ネ)らは―・しくめあるか/万葉 4345」

くぶ

くぶ【九分どおり】
almost;→英和
nearly.→英和
〜九厘 ten to one;in nine cases out of ten.

くぶ

くぶ [1] 【区部】
大都市の区と呼ばれる地域。
⇔郡部
⇔市部

くぶ

く・ぶ 【焼ぶ】 (動バ下二)
⇒くべる

くぶくりん

くぶくりん [3] 【九分九厘】
〔一〇分のうち一厘を残すだけの意〕
ほぼ確実であること。ほとんど。副詞的にも用いる。「―だめだと思う」「―まで成功した」

くぶしろ

くぶしろ 【久布白】
姓氏の一。

くぶしろおちみ

くぶしろおちみ 【久布白落実】
(1882-1972) 女性運動家。熊本県出身。矯風会の中心にあって廃娼運動と婦人参政権獲得運動を推進。五銭袋運動や握り飯一個運動などを発案し大衆の参加を呼びかけた。

くぶつ

くぶつ 【供仏】 (名)スル
〔「ぐぶつ」とも〕
仏に物を供えること。仏を供養すること。「―の営みもあるべかりしかども/平家 9」

くぶつせそう

くぶつせそう 【供仏施僧】
仏を供養し僧をもてなすこと。

くぶつちのたち

くぶつちのたち 【頭椎の大刀】
⇒かぶつちのたち(頭椎の大刀)

くぶつつ

くぶつつ 【頭椎】
「かぶつちのたち(頭椎の大刀)」に同じ。「みつみつし,久米の子が―い石つつい持ち/古事記(中)」

くぶどおり

くぶどおり [3] 【九分通り】 (副)
九割がた。だいたい。おおかた。ほとんど。「―大丈夫だ」「―完成した」

くぶん

くぶん [0] 【口分】
人数にあてて等分に分け与えること。

くぶん

くぶん [0][1] 【区分】 (名)スル
(1)ある基準によって,全体をいくつかに分けること。また,その分けたもの。くわけ。「土地を―する」「―所有」
(2)〔論〕
〔division〕
概念の外延をさらに分けて整理すること。類概念をそれに従属する種概念に分けること。樹木を高木・低木に分ける類。
→分類

くぶん

くぶん【区分】
(a) division (分割);→英和
classification (分類).→英和
〜する divide <into> ;→英和
classify.→英和

くぶんきゅうせきほう

くぶんきゅうせきほう [7] 【区分求積法】
図形の面積や体積を求める方法。もとの図形をいくつかの図形に分割し,それぞれの面積や体積を求めてその和をつくり,その分割を無限にしたときの極限値として,もとの図形の面積や体積を計算する方法。

くぶんしょゆうけん

くぶんしょゆうけん [5] 【区分所有権】
分譲マンションのように,一棟の建物が構造上いくつかの部分に区分され,その部分が独立して住居・事務所・店舗など建物としての用途に使用できる場合に,その区分された各部分を目的とする所有権。

くぶんしょゆうしゃ

くぶんしょゆうしゃ [5] 【区分所有者】
分譲マンションの各住戸の所有者など区分所有権を有する者。

くぶんちじょうけん

くぶんちじょうけん [5] 【区分地上権】
他人の所有する土地の地下または地上について上下の範囲を定めて,地下鉄道や送電線などの工作物を所有するために設定される地上権。

くぶんでん

くぶんでん [2] 【口分田】
律令制で,班田収授法によって,六歳以上のすべての民に授けられた終身使用・用益を許された田。良民男子は一人に二段(約22アール),女子はその三分の二。賤民のうち,官有の官戸・公奴婢(クヌヒ)は良民と同額,私有の家人・私奴婢は良民男子の三分の一が授けられた。官戸・公奴婢のものを除いて,すべて輸租田。

くへ

くへ 【柵】
⇒くえ(柵)

くへんとう

くへんとう [0] 【苦扁桃】
アーモンドの一品種。その種子が苦みをもつもので,せきどめなどの薬用にする。

くへんとうすい

くへんとうすい [4] 【苦扁桃水】
苦扁桃の種子をしぼり,脂肪油を除いて乾燥粉末とし,水に溶かしたもの。せきどめなどの鎮静作用があり,また矯臭剤としても用いられる。

くへんとうゆ

くへんとうゆ [4] 【苦扁桃油】
苦扁桃の種子から油をしぼったしぼりかすを発酵させ,水蒸気蒸留して得る芳香のある油。ベンズアルデヒドを主成分とする。香料用。

くべつ

くべつ [1] 【区別】 (名)スル
あるものと他のものとの違いを認めて,それにより両者をはっきり分けること。「―をつける」「公私を―する」

くべつ

くべつ【区別】
<make> a distinction <between> ;→英和
(a) difference.→英和
〜する distinguish <A from B,between A and B> ;→英和
tell[know] <A from B> .→英和
…の〜なく without distinction of …;irrespective of ….

くべる

くべる
put <a thing> into a fire.→英和

くべる

く・べる [2][0] 【焼べる】 (動バ下一)[文]バ下二 く・ぶ
燃やすために,火の中に薪(マキ)・紙などを入れる。「薪を―・べる」「火の中にうち―・べて焼かせ給ふに/竹取」

くほ

くほ [1] 【駆歩】 (名)スル
⇒ギャロップ

くほう

くほう [0] 【句法】
詩文や俳句の作り方。

くほう

くほう [0] 【苦報】
悪業の結果として受ける苦の報い。

くほさ

くほさ 【利・贏】
〔「くぼさ」とも〕
利益。利潤。「国の為に―有りなむ/日本書紀(推古訓)」

くほん

くほん [0] 【九品】
〔仏〕
(1)浄土へ往生する者が,生前の性質やおこないによって受ける九つの段階。上品(ジヨウボン)・中品(チユウボン)・下品(ゲボン)の三品をさらに上中下で三分し上上品(上品上生)から下下品(下品下生)にいたる九つに分ける。三三之品。ここのしな。
(2)九種に分けた等級。上中下の三種を,それぞれさらに上中下に分けたもの。ここのしな。「和歌―」
(3)「九品浄土」「九品蓮台(レンダイ)」の略。

くほんあんにょうかい

くほんあんにょうかい [6] 【九品安養界】
⇒九品浄土(クホンジヨウド)

くほんおうじょう

くほんおうじょう [4] 【九品往生】
仏教上の能力や修行の九段階に応じて,九種類の浄土に往生すること。

くほんじょうしょう

くほんじょうしょう [4] 【九品上生】
九品中の最高位。上品上生。

くほんじょうど

くほんじょうど [4] 【九品浄土】
往生するものの生前のおこないによって分けられるという九種の浄土。極楽浄土。九品安養界。九品の浄刹(ジヨウセツ)。

くほんじりゅう

くほんじりゅう 【九品寺流】
浄土宗五流の一。長西が流祖。念仏以外の諸行も阿弥陀の本願であるとし,諸行によって往生できると説いた。のち絶えた。

くほんのうてな

くほんのうてな 【九品の台】
⇒九品蓮台(クホンレンダイ)

くほんのきょうしゅ

くほんのきょうしゅ 【九品の教主】
阿弥陀仏のこと。

くほんのぎょうごう

くほんのぎょうごう 【九品の行業】
九品の浄土に往生するための念仏修行。九品の勤め。「三人菩提を欣(ネガ)ひつつ,―不退なり/盛衰記 17」

くほんのじょうせつ

くほんのじょうせつ 【九品の浄刹】
「九品浄土(クホンジヨウド)」に同じ。

くほんのねんぶつ

くほんのねんぶつ 【九品の念仏】
念仏の調子をかえて,九通り唱えること。一説に,極楽往生を願って念仏すること。「ぼろぼろ多く集りて―を申しけるに/徒然 115」

くほんののぞみ

くほんののぞみ 【九品の望み】
九品の浄土に往生することを願うこと。「―もこの思ひにひかされて/浜松中納言 1」

くほんのはちす

くほんのはちす 【九品の蓮】
⇒九品蓮台(クホンレンダイ)

くほんぶつ

くほんぶつ [2] 【九品仏】
九品に分けた阿弥陀仏の像。九体の阿弥陀仏。

くほんぶつまいり

くほんぶつまいり 【九品仏参り】
九品仏を安置する寺に参詣すること。近世,主に江戸で行われた風習。

くほんれんだい

くほんれんだい [4] 【九品蓮台】
極楽浄土にある,蓮(ハス)の葉でできた台。往生すればその上に生まれ出るという。九等の階位がある。蓮の台(ウテナ)。九品の台(ウテナ)。九品の蓮(ハチス)。

くぼ

くぼ 【久保】
姓氏の一。

くぼ

くぼ [0][1] 【凹・窪】
(1)くぼんだ所。くぼみ。
(2)女陰。「―の名をば何とかいふ/催馬楽」

くぼい

くぼ・い [2][0] 【凹い・窪い】 (形)[文]ク くぼ・し
〔「くぼ」「くぼむ」と同源〕
(1)周囲より低い。くぼんでいる。「三吉は―・く掘下げられた崖を眼下(メシタ)にして/家(藤村)」「田舎合子のきはめて大きに,―・かりけるに/平家 8」
(2)人並み以下である。ひけをとる。「御推量の通り,―・い商売を致します/浄瑠璃・いろは蔵三組盃」

くぼう

くぼう [1] 【公方】
(1)天皇。または朝廷。おおやけ。
(2)鎌倉末期から室町・江戸時代,将軍の尊称。「―様」
(3)中世後期以後,寺社本所・守護・国一揆など荘園公領の支配者各層をさす場合もある。「古河―」

くぼうにん

くぼうにん 【公方人】
室町時代,幕府営中に勤務していた武士。

くぼうもの

くぼうもの 【公方者】
室町時代,朝廷・幕府などで雑事に従った者。

くぼうやく

くぼうやく 【公方役】
室町時代,幕府から課せられた夫役。

くぼか

くぼか 【凹か・窪か】 (形動ナリ)
「くぼやか」に同じ。[新撰字鏡]

くぼかわ

くぼかわ クボカハ 【窪川】
高知県南西部,高岡郡の町。県南西部の交通の要地。米作が盛んで仁井田米の産地。

くぼかわ

くぼかわ クボカハ 【窪川】
姓氏の一。

くぼかわつるじろう

くぼかわつるじろう クボカハツルジラウ 【窪川鶴次郎】
(1903-1974) 評論家。静岡県生まれ。旧制四高中退。「驢馬」同人。プロレタリア文学運動解体後,人間中心の文学思想を説く。主著「現代文学論」「昭和十年代の立場」

くぼがい

くぼがい [2] 【久保貝・窪貝】
海産の巻貝。殻質は厚く,殻高4センチメートル内外。殻表は黒褐色または黒紫色で,放射状の浅い刻みがある。臍孔(サイコウ)の部分は緑色。食用。本州以南の岩礁地にすむ。

くぼき所に水溜(タマ)る

くぼき所に水溜(タマ)る
(1)水がくぼんだ所に自然に溜るように,条件の備わった所には,人や物が自然に集まる。
(2)貧しい者には,さらに災難がふりかかる。また,ふだん評判の悪い者は,何かあるとすぐ疑いがかけられる。

くぼく

くぼく [0] 【苦木】
⇒にがき(苦木)

くぼくぼ

くぼくぼ 【凹凹・窪窪】 (副)
くぼんでいるさま。「目は―と落ち入りて/盛衰記 10」

くぼさかえ

くぼさかえ 【久保栄】
(1900-1958) 劇作家・演出家。札幌生まれ。東大卒。築地小劇場で小山内薫(オサナイカオル)に師事,のち新築地劇団・新協劇団などに参加。社会主義演劇理論の指導者。代表作「火山灰地」「林檎園日記」など。

くぼし

くぼ・し 【凹し・窪し】 (形ク)
⇒くぼい

くぼた

くぼた 【窪田】
姓氏の一。

くぼた

くぼた 【久保田】
姓氏の一。

くぼた

くぼた [0] 【凹田・窪田】
低い所にある田。
⇔上げ田

くぼたうつぼ

くぼたうつぼ 【窪田空穂】
(1877-1967) 歌人・国文学者。長野県生まれ。本名,通治。早大教授。「明星」を経て吉江孤雁らと「山比古」を創刊。現実主義的で平明穏雅な歌風。万葉・古今・新古今の評釈などにも業績を残す。詩歌集「まひる野」,歌集「土を眺めて」など。

くぼたまり

くぼたまり [0] 【凹溜り・窪溜り】
(1)くぼんだ場所。くぼみ。
(2)くぼんで水のたまった所。

くぼたまんたろう

くぼたまんたろう 【久保田万太郎】
(1889-1963) 小説家・劇作家・俳人。東京,浅草生まれ。俳号,暮雨・傘雨。慶大卒。下町の情趣と人情の機微を描いて独特の世界をひらいた。小説「末枯」「春泥」,戯曲「雨空」「大寺学校」,句集「道芝」など。

くぼたゆずる

くぼたゆずる 【久保田譲】
(1847-1936) 教育行政家。兵庫県出身。文部省で文教関係の要職を歴任,のち文相。学制改革などに尽力。

くぼち

くぼち [0] 【凹地・窪地】
周囲よりへこんでいる土地。

くぼち

くぼち【窪地】
low ground;a hollow.→英和

くぼつき

くぼつき 【窪坏・凹坏・窪器】
深めの容器。壺皿(ツボザラ)の類。「―に菓物盛りて/宇津保(蔵開中)」

くぼてんずい

くぼてんずい 【久保天随】
(1875-1934) 漢学者。東京生まれ。本名,得二。台北帝大教授。漢籍注釈のほか,漢詩人としても活躍。著「支那文学史」「秋碧吟廬詩鈔」など。

くぼまる

くぼま・る [0] 【凹まる・窪まる】 (動ラ五[四])
まわりに比べて,そこだけがへこんでいる。くぼんだ状態になる。「―・った所に水がたまった」

くぼみ

くぼみ [0] 【凹み・窪み】
くぼんでいること。くぼんでいる部分。へこみ。くぼ。

くぼみ

くぼみ【窪み】
a hollow (place);→英和
a depression.→英和

くぼみいし

くぼみいし [3] 【凹み石】
縄文時代の石器。
(1)扁平(ヘンペイ)な河原石の片面または両面にくぼみのある石器。物をすりつぶしたりたたいたりするのに用いたもの。
(2)多数の小穴のある石器。発火のために用いたものという。

くぼむ

くぼ・む [0] 【凹む・窪む】
■一■ (動マ五[四])
(1)まわりに比べて,そこだけが低く落ち込む。へこむ。「―・んだ所」「―・んだ眼」
(2)恵まれない地位・境遇にある。おちぶれる。「―・める身をも哀れとは見よ/新撰六帖 2」
■二■ (動マ下二)
⇒くぼめる

くぼむ

くぼむ【窪む】
become hollow;→英和
sink.→英和
窪んだ sunken <eyes> ;→英和
hollow <cheeks> .

くぼめ

くぼめ [0][3] 【凹目・窪目】
深く落ちこんだ目。金壺眼(カナツボマナコ)。奥目。

くぼめる

くぼ・める [0][3] 【凹める・窪める】 (動マ下一)[文]マ下二 くぼ・む
ある部分を周囲よりも低くする。へこませる。「背を―・め,四足を伸ばし/うたかたの記(鴎外)」

くぼやか

くぼやか 【凹やか・窪やか】 (形動ナリ)
くぼんでいるさま。くぼか。「大きなる坏(ツキ)の―なるを/今昔 28」

くま

くま [2] 【隈・曲・阿】
(1)(川や道などの)折れ曲がって入りくんだ所。「川の―」「道の―」
(2)奥まったすみの所。物かげの暗い所。「停車場(ステエシヨン)前の夜の―に/歌行灯(鏡花)」
(3)濃い色と薄い色,光と陰などの接する部分。また,濃い色や陰の部分。陰翳(インエイ)。「徹夜で,眼の下に―ができた」
(4)心の中の暗い部分。心中に隠していること。秘密。「まして心に―ある事/源氏(薄雲)」
(5)「隈取り{(2)}」に同じ。
(6)「隈取り{(3)}」に同じ。
(7)片田舎。へんぴな所。「山里めいたる―などに,おのづから侍るべかめり/源氏(橋姫)」
(8)(打ち消しの語を伴って)欠けているところ。「思ひ残せる―もなし/平家 10」

くま

くま [2][1] 【熊】
(1)クマ科の哺乳類。体は大きく,四肢が太く,頭胴長2.8メートル,体重700キログラムを超すものがある。長い鉤爪(カギヅメ)を有し,嗅覚がすぐれる。体色は種類により黒色・褐色・白色などがある。冬,穴にこもり,絶食する種類もある。雑食性。ユーラシア・南北アメリカに分布し,日本には本州以南にツキノワグマが,北海道にヒグマがすむ。[季]冬。
(2)〔立見席と一般席の間に鉄柵があり,その後ろにいる者が檻(オリ)の中の熊のように見えることから〕
立ち見客の称。
(3)(接頭語的に)動植物名の上に付いて,「形が大きい」「力が強い」などの意を表す。「―樫(クマガシ)」「―蜂(クマバチ)」

くま

くま【隈】
(1) a corner;→英和
a nook (すみ).→英和
(2) shading;a shade (ぼかし).→英和
〜なく all over;in every nook and cranny.〜取る shade off;make up <the face> .
目のふちの〜 rings under one's eyes.

くま

くま 【奠】
「くましね(奠稲)」に同じ。「是に,―奉りて,楯節儛奏る/日本書紀(持統訓)」

くま

くま【熊】
a bear.→英和
熊の胆(い) bear's gall.

くまあり

くまあり [2] 【熊蟻】
クロオオアリの異名。

くまい

くまい [0] 【供米】
神仏に供える米。くましね。

くまいざさ

くまいざさ [2] 【九枚笹】
(1)ネマガリダケの異名。
(2)笹紋所の一。九枚の笹の葉を円形に配したもの。
九枚笹(2)[図]

くまいしょ

くまいしょ 【供米所】
「供米田(クマイデン)」に同じ。

くまいでん

くまいでん 【供米田】
中世,社寺に供米を供進するために耕作する田地。

くまおうまる

くまおうまる クマワウ― 【熊王丸】
南北朝時代の侍。赤松光範の家臣宇野六郎の子。父の仇である楠木正儀(マサノリ)を討とうとし,その家臣となったが,正儀の恩義にほだされて出家した。阿若丸(クマワカマル)。生没年未詳。

くまおくり

くまおくり [3] 【熊送り】
熊を特別な力をもった動物とみなして,熊を殺す際に行う儀式。世界各地の熊の生息する地域にある。アイヌのイオマンテでは二〜三年飼育した子熊を殺して共食し,供物や木幣などを供えて,その霊を熊の国に送り返す。多くは冬に行われる。熊祭り。[季]冬。

くまがい

くまがい 【熊谷】
姓氏の一。

くまがいがさ

くまがいがさ [5] 【熊谷笠】
〔武蔵国熊谷地方で産したのでいう〕
擂(ス)り鉢を伏せたような形の深編み笠。虚無僧(コムソウ),人目を忍ぶ武士などがかぶった。
熊谷笠[図]

くまがいざくら

くまがいざくら 【熊谷桜】
サクラの一種。コヒガンザクラの八重咲き品種で,全体に小さく,花は淡紅色でかわいらしい。

くまがいじんや

くまがいじんや 【熊谷陣屋】
人形浄瑠璃「一谷嫩軍記(イチノタニフタバグンキ)」の三段目切「生田熊谷陣屋」の通称。義経の意をくんだ直実が敦盛の身代わりに我が子を討ち,無常を感じて出家するという筋。

くまがいそう

くまがいそう [0] 【熊谷草】
ラン科の多年草。林中・竹藪(タケヤブ)などに自生。茎は高さ30センチメートル内外,上端に大きな扇状円形の葉を一対つける。晩春,茎頂に淡黄緑色の花を横向きに一個つける。花は唇弁が袋状にふくれ,名はこれを熊谷直実の背負った母衣(ホロ)に見立てたもの。[季]春。
熊谷草[図]

くまがいたいぞう

くまがいたいぞう 【熊谷岱蔵】
(1880-1962) 医学者。長野県生まれ。東大卒。東北大学教授・総長。結核の病理学的研究,またその予防に尽力。

くまがいなおざね

くまがいなおざね 【熊谷直実】
(1141-1208) 鎌倉初期の武将。武蔵国熊谷の人。通称二郎。石橋山の合戦では平家方だったが,のち頼朝に仕え,一ノ谷で平敦盛を討った。久下直光と所領を争い敗れて出家,法然の門に入った。法号蓮生。

くまがいなおよし

くまがいなおよし 【熊谷直好】
(1782-1862) 江戸後期の歌人。岩国の人。香川景樹に師事。桂園十哲の一人。歌風は流麗。著「梁塵後抄」「法曹至要抄註釈」,歌集「浦の汐貝」など。

くまがいもりかず

くまがいもりかず 【熊谷守一】
(1880-1977) 洋画家。岐阜県生まれ。東京美校卒。代表作「陽の死んだ日」など。

くまがし

くまがし 【熊樫】
〔「くま」は大きい意〕
大きな樫。「平群の山の―が葉を髻華に挿せその子/古事記(中)」

くまがや

くまがや 【熊谷】
埼玉県北部にある市。近世,中山道の宿場町。重化学工業地として発展し,県北部の中心。熊谷(ユウコク)寺がある。くまがい。

くまがり

くまがり [0] 【熊狩(り)】
熊を狩りとらえること。

くまがわ

くまがわ 【球磨川】
熊本県南部を流れる川。九州山地の石楠(シヤクナン)越・水上(ミズカミ)越付近に源を発し,南西に流れ,八代(ヤツシロ)市で八代海に注ぐ。長さ115キロメートル。日本三大急流の一つで,球磨川下りは有名。木棉(ユウバ)川。

くまぐま

くまぐま [2] 【隈隈】
あちこちのすみ。すみずみ。「岩の―に濃き陰翳を形りて/即興詩人(鴎外)」

くまぐまし

くまぐま・し 【隈隈し】 (形シク)
(1)物かげや暗がりが多い。かくれてよく見えない。「いたく―・しき谷なり/出雲風土記」
(2)心に隠しだてをしているようだ。「なにごとかは侍らむ。―・しくおぼしなすこそ苦しけれ/源氏(梅枝)」

くまげ

くまげ 【熊毛】
山口県南東部,熊毛郡の町。旧山陽道の宿駅。東部の三丘(ミツオ)に弥生集落跡や三丘温泉がある。北部の八代はツルの飛来地。

くまげら

くまげら [0] 【熊啄木鳥】
キツツキ目キツツキ科の鳥。全長45センチメートルほど。全身が黒く,雄は頭部が鮮紅色。針広混交林にすみ,大木に巣穴を掘る。ヨーロッパからアジア北部にかけて分布し,日本では北海道・東北地方に生息。天然記念物。

くまこうはちこう

くまこうはちこう [3][3] 【熊公八公】
〔東京落語に登場する庶民の典型の二人の名から〕
どこにでもいる,一般的な人。熊さん八つあん。

くまさか

くまさか 【熊坂】
(1)姓氏の一。
(2)熊坂長範(チヨウハン)のこと。
(3)能の一。五番目物。牛若丸に討たれた熊坂長範を描いたもの。

くまさかがい

くまさかがい [4] 【熊坂貝】
海産の巻貝。貝殻は低い円錐形で,直径7センチメートル内外。貝殻に他の貝殻や小石をつけているのを,熊坂長範が七つ道具を背負った姿に見立てていう。房総半島以南に分布。

くまさかずきん

くまさかずきん [5][6] 【熊坂頭巾】
⇒長範頭巾(チヨウハンズキン)

くまさかたいしゅう

くまさかたいしゅう 【熊坂台州】
(1739-1803) 江戸中期の儒者・漢詩人。陸奥(ムツ)の人。「西遊紀行」などのほか狂詩文「魚籃先生春遊記」をのこす。

くまさかちょうはん

くまさかちょうはん 【熊坂長範】
平安末期の伝説的な盗賊。奥州に赴く金売吉次を美濃国赤坂の宿に襲い,かえって牛若丸に討たれたという。謡曲「熊坂」「烏帽子折」ほかにみえる。

くまさんはっつあん

くまさんはっつあん [1][1] 【熊さん八つあん】
「熊公八公(クマコウハチコウ)」に同じ。

くまざさ

くまざさ [0][2] 【隈笹】
ササの一種。山地に自生。また庭園に栽培。高さ約60〜150センチメートルで,群生する。葉は冬には縁が枯れて白くなり隈を取ったように見える。

くまざわ

くまざわ クマザハ 【熊沢】
姓氏の一。

くまざわばんざん

くまざわばんざん クマザハ― 【熊沢蕃山】
(1619-1691) 江戸前期の陽明学者。京都の人。字(アザナ)は了介。中江藤樹に学び,岡山藩主池田光政に招かれ治績をあげた。「大学或問(ワクモン)」などで政治を批判し,幕府に咎(トガ)められて禁錮中に病死。著は他に「集義和書」「集義外書」など。

くましで

くましで [0] 【熊四手】
カバノキ科の落葉高木。山中に生える。葉は長楕円形。果穂は長い柄があって下垂し,大形の苞片(ホウヘン)が重なってつく。材はかたく炭にする。オオソネ。イシソネ。

くましね

くましね 【奠稲・糈米】
神仏に捧(ササ)げる洗い清めた白米。洗い米(ヨネ)。お洗米(センマイ)。くま。おくま。「道俗男女にいたるまで,―を包みなどして参りけり/御伽草子・蛤」

くまじょうちゅう

くまじょうちゅう [3] 【球磨焼酎】
熊本県球磨川流域,人吉市付近で産する米もろみを用いた焼酎。

くまぜみ

くまぜみ [2] 【熊蝉】
セミの一種。大形で頭からはねの端まで約6センチメートル。体は黒色で,金色の微毛におおわれる。はねは透明で基部のみ黒色。盛夏の頃にシャーシャーと大声で鳴く。関東以南の各地と東南アジアに分布。蚱蝉(サクゼン)。

くまそ

くまそ [1] 【熊襲】
(1)古代,南九州の地名。
〔「くま」は肥後国球磨(クマ)地方,「そ」は大隅国曾於(ソオ)地方をさすと思われる〕
(2){(1)}を根拠地とした古代の集団。

くまたか

くまたか [2] 【熊鷹】
(1)タカ目タカ科の鳥。全長約80センチメートル,翼を開くと2メートル近い。暗褐色の背をし,腹面は白地に褐色の横斑がある。山間にすみ,兎や鳥類を捕食する。日本から東南アジア・中国・インドに分布。日本に生息する亜種は朝鮮半島にも分布するが個体数が少ない絶滅危惧種。
(2)乱暴で貪欲な者のたとえ。

くまたかまなこ

くまたかまなこ [5] 【熊鷹眼】
クマタカが餌(エサ)を探し求めるときのような鋭い目つき。凶暴で貪欲な目つき。

くまたけらん

くまたけらん [4] 【熊竹蘭】
ショウガ科の多年草。九州・沖縄などに自生。観賞用に栽培。高さ1〜2メートル。葉は広披針形で大きい。春,花茎の頂に白色の花を総状につける。

くまつ

くまつ [0] 【句末】
句の終わりの部分。

くまつ

くまつ [1] 【九松】
暮れの二九日に立てる門松。「苦松」と解して忌まれる。

くまつづら

くまつづら [3] 【熊葛】
クマツヅラ科の多年草。原野・道端などに自生する。高さ約50センチメートル。葉は対生し,卵形で羽状に分裂。夏に枝頂に細長い花穂を立てて,紫色の小花をつける。全草を乾燥したものを通経・皮膚病などの薬にする。馬鞭(バベン)草。
熊葛[図]

くまで

くまで【熊手】
a rake.→英和
〜で掻(か)く rake.

くまで

くまで [0][3] 【熊手】
(1)長い柄(エ)の先に,熊の手のような先端を爪状に曲げた細い竹を何本もつけた道具。落ち葉などをかき集めるのに使う。
(2)竹で作った熊手{(1)}に,おかめの面や小判・枡(マス)などをつけたもの。酉(トリ)の市(イチ)で売る。お金や幸福をかき集めるという縁起のよい飾り物。[季]冬。《病む人に買うてもどりし―かな/虚子》
(3)長い柄の先に鉄の爪数個をつけたもの。水上では舟や浮遊物などを引き寄せる舟道具,戦場では敵を馬から引き落とし,盾や塀を引き倒し,あるいは高所に登る際に用いる武具。また,相手を取りおさえるのに用いる捕り物道具。
(4)欲張りな人のたとえ。「―よ,欲よと言はるるも口惜しし/浄瑠璃・淀鯉(上)」
熊手(1)[図]

くまでしょう

くまでしょう 【熊手性】
欲張りな性質。強欲。「生れ付いたる―,今度の起りも根が慾から/浄瑠璃・二つ腹帯」

くまでばば

くまでばば 【熊手婆】
(1)熊手性(クマデシヨウ)の老女。非常に欲深な老女。
(2)〔熊手のように子供をかき出す意から〕
産婆の異名。

くまとり

くまとり 【熊取】
大阪府南部,泉南(センナン)郡の町。泉州紡績工業の一角で,タオルの町として発展。

くまどり

くまどり【隈取り】
shading (絵の);makeup (顔).→英和

くまどり

くまどり [0][4] 【隈取り・暈取り】 (名)スル
(1)色をつけて,ある部分をきわ立たせること。「目のまわりを―する」
(2)日本画で,墨や色をぼかして,遠近・高低・凹凸などを表すこと。暈染(ウンゼン)。
(3)歌舞伎で,超人的な英雄や敵役,神仏の化身,鬼畜などの役柄を誇張するために施す独特の化粧法。紅・藍・墨・黛赭(タイシヤ)などの顔料を用いて顔を彩色する。筋隈・剥身(ムキミ)隈・一本隈・公家荒(クゲアレ)・猿隈などがある。
隈取り(3)=1[図]
隈取り(3)=2[図]
隈取り(3)=3[図]
隈取り(3)=4[図]

くまどりふで

くまどりふで [4] 【隈取り筆】
日本画でぼかしに用いる絵筆。柔らかい毛で,穂は短く丸い。くまふで。

くまどる

くまど・る [3] 【隈取る・暈取る】 (動ラ五[四])
(1)絵画,特に日本画で,遠近・高低などを表すため,墨や絵の具でさかい目をぼかす。くまをとる。「山の端を―・る旭日の色/戸隠山紀行(美妙)」
(2)役者が役柄に応じて,くまどりをする。「―・って恐ろしい顔につくる」

くまどる

くまどる【隈取る】
⇒隈(取る).

くまなく

くまなく [3][2] 【隈無く】 (副)
〔形容詞「くまなし」の連用形から〕
あますところなく。徹底的に。「家中―捜す」

くまなし

くまな・し 【隈無し】 (形ク)
(1)(月の光が)かげりがない。澄み切って暗い所がない。「花はさかりに,月は―・きをのみ見るものかは/徒然 137」
(2)なんにでも通じている。なんでも知っている。「―・きもの言ひも,定めかねて,いたくうち歎く/源氏(帚木)」
(3)行き届かぬところがない。すみずみまで行き渡っている。余すところがない。ぬかりがない。「おのれも―・きすき心にて/源氏(夕顔)」

くまねこ

くまねこ [0] 【熊猫】
⇒パンダ

くまねずみ

くまねずみ [3] 【熊鼠】
ネズミの一種。体は細長く,体長20センチメートルほど。耳が大きく,尾が長い。野生種はインドからインドシナ・中国南部に分布するが,船舶に便乗して世界中に広がり,特に大都市で増加している。エジプトねずみ。田鼠。

くまの

くまの 【熊野】
(1)紀伊半島南部,熊野灘沿岸の地域。狭義には熊野川流域の熊野三山を中心とする地域。
(2)三重県南部,熊野灘に面する市。木材の集散地。那智黒(ナチグロ)を特産。
(3)広島県南西部,安芸(アキ)郡の町。広島市と呉市との間に位置。熊野筆を特産。

くまのい

くまのい [3] 【熊の胆】
(1)胆汁を含んだままの熊の胆嚢(タンノウ)を乾燥したもの。苦みが強い。利胆・消炎・鎮痙・強壮などの目的で用いる。熊胆(ユウタン)。
(2)朝鮮人参の古名。

くまのかいし

くまのかいし [4] 【熊野懐紙】
鎌倉初期,後鳥羽上皇が熊野御幸の際に催された歌会の和歌が,懐紙に記されて残存するものの総称。仮名筆跡として貴重。

くまのかいどう

くまのかいどう 【熊野街道】
京都から熊野三山へ至る街道。紀伊路と伊勢路とがあり,紀伊路は紀伊半島の海岸沿いの道を通り,田辺から内陸にはいって本宮(ホングウ)に達する道などがあった。

くまのがわ

くまのがわ 【熊野川】
三重県と和歌山県の境を流れる川。上流は十津川で,北山川を合わせ新宮市で熊野灘に注ぐ。全長183キロメートル。新宮川。

くまのぎく

くまのぎく [3] 【熊野菊】
キク科の多年草。暖地の海岸に生え,茎は地に伏し,分枝してはびこる。葉は対生し,披針形で薄く,ざらつく。五月頃から秋にかけて,立ち上がった枝先に長い花茎を出し,小さい黄色の頭花を一個ずつつける。ハマグルマ。

くまのごおう

くまのごおう 【熊野牛王】
熊野神社から出す牛王宝印。起請文(キシヨウモン)の大半はこれを料紙とし,戦国時代になると烏点宝珠(ウテンホウジユ)という烏を図案化したものが使われた。
熊野牛王[図]

くまのさんざん

くまのさんざん [4] 【熊野三山】
和歌山県東牟婁(ヒガシムロ)郡の熊野坐(クマノニマス)神社(本宮),熊野那智神社(那智),新宮市の熊野速玉(ハヤタマ)神社(新宮)の総称。熊野三社。三熊野(ミクマノ)。熊野山。

くまのさんしゃ

くまのさんしゃ [4] 【熊野三社】
⇒熊野三山(クマノサンザン)

くまのさんしょごんげん

くまのさんしょごんげん [7] 【熊野三所権現】
熊野三山の主祭神。本宮の家都御子大神(ケツミコノオオカミ),新宮の速玉大神,那智の熊野夫須美大神(フスミノオオカミ)の三神。三所権現。熊野(ユヤ)権現。

くまのしんこう

くまのしんこう [4] 【熊野信仰】
熊野三山を中心とする信仰。白河上皇の行幸以降,院政期から盛んになった。

くまのじんじゃ

くまのじんじゃ 【熊野神社】
(1)熊野三山を本宮として,全国に勧請(カンジヨウ)された神社。
(2)島根県八束郡八雲村にある神社。祭神は神祖熊野大神櫛御気野神(素戔嗚尊(スサノオノミコト))。

くまのなだ

くまのなだ 【熊野灘】
紀伊半島南端潮岬から志摩半島大王崎に至る海域。古来,船の難所。

くまのなちじんじゃ

くまのなちじんじゃ 【熊野那智神社】
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある神社。熊野三山の一。主神は熊野夫須美大神。今は熊野那智大社と称する。熊野権現。那智。

くまのにますじんじゃ

くまのにますじんじゃ 【熊野坐神社】
和歌山県東牟婁郡本宮町にある神社。熊野三山の一。主神は家津美御子大神。今は熊野本宮大社と称する。本宮。

くまのはやたまじんじゃ

くまのはやたまじんじゃ 【熊野速玉神社】
和歌山県新宮市にある神社。熊野三山の一。主神は熊野速玉大神。今は熊野速玉大社と称する。熊野権現。新宮。

くまのびくに

くまのびくに [4] 【熊野比丘尼】
近世,熊野三山に詣でて行をし,その帰途,熊野牛王の誓紙を売り歩いた尼僧。はやり唄などを唄い,物乞いをして歩いたため,歌比丘尼ともいわれた。のちには売春もするようになった。

くまのまんだら

くまのまんだら [4] 【熊野曼荼羅】
熊野三山を描く垂迹(スイジヤク)画の一種。熊野権現に対する本地垂迹の信仰から生まれ,鎌倉初期より描かれた。

くまのみ

くまのみ [0] 【熊の実】
スズキ目の海魚。全長約10センチメートル。体は楕円形で側扁する。体色は暗褐色で,頭部・中央部・尾部に三本の白い横帯がある。イソギンチャクと共生し,触手の間にひそみ外敵から身を守る習性がある。観賞魚として飼育される。本州中部以南の磯に分布。また,近縁種のハマクマノミ・カクレクマノミなどを含む総称。
熊の実[図]

くまのもうで

くまのもうで [4] 【熊野詣で】
熊野三山に参拝すること。また,その人。熊野参詣。

くまのやまぶし

くまのやまぶし [5] 【熊野山伏】
熊野三山に奉仕し,修行する山伏。

くまばち

くまばち [2] 【熊蜂】
コシブトハナバチ科のハチ。大形で,体長約23ミリメートル。体は丸く,黒色毛におおわれ,胸部には黄色の毛が密生する。枯木・木材に穴をあけて巣を作り,花粉・蜜を蓄えて幼虫を育てる。本州以南と朝鮮・中国に分布。クマンバチ。[季]春。《―のうなり飛び去る棒のごと/虚子》

くまびき

くまびき [0] 【熊引・九万匹】
シイラの異名。

くまふで

くまふで [2] 【隈筆】
⇒隈取(クマド)り筆(フデ)

くままつり

くままつり [3] 【熊祭(り)】
⇒熊送(クマオク)り

くまむし

くまむし [2] 【熊虫】
緩歩(カンポ)動物の別名。1ミリメートル以下の微小な虫だが,形態や歩く動作がクマを思わせる。

くまもと

くまもと 【熊本】
(1)九州地方中西部の県。かつての肥後国全域を占める。北東部は阿蘇山,南部は九州山地となり,西部は島原湾・八代海に面して熊本平野・八代平野がある。西に突出する宇土半島の先に天草諸島がある。県庁所在地,熊本市。
(2)熊本県中部の市。県庁所在地。九州のほぼ中央に位置する交通の要地。細川氏の城下町で,熊本城を中心に市街を形成。

くまもとがくえんだいがく

くまもとがくえんだいがく 【熊本学園大学】
私立大学の一。1954年(昭和29)熊本商科大学として設立。94年(平成6)現名に改称。本部は熊本市。

くまもとけんりつだいがく

くまもとけんりつだいがく 【熊本県立大学】
公立大学の一。1947年(昭和22)設立の熊本県立女子専門学校を母体とし,49年熊本女子大学として設立。94年(平成6)現名に改称。本部は熊本市。

くまもとこうぎょうだいがく

くまもとこうぎょうだいがく 【熊本工業大学】
私立大学の一。1965年(昭和40)創立の熊本工業短期大学を母体とし,67年設立。本部は熊本市。

くまもとじょう

くまもとじょう 【熊本城】
熊本市内の茶臼山上にある城。加藤清正が起工し,1607年完成。江戸時代は細川氏累代の居城。西南戦争の際,天守などを焼失したが,1960年(昭和35)再建。

くまもとだいがく

くまもとだいがく 【熊本大学】
国立大学の一。肥後藩の再春館に始まる熊本医大・第五高等学校・熊本薬専・熊本工専・熊本師範・熊本青年師範が合併して,1949年(昭和24)新制大学となる。本部は熊本市。

くまもとへいや

くまもとへいや 【熊本平野】
九州中西部,阿蘇山の西麓(セイロク)から島原湾に向かって展開する平野。畑作地帯。

くまもとようがっこう

くまもとようがっこう 【熊本洋学校】
1871年(明治4)創立の熊本藩校。アメリカ人ジェーンズを招き,キリスト教精神に基づき,洋式教育を行なった。76年廃校。

くまもとバンド

くまもとバンド 【熊本―】
1876年(明治9)熊本洋学校に学んだ海老名弾正・徳富蘇峰らの生徒たちが,教師ジェーンズの影響を受けて結成したキリスト教奉教のための結盟。

くまやなぎ

くまやなぎ [3] 【熊柳】
クロウメモドキ科のつる性落葉木本。山野に自生。高さ約6メートル。葉は卵形。夏,枝端に小さい黄白色の花を多数つけ,秋,黒熟する楕円形の小石果を結ぶ。
熊柳[図]

くまやまいせき

くまやまいせき 【熊山遺跡】
岡山県赤磐郡熊山町にある奈良時代の石積遺構。三段の方形石積には,龕(ガン)があり,奈良三彩壺が出土している。仏教の塔の一種。

くまらじゅう

くまらじゅう クマラジフ 【鳩摩羅什】
〔梵 Kumārajīva〕
(344-413) 中国六朝時代の仏典漢訳者。インド人を父とする西域僧。国師として長安に迎えられ,竜樹の思想を紹介した。「中論」「百論」「大智度論」「法華経」「阿弥陀経」「維摩経」「十誦律」などを漢訳し,また,三論宗・成実宗の基礎を築いた。くもらじゅう。羅什。

くまる

くま・る 【分る】 (動ラ四)
「くばる」の古形。分配する。「分を訓みて―・りと云ふ/古事記(上訓注)」

くまわかまる

くまわかまる 【阿新丸】
(?-1363) 日野資朝(スケトモ)の子。名は邦光。父の仇(アダ)本間山城入道を討つため,一三歳で佐渡に渡ったが果たせず,敵の一族本間三郎を討った。

くまわかまる

くまわかまる 【阿若丸】
熊王丸(クマオウマル)の別名。

くまんばち

くまんばち【熊蜂】
a hornet.→英和

くまんばち

くまんばち [2] 【熊ん蜂】
(1)スズメバチの別名。
(2)クマバチのこと。

くみ

くみ【組】
a class (級);→英和
a company (仲間);→英和
a team (競技の);→英和
a crew (競漕の);→英和
a gang <of three robbers> ;→英和
a set (一揃い);→英和
a pair (一対);→英和
a pack[ <米> a deck] <of cards> .→英和
〜になる make up a party.→英和
〜に分ける divide <the pupils> into classes.

くみ

くみ [1] 【苦味】
にがみ。にがいあじ。

くみ

くみ 【組(み)】
■一■ [2] (名)
〔複合語を作る場合には「…ぐみ」と濁る〕
(1)同じ類のいくつかのものが集まって一そろいになっているもの。
 (ア)同じような形・用途・特徴などをもった一そろいのもの。そろい。セット。「このコーヒー茶碗は六個で―になっています」
 (イ)同じような性格や特徴をもつ人の集まり。「バスで行く―はこちらに集まれ」「学生時代に遊んでばかりいた―でね」
(2)同じ教室で学習するように編成した,生徒の集まり。クラス。学級。「―で一番背が高い」
(3)いくつかのものを取り合わせて,一つにまとめて扱うこと。また,そのもの。つい。「テキストとカセット-テープが―になっている」
(4)原稿どおりに活字を並べて,印刷するための版を作ること。また,そのようにした版。組版。「―がきれいな辞書」
(5)同じ目的で行動をともにする人の集まり。
 (ア)結社・団体・仲間などの構成単位。それら組織の名の下に付けても用いる。「―の若い者」「白柄(シラツカ)―」「新撰―」
 (イ)近世,幕府・大名の職名の中で,一定の職能をもった集団の名の下に付けて用いる。「鉄砲―」「徒(カチ)―」
 (ウ)近世,地域社会で生活の必要上結ばれた組織。ゆい組・祭組など。
 (エ)近世,領主が民衆支配のためにつくった組織。五人組・十人組など。
 (オ)株仲間のこと。
(6)「組糸(クミイト)」の略。
(7)「組歌(クミウタ)」の略。「古今―」
(8)「組屋敷(クミヤシキ)」の略。
■二■ (接尾)
助数詞。ひとそろいあるいは一群となったものを数えるのに用いる。「コーヒー-セット一―」「三―にわかれて頂上をめざす登山隊」

くみあい

くみあい [0] 【組合】
(1)互いに組みあって争うこと。とっくみあい。
(2)民法上,二人以上が出資をして共同の事業を営むことを約束する契約により成立する団体。社団と異なり民法上の組合は法人格をもたない。
(3)特別法上,各種の共同目的遂行のために,一定の資格のある人が組織する団体で,法人と認められているもの。公共組合・協同組合・同業組合・労働組合・共済組合など。
(4)特に,労働組合をいう。「―専従員」

くみあい

くみあい【組合】
<form> an association;→英和
a guild (同業の);→英和
<join> a <teachers'> union.→英和
‖組合員 a partner;a (union) member.組合員証 a union card.組合費(活動) union dues (activities).労働組合 <米> a labor union; <英> a trade union.

くみあいいん

くみあいいん [3] 【組合員】
組合を組織している構成員。民法上の組合においては組合契約を締結した者をいい,特別法上の組合においては,その法律で定めるところにより構成員となった者をいう。

くみあいかんしょうけんこうほけん

くみあいかんしょうけんこうほけん 【組合管掌健康保険】
健康保険のうち,健康保険組合によって運営・管掌される保険。

くみあいきょうかい

くみあいきょうかい [5] 【組合教会】
(1)「会衆派(カイシユウハ)教会」に同じ。
(2)「日本組合基督(キリスト)教会」の略称。

くみあいしゅぎ

くみあいしゅぎ [5] 【組合主義】
⇒労働(ロウドウ)組合主義

くみあう

くみあう【組み合う】
(1) form a partnership;→英和
band[club]together (合同).
(2) grapple <with> (とっ組み合う).→英和

くみあう

くみあ・う [3][0] 【組(み)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)二人以上が仲間になって助け合う。「金富(カネトミ)の伯父さんと―・つてる仕事/社会百面相(魯庵)」
(2)とっくみあう。格闘する。「狼藉者とて,―・ひ打ち倒す/仮名草子・浮世物語」

くみあがる

くみあが・る [4][0] 【組み上(が)る】 (動ラ五[四])
すっかり組んでしまう。組み終わる。「ビルの骨組みが―・る」

くみあげる

くみあげる【汲み上げる】
draw[pump]up.

くみあげる

くみあ・げる [4][0] 【組(み)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 くみあ・ぐ
(1)物を組んで積み上げていく。「材木を井桁(イゲタ)に―・げる」
(2)(抽象的なものを)終わりまですっかり組む。組みおえる。「新内閣の陣容を―・げる」

くみあげる

くみあ・げる [4][0] 【汲み上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 くみあ・ぐ
(1)水などを汲んで高い所へ上げる。「井戸から水を―・げる」
(2)下部の意見をとりあげる。「大衆の要求を―・げて政策を作る」

くみあゆ

くみあゆ [0] 【汲鮎】
アユを網の中へ追い込み,柄杓(ヒシヤク)や叉手(サデ)ですくい上げること。また,そのアユ。

くみあわす

くみあわ・す [4][0] 【組み合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「くみあわせる」に同じ。「予選では優勝候補どうしは―・さないようにする」
■二■ (動サ下二)
⇒くみあわせる

くみあわせ

くみあわせ【組合せ】
(a) combination;→英和
(an) assortment;→英和
matching (競技の).〜の assorted <stationery> .→英和
〜が良い(悪い) be well (ill) matched.

くみあわせ

くみあわせ [0] 【組み合(わ)せ】
(1)組み合わせること。組み合わせたもの。
(2)〔数〕 相異なる � 個のものから � 個のものを選ぶ選び方。選び方の数を組み合わせの数といい,�C� で表す。�C�=�(�−1)…(�−�+1)/ 1・2・3・4・…・� である。
→順列

くみあわせすうがく

くみあわせすうがく [6] 【組み合(わ)せ数学】
有限離散的な対象を体系的に研究する数学の一分野。いくつかの重要な理論を総称した呼称で,グラフ理論・有限集合論・ラムゼー理論・デザイン・符号理論・アルゴリズム論やマトロイド理論などがその中心。組み合わせ論。組み合わせ理論。

くみあわせる

くみあわ・せる [5][0] 【組み合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二くみあは・す
(1)二つあるいは二つ以上のものを合わせて一組みにする。取り合わせる。くみあわす。
(2)つなぎ合わせる。
(3)(スポーツなどで)勝負の相手をきめる。「千秋楽には横綱どうしを―・せる」

くみあわせる

くみあわせる【組み合わせる】
combine;→英和
assort;→英和
match <A against[with]B> (競技で).→英和

くみいと

くみいと【組糸】
a plaited thread.

くみいと

くみいと [3][0][2] 【組糸】
組むための糸。また,組み合わせた糸。くみ。

くみいれ

くみいれ [0] 【組(み)入れ】
(1)組んで中に入れること。
(2)順に中に重ねて組み入れるような構造に作ること。また,その構造の器物。いれこ。
(3)白木で作った小さな角盆。三つぐらいが一組みで,「いれこ」に組み入れられるよう作ってあり,供物を入れるのに用いる。
(4)「組み入れ天井」の略。くみれ。

くみいれてんじょう

くみいれてんじょう [5] 【組(み)入れ天井】
梁(ハリ)や桁(ケタ)の間に角材を縦横にさし渡して格子を組み,裏から板を張った天井。古代の仏寺や宮殿に用いられた。組み天井。くみいれ。
→格(ゴウ)天井

くみいれる

くみい・れる [0][4] 【汲み入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くみい・る
汲んで中にいれる。汲み込む。「バケツに水を―・れる」

くみいれる

くみい・れる [4][0] 【組(み)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 くみい・る
あるもの,または他の組・系列などを,すでにできあがっている組・系列の中に取り入れる。編入する。「通常経費の一部を特別経費に―・れる」

くみいれる

くみいれる【組み入れる】
include <in> ;→英和
insert <in,into> ;→英和
incorporate <into> .→英和

くみいん

くみいん【組員】
a gangster.→英和

くみいん

くみいん [2] 【組員】
組の構成員。特に,暴力団の一員。

くみうた

くみうた [2] 【組歌・組唄】
地唄および箏曲の曲種分類。独立した短編歌謡数首を連ねた(組み合わせた)歌詞をもつ曲。単に「組」とも呼ぶ。地歌(三味線組歌)と箏曲(箏組歌)では形式が異なるが,ともに最も古典的・基本的曲種として重視される。

くみうち

くみうち [0] 【組(み)討ち・組(み)打ち】
(1)組み合って争うこと。とっくみあい。「誰か―を始めたらしい/三四郎(漱石)」
(2)戦場で,敵と組み合って討ち取ること。

くみうち

くみうち【組み打ち】
a grapple.→英和
〜する grapple[struggle] <with> .

くみお

くみお [0][2] 【組緒】
「組紐(クミヒモ)」に同じ。

くみおき

くみおき [0] 【汲(み)置き】
水を汲んでおくこと。また,汲んでおいた水。「―の水」

くみおどり

くみおどり [3] 【組踊り】
(1)数人が組んで踊ること。
(2)いろいろの踊りを組み合わせたもの。
(3)琉球(沖縄)の古典的な音楽舞踊劇。科白(セリフ)・歌・舞踊・楽器伴奏よりなる。能・狂言・歌舞伎の影響を受けて一八世紀初期に成立。冠船劇。国劇。

くみおび

くみおび [3] 【組帯】
(1)古代,男子が用いた礼服の帯。色糸を平らに組み,先に総(フサ)をつけた細長いもの。
(2)糸を組んで作った組紐(クミヒモ)の帯。江戸初期に流行したが,帯の発達とともに次第に使われなくなった。うちおび。

くみかえ

くみかえ【組替え】
rearrangement;→英和
recomposition.〜る rearrange;→英和
recompose.

くみかえ

くみかえ [0] 【組(み)替え・組(み)換え】
(1)組みかえて,編成し直すこと。
(2)〔生〕 ある個体のもつ遺伝子群のうち,任意の遺伝子座間または座内の配列順序が変わることによって,今までとは異なる遺伝子の組み合わせが生じる機構の総称。真核生物では生殖細胞をつくるときに,相同染色体間の交差によって組み換えの起こる場合が一般的。遺伝的組み換え。

くみかえる

くみか・える [0][4][3] 【組(み)替える・組(み)換える】 (動ア下一)[文]ハ下二 くみか・ふ
すでに編成されているものをばらばらにして新しく編成し直す。「予算を―・える」「細胞の遺伝子を―・える」

くみかえディーエヌエー

くみかえディーエヌエー [9] 【組(み)換え DNA 】
生体から抽出した DNA 断片を,試験管内で酵素を用いて異種の DNA に組み込んで作った雑種 DNA 。これを生細胞に移入して増殖させる。ハイブリッド DNA 。
→遺伝子操作

くみかけ

くみかけ [0] 【組(み)掛け・組(み)懸け】
冠の掛緒(カケオ)の一。糸を組んで作ったひも。蹴鞠(ケマリ)に用いる。組み掛け緒。

くみかわす

くみかわす【酌み交す】
drink together <with> .

くみかわす

くみかわ・す [4][0] 【酌(み)交わす】 (動サ五[四])
互いに相手に酒をついで,ともに酒を飲む。「酒を―・す」

くみがき

くみがき [2] 【組(み)垣】
竹や木を編んで作った垣の総称。檜垣(ヒガキ)・唐垣など。

くみがしら

くみがしら [3] 【組頭・与頭】
(1)組の長。
(2)江戸時代,名主を補佐して村の事務を執った村役人。年寄。長(オサ)百姓。

くみがしら

くみがしら【組頭】
the head of a company;→英和
a boss;→英和
a foreman (工員などの).→英和

くみがみ

くみがみ [2][0] 【組(み)紙】
細く切った色紙を織物のように縦横に組んで,種々の模様を作り出す遊び。

くみき

くみき [0] 【組(み)木】
両端に切り込みを入れた長短の木片で,組み合わせて種々のものに作る玩具。

くみきょく

くみきょく【組曲】
《楽》a suite.→英和

くみきょく

くみきょく [2] 【組曲】
器楽曲の一形式。いくつかの曲を組み合わせて,一つの曲としたもの。一七,八世紀に盛んであった古典組曲と,一九世紀以降発展した管弦楽用ピアノ用などの近代組曲とに大別される。

くみこ

くみこ [0][3] 【組子】
(1)鉄砲組・徒組(カチグミ)などの組頭の下にある者。組衆。組下。組付き。
(2)障子・欄間などの枠の間に縦横に組み込んだ細い部材。

くみこう

くみこう [2] 【組香】
香道の一。ある主題のもとに数種の香木を炷(タ)き,その主題を念頭におきながら香を識別する遊び。和歌を主とする文学や故実を題材とするものが多い。千種以上が伝わる。

くみこみかんすう

くみこみかんすう [5] 【組(み)込み関数】
コンピューターで,インタープリターやコンパイラーの中に,あらかじめプログラムとして用意されている関数。普通,三角関数・対数関数などが組み込まれている。

くみこむ

くみこ・む [3][0] 【組(み)込む】 (動マ五[四])
体系の一部分として中に入れる。組み入れる。「日程に―・む」「マイコンを―・む」
[可能] くみこめる

くみこむ

くみこむ【汲み込む】
fill <a tank> with water.

くみこむ

くみこむ【組み込む】
⇒組み入れる.

くみこむ

くみこ・む [3][0] 【汲み込む】 (動マ五[四])
水などを汲んで器の中に入れる。汲み入れる。
[可能] くみこめる

くみさかずき

くみさかずき [3] 【組(み)杯】
大小いくつかで一組みになった重ね杯。

くみざい

くみざい [2] 【苦味剤】
⇒苦味薬(クミヤク)

くみざかな

くみざかな 【組み肴】
「口取(クチト)り肴(ザカナ)」に同じ。

くみし

くみし [2] 【組師】
組紐(クミヒモ)をつくるのを職業とする人。

くみしがまし

くみしがま・し 【与しがまし】 (形シク)
いかにも味方をするようすである。「先づ―・しく御物具かためられ候/平家(一末・延慶本)」

くみしく

くみし・く [3][0] 【組(み)敷く】 (動カ五[四])
相手を倒して自分の下に押さえつける。くみふせる。「泥棒を膝(ヒザ)の下に―・く」
[可能] くみしける

くみしゃしん

くみしゃしん [3] 【組(み)写真】
ひとつの主題のもとに何枚かの写真を編集し組み合わせたもの。

くみしやすい

くみしやす・い [5] 【与し易い】 (形)[文]ク くみしやす・し
相手として恐れるに足りない。扱いやすい。「―・い相手と見られる」
[派生] ――さ(名)

くみしゅう

くみしゅう [2] 【組衆】
(1)室町末期,大名の軍事組織に属していた人。
(2)「組子(クミコ){(1)}」に同じ。

くみしょう

くみしょう [2] 【組章】
組を代表するしるし。また,その組に所属していることを示す徽章(キシヨウ)。

くみしる

くみし・る [3] 【汲み知る】 (動ラ五[四])
相手の心の中を推察する。「一家のうちに数馬の心底(シンテイ)を―・つたものが無い/阿部一族(鴎外)」

くみじゅう

くみじゅう [2] 【組(み)重】
いくつも組み重ねることができるように作った重箱。かさね重。

くみする

くみ・する [3] 【与する・組する】 (動サ変)[文]サ変 くみ・す
〔名詞「組」のサ変動詞化。漢文訓読に由来する語〕
(1)同意して仲間になる。味方する。「 A 氏に―・するものではない」「奸謀に―・して同心をいたす源氏等/平家 7」
(2)力をかす。「天道は…只よい人に―・すると云が/史記抄 10」

くみする

くみする【組[与]する】
side[take sides] <with> ;→英和
take part <in> (関係する).与し易い(難い) easy (hard) to deal with.

くみたいそう

くみたいそう [3] 【組(み)体操】
二人または三人ずつ組みになって行う体操。肩車にしてポーズをとったり,三人一組みで前転したりする体操。

くみたて

くみたて【汲みたての】
fresh <from the well> ;→英和
<water> freshly drawn.

くみたて

くみたて [0] 【組(み)立て】
(1)いくつかの部分品を組み合わせて,一つのものを作りあげること。「―式の本棚」
(2)組み立てられたものの構造。しくみ。「分解してどんな―になっているのか調べる」
(3)考えなどを筋道たててまとめあげること。「論理の―」

くみたて

くみたて【組立】
structure;→英和
construction;→英和
constitution;→英和
organization (組織);→英和
assembling (機械の).‖組立工(工場) an assembler (an assembly plant).組立式住宅 a prefabricated house.組立式本箱 a sectional bookcase.

くみたてじゅうたく

くみたてじゅうたく [5] 【組(み)立て住宅】
工場で規格化した部分品を量産し,現場で組み立てて造る住宅。プレハブ住宅など。

くみたてたんい

くみたてたんい [5] 【組(み)立て単位】
基本単位から,そのいくつかを組み合わせた積,または冪(ベキ)の積として導かれる単位。例えば,体積 m³ や密度の単位 kg・m�³ など。誘導単位。
→基本単位

くみたてる

くみたてる【組み立てる】
put[fit] <a machine> together;assemble[construct] <an auto> .→英和

くみたてる

くみた・てる [4][0] 【組(み)立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 くみた・つ
いろいろな物を組み合わせて,一つの物を作りあげる。「プラモデルを―・てる」「論理を―・てる」

くみたてカメラ

くみたてカメラ [5] 【組(み)立て―】
木製蛇腹式の大型カメラ。主に写真館や屋外での記念撮影などに用いる。

くみだい

くみだい [0] 【組題】
(1)歌題の一。五十首・百首・千首の和歌を詠む際に,五十題・百題・千題の題を集めて一組みとしたもの。
(2)連歌の千句興行の際,発句の題を組にして出すこと。また,その題。

くみだし

くみだし [0] 【汲み出し】
(1)汲み出すこと。また,そのもの。
(2)「汲み出し茶碗」の略。

くみだしちゃわん

くみだしちゃわん [5] 【汲み出し茶碗】
茶会の際,寄付(ヨリツキ)や待合で白湯(サユ)・昆布茶・香煎(コウセン)・桜湯(サクラユ)などを汲んで出すのに使う茶碗。

くみだす

くみだ・す [3] 【汲み出す】 (動サ五[四])
(1)器やポンプを使って,水を汲んで外へ出す。かいだす。「池の水を―・す」
(2)汲み始める。
[可能] くみだせる

くみだす

くみだす【汲み出す】
pump out;bail out (船の水あかを).

くみちがい

くみちがい 【組(み)違い】
(1) [0]
「くみちがえ{(1)}」に同じ。
(2) [3]
組が違うこと。「―の同番号」

くみちがえ

くみちがえ [0] 【組(み)違え】
(1)組み違えること。
(2)尻繋(シリガイ)の一部。馬の尾にかけて十文字に交わる所。

くみちがえる

くみちが・える [5][0] 【組(み)違える】 (動ア下一)[文]ハ下二 くみちが・ふ
(1)組み方をまちがえる。「活字を―・える」
(2)交互に組む。交差して組む。「膝を膝に乗せて―・へると/湯島詣(鏡花)」

くみちょう

くみちょう [2] 【組長】
組と名のつく集団の長。組の頭。

くみちょう

くみちょう【組長】
a leader;→英和
the head <of a class> ;→英和
a foreman (工員などの);→英和
a gang leader (暴力団の).

くみつ

くみつ [0] 【口密】
〔「く」は呉音〕
〔仏〕 三密の一。衆生(シユジヨウ)が口に真言・経典などを唱えること。また,衆生の言語活動。

くみつく

くみつく【組み付く】
grapple[come to grips] <with> .→英和

くみつく

くみつ・く [3][0] 【組(み)付く】 (動カ五[四])
相手の体に手や足をからませてとりつく。「犯人に―・いてとり押さえる」
[可能] くみつける

くみつけ

くみつけ [0] 【組(み)付け】
凸版印刷で,活字組版や鉛版を印刷機の版盤に,印刷されたときのページ順や指定の刷り位置などに合うように配置し固定すること。

くみて

くみて [3] 【組(み)手】
(1)相撲で,取り組んだ際の手と腕の位置。
(2)空手で,攻防の型を実際に相手と対して行うこと。
(3)バレーボールのレシーブで両手を組んで受けること。
(4)建築で,部材と部材を十字・ T 字・ L 字形などに組み合わせた部分。また,その組み合わせ方法。

くみてがた

くみてがた [3] 【組手形】
紛失や延着を防止するため,発送時期や経路を異にして送付される同一内容・同一効力をもつ二通以上の外国為替(カワセ)手形。一通が支払われると他は無効となる。

くみてんじょう

くみてんじょう [3] 【組(み)天井】
(1)「組み入れ天井」に同じ。
(2)「小組(コグ)み格天井(ゴウテンジヨウ)」に同じ。

くみとめる

くみと・める [4][0] 【組(み)止める・組(み)留める】 (動マ下一)[文]マ 下二 くみと・む
相手の体に組み付いて動きをおさえる。「がっちりと―・める」

くみとり

くみとり【汲取り】
dipping up.汲取人 a night-soil man.

くみとり

くみとり [0] 【汲み取り】
(1)大小便を汲みとること。また,その人。
(2)人の言わんとするところを理解すること。

くみとりぐち

くみとりぐち [4][0] 【汲み取り口】
汲み取り便所の便壺から大小便を汲みだす口。

くみとりべんじょ

くみとりべんじょ [5] 【汲み取り便所】
大小便を便壺にためておき,満ちた時に汲み取る方式の便所。汲み取り式便所。

くみとる

くみと・る [3][0] 【汲み取る】 (動ラ五[四])
(1)水や液体などを,器やポンプで汲んで捨てる,または他の器に移す。「屎尿(シニヨウ)を―・る」
(2)他人の考えをよく推しはかる。理解する。斟酌(シンシヤク)する。「人の気持ちを―・る」
[可能] くみとれる

くみとる

くみとる【汲み取る】
(1) draw <water from> ;→英和
scoop up.(2)[考慮する]take <circumstances> into consideration;make allowance(s) <for> ;enter into <a person's> feelings.

くみど

くみど [2] 【組(み)戸】
格子に組んだ戸。格子戸。

くみどうふ

くみどうふ [3] 【汲み豆腐】
⇒朧豆腐(オボロドウフ)(1)

くみなおし

くみなおし【組み直し】
⇒組替え.

くみぬい

くみぬい [0][2] 【組(み)縫い】
日本刺繍(シシユウ)の技法の一。糸を互い違いに渡して網代(アジロ)のように縫う方法。網代縫い。

くみのお

くみのお 【組の緒】
組糸の緒。太刀の佩(ハ)き緒などに用いる。「―垂(シ)でて遊べ太刀佩き/神楽歌」

くみはかる

くみはか・る 【酌み量る】 (動ラ四)
心中を推量する。おもいやる。「深うも―・り給はぬなめりかし/源氏(鈴虫)」

くみはん

くみはん【組版】
《印》typesetting.〜する set up type.

くみはん

くみはん [0] 【組(み)版】
印刷で,原稿に従って,活字・込め物・罫線(ケイセン)その他の材料を組み合わせて作る凸版。また,その版を組むこと。植字。

くみひも

くみひも【組紐】
a braid;→英和
a plaited cord.

くみひも

くみひも [2][0] 【組紐】
数十本の糸を一定の方式で交互に交差させて組んだ紐。羽織紐・帯締め,その他装飾紐として用いる。組緒。打ち紐。

くみふ

くみふ [0] 【組夫】
建設・鉱山業などで,会社ではなく組制の下請け企業に雇われている労働者。
→社外工

くみふせる

くみふせる【組み伏せる】
hold[pin] <a person> down.

くみふせる

くみふ・せる [4][0] 【組(み)伏せる】 (動サ下一)[文]サ下二 くみふ・す
組みついて相手を倒し,押さえつける。くみしく。「犯人を―・せる」

くみほす

くみほす【汲み干す】
drain[pump] <a well> out.

くみほす

くみほ・す [3] 【汲み乾す・汲み干す】 (動サ五[四])
(水などを)汲んで,からにする。すっかり汲んでしまう。「井戸水を―・す」

くみまち

くみまち 【組町】
中世末から近世初期に,京都など上方諸都市に結成された共同体組織。いくつかの町が集まって組を構成し,自治的な町政の運営を行なった。

くみみほん

くみみほん [3] 【組(み)見本】
⇒見本組(ミホングミ)

くみもの

くみもの [2] 【組(み)物】
(1)組み合わせたもの。組みになっているもの。
(2)糸・針金・経木などを組み合わせて作った手芸品。
(3)「斗栱(トキヨウ)」に同じ。

くみや

くみや [2] 【組(み)屋】
組紐(クミヒモ)をつくることを職業としている家。また,その人。組糸屋。

くみやく

くみやく [2] 【苦味薬】
植物性の健胃薬の総称。苦みがあり,胃の運動や胃液分泌を促進する。副作用はない。苦味チンキなど。苦味健胃薬。苦味剤。

くみやぐ

くみやぐ [0] 【組(み)夜具】
敷き布団・掛け布団などを一組みにした夜具。組み布団。

くみやしき

くみやしき [3] 【組屋敷】
江戸時代,与力組や同心組など組に属する下級武士が居住していた屋敷地。くみ。

くみやま

くみやま 【久御山】
京都府南東部,久世郡の町。木津川と宇治川との合流点に近い低湿地の水田地帯。

くみゆ

くみゆ [0] 【汲み湯】
湯を汲むこと。汲んである湯。

くみれ

くみれ 【組みれ】
〔「くみいれ」の転〕
「組み入れ天井(テンジヨウ)」に同じ。「東の庇に,―はせられたるなり/大鏡(三条)」

くみわけ

くみわけ [0] 【組分け】 (名)スル
人や物をいくつかの組に分けること。「二クラスに―する」

くみわける

くみわ・ける [4] 【汲み分ける・酌(み)分ける】 (動カ下一)[文]カ下二 くみわ・く
(1)液体を汲んで別の器などに分ける。「さし来る潮を―・けて/謡曲・松風」
(2)おもいやる。酌量する。おしはかる。「作者の苦労はいかばかり。それを少しは―・けて/色懺悔(紅葉)」

くみん

くみん【区民】
the inhabitants of a ward.→英和

くみん

くみん [1] 【区民】
区{(2)}の住民。

くみんぜい

くみんぜい [2] 【区民税】
「特別区民税」の略。

くみチンキ

くみチンキ [3] 【苦味―】
特異の芳香をもつ苦い黄褐色の液剤。センブリを原料とする苦味薬を,橙皮(トウヒ)・サンショウなどの芳香剤と混じ,アルコールで浸出したもの。健胃薬とする。

くむ

く・む [1] 【組む】 (動マ五[四])
□一□(他動詞)
(1)棒状・ひも状のものを交差させたりからみ合わせたりする。
 (ア)手や足を交差させたり,からみ合わせたりする。「腕を―・んで考えこむ」
 (イ)何本もの棒や紐(ヒモ)を合わせて作り上げる。「やぐらを―・む」「紐を―・む」「筏(イカダ)に―・む」
(2)個々のものをとり集めて一つのまとまりをもったものにつくり上げる。組織する。編成する。「コンビを―・む」「隊伍を―・む」「時間割りを―・む」
□二□(自動詞)
(1)互いに手足をからみ合わせて争う。とっくみあう。「―・んずほぐれつ」「あはれ,よからう大将軍に―・まばや/平家 9」
(2)(ある事を一緒にするために)仲間になる。協力する。共謀する。「兄弟で―・んで事業を始める」「仲間と―・んで悪事をはたらく」
[可能] くめる

くむ

くむ【組む】
(1)[仲間]unite <with> ;→英和
conspire <with> (共謀).→英和
(2)[取っ組む]grapple <with> (取っ組む).→英和
(3)[組み合わせる]fold <one's arms> ;→英和
cross <one's legs> .→英和
(4)[編む]braid;→英和
plait.→英和
(5)[相手と]pair[team up] <with> (ゲームで同じ組になる);→英和
meet (対戦).→英和
(6)[活字を]set (up);→英和
draw a money order (為替を).
…と組んで in partnership with….

くむ

くむ【汲[酌]む】
(1) draw <water from a well> ;→英和
ladle (ひしゃくで);→英和
pump (ポンプで).→英和
(2) drink <sake> .→英和
(3) take <a matter> into consideration (考慮).

くむ

く・む [0] 【汲む・酌む】 (動マ五[四])
(1)水などを柄杓(ヒシヤク)・桶(オケ)などですくって取る。また,水道などによって容器にうつし入れる。《汲》「バケツに水を―・む」「ポンプで井戸水を―・む」「山清水―・みに行かめど道の知らなく/万葉 158」
(2)酒・茶などを飲むための器に注ぎいれる。また,それを飲む。「お茶を―・んでまわる」「沛公酔て坏を―・むに堪へず/太平記 28」
〔酒の場合は「酌む」と書く〕
(3)(多く「酌む」と書く)事情・気持ちなどを好意的に解釈する。斟酌(シンシヤク)する。「意のあるところを―・む」「少しは人の気持ちも―・んだらどうだ」
(4)思想・流儀・系統などを受け継ぐ。「カントの流れを―・む学派」
[可能] くめる

くむら

くむら 【久村】
姓氏の一。

くむらきょうたい

くむらきょうたい 【久村暁台】
⇒加藤(カトウ)暁台

くめ

くめ 【久米】
姓氏の一。

くめ

くめ 【貢馬】
〔「ぐめ」とも〕
貢ぎ物として奉る馬。「建久九年十二月に,―の次(ツイデ)に/平治(下・古活字本)」

くめあい

くめあい 【久米愛】
(1911-1976) 弁護士。大阪府生まれ。女性初の弁護士となり,国際会議や国連の場で活躍。

くめい

くめい [0] 【苦茗】
にがい茶。品質の悪い茶。

くめうた

くめうた [2] 【久米歌・来目歌】
古代歌謡の一。久米舞の際に歌われるもので,もと,久米部の伝承した軍歌とされる。多く「撃ちてしやまむ」で終わる。

くめえいざえもん

くめえいざえもん 【久米栄左衛門】
(1780-1841) 技術者。讃岐(サヌキ)の人。間(ハザマ)重富に学ぶ。鉄砲を改良,坂出に塩田を開発した。

くめくにたけ

くめくにたけ 【久米邦武】
(1839-1931) 歴史学者。佐賀藩出身。岩倉遣外使節に従行して,「米欧回覧実記」を著す。東大教授。論文「神道は祭天の古俗」で筆禍を受け,辞職。著「古文書学講義」など。

くめけいいちろう

くめけいいちろう 【久米桂一郎】
(1866-1934) 洋画家。佐賀県生まれ。パリ留学後,黒田清輝とともに天真道場さらに白馬会を結成し,明治の美術界に新風を吹き込んだ。のち画業を離れ,美術教育および行政に活躍した。

くめじま

くめじま 【久米島】
沖縄県,沖縄本島西方の島。古来中国との交易の中継地。久米島紬(ツムギ)を産する。古名,球美(クミ)。

くめだでら

くめだでら 【久米田寺】
大阪府岸和田市にある高野山真言宗の寺。山号は竜臥山。738年行基の開創。藤原氏の保護を受け,鎌倉時代には華厳教学の道場として栄えた。

くめでら

くめでら 【久米寺】
奈良県橿原市にある高野山真言宗の寺。聖徳太子の弟来目皇子(クメノオウジ)または久米仙人の創建と伝える。空海がここで「大日経」を感得し,入唐を志したとの伝説がある。

くめのいわばし

くめのいわばし 【久米の岩橋】
(1)葛城(カツラギ)の神が葛城山から吉野の金峰山(キンプセン)にかけ渡そうとして完成しなかったという,伝説上の岩の橋。久米路(クメジ)の橋。久米の継橋。((歌枕))「かづらきやわたしもはてぬ物ゆゑに―苔おひにけり/千載(雑上)」
→葛城の神
(2)男女の契りが成就しないことのたとえ。

くめのさらやま

くめのさらやま 【久米の皿山】
岡山県津山市にある山。((歌枕))「美作(ミマサカ)や―さらさらに/古今(神遊びの歌)」

くめのせんにん

くめのせんにん 【久米仙人】
伝説上の人物。大和国吉野郡竜門寺に籠(コモ)り,仙人となったが,飛行中吉野川の岸辺で衣を洗う若い女の白い脛(ハギ)を見て神通力を失い墜落。のち法力を取り戻し,高市郡遷都の折,山上の材木を空中を飛ばせて運んだので,免田三〇町を与えられ,久米寺を建てたという。「今昔物語集」などにみえる。

くめのへいない

くめのへいない 【粂平内・久米平内】
江戸初期の伝説的人物。九州浪人で江戸赤坂に道場を開き,夜ごと辻斬りに出たが,のち悔い改めて鈴木正三の門に入り,仁王座禅を修したという。東京浅草寺(センソウジ)にある石造りの座像は,平内が罪業消滅を願って通行人に踏みつけさせた自像といわれるが,のちに「踏み付け」が「文付け」に解され,縁結びの神とされるようになった。

くめべ

くめべ [2] 【久米部・来目部】
古代の部の一。久米直(アタイ)に率いられ,宮廷の警護や軍事に従った。

くめまい

くめまい 【久米舞】
古代舞踊の一。神武天皇東征の際,兄猾(エウカシ)を征討したとき,久米部(クメベ)が歌った久米歌に舞をつけたものという。中古は大嘗祭(ダイジヨウサイ)の豊(トヨ)の明かりの節会(セチエ)などに行われ,明治以降は大嘗祭と紀元節に行われてきた。現在では四人の舞人が剣を抜いて舞う。

くめまさお

くめまさお 【久米正雄】
(1891-1952) 小説家・劇作家。長野県生まれ。東大卒。第三,四次「新思潮」同人。同誌に「牛乳屋の兄弟」などを発表。のち感傷的作風の通俗小説に転じ,流行作家となった。他に「受験生の手記」「破船」など。

くめん

くめん【工面する】
manage;→英和
make shift;raise <money> .→英和
何とか〜する devise some means.

くめん

くめん [1][0] 【工面】 (名)スル
〔近世には「ぐめん」とも〕
(1)必要な金銭・品物などを,やりくりしてそろえること。「元手を―する」
(2)金のやりくり。金まわり。「―が好かつたので言値で買つた/雁(鴎外)」
(3)才覚。工夫。また,そのための相談。「武士の喧嘩に―はいらぬ/浄瑠璃・薩摩歌」

くも

くも [1] 【雲】
(1)空気中の水分が凝結して水滴・氷晶となり,これらが群れ集まって空中を浮遊しているもの。主として,気流の上昇に伴う断熱冷却により発生する。
→雲級
(2){(1)}の位置や形状などからの比喩的用法。
 (ア)身分・地位がはるかに高いことのたとえ。「―の上の人」
 (イ)一面にひろがったり,たなびいたりしているもののたとえ。「花の―鐘は上野か浅草か(芭蕉)/続虚栗」
 (ウ)気持ちや表情などの晴れ晴れしないことのたとえ。「―晴れて身にうれへなき人の身ぞ/山家(雑)」
 (エ)(火葬の煙を雲に見立てて)死ぬことのたとえ。「程もなく―となりぬる君なれど/新千載(哀傷)」
(3)家紋の一。{(1)}の形をかたどったもの。主に寺院の紋とする。
雲(1)[図]

くも

くも [1] 【蜘蛛】
クモ形綱真正クモ目に属する節足動物の総称。体は頭胸部と腹部とからなり,胸部に四対の歩脚がある。腹端に紡績突起があって糸を出す。普通,八個の単眼をもち,複眼はない。頭部には脚の変化した触肢がある。糸を出して巣を張るオニグモ・ジョロウグモなどと,巣を張らないジグモ・ハエトリグモなどがある。分類上は,昆虫よりサソリ・ダニなどに近い。[季]夏。
→蜘蛛の子

くも

くも【蜘蛛】
a spider.→英和
〜の糸(巣) a spider's thread (a cobweb).〜の子を散らすように <disperse> in all directions.〜の巣だらけの cobwebby.

くも

くも【雲】
a cloud;→英和
the clouds (総称).〜の多い(ない) cloudy (cloudless).→英和
〜間に隠れる(から現われる) get behind a cloud (appear from behind the clouds).〜をつくような towering <giant> .→英和
〜をつかむような vague;→英和
visionary.→英和
〜隠れする disappear.→英和

くも=となり雨となる

――となり雨とな・る
(1)〔杜甫・貧交行「翻�手作�雲,覆�手雨」〕
人情が軽薄で変わりやすいこと。物事の変転きわまりないこと。
(2)〔宋玉「高唐賦」にある,巫山(フザン)の神女が雲となったり,雨となったりして楚(ソ)の襄王と契ったという故事から〕
男女の仲のきわめてむつまじいたとえ。雲雨。
(3)跡形もなく消えてなくなること。「月もはや影傾きて明方の―・る/謡曲・融」

くも=にかけ橋

――にかけ橋
かないそうもない分不相応な望み。

くも=に汁(シル)

――に汁(シル)
〔雨乞(アマゴ)いで,雲に雨気が生じることの意〕
事のなりゆきが好転しそうなことのたとえ。

くも=に臥(フ)す

――に臥(フ)・す
雲のかかる深い山中に生活する。「―・す峰の庵の柴の戸を/玉葉(雑三)」

くも=は竜(リユウ)に従い風は虎(トラ)に従う

――は竜(リユウ)に従い風は虎(トラ)に従う
〔易経〕
天子に徳があれば,必ず賢臣があらわれることのたとえ。

くも=を掴(ツカ)むよう

――を掴(ツカ)むよう
物事が漠然としていて,とらえどころのないさまにいう。風を捕(ツカ)まえる。「―な話」

くも=を衝(ツ)く

――を衝(ツ)・く
「雲衝く」に同じ。

くも=を遏(トド)む

――を遏(トド)・む
飛ぶ雲を止めるほどに,音楽や歌声が美しい。遏雲(アツウン)。

くも=を霞(カスミ)

――を霞(カスミ)
いっさんに走って姿を隠してしまうさまにいう。くもかすみ。「―と逃げ去る」

くも=衝(ツ)く

――衝(ツ)・く
非常に背が高いさまのたとえ。雲を衝く。「―・くばかりの大男」

くもあい

くもあい [0] 【雲合(い)】
雲の様子。空模様。空合い。

くもあし

くもあし【雲足】
the movement of clouds.

くもあし

くもあし [0] 【雲脚・雲足】
(1)雲の動くありさま。雲行き。「―が早い」
(2)雨雲の低く垂れて見えるもの。「―の低(タ)れた割には容易に雨も来ず/戸隠山紀行(美妙)」
(3)机や台のあしの,雲形のあるもの。

くもい

くもい [0] 【雲居・雲井】
〔「井」は当て字〕
(1)雲のある所。大空。
(2)雲。「愛(ハ)しけやし吾家(ワギエ)の方よ―起ち来も/古事記(中)」
(3)雲のかかっているはるかかなた。高くまたは遠く隔たっている所。「遠くありて―に見ゆる妹が家に/万葉 1271」
(4)禁中。宮中。雲のうえ。

くもい

くもい クモヰ 【雲井】
姓氏の一。

くもい=遥(ハル)かに

――遥(ハル)かに
(1)遥かに離れているさま。「かりがねの―聞えしは/後撰(恋三)」
(2)及びもつかないさま。「あふことは―なる神の音に聞きつつ恋ひわたるかな/古今(恋一)」

くもいがくる

くもいがく・る クモヰ― 【雲居隠る】
■一■ (動ラ四)
「雲隠る{■一■(1)}」に同じ。「我妹子(ワギモコ)に淡路の島は夕されば―・りぬ/万葉 3627」
■二■ (動ラ下二)
「雲隠る{■一■(1)}」に同じ。「春日山―・れて遠けれど/拾遺(雑恋)」

くもいがくれ

くもいがくれ 【雲居隠れ】
雲にかくれること。遠く離れて見えないこと。「雁がねは―に鳴きて来ぬ/新拾遺(秋下)」

くもいじ

くもいじ 【雲居路】
(1)空の中のみち。くもじ。「―のはるけき程のそら事はいかなる風の吹きてつげけむ/後撰(雑二)」
(2)遠い路。遠い旅路。「―のみちくさくふ遊山(ユサン)旅ののろつくあり/滑稽本・膝栗毛 6」

くもいたつお

くもいたつお クモヰタツヲ 【雲井竜雄】
(1844-1870) 幕末の志士。米沢藩士。本名,小島守善。東北諸藩の同盟を画策,官軍への抵抗を企てて失敗。のち,政府転覆の陰謀を理由に斬首。

くもいぢょうし

くもいぢょうし [4] 【雲井調子】
箏の調弦法の一つ。平調子についで多く用いられる。平調子の三と八が半音下がり,四と九が一音上がる。巾(キン)も半音下がるものを本雲井調子という。

くもいなす

くもいなす クモヰ― 【雲居なす】 (連語)
〔慣用的に用いられる副詞句。枕詞とする説もある〕
(1)雲がただようようにゆれ動く意から,「心いさよふ」「心もしのに」に連なる。「―心もしのに立つ霧の/万葉 4003」
(2)雲のかかっている,はるかかなたの意から,「遠し」に連なる。「―遠くもわれは今日見つるかも/万葉 248」

くもいのかり

くもいのかり クモヰ― 【雲井の雁】
源氏物語の作中人物。頭の中将の女(ムスメ)。夕霧の妻。

くもいのきょく

くもいのきょく クモヰノキヨク 【雲井の曲】
八橋検校が作曲した箏の弾き歌いの曲。箏の組歌十三曲の一つ。本雲井調子。「雲井調子」の名称もこの曲に由来するといわれる。

くもいのさくら

くもいのさくら 【雲居の桜】
吉野山世尊寺の近くにあったという枝垂れ桜。

くもいのそら

くもいのそら 【雲居の空】
(1)雲の浮かんでいる空。
(2)宮中。「君は三笠の山高み―に交りつつ/増鏡(おどろの下)」
(3)はるかに遠い世界。「―をも迷ひ来て/浄瑠璃・吉野都女楠」

くもいのにわ

くもいのにわ 【雲居の庭】
皇居の庭。「星合の空の光となる物は―に照らすともし火/続千載(秋上)」

くもいのみね

くもいのみね 【雲居の峰】
雲のかかっている高い峰。「初雁の鳴くや―のかけはし/拾遺愚草」

くもいのよそ

くもいのよそ 【雲居の余所】
はるかに遠く離れた所。「限りなき―にわかるとも/古今(離別)」

くもいろうさい

くもいろうさい クモヰロウサイ 【雲井弄斎】
地歌・箏曲の曲名。当時の流行歌謡の弄斎(ロウサイ)節を歌詞とする。
(1)八橋検校作曲の箏の弾き歌いの曲。本雲井調子。
(2)佐山検校編詞・作曲による三味線弾き歌い曲。二上り。「歌弄斎」ともいう。

くもかすみ

くもかすみ [1] 【雲霞】
(1)雲と霞。
(2)「雲を霞((「雲」の句項目))」に同じ。「―と逃げる」
(3)軍勢などの数の多いたとえ。

くもかすみ=となる

――とな・る
火葬されて煙となる。「―・らせ給ふもげにいみじき事なれど/栄花(嶺の月)」

くもがく

くもがく [2] 【雲学】
〔nephology〕
雲について研究する気象学の一分野。雲形や分布など形態面の研究を中心とする。

くもがくる

くもがく・る 【雲隠る】
■一■ (動ラ四)
(1)雲にかくれて見えなくなる。くもいがくる。「大君は神にしませば―・る雷山に宮敷きいます/万葉(二三五・左注)」
(2)死ぬことを婉曲にいう語。「ももづたふ磐余(イワレ)の池に鳴く鴨を今日のみ見てや―・りなむ/万葉 416」
■二■ (動ラ下二)
{■一■(1)}に同じ。「眺むる月も―・れぬる/源氏(須磨)」

くもがくれ

くもがくれ [3] 【雲隠れ】 (名)スル
(1)(月などが)雲の中にかくれてしまうこと。
(2)人が急に姿を隠してしまうこと。行方をくらますこと。「借金とりにせめられて―する」
(3)源氏物語の巻名。巻名だけで本文がなく,光源氏の死を象徴していると考えられる。

くもがた

くもがた [0] 【雲形】
雲のたなびいた形を描いた模様。うんけい。「―斗栱(トキヨウ)」

くもがたじょうぎ

くもがたじょうぎ [5] 【雲形定規】
円弧以外の曲線を描くための定規。楕円・放物線・双曲線を組み合わせたもの。うんけい定規。
雲形定規[図]

くもがたじょうぎ

くもがたじょうぎ【雲形定規】
a French curve.

くもがたひじき

くもがたひじき [5] 【雲形肘木】
⇒雲肘木(クモヒジキ)

くもがたるい

くもがたるい [4] 【蜘蛛形類】
節足動物門の一綱。体は頭胸部と腹部に分けられる。頭胸部には六対の足があり,上顎・触肢各一対と四対の歩脚となる。触角はなく,目は単眼。顕著な変態はしない。サソリ・ムチサソリ・ヒヨケムシ・カニムシ・コヨリムシ・真正クモ目・フッコムシ・ザトウムシ・ダニ目の九目に分類される。クモ類。蛛形類(チユケイルイ)。

くもがみ

くもがみ [2] 【雲紙】
⇒内曇(ウチグモリ)(1)

くもきり

くもきり [1] 【雲霧】
雲と霧。雲または霧。うんむ。

くもきり=と=なる

――と=な・る(=見做(ミナ)・す)
荼毘(ダビ)に付されて,煙となる。火葬になる。雲霧に紛る。雲煙(クモケブリ)となる。「雲霧と見なし奉りつるは,しばしこそあれ/栄花(衣の珠)」

くもきりそう

くもきりそう [0] 【雲切草】
ラン科の多年草。山地の林内に生える。葉は長楕円形で二個。五,六月,高さ15〜30センチメートルの花茎に淡緑色または淡暗紫色の小花を一〇個内外総状につける。
雲切草[図]

くもきりにざえもん

くもきりにざえもん 【雲霧仁左衛門】
江戸時代の盗賊。享保(1716-1736)頃,雲霧五人男(仁左衛門・因果小僧六之助・素走り熊五郎・木鼠吉五郎・おさらば伝次)の頭目として活動したというが,実在は疑わしい。講釈「大岡政談」で有名。

くもきりまる

くもきりまる 【蜘蛛切丸】
源氏重代の宝刀。源頼光が蜘蛛の妖怪を斬ったことから名づけられた。蜘蛛切。

くもぎれ

くもぎれ [0] 【雲切れ】
雲の絶え間。雲のはれ間。「―を見付けた其嬉しさ/戸隠山紀行(美妙)」

くもけぶり

くもけぶり [1] 【雲煙】
(1)雲と煙。
(2)荼毘(ダビ)の煙。

くもけぶり=となす

――とな・す
荼毘(ダビ)に付す。火葬にする。「泣く泣くとかくの沙汰などして,はかなく―・しつ/発心 5」

くもけぶり=となる

――とな・る
死んで火葬の煙となる。「―・らせ給はむは,あさましながらも/栄花(嶺の月)」

くもざる

くもざる [0] 【蜘蛛猿】
オマキザル科の哺乳類。体長約50センチメートル。尾は体長より長い。胴は短く,四肢が細長くてクモの足を思わせる。体色は黒色・黄灰色など。樹上生活をし,果実などを食う。中南米の熱帯林にすむ。

くもしょうじ

くもしょうじ [3] 【雲障子】
雨戸の上や縁側の欄間に入れる横長の障子。

くもじ

くもじ [2][0] 【雲路】
空中のみち。鳥や月などの通るみち。雲居路。

くもじ

くもじ 【く文字】
〔女房詞〕
(1)〔「くき(茎)」の文字詞〕
菜などの漬物。
(2)〔「くわんぎよ(還御)」の文字詞〕
還御(カンギヨ)。
(3)〔「くこん(九献)」の文字詞〕
酒。また,酒盛り。「まきにて御―あり/御湯殿上(慶長三)」

くもすき

くもすき 【雲透き】
薄雲を透かすこと。また,薄雲をとおしてくるようなほの暗い光。「―に見奉りけるに,物の具・事がら尋常なり/平治(中)」

くもすけ

くもすけ [2] 【雲助】
〔定まった住所がなく雲のようにあちこちをさまよっているからとも,また,網を張って客を待つのが蜘蛛(クモ)のようであるからともいう〕
江戸時代,宿場や街道で駕籠舁(カゴカ)きや荷物運搬などに従った人夫。人の弱みにつけこむ,たちの悪い者が多かったところから,無頼の者たちのことをもいう。

くもすけ

くもすけ【雲助】
a palanquin bearer.

くもすけうた

くもすけうた [4] 【雲助唄】
江戸時代,雲助が駕籠(カゴ)や荷物を担いでいく際に唄った唄。長持唄もその一種。

くもすけこんじょう

くもすけこんじょう [5] 【雲助根性】
人の弱みにつけこんで,私欲を満たそうとする下劣な心根。

くもたちわき

くもたちわき [4] 【雲立ち涌き】
立ち涌き模様の一。立ち涌きの中に雲形をあしらったもの。上皇・親王・摂政の指貫(サシヌキ),関白の袍(ホウ)の文(モン)に用いる。くもたてわく。
雲立ち涌き[図]

くもつ

くもつ【供物】
<make> an offering <of fruits to> .→英和

くもつ

くもつ [1] 【供物】
神仏・寺社などに,供養(クヨウ)のためそなえるもの。そなえもの。

くもつ

くもつ 【公物】
〔「く」は呉音〕
おおやけのもの。官有のもの。こうもつ。「人有りて―を犯す事あらば罰すべし/今昔 2」

くもで

くもで [0] 【蜘蛛手】
(1)蜘蛛の足のように四方八方に出ていること。放射状に広がり,または組み合わされている状態。「水行く河の―なれば/伊勢 9」
(2)橋の梁(ハリ)・桁(ケタ)を支えるため,橋脚から筋交いに渡した材木。「五月雨に水まさるらしうち橋や―にかかる波の白糸/山家(夏)」
(3)細い材を打ち違えに組んだ,灯明皿や手水鉢(チヨウズバチ)などをのせる台。
(4)刀・棒などを四方八方に振り回す動作。「―,かくなわ,十文字,とんばう返り,水車,八方すかさず切つたりけり/平家 4」
(5)あれこれと思い乱れること。「うち渡し長き心は八橋の―に思ふことは絶えせじ/後撰(恋一)」

くもでごうし

くもでごうし [4] 【蜘蛛手格子】
木材や鉄棒などを縦横に交えて厳重にこしらえた格子。獄屋などにとりつける。

くもでのはし

くもでのはし 【蜘蛛手の橋】
池の上などに四方へ架け渡した橋。

くもと

くもと [2][0] 【雲斗】
雲形の斗(マス)。普通,雲肘木(クモヒジキ)と組み合わせて用いる。法隆寺金堂・五重塔など飛鳥時代の寺院建築にみられる。うんと。

くもとり

くもとり 【雲鳥】
(1)雲の中を飛ぶ鳥。「―も帰る夕べの山風に/玉葉(雑二)」
(2)雲と鶴(ツル)との模様。雲鶴(ウンカク)。「―の紋の綾をや染むべき/大和 159」

くもとりの

くもとりの 【雲鳥の】 (枕詞)
鶴と雲の文様を綾に用いたことから,「あやに」にかかる。「はかなきことも―あやに叶はぬくせなれば/千載(雑下)」

くもとりやま

くもとりやま 【雲取山】
秩父山地東部の山。東京都内の最高峰。埼玉県と山梨県の境にある。海抜2017メートル。

くもどり

くもどり [0] 【雲取り】
和服の模様構成の一。雲形の曲線で区切って模様を置いたもの。

くもにまごううえののはつはな

くもにまごううえののはつはな クモニマガフウヘノ― 【天衣紛上野初花】
歌舞伎の一。世話物。河竹黙阿弥作。1881年(明治14)東京新富座初演。通称「河内山と直侍」「河内山」。松林伯円(シヨウリンハクエン)の講釈「天保六花撰」に基づく。御数寄屋坊主の河内山宗俊が松江侯のもとから町娘を取り戻すくだりと,直侍・三千歳の情話が中心。

くものい

くものい [1] 【蜘蛛の囲】
蜘蛛の巣。蜘蛛の網。[季]夏。

くものいと

くものいと 【蜘蛛の糸】
歌舞伎舞踊の一。常磐津(トキワズ)。本名題「蜘蛛糸梓弦(クモノイトアズサノユミハリ)」。金井三笑作詞。1765年江戸市村座で初演。能「土蜘蛛」に基づく。

くものうえ

くものうえ [1] 【雲の上】
(1)空の高い所。
(2)宮中。禁中。

くものうえびと

くものうえびと 【雲の上人】
(1)宮中に住む人。貴人。皇族。
(2)殿上人(テンジヨウビト)。雲客(ウンカク)。うんじょうびと。

くものおうぎ

くものおうぎ [1] 【雲の扇】
能の型。広げた扇と左手とを顔の前で重ね合わせ,扇を右斜め上に,左手を左斜め下に引き離すと同時に斜め上方を見る。遠くを見る表現。

くものおこない

くものおこない 【蜘蛛の行ひ】
蜘蛛が巣をかける様子。蜘蛛が人の衣につくと親しい人が来ると信じられた。蜘蛛の振る舞い。「ささがねの―今宵著しも/日本書紀(允恭)」

くものかけはし

くものかけはし 【雲の梯】
(1)鵲(カササギ)が七夕の夜に天の川にかけるという橋。空の橋。「かささぎの―秋暮れて/新古今(秋下)」
(2)雲の長くたなびくさまをかけはしに見立てた語。
(3)崖(ガケ)や絶壁の上などはるか高い所にかけられた橋。
(4)宮中の御階(ミハシ)。
(5)城攻めに用いた長いはしご。雲梯(ウンテイ)。

くものかよいじ

くものかよいじ 【雲の通ひ路】
雲の行きかう道。また,天上に通ずる雲の中の通路。「あまつ風―吹きとぢよ乙女の姿しばしとどめむ/古今(雑上)」

くものこ

くものこ [1] 【蜘蛛の子】
蜘蛛の幼虫。[季]夏。

くものこ=を散らす

――を散らす(よう)
〔クモの子の入っている袋を破ると,多くの子が四方八方に散らばることから〕
大勢の者が四方八方に逃げまどうさまにいう。

くものす

くものす [1] 【蜘蛛の巣】
蜘蛛が張り渡した網。[季]夏。

くものすかび

くものすかび [4] 【蜘蛛の巣黴】
接合菌類クモノスカビ目の黴。やや温度の高いとき,食品,特にイチゴの実などに発生する。球形の胞子嚢(ノウ)を生じて繁殖するが,また匍匐枝(ホフクシ)で増殖するので蜘蛛の巣のようになる。有性生殖は接合による。酒の醸造に関与する有用種も知られている。

くものすごこう

くものすごこう 【蜘蛛の巣後光】
阿弥陀(アミダ)くじの一種。紙に蜘蛛の巣のような後光のある阿弥陀像をかき,後光の端に金額を書いて隠し,各自が引き合うもの。

くものなみ

くものなみ 【雲の波】
(1)(雲を波に見立てて)波のように重なっている雲。「天の海に―立ち/万葉 1068」
(2)(波を雲に見立てて)雲のように立ち重なる波。「―,煙の波をしのぎつつ/謡曲・海士」

くものなみじ

くものなみじ 【雲の波路】
(1)雲を海路の波に見立てていう語。「―にこほる月かげ/新勅撰(冬)」
(2)波を雲に見立てて波路をいう語。「行く人も天のとわたる心ちして―に月を見るかな/詞花(雑上)」

くものはたて

くものはたて 【雲の果たて】
(1)雲のはて。「夕暮は―に物ぞ思ふ/古今(恋四)」
(2)〔「はたて」を旗手と解して〕
風になびいている旗のように見える雲。「吹く風に―はとどむとも/拾遺(恋四)」

くものはやし

くものはやし 【雲の林】
(1)雲が群がっているさまを林に見立てていう語。「今ぞ知る―の星はらや/夫木 8」
(2)雲林院(ウリンイン)のこと。「紫の―を見わたせば/新古今(釈教)」

くものみね

くものみね 【雲の峰】
盛夏,山の峰のようにわき立つ雲。入道雲。[季]夏。《―いくつ崩れて月の山/芭蕉》

くもはく

くもはく [0][2] 【雲箔】
雲のたなびいている形においた箔。

くもばなる

くもばな・る 【雲離る】 (動ラ下二)
雲が離れて行く。人が遠く離れる意をもたせ,「退(ソ)く」「遠し」などの序にも用いる。「大和へに西風(ニシ)吹き上げて―・れ退(ソ)き居りとも我忘れめや/古事記(下)」「―・れ遠き国辺の/万葉 3691」

くもひじき

くもひじき [3] 【雲肘木】
雲形の肘木。雲斗(クモト)とともに法隆寺の金堂・五重塔など飛鳥時代の寺院建築にみられる。雲形(クモガタ)肘木。
雲肘木[図]

くもひとで

くもひとで [3] 【蜘蛛海星】
(1)クモヒトデ科の棘皮動物の総称。
(2){(1)}の一種。胴部は直径2センチメートル内外の円盤状で,細長い6センチメートルほどの腕を五本もち,クモの足のように動かして移動する。本州以南の潮間帯にすむ。

くもびたい

くもびたい [3] 【雲額】
女方用の鬘(カツラ)の一。髪の生え際に雲形の毛をつけたもの。

くもぶつりがく

くもぶつりがく [5] 【雲物理学】
雲や降水ができるしくみや雲の構造を物理学的に研究する気象学の一分野。

くもま

くもま【雲間】
a rift[break]in the clouds.⇒雲(間に隠れる).

くもま

くもま [0] 【雲間】
雲の切れ目。雲の間から見える青空。

くもまい

くもまい [0] 【蜘蛛舞】
中世末期から近世前期にかけて行われた見世物芸。張り渡した綱の上で,軽業芸を見せるもの。現在秋田県の一部に古風を残す。

くもまく

くもまく【蜘蛛膜下出血】
subarachnoid hemorrhage.

くもまく

くもまく [2] 【蜘蛛膜】
脳と脊髄をおおう三層の髄膜のうち,中層をなす薄い無血管性の膜。外層を硬膜,内層を軟膜という。軟膜との間に蜘蛛膜下腔(カクウ)と呼ばれる間隙があり,蜘蛛の巣状の無数の小梁が伸びている。ちしゅまく。

くもまくかしゅっけつ

くもまくかしゅっけつ [6] 【蜘蛛膜下出血】
頭蓋内出血が蜘蛛膜下腔に起こること。動脈瘤・動脈硬化および動静脈奇形などにより脳血管が破れて起こる。突然の激しい頭痛・嘔吐・一過性の意識消失などを伴う。

くもまつまきちょう

くもまつまきちょう [6] 【雲間褄黄蝶】
シロチョウ科のチョウ。開張42ミリメートル内外。はねは白色で,雄は前ばねの表面の先半が橙色,雌は前ばねの先端部が黒色。ユーラシア大陸北部に分布し,日本では本州中部の山地に特産。

くもみず

くもみず 【雲水】
(雲や水のように)ゆくえが定まらないこと。うんすい。「上り下るや―の身は定めなき習ひかな/謡曲・船弁慶」

くももく

くももく [2] 【蜘蛛目】
⇒真正蜘蛛目(シンセイクモモク)

くもゆき

くもゆき【雲行き】
(the look of) the sky (空模様);→英和
the turn[development]of affairs (形勢);the situation (状勢).→英和
〜があやしい The weather is threatening./The situation is getting unfavorable (比喩的).

くもゆき

くもゆき [0] 【雲行き】
(1)雲の動いていく様子。天候の具合。
(2)物事の成り行き。物事の情勢。多く,悪化しそうな場合に用いる。

くもゆき=が怪(アヤ)しい

――が怪(アヤ)し・い
(1)天候が悪くなりそうだ。
(2)物事のなりゆきや情勢が悪い方へ向かいそうだ。

くもら∘う

くもら∘う 【曇らふ】 (連語)
〔動詞「くもる」に継続の助動詞「ふ」の付いたもの〕
あたり一面くもっている。「天つみ空は―∘ひにつつ/万葉 2322」

くもらす

くもら・す [3] 【曇らす】
■一■ (動サ五[四])
(1)くもるようにする。「来年の今月今夜になつたならば,僕の涙で必ず月は―・して見せる/金色夜叉(紅葉)」
(2)くもりができるようにする。くもらせる。「ガラスに息を吹きかけて―・す」
(3)顔つきや声などを,心配や悲しみをたたえたさまにする。くもらせる。「悲しい知らせに顔を―・す」
■二■ (動サ下二)
⇒くもらせる

くもらす

くもらす【曇らす】
cloud;→英和
make dim;dull (色を);→英和
frown (顔を).→英和

くもらせる

くもら・せる [4] 【曇らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 くもら・す
「くもらす」に同じ。「顔を―・せる」

くもらわし

くもらわ・し クモラハシ 【曇らはし】 (形シク)
曇ったようすをしている。また,曇り空の色のようである。「そら色の紙の―・しきに書い給へり/源氏(澪標)」

くもり

くもり【曇り】
cloudy weather (曇天);a shadow;→英和
a blur (鏡などの);→英和
dimness (もうろう).→英和
〜がかかる《写》be fogged.〜後晴れ Cloudy,fine later.〜のない(がちの) clear (cloudy).→英和
‖曇りガラス frosted glass.

くもり

くもり [3] 【曇(り)】
(1)雲が空をおおっていること。気象庁では,雲量九以上で,雨の降らない天気を曇りとしている。「―のち晴れ」「―日」
(2)ガラスなど透明なものや反射するものの表面に水滴やよごれがついて,はっきり見えないこと。ぼんやりしていること。
(3)光・形・色・声などが,はっきりしないこと。かげり。「声に―がある」
(4)気持ちがはればれしないこと。わだかまりがあること。「満面の―は拭消(ヌグイケ)されなかつた/社会百面相(魯庵)」
(5)(法律上や道義的に)疑われるようなことがあること。また,そのような疑い。「―なき身」

くもりかかり

くもりかかり [4] 【曇(り)懸かり】
疑わしい点。疑惑。

くもりかすみ

くもりかすみ 【曇り霞】
(1)曇り霞んでいること。
(2)疑わしい点のあること。くもりかかり。「こつちが―もないといふものだから/滑稽本・続膝栗毛」

くもりがち

くもりがち [0] 【曇(り)勝ち】 (形動)
どちらかといえば,曇ることが多いさま。「―な天候」「表情が―だ」

くもりごえ

くもりごえ [4] 【曇(り)声】
はっきりと聞き取れない声。涙声。

くもりなし

くもりな・し 【曇り無し】 (形ク)
(1)空が晴れわたっている。雲ひとつない。「日うららかに照りたる―・き辰時ばかりに/栄花(鳥の舞)」
(2)あたりがはっきり見える。霞などがかかっていない。「夕月夜に,海の上―・く見え渡れるも/源氏(明石)」
(3)(光・色・声などが)はっきりしている。鮮明である。(鏡・水面などが)澄んでいる。「秋の月の―・く/栄花(玉の台)」
(4)服装・調度などがととのっていて,めざわりなところがない。「髪のほど,―・く見ゆ/紫式部日記」
(5)うしろ暗いところがない。(政治などが)公明正大である。「われは春日の―・き身ぞ/源氏(須磨)」「―・きよのひかりにやかすがののおなじみちにもたづねゆくらむ/大鏡(道長)」
(6)よく知っている。精通している。「御才もいとはしたなうものし給へば,よろづの事―・かんめり/増鏡(秋のみ山)」

くもりよの

くもりよの 【曇り夜の】 (枕詞)
物の様子がよくわからない意から,「たどきも知らず」「迷(マト)ふ」にかかる。「―たどきも知らぬ山越えて/万葉 3186」

くもりガラス

くもりガラス [4] 【曇り―】
⇒磨(ス)りガラス

くもる

くも・る [2] 【曇る】 (動ラ五[四])
〔「雲」の動詞化〕
(1)雲が出て,空を覆う。「急に―・ってきた」
(2)鏡・ガラスなどが光をよく通したり反射したりしなくなる。「湯気で鏡が―・る」「眼鏡が―・る」
(3)不安・心配・悲しみなどで心がふさぐ。また,そういう気持ちが表情や声などに現れて,明るさを失う。
⇔晴れる
「姉の顔が悲しげに―・る」「涙で声が―・る」「ココロガ―・ル/日葡」
(4)光や色が鮮明でなくなる。物が輝きやつやを失う。「御かたちなどいと花やかに,ここぞ―・れると見ゆるところなく/源氏(初音)」
(5)涙などで,かすんで見える。「涙に―・る玉のはこかな/源氏(夕霧)」
(6)〔「面(オモテ)曇る」の略〕
能で,顔をややうつむけにして,愁い・悲しみ・嘆きなどの感情を表現する型をいう。
⇔照る

くもる

くもる【曇る】
become cloudy[overcast](空が);collect moisture (レンズなど);become dim[blurred](もうろう);falter (声が);→英和
cloud (顔が).→英和

くもわた

くもわた [2] 【雲腸】
鱈(タラ)の腸。塩漬けにして吸い物などにする。菊腸(キクワタ)。

くもん

くもん【苦悶】
agony;→英和
anguish.→英和
〜する be in agony.

くもん

くもん 【公文】
(1)律令制下における公文書の総称。特に,諸国の国司から中央に出す大計帳・調庸帳(チヨウヨウチヨウ)・正税帳・朝集帳を四度(シド)の公文という。
(2)室町幕府から,五山・十刹(ジツセツ)など禅宗の寺院の住職の補任(ブニン)などに下した文書。公帖(コウジヨウ)。
(3)中世,貴族の家政機関で文書を扱った役人。
(4)中世,荘園の下級荘官の一。荘園の管理事務をつかさどった。

くもん

くもん [0] 【苦悶】 (名)スル
痛み・心配などのために,苦しみ悶(モダ)えること。「自責の念にかられて日夜―する」

くもんじょ

くもんじょ [0][4] 【公文所】
(1)奈良・平安時代,国衙(コクガ)で公文書をつかさどり,公事・租税などを取り扱った役所。
(2)院庁・摂関家・寺家などの家政機関。荘園や所領の年貢のことを取り扱った。
(3)鎌倉幕府の政務を処理した役所。1184年に設置され,大江広元を別当に任命。のち政所(マンドコロ)の一部に併合された。

くもんぶぎょう

くもんぶぎょう [4] 【公文奉行】
室町幕府の職名。公文{(2)}を取り扱った臨時の職。

くやく

くやく [1] 【苦厄】
苦労と災難。災厄。

くやく

くやく [0] 【旧訳】
〔「く」は呉音〕
〔仏〕 仏典の漢訳のうち,唐の玄奘(ゲンジヨウ)以前の手になるもの。鳩摩羅什(クマラジユウ)・真諦(シンダイ)のものなど。
⇔新訳

くやく

くやく 【公役】
(1)官府から課せられる軍役や夫役。「凡そ大名・御旗本の人々,―に従はん事/折たく柴の記」
(2)江戸の町人に地子免除の代償として課された賦役。のち,銀納となった。

くやくこま

くやくこま 【公役小間】
江戸時代,江戸市民に課した課役負担の標準的単位。宅地二〇坪(表口一間,奥行二〇間)を一小間と定め,町の位置によって三段階の等級に分けた。小間。

くやくしょ

くやくしょ [2] 【区役所】
東京都の特別区や政令指定都市の区で,区の事務を行う役所。

くやくしょ

くやくしょ【区役所】
a ward office.

くやくや

くやくや (副)
気に病んでいるさまを表す語。くよくよ。「―と言うても叶はぬ罪をつくりし/浮世草子・一代女 5」

くやし

くやし 【悔し・口惜し】
(形容詞「くやしい」の語幹)

くやしい

くやし・い [3] 【悔しい・口惜しい】 (形)[文]シク くや・し
(1)失敗や恥辱を経験して,あきらめたり忘れたりできないさま。「一点の差で負けて―・い」「あんなやつにばかにされて―・い」
(2)自分のした行為を後悔するさま。悔やまれる。「かなし妹をいづち行かめと山菅のそがひに寝しく今し―・しも/万葉 3577」
〔上二段動詞「悔ゆ」の形容詞形。(1)は近世以降の用法〕
→くちおしい
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

くやしい

くやしい【悔しい】
mortifying;→英和
vexing.悔し涙 <shed> tears of vexation.悔しまぎれに out of vexation[spite].

くやしがる

くやしがる【悔しがる】
be[feel]vexed[mortified] <at> ;resent.→英和

くやしさ

くやしさ【悔しさ】
vexation;→英和
mortification;chagrin.→英和

くやしなき

くやしなき [0] 【悔し泣き】 (名)スル
くやしがって泣くこと。

くやしなみだ

くやしなみだ [4] 【悔し涙】
あまりのくやしさに流す涙。

くやしまぎれ

くやしまぎれ [4] 【悔し紛れ】
悔しさのあまり分別のない振る舞いをすること。「―に八つ当たりをする」

くやしむ

くやし・む 【悔しむ】 (動マ四)
くやしく思う。くやしぶ。「孰(タレ)にかも我が問ひさけむ―・み惜(アタラシ)み/続紀(宝亀二宣命)」

くやしんぼう

くやしんぼう [3] 【悔しん坊】
いつまでもひどくくやしがる性質の人。くやしさのあまり我を忘れること。「ふりこかされた―で身請をしてつれてゆかふといふから/西洋道中膝栗毛(魯文)」

くやす

くや・す 【崩す】 (動サ四)
大きな塊などをくだく。[日葡]

くやつ

くやつ 【此奴】 (代)
〔「こやつ」の転〕
二人称。人を卑しめていう語。こいつ。「―,今また縛りかけよ/宇津保(藤原君)」

くやみ

くやみ【悔み】
<a letter of> condolence;repentance (後悔).→英和
お〜を言う express one's condolences[sympathy] <with> .お〜申し上げます Please accept my condolences.

くやみ

くやみ [3] 【悔(や)み】
(1)くやむこと。後悔。「―が残る」
(2)人の死を惜しみ,残った人に慰めの言葉をかけること。また,その言葉。「お―を述べる」「お―に行く」

くやみごと

くやみごと [0][5] 【悔(や)み言】
(1)後悔し,残念がっていう言葉。
(2)人の死を惜しんでいう言葉。弔辞。

くやみじょう

くやみじょう [3][0] 【悔(や)み状】
人の死をいたむ書状。くやみぶみ。

くやむ

くや・む [2] 【悔(や)む】 (動マ五[四])
(1)失敗したり,うまくゆかなかったりしたことについて,別の処理をしておけばよかった,とあとになって残念に思う。くやしく思う。後悔する。「あとから―・んでも仕方がない」
(2)人の死を惜しんで悲しむ。悼む。「友の死を―・む」

くやむ

くやむ【悔む】
repent <of,that…> ;→英和
regret;→英和
mourn <for,over> (悲しむ);→英和
condole <with> (弔慰).→英和

くゆ

く・ゆ 【悔ゆ】 (動ヤ上二)
⇒くいる

くゆ

く・ゆ 【蹴ゆ】 (動ヤ下二)
「蹴(ケ)る」の古形。「毱(マリ)―・ゆる侶(トモガラ)/日本書紀(皇極訓)」

くゆ

く・ゆ 【崩ゆ】 (動ヤ下二)
くずれる。「愛(ウツク)しと我(ア)が思ふ心早川の塞(セ)きに塞くともなほや―・えなむ/万葉 687」

くゆう

くゆう 【瞿佑】
(1341-1427) 中国,明代の文人。字(アザナ)は宗吉,号は存斎。筆禍により陝西省に流された。著「剪灯(セントウ)新話」など。瞿祐。

くゆぼる

くゆぼ・る (動ラ四)
声がこもって弱々しく聞こえる。「こわづかひ,少しかれいろにて―・りたるほど/野守鏡」

くゆらかす

くゆらか・す 【燻らかす】 (動サ四)
くゆらせる。「火桶に侍従(=香ノ名)を―・して/源氏(初音)」

くゆらす

くゆらす【燻らす】
smoke <a cigar> ;→英和
burn <incense> .→英和

くゆらす

くゆら・す [3] 【燻らす】
■一■ (動サ五[四])
煙を立てる。煙るように燃す。「葉巻きを―・す」「―・す香もわが命も消ゆる間近き薄煙/浄瑠璃・島原蛙合戦」
〔「くゆる」に対する他動詞〕
■二■ (動サ下二)
⇒くゆらせる

くゆらせる

くゆら・せる [4] 【燻らせる】 (動サ下一)[文]サ下二 くゆら・す
ゆるやかに煙をたてる。くゆらす。「紫煙を―・せる」

くゆる

くゆ・る [2] 【燻る・薫る】 (動ラ五[四])
(1)炎を出さずに燃えて,煙が立つ。ふすぼる。くすぶる。「タバコが―・る」
(2)表面に出さないで,心の中で思い悩む。「人しれぬ心のうちに燃ゆる火は煙は立たで―・りこそすれ/大和 171」

くよう

くよう【供養する】
hold a service <for the departed soul> .→英和

くよう

くよう [0] 【九曜】
(1)「九曜星」の略。
(2)家紋の一。一個の円の周囲に八個の小円を配した紋。
九曜(2)[図]

くよう

くよう [1] 【供養】 (名)スル
(1)死者の霊に供え物などをして,その冥福を祈ること。追善供養。「亡父の―をする」
(2)仏・法・僧の三宝を敬い,これに香・華・飲食物などを供えること。

くよう

くよう 【口養】
〔「く」は呉音〕
暮らしむき。糊口(ココウ)。生計。「―の資無くして子に後れたる老母は/太平記 11」

くよう

くよう 【公用】
〔「く」は呉音〕
(1)公の用務。こうよう。
(2)中世,公事(クジ)として賦課された銭貨。公用銭。

くようがくは

くようがくは クヤウ― 【公羊学派】
「春秋公羊伝」を重んじる学派。政治的実践を尊び,清末,考証学に代わり盛んに行われた。康有為が有名。今文学派。

くようこう

くようこう クヤウカウ 【公羊高】
春秋時代の斉の学者。孔子の弟子の子夏に学んで「春秋公羊伝」を作ったとされる。生没年未詳。

くようせい

くようせい [0][2] 【九曜星】
日・月・木・火・土・金・水の七曜星に羅睺(ラゴ)・計都の二星を加えたもの。仏教の暦法からおこり,陰陽家が人の生年に配当して,運命の吉凶を判ずるようになった。九曜。

くようだつ

くようだつ 【孔穎達】
⇒くえいだつ(孔穎達)

くようでん

くようでん クヤウデン 【公羊伝】
⇒春秋公羊伝(シユンジユウクヨウデン)

くようとう

くようとう [0] 【供養塔】
死者の供養のために,または供養会を行なったしるしとして建てる塔。

くようほう

くようほう [0] 【供養法】
供養のための修法。

くようまい

くようまい [0] 【供養米】
供養のために社寺に奉納する米。供米(クマイ)。

くよく

くよく [1] 【鸜鵒・鴝鵒】
八哥鳥(ハツカチヨウ)の漢名。

くよくがん

くよくがん [3] 【鸜鵒眼】
〔鸜鵒の目に似ていることから〕
端渓(タンケイ)の硯にみられる,同心円がいくつも重なった目のような斑紋。珍重される。「端渓で―が九つある/草枕(漱石)」

くよくよ

くよくよ [1] (副)スル
心を悩ませても仕方のないことにいつまでもこだわって,あれこれ心配するさま。くやくや。「いつまでも―(と)心配する」「―するな」

くよくよする

くよくよする
worry (oneself) <about,over> ;→英和
brood <over> .→英和

くら

くら【鞍】
a saddle.→英和
〜を置く(降ろす) (un-)saddle a horse.→英和

くら

くら 【競】 (接尾)
〔「くらべ」の略〕
動詞の連用形またはそれに促音の付いた形に付いて,競争することの意を添える。「押し―」「にらめっ―」「かけっ―」

くら

くら【倉[庫・蔵]】
a warehouse;→英和
a storehouse (貯蔵所);→英和
a granary (穀倉).→英和
〜に入れる store.→英和
‖蔵払い売出し a clearance sale.⇒蔵浚(ざら)え.

くら

くら [2] 【鞍】
(1)人が乗りやすいように,馬や牛などの背につける道具。
→鞍橋(クラボネ)
(2)競馬で,レースのこと。

くら

くら [2] 【蔵・倉・庫】
(1)家財や商品などを火災や盗難などから守り,保管しておく建物。倉庫。
(2)「お蔵(クラ){(2)}」に同じ。

くら

くら 【座】
高く設けられた場所。「天の石座(イワクラ)」「高御座(タカミクラ)」「御手座(ミテグラ)」など,複合語中にのみ用いられる。

くら=が建つ

――が建・つ
(成功して)大金持ちになることのたとえ。

くらあずかり

くらあずかり [3] 【蔵預かり】
倉庫に入れてあずかること。また,その番人。

くらあずかりきって

くらあずかりきって [7] 【蔵預かり切手】
江戸時代,各藩が米や砂糖など蔵預かりしていたものに対して振り出した倉荷証券。

くらい

くら・い [0] 【暗い】 (形)[文]ク くら・し
〔動詞「暮る」と同源〕
(1)光の量が少なく,物がよく見えない状態である。明るさが足りない。「日が暮れて―・くなる」「―・い夜道」
(2)色がくすんでいる。黒ずんでいる。「―・い紫色」
(3)(性格や気分が)陰気で晴れやかでない。明朗でない。「―・い性格」「気持ちが―・くなる」
(4)犯罪・不幸・悲惨の存在を感じさせる。「―・い過去」「―・い世相」
(5)希望がもてない状態だ。「見通しは―・い」
(6)事情をよく知らない。精通していない。「法律に―・い」「この辺の地理に―・い」
(7)愚かだ。暗愚だ。「―・き人の,人をはかりてその智を知れりと思はん/徒然 193」
(8)不十分である。不足している。「我が韃靼(ダツタン)は大国にて七珍万宝―・からずと申せども/浄瑠璃・国性爺合戦」
⇔あかるい
[派生] ――さ(名)――み(名)

くらい

くらい【暗い】
(1) dark;→英和
gloomy;→英和
dim <lamp> .→英和
(2)[不案内]be ignorant <of> ;be a stranger <to> .→英和
(3)[陰気な]somber <personality> ;→英和
gloomy.暗くなる become[get]dark.暗くする darken;→英和
dim <the light> .
〜気持になる feel gloomy[blue].

くらい

くらい クラヒ [0] 【食らい】
食うこと。多く複合語として用いる。「大飯―」「ただ飯―」

くらい

くらい クラヰ (副助)
〔名詞「くらい(位)」からの転。中世以後生じたもの。「ぐらい」の形でも用いる〕
体言および活用する語の連体形に付く。
(1)おおよその分量・程度を表す。ほど。ばかり。「一キロ―行くと駅につく」「茶さじ一杯―の塩をいれる」「プロ選手―の実力はある」
(2)ある事柄を示し,その程度が軽いもの,弱いものとして表す。「酒―飲んだっていいよ」「ご飯―たけるよ」
(3)ある事柄を示し,動作・状態の程度を表す。「あんなことを言う―だから,何をするかわからない」「辺り一面真っ暗になる―のどしゃぶり」
(4)比較の基準を表す。「…くらい…はない」の形をとることが多い。「こども―かわいいものはない」「君―勉強ができるといいのだが」
(5)ある事柄を示し,それがひどく悪いもの,嫌うべきものとして表す。「くらいなら」の形をとることが多い。「降参する―なら死んだ方がましだ」

くらい

くらい クラヰ [0] 【位】
〔「くらい(座居)」の意〕
(1)天皇の地位。また,その地位にあること。皇位。「―を譲る」「―に即(ツ)く」
(2)朝廷・国家から与えられる,身分・等級・称号など。「―を極める」
→位階
(3)ある集団内での地位・身分の上下関係。「棋聖の―」
(4)〔数〕 数をアラビア記数法で表示した一つの桁について,記数法の約束によりその桁に表示された数に乗ずべき数が � であるとき,その桁を � の(または � に対応する命数の)位という。たとえば十進法の整数で下から五桁目は万の位。
(5)作品の品位・風格。「付句の―とはいかなる事にや/去来抄」
(6)芸道上の力量の程度。到達し得た境地。「この―を得たらん上手こそ天下にも許され/風姿花伝」

くらい

くらい【位】
(1) (a) rank;→英和
a grade (階級).→英和
(2) the throne (王の).→英和
(3) dignity (品位).→英和
〜する rank (位階);be situated[located](位置);lie.→英和
第一(二)位に〜する rank first (second).〜が上(下)である be above (below) <a person> in rank.〜につく come to the throne.

くらい=が付く

――が付・く
品格・威厳がそなわる。

くらい=人臣(ジンシン)を極(キワ)める

――人臣(ジンシン)を極(キワ)・める
臣下として最高の位につく。

くらいぎぬ

くらいぎぬ クラヰ― 【位衣】
⇒位袍(イホウ)

くらいこむ

くらいこ・む クラヒ― [4] 【食らい込む】 (動マ五[四])
(1)捕らえられて,留置場や刑務所に入れられる。「詐欺で一年―・んだ」
(2)やっかいな事をむりやり引き受けさせられる。しょいこむ。「人の借金まで―・む」

くらいし

くらいし 【倉石】
姓氏の一。

くらいしたけしろう

くらいしたけしろう 【倉石武四郎】
(1897-1975) 中国語学者。新潟県生まれ。京大・東大教授。現代中国語の研究に業績を残す。著「中国語五十年」

くらいしょう

くらいしょう [3] 【蔵衣装・蔵衣裳】
(1)江戸時代,歌舞伎で興行主が下級俳優に貸与した衣装。
(2)他人の衣装を借りて着ること。また,その衣装。

くらいする

くらい・する クラヰ― [0] 【位する】 (動サ変)[文]サ変 くらゐ・す
地位・位置・場所をしめている。…にある。位置する。「業界でも上位に―・する」「アジアの東方に―・する日本」

くらいだおれ

くらいだおれ クラヒダフレ 【食らひ倒れ】
働かないで遊び暮らす人をののしっていう語。また,泥酔した人にもいう。「うちの―がいひ事をしたによつて/狂言記・貰聟」

くらいだおれ

くらいだおれ クラヰダフレ [4] 【位倒れ】
地位は高いが実質や収入が伴わないこと。

くらいつく

くらいつく【食らい付く】
bite <at> ;→英和
hold on <to> .

くらいつく

くらいつ・く クラヒ― [4][0] 【食らい付く】 (動カ五[四])
〔「くいつく」より俗で強い言い方〕
(1)「くいつく{(1)}」に同じ。「一度―・いたら離れない」
(2)「くいつく{(2)}」に同じ。「もうけ話に―・く」
[可能] くらいつける

くらいづけ

くらいづけ クラヰ― [0] 【位付け】
(1)優劣・等級の順序を定めること。また,それを列記したもの。
(2)「位取り{(1)}」に同じ。
(3)江戸時代,田畑の等級をつけること。それに応じて納税額が定められた。
(4)歌舞伎の「役者評判記」で,役者の芸を品評して等級をつけること。また,その等級。上上吉・上上・上・中の上・中などが設けられたが,のち複雑化した。

くらいどり

くらいどり【位取り】
a unit (単位).→英和
〜をまちがえる calculate on a wrong unit.

くらいどり

くらいどり クラヰ― [0] 【位取り】
(1)算盤(ソロバン)や算数などで,数値の位{(4)} を定めること。位付け。
(2)将棋で,歩(フ)を五段目まで進めて自陣を広くし,敵陣を圧迫すること。

くらいぬけ

くらいぬけ クラヒ― 【食らひ抜け】
〔「抜け」は度はずれの意〕
大食漢や大酒飲みをののしっていう語。「おもひの外の―にて,いくらのんでもしやあ��としている/滑稽本・膝栗毛 3」

くらいぬけ

くらいぬけ クラヰ― 【位抜け】
〔「抜け」は度はずれの意〕
「位盗人(クライヌスビト)」に同じ。「くげのおとし子にて―なるべし/洒落本・擲銭青楼占」

くらいぬすびと

くらいぬすびと クラヰ― [4] 【位盗人】
実力もないのに高い位にいる人をののしっていう語。位抜け。

くらいのいろ

くらいのいろ クラヰ― 【位の色】
位袍(イホウ)の色。「紫はなべて―なれば/新撰六帖 5」

くらいのやま

くらいのやま クラヰ― 【位の山】
(1)帝王の位。「すべらぎの―の小松原/続古今(賀)」
(2)「位山(クライヤマ)」(地名)に同じ。

くらいまけ

くらいまけ【位負けする】
cannot live up to one's position[rank];be overawed (相手に).

くらいまけ

くらいまけ クラヰ― [0] 【位負け】 (名)スル
(1)相手の高い地位・品位などに圧倒されてしまうこと。「横綱が相手では―して実力が出せない」
(2)実力にそぐわない高い地位や評価が与えられ,かえって見劣りがしてしまうこと。「肩書きに―する」

くらいもの

くらいもの クラヒ― 【食らひ物】
食い物。食物。

くらいやま

くらいやま クラヰ― 【位山】
位階の昇進を,山に登ることにたとえた語。位の山。「八十坂を越えよときれる杖なればつきてをのぼれ―にも/落窪 3」

くらいやま

くらいやま クラヰ― 【位山】
岐阜県高山市の南西にある山。日本海側と太平洋側との分水嶺のほぼ中央になる。海抜1529メートル。イチイが繁茂する。くらいのやま。((歌枕))「―みねまでつける杖なれど/拾遺(賀)」

くらいり

くらいり [0][4] 【蔵入り】
(1)蔵の中に納めること。
(2)芝居などで,興行の純利益。
(3)江戸時代,領地の年貢米の納入。
(4)「蔵入り地」に同じ。

くらいりち

くらいりち 【蔵入り地】
中世末から江戸時代,幕府・大名の直轄領。お蔵入り。御料所。台所入り。

くらいれ

くらいれ [0][4] 【蔵入れ・庫入れ】 (名)スル
(1)蔵に入れ納めること。
(2)貨物を普通倉庫または保税倉庫に委託し,保管させること。
⇔蔵出し

くらいろん

くらいろん クラヰ― 【位論】
天皇の位を得ようとして論争すること。「惟高・惟仁―の事/盛衰記 32」

くらう

くら・う クラフ [0][2] 【食らう】 (動ワ五[ハ四])
(1)物を飲み食いする。卑しめていうことが多い。「大飯(オオメシ)を―・う」「楫取もののあはれも知らで,おのれし酒を―・ひつれば/土左」
(2)好ましくないことを自分の身に受ける。こうむる。「小言を―・う」「びんたを―・う」
(3)生活する。暮らす。「茶屋をして―・ふ奴が,ぬるい熱いを知らぬか/狂言記・禰宜山伏」
(4)追放の罰をうける。「五十ぞう江戸を―・つたやつと逃げ/柳多留 12」
〔中古以降,漢文訓読系の文にも用いられた〕

くらうち

くらうち 【鞍打ち】
鞍を作ること。また,その人。鞍匠。

くらうち

くらうち 【蔵内】
姓氏の一。

くらうちかずた

くらうちかずた 【蔵内数太】
(1896-1988) 社会学者。岡山県生まれ。九大・阪大教授。東洋思想や日本文化の伝統を社会学に包摂しようと試みた。著「文化社会学」など。

くらうつし

くらうつし [3] 【蔵移し・庫移し】
蔵入れした貨物を,蔵出しせずに他の倉庫に保管換えすること。特に,保税倉庫にある貨物を,他の保税倉庫に保管換えすること。

くらうど

くらうど 【蔵人】
⇒くろうど(蔵人)

くらおおい

くらおおい [3] 【鞍覆い】
引き馬の鞍の上をおおうもの。布や虎・鹿の皮などで作る。馬氈(バセン)。

くらおかみ

くらおかみ 【闇龗】
〔「くら」は谷,「おかみ」は水をつかさどる竜神の意〕
渓谷の水をつかさどる神。記紀神話では,伊弉諾尊(イザナキノミコト)がその子軻遇突智(カグツチ)を斬ったときに化成したとする。京都の貴船(キブネ)神社の祭神。
→高龗

くらおき

くらおき [0] 【鞍置】
「鞍置馬」の略。「銀の鐙かけたる―/宇津保(吹上・上)」

くらおきうま

くらおきうま [4] 【鞍置馬】
鞍をつけた馬。

くらおきどころ

くらおきどころ 【鞍置所】
「鞍下(クラシタ){(1)}」に同じ。

くらおとこ

くらおとこ [3] 【蔵男・倉男】
酒蔵で酒を作る仕事をしている男。

くらかいぐ

くらかいぐ [3] 【鞍皆具】
鞍橋(クラボネ)・鐙(アブミ)・轡(クツワ)・手綱・鞦(シリガイ)・腹帯(ハルビ)などの総称。馬具一そろい。鞍具。鞍具足。

くらかけ

くらかけ [0] 【鞍掛・鞍懸】
(1)鞍を掛けて置く四脚の台。
(2)〔(1)を踏み台としても用いたことから〕
四脚の踏み台。足継ぎ。また,腰掛け。
(3)「鞍掛馬」の略。

くらかけあざらし

くらかけあざらし [6] 【鞍掛海豹】
アザラシの一種。体長1.6メートル程度。毛色は黒で,首,腰,前肢の基部に特徴的な白い帯がある。ベーリング海とオホーツク海に多い。

くらかけうま

くらかけうま [4] 【鞍掛馬】
馬術の練習に使う木馬。鞍掛。

くらかさ

くらかさ [3][0] 【鞍笠】
「鞍壺(クラツボ)」に同じ。

くらかず

くらかず [3] 【鞍数】
馬に乗った回数。特に,同じ馬に乗った回数。

くらかた

くらかた [0] 【倉方・蔵方】
室町時代,倉庫を管理し,金銭・穀物・器財などの出納をつかさどったもの。

くらがえ

くらがえ [0] 【鞍替え】 (名)スル
(1)芸者・娼妓などが勤め場所をかえること。
(2)今までやってきたことをやめて,別のことを始めること。また,職業を変えること。

くらがえ

くらがえ【鞍替えする】
change one's quarters[job];be transferred <to> .

くらがり

くらがり【暗がり】
darkness;→英和
a dark place.〜に[で]in the dark(ness).→英和

くらがり

くらがり [0] 【暗がり】
(1)暗い所。やみ。「―から不意に声をかけられてびっくりする」
(2)(比喩的に)人の目につかないような所。内証のこと。「―の商ひはせうものでござらぬ/浄瑠璃・薩摩歌」

くらがり=から牛を引き出す

――から牛を引き出・す
物の区別のつきにくいたとえ。また,ぐずぐずして動作の鈍いさまのたとえ。暗がりの牛。「まことに―・すごとくに,楽寝をおこせど目を覚さず/浮世草子・置土産 5」

くらがり=に鬼(オニ)を繋(ツナ)ぐ

――に鬼(オニ)を繋(ツナ)・ぐ
真相を知ることができなくて,気味の悪いことのたとえ。「―・ぐとは今宵なるべし,おそろし/浮世草子・胸算用 5」

くらがり=の犬の糞(クソ)

――の犬の糞(クソ)
自分の失敗を他人が気づかないのを幸いにして隠すこと。

くらがりとうげ

くらがりとうげ 【暗峠】
生駒(イコマ)山地中央にある峠。近世,大坂と奈良を結ぶ最短路として往来が盛んだった。

くらがりなかま

くらがりなかま 【暗がり仲間】
道理に暗い人たち。愚か者たち。「こりや一家中と同じ―でおはするか/浮世草子・其磧諸国物語」

くらきみち

くらきみち 【冥き途】
(1)俗世間。煩悩(ボンノウ)に迷う現世。「山を出でて―にぞたどり来し/和泉式部日記」
(2)「冥途(メイド)」の訓読み。死後の世界。

くらく

くらく [1] 【苦楽】
苦しみと楽しみ。苦しいことと楽しいこと。「―をともにする」

くらく

くらく【苦楽を共にする】
share one's fortunes[joys and sorrows] <with> .

くらくら

くらくら [1] (副)スル
(1)目まいがして,体が倒れそうになるさま。「頭が―する」
(2)湯などが煮えたぎるさま。ぐらぐら。「湯を―とかへらかいて/史記抄 18」
(3)怒り・嫉妬などのため,心の中がたぎるさま。「宵から―燃え返るを,姑(シユウトメ)が婿の悋気(リンキ)と浮名がいやさに笑顔つくつて/浄瑠璃・鑓の権三(上)」

くらくら

くらくら
〜する feel dizzy[giddy](頭が).

くらぐ

くらぐ [2] 【鞍具】
⇒鞍皆具(クラカイグ)

くらぐそく

くらぐそく 【鞍具足】
⇒鞍皆具(クラカイグ)

くらぐら

くらぐら 【暗暗】
■一■ (名)
薄暗い時刻。日の暮れがた。「急ぎ立ちて行く程に―にぞ行き着きたる/今昔 26」
■二■ (副)
暗くてよく見えないさま。「十二日,池田を立ちて,―行けば/海道記」

くらげ

くらげ【水母】
a jellyfish.→英和

くらげ

くらげ [0] 【水母・海月】
腔腸動物のヒドロ虫類・ハチクラゲ類の浮遊世代と,有櫛(ユウシツ)動物の個体の総称。ほとんどが海産。体は寒天質で骨格はなく,一般に傘形をなし,浮遊生活に適している。下面中央に口柄(コウヘイ)があり,先端に口が開いている。傘の縁には平衡器・触手などがある。ビゼンクラゲなどは食用になる。刺胞に強い毒をもち人間に害を与える種類もある。古来,骨のないもののたとえにする。[季]夏。

くらげ=の骨(ホネ)

――の骨(ホネ)
あり得ないこと,または非常に珍しいことのたとえ。

くらごと

くらごと 【暗事】
人に知られないように行うこと。密事。「惣じて加様の―かれ是四十八ありける/浮世草子・一代男 4」

くらざしき

くらざしき [3] 【蔵座敷】
蔵の中にある座敷。

くらざらえ

くらざらえ [3] 【蔵浚え】 (名)スル
「蔵払(クラバラ)い」に同じ。

くらざらえ

くらざらえ【蔵浚え】
a clearance sale.

くらし

くらし [0] 【暮(ら)し】
(1)暮らすこと。生活すること。「外地での―にも慣れた」
(2)生計。暮らし向き。「日々の―に困る」「―の足しにする」「ぜいたくな―」「―が立つ」

くらし

くらし【暮し】
life (生活);→英和
<make> a living;→英和
<earn> one's livelihood;circumstances (暮し向き).〜向きが良い(悪い) be well (badly) off.その日〜をする live from hand to mouth.

くらし

くら・し 【暗し】 (形ク)
⇒くらい

くらし=を立てる

――を立・てる
生活していけるようにする。生計を成り立たせる。「家業一本で―・てる」

くらしき

くらしき [4] 【鞍敷】
鞍の上に敷く座布団のようなもの。うわしき。くらぶとん。

くらしき

くらしき【倉敷料】
warehouse charge.

くらしき

くらしき 【倉敷】
岡山県南部の市。江戸時代,代官所が置かれ,近国の物資の集散地として繁栄。明治以後繊維工業で栄え,現在は水島臨海工業地域に重化学工業が多い。大原美術館・民芸館・考古館などがある。

くらしき

くらしき [4][2] 【倉敷】
(1)荘園から年貢など貢納物を領主に輸送する際,一時的に保管しておくところ。
(2)「倉敷料」の略。

くらしきりょう

くらしきりょう [4] 【倉敷料】
倉庫に物品を預けた場合に支払う保管料。敷料。

くらしし

くらしし 【鞍鹿】
〔「くら」は岸壁の意。けわしい山岳地帯にすむところから〕
カモシカの異名。

くらした

くらした [0] 【鞍下】
(1)牛や馬などの背の,鞍をのせるところ。くらおきどころ。また,食肉のその部分の名。牛肉ではヒレ。
(2)洋鞍で,鞍橋(クラボネ)の下にあてる敷物。

くらしむき

くらしむき【暮し向き】
⇒暮し.

くらしむき

くらしむき [0] 【暮(ら)し向き】
くらしの経済状態。生活のようす。

くらしゅう

くらしゅう [2][0] 【蔵衆】
「蔵法師(クラボウシ){(1)}」に同じ。

くらじり

くらじり [0][4] 【鞍尻】
鞍の後部。

くらす

くら・す 【暗す】 (動サ四)
悲しみなどで心を暗くする。また,目を見えなくする。くらます。「かたがたに―・す心を思ひやれ人やりならぬ道に惑はば/源氏(総角)」「まろが御前こそあやしき事にて―・されて/堤中納言(はなだの)」

くらす

くらす【暮らす】
live;→英和
make a living (生計);→英和
lead <a happy life> ;→英和
get along[on];pass[spend] <one's time> .→英和

くらす

くら・す [0] 【暮(ら)す】 (動サ五[四])
(1)生活する。また,生計を営む。「田舎で―・す」「この給料ではとても―・していけない」
(2)(他の動詞の下に付いて)…し続ける。「遊び―・す」「泣き―・す」「五月五日は曇り―・したる/枕草子 10」
(3)日がくれるまでの時間を過ごす。「梅の花一人見つつや春日―・さむ/万葉 818」
(4)ある期間を終わりまで過ごす。「つくづくと一年を―・す程だにも/徒然 7」
〔「暮れる」に対する他動詞〕
[可能] くらせる

くらずれ

くらずれ [0][4] 【鞍擦れ】 (名)スル
牛馬の背または人の股が鞍にすれて傷つくこと。また,その傷。鞍傷(アンシヨウ)。

くらた

くらた 【倉田】
姓氏の一。

くらたひゃくぞう

くらたひゃくぞう 【倉田百三】
(1891-1943) 劇作家・評論家。広島県生まれ。戯曲「出家とその弟子」により求道的な文学者として出発,白樺派と交流を深め社会問題に関心を寄せたが晩年は超国家主義に傾いた。戯曲「俊寛」,論文集「愛と認識との出発」など。

くらだし

くらだし [0] 【蔵出し・庫出し】 (名)スル
(1)倉庫に保管してある物品を引き出すこと。
⇔蔵入れ
(2)製造したものを蔵から市場に出すこと。「―の酒」

くらだしぜい

くらだしぜい [4] 【庫出し税】
個別消費税のうち製品を市場へ出荷する時点で製造業者などに課すもの。酒税など。

くらちょう

くらちょう [0] 【蔵帳】
家蔵道具,特に茶道具の目録。茶道の名家の所蔵品は名物とされる場合があった。「遠州蔵帳」「雲州蔵帳」「鴻池蔵帳」などが著名。

くらっと

くらっと [2] (副)スル
一瞬,目がくらんだり目まいがしたりするさま。また,目まいがして倒れそうになるさま。「急に立ち上がって―した」

くらつぎ

くらつぎ [0] 【鞍接ぎ】
接ぎ木の仕方の一。台木あるいは接ぎ穂の一方をくさび形に削り,他方をそれに合う鞍の形に削って,両者を密着させて接ぐ方法。台木と接ぎ穂の太さが同じくらいの場合に用いる。

くらつくり

くらつくり [3] 【鞍作り】
鞍を作ること。また,それを職業とする者。

くらつくりのとり

くらつくりのとり 【鞍作止利・鞍作鳥】
飛鳥時代の仏師。止利仏師とも。渡来人司馬達等(タツト)の孫。北魏(ホクギ)の仏像形式を取り入れながら,日本式に洗練された様式を完成。法隆寺金堂の釈迦三尊の光背には止利仏師の銘がある。生没年未詳。

くらつくりべ

くらつくりべ [5] 【鞍作部】
古代,鞍を作るのを職業とした部。多くは百済(クダラ)からの渡来人。

くらつぼ

くらつぼ [2][0] 【鞍壺】
鞍の真ん中の平らな部分。人のまたがる所。鞍笠(クラカサ)。

くらづかさ

くらづかさ 【内蔵寮】
⇒くらりょう(内蔵寮)

くらづかさ

くらづかさ 【蔵司】
⇒くらのつかさ(蔵司)

くらづくり

くらづくり [3] 【蔵造り】 (名)スル
(1)蔵を建てること。また,その人。
(2)土蔵づくりの家。土蔵づくり。

くらづめ

くらづめ [0] 【鞍爪】
鞍の前輪(マエワ)・後輪(シズワ)の下端のとがった所。鞍橋(クラボネ)の先端。

くらて

くらて 【鞍手】
福岡県中北部,鞍手郡の町。筑豊の炭鉱町として発展。遠賀川流域の穀倉地域。

くらに

くらに【倉荷】
warehouse goods.倉荷証券 a warehouse certificate.

くらに

くらに [0] 【倉荷】
倉庫に入れてある貨物。

くらにしょうけん

くらにしょうけん [4] 【倉荷証券】
倉庫証券の一。倉庫業者が寄託者の請求によって,預証券および質入証券に代えて発行するもの。この証券一枚によって寄託物の譲渡・質入れその他の処分ができる。倉荷証書。

くらぬし

くらぬし [2] 【倉主・蔵主】
倉庫の所有者。蔵の持ち主。

くらのかみ

くらのかみ 【尚蔵】
蔵司(クラノツカサ)の長官。

くらのかみ

くらのかみ 【内蔵頭】
内蔵寮(クラリヨウ)の長官。

くらのすけ

くらのすけ 【内蔵助】
内蔵寮(クラリヨウ)の次官。

くらのすけ

くらのすけ 【典蔵】
蔵司(クラノツカサ)の次官。

くらのつかさ

くらのつかさ 【蔵司・内蔵寮】
(1)後宮十二司の一。神璽(シンジ)・関契,天皇皇后の衣服などの管理にあたった。ぞうし。くらづかさ。《蔵司》
(2)「くらりょう(内蔵寮)」に同じ。

くらのなか

くらのなか 【蔵の中】
小説。宇野浩二作。1919年(大正8)「文章世界」に発表。質屋の蔵の中で,質入れした自分の着物を虫干ししながら女たちを回想する快楽を,ヒステリー女に邪魔される話。

くらはし

くらはし 【倉橋】
姓氏の一。

くらはしじま

くらはしじま 【倉橋島】
広島県南西部,広島湾南東にある島。平清盛の音戸ノ瀬戸の開削以来,瀬戸内海の交通の要衝。

くらはしそうぞう

くらはしそうぞう 【倉橋惣三】
(1882-1955) 教育者・教育学者。静岡出身。東京帝大哲学科卒。東京女子高等師範学校付属幼稚園主事として自然主義保育論を指導。「コドモノクニ」「キンダーブック」など保育雑誌の監修も行なった。

くらはしやま

くらはしやま 【倉橋山・倉椅山】
奈良県桜井市,多武峰(トウノミネ)北方の倉橋付近の山。音羽山とする説もある。((歌枕))「五月闇―のほととぎす/拾遺(夏)」

くらはら

くらはら 【蔵原】
姓氏の一。

くらはらこれひと

くらはらこれひと 【蔵原惟人】
(1902-1991) 文芸評論家。東京生まれ。東京外語卒。昭和初年からマルクス主義的文芸評論家として活躍,プロレタリア文学運動の理論的指導者。評論集「芸術論」など。

くらばらい

くらばらい [3] 【蔵払い】 (名)スル
在庫商品を整理するため,またはその名目で,安売りすること。くらざらえ。

くらびらき

くらびらき [3] 【蔵開き】 (名)スル
年の初めに,吉日を選んでその年初めて蔵を開くこと。また,その祝い。多く正月一一日に行い,鏡餅を雑煮などにして食べた。江戸時代,大名が米蔵を開く儀式をしたのにはじまる。

くらぶ

くら・ぶ 【比ぶ・較ぶ】 (動バ下二)
⇒くらべる

くらぶぎょう

くらぶぎょう [3] 【倉奉行・蔵奉行】
江戸時代,幕府の職制の一。勘定奉行の配下に属し幕府の米穀の出納,米蔵の管理をつかさどった。

くらぶべくもない

くらぶべくもな・い 【比ぶべくもない】 (連語)
比べることもできないほど差が大きい。格段に違っている。比べ物にならない。

くらぶやま

くらぶやま 【暗部山・闇部山】
鞍馬山の古称。くらぶの山。((歌枕))「秋の夜の月の光しあかければ暗部の山もこえぬべら也/古今(秋上)」